ナンヤラカンヤラ
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タマキのナンヤラカンヤラ NEW!!
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2月26日(月)
池上英洋『残酷美術史 西洋世界の裏面をよみとく』(ちくま学芸文庫)読了。けっこう深い内容で最後の二つの章は《殺人と戦争》《病・貧困・ヴァニタス》がテーマ。絵画の紹介はルネサンスから19世紀のモノが多くても今日のテーマですね。しかし《メメントモリ(死を想え)》という言葉がコンピュータ・ゲームと化した今日の「現代アート(芸術)」は「メメントモリ」や「ヴァニタス(虚しさ・儚さ)」や「トランジ(移ろい)」をどのように描いてるのか知りたく思いましたね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。そー言えば最近は仕事のBGMにワーグナーの『ニーベルンクの指環』(ベーム指揮バイロイト)を延々と流してるけどライン川の川底の黄金の奪い合いに始まり最後はライン川の氾濫で全ての世界が滅ぶ14時間に及ぶこの壮大なオペラも表現しているメッセージはただひとつ。「ヴァニティ」だけですね。ワン。ジークフリートが大活躍する壮大なオペラの音楽をBGMに『世界思想』に寄稿した「スポーツとは何か?-「スポーツそのもの」の魅力を求めて』の最終校正&『連合通信』連載をメール送稿。晩飯は昼間NHK-BSが放送していて途中まで見た映画『ミラクル・ニール!』の続きをいながら。はっはっはっは。楽しく面白い映画でしたね。地球人が素晴らしい人種かどうかを試して地球を滅ぼすかどうかを決めようとする宇宙人に何でも実現したいこと全ての望みが叶う全能の力を与えられたしがない高校教師が主人公のスラップスティック・コメディ。さすがはモンティ・パイソンのスタッフが監督したイギリス映画だけあって毒のある笑いも含むセンスの良いドタバタ劇で続けてTVKで見た吉本新喜劇の笑いの邪魔もしないスマートな喜劇映画でした人間の言葉を話すようになった犬の声はロビン・ウィリアムスだったんですね。

2月25日(日)
『残酷美術史』読み進む。感想の言葉としては相応しくないのだろうけどオモシロイ!例えば《拷問の三要素。まず見た目からして恐ろしい手段であること。次に苦痛が激しいこと。そして出血多量などですぐに死なないこと》そして追加の一文。《権力者はいつでも直接には手を下さない》こと。ナルホドと納得。さらに絞首刑は《窒息して死ぬのではない。頸動脈を圧迫することで脳への血流が止まり死に至るとか》知らなんだ。《長い間処刑は公開で行われた。ひとつは見せしめとすることによる抑止効果である。そして同時に娯楽の少ない時代におけるハレ的なイヴェントとしての機能である》それは知っていた。ヴォルテールの『カンディード』をミュージカル化したバーンスタイン作曲のオペレッタ『キャンディード』に素晴らしい火刑(火炙り処刑)のシーンの音楽がある。♪今日は素敵な火炙り日和(びより)…なんて歌詞で他の音楽も全て美事でこのオペレッタは『ウェストサイド・ストーリー』以上に素晴らしいですよ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。しかし『残酷美術史』の解説で最も酷いのは戦争ですね。英雄視されるナポレオンも皇帝就任後に166万人の兵士(国民)を動員して78万3千人の戦没者を出したというフランス人口問題研究所の統計があるそうです。《ナポレオンの欠点のひとつは他人の生死へのあまりな無頓着さにある》と言えますね。ワン。終日デスクワークは連合通信の連載『スポーツ博物館』の原稿書き。合間に長女がDAZNで放送されていたJリーグ東京ヴェルディvs横浜マリノスの映像を送ってきたのを見る。そうか。川淵元チェアマンは泣いたか。1993年のJ開幕戦の再現ですからね。しかも読売ヴェルディは消え去って…当時Jリーグの仕事を手伝っていた小生は家族全員で開幕戦を見に行きましたね。光陰矢の如し。Jは大きく育ちましたね。晩飯は久し振りにオペラ『椿姫』を見ながら。メータ指揮のイタリアのテレビ映画。素晴らしい映像でパネライのジェルモンがイイですね。食事のあとNHKスペシャルの『戦場のジーニャ/ウクライナ兵士が見た地獄』を見る。強烈なドキュメンタリーでした。オヤジが一度だけ語ってくれた塹壕戦を思い出しました。目の前で八路軍の手榴弾が爆発して顔面から血が噴き出して目の前が真っ赤になったとき「これで帰れる!」と思ったそうです。コンピュータやドローンが登場しても戦争は何も変わってないのですね。ナポレオン戦争のときから最前線は同じあのかな。

2月24日(土)
『残酷美術史』はユディット以外の逸話も興味深い。殺人・大量虐殺・親殺し・子殺し・拷問・処刑・魔女裁判・カニバリズム・メメントモリ…。美術は西洋史を語ってますね。最近テレビのCMにメメントモリと囁く漫画の少女が出てきてびっくりしたけどゲームを創った人はmemento moriの意味がわかってるのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと御近所さんと雑務の打ち合わせなどイロイロ。長く生活しているとイロイロな問題も出てくるものですね。午後はNHK-BSで2年を終えたウクライナ戦争のドキュメンタリーを見る。政治的(国家的)名誉と個人の命を天秤にかけて語ることの難しさ。停戦させない米英やNATO諸国もウクライナの苦しみは所詮他人事?TBS『報道特集』でもウクライナ問題を取り上げていたけど…世界で最も気楽な政治家は日本の為政者と国会議員かもしれませんね。マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや(寺山修司)。晩飯後は世界卓球女子決勝を見ながら。昨日の本欄に書き忘れたけど香港のナンバーワン選手に対して張本美和選手が0-2から逆転勝利したのは凄かったですね。ホント早田ひな選手が言ってたみたいに「人間じゃない」ような大活躍。中国相手の決勝ではそうは上手くいかなかったけど2勝1敗と逆転した大健闘から2勝3敗の敗戦は将来の勝利を予感させる素晴らしさでしたね。しかも試合途中に選手たち全員が見せた笑顔が素晴らしかったですね。女子サッカーはイマイチかったるい試合運びのようだったけど次回東京で勝てばいいですよね。しかしパリ五輪は問題なく開催できるのかな?ウクライナ問題イスラエル問題はどうするのかな?

2月23日(金)天皇誕生日
『ともぐい』で盲目を装った女(陽子)が山小屋で同棲を始めたハードボイルド猟師の喉笛を小刀で掻き切って殺すシーンから旧約聖書の女傑ユダヤ人のユディトがアッシリアの将軍ホロフェルエスの首を切って殺すことを思い出し池上英洋『残虐美術史 西洋世界の裏面をよみとく』(ちくま学芸文庫)をベッドに持ち込んで読む。カラヴァッジョが描いた惨殺シーンはユディトが眉間に皺を寄せて《「いやいや」敵将の首を斬っているように見えるのに対し》女流画家の《アルテミジアの描くユディトは渾身の力を込めて男の首を「積極的に」斬っているようにも見える。まるで男という全存在を憎んでいるかのように》確かに。一緒に工房で絵を描いていた男にレイプされて裁判でも裁判後も二次被害三次被害としか言いようのない被害を受けた女流画家が「渾身の力」を込めて男の首を切る絵を描いたのかもしれない。カラヴァッジョを上回る凄い絵ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と冷たい雨のなかを散歩。飼い主の心を読んだのか黒兵衛も速く雲古を出してサッサと帰宅。午前中は仕事部屋の机の整理。午後はJリーグ開幕。広島vs浦和。広島の新しいスタジアムは素晴らしいですね。Jの試合も面白いですね。晩飯は朝NHK-BSを録画した『新日本紀行 山辺の道』を見ながら。山辺の道…イイですね。。香具山は畝傍恋しと耳成と相争いき…でしたっけ?京都人は奈良に勝てないですね。別に争う必要はないけど(笑)

2月22日(木)
ベッドの読書に月刊『文藝春秋』を持ち込む。ウクライナ戦争はロシアの勝利に終わる可能性が高いのか?まぁよーわからん。それより小川哲氏の書いていた『AIは脅威か恩恵か?小説家vsAI』という記事が見事に面白かった。《自動車が発明されても百メートル走の価値が落ちなかったように人間が苦闘して聡諾する行為自体に価値が残るのではないか》という指摘は納得できるが《百メートル走の価値》がソロソロどうなるか?速さ以外に価値を見いだすのか?百メートル走以外の身体行為に目が向くのか?それを考えるとさらに面白い展開になりそうですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。小雨のなか短いコースで。黒兵衛も納得。早く雲古して速歩で帰宅。速さには速いこと以外の価値のほうが重要かな?ワン。それにしても河崎秋子氏の小説『ともぐい』の衝撃はまだ残ってる。単行本の帯には《新たな熊文学の誕生》なんて書いてあるけどそんな生やさしいものじゃない。何しろ巨大熊の喧嘩に巻き込まれて深い傷を負った猟師が痛む腰を引きずりながら雪山を探しまくって銃で射止めた巨大熊の腹を掻血塗れの血塗れの熊の内臓に猛り立った男根を突き刺して射精してその男と一緒に暮らすようになった他の男の子供を宿していた盲目を装った女が一人で赤子の臍の緒を小刀で切って産み落としたあと男と目合(まぐあ)って新たな子を腹に宿して男に馬乗りになって小刀で男の喉笛を掻き切って殺したところで近代明治日本は露西亜との戦争に…というような小説ですからね(こんな書き方で申し興奮する小説です)興奮する小説です)。ヘミングウェイもペキンパーも真っ青ですよ。とりわけ男性の皆さん!是非ともこの物凄い小説を御一読!晩飯は大人しくウィーンフィルのニューイヤーコンサートのDVDを見ながら。それも1960〜70年代のコンサートマスターだったボスコフスキーが指揮したもの。ウィーン・フィルはウィンナワルツをやるときは指揮者なんていらないですね。

2月21日(水)
『ともぐい』はいよいよクライマックス。ところが小生の予想とはまったく別の展開。ハードボイルドの主体が「女」になってきた。女のハードボイルド。主人公の猟師が赤ん坊を一人で産み落とした女に手玉に取られる。凄い。けれどこんなの読んでいたら朝のラジオをマトモに話せなくなるので一端中止。ベッドを出てスポーツの資料を整理したあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演。テーマは「スポーツのマナー違反」について。世界卓球で日本の木原美悠と平野美宇の両選手が南アの選手に対して11対0と完封勝ちしたことを「マナー違反」と指摘する声があったコトを取り上げる。卓球では弱い相手に1ポイントも与えず勝つことを「マナー違反」とする伝統があるとか。スタジオでも「そんな馬鹿な!」という声が上がったが善し悪しは別にしてテニスには昔から服装のコードとかいろいろマナーがあったのでテーブルテニス(卓球)もマナーにウルサイ(ウルサかった)のかな?野球でも点差の大きく開いた試合での盗塁とかバントは「マナー違反」と言われた(言われてる?しバスケットボールでのゲーム終了前の時間帯(ガベッジ・タイム)でのダンクシュートなど派手なプレイも「マナー違反」と言われる。バレーボールやラグビーでもかつては得点(トライ)して大喜びするのは昔は「マナー違反」と言われましたね。スポーツのマナーは時代の変化とともに変わるのかな?…という話。ラジオを終えて黒兵衛と散歩のあと『ともぐい』読了。凄い作品でした。作者の河崎秋子氏の描いた「女のハードボイルド」はまるで『老人と海』を書いたヘミングウェイに対して「おじいちゃん頑張りましたね」と慰めているような「女の強さ」を感じました。凄い。晩飯はNHKの『解体キングダム』で山手線渋谷駅の線路持ち上げ作業を見ながら。4千人以上の人海作戦も凄いけど渋谷駅の構造というのは無茶苦茶に込み入ってることがわかりました。去年久し振りに言って道に迷ったのも当然だったのですな。。

2月20日(火)つづき
晩飯は昨日今夜は1948年の今夜は1948年の『酔いどれ天使』を見ながら。朝の連ドラ『ブギウギ』を見ていたヨメハンが「ジャングル・ブギ」を知らなかったというので黒澤明が作詞して笠置シズ子を歌わせた映画を見せる。志村喬主演三船敏郎の黒澤映画デビュー作で終戦直後の日本社会を描いた名作だが1990年(ロバート・ホワイティングの『和をもって日本となす』を小生が訳して出版した年)に元ジャイアンツの野球評論家だった青田昇氏とテレビ東京の番組に出たときに青田氏から「『酔いどれ天使』で三船がやったヤクザの役はホンマはオレがやることになってて黒澤監督が頼みに来よったけど巨人の社長がアカン言うて三船になったんや」という話を聞いた。ホンマカイナとも思ったが若いときの青田氏ならありそうな話。しかし三船の名演でその後の三船&黒澤のコンビが生まれて良かったですね。『酔いどれ天使』で三船が最後のヤクザの親分とペンキにまみれて殺し合うのは『女殺油地獄』からのパクリかな。三島由紀夫主演の『からっ風野郎』(増村保造監督)で最後に三島がエスカレーターの上で足を滑らせながら死ぬのも近松と関係ありかな?『ともぐい』のラストを想像するのは楽し。

2月20日(火)
『ともぐい』読み続ける。面白い。見事なハードボイルド小説。しかしハードボイルドなら身体感覚が充溢しなければならないはす。『老人と海』では巨大カジキとの闘いで餌をつけた縄を引っ張る老人の身体にその縄が巻き付いて軋み締め上げた。まさか『ともぐい』では熊と格闘できないと思いながら読んでいたら巨大熊同士の闘いに巻き込まれて猟師が大怪我をする。そして勝ち残った熊を追って杖をついた手負いの猟師の新たな闘いが始まる。ハードボイルドですね。カジキと闘う老人はジョー・ディマジオなどのメジャーリーガーの奮闘を思い出して自分も頑ばるが熊を追う猟師は牡鹿同志の闘いを思い出して頑張る。男の世界。そのうえ熊の出る山とは異世界の世界の街の近代化が始まる。このあたりサム・ペキンパーの西部劇にも通じますね。『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』の主人公は自動車(近代の産物)に轢かれて死にますね。『ともぐい』の女流作家はどんな結末を用意してくれるのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。昔「ハードボイルドだど!」というギャグで一世を風靡したお笑いグループがありましたね。そう。ドンキーカルテット!じゃなかった!トリオ・ザ・パンチ!内藤陳さんでしたね。しかし小生がハードボイルドの意味を自分なりに理解できたのはやはり昨日も書いた『老人と海』の面白さを理解できた50歳近くでしたね。しかし茹で卵は白身はハードボイルドでも黄身は半熟がイイですね(笑)。『ともぐい』はどんな味わいで終わるのかな…と思いながらイロイロ仕事。

2月19日(月)
『ともぐい』おもしろい。読みながらどーしてもヘミングウェイの『老人と海』を頭に思い浮かべてしまう。小生が中学生のときに初めて読んだ『老人と海』を本当に凄い小説だと納得できたのは50歳に近づいた頃だった。これは完璧にスポーツ(人生)そのものの意味の無さ(虚しさ)と豊かさ(素晴らしさ)の全てを最も簡潔に描いた見事な作品ですね。北海道の熊と人間の争いはどんな展開になるのか楽しみです。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。もう12歳を超えた大型犬のくせに元気過ぎて困る。引っ張られてこっちが倒れそう。まるで「老人と犬」の闘いですな。ワン。デスクワークをゴチャゴチャしてると講談社から現代新書の今月の新刊3冊が送られてくる。どれも読んで見たい本ばかり。田口善弘『学び直し高校物理 挫折者のための超入門』は何とオールカラーページで高校で習う物輪の全てを解説。趣味としての理科系大好き人間としては力学・電磁気学・熱力学・波動・原子分子と並んだ章は全て楽しそうです。川原繁人『日本語の秘密』は言語学者の歌人やラッパーや声優や同業者たちとの対談。「日本語ラップは万葉集に通ず」あたりから読みましょう。「AIのことばは信じられるのか」もオモシロそう。宮嵜麻子『ローマ帝国の誕生』は目次によると狼の乳で育った双子のロムルスとレムスの神話からカエサル&アウグストゥスの帝政の誕生まで一気に駆け抜けるようで興味津々。『ともぐい』を早く読み切りましょう。東京新聞の夕刊に黒澤明の映画『生きものの記録』が紹介されてたので晩飯のときにDVDで見る(但し吉本新喜劇を挟んで・笑)。原水爆の恐怖に気を狂わせた老人を35歳の三船敏郎が見事に演じた反核映画。心配しすぎる「老人」と心配しすぎない「一般人」のどっちが正常かを問い掛けた黒澤の見事な反核映画。見終わるとNHKの『映像の記録バタフライエフェクト』でオッペンハイマーをやっていた。前半を見逃したのは残念だが黒澤映画と奇妙な因縁。オッペンハイマーの良心を世界で見つめ直すべきですね。彼は日来日してもヒロシマナガサキには足を向けられなかったのですね。興味のある方は右下の能面をクリックして能の『オッペンハイマー』も見てください。オッペンハイマーの良心が凄い迫力で鬼気迫ります。

2月18日(日)
『ともぐい』読み続ける。最高のエンターテインメントと言えるのは明治時代を山に生きた自然児の主人公が現代ではあり得ない存在に思えるからでしょうね。サテ最後にどんな生き様で現代人を驚かせてくれるのか…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。オマエは熊とは戦えないね。別に戦わなくてもイイけど先に飼っていた佐吉なら熊にも向かっていたかな…ワン。終日電卓と格闘。確定申告の書類整理。そう言えば今朝の東京新聞朝刊の佐藤正明さんの連載政治風刺漫画は面白かった。確定申告で税務署を訪れた人と税務署員との会話。「この領収書は?」「不明です」「これで間違いないですか」「はい。国税がお決めになることです」「この計算違いますよ」「はい。真摯に対応します」「これは?」「書籍代です。説明責任は果たしたじゃないですか」ハハハハと笑ってられないですね。嗚呼。夕方までかかってとにかく昨年の月別収入表と領収書整理を終える。あとはヨメハンの作業を待ってドッキングですね。晩飯はNHK日曜美術館でメイクアップアーティストの小林照子さんがダンサーの森山開次さんの身体に絵を描く作業を見ながら。素晴らしいアートですね。小林さんは88歳。それも凄いですね。そのあとは小澤征爾さん指揮ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。2002年か…日韓共催W杯のあった年ですね…観客席には日本人がイッパイ…日本が最後の元気を発揮していたときの記録と言えるのかな…1935(昭和10)年生まれの小澤征爾という音楽家は最後の高度成長世代と言えるかも…イイ時代だったですね。合掌。

2月17日(土)
ベッドのなかで河崎秋子『ともぐい』(新潮社)読み始める。明治時代の北海道で一人で山に籠もって猟師を続ける男の物語。最初は獲物の鹿を解体するシーンが詳しく書かれていたことに圧倒されてどーゆーモチベーションでこんな物語を女流作家が書こうとするのか疑問も湧いたがあっという間に物語に引き込まれてしまった。面白い。山で自然の生物と対峙する一匹狼の物語。《獣は笑わない。だから彼は人間の笑顔を直感的に恐れる》サテそんな男がどんな人生を送るのかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。本欄の愛読者と思しき方から小澤征爾氏が亡くなったことに何故触れないのか?というメールをいただいた。別に他意はない。世の中的には騒がれた人物でも小生の印象に残った演奏が最晩年のベートーヴェンとベルリオーズのCDくらいしかないから…と思っていたら片山杜秀氏が週刊新潮の連載コラム『夏裘冬扇』に「世界のオザワ」がどのように誕生したかを書いておられた。ナルホド。満洲生まれの彼が世界中の《相異なりすぎるはずの指揮者たちの最上の音楽性を長嶋茂雄も驚く理屈を超えたまさに超人的な勘に操られ(略)五族協和の王道楽土》を築き上げた…というわけか。凄い解説ですね。しかしこのコラムをどれくらいの人が理解するのかな?合掌。庭の白梅がかなり花を開いたのはやはり暖かさのせいかな?〽梅は咲いたか桜はまだかいな…ワン。確定申告の書類整理のやる気が出ないのは自民党の裏金疑惑のせいかな?午後からヴィッセル神戸vs川崎フロンターレのスーパーカップを見る。神戸は去年のまま。川崎は新装開店。川崎の勝利に鬼木監督の日本代表監督待望論も出そうな気配かな?晩飯は久し振りにワーグナー『ワルキューレ』を見ながら。レヴァイン指揮シェンク演出1989年の舞台。ジェシー・ノーマンのジークリンデ&べーレンスのブリュンヒルデ&ゲイリー・レイクスのジークムント&ジェームズ・モリスのヴォータン&クルト・モルのフンディンク&クリスタ・ルードヴィヒのフリッカ…イイですね。昔は良かったなぁと年寄り染みたことを言う気はないけど歌手のレベルが高かったのは事実ですね。

2月16日(金)
昨日『週刊文春』と『週刊新潮』が送られてきたのでベッドで読む。旧統一教会との密接な関係が取り沙汰される岸田某も盛山某も派閥にしがみつく麻生某もその他の某某某も…政治屋という職業で食うことに汲々としているだけで野党の非力も情けなさも加えて日本の政治は死にましたね。嗚呼。かつて宮崎学さんに政治家とヤクザの共通点を伺ったことがありました。それは働かずに大金を手に入れることを目指すこと。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。庭の梅の花が咲いている。一輪以上。梅八輪八輪ほどの暖かさ。ホント。春爛漫並みの暖かさですね。ワン。散歩のあと掛かり付けのお医者さんへ。先月の血液検査の結果を聞く。血糖値が少し高い以外は正常。肝臓もコレステロールもOK。ヨメハンにホンマカイナと呆れられるが血液検査の結果だけはいつも見事なのだ。帰りに本屋に寄って直木賞受賞作の河崎秋子『ともぐい』(新潮社)を購入。最近ジビエにハマってますからね(笑)。帰宅後イロイロ雑務。確定申告の季節ですから。いや。確定申告を雑務と言ってはダメなのかな。でもカネなんか無視して原稿を書いていたいですね。何がインボイスじゃ!!政治家から税金を取らんけえ!!と叫びたいですね。今日の『ニューズ・オプエド』はMCがタケ小山さんで小生は大宅映子さんやゴルフ・ジャーナリスト協会会長の小川朗さんとともにゲスト出演。人口減少問題にゴルフ界も取り組んでるらしい話は興味深く聞かせてもらったが小生は創価大学のアフリカ出身駅伝選手のドーピング問題から花巻東高校の佐々木麟太郎選手がスタンフォードニスすうことを取り上げて日本の大学もスポーツ入学の学生に勉強させないとダメという話をする。加えて高橋治之氏の森批判から法廷での直接対決を希望する話も。MCよりもゲストの砲がいろいろ自由に話せてイイかも。オプエドの後はチコちゃん見ながら晩飯。早めにベッドへ。

2月15日(木)
昨日本棚の整理を少ししたら奥の方から筒井康隆『ダンヌンツィオに夢中』(中央公論社)が出てきた。三島由紀夫関係の評論本を20冊ほど押し込んだなかにあった一冊でもちろん表題の文芸批評は三島由紀夫が若いときからイタリアの作家ダンヌンツィオに夢中だったことを『花ざかりの森』や『仮面の告白』から筒井先生が読み解いた試み。それも面白いのだが時代が昭和から平成に移る頃の面白い名文エッセイ集を読むのは近過去にタイムトラベルしているようで楽しい。リクルート事件か…今も変わらないな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。面白い本を楽しんだ後は足取りも軽くなる。しかもそれが古書なのだ。ナンデヤ?自分が歳を取ったからか?ワン。『世界思想』のスポーツ特集の原稿に校正段階で加筆。ヨメハンに「まだその仕事をやってはりまんのかいな」と言われるがそう言えばこの仕事は昨年12月半ばから続けている。もちろん中断はしてるものの依頼原稿にこれだけ時間をかけるのは初めてですね。『世界思想』という冊子のタイトルに背中を押されたかな?タイムトラベルを楽しみたいので晩飯の後そそくさとベッドへ。

2月14日(水)
朝のベッドで『週刊文春』五輪汚職の高橋治之氏独占インタヴュー以外の記事を読む。《二階俊博に直撃 長男が疑惑団体の会計責任者「消えた50億円」》も《松本人志「SEX上納システムはある」女性たちが猛反論!》もそれなりに興味深かったけどいろんな連載のなかに清水克行氏の『室町ワンダーランド』があるのに今まで気付かなかった(>_<)。メッチャ面白かった『室町は今日もハードボイルド』(新潮文庫)の著者の連載は今回の「世阿弥のコスモロジ−」で既に第89回にもなっている。週刊誌は隅々まで読む必要はないけど隅々までチェックしないとダメですね。ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演。ケニアの陸上競技選手のキプタム選手が交通事故で死亡したことを取り上げ彼の残した2時間0分35秒という世界最高記録が如何に凄い記録かを離したあと英語でAthleticsとかTrack and Fieldと呼ばれている競技が日本では何故「陸上競技」と呼ばれるようになったのかという話をする。その理由を知りたい方は2月6日(火)の本欄を参照するかRKB毎日放送のホームページから『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』の録音放送を聞いて下さい。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩してデスクワークは『世界思想』に書いた『スポーツとは何か?−−「スポーツそのもの」の魅力を求めて』の校正を再チェックして世界思想社にメール送稿。いろいろ「赤入れ」をしたので再校を送ってくれるとのこと。時間をかけた仕事が出来るのは嬉しいですね。晩飯はNHK『解体キングダム』を見ながら。昨日録画で見た光明寺の解体作業もメッチャ面白かったけど今日の赤坂のビルの解体も長さ40メートルのクレーンをまず組み立てることから作業が開始されメッチャ凄かったです。政(まつりごと=政治)やスポーツなどの非日常の行為もこういう労働(日常)に負けない(匹敵する)価値を産む真面目な努力が必要ですよね。自民党の裏金疑惑は最悪ですけどソレをウォッシングするようなスポーツ報道はダメですよね。

2月13日(火)
朝のベッドでの学習は弁護士の弘中惇一郎氏の『特捜検察の正体』と内田樹&白井聡両氏の対談『新しい戦前』の再読(どちらも講談社現代新書)。今日締め切りの『ZAITEN』連載『今月のスポーツ時評』を書くために読み直しチェック。どちらも「五輪汚職」についての記述や発言がありますからね。ボールペンで傍線引いたりドッグイヤー(本の角のページを「犬の耳」のように折り曲げた目印)をつけたりして朝の5時頃から7時過ぎまで熟読。ワン。ベッドを出て朝食のあと黒兵衛と散歩。終日デスクワークは『ZAITEN』の連載執筆。『週刊文春』の高橋治之氏の五輪汚職に関する独占インタヴューの「重要さ」について書く。何しろ「高橋治之vs森喜朗」のバトルが始まるかもしれないのですからね。しかし何故メディアはこれを取り上げなのかなあ…「松本人志SEX上納システム」よりよほど重要に思えるのに…ワン。原稿が早く書けたの録画しておいたNHKの『解体キングダム』を見る。鎌倉にある光明寺を10年かけて解体し再建する作業。まだ解体が始まったばかりですけど鎌倉時代の木材や江戸時代に修理された木材を解体して再利用するこの作業は感激もののレポートでした。晩飯の後は昨日途中まで見た『スノーデン』後半を見る。もう一度最初からキチンと見直す必要があるけど素晴らしい映画でした。やはりメディア(イギリスの『ガーディアン』紙)の協力がなければスノーデンの重大な政府の個人監視という犯罪的行為の暴露と告発も意味を持たなかった(社会の改善に役立たなかった)のですね。日本のメディアならどーしたのかな?映画の最後には本物のスノーデンも登場。オリバー・ストーンは凄い!

2月12日(月)
朝のベッドでの『日本スポーツ文化史』の勉強は一休みして『週刊文春』を読む。《安倍晋三に裏切られ森喜朗に嵌められて…五輪の闇初告白》《五輪汚職高橋治之被告が独占7時間》のインタヴューに答えたという。10ページに及ぶ大特集。《「五輪は後で事件になるから」と招致の手伝いを固持した僕に安倍さんは「迷惑はかけない。絶対に保証する」と約束した。なのに事実に反した森さんの供述で僕は逮捕されてしまった。実は業者から「森さんにいくら渡せばよいかと聞かれ僕はこう告げていましたー》と書かれたリード文の「こう」の部分は(保険適用外の癌の治療薬の)《「オプシーボは一回三百万円ですよ」とは言いました(略)森さんがたびたび「一回三百万円」と言っていたのを聞いていたので》ということでAOKIやKADOKAWAやADKは森氏に数百万円を渡したという。《高橋氏の代理人弁護士は二時間近い冒頭陳述の最後に(略)「裁判長!元会長(森氏)の証人尋問が必要です」高橋氏に職務権限があった(マーティング=スポンサー集めの責任者だった)とする検察側の最大の根拠は森氏の供述。だが現時点で検察側の証人リストに森氏の名前はない》ふ〜ん。裁判での「森vs高橋」の直接対決は絶対に実現してほしいですよね。ワン。ベッドを出て長女とヨメハンと一緒に黒兵衛と散歩。富士山が綺麗。噴火の兆しナシ?まだかな?しかし「文春砲」の「松本問題」を少しは取り上げてるテレビのワイドショウもこの重大な高橋発言は無視のようですね。ナンデヤネン!?ワン。いろいろデスクワーク。午後からNHK-BSでオリバー・ストーン監督の映画『スノーデン』をやっていたので注目。しかし前半だけ見たところで原稿の校正などが気になって中断。晩飯のときは今日は月曜なのでTVK吉本劇場を見ながら。マキバオー大活躍。弁護士の弘中惇一郎氏は『特捜検察の正体』(講談社現代新書)のなかで五輪汚職にたいする特捜検察の捜査が中途半端だったこと(森組織委会長などに及んでないこと)を痛烈に批判していたけど日本の裁判所はどうするのかな?森vs高橋対決を実現させるのか!?

2月11日(日)
『日本スポーツ文化史』でフットボール&ゴルフ&バドミントンの発展史を読む。豊富な雑学にホンマカイナと思いながらも面白い。朝鮮戦争の最中にトルーマン大統領が総司令官のマッカーサーに会いに来たウェイク島会談は歴史的に有名だが《こんな会談など眼中になかったと思われるマッカーサー元帥は会談中にもかかわらず副官にサンフランシスコの海軍放送部に何度も電話をかけさせしきりに何か聞いている。新聞記者たちは「何か重大事だ!」と色めき立ったが後で聞いてみるとそれは元帥の母校のウェストポイント士官学校とミシガン大学との蹴球戦(むろんアメリカン・フットボール)の経過を尋ねさせたものだとわかった》会談を政治利用しようとしたトルーマンも馬鹿にされたものだが中国軍が攻めてこないと判断していたマッカーサーもたるんでたのですね。バドミントンは1754(宝暦4)年に書かれた本『紅毛雑話』にラケットとシャトルの絵入りで紹介されていてインドで行われていたプーナという遊びがイギリスに伝わってバドミントンとなる(1873年)より早く日本で行われていたという。ホンマカイナ?でも面白いですね。ワン。ベッドを出て長女とヨメハンと一緒に黒兵衛と散歩。黒兵衛のリードを本物の飼い主(長女)が持つと坂道を登るのに引っ張ってくれる黒兵衛がいなくて疲れましたなぁ。イロイロ仕事の後Netflixでスピルバーグの映画『レディ・プレイヤー1』を見る。中野珠実さんの『顔に取り憑かれた脳』(ナンデモカンデモ参照)に紹介されていたので見たいと思ったけど見なくても良い程度の駄作だった。ヴァーチャル空間で子供たちが出会って『スタンド・バイ・ミイ』をやったりキューブリックの『シャイニング』が出てきたり『ゴジラ』も『ガンダム』もヴァーチャルではやり放題。最後のはハッピー・ハリウッド・アメリカン映画。チョイとアイデア倒れですね。晩飯は今日も『アジト』のジビエの鹿や猪を楽しむ。尾籠な話ですがジビエを食べると何故か雲古がたっぷり出ますね。

2月10日(土)
『日本スポーツ文化史』はスキーの日本での発展史。《スポーツは武器武術から発生し転化していたものが多いのだが逆にスポーツが軍事に影響を及ぼしたものがスキーである》という指摘は面白い。日本にスキーを伝え広めたのもレルヒ少佐というオーストリアの軍人でしたからね。スケートは明治29年ヴェルヌの小説『十五少年(漂流記)』によって広く知られるようになったらしい。《氷靴》を履いて《各種の曲線巻線を描きつつ縦横に滑り走る円転自在の働き》をする《氷走》と紹介されたのが《スケーティング》でその表現から《フィギュアのことだろう》と引用した著者の木村毅は書いている。この明治時代の『十五少年』の翻訳(珍訳)は結構面白く「Good morning,sir」が「好朝,君よ」と訳されたらしい。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。陽射しは暖かいけど空気は冷たい。やっぱり冬ですね。世界思想社から今年の機関誌『世界思想』の特集『スポーツ』に書いた原稿の校正がメールで送られてきたのでダウンロードして2部印刷。読み直していろいろ書き込む。さて…どのように完成(清書)するか…締め切りはまだだな…と思っていると長女が遊びに来たのでビールを飲み出す。ジビエ料理の『アジト』から配達サービスを通して鹿肉や猪肉料理が届いたので『報道特集』見ながら晩飯開始。そのままワイン・パーティ。テレ朝『タモリ・ステーション』の「スポーツ昔話」を見てしまったけどその後のテレ東の伊藤美誠へのインタヴューのほうが面白かったですね。パリ五輪には気持ちの整理がつかずモチベーションが定まらず力を発揮できないまま選考から落ちてしまったけどそれをバネにして世界ランク1位を目指すそうです。その意気込みや良しですね。しかし…メディア(テレビも新聞も)「戦時パリ五輪」の「危機」を報じないのは何故?無事開催してほしい(中継放送で儲けたい?)との願望が強いのかな?

2月9日(金)
朝ベッドのなかの読書は『日本スポーツ文化史』。面白すぎて傍線引きまくり。江戸期に漂流してアメリカに渡った日本人はジョン万次郎が有名だがジョセフ彦(浜田彦蔵)という人物もいてペリー来航の3年前に13歳で漂流。アメリカ船に助けられアメリカで汽車に乗り電信を見て大統領(ピアースとブキャナン)に会った初の日本人となったという。その彼が渡米9年後の文久3年に『漂流記』という本で《アメリカには角力あり。又日本にこれなきは喧嘩渡世のものなり》と書いたという。《角力はレスリング》だが《喧嘩渡世のもの》とはボクシングらし。ジョセフ彦は相当面白い人物で桜田門外の変のときに攘夷党による身辺の危険を感じて再渡米。南北戦争の南軍のスパイと疑われて軍事裁判にかけられてが無罪となりリンカーン大統領にも面会。再度日本に帰って『海外新聞』という日本人の手による初の新聞を出したという。チョット調べてみたい人物ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。『日本スポーツ文化史』には昭和7年に政治家の鳩山一郎元文部大臣が『スポーツを語る』という著作を三省堂から上梓してスポーツのフェアプレーが《政治に及ぼす浄化作用に言及している》という。それが今では五輪利権を利用する政治家がスポーツで「浄化」されるどころか「汚化」されているのですからね。最悪ですね。ワン。イロイロ仕事したあと夕方から『ニューズ・オプエド』。ゲストは大住良之さんと後藤健生さんの2人のサッカー・ジャーナリストで「アジアNo.1」のはずだった日本がアジア・カップで敗戦したことをいろいろ話してもらう。ナルホド「世界ランク1位の国がW杯に優勝するわけではない」(後藤氏)ので「森保監督もいろいろ勉強したはず」(大住氏)で監督を変える必要はなくW杯に期待…とのこと。アジア杯決勝は連覇するほどの力はないカタールよりも新鮮な魅力のヨルダンを応援したい(後藤氏)とのこと。https://op-ed.jp/ 『オプエド』のあとチコちゃんやニュースを見ながら晩飯。記憶喪失認知症の文科大臣を更迭しない総理大臣にも呆れますけど契約書をキチンと読まないで署名するような人物でも大臣が務まる日本の政治は堕ちるところまで堕ちましたね。それに「激怒」しないで「解説」している「ジャーナリスト」や「政治ジャーナリスト」も最低ですね。

2月8日(木)
『日本スポーツ文化史』読み進む。山伏と修験道と山岳信仰から登山への変化を江戸末期から西洋人が担い「日本アルプス the Japanese Alps」という命名も西洋人(造幣局の技師ガウランド)だったのですね。日本で最初のアルピニストとして《登山のための登山》を推奨した小島烏水という人物は『日本アルプス登山探検記』という著書に《日本アルプスの出現は新しい美の出現でもあった》と書いているという。便利で使いやすい弥生式土器より美しい縄文式土器のほうが素晴らしいと初めて言ったのは岡本太郎らしいけど近くにあるものの素晴らしさに気付くのも一種の才能のようですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあといろいろデスクワークをしていると三枝成彰さんの事務所から去年の大晦日に行われた『ベートーヴェンは凄い/全交響曲演奏会2023』のプログラムが届く。本HP「蔵出し音楽」にも掲載している小生の原稿「ベートーヴェンは凄い!〜あらゆる音楽の礎をつくったベートーヴェンの音楽は素人の指揮まで認めてくれる!」が載っているからですが小生の原稿があらゆる執筆者のなかで最初に載せられていたのには驚いた。池辺晋一郎/仲道郁代/千住明/篠崎史紀/島田雅彦/茂木健一郎/片山杜秀/平野昭/加藤浩子/池田弘/岡本稔/井戸田善之…と作曲家・演奏家・作家・脳科学者・音楽評論家…の各氏を差し置いて小生の原稿がトップ!偶然かもしれませんがアイウエオ順でもないので(笑)単純人間の小生はこの程度のことに喜んでしまって自慢したくなるのです。エッヘン。晩飯は調子に乗って小生が指揮したこともあるベートーヴェンの交響曲7番をDVDで見聴きながら。カルロス・クライバー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。あ。これは盤飯を食べながら聴く音楽じゃないですね。慌ててテレビ画面をニュースに戻すと文科大臣が国会で認知症としか思えない答弁を繰り返していた。そんな文科大臣を総理大臣は辞めさせないという。嗚呼。Tutti Gabbati!阿呆か!阿呆か!風呂のあとワイン飲みながら改めてクライバーのベートーヴェン。4番が凄いですね。

2月7日(水)つづき
昨晩見たオペラ:ヴェルディの『ファルスタッフ』がイマイチ音楽的に満足がいかなかったので仕事のBGMにバーンスタイン指揮フィッシャー=ディースカウ主演のCDをかけるとやはり音楽の切れも歌手の力量(歌の演技)も全然違いますね。オペラ界やクラシック音楽界は世界的にレベルが下がったかな?と思っていたら某新聞記者から五輪汚職について被告の高橋治之氏が明日発売の週刊文春に背景を全部ぶちまけたから読んで…と電話。安倍&森に裏切られたことへの批判と抗議と恨み辛みらしい。やっと出たか…早く送ってこないかな…。晩飯はやはりヴェルディのオペラ『ファルスタッフ』を見ながら。ムーティ指揮のスカラ座オケの演奏で舞台はブッセートのヴェルディ劇場。キャパ500人くらいの小さな劇場での小さな舞台での素晴らし演奏。マエストリのタイトルロールも品があって良いですね。やぱり助平でも騎士ですからね。しかし『ファルスタッフ』というオペラは『オテッロ(オセロー)』と並んでシェイクスピアとヴェルディによる最高のコラボですね。しかし自民党の「裏金事件」とその処理の酷さに呆れ果てていたら文科大臣や官房長官の旧統一教会との関係が今頃表沙汰になった。日本の政治は今や最低最悪の状態ですね。総理大臣は泥棒に縄を綯わせるだけですからね。信頼できる野党もなくメディアはそれを視聴率稼ぎのワイドショウが報じるばかり。最近NHKの7時のニュースのアナウンサーが番組の終わりに「今日もご覧いただきありがとうございました」と挨拶したので思わずテレビに向かって阿呆か!!と怒鳴った。みんな商売。金儲けでやってるんですね。日本はいったいどーなってしまうんでしょう?ファルスタッフの最後の台詞はTutti Gabbatiでしたね。みんな詐欺師。みんな道化師。みんな冗談。現実社会の政治では笑ってられないのが困りものですね。

2月7日(水)
木村毅『日本スポーツ文化史』読み進む。メッチャ面白い。30年以上前に読んだときは明治から昭和の日本の野球にばかり注目して書き込んだりしていたのが今回はマラソンや水泳にも注目。古式泳法の小抜手を見たオーストラリア人がクロールを発明したとかホンマカイナと思いながらも日本人の速さを競わない泳法が速さを競うようになって一気に世界のトップクラスに躍り出るなんて記述は注目に値する。これから登山やスキーや漕艇などに関する記述もあるので楽しみ。ワン。黒兵衛の散歩は後回しでRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演…と思ったら何故かZOOMがつながらないアタフタとパソコンをいじってるとRKB毎日の担当者から電話。そのまま電話出演で先週に続いて野球のキャンプの話。アメリカのキャンプ地には選手が一人で練習する「壁」があるとか全体練習では試合(オープン戦)が中心とか話したあと大谷選手が背番号を譲ってもらった選手にポルシェをプレゼントした話から背番号の話。1888年にシンシナティ・レッズがユニフォームの袖に番号を入れたときは俺たちには名前があるのに番号など入れるな!という選手の猛抗議で1年で廃止。1924年にヤンキースがユニフォームの背中に大きく打順を表示したところがファンに大好評で背番号が定着したという話。だからベーブ・ルースが4番ルー・ゲーリッグが4番なんですね。ラジオのあと朝食摂って黒兵衛と散歩。まだ雪が残っている。都会の名残雪は汚いですね。ワン。

2月6日(火)
朝のベッドでの読書は木村毅『日本スポーツ文化史』(ベースボール・マガジン社)を読み直す。1978年に出版された本で81年に著者の木村毅は明治36年生まれの文芸評論家で軍部の検閲に反対した気骨漢。日本のスポーツ全般の発達史に対する研究も面白くR・ホワイティングが『You Got have WA(和をもって日本となす)』の執筆時に貸してあげた一冊。小生も同じ時期(1987年頃)読破したが改めて引っ張り出して読み始める止まらなくなるほどオモシロい!野球以外にもチコちゃんのネタ満載!(笑)「陸上競技」なんて言葉が「不思議な表現」だと改めて気付かされた。野球やサッカーなども「陸上の競技」なのに「Field and Truck」を「陸上競技」と訳したのはナルホド不思議ですよね。その命名者(翻訳者)は正岡子規で彼の著書『松蘿玉液』に書いてあるというのでベッドを出て仕事部屋にある岩波文庫を見てみるとナルホド「端艇競漕」に相対するものとして「陸上運動会」「陸上競技会」と書かれていた。水上の「競争(競走)」に対して「陸上」なんですね。以前読んだ本だけどココまでは読み込めなかったですね。ワン。ベッドから出るとなかなかの積雪。長女や次女から「外を歩いちゃ危険だからダメ」とメールが入ったので「老いては子に従え」。黒兵衛は庭に離すだけで雲古をしてくれた。雪景色に黒犬の雲古。なかなかに色彩ですね。ワン。デスクワークは昨日書いた『スポーツゴジラ』の校正をしたり『日本スポーツ文化史』を読み進んだり。晩飯は久し振りにオペラをいながら。ハイティング指揮コヴェントガーデン歌劇場のヴェルディ『ファルスタッフ』演出の色使いが見事ですね。デッカイ裸の太鼓腹の着ぐるみは腹のたるみまでリアルでヤバいと思えるほどだが主役のブリン・ターフェルはこの役柄が一番似合ってますね。

2月5日(月)
朝のベッドでの読書は気軽に絵の話。木村泰司『名画はウソをつく』(ビジュアルだいわ文庫)。要するに「名画の嘘」とは「創作」のことでこの本のタイトルは『つくりものの魅力』と言えますね。《われわれに欠けているのはつくりものを尊ぶ気風である》《尊いのは本物でつくったものはまやかしだという信仰をこっぱみじんに砕かねばならない》という文章は映画『東京オリンピック』の台本の冒頭に谷川俊太郎が書いたもので《われわれはこの映画を創作する》と宣言している。本の内容はオモシロいし『名画はウソをつく』というタイトルも読者を驚かす点ではオモシロいけど少々現代の「似而非本物志向」に阿(おもね)てますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。あ。先に書いた映画『東京オリンピック』とはもちろん1964年の五輪ですよ。ワン。終日デスクワークは『スポーツゴジラ』の連載『走』第8回の執筆。『世界ことわざ大辞典』(大修館書店)や『故事・俗信ことわざ大辞典』(小学館)や『いろはカルタ辞典』(岩波書店』をひっくり返して「走」に関することわざを調べまくる。「悪に走る」「悪事千里を走る」「走る者は躓く」「走ることは着くことではない」…などなど「走る」にはあまり良い諺はないのですね。Walk don't Run!(歩け走るな=急がばなわれ)なんて言葉はケーリー・グラント主演の東京五輪(もちろん1964年))を舞台にした映画もあるしベンチャーズの『ダイヤモンドヘッド』と並ぶヒット曲もありますね(古いなぁ)。原稿書きあげて編集長の長田渚左さんにメール送稿のあと窓の外を見ると一面銀世界。真っ黒の黒兵衛を庭に出すと美しい。犬は喜び庭駆け回り猫は炬燵っで丸くなる。確かに。炬燵はないけど虎太郎は静かに丸くなって佇んでる。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。辻本と寛平ちゃんの掛け合いが面白い。急坂にある我が家は明日は陸の孤島かな。

2月4日(日)つづき
書き忘れましたけど昨日(2/3)の東京新聞『再読あの言葉』に掲載された三木睦子さん(三木武夫元首相夫人)のインタヴュー(04年6月=87歳)再録は素晴らしかったですね。《戦後生まれた人たちが憲法をやり直そうって言ってるけど(略)本当の戦争の苦しみを知ってたらそんなこと言えるはずないじゃないかと思っています》《「うちは鉄砲を担ぎません」っていえばいい。「鉄砲の代わりにシャベルを持って災害の応援に行きます」とすればいい》さすがは「九条の会」をつくった方ですね。

2月4日(日)
森達也『虐殺のスイッチ』(ちくま文庫)読了。あらゆる人に読むことを薦めたい一冊です。《集団は意識化で忖度を重んじる》だからヒトラーが直接命じたわけでもないのにユダヤ人の大量虐殺は起こり自民党の裏金作りは蔓延したのですね。お化け屋敷は《お化けが怖いのではない。通路が怖いのだ。通路は暗い。人は闇が怖い。見えないから怖い。わからないから不安になる。だから不安や恐怖が高揚しかけているとき人は見たくなる。確かめたくなる。自分に危害を加えようとしている敵の正体を。その存在を。それが仮想敵だ》《しかし自国の守りを固めるということは(核開発が典型だが)仮想敵国の戦闘能力を高めることと同義なのだ。これでは安心できない。ならばどうするか。敵を叩くしかない。だってこれは正当防衛だ》ナルホド。だから「敵基地攻撃能力が必要」と言い出すのですね。《集団は論理を嫌う。論理の基盤となる知識を嫌悪する。知識の基盤となる歴史的体験を軽視する。》著者(森達也氏)の監督した映画オウムを扱った『A』も『A2』も関東大震災寺に起きた朝鮮人虐殺をテーマにした『福田村事件』も見なければ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあとデスクワークは雑務。パソコンの整理。これが平和な日常ですね。午後カーリング日本選手権の女子決勝後半を見る。面白かった。軽井沢が北海道銀行に勝って初優勝。好ゲームでした。ニュースを見ながら晩飯のあとNHK-Eテレの『日曜美術館』で河井寛次郎記念館の紹介を見る。素晴らしい「家」ですね。今度京都に帰ったら見に行かねば。晩飯のあと焼酎飲みながら続けて見聴きした『クラシック音楽館』ペッカ・クーシストの独奏によるストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲とユッカ・ペッカ・サラステ指揮のシベリウス交響曲1番は素晴らしかったですね。ベッドへと思ったのに最後まで見聴きしてしまいました。

2月3日(土)つづき
NHK『ブラ・タモリ』のあとに見たアジア・カップ日本対イラン戦は何も書きたくないほど酷い後半でしたね。選手交代の出来ない監督…リーダー不在の選手…嗚呼。

2月3日(土)
『虐殺のスイッチ』読み続ける。ノルウェーで起こった一人の男が69人(うち55人は10代の少年少女)を殺害した事件の現場で《被害者の親たちは血みどろの我が子を抱きしめて泣き叫んでいる》そこに慰霊のための花束を手にしたを加害者(殺人犯)の母親が現れた。《被害者の母親たちが集まってきた。そこで何が起こったのか》ノルウェーの法務大臣が語ったことを著者が書いている。《「被害者の母親たちは加害者の母親と抱き合って泣いていました」と教えてくれた。「あなたが一番つらいわね」と加害者の母親に泣きながら声をかけた被害者の母親もいたという》この殺害現場にいて生き残った少女は《CNNからコメントを求められてこう答えたという。「一人の男がこれほどの憎悪を見せるなら私たちはそれを上回るほどの愛情を示しましょう》さらに本書には次のような記述もあった。《オーストラリアから日本に留学したばかりの女子大生は日本に死刑制度があることを知ったとき本当に信じられないというような表情で僕に言った。「人を殺してはいけないというのに何故この国は人を殺すのですか」イタリアでもドイツでもフランスでもノルウェーでも日本に死刑があるということについて同様の反応をされることは多かった》引用したい文章はさらに山ほどある。皆さんに是非とも読んでほしい一冊だ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。日本の刑法は「報復主義」なんですね。日本の社会もそういう考えなのかな?自分たちの過ちは忘れて…ワン。いろいろ雑務処理の仕事のなかで井沢元彦さんからメール。先の「エンジン01」の市原でチラッと会って挨拶したときに話せなかったこととして彼が現在も『週刊ポスト』で連載中の『逆説の日本誌』に小生と小林信也氏の『夏の甲子園大会批判』の引用をしたので事後連絡となったけど読んでほしいとの内容だった。雑誌『ZAITEN』での朝日新聞が「野球害毒論」から手のひらを返して「野球教育論」に変更した部分の引用だったのでネットでチェックしたうえで「ご紹介を感謝」の返事を書き単行本化のときには岩波書店の『岩波ブックレット真夏の甲子園はいらない』からの引用にしてほしい旨を加えておきました。そのほうが岩波ブックレットの売り上げ向上につながりますからね(笑)とメールに書くと「了解しました」との返事。晩ご飯の前にヨメハンと二人で節分の豆まき。福は内鬼も内。みんな仲良くしましょう。「鬼は敵」という考え方は止めましょう。鬼(敵)を作るのは独裁者(的人間)で戦争の元ですからね。あ。井沢さんが我々の「高校野球(朝日新聞)批判」を引用してくれた『逆説の日本史』は次のURLで読めます。https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1937872/

2月2日(金)
朝ベッドで『虐殺のスイッチ』読み続ける。本書は非常に素朴な疑問から出発して単純な論理を精緻に組み上げている見事な一冊です。「なぜ人を殺してはいけないか?」という疑問をキチンと真正面から考えている本です。まだ読書半ばですが…動物を殺す話・鯨を殺す(捕鯨がナショナリズムのアイコンになっていた)話・組織の一員(歯車)になる話・宗教の話・オウムの話・人間は人間を(精神が壊れないと)殺せないという話・旧日本陸軍の敵=人間を殺す訓練を実際に捕虜を使ってさせた話・米軍の第二次大戦で敵兵を狙って銃を撃った兵士は10〜15%だったのが朝鮮戦争では55%ヴェトナム戦争では90〜95%まで引き上げられた話・ローレンツなどの狩りをしてきた人間(動物)には攻撃本能があるというのは嘘だったという話…というところまで今読んでます。多くの人に読んでほしいと思う一冊です。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩しながら帝国陸軍軍曹だった父親が「戦争の勝敗は前線ではなく砲兵が決めた」と言っていたことを思い出す。今はミサイルやドローンの発射ボタンを想像力の欠如したヒトが押す時代になったのですね。ワン。終日イロイロ仕事をしたあと『ニューズ・オプエド』リモートMC出演。相撲ジャーナリストの荒井太郎さんと日刊スポーツデジタル編集長の佐々木一郎さんをゲストに迎えて「大相撲新時代の幕開け」の話。ご両人とも改めて照ノ富士の強さを認めながらも琴ノ若・霧島・大の里・熱海富士・若元治・若隆景が新時代を引っ張り…さらに尊富士や安治川部屋の(安美錦)安青錦・安響などに期待…とメッチャ夢のある話がイッパイ飛び出す。日本の政治も若手に任せるべきですね。あ。大住良之さんのカタールからの報告もあって日本の調子は上向いてきたとのこと。イラン戦期待ですね。晩飯は『チコちゃん』を見ながら。その後のBSフジ『プライムニュース』でやってたOSINT(Open Source Intelligence)の話題も面白かった。今の時代 Open Source をキチンと読み解く力を持つことが大事ですね。

2月1日(木)
朝ベッドでの読書は森達也『虐殺のスイッチ』(ちくま文庫)を読み始める。帯に《世界は虐殺に満ちている。善良な隣人が大量殺人の歯車になったナチスのホロコースト・クメールルージュの大量殺戮・関東大震災の朝鮮人虐殺…》とあり《一人すら殺せない人がなぜ多くの人を殺せるのか?》という疑問の答えを見つけるためドキュメンタリー映像作家が取材を始める。クメールルージュ政権下のカンボジアでは150万人(国民の7分の1)もの市民が殺され関東大震災でも《未曾有の災害と流言飛語にパニックになりながら多くの市民が朝鮮人狩りに狂奔した。殺された人の数は6千人前後でも間違いなくもっと多い》という。ロシアによるウクライナ軍事侵攻時の悲惨な事件やジェノサイドとの声もあるイスラエルのガザ地区地区への武力侵攻が起きている今こそ読まなきゃと思って朝の寝起きにはハードな活字が並んでるけど読み始めました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあといろいろ雑務。BGMは音楽評論家の平林尚也さんが送ってくれたリヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』やドビュッシーの『海』を聴きながら。演奏はムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル。ある意味ソ連のイイ時代の迫力満点の演奏ですね。今ゲルギエフやレーピンはどうしてるんでしょう?明日の『ニューズ・オプエド』はゲストに相撲の専門家二人=荒井太郎さんと佐々木一郎さんを迎えて「大相撲新時代」を語り尽くすことにしました大関琴ノ若誕生&大の里や尊富士や安治川(安美錦)部屋の若手力士など…新鮮な話題が満載ですからね…と思っていたらサッカー・アジア杯の現地カタールにいる大住良之さんから日本vsバーレーン戦の評価とイラン戦の展望のメールが届く。明日の『オプエド』で使わせていただきます。全然関係ないことですけど『アルプス交響曲』のテーマをパクった音楽が『ウルトラセブン』ですね(笑)。

1月31日(水)つづき
黒兵衛との散歩は後回しにしてベッドを出て朝食のあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演。今日のテーマはベースボールのキャンプイン。それは1886年のシカゴ・ホワイトストッキングの監督で現役時代にメジャー初の通算3000本安打を記録したキャップ・アンソンが選手たちの猛反対(オフはアルバイト=副業にあげ無線酒が多かったので)を押し切ってペナントレース前の春に練習させたのが最初だったのですね…とかいろいろオモシロイ話をする。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。『顔に取り憑かれた脳』によると約3万3千年前に狼から家畜化された犬は眼の周囲の表情筋を発達させて「気持ち」を顔に出すようになったらしい。そう言えば黒兵衛も叱る(リードを強く引く)と「困ったような顔」を見せて大人しくなる。猫はそんなふうに人間に媚びないのが猫らしいところですね。ワン。終日イロイロ仕事してニュース見ながら晩飯のあとはアジア杯日本vsバーレーン戦を速報の文章で楽しむ(DAZNは見られませんので(>_<)。しかし文章だけでも結構面白くヴェルディのオペラ『オテッロ』を見ながら楽しめた。DAZNを見た長女は「5-0くらいにしなければいけない試合」だったという。まぁそうかな。テレ朝『報道ステーション』でダイジェストを見て寝る。次の試合は中2日でタイヘン…って相手のイランも条件は同じでしょ。サッカー報道はマダマゾヒスティックな癖が消えないのかな?

1月31日(水)
中野珠実『顔に取り憑かれた脳』(講談社現代新書)読了。メッチャ面白かった。人間は自分の外面(顔)と外面に対する他人(社会)の反応から内面(心)までも影響を受けて形作られているのですね。昨日安部公房の大傑作『他人の顔』について書いたけど本書にも最後に出てきた。ヤッパリ…ですね。でもスピルバーグの映画『レディ・プレイヤー1』は知らなかった。アバター同士の恋から男が「本人」に会いたくなる話らしい。ヴァーチャル空間での「君が好きだ。君は特別だ」とアバターの女に向かって言うアバターの男に対してアバターの女は「知らないくせに。会ったこともない」と言う。男は「君を知ってるよ。好きなんだ。君に恋してる」と言う。想像が現実化する男とあくまでリアリズムに生きる女。そういうものですね。映画を観なければ。「蔵出し音楽」のコーナーにもアップしてますが『カラヤンの仮面(マスク)とバーンスタインの素顔(マスク)』という原稿を書いた小生としては音楽が男の世界中心になりがちだということがわかりますね。仮面も素顔もマスクですから音楽表現は一見(一聴)アバターみたいなもの…ですけど「仮面」と「素顔」の違いが滲み出るのが音楽ですよね。AIによって「生成」される「擬似的データの集成」が信じられるような「ディープ・フェイク」の時代に信じられるのは音楽だけかな?しかし「仮面の音楽」と「素顔の音楽」を聴き分ける能力も必要のようで…いや「仮面の音楽」を喜ぶ人も多いようで…未来社会は意外とツマラナイもののようですね。それを多くの人々は「進化」と呼ぶのかもしれませんが…「進化」とは鮨屋が回転寿司チェーン店に変わるようにツマラナイものかもしれませんね。ワン。

1月30日(火)
『顔に取り憑かれた脳』読み進む。メッチャ面白い。オモシロイ記述の連続で引用する場所がわからなくなる。皆さんも読んでください(笑)。『他人の顔』という小説を書いた安部公房の想像力の凄さを再認識しました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと昨日に続いて本HPの原稿作り。2か月分の更新に…ふううう。幸いAvexから佐渡裕指揮ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のマーラー『交響曲第4番』が送られてきたのでBGMに天国にような美しい響きが流れてイライラを和らげることが出来ました。マーラーは死の寸前と死の音楽(9番)も死後の世界の音楽(10番)も作ったけど天国の音楽(4番)も作ったのですね。天国音楽は若いときに作ったけど死に纏わる音楽は死の直前の作品。死はリアルで天国はフェイクと言うことかな?フェイク(作り物)のほうが人間の心(脳)には優しく響くのですね。HPの更新原稿をようやく完成させてメール送稿。今週末にはナンデモカンデモの写真や蔵出し原稿が一新されますから皆さん!少々お待ちを。

1月29日(月)
早朝ベッドで読む本が面白過ぎるのも考え物だ。早くから目も脳もパッチリ冴えてしまって寝直しができなくなる。昨日の千葉往復から読み始めた『顔に取り憑かれた脳』はメッチャ面白い。テーマが脳だけに余計に脳が冴えて困るけど読み続けてしまう。鏡に映った顔を自分だと認識できる(鏡像自己認知)は赤ん坊が2歳くらいになってからで人間以外にはオランウータン・ボノボの霊長類の他にゾウ・イルカの哺乳類&鳥類ではカササ&&魚類ではホンソメワケベラが鏡像自墾地をできるらしい。チンパンジーもニホンザルもイヌも鏡に映った像を自分(の虚像)だと認識できないのに鳥や魚に出来るヤツがいるのがオモシロイ。それはフォン・エコモノ・ニューロンという細長くて情報処理の早い神経細胞が脳にあるかないかの違いらしいがアルツハイマーが強度に進むと鏡像自己認知が出来なくなるらしい。新生児に戻るのかな?また喜怒哀楽プラス嫌悪・恐怖・驚愕といった一次的感情の他に人間には羞恥・罪悪・嫉妬といった《他者や社会との関係から生じる二次的感情》は《社会の規範やモラルを理解することや他者と比較して自己を評価する必要がある》わけですね。一次的感情は一歳児くらいから徐々に身に付けますが二次的感情を身に付けるにはさらに時間が必要なわけですね。そして政治家はそれを身に付けられない人々というわけですかね?イヤ政治家ではなく政治屋と言うべきですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークは本ホームページの更新原稿つくり。年末にサボってしまったために結構大変です。晩飯はテレビ神奈川で吉本新喜劇を見ながら。藍ちゃん中心に面白かった。千葉ちゃん初め脇役もイイ味出してますね。吉本はテレビの芸人を見るよりこっちを観るべきですね。

1月28日(日)
昨夜は爆睡。それは昨日千葉往復の仕事で疲れたからとも言えるけど往復の総武横須賀線で読み始めた中野珠実『顔に取り憑かれた脳』(講談社現代新書)が面白かったので車中昼寝ができなかったため。人間の脳は見慣れた顔なら識別できるが見慣れない顔は識別できないらしい。本書のなかに40枚のイギリス人の顔写真があり何人の顔があるか?との問いに10人くらいかと思ったら実は2人だった。日本人は西洋人の顔を同一人物か別人物かの判断が難しいのですね。イギリス人がオランダ人の顔を見ても同様のことが起きるらしい。また日本人の赤ん坊はLとRの発音の違いを認識できるけど歳を取るに従ってLとRの発音の判別が怪しくなるのは「知覚狭窄」という現象で不要な能力(日本人の会話にとってのLとRの発音の違いなど)は切り捨ててしまうらしい。なるほど。脳とはOh No!と言いたくなるほど面白いですね。ワン。黒兵衛と散歩のあとチョイと筋トレして仕事場の整理等。午後の大阪女子マラソンで最後を見る。日本最高記録でパリ五輪出場…は嬉しいだろうけどはたしてパリ五輪を無事に開催できるのかな?ウクライナとガザを無視して五輪を騒ぐ気にはチョットなれないのですが…。夕方からは大相撲千穐楽。琴ノ若も頑張ったけど照ノ富士の技術と強さと気迫は素晴らしかったですね。晩飯はニュースや『ダーウィンが来た!』を見ながら。日曜美術館の『戦後新宿渋谷をつくった建築家坂倉準三』は面白かったですね。東京は都市計画のない街だと思っていたけど素晴らしい設計もあったのですね。今それを破壊してるのかな?風呂入ったあと歌舞伎役者たちによる『俳優祭』を見る。達者な俳優(わざおぎ)たちによる遊興藝もまた楽しいですね。

1月27日(土)つづき
『エンジン01in市原』小生の次の講座の前に作曲家三枝成彰さんやピアニストの熊本マリさんや建築家の竹山聖さんや歴史家の磯田道𠀋さんや政治評論家の高野孟さんや狂言師の野村万蔵さんなど久しぶりに会った人たちと短く次々と歓談のあと次の講座『20世紀の音楽記憶と記録〜800万円のオーディオで聴こう!』という2コマ連続講座へ。モデレーターは舞台プロデューサーの立川直樹さん。ゲストは小生の他に音楽ジャーナリストの池田卓夫さんと音楽評論家の平山雄一さん。ジョン・レノンとオノ・ヨーコで始まったこのオーディオ・コンサートがクイーン&マイルス・デイヴィスと続いたところで『800万円のオーディオ』がテクニクスと聞いていた小生が持参した昭和30年代のナショナルのステレオにオマケで付いていた試聴盤のEPドーナツ盤をかけてもらう。これは昨年11月29日の本欄にも書いたものだが800万円のテクニクスで聴くと凄いダイナミックでクリヤーな音に大感激。フィードラー指揮ボストン・ポップスの『ジェラシー』もライナー指揮シカゴ響の『運命』も素晴らしい音で響きました。司会の立川さんがハリー・ベラフォンテも聴きましょうと言って下さってコレまた目の前にベラフォンテが現れたような素晴らしさ。ベラフォンテを聴いたならシナトラも…と続いてココで池田さん持参のクーべリック指揮バイエルン放送管弦楽団のドヴォルザーク『スラヴ舞曲』を3曲。さらにジャニス・ジョップリン(懐かしい!)のあと平山さん持参の松任谷由実『飛行機雲』そしてピンク・フロイドで締め。いやぁオーディオの音だけを楽しむのではなく素晴らしいジャンルを超えた音楽の連続に大満足。しかも京都のナショナル・ショップの電器屋に生まれ育った小生がテクニクスの8PW1という名器のスピーカーなどでステレオを自作していたという話にパナソニックのテクニクス担当として800万円のオーディア装置をセッティングしてくれた技師の方が気持ちよく反応してくれて素晴らしいオーディオ・コンサートでした。ということで今年の『エンジン01』は日帰りするため夜楽の講座は休ませてもらってタクシーで五井へ。内房線&総武横須賀線を乗り継いで大船の我が家へ帰宅。晩飯食いながら大相撲を録画で…うわっ琴ノ若が霧島に勝ったぁ。明日の千穐楽最後の勝負は照ノ富士と決定戦かな。長い一日を終えてベッドへ。

1月27日(土)
朝チョイと早く起きて黒兵衛との散歩はヨメハンに任せて大船駅へ。総武横須賀線で千葉へ(千葉は遠いなあ)。内房線に乗り換えて五井へ(内房線は初めてです)。駅に着くと『エンジン01in市原』のスタッフの人たちが待ち構えてくれていてタクシー乗り場に案内されてタクシーに乗って約20分で会場の帝京平成大学キャンパスへ。『エンジン01in市原 イチハラハピネス』の講座に二時限から参加。まずは『日米スポーツ文化の違い〜メジャーMLBと日本プロ野球NPB』と題して50人くらいで満員の教室の受講者相手にアルビレックス新潟オーナーの池田弘さん&女優で写真家初沢亜利さん夫人の中江有里さん&写真家のHASHI(橋村奉臣)さんと一緒に日米の野球(スポーツ)事情の違いを1時間15分に渡って話しまくる。小生がモデレーターというかナヴィゲーター役ですから当然朝毎読のマスメディアの野球(スポーツ)支配批判をぶちかます(笑)。他のゲストもバッチリ付き合ってくださって大盛りあがり(笑)。会場からの質問にも答えて小生にとっての一つ目の講座は無事終了。池田さんは今季からサッカー&バスケ&ウィンタースポーツ等に次いでプロ野球の二軍にも参入でいろいろ問題点を語ってくださいましたが問題を生じるといけないので書くのは控えますね(苦笑)。そして次の講座は……

1月26日(金)
清水克行『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』(新潮文庫)読了。大変面白く勉強になりました。最後のヤマザキマリさんとの対談もケッサク。中世の日本は《「今日は自習です」という時間が長く続いたってこと(ヤマザキ)》《いろんなキャラが飛び出てくる。それが百年ぐらい続くとできあがる(笑・清水)》《統括する人が消えて誰にもすがれなくなったとき人は自分の知恵に頼るようになる。それが面白い(ヤマザキ)》ナルホド。終戦直後の混乱の世の中もそんなアナーキーでハードボイルドな中世と同じだったわけですね。そのうちアメリカに縋る自民党が支配者として出てきて「キックバックの為体(ていたらく)」まで堕ちてしまったわけでね。ワン。綺麗な富士山を見るたびに爆発(日本の再生)はいつかと思ってしまいますね。ワン。イロイロ準備して夕方からの『ニューズ・オプエド』。ゲストの小林信也さん&カタールから生出演の大住良一さんと一緒にサッカー・アジア杯を語る。ナルホド森保監督はキーパーの鈴木彩艶をW杯本番でも使うつもりで勉強させているのですね。日本代表の次の相手は韓国ではなく(韓国が逃げた?)バーレーン。それに勝てば実質決勝戦となる(?!)イラン戦。いろいろメッチャ面白いことを喋ってますから『オプエド』のバックナンバーがアップされたら見てみてください。https://op-ed.jp/うわっ。琴ノ若が照ノ富士に負けたか…優勝争いは縺れる?

1月25日(木)つづき
『オッペンハイマー』は今ハリウッド映画も評判らしいですね。日本公開は3月だとか。明日金曜の『ニューズ・オプエド』はスポーツライターの小林信也さんとサッカー・アジア杯カタールの現地から大住良之さんの登場です。

1月25日(木)
朝のベッドで『室町は今日もハードボイルド』読み進む。「荘園の話 ケガレ・クラスター」も「合理主義の話 神々のたそがれ」も面白く勉強になりました。犯罪を起こすこともケガレを有無ため(犯罪穢)犯罪者には死刑も牢屋もなく犯罪者は追放されて荘園は「聖なる空間」として守られたのですね。しかしケガレの問題よりも《生活者の視点から実利的な問題を優先する動向が徐々に広がって(略)聖なる空間を維持しようという意識》は薄まり《諸罪障を滅する功徳》のあって中世の人々が畏れた《法螺を吹く》行為もやがて《「大言壮語する」「ウソをつく」という語義に意味合いを変えて》いき《霊験あらかただった「護摩の灰」》も《霊感商法でご利益を偽る「詐欺師」と同義に変貌して》いったわけですね。そして神も仏も信用しなくなった中世のアナーキーな人々は新宗教(キリスト教)に走ったり合理主義の考えを身に付けたり…で世阿弥の「夢幻能」も《神や霊すらも芸能や娯楽として引き下ろしてきてしまった室町人の精神の所産》と断じる著者の意見こそアナーキーでラジカルですね。これから能を見るときはハードボイルドだと思って見ることにしましょう。ワン。そんなことを考えながらベッドを出て黒兵衛と散歩して今日も富士山に手を合わせて帰ってくると友人の大数学者であるMさんから能のビデオのURLが送られてきてその能のタイトルが何と『Oppenheimer』というもの。原子爆弾を創りヒロシマ・ナガサキを地獄と化したことを後悔するオッペンハイマーが四国の遍路に出るというもの。イタリアのピサ大学で教授をしている友人に教えられたそうだがこんな能があったのですね。見なければ!午前中に大船へ出て土曜日に『エンジン01』の講座で千葉まで行くチケットを買ったり…いろいろ買い物。帰宅して連合通信の原稿を仕上げて送稿。大相撲は横綱大関vs琴乃若の勝負になりましたね。あ。能楽『オッペンハイマー』は次のURLで見ることができます。https://www.youtube.com/watch?v=lqfdoPAxiVk

1月24日(水)
『室町は今日もハードボイルド』読み進む。メッチャ面白い。「呪いの話(リアル・デス・ノート」も「所有の話(アンダー・ザ・レインボー」もサイコーでした。中世では虹が立つと市が出たのですね。「盗人晩」も「お月見泥棒」も都会育ちの小生は無縁だったけど盗みを最高の罪悪と見做していた中世で子供たちの盗みを許す一日があるというのは経済活動として素晴らしいですね。《とりあえず「お月見泥棒」あたりから地域に復活させてみてはどうだろうか?コンビニ業界の宣伝に踊らされた「惠方巻」やら今や本義が忘れ去られてオトナの仮装大会に堕してしまった「ハロウィン」に興じるよりはよほど健全でファンタジックだと思うのだが…》この意見大賛成ですね。「切腹の話」で小林正樹監督の名作映画『切腹』に触れられていたのも嬉しかったけど「落書きの話」で戦後の京都の寺の話が出てこなかったのは少々残念でした。小生の遊び場だった建仁寺や知恩院の壁は塗り壁に釘で掘った落書きだらけでしたからね。ワン。ベッドを出て犬の散歩は後回しでRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演。テーマはパリ五輪の「テロ対策」について。昨日北國新聞に書いた「オリンピック=平和運動」という話をする。「平和は金メダルよりも重要」ですからね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。富士山が綺麗。思わず手を合わせて拝みたくなる。平穏でいてくださいと。ワン。連合通信の連載コラム『スポーツ玉手箱』を書いて夕方は大相撲。大の里は惜しかったですね。晩飯はNHKニュースのあと『解体キングダム』を楽しむ。潮の満ち引きを利用して重さ100トンの高速道路を取り外す作業は凄かった。NHK-BSで発光動物の特集をやっていたのを録画してベッドへ。あ。今朝の朝刊で映画監督のノーマン・ジェイソン氏が亡くなったと意気地がありましたね。小生は『夜の大捜査線』や『屋根の上のバイオリン弾き』よりも『月の輝く夜に』が好きです。享年97。合掌。

1月23日(火)
朝ベッドで『室町は今日もハードボイルド』読み続ける。オモシロイ。本のタイトルもオモシロイけどだいたいタイトルのオモシロイものは中味もオモシロイですね。なかには「羊頭狗肉」もあるけれどこの本はタイトルの面白さが中味の全てを表してます。「びわ湖無差別殺傷事件」「無敵の桶屋」「ゲス不倫の対処法」「アンダー・ザ・レインボー(これはオーヴァー・ザ・レインボーの洒落ですね」「リアル・デス・ノート」「神々のたそがれ(著者はワグネリアンか?)」以前週刊誌で仕事をしていたときは企画会議で「タイトル・マッチ」に参加した。A4の紙にタイトルを(必要な場合はサブタイトルも)書いて提出するだけ。タイトルだけで「オモシロイ内容だ!読んでみよう!」と思わせなきゃダメで内容を説明しようと口を開けば「ウルサイ!喋るな!」と注意された。今もやってるのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。冬の澄んだ空気を通して富士山が綺麗。この山が噴火して歪なカタチになったときは日本滅亡のときでしょうね。ワン。北國新聞の連載『スポーツを考える』の原稿書き。パリ五輪の開会式がセーヌ川のオープン・スペースで行われることからテロの危険性を指摘する声も高いが「オリンピックは平和運動」であるということをもっと強調せよ!という内容を書く。『週刊エコノミスト』にも書いた内容をさらに過激に仕上げる。「平和」も「平和運動」も金メダルよりも大事なことですからね。マスメディアもオリンピックは平和運動の一環であることをメダル争いよりも大きく報道すべきでしょうね。晩飯は録画しておいた大相撲を見ながら。十両で注目していた尊富士は狼雅に敗れたか。大の里は立会い失敗したとはいえ琴乃若強いですね。若い力士が次々と出てきてオモシロイですね。熱海富士もガンバレ。湘南乃海は体いつ復帰するのかな?いつ復帰するのかな?自民党の裏金騒動は政局ばかりに熱心な政治屋の馬鹿さ加減の象徴ですね。富士山の噴火も近いか?

1月22日(月)
3日ぶりの朝ベッドでの読書。やはりルーティンが戻るとホッとする。しかも清水克行『室町は今日もハードボイルド』メッチャ面白い。朝鮮との交易使節に化けた日本の《国際"なりすまし"詐欺集団》にも笑ったし北条政子を初め中世人妻たちの《うわなり(後妻)打ち》にも感心した。旦那(頼朝)が浮気をすると《前妻(こなみ)》は仲間(女たち)を募って《うわなり(後妻)》を襲撃(打ち)するのですね。日本の中世では北条政子ひとりが強い女性ではなく大勢の強い女性がいたのですね。そんな逸話の紹介の他に人身売買から能の『隅田川』の話まで。面白すぎて睡眠不足。しかし能は解説を読むと面白いけど現実に見ると退屈ですよね。小生はNGです。『隅田川』をオペラ化したブリテンの『カーリュー・リヴァー』もイマイチ好きになれないですね。旦那の能/丁稚の将棋&旦那の囲碁/丁稚の将棋で俺は丁稚ですね。ワン。ベッドを出て久し振りに黒兵衛と散歩。相変わらず元気でこの犬は強く引っ張りますなぁ。ワン。終日メルその他の雑務。大相撲は休場力士が多すぎますね。それだけガチンコ勝負をしてるということ?それとも力士の稽古不足?晩飯はTVKで吉本新喜劇を見ながら。アキさんのナンセンスな笑いはケッサクですね。自民党の茶番劇は何処まで続く泥濘ぞ…ですね。

1月21日(日)
京都のホテルで目覚めて朝食後ヨメハンと一緒に六道珍皇寺へ。コロナで中断後久し振りに墓参り。和尚さんは法事で不在だったので奥さんに挨拶してこれまた久し振りに六波羅蜜寺の前と建仁寺を抜けて小生の実家へ。姉の次男がギターショップに改装した店を始めて見学。なかなかオモシロイ。姉と久しぶりに会って少し話をしたあとホテルで預けていた荷物を受け取って京都駅へ。まったく仕事抜きで私的の旅行をしたのは40年以上前にヨメハンと一緒に軽井沢へ遊びに行って以来かな…などと感慨に耽りながら新幹線で帰鎌。そーいえば家族がらみの旅行も新婚旅行も俺にとっての旅行というのは全て仕事がらみでしかやったことがないなぁ…などと思いながら大船駅まで迎えに来てくれた次女のクルマに乗って帰宅。3人の孫と次女が自分たちの家に帰ったあと仕事抜きの2日間に奇妙な疲れを体感をしながら長女と少々酒盛り。そのあとベッドへ。

1月20日(土)
朝少々早く起きてヨメハンと一緒に大船駅へ。黒兵衛の散歩は昨晩来てくれた長女と孫に任せて新幹線でコロナ以来足を運んでいなかった京都へ久し振りの故郷帰行。車中の読書は『室町は今日もハードボイルド』。オモシロイ。おかげで新幹線では常に寝癖が付いてるはずが眠れなかった。まぁヨシとして京都駅から上賀茂のヨメハンの実家へ。ヨメハンの姉夫妻と夫妻の長女と一緒に西賀茂にある浄土真宗のお寺へ。そこで墓仕舞の儀式。ヨメハンの実家は姉妹だけですからそういうことになりました。そういう家族は多いようで寺も墓仕舞後の受け入れ集団墓地供養塔を用意してくれレているのですね。儀式を終えて定宿にしているホテルの中華料理店で足洗い。我々もこーゆーことを行う歳になったのですね。京都泊。夜ビール飲みながらテレビでピアニストの辻井伸行クンのアイスランド公演を見る。指揮者のアシュケナージのプロデュースのようでショパンのP協2番は素晴らしかった。アイスランドのミュージシャンたちとの交流もアイスランドの自然も素晴らしかったですね。火山の噴火の前で良かったのかな?

1月19日(金)
朝ベッドで清水克行『室町は今日もハードボイルド 日本中世にアナーキーな世界』(新潮文庫)読み始める。まぁ日本のカブキモノたちが昔からブッ飛んでいたことはわかってましたけどオモロイもんですね。ナルホド室町時代には「文部省推薦的尊敬できる日本人」は生まれてないわけですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。毎日富士山が綺麗。綺麗なものは何処か危ういですよね。三陸も能登半島も…。神戸も美しい街でした。ワン。『ZAITEN』連載の校正などをやって『ニューズ・オプエド』に今日はゲスト出演。MCはタケ小山さんでゴルフ・ジャーナリスト協会会長の小川朗さんとともにいろいろゴルフのことを教えてもらったりスポーツについて喋ったり。ゴルフ界も日本のスポーツ界も問題だらけですね。女子ゴルファーのレベルは上がってるらしいけどメジャーで活躍する選手が増えた野球界と組織と構造の「不備」は同じかな?晩飯はサッカー日本vsイラク戦を見ながら。ハハハハ…と笑っちゃいけないけどイラクに負けちゃいましたね。まぁアルゼンチンもW杯グループリーグでサウジに負けながら最後は優勝しましたからね…と期待できる程最近の日本のサッカーは強いですよね。ただアルゼンチンがW杯に優勝してもアルゼンチンの政治と社会の混乱は続いてるようですね。スポーツの「力」という言葉が最近よくメディアで使われますが…どんな「力」なのか…どんな「力」があるのか…ないのか…キチンと検証してみなければいけないですね。

1月18日(木)
朝ベッドで水木しげる『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)何度目かの読了。ヒットラーを題材にした創作物は山ほどあるがコレはそのなかでも一級品と言える出来映えですね。コレでヒットらのことがわかったとは言いませんが水木しげるさんの優しい反戦平和指向のパワーは読み取れます。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと昨日掛かり付けのお医者さんに「筋トレもいいですがラジオ体操もいいですよ」と言われたので音楽と振り付けを思い出しながら動いてみると…ナルホド結構ハードな動きで伸ばしたり屈んだりリーズナブルでもありますね。ラジオ体操で息を切らすとは歳ですね。トホホ。ワン。一日かかって請求書やパソコンの競りや雑務をこなしたあと晩飯は久し振りに『鮨処もり山』へ。カメラマンの初沢亜利さんと奥さんの中江有里さんと徳間書房の編集者と楽しく会食。関西の話題や阪神タイガースの話題や写真のことや近々エンジン01でご一緒する中江さんとの野球の話題等々…いろんな話題で久々に飲みまくる。チョイと遅くまで良いお酒でした。

1月17日(水)
朝ベッドでの読書は昨日に続いて水木しげるの戦争物。『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)何度も読んだけど小心者で誇大妄想家のヒットラーの「生き様」が見事に描かれている。イキザマという言葉は「ザマァみろ!(様を見ろ)」という啖呵でもわかるようにけっして良い意味で使われる言葉ではないのですよね。この文庫の初刷りは1990年7月末で小生の持ってる1冊は子供が持って行ったので買い直したのが2023年4月発行。50刷とは凄いですね。ワン。ベッドを出て犬の散歩は後回しでRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にのZOOM音声出演。テーマはサッカー・アジアカップについて。欧州選手権やコパアメリカは6月なのに今回のカタール開催は昨年6月に中国で予定されていたものだがカタールは暑すぎるから1月開催になった。ヨーロッパ・リーグの試合を抜けて参加する選手は少々可哀想ですねという話からサッカーはウィンター・スポーツなのか?という話へ。ウィンター・スポーツというのは本来雪と氷に関係するものでサッカーはウィンター・スポーツではないのですね…とかいろいろ話してラジオのあと朝食摂って黒兵衛と散歩。そのあと久し振りに主治医の先生の病院へ。看護師をしている次女から定期的に医者に通わなきゃダメといわれたので血液検査とかしてもらったあと大船でヨメハンの買い物にいろいろ付き合ってこれまた久し振りに本屋によると面白そうな文庫本が2冊あったので購入。清水克行『室町は今日もハードボイルド 日本中世にアナーキーな世界』新潮文庫&森達也『虐殺のスイッチ 一人すら殺せない人がなぜ多くの人を殺せるのか?』ちくま文庫。帰宅してチョイと昼寝の後メールの処理その他のデスクワークをして晩飯は録画した大相撲を見ながら。霧島を負かした碧富士は見事でしたね。琴ノ若は既に大関相撲ですね。小生は子供の頃から身体が大きかったので小さい力士との相撲がやりにくいことは小学生の頃の草相撲で体感しています(笑)。自民党の政治刷新本部の会議ははっきり言って茶番ですね。嗤うほかないですね。

1月16日(火)
朝ベッドには少々調べたいことがあって水木しげるの『コミック昭和史』全8巻を持ち込みパラパラと読み直す。水木しげる氏の見事な「反戦昭和史」だが戦争のなかの海戦や空中戦の描写=戦艦や零戦の戦いの描写は小松崎茂の有名な戦争絵画に勝るとも劣らない見事な画力。戦争の実態を詳しく身体で知っておられる漫画家の残した戦争は「反戦」も「戦争の事態」も素晴らしい描写ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。自宅の近くにある雑木林越しに見える富士山は冬の澄んだ空気のなかでは一段と素晴らしく輝いて見える。が狭い雑木林がいつの間にかジャングルのように生長してしまって雑木林がかなり邪魔するようになってしまった。一部は鎌倉市の土地らしいが一部は某土地開発会社の土地らしく鎌倉市は伐採してくれない。山の斜面を覆っている雑木林の密林化は大丈夫かな?富士山の噴火と密林の倒木。どっちも怖いけど倒木は防げるはずだけど…我が家には被害は及ばない距離だけど少々心配ですね。ワン。終日原稿書きは財界展望新社の月刊誌『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』。テレビを中心とするマスメディアが箱根駅伝での青学の優勝を一騒ぎしたけど原晋監督の「箱根駅伝批判」を何処も取りあげなかったことを指摘。情報(報道)=infomationと娯楽=entertainmentの合体したインフォテインメントinfotainment番組にはジャーナリズム精神(批判精神)は期待できないようですね。晩飯は録画して置いた大相撲幕内の取組を見ながら。若元治が照ノ富士を倒した一番は見事でしたね。

1月15日(月)
朝ベッドで読む本がなくなると何処かから湧いて出てくるもののようで昨夕講談社から現代新書の今月の新刊4冊が送られてきた。岩尾俊兵『世界は経営でできている』は経済と経営関係の本が苦手と思ってる小生には無縁と思ったが帯の文章を読んで笑ってしまった。《上司は何故無能なのか?》ハハハハハ。この本は会うたびに上司の無能ぶりをぼやいてばっかりいる某嬢にまず読ませてあげることにしよう。佐藤光展『心の病気はどう治す?』この本は依存症・発達障害・統合失調症・鬱病・不安症・ひきこもり・自殺・入院医療…等について医療ジャーナリストが専門医にインタヴューして纏めた本。元神戸新聞社会部の記者で神戸の震災も取材。過去に同じ現代新書から『精神医療ダークサイド』という興味深い一冊を上梓された。読んで見ましょう。藤田正勝『日本哲学入門』。帯に《日本の哲学者は何を考えてきたか/知らずにすませちゃもったいない!》とあり目次に《「日本の哲学とは/哲学の受容/経験/言葉/自己と他者/身体/社会・国家・歴史/自然/美/生と死》と並んでる。「寺田寅彦の自然理解」あたりから読んでみようかな。森村進『正義とは何か』目次にプラトン・アリストテレス・ホッブス・ロック・カント…と並んでるのも良かったけど初っ端に小生の大嫌いなマイケル・サンデル批判が書かれていたのでこの本から読むことにしよう。サンデルって屁理屈ばっかり並べてエーカッコしてる売れっ子タレント似而非学者としか小生には思えないのですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。最近は黒兵衛の引っ張る力に足がよろけるようになった。スクワットは毎日欠かしてないのにスクワットの脚力と歩く脚力は別物なのかな?ワン。土日で仕上げた「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」一次審査の採点表を読み直してメール送稿。われながら新年からイロイロ仕事に追われてることを自覚。嬉しいことです。夕方から大相撲見ながらビール。大相撲はオモシロイですね。若元治スバラシイ!晩飯は吉本新喜劇見ですち子さんを楽しみながら。

1月14日(日)
朝のベッドで読む本が途切れたときは漱石の『草枕』と決めている。既に新たに傍線を引く箇所がなくなってしまったほど何度も読んだがいつ読んでも何処を読んでも新しい面白さがある。《茶と聞いて少し辟易した。世間に茶人程勿体振った風流人はない。広い詩界をわざとらしく窮屈に縄張りをして極めて自尊的に極めて殊更に極めてせせこましく必要もないのに鞠躬如としてあぶくを飲んで結構がるものは所謂茶人である。あんな煩瑣な規則のうちに雅味があるなら麻布の聯隊のなかは雅味で鼻がつかえる廻れ右前への連中は大茶人でなくてはならぬ》ベッドのなかで改めて吹出し笑いをしてしまう。そこで《那美さん》が茶を嗜む父親の話を持ち出す。「褒めなくちゃいけませんか」と訊く主人公の画家に「年寄りだから褒めてやれば嬉しがりますよ」那美さんという女性の台詞はどこを読んでも魅力的ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛との散歩をさっさと済ませて今日も机の虫。「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の一次審査に今日も専念。なんとか夕方までに全応募企画の審査を済ませたので初場所初日交換から大相撲を楽しむ。上位陣安泰。大の里の進撃に期待ですね。あ。昨日の夜のNHK『ぶらタモリ』について書き忘れたけど黒部峡谷のレポートは面白かったですね。行ってみたくなりました。あ。『草枕』に出てきた「鞠躬如(きっきゅうじょ)」という言葉は三省堂の『新明解国語辞典』によれば《(貴人に対するときのように必要以上に)身をかがめ言葉を慎んで最大の敬意を払う様子》だそうです。最近の総理大臣に対する新聞記者の記者会見での質問の仕方も不必要なまでに「鞠躬如」としてますね。何を畏れているのかな?イヤ胡麻を擦ってるのかな?

1月13日(土)
朝のベッドのなかの学習『東京オリンピックはどう観られたか マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(伊藤守・編著/ミネルヴァ書房)を一応読了。一応というのはこの本は何度も読み返して現在の日本のメディア/スポーツ・メディア/ジャーナリズム…等を考えるうえで何度も読み返さなければならないと思うから。TOKYO2020とはいったい「何」だったのか?を考えるうえでも資料的にも役立ちますからね。しかし昨日の『オプエド』で春日良一&佐野慎輔の両氏とも話し合いましたけど日本のスポーツ関係者&JOCはIOCからまったく無視されて相手にされない存在に堕してしまいましたね。プロ野球もメジャーのファーム(二軍=選手供給所)になってしまったし経済(一人あたりのGDP)は世界30位くらい。そして政治は自民は裏金&野党は腰砕け。サテ日本の復活は南海トラフの激動&首都直下地震&富士山大噴火のあと…さらにそのドン底から復興&復活したあとになるのかな…孫たちに期待するほかないのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと今日も「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の一次審査に専念。ずっと座りっぱなしで企画書を次々と読み続けるのは結構バテますね。今年は面白い企画が少なく感じられるかな。大学ラグビーは録画して遅い晩飯時に観る。東京は初雪か。レベルがかなり低く思えたのはW-CUPやリーグワンの試合と較べてしまうからかな?しかし大学ラグビーとか高校野球とか…日本人はレベルの高さよりも未熟な頑張りを応援するほうが好きなのかな?

1月12日(金)
ベッドのなかでの学習は『東京オリンピックはどう観られたか』を読む。様々な「メディアの五輪報道報告」はあらゆるメディア関係者が読むべき一冊と言えるが成城大学研究員の高原太一氏の『しょぼいよね 東京五輪2020+1の現地生態系観察記/フィールドノート』と題した「コラム」も非常に面白かった(良かった)。「しょぼいよね」というのは無観客で行われたTOKYO2020開会式のときに打ち上げられた花火を外から見た某人物の放った感想らしいがコノ一言が東京五輪の「すべてを」最も短いひとことで端的に表した言葉といえるだろう。その開会式をテレビで観た映画監督のビートたけしさんも「恥ずかしくて外国へ行けない」と言ったらしいがスポーツ競技以外のイベントは確かに最低でしたね(五輪の文化プログラムはやったのかな?)。その花火のしょぼさと虚しさは初沢亜利さんの写真集『東京二〇二〇&二〇二一』(徳間書店)の見開きページに見事に捉えられていますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の一次審査に専念。ふうううっと気分を入れ替えて夕方からは小生にとって今年初の『ニューズ・オプエド』。ゲストは五輪アナリストの春日良一さんと尚美学園大学教授の佐野慎輔さん。春日さんは正月らしく大島紬(和服)で登場。サスガです。「パリ五輪のオリンピック・イヤーに五輪の危機と可能性を語る」と題してウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻で「五輪の原点=平和運動」に戻れるか?ということをた3人で話し合った討論は私自身も勉強になったけど最初のニューズで取りあげた青学原晋教授の箱絵駅伝批判を応援する話し合いも良かったと思います。こういう討論は是非テレビ等のマスメディアでもやって(やらせて)ほしいですね。無理ですかねえ?

1月11日(木)
朝ベッドのなかで勉強。『東京オリンピックはどう観られたか』読み続ける。九州大学田中瑛助教の書かれた『テレビ的「神話」に飲み込まれるニュース番組−開会式前後の争点連関に着目して』が勉強になった。昨今のテレビの「報道の娯楽化」と「娯楽番組の情報化」から《情報infomationと娯楽entertainmentを合わせた造語である「インフォテインメントinfotainment」》も生まれているそうな。そして東京五輪開幕時には《新型コロナウイルス拡大など社会で起きている出来事を意味解釈を抜きにして淡々と伝えるストレート・ニュースに対してエンタメ・スポーツニュースは競技選手個人に関する物語を積極的に生産し五輪は清いという「神話」を維持していく。報道と娯楽の明確な区分は放送局の部局編成(報道局とスポーツ局)を通じて構成されておりこれは「東京オリンピック」という象徴的記号に付与された両義性−政治的争点としての「東京オリンピック」と非政治的出来事としての「東京オリンピック」−について前者を後者が追いやるという仕方で覆い隠しているのである》アカデミズムの立場からこのような分析と指摘がなされているのだからマスメディアの立場からも東京五輪の「インフォテイメント」に対する自己批判と自己反省をやってほしいと思うのは小生がつい最近『世界思想』に《アカデミズムとジャーナリズムは通底しているはず》という原稿を書いたからでもあるのですが「インフォテインメント」にはジャーナリズム(批判精神)は存在しないのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと今年も「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の一次書類審査に集中。何日か前からちょくちょく暇を見つけては書類を読んでいたのだが今年も応援したくなる面白い企画がいろいろありますね。それだけに審査は少々シンドイですね。ふうううう。晩飯は数日前の録画したNHK『解体キングダム』を見ながら。自動車の解体(再利用率99%!)も重機の扱い方も面白かったけど原発の解体はいつ取りあげられるのかな?

1月10日(水)
一冊本を読み終わると上手い具合に新しい本が送られてくるもので昨晩は昨日届いた伊藤守・編著『東京オリンピックはどう観られたか マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(ミネルヴァ書房)を持ってベッドへ。早速送り主である『オプエド』でも世話になっている山本敦久成城大教授の論考『オリンピック・リアリズムとアスリートの政治−「ソーシャルなアスリート」がつくる新しいメディア生態系」を読ませていただく。お見事!《オリンピックは一般の国際的なスポーツ競技大会とは異なり資本の投資を回収して利潤を得るという経済ルールに則って運営されてはいない(略)IOCは自前の競技会場や関連施設を所有せず開催国・開催都市の公的資源に依存して大会を運営している(略)この略奪的な経済の仕組みは祝賀資本主義というよりも植民地経済に近いものと言える》そういえばIOCを「ボッタクリ男爵」と表現したメディアもありましたね。しかしそうした意見に対してIOCは《「オリンピック以外に道はない」という現実主義的な発想》を押し付け《それ以外の代替物を想像することが不可能だと思わせる意識を世界に蔓延させている》確かに!しかし新しい「ソーシャルなアスリートたち」はこの《オリンピック・リアリズム(五輪現実主義)》を新しいメディアのSNSなどとともにぶち壊す兆しを見せているわけですね。残念ながら日本の「関係者」はIOCの五輪現実主義の陰に隠れて(利用して)金儲けに走っただけでしたけど…嗚呼。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』に今年最初のZOOM音声出演。箱根駅伝で優勝した青学大の原晋教授が昨年末に『週刊現代』や『日刊ゲンダイ』で展開した痛烈な「箱根駅伝批判」を紹介する。そもそも記念大会以外に関東の大学しか出場できないという不平等なルールが反スポーツ的であって学生が中止の組織のように装って大人が支配している「関東学連」という組織が責任の所在が不確か。そんな組織に日テレが放送権料約3億円を支払ってるのも放送時間と視聴率から考えれば安価なうえ各大学には300万円しか支給されないのもオカシイ…と原先生は正論を展開されましたがそれをまったく取りあげないテレビは報道機関(ジャーナリズム)失格ですね。ワン。朝食摂って黒兵衛と散歩のあと『世界思想:スポーツ特集』の原稿を読み直して編集部に送稿。やっと一段落。本ホームページの更新もしなければならないのだけど次の仕事もあるのでチョイと後回し…と思いながらマァ言い抜きも大事だからと植木等の『日本一の男の中の男』を観てしまう。ミュージカル『雨に唄えば』のパクリや突然鳴り出す軍艦マーチなど古沢憲吾監督はやりたい放題で面白いけどちょっと物語としてのレベルは低かったかな。ただ高度経済成長時代が第二次大戦軍国主義の延長だとはよくわかりました。

1月9日(火)
池上英洋&川口清香『美少年美術史 禁じられた欲望の歴史』(ちくま学芸文庫)読了。池上英洋氏の洋画に関する本は中野京子・宮下規久朗両氏の本とともに愛読してきたが『官能美術史 ヌードが語る名画の謎』や『残酷美術史 西洋世界の裏面をよみとく』とともにメッチャ面白かった。《現代において生み出されるいかなる美少年像もアニメーションやその二次創作物も含め2500年以上前に登場した美少年なる概念の残像だとも言えるのである》なるほど。「美少年」なるものの「賞味期限」は「美女」よりも「短期間」で「美少年の死」が絵画に残されることによってのみ「永遠のもの」になったことを思えばその「儚さ」に対する賞賛と愛情から美しいモノが数多く生み出されたことも納得できますね。とは言え小生は美女のほうを好みますが…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。体力の衰えを自覚する昨今。老犬に引かれての坂登りも頑張らねば。ワン。ベッケンバウアーが亡くなったなぁ…と思っていたら八代亜紀さんも昨年末に亡くなっていたというニュース。以前文化放送で『東京すてきクルーズ』という週1の2時間番組のDJを1年間やらせてもらったときゲストに招いて歌や絵の話を聞かせてもらったことがあった。すてきな人でした…と思い出していたらクラシック音楽の某音楽プロダクションの社長から小生が長く仲良くお付き合いさせていただいていた前社長のS氏が昨年末に亡くなられたとの知らせが入る。同い年の気の合う関西人だっただけにショック。先に美人で愛情の深かった夫人を亡くされて意気消沈されていたとはいえ…マイッタなぁ。合掌。気合いを入れ直して『世界思想:スポーツ特集』の原稿『スポーツとは何か?−「スポーツそのもの」の魅力を求めて』の原稿書き直しに集中してようやく完成。S氏が背中を押してくれたようです。ありがとうございます。再び合掌。

1月8日(月)
『美少年美術史』読み進む。グイド・レーニが描いた聖セバスティアヌスのマゾヒスティックな殉教の絵は三島由紀夫が《最初の射精を行ったことを告白して自ら同じポーズをとったところを篠山紀信に撮影させ》ましたね。その写真見たことありますけどナカナカのナルシスティックな迫力でしたね。あ。篠山紀信さん亡くなりましたね。合掌。小生が中学生のときだったかミケランジェロのダビデ像のレプリカが日本に来て京都市美術館に見に行きました。レプリカだったので入場者は少なくガラガラだったけど高さ4メートルの迫力に圧倒されたことは(キリストを抱いたマリアのピエタ像の美しい大きさとともに)今も憶えてます。以来小生はレプリカ(偽物)を馬鹿にしなくなったのかな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。近所のお宅で成人式を迎えたお嬢さんが振り袖の和服を綺麗に着飾って家の前に。おめでとうございます。いいものですね。しかし成人の日が移動して小正月の風習は完全に消えましたね。こんな馬鹿な祭日の移動(文化の無視)を平気で行う政府に愛国心などを語らせたくないですね。ワン。昨日から来ていた長女の幼馴染みが一級建築士になっていて我が家の外構の傷みを調査に来てくれた。いつまでも子供だと思っていた子供たちもみんな成長してますね。終日『世界思想:スポーツ特集』の原稿の書き直し。ふううう。やっと満足のゆく原稿に整ってきたかな。晩飯はTVKで吉本新喜劇を見ながら。トミーズもすち子さんもマキバオーも大活躍。初笑いは満足。それにしても能登半島地震の被災者の皆さんのことを思えば笑ってなんかいられないですね。なんとか頑張ってほしいものです。

1月7日(日)
朝ベッドで『美少年美術史』読み進む。面白い。男色が西洋美術に大きな影響を与えていたことがよくわかる。否。男色が男性社会で社会全体に影響を及ぼしていた結果が美術にも反映されたということだろう。アポロンに愛された「美少年」ヒュアキュントスがアポロンの投げた円盤に当たって亡くなりヒアシンスという植物に転生したことは知っていたがそれがルネサンス期になってテニスのボールに当たって亡くなることに変わることは知らなかった。当時のテニスボールは堅い木を丸く削って周りを皮で包んだ相当に硬いものだったとか。同じくアポロンに愛されたキュバリッソスという「美少年」は可愛がっていた金色に輝く角の鹿を誤って投げ槍で殺してしまい悲しみのあまり亡くなってしまい糸杉になったという。その神話も知らなかった。だから糸杉は《西洋世界ではたいてい墓地に植えられた》。ゴッホが好んで描いた糸杉を見る眼が変わりますね。またアポロンに愛された「美少年」クリムノンが死んでキンセンカ(金盞花)に転生したことも初めて知った。ヴィーナスに愛された「美少年」アドニスが狩りで猪に襲われて亡くなってアネモネに転生したことは知っていたが死んだアドニスの元に駆けつけようとしたヴィーナスが白薔薇の棘を踏んで血を流して赤い薔薇が生まれたという神話も知らなかった。それがキリスト教文化になるとアダムとイヴが《人類の原罪を負った瞬間》にそれまで薔薇になかった棘が生え白い色も赤く変わったことになったという。『不思議の国のアリス』で女王様が白い薔薇を赤く塗り替えろと命令するのもこの神話と何か関係があるのかな?いやぁ「男色の世界」からは多くの知らない世界が広がります。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと『世界思想』の書き換えに集中。ナカナカ上手く纏められないと悩んでいたら夕方になって長女が来たのでマダ締め切り日ではない原稿は中止してnetflixで映画『大奥』を見る。ツマラナイ映画。男女の「とりかへばや物語」を「男の大奥」を中心に描いた前半の1時間は10分に縮めて女将軍吉宗の「大奥の廃止」など「女の社会改革」のほうを多く描くべきですよね。残念。映画と晩飯後は酒飲みながらN響の『くるみわり人形』。チャイコフスキーの音楽は聴く者が恥ずかしくなるほど豪奢で美しいですね。

1月6日(土)
朝のベッドでの読書はよしながふみの『大奥』に刺激を受けて池上英洋&川口清香『美少年美術史 禁じられた欲望の歴史』(ちくま学芸文庫)を読み始める。最近芸能界で大事件が表面化したため取りあげるのは少々躊躇われる面があるが古代ギリシアのプラトンが描いた『饗宴(シンポジオン)』やオリンピア大祭(古代オリンピック)やローマ皇帝の歴史を知るうえでは欠かせない「パイデラスティア(少年愛)」について知るために読み始めたが面白い。というか極めて興味深い解説の連続で『ギルガメッシュ叙事詩』や『イーリアス』のアキレスの英雄譚からソクラテスやジュリアス・シーザーなどを考えるうえで「Greek Love(ギリシア的愛=男性の同性愛)」は避けて通れないテーマと言えるのですね。いや日本の武家社会を考えても世界中の「男性社会」に共通する問題と言えそうですね。だから「男性社会」に対するアンチテーゼとしての『とりかへばやものがたり』などの「男女入れ替わり劇」が生まれるのでしょうね。歌舞伎の女形(おやま)や吉本新喜劇のすち子さんはどういう位置づけになるのかな?考えてみよう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと『世界思想』のスポーツ特集の原稿を書き直す。タイトルも新たに『スポーツとは何か?−−「スポーツそのもの」の魅力を求めて』とする。朝から夕方まで集中してほぼ完成。あと1カ所を上手く訂正すれば明日には完成するかな…で晩飯はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを録画で見ながら。今年の正月は能登半島地震で放送されなかったのが今日の夕方放送されたのですよね。指揮はクリスティアン・ティーレマン。ナチス的とは言わないが堅物ドイツ的統制の取れた自由度の少ない冗談のないティーレマンの指揮を小生はあまり好きじゃないけど『美しき青きドナウ』はの演奏は良かったですね。指揮者に対する作曲者の勝利かな?ブルックナーの舞踏曲が演奏されたけどレナード・バーンスタインの指揮が決まっていたときはラヴェルの『ラ・ヴァルス』を演奏したいというレニーとそれはウィンナ・ワルツじゃないからダメというウィーン・フィルの間で大揉めに揉めたとか。レニーが新年の前に死去して問題は消えた(代役の指揮はC・クライバー)けどニューイヤー・コンサートでのラヴェルの『ラ・ヴァルス(ザ・ワルツ)』を聴いてみたかったですね。あ。レニーもGreek Loveに関係ありですね。

1月5日(金)
『世界思想2016年春43号/特集:人口問題』読了。どの文章も「目ウロコ」の面白さだったけどフランス文学・映画史・マンガ論が専門の中条省平学習院大学教授の書かれた『反=人間主義としての人口問題−よしながふみ「大奥」を読む』が面白かった。という以上にマンガ『大奥』を読みたくなった。徳川時代に流行した男だけが罹る『赤面疱瘡』という「死に至る病」で男の人口が「4分の1」に激減。三代将軍家光の時代から将軍も女に替わり全て男と女が入れ替わる世の中になる。言わば『とりかへばやものがたり』の「江戸時代版男の大奥物語」。《女が全ての労働力の担い手にならざるを得なく》なり《婚姻制度は崩壊する。貧しい女たちに夫を持つ事などは到底無理な事で彼女たちは花街で男を買い種を付けてもらって子供を産む。婿を取る事は武士や裕福な商人庄屋などにのみ許された特権になってゆく》《官僚化していた武家社会では男女の役割の交代は比較的容易であった》そうして《女性将軍と男性大奥》のシステムを築き上げた春日局に側室(男)が疑問を呈する。《そうまでして守らねばならぬ徳川家とはあなたにとって一体何なのですか!!》春日局が答える。《それは戦(いくさ)のない平和な世の中です》2010年封切りの映画の宣伝はテレビで見たことがあったがコレほど過激で面白そうな物語だとは思わなかった。マンガも映画も見なければ。あ。学習院大の中条教授は最後に春日局の台詞に対して《美しく説得力のある言葉に響く》がしかし《「血」の特権化もロマン主義的イデオロギーにすぎない》としてミシェル・フーコーを引用。《実際には人間には如何なる目的もありません》と書く。《フーコーの反=人間主義》としてはそういう言い方になるのかもしれないけれど人間が生きていくにはマァ何かを信じたいという気持ちがどうしてもあるから小生は春日局の「美しく説得力があるように響く」言葉に絶賛を贈って信じたいと思いますけどね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと仕事始め。『世界思想』の「特集:スポーツ」の原稿を読み直して書き直しに手を付ける。「世界思想」という言葉に負けずに(笑)肩の力を抜いてゆっくりやりまひょ。

1月4日(木)
朝のベッドで『世界思想/人口問題』読み進む。面白い!目から鱗の連続。つい最近の小生が高校生から大学生になり物書きの仕事を始めた頃の1970年代までは《人口増加が問題視され「子供は二人まで」を推奨する人口抑制策まで打ち出された。こうした努力によって1990年代には人口増加率がかなり鈍化し2000年代からは念願だったはずの人口減少に転じた》それが今では「念願だった人口減少」を「少子化の危機」と見做しているのだから日本人って勝手なモンですね。川島雄三監督の映画『愛のお荷物』(人口増加が大問題となった戦後に厚生大臣が子沢山となって悩む喜劇)を見直すべきですね。日本の国土では《4000万人くらいが適正だという説がある。海外から農作物を輸入せず化学肥料を使わず土壌の回復力だけで食糧を自給した場合もまた4000万人が適正だといわれている》しかし《人口減少を喜ばない》のは《人口が減ると成立しなくなる仕組みが多いからだろう。税財源の問題や雇用の問題や国の活力の問題など》しかし《それは現状の構造を変えないまま人口が減った場合に生まれる問題である。社会構造や産業構造を変えたくないから人口減少が問題視され人口を増加させなければ大変なことになると警鐘を鳴らす》が《少ない人口でやっていく術はいくらでもある》のだ。イギリスの人口は約6400万人。フランスは約6600万人。イタリアは約6000万人。《戦前や明治期や江戸期》は日本も人口が《1億人以下だった》のですからね。そしてこの論を書いている山崎亮氏(株)studio-L代表は現在のハイテク技術を利用し《地域活動をする人口を高めることによって主体的な地域運営を実現させること》ができれば「少子化」は克服できると説く。《今の社会構造や産業構造のまま人口減少することは避けたほうがいいしそれをもって「人口減少は問題だ」と断定してしまうことはもっと避けたほうがいい。日本が理想的な人口規模に向かっていると考えるところから自分たちの生き方を考え始めたい。(略)「人口が増えなければ国際競争に勝てない」という悪しき悪しき神話から抜け出す》べきなのですね。ワン。ベッドを出て次女や孫2人とヨメハンと一緒に黒兵衛と散歩。長男は昨夜のジビエ・パーティの前に長女はパーティ後にそれぞれ東京の自分の住まいに帰宅。次女と孫も散歩と昼飯後に帰宅。ワイワイガヤガヤと五月蠅かった正月も幕。久し振りにパソコンの整理を少ししたあとヨメハンと二人で静かにビール飲んで晩飯食ってベッドへ。あ。「少子化対策」は「異次元の…」なんて言う前にまず国会議員を減らしましょうね。

1月3日(水)
ベッドでの読書は稲垣足穂は脳ミソがぐにゃぐにゃになりすぎるので昨年世界思想社から送ってもらった『世界思想2016年春43号』。特集は「人口問題」。日本は人口減少が問題とされ岸田政府は「異次元の少子化対策」などと叫んでいるがどうやら的外れのようで《将来目指すべき社会はどのようなものなのか。そのビジョン(のないこと)に問題があるのだ》その通りですね。《本来の目標は新しい文明社会への見通しである。出生率も人口安定もそれがあって初めて実現できるのではないか》岸田などの政治家ども全員に読ませたい一文ですね。所詮「異次元」の「対策」など「次元が違う」のだから現在の日本社会とは無関係なんでしょうけど…日本の近い将来が「万博」と「IR」ではどーしょーもない悲劇ですね。いやもう喜劇と言うべきか。万博のアンバサダーは松本人志ですからね。ワン。ベッドから出て子供たちや孫たちと朝食のあと黒兵衛と散歩。娘や孫たちが買い物の間にゴッホの生涯を描いた映画『永遠の門』を見る。ゴッホの絵の色に合わせた風景の映像も彼の精神の奥深いところで蠢いている心の底から溢れた台詞回しも物語も見応えのあるイイ映画でした。仕事で帰った長男以外の家族全員で夕方から大船のジビエ料理店『アジト』へ。鹿肉のステーキやユッケや猪のボタン鍋やらをみんなで楽しむ。美味しい店で今年の正月休みもオシマイ。能登半島と北陸の皆さんや羽田の事故に見舞われた皆さんには大変な正月になったようでお見舞い申し上げるほかないですがヤハリ今年は為政者に厳しい目を向ける一年にしないとダメですね。

1月2日(火)
夜寝るのが遅いと朝の目覚めも遅い。その結果朝の読書はパス。まぁ正月だし仕方ないか。朝ゆっくり起きて子供たち孫たちと一緒に黒兵衛と散歩。テレビのニュースで能登半島の地震の様子を見る。やはり津波も相当の被害があったようですね。正月のお笑い番組を放送している民放の姿勢が腹立たしく感じられる。チラチラ見た箱根駅伝は駒沢一強を覆して青学健闘。大会直前に青学原監督が週刊現代で展開した箱根駅伝大批判をマスメディアがもっと取りあげるようになるためにも頑張ってほしいですね。北陸地震に対して駅伝のやれる幸せとコメントした原監督の言葉の意味をメディアも考え直すべきですね…と思っていたら羽田空港で大惨事。満員の乗客を乗せたエアバスと衝突した海保の航空機が能登半島の震災へ物資を届けるために飛び立とうとしたところだったと聞いて改めて悲劇が痛々しく思われたが満員の乗客乗員が燃え上がるエアバスから全員無事待避したと聞いて救われる。夜は子供たちと酒飲みながらnetflixでレディー・ガガやジュリー・アンドリュースやロッド・スチュアートやブライアン・アダムスや20代の若きパヴァロッティなどの見事な歌声を次々と聴いたが何と言っても凄かったのはアレサ・フランクリンの『誰も寝てはならぬ』(プッチーニのオペラ『トゥーランドット』のアリア)でしたね。グラミ−賞の記念コンサートで歌ったらしいけどソウル・ジャズ・タッチ歌い上げたコレはパヴァロッティより凄いかも。

1月1日(月)つづき
朝ゆっくり起きて家族みんなで黒兵衛と散歩。静かな正月。午後イチで『鮨処もり山』さんが家族3人でお節料理を届けてくれる。孫2人はお年玉ももらってありがとうございます。サッカー日本vsタイ戦の前半戦が0−0の不完全燃焼で終わったところで年末に帰国した隣家の在フランスご夫妻が百一歳の御母堂と一緒にご挨拶に。お土産のシャンパンと孫にお菓子のお城をありがとうございます。我が家族7人+3人の全10人みんなで記念撮影。サッカー後半は堂安が入ってチームが引き締まったのか大量得点で正月のパーティを始めたとたん緊急地震速報で全員唖然。新年がコレでは日本の行く先にはも暗雲?日本の今年はどーなる?まいったなぁ…と思いながら孫どもが寝たあと大人は北陸地方の様子をテレビで見ながら深夜まで酒盛り&音楽談義。しかし震度7の一夜明けたあとが気になった元日でした。

2024年 令和6年 正月元旦(月)
あけましておめでとうございます。元旦はナントカカントカへの一里塚めでたくもありめでたくもなし。今年は中庸の精神でいきますか(笑)

12月31日(日)大晦日
体調はやっと戻ったかな。しかし油断せずようやくベランダ掃除や部屋の掃除に手を付ける。ヨメハンがコロコロと読んでいる粘着テープの掃除道具を初めて使ってその集塵力に感動。カンドーなどという使い過ぎられた言葉はこーゆーときに使うのですよね。夕方になって長女が来宅。次女も孫2人を連れて来宅。長男は明日らしいけどみんなでワイワイガヤガヤ鴨鍋に蕎麦入れて年越し。紅白とゆく年くる年はBGM…とはいえ年末〜大晦日は碌なテレビ番組がないですね…と思いながら年を越して…あけましておめでとうございます&おやすみなさい。

12月30日(土)
ベッドなかで『週刊新潮』読む。新年号は文春のほうが面白かったですね。ただ宝塚の記事だけは創価学会との関係を書いた新潮のほうが面白かったかな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。少し歩いて雲古させて帰る。今日一日で体調を治さなければ…とヨメハンのほうが気を利かせてくれて「今日も寝とって」と言ってくれる。その言葉に甘えてリビングで横になる。元気を出そうと意識して映画はクレイジーキャッツの『怪盗ジバコ』。1968年の映画か…マンションと名付けられた東京の住まいが隣の部屋と薄壁一枚の1DKのボロ長屋。日本はまだまだ貧しかったですね。しかしみんな元気でしたね。続けて植木等の『日本一の男中の男』。監督は古澤憲吾で戦中派のこの監督は多くの映画で突然意味なく軍艦マーチを大音量で鳴らしますね。何日か前に見た小津安二郎の『秋刀魚の味』でも軍艦行進曲が極めて意味深く印象的使われていたけど小津が哀愁としての軍艦行進曲なら古澤憲吾は戦前の軍国主義と戦後の高度経済成長が本質的に同じだということを示す軍艦マーチダと言えそうですね。そんなことを考えながら一日中横になって晩飯に卵2個入りの卵饂飩を食って気合い入れて眠って体調を戻すためにベッドへ。明日は大晦か…。

12月29日(金)
体調戻らず。最悪の年末。若いときは一晩寝れば治ったのがぐずぐずと体調不良が続く。ヨメハンには申し訳ないけど今日も一日寝て暮らす。年を越して書き直さなければならない原稿のことなどいったん忘れねば。締め切りまでにはまだまだ充分時間があるんやから…(>_<)夜『チコちゃん』見ても元気にならず。とにかく寝て回復を待つほかなさそう…とほほ。

12月28日(木)
一晩寝てスッキリした気分。体温も36・5度と平熱。身体も軽く黒兵衛と散歩に出ても問題なし。しかし大事をとって軽く部屋の整理のあと昼寝にたっぷり時間をとって『ジュラシックワールド』なんてクダラナイ映画まで見てゆっくり休んで……までは良かったがその後の仕事部屋や寝室の掃除で汗だくになって調子を崩す。食欲もなく晩飯もそこそこに再びリビングでテレビ見ながら横になるとNHKで『魔改造の夜』をやっていたので見てしまう。この番組は最近のNHKで『解体キングダム』と並ぶ好番組ですね。とは言え体調戻らず。翌29日も何とか黒兵衛の散歩はこなすが終日寝たり起きたり。まいったなぁ。仕事納めのあとにはよくあることだが一日で回復したのがダラダラと長引くのは歳のせいか。本を読む気にもなれず『週刊文春』持ってベッドへ自民党の裏金・宝塚のパワハラ・羽生結弦の離婚・松本人志のセクハラ疑惑…明るい記事はないですね。

12月27日(水)
《凡そ絵画とは(ダリの言葉を俟つまでもなく)男女関係の複雑化である》稲垣足穂を読んでいると難解というか理解できそうでまったく理解できそうにない文章が出てくる。《スポーツとは他者の排除である》という一文は彼にしては珍しく浅薄な思考とも言えるが現実認識としては的を射た言葉とも言える。ベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』に今年最後のZOOM音声出演。今日は井上尚弥の「強さ」について。昨日の本欄には書かなかったけどYuTubeで見た「強さ」の感想を話して森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)を紹介する。井上尚弥の凄さ《それは敗者があまりの強さに脱帽し拳を交えたことに感謝し誇りにさえ思うことではないか。そして真のチャンピオンは闘った相手に恩恵をもたらし幸せにする》これは良い文章ですね。ラジオを終えたら何故か身体がだるく疲れた感じがするので体温を測るとウワッ37・5度。黒兵衛の散歩は最短距離で済ませてリビングのソファで寝る。毎年のように最後の仕事が終わると熱の出ていた癖がココ2年ほどなくなっていたのにぶり返したか。そう言えば師走は沢山原稿を書いたと思いながら一日で治すぞと気合いを入れて寝る。食欲もなくカロナール(熱冷まし)服んで午後も小津安二郎の映画『お早よう』を見ながら横いなる。この映画は好きですね。こんな昭和の時代から現代の喧噪の未来は創造できないですね。映画が終わると寝っぱなし。マーラーの9番と10番を聴きながら寝ているとヨメハンにそんなん聴いてたら死んでしまいまっせと言われる。ホンマ。そーゆー音楽です。たしかルキーノ・ヴィスコンティはマーラー聴きながら亡くなりましたね。いやブラームスだったかな。晩飯に昼飯に食う予定だった蕎麦を食ってまた睡眠。体温37・2度。気合いを入れて眠る。

12月26日(火)
朝起きてゆっくりと東京新聞の「数独」をやりながらパンと牛乳の朝食をとってるとヨメハンがラジオの時間でっせーというので慌てて準備。しかし昨日RKB毎日放送の担当者からメールが来なかったしオカシイなぁと思ったら今日は火曜日一日早いやないかぁ!と大笑い。まぁこんな間違いをするのも年の瀬ですナァ。朝飯済まして黒兵衛と散歩。一日中かけて部屋の整理。カレンダーを2024年1月にして締め切りや仕事を書き入れて年末の雰囲気ですなあ。昼間NHK-BSで小津安二郎監督の『秋刀魚の味』をやっていたので晩飯の前後に見る。ナルホド。70歳を過ぎてこの映画の素晴らしさがようやくわかりました。昨日読んだ蓮實重彦氏の文章《小津安二郎は間違っても日本を代表する映画作家などではない。そんなことは黒澤明にでも任せておけばよろしい。小津は(略)国籍・性別・年齢を超えて宇宙と無媒介的に触れあってしまった例外的な映画作家》ということがナルホド腑に落ちた。しかし笠智衆が日本画家のヨメハンの親父さんにそっくりで笠智衆の同窓で若いヨメハンをもらった男が俺の親父によく似ているのにはまいったな。みんな昭和の戦争体験者ですね。

12月25日(月)
ベッドで稲垣足穂『少年愛の美学』や『A感覚とV感覚』拾い読み。メッチャ面白いけど抜き書きするのは自重します(笑)。昨日送られてきた筑摩書房のPR誌『ちくま』も読む。蓮實重彦氏が「久方ぶりに烈火のごとく怒ったのだがその憤怒が快いあれこれのことを思いださせてくれたので怒ることも無駄ではないと思い知った最近の体験について」と題して小津安二郎の生誕百二十周年記念のシンポジウムが如何に酷かったかということと生誕百周年を祝い没後四十年を追悼したときの小津安二郎の国際シンポジウムが如何に素晴らしかったかを書かれていたのが面白かった。前者のほうは《オリンピックをはじめこの組織が絡むと碌なことにはならない》という組織が絡んでいたうえ司会者が《小津についてはまったく無知としか思われない》女子アナでパネリストにマトモな質問もできなかったらしい。最近ではよくあることですね。あらゆる「劣化」も「進化」の一種ですからね。毎号愛読してる斎藤美奈子さんの『世の中ラボ』は「一から学ぶイスラエルとパレスチナ」で今回も参考にさせていただきましたが『読んで出会ったすごい人』という斎藤真理子さんの新連載で紹介されていたルーチェ・デーラモというイタリア人女性の《苛烈すぎる自伝的小説『逸脱』》の紹介文を読んでマイってしまった。ファシスト党幹部の家に育っただった若き女性が噂に聞くナチス・ドイツの強制収容所がどんなものか?噂通りか?と思って自ら様々な強制収容所に「体験収容」されに行くのだ!なんという「すごい人」だ!コレは読まなきゃと興奮しました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。世の中クリスマスらしいが小生と我が家は臨済宗だから無関係。袈裟衣姿の坊さんがクリスマスケーキを買って持ち帰るのを見て「イイ風景」だとエッセイを書いたのはたしか永六輔さんだったと記憶しているけどアレは皮肉だったのかな?ワン。昨日書いた連合通信のコラムを読み返してメール送稿。あと今年の仕事は明後日のラジオと『世界思想』の校正でオシマイですね。今年もマァいろいろありましたけど日本のスポーツ界は野球が完全にアメリカ・メジャーの二軍になってしまったのは自民党政治と同じ構造になったということですね。明日の井上尚弥は勝つだろうなぁ。

12月24日(日)つづき
ベッドを出て長女やヨメハンと一緒に黒兵衛と散歩。ワン。長女は黒兵衛にカッコイイ灰色の防寒コートの他に真っ赤に白の2本線が入ったアディダスに似てるトレーニングウェアも買ってくれたのでそれに着替えて散歩。ペットの動物をオモチャにするのはあまり好きじゃないけど子供のやる愛情表現だからマァいいか。ワン。午前中に長女と一緒にディズニー・プラスが製作配信した大谷翔平に関する1時間半番組のインタヴュー・ドキュメンタリー番組『Beyond the dream』を見る。松井やダルビッシュたや栗山監督やマダックスなどメジャエンゼルスのエンゼルスのGMも登場。丁寧な番組作りで大谷も高校時代の書いた将来の計画表を中心に作られていて興味深かったけど…日本人野球選手の最高の舞台がアメリカにしか存在しないのは困ったことですね。午後からはデスクワーク。今年最後の短いコラムを書く。連合通信の連載『スポーツ玉手箱』第153回。月イチの連載だからモウ12年も続いているのかと思うと少々感慨深い。晩飯はMANZAIを見たりニュースを見たり團十郎の南座での襲名披露を見たり…しながら。最近のMANZAIはみんな叫びすぎですね。

12月24日(日)
昨日見たレナード・バーンスタインの伝記(?)映画『マエストロ』についてベッドで考え続ける。映画としては完全に失敗作でバーンスタインを知っている人でないと見ていられない映画で監督兼主役のブラッドリー・クーパーがバーンスタインという人物に惚れ込みすぎた結果だろうという感想は間違っていないと思うけど…だったらどんなバーンスタインの描き方の映画が可能かと考えると難しい。作曲家としても指揮者としてもピアニストとしても指導者としても超一流で音楽的才能の全てに満ち溢れて女性も男性も家庭も友人もあらゆるジャンルの音楽も音楽仲間も全てを愛してアメリカでもヨーロッパでも世界を股にかけて大活躍した人物を2時間程度に纏めることなど不可能だろう…と思うほかない。個人的には小学5年の時に彼の指揮するドヴォルザークの『新世界交響曲』のLPを買って以来彼の大ファンになり日本での最後の一度だけの指揮(ブリテンの『ピーター・グライムズ組曲』&ベートーヴェン交響曲7番)にヨメハンと一緒に接することができたことを喜ぶほかない。あのときのオーチャード・ホールは演奏後の拍手がいつまでも鳴り止まずオーケストラのメンバーがすべて去ったあとも鳴り止まず空っぽになった舞台に白いマフラーを首に巻いたレニーが登場して合わせた両手を頬に当ててもう寝る時間だから帰ってくれというジェスチャーをして一段と拍手の音が大きく鳴り響いたあと満員の聴衆が(私たちも)ようやく帰り始めたのでしたね。私の生涯でベスト3に入る素晴らしいひとときでした。そんな体験がある私はアノ映画を批判してはいけないのかもしれませんね。

12月23日(土)つづき
稲垣足穂の拾い読みは楽しい。けれど昔エッセイにアポロ11号が月面着陸したことについて書かれていたような記憶があるけど見つからない。たしか数学者の岡潔氏はテレビでアポロの月面着陸を嗤っておられたように記憶している。「目を閉じれば月世界くらい誰でも 行くことができるのに…わざわざ行く必要はない」と。足穂氏ならさらにラジカルなことを書かれている気がするので見つけたいのだが見つからない。まぁ焦る必要もないか…正月休みのテーマにしましょう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。原稿に四苦八苦する日が続くと仕事部屋が何故かグチャグチャになるのでそれを整理整頓。乱れる→正す。それが人生?腹が減る→飯を食う→また腹が減る→また飯を食う→……それもまた人生。嗚呼。午後になって大学ラグビーを見ていると長女がやってくる。黒兵衛にクリスマス・プレゼントだといってカッコイイ防寒コートを着せてくれる。虎太郎には暖かい小さなワンルーム。最近のペットは恵まれすぎているけどマァエエか。晩飯はヨメハンと長女と3人で今年いっぱいで店を閉めるというイタリア料理の『センプリーチェ』へ。せっかく美味しい本格的ナポリ料理を食べることのできるイタリア人シェフのお店だったのに閉店は残念。新しいお店は沖縄だとか。みんなで記念撮影してアリベデルチ。帰宅後Netflixで『マエストロその音楽と愛と』を見る。レナード・バーンスタインの生涯を描いた映画だがコレは明らかに失敗作。バーンスタインのことを知っている人でないと楽しめませんね。監督・主演のブラッドリー・クーパーがレニーそっくりのメイクと立ち居振る舞いと指揮で頑張ってたけど彼のバーンスタインに対する思い入れが強すぎて映画作品としては破綻。脚本も悪い。編集も下手。バーンスタインの音楽の使い方もイマイチ(『オン・ザ・タウン』のシーンだけちょっと面白かったけど)映画としては素人の作品。残念でした。クーパーはバーンスタインになりきってマーラーの『復活』を指揮したりしていて嬉しかっただろうけど…それはバーンスタイン自身の映像で見れば良いことで…嗚呼。

12月23日(土)
原稿書きに行き詰まってるときの本欄の記述は間違いだらけですね。日付の間違いや漢字変換の間違いは訂正しておきました。失礼しました\(__ )

12月22日(金)
《私はマックス=プランクが量子常数hを発表してから約3週間後に大阪市船場北久宝寺町に生まれた》朝の読書に稲垣足穂全集全12巻の第9巻を選ぶ。ソロソロお正月ですからね。関係ないか(ーー;)ずっと前々から読みたい読みたいと思っていたものでとりあえず無作為にエッセイ的なモノの多い巻を本棚から引っ張り出したがどのページを開けても面白い。瀬戸内晴美・吉行淳之介・三島由紀夫・谷崎…といった名前が飛び出すかと思えば(川端康成については糞味噌の最低の評価)A感覚V感覚P感覚から空中飛行&宇宙の話に飛ぶ。面白すぎる。教養ありすぎ。小生の大好きな(色紙に必ず書く)荘子の「知魚楽」の話も出てきたかと思えばプラトン&ゲーテも突然登場。天狗の話も面白い。「天狗」は元々「天の狐」で昔の狐は羽根があって空を飛んでいたとか。だから「鼻高天狗はニセ天狗」で江戸時代に創作された鼻の長い赤い顔をした怪物は本物の天狗ではないらしい。天狗はいろいろな山に棲んでいて鳥は化身で烏(カラス)天狗だけでなく天狗の鼻と嘴は鳥と同じ形のが本物だという。ナルホド。いろいろブッ飛んだ話を読むと頭の中が空っぽになって早速ベッドを出て昨日四苦八苦して書いた原稿を新鮮な頭で読み直して書き直し。しかし最後が上手く書けない…黒兵衛と散歩のあとウンウン唸って昼飯抜きで書き直し。ようやく夕方に完成したのは『世界思想』のスポーツ特集。タイトルは「老スポーツライターの嘆き」。ふううう。校正でまた読み直しましょう。晩飯は録画しておいた『映像の世紀バタフライエフェクト/ガンジーの無抵抗主義』を見ながら。ガンジーは凄い人だったですね。彼のような人物を哲人と呼ぶのでしょうね。続けて映画『トランボーハリウッドに最も嫌われた男』第二次大戦後冷戦期のアメリカに吹き荒れたマッカーシズム(共産党員排除)で仕事を失い逮捕収監までされた脚本家の実話。共産党員だということで仕事失った彼が別名で書いた脚本が『ローマの休日』でアカデミー賞は別名で取ったのですね。素晴らしい家族が彼を支えた素晴らしい映画でした。さぁ年内の締め切りはラスト1本に。

12月21日(木)
青山和夫・編『古代アメリカ文明マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(講談社現代新書)読了。非常に面白かったです。「効率」を考えない文明が豊かな文化を生むと理解できました。かつては「効率」を優先する西洋文明に滅ぼされた古代アメリカ文明だけどソロソロ人類も「効率優先進歩絶賛文明」の煩わしさに気付いて「循環型文明」の良さに気付くべきでしょうね。それにはまず日本人は大阪関西万博を止めるべきでしょうね。そして国会議員や県会議員や市会議員を全て半数に削減すれば良いかも…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。近所にマックスとかボビーという名前の洋犬がいることに気付き黒兵衛も洋犬だからやはり西洋風の名前がイイのかなと突然気付きこれからはCrobeeとでも呼ぶか…とも思ったがヤッパリ似合わないかな(>_<)ワン。そういえばウチの虎太郎が餌を食べているときの背中の丸みを帯びた曲線は国芳の絵にあった化け猫が油を舐めている後ろ姿にそっくりなことに気付いた。虎太郎は和猫に間違いないですね。デスクワークは『世界思想』のスポーツ特集に四苦八苦。やはり『世界思想』という本のタイトルにプレッシャーを受けたのかな?ジャーナリズムをフィールドにしているライターはアカデミズムの世界に弱い?トホホ。

12月20日(水)
『古代アメリカ文明』面白い。アンデスの山々は宇宙とつながってるのですね。そこからインカやマヤやの文明を宇宙人が作ったとかUFOが飛来したとか馬鹿馬鹿しい糞説を近代文明人がでっち上げたわけでしょうけどアンデスの海抜4000mの一角で深夜に空一面に広がる天の川を見たことのある小生は宇宙と山が一体になって我々を包み込んでいることを実感しましたから「山=宇宙」ということがよくわかります。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日は先週に続いて大谷のドジャース入りを取りあげドジャースと日本野球の関係を話す。元亜細亜大学野球部監督のアイク生原さんがドジャースの2代目オーナーであるピーター・オマリーさんの秘書になって日本とアメリカの野球を繋いだのですよね。そこで川上監督時代の読売ジャイアンツが2度にわたって春のキャンプをドジャー・タウンで行いヘッドコーチだった牧野茂さんがバントシフトやダウンスイングなどのドジャースの戦法を取り入れたのですね。バントの構えから強打する「バスター」もドジャース・キャンプで取り入れたものでしたがソレはただ「バスター!(すっげえ!)」と周囲のアメリカ人が叫んだだけの言葉を牧野さんが「戦術用語」にしたのですよね。ワン。他にも生原さんとの関係を中日監督時代の星野仙一さんが奪ってドジャースそっくりのユニフォームを作った…とかイロイロ喋ったあと黒兵衛と散歩。そー言えば最近テレビで♪ジャ〜ンボ!ジャ〜ンボ!年末ジャ〜ンボ!と歌って宝籤の宣伝をしてますけどあの音楽はベートーヴェンの交響曲第7番第1楽章第2主題のメロディですね。最近書いた『ベートーヴェンは凄い!』という原稿に入れておけばよかったですね。ワン。終日『世界思想』の原稿『いまスポーツとは何か?を考える』の原稿に四苦八苦。とりあえず「スポーツのブックリスト」だけを仕上げて送る。カイヨワ『遊びと人間』中村敏雄『著作集全8巻』多木浩二『スポーツを考える』あと2冊は拙著『スポーツとは何か』と『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』で合計5冊。ホイジンガは落としたけど誰か他の方が選んでくれるでしょう。

12月19日(火)
『古代アメリカ文明』読み続ける。これほど素晴らしい見事な文明が他の文明に滅ぼされてしまったのは「進化」が「進歩」ではないということの証明と言えそうですね。電気自動車も空飛ぶ自動車もリニアモーターカーも原発もIRも「進化」なのでしょうけど「進歩」かどうかは不明ですね。「退化」するのも「進化」の一種ですからね。そういえば宇宙物理学者のホーキングは「宇宙の地球以外の惑星に地球人と同じような高度な知性を持った宇宙人は存在するでしょうか?」という問いに対して「地球人の知性が高度かどうかは疑問ですが…」と答えていたのは面白かったですね。アンデスのインカ人とそれを滅ぼしたスペイン人のどちらが「高度な知性の持ち主だったか」はビミョーですからね…イヤその答えはもう明白ですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。Jリーグが欧州リーグに合わせて秋春制にすることを決定しましたね。「Jリーグが世界的なリーグに発展するため」とチェアマンは言いました。プロ野球は米メジャーと肩を並べるつもりはないのかな?読売新聞をアメリカで売る気はないでしょうからね。ワン。デスクワークは北國新聞連載「スポーツを考える」第75回を執筆。ドジャースとはどういう意味?という疑問を持つことからスポーツの面白さがわかるという話。過去にいろんなところに書いた内容だがまだドジャースの意味も知らずに騒いでる人が多いので手を変え品を変えて書きまくる。スポーツに疑問を持たないこと=体育としか考えずに身体を動かすこと…が日本のスポーツをダメにしているのですからね。原稿をメールで送ったあと晩飯はテレビでイロイロニュースを見ながら。裏金疑惑と政治改革はどこまで「改革」されて「進歩」するのかな?プロ野球の契約金や年俸も「推定」のママで良いわけがないのに誰もソレ(裏金疑惑)を指摘しないですね。新聞社(ジャーナリズム)がみんな野球と関わってるからでしょうね?

12月18日(月)
朝のベッドでの読書『古代アメリカ文明』はインカ文明に突入。《アンデス山中に生きる人々はその不動の「真実」である山や丘を宇宙・世界に影響を及ぼす神々と捉えておりそれを巡って祭祀・儀礼も行う。巨大な山や丘の前では生きとし生ける者は皆小さな存在である。山々を敬い怖れ自然と共に生きる人々の思想・思考は調和を重んじるが故に柔らかで優しさに満ち謙虚でもある》ナルホド。インカ「帝国」などという言い方はヨーロッパ(スペイン)人が間違ってつけた名称なのですね。《山々はその姿・形を変えないが故に「真実」でもある。(略)ビルの林立する大都市ではその「真実」がなく不安な気持ちに襲われる。その時あの山々があるから自分が存在するのだと無意識の内に心と体が捉えていたことに気付かされる。都市ではあのビルがあるから自分が存在するのだとは到底思えない。一方で少しでも町の景観が変わると妙な気持ちになる。景観は宇宙における自己の位置づけに大きな影響を及ぼしている》確かに!最近渋谷や横浜を歩いたけど都市の景観の変化が自分という存在もメチャメチャ不安にすることを実感しました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。錣山親方(元寺尾関)が亡くなりなりましたね。「鶴ヶ嶺(井筒)三兄弟」を最初にマスメディアに書いたのは小生だったと思います。寺尾関が序の口の頃。『平凡パンチ』に書きました。小生の初の相撲の記事でした。合掌。デスクワークはイロイロ調べ物&雑用。締め切りあと3本の実感が出てきたかな?晩飯は吉本新喜劇を見ながら。すち子さんオモシロイ。

12月17日(日)
『古代アメリカ文明は』ナスカ文化に突入。有名な巨大な地上絵は数百もあるうえ近くには巨大な神殿などもあったのですね。それが気候変動で乾燥化が進み「誰もいなくなった」になってしまったわけか…人間の力って小さいものですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。日曜の朝の散歩は本当に静か。静謐は善きこと哉。ワン。ちょっとだけ仕事をして大船へ。東海道線で横浜へ。中高時代の友人4人と一緒に横浜駅近くの中華料理店で昼から酒&中華料理で会食。京都から来る予定の一人は風邪で残念ながら突如欠席。ワイワイガヤガヤ何でも話せる古友達と年に1回の歳忘れ憂さ晴らし。数学者・コンピュータ技術者・銀行マン・経営コンサルタントの面々と岸田内閣批判や五輪批判からテロリズム礼賛やAIとは何ぞやまで楽しく歓談。心の洗濯には恰好の仲間と隣のビール・バーに移動して午後5時頃まで呑み続ける。皆さんよく呑みますね。高校時代から変わりませんね(笑)。マァ年に1度の大宴会くらいエエでしょう。

12月16日(土)
『古代アメリカ文明』読み続ける。メッチャ興味深いのだけど素人にはモウ少々簡単な説明でもイイかも(>_<)。しかしメソアメリカのピラミッド文明がこんなに沢山あるとは驚きです。ナスカの地上絵に関する記述を早く読もう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。メディアが大谷の話題を大きく取りあげるのは自民党の「派閥裏金疑獄事件」を「スポーツウォッシング」するためか?どうせならDodgersの意味の説明とメジャーは契約金や年俸を公表している(日本のプロ野球は公表していない=推定の発表しかない=裏金があるのかな?)ということも解説してほしいですね。ワン。終日デスクワーク。年内締め切りはあと3本。今年も押し詰まってきましたね。実感はないけど。

12月15日(金)
青山和夫・編『古代アメリカ文明マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(講談社現代新書)を読み始める。面白い。世界四大文明(黄河・インダス・メソポタミア・エジプト)といのは学術用語でなく単に日本の教科書に使われただけの言葉で文明は大河の傍に生まれるというのも間違った認識なのですね。他の文明の影響をまたく受けずに独自に文明を開化興隆させた「世界四大一次文明」はメソポタミアと中国とメソアメリカ(マヤ・アステカ)とアンデス(インカ・ナスカ)の4カ所になるわけですね。面白い。マヤ文字の芸術性にも驚かされるがコロンブスアメリカ「発見」500年でボリビアにテレビ番組で取材に行ったことを思い出す。チチカカ湖畔で伝統舞踊を披露してくれたインカの末裔の人たちにソノ衣裳は何年くらい前に作られたものですか?と訊いたら「日本のテレビのために先週作りました」と答えられて困惑した。そのデザインはいつの時代の?と訊き直したら「先祖からずっと続いてます」と言われた。何年くらい前から?と訊いたら「古すぎてわからない」と言われた。時間の感覚の違いにマイッタことを今も憶えてる。高度4千mで酸欠に悩んだことも…5千mを突破すると自動車パンクの連続で雪が下から上に降っていた…そんなところにもリャマがいた…湿度5%でカラカラの空気にマイッタ…ホテルで寝るときに毛布やシーツをお湯でべとべとに濡らしても翌朝にはカラカラに乾いていた…頭がぼけないためにコカの葉を噛まされた…酸欠で煙草に火がつかなかった…ホテルの風呂の水が回転せずに流れた…気温が昼間が35度で夜が氷点下になった…夜空の天の川と空一面の星が見事に輝いて「星の数ほど」あった…足下にボンヤリと自分の身体の月影と星影が現れた…いやはや南米は面白いところです。首都ラパスは酸素が少ないから火事は起こらないそうです。もう一度行きたいけど歳取ったから無理ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。イロイロ準備して夕方の『ニューズ・オプエド』は今年最後のスポーツ特集。ゲストに今年のスポーツ界の三大出来事を選んでもらう。小林信也さんは「WBCの大騒ぎ/甲子園大会猛暑でも強行開催/様々な大学スポーツで大麻事件」大住良之さんは「年末まで続くWBC騒ぎ/サッカー日本代表4−1でドイツに勝利/国枝慎吾さん引退と後継者の台頭」小崎仁久さんは「政治的思惑イッパイのアジア大会/神宮外苑再開発にスポーツ界は沈黙/千賀滉大投手育成選手からメジャー入り」小生は「川淵三郎氏文化勲章/ベースボール・ユナイテッド開幕宣言/ベースボール5五輪ユース正式競技に」…他にもイロイロありましたね。

12月14日(木)
田中久美子・監修『地獄百景』(ベスト新書)読了。文章も画像も結構面白かった。古代メソポタミア・エジプトからゾロアスター教・イスラム教の死後の世界(地獄)まで触れられていたがメッカのカーバ神殿のすぐ横が高さ最大601mの超高層ビル群が聳え並んでる写真には驚いた。以前エジプトのスフィンクスの前には道路を挟んでマクドナルドの店があることに驚いたことがあるけどこーゆー当たり前の情報ってもっと必要ですよね。とりわけイスラム世界やアフリカでは…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。しかしゾロアスター教って結構マジにオモシロソウですね。ワン。終日デスクワークは『ZAITEN』連載や共同通信書評の最終校了などイロイロやってると『スポーツゴジラ』第61号が届く。特集は「スポーツのこれからを考える」で以前出席したブレイキンの選手を含めたシンポジウムや慶応高校森林監督のインタヴューが載っている。読まねば…と思ってると世界思想社から『世界思想』の43号「人口問題」44号「人工知能」48号「共生」の3冊も届く。コレも読まねば。面白いことにコノ日送られてきた雑誌は両方とも無料配布の雑誌なんですね。偶然でしょうが面白い。最近の有料の雑誌は何故かイマイチですからね。いや『週刊文春』今週号の「裏金は森から始まった」は面白かったですね。日本のスポーツ界の裏金はどのあたりから始まったのかな?映画『あなた買います』のモデルになった南海の穴吹選手あたりから?イヤもっと古い難解から巨人に引き抜かれた別所投手あたりからかな?よーわかんけど野茂投手がアメリカで大活躍した結果メジャーのスカウトが多勢日本のアマ野球に押し寄せたところが次々と裏金を要求されてウンザリした…という話を関係者から聞いたことがありますね。

12月13日(水)
『地獄百景』は仏教を離れてユダヤ教キリスト教の世界に入ってつまらなくなる。元々ユダヤの地には地獄の概念がなかったのですね。だからダンテの『神曲』やミケランジェロの『最後の審判』が現れるまで地獄の面白さ&怖さは一般化しなかったのですね。堕天使ルシファーと言ってもゲームのキャラになるだけだしボッシュ(ボス)の『音楽地獄』はブッ飛びすぎオカシすぎで仏教系の『帷子ノ辻』の『九相図』のようなリアルな地獄(死後)の怖さは西洋にはなさそうですね。だからジェノサイドなんてできるのかな?ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日は最初に大谷のドジャース入りを取りあげてDodgersってどういう意味?のクイズから。意外と皆さん答えられないのですよね。DodgeがDodge BallのDodgeでドッジボールが「当てるボール」ではなく「よけるボール」という意味でニューヨーク郊外のブルックリンが本拠地だった頃は狭い道路にトロリーバスが走っていて道路で遊んでいる子供たちに向かって両親や大人たちが常にDodge! Dodge!と叫んでいたのでブルックリンの子供たちがDodgerと呼ばれるようになったのですね。だからロサンジェルスのように広々とした土地に越してきたチームが未だにDodgersと呼ばれているのもオカシイうえに「ロサンジェルスのブルックリンの子供たち」というのもホントはオカシイけど伝統ある名前なので残してるんですね…てな話をしたあとアラブ&南アジアのベースボール・ユナイテッドについて話す。しかし言葉の意味を知らなくても疑問を感じずに使ってしまうのは「理屈を言うな!」という体育教育の名残ですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと共同通信の書評やZAITENの校正などいろいろデスクワーク。「裏金疑惑」は自民党だけでなくスポーツ界も調査すべきですよね。KK野球のMaymon学校とかSport推薦のMaymon大学とかPro野球のMaymonTeamとか…アメリカのスポーツ界のカネに対する潔癖さを見習ってほしいですね。

12月12日(火)
『地獄百景』面白い…というより楽しい。「六道」の一つの「人道」には「生老病死」の「四苦」に加えて「愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五縕盛苦」の「四苦」があり合計「八苦」で「四苦八苦」するのですね。地獄雑学ですね。ワン。ベッドを出て雨のなか黒兵衛と散歩。ワン。人間に従って生きなきゃいけない畜生道も大変で畜生は仏法を学べないから輪廻転生しても畜生道を繰り返すことが多い…というのは少々不公平ですね。しかしもっと不幸なのは阿修羅道に堕ちた阿修羅ですね。天人の一人である帝釈天に娘を陵辱されて怒り狂ったアスラ王(阿修羅王)は怒りの感情が三大煩悩の一つだとして阿修羅道に堕とされて人間以下の鬼神の存在に貶められたのですね。仏法では怒りは最悪の煩悩とは言え悪いのは帝釈天だと言いたくなりますね。ワン。「天人」が「五衰」するのはそんな悪い天人への罰かな?そー言えばかつて阿修羅原というプロレスラーがいましたね。名付け親は作家の野坂昭如氏。昔はロープの上を歩く悪僧レスラーとかプロレスと仏教は近かったのかな(ーー;)?終日デスクワークはアラブと南アジアの野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」をイロイロ調べる。英語の資料を読むのは疲れますね。「マネー・ボール」って何だと思ったらMoney Ballを宣言した打者がソノ打席で打点を挙げると点数が倍になるらしい。走者満塁でマネー・ボール・ホームランを打てば一挙8点か。ハッハッハ。これがオイル・マネー・ベースボールか?日本のプロ野球のマネー・ベースボールは差し詰め裏金野球かな?契約金や年俸を一切公表してませんからね。自民党派閥の裏金キックバックのようなことは…これ以上書くと証拠を出せといわれるのでやめときます。元選手の「あの球団は推定年俸の2倍を出してる」といったイロイロの発言や新聞記者の知ってることは誰も公には喋らないし証拠になりませんからね。メジャーは契約内容を公表するのにプロ野球がしないのはオカシイですよね。

12月11日(月)
夜と朝のベッドで『地獄百景』読み続ける。地獄は楽しいですね。阿鼻地獄も叫喚地獄も黒縄地獄も灼熱地獄もどれもオッカシくケッサクだけど「邪淫」の罪を犯した者が堕ちる衆合地獄はめっちゃオモロイですね。あまり詳しく書けませんが(笑)「邪淫」の種類によってイロイロ堕ちる地獄が細かく分かれてるのも凄い。昔から「邪淫」の種類は沢山あったのですね。我がオペラの師匠故・永竹由幸氏は日本のオペラ作家たちが尾崎紅葉の『金色夜叉』をオペラ化できなかったのが日本オペラの「限界」と言ってたけど地獄の面白さをオペラ化できなかったことにも問題がありそですね。オッフェンバックは見事に『天国と地獄(地獄のオルフェ)』を創りましたからね。三枝成彰さんも『地獄のエンマ(閻魔)』ぐらい創らなきゃ(笑)。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。地獄に堕ちて畜生道に堕ちて生まれ変わった黒兵衛は幸せそうに歩いてますね。ワン。終日デスクワークは共同通信配信の書評執筆。対象の本は森合正範『怪物と出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)。スポーツというジャンルとは関係なく素晴らしいノンフィクションですね。原稿を書き始めると11字×70行という文字数に収まらないので本欄で書いていた「ドーナツの穴」や「太陽系」の喩えはすべカット。人生のなかにスポーツ(ボクシング)があるのではなくスポーツのなかに人生があるという一文だけを残す。ふううううーっと原稿を書きあげてメール送稿すると担当者から「素晴らしい原稿」との返事。編集者の褒め言葉は物書きにとって何歳になっても(お世辞でも・笑)嬉しいですね。一息ついてると講談社から現代新書の今月の新刊3冊が送られてくる。岩内章太郎『〈私〉を取り戻す哲学』。帯に「なぜスマホを見続けてしまうのか 気鋭の哲学者が明かす行きづらさへの処方箋」とある。青山和夫『古代アメリカ文明マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』「ヨーロッパ人発見以前の新大陸の歴史を私たちは軽んじていないか?」中野珠実『顔に取り憑かれた脳』「だから顔写真加工はやめられない!」−どれも興味深いモノばかり。読まねば!晩飯は吉本新喜劇を見ながら。マキバオー大活躍。刑事とヤクザが次々とマネキンに化ける台本も面白かった。

12月10日(日)
ベッドで読書する本がなくなったので年末年始は稲垣足穂全集読破に挑もうと思ったけど…その前に田中久美子・監修『地獄百景』(ベスト新書)を軽く楽しむことにする。様々な地獄に関する面白いイラストは何度も眺めたが文章はきちんと読んでないので熟読開始。ナルホド。仏教の地獄行きの審判は閻魔大王だけが司るのではなく亡くなって四十九日のうちに不動明王・釈迦如来の審判を受けて三途の川を渡り文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・薬師如来の面談を受けて六つの鳥居のどこを通ってどの地獄へ進むかが決まるのですね。何やらオモシロソウで『地獄八景亡者之戯』という面白い落語が生まれたのも納得ですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。日曜の朝の住宅街の散歩は本当に静かで冬の暖かさも心地よいですね。ワン。散歩のあと終日デスクワークは雑誌『ZAITEN』の連載「今月のスポーツ批評」を書きあげる。ふううう。今朝大谷のドジャース入り決定が報じられたので明日からテレビはまたまた大谷の契約の10年7億ドルで大騒ぎすることを見越してソレより重要な「ベースボール・ユナイテッド(アラブ&南アジアプロ野球リーグ)」とソレより面白い「ベースボール5(ファイヴ)」の話を書く。ふうううう。書きあげてテレビをつけるとラグビーをやっていたので見る。南アのW杯優勝SHのデクラークやニュージーランドの選手など多くの素晴らしい選手の動き回るレベルの高いラグビーは確かに面白いけど分かり難い(リアリティの感じられない)チーム名を何とかしてほしいですね。コノ試合は結局サンヨーvsキャノンの試合だったの?晩飯はNHK-Eテレの日曜美術館で浮世絵の素晴らしさを堪能しながら。雨や毛髪まで版木に彫る彫り師の技量は凄いですね。風呂のあとは酒飲みながら高関健指揮N響のシベリウス交響曲2番を楽しむ。ベルクルンドや渡辺暁雄さんの指揮のようにいかにも北欧的な澄んだ水彩画のようなシベリウスではなくバーンスタインのように色彩感こってり迫力満点の油絵のようなシベリウスでしたが素晴らしかったですね。年老いたブロムシュテットが椅子に座って指揮したマーラー9番の最終楽章も良かったですね。

12月9日(土)
森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)読了。スポーツ(ボクシング)というジャンルを抜きにしても素晴らしい超一級のノンフィクションでした。政治家や経済人のドキュメンタリーが政治や経済(企業経営)を徹底的に描くことによって人物像が立ち上がってくるのと同様に井上尚弥と対戦し敗北したボクサーのボクシングを徹底的に描くことによって挑戦者の人物像も井上尚弥の人物像も見事に浮かび上がらせた傑作ドキュメンタリーですね。太陽系の周囲を回る惑星を徹底的に調査することによって太陽の重力や光線や熱量の凄さを浮かび上がらせたわけですね。お見事でした。こんな作品が誕生したこともまた井上尚弥のの凄さの賜物と言っても著者に対して失礼ではないですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。2日間ほど風邪気味かと思える体調不良で少し散歩の距離を短めにしていた距離を通常に伸ばす。俺より歳をとってるはずの黒兵衛は俺より元気。ワン。負けじと散歩後のスクワットと筋トレを復活。チョイとキツい。ワン。最近久し振りにベートーヴェンに関する原稿を書いたので終日デスクワークのBGMにベートーヴェンの「運命」の演奏をイロイロ選んだけどブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の迫力にマイッタですね。古い19世紀的な正しく「運命」と呼ぶべき演奏ですがフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュやトスカニーニと並んで昔の指揮者の気合いは凄いもんですね。午後からはサッカー天皇杯の決勝を楽しむ。川崎フロンターレvs柏レイソルはイヤァ面白かったですねぇ。両チームのキーパーが互いに大活躍。延長からPK戦も10人目までにまで縺れた試合は川崎のキーパーが柏の26歳の若きキーパー松本のキックを止めてようやく決着。両チームに拍手。とりわけ押し気味に試合を進めて柏とキーパーの松本には大拍手ですね。イイ決勝戦でした。続けてTBS『報道特集』見ながら晩酌と晩飯に雪崩れ込む。政治資金問題は嗤うほかないですね。新聞記者の皆さんは知ってるんでしょ?だったら検察の特捜部より早く書きなさいよ。関西万博は早くやめたほうがイイですね。やめる決断はやることを進めた人が「やめる!!」と決断して自ら責任をとるべきですね。そーゆー根性のあるカッコイイ政治家はいないようですね。

12月8日(金)
『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』読み進む。面白い。という以上に素晴らしい!従来のスポーツ・ノンフィクションは人間ドラマに足を踏み入れるあまりスポーツから離れることが多かったがコノ著者はきちんとスポーツ(ボクシング)に両足を付けた立場でアスリート(ボクサー)としての素晴らしさを描いている。つまり人生のなかにスポーツ(ボクシング)があるのではなくスポーツ(ボクシング)のなかに人生があるのだ。井上尚弥と闘って敗者となったボクサーから得られた井上尚弥の人物像も素晴らしい。《井上尚弥の凄さ。それは敗者があまりの強さに脱帽し拳を交えたことに感謝し誇りにさえ思うことではないか。そして真のチャンピオンは闘った相手に恩恵をもたらし幸せにする》まだ30ページほど残しているけど素晴らしいスポーツ・ノンフィクションである以上に今年最高の一冊かな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。少々体調不良で短いコースで引き返す。タマにはさぼってもエエやろ。ワン。イロイロ仕事の合間に大リーグ評論家の福島良一さんに連絡。最近電話に出られなかったのでテッキリメジャーのウィンターミーティングにでも行っておられるのかと思っていたらナントUAE(アラブ首長国連邦)に行って来年開幕するベースボール・ユナイテッドのエキジビジョンを取材されていた。素晴らしいことですね。大谷の去就などいずれわかることですがアラブと南アジア(UAE・カタール・パキスタン・インド)で初のプロ野球リーグの誕生のほうが世界の野球界にとっては大事件ですからね。帰国後少々体調を崩された福島さんの『ニューズ・オプエド』出演は叶わないとのことですが現地レポートと5枚に写真を送ってくれたので今日のオプエドで公開することに。他のゲストはパラ・スポーツライターの星野恭子さんと千葉大大学院でオリンピックやパラリンピックの研究をしている都築則彦さん。パラスポーツについて語っているとスポーツの本質論に広がってイイですねオリンピックやプロスポーツを語ると政治や経済の話になってスポーツの話が消えそうになりますからね。ラジオのあとは『チコちゃん』見ながら晩飯&酒&寝る。

12月7日(木)
森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)読み始める。これは書評執筆の依頼を受けた本なのでベッドのなかでも赤青のボールペンや付箋を用意して気合いを入れて読む。井上尚弥という怪物の周辺(闘って負けた人物)を取材して書かれた本で言わばドーナツの周囲のカタチを浮き彫りにして真ん中にあるドーナツの穴のカタチを探ろうという試みですね。あるいは太陽の周囲を巡った惑星を詳しく調べて太陽(怪物)の強さ(重力)を計る試み…なんでしょうけどドーナツは穴より(当然)周囲のパンのほうが美味しいわけで…惑星が太陽よりも面白くないということもないわけですよね。というわけで…なかなか面白い本ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。チョイと風邪気味で黒兵衛に引っ張られると脚がもつれる。スクワットと筋トレのやりすぎかな?ワン。終日井上尚弥の本を読み通す。途中『週刊エコノミスト』のパリ五輪の原稿や年末の『ベートーヴェン連続演奏会』のベートーヴェンは凄い!の原稿の校正なども。根を詰めて終日(8時間も)連続して本を読むと結構疲れますね。小生は肩こりの自覚がない人間ですが凝ってるのかなあ?晩飯のあと風呂入ってそそくさとベッドへ。

12月6日(水)
『世界思想50号歴史』(世界思想社)読了。このような雑誌を『民主主義』の特集に次いで2冊続けて読破したのは初めてですね。もちろん読み出したら興味深くて止められなくなったからですが他の『日本の将来』『人口問題』『人工知能』『共生』…などの特集号も読んでみようかな?『歴史』の朝鮮戦争の記述なんか目から鱗がバリバリ落ちましたからね。ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは大谷や日大ではなくて先週チョイと話してスタジオのみんなに驚かれた綱引きの話。綱引きはオリンピックの1900年第2回パリ大会から1920年第7回大会アントワープ大会まで正式競技だったのですね。ところが第4回ロンドン大会でイギリスの選手がスパイクを使用したことにアメリカが猛抗議。騒動は陸上競技でアメリカ選手がイギリス選手の走路妨害をするにまで発展。そこで各国選手団を集めてミサが行われて司教が「オリンピックは勝つことより参加することに意義がある」と説教。この言葉に感激したクーベルタンが宴席で披露したのが広まったのですね。「参加することに意義…」とは元々は綱引きから生じた言葉だったんですね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。終日デスクワークは共同通信から書評を依頼された森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)を読み始める。昼飯時にNHK-BSで映画『カモメ食堂』をやっていた。以前見てイイ映画だと思いましたがコノゆったりしたテンポに小生はついて行けません。北欧でおにぎりを流行らせるアイデアは今は事実になってますから先見の明は凄いですけど小生は昨日放送された『日本沈没』のほうが好きですね。原作者の小松左京氏は堺屋太一氏と一緒にプロデューサーとして1970年の大阪万博に関わった人物ですよね。岡本太郎氏の太陽の塔は今も残ってますね。現在進行中の関西万博のプロデューサーや木造大屋根の設計者は誰なのでしょう?「アレは俺が作ったんだ!と言う人が多いほど素晴らしい」とは建築家・安藤忠雄氏の言葉ですが「関西万博は俺が…」手を上げる人は何人くらいいるのでしょうね?

12月5日(火)
『世界思想50号歴史』には斎藤幸平氏の特別講義も入っていた。言わずと知れた『人新世の「資本論」』(集英社新書)の著者。こんな素晴らしいベストセラーがあるのに日本の社会がいっこうに良くならないのは何故?政治が悪いのか?政治家が本を読まないのか?「新しい資本主義」なんて言ってる政治家やその会議のメンバーは彼の本を読んでないのかな?《そもそも資本主義は私たちがもともと持っていた共有財産を解体し独占し人工的な希少性を生み出して商品化を行い貨幣を増やしていく。こうしたやり方が資本主義の根幹にある以上いくらいろいろなものが作られるようになったとしても全てに値札が貼られておりそれを買うために私たちはたくさん働いて必死に競争する。そういう悪循環を続けなければいけない限り本当の意味で豊かになることはできないのではないかということをマルクスも考えていたと思います》大拍手を送りたい意見だが筆者はマルクスを引き合いに出さなくても自分の考えとして表明していいのでは?ルイス・キャロルは「同じこと」を『不思議の国アリス』や『鏡の国のアリス』でマルクスの考えだとの断りなどなく書いてますから。「優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」というピカソの言葉は学者には当てはまらないのかな?『世界思想』に書かれた「歴史」は沖縄の戦争体験の聞き書きの記述(岸雅彦「足首をつかむ指」)などすべてが勉強になりました。こんな素晴らしい雑誌から「スポーツ論」の執筆を依頼されたのはビビるなぁ(>_<)ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。終日デスクワークは昨日書いた「オリンピックは平和運動」の校正や本HPの原稿作りや明日のラジオの下調べ(かつて綱引きは五輪競技だったという話)などイロイロ。あ。今朝の東京新聞「こちら特報部」には日大アメフット部「事件」に関する小生のコメントが出ていました。「大学生の本分は勉強すること」「スポーツよりも大事なのは勉強」「スポーツ推薦入学なんか止めてしまえ!」「学生はもっと発言せよ!」「部活動も学生が自主管理しろ!」といった電話で喋った内容が少々柔らかくなって載りました。まぁ大学にほとんど行ってない人間の意見としては柔らかいほうがイイでしょうね(^_^)

12月4日(月)
『世界思想50号歴史』読み続ける。オモシロイ。特に「歴史科学としての地球科学」や「一握の土」と題して「土」に注目した「歴史」など理系から語られる歴史がオモシロイ。《地球史46億年・人類史700万年・日本史1万年において生命の躍動ほど注目されてこなかったのが「土」だ》と書き始められ《宇宙塵を集めた惑星から地球》が生まれてイロイロあって《最初はミミズやヤツデなど脚(ミミズは剛毛)の多い地中の土壌生物が登場し次に乾燥に強い6本脚の昆虫が地上で繁栄した。一方4本脚の両生類の上陸後より乾燥に強い2本脚の鳥類やヒトも登場した。「土」踏まずの存在が直立2足歩行を可能にした》こんなオモシロイ「歴史」の書かれ方を読んだのは初めて。そして微生物によって創られた「土」を選び「土」を改良して多くの作物(食物)を獲得して人口を増やしたヒトの歴史が書かれたあとの現代《土壌劣化と肥沃な土地の減少に悩む人類は現在に至るまで土を思い通りに制御するマニュアルも土を作るレシピも持たない。土作りの全てを植物と微生物に依存している状態は5億年変わっていない》だから《土壌動物の持続的なライフスタイルや知性に学び世界人口の扶養と持続的な土壌利用を実現する新たな歴史を作っていくことが今人類に求められている》という。初めて読む「土と地球と人類の歴史」に驚嘆。藤井一至という筆者は森林総合研究所の主任研究員という肩書きで土壌学・生態学を研究している人らしい。世界はいろんな見方があるものですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。最近黒兵衛がよく「土」を食べるのが気になっていたが…藤井先生に訊けば理由を教えてもらえるかな?ワン。終日デスクワークは『週刊エコノミスト』から依頼されたパリ五輪に関する原稿書き。晩飯頃までかかって『平和の祭典の真価が問われる大会/原点回帰へ理想論を愚直に掲げよ』と題した原稿を書く。オリンピックとはメダル争いなどではなく「平和運動」ですからね。サケ&メシで早々とベッドへ。あ。原稿書きに疲れて吉本新喜劇を見忘れる。アッチャー!(>_<)

12月3日(日)
京都にある世界思想社が毎年1冊出版している雑誌『世界思想』から昨日読了した『49号民主主義』に続いて『50号歴史』を読み始める。ノンフィクション作家の堀川恵子×京大人文研准教授藤原辰史の両氏による「歴史の地層を掘る−聴くことと書くこと」と題した対談が興味深かった。『原爆慰霊塔 忘れられた遺骨の70年』(文春文庫)や『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』(講談社)などの著作のある堀川氏が「熱いと聞いて何度を想像しますか」と訊く。「100度ですかね」と堀川氏。小生もそう思う。しかし「あの時(原爆投下後)は地表の温度が3000度から4000度です。それを「熱い」と表現できるかと私はいつも怖くなるのです(略)医学的に人間が「痛い」と感じる痛点の深度を測ったものによると皮膚の真皮層が焼かれる痛みがいちばん耐え難いらしいです。原爆はそこをやっているわけです。みんな肌は焼け落ちてずる剥けのべろべろ。その痛みをどうやって書けと。書けないですよね」と堀川氏。彼女の本を『永山則夫 封印された鑑定記録』(講談社文庫)も含めて全部読まねば。藤原氏の『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房)も『ナチスのキッチン』(水声社)もタイトルだけで是非とも読みたくなりました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のルーティン。黒兵衛は12歳(犬の年齢早見表での人間年齢は89歳)のくせにメッチャ元気。負けないようにしないと。ワン。いろいろ雑務処理のあと午後からはJリーグ札幌vs浦和で小野伸二の引退試合を見る。最後の挨拶まで放送してほしかったなぁ。まぁYuTubeで見るからイイか。晩飯は『ダーウィンが来た』を見ながら。ファーブルをテーマに昆虫の話は先週の雑草の話とともに面白かっ。。風呂のあと酒を呑みながら反田恭平指揮JNO(JapanNtionalOrchestra)の東大寺でのコンサート。土砂降りの中での演奏だったけどブラームスの『交響曲第1番』の背後で大きな大仏さんが見守っていたのはナカナカの迫力で素晴らしかったですね。

12月2日(土)
世界思想社の『世界思想49特集・民主主義』読了。非常に勉強になりました。現状の経済社会を《これはもはや資本主義ではない。もっと悪い何かなのだ》と捉えて《従来の「資本主義」と「民主主義」というカップルに代わり新たに結ばれた「プラットフォーム資本主義」と「ネオ封建主義」というカップルの姿》の解説は恐ろしくも興味深いモノでした。《Amazonのようにパンデミック以後収益を激増させたデジタル・プラットフォームは離れた安全な場所にいる顧客(ユーザー)には利便性を…配達などのエッセンシャル・ワークに従事する労働者(その多くは不安定な雇用形態で働く「ギグワーカー(ネットで働く個人事業主)」である)には危険性を…最上流の人々(エリート)には財力・金融能力の強化をもたらしてきた》ナルホド。《そのためGoogle・Amazon・Meta(Facebook)・Uberのように多くのユーザーを引き寄せ媒介するのに成功しているプラットフォームには独占へと向かう傾向がそのDNAに埋め込まれているわけである》すなわち《階層化や独占化ひとことで言えばネオ封建主義へと向かう傾向が備わっている》わけで《ネオリベラリズムは労働者階級の敗北の時代でありネオ封建主義はその敗北がもたらした一つの重大な帰結にほかならない》ならばどーすればいいのか?《ユーザー(組合員)の民主的ガバナンスに基づく「プラットフォーム協同組合」》など《平等かつ普遍的な参加と集合的な自己統治からなる真の民主主義の構成は〈共=コモン〉を基盤としたこれまでとは別のプラットフォームの構築と手をたずさえて進まなければならない》ということになるらしい。「デジタル・コミュニズム(コンミューン・イズム)革命」が必要ということなんでしょう…かな?ヤヤコシイ世の中になってきましたなぁ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。ワンとなく犬は知らない資本主義デジタル社会は封建制へ逆戻り。字余り。オソマツ。ワン。チョイと仕事のあと昼間は東京ヴェルディvs清水エスパルスのJ1昇格合戦を見る。PKでほぼ掌中にしたJ1昇格をエスパルスは試合終了ぎりぎりでヴェルディにPKを与えて逃してしまいましたね。スリリングな試合…と言えるかも…でもチョイと試合内容のレベルは低かったですね。晩飯は近々フランスへ1か月ほど帰国されるお隣さんと一緒に『鮨処もり山』へ。久し振りのお寿司とお酒を美味しくいただきワイワイと楽しひとときでした。

12月1日(金)
『世界思想49号民主主義』読み続ける。オモシロイ。気候変動の地球的危機を避ける手段として《民主主義の力で権力者に私たちの声を届け無視できないようにする》と言ったグレタ・トゥーンベリさんの「民主主義の使い方」は正しく有効ですね。しかし日本は《戦後の高度成長期から築き上げられた政治経済システムの上で恩恵を受けた立場の人たちが決定権を持ち現状の制度や仕組みを頑強に守っている》そんな日本で「民主主義の力」は発揮できるのか?そう言えば500日後に迫った関西万博を最近マスメディアも問題視するようになったが経費の話ばかりで「世界最大級の木造建築」の大量の材木使用の話は聞かれない。熱帯雨林の伐採と関係はないのかな?「子供の民主主義」の話題も面白かった。子供たちが遊ぶとき《サッカーのポジションや漫画の回し読みの順番を決める》のが「じゃんけん民主主義」。私の子供の頃も草野球の打順や守備位置をすべて「じゃんけん」で決めてました。じゃんけんは「力」に関係なく誰にも平等に「運」で決まるシステムでナルホド「民主的」ですね。《アリストテレスの『政治学』には選挙ではなく抽選こそが民主主義の手法であると書かれており近年は「くじ引き民主主義をめぐる議論が盛んに行われている》という。《選挙では社会的なエリートが当選しやすいのに対して抽選では誰にでも平等に代表者になるチャンスがありマイノリティの代表者を確保する観点からも格好の仕組みであろう》というのだ。ナルホド。二世議員賛成議員の大量発生しているドコゾの国の国会議員も選挙の一部を廃止して抽選民主主義を採用するのもイイかもしれませんね。抽選ならナチスも政権を取れませんからね。実際古代アテネでは公務は地域ごとに抽選で指名された市民が担っていたと塩野七生さんの『ギリシア人の物語』に書いてありましたからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。夕方からは『ニューズ・オプエド』リモート出演『ニューズ・オプエド』のゲストはスポーツライターの小林信也さんと五輪アナリストの春日良一さん。特集テーマは「ウクライナ・パレスチナ戦争と東京五輪招致新疑惑から改めてオリンピックを考える」その話題に関する春日さんの話もメッチャ面白かったけど日大歴代理事長とスポーツ界との関わりの話も最高に面白かった。近々YuTubeで公開されるので是非とも見てください。春日さんはまだウクライナ冬季五輪開催をあきらめてないようです。オリンピックの朝鮮半島南北共同開催やエルサレム開催はいつになるか?『オプエド』のあと『チコちゃん』見ながら晩飯。NHK-BS再編記念長時間生放送らしいけど最近鼻につく番宣臭が一段と際チコちゃんも寿命?チコちゃんも寿命?

11月30日(木)
昨晩ベッドに持ち込んだ『世界思想 2022年春49号』(世界思想社)の「特集 民主主義」がメッチャ面白かった。と言う以上にいろいろ勉強になった。長崎の原爆爆心地にある《平和祈念像》が彫刻家の北村西望の作だとは知っていたけど彼は戦前皇居前三宅坂の旧帝国陸軍参謀本部前に《韓国併合の中心人物寺内正毅の騎馬像》も作っていたのですね。これも時代の変化なのでしょうが戦前に軍歌や軍隊の行進曲を多く作曲した音楽家が戦後「民主主義行進曲」を作ったのも同じですね。《騎馬像》は戦中の金属供出で失われてその台座には《軍国日本から文化日本への脱皮を象徴する》像として《古代ギリシアの三美神を参照して制作された》「平和の群像」と名付けられた3人の裸婦像が創られて今も残っている。これは《電通の広告人顕彰碑》として創られたらしいが意味がよくわかりませんけどコノ変化はオモシロイですね。ナルホド。レーニン像フセイン像リー将軍像コロンブス像ヴィクトリア女王像…などなど世界で破壊された銅像は山ほどあるのですね。人間の考え方は変わるのですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと昨日書きあげた「ベートーヴェンは凄い!」の原稿を少々手直ししてメール草稿のあと午後から東京へ。「川淵三郎氏の文化勲章受章を祝う会」に出席するため国立競技場へ。早めに行って周囲の神宮外苑を見て回る。真っ黄色の銀杏並木が綺麗。この素晴らしい樹木を少しでも伐採する再開発は考え直したほうがイイですね。国立競技場へ入ると大勢の人。千人近くかな。席に座るとラグビー協会会長に就任した元同志社大・サントリーの土田雅人氏とバッタリ。隣の席で故・平尾誠二氏などの昔話。そのうちセレモニーが始まる。川淵夫妻の横に少し離れて高円宮妃久子殿下。その横にまた少し離れて森喜朗元総理・麻生太郎自民党副総裁・盛山正仁文科大臣・遠藤利明日本スポーツ協会会長衆院議員・河野太郎デジタル大臣・室伏広治スポーツ庁長官がズラリと並ぶ。司会はテレ朝の大下容子さん。サッカー大好き女子アナ。スタンドには橋本聖子元五輪組織委員長も。Jリーグのテーマのエレキギター生演奏やいろいろ挨拶があって川淵さんが奥さんを労って…セレモニーは終了。あまりに多い人の群れにパーティの出席は遠慮して退散。林真理子日大理事長にバッタリ出逢ったので「頑張って下さい」と挨拶して帰宅。大好きなテレビ番組NHK『魔改造の夜』を楽しみながら晩飯&酒&ネル。「祝う会」は会費1万円。お土産はバカラのグラスでした。以前のJリーグのパーティでも同じで2個目です(^_^)

11月29日(水)
昨晩寝る前に本棚から小迎裕美子さんの『本日もいとをかし!!枕草子』(メディアファクトリー)を引っ張り出してナゴン(清少納言)のことを読み直そうと思ったのだがどこを探しても見つからなかった。本の行方不明は珍しいことではないが読み直したくなった本が見つからないと精神衛生上良くない。おまけに寝付きが悪くなる。仕方がないので活字を読まずに不貞寝。朝早く目覚めても読む本がないのでベッドを出て昨日書きかけたベートーヴェンの原稿の続きを書き始めるうちに朝になったのでRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。昨日調べた新しいアーバン・スポーツの5人制野球「ベースボール5」について話す。最後にこーゆー単純なスポーツがオリンピックでも好まれるようになるかもしれないから綱引きも復活したらいい…と話すとスタジオにいた皆さんがかつて綱引きが五輪の正式競技だったことを御存知なかった。いつか綱引きの話もしなければ…何しろ「オリンピックは参加することに意義がある」という言葉が生まれたのはオリンピックの綱引きの勝敗で揉めたことがキッカケでしたからね。ラジオを終えて朝飯食って黒兵衛と散歩。天高く馬肥ゆる秋の青空にジェット戦闘機が超航空で飛行機雲を描いて飛んでいた。平和なのかそうでないのかワケのわからない風景ですね。ワン。終日デスクワークは『ベートーヴェンは凄い!』の原稿。たしか昭和30年代にナショナル(松下電器)が作ってステレオの販促用に電気店に配ったドーナツ盤レコードが何処かにあるはず…と本棚を探したらありました!ライナー指揮シカゴ響の「運命」と一緒にフィードラー指揮ボストン・ポップス響のタンゴ「ジェラシー」やハリー・ベラフォンテの「マ・マ・ルック・ア・ブーブー」なんてのも入っていました。それに蒸気機関車が左右に動く音も。何しろ最初期のステレオ用の試聴盤ですからね。他にも東京キューバンボーイズの「闘牛士のマンボ」などの試聴盤も。懐かしいなあ。残念ながらレコードプレイヤーがないので聴くことができません(>_<)原稿を完成させて……ふーとヒトイキ。晩飯&酒&風呂&ネル。

11月28日(火)
朝のベッドの読書は昨日の朝に続いて小迎裕美子『人生はあはれなり…紫式部日記』(メディアファクトリー)再読&読了。斎藤美奈子さんの書評では本のタイトルに『新編』がついていて発行がKADOKAWAになっていた。小生の持っている本は内容も違うのなかな?書評では版元の《平安系こじらせ女子紫式部の超ネガティブ日記》という紹介文が引用されていたが小生の読んだ旧本には「こじらせ」「ネガティブ」の言葉はなかったように思う。このあたりはヨリ売れ筋を狙ったのか?また旧本には『紫式部日記』の原文が抜粋で掲載されていたが新編でまさかカットされてるなんてことはないでしょうね。漫画で紹介された古典では水木しげるさんの『方丈記』が巻末に鴨長明の原文が全文で載っていて思わず読んでしまった。イイコトですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。気温は寒くなったり暖かくなったりですが青空は真っ青な秋の空ですね。ワン。終日デスクワークは昨日書いた原稿の校正や年末の『ベートーヴェン交響曲全曲演奏会』のパンフレット用にベートーヴェンとの「出逢い」の執筆を開始。小生の家は街の小さな電気屋さんだったので最初の「出逢い」はステレオの試聴版レコード。フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の「交響曲第5番ハ短調」俗に「運命」と呼ばれてるヤツですね。小学3年4月始業式の日の出来事と憶えている。1楽章の抜粋だけの体験でしたが強烈なショックを感じた音楽でしたね。途中まで書いて明日のラジオの準備。『現代スポーツ評論49』に紹介されていた「ベースボール5」という「5人制野球」について調べ直す。投手ナシ。21m四方のフィールドを5人で守る守備陣の間を自分で持ったゴム鞠を自分で打って走る。来年日本でも第1回日本選手権が行われ3年後にはセネガルの首都ダカールで開催されるユース・オリンピックでも正式競技に採用された都市型アーバン・ベースボールだという。小生が餓鬼の頃にもハンド・ベースボールやキック・ベースボールや「ハサミ」(2ベース間のランダンプレイを楽しむ遊び)などいろんな「野球遊び」がありましたからね。画家のベン・シャーンもハンドボールという「壁当て野球」のような絵を残してますよね。グラヴもバットもいらないゴムボール1個でできる「ベースボール・ファイヴ5」は世界的に流行するかな?

11月27日(月)
早朝ベッドでの読書は筑摩書房の『ちくま』12月号。金井美恵子・保阪正康・角田光代・鹿島茂など各氏の連載を読んだあと斎藤美奈子氏の連載『世の中ラボ163大河ドラマに備えて作家・紫式部の人生を知る』を読み始めて思わず笑ってしまった。来年のNHKの大河ドラマ『光る君へ』は紫式部が主人公らしいが彼女を知るための本として最初に選ばれていた本が小生のイチオシ漫画本の『新編 人生はあはれなり…紫式部日記』(小迎裕美子&紫式部・著/赤間恵都子・監修/KADOKAWA刊)だったのだ。小生はナゴン派の人間(清少納言が好き)でシキブ(紫式部)は少々というか…かなり苦手にしていたがこのメッチャ面白いシキブ漫画紹介本には完全に参ってしまった。何しろシキブのことが「平安系絶望女子」として社交的でなくネガティヴでセンシティヴでジイシキとプライドがメランコリックに混じり合った女性として捉えられているのだ。まさに400字詰め原稿用紙2400枚分の小説(源氏物語)でも書かなければ生きていけない「平安系絶望文学女子」の人生(日記)が「紫な劇場(激情)パープルライフ」として描かれているのは見事。著者の小迎裕美子さんは当初ナゴン派として『本日もいとをかし!!枕草子』(KADOKAWA)というケッサク本を上梓されたが「をかし」から「あはれ」へ=「ナゴン派」から「シキブ派」へと見事に変身して書かれたその本を3冊選んだ「シキブ」のトップに紹介した斎藤美奈子氏はやっぱりサスガですね。あとの2冊は山本淳子『紫式部ひとり語り』(角川ソフィア文庫)と倉本一宏『紫式部と藤原道長』(講談社現代新書)。後者は読んだので前者も読んでみよ。そーすれば紫式部の《ソウルメイト》道長との《愛の物語》などと宣伝されている大河ドラマなど見なくて済むに違いない。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークは『Up and Coming』(FORUM8)の連載『スポーツは教えてくれる』の原稿書き。川淵三郎氏の文化勲章受賞を取りあげて「スポーツ文化」とは何か?という原稿を纏める。小生が大阪のテレビのワイドショーに初めて出たとき「野球やサッカーを日本の文化に…」と話すと女子アナが「玉木さんの高校では野球部は文化部だったんですかぁ?」と言われたモノだった。今でも「スポーツ文化」とはどういうモノか…?答えられない人が多いですからね(>_<)晩飯はTVKで吉本新喜劇を見ながら。スッチー登場。しかし千葉ちゃんのほうが活躍しましたね。

11月26日(日)
ベッドのなかの朝の読書は『新潮』『文春』。週刊誌で池田大作に関する記事や宝塚の虐め問題・羽生結弦の離婚等の記事を読む。まぁ活字中毒の暇潰しです。そう言えば10年以上前に宝塚の元大スターとテレビで一緒になったときに戦後すぐに海外で撮られた宝塚の役者さん総出演の日本を舞台にした映画が素晴らしかったという話をして大失敗をしたことがある。その時隣の座っていた元大スターはチョイ役だったのだ。そこで厳しい顔になった元大スターは映画で主役を演じた同僚の大スターの悪口をバシッと口にして小生を睨み付けたのだった。「あの方は見た目とは正反対の○○な方ですからねぇ」それはCMのときの話でCMが明けると元大スターはいつもの笑顔に戻ったが小生はその豹変ぶりが一層恐ろしく感じられて身の縮こまる思いがしたものでした。宝塚スター全員に言えることではないかもしれないがその時の嫉妬の爆発はまるで能面の般若でしたね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩は昨晩泊まった長女がリードを持ったので俺は後ろから歩いて小便の水掛と雲古拾い。黒兵衛に引かれてるほうが坂道は楽ですね。ワン。帰宅後少々仕事したあと昼飯。午前中に長女とヨメハンが見ていた『アバウト・ア・ボーイ』という映画に続いて同じ監督による映画を見る。イスラエル尾秘密警察モサドがアルゼンチンに逃亡して隠れていた元ナチスのユダヤ人大量虐殺の張本人アドルフ・アイヒマンを捕まえて秘密裏にイスラエルへ連行するドラマ。実話らしいけど強烈なサスペンスドラマ。タイトルが何だったか忘れた。調べてもわからない。配信システムで映画を見るとこーゆーことが起こる。情報の消失。知識の浮遊。嗚呼。チョイと仕事のあと大相撲千穐楽は落ち着くところに落ち着きましたね。霧島の優勝。殊勲賞&技能賞がいなかったのが少々寂しいですナァ。

11月25日(土)
内田樹×白井聡『新しい戦前 この国の"いま"を読み解く』(朝日新書)読了。一番オモシロかったのは《第6章「暴力」の根底にあるもの》のなかに触れられていた教育論でしたね。《子供たち自身が自分で自分の心身を管理し抑圧している。その典型が「体育座り」です。膝を抱え込んで床に座る「体育座り」は自分の腕と脚を折りにして自分自身を縛り付ける体位です。胸が締め付けられているから深い呼吸はできない。手遊びができない。立ち歩きができない。子供たち自身が自分の身体を身動きできない状態(演出家の)(演出家の)竹内敏晴さんはこの「体育座り」を「日本の学校教育が子どもたちに及ぼした最も罪深い行い」だと批判していました(内田)》《戦わない人生に何の意味があるものか(白井)若者たちに直接「革命をめざせ」と語りかけてゆくしかないと思います。青春期に本気で取り組むことに「恋と革命」以外に何があるんだということをやはり社会的常識として言い続けておかなければいけないと思います(笑)(内田)》文中に(笑)と書かれていたとおり小生も思わず吹き出しましたけどその通りですね(爆)。最後にマスメディア批判がどーっと出てきてメディア(テレビ業界人)の「勇気の無さ」を批判されていた。《放送法の解釈変更で「停波もあり得る」と言われたらテレビ局は「やれるもんならやってみやがれ」と言えばいいだけなんですよね(白井)そうです。やればいいんです。「私どもの放送内容が気に入らないということで総務省の命令により本日ただいまより停波いたします。みなさんさようなら」とアナウンサーが言って画面がプツンと消えて暗転する。メディアが社会的にどういう役割を果たしているかを知らしめる上でこれほど劇的なチャンスはないと思いますよ(内田)》確かにその通りですけど新聞とテレビのクロスオーナーシップの酷さにも触れてほしかったですね。それに「スポーツウォッシング」の最先端としてのテレビの「働き」についても…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。チョイと仕事をして昼飯後ビデオに溜まった録画番組の整理をしているとライザ・ミネリの来日公演のNHKの再放送なんてのを発見。見てしまう。ヤッパリ超一流のエンターテイナーの舞台は凄いですね。「キャバレー」にも「NYNY」にも感激。そしてJリーグヴィッセル神戸初優勝を見たあと大相撲。ヤッパリ霧島が一枚上手だったですね。まだわからないけど熱海富士との優勝決定戦を見たいですね。晩飯は遊びに来た長女とヨメハンと3人で大船のジビエ料理の店『アジト』へ。鹿の焼き肉と猪のぼたん鍋に舌鼓。アナグマのTボーンステーキは少々脂身が多くて参りいましたね(笑)。

11月24日(金)
『新しい戦前』読み進む。《よく政治家が失言をした後に「発言の一部を切り取られた」「真意はそこにはない」「誤解を招いたとすれば遺憾である」というような言い訳をしますけれども「失言」というのはまさに「誤解の余地なき剥き出しのメタメッセージ」の部分を聴き取られたということなわけですよね。その失敗を糊塗するために「いくらでも解釈の余地のあるメッセージレベル」に問題を移すことで話をごちゃごちゃにして責任を逃れることが常套化している。これは日本語のために本当によくないことだと思います(内田)》わかりやすく言えば失言は本音の吐露とことになるのでしょうが馳浩石川県知事の「失言」はあまりにも素直な「本音」と「事実」だったために「言い訳」の余地もなければ日本語のためによくないということもなく「撤回」する以外なかったのでしょうね。しかしリオの五輪招致でブラジルが多くのIOC委員に対して永久力を持つフランスからミラージュ戦闘機を大量購入したとか2億円をアフリカの票集めに使ったことなどに較べるとIOC委員に一人一人に活動の記念のアルバムを製作費20万円で作って配った(合計約2千万円)なんて誤解を恐れず言えば可愛いもんですね。そのアルバムのページの間に何が挟まれていたのか勘ぐりたくなります(笑)。そう言えば日本(東京)の五輪招致委もリオの招致委とまったく同様に同じ相手に同じ金額を渡しましたがリオの招致委員長は逮捕されたけど東京の招致委員長は逃げ回りましたね。馳知事の発言はソレ(2億円)に較べたら小さいもんだ(2千万円+α)とでも思ったのでしょうかねえ?ソレを隠すための話題提供のつもりだったのでしょうか?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。「メタメッセージ」とは「含意」のことでソレが剥き出しになるところまでは馳知事の「失言」は至っていないと言うことですね。来週の『ニューズ・オプエド』のゲストは元JOC現五輪アナリストの春日良一さんだから本当の「含意」が奈辺にあったのか訊いてみましょう。ワン。終日イロイロ仕事して大相撲の優勝争いは熱海富士と霧島に絞られたのを確認して今日の『オプエド』のゲストは神戸親和大学教授の平尾剛さんと成城大学教授の山本敦久さん。電話でサッカー・ジャーナリストの大住良之さんにJリーグ等々力スタジアムの川崎vs鹿島の会場から日本代表のW杯予選活躍の評価やU-22の五輪出場の見通しなどを電話で話してもらったあとZOOMリモート出演の2人に神宮外苑再開発問題を語ってもらう。山本教授のスポーツの記憶を消し去るような文化としてのスポーツを馬鹿にした再開発批判も印象に残ったが平尾教授の人工芝批判=マイクロ・プラスチックの生産と海の汚染問題も気付かずにスルーしてしまいそうな重要な指摘でした。https://www.youtube.com/watch?v=KMe_A7iHVSI

11月23日(木)
勤労感謝の日。これがハッピーマンデーとして月曜日に移動しないのは宮中行事の新嘗祭に由来しているからでしょうね。だったら名称も「新嘗祭」にすれば良いのに…と思うけどソレは宗教行事と繋がるからダメなんでしょうね。ベッドで『新しい戦前』読み続ける。《アメリカの思想家フレデリック・ジェイムソンの有名な言葉に「世界の終わりを想像するほうが資本主義の終わりを想像するよりも容易である」というのがあります。それをもじって言えば「日米安保の終わりを想像するよりも日本の終わりを想像するほうが容易」なんです。今の日本の政治はそういう状況じゃないでしょうか(白井)》《公文書の改竄が行われ自分の支持者のために税金を湯水のように使い国会で繰り返し虚偽の答弁をしても安倍政権は安泰だった。あれで政権交代が起きるようであれば日本の民主制は健全に機能している。復元力が働いてることがわかった。でも何も起こらなかった。それを見て日本の有権者も政治家自身までもが「日本の民主制はもう終わった」と実感した(内田)》ここまで堕落した日本の政治と日本社会の未来に光は射すのでしょうか?読み続けなきゃ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。昨晩のNHKの『解体キングダム』は面白かったですねぇ。巨大火力発電所の羽根車の解体。見事でした。日本は第二次大戦時と同じで最前線の兵卒は素晴らしいですね。指揮官・指導者がダメなんですね。ワン。世の中は休日でも小生は終日仕事…と思っていたら徳間書店の編集者からカメラマンの初沢亜利さんの北朝鮮写真集『隣人、それから。38度線の北』が送られてくる。素晴らしい写真集。マスメディアの報道では伝えられていない北朝鮮の日常が見事に捉えられている。佐藤優さんが帯に書いている。《北朝鮮国家の理屈と民衆の思っていることが異なることが伝わってくる写真集だ。朝鮮半島での戦争は絶対に起こしてはならないと平和に暮らす北朝鮮の人々の写真を見ながら思った》その通りですね。初沢さんの結構長い拉致問題等に関する巻末の文章も勉強になりました。おかげで原稿書けず(苦笑)大相撲見物&ビールに雪崩れ込む。熱海富士の強さは本物ですね。琴乃若ガンバレ。いや。みんなガンバレ。

11月22日(水)
『新しい戦前』読み続ける。《アメリカの没落は見方を変えれば属国日本にとっては国家主権を回復して主権国家になる絶好の機会でもあります。日本がアメリカの属国でいるよりもアメリカとは違う世界戦略に基づいて独自に世界秩序を構想する独立国であるほうがアメリカにとって利益が大きいというふうに今こそ説得すべきだと思います》と内田氏は言う。が言うに易し行うに二世議員の世辞かでは難しでは?《間違いなく森(喜朗)さんは面倒見の良さ人情味において群を抜いているのでしょう。もう現役ではないのにスポーツ利権の帝王として君臨できるのは業界からある意味で非常に信頼されている証明です。汚職で逮捕された電通出身の高橋治之もよ東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会理事が東京地検特捜部にどれだけ責められても口を割らずついに森さんの名前は出しませんでした。その動機が恩なのか恐怖なのかよくわからないのですが(白井)。それだけたっぷりと「恩」をこうむっていたということなんでしょうしここで口をつぐんでいれば必ずその分の見返りはあると確信しているからでしょうね(内田)》ナルホド。こういう「大物」は批判なんかせずに擦り寄るべきなんでしょうね(笑)。ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。昨日北國新聞に書いた「大谷のMVPを喜ぶよりも日本プロ野球の改革を!」という話をする。そんな話をし続けてモウ半世紀近くになるのですナァ。嗚呼。黒兵衛と散歩のあと原稿書きは連合通信の連載コラム。大相撲は誰が勝っても誰が負けても面白いですね。こういう文化を伝統文化と呼ぶのでしょうね。

11月21日(火)
以前チョイと飛ばし読みしていた内田樹&白井聡両氏の対談本『新しい戦前この国の"いま"を読み解く』(朝日新書)を読み直すと《2023年2月に米ジャーナリストのシーモア・ハーシュが報じたウクライナ戦争に関するスクープ記事》という白井氏の発言があった。《彼は85歳。かつてベトナム戦争のソンミ村虐殺やイラク戦争のアブグレイブ刑務所の拷問など数々のスクープを打った》人物で《22年9月ロシアからドイツに天然ガスを送るバルト海の海底ガス・パイプライン「ノルドストリーム」が何者かによって破壊される事件が起きた》けど《それが米海軍の特殊部隊の仕業でありノルウェーがアシストした》というのだ。《情報源はこの工作に反対していた米政府関係者の内部告発》らしいが《これが事実と認識されたらバイデン政権は飛ぶという話なのでCIAか軍のなかの反バイデン派関係者のリークなんでしょう》ということらしいが知らなんだ。マスメディアも(大きくは?)報じなかったし「バイデン政権」もまだ「飛んでいない」から真偽は確定していないのかもしれないがロシア&中国の動向も理解不能のところがあるけどアメリカのやることもワカランですね。台湾有事でアメリカに頼ってイイのかどうかもわからないけど宮台真司氏の言うように「重武装中立」なんて政策も今の政治家には無理だろう(覚悟がない)し難しいですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークは北國新聞の連載「スポーツを考える」を書きあげる。大谷翔平選手のMVPは嬉しいけど日本のプロ野球がアメリカ・メジャーに選手を供出するだけの二軍(ファーム)組織に甘んじていて良いのですかね?という内容。まるで日本がアメリカの属国になってるのと同じ…とまでは書かなかったけどまるで経済停滞の円安で海外へ出て稼ぐ日本人の姿…ですよね。そんな組織をマスメディアが引っ張っていてイイのかな?大相撲は一山本が2敗になってサァ大混戦。面白いですね。

11月20日(月)
千葉聡『ダーウィンの呪い』(講談社現代新書)読了。非常に面白かったうえに勉強になりましたね。とりわけ『無限の姿』と題された最終章は何度も読み返す価値がありますね。『人類は望めば自らを超越することができる』と断言する人物はそれを『トランスヒューマニズム』と命名し1998年に『トランスヒューマニスト宣言』なるものを発表したらしい。『私たちは個人が自分の人生をどう実現するかについて幅広い個人的な選択を認めることに賛成する。これには記憶力・集中力・精神力を補うために開発される可能性のある技術や延命治療・生殖選択技術・人体冷凍保存技術その他多くの人体改造・強化技術の利用が含まれる》うわあ!こりゃマッドサイエンティストの出現じゃないのかなぁ…と思ったら著者も生命倫理の専門家の言葉を引用して《現状のまま生殖細胞系列の遺伝的改変技術の安全性と効力が確立した場合社会は「ディストピアのどん底への転落」を免れないだろう》と書いている。それは結局《実質的に優生学》なわけで《過去の優生学の歴史−倫理と技術の防護壁が次々と消失し気付いたときにはナチスの惨劇に向かって「滑りやすい斜面」を転げ落ちていった歴史と重なるという。悪魔が再び蘇るのである》ナルホド。そして…《社会から偏見や差別や能力主義が消える見込みは乏しくむしろ蔓延している状況では多くの個人の選択の総体として自滅的な優生学化が進む恐れがある。人々の未来への可能性が遺伝的に閉ざされたカースト社会が実現するかもしれない。これは自由・平等・人権という現在の価値観・道徳観に反する世界である》《己の無謬を信じる者が改良を進めた社会は悪くなる−これが優生学の歴史が語る教訓である》引用したい箇所はまだまだある。多様性を認めるなら「悪」も認めなければ…「悪」とはその都度闘わなければならないが「悪」のなくなった社会は「善」のヒーローが活躍するドラマも楽しめなくなる…ナルホド。きりがないからこのくらいにしておこう。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。午後NHKで小生の大好きな映画『スペース・カウボーイ』をやっていたので半分見たあとさらに仕事のあと大相撲は面白いですねえ。豊昇龍に勝った琴乃若はいつ横綱になるのかな?まだ早いかな(^0^;)吉本新喜劇見ながら晩飯食べたあと『スペース・カウボーイの続きをDVDで見る。最後に月に行った仲間のバックに流れるシナトラの『フライ・ミィ・トゥ・ザ・ムーン』のバックはカウント・べーシーなんですね。クリント・イーストウッドの『映画』は優しさに満ちてますね。優生学と対称的です。。

11月19日(日)
『ダーウィンの呪い』は「進化」を「進歩」と誤解した上にそれを社会にも人間にも当てはめようとして必然的にヒトラー・ナチスの優生思想にまで行き着く。そして「劣生な人間」を排除しようとする。こうなるともう笑っては済まされない。優生思想は元々アメリカの進化論者たちが唱えナチスの優生思想研究をロックフェラー財団やヘンリー・フォードたちが支援していたのですね。そして政権を取ったナチスは「劣性人物」に対する「国家不妊手術法」を成立させ《わずか1か月のうちに5000以上の手術が行われ(略)この驚くべき効率と実行力に賞賛と羨望の念を抱いた米国の優生学者たちは「ドイツ人は私たちが創ったゲームで私たちを負かしている」と残念がった》という。そして《ヒトラーの優生政策は米国中の優生学者たちに歓迎された》というのだ。そして1939年《ついに一線を越えたナチスは先天的障碍を持つ子供たちの安楽死プログラムを実行し》さらに《優生政策をエスカレートさせたナチスは1940年(略)身体的障碍者・精神的障碍者・ユダヤ人・能力低下と判断された犯罪者など推定20万人が医師団の手でガス室や薬剤注射により殺害され(略)安楽死による優生政策の開始はその後のホロコーストへの道を開いた》このような優性思想は古代ギリシアにもありプラトンが『国家論』のなかで「優性思想」を開陳しているのですね。さらにクーベルタンが古代ギリシアのオリンピアの祭典に範をとって開始した近代オリンピックも「優性思想」を含有しているところがあるのですね。気合いを入れて読み続けなければ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。『ダーウィンの呪い』は春日良一さんにも読むことを進めなければいけないですね。ワン。午前中に少し仕事したあと故・三波春夫先生からいただいた手紙をテレビで公開したところが是非とも現物を見てみたいとおっしゃった近所のご夫妻が我が家に来宅。4mの和紙の巻紙に墨痕鮮やかに書かれた手紙を見ていただく。せっかく我が家に来ていただいたのだからマリア・カラスのオペラ『清教徒』のアリアやペギー・リーの『テネシー・ワルツ』のSPレコードを蓄音機で聴いていただく。CDでは味わえない生の声に非常に感激してくださったのは嬉しいけど静岡の名酒『初亀』をいただいたのにはまだまだバランスが取れませんね。楽しいひとときのあと少々休んでからデスクワーク。

11月18日(土)
『ダーウィンの呪い』読み続ける。進化論を巡っていろんな学者が次々と山ほど登場してくるのが面白い。ダーウィンの従弟フランシス・ゴルトンは世界で最初に天気図を考案した天才学者らしいが指紋の分類法を確立して犯罪捜査への利用を提案したり最も美味しく紅茶を淹れる方法や最適なケーキのカットの方法を理論と事件か導いたりもしたらしい。また教会での《祈祷の効果を定量的に分析し(略)最も頻繁に健康を祈られている王や女王ら王族は最も長命なはずだと仮説を立てて寿命のデータを調べたところ実際には富裕層のなかでも王族は最も短命だとわかり「祈り」は身体の動きと時間の無駄であると結論して教会を中心に社会から強い批判を浴びた。もっともこの批判は人々の祈りに真剣さが足りなかったからという解釈が否定できなかったおかげで沈静化した》という。今日ならイグノーベル賞連続受賞間違いなしの俗界に寵児だが19世紀はマジな時代だったのですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。爽やかな秋空に秋刀魚や秋茄子を思い浮かべる。松茸が思い浮かばないのはリアリズムですね。ワン。午前中少し仕事をしたあと午後からは野球のアジアなんとか大会オーストラリアとの試合。観客の多さに驚く。しかしチアガールは野球に不要のはずですね。続けてサッカーU-22アルゼンチン相手に日本代表大活躍。試合内容もスピーディで面白かったけど5-2の勝利は素晴らしいですね。日本のサッカーは強くなったし底上げもできてますね。素晴らしい!晩飯は久し振りに『ブラタモリ!』を見ながら。学習院のキャンパスって素晴らしいですね。悠仁様は何故行かないのかな?

11月17日(金)つづき
夕方から『ニューズ・オプエド』MCはプロゴルファーのタケ小山さんに譲って今日はゲスト出演。メインテーマはタケさんやゴルフ・ジャーナリスト協会の小川朗会長やジャーナリストの上杉隆さんが中心になってゴルフの話題。小生はサッカーのミャンマーとの試合についてや(2項目前を参照)大谷のMVPについてなどを語らせてもらう。そりゃ大谷の活躍は見事で素晴らしいですけど日本の野球界は今のままで良いのでしょうかねえ?読売や朝日のマスメディアが野球界の支配から手を引くべきときに来てますよね。アメリカのメジャーはメディアがチームを持つことは禁止というのが不文律ですし読売ヴェルディが川崎から去ったあとの川崎のスポーツ界(フロンターレやレッドロケッツなど)が健全に発展していることを見ればマスメディアは日本のスポーツ界から手を引くべきですね。マスメディアでは喋れないことをいろいろ喋らせてもらって番組終了したあとは野球の日韓戦と『チコちゃん』をイロイロ見ながら晩飯。韓国の投手も良くてイイ投手戦でしたね。うわっニュースで高安が豊昇龍に勝ったのを知る。小股すくいとはお見事!

11月17日(金)
『ダーウィンの呪い』メチャンコ面白い。ロシアのアナキストとして有名なクロポトキンは生物学者でもありダーウィンの進化論を我流に解釈して無政府主義に導く理論を構築したのですね。日本の《人事院は行政官としての素養を高めるため「若手行政官への推薦図書のリストを作成し》そのなかにダーウィンの『種の起源』も掲載されているらしいが《ダーウィンの言葉は生物進化の道筋を説明するだけでなく現代社会を生きる人々への示唆に富んだものにもなっています》という解説文の《出所は国家廃絶に命を賭けたアナキストにして革命家クロポトキンの言葉だとすれば何とも皮肉な話である》思わす吹き出したが笑って良いのかいけないのか…ダーウィンの「進化論」は「進化」を「進歩」と曲解したマルクスの唯物史観にも「影響」を与えて《共産主義社会という最終形態のゴールに向かう進歩を想定》するようになったのですね。なるほど「理解とは誤解の総体」のようですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と雨の中を散歩のあと終日デスクワーク。校正やらナンヤラカンヤラを秋の長雨をナガメシマに。

11月16日(木)つづき
昨日の本欄に書き忘れたけどサッカーのW杯予選ミャンマーとの試合はどーでもイイ試合でしたね。あれほど実力差のある両チームの試合を視聴率目当てに何とか盛りあげようとしたテレビ局も苦しかったことでしょうね。怪我人(ケガを口実に出場を避けた?)選手が多く出たのは良い選択でしたね。しかし…ミャンマー・シリア・北朝鮮と続く試合相手はサッカーとは別に尋常ではないですね。ミャンマーとの試合の外では民主化を叫ぶデモもあったらしいですが…軍人が選手としてスポーツ(国際大会)に参加するのはイイのかな?ジックリ考えてみます。

11月16日(木)
『ダーウィンの呪い』メッチャ面白い。ダーウィンの唱えた「進化論」は《目的も方向性もない盲目的な変化の過程》であったにも関わらず一般大衆や多くの学者は《進化を進歩と捉えて》進化とは《下等な生物から人類を進歩させたプロセスでありより高度な進歩した未来へと人類を導くもの》と考えたのですね。まぁそういう「明るい未来(進歩)」を考えたくなる気持ちはわからないでもないけどそれを「社会の進歩」にまで広げて考えたベンジャミン・キッドの『社会進化論Social Evolution)』(1894年)が世界的ベストセラーとなりイギリス首相のチェンバレンやアメリカ大統領マッキンリーや毛沢東の師匠である梁啓超も影響を受け内村鑑三も新渡戸稲造に宛てた手紙に《我々自身の国家の将来の姿にとってなんと示唆的であることだろう》と書いたというのはイキスギと言うほかないでしょうね。マァみんなが「進歩」を夢見て生物(人間)も社会も「進化=進歩」と考えたかったのでしょうね。しかし夏目漱石は『社会進化論』を《「愚論」だと一刀両断にしている》という。流石は漱石ですね。またダーウィンの(進歩ではない)進化論(単なる変化)を正しく理解したSF作家のH.G.ウェルズは『タイムマシン』で「退化」したとしか思えない80万年後の未来人を登場させた(そういう「進化」もあるのですよね)。小生もこの本の記述でウェルズの小説の本当の意味がやっと理解できました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。道路工事の人たちと挨拶しながらの散歩は楽しい。こんな挨拶に小生が初めて目覚めたのは初めての海外旅行でスペインのホテルに泊まったときでしたね。朝起き出歩いてるとすれ違う人がブエノス・ディアスと挨拶する。その後行ったアメリカでもホテルで見知らぬ人が必ずグッモーニンと声をかける。挨拶をしない日本人はシャイなのか…挨拶する外国人に初めて感激したのは27歳の時でしたね。挨拶する道路工事の人たちも素晴らしいですね。ワン。終日デスクワークの途中で『週刊エコノミスト』の編集者とZOOMで打ち合わせ。ウクライナとパレスチナの現状でオリンピックはどーなる?という話。今こそオリンピックは平和運動であることを強く主張すべきで日本のメディアもスポーツパースンもスポーツに注目するだけでなく平和運動としてのオリンピックを主張すべきですね。五輪停戦を主張する声をあげるだけでも意味があるはずですよね。

11月15日(水)
朝ベッドでの読書は千葉聡『ダーウィンの呪い』(講談社現代新書)読み始める。チョイと理解しづらいとこもあるけど(遺伝の説明等)オモシロい。ダーウィンは「適者生存」という言葉を使ったことがなく現代の進化学者もコノ言葉は使わなくなった(封印された)けどユヴァル・ノア・ハラリのような有名な学者までが今でも世界的ベストセラー『ホモ・デウス』のなかで「進化論は適者生存(survival of fittest)の原理に基づいている」なんて(間違ったことを)書いている…という指摘には驚きですね。ダーウィンの「進化論」に対する「理解」は「あらゆる名声は誤解の総体である」というリルケの言葉(『マルテの手記』)を思い出させますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。道路工事で通行者や通行車の交通整理をしている人に挨拶。皆さん挨拶を返してくれる。黒兵衛を撫でてくれる人も。気取らない人たちとの挨拶や会話はイイですね。ワン。終日デスクワークは月刊誌『ZAITEN』の連載「今月のスポーツ批評」の執筆。サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏の文化勲章受賞の「意味」は先月北國新聞にも書いたけどさらに詳しく記述。スポーツを親会社等の宣伝に利用するのでなくスポーツをやることそのものを目的にしたJリーグやBリーグを創設した人物に文化勲章(国の御墨付き)が与えられた「意味」は小さくないですね。これを機会にスポーツを「所有」したり「利用」したりしている企業はスポーツを「支援」するカタチに「進化」するべきですね。夕方から大相撲。玉鷲は素晴らしいですね。良い相撲を取りながら白星に繋がらなかった明生は貴景勝相手に勝てて良かったですね。ニューズを見ながら晩飯のあとはBS11で『三波春夫あなたに逢いたい〜初めて語られる昭和スターの素顔』を見る。小生は自分の出たTV番組はほとんど見ないのが常(恥ずかしいですからね)だけど三波春夫先生からいただいた長さ4mの墨痕鮮やかな手紙をTVで初公開したこともあったのでジックリ見せてもらう。イイ番組でした。娘さんの三波美夕紀さんの話も面白かったし三山ひろしさんの『俵星玄蕃』も美事で素晴らしかった。三波先生と共演したパーカッショニストの話も三波先生が定宿にしていた山形上山温泉「古窯」の女将さんの話も素晴らしかった。すべては三波春夫という素晴らしい人物の賜物と言えるのでしょうがこんな素晴らしい番組に出させてもらえて光栄でした。番組はYuTubeにあります。https://www.youtube.com/watch?v=VKA9ynDyOK0

11月14日(火)
古市憲寿『謎とき世界の宗教・神話』(講談社現代新書)読了。最後は「禅と日本文化」「聖と俗」をテーマに鈴木大拙とエリアーデの解説でした。しかし気楽にベッドのなかの読書としては眠りについたり眠りから覚めたりするのに便利でしたけど物足りなさ満点でしたね(笑)。著者もあとがきに《本書は2022年に出版した『10分で名著』の続編》と書いていたけどそのタイトルだったら読まなかったでしょうね。まぁ入門者の入門編の入り口としてはよかったかも…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。近所で水道管とガス管の入れ替え工事が始まって大きなトラックが住宅街を疾走する。まぁシャーナイけど結構恐ろしいものですね。ワン。終日デスクワーク。合間に横尾忠則『老いと創造 朦朧(モーロー)人生相談』(講談社現代新書)パラパラめくる。3〜5頁ごとに現れる著者の描いた作品のカラー図版が現れるのがオモシロい。この人はイラストレイターではなく画家ですね。そう言えば一昨日のNHK-Eテレの『日曜美術館』で紹介されていたけど毎日100号くらいの絵を1枚描かれているんだから素晴らしい「絵の体力」の持ち主ですね。本には『禅について』という章があって横尾氏の禅志向と体験が開かれていた。《禅は語るものではなくまず肉体による体験です》小生もそう思います。体験はしていませんが。ニューヨークで出会ったヒッピーや作曲家のジョン・ケージなどが鈴木大拙を学んだりアートに禅を利用したりしようとしていたのを横尾氏はやんわりと批判。その通りですね…と思う小生も批判の対象ですね。喝!!

11月13日(月)
『謎とき世界の宗教・神話』西遊記・北欧神話・万葉集と読み進む。なんで仏教の説明が西遊記やねん?なんで日本神話が記紀やなくて万葉集やねん?と突っ込みたくなったが読んで納得。三蔵法師は印度へ沢山の経典(お経)を貰いに行ったのですね。万葉集には中国文化圏の営みの内部から生まれたのですね。そっから中国独自の文化を経て日本独自の文化が生まれたのですね。しかしヤッパリ天照大神・素戔嗚尊・海彦山彦・日本武尊…の話も聞きたかったですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。北欧神話はワーグナーの『ニーベルンクの指環』で半世紀以上のお付き合いしてるので親近感があるけどドイツ人(ゲルマン)の神話が残されてないからワーグナーは北欧神話を使ったという指摘には納得しながら少々驚いた。だからヒトラーは古い神話を維持しているユダヤ人に嫉妬した?ということはないでしょうけど…ワン。終日デスクワーク。ナンヤラカンヤラ雑務がイッパイあって少々ウンザリ。メールの処理やらイロイロ。大相撲は高安があっさり負けたことに驚き。昨日はあんなに強かったのにワケのわからん力士ですなぁ。地元力士の湘南乃海は2連勝ですね。晩飯はテレビ神奈川で吉本新喜劇を見ながら。スチコさんは脇役でいつもよりオトナシかったですね。

11月12日(日)
朝の読書は漫画と対談で構成された古市憲寿『謎とき世界の宗教・神話』(講談社現代新書)。一気に聖書・ロシア正教・コーラン・ゾロアスター教・インド神話・ジャイナ教・論語まで読み進む。気軽にオモシロいですね。野球用語の敬遠が論語の「鬼神を敬して之を遠ざく」から生まれた言葉だとは知らなんだ。70年も生きてて知らないことはマダマダあるんですね。興味深かったのはゾロアスター教とジャイナ教とインド神話ですね。しかしゾロアスター教のザラスシュトラで『ツァラトゥストラはかく語りき』に触れられてなかったのはちょっと残念。いやまぁニーチェは名前を借りただけだからイイのでしょうね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。小雨がパラパラで雲古を見届けてソソクサに退散。昨日の『報道特集』で京都伏見区で発達障害の子供相手の散髪をしている若い床屋さんは素晴らしかったですね。散髪を嫌がる子供に笑顔で接してスマイルカット。素晴らしい!発達障害の子供は「困った子供」ではなく「困ってる子供」と言うのは見事な解説だったですね。そのあとの平尾誠二のドラマはいろんな理由で見ていられなかった。生前の平尾の顔そっくりのメイクと髪型での再現ドキュメンタリーなのか?ドラマ作りとは何か?を考えずに創られてもナァ…。ワン。終日デスクワークは金銭出納や請求書や雑務ばっかり。ふうう。夕方から大相撲。若元春が負けたのは残念だったけど高安の豪快な投げがよかったですね。晩飯と風呂のあとは酒飲みながらジョン・ウィリアムス指揮サイトウ・キネン・オケを楽しむ。ヤッパリ『スーパーマン』や『スター・ウォーズ』や『E.T,』や『インディ・ジョーンズ』は大名曲ですね。小生はその4作品のテーマを歌い分けられることが自慢です(^0^;)

11月11日(土)Once more
毛利眞人『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』(講談社)読了。メッチャ面白かったです。勉強になりました。小川近五郎という検閲官の存在にも非常に考えさせられました。音楽が好きでジャズも認めて…しかし小官僚で音楽界を「是正適正化」しようと考え検閲で発禁命令を下す。「正しいことを行っていると自覚している人」ほど難しい存在はないですね。そのような人物が現在ではSNSを根城にしているワケですね。戦前も戦後も現在も日本社会はあまり変わらないですね。この本は今年のベストワンかな?いや『硫黄島上陸』も素晴らしかったしコレから読む本もあるしマダマダわからないですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。帰ってくると講談社から今月の現代新書が4冊届く。読みたい本は一時に固まって目の前に現れるのでチョイと困りますが嬉しいですね。池上彰『昭和の青春 日本を動かした原動力』は帯に《あの熱い時代は何だったのか 学生運動・高度経済成長・新たな文化・そして繁栄の「陰」…》とある。小生の2歳年上の団塊の世代(?)の回想録?現在日本のマスメディアの問題点を語ってほしいとも思うけど…。古市憲寿『謎とき世界の宗教・神話』は漫画と宗教の専門家との対談でゾロアスター教やインド神話から聖書コーラン論語万葉集…等を解説。オモシロソウ。横尾忠則『老いと創造 朦朧(モーロー)人生相談』は横尾画伯の作品がカラーで満載。それを見ているだけで時間の経つのを忘れる。千葉聡『ダーウィンの呪い』これはジックリ読みたいですね。《ダーウィンが独創した「進化論」は科学に革命を起こした一方で3つの「呪い」を生み出した。@進化の呪い。「進歩せよ」を意味する"進化せよ"A闘争の呪い。生き残りたければ戦いに勝て。Bダーウィンの呪い。コレは「自然の事実から導かれた人間社会も支配する規範…》ナルホド。この《呪い》に最も縛られているのは現代日本社会かもしれないですね。まだ「万博」なんて騒いでますからね。片っ端から新書の新刊を次々と拾い読みしていたらあっという間に夕方。TBS『報道特集』を見ながら晩飯&酒。現代社会は詐欺と宗教と戦争の世の中のようですね。嗚呼。

11月11日(土)
これまで本欄の日付を12月と誤記していました。失礼しました。訂正したのでよろしく。そんなに早くアレヨアレヨと月日が進んでもシャーナイですね(>_<)

11月10日(金)
朝のベッドの読書が楽しい。『幻のレコード』メッチャ面白い。服部良一作曲で高峰三枝子が歌った『湖畔の宿』は時局にそぐわないとして「発禁」になったことが常識的に語られてきたが実は「発禁にはなってない」のですね。それと同様戦時中に「ジャズは禁止された」と誰もが(私も)思っていたけどジャズがすべて禁止されたわけではなく《騒擾的なるリズム音楽》《あまりに扇情的淫蕩的感情を抱かしめる音楽》《怠惰感を抱かしめる様な退廃的或いは亡国的なる音楽》以外はOKでグレン・ミラーやベニー・グッドマンのスローバラードなどは発売されていたのですね。しかし「規則」は曖昧で日本のジャズメンたちは「敵性音楽」を奏でると白い眼で見られたようでも日本の民謡をブギウギやルンバやブルースでスイングして頑張っていたようで思わず「お見事!」と言いたくなる記述が沢山ありました。あ。『湖畔の宿』の作詞は佐藤惣之助で古関裕二作曲の『阪神タイガースの歌・六甲おろし』の作詞者ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。雨が今にも落ちてきそうな曇天。小生は昔から「晴れ男」で通っていたけど最近はよく雨に降られる。歳のせいかな?ワン。校正やナンヤラカンヤラ仕事をこなしたあと午後から東京へ。今日の『ニューズ・オプエド』は休ませてもらうことを告げて品川からタクシーで三井倶楽部へ。来週木曜に開幕する「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の「ドライバー歓迎イベント」に参加。先日『ZAITEN別冊メセナ特集号』(12月発売)でインタヴューさせてもらった(株)フォーラムエイトの伊藤社長や武井副社長にご挨拶。同社の宣伝に起用されているパックンや広告で支援してもらってる『スポーツゴジラ』編集長の長田渚左さんにもご挨拶。しかし「WRC世界ラリー」のカーボンニュートラルの取り組みやハイブリッド燃料の説明などがメッチャ勉強になった。なるほど自動車レースというのは単に速さを競うだけではなく「自動車の進化」を競って挑戦してるわけか…と納得してパーティは遠慮して帰宅。大船駅でタクシーを待っているとご近所さんの男性に声をかけられて一緒に帰宅。この男性が小生に著作の大ファンとかでメチャボメされて恐縮。ご近所さんにそんな方がおられるとは恐縮至極歓喜雀躍嬉しい限りです。

11月9日(木)
『幻のレコード』読み進む。満州事変・上海事変が日支事変へと進むなかでレコード検閲は厳しくなりホンの男女の心の機微に触れるものでも発禁になる世の中で『皇軍万歳』といった軍歌が横行するようになる。ところが…♪何を小癪な支那の兵〜喩え百万寄せたとて〜抜けば玉散る日本刀〜目に物見せてくれようぞ〜…《と歌詞こそ勇ましいがその実はハワイアンの「タフ・ワフ・ワイ」をホットにジャズアップしたジャズソングであった。新聞の新譜評は「これが何とネタを割るとハワイ名物尻振りエロ踊りのフラ・ダンスの音楽に軍隊の文句を付けたものなのだから物凄い」(読売新聞1937年)と身も蓋もない書きぶりだ》ホント。笑ってしまうというか…戦後はクレージーキャッツの谷啓がギャグにしていた「タフ・ワフ・ワイ」を軍歌に使ったギャグ精神には感服するが《「タフ・ワフ・ワイ」は英語圏では「ハワイアン・ウォー・チャント」(ハワイの戦いの歌)のタイトルでも流布したからこれを時局の歌にしようという発想はごく自然のものだったかもしれない(略)トミー・ドーシー楽団が同じ曲をスウィング化してレコーディングしたのは1938年のことだから日本コロムビアの「皇軍万歳」は本場アメリカよりも1年早い。ギターが刻むエッジの効いたリズムに乗せたラップ調の歌唱はこれが1937年の「時局歌」だとわかってはいても時代感覚を惑わせる》戦時下の発禁下でも日本のジャズメンたちは頑張っていたのですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと東海道線で藤沢へ。以前年金事務所へ行った帰りに見付けた素晴らしそうな古書店「太虚堂」を訪れて本を売却する相談をする。若い40代の店長は父親の始めた古書店を継いで若いときは神田の古書店でも修行を積んだ人物だったが最近の古書マーケットの不振部売りをいろいろ教えてもらう。文学全集なんかは全然売れないそうです。漱石も芥川もダメ。古典文学大系も100巻揃って数万円にもならないとか。マルクス全集とかレーニン全集は?と訊くと共産党系は本よりビラなどのほうが値が高いとか。面白いものですね。お店のなかは素敵な画集とかイロイロ面白そうな本がイッパイ。売るより買いたくなる。ジャズの本が多かったけど亡くなった相倉久人さんの家が近いので整理されたものだとか。ウワー。相倉さんも奥さんもよく知ってます…で話が弾んで一緒に来ていたヨメハンが相倉久人さんの『ジャズは死んだか』(音楽之友社)という1970年代に出た本を購入。裏表紙の写真入り推薦文は山下洋輔さん。表紙裏の推薦はタモリさん。みんな若いですねぇ。帰宅すると共同通信から書評の執筆依頼のあった本が届いていた。森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)。面白そうですね。さらにカメラマンの岡村啓嗣さんが神戸新聞社から出した『平尾誠二』さんの写真集も送られてきた。これは見るのがちょっと辛いですね。多くがデジタルになったと太虚堂の店主もいってたけどマダマダ紙の本の文化は廃れないはずだけど…。

11月8日(水)つづき
『幻のレコード』のなかに強烈な発禁レコードが紹介されていた。それは1932年9月新譜のレコードドラマ『東京空襲葬送曲』。同年海野十三(うみのじゅうぞう)が雑誌『朝日』5〜9月号に連載した「SF戦記」のドラマ版で上海事変をキッカケに日本とアメリカが交戦状態に入り東京が米軍の空襲にさらされるという内容。これが《外交問題となりかねない内容》であり《作戦行動や潜水艦の航続距離が写実的に描》かれており《不必要に不安を煽る》として「発禁」となった。《ストーリーの後段で「日本帝国ノ壊滅ヲ思ハシムル」点も問題となった。最終的には光線兵器「怪力線」が米爆撃隊を漏れなく撃墜して日本は救われるのだが架空のドラマでも自国が爆撃にさらされる描写は検閲当局にとって不穏当きわまりない》というわけで「発禁」になったとか。しかし太平洋戦争開戦9年前にこんなSFを書いた当時の作家も凄いですね。いま台湾有事や日中戦争を小説に書く作家はいないのかな?ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。阪神タイガースが日本シリーズに勝って「日本一獲得回数最下位」から脱出した話をする。コレまでたった1回しか日本一になってないチームは2リーグ制以後楽天イーグルスと阪神タイガースだけでしたからね。しかし今年の日本シリーズもヌケヌケ(相撲用語で白星と黒星が交互に続くこと)が成立しなかったのは残念でしたね。これはアメリカのワールドシリーズでも1回しかなく野球という競技には連勝連敗がつきものと言えますね。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワークは『スポーツゴジラ』の連載『走』第8回執筆。F1パイロットだった中島悟氏は自分の職業(肩書き)を「運転手」と言っていたという話。そう言えば多くの人は自動車の運転に集中せずに音楽を聴いたり同乗者と会話したり。中島さんは自動車の運転が大好きだったんですね。「好きこそものの上手なれ」この諺は係助詞の係り結びになってますね…とは中学時代の知識ですね(゚o゚;)

11月8日(水)
『幻のレコード』読み進む。メッチャ面白い。エロやアカや軍隊批判や政府批判や世相批判の歌詞だけが問題にされていた「検閲」が「歌い方」や「声」までが問題にされるようになってくる。満州事変上海事変と進む世知辛い世相中で色っぽい声や艶っぽい声までが問題にされるようになるのだ。そのような一連の艶っぽい歌が「ねェ小唄」と呼ばれて大流行。♪アァそれ〜なのに〜それなのに…ネェ〜怒るの〜は〜怒るの〜は〜あったり前でしょう……てな感じで当時の作詞家もイロイロ頑張ったんですね。『あ丶それなのに』という歌は戦後も歌われて小生もテレビで見聴きしたことがありますね。渡辺はま子や美ち奴や『ウチの女房にゃ髭ある』も知ってます。俺も歳ですね。チョイと用事ができたので執筆中断します。失礼。

11月7日(火)
いつもより1時間早くベッドを出て土砂降り暴風雨大嵐のなかサッサと黒兵衛の散歩を済ませてタクシー呼んで大船駅へ。品川経由新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでの『One Dayオペラ講座』で講義。テーマは『カルメン』。フランチェスコ・ロージー監督ジュリア・ミゲネス主演の映画が如何に素晴らしいか…カルロス・クライバー指揮ゼッフィレッリ演出のウィーン国立歌劇場の舞台が如何に見事だったか…を解説。また我がオペラの師匠永竹由幸さんの「カルメンはスペイン音楽ではない」という「正論」を紹介。いろいろ楽しく話したりDVDを楽しんだり…映画も舞台も半世紀近く経つのに古さはまったく感じられませんね。オペラは歌手も指揮者も演出家も1970〜2000年あたりがピークだったかな?今もコロナの後遺症が響いてるのかな?講義を終えてビールを飲みながらツマミに柿の種を食いながら『幻のレコード』を読みながら新幹線で品川経由帰宅。この見事なドキュメンタリー本には皇紀2600年(昭和15年)にドイツのリヒャルト・シュトラウスやフランスのイベールなどに委嘱して寄せられた奉祝楽曲がレコード化された話題も書かれていたがイギリスのベンジャミン・ブリテンが『鎮魂交響曲』という死者を鎮魂する楽曲を送ってきて日本政府が激怒した話がカットされていたのは残念。これも「検閲」の一種と言えたのでは?

11月6日(月)
朝の読書『幻のレコード』メッチャ面白い。「発禁」の対象が大正から昭和へと移るにつれて「アカ(共産主義)」と「エロ」から「軍隊」や「靖国神社」に対する「取り扱い」へと広がっていく。漫才で靖国神社を取りあげて《小野小町を祀ってある》などと《ボケ》をかますのも発禁。《靖国神社という「国体の尊厳」に触れることはそれが世間一般で周知の事実をわざと外すボケでもけっして許されなかった》しかし「ツッコミ&ボケ漫才」に靖国神社や軍隊をテーマに取りあげたこと自体で戦前のお笑い芸人たちに賞賛を送りたいですね。次々と「発禁レコード」を連発した柳家三亀松や砂川捨丸やエンタツ&アチャコはエラかったですね。それに較べて今の芸人たちは…あ。沖縄を拠点にしている「お笑い米軍基地」がいますね。マスメディアには(TBS『報道特集』以外)取りあげられないけど…といことは戦前の「検閲」とは現在の「マスメディア」のことですかね?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。秋の暑さは空気が乾燥しているから心地よいですね。終日デスクワークは明日のオペラ講座の準備etc。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。池乃めだかさんの80歳記念の舞台だとか。ヨシモトの定番パターンの笑いに大笑いしながら飯食って酒飲んで明日が早いので早く寝る。

Back to 11月5日(日)
朝のベッドの読書は『幻のレコード』の大正期の話。大正末から昭和にかけてレコードが爆発的の売れ出して(実に1か月70万枚)《俗曲・里謡(民謡)・落語・万歳といった通俗な芸能に卑猥な言葉やくすぐり(下ネタ)が入ることは多々あった》とか。《色気づいたか五月の蝉は松を抱えて腰つかふ…》といったものらしいがコレは珍丸愛吉という芸人が吹き込んだ「串本節」だが砂川捨丸も登場。捨丸師匠は小生が餓鬼の頃のテレビの演芸番組にも「捨丸・春代」の漫才コンビでよく登場してましたね。ワン。長女と孫とヨメハンと一緒に黒兵衛の散歩のあと机の解体が終わって広くなった庭の整理。俺が少々仕事をしている間にみんなはホームセンターに出かけて野菜の種などを買ってきてプランターに植え付けたり。俺がゴミの整理で疲れて昼寝しているうちに長女や孫は帰っていったらしい。チョイと仕事のあと関西シリーズ。3-0になった時点でほぼ勝負の行方は決まって6-0で確信。シーズン最多安打の中野に無死一塁で送りバントをさせ…あと1打者で勝利投手の青柳を交代させる…まぁ勝てばいいという野球をタイガースまでがするようになったわけですね。そして山本由伸投手はアメリカへ。時代は変わりましたね。しかし…この先どう変わるか…日本はどうなるのか…誰にもわからないけど…とりあえず関西万博は返上中止にしたほうが良さそうだし神宮外苑の再開発もやめたほうがいいですね。そしてマスメディアが日本の野球界を支配するのもやめにしましょう。野球界は野球人の手に返しましょう。

11月5日(日)
阪神タイガース優勝おめでとうございます。こんなにタイガースの優勝を客観的に冷静にお祝いの言葉を書き贈ることができるのは初めてです。1985年は多数派に与しても嬉しかったけど今回は多数派に与して申し訳ない気持ちです。バファローズも応援したいけど親会社に(イチローの関する小生の記事で)虐められたことがあったので複雑です(このことについてはいずれ本HPで詳しく書きましょう)。まぁ今後何年か強い両チームで関西シリーズを繰り返して優勝を分け合い続けて読売新聞社が阿呆臭くなって日本のプロ球界から手を引いてプロ野球界がJリーグのような組織になることを望みましょう。読売が去ったあとのJリーグは見事に成長してますからね。ま。とりあえずタイガースの日本一おめでとう!来年はバファローズの巻き返し。そしてタイガースの虎のマークと競うに値する岡本太郎画伯の「猛牛デザイン」の復活を期待しましょう!

11月4日(土)
ベッドでの朝の読書は毛利眞人『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』(講談社)読み始める。面白い。確かに音楽(歌)に対する軍による検閲があったことは確かで《一般の声も「この非常時においてというお題目の下にうるさくなった》が《意外なことに検閲官が権威を笠に着て威張りちらしたとか「けしからん!」と怒鳴るなど強権を振りかざした類の回想はまず見当たらない》らしい。作曲家の服部良一は亡くなったときに《戦時下でも当局の神経を逆なでするような哀愁を帯びたブルースものを書き続ける。このため「服部ブルース」ならぬ「発禁ブルース」とか「ハッキン良一」と皮肉られた(読売新聞1993年1月31日付)》と報じられたが実は1937年の『別れのブルース』以下『雨のブルース』『東京ブルース』等の日中戦争下で書かれた服部ブルースに発禁作品はひとつもない。この訃報記事は伝聞に基づいて書かれたものであろう》ナルホド。そして本書は明治時代の「壮士演歌」に対する弾圧から発禁の歴史を解説する。読まねば。ワン。ベッドを出て長女と孫と3人で黒兵衛と散歩。犬のリードを持たないと何故か疲れる。引っ張ってくれる存在がないからか?ワン。散歩のあとみんなで庭の整理。子供たちが小さい頃に卓球をして遊んだりバーベキューの食卓にした木製の机がボロボロになったので鋸と金槌で解体。雑草の整理などで疲れる。子供や孫がいないとできない作業を昼過ぎまで。トホホ。腰が痛い。遅い昼飯のざる蕎麦をみんなでつついて昼寝…と思ったがJリーグのルヴァンカップ決勝が面白くて寝られず。強豪浦和レッズ相手に接戦を制したアビスパ福岡が初タイトル。めでたいですね。チョイと仕事をしたあと家族4人で大船のジビエの店『アジト』へ。昨日の「大船祭り」で食った猪の串刺しステーキがメッチャ美味かったので店を訪ねて薄切り猪のサラダや鹿のステーキや羆(ヒグマ)のステーキや鹿のハンバーグや鹿のピザなどを堪能。ヨメハンも長女も孫もオレも美味い美味いを連発。本当に美味しくリーズナブルな価格のジビエ(野獣料理)でした。横浜ビールも日本酒の荒波も馬勝った。牛負けた(古いギャグですね)。この店では他にアライグマやハクビシンなども出すらしい。次の機会に挑戦するか。途中から長女のスマホで日本シリーズも観戦。今日は山本投手に花を持たせて仲良く3勝3敗。引き分けは1度だけで2度目となると決着がつくまでやるらしいから「俺の予想(期待)どおり3勝3敗3引き分け2チーム日本一」とはならないらしいけどオモシロい関西シリーズになりましたね。

11月3日(金)
文化の日。日本国憲法が公布された日だが戦前の明治節(明治天皇誕生日)を継承したのかな?ベッドのなかの読書は筒井康隆大先生の『カーテンコール』。残された「プレイバック」「カーテンコール」「附・山号寺号」を読み切って読了。面白く楽しく読めました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。「山号寺号」という遊びは小生が高校生の頃。まだ立川談志が司会をしていた『笑点』でやっていたのを今も憶えている。そのとき誰かが「カリフォルニア産(山)オレンジ(寺)」と答えて大受け。ちょうど日本がオレンジの輸入解禁でミカン農家が騒いでいた時代でした。時代は変わる(進む)モノですね。ワン。朝チョイと仕事(来週のオペラ講座の準備)をして昼飯時にヨメハンと一緒に大船駅へ。やって来た長女と孫と待ち合わせて「大船祭り」へ。それは3・11をキッカケに生まれた「大船と大船渡」というイベントを引き継いで生まれた祭りで駅前通は鬼の反吐(人だらけ)。楽しく押し合いへし合いのなかでズラリと並んだ屋台のなかから行きつけの店「フラット」の出店を発見。生ビールと唐揚げチキンに舌鼓。長い行列ができてる大船渡の店に長女が並んでくれて焼き牡蠣や秋刀魚のフライや烏賊のフライも手に入れて地ビールの鎌倉ビールも。さらに「アジト」というジビエの店があったので猪の串刺しステーキも喰って腹一杯。みんなで帰宅してチョイと休んで映画鑑賞は孫の教育を考えて『リトル・ダンサー』。イギリスの貧しい炭鉱町に育った小学生の男の子が「女みたいなことをするな!」と怒る父親や兄の反対を押し切ってダンスに目覚めてバレエのレッスンを受けるようになり最後は父を説得してロイヤルバレエ団の試験に受かって英国ロイヤルバレエ団の一員として『白鳥の湖』を踊るという話。孫が今年の夏の読書感想文に選んで映画も見た『ロケットボーイズ(大空の彼方へ)』とまったく同じシチュエーション。孫も俺たちもそれなりに感激。終わってから映画にも出てきたフレッド・アステアやジーン・ケリーのダンスを見ることのできる『ザッツ・エンターテインメント』を見ながら晩飯。酒飲みながら長女にビデオクリップでレディ・ガガや夜遊びなどの今様流行の音楽を次々と見せられ聴かされたがピンとこないので都はるみにしてもらう。時代は変わるもんですね。

Back to11月2日(木)
ベッドのなかの朝の読書は筒井康隆先生の『カーテンコール』から「夜は更けゆく」「お先の人生」「宵興行」「離婚熱」「武装市民」「手を振る娘」「夜来香」「コロナ追分」「塩昆布まだか」「横恋慕」「文士と夜警」を次々と読み進む。筒井先生ゼッコーチョーですね。面白すぎてタマリマセン。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。散歩中も「横恋慕」を思い出して小さな美人の人魚と鮑の水槽の中でのセックスシーンとそれを見て嫉妬する主人公を思い出してケケケケケと笑い出してしまう。「どないしやはったん?」といつも一緒に散歩しているヨメハンに訊かれてイヤマァアノソノケケケケケと狼狽えてしまう。筒井ワールドは毒素満タンですな。ワン。終日デスクワークは本ホームエージの原稿作りと来週火曜の名古屋中日文化センターでのオペラ講座のレジュメ作り。ふうううう。何とか日本シリーズ第5戦に間に合わせてテレビの前でビール&晩飯。いやぁ宇田川投手の超低目に落ちるフォークボールをすくい上げて打った森下の左中間三塁打はホンマに見事やったですナァ。これで小生の予想(期待)通りに3勝3敗3引き分け両チーム日本一になったら最高なんですけどね(笑)。

Back to 11月1日(水)again
この日も毎週水曜恒例のRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演してました。筒井先生の本の面白さとタイガースの選手の監督のアホ采配を凌ぐ頑張りに興奮して書き忘れました。話の内容は10月29日のスポーツ政策学生会議についてです。13年目を迎えてもまだ九州の大学は未参加。来年は是非とも参加してください。特に九州大学の図書館は拙著『スポーツとは何か』(講談社現代新書)を教授たちの推薦する100冊に入れてくれたくらいですからね。是非とも参加してください。

11月2日(木)
森下のフォークボール狙い打ちはホンマに見事でしたが岡田の采配はサイテーですね。1回裏無死一塁でナンデ中野に送りバントやねん?チマチマした野球をするな!(>o<)選手を信用してガンガン攻めんかい!あ〜しんど。

Back to 11月1日(水)
朝ベッドのなかで筒井康隆先生の『カーテンコール』から「本質」「羆」「お時さん」「楽屋控」「夢工房」「美食禍」の6編を読む。どれも面白く一人ベッドのなかでケケケケケと痙攣的哄笑を発してしまったがヤハリ元SF作家だけあって石器時代の人間に現代の美食を食わせる『美食禍』が面白かった。と同時に谷崎潤一郎の『美食倶楽部』を読み直したくなった。これは世界一美味い料理を目隠しして味わうという小説で目隠しされて横に並んだ男たちが涎をびちゃびちゃ垂らしいて旨い旨い旨いとわめくメッチャ面白い小説。その料理とは実は…種明かしはやめましょう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。黒兵衛の食事も涎垂らしてあっという間ですね。ドッグフードってそんなに美味いのかな?ワン。終日デスクワークは本HPの原稿作りや請求書書きなど雑務。そんなに頭を使う仕事ではないので久し振りにマーラーの交響曲を順々にBGMに。1番の『巨人』はムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団とテンシュテット指揮シカゴ響がイイですね。バーンスタインは若いときにNYフィルを振ったモノがイイですね。『大地の歌』はバーンスタイン指揮ウィーン・フィル綺麗な音とのディースカウとキングの歌が最高ですね。あ。海賊版だけどクライバー指揮ウィーン・フィルのルートヴィヒとクメントの歌も見事ですね…と思ってるうちに晩飯の時間。もちろん日本シリーズを見ながら。岡田はん!今季最多安打の中野に送りバントはさせんといてほしいなぁ。

11月1日(水)
送りバントと監督の采配ばかりが目立つ日本シリーズはアカンで(>_<)選手が奮起せい!送りバントばっかりコチョコチョやってナニやっとンじゃあ!大山も情けない三遊間サヨナラ安打で喜んでたらアカン!ホームラン打てとは言わんけど外野犠牲フライくらいはしっかり打てよ(>_<)関西の雄の2チームが巨人みたいなチマチマした野球やっててどないするねん!まぁ結果は俺の期待通りに3勝3敗3引き分けになりそうでエエけどな( ^o^)ノ

10月31日(火)
朝ベッドでの読書『宗教の世界史』は一時中断。と言うのは昨日筒井康隆先生から最新刊にして帯に「これがわが最後の作品集になるだろう」と書かれた(但し「信じていません!」との担当編集者の註釈あり)『カーテンコール』(新潮社)と題された25本の短編小説(?)集が送られてきたからだ。早速読まないわけには行かない。「深夜便」「花花魁櫛」「白蛇姫」「官邸前」と読み進んでベッドのなかで「痙攣的笑い」に誘われる。サスガですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。昨日外科手術か?と思われた危機を脱した老犬は老体を引っ張り回して元気に歩きまくる。気遣いのない馬鹿犬じゃ。ワン。終日デスクワークは先々週インタヴューしたフォーラム8の伊藤社長のメセナ論を纏める作業。『ZAITEN』の別冊なので少々長い原稿に悪戦苦闘しつつ完成。晩飯はもちろん日本シリーズの関西ダービーを見ながら。バファローズ強い!タイガースも盛り返したけど結局はミスの差が出ましたね。小生の予想3勝3敗3引き分け2チーム日本一…の結果に近づいてますね(笑)。

10月30日(月)
『宗教の世界史』読書復活。「ゴータマ・ブッダ以前のインド」なるほどインドの宗教は奥が深いですナァ。《ローマ人は歴史的・国家的に考えるがインド人は寓話的・宇宙的に考える。ローマ人の思考は経験的・相対主義的・政治的・法律的だがインド人の思考は哲学的・絶対的・教条的(ドグマティック)・道徳的・神秘主義的と対照的である》これはデジタル産業先進国の現代インドにも当てはまるのかな?ワン?ベッドを出て黒兵衛と散歩。昨日ヨメハンが黒兵衛におやつをやったときに小さな乾燥剤を落としてしまったら黒兵衛がソレをすぐに食べたらしく胃の中で水分と混じって熱を発生したらヤバいと心配していたけれど今日の散歩で雲古のなかに混じって出てきた。よしよし。なかなか素早い内蔵の反応で危機脱出。ワン。いろいろデスクワークするなかで最近グレン・グールドのピアノをCDで聴きたいと思わなくなった。モーツァルトは音が激しすぎるしバッハでもグールドやポリーニの優しい音色のほうが好きになってきた。そー言えばカルロス・クライバーのヨハン・シュトラウスのワルツの演奏も強烈すぎてNGと感じるようになった。歳かなぁ(>_<)などと思いながら仕事をしていると講談社から本が送られてくる。毛利眞人『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』コレはオモシロそう!巻末の「発禁レコード一覧表」を見るだけでもオモシロい!服部良一作曲の「タリナイ・ソング」や「ホット・チャイナ」(歌は笠置シヅ子)なんてのも発禁(1940年)だしストコフスキー指揮ドヴォルザークの『新世界交響曲』も1943年に自主的発売中止になっている。古くは1932年に柳家三亀松の漫談『新婚箱根の一夜』や『吉原の一夜』三遊亭蜴}の萬歳『新婚初夜』なんてレコードも警察によって発禁になっている。聞いてみたいですね(^_^)。柳家三亀松師匠は小生が子供頃はまだテレビで見かけた。そこで「今はもう小便だけの道具かな」「立ててくれオレではなくてムスコのほう」なんて川柳を披露していたのを何故か憶えている。昔のお笑いのほうが今より毒があったようですね。晩飯で録画しておいたラグビーW杯決勝を見る。日本の優勝の日は遠いようですね。サッカーのほうが近いですね。晩飯後はテレビ神奈川で「吉本新喜劇」辻本茂雄さんと間寛平さんのアドリヴの掛け合いに大笑い。サスガですね。

Back to10月29日(日)
ベッドでの朝の読書はカットして常より1時間早くベッドから出て小雨降るなか黒兵衛と散歩。秋は天高く…だけでなく我が身世にふる長雨せしまに…もあるのですね。イロイロ準備して大船駅から東海道線に乗って東京駅へ。タクシーで明治大学の駿河台キャンパスへ。スポーツ政策学生会議(Sport Policy for Japan;SPJ)に笹川スポーツ財団の審査員として参加。全国から集まった32大学61ゼミから寄せられた学生たちによる「スポーツ政策」のうち昨日の予選グループを勝ち進んだ5大学(明大・立大・東海大・一橋大・亜細亜大)8ゼミの発表を聞く。最優秀賞に選ばれたのは立教大学の「聴者と聴覚障害者の架け橋プロジェクト」で聴覚障害者と聴者が共に手話によるコミュニケーションを行うなかでサッカーを行うためのノウハウを考えたモノ。学生たちが互いに選ぶ賞でも第1位となりスポーツ庁長官賞にも選ばれた。小生が審査した笹川スポーツ賞は決勝には残らなかったけど一橋大学の文化としてのスポーツを推進する企画『「ウォーキング・ツーリズム×物語」で地域活性化』熊野古道を歩いて物語を創る(AIも用いて)プロジェクトというもの。じつは神奈川大学の『宇宙×スポーツ〜宇宙産業の発展に向けて』という企画もナカナカ面白いと思っていたのだがコレはスポンサーの一つであるフォーラム8賞に選ばれたので一橋大のほうを選んだ。少しでも多くの学生の努力が表彰されるほうがイイですからね。他の賞の結果などは近々スポーツ産業学会のホームページで発表されますのでお知らせします。表彰者に賞状を授与して講評を語ったり記念撮影をしたり…お世辞ではなく今年の学生たちの発表内容はレベルが高かったですね。しかし今気付きましたけど毎年何処かのゼミが題材に取りあげるオリンピックとのコラボ企画が皆無だったのはやはり贈収賄事件の影響かな?若い学生たちとの交流を終えて帰宅。タクシーが捕まらないので御茶ノ水駅まで歩いて中央線&東海道線経由で帰宅。晩飯食べながら日本シリーズは昨日の裏返し。関西ダービーは仲良しダービーですね(2項目前を見てください)。

Back to10月28日(土)
『宗教の世界史』読み進む。一神教の元祖でユダヤ教・キリスト教・イスラム教が信仰するヤハウェYHWHは実は「一柱の神(一神)」だけが存在していたわけでなく多神教のなかから生まれたのですね。それはモーセの《十戒の第一条「あなたはわたしのほかに何ものをも神としてはならない》という一文で明らかなんですね。それは《ヤハウェ主義が厳密な意味での唯一神教ではないことを示している》そしてモーセは《「主(ヤハウェ)よ。神々のなかにあなたのような方が誰かあるでしょうか」と叫ぶ》つまり「自己主張が強く極めて嫉妬深いヤハウェという神」が「自分だけ」を主張して人間(モーセ)がそれを受け入れたところから一神教が生まれたわけですね。神々が人間の生き写しであり「神が人を創った」のではなく「人が神を創った」とするならYHWHは結構自己チューの人々(古代カナンの地に暮らした人々?)が創作したと考えられるのですね。それを「改革」しようとしたのがイエスやムハンマドというワケなのか…読み進みましょう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。天高く馬太(マタイ)伝売れる秋。22日の本欄をお読みください。いろいいろデスクワークの一日。ラグビーW杯3位決定戦の録画をなかなか見ることができない。トホホ。夜は日本シリーズを見ながら。山本投手が日本シリーズで勝てないのは何故かな?プロ野球七不思議の一つ?「謎は解かれないほうが面白い。説かれないから謎。解かれるような謎は謎ではない」と確か小林秀雄が『モオツアルト』に書いてた。「解かれるような謎」は「謎」ではなくて「なぞなぞ」ですね(笑)。

10月29日(日)
タイガース強すぎの8対0の翌日は0対8の惨敗。さすがは関西ダービー。仲の良い両チームですね。コレがベースボールですね。コレがスポーツですね。憎み合ったり戦ったりするのはスポーツじゃないですね。

10月28日(土)
タイガース強すぎですね。どないなっとるねん。

10月27日(金)
『世界宗教史』読み進む。旧約聖書というのはメソポタミアやパレスチナの古文献や伝承を選りすぐって纏めたモノなんですね。ということは稗田阿禮が記憶した諸家の「帝紀」や「本辞」を太安万侶が集成した『古事記』みたいなモノか。旧約聖書はそこで一神教の勝利を謳い上げたわけですけど古事記は八百万神の素晴らしさを列記したわけですね。万物の支配を命じた人間を嫉妬深く虐める一神教のYHWHよりも私は八百万の神々のほうが好きですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。日本海側や東北や北関東のほか東京でもゲリラ豪雨や雹が降る異常気象らしいけど湘南地方は天高く雲一つない真っ青な秋空の毎日。少々恐ろしいくらい。これが凶兆でなければ良いけれど…なんて思ってしまう。SPJの個人的審査結果をメールで送って足を運ぶのは決勝(最終発表)の日曜日だけにさせてもらう。明日は日本シリーズもあればラグビーW杯の準決勝もありますからね。夕方からは『ニューズ・オプエド』。カメラマンの初沢亜利さんと日刊ゲンダイの今泉恵孝さんを迎えて「どうなる?59年ぶり関西シリーズ日本一日決定戦その本当の面白さとは?」と題してイロイロ語る。小生の予想は(と言うか希望は)タイガースvsバファローズは3勝3敗3引き分けで両者日本一。コレが最高ですね。番組のなかで初沢さんの写真集『2020,2021』を絶賛紹介させていただくと以前(東京五輪前)にオプエドに出演されたとき「五輪の取材証が取れなくてどうしようか…」と言っていた初沢さんに対して小生が「取材証なんかなくても周囲に溢れている五輪の風景のほうが面白い」と言ったことからこの素晴らしい写真集が生まれたとか。小生はそんなことを言ったことはスッカリ忘れていたけど我ながらタマにはイイことを言うモノですナァ(゚o゚;) 今泉さんと初沢さんとのオモシロい会話を思い切り楽しんで番組を終えたあと「チコちゃん」&メシ&サケ&ネル。初沢さんと今泉さんと小生のメッチャおもろい会話は今も聞けますのでドーゾ。https://op-ed.jp/

10月26日(木)
『世界宗教史』はヨーロッパ古代の巨石文明からいよいよパレスチナの旧約聖書の世界へ。遺跡遺構から想像力を働かせるの時代から聖典や文献を読み取る時代に入る。ナルホド聖典というのは過去の宗教の歴史の集大成でもあるのですね。各地の様々な洪水はノアに集大成され様々な神々(多神教)は創造主YHWHヤハウェ(一神教)に纏められる。あとは解釈の時代に入るわけですね。解釈の違いがどこから戦争まで引き起こすのか?「自分が信じる神しか信じないのが一神教」と塩野七生さんは書いたけど正しくは「自分の信じる神の解釈しか信じないのが一神教」ということのようですね。ナルホド宗教とは政治的なものです。仏教だって禅宗と日蓮宗の仏の解釈は全然違いますからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋空と秋の空気は気持ちよいですなぁ。ワン。デスクワークをしているとスポーツ特集をするというので原稿依頼をしてきた世界思想社から『世界思想』のバックナンバーが2冊送られてくる。民主主義と歴史の特集号。コレは読まねば。と思っていると筑摩書房から『ちくま11月号』も届く。斎藤美奈子さんの連載『世の中ラボ』は「ジャニーズ事件から考えるビジネスと人権」このほかにも興味深いモノ満載。コレも読まねばと思っているとカメラマンの初沢亜利さんから写真集『二千二十年、二千二十一年。』が届く。パラパラと眺めただけでコレはオモシロい!コロナとオリンピックの東京。見えたままの人物やふうけいにみえるものがバンクシーの壁絵のようにオモシロい!いかんいかん仕事しなければ…で昨日の続いてスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパンの企画書を読みふける。A4用紙各4枚×61ゼミ=244枚。ふううう。しかし結構面白かった。「宇宙とスポーツ」とか「スポーツで恋活」なんてのもありましたしね。ふううう。晩飯はNHKの大好き番組『魔改造の夜』を見ながら…と思ったら再放送だった。最近のテレビ番組は再放送を事前に断らないのはイケマセンね。仕方がないのでハマス・ヒズボラ・イスラエル問題を見ながら晩飯。ニュース解説は解決の道を教えてくれないですね。嗚呼。

10月25日(水)
『世界宗教史』はエジプトの宗教からヨーロッパの巨石文明へ。古代の宗教は見事に政治や日常生活と密接に繋がって(一致して)いたのですね。いや古代だけでなく現代でもそうかな?イスラム教徒や仏教徒がアメリカ大統領に選出されたら就任式ではやはり聖書の上に手を置いて宣誓するのかな?他の国の-たとばエジプトやイスラエルの大統領はどーしてるのかな?クルアーン(コーラン)やタナハ(旧約聖書)やタルムードを用いてるのかな?調べてみましょう。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは川淵三郎氏の文化勲章受章の意味。要するにJリーグというスポーツ(サッカー)をやることを目的にしたスポーツ組織を日本で初めて創ったということですね。それに対して旧体制の抵抗勢力は親会社の宣伝や新聞を売ることにスポーツを利用したかったのでかなり抵抗したけど川淵氏の文化勲章でどちらが正しいかは勝負は決まったと小生は思いますがマダマダ抵抗勢力は日本のスポーツ界に残っているようですね。ナベツネ氏は心を入れ替えたのかな?ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。昨日読んだバンクシーの画集の中に面白い言葉が紹介されていた《優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む》ピカソがそう言ったらしい。そりゃベートーヴェンの英雄交響曲や運命交響曲もモーツァルトやバッハのパクリですしバーンスタインの『ウェスト・サイド・ストーリー』はワーグナーからパクってますしドビュッシーもゴッホも北斎や歌麿からパクってますからね。ワン。デスクワークは北國新聞の連載の校正や連合津心の連載の執筆や終末のSPJ(スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン)の参加大学61ゼミの学生たちの労作(企画書)読み。ふう。他人の原稿を読むのはシンドイですね。今年の学生たちはウィキなんてクダランモンを使わずにキチンと良いものをパクってるかな?

10月24日(火)
『世界宗教史』はメソポタミアからエジプトへ進む。いよいよイシス&オシリスの世界でそれはモーツァルトの『魔笛』=フリーメイソンの世界までつながっているわけですね。おまけに古代エジプトの一時期にアモン神からアトン神への変化が起こり多神教から一神教への変化をもたらしそこへモーゼが現れてユダヤ教につながる強固な一神教が生まれるわけか…この本のタイトルは「世界宗教史」だけど「宗教世界史」のほうがイイかもしれないですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と朝の散歩。一神教の神は多くの殺人や戦争を生んだけど多神教の神々が原因で殺人や戦争が起こったことは無いのかな?神話や古代では多神教の神々も戦いを起こしたけど少なくとも近代以降の多神教で起こった戦争は無いのでは?日中戦争や太平洋戦争は八百万の神々の戦いではなく現人神の天皇教の戦いでソレは一神教のようなものでしたからね。ワン。終日デスクワークは北國新聞の連載『スポーツを考える第73回』で川淵三郎氏の文化勲章受章の意味を考えるコラムを執筆。そう言えば40年ほど前に初めてスポーツライターとしてテレビに出演したとき(桂三枝さん=現文枝さんの司会する関西の番組だった)「野球やサッカーなどのスポーツとは文化として育てなければならない」と話したらアシスタントの女子アナが「玉木さんの学校では野球部は運動部ではなく文化部だったんですか?」と言われたのを今も憶えている。それが本気だったのか冗談だったのかは今も判然としないが川淵氏が文化勲章を受章したことでスポーツ(サッカー)も「カルチャー=みんなで(社会で)育てて実らせるるもの」でありそれこそ「文化」(武化の反対語)であると多くの人が…気付いた…かな?スポーツとは暴力(武力)を否定する民主主義社会(立憲民主政の社会)でしか生まれ育たない「カルチャー(文化)」ですからね。この意味がイマイチわからないという人は拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』を御一読ください。

10月23日(月)
『世界宗教史T』読み進む。女神ニンスンと人間の間に生まれたギルガメシュの叙事詩は後にアーサー王物語につながる構造を持っているという。様々な困難に打ち克つイニシエーションの物語。人間は古代から現代までさほど成長していないのですね。いや東洋の東端の島国でギルガメシュをテレビのエロ番組のタイトルに使ったことを思うと人類は明らかに退化しているのかもしれませんね(>_<)ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。最近原稿の執筆依頼をしてくれる編集者や仕事の依頼を言ってくるディレクターなどに中高時代に小生の拙著を読んだり大学時代に小生の授業を受けたりした人物が次々と出てきた。それだけ俺が歳を取ったということでもあるのでしょうがマァ嬉しいことではありますね。ワン。Jリーグの創設やBリーグの改革発足に貢献した川淵三郎さんが文化勲章に選ばれた。スポーツ界からは古橋広之進氏と長嶋茂雄氏に続き3人目。とは言え他の2人がスポーツを「やって」スポーツに貢献したのに対して川淵氏はスポーツの「新しい組織を創って」スポーツ界に貢献した。この違いは大きい。かつて三島由紀夫が文化勲章を痛烈に批判した文章を読んだことがある。作家にしろ芸術家にしろ学者にしろ既に各分野で素晴らしい仕事を成し遂げたり作品を残した人物は既に世の中で高い評価が与えられているわけでソノうえに「勲章」を与えるのは屋上屋を重ねるようなものだというのだ。だから「勲章」は世評がよくわからない政治家や軍人に与えて喜ばれるものなのだという。確かに。だから軍人は胸に山ほど勲章を付けて喜んでいるのですね。三島の意見はヘミングウェイの「勝者には何もやるな」という言葉と同じですね。しかし川淵氏の功績は長嶋氏や古橋氏と違って「世評がよくわからない」側にあるものですから価値がありますよね。何しろ当時読売ジャイアンツのオーナーで読売新聞社の社主だった渡邊恒雄氏がJリーグのやり方に大反対。彼と大喧嘩をして創設した「スポーツ(サッカー)を行うリーグ(Jリーグ)」が「マスメディアや親会社の宣伝に利用されているスポーツ(野球)」よりも評価された結果としての文化勲章ですからね。これをきっかけに日本の多くのスポーツがマスメディアや親会社の支配から独立するようになれば逆に文化勲章の価値も(すぐに忘れられてしまうものでなくなり)上昇すると言えますよね。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。最近の吉本は新喜劇の芝居のパターンを残しながら新しい要素をふんだんに取り入れてますね。どの役者が出てきても一定の面白さをキープできるのはどの選手が出てきても強い最近の日本サッカーと似てますね。

10月22日(日)
エリアーデ『世界宗教史T』読み進む。メソポタミアの宗教。まだ拝火教(ゾロアスター)もまだ生まれないずっと前の神話の誕生。世界初の「洪水神話」や「冥界降り神話」。《洪水神話の大部分は言わば宇宙のリズムの一部を形成していると思われる。堕落した人間が住む「旧世界」は洪水の中に没しやがて「新世界」が混沌の水から出現するのである》こんな「終末観」や「再生願望神話」が紀元前4千年くらいのシュメールに生まれていたのですね。そして世界中の文明がそれを共有したということは文明が誕生した後の人間の世の中が如何に住みにくい世界だったかということの証拠かもしれませんね。今のパレスチナに住むアラブ人もユダヤ人も「洪水願望」を抱いているのかな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。真っ青な秋晴れ。天高く馬肥ゆる秋。昔戦前の東北地方で新約聖書のマタイ伝が良く売れたという話を読んだことがあった。タイトルが漢字で「馬太伝」と書かれていたからという。ホンマかいな?と思うが小学生のときに読んだ『頭の体操』という本に書かれていたと記憶している。くだらんことは良く記憶に残るもんですね。ワン。終日いろいろ雑務。晩飯はデビッド・リーン監督『アラビアのロレンス』の後半とメイキングをDVDで見ながら。スピルバーグの解説が面白かった。ロレンスが「何故砂漠に惹かれるのか?」という新聞記者の問いに「砂漠はクリーンだから」と答えたのをスピルバーグが評価。アリゾナ州で育った彼は「砂漠のクリーンさ」を知っているという。メソポタミアやパレスチナやアラビアも肥沃な土地にすぐ脇に「クリーンな砂漠」があったからいろんな宗教を生んだのかな?あ。スピルバーグはウクライナ系のユダヤ人なんですね。二重に渦中の人は今の世界をどう思ってるのかな?しかしデビッド・リーン監督はよくもこんな凄い映画を撮ったものですね。駱駝や馬が数え切れないほど出てきてデッカい蒸気機関車は爆破されて客車とともに横倒し。それがすべて広大な砂漠のなかでの撮影ですからね。「今の時代にCGを駆使してリメイクするのはデビッド・リーン監督に対する冒涜」とスピルバーグも言ってましたがその通りですね。しかしアラブ世界の実態やイギリスの2枚舌外交をキチンと描いてのリメイクならあるかな?あ。イスラエル国家の建設は少し後ですが初代大統領にはアインシュタインが依頼されそうです。が彼は断った。理由は「ユダヤ人とアラブ人が一緒に暮らす国でないとダメ」というものだったとはNHK『映像の世紀』で知りました。

10月21日(土)
昨夜は「晩飯&酒&寝る」と素っ気なく書いてしまったが実は結婚記念日でワインで乾杯もしていた。44年目のことなので書き忘れてもシャーナイですな(>_<)朝のベッドでの読書はエリアーデ『世界宗教史T』読み進む。メッチャ面白いというか勉強になる。旧石器時代から新石器時代へ。農耕の始まりで人類の宗教も男性的野獣狩猟型祈祷から女性的植物採集農耕型祈祷へ大変化。春夏秋冬の季節の移ろいと時間(未来)概念が加わる。さらに鉄器時代に至って鉄の精製から大地が育む鉱物の神秘性と女性の子宮が結びついて様々な宗教が生まれたわけですね。「人類史=宗教史」と言い切っても間違いではないようですね。ワン。午前中いろいろ雑務をこなして午後は大船からモノレールで深沢へ。サッカーチーム鎌桑インテルのホーム・グラウンド「鳩スタ(鳩サブレー・スタジアム)で催されている「オクトーバー・フェスト」を見学。というかライヴ演奏のステージ前に地ビールや食べ物のテントやテーブルがフィードいっぱいにズラリと並んでいるところで昼間からビール。ウインナーやたこ焼きやシュラスコを肴に茅ヶ崎ビールや鎌倉ビールetcのラガーやピルスナーをグイグイ。ビールは昼間に飲むほうが美味いですね。帰りに大船ルミネの本屋さんアニールで渉猟。うわっ。バンクシーの本『バンクシー・ビジュアル・アーカイブ』(グラフィック社)があったので久し振りに本の衝動買い。時代順にバンクシーの作品が並んだB6判程度のハードブックは手頃でなかなかオモシロそう。ついでに内田樹&白井聡『新しい戦前 この国の"いま"を読み解く』(朝日新書)も購入。現在日本は「新たな戦前」と言うより「戦中に入った」という指摘に首肯。世の中が変わる時は「空間革命」が起こるという白井氏の指摘に納得。《少し注意して街を歩いてみるだけでわかると思うのですが入場料なり何か買うなりといったかたちでお金を支払うことなく寛(くつろ)ぐことでのできる空間はこの四半世紀の間に激減しました》《今大問題になっている神宮外苑の再開発に代表される都市の「大規模再開発」はその地に積み重なってきた歴史の地層を洗い流して空間の商品価値を能(あた)う限り高めようとする企てに他なりません》誰がこんな馬鹿げたことを推し進めているのでしょうね。「再開発」はたかが半世紀で古くなって「再々開発」で金儲けをしたい人がやってるんでしょうね。『鏡の国のアリス』に登場する動物たちがみんな理由もわからずグルグル走ってる姿を想起しますね。帰宅して本読みながら再ビール。映画『アラビアのロレンス』の前半を見る。パレスチナのことを知りたいですからね。晩飯に雪崩れ込んでパ・リーグのCS。順当にバファローズが勝って関西は結構な騒ぎでしょうね。

10月20日(金)
『世界史の中の戦国大名』はボチボチ読むことにして朝のベッドでの読書はずっと以前から読みたい読みたいと熱望していたミルチア・エリアーデ『世界宗教史全3巻』(筑摩書房)への挑戦を開始。まずは第1巻『石器時代からエレウシスの密儀まで』。古人類が直立歩行を始めて高さと縦横という空間を手に入れ空間の拡張としての「宇宙」や「あの世」の創造的想像が始まりヒトは《生きるために殺す》ところから生物と一体化して《神秘的連帯性》が生まれ《宗教的価値世界を生み出し創造的想像力(としての宗教)を呼び起こし育んだ》というわけか。メッチャ面白い。最近クマが町中に出てきて人間を襲うことが騒がれているけどソレは人間がクマを食べなくなった(カミとして祀らなくなった)からでしょうね。そう言えばかなり以前関西のテレビ局の仕事で福井から京都までの鯖街道を踏破したとき途中で泊まった民家で熊鍋を御馳走してくれるというので期待していたが熊が捕れずに猪鍋になったことがあった。残念。最近の熊騒動はクマがカミでなくなった結果なんですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。鎌倉にもクマが出没すれば黒兵衛はどんな反応をするのかな?アイヌの人たちは最近のクマ騒動をどう思ってるのかな?子熊の魂(カムイ)をカミの世界に送るイオマンテ(熊祭)は今はやっていないのかな?そう言えば昔はNHKの『のど自慢』で歌の自信のあるヒトは必ずといって良いほど『イオマンテの夜』を歌ったものでしたけどね…と言っても若い人にはわからないか。だからクマが暴れるのか?ワン。デスクワークのあと夕方の『ニューズ・オプエド』はサッカー特集。ゲストにサッカー・ジャーナリストの大住良之さんと後藤健生さんを迎えて『日本サッカーの「強さ」は本物か?』について存分に語ってもらう。日本で再度サッカーW杯を開催するよりも日本のサッカーがW杯で優勝するほうが「早く」「可能性は高い」そうです。ゴルフの日本でのPGFツアーの試合の話題も取りあげたのでゴルフ・ジャーナリストの小川朗さんにもゴルフの解説で入ってもらいました。地球温暖化による芝の「痛み」の話題でサッカーとゴルフの話題がシンクロできたのはオモシロかったです。今も聞けますのでどーぞ。https://op-ed.jp/『チコちゃん』見ながら晩飯&酒&寝る。『世界宗教史』読まなきゃ。

10月19日(木)
ひとつの作品(本)を読み終えると本というものは新たに沸いて出てくるものなのか?昨日講談社から今月の現代新書の新刊が3冊送られてくる。久坂部羊『人はどう老いるのか』。帯に《医者はホントは知っている楽な老方苦しむ老方》とある。著者は阪大医学部卒のお医者さんで経済学者でないところがモンダイかな?阿部恭子『高学歴難民』の帯には《学歴があれば「勝ち組」なのか?月10万円の困窮生活/振り込め詐欺や万引きに手を染める/博士課程中退で借金1000万円/ロースクールを経て「ヒモ」に…「こんなはずではなかった」誰にも言えない悲惨な実態》とある。小生は高学歴ではない(高卒)なので無関係無問題ですね。しかし「ヒモ」はある意味スバラシイのでは?もう一冊は鹿毛敏夫『世界史の中の戦国大名』。コレを読み始める。ナルホド世界史的には(ヨーロッパ史的には?)戦国大名は信長や秀吉よりも大友宗麟のほうが有名だったのですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。近くの道路で「地震に強い水道管への交換工事」が行われている。インフラなども50年くらいが寿命なのかな?そう言えば何日か前のNHK『解体キングダム』での巨大球体ガスタンクの解体はオモシロかった。リンゴの皮を剥くようにバーナーで切っていくのですね。見事。リンゴの皮のように剥いた鉄は再利用もできますからね。中国ではEV車が主流らしいけど大量の蓄電池は再利用可能なのかな?ワン。チョイとデスクワークのあと午後から品川のフォーラムエイト本社へ。『ZAITEN』別冊メセナ特集号の企画で伊藤社長と対談。武井副社長にもいろいろ話しを聞く。クルマの安全運転や道路&橋脚等の整備にVRを駆使しているIT企業のWRCラリー・ジャパンへの関わり方の話は非常にオモシロかった。対談&取材を終えて帰宅。晩飯はプロ野球CSを見ながら。虎は強いですね。牛は継投でちょっと油断したかな?しかし同時刻に試合をやられると見るのがたいへんですナァ(>_<)

10月18日(水)
塩野七生『ギリシア人の物語V新しき力』(新潮社)読了。2度目の完読で部分によっては繰り返し読んでいたにも関わらず通読するとそのオモシロさに感嘆。とりわけアレクサンドロスという人物の天才ぶりは見事ですね。キリストが生まれる300年以上も前の英雄なのに今も西洋ではアレクサンダー(英語)アレッサンドロ(伊語)アレックス(略語)という名前が頻出する理由がよくわかった。著者が随所に書いたアフォリズムも見事。たとえば《脳も筋肉と同じで使わないと衰える》しかり。一神教と多神教の説明も他のどんな本よりわかりやすかった。《それは神の数にはない。本質的な違いは自分が信じる神しか認めないのが一神教で反対に自分は信じなくても他者は信じているのだからその神も認めるのが多神教である。それも嫌々ながら認めるのではなくリスペクトするから認容するのが多神教だ。日本でならば御稲荷さんを自分は信仰していないが御稲荷を信仰している人の想いを尊重してその祠(ほこら)の前に鎮座している石造りのキツネを足蹴にするような真似はしないという態度である。そのうえその稲荷神社が重要文化財になるほど美しい建造物であったりすれば喜んで見学に行くという心の持ち方なのだ》アレクサンドロスのペルシアやエジプトでの態度はまさに多神教世界で育った人物の態度だったのだ。石仏を破壊するイスラム教徒もムハンマドを笑いものにするキリスト教徒もナルホド典型的な一神教徒なのですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはオリンピック。5年後のロス五輪で野球とソフトボールが復活したことは素直に喜べるのか?ブレイキンやサーフィンが五輪競技から外れてクリケットやラクロスが加わったのは時代に逆行?とはいえないかな?だけど来年のパリ五輪のサーフィンを仏領タヒチで行うのは良いことなの?そもそもパレスチナ情勢を見るとオリンピックは開催できるの?IOCはエルサレム開催を唱えたほうがイイのでは?と少々纏まらない話(>_<)世界が纏まってないからオリンピックだけでも常に停戦を実行していた古代ギリシアのオリンピックのように纏まらなければ…。ワン。黒兵衛と散歩のあと校正やら明日の準備やらのあと晩飯はクライマックスシリーズを見ながら。セ・パともに強いチームが勝ちましたね。オモシロないナァ。

10月17日(火)
『ギリシア人の物語V』はアレクサンドロスがインド王ポロスと最後の大会戦に臨んだり敵の槍を胸に受けて瀕死の重傷を負ったり戦友と考えていた兵士に反乱を起こされたり…いよいよ終末に向かう。しかしこの3巻本には傍線を引いて勉強になるオモシロい表現が山ほどある。アレクサンドロスが征服した土地の行政をペルシア人に任せてたら不正と汚職が蔓延ったことについて著者は《所詮は公共心の有無に帰す》と書く。《公共心という考え方自体がギリシア人の発明であってオリエントのものではない。アジア人には欠けていると言っているのではない。がだ一般的に言えばやはり欠けている。民主政も公共心の産物だがこれもギリシアで生まれた政治理念であった》なるほど。だから公共心に欠ける日本人(アジア人)は公共の文化(持ち物)であるスポーツ(野球など)を一企業の私有物にして平気なのですね。政治が自民党の独占(独裁)で平気なのも公共心の欠如から民主政の理解が進んでないからかな?捕虜の尋問に関する記述で《インタヴューが成功するか否かは問われて答える側よりも聴き出す側の能力にかかっている》という指摘もあった。その通りですね。スポーツの試合後のインタヴューで選手に「試合を振り返って下さい」「打った球は何ですか?」なんてバカなことを聞くインタヴュアーがいるけどまさに阿呆ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。「秋深し隣は何をする人ぞ」という芭蕉の句は本当は「秋深き」らしいですね。でも「秋深し」のほうがイイですよね。ワン。終日デスクワークは雑誌『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』の執筆。「ジャニーズ事件」を取りあげて日本のメディアのジャニーズ事務所との「馴れ合い・もたれ合い」はスポーツ界も同じという原稿を書く。これも「公共心の欠如」ですかね?晩飯はもちろん森保ジャパン。チュニジアぼ堅固な5バックを崩しての2-0の勝利は見事。この強さは本物?金曜の『オプエド』のゲストが大住良之&後藤健生の両氏なので詳しく語ってもらいましょう。

10月16日(月)
『ギリシア人の物語V』ではアレクサンドロスがガウガメラの会戦にも兵力5倍のペルシア軍相手に見事に勝利。ペルシア王ダリオスはまたしても戦場から逃走。その態度が最後には味方の離反につながるのだがアレクサンドロスも子供のときからの学友で戦友となった仲間の不満や離反や暗殺計画の噂に悩まされるようになる。要はスタンドプレイが鼻につくということなのだが《長い遠征でアレクサンドロスは大きく成長した。が戦友たちはそうでもなかった。それはアレクサンドロスがますます孤独になるということだった》確かに。21歳で東征を始めて8年。まだみんな20歳代ですからね。大天才の周囲にいる仲間もシンドかったでしょうね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークいろいろ。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。ナントナントあきさんを中心に人魚や海の底の世界まで現れるかなりブッ飛んだ台本。基本的なギャグは残しながら吉本も成長してますね。パ・リーグのクライマックス・シリーズは延長10回表にホークスが3点入れて勝負ありと思ったところがソノ裏マリーンズが3ラン・ホーマーなどで大逆転。これも場内アナウンすの力かも( ^o^)ノ『映像の世紀バタフライエフェクト』はタイムリーなパレスチナ問題。今日の混乱の原点はイギリスのユダヤ人とアラブ人に対する二枚舌外交が原点なんですよね。録画したので明日にでもゆっくり見直しましょう。日本はイスラエルともアラブ諸国ともキチンと付き合っているので紛争の仲介に入れる立場にあるという人がいるけど立場はあっても人材がいませんね(>_<)

10月15日(日)
『ギリシア人の物語V』読み進む。イッソスの会戦に勝利したアレクサンドロスの軍はメソポタミア(ペルシア帝国)中心部のバビロンやペルセポリスに一気に進むのではなくエジプトへ立ち寄る。その途中ガザが抵抗して立ち塞がる。《ガザと聴くと現代のわれわれにはパレスティーナ人の本拠地としてのガザしか思い浮かばないがイェルサレムは誰も重要視していなかった2300年昔のこの時代ガザのほうが知名度は高かったのである》知らなんだ。ガザはイスラエルやアメリカよりも古い歴史を持っているのですね。ワン。ベッドを出て土砂降りのなか長女と一緒に黒兵衛の散歩。黒兵衛に初めてレインコートを着せるが赤色は還暦のちゃんちゃんこのようで大笑い。ワン。ガザに興味を持ったのでチョイと調べてみると紀元前12世紀頃にペリシテ人によって建設された都市国家らしい。アレクサンドロスが征服したのも建国から8世紀以上経ってからなんですね。凄い歴史のある地域ですね。ちなみにハマス(Hamas)という言葉を『アラブ・イスラム中東用語辞典』(成甲書房)というナカナカ面白い本で調べてみると《正確には「ハマース」で正式名称である「イスラム抵抗運動」の略語。またアラビア語で「情熱」も意味する》とか。ヒズボラ(Hizbolla)は《レバノンのイスラム教シーア派組織》で《本来「ヒズブ・アッラー」で「神の党」を意味するアラビア語》だとか。ふ〜ん。「ガザ」という都市国家の名前の意味は書かれていなかったが《医療用に用いられるガーゼはガザ特産の目の粗い布に由来する名称と言われている》らしい。そんなガザが負傷者の山とは皮肉としか言いようがないですね。午後から雨が小降りになったので東海道線で東京へ。地下鉄東西線に乗り換えて早稲田へ。早稲田大学で開かれた『第126回スポーツを語り合う会:アーバンスポーツの魅力とオリンピックの今後を考える』に出席。ブレイキン(ブレイクダンス)のAYANEさんやサーファーの上山キアヌ久里朱さんや柔道家の山口香さん(筑波大教授)や元レスリング五輪銀メダリストの太田章さん(早大教授)などの話を拝聴。凄く勉強になりました。司会の長田渚左さんに発言を求められたので春日良一さんのウクライナで冬季五輪を!というメッセージを紹介。エルサレムでオリンピックを!という声もあることも紹介。有意義な日曜日を終えてビールを飲みながら帰宅。晩飯食べながら見た『ダーウィンが来た!』の朱鷺のドキュメンタリーも良かったけど『日曜美術館』の棟方志功に感激。デザインが見事な画家と誤解していたことを反省。彼はピカソと肩を並べる画家ですね。棟方志功展に絶対行くことを決める。

10月14日(土)
昨夜のサッカー日本代表vsカナダ戦は4対1の勝利。マァマァ見事な試合でしたね。選手の誰が出てもまずまずの試合ができる層の厚さは感じましたね。『ギリシア人の物語V』はいよいよアレクサンドロスの一大決戦。イッソスの会戦。ダリウス大王率いる15万のペルシ3万のアレクサンドロス軍が挑む。そして見事な勝利。アレクサンドロスの戦法は宮本武蔵の『五輪之書』でいう常に「先の先」だったのですね。一気に騎兵で仕掛けて敵の本陣まで入り込んで大将を打つ。「後の先」で待ち構えていたダリウスは急襲に驚いて逃げ出したわけですね。《迷いは勝利への足を引っ張るが確信は勝利への後押しをする》というわけで5分の1だった兵力のアレクサンドロス軍の勝利。オリバー・ストーン監督の映画と塩野七生さんのイッソスの戦いの描き方は少々違っていますが(前者ではダリウスは戦車で逃げ出すが後者では戦車も捨てて単身馬に乗って逃げ出す)22歳の若き王と47歳の落ち着いた王の違いは明らかですね。本も映画もどちらも面白い。ワン。ベッド出て黒兵衛と散歩。実は最近隣家の老婦人が死去するという事件があり昨日が通夜。小生はオプエドがあったので失礼したが女房と次女と孫2人が参列。今日の葬儀には黒兵衛との散歩のあと女房と長女と孫とで参列させていただいた。長くお世話になったお婆さんで東京住まいの長男の方やアメリカ住まいの長女の方も帰国して葬儀を行われる。長く生きてるといろんな出来事に遭遇するのは当然ですがコロナ禍のあとの日常が戻ってキチンと葬儀で送ることができたのは良かったですね。葬儀のあと久しぶりに『センプリーチェ』に寄って家族4人でイタメシの昼食のあと帰宅。日常が戻ってきたら自分の歳を感じるようになたのは残念ですうなぁ。

10月13日(金)
『ギリシア人の物語V』読み進む。小アジアで進軍を続けるアレクサンドロスはゴルディオンという都市で「ゴルディオンの結び目」という現在でもヨーロッパの子供なら誰でも知ってる一種のナゾナゾに出逢う。一人用戦車と馬を繋いだ革紐が何重にもぐるぐる巻きになっていて誰にも解けない。そこでゴルディンの長老たちがこの結び目を解いた者だけがオリエントの支配者になれるという言い伝えを伝える。するとしばらく結び目を見つめていたアレクサンドロスは剣を一気に振り下ろしてその結び目を切ってしまう。要は「コロンブスの卵」と同じですね。剣を用いるか卵を割るかがアレクサンドロスとコロンブスの違いですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。スフィンクスがオイディプスに問うた謎かけやトゥーランドット姫の謎かけのように謎は英雄が誕生するために解かれて終わるのですね。その英雄の「解」は暴力的だったりルール違反に思えるものだったり簡単なものだったり…。クイズがオモシロイのは英雄を生むからで英雄を生まないクイズはただ知識の量を較べてるだけだからツマラナイのですね。ワン。終日デスクワーク。『ニューズ・オプエド』はフランス&メキシコ&日本を結ぶ初の地球上三元中継に成功。生島淳さんと小崎仁久さんによる日本ラグビーも未来はラグビー協会の運営手腕にかかっているという結論は正鵠を射てましたね。今も見ることができますのでよろしく。https://op-ed.jp/

10月12日(木)
『ギリシア人の物語V』に書かれているアレクサンドロスの「東征」(ペルシアへの侵攻)は流石に興味深い。兵力3万5千はペルシアの10万単位の兵力移動に較べてチッポケで「愛すべき向こう見ずの20歳の若者」をペルシア王ダリウスは対応を地方の部下に任せたがアレキサンドロス軍の中味がオモシロイ。兵士の他に記録係・通訳・建築等の技術者・医師の部隊…それに地理・歴史・動植物等の専門家や哲学者(アリストテレスの甥のカリステネス)なども帯同させているのだ。そして黒海の南のマルマラ海の狭い海峡を渡ってアジアに入ったアレキサンドロスは愛読していたホメロスの『イーリアス』に書かれていたトロイの木馬で有名な古戦場の《観光》にも向かっているのだ。このような「教養」がその後の連戦連勝にどのようにつながったのは(まだ)わからないが酷い戦争の始まったパレスチナの地で戦いを開始した人々はそこがパレスチナという「肥沃な三日月地帯」と呼ばれた土地であることを知っているのだろうか?今「イスラエル交響楽団」と呼ばれてる音楽団体もかつては「パレスチナ交響楽団」と名乗っていたのですからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。老犬は元気そうに見えても相当視力が衰えたようですな。そう言えば「ブッシュの戦争」と言われたイラク戦争に派遣されたイギリス兵はチグリス・ユーフラテスの大河を見て人類文明発祥の地に思いを馳せたというレポートがあったと記憶している。アメリカ兵は無反応だったらしい。それがアメリカの戦争の結果(大量破壊兵器の発見もなくイラクの占領統治に失敗したこと)と関係があるのかな?ワン。終日デスクワーク。昨日のBS-TBS『報道730』での堤伸輔氏の「エルサレムでオリンピック」という発言を春日良一さんに伝えると「パレスチナとイスラエルのスポーツ交流はオリンピックの究極の目標」だとか。明日の『オプエド』はフランス(ラグビーW杯)から生島淳さん。メキシコ(ビーチバレー世界選手権)から小崎仁久さん。ワールドワイドですなぁ(笑)。晩飯はオリバー・スト-ン監督の『アレキサンダー』を見ながら。180分の超大作の3分の1を見る。塩野七生さんの『ギリシア人の物語V』を読んでるからメッチャよくわかる。オモシロイ!しかし戦争ばかりしている人間の「性」というか「業」というか…今こそオリンピックの出番かもしれない…!?

10月11日(水)
『ギリシア人の物語V』読み進む。アレクサンドロスはペルシア(アジア)への遠征を始める。その父フィリッポス国王に関する見逃せない記述があった。マケドニアというギリシアから田舎扱いされていた国の王はオリンピアの競技会に招かれ戦車競争で優勝して「ギリシア化」を達成するがさらに四大競技会の一つであるデルフォイでのアポロンに捧げる競技会の主宰者にも選ばれる。これでマケドニアの「ギリシア化」は完璧に完成と思われたがマケドニアに叛旗を翻したアテネとスパルタがこのフィリッポス主催の競技会をボイコットする。《ギリシアの休戦協定を含む競技会が政治上の理由でボイコットされた最初の例になった》という。《民主制を創り出せば衆愚政も創り出す。市民全員の投票を実現すれば不正投票も実現してしまう。オリンピックを発明すればボイコットも発明してくれる。(略)われわれは良いことも悪いこともその多くを古代に生きたギリシア人に負っているのである》ナルホド。「正」も「反」も創り出したのに「合」は創り出せなかったのかな?ワン?ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはスポーツの秋。ラグビーW杯でアルゼンチンに勝てなかったこと(高齢化が原因?)や体操世界選手権橋本選手の活躍やマラソンで2時間を切る直前の世界最高記録2時間35秒が出たことや札幌市が冬季五輪招致を断念したこと(経済や地元の活性化ばかり言ってスポーツやオリンピックの理念を話さないのだから当然ですよね)やロス五輪で野球が復活すること(同時にクリケットがえら張られたのはヨーロッパへの配慮?)…などなど「スポーツの秋」で話題満載。やっぱりスポーツは夏ではなく秋ですね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。いろいろデスクワークするなかで共同通信から札幌冬季五輪30年開催辞退の感想を聞かれる。経済や地元のことばかり話してスポーツの価値やオリンピックの本義を語らない札幌市長にオリンピックを開催する資格はないといったことを答える。金曜の『オプエド』ゲストはフランスでラグビーW杯取材中の生島淳さんとメキシコでビーチバレー取材中の小崎仁久さんの決定。ワールドワイドですね(笑)。晩飯食いながらTBS-BSでハマスとイスラエルに関する報道を見ているとコメンテイターの堤伸輔氏が「いつの日かエルサレムでオリンピックが開かれるようになれば…」といったことを口にされた。それこそ真のオリンピックのはずですが…。

10月10日(火)
今日が本当のスポーツの日ですね。『ギリシア人の物語V』読み進む。ギリシア全土を掌握したフィリッポス国王が46歳で暗殺されて20歳になったばかりのアレキサンドロスが王座に就く。父と子は相当に不仲でアレクサンドロスも暗殺犯に疑われたらしいが事実は恋人の奪い合いから生じた逆恨みという国王暗殺にしてはツマラナイ理由で行われた凶行だったらしい。《殺意には客観的な基準は存在しないのである》という著者の指摘は最近起こった寺の住職練炭殺人事件にも当てはまりそうですね。早速アジア(ペルシア)征服の旅に出ようとするアレクサンドロスに対して師匠のアリストテレスは「数年にしろ先に延ばすのも悪い選択ではない」と忠告する。「その間に経験も積めるし慎重に対処する利点も学ぶであろう」それに対して若きアレクサンドロスは「おっしゃるとおりでしょう。しかし若いからこそ充分にある瞬時に対応する能力は衰えてきます」20歳にして「衰え」という未来を思い浮かべる音のできたアレクサンドロスはヤッパリ只者じゃないですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。あっという間にスッカリ秋。もうすぐ「冬よりも夏がマシじゃと皆が言い」という季節になるのですね。アフガンでは激しい地震。伊豆諸島近辺では原因不明の津波。しかしそれらは天災。ハマスとイスラエルの戦争は人災。ウクライナ戦争もアルメニア&アゼルバイジャンによるナゴルノ=カラバフ紛争ももちろん人災。人災(戦争)の絶え間のないことは現代も古代ギリシアも変わらないですね。オリンピアの祭典は戦争阻止の力を持てないのでしょうか?2030年の冬季オリンピック招致を札幌市は諦めたようですが東京五輪の汚職事件だけでなく地域振興や経済効果ばかりを語りスポーツによる世界平和を語らないような都市や国はそもそもオリンピックを開催する資格があるとは思えませんね。そういう批判を小生がインタヴュアーとなって春日良一氏に語っていただいた記事が『JBプレス』というネットメディアに掲載されました。御一読ください。https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77331
晩飯はウィーン国立歌劇場によるヴェルディ『ドン・カルロ』を見ながら。歌劇場の入り口も通路も客席も使ったコンヴィチュニーの現代演出はメッチャ面白いですね。

10月9日(月)
スポーツの日。最初文科省やスポーツ省の官僚が提示したスポーツの日の定義は「スポーツと親しみ…」という文言でしたがそれをスポーツ議員連盟やスポーツ協会などに提示されたときの会議で「スポーツを楽しみ…」に変えましょうと提案したのはオブザーバーとして参加していた小生でした。その提案が受け入れられてスポーツの日の定義になったのですが(当然ですよね。スポーツと親しみ…なんて意味不明ですよね)この一件は小生の数少ない日本のスポーツへの貢献の一つとして自負しています。エッヘン。『ギリシア人の物語V』読み続ける。マケドニアのフィリッポス国王は後に「大王」と呼ばれるようになる息子アレキサンドロスに対して《奥さんには野蛮だ下品だと軽蔑されながらも息子の教育に適切な配慮で臨んでいた》という。《体育面はスパルタ式に教養となればアテネ式を採用。そのやり方で一貫していた》らしい。ナルホド。この両立は今でもナカナカ難しいですからね。アレキサンドロスの家庭教師がアリストテレスというレベルの高さもスゴイですよね。ワン。土砂降りの雨のなか長女と孫と3人で黒兵衛の散歩。雲古をすると慌てて引き返す。濡れること以上に風邪が心配になる季節になりましたね。ワン。3連休3日目らしいけど1964年の東京オリンピックの開会式の日を記念して10月10日と定められたスポーツの日(旧・体育の日)を移動祝日(ハッピーマンデー)にしたのはオリンピックやスポーツ文化に対する無知と敬意の無さをさらけ出してスポーツを馬鹿にしている最低の処置ですね。1964年10月10日のアノ素晴らしかった最高の青空を思い出してこそ価値ある祝日のはずですからね。何故か急に腰が痛くなって少々身体を休ませるがビール&ワイン呑みながら晩飯食って吉本新喜劇観てると治った。酒と笑いは百薬の長。万病に効くのかな?

10月8日(日)
『ギリシア人の物語V』はついにマケドニア国王の座にフィリッポスが就く。軍隊の大改革や領土の拡大などアレクサンドロス登場前の下地作りに手腕を発揮。そのうえオリンピア競技会の戦車競走でマケドニアの選手が優勝。《フィリッポス自身は馬と戦車を提供しただけでそれを御して勝ったのは別のマケドニア人だがオリンピアの四頭立て戦車競走では御者だけでなく馬と戦車の提供者も表彰される。現代の競走車レースでドライバーと共にフェラーリやメルセデスが優勝杯を手にするのに似ている》おまけにマケドニアは300年もの間オリンピア競技会に《招かれることがなく参加が認められるようになってからも120年が過ぎている。その間マケドニア人の頭上に月桂冠が輝いたことはなかった》それだけに辺境の地マケドニアの人々はフィリッポス国王を中心に気分も高揚し結束も強まったというわけだ。現代行われている近代五輪ではこれほどの「国家の盛りあがり」はないだろう。ワン。ベッドを出て孫と一緒に寒さを感じる空気のなか黒兵衛の散歩。季節の進むのは早いですね。ワン。散歩のあと孫と一緒に映画鑑賞は滝田洋二郎監督『僕らはみんな生きている』。「Japan as No.1」と言われた時代。発展途上の軍事独裁国家の予算で建設事業を奪い合う競争をしていた日本の商社マンたちが革命軍クーデターに遭遇。生死の谷間を右往左往しながら自分たちの非人間的だった人生に目覚めるという見事なブラックコメディ。革命軍に捕まったベテラン商社マンを助けに向かう3人の商社マンのなかで真田広之が革命軍の隊長に向かって行う最後の演説がナカナカ見事。ほかに山崎努・岸部一徳らも名演技でかつての日本のモーレツ商社マンたちの仕事一途の真情あふるる悲哀を演じている。中1の孫もこのブラックユーモアは理解できたようだ。1993年製作の映画。日本経済の没落の早かったことも感じますね。午後はサッカー天皇杯準決勝。J2ロアッソ熊本は残念ながら柏レイソルに敗退。決勝はアビスパ福岡に勝った川崎フロンターレと。夜はラグビーW杯アルゼンチン戦。良く善戦したけれど実力の差が出たかな。残念。冬季五輪のウクライナ開催を主張している五輪アナリストの春日良一さんが札幌市の冬季五輪の「意味のない招致」からの「意味のない撤退」を表明したことに憤ってます。小生もその意見を支持。スポーツ文化&五輪文化のことをまったく無視した行動はまるでバブル期の商社マンのように経済オンリーでオリンピックを招こうとして断念した日本人は映画『僕らはみんな生きている』と春日さんのYutubeを見るべきですね。https://youtu.be/FOsGNmIiN6Y

10月7日(土)
『ギリシア人の物語V』読み進む。著者の先行作品に『ローマ人の物語』があるため所々に「ローマ」が顔を出す。《ギリシア人が創り出した「デモクラツィア(民主政)」と「オリガルキア(寡頭政)」に対し貴族と平民の間で抗争が絶えなかったローマは「レス・プブリカ(共和政)」と名付けた新しい新しい概念を創り出した。「パブリック」を考えれば「対立」よりも「融合」でいくべきだと》ナルホド。《「師の業績は弟子しだい」と私は思っているがローマはギリシアの弟子になったのだ。師をことによっては反面教師にするのも優秀な弟子である証しなのだから》日本は民主政をアメリカから学んだかもしれないがも共和政は学ばなかったようですね。いやジャニーズ事務所の記者会見や首相の記者会見を見ていると日本人は民主政(デモクラシー)も共和政(リパブリック)も学んでない(身に付いてない)ように見えますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋風が吹き始めるとTシャツ&短パンでの散歩は少々寒いですね。いや歩いている時は良いけれど散歩が終わってシャワーを浴びたあとはトレーナーはまだ早いけどGパン出ないと風邪をひきそうですね。ワン。少々デスクワーク&雑務処理で夕方から鹿児島国体の開会式のTV中継を見る。小旗を振ったり足並みを揃えなくても軍隊式分列行進の臭いが消えない各県の入場行進。オリンピック(平和の行進)よりもスパルタキアード(軍隊行進)に近いかな?来年からは国民スポーツ大会と名称を変えるけど日本人はスポーツの「意味」と「実践の仕方」も学びきってない(理解できてない)のかも…。そこへ3連休で孫が遊びに来たので一緒に映画を見る。ティム・バートン監督の『マーズ・アタック(火星人襲来)』。ジャック・ニコルソン&ナタリー・ポートマン&ロッド・スタイガ−&トム・ジョーンズ…らの豪華キャストによるハチャメチャ・ギャグ満載スラップスティックSFは中1の孫には少々難解だったかな?バレーボール見たりアジア大会見たりしながら晩飯のあとサッカーアジア大会決勝日韓戦。急増若手チームが勝てば兵役免除の恩恵付きほぼA代表に負けるのは仕方ないかな。もう少し頑張れれば良かったけど…そのあとブレイキン(ブレイク・ダンス)の男女決勝を見る。このダンスがフレッド・アステア&ジーン・ケリー→マイケル・ジャクソンからどうつながってるのか?つながってないのか?誰か説明してほしいな。。

10月6日(金)
『ギリシア人の物語V』読み続ける。アテネ・スパルタ・テーベなどの先進都市国家が相継いで自滅没落してマケドニアが勢力を伸ばす。《ギリシアのポリス(都市国家)にしてみれば王政を続けるマケドニアは野蛮な国であった。政治的・軍事的・経済的のすべてで長年に渡って後進国と見られてきたのだ》その立場はやがて逆転する。コレはいつの時代にも(現代にも)当てはまる歴史的必然なのか?もう少し読み進めて考えねば。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋空に一瞬の風の心地よさ。少し待てばスポーツに相応しい季節になるのに運動会を早めて熱中症児童を出したりするのは夏にオリンピックを開催する悪影響か?蝉の声が消えたのに蜻蛉が少ないのは寂しいなぁ。ワン。『オプエド』の準備をしていると隣家のフランス人夫妻の娘さん夫婦が生まれて7か月の子供を連れて里帰りの挨拶に来てくれた。ウチの娘たちの友達もモウすっかりお母さんですね。旦那はノルウェー人のイケメン。我が家の周囲は結構インテルナチオナルですなぁ。お土産にノルウェー産のリキュールをいただく。very good!今日の『オプエド』のゲストはフランスのW杯取材から一時帰国しているラグビー・ジャーナリストの村上晃一さんと先週中国杭州からアジア大会をレポートしてくれた小崎仁久さんが今週はビーチバレーの取材でメキシコから。こちらもinternationalですなぁ。番組の冒頭でスタジオ・アナの舟橋明慧さんが丸の内にあるラグビー神社の写真を撮ってきてくれた話をすると京都在住の村上さんがすかさずソレは下鴨神社にあるラグビー神社から宮司さんが来てキチンと分祀した由緒ある神社であることを説明。下鴨のラグビー神社は昔慶応大学が三高(現京大教養部)に関西初のラグビーを伝えた地にあるコレまた由緒ある神社で村上さんなどもその設立に関わり前回の日本開催のラグビーW杯では世界のラグビー関係者が参拝したとか。そこまでキチンとした神社とはしらなんだ。その他アルゼンチン戦との予想や優勝予想など。最近ラグビー関係の本を出した小崎さんも加わってメッチャ面白く楽しいラグビーの話題を1時間。日本がアルゼンチンに勝つ確率は19%くらいだそうです。『オプエド』のあと『チコちゃん』見ながら晩飯&酒。そしてアジア大会女子サッカーvs北朝鮮。日本の見事な先制点&後半のゴールラッシュ。「なでしこ」を名乗れない急造チームなのに日本にとっての素晴らしい試合でした。『オプエド』のラグビー面白話は今も聞けますhttps://op-ed.jp/

10月5日(木)
塩野七生『ギリシア人の物語』は最終巻の『V新しき力』に突入。いよいよマケドニアからアレキサンドロス大王が現れてギリシア世界を一変させるのだろうがその前にアテネとスパルタという古代ギリシアで覇権(ヘゲモニア)を競った2大都市国家が自らの重なる失敗で力をなくしてゆく様子が詳細に描かれる。哲人ソクラテスが若者たち(アルキビアテスやクリティアス)を誑(たぶら)かした罪で有罪として毒杯を呑ませたのもアテネの混乱した姿ならギリシア随一の海軍力を支えた兵士たちがペルシアの傭兵となってギリシアを去り(外国でカネを稼ぎ)エウリピデスやアガトンやクセノフォンといった文化人もアテネを出て行った。何やら最近の我が国の姿を見るようだが…一方で軍事国家として経済政策が上手くいかなかったスパルタも自滅する。これは現代中国の姿…かな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。短パンがGパンに変わりスッカリ秋。やっぱりスポーツの季節は秋ですね。オリンピックも高校野球も夏にやるものじゃないですな。ワン。ジャニーズ事務所の記者会見の「NG記者リスト」がテレビでも話題に。問題の根本に「1社1人一問一答」という「主宰者の強権的自分勝手なルール」があることを指摘する人が少ないうえにいつの間にか首相や官房長官の記者会見もその馬鹿げたルールに支配されるようになったことを指摘する人はいない?要するに日本のメディアにはジャーナリズムもジャーナリストも存在しなくなったということか?これでは報道の自由度ランキングが世界で下から数えた方が早い位置まで落ちるのも当然ですね。テレビで唯一「芸能ジャーナリズム」でないジャーナリズム番組の土曜のTBS『報道特集』ははこの問題をどう取りあげるのかな?晩飯はアジア大会を見ながら。バスケ女子は頑張りましたね。平均身長が10p低いとは思えませんでした。TBSはアジア大会を「アジアのオリンピック」とPRしているけど文化プログラムも休戦協定もなくアラブはイスラエルを追い出し中国とインドは対立し北朝鮮のサッカーのやり方や報道の仕方を見ているとすべて「五輪憲章違反」でとても「アジアのオリンピック」とは呼べないですよね。

10月4日(水)
塩野七生『ギリシア人の物語U民主政の成熟と崩壊』(新潮社)読了。アテネはペルシア戦争に大勝し《繁栄の道が開かれた年からは75年後。その繁栄を維持するだけでなくさらに強大化するのに成功したペリクレスの死から数えればわずか25年後》にペロポネソス戦役に敗れて全てを失って没落する。かつて"○○ as No.1"と言われた国が外人観光客のインバウンドや先行き見通しの立たない万博やIRに頼らねばならなくなるほど没落したのも25年くらいのものでしたね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。そう言えば昨日『日刊ゲンダイ』の記者から小生がインタヴューを受けた記事「ただ強いだけのタイガースなんてオモロない」がネットの『日刊ゲンダイDIGITAL』にも掲載されたと連絡があった。皆さん!かつてのタイガース・ファンの"嘆き"を読んでみてください。ワン。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/329789
イロイロ仕事して晩飯はアジア大会サッカー日本vs香港を見ながら。4-0の勝利。オーバーエイジの選手も使ってる韓国との決勝の試合がミモノですね。月曜日のジャニーズ事務所の記者会見で「質問させない記者」のブラックリストのようなものが作られていたことが発覚。それには「積極的に質問させる記者」もリストアップされていたとか。そもそも「一社一人一質問のみ」なんて記者会見とは思えないルールを押し付けられてジャーナリストたちがそれを抗議もせずに受け入れている方がオカシイですよね。首相会見も今や記者会見とは言えない「一問一答」に成り下がってしまった。記者会見はモノローグを聴く場ではなくダイアローグを交わす場のはず。かつて佐藤栄作首相が気に入らない新聞記者を追い出してテレビ相手にモノローグを行ったことがあったけどその時は「質問させないなら出て行こう!」と新聞記者全員が自ら退場したものだった。そんなジャーナリストの気概は今やなくなったのか?

10月3日(火)
『ギリシア人の物語U』の長引く泥沼のペロポネソス戦役の記述で興味深い表現があった。基本的には宣戦布告なきアテネ(デロス同盟)vsスパルタ(ペロポネソス同盟)の戦いなのだが戦戦が広がってアテネがイタリア半島の南にあるシラクサ(シチリア)を攻めるようになった時にスパルタはコリントに対アテネ戦戦への参加を求める。シラクサはペロポネソス同盟に参加していないが元々シラクサを植民した都市国家であると同時にスパルタと同じ「ドーリア系ギリシア人」でアテネの「イオニア系ギリシア人」とは異なるから「ドーリア民族」として「イオニア民族」との戦いに参加せよというのだ《民族の別を持ち出してくるのもまた戦争が長期化した場合に生ずる一つの特徴である。戦争が長期化すると起こる悪弊のもう一つは宗教を持ちだしてくることだが多神教の世界であった古代ではそれは起こらなかった。ドーリア系であれイオニア系であれゼウス以下の神々を信仰していることでは変わりなかったからである》しかし現代の長期化したウクライナ戦争ではウクライナ系スラブ人はウクライナ正教会を信仰しロシア系スラブ人はロシア正教を信仰し一方は民族と宗教の違いを強調し他方は民族と宗教の同一性を主張している。覇権主義(帝国主義)は差異よりも同一性を強調するものなのですね。それをfascismoと言うのでしょうね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。流石に神無月も3日になると涼しくなる。散歩のあとのシャワーも温水でなければ風邪をひきそう。ワン。終日ナンヤラカンヤラ雑務。締め切りがなくてもデスクワークの雑用がイロイロあるのはちょっとウンザリですね。晩飯はアジア大会を見ながら。テレビ局はオリンピックと同じように数多くの競技が…と強調しアジア大会の価値を高めようとしているけどよーワカラン。負けても笑顔で平気に敗因を分析する選手もいてそれもオモシロイかな。必死さを強調しないスポーツとして…。マスメディアは不満だろうけど…。

10月2日(月)つづき
重要なことの書き忘れ。ジャニーズ事務所の2度目の記者会見を見た。内容はともかく「各社1問だけ」などという縛りを主催者側が主張するのはオカシイ!首相記者会見もそうしているが「各社1問」などというダイアローグ(対話)を拒否する会見など記者会見と呼べないはず。そのような縛りを設定する権利など会見の主宰者にはないはずでこの言論の自由を封殺するような会見の一般化はジャーナリストたちは断固阻止するべきですね。

10月2日(月)
『ギリシア人の物語』は泥沼のペロポネソス戦争が延々と続く。優秀な指導者を欠くアテネはマンティネアの会戦でまったく馬鹿馬鹿しい作戦の失敗からスパルタ中心のペロポネソス連合軍に大敗。その失敗を取り返そうとして保守派の指導者ニキアス(53歳)はデロス島にあるアポロン神殿への参拝ツアーに市民を招待。豪華壮麗な儀式で市民のショックを慰めようとするが効果なし。一方改革派の指導者アルキピアデス(33歳)はオリンピア競技大会で最も人気のある四頭立て馬車による戦車競走に7組もの戦車チームを引き連れて参加。表彰台を独占する大活躍でアテネ市民を熱狂させて喜びの渦に巻き込んだ。とはいえ《オリンピアの競技会で表彰台を独占しそれによって沸きあがった熱狂もアテネが直面している状況が打開されるとは誰も思っていなかった》。「スポーツ・ウォッシング」とは昔も今もこの程度のものなのでしょうね。今年の夏の甲子園で慶応高校が優勝したからといっても「高校野球の問題点」は何も改善されてませんからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。ようやく秋の空気が肌に快く感じる季節になった。ワン。いろいろデスクワークをしているところ『日刊ゲンダイ』のI記者から先日行ってくれたインタヴューの掲載紙が(9月28日発行)が送られてくる。タイガースの優勝を「ただ強いだけのタイガースなんてオモロない」とのタイトルで完全試合続行中の村上投手の降板やまるで維新(第2自民党)のようになったタイガースを批判。ただ単に単なるタイガース批判だけでなくメディア主導で将来の展望のない日本の野球界をも批判。「責任者出てこーい!」という人生幸朗師匠のギャグは今や通じないかな?晩飯はアジア大会を見ながら。途中TVKの吉本新喜劇へ。スチコさんと千葉ちゃんが出るとオモシロイ。一度台本を見てみたいですね。何%くらいがアドリブなのかな?台本がなかったりして(笑)。日本の女子ソフトボールは中国を破って優勝してアジア大会6連覇。アジア大会はNHKが9時のニューズで取りあげない程度の出来事なんですね?

10月1日(日)
『ギリシア人の物語』読み進む。宣戦布告なき古代のペロポネソス戦争が現代のウクライナ戦争にそっくりと言うよりも戦争とはどれもこれも似たような展開になるものなのかもしれない。そして有能な指導者がいる時は停戦から休戦→終戦→不可侵条約→平和条約へと進むモノですが有能な指導者がいない時は戦争はずるずるとウンザリするほど長引くのですね。著者の塩野七生さんの創った古代ギリシアの政治家の採点表の項目がオモシロかった。ペリクレス&クレオン&ニキアス&アルキピアデスを各項目100点満点で採点しているのだがソノ項目というのが「知性」「説得力」「肉体の持久力」「自己制御能力」「持続する意志」「運」そして「容姿」というもの。《真・善・美を言い出した民族なのでギリシア人にとっての容姿の美は神々の授けてくれた贈物なのである。つまり神々から愛されている証拠なのである》という理屈は古代ギリシア人だけに当てはまる理屈だろうが現代の政治家にもある程度プラス評価になると言えるだろう。この7項目の採点表で誰か日本の現代の政治家も採点してほしいものですね。ちなみに古代ギリシアの政治家の著者による採点のトップは言わずと知れたペリクレスの580点でした。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。相変わらず残暑厳しい秋(これを書いてる月曜日はかなり涼しくなりましたけどね)ワン。何日か前にNHKでマーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』をやっていたのを思い出しDVDを持っていたので少し見直してみる。カトリック系の中高に通っていたせいもあるのか中2で読んで激しく感動した遠藤周作の原作だったが映画はイマイチ。映画の出来が悪いわけではない。想像力に訴える素晴らしい小説は映像化が困難なのですね。やっぱり。晩飯はアジア大会を見ながら。女子卓球は頑張りましたね。男子サッカーは北朝鮮のラフプレイ相手に勝って良かったけどアノ国は困ったモノですね。スポーツを通じて改善…はできないモノでしょうかねえ。

9月30日(土)
ウクライナ戦争にそっくりなペロポネソス戦争の展開を『ギリシア人の物語』で読み進む。辺境から起こったイザコザがやがて大国同士のぶつかり合いに…それを阻止しようとしたアテネ(ペリクレス)とスパルタ(アルキダモス)とペルシア(アルタクセルクセス)の指導者が次々と死亡。アテネは《50年かけて築き上げた民主政を25年で台無しにしてしまう》ことになり衆愚政の世の中になる。《今日に至るまで人間は指導者を必要としない政体を発明していない。民主政でも衆愚政でもリーダーは存在する。ただし性質は違う。民主政=デモクラツィアdemokratiaのリーダー=民衆(デモス)に自信を持たせることができる人/衆愚政=デマゴジアdemagogiaのリーダー=民衆が心の奥底にもている漠とした将来への不安を煽るのが実に巧みな人。前者はプラス面に光を当てながらリードしてゆくタイプだが後者はマイナス面を暴き出して不安を煽るタイプのリーダーになる。今日では政治家に限らずデモの指導者もマスコミもウェブも自覚していようがいまいがには関係なく立派にデマゴーグ(扇動者)にになりうる》ウクライナ戦争から台湾有事へ…「不安を煽る」方が民衆(デモス)は導かれやすいようですね。デマゴーグとデモクラツィアのリーダーを見分けなければ…とは思うものの後者(民衆に自信を持たせる指導者)は現在の日本に存在するのかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと近所の小学校の運動会へ。コロナ明けで父兄や見物人も校庭へ入ることができる運動会は3年ぶりかな?しかし今も午前中だけの短縮ヴァージョンで徒競走とダンスだけ。結構面白い(アジア大会以上に!)けど玉入れも綱引きも組み体操も騎馬戦も棒倒しもナシは寂しい。しかもBGMに「トリッチ・トラッチ・ポルカ」も「道化師のギャロップ」も「天国と地獄」もなくJ-POP(?)もどきばかり。まぁ仕方ないのかな?近所の小学校は我が家から見れば谷底にあって鎌倉名物谷戸のかなりの坂道を上り下りしなければならない。久し振りの激しい坂道に汗だく。まぁ運動になってイイか。たっぷり昼寝のあとホームページの更新原稿作り。晩飯はアジア大会を見ながら。テレビ中継は盛りあげに必死だが視聴率(注目度)はどのくらいあるのかな?卓球女子ダブルスは中国の世界一ペアに素晴らしい試合でしたね。張本の負傷は不運でしたね。VTRに収録しておいた「ブラタモリ」で利尻島を見てからベッドへ。

9月29日(金)つづき
早朝にサモアとの試合をテレビで見たあと再びベッドへ。少し寝て『ギリシア人の物語』読み耽る。第二次ペルシア戦争が終わったあとのペロポネソス戦役は現在のウクライナ戦争によく似てますね。大国のアテネとスパルタ(アメリカとNATOとロシア)は正面切って戦わず周辺諸国(コリントやテーベやプラタイア=ウクライナやアゼルバイジャンやアルメニア)を援助する(戦わす?)。《辺境で起こった事変は中央に向かってくるという例の一つかっもしれない》おまけに漁夫の利を掠おうとする国も現れる(ペルシア=中国?)。そして《戦争が「悪」となる理由の一つである長期戦という弊害を避けることもできた》はずなのにダラダラと続いて…さてどーなるか読み進めよう。ベッドを出て黒兵衛と散歩。ぶり返す残暑ほど不愉快なものはないですね。ワン。本HPの原稿作りをイロイロやって夕方からは『ニューズ・オプエド』リモートMC参加。ゲストのスポーツライター小崎仁久さんは中国杭州のアジア大会メディアセンターから参加。アジア大会は中国でもあまり注目されていないことや国慶節でそれどころではないこと。中国のメディアはスポーツをメダルの対象としてしか報道していないことなどを的確に伝えてくれる。もう一人のゲストである小林信也さんはプロ野球二軍のチームが来年から2チーム増えることを何の未来展望もない弥縫策と切って捨ててアジア大会やラグビーW杯やバレーW杯の報道が全て番宣でしかないことを批判。まったくその通りですね。さらに小崎さんはイスラエルを追い出すアラブ諸国のアジア大会やインドとの国境争いを露骨に表沙汰にした中国のアジア大会など政治色丸出しのアジア大会批判。今も見聴きできますからどうぞ。https://op-ed.jp/ オプエドを終えて『チコちゃん』見ながら晩飯。アジア大会水泳や陸上を見ながら酒。あ。昨晩NHKの『魔改造の夜』は抜群に面白かったことを書き忘れました。猫のおもちゃが改造されてパラシュートで空飛んで走りまくる…アジア大会よりよほどオモシロイ番組ですね。

9月29日(金)
予定をやや遅れて目が覚めたのでラグビーW杯は前半20分からテレビの前へ。日本が既に1トライ&ゴールでリード。後半最後にサモアに追い上げられるが逃げ切って勝利。サモアの少々雑な攻撃に助けられた感もあるけど確かに日本のラグビーは強くなりましたね。しかし今日の戦い方では次のアルゼンチン戦がかなり心配ですね。

9月28日(木)
『ギリシア人の物語』はとにかく戦争の連続。著者が《戦争をこうも重要視するのはそれを叙述すること自体に興味があるからではない。誰がいつどのように始めそれがどう展開していったかによって当事者に限らずそれ以外の人々の運命さえも変わってくるという人間世界の現象に関心を刺激されるからである》ナルホド。しかしギリシア人は戦争の連続で《四年に一度のオリンピック休戦は相も変わらずギリシア人にはっ必要であった》オリンピック休戦すら守らない現代人の戦争のやり方の方が阿呆のようですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。彼岸までのはずの暑さがぶり返す。天気予報の正確でなかった時代はこのような異常気象をどう表していたのかな?彼岸過ぎの暑さ寒さを表す古語はないのかな?あ。異常気象そのものがなかったのか!ワン。月末が近づき請求書書きの雑務等いちばんキライな金銭に纏わるデスクワーク。昔は(物書きを始めた頃は)請求書なんぞ書いたことがなかった。それが最近はインボイスがどうのこうのとワケワカラン。フリーランサーの生き難い世の中は誰もが生き難い世の中だと思いますけどね。明日の朝はヤッパリちょいと早く起きたいので早く寝る。

9月27日(水)
『ギリシア人の物語U』でペリクレスがスパルナのペロポネソス同盟に対抗してビザンチオン(現在のイスタンブール)も含めてデロス同盟の結束を固めようとするなかで黒海からエーゲ海に抜ける《この海域は主食である小麦の黒海地方からの輸入路にも当たっていたのでアテネにとって重要きわまりない一帯であった》という記述があった。現在のウクライナ戦争での小麦の輸出問題とまったく同じ問題が2千5百年前にもあったかと思うと世の中は変わらないなぁと思うほかない。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは今週日曜のベルリンマラソン女子でエチオピアのアセファ選手が2時間11分53秒乗せ開催校記録を出したことを取りあげマラソンの新記録が何故エチオピアとケニアの選手に固まっているかという話をする。川島浩平氏の『人種とスポーツ 黒人は本当に「早く」「強い」のか』(中公新書)によるとエチオピアとケニアの国境地帯に住む民族には各集落の牛を盗んで夜を徹して走るという経済活動を500年以上続けてきた文化の影響があるという。ただしアフリカ大陸にはユーラシア大陸よりも多い数の民族の文化が存在しておりそもそも「黒人は…」という言い方には何の意味もないという。「黒人は足が速い」という言い方は「ユーラシア大陸の人はバレーボールが上手い」と言うのと同じ間違いなのだ。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。桜の葉が紅葉しないまま黄色い落ち葉となって積もってる。コレも温暖化の影響?ワン。終日デスクワーク。今週金曜のオプエドは杭州からアジア大会のレポートをスポーツライターの小崎仁久さんから送ってもらうのだがZOOMが上手く使えるか否かの実験に成功したとか。でも習近平共産党批判は駄目なんでしょうね(ーー;)そう言えば『ギリシア人の物語』にこんな文章があった。《強国になるのも難事だが強国であり続けるに至っては並大抵の努力では成し遂げられない。チャンピオンになるのとチャンピオンの座を維持し続けることの違いに似ている》具志堅用高さんがチャンピオン時代に同じことを言ってましたね。Red Chinaはどこまで強国の座を維持し続けるのか?日本は「Japan as No.1」などと言われすぐに転がり落ちましたね。嗚呼。

9月26日(火)
『ギリシア人の物語U』はアテネ民主政を頂点まで育てあげたペリクレスが実は当時の常識に照らして《とんでもない男》だったとの記述に及ぶ。彼は他国生まれの《ヘタイラ》を現代の女房のように扱い連れて歩いたらしい。「ヘタイラ」については我がオペラの師匠である永竹由幸氏の『椿姫とは誰か?』などを読んでいたからよくわかる。後世では「高級娼婦」とも呼ばれたヴィオレッタ・ヴァレリーのような女性のことで《歌い踊り楽器も奏で男たちの話し相手もできるくらいに教養ある女たちのことでそのうえ肉体的にも美しければ言うことない》というような女性のことらしい。ペリクレスはそのヘタイラのアスパシアを男たちの集まりに同席させて建設中のパルテノン神殿の工事現場にも同行させて設計者のフィディアスとも会話させたとか。彼女は《教養深くソクラテスを初めとする当時のアテネの知識人たちとも対等に話せる女性だった》らしいがペリクレスは子供も産ませたというから家に籠もって機を織る生活が普通の当時のギリシアの夫人とは異なりまさにヴィオレッタ(椿姫)を夫人扱いしていたのですね。ところがこの25歳年下のアスパシアはさほどの美人ではなくヴァチカンの美術館に残され散る胸像(の写真)を見るとナルホド《ポッチャリ型の女性》ですね。でも《古代の三大美男》の一人でありペリクレスにとってはいい女だったのでしょうね。ワン。ベッドを出て黒尾兵衛と散歩。ちなみに「古代の三大美男」のあとの二人はペリクレスの後を継いだアテネのアルキビアデスとローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスだそうで各々《静謐の美・危険な美・冷徹(クール)な美を見事に表しており単なる美男は一人もいない》そうです。現代の美男は古代の美男に負けそうですね。ワン。終日デスクワーク。今週金曜の『オプエド』は中国杭州からのアジア大会現地レポートが決定。最近のテレビのスポーツ報道は自局の放送するスポーツだけを取りあげるので広がりがなくなりましたね。それが普通かな?オリンピックを全局で騒ぎ立てるのは日本だけだそうですからね。晩飯は高麗屋三代白鴎・幸四郎・染五郎の舞台から『勧進帳』。富樫は吉右衛門。最近見続けているベテラン陣の舞台に較べると流石に未熟さが際立ちますね。でもマァ良いのでしょう。これから成長してくれればネ。巨人は昨日に続いてベイスターズに0-1で負ける。マァ良いのでしょう。巨人ばかりが勝っていた過去のプロ野球の方が異常だったのですから。ワン。

9月25日(月)
『ギリシア人の物語U』読み進む。第二次ペルシア戦争が終わると早くもアテネ(デロス同盟)とスパルタ(ペロポネソス同盟)の間で戦争が…なるほど古代ギリシアでは4年に1度の「オリンピア休戦」が必要だったのですね。現代も同じはずだが「オリンピック休戦」を破ったロシアとそれを支持したベラルーシはパリ五輪には呼ばれないけどその後はどーなるのか?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋たけなわの涼しさになってきた。もうすぐ「冬はまた夏がマシじゃと言いにけり」などと誰もが言い出すのだろう。日本人のいい加減な性格は四季から来ているのか?ワン。散歩のあとのシャワーは温水だけで冷水は使わなくなり風呂場を出たあとの扇風機も不要になった。秋の来ない夏はない。春の来ない冬はない。朝の明けない夜はない。日本人はずっとそーして生き存(ながら)ええてきたのですね。ワン。終日デスクワークの途中に午後から五輪アナリストの春日良一さんとJP PRESSのZOOM対談。と言うより小生がインタヴュアーとなって2030年のウクライナ冬季オリンピック開催と2036年のソウル夏季オリンピックが北朝鮮のピョンヤンとの南北共催になるかどうか…その意義と可能性を春日さんに訊く。1時間弱かけて話し合ったことを20分程度にまとめてくれてネット配信されるとか。オリンピックの商業主義もこういう未来に向けて進むと有意義な存在になるはずですよね。放送予定が決まればお知らせします。晩飯は『勧進帳』を見ながら。旧歌舞伎座さよなら公演から今日の配役は弁慶が吉右衛門。富樫が菊五郎。義経が梅玉。ベテランの芝居と舞も良いけれど勧進帳は若手でハラハラドキドキするくらいの方が良いのかな?バックには染五郎・松禄らの若手が並ぶが…常陸坊海尊が段四郎か…。ちょっと別の意味でドキドキしてしまった。今日はTVKがベイスターズvsジャイアンツで吉本新喜劇はお休み。ちょっと残念。同じ野球の試合はBS-TBSでもやってましたからね。結果はベイスターズが1-0の勝利。巨人は初の同一監督による2年連続Bクラス。まぁ過去の結果は巨人が「何故か?」勝ちすぎてただけのことですよね。

9月24日(日)
『ギリシア人の物語U民主政の成熟と崩壊』読み進む。《民主政と言いながら一人の政治の時代》を担ったペリクレスも《市民集会で演説する時は十分な準備をしたという。演説と言っても単なるスピーチではない。彼の考えた政策が都市国家アテネの国策になれるか否かはアテネ市民が決めるので市民集会はペリクレスにとって戦場といってよかった。作業はまず自宅で草稿をかくことろから始まる。次いでそれを時間をかけて手を入れることで完成稿にいてゆく。だが"ペーパー"を手に話そうものならそれだけで陶片追放にしかねないのがアテネ人だ。"ペーパー"を十分に読み込み完全に自分のものにしておく必要がある。そのたえには声に出しての練習も欠くわけにはいかなかっただろう》どこぞの国の総理大臣のように官僚の書いた原稿を棒読みするだけでは"追放"は確実なんで寸ね。でもどこぞ国では"追放"されない。悪いのは大臣?国民?それともメディアの記者?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。エアコンがないと汗まみれになった夜は消えて小さな掛け布団が必要になる涼しさで散歩も気持ちが良い。ワン。出数ワークは明日の春日良一氏とウクライナ五輪についての対談の準備や机の整理やら雑用やら…。夕方から大相撲。優勝決定戦が4人の力士で…と期待したら2人dけの決定戦になって大関が立ち会いの注文相撲でガッカリ。霧島は空気が読める力士かと思っていたが高安を負かしてしまった。気分直しというわけではないけど隣人のフランス人夫妻と一緒に『鮨処もり山』へ。美味しい肴と楽しい話の最後に土瓶蒸しが出てきた。松茸はヤッパリ美味しいですね。秋ですね。

9月23日(土)
朝の読書inベッドは塩野七生『ギリシア人の物語』は『U民主政にの成熟と崩壊』に突入。帯に「民主主義の罠 黄金時代を迎えたアテネ。その崩壊の足音を手繰り寄せたのは民主政に巣くうポピュリズムであった」とある。いよいよ現代日本史とドッキングする時代に入るのか?《ギリシア人とは四年に一度オリンピアで催される競技会という「休戦」が必要なほど戦争ばかりしてきた民族だった(略)今日でも各国で使われている「平和」を表す言葉の全てはローマ人の言語であったラテン語の「パクス(PAX)」を語源にしているが「続くからこそ平和」という概念はローマ人が創り出した概念であってギリシア人にはない。あらゆる理念・概念を創造したギリシア人だが「平和」という概念だけは創り出せなかったのだ。ギリシア人にとって戦争をしていない状態は束の間の休戦に過ぎなかった》現代の地球人は「オリンピック休戦」すらできない情けない民族ということか?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったモノで彼岸が近づくと急に涼しくなった。諺は常に正しいのだ。正しくないと思った時は別の諺を探せ。正しい諺は必ず存在するのですよね。小生は読む本がなくなった時は小学館の『故事成語ことわざ大辞典』を読むのが大好きです。ワン。デスクワークは連合通信の連載「スポーツ博覧会」を書く。テーマはジャニーズ事件と日本のスポーツ界の共通点。日本のメディアが触れないこと。この内容をテレビ番組触れた時は隣に座っていた政治ジャーナリストの人物に「そんなことを話したら呼んでもらえなくなりますよ」とCM中に囁かれて事実その通りになった(>_<)まぁシャーナイですね。テレビとはそーゆーものですから(^_^)晩飯は久し振りに歌舞伎『勧進帳』を見ながら。旧歌舞伎座のさよなら公演から幸四郎(現白鴎)の弁慶・吉右衛門の富樫・染五郎(現幸四郎)の義経。芝居(会話)重視の引き締まった舞台はイイですね。

9月22日(金)
塩野七生『ギリシア人の物語T民主政のはじまり』(新潮社)読了。面白かったというか勉強になりますね。《歴史家は公平な立場に立って叙述すべきであり登場人物の好き嫌いなどはしてはならないと歴史学者は多い。だがまずもってそれでは人間の集積である歴史が生彩を欠くものになってしまう。ある歴史家は誰が好みで誰が嫌いだとわかるほうが書く側の立場を明確にすることになるから読む側にとっても役に立つと思うのだ》ナルホド。《持てる力全ての活用を重要視する精神がペルシア戦役を機にギリシア人の心に生まれギリシア文明が後のヨーロッパの母胎になっていく道程を経てヨーロッパ精神を形成する重要な一要素になったのではないだろうか》ウクライナ戦争が西方(ヨーロッパ)vs東方(ロシア)の戦いとするなら西方は「持てる力全てを活用」しなければならないはずだが…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。暑さ寒さも彼岸まで…の兆候を少しは感じますね。ワン。終日デスクワーク。締め切り前の執筆はなかなかエンジンがフル回転しない。アイドリングに時間がかかる。ジャニーズ事務所尾「事件」で「タレントに罪はない」という言い方が正しいかどうかを考える。スポーツ組織で不祥事があった場合も「アスリートに罪はない」という意見を耳にする。はたしてそうだろうか?選挙権が18歳に引き下げられたことを考えると少なくとも18歳になれば自分の判断と意見は口にすべきで不祥事を知りながら口を噤むのは「罪」と言えるのではないかな?いろいろメモを取ってコラムの骨子を作る。三波春夫さんのTV番組(BS11/あなたに逢いたい〜初めて語られる昭和スターの素顔/11月15日放送)のスタジオ収録が終わったとのことで娘さんの三波美夕紀さんから美味しい海苔が贈られてくる。生前の三波春夫さんから頂戴した墨痕鮮やかな巻紙に書かれた手紙を披露して「長編歌謡浪曲」などについて「日本のオペラ」と持論を楽しく話させていただいただけなのに恐縮ですと感謝の返事を書かせていただく。大相撲はヤッパリなぁ…貴景勝が大関の貫禄で熱海富士を破りましたね。晩ご飯はクリント・イーストウッドとジーン・ハックマンとエド・ハリスが活躍する映画『目撃』を見ながら。女好きの大統領の大スキャンダル(殺人事件)を盗みに入ったコソ泥が発見して命を狙われるサスペンス。イーストウッドの後期の作品ほどの深味はないけどオモシロかったで。。 

9月21日(木)
塩野七生『ギリシア人の物語T』読み続ける。まるで現代史を読んでいる気分。《「自己制御」は「持続する意志」と表裏の関係をなす》《奇策とは繰り返せないから「奇策」なのである》《先見の明は誰にも恵まれる才能ではない。多くの人は今現在眼で見られ手で触れることにしか想像が及ばないものである》あるいはシーザー語録かシェイクスピアの一文か?そう言えば著者の「七生」という名前もスゴイ。「ななみ」といかにも女性らしい呼び方の名前だが「七生報国」にもつながる名前ですね。まさか戦前の大日本帝国政府の唱えた「七生報国」ではないでしょうが「報国(国に報いる)」の仕事をなさっていると思えます。「国に忠義を尽くす」のではなくね。あ。戦時中の生まれだけれど誕生日が7月7日であることから付けられた名前だとか。失礼しました。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。風は秋。蒸し暑さは夏。この近辺(鎌倉)はモーレツな雷雨が一度だけあったけどそれで済んでいるのはラッキーなだけか?それとも地形的にゲリラ豪雨は発生しないのか?昔からある夕立と最近誕生したゲリラ豪雨はどう違うのか?名前の違いだけ?夕立よりもゲリラ豪雨のほうが規模が大きいならゲリラじゃないはずですよね?それとも最近のゲリラはパワーが増してるということ?ワン。終日デスクワーク。明日の『オプエド』はタケ小山さんたちのゴルフの時間に譲って来週月曜ビデオ収録JBプレスでの春日良一さんとの「ウクライナでオリンピックを!」の企画をメールで推し進める。あらゆる機会にこの企画は広めなければ!大相撲は熱海富士が大栄翔に土。明日の熱海富士vs貴景勝の一番がオモシロそうですね。晩飯はBS-TBSの『報道730』を見ながら。日本という国がカネだけで動いて文化を破壊している音がわかったけどソレを推進している人も出演させるべきですよね。高層ビルを推進している人は誰だ!?皆さん御存知ですよね?

9月20日(水)
『ギリシア人の物語』読み続ける。オモシロイ。第2次ペルシア戦争はいよいよ最終決戦「プラタイアの戦闘(バトル)」。国家の《パワーには持続力と瞬発力がある。広大なペルシア帝国の各地方から供出させた兵士がカネで働く傭兵しか知らないペルシア軍の総司令官は市民皆兵制を採るギリシアの都市国家の兵士の「パワー」を理解していなかったのではないかと思う》コレはまさにヴェトナム戦争時のアメリカが冒した「マクミランの誤謬」と同じですね。全てを計数化してデータから正しい判断を選択できると判断したマクミランは「ボディ・カウント(死体の数)の多少だけでアメリカはヴェトナムに勝ち続けていると判断したのでしたよね。いかにもハーバード大学トップ卒業のエリートが間違いそうな「誤謬」ですね。今GDPがどうの…失業率がどうの…円安がどうの…などと連日ニューズになっている数字もペルシア帝国クセルクセス大王やアメリカのマクミラン国務長官が「量(数字)で勝てる」と判断した「誤謬」と同じことかもしれませんね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはラグビーW杯でのイングランドの「ヘディングからのトライ」について。ヘディングはノックオンでなくキックと同じ扱いなのですね。ではバレーボールやバスケットボールのヘディングはどうなのか?野球でボールを持った野手がベースに頭(ヘディング)でベースタッチしたのは有効か?などイロイロ面白話を喋ったあと黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークは昨日書いた北國新聞の原稿の校正やホームページ原稿の整理等ナンヤラカンヤラ。晩飯はバファローズvsマリーンズを見ながら。オリックスvsロッテと言わないとわかりにくいのが現在のパ・リーグの弱点ですね。バファローズの2死無走者からの一気の逆転劇は見事でしたね。バファローズは岡本太郎デザインのバファローのマークをいつになったら復活してくれるのかな?

9月19日(火)
朝の読書inベッドは『ギリシア人の物語T』に戻る。サラミスの海戦でテミストクレス率いるアテネの海軍を中心と知るギリシア都市国家連合がクセルクセスのペルシア軍を完膚なきまでにやっつける。まだ戦いは終わったわけでなくペルシアは越冬隊の大軍を北部ギリシアに残したが大海戦での完敗は相当の痛手でペルシアに協力してきたギリシア人や傭兵たちは浮き足だった。《市民皆兵のギリシアの都市国家にはそもそも傭兵という概念すらもなかった。だが専制君主制の国であるペルシアでは傭兵制度のほうが普通であったのだ。これもオチデント(西方)であるヨーロッパとオリエント(東方)であるペルシアの違いの一つなのである》ロシアもやっぱりオリエントの専制君主国のようですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。蒸し暑いだけでなく陽射しも強いですね。秋はまだ遠い?ワン。デスクワークは北國新聞の連載「スポーツを考える」の執筆。春日良一さんの持論である「ウクライナで冬季五輪を!」を紹介。これは繰り返し紹介する価値ある主張ですね。マスメディアは取りあげないでしょうがココから新しいオリンピックが始まりココからスポーツの価値も見直されるはずですね。経済効果やメダル獲得数に騒いでるようではドーショーモナイですね。大相撲は1敗同士の激突で高安が負けた…嗚呼。熱海富士は空気の読めない力士ですなぁ。まぁシャーナイけど…最近は空気を読んだ一番もなくなりましたね。これは良いことなんでしょうか…どうかな…。

9月18日(月)つづき
養老孟司×茂木健一郎×東浩紀『日本の歪み』(講談社現代新書)読了。鼎談の中味は面白かったけど中江兆民の『三酔人経綸問答』を頭に浮かべてしまいましたね。もちろん中味は憶えてないのでタイトルから連想しただけですけど「日本は変わらない」けど近く必ず起こる「大震災」で「どう変わるか?」というのが結論では「酔人」の「問答」というほかないですね。もちろん団塊の世代のイデオロギーによる出来もしない革命論や変革論を耳タコで聞かされた団塊直後世代としては酔人問答を読む方がよっぽどオモシロイですけどね。ワン。ベッドを出ていつものように黒兵衛と散歩。養老孟司さんが「問答」のなかで「平和」という言葉を使わず「日常」と言われたのは流石だと思いましたね。でも兵隊の「日常」とは何なのかな?自衛隊の「日常」は?米兵の「日常」は?韓国兵や北朝鮮兵の「日常」は?中国人民解放軍の「日常」は?…と考えるうちに中国のパラリンピックのメダル獲得数が抜群に多いことを思い出した。国内の障害者スポーツ大会も盛んらしいけど兵士が多いのは何故かな?ワン。終日雑務。コンピュータや机の上や引き出しの整理をする。途中録画しておいた世界のドキュメンタリー『ケネディvsカストロ』を見たり(平和を望んでいた二人の証言やケネディ暗殺の一報がカストロに伝わったときに同席していたフランス人記者の証言など極めて興味深かった)オーストラリアvsフィジーのラグビーを見たり。ウェールズ相手に同点寸前ノックオンで試合終了のフィジーがオーストラリアに勝ったのは実力ですね。日本はイングランドのヘディングプレイをノックオンとセルフジャッジしたことから(マァ仕方ないけど)リズムが悪くなりましたね。大相撲はオモシロいけど豊昇龍はちょっと負けすぎ。高安は…黙って見守りましょう。晩飯は茂木健一郎三もオモシロイと御墨付きを出したなんばグランド花月の吉本新喜劇をTVKで見ながら。今日の芝居はマァマァやったかな。ベッドへ…と思ったらNHKで『解体キングダム』をやっていたので見てしまう。首都高大師橋の架け替え工事。300m4000トンの橋を誤差数ミリの範囲で動かす。見事。スポーツライターの仕事もこういう人々の仕事に負けない気合いと中味でやらねばと思いますね…と若い人にも伝えたいですね。

9月18日(月)
かつては日本のサッカーもイタリアやブラジルなどの強いチームによく"善戦"してましたよね。日本のラグビーもまだその段階かな?イングランドは強い。ミスをしなえれば…なんて言うのは日本のラグビーがまだ弱い証拠ですね。次のサモア戦ガンバレ!

9月17日(日)
『ギリシア人の物語』は一休み。養老孟司×茂木健一郎×東浩紀『日本の歪み』を読む。イロイロ面白かった。戦時中の英語禁止でカレーライスが軍隊では「辛味入り汁かけ飯」と言っていたのは知らなんだ。海軍さんのカレーではないのですね。「國體」を「国体」と書くようになって「國體」についての議論をやらなくて済むようにした(以上養老氏)という指摘も面白いですね。そして「国体」は「国民体育大会」のこととなり今に「国スポ(国民スポーツ大会)」となって「國體」の浄化が終わったということでしょうか(東氏)。「俺は今の"吉本的なお笑い"が大嫌いです。テレビで見る吉本のお笑いには人間関係の過剰さや忖度しかない。僕は日本のお笑いはバカの壁の象徴だと思います。批評性がない」と言いながら「なんばグランド花月でやってるのは好きだけど」と言う茂木氏の意見には100%同意。他にも目ウロコの会話続出です。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。住宅街の静けさは連休のせいか残暑のせいか?ワン。仕事はちょっと横に置いてNHK-BSで撮り溜めしておいたビデオを見て楽しむ。ベルリン・フィルのヴァルトビューネの野外コンサートはいつ見ても聴いても素晴らしいですね。ネルソンスの指揮でリヒャルト・シュトラウス特集。『ばらの騎士組曲』はいつ聴いてもいい音楽ですね。テノールのフォークトは得意のワーグナーから『ローエングリン』。続けてウィーンフィルのシェーンブルン宮殿コンサート。メゾのがランチャとの『カルメン』や『サムソンとデリラ』も良かったけどラヴェルの『ボレロ』でダンサーが宮殿に大きく影で映し出されたのは見事でした。指揮はヤニック・ネゼ=サガン。さらに昨年ヴェネツィアのサン・マルコ広場で行われた野外コンサートでオルフの『カルミナ・ブラーナ』指揮はファビオ・ルイージ。オケと合唱はヴェネツィアのフェニーチェ劇場。これだけ連続で楽しむと満足満足。ちょっと休んで養老×茂木×東の本を読み続けてからビール飲みながら大相撲。高安を応援する人が「アレをめざせ!」という看板を手にしてる。イイですねぇ。かつてのタイガース的イマイチ力士には今場所こそ「アレ」を手にしてほしいですね。うわっ。3大関が続けて黒星。大相撲はオモシロイですねぇ。

9月16日(土)
『ギリシア人の物語T』はいよいよギリシア都市国家連合vsペルシアの一大決戦へ。《凡将は先例に基づいての想定内で戦略なり戦術を立てる。反対に名将は先例には縛られずにあらゆる事態を考慮し想定外まで考慮してそのうえさらに自軍の兵士の有利と不利だけでなく敵の有利と不利まで考えに入れて戦略戦術を立てるのだ》確かに。しかし言うに易し行うに難しなんでしょうね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。相変わらず蒸し暑い日々が続く。カラカラに乾くより湿度のある方が生物が生きていくためには良いのでしょうが…ならば世の中は気持ちが悪い方が良いと言うことなのかな?イエスは十字架の上で「我乾く」といったらしいけど…よーわからん。ワン。講談社から現代新書の今月の新刊が3冊送られてくる。養老孟司×茂木健一郎×東浩紀『日本の歪み』帯に「この社会の居心地の悪さはどこから来たのか?考えたくなかった戦後日本の論点を徹底討論!」とある。「賢人」が何を言っても…とも思うが読んでみるか。倉本一宏『紫式部と藤原道長』帯には「源氏物語がなければ道長の栄華もなかった!」面白そう。読まねば。もう一冊は栗田治『思考の方法学』どれもコレも取りあえずはサラミスの海戦を終えてからですね。夕方は久し振りにビデオでなくナマで大相撲観戦。高安!初優勝に向けて突っ走れ!豊昇龍に勝った錦木は強い相撲ですね。正代が貴景勝を破り…大相撲はいつ見てもオモシロイですね。錣山親方(寺尾)が湘南乃海のの蹲踞の姿勢が美しいと褒めていた。そうですよね。何しろ土俵上で制限時間いっぱいの時に汗を拭いた手ぬぐいをキチンと畳んで返す力士ですからね。今日琴恵光に勝って4勝3敗。強く美しい力士に育ってほしいですね。

9月15日(金)
『ギリシア人の物語T』は第2次ペルシア戦争サラミスの海戦の前にテルモピュレーの会戦。戦争が始まる前にも論争好きのギリシア人たちはどの都市国家の誰を総司令官にするか?陸軍の総司令官は?海軍の総司令官は?と会議と論争と説得が激しかったのですね。《説得力とは他者をも自分の考えに巻き込む能力である。他者の意見を尊重しそれを受け入れ歩み寄ることによって着地点を見出すことではない》ナルホド。そーゆーものなのでしょうねぇ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。チョイと黒兵衛の元気がなくなくなってきているように思えて心配。もう12歳だからゆっくり歩く。ワン。ナンヤカンヤラ雑用と仕事と『ニューズ・オプエド』の準備などをしていたら上杉隆さん経由でスタッフからタイガースの優勝で喜んでいる初沢亜利さんというカメラマンがいるのでゲストにどうかと推薦される。今日の特集は『2030年ウクライナ冬季五輪と36年ソウル=ピョンヤン合同五輪の可能性は?』というものでゲストは五輪アナリストの春日良一さんと千葉大大学院生で「おりがみ」(オリンピックを学生みんなで)代表の都築則彦さんに決まっていたのでどーしょーかと悩む。おまけに今年の「保守的な虎の優勝」を喜んでるような人物では話が合わないので取りあえずニューズのコーナーだけの出演にしてもらう。ところが!カメラマンの初沢亜利さんとは「今年の優勝はオモロナイ」で意見が大一致。1985年のハチャメチャ優勝を小学5年生で体験した彼と100%意見が一致して話が盛りあがる。今もそのダイナミックでラジカルで破壊的な会話を見聞きできますのでよろしく!https://op-ed.jp/初沢さんとはホンマにオモロイ野球とは何か?ということで近い将来の再登場を約束してもらう。小生の自称大名著『タイガースへの鎮魂歌(レクイエム)あのとき虎は美しかった』(朝日新聞社/河出文庫)を紹介してこのコーナーを終えて話題を「ウクライナ冬季五輪」と「ソウル=ピョンヤン五輪合同開催」に移す。五輪については若い都築さんの疑問に春日さんが答えるカタチ。BRICSがプーチンを中心にオリンピックをやろうとしている話など興味深い話題満載。春日さんも「若い人と話すのはイイですね」。番組を終えたあと『チコちゃん』見ながら晩飯&酒&寝る。

9月14日(木)
『ギリシア人の物語T』はいよいよテミストクレスvsクセルクセスお第2次ペルシア戦争=サラミスの海戦へ。テミストクレスも彼と対立したアリステイデスも《ある一点では共通していた。それは二人ともが政治家として国益を最優先する人であったことである。公職となると無給であったアテネでは国のためにする仕事でカネを稼ぐという概念がない。ゆえにこのアテネでは公金横領罪で告訴されることはない。国家のカネを自分のポケットに入れるという観念からしてないからだ》現代日本もそのようにすればとも思うが…そうすれば大金持ちしか政治家になれないし…とはいえ…国家のカネで喰ってる人が多いことにも困ったものですね。ワン。ベッド出て黒兵衛と散歩。今日は朝から何やら落ち着かないのはタイガースのアレが決まるかも…という気持ちが働いているからかも。そんな気持ちを落ち着かせるためにも…という気持ちは全くなく『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』に阪神優勝の予定稿を書く。こんなに強い虎は阪神の虎らしくない。完全試合よりもチームの勝利を目指した虎も阪神の虎らしくない。嗚呼!あのオモシロくも美しい虎はどこへ消えた?とゆーよーな内容の原稿を書いて送稿。虎は勝ちゃーイイとゆーよーな巨人のよーなチームとは違うはずですよね…と思いながら晩飯はBS朝日で阪神vs巨人戦を見ながら。完璧な勝利が危うく追い着かれるか…となっても負ける気がせん戦い方はかつて『トラキチは奇人変人マゾ集団』という原稿を今はなき『月刊現代』に書いて署名原稿デビューした小生としてはあんまりオモロイ優勝ではなかったですなぁ。まぁ岡田はんのインタヴューのボケ方が悪ぅなかったよってに許したることにしたろかなぁ…と思いながら酒を呑む。昔は巨人=自民党vs阪神=社会党とも言われたのが「第二の保守(維新?)」になったらオシマイやでぇ。酒呑も。

9月14日(木)緊急にヒトコト
ハチャメチャに楽しくメチャメチャに面白かった1985年のグチャグチャのタイガースの優勝!!日本列島が揺れ動いたタイガース・フィーバーに較べて今シーズンのキチンと強い野球をするタイガースの圧倒的に管理された「優勝騒ぎ」はツマラナイですね。嗚呼。タイガース優勝おめでとう!虎よ!虎キチよ!もっと牙を剥け!…と「老虎狂」は吠えて叫びたい!嗚呼!!

9月13日(水)
『ギリシア人の物語T』はいよいよペルシア戦争マラトン会戦突入。《専制君主政ならば起こらない党派抗争も民主政では起こるのだ。(とは言え)民主政体を維持しながらまとめていくのも難事だが専制君主国なら容易かと思うとまったくそうではない》ペルシア王ダリウスの下には《無敗無敵を誇っていたペルシア軍がありこのペルシア王の命令で従軍しても大丈夫》と思っていたペルシア人がマラトンの戦いで敗れたことで反乱を起こしソレを収める4年間の心労のうちにダリウスは死去。プーチンもウクライナ戦争に絶対に負けられないわけですね。ダリウスの次にクセルクセスが王に。クセルクセス(Xerxes)は『セルセ』という呼び方でヘンデルのオペラになってますね。アリア♪オンブラ・マイ・フが有名でCMにも使われましたね。久し振りにDVDで見直そうかな。ワン。ベッドを出て黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは阪神タイガースの「アレ」目前でこんなに強いタイガースはタイガース的ではないと1985年優勝の時の記念ウイスキーや記念ビールの空き瓶や空き缶をZOOMで見せながら話す。ハチャメチャに大暴れした85年に較べて村上に完全試合をやらせないで優勝する姿は"旧トラキチ"としては美しくないとしか思えないですね。85年の大フィーバーは二度とないのかな?ラジオのあと黒兵衛と散歩。午後からは大船に喫茶店で日刊ゲンダイ記者の取材を受ける。テーマはタイガースの"アレ"。小生の傑作の一冊(笑)『タイガースへの鎮魂歌』を熟読してくれていた記者だったので今年の虎の"アレ"がオモロないということを納得してもらえる。逆に1985年当時の巨人vs阪神が自民党vs社会党に喩えられたのに対して今は?と訊かれて大阪の維新を思い出す。虎は第二の保守党に堕したか!?嗚呼!!続けて笹川スポーツ財団の方と同じ場所で打ち合わせ。今年秋のSPJ(Sort Policy for Japan)の審査について打ち合わせ。今年も50チーム以上のゼミの大学生が参加するとのことでどんな企画がとみ出すか楽しみですね。阪神タイガースが「ただの強いチーム」になってしまったのではなく虎が牙を剥いてるような爆発的な企画を期待したいですね。うわっ!豊昇龍また負けた!それも正代に!霧島も阿炎にやられる!これからどーなるのかなー?

9月12日(火)
『ギリシア人の物語』読み進む。アテネの民主主義は《市民には投票する権利を与えた。だがその権利を行使するかしないかは市民一人一人の自由である。とはいえその権利を行使しなかった場合でも-つまり棄権した場合でも棄権せずに投票した人々が決めたことには従う義務は市民全員にある。だからこそアテネ人は棄権という現象を問題視する必要を感じなかったのだし少数意見も議場内で行われる白熱した討議は認めているのだからそれで十分とでも考えていたのではないだろうか。もしもそうであったとすれば棄権や少数意見をことさら重要視すること自体が民主政治の精神に反することになる。そしこうも冷徹に考えでもしない限り民主政を機能させていくことはできないのではないかとも…》昔も今も為政者は《冷徹に》政治を考えているのでしょう。民主主義に理想もなければ出口もないのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。今日はコロナ以前から手入れしなかった庭木を職人さん達が手を入れてくれている。ご苦労様です。午前中チョイと仕事して午後からは大船の貸しスタジオ(会議室?)へ。BS11が11月に放送予定の番組『三波春夫、あなたに逢いたい〜初めて語られる昭和スターの素顔』の取材に応じる。三波春夫さんが小生の書いたエッセイを読んで喜んで下さり3本の越乃寒梅や著作物やCD&DVDとともに送っていただいたお手紙を披露する。以前日経のエッセイに書いて小さな写真で紹介されたことはあったけどテレビ公開は初めて。長さ4メートルはあろうかと思える和紙に墨痕鮮やかに書かれた手紙を改めて広げてみるとスゴイ迫力。見事な筆蹟でシベリア抑留の時の話まで書かれているこの手紙は冗談抜きで国宝級ですね。末尾に『藝魂花心 三波春夫』と書かれて大きな四角い朱印が押してあるのを久し振りに見直して感激。三波春夫先生の『元禄忠臣蔵』は紛う方なき見事な日本のオペラですね。帰宅してビール&大相撲。北海富士また大関を破って3連勝!スゴイ!オモシロイ!晩飯は昨日録画した『映像の世紀バタフライエフェクト/9.11同時多発テロ運命が激変した3人の物語』を見ながら。トランプ&パウエル&女性下院議員バーバラ・リーの話。パウエル国務長官は政治に利用されたりもしたけどやはり良い人ですね。リー議員はアメリカの良心ですね。トランプはドーショーモナイシャーナイショーモナイ男ですねえ。晩飯の後サッカー日本代表vsトルコの試合。3点リードして追い着かれそうになっても負ける気がしないほどの強さでした。

9月11日(月)
『ギリシア人の物語』は今の時代に読み直して本当に良かったと思う。《アテネの民主政は高邁なイデオロギーから生まれたのではない。必要性から生まれた冷徹な選択の結果である。このように考える人が率いていた時代のアテネで民主主義は力を持ち機能したのだった。それがイデオロギーに変わった時代に都市国家アテネを待っていたのは衰退でしかなくなる》ナルホド。今は民主主義と民主主義を主張する国家の衰退でしかないのかもしれませんね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋近し言えども歩けば汗まみれ。歩くと何やら腰が痛い。歳か?ストレッチのしすぎか?年寄り相手に宣伝を強化して金儲けを狙ってる薬にだけには頼りたくないですね。ワン。終日イロイロ雑用。インボイス制度でのアンケートが何ちゃらかんちゃら。政府のすることはわけワカラン。古代ローマのように10分の1税だけにすればわかりやすいのに…それより何より国会議員数や地方議員数を減らすことですね。そもそも人口が減っているのですから(>_<)うわっ。豊昇龍が負けた。北海富士強い!大相撲オモロイ。サッカーのドイツ監督解任は当然ですね。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。アキさんの徹底したわけのわからんナンセンスぶりはスッチーさんと双璧ですね。NHK『バタフライ・エフェクト』録画してベッドへ。


9月10日(日)つづき
朝の黒兵衛との散歩の後締め切り原稿もないので『ギリシア人の物語』読み進む。ソロンの改革に続いて「ティラノス(独裁者)」などと言われながらもアテネの民主政を押し進めたペイシストラトスは《今で言えばイヴェントの祖と言える》らしい。《四年に一度女神アテナに捧げる「汎アテネ祭」を立ち上げた。オリンピックと違って競うのは歌唱力。ギリシア人ならどの都市国家からも参加でき歌と言ってもホメロスの叙事詩を竪琴の伴奏で朗々と歌いあげそれを競い合うしゅうさいである》さらにディオニソス(バッカス)を演劇の守護神とし《それを観た後ならば酒を飲んで騒ぐのもディオニソスの認めた行為とな》り《半世紀後にアイスキュロスを生みギリシア悲劇の全盛期への扉は開かれたのだった》《確かにペイシストラトスは専制的な統治者ではあったが快適な専制者で》《アテネは毎日がエクスポ(見本市)であったのかも》現代世界の専制者にそーゆー人物は聞きませんね。午後からは大相撲。大の里は勝ちましたね。湘南乃海は豪ノ山に負けてしまったけど取り口の前に渡された汗ふき用のタオルをキチンと畳んで返す唯一の力士であることを発見しました。今度荒井太郎さんに教えてあげよう。貴景勝は北勝富士の叩き込みに負けて少々心配。若元治に勝った朝乃山は大関の強さ復活?大相撲は見所満載ですね。晩飯はラグビー日本vsチリ。う〜んむむむうむ…日本は勝つには勝ったけど松田のプレスキック以外に…評価できるところはなかったかな?イングランド&アルゼンチン&サモア戦が少々心配…。

9月9日(土)〜10日(日)
『ギリシア人の物語』面白い。ペルシアがアテネとの戦いの破れたのは老いたダリウスが戦いの指揮を二人の将軍に委ねたことにあるという。そこで《後年ナポレオンは非凡なる二将は凡なる一将に劣ると喝破する》ナルホド。一方古代社会で何故アテネだけが民主政を確立できたか?それは《アテネだけが中産階級の確立に成功したからだ。(略)中産階級の存立なしには民主政治は機能しえないとは歴史上の現象に留まらず現代の世界情勢でも実証されていることである》せっかく大量の中産階級を生んだ日本社会だったのに何時のころか世界に較べて富裕層が少なく全員中産階級であることが何か悪いことであるのような空気が醸し出されて貧富の差が開いたのは残念なことでしたね。これもマスメディアの責任ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。イロイロ仕事の後晩飯は別のお隣さんからいただい「青鬼」というなのビールを呑みながらW杯ラグビー開幕戦のフランスvsニュージーランド戦を見ながら。フランス強いですねえ。初優勝に向けて突っ走るかな?しばらく休んだあとサッカーの日本sドイツ。日本強いなあ( ^o^)ノ4−1でっせ。ドイツが弱いのかな?とにかく富安はじめディフェンスが良かったですねえ。続けてラグビーで日本と同じグループのイングランドvsアルゼンチン。さすがはラグビー発祥の地イングランドだけあってはグビーが生まれた当時は得点がキックだけで決まっていた伝統があるのか(キックすべきゴールを通り過ぎたらキックで得点に"トライ"する権利が与えられたのですよね)退場で1人少なくなっても全得点を菊で決めて勝ちましたね。しかしアルゼンチンも強いですね。日本はトーナメントに進めるのかな?かなり本気で心配。W杯前の練習試合も凡ミスが多かったし…メディアは騒ぎすぎだし…。

9月8日(金)
読み直し始めたらヤッパリ面白いので読み進んでしまう塩野七生さんの『ギリシア人の物語』。アテネの民主政の前にスパルタの専制主義が一世を風靡する。《スパルタに泥棒さえいないことは有名だった。アテネでは日常茶飯事だった権力抗争もなく政治上の安定を長期にわたって維持することに成功する。あくまでも「スパルタ的」につまり閉鎖社会にしたからではあったのだが》いつの世でも(現代でも)「スパルタ的な社会」は存在するものなんですね。ワン。ベッドを出て颱風の雨にしては弱い霧雨のなか黒兵衛と散歩。線状降水帯は千葉から茨城にかけてで南関東は平穏のまま。しかしマァ油断しない方がイイでしょうね。関東大震災では津波が鎌倉大仏の首まで襲ったといいますからね。日本で災害セーフの土地は存在しないと考える方がイイのでしょう。ワン。いろいろ仕事した後『ニューズ・オプエド』。今日のゲストは大リーグ評論家の福島良一さんと相撲ジャーナリストの荒井太郎さん。話題が二つに分かれるかと思いきや伯桜鵬の左肩脱臼手術と大谷翔平の右肘手術と腰痛は?ということでアスリートとケガという話題で見事にクロス。いろんなケガの話題で盛りあがる。メジャーでトミー・ジョン手術をしたのは562人。そのうち2度目の手術をしたのは40人で成功率(見事に復帰した投手)は前者が85〜90%。後者は50%だとか。大谷も悩むところですね。彼のトレードの第一候補はドジャースだけど福島さんによるとパドレスのほうがWシリーズ未優勝だから大谷が移籍してWシリーズに勝つほうが面白いとのこと。伯桜鵬はまだ20歳ということで2〜3場所休場して脱臼癖をキチンと直す方がイイといいというのが荒井さんの見立て。ほかに日曜日から始まる秋場所の注目は新十両の大の里と新関脇の琴乃若だあとか。他にも面白い話満載でした。https://op-ed.jp/

9月7日(木)
ベッドのなかで上田泰平(三重ホンダヒート元ヘッドコーチ)の監修した『ラグビー観戦が120%おもしろくなる!ラグビーの教科書』(実業之日本社)を読む。確かに「ラグビーがおもしろくなる本」で一つのプレイがほとんど1分以内(平均は36秒)で終わるとか様々なスペースを攻めるサインプレイが紹介されているなど確かに読んでいて楽しかった。しかし初心者(にわかファン)向けと言うよりある程度ラグビーを見ている人向きかな?誌筆者は先週の『オプエド』に出演してくれた小崎仁久さん。でもこの本を読めばラグビーの《にわかファンから"ツウ"にアップデート!》できるのは事実ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。颱風のせいか季節の移り変わりのせいかた志那に日ごとに秋の気配がして蝉の鳴き声も弱々しいですね。ワン。午前中校正などの仕事をして昼飯&昼寝のあとはテレビでジャニーズ事務所の記者会見を見る。「メディアの沈黙」は読売ジャイアンツや朝日毎日の甲子園高校野球も同じことなのに誰もそのことを指摘しないのはジャニーズのように実害を指摘する被害者がいないからか?それとも外国のメディアや国連が指摘しないからでしょうか?

9月6日(水)
活字中毒者の早朝読書inベッドは塩野七生『ギリシア人の物語T民主制のはじまり』(新潮社)。現在の近代オリンピックにどうやら新しい動きが出そうなので基礎知識を読み直しておく。《ギリシア人にはオリンピックが必要であったのだ。でなければあれほど長い年月にわたってギリシア人には珍しい律儀さで続いたはずはない。オリンピックとは戦いばかりしていた古代のギリシア人から生まれた人間性に深く基づいた「知恵」であったのだった》戦いばかりしているのは現代も同じ。いよいよ「本物のオリンピック」の出番かもしれない。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはワールドカップ。バスケのW杯にメディアは大いに興奮したがバレーボールのW杯もそうですけどアメリカ生まれの球戯のW杯はヨーロッパ生まれのサッカーやラグビーのW杯とは趣が違いますね…という話。後者は試合以外のイベントやベースキャンプの都市との交流を含めて文化プログラムが充実してますが前者は試合だけですね。試合後のレセプションもない。五郎丸さんも言ってたけど「ラグビーは酒も含めた文化」なんですね。では野球(WBC)はどうなのかというとヨーロッパにルーツがあるのでかつては試合後のレセプションも重要だったけどアメリカで続けられるうちにその文化は消えてしまったという話。バスケW杯ではせっかく沖縄に多くの国の選手が集まってくれたのだから試合で勝った負けたと騒ぐ以上にもっと文化交流がほしかったですね。ワン。黒兵衛と散歩の後いろいろデスクワーク。夜は隣家のフランス人夫妻からご主人のピエールさんの誕生パーティに夫婦で招かれる。「鮨処もり山」の大将夫婦も参加。ロゼと赤のワインとお手料理のフランス料理に舌鼓。最後はハッピーバースデイ・ケーキ&シャンパン。我が家からのお祝いは猫の瑠璃ちゃんをプリントしたTシャツやバッジなど。楽しい夜でした。

9月5日(火)
昨晩はベッドで読む本が途切れたので『週刊現代』『週刊新潮』『週刊文春』を持ち込む。台湾有事にジャニーズ問題にビッグモーター問題に木原誠二夫人の元夫の不審死問題に慶応高甲子園優勝で慶応卒業生多数派閥の問題…等々。週刊誌ジャーナリズムには大いに活躍してほしいけどイマイチゆるい印象。慶応の問題など東京五輪汚職ともっと結びつけてほしいし銀座にある慶応卒業生とその紹介がないと入れないと巨大クラブなど取りあげてほしかったなぁ。小生も一度だけ10年以上前に慶応関係者に連れて行ってもらったことがありましたが大勢の女性コンパニオンが同席してロングドレス姿で酒の接待してくれるというのは教育関係団体の経営するクラブとしては少々「?」でしたね。日本の政財界に入り込んでいるKO閥ですから男性中心社会なんですかね?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋風が少々爽やか。毎朝挨拶する水道管の工事で交通整理をしている人の小型扇風機付きのジャケットもそろそろスイッチ・オフかな?ワン。終日デスクワーク。『スポーツゴジラ』の連載『走』第7回を書いてメール送稿。昔マラソンのヒートリー選手に取材して「走るのに大事なことは器械体操の動きを学ぶこと」という話を聞いたことを月面宙返りの塚原光男さんに聞いた話と合わせて書く。「体操は人間にとって不可能なことに挑戦していない。人間にできる動きを発見する」という塚原さんの言葉は素晴らしいですね。スポーツの全てに通じることと言えるでしょうね。「だから月面宙返りも倒立も誰にもできることなんです」と言葉は頭ではわかってもナカナカ納得できませんが…(>_<)「走る」のも最も合理的なフォルムを発見してそのフォルムを持続する勝負なのでしょうね。

9月4日(月)
奥野克巳『はじめての人類学』(講談社現代新書)読了。面白くいろんなコトが学べました。「外部」から多くのことを学んできた人類学は《新たな「外部」を招き入れる試みとして》《「人間以上の(more than human)人類学」や「人間的なるものを超えた(beyond the humen)人類学」と呼ばれる流れが形成されつつある》という。《人間を中心において世界を捉え働きかけようとする傲慢な姿勢に疑念を抱》いたわけですね。何だか東洋思想のほうが昔から遙かに前方を歩んでいるような気もして…観音人類学なんてのが生まれそうな気もしますが…ワン。ベッドから出てミストのような小雨のなかを黒兵衛と散歩。さすがにこの日ばかりは少々蒸しても暑さはマシで着実に秋は近づいてきてますね。地球温暖化の秋と冬はどんな感じになるのかな?ロシアが喜ぶのかな?ワン。いろいろデスクワークの合間に『ZAITEN』10月号を読む。ジャニーズ問題におけるメディア(テレビ)の責任はどんなふうに自己検証されるのかな?第二次大戦のメディア(新聞)の責任のように曖昧には終わらせてほしくないですね。連載対談『佐高信の賛否両論』での「イデオロギーが異なる国とも外交で解決する」と題した鳩山由紀夫氏との対談が面白かった。《どうしてほとんど役に立たないアメリカ製の武器を日本が買うのかと岸田政権を見ていて思います。ここが今の政権の最大の問題です(鳩山)。聞く力だけあって言う力はないですね(佐高)》夕方からZOOMで共同通信の取材を受ける。千葉ロッテマリーンズの本拠地である千葉市のZOZOマリーンスタジアム改築or新築の問題について。米大リーグの球場が全て税金or税金の援助で建てられているのに日本のプロ野球球団には税金を投入し難いのは何故か?という根本的な話をする。スポーツ(野球)という公共文化財をメディア(新聞社)が牛耳っているから日本の野球文化は歪なママなんですね。政治も戦争もスポーツも日本のメディアの責任は大きいですね。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。スッチーが出なくてもマァマァ笑えたかな。NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』は「関東大震災 復興から太平洋戦争への18年」。軍部が関東大震災を如何に利用したかがよくわかった。全部を見たわけではないけど震災特集の様々な番組のなかで最も鋭かった。サスガは『映像の世紀』ですね。

9月3日(日)
『はじめての人類学』はアメリカの人類学でちょっとオモロない方向に入ってしまったなあ…とガッカリしていたら今も活躍を続けるティム・インゴルドの解説で俄然面白さが爆発。このイギリスの現役人類学者を小生は知らなかったが彼の「報告書を書いて満足している過去の人類学者批判」や「科学に解決できない問題などないと考える自然科学者批判」には大納得。彼が大学に新設した「4つのA」というコースは素晴らしい!Anthropology(人類学)+Arcaeology(考古学)+Art(芸術)+Architecture(建築)という4つの学問領域をまとめたコースで特にArtを《私たちの感覚を呼び覚まし知識を成長させてくれるものだと考えた》とする考え方はブラヴォー!ですね。生半可な知識ですが小生がクラシックジャズや絵画や演劇や歌舞伎を好きになったことがどれだけ多くの役に立ったか計り知れないほどですからね。こんなコースが小生の入学した大学にもあったら半年で辞めることもなかったでしょうね…ッテ単なる言い訳でしょうけどね(>_<)ベッドから出て昨晩我が家に泊まった長女と一緒に黒兵衛と散歩。相変わらず蒸し暑いですね。帰宅すると長女が見たい映画があるので付き合えというので付き合う。タイトルは『ジョジョ・ラビット』。第二次大戦中のドイツ。ナチスの少年部隊に憧れて「立派な兵隊」を目指して現実的に現れるヒトラーの幻影と会話していた10歳の少年が母親が自宅に匿っていたユダヤ人と会話するうちに様々に成長して母親のナチスによる虐殺等を経て終戦を迎える話。少々理屈っぽく作為的過ぎるかなと思える喜劇になりきれない喜劇でコレなら『ライフ・イズ・ビューティフル』のほうが良くできてるな…と思いながらも最後まで見てしまう。アメリカ映画ならもっとメル・ブルックスまでヤッテほしいと思うけどマァ面白かった。午後からチョイと仕事したりNHKの関東大震災100年の特番を見たり…。晩飯後も関東大震災の特番。ナルホド火災旋風とはスゴイものですね。地震は仕方なく起こる自然現象だとしてもその後の火災や津波は防ぎようがありそうですね。

9月2日(土)
『はじめてに人類学』はレヴィ=ストロースを経てアメリカの人類学へ。ボアズが起点となって『菊と刀』のルース・ベネディクトや『サモアの思春期』のマーガレット・ミードに引き継がれたアメリカの文化人類学は共産主義とファシズムに対する政治状況から常にアメリカ民主主義を正当化する政治性を帯びることになったのですね。それよりもやはりレヴィ=ストロースの「冷たい社会(未開社会)」と「熱い社会(近代社会)」という分類のほうがはるかに面白い。「冷たい社会に所属するニューギニアのガフク・ガマの人々に《サッカー文化が新たにもたらされたとき彼らは両チームの勝ち負けの数が正確に等しくなるまで何日でも続けて試合を行った》という指摘は面白い。そもそも近代スポーツは《勝ち負けの差をはっきりと生み出すもの》だが儀礼的未開社会の構造は《もともと離れていた2つの集団を一つに結びつけるものなので(略)彼らはサッカーというゲームを通して自分たちを初めの状態に保とうとしたのです》なるほど。近代の生んだスポーツ競技は差異を付けて優劣を決めるところから優勝劣敗という結果を「発展」と捉えて喜んだのですね。ポストモダンのスポーツは勝敗のなくなる方向に進むのでしょうか?ワン。ベッドから出て相変わらずの猛暑の陽射しのなか黒兵衛と散歩。時折吹いてくる秋風が爽やかですね。台風の影響かな?いろいろデスクワークをしていると夕方になって買い物に出ていたヨメハンが長女と一緒に帰宅。長女は仕事柄レッドロケッツやフロンターレなどと仕事をしているのでワインを飲みながらその話で盛りあがる。川崎市長はスポーツに理解があって川崎市では今後スポーツ文化の面白い発展が期待できそう…という話で盛りあがって晩飯と酒に雪崩れ込みバスケW杯日本vsカーボベルデ戦。よっしゃこれは勝てると思ったところが最終ピリオドで危機到来。ナントカ勝利で逃げ切れることができてパリ五輪に出場できることになったのは素晴らしいけどマダマダ日本のバスケは強いとは言えませんね。浮かれてないでBリーグの一層の発展(地域密着)を目指すべきですね。昨日のテレビのワイドショウで日本のバスケをマイナーマイナーと連呼している馬鹿がいて代表チームが国際試合で勝って盛りあげないと…などといかにもマスメディア的な馬鹿なコメントを口にしたコメンテイターがいたけどソレは大間違いのコンコンチキですね。サッカーや野球以上に競技人口の多い日本のバスケはJリーグと同様にBリーグという裾野を固めて上を目指すべきですね。そーしないと野球のように勝たなければ騒いでもらえないまま競技人口の減少を止められずスポーツ文化とは程遠い企業スポーツに堕してしまいますよね。

9月1日(金)
『はじめての人類学』はレヴィ=ストロースに突入。構造主義と言語学と彼の人類学の関係が非常にわかりやすく説明してあり納得。おもしろい。ただしレヴィ=ストロースがジーンズ・メーカー"LEVI'S"の創業者のリーヴァイ・シュトラウスと同姓同名だというようなことは書かれていませんでした。当たり前ですよね(>_<)ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。長月に突入しても猛暑かなチョイと涼しい秋風の吹く。秋は確実に来ていますね。ワン。フォーラム・エイトの機関紙『Up and Coming』の連載『スポーツは教えてくれる』の原稿を書いて担当者に送稿。テーマは五輪アナリストの春日良一さんが力を入れて提唱している「2030年ウクライナ冬季五輪開催」について。最近数日間春日さんと連絡が取れなくて少々心配していたら彼から夕方にTel。海外出張をされていたとのこと。内容はまだ書けませんがオリンピックで新たな動きが蠢いているとか。ナカナカ凄い動きで近々本欄でも書かせていただきます。夕方から『ニューズ・オプエド』今日から名前が変わって『AIテレビ・オプエド』になったとか。ゲストは千葉大大学院の院生でNPO法人「おりがみ」理事長の都築則彦さんとスポーツライターの小崎仁久さん。都築さんは金曜以外の『オプエド』には既に2度登場。東京五輪の前に「おりがみ(オリンピックを学生みんなで)」という団体を立ち上げいろいろ活動したとか。オリンピックの「平和運動」の理念に賛同しての活動とのことでオリンピックの歴史にも詳しく日本の「金儲け五輪」やメディアの大騒ぎにも批判的で『オプエド』8回目登場の小崎さんとともにオリンピックの問題をいろいろ話し合えたのは非常に有意義でした。若い人が台頭してくれたら老兵はただ去るのみ…かな?(笑)「札幌冬季五輪はどこへ行った?」というテーマでいろいろ話し合った内容は一部がまだ聞けますのでどうぞ。https://op-ed.jp/

8月31日(木)
昨日書き忘れたけどNHKの月イチ番組『解体キングダム』はメッチャ面白かったですね。巨大変電所の巨大変圧器の解体!!こんなことが現代社会では行われてるのですね。膨大な無駄とは言いませんが…この番組で巨大原子力発電所の巨大原子炉の解体はいつ放送されるのでしょうか?それはさておき『はじめての人類学』読み進む。マリノフスキーの推し進めた「参与観察」と「インポンデラビーリア」の記述。西太平洋諸島の「クラ貿易」など興味深く読み進みますが西洋人が少しは謙虚になったのが「未開人の素晴らしさの発見」という人類学の視点だったようですね。ワン。ベッドを出てまだまだ続く猛暑のなか黒兵衛と散歩。それでも少しは秋の風を感じるようになったかな?ワン。終日デスクワークはHP更新原稿を整えたり請求書を書いたり明日の『オプエド』の準備をしたり…で締め切り原稿1本書けないままバスケW杯ベネズエラ戦。またしても素晴らしい大逆転劇…と言うべきか…スタート時から力を出せよ…と言えばイイのか…とにかく勝って良かったですね。マスメディアは勝たなければ騒いでくれませんからね。そーゆーマスメディアの大騒ぎよりもBリーグの地道な発展のほうが大切なことは言うまでもありませんが…。

8月30日(水)
奥野克巳『はじめての人類学』(講談社現代新書)読み始める。マリノフスキーやレヴィ=ストロースが登場する前のヨーロッパの大航海時代から異文明との接触が始まって以来のホッブス・ルソー・モンテスキュー等の解説。面白い。小生の読書の大方針である「乱読」の価値アリ。コッポラの映画『地獄の黙示録』でウィラード大尉(マーティン・シーン)がカーツ大佐(マーロン・ブランド)を訪ねたシーンで《何気なくフレイザーの『金枝篇』が置かれてる》なんて知らなんだ。《映画では王を殺害したウィラードを国民が「新たな王」として迎える演出がなされます。『地獄の黙示録』の一つのテーマは「王殺し」だからです》原作がコンラッドの『闇の奥』だとは知っていたけど『金枝篇』も重要なポイントとして利用されてるとは気付かなかった。見直さねば。ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはバスケットボール。ジェイムズ・ネイスミスが1890年に室内で行うフットボールとして創作した話を解説。オフサイドを許可して3歩ルールを創ったことこそネイスミスの大発明だったのですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと仕事をしてると東京新聞特報部から電話。W杯で盛りあがったバスケボームは持続するか?というテーマでコメントを求められる。BリーグはJリーグと同じような地域密着のスポーツ文化を目指しているから『スラダン』以来の人気と競技人口の増加と発展は大いに期待できると答える。企業(メディアの所有)中心の野球は世界で勝ち続けたり慶応のようなマスメディアの喜ぶ慶応のようなチームが優勝しても一次的な大騒ぎだけで終わるでしょうし企業とマスメディアの介入が微妙なラグビーとWeリーグは発展も微妙ですね…と答えを続けたがマァ後半は文字数の関係でボツでしょうね。でも取材者に何がスポーツ文化で何がスポーツ文化になりきれてないかをわかってもらうために喋り続けましょう。晩飯はブーレーズ指揮ウェールズ国立オペラのドビュッシーのオペラ『ペレアスとメリザンド』を見ながら。メーテルリンク原作のこの退屈なオペラも好きなるぞ!という意気込みで見ればナカナカ面白い。長い髪のシーンはラプンツェルがパクってますね。

8月29日(火)
保阪正康『テロルの昭和史』(講談社現代新書)読了。二・二六事件というのは結局帝国陸軍内のクダラナイ派閥争いの末に生じたものだったのですね。そして血気盛んで前後の見境なく突っ走った皇道派の青年将校達を新統制派と言える東条英機などが利用して馬鹿野郎達が有能な天皇の股肱の臣たちの排除に成功。馬鹿者どもが戦争に突っ走ったのですね。暴力に訴える連中とそれを利用する連中は馬鹿者どもだということがよくわかりました。今の永田町の馬鹿者どもはどんな馬鹿者達が利用しているのでしょうか?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。ジリジリと夏の陽射しが刺すなかでソヨソヨ優しい秋風が吹く。秋は近いのかな?ワン。デスクワークはホームページの原稿を書き直したり『連合通信スポーツ玉手箱』の連載を書いて送ったり。晩飯は日本vsオーストラリアのバスケW杯を見ながら。実力違いを見せつけられた試合でしたね。しかしバスケのファンはサッカーのファンに較べて優しいですね。3ポイントを何度外しても解説者も「大丈夫大丈夫」と連呼。サッカーであんなに外したらあ〜あと嘆くかバカヤロー!と怒るところですよね。バスケは100点取られて負けても80点取るから許せるのかな?サッカーは1-0で負けることが珍しくないですからね。ゴール(シュート)を外すと怒りたくなるのかな?しかしテレビ放送が自局の放送のときだけ騒ぎ立てて応援して日本以外の試合は無視するうちはバスケ人気も次の段階に発展しないでしょうね。

8月28日(月)
『テロルの昭和史』はいよいよ二・二六事件へ。その前に「死のう団事件」の詳細な説明に驚く。「死のう死のう」と叫びながら集団で行進する姿は確かに異様だが「死のう」という言葉は「不惜身命」の現代語訳で身も命も惜しまず頑張る意味だとか。そう言えば貴乃花が横綱になったときにも「不惜身命」という言葉を使いましたね。ところが昭和初期の神奈川県警特高刑事達はこの日蓮系非暴力宗教集団をテロ組織と認定。特高警察は非暴力集団の男女の信者達に対して言語を絶する拷問を加えた。これを著者の保阪正康氏は《国家暴力によるテロリズム》と呼んでいる。そして国家による暴力は二・二六から戦争の拡大へと突き進んだのか…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。相変わらずの殺人的陽射しと気温だが風と水道水の冷たさに秋を少し感じるかな。ワン。ナンヤラカンヤラ仕事をしていると講談社から『南海トラフ巨大地震』という劇画本が届く。なぜ小生に送られてきたのかはわからないが劇画本だけにあっという間に読み切る。巻末の南海トラフ巨大地震の過去の歴史の解説は参考になった。白鳳時代にも起きた巨大地震は日本書紀にも記されているのですね。過去に十数回起きている南海トラフ巨大地震はもうすぐ起きるのでしょうか?劇画は第1巻で第2巻ももうすぐ出るそうな。日本の復活はその巨大地震の後でしょうね。そのときには阿呆な政治家達も消えることでしょう。晩飯は吉本新喜劇を見ながら。千葉ちゃんとスッチーさんのコンビは絶妙ですなぁ。そのあとワイン飲みながらマスネのオペラ『タイス』を見る。アナトール・フランス原作のこのオペラは物語も素晴らしいですね。美女(運命の女=ファムファタル)が堕落させた町が滅びるのを修道士が救おうとする。トリノの舞台も斬新で最高です。『瞑想曲』も美しい!ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』ドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』と並ぶファムファタル系の名作オペラで
すね。

8月27日(日)
保阪正康『テロルの昭和史』読み続ける。当初は曲がりなりにも人々の支持を集めていた「至純な動機」によるテロもやがて軍(帝国陸軍)のなかでの皇道派と統制派による派閥争いに変化。その自覚すらない青年将校達が二・二六事件に突っ走りそれを利用した陸軍が中国戦線拡大に利用。理屈抜きの戦線拡大は太平洋戦争にまで突入したわけですね。思想や理屈や国家戦略を抜きにテロ(暴力肯定)と戦争拡大の親和性に注目したほうがいいようですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。蝉時雨がまだ喧しいなか少々秋の気配も?♪小さい秋小さい秋…はまだ見つからない。ワン。チョイと午前中仕事して午後から川崎へ。期限切れ寸前のJALのクーポンが少し残っていたのでヨメハンと一緒に長女を誘って川崎JALホテルのレストランへ。チョイと豪華にハワイアン・ランチを楽しむ。帰宅したあとはビールを飲みながら世界陸上のダイジェストを楽しんだあとマスネのオペラ『タイス』を見る。幕間の「瞑想曲」だけが有名なオペラだが他の部分もなかなか面白く一度ゆっくりと全曲を楽しみたいと思っていたオペラ。ステファノ・ボーダの演出がメッチャ斬新なトリノの舞台。傾城の美女(魔女)が都市を破滅させるというアナトール・フランスの原作も面白い。バーバラ・フリットリのタイトルロールも見事。晩飯に雪崩れ込んで久し振りにEテレ『日曜美術館』の「アートする身体」が面白かった。義足の持つ美しさ面白さとサイボーグへの発展を感じる。AIよりよほど未来的ですね。9時からは関西の能や茂山家の狂言を録画してバスケの日本vsフィンランド戦。良いスタートだがな〜んだヤッパリ負けるのか…とガッカリしていたらナント最終ピリオドで大逆転!!見事な勝利でした。世界陸上もいろいろ頑張っていて日本でレベルが低いのは政治だけ?

8月26日(土)
『テロルの昭和史』読み続ける。昭和初期テロが「動機至純論」と「感情優先論」から「暴力肯定論」へと進んで「正当化」され多くの国民の支持まで得るなかでジャーナリズムはどうしていたのか?《新聞や新しく登場したラジオ放送は権力批判というよりむしろ権力の走狗となったと言っていい状況だったように思う。新聞記者やラジオの放送記者を記者すなわちジャーナリストと見て独自の職業意識や矜持を持っていたなどと見るのは誤りである》昔も今も変わらないですな。そんななかで昔は桐生悠々が孤軍奮闘。《だから言ったではないか。五・一五事件の犯人に対して一部国民が余りに盲目的雷同的の賛辞を呈すればこれが模倣を防ぎ能わないと。だから言ったではないか。疾くに軍部の盲動を諫めなければその害の及ぶところ実に測り知るベからざるものがあると》また代議士のなかにも民政党の斎藤隆夫のように国会で親軍派の議員の激しいヤジや脅迫や威圧を受けながらも1時間半に及ぶ粛軍演説や反軍演説をぶちかました議員もいた。最後には軍の強大な力もあって議員を除名されるのだが当時は党議拘束はなかったのかな?今は肥大化する防衛予算を非難する演説をする議員は現れないのかな?ワン。ベッドを出て今日も殺人的猛暑のなか黒兵衛と散歩。今日は町内の夏祭り。午後から子供神輿が練り歩き夕方から近所の公園で盆踊りや抽選会や飲み会で盛りあがる。途中激しい通り雨が2度。テントの下で酒を飲み続ける人間には涼風を歓迎。慶応出身の爺様方も多く高校野球やワグネルオーケストラの話題で隣人のフランス人のフルーティストと一緒に盛りあがる。湘南高校が戦後初の甲子園で優勝したときの在校生の爺様(90歳)もおられていろいろ話しを聞かせていただく。そのときの二塁手佐々木信也さんにはイロイロお世話になったけどどうしておられるかなあ?代議士は県会議員などもやってきたけど『テロルの昭和史』を薦めときゃ良かったなあ(>_<)

8月25日(金)
保阪正康『テロルの昭和史』五・一五事件読み進む。ナルホドこの事件はただ単に首相を殺害したテロというだけでなく日本の多くの国民を巻き込んだ軍部の宣伝謀略事件と捉えるべきなんですね。軍部と右翼に乗せられた老若男女の全ての国民が涙を流して「決起した青年達」に減刑署名を送ったのですね。そして世の中が変化。《⑴動機が正しければ如何なる行為も許される=動機至純論⑵感情はあらゆる論理に優先される=感情優先論⑶テロによる死者は国家の救済者である=暴力肯定論》が支配する世の中=テロを許す世の中が生まれて戦争へ日本滅亡へと突き進んだわけですね。今はまだ⑶までは進んでないようですが⑵はかなり進んでいるかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。相変わらずの殺人的蒸し暑さ。イロイロ準備して夕方から『ニューズ・オプエド』は『「真夏の甲子園はいらない」出版記念最終回+1今年の甲子園は何だったのか?』を小林信也さん&山本敦久さんと徹底的に語り合う。慶応高校が優勝したけど慶応高校にしか出来ない選手集めと勝ち方と野球部の運営で高校野球全体の変化にはつながらないことで意見は一致。ただし部分的に新しい野球のやり方を提示できたことは事実で今後「新しい野球のやり方」の広がりに期待。もっとも「古い野球のやり方」も残るのが多様性のはずですよね。しかし慶応高校の「応援(大歓声)の暴力」は気味が悪いしイヤだったですね。おまけに朝日新聞社社長の♪ああ栄冠は慶応高校に輝いた…という大会歌の意味を曲解した勝利至上主義の阿呆な挨拶は非難されるべき…等々3人でマスメディアでは話させてもらえない真夏の甲子園大会のことをいろいろ話して番組は終了。今年の甲子園特集も全16回で幕を閉じたけど『真夏の甲子園はいらない』を出版した意義はちょっとくらいあったかな?されど真夏の甲子園は続く…殺人的炎天下で…嗚呼。番組を終えてビール&晩飯&チコちゃんのあと世界陸上ハイライト&ワイン。『テロルの昭和史』を持ってベッドへ…いつの世の中も最も問題が多いのはジャーナリズム不在のマスメディアかな?

8月24日(木)
保阪正康『テロルの昭和史』読み続ける。昭和6年の「三月事件」と「十月事件」という2度の「幻のクーデター事件」に続いて十二月にも帝国陸軍は3度目のクーデター計画を立てていたという。その「幻のクーデター」の連続に痺れを切らせたうえ陸軍のクーデター計画者たちの《飽く迄も成功者となって新社会の重要なる椅子に就かんとする態度心情に対し同志達が之を極端に嫌悪し非難するようになってきた(略)平たく言ってしまえば我々の愛国の情をバカにするのかと鬱積した感情が湧き起こるようになった》結果「一人一殺」の井上日召率いる血盟団事件につながったわけですね。連続するテロルは何層にも存在する鬱屈した感情から生まれるのですね。ワン。まだまだ殺人的猛暑のなかを黒兵衛と散歩。マウイ島やカナダやギリシャの山火事には本当に驚かされ被災者に同情するほかないが我が家の近くにも緑や雑草が少なくないので心配になる。ただ乾燥とは無縁の蒸し暑さには感謝すべきかなと思いながら汗まみれの散歩と体操を終えてシャワーのあと仕事を始めると筑摩書房から『ちくま9月号』が送られてきた。本HPの"蔵出しノンジャンル"でも公開しましたが同様の酷い表現が『ちくま8月号』にもあったので抗議した結果文章を書いた高崎俊夫氏と『ちくま』編集部の連名で「編集部から」のコーナーに「お詫びと訂正」が書かれていた。《八月号に掲載されました高崎俊夫「虫明亜呂無ふたたび」に誤りがございました。玉木正之氏はスポーツ・ジャーナリストではなくスポーツライターもしくはスポーツ文化評論家であり『虫明亜呂無の本・2 野を駈ける光』は音楽論や恋愛論を含む内容で「スポーツをテーマにした評論小説に絞られて」おりません。心からお詫びし訂正申し上げます。(高崎俊夫・編集部)》間違いは誰にでもあることですから「間違ってしまいました。本当にすいません」と謝ってくれれば「わかりました。イイですよ」で終わるのに…そういう謝罪が今もってないことには少々腹立たしさが尾を引きますね。朝日新聞社の社長さんも♪栄冠は慶応高校に輝いた…というような加賀大介氏の詩を曲解した大間違いの閉会式での発言を早く詫びて訂正されたほうがイイですよ。でないと高校野球が勝利至上主義の間違った方向へと進みますよ。いや。もう進んでいるか…明日の『ニューズ・オプエド』で小林信也さん山本敦久さんと一緒に今年の真夏の甲子園を再検証することにしましょう。

8月23日(水)つづき
もう一度書いておきます。♪ああ栄冠は君に輝く…と優勝校(慶応高校)に向かって閉会式で挨拶した朝日新聞社の社長は加賀大介氏の歌詞を曲解したと詫びで訂正するべきですね。高校野球で栄冠が輝くのは優勝校ではないはずです。それを主催社(朝日新聞社)の社長が勝利至上主義を讃えるかのように間違えたのは高校野球精神を踏みにじるほどの大問題。その精神を表している大会歌の曲解をした責任を取って辞任すべきほどの大問題でしょう。朝日新聞社が来年から主催社を降りるという責任の取り方もあると思いますが…。

8月23日(水)
保阪正康『テロルの昭和史』読み続ける。昭和5年11月の濱口雄幸首相狙撃事件に続く陸軍の三月事件(幻のクーデター)が昭和のテロルの連鎖の基点(起点)となったのですね。三月事件を企てた橋本欣五郎が結成した桜会の《趣意書》には《政党の腐敗》などを批判すると同時に《国家の将来を考えず国民思想の頽廃を誘発する言論機関》も槍玉に挙げていた。彼らが今のテレビのニュースショウを見ればどう思うでしょうね?《昭和期のテロには一つの幹がありそこから決行者・資金提供者・思想家そして支援活動家の層があることがわかる。テロとはその層から突出してくる部分でありそこを繋いで潮流が出来上がっていく》なるほど。現代では山上事件は起きてもテロの連鎖はなさそうですね。いや。岸田首相に何か投げつけた奴も出ましたね。保阪氏の昭和のテロルの分析を読み続けましょう。ワン。黒兵衛の散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは夏の満員富士登山と登山の歴史の話。昨日の北國新聞に書いた内容に加えてエベレスト登頂で亡くなったマロリーが何故エヴェレストに登るのか?と問われたときの有名な言葉"Because it is there(そこに山があるから)"も紹介。この言葉が日本で有名になったことで日本のアスリートたちは傲慢になり理屈や理論を言わなくなった(言えなくなった)のかも?午後からテレビで高校野球。慶応高校の応援(大声の暴力?)の前に慶応のユニフォームを真似たけど長髪には出来なかった仙台育英は名前負けした…ということでしょう。もう一度書いておきますが閉会式で朝日新聞社長が「ああ栄冠は…」と歌までうたって慶応高校に「輝く」と言ったのは加賀大介の歌詞の意味を曲解した最低の恥ずべき挨拶でしたね。♪いさぎよし微笑む希望 ああ栄冠は君に輝く…という歌詞ですからむしろ仙台育英ナインにこそ栄冠は輝く…と言うべきでしょう。ちなみに同じ部分の2番3番の歌詞は「青春の賛歌をつづれ」「感激をまぶたにえがけ」で「栄冠が勝者に輝く」とは一言も歌われてませんからね。ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の有名な歌”Climb every mountain"もエヴェレストや富士山に登れとは一言も歌ってませんからね(笑)。慶応高校の勝利で高校野球は変わるか?優秀なリトルリーグやボーイズリーグの中学生を集めて勝たなければ(優勝しなければ)理屈を認めないスポーツ界(メディア界)では変わらないでしょうね。

8月23日(水)臨時に挿入
夏の甲子園大会高校野球の閉会式を見ていて朝日新聞社の社長が挨拶の言葉のなかでヒドイ間違った言葉を口にしたと思ったのでここに記しておきます。♪ああ栄冠は君に輝く〜という大会歌の歌詞は(地方大会も含む)大会に参加した全高校生(の頑張った行為)に向けられた言葉だと解釈すべきなのに朝日新聞社の社長は「栄冠は優勝チーム(慶応高校)の選手たち(の頭上に)に輝いたような挨拶をしました。甲子園大会とは勝利至上主義で「優勝チームだけに栄冠が輝く大会」だったのですかねえ。嗚呼。この朝日新聞社社長の詩に対する感性も高校野球に対する考え方も最低ですね。朝日新聞社が高校野球を続けたいなら社長は辞任すべきですね。

8月22日(火)
昨日一冊本を読み終わると絶妙なタイミングで講談社から現代新書の今月の新刊4冊が送られてきた。宮地美陽子『首都防衛』。これは首都直下型地震・富士山噴火・南海トラフ巨大地震に加えて弾道ミサイルについても考える一冊らしい。NHKスペシャル取材班による『中流危機』も面白そう。結婚できない・正社員になれない・自家用車を持てない・持ち家に住めない・年に1度以上旅行に行けない・趣味にお金をかける余裕がない…等「中流」になれない日本社会の現状が書かれているらしいけど正社員・自家用車・旅行・趣味とは無縁の小生にはちょっとピンとこない。趣味は仕事にしてしまいましたからね。奥野克己『はじめての人類学』は帯に「人間ってなんだろう?人類学100年のダイナミックな知的格闘を一望し最前線まで一気に誘う。読み出したら止まらない!入門書の決定版」とあった。これから読み始めようかと思ったら保阪正康『テロルの昭和史』もあった。うん。まずはこれからですね。安倍総理の銃撃殺人事件と昭和の五・一五以来の連続テロルとの共通点と相違点が序章に並べてあった。どんな個人的事情があるにせよ政治家の殺害はなるほど政治テロなんですね。ワン。ベッドから出て相変わらず殺人的激暑のなか黒兵衛と散歩。油蝉・熊蝉・蜩・蜺が一斉に啼き叫んでいる。早朝ベッドでの読書中に聞こえた秋の虫も声も聞こえる。妙な激暑が続く。ワン。終日デスクワークは『北國新聞』の連載『スポーツを考える』の執筆。通勤満員電車のような夏の富士登山からペトラルカの近代登山や岩雪崩で初登頂を競い合ったウィンパーのマッターホルン初登頂の話まで…登山から競争がなくなった歴史を簡単に書く。慶応高校が決勝に進んだせいか明日の甲子園の決勝を前にテレビが騒いでる。高校野球が日本一を競わなければならない理由はあるのかな?仙台育英の監督は慶応出身で慶応は素晴らしい人材を多く輩出していることを生徒に語ったとか。巨額の賄賂が動いた五輪疑獄の中心にも高橋治之はじめ慶応出身者が多数暗躍していた疑いのあることも話したのかな?それは慶応高校の同窓会誌を読めばわかることですが…。

8月21日(月)
永竹由幸『ロココのスカートをめくった男モーツァルト』読了。メチャメチャ面白かった。最後はモーツァルトのフリーメイソンによる毒殺説と『魔笛』の素晴らしい解説で終わるが《最近ではナポレオンもエルバ島で毒殺されたという証拠が出てきている》などモーツァルトの話以外でも驚かされることが満載の一冊。《イタリア料理に宮廷料理はない》という指摘も面白かった。《フランスや中国韓国ベトナムetc全部宮廷料理があるがイタリアにはない。イタリアには金持ちと貧乏人はいるが彼らに階級意識はない。それにイタリアでは芸術家は昔から尊敬されていた。ローマ法王もミケランジェロの扱いに手を焼いた(略)イタリアで大芸術家(モーツァルト)のケツを足蹴にした伯爵なんていない》ナルホド。我が日本はどうだろう?日本も天皇家の宗教行事の料理はあるが宮廷料理はない。しかし芸術家は尊敬されているとも思えない。芸術家ではないが最近は博物館に税金が行き渡らずクラウドファンディングで資金を集めるという情けない事態も起きた。文化やスポーツに対する認識は低いですね。高校生の教育的クラブ活動の高校野球や市民の応援するプロ野球を新聞社が主催しているのですからね。そういえば永竹氏のこんな指摘もあった。《とにかくモーツァルトの時代の貴族たちは勝手だった。(略)ちょうど現在の日本社会みたいなものだろう。高級官僚は自分の天下り先のことばかりを考え官僚組織を肥大化させ税金をどんどん遣う。政治家は建設業者と癒着して談合システムで賄賂を取りそれを選挙資金に使い選挙民はその汚れた金で踊らされて投票し二世三世議員まで生まれるという悪循環がどうしても絶てない日本。これだけ産業界が働いてるのに日本円はどんどん下がる経済の基本の弱さはそこにある。それをほとんどの人が気付いていながらどうにもならない》そして同じような18世紀のウィーンの貴族社会で《モーツァルトが藁をもつかむ思いで入会したのがフリーメイスンだった》のですね。ワン。ベッドを出て災害的猛暑の続くなかを黒兵衛と散歩。この猛暑はいつまで続くのかな?

8月20日(日)
永竹由幸『ロココのスカートをめくった男モーツァルト』読み進める。『フィガロの結婚』の解説は抜群の鋭さ面白さだ(特に最終場面で伯爵が女房=伯爵夫人をスザンナと間違えたヤッテしまったあと伯爵夫人が浮気に走っていた旦那=伯爵を許すという解釈は秀逸で納得する以外ない)が何気なく挿入されてる言葉にも驚きがイッパイだ。《ピカソが幼児画を描かなかったようにモーツァルトにも稚拙な曲はない》確かに。それにオスカー・ワイルド的警鐘が顔を出すのも面白い。《成金の特徴は節約ということを知らないこと。そして本能的欲望に歯止めがきかないということだ。それは労働の報酬が自分の考えていたものより大きすぎるからなのだ》そこからホリエモン&ムラカミ批判さらに日本の政治家の世襲批判&日本人の民主主義の民度の低さへの慨嘆へとつながる。この嘆きはモーツァルトの貴族批判とシンクロしますね。ワン。ベッドを出て激暑のなか黒兵衛と散歩。帰宅すると孫が夏休みの読書感想文をpdf.で送ってきたので添削してやる。同時に次女(母親)がレナード・バーンスタインの伝記映画が作られたことを教えてくれる。題名は『MAESTRO』で『アリー/スター誕生』製作監督を務めたり『セックス・アンド・ザ・シティ』に出演したブラッドリー・クーパーが監督・脚本・主演したらしい。ネットで予告編を見ると顔も煙草の吸い方も指揮する姿もバーンスタインそっくり。小生にとってのバーンスタインは小学5年生のとに彼がNYフィルを指揮するドボルザークの『新世界交響曲』の30pレコードを初めて買って以来60年を超えるお付き合いなのだ。彼の演奏したレコードは(CDも)ほぼ全て持って聴いていることが自慢だが彼の映画が出来たとなると絶対に見ないといけませんね。
予告編はhttps://www.udiscovermusic.jp/news/bradley-cooper-transforms-into-leonard-bernstein-in-maestro-trailer
晩飯のあとテニスを語る会にZOOM参加してベッドへ…小生の人生の選択で成功したのはヨメハンを別にすればレナード・バーンスタインを好きになったことですね。カラヤンじゃなくて本当に良かった(^_^)

8月19日(土)
『ロココのスカートをまくった男モーツァルト』読み進める。ハチャメチャに面白い!!プロテスタント教会を創始したルターはカトリックの免罪符に大反対したがソレを一番買ったのは不貞を免罪してほしかったドイツの人妻たちだったらしい。そこで《ドイツ女が不倫をしたのでサン・ピエトロ大聖堂が建ったのだ》そして《免罪符を買う女たちに不快感を持っていた男たちが宗教改革の支持者だった》という。もちろん不貞はドイツの女性だけではない。ロココの豪華な《釣り鐘型の楕円形のスカートの中にはパニエという鯨の骨で作った骨組みが入っていた。その広がったパニエの下には何も付けていなかったそうである。当然スッポンポン。なぜか。それは用をたすときに下着を脱ぐなんて面倒なことは不可能だったからだ。そのままちょっとしゃがんでシャーッとやっていたというのだ。それどころではない。ちょっとまくればすぐにコトができるのでラブホテルなどなかった当時でも浮気は簡単にできたのだそうだ》カサノヴァも《「一瞬のうちに掻き乱すことができ一瞬のうちに元に戻せる」と言っていたらしい。そういえば日本でも昔は腰巻きの下に何もつけていなかったから花柳界では「芸者芸」と言って好きな男のお座敷になかなか出られず義理の旦那衆のお座敷ばかり出なければいけない時は小部屋で待っている間夫(まぶ)のところに来て胡座(あぐら)をかいている彼の前で着物をはだけて上から乗ってコトをなしてまたすぐ乱れを直して次のお座敷に行ったという。だからパニエの女性たちも女性上位なら難なくコトができたわけだ。ということはヨーロッパの王宮の生活は日本の花柳界よりも乱れていたのかもしれない》思わず引用が長くなってしまったがロココのノーパン釣り鐘型スカートセックスはメル・ブルックスも映画『珍説世界史partU』で描いてましたね。ワン。ベッドを出て災害的激暑のなか黒兵衛と散歩。仕事もあまりやる気にならない猛暑だから高校野球をテレビで見たり『ロココのスカート…』の本を読んだりモーツァルトの素晴らしい(と最近気付かされた)オペラ『皇帝ティトの慈悲』を見たり…。甲子園の高校野球はやっぱり大人が喜んでばかりで高校生のためにも日本の野球界やスポーツ界のためにもならない"ロココ"のような(つまり周囲ばかりが派手に騒いで中味の空疎な)イベントですね。NHKが中継放送する意味はないですね。皆さんはどー思われますか?

8月18日(金)つづき
しばらく仕事をしていると大船警察署生活安全課の杉山という人物から電話。先週詐欺で逮捕した2名(斎藤某35歳と山田某52歳)の所持品のなかに詐欺に利用する名簿があり小生の名前が書かれていたいので確認したいという。住所は合ってると言うと年齢とか生年月日を訊いてきたうえ「被害はないですか?」と言う。そこで詐欺犯はどこの銀行の詐欺をしたのか?と訊くとゆうちょ銀行だと言う。小生はゆうちょ銀行に口座を持ってないと言うと「奥さんにも質問したいから代わってもらえますか?」と丁寧に言う。保留にしてヨメハンに知らせると「それこそ詐欺やでぇ」。確かにそんな臭いがしていたので「こちらから電話をかけ直してイイか?」と訊くと「改めて防犯課から電話をする」と言う。「いや。こちらから電話をするから番号を教えてくれ」というと電話番号を教えられて切れたのでその番号に電話するとピーとファックス音。苦笑いしながら本物の大船警察署に電話すると本物の生活安全課につないでくれて即座に「大船署の生活安全課に杉山という人物はいません。ソレは明らかに詐欺ですね」。教えられた電話番号もどこか保険会社のFAX番号だったらしい。電話でのやりとりを本物の警察官に詳しく話して一件落着。以前泣きそうな声で「お父さんですか。交通事故を起こしてしまって…」という電話がかかってきて「下手な芝居やな」と一括したことがあったけど最近は詐欺の手口も複雑になってきましたね。大船暑員を名乗った男と本物の大船暑員の喋り方がそっくりなことには驚きました。晩飯はクダラナイ事件は忘れてグラインドボーン音楽祭でのモーツァルトのオペラ『皇帝ティトの慈悲』を見ながら。ナルホド。あまり人気があるとは言えないオペラ・セリアでもモーツァルトの最後のオペラはヤッパリ素晴らしい音楽じゃないですか。食わず嫌いはダメですね。

8月18日(金)
永竹由幸『ロココの裏の欲望』に続いて『ロココのスカートをまくった男モーツァルト』(扶桑社)読み始める。やはり我が師匠永竹氏の解説は面白い。オペラの解説にとどまらずバロック・ロココの意味の解説からヴェニスの歴史(何故この海上都市国家が栄えたか)とイスラムやビザンチン帝国の関係までこんなにわかりやすい解説は他にない。塩野七生さん以上と言うか表門の説明も素晴らしいけど小生は裏門からの説明のほうが好きですね。ワン。ベッドを出て災害的猛暑のなか黒兵衛と散歩。この汗まみれの散歩と体操の出来る間は後期高齢者に数えられるようになった小生も老犬もまだ生きながらえるかな?ワン。チョイと仕事をして昼飯を食べていると知人から電話で「TBSひるおびで高校野球の改革論をやってるよ」と連絡が入ったので見てみる。歴史的問題(開会式は帝国陸軍の閲兵式・丸坊主は兵隊の姿…等)や日本一の野球高校を決める必要性はあるのか…という根本問題や高校生の部活を勝負として煽り立てるメディアの問題…等々には触れず。そういうことに触れる我々は出演させてもらえないわけですなぁ(>_<)午後には久し振りに東京新聞の記者から電話。東京五輪の夏の暑さ対策が効果があったかなかったかいろいろ聞かれる。表面温度を下げる舗装の効果があったのかなかったのかマラソンが札幌に移ってしまったためわからなかったのは残念と答えると東京都はまだ「涼しくなる?舗装」の改装工事を続けているという。自動車の走り回る道路を改装して効果があるのですかねえ?

8月17日(木)
永竹由幸『ロココの裏の欲望モーツァルトのオペラワールド』(ショパン出版)読了。モーツァルトの最後のオペラ作品『皇帝ティトの慈悲』は筋書きも面白くないさほど価値のないオペラ・セリア(真面目なオペラ)だと思っていたが永竹さんに言わせれば「ゴヤの絵を見るように味わうのではなくベラスケスの絵を見るように味わう」と良さがわかるという。つまり絵と同時に絵に描かれた意味を味わうのではなく絵の色使いや濃淡や筆遣いの素晴らしさを味わうと素晴らしいというのだ。ナルホド。成熟したモーツァルトの音楽の妙味そのものに耳を傾ければ良いのですね。我が家にはホグウッド指揮でバルトリが暗殺者セストを歌うCDがあるから聴きまくってみることにしよう。小生のクラシック音楽の聴き方は(小学5年以来)とにかく聴きまくること。するとメロディを憶えるくらいになって面白くなりますからね。「読書百遍意自通」の音楽ヴァージョンですね。ワン。少々早めにベッドを出て孫と一緒に黒兵衛と散歩。サッサとシャワーを浴びて準備してヨメハンと孫と3人で大船駅へ。孫と別れて東海道線でヨメハンと新橋へ。タクシーで歌舞伎座へ。鮨処『もり山』さん(のお客さん)からいただいた招待券で8月夏の納涼歌舞伎を観劇。獅童・七之助・彌十郎・高麗蔵・橋之助…などによる『次郎長外伝裸道中』と勘九郎・扇雀・幸四郎・染五郎…などによる『大江山酒呑童子』を楽しむ。久し振りの歌舞伎は高麗屋三代白鴎・幸四郎・染五郎の襲名披露を見て以来かな。東京の歌舞伎座で見て京都の南座でも見ましたね。歌舞伎は大衆演劇で観客を楽しませ喜ばせてくれるのがイイですね。オペラも同じですね。勘九郎の勘三郎襲名はまだかな?夕方帰宅。チョイと仕事して晩飯&酒で早々とベッドへ。東京の昼の暑さには参りましたからね。

8月16日(水)
永竹由幸『ロココの裏の欲望』読み進む。「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」の解説は圧巻でした。永竹氏の解説を読まずしてモーツァルトのオペラを語るのは大谷翔平を無視して現在のメジャーリーグを語るようなものですね。永竹氏ははっきりと書いています。モーツァルトは暗殺されたと。暗殺命令を出したのはフリーメイスン。「魔笛」でフリーメイスンの入会儀式や様々な秘密を暴露されフリーメイスンがこれ以上秘密を(フランス革命やアメリカ独立戦争の舞台裏等を)暴露されたらヤバいと思って毒殺命令を下したという。直接毒を盛ったのは夫モーツァルトに何の愛情も感じず浮気を重ねていた女房のコンスタンツェだとか。モーツァルトの死後に葬式もでずコンスタンツェが一生フリーメイスンの支援で暮らしていたことを考えるとめっちゃリアリティありますね。さらにワーグナーもフリーメイスンによってヴェニスで客死というのも凄い推察ですね。こちらは「パルジファル」がメイスンの逆鱗に触れたらしい。ふ〜ん。ベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはプロ野球ジャイアンツvsベイスターズ戦で坂本のレフトフェンス直撃弾を外野席のファンが手を伸ばして触ったこと。それで「二塁打とした」といった審判の説明が曖昧だったことを指摘。結果は同じ二塁打でも観客がボールに触れた時点でボールデッド。もしも観客がボールに触れていなかったらどうなっていたかを審判は判断しなければならなかったのだ。そこからメジャーの観客と試合の関係を話す。小生がクリーヴランドで野球を見たときに目の前に飛んできたイージー・ファウルフライを落球したら観客から凄いブーイングを浴びせられたことを話す。アメリカでは野球を「見る」という言い方はなくgo to the ballpark to take in the baseball ggame.と表現する。take in(参加する)。そう言えばアメリカでヤジのキツかった酔っ払いの観客を審判が退場にさせたシーンを見たこともありましたからね。日本の大相撲も昔は関取と餡客が桟敷席で酒を交わしたりして参加していたのですよね…とかイロイロ話したあと今日も猛暑のなか孫と一緒に黒兵衛と散歩したあと孫は夏休みの宿題の読書感想文。俺は『ZAITEN』の連載「今月のスポーツ批評」を執筆。2030年の冬季五輪から札幌は招致の意志を撤回してウクライナ開催を支援しろ!という内容。ふううう。原稿を書きあげてメール送稿したあと孫の原稿をチェック。手助けしてやる。文章を書くというのは難しい行為ですね。

8月15日(火)
永竹由幸『ロココの裏の欲望モーツァルトのオペラワールド』読み進む。メッチャ面白い。《モーツァルト学者は品の良い人が多くそれを裏返すと下品なところを見ないことにもなる。そういう偉い学者はどうもモーツァルトを音楽の天才と偶像視しすぎてモーツァルトの人間を見る目の鋭さとか台本に対する細かい気配り等といった音楽以外のところでの彼の優れた面には目を向けてくれないのだ。一方モーツァルトでひと稼ぎしようとする悪い連中(私から見ればのことだが=戯曲「アマデウス」を書いたピーター・シェーファーのこと?)はサリエーリの名誉を奪いモーツァルト像をまるで糞尿談好きの天才馬鹿に仕立て上げている。もしもモーツァルトがそんな人間だったらあの「フィガロの結婚」のような名作は絶対に生まれていない》確かにその通りですね。確かに音楽的天才だけで評価するなら《ロッシーニは21歳で『アルジェのイタリア娘』というヒットを飛ばし24歳で彼の最高傑作である『セビリァの理髪師』を書いてしまった》ですからね。《モーツァルトは26歳でやっと『後宮からの誘拐』という佳作をものに出来たに過ぎない》ので《オペラ作曲家としては遅咲きだった》のですね。永竹氏のモーツァルト論は小林秀雄以上ですね。ワン。ベッドを出て孫と一緒に黒兵衛と散歩。言うまいと思えど今日も蒸し暑い。颱風の直撃に遭った人には申し訳ないけど颱風は逸れても災害級の暑さですね。ワン。午前中に孫と一緒に映画『飛べ!バージル』を見る。チンパンジーにジェット戦闘機の操縦を教えて核戦争の放射能を浴びてどれくらい生き延びるかの実験を極秘にやっていたアメリカ空軍の話。それに対してチンパンジーに手話を教えていた女性学者と実験に参加させられていた空軍兵士が叛旗を翻してチンパンジーたちが反乱を起こすなか最も頭の良いチンパンジーのバージルがセスナ機を操縦して飛んで逃げる…というお話。最後のバージルが仲間のチンパンジーを乗せてセスナ機で飛び立つシーンではみんな泣いてしまった。核戦争を想定した怖い映画ですけどイイ映画です。主演の空軍兵士役のマシュー・ブロデリックは小生の大好きなメル・ブルックスのナチスを馬鹿にしたミュージカル喜劇映画『プロデューサーズ』でも主役ですね。午後からチョイとイロイロ仕事。明日のラジオの準備とか連載原稿の下調べとか…。ヤッパリ猛暑の夏はフランス人やイタリア人のように1か月間まるまる休みたいですけどそれが出来ないのが日本人なんですね。ナンデデキナイ?


8月14日(月)つづき
元共同通信記者でジャーナリストの青木理さんが文化放送の『西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(午後3時30分ー5時45分)内の『青木理の話しておきたいこと』というコーナーで小生と小林信也氏の共著『真夏の甲子園はいらない』を取りあげて高評価のコメントを話してくれました。YuTubeにも出ていますので見てください!https://www.youtube.com/watch?v=uNwMlPmz8xA

8月14日(月)
永竹由幸『ロココの裏の欲望モーツァルトのオペラワールド』(ショパン出版)再読開始。真面目な学者先生の文章を噛み砕いてわからせてくれる音楽の先生は永竹氏を置いて他にない。《バッハの有名な「トッカータとフーガ」という曲を思い浮かべていただきたい。このトッカータというのは日本語に訳せば「お触り」でありフーガは「逃げまくり」という意味である。女の子のお尻をトッカータ(お触り)してフーガ(女の子が逃げまくる)と理解してごらんなさい。バッハのあの高尚な品の良いイメージはなくなってしまう》《このフーガの技法は非常にストイックな感覚で生まれた芸術なのである。絵画で言えばこれは幾何学模様であり具象ではないのだ。原始キリスト教は徹底的に具象を排していた。古代ギリシャ・ローマは全て具象であった。その最たるものが人間の裸体で(略)それは現代にも通じる美的感覚》そこから抽象音楽の方法論として対位法が生まれるが《具象が好きなイタリア系》と合体して《オペラ・ブッファ(喜劇オペラ)》が生まれモーツァルトの登場となるのですね。もつぁるとの音楽の《どこが目新しいかというと音楽の持って行き方の落としどころが違ったのだ。例えばイロハニとくればホヘトときそうなところをイロハニトロイと持っていってしまうのだ》ナルホド。現代の我々の耳には美しく流れるモーツァルトの音楽も昔は衝撃だったのですね。ビートルズも同じですね。こんな説明をするのは永竹氏だけですね。ワン。二人の娘と一人に孫は昨日のうちに自宅へ帰ったのでベッドを出て残った中1の孫と黒兵衛の散歩。颱風は関東を逸れたようだが余計に暑くなったかな。汗まみれで帰宅してシャワーのあと昨日に続いて午前中の夏休み映画劇場は『東京原発』。久し振りに見てまだ古臭くなっていないことを知る。3・11の前に創られたリーズナブルな原発反対論(映画)を無視して日本は相変わらず原発推進政策を進めるのはどういうわけでしょうねえ?午後から少々仕事。晩飯はTVKの吉本新喜劇を見ながら。孫も吉本が好きなようでヤハリ関西の血が流れているのかな。舞台はイイヨ〜のアキさんが大活躍。スチ子さん抜きでも面白かった。

8月13日(日)
茅田俊一『フリーメイスンとモーツァルト』(講談社現代新書)読了。フリーメイソンとヨーロッパ社会&モーツァルト&彼の音楽との深い関係がよくわかりました。しかし残念ながら(?)フリーメイソンによるモーツァルト暗殺説には触れられず。メイソンのロッジでの祝典に参加して元気に戻ってきて2日後にコロリと死亡したのが流行の疫病のせいというのでは少々納得できませんが小林秀雄に言わせるなら「謎は解決できないから謎であってすぐに答えの出るような謎は謎とは言わない」のでしょうね。ワン。ベッドから出て長女と孫二人と共に激暑のなか黒兵衛と散歩。ふううう。午前中に中1になった孫に見せようと思っていた映画『遠い空の向こうに』をみんなで見る。アメリカの貧しい炭鉱町の高校生たちがロケットを打ち上げる実話に基づいた映画に孫も感激。この映画の主人公で後に大学を卒業したあとNASAの職員として宇宙飛行士の訓練に携わったホーマー・ヒッカム・ジュニアの書いた『ロケットボーイズ』(草思社文庫)を孫の夏休みの読書感想文として勧める。昼飯のざる蕎麦と若干の仕事のあと長女と今日2本目の映画は『コッホ先生と僕たちの革命』。19世紀にイギリス留学からドイツに戻ったコッホ先生がドイツの学校の生徒たちに英国流民主主義とフェアプレイ精神としてのサッカーを教えるというコレも実話に基づいた話。基本的には『ロケットボーイズ』と同じ子供たちのミニビルドゥングスロマンですね。一昨日の本欄に書いたナチスの『ヴァンゼー会議』についてドイツ語に堪能な友人から長女に対してさらにオモシロイドイツ映画があれば教えてほしいとのショートメールが入ったので伝えると「だったら『グッバイ・レーニン』かな」との返事。それなら俺も見た。ベルリンの壁崩壊時に意識不明になって入院していた婆さんが目を覚まして東ドイツのなくなったことを知らせるとショックが大きすぎるからと祖母の周辺だけで東独の暮らしを続ける子供たちの話。その子供が『コッホ先生』を演じた名優ダニエル・ブリュールですね。晩飯時はヨメハンが見てないからと言うので『帰ってきたヒトラー』を見ながら。本物のヒトラーが1945年の死ぬ直前にタイムスリップして現代に蘇りテレビのお笑いタレントとして人気を博する話。本人は本気で結構ドイツ国民の支持を集める様子が恐ろしい笑って済まされない名作喜劇。今日は映画三昧の一日でした。

8月12日(土)
『フリーメイスンとモーツァルト』読み進む。イギリス中世イギリスに生まれたフリーメイスンが啓蒙専制君主時代のヨーロッパ大陸でこんなに広範に広がっているとは知らなんだ。ハプスブルク家のオーストリア=ハンガリー帝国ももちろん例外ではなくモーツァルトがフリーメイソンに入会するのも必然だったと言えそうですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と灼熱の太陽の下を長女と孫二人と一緒に散歩。家族は多いほど煩いけどウルサイほうが静かなことよりいいですね。ワン。チョイとデスクワークのあと次女の運転するチョイと大きな人乗りワンボックスに乗って行きつけのヘアサロンLOWRENCEへ。ヨメハン&長女&次女&孫一人がヘアカットetcをするというので小生も久し振りに散髪。女ども全員の頭髪調整が終わるまでの間『フリーメイスンとモーツァルト』かなり読み進む。『フリーメイスンのための葬送行進曲』や『魔笛』だけでなくモーツァルトは様々な楽曲のなかにメイスンの主題や匂いを入れてるんですね。永竹由幸氏が書いていたようにモーツァルトは本当にメイスンの「秘儀」を「魔笛」で明らかにしたからメイスンに殺されたのか?読み進まねば。帰り道にあった回転寿司(と最近は言わないらしいけど)に寄って6人で食事。まぁ安かったのでお腹はふくれて楽しくて良かったかな。帰宅して少し休んで隣家のフランス人ご夫妻にいただいたシャンパンで乾杯。悪くない盆休み…かな?

8月11日(金)
朝ベッドでの読書は茅田俊一『フリーメイスンとモーツァルト』(講談社現代新書)読み始める。少々古い本(1997年8月刊)だがフリーメイスンのことが最も詳しく書かれているようだったので読み始める。そもそもはイギリス発祥なんですね。そこからオーストリアへ…そしてモーツァルトへ…興味津々。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。午後になって長女が来訪やってくる。早速興味深い映画を発見したというので一緒に拝見。ヒトラーのユダヤ人1千万人絶滅計画の実行を決定した『ヴァンゼー会議』を再現したドイツ映画。映画は会議の模様に終始。ナチスの軍人はヒトラーの分身。人道的に反対論を唱える官僚もヒトラーの「最終結論の方針」には逆らえず「全員一致」で「最終結論」に突き進む。即ち猛毒ガスを利用した大量殺人。アイヒマンも含めて「唯の普通の官僚」が無自覚的大量殺人の実行者に平気でなってゆくのが恐ろしい。ドイツ自身がこういう映画を作っていることを認めたい。日本は?夕方になって次女が孫二人を連れて来訪。突然我が家もけたたましくなる(^_^)。サッカー女子W杯日本vsスウェーデンを見ながらビール&ワイン&晩飯。日本惜しかったですねえ。スウェーデンが一枚上手だったかな?長い晩餐はオペラ&ミュージカルを楽しみながら…楽しい一夜。

8月10日(木)
玉野研一『無限とはなんだろう 限りなく多く大きく遠いふしぎな世界』(講談社ブルーバックス)読了。最後はゲーデルの不確定性原理まで登場してイロイロ面白いこともあったけど数式が多くて文系の小生には少々難物でした。結局無限とは何かということはわからず有限の人間には理解不能であることがわかったわけですでね。だったらもう少し楽しく笑かしてほしかったなぁ。ワン。ベッドを出て今日も災害級の激暑のなか黒兵衛と散歩。毎日建物や木立の影(陰)を選んで歩く。そう言えば雑誌記者になりたてのころベテラン編集者にタイトルに困ったら「○○の光と影」と付けろと教えられた。もう少し強いタイトルがほしいときは「○○の栄光と悲惨」でいいと。天邪鬼だった小生は絶対にそんな定番のタイトルだけは付けなかったですね(笑)。ワン。終日コンピュータの中味の整理やら請求書書きやら部屋の掃除やら…ナンヤラカンヤラ仕事はあるもんですね。晩飯はニュースやら巨人阪神戦やらを見ながら。巨人は本当に弱いですね。読売新聞社(メディア)が野球チーム(スポーツ団体)を所有したり運営したりするのはメジャーリーグのようにもうヤメにしたほうがいいですね。でないとスポーツジャーナリズムが機能しませんよね。朝日新聞社が夏の甲子園を主催するのも同じですね。いつになったら日本のメディアが真っ当なスポーツジャーナリズムを取り戻し日本のスポーツ界(野球界)が公共の文化(カルチャー)として自立発展するようになるのでしょうかねえ…?それを主張すべきはメディア(ジャーナリズム)自身のはず。先ず隗より始めよ!

8月9日(水)
『無限とはなんだろう』読み進む。代数的公式が並んだレるところはパープリンだったが幾何的な説明に入ると俄然面白くなってきた。0(ゼロ)を中心に左右に−∞(マイナス無限大)から+∞(プラス無限大)まで並んだ数直線は視点を数直線外に置いて眺めると−∞と+∞が円環のように一致することがわかるのですね。はっはっは。面白い。宇宙の果てまでまっすぐ進むと反対方向から元に戻るのですね。ヤッホー!ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは日大アメフト部の大麻覚醒剤事件について。テレビではまったく触れられていないけど問題の根源はスポーツで推薦入学した学生が勉強もせずに卒業できるという大学のあり方にあるのですよね。高校野球にもあるのかな?何故誰もそのことを指摘しないのか?大学生(高校生)ならキチンと受験に合格して入学しキチンと勉強しろ!という話を大学には1〜2か月しか行かずに大学教授や講師として15位の大学や大学院の教壇に立った人間として力説させていただく。大学生(高校生)よ!本を読みなさい。ワン。ラジオを終えて激暑猛暑のなか黒兵衛と散歩。犬を飼ってる近所の多くの人は午前5〜6時頃に散歩しているらしいけど真夏激熱の午前9時毎日の散歩も慣れれば平気。甲子園で走り回っている高校生たちも慣れてるのかな?終日いろいろデスクワーク。小生もボチボチお盆休みかな?子供や孫たちは遊びに来るのかな?颱風はどうなるのかな?早い晩飯はヴェルディ『仮面舞踏会』の続きを見ながら。1980年代のパヴァロッティもリッチャレッリもキリコも凄い歌唱だけど最近のオペラ歌手はどんな感じなのかな?ヤッパリ小粒になったのは否めないかな?世の中何もかも小粒に…と思うのは老人のくだらない先入観かも?早い晩飯のあとはNHK-BSのドキュメンタリー『玉砕の島手テニヤン&サイパン』を見る。強烈な戦争体験の生々しい証言の連続にショック。日本の軍人の命令で母親が自分の赤ん坊や子供たちの首を絞めて殺すのですからね。鳴き声で米兵に見つかるとか子供は逃げるのに手に負えないとか言われて…。しかも現地人のチャモロ族も巻き込んで…。戦争と戦禍はまだまだ語り継がれないといけないですね。

8月8日(火)
ベッドで『無限とはなんだろう』読み進む。う〜ん…この本はちょっと数式が多すぎるかな。おまけに小生が高校の数Vでお手上げとなったテーラー展開まで出てきた。二度寝三度寝がよくできるというメリットはありますね(゚o゚;)ワン。ベッドを出て災害級猛暑のなかを黒兵衛と散歩。まだ関東南部は集団的な災害には遭っていないけど沖縄九州地方の人は気をつけてください。颱風&猛暑。耐える夏ですね。ワン。帰宅すると鈴ちゃんが死んでいた。鈴ちゃんとは我が家で飼っていた金魚のこと。10年近く小さな金魚鉢で生き延びて体長10センチくらいに成長。まるまると太って可愛かったけど死因は猛暑ではなく寿命かな。ヨメハンと一緒に庭にお墓を作って埋めてやる。南無阿弥陀仏。仕事の合間に某高校の3年生からのインタヴューにZOOMで答える。小生の『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』を読んでくれて感激したとかで学内での研究発表のためというので質問にいろいろ答えてあげる。女子ラグビーをやっているとかで平尾誠二のラグビーに対する考え方をいろいろ教えてあげる。2回に分けてインタヴューを受ける合間に日本大学アメフト部員の大麻覚醒剤事件に関する大学理事長や学長の記者会見を見る。大学スポーツ部の問題はイロイロあるけど最大の問題点はスポーツ推薦で入った学生が勉強をしないことですね。大学側も学生が勉強することを期待していない。ほとんどの学生が大学をただ卒業して就職する手段にしか考えてないというのがいくつかの(20近くの)大学で客員教授や講師として教壇に立った小生の感想ですね。嗚呼。しかし日大の競技スポーツ担当の副学長が元検事というのは解せないですね。晩飯は久し振りにオペラを見ながら。メトロポリタン歌劇場のヴェルディ『仮面舞踏会』。全盛期(40歳代)のパヴァロッティの声はやはり一声聴いただけで感激しますね。パターネの指揮はイタリアっぽくてイイですね。

8月7日(月)
最近ベッドでの読書が戦争モノとか裁判訴訟モノなど少々ハードなものが続いたので少々遊びで趣味的なモノを読みたくなって最近衝動買いしていた一冊を持ち込む。玉野研一『無限とはなんだろう 限りなく多く大きく遠いふしぎな世界』(講談社ブルーバックス)。ブルーバックスは久し振りだけど以前は都築卓司さんの本『四次元の世界』『不確定性原理』『トポロジー入門』『マックスウェルの悪魔』などを愛読していましたね。仕事にまったく無関係の本を読むのは楽しいですね。しかし「無限」はチョイと難物かな。ゼノンの「アキレスと亀」の矛盾やエッシャーの無限の絵なら楽しめるけどラムゼイの定理にはチョイと苦労。でも夏休み中の読書には最適ですね。親父も生前仕事を引退した頃に突然数Tの教科書を開けて二次方程式の公式と因数分解で遊んでましたからね。そういう趣味のDNAが組み込まれてるのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と災害級猛暑のなかを散歩。暑くても仕事がないときは気が楽ですね。高校野球の監督は仕事だから大変でしょうね。最近高校野球でもトーナメントではなくリーグ戦を企画する地域が出てきたけどソレに対して某高校野球関係者は「リーグ戦は所詮お遊び」と言ったらしい(『ZATEN』今月号の対談での小林信也さんの言葉)言葉)。ならば甲子園での野球は高校生にとっても仕事?ワン。イロイロ準備して午後から藤沢の年金事務所へ。小生もとうとう年金を受け取ることにしました。けっして少額でない金額を長年払い続けたのですからマァ返してもらわなければ損ですよね。しかし年金も収入として確定申告に加えないといけないというのは何だかオカシイですよね(>_<)帰宅してチョイと仕事のあと晩飯は吉本新喜劇見ながら。スチ子さんと千葉さんが活躍するときはマルクス兄弟も真っ青なくらいナンセンスの度合いが急増ですね。いやぁ笑いながら気分はスッキリ。数学の本読みながら寝よ。

8月6日(日)
早朝ベッドでの読書で上杉隆『五輪カルテル』読了。ラグビー・ワールドカップや東京オリンピックというビッグ・スポーツイベントを利用した東京の一等地神宮外苑の再開発。まだ解決していない進行中の捜査や案件のノンフィクションだけに今後がどうなるか注目。弘中惇一郎氏が『特捜検察の真実』(講談社現代新書)に書いたようにトップ(当時の五輪組織委員長やIOC委員JOC会長やJSC会長etc)まで捜査が及ばず特捜の「やってる感」を示すだけでは終わってほしくないですね。ワン。ベッドから出て広島の原爆忌集会をテレビで見る。「核抑止」など無意味な戦略だと断じた広島県知事の挨拶が良かったですね。子供たちの言葉も良かった。平和や反核を言葉だけの絵空事だと言うのは嘘ですね。言葉は繰り返し叫んでこそ意味を持つのですから。ワン。甲子園大会開会式を録画して黒兵衛と猛暑のなか散歩。さっさと帰宅して録画を見ると入場行進の先頭に男性。?!報道ではプラカードガールだけでなくプラカードボーイも登場すると思っていたけど小生の勘違いか?NHKに登場していた人はこの項真意鳥肌が立つほど感激したと語っていたけどソリャ帝国陸軍の閲兵式を真似たデレゲーションですから背後にある死屍累々の敗者たちを思うと鳥肌も立つでしょうけど…そこまでは考えてないか?試合開始。第一試合で熱中症による患者が二人?オッサン(監督)はベンチから指図するのではなく炎天下の三塁コーチャーズボックスにでも立てば?イロイロ仕事をしたり掃除をしたりテレビで高校野球を見たり…の一日。晩飯は隣家のフランス人音楽家ご夫妻の招待を受けて美味しいシャンパンと赤ワインとアルジェリア料理のクスクスやゴルゴンゾーラ・チーズなどを食べながら歓談。音楽やオペラの話や政治の話で盛りあがり(笑)ノルウェー在住の娘さんや産まれたばかりのお孫さんもTV電話に出てきたりで楽しい一夜。たまにこーゆー豊かな夜もないと猛暑酷暑も不合理な日本社会も乗り切れませんね。

8月5日(土)
『五輪カルテル』もう少しで読了。我々の国の支配者たちの東京オリンピック開催の最大の目的は明治神宮外苑の再開発だったのですね。村上春樹さんも大反対し生前の坂本龍一さんも大反対した神宮外苑の老木の大量伐採を伴う再開発をそれでも進めるのはナンデ?日本の世の中は悪い方向に進むばかりですね。昨日の『オプエド』でも発言したけど明治天皇が祀られている明治神宮の外苑をメチャメチャにするのに右翼は何故怒らないのかな?もちろんメディアも批判の声もあげるべきだが自民党清和会の森喜朗元総理時代からオカシクなったという。《そもそも自民党の総裁派閥とその領袖は伝統的にメディアを訴えることをしてこなかった。田中角栄の木曜クラブも竹下登の経世会も池田勇人の宏池会も総理総裁を輩出した派閥はいずれも「批判するのが記者の仕事」と受け止めメディアを提訴することをしなかった。その禁を破ったのが清和会であり森喜朗元総理だった。(略)清和会の政治家は小泉と福田を除いては批判をまったく受け付けず政治報道の現場に直接圧力をかけ裁判に訴えるのが当然となっていく。そしてメディアの萎縮は進み五輪報道への忖度のみが残るのだった》メディア(ジャーナリズム)の働かない社会とは独裁(専制主義)国家に他ならないですね。《小泉と福田》以外の清和会総理とは「森と安倍」のことですね。嗚呼。ワン。ベッドを出て高校野球だけは例外扱いの猛暑のなかを黒兵衛と散歩。ワン。終戦記念日が誕生日の黒兵衛はもすぐ12歳。ちょっと白内障気味だけどそれ以外は元気ですね。でも無理は止めましょう。ここは甲子園ではないのですからね。ワン。いろいろデスクワークは雑務処理して夕方は女子サッカーW杯なでしこvsノルウェー戦。身長の差も杞憂に終わって3-1の見事な勝利。次はアメリかかな?晩飯食べながらニューズを見たあとテレビのチャンネルを移したら昔の高校野球を取りあげた特番をやっていた。彼らに肖像権はないのかな?高野連は放送権料を求めないのかな?それを高校野球や高校生のスポーツ活動に利用して高校の部活を発展させようとは思わないのかな?メディアは高校生を利用して視聴率を稼ぐだけ?嗚呼。

8月4日(金)
『五輪カルテル』読み進む。日本のスポーツの根っこは皆同じ。スポーツを文化(カルチャー)として育てようとするのではなくビジネス(金儲け)に利用するだけ。それでアスリートのためにやっているのだと詭弁を弄する。甲子園の高校野球も同じですね。スポーツに興味のある人には絶対に読んでほしい一冊。スポーツに関わっている人には必読本ですね。自分も東京五輪汚職で逮捕されるのではないかビビっている人も必読です(笑)。銅像を建てようなんてとんでもない!神宮外苑再開発問題も含めて捜査はまだ終わってませんからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と災害級熱波のなかを散歩。毎日のルーティンだと思うと平気でこなせるけど暑いものは暑いですね。ワン。終日イロイロ準備。JBプレスの取材を受けて『真夏の甲子園はいらない』(岩波ブックレット)について共著者の小林信也さんと対談したものがYuTubeにアップされた。メッチャメチャ暑い日に道に迷って汗まみれになったあとの対談ですが中味は濃いので皆さん見てみてください。https://www.youtube.com/watch?v=Gaw2Os-_y8g
今日の『ニューズ・オプエド』のゲストは小林信也さんの他に成城大学の山本敦久教授。それに『五輪カルテル』を上梓したばかりの上杉隆さんも参加してもらって甲子園問題と五輪汚職問題について徹底的に話し合う。加えて女子サッカーW杯に参加している選手でLGBTQをカミングアウトしている選手が87人もいること(前回大会は40人だった)について専門分野の山本教授に詳しく話してもらう。この番組も中味の濃いものになった(マスメディアでは語られないものになった)と自負できる内容ですので少し覗いてみてください。https://op-ed.jp/
番組を終えて『チコちゃん』見ながら晩飯。早くベッドに入って『五輪カルテル』読み続ける。元総理や元財務相事務次官や元IOC委員の逮捕まではないのかな…?

8月3日(木)
本を一冊読み終えたところへタイミング良く別の本が送られてくる。上杉隆『五輪カルテル』(扶桑社)。早速読み始めるがコレは凄い!!安倍元総理が亡くなったことにより「開いたパンドラの匣」が「政官財界」にマスメディア(報道)も含めた「政官財報」による史上最大規模の東京五輪汚職だったというわけ。明治の文明開化以来あるいは戦後の混乱期以来の「ボタンの掛け違い」から捻れてしまった日本のスポーツ界(政官財報によるスポーツ支配)の辿り着いたバニシングポイントが東京五輪汚職と言えるのですね。毀誉褒貶がジェットコースターのように激しい上杉氏だが(笑)この一冊はジャーナリス上杉の大谷並みの見事な一打と言えそうだ。早く読み終わらねば。ワン。ベッドを出て黒兵衛と災害級の炎天下の猛暑のなかを散歩。途中ガス管工事の交通整理をしていた人に小型扇風機付きのジャケットを見せてもらったがナルホドこれはチョットしたスグレモノだ。甲子園に出場する高校野球の選手のユニフォームもコレにすれば?(苦笑)ワン。終日デスクワーク。途中年金の申し込みの処理やらナンヤラ雑務にウンザリ。放っておいたけどヤッパリもらわなきゃ損だと6月下旬に年金事務所に電話したら7月の受付は予約がいっぱいで8月上旬まで待たされることになった。マイナナントカよりもこーゆー仕事をサッサと処理してほしいですね。晩飯は映画『栄光のランナー/1936ベルリン』を見ながら。ジェシー・オーエンスがベルリン五輪に出場した話。ゲッペルスもレニ・リーフェンシュタールも出てきて(ヒトラーはほんの少しの映像のみ)なかなか面白かった(スポーツと政治対する分析・問題意識は低かったですけどね)。走り幅跳び欧州王者でオーエンスに敗れて2位になったドイツのロングは反ナチスでオーエンスと仲良くなったが第二次大戦で最前線に飛ばされて死亡した…というエピソードは知らなかった。が当時アメリカ五輪委会長(後のIOC会長)のブランデージの描き方はアメリカ映画だからかチョイと甘かったかな?彼は反ユダヤ主義者&女性差別主義者&ナチス大賛成の人物だったはずだが……。

8月2日(水)
酒井聡平『硫黄島上陸 友軍ハ地下に在リ』(講談社)読了。素晴らしいノンフィクションでした。硫黄島の遺骨収集団に4度参加。最後は今上陛下への記者会見に参加し硫黄島の遺骨収集について訊くという見事なラストは北海道新聞宮内庁担当記者にして可能だったにしてもその最後に行き着くまでの取材&文献調査&現地調査&禁酒までしての執筆に賭けた執念には頭が下がりました。日本人なら必ず読んで欲しい一冊ですね。小生のもとへ送られてきた理由は未だによくわかりませんが3度の応招で武漢三鎮の中国戦線で戦った父親と昭和天皇の宮中正月参賀に参加した人間として書いた短いエッセイを読まれて送られてきたのなら嬉しいです。この本の帯に書かれているとおり《戦争はまだ終わっていない》のですからね。なのに次の戦争の準備を始めるのは戦争の悲惨さを語り継がれなかった人たちによる勝手な行為ですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは2030年冬季五輪について。札幌での開催の可能性がなくなって…ならばどこで開催するのがオリンピックにとってもIOCにとっても世界中の人々にとっても一番イイと思いますか?の問いにMCの田端竜介さんが小声で「ウクライナ?」と答えたのでこれは大正解と言うか絶対に素晴らしいアイデアですよね。実は五輪アナリストの春日良一さんのアイデアであることを説明したうえでウクライナは戦争が始まる前の2021年2月に冬季五輪開催希望をIOCに伝えていたことやIOCには冬季五輪を開催する財力があること(春日さんの意見)などを紹介。ロシアもベラルーシも参加して平和の祭典が実現されることこそオリンピックの平和運動で在りスポーツが政治に打ち克つ証左になるはず…と話す。ラジオを終えて黒兵衛との散歩の前に東京新聞の朝刊を見ると斎藤美奈子さんが週一連載エッセイ「本音のコラム」で小林信也さんとの共著『真夏の甲子園はいらない』を紹介してくれている。《甲子園に固執するあまり高校野球は高校生の心身の健康を損ねている》という我々の主張を的確に表現してくれたうえに短いコラムのなかで猛暑以外の様々な高校野球の問題を朝日毎日NHKの《大人の利権》まで取りあげ最後に《甲子園至上主義からの脱皮が必要な時かも。でないと野球人口はますます減るぞ》と鮮やかなマトメ。こんな嬉しい文章はない。斎藤美奈子さんありがとうございました。いつもより少々遅れて黒兵衛と災害級猛暑のなかの散歩は素早く済ませて斎藤美奈子さんのコラムを小林さんや岩波の担当者や様々な人たちに連絡。さらにいろいろデスクワーク…で本HPが更新されて"蔵出しノンジャンル"に掲載されたちくま文庫の編集部と虫明亜呂無の文庫を編纂した編者に対する抗議と同様の抗議を本欄でも激烈に展開しようと思ったが人の心を大いに傷つけたことに気付かず謝りもしない鉄面皮の編者に対してギャアギャア騒ぎ立て掻き立てるのも阿呆臭くなったのでやめます。皆さん!小生の怒りの抗議文を"蔵出しノンジャンル"で御一読ください。晩飯は大好きな番組NHKの『解体キングダム』を見ながら…と期待したけど巨大ビルの解体でなく松任谷由実さんの巨大ステージの解体はチョイと期待外れだった。巨大な舞台はオペラではザラにあることだし…残念。

8月1日(火)
夜来風雨声。午前2時だか3時頃に猛烈な雷&稲光。強烈な電光と雷鳴。ヨハン・シュトラスの楽曲以上の激烈さ。カルロス・クライバーの激しい演奏どころじゃない強烈さ(笑)。約30分で止んだけど眠れないので『硫黄島上陸』読み続ける。戦時中の硫黄島に陸軍航空隊"隼"の整備員として学徒動員された人物(99歳)へのインタヴューが素晴らしかった。米軍の上陸寸前に仕事がなくなったので(旧式隼戦闘機が全て飛べなくなったり撃ち落とされたりしたので)本土に帰還することになったとき見送りに来た硫黄島に残る仲間は《皆笑顔だったんです。彼等の中には「自分も本土に帰りたい」と言う人は誰一人いませんでした。神々しいまでに美しい笑顔でした。そして私たちが乗る(飛行場へ向かう)トラックが見えなくなるまで彼らはずっと手を振り続けていました》兵隊だけでなく司令長官の栗林中将も海軍トップの市丸少将も素晴らしい人物だったようです。小生の親父は3度の応招で中国武漢三鎮の最前線で戦った男でしたがよく言ってました。「日本軍は大将も一兵卒も素晴らしかった。アカンのは威張りくさってた真ん中の奴らや」ワン。ベッドを出て久々の雷雨のせいか少しは暑さの和らいだなか黒兵衛と散歩。しかし湿度は高く蒸し暑い。日本の夏は金鳥の夏ではなく熱帯の夏ですね。ワン。暑さのせいかこの日記に書き忘れてしまったことを思い出す。NHK『魔改造の夜』でパンダのおもちゃを「魔改造」して大玉転がし50mレースをやったのが最高に面白かった。その他明日のRKBで話す内容(ウクライナで冬季五輪の開催を目指すという春日良一氏の主張)を調べ直したり金曜の『ニューズ・オプエド』の特集『真夏の甲子園はいらない』出版記念第15回最終回のゲストや内容を考えたり(ゲストは成城大学の山本敦久教授が喜んで出演しますと言って下さいました)しかし若いときには夏バテなんか感じたことのなかった小生も今年の暑さはコタエますね。夕方になって一天俄に掻き曇りゴロゴオロピカッドッカーン…と夕立。お天道様と雷神には猛暑と豪雨の間の選択はないのかな。晩飯食べながら見たパリ・サンジェルマンとインテルの試合は羽那(花)試合マァマァ面白かったですね。

7月31日(月)
『硫黄島上陸』読み続ける。著者は硫黄島にいた「朝鮮人軍属」の存在にも触れる。ネットには《朝鮮人を好まない人たちが》硫黄島では《朝鮮人たちの軍属が真っ先に投降して守備隊の地下壕の位置を米軍側に伝えそのことによって大勢の守備隊兵士が犠牲になった。だから朝鮮人は怪しからん》などと書いていているらしいが著者は《その根拠となる一次資料をいまだに見たことがない》と書く。そして硫黄島発の電報では《朝鮮人を含む「工員」が硫黄島には約1600名いて〈続々ト切リ込ミ肉攻ニ参加〉していると報告。中でも〈大多数半島人ヲ以テ編成シ〉た部隊は〈最モ勇敢〉だったという〉と書く。そしてそれまで《硫黄島の朝鮮人について発信したことがない》自分(新聞記者)を《僕も批判されるべき側の一人》とも書く。こういう謙虚な人は信じられると小生は思います。ワン。ベッドを出て命に危険な暑さの炎天下黒兵衛と散歩。高校野球の会場だけは運動が許されるのは不思議ですね。それにしても南関東はモウ連続何日間も雨がない。なのに蒸し暑い。嗚呼。ワン。本HPの更新原稿を(株)bitさんのスタッフに送って夕方からはサッカー女子W杯なでしこvsスペイン戦。いやあマァなでしこジャパンの守備と攻撃は素晴らしかったですねえ。強豪スペイン相手に4-0は予想できませんでした。お見事!ノルウェー戦も頑張れ!晩飯は吉本新喜劇を見ながら。あいちゃんが頑張って面白かった。報道ステーションが異常気象の猛暑と暑さ指数などを報じていたので高校野球はどんなふうに報道するのかなと思って最後まで見たら高校野球には触れず。このままずっと高校野球に触れずにいたら最高に評価しますけどね…。

7月30日(日)
『硫黄島上陸』は素晴らしいドキュメンタリーです。戦後は米軍の核戦略の中心として扱われ核戦争を想定したキノコ雲も使った訓練が行われたという。日本に返還されてからは自衛隊が米軍と共に支配して旧島民の復帰や遺骨収集が妨げられているという。著者はその現実を現地調査に加えて膨大な資料分析と取材で明らかにしてゆく。そして2度目の硫黄島上陸へ…。ナルホド戦争は終わっても戦禍は終わらないのですね。完読まであと少し。多くの人にも読んでほしい一冊ですね。ワン。ベッドを出て長女と一緒に黒兵衛と散歩。終日本HPの原稿締め切りに向けて原稿の整理。ふううう。この作業って結構時間がかかるんですよね。晩飯はクリント・イーストウッド監督の『硫黄島二部作』を夕方から見ながら土用の鰻とビール。『父親たちの星条旗』はメイキングを見て『硫黄島からの手紙』はメイキング+本編を見てしまう。後者の作品は明らかに日本人映画マンが手がけなければならない作品と言えますね。しかしイーストウッドは本当に素晴らしい映画監督ですね。『ローハイド』のロディからは想像できません。

7月29日(土)
『硫黄島上陸』読み進む。令和元年度第2回硫黄島遺骨収集団にヴォランティアとして参加した北海道新聞記者は《連日炎天下のなか地熱でサウナ状態の地下壕に入り全身汗と泥にまみれながら》奮闘。しかし《総勢37人が2週間で発見した遺骨は4体》だけだった。帰国した記者は厚労省に残された過去の遺骨調査団や収集団の大量の記録を調べ上げて行方不明の遺骨のあまりに大量な原因の背景に米軍の存在と日米の核密約に辿り着く。まだ半分手前までしか読み進めていませんが多くの人に読んでほしい素晴らしい力作です。ワン。ベッドから出て殺人的猛暑のなか黒兵衛と散歩。小さな公園でも木陰に入るとヒンヤリする。エアコンより植物のほうがよほど優秀な機能を備えてますね。帰宅するとNHKがニュースで「身体に危険な猛暑。特別な場合を除いて外出は控えるように」と警告を出すなか高校野球の西東京大会決勝が行われていた。石川県の馳浩知事は石川県大会決勝の正午過ぎ(午後0時半)開始に異議を唱えたらしい。当然ですよね。しかし甲子園大会の決勝もいつも午後2時とか暑い盛りの開始ですからね。1974年9月上旬にテヘランで行われたアジア大会のマラソンを思い出しました。それは正午スタートで暑さのため中止になったのですが古代ギリシアにマラソンの戦いで敗れたペルシャの末裔を自認していた当時のパーレビ国王がマラソン競技をやりたくなかったからでした。ひょっとして高野連も本当は真夏の野球など高校生にやらせたくないから中止になることを期待して午後0時半や2時といった暑さ真っ盛りの時間帯に試合開始を設定しているのかもしれませんね(笑)。ちなみに馳浩知事は甲子園大会のあり方に高校生の教育(部活動)として疑問を抱かれていて文科大臣時代には開会式を欠席。副大臣を行かせたと本人から聞いたことがあります。またスポーツ議員連盟時代の馳氏はNHK時代のOK氏が講演に来られたときに小生が「何故NHKはたかが高校生の部活動を全国ネットで放送するのか?」と質問すると横の席から大拍手してくれました。その経緯は匿名ですが拙著『真夏の甲子園はいらない』に書いてます。夕方から長女が来宅。晩飯&酒は井上尚弥vsフルトンの試合や井上のドキュメンタリーを見ながら。ナルホド面白いボクサーであり面白い親(トレーナー)子ですね。

7月28日(金)
酒井俊平『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』読み進む。戦時中硫黄島はサイパンから飛び立った米軍B29爆撃機が日本軍の攻撃で帰還困難になったときの中継地や護衛の戦闘機の発着基地として利用するため大急ぎで滑走路が整備されたらしい。その結果多くの日本兵の遺骨が今も滑走路の下にあるかも…その滑走路を今も自衛隊や米軍が利用しているのですね。なるほど《戦禍に終わりなし》なのですね。ワン。殺人的暑さのなか黒兵衛と朝の散歩。そう言えば谷崎潤一郎の『少年』という題名の小説だったか少年が大人の様子を見て「暑い暑い」と騒ぐのが理解できないといった表現があったのを思い出した。確かに若いときは暑さも真夏の太陽も無視して草野球に興じていたのを思い出す。谷崎が生きていたら現在の地球規模の殺人的暑さでも同じ表現をしたかな?ワン。帰宅すると高校野球埼玉県大会決勝が「危険な暑さで特別な場合を除いて外出を控えるように」という警告が出るなかで行われていた。高校野球は「特別な場合」なんですね。メジャーのダブルヘッダーでの大谷の投打に渡る大活躍は素晴らしいけど高校野球が現在のまま改革なしに続行されて良いわけはないですよね。プロ野球もメジャーのように税金の十分な援助を得られるとように企業の支配を離れて公共の文化財になるべきですね…と40年以上言い続けてきた思考を頭に浮かべながら『ニューズ・オプエド』の準備。今日のゲストは小林信也さんと氏家英明さん。二人に中日新聞の高校野球連載(昨日の本欄に書いた桑田真澄さんの危機感や高校野球のリーグ戦化の話など)をPDF.にして資料として送る。あとで小林さんが言ってたけど我々が『真夏の甲子園はいらない』に書いたような「改革案」を口にする球界関係者が確実に増えてきたとか。我々の出版も無駄じゃないですね。『オプエド』本番では氏家さんが貴重な意見を提案。高校野球をやってる高校にはプロを目指す選手を多く抱えた高校から不登校の高校生たちを野球を通じて登校させるように努力している高校まで様々な高校があるのだから試合はカテゴリーに分けて行うべしと主張。さらに各都道府県の高野連が独自に様々な改革に手を付けることができる(実際神奈川県高野連はベンチ入りできる選手数や指導教師を増やしたりしている)ので各地方から改革を進めてほしいと主張。貴重で有効な意見ですね。番組終了のあと『チコちゃん』見ながら晩飯&酒&寝る。夜もエアコンをつけないと寝られない熱帯夜の連続。南関東は雨がまったく降りませんね…人間のやることを地球が怒ってるのかな?

7月27日(木)
朝ベッドのなかでの読書で酒井聡平『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』(講談社)読み始める。なぜ小生に送られてきたかわからない一冊だが北海道新聞記者で土日は「旧聞記者」と自称して第二次大戦の取材を続けている記者の硫黄島での遺骨収集ドキュメンタリー。《「終戦」とは戦闘の終了に過ぎない。「戦禍」には終わりがないのだ》《大腿骨を持った際のずしりとした感覚はしばらく僕の手から消えなかった。兵士はまだ戦っているのだ。僕は強くそう思った》《ここでは毎日がお葬式なのだ》読み始めてすぐに気付いたのは読む価値アリの一冊だということ。良い本を送っていただき感謝です。ワン。殺人的猛暑のなか黒兵衛と散歩。昨日の高校野球神奈川県大会で「誤審」が騒がれているが猛暑で審判が倒れたことは騒がれない。不思議な高校野球。中日新聞の高校野球特集の連載で巨人二軍投手コーチの桑田真澄さんが「改革しないとマイナー競技になる」と憂いていた。高校野球はマイナー競技になったほうがイイとも思いますが主催社(朝日新聞射)は高校生の健康や野球の健全な発展よりもデッカい話題で騒ぎ立てたい(新聞を売りテレビの視聴率を上げたい)から桑田氏のような危機感は抱いてないでしょうね。嗚呼。ワン。終日デスクワーク。請求書を書いたり明後日のオプエドの手配をしたり(ゲストは小林信也さんと氏原英明さん)。思い切り高校野球の「前向きの話」をしましょう。NHKがテレビ中継を止めれば私学の宣伝効果もなくなり、高校野球も高校生の健全な部活動に戻るでしょう(と小林さんも言ってます)がテレビや高校野球ファンは反対するでしょうね。まるで古代ローマ時代にグラディエーターの戦いを見て楽しんだローマの貴族や市民のように殺人的猛暑のなかでの「戦い」を楽しむ人がいますからね。夜は阪神巨人戦や世界水泳を見ながら晩飯。スポーツの話題は尽きないけど小生の最大の注目は2030年のオリンピック冬季大会のウクライナ開催ですね。ロシアもベラルーシも参加してウクライナ五輪ができればオリンピックの平和の理念も復活ですよね。

7月26日(水)
弘中惇一郎『特捜部の正体』(講談社現代新書)読了。正義の味方と思われる地検特捜部が実は《捜査権・逮捕権・起訴権の"一体化"により暴走を止めることはますます難しくなった(略)。しかし強大な権力を持つ特捜部をチェックする機関はどこにもない》《概して検察官というのは「自分たちは日本のために仕事をしている」という意識を持っているようである。ことに特捜部の検察官は自分たちで事件を探し出し自分たちで立件するのでそのような意識が強い》こんなところから《「自分たちは日本のためにやっている。強引な捜査をして何が悪い」という歪んだ正義感が彼らを暴走させる要因の一つになっていると思う》と書く著者は「人権」よりも「治安維持」を優先させた終戦直後の「人質捜査=長期拘留」等のアナクロ反人権捜査を批判してリーズナブルな特捜部改革案を提示している。誰もが読むべき一冊だと思ったが特に検事やヤメ検の皆さんの「反論」を聞いてみたいですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマはW杯なでしこジャパンの活躍が期待される女子サッカーについて。サッカー発祥の地であるイングランドではサッカーは男子のスポーツと考えられて女子サッカーはなかなか発展しなかったが男子の球技はアメリカン・フットボールでサッカーは女子のスポーツと考えたアメリカで女子サッカーが発展した…とかサッカーを主に男子のスポーツ考えたヨーロッパ(デンマークやドイツ)で女子の球技としてハンドボールが生まれた…なんて話をして朝のラジオを終えて黒兵衛と散歩。殺人的猛暑のなか夏は暑いのが当然!と頑張って散歩。しかし殺されはしなかったけど暑い。家に帰るとNHKーBSで高校野球神奈川大会決勝をやっていた。殺人的猛暑のなか審判の足が攣って試合が中断。試合再開後今度は球審が体調不良だか何だかで球審が交代して試合が再開。神奈川高野連の解説者が「横浜球場の人工芝の上は気温が60度にも70度にもなりますからね」と平気で言っていたのには唖然とした。そんななで野球をやるのはギネス新記録級か?異次元の野球か?夏目漱石が『趣味の遺伝』の冒頭に《暑さのせいで神も気違いになる》と書いた(日露戦争を批判した)ことを思い出す。とにかく尋常ではないですね。午後からは冬のニュージーランドでの女子サッカー日本vsコスタリカ。なでしこジャパンが見事に2-0で勝利。昨日の本欄に書かなかったけどパリ・サンジェルマンのクダラナイ試合よりよほど見る価値のあるイイ試合でした。北國新聞の原稿の校正をして晩飯は今日も『ドン・ジョヴァンニ』を見ながら。トーマス・ハンプソンのザルツブルク音楽祭の舞台。演奏は素晴らしいけど現代版の演出は?

7月25日(火)
『特捜部の正体』読み進む。非常に興味深い指摘の連続だが小生はどちらかと言うと捕まえて尋問する側ではなく捕まえられて取り調べられる側の人間と言えるので(笑)特捜の異常と言うほかない激しい取り調べを読んで「御上」の怖さを感じるほかなかった。もっとも庶民感覚としてカルロス・ゴーンに同情の念を抱く気にはなれないが…そういう庶民感情も特捜は利用して「目的」を達成するのですね。村木厚子・角川歴彦・小沢一郎・堀江貴文・鈴木宗男…らを窮地に追い込んだ特捜の「目的」って何?もうすぐ読了。その「何」がわかるのかな?ワン。ベッドを出て猛暑熱波のなか黒兵衛と散歩。犬を飼ってる多くの人はもっと早い時刻に散歩に出ているらしいが小生は猛暑も極寒も午前9時を動かさない。別に大きな意味はないがルーティンとはそんなものでしょう。黒兵衛も真っ黒な身体に真夏の陽射しを浴びてギラギラと黒光りしながら元気に歩いている。もう12歳。元気だな。ワン。デスクワークは北國新聞の連載『スポーツを考える』70回目の連載執筆。今年もまた「魔夏の甲子園」じゃなく「真夏の甲子園大会」に向けて狂気の…と言うほかない高校野球が始まっている。屋外で運動禁止の猛暑のなか大人たちが高校生を使って楽しんでいる大会…とも言える異常事態を批判。自著の宣伝は控えました(苦笑)。そう言えば一橋大の坂上先生は「理屈のないものは強い」という言い方をされてましたね。誰も高校生の「教育」などとは思っていない高校野球が高体連や教育委員会から独立して「何」のためにやってるかわからないまま100年以上続いてるのは「強い」のですね。朝日新聞の利益になっているとも思えないし…「売名」で利益を得るのは甲子園に出場した私学高校だけかな?明日のRKBラジオの準備(女子サッカー)をして晩飯は先週のオペラツアーに刺激されてチューリヒ歌劇場の『ドン・ジョヴァンニ』を見ながら。マッティ・サルミネンの騎士長は迫力ですね。

7月24日(月)
朝のベッドでの読書は弘中惇一郎『特捜検察の正体』(講談社現代新書)読み始める。ナルホド。ロッキード事件の田中角栄逮捕以来「正義の味方」のように思われていた東京地検や大阪地検の特捜部も結構エゲツナイ取調や拘留延長をやって自白調書のでっち上げまでやってるんですね。オーコワ。しかし《特捜事件はいったん動き出したら止まらない。少なくとも私は途中でブレーキを踏んで止まった特捜事件というものを聞いたことがない》と書かれているから東京五輪贈収賄汚職事件もまだ「上」のほうへと続いてるのでしょうね?ワン。ベッドを出て黒兵衛と熱波のなか散歩。木陰に入るとヒンヤリする。植物の力は大きいですね。ワン。デスクワークは連合通信の短いコラムをブラッシュアップして送稿&岩佐賞「スポーツ芸術部門」の一次書類の評価表を仕上げる。ふううう。2階の仕事部屋は風が入るとエアコンは不要。世界中のエアコンを一斉に消すと温暖化はかなり和らぐようにも思えるけど…人類は自分で自分の首を絞めてるのかな?金土のオペラ・ツアーで自宅を離れた間の郵便物の整理をしたら講談社から酒井聡平『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』というノンフィクションが届いていた。帯に《日本兵1万人がいまだ行方不明の謎》とある。著者は北海道新聞記者。《土曜日曜は戦争などの歴史を取材発信する自称「旧聞記者」》という紹介にも惹かれた。読まねば。さらに『東京大学×吉本興業[編]最強の漫才 東大と吉本が「お笑いの謎」に迫ってみた!!』というA4版のデッカい一冊も。「笑い」の分析はベルクソンの『笑い』(岩波文庫)を読んだことがあるが桂枝雀師匠の「笑いと呼吸論」で十分という気がした。息を吸ってるときは笑えず吐いてるとき笑うというわけ。ダニー・ケイがニューヨーク・フィルを指揮したときも確か同じようなことを言ってましたね。晩飯はTVKで吉本新喜劇を見ながら。平均点の面白さ。つっかけの客相手にはそれが大事なんですよね。

7月23日(日)
昨日のオペラ・ツアーで疲れたのか昨夜は大爆睡。まぁ晩飯が10時過ぎでベッドに入ったのが午前1時前だから当然でしょうね。読書を2日もパスしてベッドを出て黒兵衛と散歩。真夏の太陽も気持ちがいい。やっぱりその仕事は活力を補充出来ますね…と言うより佐渡裕指揮のモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』の迫力が体内にもエネルギーをくれたかも…ワン。デスクワークはゆっくりと通信社のコラムを書き直したり岩佐賞の審査表を完成させたり…そして池上彰&佐藤優『黎明日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向1867-1945』(講談社現代新書)を読了。日本の現実を知らないコミンテルンの指導に従い続けた戦前の日本共産党の失敗とはいえ最近も《新自由主義の導入の失敗を見ると悪弊は左翼に限らない》という池上氏の指摘は納得ですね。さらに現在は《日本の左翼運動が低迷している間に自民党を右から補完する政党や既成の政治を全否定するネット型の政治勢力が伸張して》いる状況。《戦後を「戦前」にしないために私たちに何ができるのか?》難しい状況ではありますね。面白かった名古屋場所の大相撲も豊昇龍の優勝で幕ですね。大相撲もここまでガチにやってくれると大満足ですね。夜はNHKスペシャルの深海調査と奇っ怪な深海魚たちとワインを楽しんで寝る。

7月22日(土)
名古屋のホテルで朝6時半起床。シャワーを浴びて準備して7時20分のチェックアウト。迎えに来てくれたKくんと一緒に栄の久屋中日ビルへ。バスが停まっていて『佐渡裕オペラ観劇ツアー』の参加者が次々集まって合計20数名とスタッフ2人で午前8時にいざ出発。新名神高速道路や第二京阪高速を経由して名神西宮で一般道へ。途中2度のサービスステーション休憩タイムの前後3回にわたって今日見るオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の解説やオペラの歴史やモーツァルトについて喋ったあと兵庫県立文化芸術センターに到着。迎えに出てくれたスタッフの方に挨拶のあと楽屋へ。プロデューサーの小栗哲家さんに挨拶のあとツアー参加者と一緒にホール内のレストラン『テアトル・ボア』で昼食&歓談。デザートとコーヒーを楽しんでいるところへ予定通りのサプライズ企画で佐渡裕さんが登場してくれてツアーの皆さんに『ドン・ジョヴァンニ』の見所を解説。ポロシャツに短パン姿はゴルフをやってきたあとかな(笑)。お話のあとツアーの皆さん一人づつにサイン入りプログラムを配ってくださり最初のサプライズ企画は無事成功。全員でホール客席に入って『ドン・ジョヴァンニ』鑑賞。素晴らしい舞台に素晴らしい音楽の連続。最後にドン・ジョヴァンニが殺害した騎士長の石像が現れ稲妻と雷鳴と煙のなかジョヴァンニが地獄へ引きずり込まれるシーンは迫力満点!満員の観客総立ちのカーテンコールが何度も続いた。最後に巨大なドンペリが舞台に2本現れコルクが抜かれると金色のテープが何本も噴射。出演者も観客も全員手を振って別れを惜しむなか公演終了。サスガは佐渡さんですね。音楽でも舞台でも観客の心を鷲掴みでした。観客が佐渡さんのサイン会に並ぶか帰途につくなか我々オペラツアーの観客は客席最前列に集合。プロデューサーの小栗哲家さんから今回の上演の苦労話や面白話を聞いたあとバックステージツアーで楽屋から舞台裏を見学して舞台のうえへ。そこで再び小栗さんから話を伺ったり写真を撮ったり…舞台で使われ5個のシャンデリアは高さが2メートルもあったらしい。だから貴族ドン・ジョヴァンニ邸の迫力も出たのですね。これですべてのスケジュールを終えてツアーの皆さんは帰りのバスへ。小生も最後の挨拶をさせてもらうと全員が大満足と大喜びで来年の『蝶々夫人』も絶対にツアーを企画してほしいと言われた。小生はそこで別れてタクシーでJR西宮駅へ。新大阪から品川経由で心地よい疲れと共に大船の自宅へ帰宅。このオペラ・ツアーは2008年の『メリー・ウィドウ』以来『カルメン』『キャンディード』『こうもり』『トスカ』『セビリャの理髪師』『コジ・ファン・トゥッテ』『椿姫』『夏の夜の夢』『フィガロの結婚』『魔弾の射手』『オン・ザ・タウン』と12年に渡って続けてきたもの。その後コロナで3年連続中止となったが今年13回目のツアーが4年ぶりに成功。皆さんの喜ばれる顔を見て本当に嬉しかったです。佐渡さん・小栗さん・兵庫県立芸術文化センターの皆さん・それにレストラン『テアトル・ボア』の皆さん!本当にありがとうございました。来年も是非ともよろしくお願いします。

7月21日(金)
『黎明日本左翼史』読了寸前。日本共産党の歴史の説明のなかでプロレタリアート文学を《エンタメ性抜群》と評していたのには笑いながらナルホドと納得した。《小林多喜二の小説にはエンタテイメント性がものすごくあるんですよ(略)あの凄惨な拷問描写は一種のSM小説のようにも読めてしまう艶めかしさがあります(佐藤)》《当時リアルタイムで読んでいた読者にしても一部はそういった受容の仕方をしていた可能性は否定できませんね(池上)》こういう非政治的な(人間的な)視点は面白いですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と汗まみれになって散歩。南関東に梅雨明け宣言を出すのが遅すぎますね。ワン。帰宅してシャワーを浴びたあとイロイロ準備して大船駅から品川へ。新幹線で名古屋へ。明日の栄中日文化センターと中日ツアーズ主催の兵庫県立文化芸術センターでの『佐渡裕プロデュース・オペラシリーズ「モーツァルトのドンジョヴァンニ」鑑賞ツアー』に解説者として同行するため名古屋へ。前泊するホテルに入ってアシスタントとして協力してくれる名古屋在住のスポーツライターKクンと待ち合わせ。Kクンによるとこのホテルは早くもリニア新幹線名古屋駅付近にその客目当てで建てられたという。リニア…はホンマに出来るんかいな?いろいろ楽しく晩飯&酒で歓談。部屋に戻って『チコちゃん』見たあとシャワーを浴びてベッドへ。大相撲の優勝争いは帰宅してからゆっくり録画を見ましょう。チコちゃんは「海の水はなぜなくならな」」の答えでいろいろ反論が出ているらしい。スポーツの話題でも(オーバーに言えば)抗議したい話もいくつかあった。けどまぁバラエティ番組ですからね。名古屋泊。

7月20日(木)つづき
大相撲&晩飯に続いて酒&オールスター戦を楽しもうとしたけど昨日に続いてイマイチ面白くないのでチャンネルを変えるとなでしこジャパンがアメリカに勝った2011年の女子W杯の決勝をやっていたので見てしまう。12年前は文化放送の朝の番組に生出演した直後スタジオ横のロビーのテレビでみんなで見て大興奮したのを今も憶えています。その結果を知っていても興奮するコレは名勝負!本当に見事な試合でしたね。延長宮間のCKから澤の同点ゴールで2-2からPK戦。GKの海堀大活躍でなでしこの見事な初優勝!!再放送見ても興奮しました。今年のなでしこも頑張れ!

7月20日(木)
『黎明日本左翼史』オモシロイ。小生が幸徳秋水&管野スガ・大杉栄&伊藤野枝などの薄い知識を持ち合わせていたのは宮本研の戯曲『美しきものの伝説』を高校生の時に文学座の舞台で見たから。他にも宮本研の戯曲は『阿Q外伝』も素晴らしかった。1970年代までは「革命」が我々の近くに存在してましたね。アナルコサンディカリスムもボルシェビキも近くにあった単語。しかしその時代は日本のメディアがスポーツに狂奔していた戦前の時代でもあり最近そのスポーツの時代を年表に纏めたりもしましたが(『真夏の甲子園はいらない』に書きました)その時代が「革命」とも同居していたことを再認識しました。歴史とは一筋縄で理解できるものではないですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。いつまで続くこの熱波。コロナ前は孫と二人で湘南海岸へ泳ぎにも行ったりもしたけどモウそこまでの元気はないですね。と思ったらいつの間にか孫は中学生になって水泳部に入っている。光陰如矢。學難成。ワン。終日仕事部屋に籠もって岩佐賞の芸術スポーツ部門の一次書類審査。入院患者に音楽を届けたり病院でアートの展覧会を開いたり子供にラグビーを教えたり障害者とサッカーを楽しんだり…みなさん有意義な活動をイロイロされていて頭が下がります。それに順位を付ける作業は少々辛いですね。一日中椅子に座る日が続いて少々疲れた。晩飯は大相撲の録画を見ながら。うわっ。湘南乃海が錦木に勝ったァ!今場所はホントにいろいろとオモシロイことが溢れてますね。


7月19日(水)
『黎明日本左翼史』読み進む。中江兆民・堺利彦・幸徳秋水・黒岩涙香・内村鑑三・片山潜・安部磯雄…歴史の教科書の紹介だけではわからない各々のキャラが立ってオモシロイ。それにしても明治の知識人たちの語学にかける情熱は大したものです。大杉栄でも《英語とフランス語に加えて「一犯一語」を標榜し監獄に入れられるたびにエスペラント語ロシア語イタリア語ドイツ語スペイン語と使いこなせる言語を増やし》たというから南方熊楠が語学の達人になったのも明治人として驚くことではなかったのかもしれない。そうして海外に雄飛した中江兆民はパリ・コンミューンに遭遇し幸徳秋水はサンフランシスコ大地震の秩序ある無政府状態に遭遇。革命やアナーキズムを体感もしたのですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回し。ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは大谷の活躍でメジャーリーグ楽しむ基礎知識。ア・リーグ/ナ・リーグなんて言葉がアメリカでは通じないのは当然だがメジャーリーグと言ってもアメリカ人にはわからない。大リーグの野球はmeasure(メジャー=計量器)ではなくmajor(メイジャー=大きいetc)ですからね…といった話をいろいろして番組を終えて黒兵衛と灼熱の太陽の下の散歩を楽しむ。カリフォルニアのデスヴァレーよりはマシですからね。そして終日岩佐賞の一次書類審査に集中。小生を審査員に選んでくれたのは芸術もスポーツも審査できると評価してくれたから。それをまったく知らない男が小生をまるでスポーツのことしか知らないような書き方をしたので現在アタマにきて抗議してる最中です…がそれはさて措き審査は音楽絵画関係が上位に来てサッカーなどのスポーツ関係の点数が伸びないなあ…マァ仕方ないか。審査を続けなければ…その合間に『ZAITEN』の対談や連載の校正もこなして…ふうう。晩飯は大相撲の録画を見ながら。錦木強い!名古屋場所は休場力士が多いのにメッチャ面白いですね。

7月18日(火)
『黎明日本左翼史』読み進む。オモシロイと言うよりコレは学習ですね。ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』という概念は知らなかったけどスルドイですね。《様々な出来事を一つの紙面の中に提示する新聞が世の中に登場したことで人々はその紙面に書かれている内容がある「一つの社会」で起きているっことだと初めて意識できるようになった。そしてこの意識を共有できる範囲こそが「国民」という「想像の共同体」なのであり18世紀のヨーロッパで国民国家とナショナリズムが芽生えたのは資本主義経済と印刷技術の発展により出版・新聞産業が興隆した必然的結果なのだとアンダーソンは考えた》ナルホド。「想像の共同体」は新聞→ラジオ→テレビ→ネット→SNSと変化したなかでどのように変化したのかな?分断された共同体?ワン。ベッドから出て猛暑でギンギラギンの太陽の下黒兵衛と散歩。そう言えば一昨日の高校野球神奈川大会で球審が体調不良を起こして試合が中断したことはどこも報じませんでしたね。報じられないものは社会(共同体)に共有されず存在しなかったものとなるのですね。高校野球には「存在したのに存在しなかったものになったなってしまった存在」がけっこうありそうですね。ワン。今日から岩佐賞という表彰の一次審査を始める。芸術・スポーツ部門の審査で今年で3年目。面白そうな企画がいっぱい寄せられて結構シンドイ作業ですなあ…。晩飯は大相撲の録画を見ながら。横綱不在でも今場所の土俵は抜群にオモシロイ!翔猿・碧富士ほか魅力ある力士が次々と頑張ってますね。ブラーヴォ!

7月17日(月)
朝のベッドの読書で池上彰+佐藤優『黎明日本左翼史 左派の誕生と弾圧1867-1945』読み始める。オモシロイ。「秩父困民党」による武装蜂起事件や車夫(人力車引き)たちの組織した日本初の無産政党である「車界党」など日本史の常識のなかに組み込んでおくべき出来事ですね。ワン。ギラギラの太陽の下長女と一緒に黒兵衛と散歩。梅雨明け宣言はまだとは言え暑さは真夏ですね。仕事さえなければ真夏は大好きですが今週はチョット仕事が立て込んでいるのと少々厄介な腹立たしい出来事の抗議をしたり謝罪を要求したりしなければならないので月末の締め切り連合通信の連載原稿を先に仕上げておく。ふうううう。結構時間がかかって大相撲TV観戦は晩飯を食べながら録画で。一昨日豪ノ山に勝った湘南乃海が琴恵校も破って頑張ってますね。地元力士を応援しましょう。毎週月曜8時からは神奈川テレビで吉本新喜劇。スチコさんと千葉さんの強烈なナンセンスの連続に感激。パターン化した意味のないギャグをこれほど上手く演じる喜劇役者はなかなかいませんよね。笑いで暑さを吹き飛ばした…とはいえ夜寝室で今夏初めてエアコンの世話になる。嗚呼。

7月16日(日)
ベッドの読書で志村真幸『未完の天才南方熊楠』(講談社現代新書)読了。風景(環境)・妖怪・変形菌(粘菌)・キノコ・夢…熊楠が研究対象に選んだ分野はすべて完成があり得ないものばっかりだったのですね。そういう分野を選んでしまう熊楠の感性は素晴らしいですね。未完成を選ぶ感性を未感性と呼びたいですね。ワン。ベッドを出てギンギラギンの陽光の下長女と一緒に黒兵衛と散歩。昔桂枝雀さんはこーゆー天候のことを「お日ぃさんがクヮアアアアー!」と表現されてましたね。おまけに「これは外国語へは翻訳不可能で日本語にはそんな言葉が結構ぎょうさんあるのは嬉しいことでございますね」などと落語の枕に使っていたのを憶えている。ワン。それにしても凄い陽射しでテレビのスイッチを入れると神奈川テレビで高校野球の神奈川大会を放送していたが球審が体調不良を訴えて試合が中断。後に再開したがNHKのニュースが「特別な場合を除いて屋外での活動は止めましょう」と言っていたが高校野球は「特別な場合」なのですね。熊楠の本を読了したと思ったら講談社から現代新書の新刊が送られてきた。桑瀬章二郎『今を生きる思想ジャン=ジャック・ルソー「いま・ここ」を問い直す』これは面白そうで是非読みたいですね。弘中惇一郎『特捜検察の正体』。「まえがき 特捜検察20の手口」で五輪汚職を取りあげ(著者は逮捕された角川歴彦氏の弁護人)紳士服AOKIの前会長に有罪判決が出たことの《一方で大会組織委員会の中枢にいた森喜朗元首相をはじめとする自民党の有力政治家や副会長だった竹田恆一JOC元会長には任意で事情聴取したもののそれ以上のことは何もしていない》と痛烈に批判。絶対読まねば。池上彰+佐藤優『黎明日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向1867-1945』これは太平洋戦争後の『日本左翼史』を『新説』『激動』『漂流』の3冊に纏めたあとの明治に遡っての記述。読まねば。そう言えば一昨日の東京新聞に池内了氏が『「新たな敗戦」迎えるか』と題して『現代版富国強兵策』を書かれていた。明治以降の富国強兵策は結局無残な敗戦という結末に終わったが新たな富国強兵策として「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」と言い換え「強兵」とは言えないので「国家安全保障戦略」と言い換えた安倍政権以来の「軍拡路線」はどうなるのか?(新たな敗戦を迎えるのか?)という文章は納得しながらチョイと恐怖を感じた。焦臭い匂いの漂う昨今ですね。夕方涼しくなってから長女と長男の庭仕事=プランターの花を活ける)を手伝ってみんなで晩飯。久し振りにサイモンとガーファンクルのNYセントラル・パーク野外コンサートを楽しんだりレディ・ガガの♪サウンド・オヴ・ミュージックや♪ニューヨーク・ニューヨークを楽しんで極めつけはブライアン・アダムス&スティング&ロッド・スチュワートによる♪オール・フォー・ラヴ(映画「三銃士」のテーマ)でしたね。パヴァロッティとブライン・アダムスなどが歌ったのより凄かった。

7月15日(土)
読書が進まないのは夜の暑さに加えて小生に関するメッチャ阿呆な記事が書かれたこともあるみたいです。ネットに出ている阿呆な記事はまったく気にしないことにしてます(それに関わるとこっちも阿呆と同じレベルに堕すことになりますから)。しかし文庫本の解説に堂々と間違ったことを平気で書かれるとガッカリしますね。読まれる量はネットより少ないのかもしれませんが自分が信頼しているメディアの堕落はショックですね。もちろん抗議の文書は送り担当編集者は非を認め電話で誤ってくれましたが執筆者からの謝罪はまだです。嗚呼。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。猛暑はキツいけど夏は嫌いじゃないですね。ワン。帰宅してシャワーを浴びて仕事。『ZAITEN』の連載「今月のスポーツ批評」に大谷の活躍ばかりを報じてMLBとプロ野球の構造的彼我の違いを報じないマスメディア批判を書く。MLBの美しい球場のほとんどには大量の税金が投入されているけど日本のプロ野球の球場にはほとんどソレがないことが根本的問題ですよね。東京ドームを建て替えるからといって東京都が税金で支援することに賛成する都民も国民もいないということこそ日本のスポーツ界の最大の問題点と言えるかも…。夕方から久し振りに長女が来宅。大相撲見ながら晩飯(今場所の若手力士大活躍の大相撲はオモシロイですね)のあと酒飲みながら映画『ユナイテッド93』を見る。前半から中盤のドキュメンタリー・タッチの管制塔や軍や航空管理所の場面のスピーディな展開は映画として見事に作られていた。悲劇に終わる後半はチョット見るのが辛いですね。口直しにというわけでもないが『ゴッド・ファーザーPARTV』の終盤をコッポラのディレクターズ・カット版と劇場公開版を見較べて楽しむ。これは完全に劇場公開版のほうがイイですね。監督(ディレクター)が自分のやりたいようにやるのが素晴らしいとは言えないわけでエディター(編集者)の力の見事なことを再認識できました。映画だけでなく書籍も同じですよね。

7月14日(金)
『未完の天才南方熊楠』もうすぐ読了となるのが悲しくなるくらいオモシロイ。妖怪に対する知識も相当なもので水木しげるが熊楠の生涯を『猫楠』と題した漫画にしたのも当然ですね。ただ河童の話題については最近亡くなられた上岡龍太郎さんの「河童=来日バテレン説」が大好きで熊楠も柳田国男も水木しげるもそのアイデアに至らなかったのは残念だ。キリスト教に対する弾圧で山に逃れて隠れていたバテレン(宣教師)が時々川に水を飲みに来てソノ姿を時折見た村人たちが頭頂部を剃ったバテレンの姿から河童のイメージができあがったという。今もかつてのキリシタン大名大友宗麟(洗礼名ドン・フランシスコ)の治めた豊後(大分県)に残る河童祭りにはポルトガル語で歌われる歌が残っているということを上岡龍太郎さん出演(多分プロデュースも)のポルトガル取材も含むTVドキュメンタリーで見たことがある。上岡さんとは2度ばかりラジオでご一緒させてもらったことがあったが「打てば響く」とはこの人のことだと気持ちのよかったことを記憶している。合掌。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。雲が多く涼しいかと思えば湿度は低くならず蒸し暑さは相変わらず。そう言えばカルロス・クライバー指揮ウィーン国立歌劇場公演R・シュトラウス『ばらの騎士』の来日公演を見聴きしたことがあったけど第1幕が終わった瞬間…あああ…こんなに素晴らしい演奏の3分の1が終わってしまった…この舞台は永遠に続いてほしいと思ったものだ…熊楠に関する本を読んでると熊楠という人間の大きさにもそんな凄さがありますね。他には夢野久作『ドグラマグラ』と谷崎潤一郎『乱菊物語』もそうかな?ワン。いろいろゴチャゴチャ雑用のあと夕方から『ニューズ・オプエド』今日のゲストはスポーツライターの小林信也さんと五輪アナリストの春日良一さん。春日さんの主張する2030年冬季オリンピックをウクライナで!!という主張に大賛成で春日さんには2週前に続いて出演してもらった。そしてオリンピックと甲子園大会という「人気イベント」の問題点を語り合う。今も視聴できるのでどうぞhttps://op-ed.jp/

7月13日(木)
『未完の天才 南方熊楠』読み続ける。熊楠がエコロジー(環境問題)の観点から明治政府の「神社合祀」に強く反対したのは素晴らしい。《無用のことのようで風景ほど実に人の世の中に有用なものないと知るべきである》と書いた熊楠の一文は深く噛み締める価値がある。本書の著者の志村真幸は《「風景」という言葉は現在では「環境」といいかえていいだろう》とわかりやすく解説を加えてくれていて確かにその通りなのだが「風景」という言葉の有する「環境」という言葉にはない美しい視覚的イメージも含めて風景という言葉の持つパワーを再認識した。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。梅雨は鬱陶しい季節とはいえさらに鬱陶しいのは誤解であり無知ですね。小生は30歳代後半に「同姓同名でクラシック音楽評論家がいるね」とか「同じ名前でオペラの本を出した男がいるぞ」とか言われて以来誤解には慣れていて「名声とは誤解の総体である」というリルケの言葉を見つけて自分を慰めたりもしましたが昨日送られてきた文庫本の解説に無知か読解力不足によるとしか思えない酷い誤解と曲解による小生に対する文章を見つけてコレは絶対に放置できないので抗議文を出版社に送りました。詳しいことはまだ書きませんがスポーツライターという存在を何処かで低く見る性癖を残しているライターはまだまだ存在するのですね。あ。小生はスポーツジャーナリストというような明らかにジャーナリストと矛盾する肩書きは一度も使ったことがないですからね(世の中のあらゆる事象を取材し考え表現するのがジャーナリストですからね)。人の肩書きを間違えて書いたうえに内容も間違えている文章にはつくづくウンザリさせられました。こんなことに時間を取られるのもさらにウンザリですね。嗚呼。ワン。終日デスクワークは小林信也さんとの『ZAITEN』の原稿をブラッシュアップさせて編集部へ送る。ヤケ酒もさもしい気がするのでヤケ寝でもするか。

7月12日(水)つづき
大相撲を録画で見たあとNHKで『解体キングダム』をやってました!巨大重機を使ったビルの解体に加えて巨大重機の操作コンテストに感激。これは『魔改造の夜』と並ぶ最近のNHKの最高の番組です。

7月12日(水)
ベッドで『南方熊楠 未完の天才』読み続ける。オモシロイ!熊楠は某氏への書簡で《小生は福沢諭吉氏の天爵説に心酔し今も学位とか学会員と申すは一切辞退いたしております》というのが彼の生き方の根幹と言える。《天爵とは官位などは持たないが自然に備わった立派な人格の人物・在野の貴人のことをいう》らしいが今この文章をATOKで打っていたら最初「在野の奇人」と出た。熊楠にはそれでもいいのかな?ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは先々週と先週に引き続き福岡で開催される世界水泳の第3弾。日本の水泳は何故強い?という疑問に対して1回目は戦前の猛練習。2回目は古式泳法の伝統を紹介。今回の3回目は子供のカナヅチ回避を多くの母親が望んでスイミングスクールが発展したことを紹介。さらに新種目のハイダイビングやRKBのある百道浜で行われるOWS(オープン・ウォーター・スイミング)を紹介。イロイロ水泳競技のおもしろ話をしたあと黒兵衛と猛暑のなか散歩。ホント。死ぬほどの暑さでした。帰宅してシャワー。シッカリ身体を洗って準備して大船から湘南新宿ラインで渋谷へ。渋谷駅を降りた途端ギョギョギョ。すっかり様変わりして道路がサッパリわからず。『真夏の甲子園はいらない』に関してJB PRESSの取材を受ける予定だったので担当者に迎えに来てもらう。共著者の小林信也さんは先に到着していて女性インタヴュアーの質問の答えるカタチで高校野球の様々な問題点について1時間半たっぷりと話させていただく。しかしコノ猛暑酷暑のなか地方大会が行われてるのは尋常じゃないですね。このビデオ・インタヴューがネットにアップされたら改めてお知らせします。帰宅してビデオ収録した大相撲を見ながら晩メシ。若い力士が元気なのはイイですね。

7月11日(火)
『南方熊楠未完の天才』読みつづける。明治時代というのは漱石のように官費で海外留学を果たした人物もいたけど熊楠のように恵まれた家計の私費で留学した若者も少なくなかったのですね。今は海外に「雄飛」したいと思ってる若者は多いのかな?少ないのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と猛暑のなか散歩。猛暑は小生にとっては気持ちのいい季節。ただしそれは仕事がなければ…の話。終日のデスクワークに今夏初めて仕事場のエアコンのスイッチを入れる。おかげで『ZAITEN』の小林信也さんとの対談原稿完成。締め切りはまだ先なので少し寝かせてブラッシュアップしましょう。小林さんの「野球が上手くなっても人生の役に立たない」というのは至言ですね。スポーツはすべてそうですね。その「意味」を深く考えるべきですね。明日はアメリカ・メジャー・リーグのオールスター戦。大谷翔平はベースボールの高い技術を身に付けてMLBのマーケットでビジネスを成功させた希有な存在と言えますね。

7月10日(月)
ベッドの読書『南方熊楠』はお休み。というのは『週刊現代』に面白い記事が山ほど並んでいたから。保阪正康『安倍家はなぜ天皇に嫌われたのか』鈴木エイト『山上達也がこれから口にすること』岩淵達也『中国の工場に丸投げされた日本人500万人のマイナンバーと年収情報の行方』(ナンデ日本人の情報を中国の会社に下請けさせて暴露させた会社が何億円も儲けるのか!))他に編集部の記事『インド人のIT長者がカースト制度と共存できる理由』『テレサ・テンはなぜ死んだのか-いまの台湾から』も興味深く読んだ。自分が雑誌記者出身だから言うのじゃないけど日本のジャーナリズムは週刊誌が頑張らないといけませんね…あと期待できるのはネットかな。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。暑い(~Q~;)猛暑酷暑惨暑激暑劇薬的熱暑…これはマイッタですね。九州の豪雨も大変ですけど日本の熱帯化の蒸し暑さはタマランですね。散歩に出た黒兵衛も雲古を済ませてサッサと帰宅。我が仕事部屋は2階にあって風通しがいいけど終日の原稿書きに今年初めてエアコンのスイッチをオン。ふううう。晩飯はビデオに入れた大相撲を見ながら。湘南乃海ガンバってますね。続けて神奈川テレビで吉本新喜劇。スチコさん中心のハチャメチャギャグに爆笑して暑さを吹き飛ばす。原稿は明日完成かな?

7月9日(日)
『未完の天才南方熊楠』読み続ける。オモシロイ。ただチョイと異論もある。《かつて卓越した記憶力は偉人や天才につきものの要素であり「物知り」であることは記憶力がよいこととイコールであった》なるほど。《熊楠以外にもたとえば柳田国男や牧野富太郎が記憶力を誇ったことが知られている》しかし《パソコンやスマホで調べればすぐに何でもわかりこうした記憶自慢たちが活躍の場を失いつつある。記憶力が必ずしも天才や異能のあかしではなくなってしまったのは残念だ》と書かれているが「何を」「どのように」「大量に」「知ってるか(記憶しているか)」はやはり現在でも「天才」や「異能」の証だと小生は思う。最近のTVのクイズ番組のように「ただ知ってるかどうか」だけを競うのではお話にならないですけどね。熊楠や柳田や牧野の知識はそんな薄っぺらなものじゃないでしょう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。真夏の太陽がガンガン照りつけるのは嫌いじゃない。小学生の夏休みに建仁寺の境内で毎日草野球に興じていたときの暑さが思い出される。ワン。帰宅後は終日デスクワーク。小林信也氏との対談を纏め始める。ふうううう。晩飯は久し振りにお隣のフランス人ご夫妻と共に『鮨処もり山』さんへ。そうか。『もり山』サンも開店30周年か…開店以来のお付き合い…お互い歳をとるはずですね。美味しいお寿司と酒と記念品をいただいて大満足。明日から原稿に集中!

7月8日(土)
朝ベッドのなかで志村真幸『未完の天才南方熊楠』読み始める。本物の天才とは凡人にとって理解不可能の域に住んでいるのですね。その存在をどう理解するか?読まねば。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。梅雨の豪雨に苦しめられている人もいるというのに南関東はまるで梅雨明け状態。夜中は降ったらしいが日本は広いと言うべきか異常気象と言うべきか。真夏の陽射しに汗まみれで帰宅後シャワーを浴びてスッキリしてからデスクワーク。昨日『ZAITEN』編集部から届いた小林信也さんとの対談速記を読み原稿の構成を考える。真夏の甲子園大会へ向けての地方大会が始まったけどとにかく「犠牲者」が出ないことを祈りたいですね…と思いながら高校野球にはまだまだ不可解なことが多いですね。選手への暴行で活動を禁じられていた高校野球の監督は「復帰」したのですね。4か月謹慎という「刑期」を終えたらOKで良いのかな?保護者などの復帰嘆願があったと言うけど小林さんも言っていたようにやってはいけない「暴行をみんなの見ている前でやった監督」を指導者と現場復帰というのはどんな「指導」を評価したのかな?高校野球の監督はとにかく勝てば(野球部を甲子園に導けば)それだけで高評価されるのですね。夕方からTBS『報道特集』見ながらチョイと早いビール&酒&晩飯。自民党の「憲法改正の会」に旧統一教会の関係者が深く関係。自民党保守派がどうしてこんな明らかな「反日韓国宗教団体」と結びつくのか?コレはホントに不思議な現象ですね…と思っていたら同性愛者左部つん酷い発言をした首相補佐官も職務に復帰とか…日本の社会はこれでいいのかな…?一昨日バーンスタインの『キャンディード』に改めて感動したので今夜はワイン飲みながら『ワンダフルタウン』を見る。ラトル指揮ベルリン・フィルも歌手もノリまくっての大名演。バーンスタインの作曲した音楽というのはメロディも美しいし本当の素晴らしいですね。『ウェストサイド・ストーリー』以外にも素晴らしいミュージカルがあるのをもっと多くの人に知ってほしいですね。

7月7日(金)
この日を七夕と呼ぶのはさすがに首を捻る。琴座のベガ(織り姫星)と鷲座のアルタイル(彦星)はまだ天頂に上ってないのですからね。守りたい旧暦(太陰暦)は決して少なくないですね。小泉悠『ウクライナ戦争』(ちくま新書)読了。いろんなことを教わりました。ハイテク技術を多用した「新しい戦争」が結局は武力(暴力)のぶつかり合い(殺し合い)という「古い戦争」に修練してしまう理屈がよくわかりました。だから平和を求めて停戦交渉が始まっても《大国の侵略が成功したという事例を残さないようにする》ところが困難とはいえなキモになりますね。《仮想敵国全てが核保有国であるわが国にとってこれは他人事ではない》し「台湾有事」のとき日本はウクライナ戦争のポーランドと同じ立ち位置に立たされるわけですね。それを頭に入れておくことにしましょう。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあとイロイロ準備して打ち合わせして『ニューズ・オプエド』はゲストがスポーツライターの小林信也さんと大リーグ評論家の福島良一さん。特集は「大谷の活躍とメジャーから考える甲子園大会」と出して福島さんにアメリカの高校野球やアマ野球事情をイロイロ聞けたのが素晴らしかった。メジャーのオールスター戦の祭典(1週間くらいある)のなかで全米の優秀な高校生野球選手を集めて東西対抗戦をしたり野球の指導をしたり…。アメリカの学校は9月新学期で集まる高校生は全てメジャーのドラフト指名を受ける選手。高校野球はリーグ戦中心の州大会だけで全国大会は存在せず高校野球部の監督は勝利を目指すのではなく高校生の健康管理が仕事だとか…。当然高校野球の試合はアメリカでは誰も注目していないわけで…サテ日本の高校野球改革はどこから手を付けるべきか…私学の宣伝のためとなっている勝利至上主義を改め…野球(スポーツ)が公共の財産であるという認識を広め…そのためには高校生の野球に大騒ぎしているマスメディアが手を引き…マスメディアの関係者や高野連関係者は話し合いには応じても記事にするのはNGのオフレコ会談を希望とかで…サテ今年の真夏の甲子園大会はどーなる!?「オプエド」のあと「チコちゃん」見ながら晩飯。日本の社会は「悪い」とわかっていることでも改めようとはしない社会かもしれませんね。マイナカードも…。

7月6日(木)
『ウクライナ戦争』あと少しで読了。ロシアはこの戦争(特別軍事作戦)で多くの失敗を繰り返したがなかでも最悪なのが《プーチンが作戦レベルとか場合によっては戦術レベルの運用にまで口を出しているのではないか》ということだったようだ。《これは多くの戦争を失敗に導いてきたマイクロ・マネージメントそのものである。つまり最高司令官が現場の細かいことまで介入してかえって混乱を招いたのではないかということだ》なるほど。ヒトラーを初めとする独裁者が失敗したやり方ですね。そのプーチンが《どう見ても戦争が起きているにもかかわらず》特別軍事作戦という言葉に固執し戦争が起きていることを《認めようとしないという態度はアントン・チェーホフの戯曲『桜の園』を思い起こさせる》との指摘はオモシロかった。没落貴族の女地主は贅沢な暮らしを続けカネが必要で「桜の園」を売るほかないのだがその買い手が小作農出身の男であることが気に入らず決断できずにいる…つまり《かつての超大国にしてスラヴ世界の盟主であった過去を忘れられない現在のロシアをここに重ねることも出来ようが戦場の現実(=ウクライナに主導権を奪われたこと)を直視しようとせずに「特別軍事作戦」の名称にこだわるプーチンの姿もまたラネフスカヤ(桜の園の主人公)めいたものを感じざるを得ない》なるほど。チェーホフだけでなくトルストイ&ドストエフスキー&プーシキン&ゴーリキー&ゴーゴリ&ショーロホフ&パステルナーク&ソルジェニーツィン…山ほどいるロシアの凄い作家はロシア人の行動をプーチンも含めて全て既に描いてるようですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。雨は夜間のみで昼間は空梅雨状態の南関東。暑い暑い暑い。言うまいと思えど今日の暑さかな…という漱石の一句を昔ドンキーカルテットという漫才バンドがギャグのネタにしてYou might thnk but today's hot fish.なんて英語(?)をテレビの『笑点』で披露していた。昔の漫才グループはレベルが高かった(?)終日デスクワーク。暑い日は読書に限る。そしてビール。久し振りにバーンスタインの『キャンディード』を見ながら晩飯。このヴォルテール原作のミュージカル(コミック・オペラ)は本当に素晴らしいですね。


7月5日(水)
朝ベッドで『ウクライナ戦争』読み続ける。ロシアがキーウに向かっての最初の侵攻に失敗したのは結局プーチン(ロシア人)がウクライナ人は「弱い」という「民族主義的優越感のようなもの」もあったのではないか…という指摘はオモシロイ。《ジェイン・オースティンの小説『高慢と偏見』ではそのタイトルにある二つの要素が男女の衝突を引き起こし最後にはロマンスへと結実する。だがロシアの「高慢と偏見」がもたらしたのは手痛い軍事的失敗であった》ナルホド。さらにプーチンが《ゼレンスキーという政治家の力量を見誤った》のも大ミス。ゼレンスキーはロシアの侵攻直後にアメリカから亡命を求められても「必要なのは弾薬であって(亡命のための)移動手段ではない」と断ったほか様々な決断でロシアのキーウ占領と政権転覆を押し返したのですからね。クラウセヴィッツの《戦争の三位一体論》も興味深かった。《フランス革命前の軍隊は貴族の財産》で傭兵のようなものだったがナポレオン戦争以後の戦争は《国家が政治的目標を達成するための手段》であり国の《軍隊による暴力闘争》でありソコには《国家と自己を同一視して大量の犠牲を払う覚悟を持った「国民」という存在が絶対に必要》となる。この《三位一体》を実現していたのはもちろんワグネルなどに頼ったロシアではなくウクライナ。その結果プーチンが《48時間で消滅するはず》と「高慢&偏見」で考えていたウクライナは《クラウセヴィッツのいう「国民」の要素》も大きく働いて長期戦に至ったというわけか…サテこのあとはどーなる?ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。テーマは福岡で開催される世界水泳第2弾として日本のアーティスティックスイミングと古式泳法(日本泳法)の関係について昨日の本欄に書いたようなことを話す。ラジオのあと黒兵衛と散歩。ヨメハンが少々ギックリ腰気味。年齢的には黒兵衛のほうがかなり年上のはずなのに黒兵衛はメッチャ元気。ヤハリ四足歩行から進化した人類の二足歩行はそもそも身体に無理があるのかな?終日読書や雑務の一日。昼間NHK-BSで『フォレスト・ガンプ』をやっていたけど以前キチンと見て何故この映画がアカデミー作品賞に選ばれたのか理解できなかった。昼飯食べながらちらちら見ても同じ印象。アメリカの歴史を好み懐かしむアメリカ人がこの映画を好んだとしても…ワカラン。晩飯はTBS-BSで統一教会問題を見ながら。自民保守派がこの宗教と仲良くなる理由がサッパリわかりませんね。ただただ票のため?そんな阿呆な…嗚呼。

7月4日(火)
ベッド内の読書を最近の趣向をガラリと変えて小泉悠『ウクライナ戦争』(ちくま新書)読み始める。この馬鹿馬鹿しい阿呆みたいな戦争が何故始まったのか?テレビがスポーツの攻防や勝敗のように取りあげている戦況解説ではよーワカラン根本問題を知りたいと読み始める。《大衆が自分の考えで政治的意見を持ったりましてや街頭での抗議活動に繰り出してくることなどあり得ずそのような事態が起きた時には必ず首謀者と金で動く組織が背後に存在するというのがプーチンの世界観なのである》ナルホド。KGB出身のプーチンは可哀想は人ですねえ。いやロシアの歴代皇帝も皆それを恐れていたのですね。ボリスゴドゥノフもリトアニアやポーランドが偽皇帝を押し立てて攻めてくるのを恐れていましたからね。ロシアの専制主義では民衆の声はどの皇帝を支持するかという声しかなく民主主義の入り込む余地などないのですね。プーチンはプリコジンとワグネルの反乱の裏にも「何か」があったと思ってるのかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。空梅雨かと思える夏の日射し。昨晩深夜にはチョイと豪雨もあったのかもしれないけど昨日は東京に出て疲れたのか寝込んでしまって気付かなかった。南関東は線状降水帯ともゲリラ豪雨とも今のところ無縁かな。九州地方の皆さんお見舞い申し上げます。ワン。デスクワークは明日のRKB毎日放送での世界水泳の話題で古式泳法のことを喋りたいので少々勉強。かつてシンクロと言っていた競技で五輪メダリストの奥野史子さんも立花美哉サンも武田美保さんも皆さん京都踏水会の出身で踏水とは古式泳法で水を踏むこと。立ち泳ぎのことですからね。さらに金曜の『ニューズ・オプエド』のゲストが大リーグ評論家の福島良一さんに決まったので彼の新著『もっと知りたい!大谷翔平』を読み直したり『ウクライナ戦争』を読み続けたり…やっぱり自分は活字中毒なのかなと再確認。

7月3日(月)
斎藤美奈子『出世と恋愛 近代文学で読む男と女』(講談社現代新書)読了。男性作家の身勝手な「女はワカラン感覚」で書いた戦前の恋愛小説はすべて現実の女性に「向き合わない男」が女性にふられて終わるか「女性の死」で終わる。そんな脳天気な「男の平和」は現実社会が戦争に突き進むなかで崩壊する。男の書いた「女性が死ぬ」パターンの日本の恋愛小説の最後の作品堀辰雄の『風立ちぬ』は学徒動員された学徒兵たちが死に直面した《戦場で最もよく読まれた作品》らしいが結核で死に直面している恋人節子に向かって主人公の男(作者)は《おれはお前のことを小説に書こうと思うのだよ》と語る。そこで著者(斎藤美奈子)は激怒する。《節子の側に立てば「私はあなたの何なの?あなたの小説の道具なの?」くらいはいってやってもよかった枕のひとつでも投げてやればよかったのだ》入院中でベッドに寝ていますからね。しかしこういう言われてみれば当たり前の女性の意見に(書生のような70歳を超えた古い男は)なかなか気付かないものだ。全編そんな指摘に溢れていた本書は本当に勉強になりました。ワン。ベッドを出て真夏の太陽ギラギラの下黒兵衛と散歩。汗だくになった身体をシャワーで流してチョイと仕事のあと出かける準備をして東京へ。あまりに暑いからタクシーに乗ろうとすればタクシーがなく行列が目立っていたので地下道を大手町駅まで歩いて東西線で竹橋へ。徒歩で出来るだけ真夏の日射しを避けて『ZAITEN』編集部へ。スポーツライターの小林信也さんと対談。テーマはもちろん二人の今日チュで出版した『真夏の甲子園はいらない 問(岩波ブックレット)(岩波ブックレット)についての「その後」と今年も地方大会が始まった甲子園大会のついて。喋ることは山ほど。ここに書き切れませんが甲子園大会関係者が「会って話し合いたい」と言いながら「記事にしないこと」と条件を出すのは卑怯という以上に意味不明ですね。オフレコで喋ることと公然と喋ることが違う…というのは基本的に許せないですね。少なくともジャーナリストのすることじゃないですね。そういうことまで対談に書くことにしますがコノ暑さのなかでどーなるのかな?帰りの電車で携帯に届いたSNSで小学生の同級生が癌で亡くなったことを知る。最近はコロナもあって逢えてなかったけど残念としか言いようがないです。合掌。

7月2日(日)
五輪アナリストの春日良一さんが『2030年の冬期オリンピック開催をウクライナで!』という緊急提言をYuTubeで行ったので彼の意見を支持する一人としてURLを記しておきます。https://www.youtube.com/watch?v=kcQ945lsPmw 『出世と恋愛』は有島武郎の『或る女』に続いて菊池寛の『真珠夫人』の解説『荘田瑠璃子の戦略』に感激。「男性が女性を弄ぶことを当然な普通なことにしながら社会的にも妾だとか芸妓だとか女優だとか娼婦だとか弄ぶための特殊な女性を作りながら反対にたまたま一人か二人の女性が男性を弄ぶと妖婦だとか毒婦だとかあらゆる汚名を負わせようとする」「男性は女性を弄んでよいもの。女性はそんな間違った男性本位の道徳に妾(わたし)は一身を賭しても反抗したいと思ってますの」荘田瑠璃子の口を通して言わしめた《男性の不貞は許し女性には貞淑を強いる根源的な性差別のひとつ》《性のダブルスタンダード》への批判は《国家公認の公娼制度に向けられたもの》であり《片務的な姦通罪を含むかもしれない》ナルホド。『真珠夫人』はLGBTQに関する法律を中途半端なカタチでしか作れない今の日本社会でこそこそ読っみ直されねばと思いますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。豪雨被害の地域とは無関係の夏空。被害に遭った方を思うと暑いなんて言ってられないですね。明日の対談準備などほどほどにして夜はテニスを語る会にZOOMで参加。スポーツ団体で一番大切なことは未来の青写真=5年後/10年後/20年後…100年後の青写真を描くことと喋らせてもらう。日本のサッカー界にはそれが存在し野球最大の問題なんですよね。最大の問題なんですよね。

7月1日(土)
朝ベッドで斎藤美奈子『出世と恋愛 近代文学で読む男と女』読み続ける。あと少しで読了。終わってほしくないと思うほどメッチャ面白い。特に有島武郎の『或る女』の解説。このタイトルしか知らなかった小説がコレほど凄い情動的で破滅的で男殺しの物語だとは知らなかった。これは大正8年の作品。『風と共に去りぬ』より《17年も早く書かれたことは特筆に値する。それも男尊女卑で有名な極東の島国で。姦通罪や検閲の網をかいくぐって》確かに。『或る女』がモーレツに読みたくなった。読まねば。ワン。ベッドから出てチョット激しい雨風のなか黒兵衛と散歩。小生愛用の安物雨合羽が風でボロボロになる。懸命に手で押さえて歩いていると白い大型犬を連れた若夫婦がレインコートも着ずに傘も差さずGパンTシャツ姿で笑顔で雨に打たれながら歩いてきた。若いですねえ。こっちまで気分が新鮮になったものの年寄りは黒兵衛の雲古とともにソソクサと退散。ワン。月曜の雑誌『ZAITEN』での小林信也氏との対談のレジュメ作りなど少々仕事のあと昼飯はNHK『探検ファクトリー』でレコード製作工場の職人サンの技術に感心しながら。晩飯はヴィッセル神戸のサッカーとイニエスタの退団セレモニーを見ながら。奥さんと5人の子供つれて出てきたイニエスタの涙を浮かべながらの挨拶も良かったけど最後にサポーターのいるスタンドのなかに入っていって別れの交流を行ったのは美しかったですね。プロ野球の「助っ人外人選手」では絶対に見られない光景でしょうね。


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ナンデモカンデモ
CD
『マーラー:交響曲第4番』
『マーラー:交響曲第4番』
佐渡裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団の美しい演奏。マーラーは人間の死と死後の世界も音楽にしたけど天国も音楽にしましたね
【1/30】
BOOK
中野珠実『顔に取り憑かれた脳』講談社現代新書
中野珠実『顔に取り憑かれた脳』講談社現代新書
夜読み出すと眠れなくなるほど面白い。「鏡の国のアリス」を書いたルイス・キャロルは鏡像自己認知が出来なかった?(笑)
【1/28】
CD
『ダブル・ファンタジー』
『ダブル・ファンタジー』
ジャケ写は最近お亡くなりになった篠山紀信さんです。
『Water Babies』
『Water Babies』
マイルスは他にも凄い演奏がありますがジャケットの面白さでコレを。
『ひこうき雲/松任谷由実』
『ひこうき雲/松任谷由実』
よく出来てる歌詞とレベルの高い歌唱。やっぱり最初から凄いパワーでしたね
【以上1/27】
BOOK
清水克行『室町は今日もハードボイルド日本中世のアナーキーな世界』新潮文庫
清水克行『室町は今日もハードボイルド日本中世のアナーキーな世界』新潮文庫
ギャハハハと笑いたくなる痛快歴史知識満載本。ヤマザキマリさんとの対談も絶妙
【1/19-26】
MOVIE
『オッペンハイマー』
『オッペンハイマー』
映画も見てみたいですね。広島・長崎の悲惨さは描かれてないらしいけど…。
YOUTUBE
『能 オッペンハイマーOppenheimer - A Noh Play in English』
『能 オッペンハイマーOppenheimer - A Noh Play in English』
これは一見の価値がある新作の能楽です
【以上1/25】
DVD
『切腹』
『切腹』
小林正樹監督・仲代達矢主演の素晴らしい映画。竹光で切腹……嗚呼。
『月の輝く夜に』
『月の輝く夜に』
イタリア人のオペラ好きがわかります。「ラ・ボエーム」を観て涙を流すシーンが音楽もシェールも美しい。ジェイソン監督のベストです
【以上1/24】
TERA
『六道珍皇寺』
『六道珍皇寺』
小生の檀家寺です
【1/21】
CD
『ショパン:ピアノ協奏曲第2番/ノクターン』
『ショパン:ピアノ協奏曲第2番/ノクターン』
辻井伸行クンのピアノを聴くと,どんな悪人も善人になる…と言った人がいます。私もそう思います
【1/20】
BOOK
水木しげる『劇画ヒットラー』ちくま文庫
水木しげる『劇画ヒットラー』ちくま文庫
水木先生がマンガの良さを発揮した素晴らしい作品です
【1/17-18】
Kindle
水木しげる『コミック昭和史4巻太平洋戦争前半』講談社文庫
水木しげる『コミック昭和史4巻太平洋戦争前半』講談社文庫
水木先生が劇画の素晴らしさを発揮した見事な作品。全8巻読みましょう!
【1/16】
BOOK
岩尾俊兵『世界は経営でできている』講談社現代新書
岩尾俊兵『世界は経営でできている』講談社現代新書
経営とか経済は苦手な小生も「上司はなぜ無能なのか?」という帯のコピーは笑いました。
佐藤光展『心の病気はどう治す』講談社現代新書
佐藤光展『心の病気はどう治す』講談社現代新書
いろんな精神病神経症について読んでおきたいですね。
藤田正勝『日本哲学入門』講談社現代文庫
藤田正勝『日本哲学入門』講談社現代文庫
西田幾多郎はまだよーわからん
【以上1/15】
Kindle
夏目漱石『草枕』岩波文庫
夏目漱石『草枕』岩波文庫
読む本がなくなったときに開けると常に新たな発見のある見事な小説。どこから読んでもイイと礎石自身が書いてます
【1/14】
BOOK
伊藤守・編著『東京オリンピックはどう観られたか:マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』ミネルヴァ書房
伊藤守・編著『東京オリンピックはどう観られたか:マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』ミネルヴァ書房
スポーツ・マスコミ関係者必読の必殺の一冊!
【1/10-13】
DVD
『日本一の男の中の男』
『日本一の男の中の男』
植木等&古沢憲吾監督のコンビとしては失敗作?しかし『雨に唄えば』のパクリなど見所はいっぱいです
【12/30,1/10】
BOOK
池上英洋・川口清香『美少年美術史:禁じられた欲望の歴史』ちくま学芸文庫
池上英洋・川口清香『美少年美術史:禁じられた欲望の歴史』ちくま学芸文庫
タイトルと絵にビビってました(笑)が西洋美術史を知るうえで素晴らしい一冊です
【1/6-9】
CD
『八代亜紀:哀歌ーaiuta』
『八代亜紀:哀歌ーaiuta』
いちどインタヴューさせてもらいました。素晴らしい歌は優しい人柄から生まれるものですね。もっとジャズを聴かせてほしかった。
『PASSION MINA IN N.Y.』
『PASSION MINA IN N.Y.』
青江美奈のニューヨーク・ライヴ。見事です。演歌歌手はジャズもイイですね
【以上1/9】
Blu-ray
『大奥』
『大奥』
期待を下回る映画でした。原作漫画を読むべきかな。
BOOK
田辺聖子『とりかえばや物語』文春文庫
田辺聖子『とりかえばや物語』文春文庫
いや,男女入れ替えの大奥よりも,こっちを読めばイイか。
【1/7】
Blu-ray
『ニューイヤー・コンサート2024』
『ニューイヤー・コンサート2024』
ティーレマンの指揮は色気がないですね
【1/6】
DVD
『愛のお荷物』
『愛のお荷物』
川島雄三監督の傑作コメディ。戦後の日本で人口増加に困る姿は,人口減少に悩む今こそ見直すべきでしょう。人間って勝手なものです
【1/4】
『永遠の門』
『永遠の門』
ゴッホの色彩を生かした映画作品。イイ映画です
【1/2】
YOUTUBE
『Aretha Franklin
『Aretha Franklin "Nessun Dorma" Live』
パヴァロッティの代役としてグラミー賞のステージに現れたアレサ・フランクリンの「誰も寝てはならぬ」はパヴァちゃん以上の迫力。凄い!
Nikoniko
『ガガ/サウンド・オブ・ミュージック』
『ガガ/サウンド・オブ・ミュージック』
レディガガって、本当に歌がうまいですね。
YOUTUBE
『Bryan Adams, Rod Stewart & Sting - All For Love』
『Bryan Adams, Rod Stewart & Sting - All For Love』
っこれも一聴の価値ある見事な歌です
【以上1/2】
DVD
『怪盗ジバコ』
『怪盗ジバコ』
北杜夫原作のクレイジー・キャッツの大作。高校時代に観て感激。日本の風景が懐かしい
【12/30】
Blu-ray
『ジュラシック・ワールド』
『ジュラシック・ワールド』
クダラナイ映画ですね
【12/28】
『お早よう』
『お早よう』
大好きな映画です。小生が餓鬼だった時代の日本の情景がすべて描かれています。
DVD
『マーラー::交響曲第9番・第10番・大地の歌』
『マーラー::交響曲第9番・第10番・大地の歌』
なるほどこれらの音楽は彼岸の響きというべきでしょうね。マーラーは凄い!
【以上12/27】
Blu-ray
『秋刀魚の味』
『秋刀魚の味』
この映画の素晴らしさは70歳になってやっと心の底からわかりました
【12/26,30】
BOOK
稲垣足穂『少年愛の美学』河出文庫
稲垣足穂『少年愛の美学』河出文庫
タルホ・ワールドはホンマにオモロイですね。
稲垣足穂『A感覚とV感覚』河出文庫
稲垣足穂『A感覚とV感覚』河出文庫
性感覚は宇宙まで飛翔するのですね
【12/25】
CD
『バーンスタイン最後の演奏会』
『バーンスタイン最後の演奏会』
オケはボストン響。ブリテンとベートーヴェン。ロンドン響を指揮した同じ楽曲の最後の日本公演をナマで聴きました。大阪万博で聴いたレニーの指揮ぶりを思い出しました。素晴らしいオーラでした。
LP
『ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」』
『ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」』
コレが小生が小学5年のときに初めて買ったクラシックのレコードです
【以上12/24】
NETFLIX
『マエストロ その音楽と愛と』
『マエストロ その音楽と愛と』
映画監督兼主演の人物がレニーに惚れ込み過ぎて作った失敗作ですね
【12/23】
WEB
『映像の世紀バタフライ・エフェクト 塩の行進ガンジーの志を継ぐ者たち』
『映像の世紀バタフライ・エフェクト 塩の行進ガンジーの志を継ぐ者たち』
無抵抗主義の強さを体現したガンジーは凄い人物ですね。
Blu-ray
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
トランボという脚本家が本当に好きになった素晴らしい映画です。「赤狩り」の悲劇は現在もアメリカ以外でも存在しますよね。
『ローマの休日』
『ローマの休日』
この素晴らしい映画もトランボが偽名で脚本を書きあげたのですね
【以上12/22】
BOOK
青山和夫『古代アメリカ文明マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』講談社現代新書
青山和夫『古代アメリカ文明マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』講談社現代新書
古代アメリカの実像を教えてくれました。もう一度ボリビアへ行きたくなった
【12/15-21】
Kindle
ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』講談社学術文庫
ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』講談社学術文庫
スポーツ関係者必読のスポーツ原理本です。
BOOK
中村敏雄『オフサイドはなぜ反則か』平凡社ライブラリー
中村敏雄『オフサイドはなぜ反則か』平凡社ライブラリー
スポーツ関係者には全集全8巻+別巻を全て読んでほしいけど無理ならこの一冊を!
多木浩二『スポーツを考える−身体・資本・ナショナリズム』ちくま新書
多木浩二『スポーツを考える−身体・資本・ナショナリズム』ちくま新書
これもスポーツ関係者の必読本だと思います
【以上12/20】
田中久美子『地獄百景』ベスト新書
田中久美子『地獄百景』ベスト新書
これは地獄入門のお手軽本と言えますが,ケッコウ内容が濃い一冊です
【12/10-20】
森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と戦うということ』講談社
森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と戦うということ』講談社
素晴らしいドキュメンタリー。人生のなかにボクシングがあるのでなくリングの上に人生がある!
【12/7-9,11】
DVD
『かもめ食堂』
『かもめ食堂』
この素敵な映画のゆったりしたリズムについて行けない自分に自己嫌悪を感じています(>_<)
Blu-ray
『日本沈没』
『日本沈没』
この原作者が1970年万博のプロデューサーの一人でした。こんな人が日本にいなくなった金儲けだけの現在の万博は(五輪も)無理ですね
【以上12/6】
BOOK
斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書』
斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書』
こんな素晴らしい本がベストセラーになるのに日本が良くならないのは政治家が読んでないからか?
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』角川文庫
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』角川文庫
この本の本当の作者はカールマルクスかも知れませんね(笑)
ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』角川文庫
ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』角川文庫
特に「可哀想な牡蠣の話」と「ドードー鳥とともに走りまくる動物の話」は痛烈な資本主義批判ですよね?
【以上11/5】
『世界思想2023年春50号特集歴史』世界思想社
『世界思想2023年春50号特集歴史』世界思想社
メッチャメッチャ勉強になりました
【以上12/3-6】
『世界思想2022年春49号特集民主主義』世界思想社
『世界思想2022年春49号特集民主主義』世界思想社
素晴らしい雑誌は1年に一度出版される年刊です
【11/30-12/3】
小迎裕美子(著)赤間恵都子(監修)『本日もいとをかし!!枕草子』KADOKAWA
小迎裕美子(著)赤間恵都子(監修)『本日もいとをかし!!枕草子』KADOKAWA
再読しようとしたら見つからない。シキブ派に鞍替えしたらナゴンさんが怒った?
CD
『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第7番』フリッツ・ライナー指揮シカゴ響
『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第7番』フリッツ・ライナー指揮シカゴ響
私がベートーヴェンと出逢ったキッカケはコレの冒頭の試聴盤レコードでした。
【11/27,29】
『ジェラシー&ペルシアの市場にて〜ポップス・ストッパーズ』
『ジェラシー&ペルシアの市場にて〜ポップス・ストッパーズ』
アーサー・フィードラーは作曲はしなかったけど明らかにジョン・ウィリアムスの師匠ですよね
【以上11/29】
BOOK
小迎裕美子(著)赤間恵都子(監修)『人生はあはれなり…紫式部日記!!』KADOKAWA
小迎裕美子(著)赤間恵都子(監修)『人生はあはれなり…紫式部日記!!』KADOKAWA
最高のシキブ入門書だと思います
【11/27-28】
BOOK
拙著『タイガースへの鎮魂歌(レクイエム)〜あの問い虎は美しかった』朝日新聞社
拙著『タイガースへの鎮魂歌(レクイエム)〜あの問い虎は美しかった』朝日新聞社
小生の大ケッサクと今も自負する一冊。"アレ"に満足できない人はお読みください(笑)
『タイガースへの鎮魂歌(レクイエム)〜あのとき虎は美しかった』河出文庫
『タイガースへの鎮魂歌(レクイエム)〜あのとき虎は美しかった』河出文庫
文庫版もあります。中味はほぼ同じです。
『真夏の甲子園はいらない問題だらけの高校野球』
『真夏の甲子園はいらない問題だらけの高校野球』
絶賛発売中!メディア主導の甲子園大会を根本的に考え直してみましょう!すると日本のスポーツが素晴らしくなるはずです!
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
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クリックするとRakutenブックスへ跳びます。amazonよりもこっちの評価のほうが正しいですね(笑)。どうぞ、お買い求めを!
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
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『プロ野球大事典』(新潮文庫)3
『プロ野球大事典』(新潮文庫)
小生の実質的デビュー作。パロディ満載だけどよく売れました。我ながら良く書きましたね。
ロバート・ホワイティング著/玉木正之・訳『ふたつのオリンピック東京1964/2020』(KADOKAWA)
ロバート・ホワイティング著/玉木正之・訳『ふたつのオリンピック東京1964/2020』(KADOKAWA)
2400円と少々値段が高いですが全編約600頁。面白さは保証します(訳者)
拙著『京都祇園遁走曲』(文藝春秋)
拙著『京都祇園遁走曲』(文藝春秋)
まだ読んでない人はアマゾンで1円で買えるそうですから読んでね
『大相撲「八百長批判」を嗤う』(飛鳥新社)
『大相撲「八百長批判」を嗤う』(飛鳥新社)
八百長が騒がれた時期(2011年6月)に緊急出版した本です。宮崎学(作家)根岸敦生(朝日新聞記者/元相撲担当)鵜飼克郎(週刊ポスト記者)荒井太郎(相撲ジャーナリスト)らと相撲の本質論を語ってます。
『野球アンソロジー9回裏2死満塁 素晴らしき日本野球』(新潮文庫)
『野球アンソロジー9回裏2死満塁素晴らしき日本野球』(新潮文庫)
大好評発売中。正岡子規、夏目漱石、埴谷雄高、大下弘、桑田真澄、伊集院静…などが並んでます。買ってください!読んでください!
『彼らの奇蹟:傑作スポーツアンソロジー』(新潮文庫)
『彼らの奇蹟:傑作スポーツアンソロジー』(新潮文庫)
三島由紀夫、澁澤龍彦、小林秀雄、石原慎太郎、大江健三郎、沢木耕太郎、村上春樹…などが並んでます。こちらもよろしく。
『スポーツとは何か』(講談社現代新書)
『スポーツとは何か』(講談社現代新書)
「運動会」の文章は中学3年国語の教科書に採用され、他の文章も、今も大学や高校の入試や予備校の模試によく使われています。
『スポーツ解体新書』(朝日文庫)
『スポーツ解体新書』(朝日文庫)
これも大学入試の論文問題によく使われます。文庫版解説の文章は乙武洋匡さんです。
『続スポーツ解体新書』(Zaiten books)
『続スポーツ解体新書』(Zaitenbooks)
もっと著書の宣伝をしなさいよ…と友人に言われたので…
(以上、スポーツ本の拙著の宣伝でした)
『図説・指揮者列伝 世界の指揮者100人』(河出書房新社ふくろうの本)
『図説・指揮者列伝世界の指揮者100人』(河出書房新社ふくろうの本)
平林直哉さんとの共著です。
『クラシック道場入門』(小学館)
『クラシック道場入門』(小学館)
中古ならあるようです。20年前に上梓した音楽本です。
『オペラ道場入門』(小学館)
『オペラ道場入門』(小学館)
クラシック…の本は5刷増刷。さらに面白くと出したオペラの本は増刷ナシ。やはり日本ではオペラはマダマダ…なのかな。以上、音楽関係拙著の宣伝でした。
タマキのナンデモカンデモごちゃまぜ総集編
タマキのナンデモカンデモごちゃまぜ総集編
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