先週の金曜日(2月6日)、東京青山にある「東京ウィメンズプラザ」で行われた「第2回女性スポーツ勉強会」に参加した。
講演やシンポジウムなど、午後1時から6時までぎっしり組まれたスケジュールだったが、『知っているようで知らない女性スポーツについて学んでみよう!』というタイトル通り、知らないことをたっぷりと教わり、驚きと納得で目からウロコが何枚もボロボロと剥げ落ちた。
多くの女性アスリートがケガや病気と同時に多様な婦人病を患っていること……無月経や月経不順に悩んでいること……指導者に男性が多いため、相談相手が少ないこと……引退後妊娠しても発達した筋肉のため産道が開かず、帝王切開が多いこと……会社や公的な補償がなく、出産後スポーツを続けるには家族の多大な援助と協力が必要なこと……等々(男性には)新たな知識と情報を山ほど教わった。
以前、女性のスポーツ記者から「五輪に出場する女性選手の4分の1は月経期間中」と教わり、(男性の)想像力の無さを痛感したことがあった。
また、女性や身障者など社会的弱者のスポーツ環境が整う(差別がなくなる)ことは男性アスリートにとってもプラスと納得。
高校野球甲子園大会に女子野球の部が存在しないこと、日本武道館での柔道日本選手権にも女子が参加できないことなどを批判してきたりもした。
が、今回の勉強会で、女性のスポーツに関してはまだまだ勉強不足で無知なことを改めて実感させられた。
会場には、室伏由佳、岡崎朋美、有森裕子、増田明美、白井貴子、池田(旧姓矢野)広美、山口香、杉山美沙子…等々(敬称略)一流の女子アスリートや指導者も集まり、次々と発言。そのリアルで貴重な体験談に、300人近い聴衆は強い感銘を受けた。
2020年の東京五輪を有意義な大会にするためにも「女性スポーツ勉強会」のより一層の発展を願う。 |