コラム「スポーツ編」
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掲載日2005-05-02

この原稿は競走馬の生産・育成で有名な社台ファームの機関誌『社台ファーム』2002年10月号に寄稿したものです。ディープインパクトが皐月賞を圧倒的な強さで制し、久々の三冠馬出現か・・・と話題になった昨今なので、この原稿を“蔵出し”します。

わたしが競馬にのめり込めない理由(わけ)

 競馬とは子供のころから縁があった。それは、家のすぐ近所に場外馬券売り場があったからだ。
 わたしが生まれ育ったのは京都の祇園街。といっても、「一力」をはじめとする花街と、顔見世で有名な南座のあいだに挟まれた商店街で、艶っぽい香りとは無縁の道筋。

 いまはバブル崩壊とドーナツ化現象で、駐車場という名の空き地が増えたが、むかしは、八百屋、肉屋、漬物屋、果物屋、畳屋、下駄屋、足袋屋、文具屋、時計屋、古着屋などがずらりと軒を連ねる商店街で、我が家はその一角にある電器屋だった。

 いまもある場外馬券売り場は、「一力」のある花見小路、舞妓や芸妓が「都をどり」を披露する祇園甲部歌舞練場のすぐ隣にあった。しかし、紅殻格子(べんがらごうし)と犬矢来(いぬやらい)の家が並ぶ祇園街の情緒に配慮してか、場外馬券売り場を訪れる“ギャンブラー”たちは、花見小路を歩くことが許されず、ガードマンに誘導されて我が家の前の商店街を歩いて目的地に達することになっていた(京都を離れて二十年以上になるが、たしか、いまもそうだと聞いている)。

 そこで、小学生にもならない小さなころから、毎週週末になると、わたしは、「男たちの喜怒哀楽」と間近に接し続けることになった。とはいえ、いつの週末も、圧倒的に多かったのは「哀」のほうで、子供心に男の悲哀とはこういうものなのか、ということを感じ続けていたわけだ。

HORSE

名馬メイズイ
名馬メイズイ
名馬シンザン

名馬シンザン

 そんななかで、いまもはっきりと憶えているのは昭和38年、わたしが小学五年生の秋の出来事である。
 東京オリンピックの前年、名馬シンザンが日本競馬史上初の三冠馬に輝く前の年。その年のヒーローはメイズイという名の美しい馬だった。

 メイズイは、子供の目にも美しいとわかるほどにスマートな馬体をしていた。華奢とも映るほどに絞り込まれた胴回りで、常に先行を切り、そのまま逃げる。力強い迫力はなかったが、風を切って先頭を走る、いや、風に乗るように走る姿は、じつに美しいものだった。
 そして、春の皐月賞も、ダービーも、圧倒的な速さと美しさで他の駄馬たちを引き離し、一着でゴールインした。

 史上初の三冠馬の誕生か、と騒がれた名馬は、われわれ子供たちのあいだでも大人気となり、草野球で盗塁を決めたりすると、「メイズイみたいに速かったやろ」といって自慢したものだった。
 その美しい馬が、三冠を賭けて出場した菊花賞の日、いつもは競馬にまったく興味を示さなかったわたしの父も、店に置かれたテレビのスイッチをひねり、馬券を握り締めた何人かの通行人とともに、画面に注目した。もちろんわたしも、店の椅子に座り、画面にいちばん近い特等席でレースに注目した。

 ゲートが開いたとたん、メイズイは、いつもと同じように颯爽と風に乗って駆け出した。周囲の駄馬たちは、まるで敵ではなかった。三馬身、五馬身、七馬身・・・いや、バックストレッチでは十馬身以上の差をつけただろうか。圧倒的なスピードだった。誰もがメイズイの勝利を確信して疑わなかった。
 ところが――

 最終コーナーを回ろうとしたとき、メイズイは、とつぜん大きくよろけた。誰もがオオーッと思わず声を張りあげた。そのときの様子は、いまもはっきりと憶えている。テレビ画面に正面から映し出され、わたしたちに向かって走っていたメイズイのクビが横にねじれ、脚がもつれた。倒れなかったのが奇蹟と思えるほどで、次の瞬間、美しい馬体は一気に駄馬たちの群に呑み込まれて見えなくなった。

 テレビのアナウンサーの大声だけが虚しく響いた。店の入り口に立ってテレビ画面を覗き込んでいたはずの男たちは、いつの間にか消え失せていた。わたしは椅子から立ちあがって、店の外へ出てみた。そして、愕然とした。目の前には、異様な光景があった。

 大勢の男たちが、肩を落とし、無言でぞろぞろと歩いていた。なかにはすすり泣いている男も何人かいた。大の大人たちが悄然と歩く姿は、子供心に強烈なインパクトがあった。その意味を判然と理解することはできなかったが、美しい馬が痛々しく敗れたことと重なり合って、深く記憶に刻み込まれた。

 わたしは競馬をあまり見ない。馬券も買わない。もう25年くらい前のことになるだろうか、有馬記念を楽しんでみようという気になり、出場最高齢の八歳馬と、唯一の牝馬という組み合わせの連勝複式を3千円買ったことがある。すると、カネミノブ、インターグロリアが一着二着でゴールに駆け込み、8千円前後の高配当を手にした。

 大学を中退して物書き稼業になったものの、仕事がなかなかうまくいかなかった当時、そのおかげで、支払いを滞らせていた家賃、電気代、電話代等を、すべて払うことができたのは本当にうれしかった。が、その後はまったくといっていいほど馬券を買っていない。

 競馬が嫌いというわけではなく、生来の小心で、ギャンブルが苦手ということもあるのだろう。が、どうも、メイズイの記憶が心の奥で騒ぐ。
 あまりにも美しく、あまりにも哀しく散った名馬の記憶が、わたしの背後で手綱を引く。美しい馬、颯爽と疾駆する馬が出現するたびに、その儚さ(はかなさ)のほうに思いを寄せてしまう。すすり泣きながら、肩を落とし、足を引きずるように歩いていた男たちの姿が、亡霊のようによみがえる。美しい馬に夢を抱いた男たちの無念を思い起こしてしまう。

 歳をとると、いろいろわかってくることがあるもので、いまでは、それが人生というものなんだと理解できるようになった。
 いろんな馬は、いろんな人間の一生を凝縮して見せてくれる。最も美しい馬は、最も美しい人生というものの、美しさゆえの儚さ、切なさ、そして素晴らしさというものを眼前に示してくれた。

 そんなふうに考えてしまうことが、おそらく、わたしが馬券を買わない(買えない)最大の理由なのだろう。

*****

有馬記念で大儲けして以降、わたしが買った馬券は、インターグシケン、マチカネタンホイザ、ローゼンカバリーくらいで、どれも「お付き合い」みたいなものです。ワルキューレ、ジークフリート、ドンジョヴァンニ・・・といった名前の馬が現れれば、喜んで馬券を買うと思いますが・・・。

*****

前回の『プロ野球記録ウルトラクイズ』のこたえ

<Q1のこたえ>
その年(昭和57年)に「DHの打者にはアテウマを使えない」というルールが定められたのに、阪急の上田監督はそのルール改正を忘れ(知らず?)5番DHとしてピッチャーの山沖を起用した。そのため、初回1死満塁の絶好機にもかかわらず、スタメンの山沖を1度は打席に絶たせて結果を出させないといけなくなり、三振に終わってしまった。

<Q2のこたえ>
山下が三振した投球を捕手が落球。ところが内野手がこの落球(振り逃げ)に気づかず、捕手から一塁手に投げられた球を、一塁手は二塁手へ、二塁手は遊撃手へ、とアウトのつもりで「ボールまわし」をはじめた。その途中、山下が一塁へ走り出していることに気づいた遊撃手があわててボールを一塁手へ戻し、山下はアウト。その途中、ボールに触れた内野手のすべてに「補殺」が記録された。

<Q3のこたえ>
打者・葛城の打った併殺打は、ボールが4-6-3とまわったときに、一塁手が落球。もしもエラー(落球)がなければ併殺が成立していたと思われる場合には、打者に「併殺打」が記録される。そのため、次打者アスプロモンテが、今度はホンモノの二ゴロ併殺打を打ち、1イニング2併殺打の珍記録が生まれた。

<Q4のこたえ>
打者・国松は、三塁走者がホームインする前に一塁走者を追い越し、その瞬間にアウト。これで2死。その直後、三塁走者がホームインして、「打者アウトのサヨナラ安打」の珍記録が成立した。

<Q5のこたえ>
5打者連続安打の間に2走者がアウトになり、2死満塁で打席に立った打者の打った打球が走者に当たると、走者は守備妨害でアウトだが、打者にはヒットが記録される。これで「6打者連続安打無得点」というスーパーウルトラ珍記録が生まれるはずだが、まだ日本のプロ野球では(おそらくアメリカでも)生まれてない。史上初の記録が生まれることを、楽天イーグルスに期待しよう!(笑)

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女子スポーツの発展は男子スポーツも支える

「体育」では「体づくり」だけでなく「スポーツの歴史・文化」も教えてほしい。

東京五輪招致落選。国際政治の追い風は吹かず。今後は日本のスポーツ環境を整えるべし。

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「時代」はヒーローを産む 斎藤佑樹投手は「どんな時代」の「どんなヒーロー」か…?

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震災とスポーツ

ジャーナリズムとアカデミズムの狭間で

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「球団」と「球場」どっちが大事?

『60年代のスポーツ』――その光と影と……

1974年10月14日――長嶋茂雄がバットを置いた日

スポーツ中継・スポーツ番組作りの「プロ」になっていただくために

美しい「JUDO」が見たい!

スポーツが現代人に教えてくれること――グローバルに考えてローカルに行動

賭博は「悪」か? 「必要悪」か?

日本のサッカーの弱点は…?

人類最古の文明に生まれた人類最大の文化(フットボール)は、人類生誕の地(アフリカ)で、新たな時代を拓く

スポーツにおける日本人のオカシナ常識

「野性味」は「体育教育」から生まれない

日本サッカー青春時代の闘い

「日本のスポーツ政策」は、まだ生み出されていない

「自民党=政府」でなくなった「二大政党制」の時代に、「スポーツ政策」を構築するのは誰?

冬の五輪は「自然」との闘い

長嶋茂雄・著『野球は人生そのものだ』 不世出の野球人の述懐

貴乃花親方は理事に若すぎる?

ジャーナリズムとアカデミズムの狭間で

民主党政権で日本のスポーツは変わるか?

2016年五輪はリオに決定。東京に欠けていたものは何か?

東京五輪招致の真の敗因

「熱帯の日本」は「ウィンタースポーツ」もできる不思議な国?

2016年、東京五輪・パラリンピック招致〜玉木正之氏「東京五輪に賛成する理由」-前編-

政党マニフェストに見るスポーツ政策──「日本のスポーツ政策」は、まだ生み出されていない

開発と規制の狭間で

WBCよりも大切なこと

ON時代の真の終焉

2016年東京にオリンピックがやってくる?

2016年東京五輪開催の可能性

野茂英雄投手の功績と日本球界の課題

「いまこそタイガース・ファンを辞めるべきではないか」と悩む男の弁明

日本にスポーツジャーナリズムは存在するのか?

野茂の功績と日本球界の課題

人類は4年に一度夢を見る

水着で「言い訳」をしたのは誰?

世界史のススメ

『玉木正之のスポーツジャーナリスト養成塾』夏期集中講座

Jack & Bettyは駅の前

五輪とは死ぬことと見つけたり

セールスマンの死

日本人野球選手のMLBへの流出が止まらない理由

深い衝撃

大学はスポーツを行う場ではない。体育会系運動部は解体されるべきである。

スポーツニュースで刷り込まれる虚構 <森田浩之・著『スポーツニュースは恐い 刷り込まれる〈日本人〉』NHK出版生活人新書>

メディアのスポーツ支配にファンが叛旗

スポーツと体育は別物

岡田vs玉木 ドイツW杯特別対談第5回(最終回)「W杯守備重視の傾向は今後も続く?」

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岡田vs玉木 ドイツW杯特別対談第1回「追加点を取るという国際的意識に欠けていた」

巨人の手を捻る

中日ドラゴンズ監督・落合博満の「確信」(加筆版)

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第2弾!

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「朝青龍問題」再考

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スポーツの「基本」とは「ヒーロー」になろうとすること?

2005年――「2004年の奇蹟」(選手会のスト成功)のあとに・・・

アジアシリーズ日韓決戦レポート『日本の野球はどのように進化したか?』

2005日本シリーズに見た「短い闘い」と「長い闘い」

イーグルス1年目をどう総括する?

スポーツとは経験するもの? 想像するもの?

阪神電鉄VS村上ファンド――正論はどっち?

高校野球の「教育」が「暴力」を生む

『スポーツ・ヤァ!玉木正之のスポーツ・ジャーナリスト実践塾』進塾希望者への筆記試験

ナニワの乱痴気

スポーツが開く未来社会

タイガースって、なんやねん 第10回「星野監督・阪神・プロ野球/それぞれの未来」

タイガースって、なんやねん 第9回「この先は、どんな時代になるんやねん?」

タイガースって、なんやねん 第8回「ミスター・タイガースはおらんのか?」

タイガースって、なんやねん 第7回「誰がホンマのファンやねん?」

タイガースって、なんやねん 第6回「関西は「豊か」やからアカンのか?」

タイガースって、なんやねん 第5回「星野さんは、コーチやなくて監督でっせ」

タイガースって、なんやねん 第4回「球団職員にも「プロの仕事」をさせまっせぇ」

タイガースって、なんやねん 第3回「星野監督は当たり前のことをする人なんや」

タイガースって、なんやねん 第2回「今年のトラにはGMがおりまっせ」

タイガースって、なんやねん 第1回「今年はバブルとちゃいまっせ」

「関西・甲子園・タイガース」=バラ色の未来――あるタクシードライバーの呟き

第V期スポーツジャーナリスト養成塾夏期特別集中講座・配布予定資料一覧

失われた「野球」を求めて――「楽天野球団」は「新球団」と呼べるのか?

浜スタから金網が消えた!

わたしが競馬にのめり込めない理由(わけ)

プロ野球ウルトラ記録クイズ

島田雅彦vs玉木正之 対談 『北朝鮮と闘い、何がどうなる?』

野球は、なんでこうなるの?

投手の真髄――PITCHING IN THE GROOVE

「球界第二次騒動」の行方は?

2005年日本スポーツ界展望〜「真の新時代」の到来に向けて

日本のスポーツの危機

野球は「学ぶもの」でなく、「慣れ親しむもの」

ライブドア堀江社長インタヴュー「落選から西武買収まで、すべて話します」

球団・選手「金まみれ」の甘えの構造

地域社会に根ざすスポーツ

新球団『東北楽天ゴールデンイーグルス』に望むこと

闘いはまだまだ続く

中日ドラゴンズ監督・落合博満の「確信」

奇蹟は起きた!

さようなら、背番号3

プロ野球ストライキと構造改革

「メディア規制法」とスポーツ・ジャーナリズム

黒船襲来。プロ野球維新のスタート!

パラリンピックを見よう! 日本代表選手を応援しよう!

アテネ大会でオリンピック休戦は実現するか?

「NO」といえるプロ野球

プロ野球選手が新リーグを創ってはどうか?

買収がダメなら新リーグ

「逆境こそ改革のチャンス!」

あの男にも「Xデー」は訪れる・・・

F1― それは究極の男の遊び

「戦争用語」ではなく「スポーツ用語」を

スポーツは国家のため?

阪神優勝で巨人一辺倒のプロ野球は変わりますか?

「高見」の論説に感じた居心地の悪さ

原稿でメシを食ったらアカンのか?

アメリカ・スポーツライティングの世界

<戦争とスポーツ>

長嶋野球の花道と日本球界の終焉

スポーツを知らない権力者にスポーツが支配される不幸

ニッポン・プロ野球の体質を改善する方法

草野進のプロ野球批評は何故に「革命的」なのか?

理性的佐瀬稔論

新庄剛志讃江――過剰な無意識

無精者の師匠、不肖の弟子を、不承不承語る

誰も知らないIOC

日本のスポーツ・メディア

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