コラム「スポーツ編」
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掲載日2017-11-22
この原稿は、かつて存在していた作家の宮崎学さんが主宰していたネットマガジン『直言』に書いたモノを、大幅に改訂、書き直して単行本『大相撲「八百長批判」を嗤う』(飛鳥新社)に収録したモノです。最近、またもや横綱の「暴行事件」などで角界が波立っています。それはかつての「八百長事件」の騒ぎとは、まったく異なる種類の騒ぎには違いありませんが、どこか共通点もある(「ガチンコ相撲=格闘技」と「興行相撲・人情相撲・出来山・盆中etc」という対立軸の存在)のように思えなくもないので“蔵出し”します。御自由に考えてお読みください。

「八百長」VS「出来山」の大一番

 ♪プワップワップワァァァ〜プワァァァ〜(オープニング・テーマ流れる) 「みなさん、おはようございます。今日は最初のテーマとして、大相撲の八百長問題をとりあげます。週刊誌などで疑惑がいろいろ騒がれ続けた大相撲の八百長問題ですが、とうとう携帯メールという動かぬ証拠が出てきました。そこで今回は、スペシャル・ゲストとして、この方にお越しいただきました」

「ハイ。ご紹介します。元前頭X枚目、現役時代はXXという四股名で人気を博し、引退後は年寄りXXを襲名。XX部屋の部屋付親方として現在も若い力士の指導に当たっておられるXX親方です」

「ええ〜今日は、現役の親方が、相撲界のありのままの真実の姿、八百長の実態を包み隠さず話してくださるということで、磨りガラスの向こうに座っていただいたうえ、お名前を伏せさせていただいたことを、視聴者の皆さんに御了解いただきたいと思います。では、緊急特集! 大相撲は八百長で汚れているのか! 爆弾発言はコマーシャルのあとで!」

〜〜〜〜 CM 〜〜〜〜

「では、さっそくXX親方に、ズバリお訊きしたいと思います。今回、八百長の打合せをした携帯メールが出てきたことで、相撲界に八百長の存在する事実が明らかになったのですが、八百長は昔からあったことなんでしょうか?」

「……八百長は……ないですな……」

「えっ!? いま、なんと?」

「われわれ大相撲の勝負に、八百長など存在しませんな」

「ちょ、ちょっと、待ってください(おい、打ち合わせと違うぞ)。過去に週刊誌がはっきりと八百長の存在を指摘して、元力士が顔も名前も出して証言したこともあり、携帯メールという動かぬ証拠まで出てきたというのに、そのお答えはないでしょう」

「あんな弱い三下力士の下手な『拵え相撲』なんぞ、どうでもいいことでしょう。あなた、あの幕下の相撲を見たのですか?」

「いえ、そりゃ、あの……」

「見てないなら、そんなに怒ることもないでしょう」

「しかし、自分たちが十両から幕下に落ちるのを、仲間の力士との八百長で阻止して、下位力士たちが上にあがれってこれないような状況をつくったのですよ」

「われわれ相撲界の事情を、そこまで心配していただき、感謝します。しかし、そこは、われわれがきちんとやりますから御心配なく」

「しかし、ですねえ」

「あっ。レギュラー・コメンテーターの弁護士の白星正義さん、どうぞ、どうぞ、どんどん疑問をぶつけてください」

「しかし、お金を払ったお客さんが、出来レースを見せられたんですよ!」

「待った! ちょっと待った。相撲の場合は、出来レースではなく、出来山といってください」

「????……まぁ、いいか……。その、真剣勝負だと信じていたものが、じつはデキヤマだったら、ファンに対する裏切り行為じゃないですか!」

「そうとも限らないでしょう。真剣勝負だから面白く興奮する一番だととはかぎらないでしょう。まあ、あの出来山は最低の内容でしたけどね」

「それはおかしい! 詭弁ですよ」

「しかし八百長が非難されるのは、その行為によって、誰かが大儲けをしたり、誰かが大損をしたときに非難 されるべきものですな。競馬や競輪ならともかく、大相撲の取り組みで、そんな非難を受ける結果がありましたかな?」

「多くのファンが、大相撲は真剣勝負だと思って観てるのですよ。それが出来レースだとわかったらファンに対する裏切りじゃないですか!」

「言葉は、出来山を使ってくださいね。それはともかく、過去に、八百長だと声高に非難したマスコミや作家の先生はおられましたが、八百長を見せられたからカネを返せと主張したお客様は、おられませんでした。あなたが大相撲をごらんになって、これは八百長だと思われたときは、そう主張なさって下さい。対処させていただきます」

「し、し、しかし、出来レースの試合が……いや、出来山の一番が存在したことは、既に事実として知れ渡っているのですよ」

「……うむ。かつて兄弟で優勝決定戦となったことがありましたな」

「貴乃花と若乃花の対決ですね」

「兄弟対決の優勝決定戦で、強い弟が弱い兄に負けた。それを誰も非難しませんな」

「あの兄弟対決は、出来山だったと?」

「いいや。出来山じゃない。盆中だったかもしれない」

「ボンナカ……? ナカボンじゃないんですか?」

「中盆は盆中をひっくり返した隠語で、盆中を取り次ぐ力士のことを言いますな」

「ボンナカ……」

「一方の力士が負けてやることです」

「それって片八百長じゃないですか」

「それは言葉が悪い。言葉が違う」

「だったら、若乃花と貴乃花の兄弟対決は盆中だったと?」

「知りませんな」

「知りませんって、いま、そう言ったじゃないですか」

「言ってませんな。かもしれないと言っただけです」

「本当のところは、どうだったんでしょう?」

「野暮を言ってはいけません。そんなこと、どうでもいいことです。その相撲内容も、結果も、誰も非難しなかった。むしろ当時は、誰もがその結果を 喜びましたな。それでいいでしょう」

「それが今回の八百長の一件とどう関係あるんですか?」

「横綱の存在は、血を分け合った兄よりも特別です」

「それは、どういう意味で……?」

「大相撲は格闘技の一種としてのスポーツでもありますが、同時に興行でもあり神事でもあるわけですな。横綱が不在だったり休んでばかりいるようでは観客も不満を抱きますわな。興行としての人気も下火になる。だからジャイアント馬場やアントニオ猪木も一種の横綱的存在だったわけですな」

「ということは大相撲もプロレスと同じだと……?」

「まあまあ、早まりますな。大相撲がプロレスと同じであるわけがない。大相撲はスポーツでもあり興行でもあると同時に、長い日本の伝統文化を担う神事でもある わけで、その神事の頂点に立つ横綱は、やはり、そうそう負けちゃならんわけですな」

「だからといって、八百長をしてもいいとはいえないでしょう」

「まあ、まあ、まあ。だから神事の頂点に立つ横綱には品格も求められ、心技体を兼ね備えた強い力士しかなれないわけですな。また、横綱になった力士は、常に精進し、人格を磨き、品格を備え、稽古に励み、若い力士に胸を貸し、番付の下の者から尊敬される存在でなければなりませんわな。言ってみれば、横綱は下位の力士が気負けするようなオーラを出すほどでなければいかんわけですな」

「キマケ?」

「位負けと言えばわかっていただけますかな。下位の力士は、端から横綱に勝つのは無理だとわかる。そこで無理をして怪我をするような挑戦は避ける。その結果、横綱は圧倒的に堂々と美しく勝つ」

「それって片八百長じゃないですか!」

「違いますな。横綱の気≠ナ勝つわけです。気≠ナ勝った横綱は、気≠ナ負けた相手力士をもっと強くしてやろうと可愛がり、胸を貸してやり、 稽古をつけてやり、鍛えてやり、たまには御馳走を奢ってやることも、小遣いをわたしてやることもある」

「それって八百長の御礼じゃないの?」

「貴方は無粋な人ですな。阿吽の呼吸というのが、わかっておられない」

「しかし週刊誌によれば、あるいは過去に八百長を告発した力士の証言によれば、そんな綺麗事ではなく、朝青龍なんかは、勝ち星を買いあさったといわれたじゃありませんか。おまけに横綱だけでなく、そういう行為が下位の力士にもはびこってると……」

「私はそのような事実は知りません。それが事実であるとすれば情けないことですな。見苦しいことです。横綱を頂点とした美しいヒエラルキーというか、日本の伝統文化の崩壊といえますな」

「ええ〜と、ちょっと待ってください。親方のお話を伺っていますと、大相撲には、一種の阿吽の呼吸による談合行為のようなものが存在していると、そして、週刊誌によれば、その談合行為が制度化して現在頻発するようになったと、そういうことになるのでしょうか」

「談合! そういう人聞きの悪い言葉は使ってほしくありませんな」

「だったら、どう言えばいいんでしょう?」

「和を以て貴しと為す」

「……なるほど。だったら、これまでも『和を以て貴し』とする行為が為されてきたというわけですか?」

「そんなことはありません。先ほども言いましたが、相撲は、スポーツ、興行、神事の3本柱によって美しく成り立ってきたわけで、時代によってはスポーツの要素が強くなったり、興行の要素が強くなったり、神事の要素が強くなったりして2千年の歴史を重ねてきました。貴乃花が横綱の時代はスポーツの要素が強くなって、怪我をする力士や休場する力士が大勢出て、問題になりましたな……」

「だからといって、土俵の上が『和をもって貴し』では、無気力相撲がふえるばかりで、つまらなくなるでしょう」

「はい。観客がつまらないと思えば、土俵の上は改まります。そうして右へ左へ揺れ続けて大相撲は歴史を重ねてきたのです」

「だったら、朝青龍が横綱だった時代は、どんな時代だったのですか? モンゴルの力士たちが、聖徳太子の精神を発揮したとでもいうのですか!?」

「ワルを以て貴しと為す……」

「出ました! 最後に爆弾発言! だったら、もう一度お訊きします。そのワルが中心の時代には、大相撲には、八百長が存在したわけですね」

「いいえ。八百長は存在しません」

「しかしね、親方。大相撲が八百長に汚れきっていたことは、もはや事実というしかないですよ……」

「無粋なことですな。馬鹿なことになったもんです。相撲界には八百長という言葉が存在しない。そもそも八百長という言葉が存在しないのに、どうして八百長が存在するといえるのか!」

「??????!!!!!!??????」

「日本の伝統文化は、日本人の心は……」

「ええ〜、たいへん残念ですが、時間がきてしまいましたので、とりあえずコマーシャルを。次のコーナーは、かわいい白クマの赤ちゃん誕生の……」

〜〜〜〜 CM 〜〜〜〜

「あ〜あ、最後の言葉がCMで切れちゃったなぁ……。あ、親方、親方。ちょっと待ってください。打ち合わせでは、八百長という言葉も使う、実例もあげるとおっしゃってたのに、ずいぶん話の中身が柔らかくなりましたね」

「ワシは、出来山は嫌いなんですわ……」

 
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世界陸上と日本のスポーツの未来

デデューの「復帰」に学ぶ「カムバック」に必要なもの

特待制度は「野球の問題」か?

学校はスポーツを行う場ではない!

動き出すか?球界の真の改革

東京オリンピック〜戦後日本のひとつの美しい到達点

日本スポーツ界における「室町時代」の終焉

「水泳ニッポン」は復活するのか?

スポーツはナショナリズムを超えることができるか?

「歴史の重み」による勝利は、いつまで続く?

スポーツ総合誌の相次ぐ「廃刊・休刊」に関して考えられる理由

廃刊の決まった『スポーツ・ヤァ!』をなんとか継続できないものか!?

日本の野球選手はなぜアメリカを目指すのか?

日本のプロ野球と北海道ファイターズに未来はあるか?

私の好きな「スポーツ映画」

東京・福岡「五輪招致」のナンセンス?

政治と格闘した宿命のチャンピオン〜モハメド・アリ

日本のスポーツ界は「中田の個人の意志」を前例に

「求む。新鋭ライター」〜玉木正之の「第5期スポーツ・ジャーナリスト養成塾夏期集中講座」開講のお知らせ

1個のボールが世界の人々を結ぶ

「型」のないジーコ・ジャパンは大丈夫?

社会はスポーツとともに

「日本サッカー青春時代」最後の闘い

スポーツは、学校(教育の場)で行われるべきか?

常識を貫いた男・野茂英雄(日本人ヒーロー/1995年大リーグ新人王獲得)

「玉木正之のスポーツ・ジャーナリスト養成塾第4期GW期集中講座」開講のお知らせ

最近のプロ野球は面白くなった!

人生に「アジャストメント」は可能か?

「栄光への架け橋だ!」は、五輪中継史上最高のアナウンスといえるかもしれない。

スポーツの「基本」とは「ヒーロー」になろうとすること?

2005年――「2004年の奇蹟」(選手会のスト成功)のあとに・・・

アジアシリーズ日韓決戦レポート『日本の野球はどのように進化したか?』

2005日本シリーズに見た「短い闘い」と「長い闘い」

イーグルス1年目をどう総括する?

スポーツとは経験するもの? 想像するもの?

阪神電鉄VS村上ファンド――正論はどっち?

高校野球の「教育」が「暴力」を生む

『スポーツ・ヤァ!玉木正之のスポーツ・ジャーナリスト実践塾』進塾希望者への筆記試験

ナニワの乱痴気

スポーツが開く未来社会

タイガースって、なんやねん 第10回「星野監督・阪神・プロ野球/それぞれの未来」

タイガースって、なんやねん 第9回「この先は、どんな時代になるんやねん?」

タイガースって、なんやねん 第8回「ミスター・タイガースはおらんのか?」

タイガースって、なんやねん 第7回「誰がホンマのファンやねん?」

タイガースって、なんやねん 第6回「関西は「豊か」やからアカンのか?」

タイガースって、なんやねん 第5回「星野さんは、コーチやなくて監督でっせ」

タイガースって、なんやねん 第4回「球団職員にも「プロの仕事」をさせまっせぇ」

タイガースって、なんやねん 第3回「星野監督は当たり前のことをする人なんや」

タイガースって、なんやねん 第2回「今年のトラにはGMがおりまっせ」

タイガースって、なんやねん 第1回「今年はバブルとちゃいまっせ」

「関西・甲子園・タイガース」=バラ色の未来――あるタクシードライバーの呟き

第V期スポーツジャーナリスト養成塾夏期特別集中講座・配布予定資料一覧

失われた「野球」を求めて――「楽天野球団」は「新球団」と呼べるのか?

浜スタから金網が消えた!

わたしが競馬にのめり込めない理由(わけ)

プロ野球ウルトラ記録クイズ

島田雅彦vs玉木正之 対談 『北朝鮮と闘い、何がどうなる?』

野球は、なんでこうなるの?

投手の真髄――PITCHING IN THE GROOVE

「球界第二次騒動」の行方は?

2005年日本スポーツ界展望〜「真の新時代」の到来に向けて

日本のスポーツの危機

野球は「学ぶもの」でなく、「慣れ親しむもの」

ライブドア堀江社長インタヴュー「落選から西武買収まで、すべて話します」

球団・選手「金まみれ」の甘えの構造

地域社会に根ざすスポーツ

新球団『東北楽天ゴールデンイーグルス』に望むこと

闘いはまだまだ続く

中日ドラゴンズ監督・落合博満の「確信」

奇蹟は起きた!

さようなら、背番号3

プロ野球ストライキと構造改革

「メディア規制法」とスポーツ・ジャーナリズム

黒船襲来。プロ野球維新のスタート!

パラリンピックを見よう! 日本代表選手を応援しよう!

アテネ大会でオリンピック休戦は実現するか?

「NO」といえるプロ野球

プロ野球選手が新リーグを創ってはどうか?

買収がダメなら新リーグ

「逆境こそ改革のチャンス!」

あの男にも「Xデー」は訪れる・・・

F1― それは究極の男の遊び

「戦争用語」ではなく「スポーツ用語」を

スポーツは国家のため?

阪神優勝で巨人一辺倒のプロ野球は変わりますか?

「高見」の論説に感じた居心地の悪さ

原稿でメシを食ったらアカンのか?

アメリカ・スポーツライティングの世界

<戦争とスポーツ>

長嶋野球の花道と日本球界の終焉

スポーツを知らない権力者にスポーツが支配される不幸

ニッポン・プロ野球の体質を改善する方法

草野進のプロ野球批評は何故に「革命的」なのか?

理性的佐瀬稔論

新庄剛志讃江――過剰な無意識

無精者の師匠、不肖の弟子を、不承不承語る

誰も知らないIOC

日本のスポーツ・メディア

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