この原稿は(少々古いですが)、1999年11月に創文企画から発行された『現代スポーツ評論』の創刊号に書いたものです。小生が師匠と尊敬していた故・中村敏雄先生が編集長として創刊されたもので、その先生からコラム原稿を依頼されたので、大喜びで力一杯パワーを込めて書いたことを今も憶えています。内容は、四半世紀を経た現在変わらないマスメディア批判ですが,これだけマスメディアを批判しても、多くのマスメディアが小生を使い続けてくれた当時のマスメディアは、まだ可能性があったと言えるかもしれません。そのような可能性があったせいか、四半世紀後に若者たちの多くがアメリカ・メジャーに注目しているという予測は当たってるのですが、その現象を、マスメディアが見つめて、分析しているような動きを見せているようなことを予想しているのは、完全に間違っていましたね。四半世紀後のマスメディアは、「若者たち」と一緒にになってアメリカ・メジャーリーグばかりを騒いでいるのですから……という慚愧の気持ちを込めて,創刊号のページの写真のまま"蔵出し"します。25年前の原稿を御一読ください。 |