4月1日(水)
今朝もベッドのなかで『スポーツの世界史』勉強。インドのサッカーは1950年のサッカーW杯ブラジル大会の出場権を得るほど強かったのに「資金不足その他のために出場を断念した」とあった。「その他のため」という理由がわからなかったが一昨日の『ニューズ・オプエド』のアフタートークでサッカー・ジャーナリストの大住良之さんに教えてもらった。それは裸足にサポーターを巻いてサッカーをしていたインドの選手たちが靴を履くのを拒否したから。こーゆートリヴィア情報は面白いですね。唯一のW杯出場を「靴」で逃したインドは以来W出場が叶わないのですね。ベッドから出て雨のなかレインコートを着て孫と一緒に黒兵衛と散歩。ルーティンはこなさねば。こなすという言葉は漢字では「熟す」と書くのですね。ATOKもイロイロ教えてくれるモノです。終日デスクワーク。東京も…そして日本もパンデミック寸前。フリーランサーは仕事が消えて辛いですねえ。名古屋のオペラ講座も4月末前の休講が決まったうえにその先の見通しも立ちませんからね。兵庫の佐渡裕さんのオペラ『ラ・ボエーム』の公演(7月)は大丈夫かな?晩飯映画劇場を孫と一緒に何を見ればいいかとちょっと考えてDVDのなかにチャップリンを発見。『モダンタイムス』を晩飯前と後に分けてみる。改めてみると面白いですね。クレージー・キャッツもドリフも志村けんも影響を受けていることがよくわかりますね。今日の東京新聞斎藤美奈子さんのコラムは面白かったですね。アンデルセンの甥っ子が書いた『裸の王様』の続編があるとか。裸のパレードの翌日から始まり王様は「パレードなどしておらぬ」と強弁を始める。「私や王妃がパレードをしていたなら退位する」と言いだしたから大変。王の気持ち(嘘)を忖度した側近や役人はパレード関係の書類を破棄するか改竄。驚いたのは「王様は裸だ!」と叫んだ少年。長じて彼は王制打倒を目地したとか。この『続・裸の王様』の邦題は何故か『桜の王様』と名づけられたとか。エイプリル・フールにはこーゆー寸鉄がほしいですね。
4月2日(木)
朝ベッドのなかで『スポーツの世界史』勉強。なるほど。フィリピンはかつてアジアのスポーツ王国だったのですね。ボクシング王者のバッキャオの存在は昔なら珍しくないのですね。シンガポールのスポーツは多民族国家と輸入エリート選手政策で多難の道を歩んでますね。各国のスポーツの歴史を見ると各国の国情がわかりますね。ベッドから出て孫と一緒に黒兵衛と散歩。桜が青空を背景に綺麗に咲き誇っている。昨日に続いて東京新聞のコラムが面白かった。今日は青学大名誉教授元学長の三木義一さん。新型コロナに感染すると嗅覚が奪われる。ならば現在の政権中枢部の政治家はみんな新型コロナの感染が疑われる。〈今の政権中枢部からは腐臭が漂っており普通なら鼻をつままなければ耐えられないはずなのに彼らは互いに感じない(略)重症でなければ良いが…〉思わず笑ったがその通りですね。ワン。おまけにアベノマスク。笑ってられないけど笑っちゃいますね。こんな政治家を選んでるわれわれ国民の責任なのでしょうか。終日デスクワーク。今日の2つ数か月後の講演会中止の連絡。フリーランサーには補償はないのでしょうねえ。
4月3日(金)
今朝もベッドのなかで『スポーツの世界史』勉強。アフリカ&オーストラリア。ケニヤやエチオピアでも一番人気のスポーツは長距離走ではなくサッカーなんですね。オーストラリアのオージーボウルと13人制ラグビーリーグは知ってたけど女子バスケットと言うべきネットボールが盛んとは知らなんだ。もうすぐ68歳になるけどまだまだ知らないことは多いですナァ。起きて孫と一緒に黒兵衛と散歩。桜が綺麗。終日でスクワーク。昼飯でチョイと休んでゴゴイチでNHK『視点論点』の原稿を仕上げる。テーマは東京オリパラの1年延期について。来週月曜にNHKのスタジオへ行ってこの原稿を10分かかって読みあげなければならない。久し振りの『視点論点』。Jリーグ誕生と五輪招致成功以来の3度目かな。音読。外国特派員協会で英語でやらされたときもビビって何度も練習したけど日本語もビビりますね。アナウンサーや役者は偉いなぁ。孫は隣の部屋で大作漫画『くもの糸』の製作に取り組んでいる。負けずに頑張らねば。晩飯に美味しいカツ丼を食ったあとは孫と一緒に『チコちゃん』。最近はちょくちょく面白くない話題があるけど今回は面白かった。鼻に水が入ると何故痛い?イタリア料理にトマトが多いのは何故?何故ガラスは割れる?あっという間に時間が過ぎて風呂入ってニュース見て寝る。緊急事態宣言はまだ出ない。そりゃ布製マスク2枚が有効と考えている政治家ですからね。奥さんのレストランの花見会はOKと言う人物ですからね。自分の在任期間中にオリパラをやりたがる指導者ですからね。指導力に期待するほうが無理なことかもしれませんね。
4月4日(土)
ベッドで『スポーツの世界史』のカリブ海地域の勉強。イギリス(クリケット)の影響からアメリカ(野球)の影響へ。「クリケットしか知らない者にクリケットの何がわかるというのか?」というトリニダード島出身の批評家の言葉は至言ですねクリケットをスポーツに置き換えても成立しますね。続けてブラジルー人種を通して見たサッカー小史も読む。「一人の黒人でなく黒人の代表だった」ペレは人種差別を超越して白人・黒人・ムラート(混血)を融合させたヒーローだったのですね。しかしスポーツから読み解く各国史は実に面白く各国の国情がよくわかりますね。この本を編纂した一橋大学教授の坂上康博先生は名著『権力装置としてのスポーツー帝国日本の国家戦略』(講談社メチエ選書)に感激して以前お目にかかり一献酌み交わしたこともあるけど再度連絡して『オプエド』に出てもらおうかな。ベッドから出て孫と一緒に黒兵衛と散歩。過去の颱風の塩害後遺症を心配した桜が見事に咲き誇っている。ワン。終日デスクワーク。NHK『視点論点』の担当者から指摘のあった部分を書き直して声を出して読んでみて詠みづらい部分を書き直して送稿。午後になって次女がもう一人の孫を連れて来宅。2日前の誕生祝いにナパヴァレーのコッポラのワイナリーで創られた赤ワインを2本とケーキを持参してくれる。ワインの1本は「ノーマ・ジーン」でマリリン・モンローの本名。ラベルにモンローのデビュー前の可愛い写真。これはまろやかで優しく美味しかった。もう1本はコッポラ農園らしく映画の題名と同じ「Apocalypse
Now(地獄の黙示録)」との名前。これは樽のアジト渋みが相当に効いたハードな1本で俺は感激して美味しく味わったがヨメハンや次女には少々キツすぎたよう。とりあえず新型コロナウイルス禍のなかでの2日早い68歳の誕生日は満足でありました。アメリカのメディアからも失笑冷笑嗤笑嘲笑され一笑に付されたアベノマスクは本気で200億円使って実施されるのか?真の対策は後手後手。政権内部はゴテゴテ。まさにApocalypse
Now(現代の黙示録)の様相を呈してきたようですね。
4月5日(日)
ベッドでの勉強『スポーツの世界史』はアルゼンチン&チリ&ウルグアイ。ウルグアイが何故W杯第1回から2連覇したのかよくわかった。スポーツと政治を切り離せ…と日本では今も言う人がいますがソレは理想論ですらない世迷い言なんですね。起きて次女と二人の孫と一緒に黒兵衛と散歩。明日は小学校の始業式。しかしすぐにまた休校。勉強も大事だけど本も読まさねば。『蜘蛛の糸』の次は『鼻』『芋粥』も買っておかねば。終日デスクワーク。『視点論点』の原稿を少し修正してホームページの原稿をまとめたり…次女と孫どもは自宅へ去って行くと我が家に静けさが戻る。晩飯は『ダーウィンが来た!』でライオンを見ながら。しかしコロナウイルスが気になってニュース番組に。風呂のあとのエッシェンバッハ指揮N響のマーラー『交響曲第2番復活』もニュースのチャンネルと行ったり来たりしながら。しかし緊急事態宣言は何故出ない?言葉を持っていない指導者ほど情けないものはないですね。
4月6日(月)
勉強inベッド『スポーツの世界史』は近代以前の欧州の遊び。なるほど王や国家は軍事訓練(弓術や柔術)を奨励したけど貴族は遊び(狩猟や釣漁)に…庶民はや動物の格闘(闘鶏闘犬など)や球技に…やがてスポーツに収斂していきサッカーやラグビーがイギリスのパブリックスクールと大学を中心に生まれる歴史は知っていたけどエリアスの民主主義社会スポーツ生誕論が出てこないのはちょっと不満。ベッドから出て黒兵衛との散歩をサッサと済ませて今日はNHKへ…と思っていたけど政府が緊急事態宣言を出すというので『視点論点』の担当者から延期の電話。まぁ仕方ないですね。『ニューズ・オプエド』も緊急事態宣言が出ればスタジオへの移動ではなく在宅で…との方針だったので責任者の上杉隆さんに電話。宣言は正式には明後日のに出る予定だけど出るのが決定的ということで今日の放送はスポーツをやめて特番に。つまり小生はお休み。ゲストの小林信也さんにも電話で事情を知らせる。結果終日お勉強。『スポーツの世界史』読み進む。フランスのスポーツの歴史の項目でアート(芸術)との関係に触れられていてドガの「ロンシャンの競馬」とモネの「アルジャントゥイユのレガッタ」が紹介されていた。この2点の絵画は拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』にも取りあげていたので何だか嬉しかった。今日は小生68歳の誕生日。既に誕生祝いは孫や次女と一緒に一昨日に済ませてもらってるのでヨメハンと静かに焼き鳥とビールとワインで乾杯。コロナはどこまで続くのか?来年のオリンピックまでに何が起こるのか?フリーランスである小生の講演会やシンポジウムや講座は今のところ8本が中止や延期になって相当苦しいけど損失補填はしてもらえないのでしょうねぇ。税金や沢山分捕るくせに日本政府はケチですね。しゃーないし原稿書くほかないですな。
4月7日(火)
朝『スポーツの世界史』フランス編をベッドで勉強。主にイギリスで生まれた近代スポーツがフランス人の手によってオリンピックとサッカーのW杯となり世界に広まったのは何か理由があるのかな?フランスではアートとスポーツが融合しているしていることも何か理由があるのかな?そー言えばドビュッシーは『遊技Jeux』と題したバレエ曲でテニスを音楽で描いているオネゲルに『ラグビー』と題した音楽もありますね。バーンスタインのオペラ『クワイエット・プレイス』の主人公は何故かハンドボールの選手でベン・シャーンにも『ハンドボール』と題した絵がありますね。アメリカとハンドボール。ようワカランけど調べてみればオモシロイかも。ベッドを出て桜吹雪のなか桃色の絨毯のうえを黒兵衛と散歩。チョイと風情があるかな。非常事態宣言のなか『スポーツゴジラ』のスポーツ本&スポーツ映画特集のための資料調べなど終日デスクワーク。スポーツ本は何と言ってもヘミングウェイの『老人と海』は外せないけど鈴木隆『けんかえれじい』も落としたくないので『老人と海』を映画で選ぶことにする。スペンサー・トレイシーの主演で監督はジョン・スタージェス。原作者のヘミングウェイも製作に協力したらしいけど音楽のディミトリ・ティオムキンは『真昼の決闘』『OK牧場の決闘』『ジャイアンツ』や『ローハイド』の音楽も創った作曲家ですね。しかし『老人と海』の音楽のメロディは憶えてない。DVDを見直さねば。夕方非常事態宣言についての安倍首相の演説。「コーナウィースのまーえんは…」とこの人の滑舌の悪さは筆舌に尽くせないけど格好をつけるだけで中味の無さのほうが問題ですね。108兆円の経済政策をTBSに出ていたそのまんま東サンが即座に「ハリボテ」と表現。1世帯30万円支給も赤子の小便(ヤヤコシイ)。国民全員の配るのは「国会議員にも配ることになる(から良くない)」なんて説明は阿呆かの領域ですね。収入の減ってない公務員や大企業の社員などは除外すればいいだけの話でしょ。大事なのは休業補償と減収補償でしょ。アベノマスクにも唖然としたけど(それは全世帯にではなく保育所などにまとめて配るべきでしょ)j自分の言葉をまったく持ってないこの程度の総理や副総理のもとで日本の社会はどーなるのでしょう?
4月8日(水)
朝ベッドで『スポーツの世界史』勉強。フランス生まれのジュ・ド・ポームJeux de paumeがイギリスの渡ってテニスTennisになって戻ってくるなんて面白いですね。フランスは馬術とか自転車&自動車レースとか結構スポーツで重要な地位を占めてるんですね。ドイツはナチスの生まれる前から集団的規律行動などナチ的要素があったと考えるのは間違いかな?ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと今日も仕事部屋で終日デスクワーク。ステイ・ホームでコロナ感染歯止めに結構貢献してる…とはいえ講演会等仕事が結構なくなったのは来月からボディブロウのように効いてきそうだな。国に助けをも求める気はないけど結構ツラいですね。今回の現金給付も自営業援助もアベノマスクと同程度のアホノミクスだと思ってる人が多いようですね。支持してるのはT氏くらいかな?2週間後の日本はどーなってるのでしょうか?
4月9日(木)
朝ベッドでルーティンの勉強。『スポーツの世界史』はどこから読んでも面白い。各国の基礎的知識を与えてくれる。ドイツにトゥルネンという統制的な身体文化が生じてそれがナチス(国家社会主義一党独裁)や東ドイツ(共産党一党独裁)に利用されたのもよくわかる。そういう統一感が欠如しているスペインもフランコ独裁になるのだから国家と国民の動静というのは難しいモノですね。そう言えば小生の初海外旅行はスペイン一周約2週間のの貧乏旅行ででマヨルカ・イビサ・バルセロナ・グラナダ・トレド・マドリードをまわったけれどグラナダ郊外のロルカの肖像を掲げたフラメンコ教室でおもしろいことがあったのを半世紀近くを経た今も憶えてる。それは日本の歌を歌えと言われたので「涙の連絡船」を歌ったら周囲のギタリストやフラメンコのダンサーが「オーレ!」と声をかけて手拍子をしてそれがピッタリハマったこと。イスラムのクルアーン(コーラン)の詠唱が東へ伝わって演歌化したと言う人がいるらしいけど同じクルアーンが西へ渡ってフラメンコになったという説も正しいように思える。都はるみの歌のあと日本の国歌を歌ってくれと言われたので「君が代」を歌ったけどこれはフラメンコの手拍子は入らなかった。そしてスペインの国歌を歌ってくれと私が言うとスペインの国歌には歌がないと言われてアンダルシアの歌かなんかを歌ってくれた。スペインは各地方の独立心が強くて統一の歌詞が作れないという事情を『スポーツの世界史』で改めて読んで納得。そう言えば張るセルナではカタルーニャの独立デモやバスク解放戦線のデモに遭遇して警察隊からゴム弾を浴びたこともあった。でも小生は光と影の強いスペインが大好きですね。ピカソもダリもファリャもシャブリエもロドリーゴもカザルスも素晴らしいですね。イタリアも好きやけどモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』も『フィガロ』もヴェルディの『ドン・カルロ』も舞台はスペインですよね。ベッド荒起きて黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。コロナウイルス感染予防に貢献かな。夕方から迎えのクルマに乗ってフジテレビへ。BSフジ『プライムニュース』生出演。組織委員会の武藤敏郎事務総長とオリンピアンの為末大さんと一緒に東京五輪1年延期について語る。1年延期で開催可能か否か…すべてはコロナの終息如何だけど2022年に中国北京がコロナウイルスに勝利した!と冬季五輪を堂々と胸張って開催する前に東京五輪ができれば伊のだけど…というのはかなり政治的な話ですね。そもそもオリンピックは政治ですからね。しかし石原慎太郎サンが五輪の表彰での国旗掲揚と国歌吹奏はやめたほうがイイとエッセイに書いていると喋ったことがこんなにウケるとは思わなかった。みなさん『文学者の見た世紀の祭典東京オリンピック』(講談社文庫)を読んで下さい。フジテレビの用意してくれたクルマでコンビニ寄ってビール買って飲みながら帰宅。メシ&フロ&ネル。
4月10日(金)
朝ベッドで読む『スポーツの世界史』はチェコ・ハンガリー・ユーゴスラヴィア。チェコに世界一大きなスタジアムがあってそこで世界一大きな十万人規模のパレードやマスゲームが行われていたなんて全然知らなんだ。ハンガリーで人種主義的な主張と軍国主義がスポーツと結びついてたなんてまったく知らなんだ。かつてのユーゴの民族融和とポスト・ユーゴのナショナリズムの対立の歴史はスポーツという文化を考えるうえで貴重な題材を与えてくれますね。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと今日もデスクワーク。途中知人から毎日放送のディレクターとして『ちちんぷいぷい』でお世話になった岡田公伸さんが亡くなったと知らせが入る。直接の死因は心筋症だけどコロナウイルスに感染されていたとか。MBSの取締役がコロナで亡くなったとはニュースで知っていたけどまさか岡田さんとは思わなかった。ご冥福をお祈りします。コロナの影響は近い人にも迫ってきましたね。昨日BSフジの『プライムニュース』で御一緒した五輪組織委の武藤敏郎さんの名刺を改めて見直したら英語表記にChief
Exective Officerとあった。事務総長とはCEOのことなんですね。英語はロクに喋れないですが英語のほうがわかりやすいこともありますね。コロナのおかげで講演会などが中止や延期で仕事が激減したのは仕方ないけど晩飯の時や晩飯後はニュースを見てばっかりで落ち着いて映画を観ることができないのは残念ですね。同じニュースを繰り返し見ても仕方ないし速報が出ても事態が大きく急変するわけでもないのに映画を観るゆとりがなくなるというのはやはり感染症の被害の一つと言えるようです。学校へ行けず外で遊べない多くの子供たちもストレスが溜まってるようですがこの機会にゲームなどせずに本を読みましょうね…と何故ニュースやワイドショウなんかで言わないのかなぁ?小生の読書の『スポーツの世界史』はいよいよソ連・ロシアとアメリカを残すのみ。『チコちゃん』見てフロ&サケ&コロナのニュース&ベッドへ。
4月11日(土)
朝ベッドで『スポーツの世界史』ソヴィエト/ロシア読了。ロマノフ王朝下のロシア知識人たちが心身二元論を否定し心身合体論から身体の重視を主張していたのは目ウロコでした。それでトルストイも『アンナ・カレーニナ』で競馬やテニスやスケートを描いてるんですね。しかし各国のスポーツ史を読んでいると絶対王政・帝政・封建制・民主主義・全体主義・社会主義・共産主義・国家社会主義…などの政治制度に関係なく各国の「国柄」が存在しているようにも思えますね。毛沢東や習近平の現代中国も秦・漢以来の明・清と同様の王朝に思えるしレーニンやスターリンやエリツィンやプーチンもイワン雷帝やボリス・ゴドゥノフやピョートル大帝から繋がってるように思えますねえ。それがスポーツ史から見るとよくわかる気がするのが面白いですねえ。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと別にコロナ対策というわけではないですが今日も終日デスクワーク。昼飯映画劇場で久し振りに映画を1本。ケヴィン・コスナー主演『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』。ベテランの大投手がやっと見つけた恋人に別れを告げられ球団も売り払われて自分もトレードに出されることになった最後の試合で完全試合。ロンドンへ出発する予定だった恋人は飛行機の出発が遅れて空港でテレビを見てしまい目が離せなくなって…。めちゃめちゃベタな恋愛野球映画。しかしイイですね。こーゆー話の展開は野球にピッタリですね。人生のなかに野球があるのではなく野球のなかに人生があるのですからね。しかしこーゆー映画は野球のできる名優のケヴィン・コスナー以外の俳優では無理ですな。晩飯食ってニュース見て…。しかし安倍首相にリーダーシップの欠如していることが明白となりましたね。原稿を読むだけで責任を取らない人物が妙な権力を手に入れるとロクなことがないのはモリカケで十分にわかったけど今の事態は最悪でコロナで潰れる自営業者やフリーランスがどれだけ出るのか心配になりますね。音楽や演劇などの文化の将来も含めて…日本の「何」を「誰」が潰すのか…?野党も1機100億円もするファントムを100機も買うのを止めて現金配布のコロナ対策をやれ!と何故言えないのでしょうねえ?芸術家やフリーランスの支援に6兆円も予算を組み申請の2日後に60万円が振り込まれたというドイツと「何」が違うのでしょうねえ?
4月12日(日)
朝ベッドで『スポーツの世界史』読了。最後はアメリカ。筆者は名著『人種とスポーツ 黒人は本当に「速く」「強い」のか』(中公新書)の著者である川島浩平氏。アメリカがスポーツ先進国であることは確かだがそこに横たわる人種・ジェンダー・商業主義その他諸問題を歴史的に検証することこそ未来のスポーツを考えるうえで必要なんですね。この素晴らしく面白い一冊のすべては「カリブ海諸国」の章に書かれていた次の一文のようにも思えます。《クリケットしか知らない者にクリケットの何がわかるというのか?》もちろんクリケットは野球にもサッカーにもラグビーにも陸上競技にもそしてスポーツという言葉にも置き換えられますよね。ベッドから出て黒兵衛と散歩。桜吹雪もほぼ終了。葉桜が輝く青葉の季節もコロナ禍でイマイチ心は晴れませんね。終日ステイホームでデスクワーク。安倍首相の星野源の動画への投稿に唖然。国難の危機にリーダーシップを発揮すべき総理大臣が悠々自適にコーヒー飲んでペットと戯る。あまりの無神経さと阿呆さ加減に涙も出なくて唖然として笑うほかないですね。夫婦揃っての馬鹿さ加減もここまで来れば立派なものです。こんな総理を支持する人がいることにも驚きますが…トホホですね。晩飯食いながら『ダーウィンが来た!』のでっかいティラノサウルスに似た草食恐竜(名前は忘れた)の特集は面白かった。続くEテレ『日曜美術館』のオルセー博物館特集にも感激。読書はW・ベーリング『スポーツの文化史』(法政大出版局)。古代ギリシアのオリンピアの祭典の記述が面白い。世の中コロナ禍でも面白いことはテレビにも本にも少なくない。面白くないのは阿呆総理の態度だ。こんな総理だから政策もサイテーなものしか出てこないのですね。
4月13日(月)
朝ベッドで昨日から読み始めたベーリング著『スポーツの文化史』がメッチャ面白い。クレタ文明やミケーネ文明やエジプト文明のスポーツ記述から始まって古代ギリシアのオリンピアの祭典へ。ここからカール五世やヘンリー八世のスポーツへ繋がっていくらしいからワクワク感満点で少々興奮しながらベッドを出て朝食のあと雨のなかを黒兵衛と散歩。そしてデスクワークと今日はルーティンにならず夕方の『ニューズ・オプエド』の準備。国の新型コロナ緊急事態宣言を受けてネット放送も新たなフェイズに入ったので上杉隆さんやスタッフのSクンとまず電話で打ち合わせ。小生がスタジオに行かなくてもiPadを使った自宅からのネット中継でOKとのことでSクンが大船の喫茶店までやって来てくれる。ところが小生のiPadが古すぎてヴァージョンアップしなければならずそれに時間がかかるため結局Sクンのスマホを借りて自宅から放送。小生も新しいスマホの導入を考えなければならないのかな?ゲストは以前から決まっていた柔道家の溝口紀子さんとビーチ・スポーツに詳しいスポーツライターの小崎仁久クン。そしてノーボーダー・ニューズ東京のボスの上杉隆さん。溝口さんには全柔連の新型コロナ感染クラスターの発生について(今後コーチや選手への感染の広がりが怖い)1年後になって選考方法がどう変わるのか…といったことを話していただき小崎クンにはビーチバレーの取材でオーストラリアに行く予定が寸前で止まった事情や名古屋の感染状況について話してもらう。そして上杉さんには永田町&霞が関の感染事情について。結局日本は今年7月に五輪をやるから感染発表を抑えていたと世界から取られても仕方ないですね。他に再来年の中国北京冬季五輪を新型コロナ勝利大会にさせないため東京五輪を来年にした…?という話題や安倍総理のあまりに脳天気な無意識過剰無責任阿呆ビデオを思いっきりみんなで批判。しかし安倍総理に対する批判が以外と小さいのも驚きですね。そんなことを批判するよりももっと大事な政策の批判を…なんてシタリ顔で口にしていたタレントがいたけどあれほど脳天気な阿呆だからコロナ対策も無策なんですよね。ならば根源にある阿呆さ加減が露呈した馬鹿現象も批判しなければならないはず。リモート会議システムによるネット中継は慣れないせいかチョイと疲れたけど無事終了。これは関西や九州に住んでるスポーツ関係者をゲストに呼ぶこともどんどんできそうで面白そうですね。
4月14日(火)
ベッドで『スポーツの文化史』読み続ける。現代のスポーツ・ブームをローマ帝政時代の「パンとサーカス」と較べる作業はさらに深める必要がありますね。政治的イベントであるオリンピックよりも町内運動会のほうが価値があるかも…という考察も深めるべきですね。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあとステイ・ホームのデスク・ワーク。昨日一日中バタバタしたので今日はゆっくり。晩飯前映画劇場はバッド・シュルバーグ原作ハンフリー・ボガート主演の『殴られる男』をチェック。イタリア出身の八百長で作られた世界王者プリモ・カルネラがモデルでマフィアと闘うスポーツ記者の物語。最後に記者が「ボクシングは国の法律で禁止されるべきである」とタイプを打つシーンで映画は終わる。ボクシング界が裏世界によって支配されていることをシュルバーグは熟知していたがボクシングというスポーツの価値を高く評価していたシュルバーグはこのシーンに怒っていたらしい。晩飯後映画劇場はヤンキースの大打者で2130試合連続出場の他数々の打撃記録を残し引退後間もなく筋萎縮症で亡くなったルー・ゲーリックの生涯を描いたゲーリー・クーパー主演『打撃王』。原題は"Pride
of Yankees"荒くれ男の集団であるヤンキースの価値を高めベースボールの価値まで高めたのはコロンビア大学出身のゲーリックのおかげですね。映画には描かれていなかったけどゲーリッグはオペラも好きで特にワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』を好んでいたそうです。またメジャーのオールスターチームの一員として来日。日本の野球選手と試合をして沢村栄治投手の好投でメジャーが負けかけた時に(球場の西日が沢村を助けたらしいけど)ホームランで1-0となりメジャーのPrideを守ったのも彼でしたね。それに一塁を守っていた彼は内野ゴロに倒れた日本人打者がニヤニヤと照れ笑いしながら一塁に全力疾走せずにヒョコヒョコ駈けてきた時はその選手を殴りつけようかと思ったそうです。「ヤマトダマシイのために」と彼は書き残していますね。とにかく素晴らしい人格者だった野球選手の素晴らしい映画です。何度目かのDVD鑑賞でしたがやっぱり最後の引退試合の挨拶「私は世界一しあわせな男です」には涙が出ますね。あ。この1942年の映画には本物のベーブ・ルースも自分の役で出演しておりナカナカの名演を残しています。風呂のあと寝る前に明日のゴミ出しのためのミックスペーパーと雑誌の整理をしてからベッドへ。この国の首相はステイホームのときにはそんなゴミ出しも掃除もしなくていいのですね。お気楽ですね。
4月15日(水)
朝ベッドで『スポーツの文化史』。ローマ時代のグラディエーター(剣闘士)には女性もいたのですね。もちろん少数で時代は限られてますが。スパルタカスはモスクワのサッカー・チームにも名前を残してますがスタンリー・キューブリック監督の映画『スパルタカス』は結構面白かったですね。カーク・ダグラス主演プロデュースでローレンス・オリヴィエ&トニー・カーチス&ピーター・ユスチノフと配役も豪華。この時キューブリックはほとんど無名の32歳。ハリウッドの赤狩りのあとに作られた映画で左派勢力が盛り返した結果の映画とも言われているらしい。ケネディ大統領が評価したんですよね。自宅で暇そうにしている安倍総理にも見せたいですね。ベッドから出て朝食のあと黒兵衛と散歩。終日デスクワークで財界展望社『ZAITEN』の原稿執筆。中味は2年後の中国での北京冬季五輪前にどーしても東京五輪をやりたい事情。オリンピックとは政治ですからね。コロナに勝った北京五輪!を世界が認めるかどうか…?晩飯映画劇場は『ピンクパンサー』で有名になるずっと前のピーター・セラーズ主演『ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ(闘牛士のワルツ)』。将軍(セラーズ)が退役となった時に17年間愛人として付き合っていた若い女性が結婚を迫って将軍のもとに現れるところから始まるドタバタ喜劇だが女好きの将軍と病身の正妻との会話など結構シリアスでセラーズらしい「毒」も満載。結局は愛人が将軍の隠し子だった部下と結ばれて将軍は新しい小間使いを誘惑するところで終わる…となかなか面白い筋書ではあるが映画としての完成度は低く失敗作ですね。でも有名人の若き失敗作を見るのも面白いものです。キューブリックも『スパルタカス』を取った時は撮影途中から起用されて自分の思い通りにならず自作のラインアップに入れてないそうと知って何故?と思いながら見るのも面白いものです。コロナ禍とは無縁の映画鑑賞&読書も悪くないですね。安倍総理はどんな本のページをめくっていたのかな?アノ姿は絶対に目が活字を追ってる様子ではなかったですよね。彼は演技も下手ですね。寝よ。
4月16日(木)
朝ベッドで『スポーツの文化史』。ローマ帝国の国教となったキリスト教は言わば原理主義的にギリシアローマの偶像崇拝的スポーツや遊技を否定したわけですね。キリストから約600年遅れてこの世に出てきたムハンマドの宗教は今言わばキリスト教の15世紀と同じ時代を生きているのかもしれませんね。キリスト教の宗教的暴力や虐殺事件が横行していた時代を。いや現代はもう少し時間が早く進むかな?ベッドから出て朝食のあと黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。夕方からビデオデッキに溜まった録画番組の処理。つまり見てない番組を見直すわけですね。『映像の世紀』第1回の芸術の歴史でアメリカのミュージカルやガーシュウィンから戦時期のチャップリンとショスタコーヴィチのファシズム批判そして戦後の赤狩りからボブ・ディラン&ビートルズなどの反戦運動…というドキュメンタリーは素晴らしかったですね。もう少し個々のテーマを(たとえばディズニーと赤狩りの関係とか)深掘りしてほしかったけど「映像の20世紀」の芸術家と歴史の流れはよくわかりました。この録画番組は消せないなぁ。しかし何年かあとにコロナウイルスに関するドキュメンタリーが作られたりすると日本政府のドタバタぶりとリーダーの無能さはどんなふうに描かれるのかな?アホノミクス&アホノマスク&アホノビデオそして補正予算のやり直し。安倍総理の布マスクを他の閣僚が誰一人もしていないのは何故でしょうかねえ?地方自治体の首長も誰も布マスクをしてませんね。安倍総理だけ。裸の王様とはこのことですね。でも野党にも優れた人材は見当たりません。せめて国会議員には給料の2割返上でなく総収入の2割返上くらいに手をつけてほしいものですね。貴方たちにも10万円が配布されるんですから。
4月17日(金)
朝ベッドでの『スポーツの文化史』は東洋(中国・日本)の解説となると少々ツライですね。まぁ著者のヴォルフガンク・ベーリンガーがミュンヘン生まれのドイツ人だから仕方ないか。本人も言葉の問題で資料の検証が不十分と書いているからヨーロッパ中心に読むことにしましょう。インカやマヤのフットボールについての説明は面白かったですけどね。起きて黒兵衛と散歩のあと今日もデスクワーク…と思ったらナント毎日服んでる血圧の降圧剤が切れてしまった。仕方ないので掛かり付けの先生に電話をして電話でのリモート診察で処方箋をいただいて近くの薬局で手に入れさせてもらう。少々大きな薬局が大船駅の近くにあるがコロナと関係なく結構大勢の人が薬を購入に来ていた。コロナの拡大による他の病気に対する影響は確かに怖いですね。ヨメハンと一緒に近くの大きなショッピングセンターでプリンターのインクやビールや黒兵衛と虎太郎の食料などの買い物をして帰宅。ソーシャル・ディスタンスは守られていたけど客足は結構多かったかな。帰宅して少々仕事のあと晩飯映画劇場。特番のため『チコちゃん』がお休み。誰が我が家に持ち込んだのか知らないが(長女かな?)『弁護士イーライの不思議な日常』というDVDがあったので1本が1時間弱だったので見てみる。なるほどコレはアメリカのTVドラマですね。副作用を隠そうとする製薬会社に雇われていた弁護士が不正を告発する原告側にまわって活躍する話。なるほど。TVドラマというのはテーマを深掘りしないモノなのですね。きっと自宅の茶の間で気楽に見るためなのでしょうが日米を問わずTVドラマをまったく見ない自分の性癖の理由を再確認しました。新型コロナと闘っている医療関係者の物語などもいずれは映画やTVドラマで描かれるようになるのでしょうか?そのとき自分の言葉をまったく持たずに原稿を読んでるばかりの政府のリーダーやそんなリーダーに擦り寄る発言を繰り返すTVのコメンテイターなどはどのように描かれるのでしょうねえ?今日も原稿書けなかった。明日は書かねば。
4月18日(土)
朝ベッドでの『スポーツの文化史』の学習は中世ヨーロッパのトーナメント(馬上槍試合)について。面白くなくはないけどやっぱり早く近代スポーツに入りたいですね。土砂降りの雨のなか黒兵衛と散歩。風も強い。春嵐。春雷も響くなか終日デスクワーク。『スポーツゴジラ』の原稿に苦戦。スポーツ本とスポーツ映画という得意のジャンルに油断したのが裏目に出たかな。ふうううう。なかなか書けず。こーゆー時は休むに限る。晩飯前映画劇場はスピルバーグ監督『リンカーン』。暗く退屈な会話だらけの映画。『E.T.』や『インディ・ジョーンズ』を創った人がこんな映画も創るのだと少々驚く。『戦火の馬』よりもっと退屈。とはいえリンカーン大統領が議会工作のなかで奴隷制廃止の憲法改正を断行する話。よく会話を追っているとナカナカ面白いが…晩飯はニュースを見ながら。晩飯と風呂のあと再び『リンカーン』。リンカーン大統領の公私にわたるストレスはよくわかった。ある音楽プロデューサーが平和憲法としての現日本国憲法ができたときのGHQと日本政府の動きを映画にしたいと言っていて監督は絶対スピルバーグに頼むと手紙まで用意していたけどその理由が『リンカーン』を観てよくわかった。スピルバーグならできるだろう。ただし話は進まなかったようだけど…。アメリカにもトランプのように経済のことばかり考えてる大統領もいるけど正義漢の持ち主も出てくるところが凄いですね。ヨメサンの九州旅行すら止められない日本の首相は欠陥マスクを配るだけか?アホノミクスにアホノマスクにアホノビデオにアホノトラベル。自民党内野党を含む野党に人材はいないのか?
4月19日(日)
昨日見たフェイスブックに面白い替え歌が載っていた。正確な歌詞は忘れたので記憶を頼りに少々アレンジして…♪で〜んで〜んム〜シム〜シあべそ〜り〜お〜まえのあ〜たまはど〜こにある〜?カネ出せ出せなきゃ辞表だせ〜。で〜んで〜んム〜シム〜シあべそ〜り〜お〜まえのせ〜いさくど〜こにある〜な〜いな〜らサッサ〜と辞表だせ〜。で〜んでんム〜シム〜シあべそ〜り〜お〜まえのヨ〜メハンど〜こにいる〜ふ〜たり〜でた〜びた〜てユ〜エスエ〜(USA)。和気清麻呂も嘆いていることでしょう。戦後宇佐市では歯ブラシを製造してmade
in USAと書いて売りまくったということを昔歴史の教師から訊きました。関係ないけど。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。『スポーツゴジラ』のスポーツ本とスポーツ映画の原稿を一気に書きあげる。一気と言っても朝からかかって完成は午後7時の晩飯前。ふううううう。ニュース見て『ダーウィンが来た!』でオモロイ走るペンギンの映像見て『日曜美術館』で法隆寺金堂の壁画の模写のドキュメンタリーを見て風呂入って『クラシック音楽館』見る。コロナ禍で音楽家は皆苦労してますね。ドイツ政府やフランス政府のようにクラシックの音楽家に兆単位の援助をするわけでナシ。かと言って能狂言歌舞伎や演劇やポップミュージックを支援するわけでナシ。カネがない?消費税増税に伴い国会議員を削減する話はどこへ消えた?3・11の復興増税はいつまで続く?せめて国会議員の給料2割削減を本給だけでなく手当や経費も含む収入の2割返上にしてほしいものですね。
4月20日(月)
朝ベッドのなかで勉強を続けるのも少々疲れたので昨晩持ち込んだ水木しげるの文庫本『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)読む。水木氏の強固な反戦の信念に裏打ちされながらも自意識過剰の画家志望の青年が成り上がっていく様子が歴史的事実とともに淡々としかし激烈に物語られてます。素晴らしい。ベッドから出て朝食のあと土砂降りの雨のなか黒兵衛と散歩。雨とコロナウィルスの関係はどうなんだろう?温度と湿度は?先月一緒に『ひるおび!』に出演した医学の先生のなかには「夏になれば気温と湿度でコロナも消えてなくなってオリンピックもできますよ」と楽屋では(!)言ってた人もいたけれどどーなのかな?その先生はまだテレビに出いるけれど「楽屋話」は封印したままですね。今日は『ニューズ・オプエド』のスタッフが来宅して小生の仕事場のPCを画像と音声でリモート出演できるようにしてもらう予定だったけど本ホームページの製作を担当してくれている(株)bitのY社長がそーゆー作業のプロで小生のPCにも入り込んで作業してくれていることを思い出して連絡すると二つ返事で引き受けてくれてイトも簡単にzoomをダウンロードしてくれる。そして夕方から『ニューズ・オプエド』リモート・アンカー出演。ゲストは相撲ジャーナリストの荒井太郎さんとラグビー・ジャーナリストの村上晃一さん。大相撲では下位力士に一人の感染者が出たけどその後の感染者はなく5月場所の2週間延期は決まったけど再度無観客も…が現状らしい。中止の可能性もあるが神事として神を土俵に招き力士が四股で悪霊を鎮めるのも大きな役割。さて新大関朝乃山の昇進場所はどーなるか?ラグビーは世界的に活動停止という史上初の事態で世界的なレベルダウンが免れないとのこと。不法薬物事件での試合停止がコロナによる中止に繋がったトップリーグは来年1月に最後のリーグ戦を開催して来年末からは新プロリーグが発足予定。他に高校大学ラグビーの現状などいろいろ村上さんに語ってもらって番組無事終了。大相撲もラグビーも神事(宗教)と大いに関係あるという話題のとにオリンピックも…という話題が以前『オプエド』で出たことを思い出しながら春日良一さんの名前を失念。歳取るとあきまへんなぁ。春日さんスイマセン。自宅から放送すると終了と同時にビールを飲めるのがイイですね(笑)。メシ&フロ&サケ&コロナ・ニューズ見てベッドへ。コロナ禍は夏に消えそうにないなぁ…。
4月21日(火)
朝ベッドのなかで水木しげる『劇画ヒットラー』読了。2度目だったけど面白かった。誇大妄想狂の変人でも周囲にその人物を何らかの利害関係から認める人々が集まると大きな力になってしまうのだ。どんなに阿呆でもカネや力が何らかの形で(親からの遺産等で)与えられても同じことが起こるのだろう。現日本政府のAとAもそうだろう。阿呆に擦り寄る利害関係者は誰だ?ベッドから出て朝食あと黒兵衛と散歩。今日も終日デスクワーク。北國新聞の連載原稿執筆。東京五輪1年延期の背景にある北京冬季五輪よりも先に五輪を開催したい政治的思惑=その前に五輪を開催しないと中国はきっと新型コロナ撲滅記念勝利大会を大々的に謳うでしょうからね=について書く。五輪は政治ですからね。とはいえ近代五輪もそろそろ寿命が近づいたようにも思えますね。古代ギリシャのオリンピックが紀元前776年から紀元393年頃までの約1000年間続いた(1000年で滅んだ)のなら時間の進み方のスピードが10倍以上速くなった時代での近代オリンピックは1896年アテネ大会以来約100年後に滅んでもおかしくはないですからね。経済的利害や政治的思惑から五輪継続を望む人も多いでしょうがソレだけでは継続する価値はないですよね。森喜朗組織委会長も4月3日付朝日新聞で語ってます。「ラグビーのW杯はなんとも言えない感動があった。五輪ではそういう感動の積み上げになるのだろうか。大会が終わったら一声あげてやろうとは思っている。このままでは五輪はダメになっちゃうぞって」彼の著作である『遺書
東京五輪への覚悟』(幻冬舎)ではオリンピックのことを「体育の祭典」と書いたりリオ五輪の閉会式で安倍総理(政治家)をマリオに扮して登場させたことを五輪憲章違反とも思わず自分成果のように自慢するなどウンザリする発言もある人物ですがコノ朝日新聞紙上での発言は応援しますから是非とも実行してほしいですね。しかしマァ3年前の毎日新聞紙上では組織委会長を務めるのは2019年までと発言しながらマダ続けておられますから元政治家の発言は信用できませんけどね。
4月21日(火)つづき
久し振りに晩飯オペラ劇場はパッパーノ指揮コヴェントガーデンの舞台でプッチーニの『トスカ』。タイトルトールはアンジェラ・ゲオルギュー。カヴァラドッシはヨナス・カウフマン。スカルピアはブリン・ターフェル。歌手陣も演出も素晴らしいイイ舞台。成功の鍵はパッパーノのコテコテのイタリアンの演奏ですね。この指揮者は出身はイギリスらしいけどばっちりアリオ(大蒜)の効いたイタリア料理のような演奏を聴かせてくれるのがいいですね。ゲオルギューは聴覚(歌声)以外に視覚(胸元)にも注目してしまいます(^0^;)久し振りにコロナを忘れてベッドへ。ジャンルを問わず音楽の力は大きいですね。そー言えば今日の仕事のバックに久しぶりに聴いた青江三奈のニューヨーク・ライヴも良かったなぁ。
4月22日(水)
朝ベッドのなかの読書は漫画の癖がついたのか竹宮恵子『吾妻鏡』。ちょいと仕事で『平家物語』や『義経記』や『源平盛衰記』の勉強が必要になったのでまずは頭に入りやすいモノを頭に入れることにする。しかし日本の漫画&劇画というのは対したものですね。鳥獣戯画以来の伝統なのか実力者揃いで読ませますね。見せますね。ベッドから出て朝食あと黒兵衛と散歩。桜も梅もすっかり青葉。家の周りだけはコロナの気配ナシ。大きな梅の実は美味しい梅酒ができそう。そう言えば以前一緒にTVのMCの仕事をしたプロレスラーの前田日明さんからコーヒー豆のブルーマウンテンを焼酎で漬けたコーヒー焼酎酒をもらって凄く美味しかったのを憶えている。自分で作る手をかけるのが邪魔臭くて呑むのと食べるのだけが好な人間はどーしょーもないですなぁ。今日も終日デスクワーク。連合通信の連載コラムを書く。途中東京新聞特報部から電話。東京五輪延期の費用負担を安倍総理が日本が請け負うことを了解したことがIOCのHPに載ったことについて訊かれる。IOCはシカゴ五輪招致でオバマ前大統領を足蹴にしたりプーチン大統領と差しで勝負するネゴのツワモノだから交渉上の一種のブラフを行ってきたのでしょうね。日本は五輪担当相や組織委が事実と相違して削除されたと言うだけでなく厳重に抗議してIOCの誰がそんな事実無根をでっちあげたのか追求すべきですね。晩飯オペラ劇場は昨日に続いてプッチーニ。今夜はヘスス・ロペス=コボス指揮マドリッド歌劇場の『ラ・ボエーム』。ミミはインヴァ・ムーラ。ロドルフォはアキレス・マチャード。大テノール歌手デル・モナコの息子のジャンカルロの演出も楽しく(ちょっと五月蠅いぐらいだけど)演奏も歌手も悪くないなかなか良い舞台でした。が続けてパヴァロッティとフレーニのサンフランシスコ歌劇場の舞台でアリアだけ見て聴いてみると歌手の実力差が歴然。まぁ仕方ないですね。自分が最高の歌手が大勢いた時代にオペラを沢山味わえたことはラッキーでしたね。今年の西宮芸術文化センターの佐渡裕さんプロデュースのオペラは『ラ・ボエーム』だけど歌手の多くがイタリア人で衣裳や舞台もイタリア製作…7月の講演は残念ながら無理かなぁ…。
4月23日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。月曜日の『ニューズ・オプエド』で相撲ジャーナリストの荒井太郎さんに教わった情報も加えて大相撲夏場所2週間遅れ開催について。大相撲は神事であり邪気を四股で地中に鎮めるという役割もあるので他のスポーツとは自ずと異なる性格を持つのですよね。だから無観客でも基本的に開催しなければならないのですよね。通算千勝なんてことを騒いでる横綱にもそれ以上に重要なことがあることを知ってほしいですな。朝食のあと黒兵衛と散歩。スマホを見ながら犬の散歩している男性3人と擦れ違う。ウィークデイに自宅勤務か…それはイイけどスマホに熱中するあまりゴミの収集場所に犬がオシッコをかけるのはやめてほしいですね。自分がスマホを使ってないからわからないけどスマホって犬の散歩の時でもいぇばなせないものなんでしょうかねえ?今日も終日デスクワーク。北國新聞のコラムの仰数を間違えてしまって書き直して校正したり春陽堂ネット連載の企画を考えたり。他人との接触はヨメハンを除いてゼロの日々が続く。8割減を提唱している総理大臣から表彰してほしいくらいですね。あ。宇佐八幡宮へのツアー旅行は行ってもイイのですよね(笑)。今朝の東京新聞の特報部とスポーツ面は注目。田嶋サッカー協会会長が「コロナ解決なしに五輪もJもない」と発言。オリパラ組織委の森会長は五輪の「再延期は絶対にない」と明言したうえで開閉会式の「根本的見直し」や規模縮小を示唆。64年東京五輪とまったく同じ開閉会式の再現もイイかも。そしてこちら特報部のページは「五輪やっぱり中止にすべき?」「数千億円思い追加負担」「開催へさらなる巨費疑問」「コロナ終息見通せず」「日本側なし崩しで支払う可能性大」「生活・企業への支援不足/第2波第3波へ備え必要」「1年後考えてる場合か」と見出しが並び小生や小林信也さんのコメントが並ぶ。中止決定は時期尚早でしょうが五輪の必要性は再検討すべきでしょうね。晩飯オペラ劇場はイタオペ・シリーズ第3弾チレーア作曲『アドリアーナ・ルクヴルール』フレーニ&コッソット&ドヴォルスキーの素晴らしい歌唱と見事な舞台。DVDはガヴァツェーニ指揮スカラ座だけどボローニャ歌劇場の来日公演をロベルト・アッバード指揮のほとんど同じキャストで見た時は凄い歌の饗宴(競演)に大興奮。今まだナマで見たオペラ公演のなかでベスト5に入る素晴らしさでしたね。しかしイタリアンの大蒜タップリのパスタ料理のようなオペラはよほどの名歌手が並ばないと上演できないでしょうねえ。言っちゃ悪いけど二流歌手ではイタリアンの綺麗なメロディも陳腐なものにあるでしょうね。そう言えば歌じゃないけど自分の言葉をまったく持たずに原稿を読むだけでロクな政策も打ち出せない政府も陳腐としか言えない状態ですね。選んだ国民が悪いのか…?
4月24日(金)
朝ベッドのなかで竹宮恵子『吾妻鏡』上巻読了。吾妻鏡に存在しない敦盛や義仲の話は平家や盛衰記から採って全体として源平の話が楽しく面白く読めますね。吾妻鏡の本筋である鎌倉幕府の攻防も楽しみ。この中公文庫の漫画古典シリーズはレベルが高いですね。ベッドから出て朝食のあと黒兵衛と散歩。小生の居住地は鎌倉市。朝防災無線で松尾市長が自らマイクを使って「レジャーの方はお帰り下さい」と放送していた。テレビでは湘南海岸にサーファーが集まっているのが映し出される。汚れた小さなマスクを2枚配って悦に入ってる指導者と波乗りに興じる国民。嗚呼。ワン。終日デスクワークと読書。『スポーツゴジラ』に書いたスポーツ本スポーツ映画特集の校正など。途中産経新聞運動部の記者から電話。台湾のプロ野球が復活したが日本のスポーツの復活はどう考えれば?との難しい質問。まずはコロナの完全終息を目指すべきで復活する時は主催者がその理由をはっきり言うべきですね。無観客なら観客の保護と選手の復調のため…とか。大相撲は他のスポーと少々異なること(昨日の本欄に書いたこと)も話す。今日も講演会中止の連絡。これで2桁以上かな。フリーランスは収入に響きますなぁ。晩飯オペラ劇場イタオペ・シリーズはジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』のフランス革命の物語。タイトル・ロールはホセ・クーラ。マッダレーナはグレギーナ。カルロ・リッツィ指揮ボローニャ歌劇場の舞台で来日公演も見ているはずなんだけどあまり記憶にないのはさほどイイ演奏ではなかったから?DVDはそんなことないけどAランクとは言いがたいですね。途中『チコちゃん』を挟んで見たから印象が散漫になったかな?クーラもゲルギーナも素晴らしい声のオペラ歌手なんだけどイマイチ訴える力が…。しかしマスク2枚に400億円以上使って日本のアーティストたちを省みない日本政府のために日本の文化芸術は息も絶え絶え。教養も指揮能力も欠いた指導者はやはり選挙で落とさねば。
4月25日(土)
朝ベッドのなかで漫画『吾妻鏡』中巻読み進む。鎌倉幕府から見た義経は微妙ですね。謀反を計画とはっきり書かれているけど竹宮恵子さんの絵は美少年ですからね。しかし政治家としては頼朝が格上。いや政子と北条氏のほうが一枚も二枚も上手ですね。ベッドから出て朝食のあと黒兵衛と散歩。基本的に
stay home の人間ですがサスガに大船駅周辺にでることもなく書店(ルミネ)も閉まってるとなると鬱めいた気分になりますね。ワン。孫とも逢えないし鮨屋も行けないし…シャーナイし仕事しょ。防災無線では今日も松尾市長が「鎌倉へ来られることは控えるよう強く望みます」と放送。サーファーと政治家には阿呆が多いのかな。コロナ騒ぎの寸前に脳出血を起こして入院した高校時代からの友人は立ちあがるリハビリが始まったとか。テレビのリモコンでチャンネルを変えることもできるようになったとかでマダ話せないけど意識はしっかりしているようだと家族の方に教えてもらった。コロナのせいで入院中の病院には入れず見舞いも行けないらしいけど頑張って下さい。病気はコロナだけではないだけにコロナ禍は怖いですね。晩飯オペラ劇場はジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』の聴き較べ。古い来日公演のデル・モナコ&テバルディの豪快な二重唱と新しいカウフマン&グレギーナの知性的な二重唱。ついでにカウフマンとゲオルギューで『アドリアーナ・ルクヴルール』。これはカウフマンが知性的すぎて三角関係で女性を死に至らしめる男役としてはちょっと似合いませんね。しかしオペラのDVDと本があれば
stay home はさほど苦になりませんね。あ。あとビールや酒も必要ですね(^^;)椅子に座って足を組んで悠然とページをめくっていた某国の総理は絶対に手にした本を読んでなかったですね。本を読むときというのは絶対にボールペンで線を引いたり頭を掻き毟ったり酒のコップに手が伸びたり布団のなかに入ったりするものですからね。そうですよね。風呂入って本持って寝よ。
4月26日(日)
朝ベッドのなかで『吾妻鏡』。義経自害。モンゴルに渡って成吉思汗になることはないですね(笑)。ベッドから出て朝食&黒兵衛と散歩。イタリアンコンテ首相は都市封鎖の時に「私の責任で」と言いましたね。イタリア語がほとんどわからない小生にも熱は伝わりましたね。ワン。プロンプターの文字を読むだけで如何に格好をつけても言葉が宙空をさまよっていることに気づかない総理はどーしょーもないですなぁ。ワンワン。今日もステイ・ホーム&デスクワーク。春陽堂ネットの新連載企画を考えたり本を読み直したり。連載6回目にフィリップ・ロス『素晴らしきアメリカ野球(原題はGreat
American Novels』と高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』を較べてみるという素晴らしい企画を思いつく!ロスの作品は新潮文庫になって井上ひさしさんの解説がついたり村上春樹×柴田元幸両氏の特別解説対談がついたり柴田氏の素晴らしい註釈がついたり…で面白さ百倍。高橋作品は単行本だけで文庫は持ってないなぁ。解説は誰かな?あ。円城塔の『オブ・ザ・ベースボール』はどーしょーかなぁ。これも入れるか…第6回と言うことは月イチ連載で半年先だから読み直して考え直すか。空から降ってくる人間をバットで打ち返す話やからなぁ…(笑)。半年先ということはコロナ禍はどーなってるんでしょうねえ?日本の政府はいろいろと対応策を間違えてしまいましたとは半年経っても言わないのでしょうねえ。布マスク2枚程度か俺のカネ(税金)。晩飯オペラ劇場はプッチーニ『つばめ』。これも美しいメロディのイタ・オペですね。DVDのワシントン・ナショナル・オペラの舞台は素晴らしく主役を歌うスペイン人歌手のアイノア・アルテータはメッチャ美人。なんで他にもっとオペラを歌ってないのか不思議。途中『7時のニュース』と『ダーウィンが来た!(多摩川の動物特集)』と『日曜美術館』。感染症(ペスト)とルネサンスの関係からアマビエの話題まで。虚との祇園祭の山鉾巡行は長刀鉾一基だけでも巡行させるべきですね。囃子方は鉾に乗らずに横を歩いて。引き手は間隔を空けて。観客は集まることを禁止。誰もいない四条通と河原町と御池通を引き回してほしいですね。悪霊(悪病)退散で始まった祭りですからね。
4月27日(月)
朝ベッドで『吾妻鏡』中巻から下巻へ。いよいよ頼朝が亡くなって北条執権の天下へ。以前スポーツ・ジャーナリズム塾でスポーツ・ライティングの歴史の話をするとき日本史で2大事件を選ぶと何と何になるか?と質問すると誰も答えられなかった。(小生の)正解は鎌倉幕府誕生と明治維新。つまり天皇貴族政治から武士政権への変化と武士政権から立憲民主制への変化。それらは西暦何年?と訊いても答えられる塾生はいなかった。1192作ろう鎌倉幕府はともかく(最近は違うらしいですね)1868年の明治維新は知っておかないと近代スポーツを語れませんよね。スポーツを好きなだけではスポーツ・ライティングは不可能という授業をやりましたね。またやらないといけないかな?ベッドから出て朝食&黒兵衛と散歩。住宅街はウィークデイになっても静か。此の春は繁る青葉も寂しげに。今日もデスクワークのあと夕方から『ニューズ・オプエド』自宅からリモート出演。スタジオは技術スタッフと担当ディレクターと進行役の小林厚妃さん。ゲストはスポーツライターの小林信也さんと元JOCげんきなアトリエ主宰者の春日良一さん。オリパラ1年延期でオリパラのあるべき意義を語り合う。勝敗を争うスポーツのあり方と世界平和を目指す五輪の本質について両立は可能か?といったテーマでいろいろ話し合う。こういう話は何度も繰り返したいですね。番組後のアフタートークも楽しくイロイロ話せたので次のアフタートークはアルコール持ち込みのオンライン飲み会にすることを提案(笑)。長岡出身で日本酒に詳しいくせに自宅では呑まないという小林信也さんはエライですね。春日良一さんはワイン派。俺はナンデモカンデモ(^^;)オンライン再会を約して番組終了。晩飯&酒&風呂&焼酎&寝る。そうか。パチンコ店に並ぶ客はギャンブル依存症の人が多いのかな?誰でも何かに依存したいでしょうがパチンコはギャンブルではないとして認めてきた日本社会のあり方の是非を考えないとIR問題は語れないですね。IRなんて特定の施設にギャンブルを閉じ籠めるよりイギリス式ブックメーカーのほうが大人の社会だと思うのですが…。
4月28日(火)
朝ベッドで竹宮恵子『吾妻鏡』読了。以前読んだ時はやはり頼朝義経と源平の闘いに注目したけど今回は実朝ですね。世に経れば憂き言の葉の数ごとに耐えず涙の露ぞ置きける…という歌が紹介されていたけど小生は…大海の磯も轟に寄する波割れて砕けて裂けて散るかも…なんてダイナミックなのが好きですね。しかし皇室の菊の御紋が承久の乱の後鳥羽上皇から始まったとは知らなんだですね。どんなものでも伝統というのはどこかの時点で(結構新しい時に)生まれるモノなんですね。五輪の聖火リレーもまだ百年経ってないし聖火の授与式なんて20年経ってないですからね。ベッドから出て朝食&黒兵衛と散歩。近所の公園で毎日お父さんと散歩する子供が黒兵衛を撫でてくれる。stay
homeのなかの笑顔。今日も終日デスクワーク。春陽堂のネット連載『スポーツは文芸をどのように彩ってきたか?』の資料調べ。『イーリアス』『ベン・ハー』『アンナ・カレーニナ』『老人と海』を再チェック。どれもスポーツ作品ですからね。ペトラルカの詩集が本棚に見つからない。峠を越えるためでなく神に祈りを捧げるでなく悪霊退散でもなく登山の喜びを初めて言葉にした人物ですからね。紹介したいですね。いろいろゴジャゴジャしているうちに晩飯&酒。コロナのニュースは代わり映えしませんね。しかし何故日本の医療体制はPCR検査を増やせないのでしょうかねえ?政府や官僚は何をしているのでしょうねえ?世の中には仕事が増えると喜ぶ人と仕事が増えるとウンザリする人の2種類がいるみたいですね。寝よ。
4月29日(水)
昨晩からベッドで読み始めたのはさいとうたかを『太平記』上巻。今朝も読み進む。『吾妻鏡』と同様の権力武力闘争の武士の歴史を扱っても男性と女性ではやはり捉え方が違いますね。竹宮恵子さんの捉えた北条政子とさいとうたかをさんの捉えた後醍醐妃廉子では男性の読者としては廉子を選びたくなりますからね。これは作者の男女に関係なく元々の政子と廉子の性格の違いかな?ベッドから起きて朝食&黒兵衛と散歩。昭和天皇誕生日がみどりの日となって黄金週間は残されたけど今年はコロナ禍で関係ないですね。毎日公園で出逢うお父さんと子供に黒兵衛の身体をなでてもらう。今日も終日ステイホームでデスクワーク。いつまで続く閉門幽閉蟄居生活…とはいえ本とDVDとアルコールさえあれば満足できる小生にとっては特に不満はないですね。午後のBS-NHKで『ゴッドファーザー』をやっていた。初っ端少し見ただけでもこの映画の凄さはわかりますね。ニーノ・ロータの音楽&マーロン・ブランドの演技&フランシス・コッポラのカメラワーク…超一流とはこのことですね。あ。これは俺が大学の入学した年の作品か…新宿の映画館のロードショウで見た時のショックを鮮明に覚えてますが今も全然古さを感じませんね。3時間近くも見てられないので昼の映画は15分で切りあげて机仕事。デスクワーク。『ひるおび!』は最近お呼びがないけど恵さんのFMラジオ番組からネットを通じての出演依頼。はい。喜んで!夕方から録画した映画ジョン・ウェインの『アラモ』。これは中学生の頃家にあった『朝日ソノラマ』(ソノシート=塩化樹脂のレコード付きの雑誌)で音楽や台詞を何度も楽しんでいた作品。「テネシー!ウォー!」という叫び声のあとブラザース・フォアの歌が入っていた。晩飯のあとはプッチーニのオペラ『つばめ』の第3幕を3日前に見たワシントン・オペラとメトロポリタン歌劇場(歌手はゲオルギュー&アラーニャ)で見較べて楽しんだあと風呂&酒&ニュース&寝る。何故日本のPCR検査は増やせないのか?という疑問は第二次大戦中に何故東条英機を首相の座から降ろせなかったのか?という命題と同じかな?
4月30日(木)
ベッドで『太平記』上巻読了。中巻へ。尊氏謀反。後鳥羽や後醍醐がどれほどがんばっても武家から公家への時代の逆行は不可能だったんですね。時代を進ませる力(エンジン)とは何なのか?ひょっとして人力以上に天変地異にウイルスかも?今の新型コロナ禍はIT化(ロボット禍)を押し進めるのか?ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。コロナ禍を前向きに捉えて世の中改革とスポーツ改革の話題。学校の9月入学&始業。オリンピックの規模縮小。開会式の短縮(2時間以内)…などを主張。MCの桜井浩二さんが以前小生の話した野球の9回制を7イニング制に短縮する案も追加。そうですよね。イベントはすべて2時間程度にすべきですよね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。安倍総理がまたケッタイナ言葉を使いましたね。学校の9月始業を「前広に検討する」とか。前広に?『広辞苑』によると「あらかじめ」「前もって」という意味らしい。ふ〜ん…。新潮国語辞典には出ていたけれど三省堂新明解国語辞典や集英社国語辞典には出ていなかった。ちなみに小学館古語大辞典にも出ていない。ネットによると普通では使われないお役所言葉または企業用語らしい。「云々」を「でんでん」と読んだ人物はこんなワケのわからない美しくない言葉で挽回したかったのかな?ワン。今日も終日デスクワーク。春陽堂ネット連載「スポーツは文芸をどのように彩ってきたか?」第1回「ヘミングウェイ『老人と海』の凄さ!素晴らしさ!」。『老人と海』と較べたのが『アンナ・カレーニナ』と『ベン・ハー』とペトラルカで肩に力が入りすぎたのかそれほど長くない原稿だけど大苦労して完成させて送稿。ふううううう。途中東京新聞特報部からインターハイ中止について電話インタヴュー。出場経験のある人間として中止は極めて残念だけどインターハイは(高校野球も)課外活動の一環。エリート選手に気遣う必要なしと答える。大学進学のスカウト活動も本来の教育とは無関係。萩生田杯も意味不明で不要ですよね。晩飯時にNHK-BS特集のヴェニスのカーニヴァルとコロナ問題のレポートを見る。そうか。あの嘴の長い仮面はペスト診療の医者の仮面だったのですね。残り2日となったところでコロナによって中止されたカーニヴァル。しかしヴェニスの人々のカーニヴァルにかけるプライドがよくわかった。先にも書いたけど悪霊病魔退散を目的に始まった祇園祭の山鉾巡行も長刀鉾だけでも行えないものか?鉾を組み立てて囃すだけでも…。
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