12月1日(木)
今日から師走。『東スポ』が記事にした「騒動」の俺の知ってる顛末は昨日の本欄に書いたとおり(事実はどうあれ俺には迷惑でもナンデもなかったですけどね)。『東スポ』さん!頼まれればオモロイ連載書きまっせぇ!(笑)今日は久しぶりに仕事部屋の整理。忙中有閑。我が家に来てまだ1か月も経ってない生後3か月半の黒兵衛(黒のラブラドール)がちょっと見んうちに大きなっとる。長女が飼い主やから俺は知らんけどこいつはかなりデッカなるでぇ。仲正昌樹『いまを生きるための思想キーワード』(講談社現代新書)読み耽る。帯に「高校生もワカル思想入門・政治哲学倫理学系21のことば」とある。ウム。サンデルの使う「正義」はそーゆー意味やわなぁ。スポーツを考える上では「労働」の項目は必読。久しぶりにゆっくりした一日。本棚の奥に『シェイクスピアジュニア文学館10テンペスト』なんて本を発見。文・小田嶋雄志/画・里中満智子。読み始めたら面白い。昔読んだ小田嶋雄志・訳や福田恒存・訳を思い出す。福田訳はたしか『あらし』だったか?途中からシェイクスピアの『テンペスト』をベートーヴェンの『テンペスト』を聴きながら読む。ピアノはグルダ。嗚呼これぞ贅沢。しかし最近の小説やドラマは題名のパクリが多いなぁ。恥ずかしないんかなぁ。晩飯ドキュメンタリー劇場はNHKスペシャル・アーカイヴから『古代のハイウェイ』。天智天武の時代に全国を幅10メートルの道路で結んだのか。凄いですね。昔『道浪漫』というTV番組でアッピア街道500キロ踏破をレポートしたことを思い出す。昔の人は洋の東西を問わず道路は一直線を求めたんですね。それに較べると巨人の騒動なんてガキのケンカ以下やな。
12月2日(金)
昨日一日ゆっくりしたのに仙台や石巻でお世話になった人への礼状その他失念してしまう。すいません。今週末には必ず…と思いながら東京へ。竹橋の毎日新聞社ビルにあるBS11のスタジオへ。いろいろ打ち合わせして(とだけ書いておくことにします・笑)Uターン帰宅。あ。どうせなら毎日新聞運動部で連載のお世話になってるOさんを訪ねればよかった。どーも歳とるとナンヤラカンヤラ忘れっぽい。『マーラーの交響曲』最終校了。最後の仕上げに奮闘してる編集者N嬢の疑問にメールで答えて昨日に続き机の上の整理。さぁ次の新書『スポーツジャーナリズム論』(仮題)&『モーツァルトの交響曲』を書き出す準備はできたかな?晩飯映画劇場は『トイストーリー』1作目。けっこうオモロイやないか。このアニメからアメリカの「正義」を語れ…なんてサンデル教授の授業よりオモロクなるんとちゃうかなぁ(笑)。
12月3日(土)
朝BS11『報道原人』生出演。今年のスポーツ界を振り返る。巨人なでしこ大相撲+スポーツ基本法+五輪東京招致…てな感じ。夕方から女房と一緒に逗子にある朋友S夫妻の新築宅へ。いやぁなかなかナイスなお宅で夕方から美酒と美食に酔う。オペラや落語を見聞きしながら結構飲んで食べて満足したはずやけど帰宅後飲み直してしまうのは昔からの癖?久しぶりに痛飲。通院につながらないことを…。
12月4日(日)
朝二日酔い…になるかと思たけど爽やか。ええ酒は日を越えん…というかなり昔に発見した真理を思い出す。終日手紙とメールの整理&散歩。黒兵衛(新しい我が家の飼い犬)はあと2週間ほどで散歩に同行できるらしい。しっかし大型犬やから少々怖ろしい。現在生後4か月足らずで11キロですからね。死んだ佐吉が成犬で14キロやったから…。昔学生時代に近所の犬のシェパードを散歩させるバイトを朋友のSとやったことがある。まさか逆の立場に…なるわけはない。飼い主(母子手帳の持ち主)は長女なんやから…と久しぶりに仕事を離れた話題に終始の一日。晩飯映画劇場は『トイ・ストーリー2』。これで3本とも見てしまったけどどれも面白かった。アメリカ臭をパロディにしながらも生徒はアメリカ臭がプンプン匂う。じつに巧いプロパガンダ…と思いながらも孫にバズ・ライトイヤーの玩具を買ってやりたくなる(笑)。明日の早朝文化放送に備えて夜は東京泊。
12月5日(月)
朝6時東京のホテルから文化放送へ歩いて出勤(笑)。早朝まだ薄暗い東京の街は大きなトラックなどが行き交い吐く息が白く見えてどこかニューヨークに似てる。大都市はみんなこうかも?『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。ノーマン・メイラーの言葉「人生の目標は成功を目指すか安定を目指すかの2つしかない」を紹介。最近の政治家や官僚は「安定」をめざしてるからアカンのや。番組のあとホテルへ戻る。東京の街はニューヨーク(世界共通大都市)の雰囲気から東京に戻ってた。ホテルで少し仮眠したあと東宝試写室で『源氏物語千年の謎』を見る。うん。面白かった。CGもそれほどガキっぽくないしね。紫式部の書く虚構と道長を頂点とした現実の交錯も面白かった。けど道長が式部に『源氏物語』を書かせた動機が一条天皇と彰子の間に子供を産ませるため…プラス女の情念の怖さ…だけ?…というのは弱い。途中道長に対する刺客(WHO?)が現れるけどワカリニクイ。コレは原作の問題だろうけど『源氏物語』というタイトルから藤原一族に葬られた源氏一族(高明・信・融etc)の霊を鎮めるための「霊語り(ものがたり)」という井沢元彦説『逆接の日本史4中世鳴動編』を読んでる者からすると少々スケールを小さく感じる。もう少し平安政治のダイナミズムが出れば…しかしまぁ面白かった。とはいえ一つ気になったこと。六条御息所は口に出して言う場合「ミヤスドコロ」ではなく「ミヤスンドコロ」のほうがいいのでは?最近朝日新聞社から出た『週刊絵巻で楽しむ源氏物語』を買い始めたけど読むところが多すぎて少々ウンザリ。資料としてはいいのかもしれないけど読み物としては編集がイマイチ…残念。橋本治の『窯変源氏物語』も谷崎の『潤一郎新々訳源氏物語』も途中で投げ出してるので読み直そうかな。いや俺も今や原文を読むべき年齢に違いない…というても何度も雨夜の品定めで挫折してるしな…まぁ源氏と今昔はピックアップでエエか。
12月6日(火)
朝起きていつものようにTV見ながら新聞チェック&メールとネットもチェック。その結果読売新聞を借りに隣家へ。ナベツネのワンマンショウ@his own mediaをチェック。どうして最高権力者が元ヒラトリの言葉にこうも過敏に反応するのか。キヨタケを内匠頭にするのはホメスギと思うけど松の廊下刃傷事件の刀傷の痛みが意外と効いてるのか…などと思いながら『新潮45』新年号用の坂井保之氏との対談原稿を校正。それにしても何故新聞の人物写真(インタヴュー写真)というのは常に右手(または左手もしくは両手)が胸の前で動いてるものを好むのか?ユーサフ・カーシュやユージン・スミスならそんな写真は撮らないだろう。もっと被写体の本質を暴くINTER-VIEW(内面を覗き見る)写真を撮るのでは…と思いながら…とはいえ読売新聞に掲載されたナベツネの2枚の写真はナカナカ見事。最高権力者であったはずの男が年老いた老人になってしまった(好々爺になりかけている)様子がよく出ている。最高権力者ではなくなった好々爺に対して思わずそんなに頑張らず引退して下さいと話しかけたくなる写真だ。このカメラマンの腕が(新聞写真のパターンに縛られているとはいえ)相当高いのか…それとも元最高権力者もこんな表情しかできなくなったのか。最高権力者として喧嘩してる男の写真ならパイプを口に銜えるか手に持つかしたほうが良かったのに…あ。ひょっとしてユーサフ・カーシュがチャーチルの肖像写真を撮ったときのようにカメラマンがナベツネのパイプをもぎ取った?または遠慮させた?…としたらこのカメラマンの腕は超一級です!…まさか…しかしパイプを奪われたチャーチルは顔の迫力が(ブルドッグのように)増したのに較べてパイプという小道具を失って迫力の薄まったナベツネさんは…歳取ったなあ…。でもいろいろ脳味噌を動かすことのできる良い写真でした。インタヴューはべつにどーでもええ中味やったけど…(笑)。晩飯ドキュメンタリー劇場はNHKアーカイヴからヴィヴィアン・リーの生涯(タイトルは忘れた)。恋に生き愛に生きローレンス・オリヴィエに生き…マリリン・モンローと並ぶ激烈な生涯。女性の人生もノーマン・メイラーの指摘した「成功と安定は両立しない」という法則が生きるのですね。いやメイラーが指摘する前から「女の一生」の方が激烈な(成功と安定が成立しない)のはモーパッサン・ホーソーン・ゾラ・有島武郎…で証明済みか…。あ。ホーソーンの『緋文字』の原題は“The
Scarlet Letter”…Scarlet O'hara…Gone with the Wind…Vivien Leigh…か。
12月7日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。内柴の問題はスポーツの強者が必ずしも社会的道徳性を備えているわけではないという常識に加えて明らかに体育会系的パワハラが存在している点が見逃せませんね。男女間の問題だけでなくフランス柔道界に練習中の死亡事故がまったく存在せず日本柔道界に多く存在することも考え合わせないと日本の格闘技界(スポーツ界)は前進しないですね…というのは昨日某新聞でコメントしたので今日のラジオは岡ちゃん中国サッカー・チーム監督就任へ…という話。そういえば最近不可解な動きが多かった(笑)ですからね。しっかしバレーや柔道やシンクロで海外の指導者が多いのは当然にしても何故野球からは出てこない?大リーグとは言わないけど監督も海外を目指さないと井の中で大言壮語を口にしてばかりいても仕方ないはず。落合監督など海外の方がふさわしいと思うけど(ギャラは期待できないけど)…。病院へ。シンエコーをとってもらう。シンエコーといわれたから新しいエコー装置で何かするのかと思たら心臓エコーのことやった。だったら心臓エコーといってほしい。「心エコー」では心を映し出されるようでコワイ(笑)。特には異常なしのようだが自分の心臓が脈動してるのを画面で見てガンバッテルナァと感心。そろそろちょっとは休みたいやろなぁ…と正直思った(笑)。主治医の先生にTPPで医療界がどう変わる?といった話を聞いて最近の世の中のテイタラクを話し合って銀行に寄って帰宅。仕事の整理をして晩飯ドキュメンタリー劇場は昨晩のヴィヴィアン・リーに続いてNHKアーカイヴからマレーネ・ディートリヒのこれまた激烈な生涯。恋人相手のジャン・ギャバンが少年に思える。女性は強い。いや。強い女性は強い…男性よりも…はるかに…しんどかったとは思いますが…強いなぁ…。亀田兄は3度目防衛。弟は2階級制覇ならず…ってニュース報道並の感想(笑)。国歌の問題をさほど大きく取りあげる気はないけどプロボクシング界にとって知事と市長の歌声による応援は悪くなかったんじゃないですか。
12月8日(木)
私用に忙殺される一日。朝から鎌倉市役所近くの法務局へ…行ったところがナント移転していて無駄足。近くの司法書士事務所に飛び込んだら移転先が辻堂または本郷台とかで親切に地図までプリントアウトしてくれた。あ。そうか。法務局移転でお客さん獲得が大変ナンヤね。そうヤスヤスと事務所の引っ越し出来んから。みんな大変なんやね。大変でないのは安定した公務員だけか。そういえば昨日だか一昨日だかの朝日夕刊に池澤夏樹氏が70年代のグローバルでなかった時代の古き良きギリシャのことを書いておられた。同時期にスペインに3週間ほど旅した小生は懐かしくイビサ島でかき氷を売って暮らす日本人ヒッピーを思い出した。当時のイビサで4LDK200平米オーシャンヴューのマンションが月2万円弱で借りることができたもんね。おまけにほとんどの海岸がヌードビーチで立命館の女子大生が毛むくじゃらのスペイン人男性とどっちも全裸でテニスをしてた(笑)。そのときヴァカンスでイビサ島に遊びに来てた50歳がらみのドイツ人に「Let's
do together once more,but next time without Italian.」とマジにいわれて当時25歳だった小生はどー答えてイイやら困った。ギリシャ・イタリア・スペインを巻き込んだユーロはどうなる?しかし飯が美味いのはドイツより圧倒的にイタリア・スペインですね。ギリシャは行ったことないけど…あ。フランスもラテン系やのにアルプスの北の生活が長くて結構ゲルマン的になったかな。本郷台の法務局へ行ったあと電話であちこち私用を済ませて一日が終わり。佐渡裕さんのベルリン・フィル・デビューのDVDを見直しながら晩飯。仕事しない一日・仕事を考えない一日を過ごすと頭が軽くなった気がする。寝る前にPCでメール・チェック。うわっ。明日にしよ。寝よ。
12月9日(金)
手紙とメールの処理をしてると新潮社の某クンから本が送られてくるのでさっそく読み始める。買って読みたい本だったのでラッキー〜♪小沢征爾×村上春樹『小沢征爾さんと、音楽について話をする』……う〜ん……グールドとバーンスタインとカラヤンと……ブラームスとベートーヴェンとマーラーをちょっと……まだ半分も読んでいないので軽率なことは書けませんが超々有名人ともなるとこの程度の話で……いやいや感想は読み切ってから……しかし……この程度で……。あっという間に晩飯映画劇場。若松孝二監督で話題になった映画を見る。まぁ晩飯食いながら見る映画ではないですが子連れで病院勤めをしてる次女の帰りが遅く一人晩酌しながら見ることができたので……しかしコノ映画は小生はオススメしません。特に悪い映画という気はないですし寺島しのぶは熱演ですけど反戦映画反権力映画なら他にも数多くありますから。そういえば昔……25年ほど前かな……若松孝二監督の本が書店の野球本コーナーに並んでいたことがある。ヤクルト・スワローズの選手と間違えたのですね(笑)。サヨクがまだ元気で社会に浸透していた時代……いや……そろそろ忘れられ始めた時代かな……の出来事でした。調子のでない一日でした。
12月10日(土)
昨日に続いて忙中閑の二日目。午後から洗足音楽大学にミュージカル公演を見に行く。在校生研究生卒業生による演し物は『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。原作はB級ホラー映画の巨匠ロジャー・コーマン監督が2日で作りあげた怪映画とか。残念ながらまだYouTubeで見られる範囲しか見ていないがジャック・ニコルソンが歯医者の客で怪演とか(まだそのシーンに出逢ってない・涙)。そんなケッサクB級をミュージカルにしたのが後に『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』などでディズニー・ミュージカル・アニメを復活させた作詞&作曲のアッシュマン&メンケンのコンビ。従ってミュージカルは多分にディズニー化(お子様向け化?)されてるがそれでもエロスとSMと怪獣(怪花?)を配したケッサクB級色は残ってる…けど学生アマチュアにはそこまで匂わす表現は無理やなぁ…などと思いながらそれでも歌やアンサンブルはプロ級やで…と思いつつもココから何人がプロで活躍するのかなぁ…厳しい世界やなぁ…と頭のなかを結構グルグル巡らせる一方ちょいと船も漕ぎつつ舞台を楽しむ。うむ。冗談抜きハイレベルのけっこうイイ出来の舞台でした。あとで聞いたら舞台で使われた大きな「人食い花」は他の舞台で使用された装置の借り物とか。そういうのは安上がりB級映画多作のロジャー・コーマン監督と同じですな(笑)。帰宅。飯。酒。風呂。寝る。タマにはこんな一日もエエやろ…と思たけど深夜目が覚めて寝られず。木村俊介『物語論』を読み耽る。小説家・映画監督・音楽家・漫画家・美術家…等へのインタヴュー集。それぞれが面白い発言…ではあるけど「物語(虚構)の力」が現実(社会)とどう交錯するのか(影響を与えるのか/与えないのか=現実からの逃避なのか)…。「モノ(霊)語り」の「霊の力」が社会的に消えた現在「物語」もパワーを失った…?
12月11日(日)
明日の東海テレビ年末特番V撮りの(野球・ゴルフ・近代五種!)の下調べや情報確認&勉強。特に古代五種(古代オリンピックで争われたキング・オヴ・スポーツ=円盤投げ・槍投げ・走り幅跳び・スタジオン走)に習ってクーベルタンが作らせたオリンピック競技種目である近代五種(フェンシング・水泳・馬術・射撃・クロスカントリー)について少々勉強。ナポレオン戦争の時に兵士に必要とされた能力が基準になっているらしくクーベルタンから依頼されたスウェーデン陸軍が検討し1912年のストックホルム大会から正式競技に採用されたとか。見る人に人気なくテレビ中継もやりにくいので五輪競技として廃止が常に議題に上るがクーベルタン直々の競技ということで常に生き延びているとか…。陸上の十種競技と一緒でやる人の連帯感は大きいらしい。ふ〜ん。浅田真央は日本選手権頑張ってほしいなぁ…と思いながらグランプリ・ファイナルは録画にまかせて柏レイソル。うわっ。凄い先制弾!うわっ。すぐに同点。両チームとも早い攻守のキリカエ。面白い!レイソル強い!延長や!PK戦や!うわっ。勝ったぁ!次はサントス戦ヤァ…と興奮しながら東京へ。ホテル泊。
12月12日(月)
早朝文化放送『吉田照美のソコダイジナトコ』生出演。柏レイソル・復興の遅れ・民主党政治のオソマツ・ダルビッシュ大リーグ入りと日米野球事情の違い…等を話してから帝国ホテルへ。某在京TV局ディレクターと年末特番打合せ。企画は面白いが…どうなることか…。打合せのあと矢口史靖監督『ロボジー』の試写を見に東宝試写室へ…いたところが閉まってる。なんで?。うわっ。試写会の開始時間を10時半と思てたら10時15分やった。入口のドアがロックされていて途中入場は不可。試写会やから当たり前やわな。諦めて後日にすることにして東京駅へ。新幹線で名古屋へ。車中『文藝春秋』に掲載された清武英利氏の独占手記『ナベツネ栄え、野球は枯れる』よむ。話は日本のプロ野球には発展せず。あくまで読売球団内部の話に止まるがコレを読む限り真面目にジャイアンツ球団運営と取り組んだように思える。こーゆー人物にコミッショナーになってもらうのも一計かも。何しろナベツネと闘ってるから読売の野球利用には反対するはず。おまけにジャイアンツはファンのモノと断言しているからコミッショナーになれば野球はファンのモノという方針が打ち出されるはずだから…。名古屋のホテルで仮眠を取ったあと東海テレビへ。年末特番『学べるスポーツバー』VTR撮り。司会(バーのマスター)はマスダ・オカダのオカダさん。俺は常連客。ほんまにジャック・ダニエルのロック飲みながらバーを訪ねてきた元カープの達川さんやドラゴンズの英智と歓談。さらにバーに入ってきた酔っぱらいのオッサン(板東英二さん)ともワイワイ。大幅に予定時間をオーバーして第2部ゴルフは竹村姉妹。パター好きの姉ドライバー好きの妹などオモシロイ話を聞ける。が、なんと言っても面白かったのは自衛隊体育学校で近代五種と取り組みロンドン五輪女子代表の座を勝ち取った山中詩乃さん。そもそも射撃も乗馬もある近代五種は自衛隊入りでもしない限り不可能。日本の競技人口も男女会わせて24人とかで山中さんも高校までは陸上競技選手とはいえ射撃も乗馬もフェンシングも自衛隊に入るまでは未経験。しかし近代五種と取り組んで2年足らずで五輪切符を手にしたとか。ロンドンで国際大会に慣れて狙うはリオ五輪での日本人初入賞とか。ひょっとして近代五種はオリンピック出場を目指す人には狙い目?とにかく山中さん頑張って!収録終わってから東海TVのアナやスタッフや達川氏とメッチャ美味しい魚を肴に飲んで食って野球談義。面白かった。夜中までよう飲んだ。ヒックウィー。名古屋泊。ZZZZZZZZZ。
12月13日(火)
朝名古屋から新幹線で帰郷。その足で講談社へ。指揮者の金聖響さんとの共著『マーラーの交響曲』(講談社現代新書)ができあがったので受け取りに行く。ヤッホー!自分の本が完成するときはいつも嬉しい。とりわけ今回はテーマがマーラー。いままでの『ベートーヴェンの交響曲』や『ロマン派の交響曲〜シューベルトからチャイコフスキーまで』に較べて誰にも読んでもらえるよう面白く書くのに相当苦労したうえ東日本大震災や大相撲八百長事件で執筆を中断。その後復活してノリまくって書いただけに思い入れも一入(ひとしお)。皆さん買って下さい!面白いこと保証しますから是非とも読んで下さい!
12月13日(火)つづき
帰宅してメールや手紙の整理。送られてきた週刊誌を片っ端からチェック。一連の「キヨタケ騒動」での面白い記事は少し以前に読んだ『週刊ポスト』に載ってた佐野眞一氏の「正力務台渡辺読売天皇三代記」。この人は『巨怪伝』で正力松太郎を「Jリーグの父と呼ばれる」と大間違いを犯しているが「読売天皇三代」のなかでナベツネがいかに小さいかがよくわかった。ならば清武氏はさらに…か?同じ『週刊ポスト』のなかで上杉隆氏が書いていた「ナベツネこそが記者クラブの象徴〜会長兼主筆という大矛盾」も重要な問題提起。テレビと新聞が同じ資本下にある日本のマスメディアの構造は言論の多様性を確保するため欧米では制限禁止されているという。日本のマスメディアはTPPに賛成しているがいつか日本のメディアの異常さが国際外交上も問題視されるはず…その一点(日本のメディアを開放する)だけでもTPPに賛成…という意見には小生も大賛成したい。そのうえ日本のメディアはスポーツという公共文化を私物化してるのですからね。午後三時から清武氏が記者会見するというのでテレビ局から電話。新しい情報はなかったけれど…「キヨタケ騒動」をコップの中の嵐に終わらせたくないので明日早朝の出演を快諾。早よ寝よ。
12月14日(水)
早朝迎えのハイヤーに乗ってテレビ朝日へ。『やじうまテレビ!』生出演。ナベツネvsキヨタケ法廷闘争どっちが勝つか?は弁護士の先生のお任せして日本のプロ野球界の異常状態を語る。その後テレ朝の控室を少々お借りしてRKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』生電話。テーマは近代五種。2日前の本欄に書いたようなことを話させてもらう。終わって新幹線の飛び乗って京都まで爆睡。六道珍皇寺に寄って墓参りのあと和尚さん(おっさん)に年末の御挨拶。チョイと歓談して大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。酔っぱらって大阪の街を歩いてる人にインタヴューする「昨夜のシンデレラ」のコーナーで『マーラーの交響曲』を紹介していただく。何しろマーラーの『大地の歌』の第5楽章李白の漢詩のドイツ語訳を使った「春に酔える者」を解説した章にはこの『ちちんぷいぷい』の「昨夜のシンデレラ」に登場した酔っぱらいのことを書いてますからね(笑)。「人生なんて夢みたいなもんでっせ。あくせく働いてもシャーナイ。せやからワテは酒呑みまんねん…」以前こんな李白そのものといえる男性が「昨夜のシンデレラ」に登場して驚いた…なんて話も『マーラーの交響曲』には出てきますから…。『ぷいぷい』で「キヨタケ騒動」の話もさせてもらって「キッチンぷいぷい」で美味しい豚汁を食べさせてもらって「みたらし小餅」を土産に買って帰宅。長い一日やったなぁ。うわっ。ネイマールってのはやっぱり滅茶苦茶巧いなぁ。録画は明日見ることにして…ZZZZZZZZZZZZZZZZZ。
12月15日(木)
今日は一日自宅で仕事。コラム原稿書いてるとユニヴァーサル・ミュージックからCDサンプルが届く。さっそく聴きながら…と思たらギョギョギョ!チョン・ミュンフン指揮ソウル・フィルハーモニー管弦楽団によるドビュッシー『海』とラヴェル『マ・メール・ロワ(マザー・グース)』『ラ・ヴァルス(ザ・ワルツ)』の1枚があった。そうか…韓国一のオーケストラのソウル・フィルが名門ドイツ・グラモフォンからデビューしたか…。韓流もここまで来たか。NHK交響楽団がいくら上手いというても外国人の二流指揮者(失礼一・五流です)と国際的にイマイチ通じない名前(NHK)では限界があるな。それに較べて超一流チョン・ミュンフンに率いられたソウル・フィルは去年欧州ツアーをやって高く評価されたらしいのは知ってたけどココまで来たか…。まぁ国家を挙げてゴルファーやポップシンガーを「世界」に売り込んでる隣国と競争することもないという意見もあるやろけどNHK理事が天下って斬新な企画もほとんどなく楽団員は高給に安住してる(という人の声も聞く)N響よりも元気なのは羨ましい。NHKは毎年我々の視聴料から20億円くらいのカネをN響に援助してるらしいけどソレを宣伝費による高額年俸の補填と考えるとプロ野球と同じ構造。多額の補助金が業界を育てないのは日本の農業と同じ。やっぱりどんな文化も組織や企業中心でなく地域密着でなければ…。晩飯サッカー劇場はもちろんバルサ。ここをこじ開けるか…凄いなぁ…と溜息をつくばかり…しかしバルサもやっぱり地域密着型。まぁ日本のサッカー界は心配ないけど読売が頂点のプロ野球は…NHKが頂点のクラシック界は…あ。どっちもマスメディアや…ということは野球ジャーナリズムや音楽ジャーナリズムが機能しない…そのあたりが二重三重に問題やなぁ。ソウル・フィルの『ラ・ヴァルス』は素晴らしい演奏やなぁ…。
12月16日(金)
昨晩書きあげた某通信社の連載コラムをメール送稿。新たに毎日新聞コラムを書きあげる。原稿の中味はまったく別物ですがテーマはどちらも被災地石巻が「武道の町」宣言をしたこと。「武道の町・石巻」を少しでも多くの人に知ってもらって応援したいですからね。石巻は子供たちへの武道教育を盛んにして「2020年東京復興五輪」実現を目指す。そのとき正式競技(柔道)は無理でも弓道や空手や剣道などの武道競技を五輪のエキジビジョンとして石巻で開催することを目標に復興をめざす…。この「石巻の声」に対して「五輪招致反対」の声が少なくない「東京都民の声」は…?小生は東京五輪招致賛成派ですがマァ難しい問題でシンポジウムや討論会を催すときは「賛成派」だけでなく「反対派」も招いて真剣に討論するべきでしょうね。来年のロンドン五輪もユーロの経済問題から反対派の声が強くなり開催が危機に瀕してる…なんて噂も聞くし…五輪はあらゆる困難に負けずに懸命に開催に向けて努力すべきやけどメキシコ五輪のような強権発動開催は避けねば…。しっかしマスコミは2020年の五輪開催都市決定寸前(再来年)になるまで騒がへんのかなぁ…。そんなギリギリになってから騒いでもせっかくの「五輪招致の意義」を深めることもできひんのに…。夜は久しぶりに『213』へ。朋友のSと某大新聞記者Nの3人で忘年会。『マーラーの交響曲』の打ちあげ他すべての忘年会がいろんな事情で新年会に移ったため小生にとっては今年唯一の忘年会。そういや今年もいろんなことがあったなぁ。母校の小学校の閉校記念式の直後が大震災で佐渡さんのベルリン・フィル・デビューにも付き合うて…長い一年やったなぁ…とはいえ先月末に石巻を訪れてからまだ3週間も経ってへん…名古屋で痛飲したのが今週月曜で1週間も経ってへん…時の流れは速いのか遅いのか…人生は長いのか短いのか…酒のおかげで李白の心境…。ほろ酔いで帰宅後朋友のSから借りた桂米朝のDVDで『本能寺』を見る。久しぶりの米朝師匠。やっぱり上手いなぁ。おまけにこの演し物は完全に歌舞伎そのままやで。米團治を襲名した息子が勧進帳の富樫を見事にやってのけたのも納得やな。そのうえ落語もオモロなればエエのに…との悪口は封印して…ZZZZZZZZZZ。
12月17日(土)
今頃になって立教大学大学院生3名のレポートを採点。授業が先月上旬でレポートを出させたのが先月中旬。締切に遅れた1名が下旬に提出。すべて何年も昔の話に思える…というのはオーバーにしても正直エラク以前の話に思える。その後いろいろありましたからね。採点締切は来年2月。大学の仕事は時間の流れが緩やか。だからアカデミズム(ジャーナリズムの正反対)が成立するのでしょうが…。小生の授業(スポーツ・ジャーナリズム)のレポートは本欄で何度か書いたけど「自分の興味あるスポーツ選手(関係者)にインタヴューするとして原稿が完成したときのタイトルを付けて20の質問項目を書け」というもの。採点結果は…講義中には小生の話が伝わってる手応えを感じた割には残念…というかA評価がなかった(涙)。授業でスポーツに関する理屈が多くなって表現の仕方が疎かになったかな…。反省。ナンデモカンデモに出てる村上春樹と小澤征爾の音楽対談本で村上春樹がボストン・レッドソックスのユーキリスが登場するときにファンが「ユー!」と叫ぶのがブーイングに聞こえて不思議に思った…と話してるけど小生も初めてヤンキー・スタジアムへ行ったときルー・ピネラが打席に立つと「ルー!」という叫び声がブーイングに聞こえて驚いたことを思い出した。そのときは「思いっ切りブーイングを浴びせられるくらい大打者なんだ」と勝手な誤解をしたものだが野球はともかくクラシック音楽の世界ではやっぱりブーイングは一つの勲章なんですよね。もちろんそれは舞台と演奏に限ったことですが…。晩飯DVD劇場は桂米朝で『住吉篭籠』を楽しんだあと『ダイハード』。昔見たけどオキラクに食事を楽しむBGM(バック・グラウンド・ムービー)にはアメリカン・ヒーロー・アクションが最適かも。コレ日本がバブル絶頂で「アメリカを買っていた」ときの話だったんですよね。ホント最近は時間の流れが速すぎますなぁ。米欧日に次いで中国が没落するのは何時頃?映画の途中何度か漫才番組にチャンネルを回したけど東京漫才はどうも関西人の肌に合わんなぁ…。
12月18日(日)
日産スタジアムへ行く…のではなく…その隣のラポール横浜(障害者スポーツセンター)へ行って先月行われた電動車椅子サッカーW杯パリ大会5位の報告会に参加。受付で「会長の高橋さんは…?」と訊くと案内してくれて「ハイ。私が高橋です」という人物が現れたのだが見たこともない人物。それもそのはず。その高橋さんは車椅子バスケットボール関東協会会長の高橋さんで電動車椅子サッカー協会会長とは同姓。今日は車椅子バスケの試合の合間に電動車椅子サッカーがエキジビジョン・ゲームを見せる趣向だとか。お互いにハハハハ…と笑い逢ったあと車椅子バスケットボールの現状を教えてもらう。来年のロンドン・パラリンピック・アジア・オセアニア地区予選(ソウルで開催)で日本は男子がオーストラリアに次ぐ2位で出場権獲得。ただし3位韓国とは1点差の薄氷の勝利。女子は1位のオーストラリアに次いで中国が2位で出場権は得られず。残念。しかしそのことよりまだまだ国民の支持の低いことの方が問題。その後会議室で電動車椅子サッカー日本代表メンバーのパリでの(完全アウェーでの)「苦戦」の様子の報告を聞く。やっぱり英語が喋れないと…。しかし皆さんよく頑張って5位入賞。大いに称賛されるべき成績。しかし日本が電動車椅子サッカーを教えたイングランドに引き分けた(勝てなかった)のは悔しい。結局1位アメリカ2位はイングランド。次は必ず3位以内に…いやアメリカを倒して世界一に…。ラポールを出ると新横浜周辺は物凄い人の波。ポルトガル語とスペイン語が飛び交い「メッシ千円!メッシ千円!」と叫びながらメッシの顔写真付きマフラーを売る外国人など大混乱。そこをすり抜けて明日のラジオの打合せ。帰宅するとレイソルがPK戦の真っ最中。残念。勝てなかったか…。続けて決勝。うわっ。メッシ!またメッシ!!またまたメッシ!!!!なるほど「強いチーム」というものがどういうものなのか。よくわかりましたよね。ナベツネさん!
12月19日(月)
朝文化放送へ。『吉田照美のソコダイジナトコ』生出演。原発事故第2段階収束…慰安婦問題再々々々燃…イラクから米軍撤兵戦争終結…いろんな意味で日本政府の対応に共通するキイワードは「中途半端」なんて…情けなさ過ぎる。『新潮45』新年号の特集「弁護士政治家が日本を滅ぼす」に書いてあったけどフランス革命でジャコバン党のリーダーとして独裁者となり恐怖政治を敷いたロベスピエールは「清廉の人」と呼ばれた弁護士やったとか。なるほど。佐藤優さんがマックス・ウェーバーの言葉を引用して書いた「政治指導者に最も向かない人々=弁護士」も面白かった。そうか。民主党には弁護士出身の代議士が多いのか。橋本大阪市長も弁護士か…。彼に国政を期待する声もあるけど外交・安全保障観ががまったく見えない」から「政治家としての力を測ることはできない」と元外務相主任分析官が書くのは当然ですね。しかし弁護士は政治家としていろんな意味でコワイ…。文化放送のあと横浜桐蔭大学へ。久しぶりに我が研究室に寄って担当教官の先生と来年の集中講義と来年度の授業について打合せ。うわっ。友人と連絡を取ったところで金正日死去の報を聞く。いつかはこういう日が訪れる。サァ未来はどうなる?東京へ戻って某音楽事務所へ年末の御挨拶。帰宅してバルサの試合のビデオを見るという長女に付き合う。うむ。何度見てもオモロイ。メッシも凄いけどメッシだけじゃないですね…などと思いながら…そうそう…金正日死去のニュースを見なければ…。金日成死去(94年7月)の報を聞いたのは北海道でPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)関連の仕事をしていたときだったことを思い出す。そう言えば以前は毎年何度も訪れてた北海道に最近は行ってないなぁ…。時は流れる。疲れた一日。
12月20日(火)
年の瀬も押し詰まってきましたなぁ。年に「瀬」があるのなら「淵」もあるのか?「年の淵」とは夏至のこと?真夏のお盆のこと?…などとドーデモエエことを考えてたら午前中に某TVプロダクション新年特番『ニッポンの極論』のビデオ撮りでディレクター氏とアシスタント嬢が我が家に来て仕事場を撮影。小生は「極論」を言う立場。キョクロニストと呼んでるらしい。しかし自分では真っ当で当たり前の意見やと思うけどなぁ。中味はまだ明かせませんのでスンマセン。午後から週末のオペラ講座の原稿書き。すると講談社の担当者から嬉しい電話。『マーラーの交響曲』の増刷が早くも決まったとか。ナント!?奥付では発売日は今日やでぇ!!都心の書店では2〜3日前から店頭に並んでたらしいけど…それにしても出足好調で嬉しいことです。おまけにチョットまだ発表できない嬉しいこともあってココ2〜3日ガク〜ンと落ちかかってた気持ちを少しは立て直すことができた…かな。晩飯落語劇場は桂米朝の十八番大作『地獄八景亡者戯』。これだけ長くババい話を面白く1時間以上に渡って聞かせるのは並大抵やないでぇ。昔この台本を睨みながら『甲子園八景亡者戯』というパロディを書いたのが懐かしい。甲子園球場も「地獄」のように面白いところですからね。そういえば昔伊豆の伊東で巨人の長嶋監督が江川投手などの若手選手を鍛えて「地獄のキャンプ」と呼ばれたことがあった。そのとき長嶋監督に「地獄と呼ばれてますが…」と言うと「若者には地獄のほうが天国より楽しいでしょ。お釈迦様と蓮の池のまわりを散歩するよりは…」と言う答えが返ってきた。見事!最近こういう答えを返す野球人は減ったのかなぁ…。
12月21日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。メッシとバルサを話のマクラにしてメインの話題は一昨昨日の車椅子バスケと電動車椅子サッカーの話。「一昨昨日」という文字は「SAKIOTOTSUI」とキイボードを叩いて変換したら出てきた漢字。ちなみに「SAKIOTOTOI」と打っても「一昨昨日」と変換された。「一昨昨日」なんて字は手書きなら絶対に使わない文字。小説なんかでも(少なくとも小生は)見たことがない。オモシロイので「ISSAKUSAKUJITSU」とキイボードを叩いて変換してみるとやはり「一昨昨日」の漢字が出たが「一昨」と「昨日」を別々に変換した結果だった。小生の使い慣れてるのは「一太郎ATOK17」なので「MIicrosoftIMEstandard2003」で同じことをしてみると「SAKIOTOTOI」は「一昨昨日」に変換されたが「SAKIOTOTSUI」は「咲きオとつぃ」とワケがワカラン結果。関西弁はアカンのか?「ISSAKUSAKUJITASU」は「一作昨日」とニアピン賞。やっぱりATOKのほうが日本人向き?『マーラーの交響曲』の増刷が早くも決まったので訂正すべき箇所をチェック。BGMはavexから送られてきた森麻季さんの歌うR・シュトラウスの『4つの最後の歌』。いつ聴いてもイイ音楽ですねぇ。しかし初めて聴いたリストの『ペトラルカの3つのソネット』のほうが面白かった。『オシムの言葉』を書いた木村元彦さんから新刊『争うは本意ならねど〜ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美ら(ちゅら)ゴール』(集英社インターナショナル)という本が送られてきた。これは絶対に読まねば!ドーピングは難しい問題でドーピング検査は「利権」で動く部分もありますからね。
12月22日(木)
年末特番TV収録の電話がかかってきたり年賀状の印刷チェック他いろいろバタバタの一日。This is Saimatsu?しかし京都祇園の商店街のど真ん中で育ったせいで住宅街に引っ越してからは「真の歳末」の雰囲気を感じない。南座に招きがあがり店先は人が慌ただしく動き「ワタクシご主人と同じ中国戦線で…」と直立不動で挨拶する人が突然現れて100円札をせびっていったり…肩を組んだ忘年会帰りの酔漢集団が暴れて警察が来たり…。そういう光景は今や現地でも消えたんやろなぁ。正月の光景も…と合間合間にノスタルジックに過去を振り返りながら(笑)忙中も昼飯映画劇場でハンフリー・ボガードとローレン・バコールの『キー・ラーゴ』を見て見なくて良かったと後悔したり(苦笑)…必死に雑務処理をこなしたり…の一日。これも新たな歳末?…などと思ううちに晩飯ドキュメンタリー劇場はNHKアーカイヴから『私が愛される理由キャサリン・ヘプバーン』ふ〜ん。この女優さんはそんなに凄い人やったのか…。『フィラデルフィア物語』と『アフリカの女王』は最近DVDで見たので『招かれざる客』『冬のライオン』『黄昏』…見直すか。『勝利の朝』『めぐり逢い』は見てへんなぁ。(キャサリン)ヘプバーンと(オードリー)ヘップバーンが同姓やとはわかるけど(ジェームズ・カーティス)ヘボン(日本語のヘボン式ローマ字表記を作った人も)同じHepburnやと気づく人は少ないやろなぁ。サッカーのボレーシュートやテニスのボレーとバレーボールのバレーが同じvolleyやというのと一緒やな。日本語は難しい?
12月23日(金)
そうか。天皇陛下ももう78歳か。市川崑監督の『東京オリンピック』で昭和天皇の後ろに若々しく映っていた姿は31歳か。ソ連との女子バレー決勝に一喜一憂されてる美智子皇后陛下は30歳になったばかり。なるちゃんと呼ばれてたときの徳仁親王(現皇太子)は4歳。当時テレビで見ていた俺は12歳。時は流れるものですね。別に嘆く必要もなく。ファウストではあるまいし。しかし「時よとまれ。君は美しい」というファウストの言葉(メフィストフェレスが言わせた言葉)は美しいですね。売れ行き好調の『マーラーの交響曲』には「交響曲第八番
千人の交響曲」の章にそんな解説も書かれています。宣伝でした(汗)。そー言えば『時よ止まれ…』はミュンヘン五輪の記録映画のタイトルでもありました。DVD出てへんなぁ。市川崑さんやアーサー・ペンがメガホン取ったオムニバスやのに…権利関係が赤児の小便(ヤヤコシイ)なのかなぁ。午後から東京赤坂TBSへ。年末特番『ゆるペディア』VTR撮り。司会は今田耕司さんと女子局アナ+タレントさん8人に田原総一朗さん+ゆるペディスト=TV版ウィキペディアを作る「東大教授から元AV女優までの有識者」(変な言葉ですね・笑)が30人!!収録に3時間弱!これで放送は1時間!小生は「経済」のテーマで喋るコーナー(近い将来日本のプロ野球はメジャーリーグに呑み込まれる!)があったけど…一言も喋れない(喋らない)人も…。しかしいろんな(カットされることがミエミエの)意見はどれもこれも面白かった。小生も田原さんに訊かれるままナベツネvsキヨタケの話もしましたし(笑)。日本の農家でTPPに反対してるのは農協と農水省だけ…なんて意見も飛び出したし。農家は高齢者ばかりで後継がいない…のもウソ…日本の食糧自給率が低い…のもウソ…みんな農水省が予算と人員を確保し農協が補助金をもらうため…という意見も出たし…YouTUBEあたりで「削除された部分特集」なんてやらんかなぁ。TBSを出るとき田原さんとバッタリ。ちょいと挨拶して雑談。帰宅すると高橋大輔が4−3を跳んだと家族が大騒ぎ。たしかプルシェンコは4−3−3やったはず。しかしマァ高橋のほうが美しいかな。あ。4−3というのは4回転3回転の連続のことです。うん。凄い。これはパトリック・チャンへのプレッシャーになるな。さて浅田真央は…。
12月24日(土)
クリスマスイヴか…と思いながら本棚とCD棚の整理。『マーラーの交響曲』が完成したので作業机に並べていたマーラー関係書籍とCDを棚に整理して戻す…と棚からコルンゴルトの『交響曲嬰ヘ長調』と『組曲から騒ぎ』なんてCDを発見。こんなんあるのん知らなんだ。1997年の生誕100年記念に出されたものらしい。演奏はプレヴィン指揮ロンドン響。どれも映画音楽みたいにオモシロイ。マーラー→コルンゴルト→ジョン・ウィリアムスの系譜?マーラーの『交響曲10番』は『E.T.』に丸々パクられた部分がありますからね。午後から名古屋へ。往復新幹線で斎藤宣彦『マンガの遺伝子』講談社現代新書読了。栄中日文化センター『オペラ講座』は「ワルキューレ」の第2〜3幕。講義を忘れて聴き惚れる。講座のあと『マーラーの交響曲』の即売サイン会。うわっ。10人以上も並ばれて…スイマセン5冊しか持ってきてまへんねん。名古屋の書店でお買い求め下さい。来月必ずサインします。帰宅すると長女のBFがサンタクロースになって次女のガキやらと大騒ぎ。クリスマス・パーティなんか何年ぶりかなぁ…。浅田真央と高橋大輔他主要選手の時はパーティ一時休止。浅田真央はエライ。日本はレベル高い。けど全体的に何か足りひんなぁ…それは…。
12月25日(日)
朝から郵便物やメールの整理。15刷目の増刷となった『スポーツとは何か』講談社現代新書も送られてくる。5刷目くらい以降は1500部や1000部ずつのミニ増刷とはいえロングセラーは嬉しい。『ベートーヴェンの交響曲』もたしか7刷までいってるはず(『ロマン派…』は3刷…シューベルトやベルリオーズやブラームスは人気イマイチ?)。『マーラー…』も人気が出てほしいなぁ…。昼飯映画劇場に以前WOWOWで放送されたのを録画した『カイジ』を見る。うんんんんんんん…。どれだけ唸ってもこのストーリーにはついていけん。漫画リアリズムは映画化不能?とはいえそもそも「意味」も何もあったモンじゃない。経済的負け組からジャンケン遊びで抜け出せって…そら無茶やでぇ。『蟹工船』のリアリズムを求める気はないけどSF未来社会的怖ろしさもない。ハッキリ言ってサイテーのストーリー。しかしこの原作漫画が何千万部も売れたというのやからイッペン原作を読んでみる必要はあるかな…。今度Book
Offに寄って1冊100円で売ってたら買お。晩飯フィギュア劇場は浅田真央の優勝で決まり。けっして予定調和的…でないのはわかってるけどやっぱりトリプルアクセルは見たい。フィギュアスケートというスポーツの「進化」のためにも…。夜東京へ。漆黒の空を背景に輝くライトアップされた東京タワーを見ながら…今年もいろいろあったなぁ…で常宿へ。東京泊。
12月26日(月)
朝文化放送『吉田照美のソコダイジナトコ』生出演。昨晩遅くTBSの報道特番に福島出身者として出演していた唐橋ユミさんが元気にニュースを読んでる。さすが。プロ。昨晩から小生の頭の中を巡っていたフィギュアスケート退化論(?)について話す。かつてプルシェンコは4−3−3を跳んでいたのに最近の高橋は4−3を跳んだだけで騒がれる。4回転→5回転と進化しない。体操が2回ひねり→2回半ひねり→3回ひねりと進化したのは跳馬の形や床下のバネとも無関係ではない…ボルトの100m9秒58・200m19秒19の記録もシューズやアンツーカー(全天候型)タータン・トラックの進化と無縁ではあるまい。ならば氷の進化は…無理か…スケートシューズの進化は…?…。何年か前フィギュアスケートのバック転が「危険」を理由に禁止されたけどアレが許可されていれば前方回転やひねり技へと進化が…おおっーと…フィギュアと体操では「回転」と「ひねり」という言葉の意味が取り違えて使われてるんや…ふ〜ん…いろいろ考えられそうな…。ニュースのキイワードは「世の中に新しいものなし。新しいものは忘れ去ったものなり」という紀元前ユダヤ王国のソロモン王の言葉を紹介(小生はその言葉を南米の大作家ボルヘスの『エル・アレフ』冒頭のフランシス・ベーコンの文章の引用で知ったけど話がややこしくなるのでソレは割愛)。東北の津波も中国漁船の進出も朝鮮半島の不安定もすべて「新しいもの」ではないですからね。ただ原発とスリーマイル・チェルノブイリ・フクシマと続いた原発事故だけは賢王ソロモンも知らない「新しいもの」…。今回はさらに出演延長で今年を個人的に振り返る…として佐渡裕さんのベルリン・フィル・デビューに同行したことを話す。ホンマ今年はいろいろあったなぁ。
12月26日(月)つづき
文化放送終えてすぐ帰宅。年賀状を書かねば…その前に大船ルミネの書店へ…うわっ!!『マーラーの交響曲』が1冊もない!!店員に訊くと売り切れで版元の講談社も品切れとか。重版増刷ができる(来年1月中旬)まで入らないらしい…売れてるのは嬉しいけど近所の書店から姿を消してるのは悲しい。ひょっとしてベストセラー!?こういう心の動きを捕らぬ狸の皮算用…といいますね(汗)。そーいえば安部公房の小説に「トラヌタヌキ」が出てくる一編があったなあ…タイトルは……バベルの…アカン。忘れた…などと思いながらせっせと年賀状の宛名書き。せっせ…せっせ…せっせ…せっせ……ふうううう。これは時間の無駄なのか……せっせ……せっせ……来年からは印刷にしようか……せっせ……せっせ……しかしパソコンに住所と名前を打ち込むのも時間がかかるし……せっせ……せっせ……ふううううう……手書きで書いてこそ感謝の心が相手に通じるはず……せっせ……せっせ……とはいえ……この汚い字ぃではなぁ……せっせ……せっせ……。残りは明日。メシ食って風呂入って寝る。
12月27日(火)
朝からせっせ……せっせ……せっせ……と賀状書き。せっせ……せっせ……この時間は無駄か……1年に1度は必要な時間か……必要だとすると住所をプリンターで印刷してる人は……死んだあと地獄に堕ちる……ならば天国よりも地獄のほうが面白いに決まってるから……来年からはプリンターに……なんて思いながら……せっせ……せっせ……ふううううー……BGMでマーラーの交響曲の1番(ムーティ指揮)2番(メータ指揮)3番(ブーレーズ指揮)4番(メンゲルベルク指揮)5番(佐渡裕指揮)6番(バルビローリ指揮)7番(バレンボイム指揮)と聴き進んだところで(途中昼飯を挟んで)ようやく賀状の宛名を書き切る。うわっ。インクを乾かすためにテーブルの上に広げた葉書を見て唖然。それにしても汚い字ぃやなぁ。夕方から東京へ。東京ドーム・ホテルで行われたなでしこジャパン世界一祝賀会に出席。川淵元会長や大東チェアマンなどなどサッカー協会関係者に御挨拶&歓談。「ぴあ」の矢内社長や岡野元会長や三屋裕子さんや元スポジャー塾の教え子や元IOC猪谷千春さんなどとも歓談。東京五輪招致は…。帰ろうとする間際になでしこの佐々木監督にお会いしたので御挨拶。初対面やったけどテレビと一緒やな。年末慌ただしいときのパーティで政治家の顔がまったく見えなかった(挨拶した某副大臣は最悪。サッカーなんて見てないな)けどいろんな人にお会いできて有意義なパーティでした。しっかしサッカー協会からのお土産にいただいたDVDにはマイッタナ。3D対応のテレビと再生機がないと見れませんがな。とほほ…。
12月28日(水)
賀状の書き忘れチェックしたあと大掃除…と思たけどまだ仕事納めができん(明日仕事)のでススハライの気分になれずパソコンのなかを大掃除。うわっ。捨ててええモンがギョーサンある。結構時間かけてパソをいじるうちに某音楽雑誌の「この歌が好き」というアンケートの来年(来月)の締切を思い出し遊び半分にやり始める。都はるみと三波春夫はハズスわけにはイカンので『あなたの隣を歩きたい』と『東京五輪音頭』。東京つながりで西田佐知子『東京ブルース』。ブルースつながりで青江三奈『恍惚のブルース』前川清『中之島ブルース』南正人『海と男と女のブルース』南義孝『ブルーズでも歌って』日本のブルース=演歌で森進一『女の溜息』水原弘『君こそ命』あ。筒美京平は落とせへん。欧陽菲菲『恋の十字路』伊東ゆかり『誰も知らない』平山美紀『真夏の出来事』太田裕美『木綿のハンカチ』宇野ゆう子『サザエさん』浅丘雪路…はカバーで『さいはて慕情』そのかわり渚ゆう子は『京都慕情』あ。服部良一を忘れてた。笠置シズ子『買い物ブギ』雪村いづみ『昔のあなた』『胸の振り子』は井上陽水にするか…。宮川泰はザ・ピーナッツ『恋のバカンス』。『愛のフィナーレ』はミルバ。そんなら外国人歌手による日本の歌でレイ・チャールズ『愛しのエリー』クレオ・レーン『浜辺の歌』…なら『宵待草』はちあきなおみ『港が見える丘』は綾戸智絵『ゴンドラの唄』は志村喬…って反則?『城ヶ島の雨』は波多野睦美…雨つながりで櫻川唯丸『黒い雨』。なんの連想もないけどキャンディーズ『微笑み返し』弘田三枝子『渚のデイト』って日本の歌やったっけ?いしだあゆみ『ひとり旅』はティン・パン・アレー?あ。浅川マキ『ケンタウロスの子守唄』ってたしか筒井康隆作詞山下洋輔作曲…武満徹も石川セリで『死んだ男の残したものは』。坂本九『見上げてごらん夜の星を』…あとはフォークルで『あの素晴らしい愛をもう一度』…うわっ。暇にまかせて仰山選んでしもた。しかし日本は万葉集以来の素晴らしい歌の国ですねぇ。うわっ。古関裕而の『六甲おろし』を忘れてた。歌は藍川由美がエエなぁ。夜今年のニュース総集編を見ながら晩飯。津波に涙。原発に立腹。どっちも直後のショックよりも今のほうがしみじみ胸にこたえるなぁ。
12月29日(木)
朝部屋の掃除をチョイと手がけて午後イチで世田谷のスタジオへ。JRと小田急乗り継ぎ。遠いなぁ。フジテレビ新春特番『ニッポンの極論』VTR撮り。小生はキョクロニストとやらで「全国の学校の体育の授業を廃止する」という「極論」を…いや「正論」を述べる。整列・行進・跳び箱・鉄棒…なんて19世紀の兵隊作りの訓練を学校体育で今もやってる国は日本と○○くらいなものですからね。しかも軍事目的の○○はともかく日本は無自覚ですからね。午後からカメリハ。キョクロニストで「一日1食派」と「一日4食派」で意見を闘わす医者の先生方と歓談で時間つぶしのあと本番。俺の意見はジャッジマンといろいろ意見を闘わせて面白かったけど若い政治家がスポーツのこと何も知らずにチームプレイと団体行動をゴッチャにして喋ったり…あの程度の意見では…日本の政治は…とほほ。ジャッジマンの賛否判定の結果は来春早々のテレビを見ていただくことにして帰宅前に女房と待ち合わせて久しぶりに『鮨処もり山』へ。奥の座敷から忘年会を済ませたのかゾロゾロと出てきた男性たちの一人から「ブログ読んでますよ」と声をかけられる。嬉しいけどカネになりませんからね。本買って下さい(笑)。読まんでもエエから(爆)。カウンターにいたお客さん家族と歓談しながら日本酒&鮨。そうか。息子さんは来春東大卒業で財務省入りか…。まぁ最近は官僚も堕落してるから頑張って下さい。日米交流史を勉強してたというので大森実の本を薦める。けど題名を失念。『激動の現代史五十年』小学館です。日本の総理大臣がホワイトハウスでぺこぺこ頭を下げまくっている様子が書かれてます。その点藤山愛一郎は見事な態度だったとか。美味&美酒&美話…かどうかはさておきシコタマ飲んで2011年年忘れ。さぁ明日明後日は来年に向けて大掃除。なんと健康的建設的な年の瀬でしょう!!(笑)。
12月30日(金)
大晦日イヴ。朝からベランダ掃除して午後は買い物行ってそれだけでクタクタ。夕方長女と一緒に真っ黒黒兵衛と初の散歩。外出がいやでうずくまってたのがやっと外を歩くようになったけどキョロキョロ動きまわってタイヘン。おまけに生後半年足らずやのに体重はかつての佐吉並みの13.5キロ!!アッチャー。成犬になったら何キロになるねん!?いろいろ問題を抱え込むのがそもそも好きな家族なんかいなぁ…とほほ。久しぶりに晩飯映画劇場はウディ・アレン監督『夢と犯罪』。ストーリーはオモシロイ。けど映画の愉しさがチョイと不足かなぁ。その分はユアン・マクレガーが出演するだけで補ってるのか…とはいえハリウッド映画の良い作品がいかに上手く作られているかを再認識。うわっ。音楽がエラク雄弁やと思たらオペラ『浜辺のアインシュタイン』なんかを作った前衛作曲家のフィリップ・グラスやった。映画音楽は他に『あるスキャンダルの覚書』なんかやってますね。コレは面白い映画でした。しかしウディ・アレン+フィリップ・グラス+ユアン・マクレガーは芸術作品で商品映画ではないのですね。グラスは他にオペラ『北京のニクソン』を…あ。これはジョン・アダムスか…。
12月31日(土)
大晦日。掃除三昧。掃除機かけて外を掃いて…腰が痛い。夜は甥っ子が遊びに来て最後の出勤をこなした長女や次女や孫どもとワイワイワインとなでしこジャパン。紅白でレディガガを見逃さなかったのは我ながらサスガ(笑)。長女が最近の大発見を突然報告。『ゴッドファーザーPART2』のニーノ・ロータの音楽がプッチーニの『トゥーランドット』のソックリやとか。そこでDVDをかけると…ホンマや。そんなこんなでワイワイガヤガヤの年越しソバ。悲しいこともアッタマに来ることも少なくなかった2011年も幕を閉じ…来年はいいことがあるかどうか…。
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