6月1日(水)
原稿を一本書きあげて横浜スタジアムへ。ボブ・ホワイティングさんと一緒に横浜vs楽天戦観戦。入り口でマユゲのノザキさん(日刊スポーツにいまもいるのかな?)に会う。「今日は家族で切符を買ってみるんですよ」俺も一緒や。横浜が初回先頭打者から5番多村まで1安打を挟んで4ホーマー。ビールを飲みながらボブさんと嫁はんと大笑い。試合途中にCGアーティストの卵の娘が同棲中のBFを連れてやってきてボブ爺さんもふくめて家族パーティ。ところが、なぜか席の回りに横浜楽天両球団の関係者が次々と訪れ情報交換の場と化す。一場はアカンなあ。野球はオモロイなあ。新聞記者も記者席でなく観客席に座る日をつくった方がええで。
6月2日(木)
終日原稿書き。アメリカの某紙の記者から電話があって日本のプロ野球は来年の野球W杯参加を正式に断ったとか。そこでアメリカ側はどこか日本のメディアが動いてくれることに期待してるとか。ナベツネの主導で長嶋さんが「W杯には参加しましょう」といって決定が覆される・・・ってホンマかいな。
6月3日(金)
大阪へ。『ちちんぷいぷい』生出演。餃子定食が旨かったぁ。そのあとIT関連企業の人物と打合せをして名古屋へ。新幹線車中で読んだ『双調平家物語』のなかに次のような一節。朝政から引退して福原へ隠居した平相国入道が京の不穏な動きをきっかけに復活しようとするときのことを橋本治はこう書く。『六十を超した清盛は、哀れなことに、まだ若かったのである』年甲斐もなく若いこと(欲望を剥きだして動くこと)は『哀れなこと』なのだ。ねえ、ナガシマさん、ナベツネさん!
6月3日(金)つづき
名古屋のホテルでバーレーン戦観戦。ヤッタァ!我々の代表はあんなにも強いのだ!ジーコ監督でも勝てるほど強いのだ!ヒデ、俊輔、宮本、中澤、凄い!小笠原はやっぱり使われる方が力を発揮する。アレックスはまだ青い。けど、みんな、よくやった。日本の若者はがんばってる。次の北朝鮮戦もがんばれ!けど、韓国は危なかったなぁ。サッカーは怖いなあ。
6月4日(土)
東海テレビ『スーパーサタデー』生出演。ドラゴンズ・コーナーのゲストの谷沢健一さんが突然ナマ本番中に「ナベツネさんが球界に戻ってくるらしいけど・・・」と発言して峰竜太さんも大谷昭宏さんも小生も全員が少々パニクりながら大盛り上がり(笑)。けど、ナベツネが野球W杯を推進したら、おれは彼を支持せなあかんのんやろか・・・(苦笑)。
6月4日(土)つづき
昨日の本欄に「(現在の日本代表は)ジーコ監督でも勝てるほど強いのだ!」と書いたけれど、小生は現在の日本代表監督にはジーコが最適と思っていますから誤解のないように。関西での明日の仕事がキャンセルで帰鎌。『サンジャポ』出演断ったのが申し訳ない。
6月5日(日)
さすがに疲れて昼前まで爆睡。ニューヨーク帰りの友人からもらったレナード・バーンスタインの伝記DVD『Reaching for note』を見て感激。ハッと気づいたら夕方。また新幹線で大阪へ。ホテルでNHK教育TV『芸術劇場』エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管のマーラー5番第1楽章に感激。エッシャンバッハは札幌のPMFで何度かインタヴューし、その真摯な音楽に対する姿勢に感銘。何年か前にPMFオケとやったマーラーの6番にも大感激していただけに、やっぱり凄い!と思ったけど、楽章の合間にちょいとチャンネルを回したらNHK-BSでBBCのドキュメンタリーをやってて、そっちのほうを見てしまう。そうなんや。アルカイダとか世界テロ・ネットワークというのはアメリカのネオコンがでっちあげた幻想やったんや。そういや、JR西日本の事故直後に誰もテロとはいわなんだもんなぁ。イラクの大量破壊兵器もなかったし・・・。ソビエト崩壊後のアメリカは「新たな幻想の敵」を創る。はたして北朝鮮の核は?誰か見た人いるの?そんなことより金正日政権の(拉致をふくめた)人権弾圧を問題にすべきやで。でないとキタの核の脅威に煽るネオコンと結んだアメリカ軍需産業が儲けるだけやで。
6月6日(月)
関西テレビ『痛快エブリディ』に生出演。司会の桂南光さんに「すっかりお馴染みになりましたゲスト・・・」と紹介されて必死に打ち消す。けど「悪友たち」との会話は楽しい、と書くと叱られるかな・・・。番組終了後、関テレ山本アナウンサーと久々の対面。以前、プロレスラーの前田日明さんと山本さんと俺と三人で深夜番組を3年近くやったのが懐かしい。山本アナはその番組でカツラを脱いでカミングアウトして、それをきっかけにブレイクしたんやからね。みなさん、カツラはとったほうが・・・、いや、どうでもええか・・・。一般化するような大きな問題やないもんな。
6月7日(火)
マリーンズは強い。サポーターも素晴らしい。去年取材したときに出逢った英語の先生(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクにそっくりで、日本へ来てサッカーよりも野球が好きになったというアイルランド人)は、いま大喜びしてるんやろか?近いうちにマリーンズの試合に行かないと・・・。それに、東大のスポーツ・ビジネス講座の授業を受けたフロントに取材しないと・・・。「企業スポーツ主義者」のナベツネなんてどうでもええで。
6月8日(水)
バーレーンも弱かったけど、北朝鮮も弱かったなあ。もっとプレスしてこいよ。あれなら5−0で勝たんとあかんで。けど、勝ってよかった!ホンマによかった!ヒデはバーレーン戦の前から「1対1で負けないように」というてたけど「1対1で抜いて勝つ」と、いつになったらいえるようになるんやろ?
6月9日(木)
ジーコ采配に関していろんな人と情報交換。おれの「ジーコ支持論」はサッカー評論の専門家にいわせると「相当にアマイ」ものらしい。けど、いわれて動く「指示待ち選手」から脱却せんとあかんし・・・。とはいえ、中田英寿の「指示」で動く選手ばっかりになっても困るし・・・。一番大事なことはジーコ采配云々ではなくて、JリーグやU20、U16といった下部組織の充実やろな。それこそがアジア予選突破の最大の勝因ともいえるわけやし・・・。
6月10日(金)
大阪へ日帰り。ナンバのワッハ・ホール(大阪府立上方芸能資料館内)で笑福亭竹林さんの会『22世紀の子供たちへの手紙』に出演。竹林さんは、小生の拙著『プロ野球大事典』の大ファンだったらしく、こっちが恥ずかしくなるほど持ちあげてくださった。御礼にナベツネのことからジーコのことまで一所懸命1時間近くしゃべりまくる。熱心な(笑いに敏感な)お客さんを前に、小さな寄席で出囃子に乗って登場するという初体験もふくめて、楽しい一時。あまりに楽しかったので、少々口があっちこっちに滑りまくったけど、客席にいた皆さん、どうか御内密に(笑)。
6月11日(土)
どこか疲れて元気が出ない。こういうときはバーンスタインの音楽を聴くにかぎる。小学5年の時からのファンなので、どこかヴァイブレーションが同調する。サイモン・ラトル指揮の『ワンダフル・タウン』で元気を取り戻す。このなかの「コンガ」「スイング」「ラグタイム」は、もう最高やで。元気は取り戻すが、原稿はすすまず(トホホ)。
6月12日(日)
TBS『サンデー・ジャポン』に生出演のあと銀座のヤマハに寄って某友人へのプレゼント用のDVD(クライバーの『カルメン』とフェニーチェ座の『椿姫』)を買おうとしたら、ラトル指揮ベルリンフィルのジルベスター(大晦日)コンサートのDVDを発見!中味は『ワンダフルタウン』。何年か前に紅白歌合戦のあとに年賀状を書きながら見て感激したのを思い出し購入。いやはや、昨日CDで楽しんだ直後に、こういう素晴らしい発見をするとは不思議なことやで。佐渡が西宮芸術センターでやってくれへんかなあ。コンガを阿波踊りに変えて・・・(笑)。
6月12日(日)つづき
『サンデージャポン』で「ナベツネ復帰の真相」(日本が出場を断った「野球のW杯」に「逆転出場」するため?)を話す。けど、あんまり反応なかったなあ。強く反応してくれたのはダンカンさんくらい。野球のことは、みんな興味なくなってきたのかなあ・・・。『サンジャポ』では話さなかったけど「ナベツネ復帰」はW杯日本参加に加えて1リーグ制移行への再挑戦もあるとか・・・。「長すぎる交流戦」はそのための地ならし?今年のホーム&ビジター6試合が、来年は「長すぎた」という理由で4試合(2リーグ制堅持)になるのか、6試合のまま春秋2度(さらに1リーグ制移行への地ならしが進む)になるのか・・・?来年はサッカーのW杯もあるし、注意しとかんと、裏でけったいなことが進む気配が・・・。
6月13日(月)
某PR誌編集部から電話。「先週締め切りの原稿、まだですが・・・」えええええええ!と驚いたのは、たしかに2〜3か月前にそういう原稿の依頼をメールとFAXで受けた覚えがあったから。けど、その後ずっと何の連絡もなかったし・・・。引き受けたかどうかの記憶もないし・・・。忘れてしもたおれのミスかもしれんけど、最近はこういう原稿依頼(編集者の顔も見ないままの仕事)が多くなって・・・。「昔」のように直接会って原稿の内容を打ち合わせして・・・というのも邪魔くさいと思うときがあるけど、「今」の状態では編集者もライターも育たへんようなるんやろなあ・・・。
6月14日(火)
佐渡裕とシエナ・ウインド・オーケストラの定期コンサート(横浜みなとみらいホール)へ。いやはや最高のコンサート!『スイング・ガールズ』のメドレー(グレン・ミラーやベニー・グッドマンのバンドよりも上やで!)からドビュッシーまで。ラベルの「ラ・ヴァルス」から「松健サンバ」まで。最高の技術で最高に楽しいコンサート!大興奮!指揮台の上でギンギラ衣裳で松健サンバを踊る指揮者は佐渡さんだけやろな(爆)。シエナのコンサートは、いつ行っても裏切られません!おまけに、コンサートのあと佐渡さんの控室へ行ったら小倉智昭さんが来て、美女同伴で誰かいなと思たら、なんと唐澤まゆこさん!(本欄5月18日付参照)。こんなところで素晴らしい歌手と出逢えるとは!小生がHPに取りあげさせてもらったことでパリからメールをいただいていたので、御挨拶させていただく。と思ったら、すぐ横にプロレスラーの藤波辰爾ご夫妻も。いやはやコンサートも最高やけど、舞台裏もオモロイで(笑)。
6月14日(火)つづき
最高におもしろい本が送られてきた。『サッカーでメシが食えるか?』(ノースランド出版)タイトルだけを見ると、プロ・サッカー選手になる方法・・・かと思うがそうではない。もちろん「選手で食えるか?」ということもJリーガーから地域リーグや海外無名2部リーグの選手までの実例とともに書かれているが、それ以外にもフロント職員、用具係、チームのバスの運転手、サッカー協会職員、レフェリー、アナウンサー、スポーツライター、芝生メーカー、カメラマン、国立競技場スタッフ、サッカー・バー経営・・・等々、ありとあらゆる「サッカーで食う方法と手段」が実例をあげて記されている。お見事!そうなのだ!これからは「自分の好きなスポーツで食う」時代なのだ。このコンセプトは素晴らしい!親会社の関係で好きでもない野球に携わり、野球で食おうとせずに親会社へ戻ろうとばかりしているプロ野球関係者や、選手を「食い物」にしているプロアマ球界関係者には絶対不可能な発想。こういう素敵な本が出版されたことを喜びたい!
6月15日(水)
渋谷オーチャードホールへ。ナポリ・サンカルロ歌劇場来日公演ヴェルディの『ルイーザ・ミラー』を見る。ブラヴォー!ブラヴィッシモ!これぞイタリア・オペラ!タイトルロールのフリットリもテノールのサッバティーニも他の歌手も全員バッチリ!それに何よりマウリツィオ・ベニーニの指揮が最高!テンポも間もバローロを飲みながらアリオのたっぷり効いたペペロンチーノを鱈腹食べたような陶酔感!オケがまた素晴らしい!いやはや久々に(ボローニャ歌劇場のフレーニとドヴォルスキーによる『アドリアーナ』を見て以来の)最高のイタリアーナでありました。
6月16日(木)
今日もオーチャードホールへ。ナポリ・サンカルロ歌劇場来日公演ヴェルディの『トロヴァトーレ』。開幕前に永竹由幸さんと会う。「昨日はどうでした?」と訊かれたので「最高でしたね」と答える。幕間に山本益博さんと会う。「昨日は最高でしたねぇ」と互いに笑い合う。2度目の幕間に筑紫哲也さんと会う。「昨日はよかったらしいね」といわれたので「来られなかったのですか?それは残念ですねえ・・・」と答える。というわけで、オペラで2日続けて満塁ホーマーは出ないことを実感。レベルは低くなかったですけどね。指揮者の違いかな。
6月16日(木)つづき
コンフェデ杯初戦メキシコに1−2で敗戦。まあ、しゃあないな。けど、来年のW杯で日本旋風を巻き起こす方法は見つかったはずやで。ジーコは気づいてると思うけど・・・。
6月16日(木)つづき
コンフェデ杯ハーフタイムでスタジアムに流れた音楽は、主催者(FIFA)か運営者(ドイツ人)がワザと選んで流したんやろか?♪ケ・セ・ラ・セラ〜・・・なるようになる〜・・・先のことなど〜・・・わから〜ない〜・・・。思わず吹き出したけど、サッカー会場に最適の音楽?
6月16日(木)つづき
国立競技場やJリーグのスタジアムに『ケ・セラ・セラ』が流れることは絶対にないやろけど、アメリカのボールパークでは雨が降るとかならず『Singn'in the rain』や『Rain drops keep falling on my head』などが流される。こういう洒落っ気は真似てほしいけど、八代亜紀や三善英史の雨にまつまわる歌詞ではシャレにならへんなぁ・・・。
6月17日(金)
ブラジル強いなぁ。マリーンズも強いけど、井の中から飛び出すことを考えんと・・・。
6月18日(土)
庭の梅と杏の枝を3時間かけて高枝切り鋏で切ってダダ疲れ。鮨処もり山で友人のS君と疲れを癒したあと、世界ユースをTV観戦。日本代表はオーストラリアに引き分けて決勝トーナメント進出。平山君!もっとかっこよくなれよ!そしたらゴールも奪えるようになれるはずやで。
6月19日(日)
祝!コンフェデ杯勝利!日本1−0ギリシャ。意欲も動きもよかったけど、あと2点は取れたで。
6月19日(日)つづき
サッカーのあとF1にチャンネルをまわしたら、なんとミシュラン・タイヤのチームがパレードラップのあと全部棄権。6台だけの史上最悪のレース。コースが危険(オーバルコースがタイヤに合わない)との理由らしいが、以前F1チーム関係者(イタリア人)の口にしていた言葉を思い出した。「あんなに不味い卵料理を平気で食べている国でF1はやりたくない・・・」まぁ、今回の事件とは関係ないことやろけど。いや、まったく無関係でもないかな・・・?
6月20日(月)
六道珍皇寺の和尚が来鎌。京都から仏壇を移して以来初めて迫力ある臨済の経がわが家に響き渡る。その経を聴きながら、そうか・・・人間というのはこういうことをするために生きているのか・・・などと思ってしまったのは歳をとったせいか・・・。ありがたいお経のあとは「鮨処もり山」で足洗。般若湯を酌み交わしながら和尚とコンフェデ杯やプロ野球交流戦の話をするというのも一興。和尚は洛東中学時代に衣笠祥雄さんと同級で、建仁寺で草野球をしていた仲間。スポーツと京都の昔話のあと帰宅して原稿を一本。スポーツの取材に飛び回っていた若い頃とはまた異なる充実感があるもんですなぁ・・・。
6月21日(火)
大阪へ。NHK『その時歴史は動いた』のVTR収録。テーマはプロ野球草創期の大日本東京野球倶楽部(ジャイアンツ)のアメリカ遠征。昔は野球をやりたい人がスポンサーを探してたんや。スポンサーが野球を支配したんとはちゃうで。
6月21日(火)つづき
大阪から日帰りしてスポーツ新聞を読んで仰天。プロ野球機構も選手会も不参加を表明していたはずの野球のW杯に、一転して実行委員会が参加を決定したという。何が、どないなったんや?ナベツネが動いたのか?
6月21日(火)つづき
野球W杯に一転して参加を表明した日本プロ野球界の動きで小生が書ける情報は下記の通り。
- 5月末までにNPB(日本のプロ野球組織)はMLBに対して正式に不参加の通知を送った。
- しかし、その「正式不参加通達」を日米ともになぜか公表しなかった。
- MLBジャパンの某氏が日本を参加させるため、日本のメディア関係者と接触を開始。
- 渡邉恒雄氏が読売ジャイアンツ会長としてプロ球界に復帰。
- 6/20の実行委員会で巨人とソフトバンクが強硬に参加を主張・・・
というわけで、まったく何も条件は変わってないのに、いったい裏で何が起きたんや?
6月22日(水)
山形へ。1時間半の講演を終えて疲れが少々ピークに達していることを自覚。明日の札幌行きは申し訳ないけどキャンセルさせてもらって山形のホテルのベッドの横たわり、うつらうつらするうちにブラジル戦。なかなか面白かった。実力差は明白で、加地のゴールが認められていてもジーコのいうように3−2の勝利になったかどうか疑わしいけど、サッカーというスポーツでネグロイド系ラテン民族に勝つ方法はあることを自覚。ドイツやアイルランドやヨーロッパ文化に近いアルゼンチンに勝つのよりも可能性はありそう。大黒はエエなあ。福西も加地もコンフェデ杯で成長したなぁ。サッカーは面白いなぁ。野球はどうしたらええのんやろ・・・。
6月23日(木)
予定を変更して新幹線で眠り続けて帰鎌。するとアメリカの某新聞社から電話。「両松井を初め日本人選手が今シーズン成績不振なのはドーピング検査が強まったせいではないですか?日本では検査がありませんからね」といわれたので「ボロボロのジーンズとTシャツ姿の人から、ネクタイがちょっと曲がってるのでは?といわれても答えようがない」と答える。
6月24日(金)
毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演のため大阪へ日帰り。甲子園で阪神巨人戦を見たかったけど夏場へ向けて体力温存の必要性を感じて帰鎌。行ってたらエエ試合やったのに・・・。交流戦後に堀内監督が「オールスターまでの25試合を最低15勝10敗で・・・」というたらしいけど、こういう言い方は中日落合監督の「交流戦は勝率5割でいい」という発言と同じで選手の志気を損ねる。選手は勝率計算してプレイするのでなく1試合1試合勝つためにプレイするわけで、こういう監督の発言は命取りになるで・・・。ということは今年はタイガースが・・・。
6月25日(土)
中日新聞栄文化センターの『オペラ講座』のため名古屋へ。コッポラの『ゴッドファーザーpartV』(『カヴァレリア・ルスティカーナ』)ヴィスコンティの『夏の嵐』(『トロヴァトーレ』)『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(『椿姫』)フェリーニの『道』(『道化師』)キューブリックの『時計仕掛けのオレンジ』(『泥棒カササギ』)ブレヒトとワイルの『三文オペラ』などを見ながらオペラと映画の親密な関係について語り、ニーノ・ロータやエンニオ・モリコーネの音楽を楽しんだあと、ジョン・ウイリアムス特集で『E.T.』『スターウォーズ』『未知との遭遇』の音楽を分析。いやはや、映画ってオペラそのものやで。
6月25日(土)つづき
名古屋からの帰りに気づく。今週新幹線に乗るのは8回目・・・。本はたくさん読めたけど・・・。
6月26日(日)
たまりにたまった原稿をいくつか処理。『Ray』のDVDを買うたのに、見れへん。トホホ。
6月27日(月)
沖縄へ。具志堅用高が王者だったときやプロ野球キャンプで何度も訪れているけど、最近は機会がなく6年ぶりくらい。古酒と山羊料理に舌鼓。じつは山羊料理は苦手やったけど、美味しい店で食うとじつに旨い!山羊のGoldenBallの刺身も美味しかった。そんなにセイつけて、どないするねん?(笑)いやいや、明日小生が講演する沖縄タイムス政経懇話会は400回記念とか。がんばらねば。おまけに4月の下旬に東京で行った講演会(全国地方紙団体主催)を聞いてくださった沖縄タイムスの幹部の方が、その中味に感激して招いてくださったとか。そういう言葉がいちばんうれしい。沖縄の人はブタを木に登らせるのが上手いなあ(笑)。
6月28日(火)
沖縄タイムス主催政経懇話会での講演を無事終えて空港へ。おみやげに島唐辛子の入ったオリーヴオイルとソーキソバとチンスコウと泡盛を買って帰鎌。日本の中の異国・沖縄へは年に最低一回は足を運ぶべし・・・と実感。新聞の一面トップが米軍の都市型訓練に対する反対運動であったり日本女子アマゴルフに優勝した諸見里しのぶの話題であったり、スポーツ面のいちばん大きな話題がサッカー九州リーグでの沖縄FCの活躍であったり・・・。東京バカ(東京発の情報だけが日本だと思う愚)にならないためにも・・・。「沖縄スポーツアイランド構想」は是非とも具体化してほしいなぁ。
6月29日(水)
千葉マリン・スタジアムへ。ホークスの王監督に挨拶したあとフロントの某氏と野球のW杯に関して意見交換。球場外のイベントや屋台村を取材したあと外野席でサポーターを取材。記者席へ行くとNHK解説者の与田さんがいたので再び野球のW杯について話し合ったあとF1、ローリングストーンズ、KISS、カレーパンの話題で盛りあがる。球場外の屋台のカレーパンが旨いのです!マリーンズのベンチに行って李承Y選手の通訳をしている李東勲クンを見つけて再会を喜ぶ。彼は国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科で小生のスポーツ・ジャーナリズム講座を受講し、素晴らしいレポートを提出した人物。歓談してると後ろから背中をつついたのが高橋慶彦コーチ。なつかしいなあ。広島の現役時代にはよくインタヴューさせてもらいました。彼ほど練習した選手は他にいなかった。ゲームは千葉ロッテマリーンズ企画広報部長の荒木重雄氏にインタヴューしながら観戦。荒木氏は広瀬一郎さんが中心になって開講した東京大学のスポーツビジネス公開講座を受講したときにヘッドハンティングされた元IT企業のビジネスマン。今年のマリーンズの観客動員大激増はチームの成績だけでなく、彼を中心としたイベント企画の成功も大きい。プロ野球ビジネスについてめちゃくちゃ面白い話をいっぱい聞けて、たくさん勉強させていただいた。この中味は毎日新聞社から発行されるマリーンズ特集雑誌に寄稿する予定です。マリーンズはユニフォーム組もフロント組もオモロイで。
6月29日(水)つづき
コンフェデ杯3位決定戦おもしろかった。ドイツを苦戦に導いたのも勝利に導いたのも「若さ」。若い力は面白い。長嶋茂雄さんは「復活」などすべきではないのだ。優勝決定戦はさすがに疲れて寝てしもた。
6月30日(木)
ブラジル強い・・・。ほかにいう言葉なし。けど、日本の目標にはならへんわなぁ。プレイも組織も。
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