老人も身障者も、どんな運動嫌いやスポーツ音痴の人も、あらゆる人々が楽しめるスポーツとして、「世界ゆるスポーツ協会」(澤田智洋代表理事)が創作した「ゆるスポーツ」を御存知ですか?
たとえば「ベイビーバスケット」。
手荒に扱うとオギャアオギャアと赤ん坊の泣き声を出すセンサーと発声器を備えたボールを、優しくパスして赤ん坊の寝床(バスケット)まで運ぶゲーム。
2チームに別れて競技を行い、「泣かせる」とボールは相手チームに移り、優しくボールを「あやして泣きやませて」からゲーム再開となる。
「ハンドソープボール」は、手の平にツルツルに滑る石鹸の泡を塗って行うハンドボール。
ボールゲームに自信のある人ほど手を滑らせて落球することが多く、ペナルティソープで石鹸を追加されるため、運動神経の劣る人でもプロ級の人と互角に闘えるという。
「100p走」は1メートルの距離をどれだけ長い時間をかけて走れる(移動できる)かを競うレース。身体の動きを止めると反則で10p前進させられるため、選手は常にスローモーション映画のような動きで、現在の世界記録は8分23秒だとか。
ほかにも、袋に身体を入れて寝転んで行う「芋虫ラグビー」。口でトントンと声を出すと小さな土俵が揺れて紙相撲が始まる「トントンヴォイス相撲」。コタツに入って湯飲み茶碗で映像化されたパックを打ち合う「こたつホッケー」。椅子取りゲームの椅子の周囲が足の裏のツボを刺激する突起物で埋め尽くされた「イタイッス」……などなど、高度なハイテク装置を利用したものから、ただ単純にアイデアが面白いものまで、約70種の「ゆるスポーツ」は、どの競技も常に笑いと笑顔にあふれるのが特徴。
それこそスポーツの本質と言えるだろう。
明日(5/14)は東京で「ゆるスポーツ運動会」も開かれる。興味のある方はホームページへ。http://yurusports.com/ |