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2003年 11月12月

8月1日(日)
プロ野球の「1リーグ化騒動」は『日本式サッカー革命』の最終原稿締め切りに間に合わなかったが、「訳者あとがき」に次のような文章を書いた。『考えてみてほしい。もしもJリーグが誕生していなかったら、いま日本の社会はどうなっていたか。バブル経済崩壊後の不況が続くなか、やれ巨人が勝った、阪神が勝ったと騒ぐだけで、スポーツは日頃の憂さを晴らす道具でしかなく、スポーツマンは会社員として企業スポーツの殻に閉じこもり、プロもアマも親会社のためだけにスポーツを行う状況・・・(略)。明治時代初期に欧米からスポーツが伝播して以来、日本のスポーツは、精神主義や軍国主義や経済至上主義に利用され、体育や軍事教練や企業スポーツとして歪んだ発展を遂げてきた。その歪みが完全に是正されるためには、今後、スポーツの伝播からJリーグの誕生までと同じ120年の年月を要するのかもしれない。が、Jリーグの理念は、間違いなく正しい。Jリーグは、その理念の実現に向けて歩んでいる、ということを、われわれ日本人は忘れてはならない。さあ、次は、野球の番だ!』プロ野球は、いまビッグ・チャンスをつかんでる!ナベツネのおかげで(笑)

8月2日(月)
某新聞社から、巨人戦の7月のTV視聴率が過去最低を記録したことに関するコメントを求められたので、「あんな下品で自分勝手でバカななオーナーにファンがうんざりしたせいだ」と答えたら、もう少し軟らかい表現で、といわれたので、「巨人オーナーの自分勝手な態度にファンも嫌気がさしたのでしょう」と「訂正」(ただし、翌日の新聞には掲載されなかった(笑)。

8月3日(火)
アジアカップ準決勝、対バーレーン戦。見事な勝利!日本の若者たちの力強さ、ねばり強さを見たか!私は、あまりの素晴らしさに、泣いてしまった。

8月4日(水)
『日本プロ野球の更なる飛躍・発展とスポーツ文化振興による地域活性化を推進する会』の設立総会への出席を依頼されたので、永田町の議員会館へ。議員センセイ方を前に、「我々の敵はナベツネです、といった低次元の話ではなく」というイントロでウケを狙い、昨日のバーレーンとの試合の素晴らしさ(100人の外交官よりも強いイレブン!)をからめて、スポーツの国際政治・経済・人類の文化にとっての重要性を15分間ほど「演説」させていただく。超党派の議員懇談会がどんな「力」を発揮できるかはともかく、国会議員のなかにも底抜けの阿呆と健全な賢者が共存していることを発見。これも我々の社会の投影というべきか。夜は大船の鮨処「もり山」で元西武・ダイエーの球団代表を務めた坂井保之氏と昨今のプロ野球の情勢分析。というより、古きプロ野球を動かしていた大映オーナーの永田雅一氏や岸信介首相秘書の中村長芳氏に関する話のほうが面白かった。もちろんナベツネやツツミやナカウチが、いかに無能なリーダーであるかという話も続出。その中味(坂井氏がテレビで話せないこと)は次号の『スポーツヤァ!』ですべて暴露します。近鉄の赤字35億円はやっぱり大嘘や!

8月5日(木)
航空評論家でTVキャスターでもある中村浩美氏から葉書をいただく。「日本式サッカー革命、一気に拝読しました。所々で涙ぐみながら。実は鹿島に地縁があり、J発足以前からアントラーズを応援しているサッカーファンの一人です。著者のモフェット氏と訳者の玉木さんに感謝します。素晴らしい御本です。感激しました」こういう葉書をいただくと本当にうれしい。札幌在住の友人で某テレビ局のプロデューサーからも、「サッカーから文化国家、そして革命を語る名著!名訳!メキシコ五輪のシーンは涙を禁じ得ない」とメールをいただいた。400字原稿用紙700枚の仕事は本当にきつかったけど、こういう反応をいただくと苦労も吹っ飛ぶ。

8月6日(金)
大阪へ。アメリカ人プロデューサー(アレックス・シアー)が製作している高校野球のドキュメンタリーのVTR撮り。「どうして高校野球は軍隊のようなのか?」など、いろいろムズカシイこと(しかし、素直な質問)を訊かれる。その後MBS『ちちんぷいぷい』に出演。千堂あきほさんに「新聞に突然大きい写真出てて、びっくりしましたでえ」(8/4のこと)と冷やかされる。その後NHK大阪で『関西クローズアップ』に出演。シドニー銀メダルの田島寧子さんにアテネの『屋根なしプール』の影響について聞けたことが面白かった。背泳選手は大変らしい。クタクタになって自宅に帰ると写真家の浅井慎平さんから葉書。『玉木さんの仕事にいつも注目しています。『日本式サッカー革命』は最高!ビッグシュートに乾杯!』涙がチョチョギレルほど、うれしいですなあ・・・。

8月7日(土)
新国立劇場へ『ルチア』を見に行く。見事な舞台だった。出口正子さんのタイトルロールも、堀内康雄さんのエンリーコも見事。指揮者のステファノ・ランザーニもイタリアの匂いプンプンで大満足。しかし、何といってもテノールの佐野成宏のエドガルドが抜群!この人、やっぱりネイティヴ・イタリアンやで。

8月7日(土)つづき
サッカーを見なければならないので、あわてて帰宅したらジャーナリストの高野孟氏からメール。「『日本式サッカー革命』面白かったです。とくにサポーター・グループがこの革命に果たしてきた役割に改めて感動し、だからこそこれは革命なのだと思いました」ホンマ、こういうメールはうれしいなあ・・・。

8月7日(土)つづき
日本、中国に3対1!実力どおりの勝利!アジアカップ優勝!アウェーの大逆境のなか、私はこの勝利を「大和魂の勝利」と呼びたい!え?そんなウヨクの言葉を?と思う人は『日本式サッカー革命』を読んでください。ヤマトダマシイって、そんなに悪いモンじゃないですよ。ナベツネやツツミやミヤウチ、コイズミやイシハラやタケナカなんかには絶対に示すことのできない、悪用することもできない、「新しいヤマトダマシイ」を、日本のイレヴン=新しい日本人は、アジアカップで示してくれた!さあ、次はプロ野球を、何とかしよう!

8月8日(日)
芸大の新進ピアニスト(男性5人)のコンサートを聴くために紀尾井ホールへ。見事なテクニック、なかなかのセンス。選曲も、ショスタコーヴィチ、ミヨー、尾高など、じつに斬新。面白かった。が、何か物足りない。彼らが今後一流のプロとして活躍するには・・・友人同士でコンサートを開くのを止めること・・・というのは、言い過ぎだろうか?

8月9日(月)
プロ野球選手会主催『プロ野球の明日を考える会』に出席。近鉄選手が「何のために野球をしているのか・・・」と発言したのが印象的だった。そう!新聞を売るためや、TVの視聴率をとるためや、親会社の宣伝のために野球をヤルのではないのだ!当面の目標は、12球団2リーグで来季も行うこと。そして巨人中心でもなく、親会社のためでもないプロ野球の明日の姿に向けて行動を開始すること。絶対に報道されない(と思われる)小生の発言を一つ記しておく。「選手がストライキやるときは、読売新聞と日本テレビの社員もストライキを!」

8月9日(月)つづき
『プロ野球の明日を考える会』での「絶対に報道されない発言」をもう少し。「メディアがスポーツクラブを所有したり、スポーツイベントを主催することが、いいことなのかどうか、今後はそういうことも話し合って行く必要があるだろう」小倉氏や伊集院氏も「メディアがスポーツに関連しているので話しにくい」と正直な気持ちを異口同音に口にされた。メディアが「敵」という情況のなかで、はたして何ができるのか・・・?しかし、「悲観主義は雰囲気の問題だが、楽観主義は意志の問題」という言葉を信じて行動するほかないだろう。せっかくナベツネのおかげで、ここまで「問題」が浮き彫りにされたのだから。

8月10日(火)
祝!『日本式サッカー革命』早くも増刷決定!アジア杯で日本代表がヤマトダマシイを見せてくれたおかげかも。しかし、自分でいうのもナンですけど、ほんまにエエ本ですよ。もっと大勢の人に読んでほしい!もちろん『天職人』も!

8月10日(火)つづき
日本で最高のイタリアン・ベルカント・テノール歌手の佐野成宏氏と夫人が我が家に遊びに来る(家が近いので)。イタリア土産のグラッパと赤ワイン持参で(ブラヴォー!)。先日の『ルチア』の舞台やカラス、ステファノ、最近の歌手の話で盛りあがるが、それより盛りあがったのが、前川清や欧陽菲菲、サザンや筒見京平のCDをかけながらカラオケ・レパートリーの話。一流の人は気取らない!カッコつけない!常にナチュラルなのだ。

8月11日(水)
『スポーツヤァ!』通算100号記念インタヴュー・シリーズの企画で、岡ちゃん、いや、岡田武史監督に会うため、東戸塚のマリノスの練習場へ。彼の「スポーツ文化論」「Jリーグ論」は秀逸。プロ野球関係者に聞かせてやりたい!詳細は『スポーツヤァ!』の次号で。帰り際に中澤に会ったので「アジアカップ、素晴らしかったですよ。感動しました」というと、「いやあ、まだまだですよ」と照れていた。「感動」という(マスコミの大袈裟な表現で汚れてしまった)言葉を、素直に口にできたのは、彼らの力に違いない。

8月11日(水)深夜
なでしこジャパン、強豪スウェーデンに1−0の勝利!これから睡眠不足がつづきそう。けど、これでプロ野球のことを忘れてしまわないように・・・!

8月12日(木)
今日から3日間『スポーツヤァ!スポーツジャーナリスト養成塾第2期夏期集中講座』。約60名の塾生相手にスポーツジャーナリストとしての心構え、スポーツの見方、取材方法、インタヴューの仕方、原稿の書き方・・・等を話す。ゴールデンウィークの集中講座に参加した人が数名今回も参加している。面白かったから・・・といってくれるのはうれしいが、あんまり頼られるのも・・・。夜は広瀬一郎氏らと食事。プロ野球の動きについて密談(笑)。泊まり込んでるホテルで男子サッカーTV観戦。パラグアイは強かった・・・。眠い・・・。

8月13日(金)
『スポーツジャーナリスト養成塾』2日目。午後の講義にプロの車椅子レーサーである廣道純氏を招いて、講演を聴き、模擬記者会見。素晴らしい人物の素晴らしい話に講師としても感激。講義が終わってアテネ特番ラジオ出演のためNHKへ。その矢先に『渡邉オーナー辞任』の報を聞く。携帯に取材以来の電話が殺到。明治大学の投手に「小遣い」渡してた責任とって・・・なんてウソやろ!どないなっとるねん?サイテーのオーナーがいなくなるのは喜ばしいが、それにしても無責任!いや、影から支配する気なのか?そういう「古い政治手法」こそスポーツの世界から排除しなければならない元凶のはずだが・・・。NHKで、テニスの沢松奈生子さん、マラソンの増田明美さん、アナウンサーの西田善夫さんらとアテネについて話すが、「ナベツネ」についてもNHKの『ニュース10』やラジオのニュースでコメントを喋らされる。身体も喉もクタクタ。とにかく眠らないと身体が持たない。アテネ開会式は録画で見ることにして眠る。

8月14日(土)
朝、アテネの開会式をTVで見てから『スポーツジャーナリスト養成塾』の最終日。塾生の質問にすべて答えて、クタクタになって六本木ヒルズのJウェイヴのスタジオへ。オリンピックとサッカーについて二つの番組の録音どりを終えてフラフラ。それでも、谷と野村の決勝を見て金メダルにバンザイ!なでしこジャパンは惜しかった・・・。「ナベツネ辞任」と「裏金問題」は、こういう騒ぎのなかに消えて行くことを見越しての処置だったのか?

8月15日(日)
ぶっ倒れて完全休養。世界王者のサボイを残り1秒で投げ飛ばして大逆転した横澤の銀メダルに大拍手!

8月16日(月)
イラクのナジャフで停戦協議が決裂し、戦闘再開。これで、長野、シドニー、ソルトレイクシティと、冬季・夏季の五輪3大会連続して実現した「オリンピック停戦」が、今大会は実現できなくなった。もっとも、その「事実」以上に、それを報じないメディアや、過去3大会連続停戦が実現していたことを知らないスポーツ・ジャーナリストの存在のほうが問題といえるかもしれない。

8月17日(火)
朝5時起床。今日から都内のホテルに泊まり込みで、アテネ五輪が終わるまで、TBSの早朝番組「ウォッチ!」に出演。初日から日本男子体操団体26年ぶりの金メダルのビッグ・ニュース。森末慎二さんによると、最終種目の鉄棒の審判に金メダリストの加藤沢男氏が加わっていたこと(公平な採点が行われたこと)も大きかったという。そういえば、アトランタ五輪でのサッカーで日本がブラジルに勝ったときのレフェリーも、Jリーグで笛を吹いたことのある人物(日本サッカーをバカにしない人物)だったことも大きかった。TBSのあと、FMのJウェイヴに出演して帰宅。ナベツネ辞任に関する何やらキナクサイ情報が入る。明日にでも書きます。

8月18日(水)
ナベツネが「野球界から逃げ出した」のは右翼団体の「圧力」によるものという情報に驚いたが、小生が昨日耳にした情報は、すべて週刊文春に書かれるらしい。プロ球界に対するナベツネ「院政」のパワーは変わらないという人もいるが、読売グループのなかには、ナベツネはプロ野球に対してやる気をなくした、という人も。とはいえ、「読売グループの利益」のために野球を利用しようとすることまで放棄するわけではないだろう。が、1リーグでも2リーグでも、もう勝手にしろ、という気になっている、という人もいる。情けない人物である。こんな人物に振りまわされるのは、もう、やめにしましょう。

PEOPLE
ヴィクター・ウッテン
これが本物のヴィクター・ウッテン

8月18日(水)つづき
TBS「ウォッチ」に出て野村克也氏と長嶋ジャパンがキューバを倒したことについて話す(松坂にあんな無理をさせてまで勝つ必要はなかったと思う、というと、野村氏は「まあ、そうやろうけど、この調子なら優勝するやろ」)。Jウェーヴに生出演のあと、横浜アリーナへ。「YHMF」(横浜ハイスクール・ミュージック・フェスティバル)を見る(聴く)。これは高校生による高校生のための「音楽の甲子園」とかで、全国から勝ち進んできたロックバンドやフォークバンドの決戦大会。韓国代表もいて、毎年なかなかハイレベル。今年は男女のヴォーカルとエレキにブラスを加えたスカパラ風のバンドがグランプリに輝いた。『くたばるな日本人』というオリジナルの歌をうたったロックバンドや、京都代表のスロウ・バンドもなかなか面白かった。トリに出てきたロックバンドでヴィクター・ウッテンばりのベースを響かせた高校生は、オーバー・アクションがなければよかったのに(このドアホがオレの息子でんねん・笑)。茶髪、モヒカン、グラサンに、ミニスカ、ルーズソックスのヴォランティア・・・。しかし、オレには、甲子園球児よりもよっぽど素直な若者たちに見えた(のは、親の欲目かな・爆)。

8月19日(木)
TBS『ウォッチ』に出演したあとJウェーブへ。日本メダルラッシュ!そうなのだ!「上」(競技団体の役員や指導者)が良くなれば(若返れば)「下」(選手)は好成績を残すのだ!夜、某ニュースソースから「西武と横浜が合併?」という情報。ガセかいな?ホンマかいな?

8月20日(金)
TBS『ウォッチ』出演の後、新幹線で大阪へ。MBSの『ちちんぷいぷい』出演。司会の角純一さんや千堂あきほさんから「ウォッチは全国ネットのときに出てえな」といわれる。そんなこといわれても・・・(苦笑)。アテネに行ってるMBSの西アナウンサーとテレビ電話がつながったところで、『オリンピック芸術祭』のプログラムを手に入れてくれるよう依頼。シドニーのときはオペラやコンサートやバレエの他にアニメ・フェスティバルとして『もののけ姫』や『鉄腕アトム』が上映されたのに、今回はまったく情報が伝わってこない(野村万之丞が演出するはずやった『アガメムノン』はどうなったんやろ?)。番組終了後、名古屋へ。

8月21日(土)
東海テレビの『スーパー・サタデー』に出演。アテネ五輪やプロ野球界再編の話も出たが、司会の峰竜太さんが「ドラゴンズ優勝確実!」を叫び、巨人ファンの大谷昭宏さんが残念がったのは、何やら別世界の感。まあ、地方都市はこれでええのんやろけど・・・。新横浜へ戻る新幹線のなかでラグビーの平尾誠二さんとバッタリ。「アテネの日本選手はえらいがんばってまんなあ」「指導者が若返ったからやで」「やっぱりねえ。けど、プロ野球はどないなりまんねん?」「おれかって、わからんねん」・・・てな会話。新横浜のプリンスホテルで明日放送の『関口宏のサンデーモーニング』のVTR撮りのあと帰宅。クタクタで原稿が書けまへん。どないしょ・・・。

OLYMPICS
民族の祭典
民族の祭典
レニ・リーフェンシュタール―20世紀映像論のために
平井正『レニ・リーフェンシュタール―20世紀映像論のために』
オリンピックの機会にレニ・リーフェンシュタールを再発見しよう!

8月22日(日)
なでしこジャパンもソフトボールも残念。しかし、日本女性は強なったなぁ。東京五輪のときの16個の金メダルのうち、女子はバレーボールの1個だけやったのに。

8月22日(日)深夜
女子マラソンで野口みずきが金メダル!凄い!完璧な作戦と身体調整の勝利!それに加えて競技人口の多さ、日本人のマラソンに対する理解度の深さも、プラスに働いたはず。日本人ほどマラソン好きの国民(2時間半の中継をずうっと見ることのできる国民)はほかにいない(そもそもマラソンの全中継放送など、ほとんどの国がしていない)。しかし、それほどマラソンが好きな国民なら、1974年の第7回アジア大会でマラソン競技が行われなかったことくらい知っておいてほしい。なぜかって?それはイランで開催されたから。まだ意味がわからないって?イランは昔のペルシアですよ。だから、なぜって?ペルシアは「マラソンの闘い」で敗れた国ですよ。オリンピックはやっぱりEuropean Centricity(ヨーロッパ中心主義)であることをお忘れなく。室伏、無念の銀メダル!見てしまった。眠い。

8月23日(月)
TBS『ウォッチ』に出演し、銀メダルの室伏と話す。「5本ファウルでも、1本83メートルを超す投げ方を目指したのでは?」との問いに、「そのとおりなんですけど」という答えが返ってきたので、「だったら北京までの課題は見えてますね」というと、「いいえ。北京やその前の世界選手権ではもっと高いレベルまで到達して、競り合わないような選手になります」との答え。凄い!室伏をますます応援したくなった。

8月23日(月)つづき
『ウォッチ』のあと、定宿で仮眠して帝国ホテルへ。『野球の未来を創る会』の発起人記者会見に出席。記者から何の質問も出なかったので拍子抜け。同じく発起人の金子達仁さんに、「サッカーを語るなら、イタリア・オペラのファンになってよ」と説く。「ヨメ(八塩圭子アナ)はオペラが好きなんですけど、オレはヘビメタだし」との回答だったけど、絶対にオペラ・ファンにしてやる(笑)。その金子さんが『日本式サッカー革命』を読んでくれて「面白かったけど、サッカー関係者よりもプロ野球関係者に読んでほしい」との感想。まったく同感。

8月24日(火)
日本野球、オーストラリアに完敗。敗因はいろいろあるだろう(たとえば決勝戦を見据えたコンディショニングや作戦等々)が、ファンが応援し、選手ががんばっているのに、プロ野球のエライさんたちは「ホカのこと」を考え、アマ野球のエライさんたちは「プロ選手に頼る」だけ。これでは勝てませんよ。しかし、まあ、これでまたひとつ、日本の(プロ・アマをふくむ)野球界全体を抜本的に改革しなければならないキッカケが生まれたのだから・・・というのは、あまりに淋しい慰めだけど。

8月25日(水)
昨日アテネ五輪の野球で日本がオーストラリアに敗れたことに関して、我がスポーツジャーナリスト塾の塾生から素晴らしい分析と意見の書かれたメールが届いたので、ここに紹介します。『96年夏、オーストラリア代表がアトランタ五輪で日本代表から挙げた史上初勝利(9対6)は、当時のオーストラリア国内に凄い騒ぎを巻き起こしました。たとえるなら、それは日本サッカー五輪代表がブラジルに勝利したようなもの。豪州スポーツ史に残る歴史的快挙として、何度もテレビ・ニュースで放送されました。それから8年。かつての野球発展途上国オーストラリアは、オールプロを並べた日本代表を相手にしても、予選・決勝と連勝するほど力をつけました。ひるがえって僕らの日本野球界は、いったいどれほど前進したのでしょうか? まさか後退していなければ、よいのですが・・・。尚、アトランタ五輪で日本を破ったときのオーストラリアの勝利投手は、昨日セーブを挙げたウィリアムズ(現阪神)でした。また、予選の日本戦で投げた左腕のグラム・ロイドは2003年にNYメッツでプレイし、メジャー球界屈指のレフティー・キラーだった彼は“バリー・ボンズ退治”で有名でした。日本チームは知ってたのかな・・・?』この素晴らしい情報を寄せてくれたのは、メッツ、ジャイアンツ時代の新庄の通訳として活躍した小島克典さんで(だからロイド投手とはチームメイトで)、小島さんはアトランタ五輪の野球日本代表チームの通訳でもありました。もちろん、我が塾の塾生であるというのもウソではなく、夏期講習に参加した彼は現在スカイパーフェクTVのメジャーリーグ解説でも活躍しています。

8月26日(木)
シンクロ日本デュエット、ロシアに敗れて銀メダル。しかし、大変だよなあ。小谷実可子は「蝶々夫人」、奥野史子は「夜叉」、そして今回の立花・武田は「歌舞伎」と「日本人形」。必死になって工夫してジャポニズムで挑んでも、ロシアのペアが最後に選んだ音楽はバレエの定番『ドン・キホーテ』。何の工夫も想像性も独創性もないけど、アナニアシヴィリのような高度な技術を見せられたら勝てない。なるほどスポーツとは西洋の文化(日本人にとっては異文化)なのだ。とはいえ一昔前までは、日本人といえば物真似と技術力と勤勉性しか評価されなかったのに、いまは想像力と創造力と独創性で勝負している。これは素晴らしいことに違いない!

8月27日(金)
TBS『ウォッチ』でオリンピックの「ネクストタウン・ディシジョン」について話す。アテネ(ギリシュ)びいきの「ホームタウン・ディシジョン」ではない。オリンピックの審判は次の開催地にも呼んでほしいと思うところから、北京(中国)びいきの判定が増える傾向がないとはいえない・・・という話。夜は名古屋入り。

8月28日(土)
東海テレビの『スーパーサタデー』に出たあとホテルでしばらく休んで、中日栄文化センターで『オペラ講座』。名古屋は『日本のどまんなか祭』でにぎわっていた。何のことはない、札幌の『よさこいソーラン祭』の二番煎じで、長い丈のハッピを着た暴走族スタイルの若者たちが道を踊りながら練り歩くだけなのだが、祭のなかった北海道はともかく、名古屋ならもっと伝統的な祭があるだろうに・・・。いや、ないのかな。

8月29日(日)
久しぶりに自宅でゆっくり。オリンピック関連の新聞報道をまとめ読みする。A紙に連載している「ノンフィクション私小説作家」はW杯のときにも駄文を垂れ流したが、今回もヒドイ!野口みずきがマラソンを走ってるときに高橋尚子のことを考えるか?スポーツという「文化」に対して屁の突っ張りにもならない個人的思わせぶりたっぷりの「私小説」も、そろそろいい加減にしてほしい。

8月29日(日)つづき
1964年の東京五輪直後に発行されたムック本『世界文化社版 東京オリンピック』に、池田弥三郎氏(慶大教授・国文学者)が次のような一文を寄稿している。<日本のスポーツが、ことにかつてはなばなしかった水泳などが、今まったくだめになってしまったのは、スポーツ戦争視の考え方から、競技にすぎないではないか、という考え方に変わりつつある道程で、古きを失い、新しきを手にしていない、そういう現段階の悲劇ではないか、と思う。つまり、日本水泳陣の総崩れは、戦前の日本が否定され、「民主的」日本がまだ出来上らない、今日の日本自身の混乱、低迷のまことに端的な現れなのである。(略)日本の水泳がだめになったのは、烈しい鍛錬を失い、さりとてほんとうにドライな、合理的な指導と運営がまだ確立されていない谷間の悲劇のような気がする>ということは、アテネの結果は、21世紀になって<「民主的」日本が出来上>った証左、といえるのだろうか?それはさておき、今回のアテネ五輪の成果が、「体育会系的体質からの脱却」を示したことだけは事実といえるだろう。男子レスリングなどは、まだ体育会系を脱却してない?。野球も?

8月30日(月)
TBS『ウォッチ』アテネ特番の最後。土日は除くとはいえ、2週連続5時起床は身体にこたえた。が、ドーピング問題も、日本女子選手の活躍も、男子体操復活も、気持ちよく話せた。話せなかったのは、開会式の素晴らしさ(アメリカン・エンターテインメントではないギリシャの歴史認識の深さ)と、日本野球の不甲斐なさくらいか・・・。土井アナウンサー、城戸真亜子さん、ラサールさん、お天気の森田さん、ありがとうございました。午後から池袋でクラシック音楽事業協会主催のシンポジウム。テーマは「FMラジオによるクラシック音楽のプロモーション」について。NHKプロデューサーの小林啓氏、音楽評論家(元FM東京)の東条碩夫氏が、含蓄のある面白い話を展開してくだって、司会者(小生)はラクをする(笑)。が、疲れで途中から声がでなくなって困った。某出版社の編集者と打合せのあと、渋谷公会堂での『野球を愛する会』主催のパネルディスカッションに参加。この「野球を愛する会」は早稲田大学客員教授でもある谷沢健一氏(元中日)が早大時代の仲間と立ちあげたもの。だが、はっきりいって、野球関係者(野球ファンも?)の「スポーツ観」はかなりレベルが低い。だからこそこういうシンポジウムの繰り返しが必要なのだろうが・・・。衣笠祥雄さんと久しぶりに会い、舞台裏で京都の話で盛りあがる(子供の頃の御近所なもんで)。朝の6時から働きづめでクタクタになったので、二次会はお断りさせていただいて帰宅。

8月31日(火)
午前11時までたっぷり朝寝して疲れをとったあとNHKへ。教育テレビの『ETV特集パラリンピック事前特集番組』のスタジオ収録。午後4時の打合せに始まって全収録の終わったのが深夜の0時半。またもやクタクタになったけど、楽しかった。全盲の柔道家、片腕両脚のない高校生スイマー、そして車椅子バスケットやシッティング・バレーボールなど、障害者スポーツを、(従来のように)リハビリの努力や家族の苦労といったドラマでとらえるのではなく、「極限への挑戦」としてとらえた番組で、技術論や面白さ等、パラリンピックをきちんとスポーツとして話させていただいた。この番組は是非とも大勢の人に見てほしい!放送は9月11日(土)22時〜23時半。中味は来週月曜更新の「蔵出しコラム・スポーツ編」で少し詳しくお伝えします。司会は益子直美さんと永井アナ(NHK)。ゲストは小生と、お笑いコンビのガレッジセールとタレントの水野裕子さん。みんなパラリンピックの素晴らしさに感激!はっきりいって、オリンピックよりも素晴らしい!

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