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タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2015年12月
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12月1日(火)
体調優れず。朝の黒兵衛との散歩はパス。今夜予定の某出版社編集者との本年第1回目の忘年会もパス。断りのメールを入れてパブロン服んで寝直し。昼前に目覚めて饂飩食って『アサ芸』連載執筆。ふううう。やっと完成…と思ってるところへ夜勤明けの看護師の次女が現れて37.3度なんて微熱でもなんでもない!風邪じゃない!あちこち旅行が続いて疲れただけ。ハイ。寝たら治る…と言われて…あ。そうか…と元気になる。看護師さんはたいしたものです。夜久しぶりにマリア・カラスのブルーレイDVD(パリ・オペラ座やコヴェントガーデンの『トスカ』)を見て元気になる。ゴッビのスカルピアはやっぱり凄い!思い切り熱いお湯に思い切り長く浸かって出てきて焼酎飲んで寝る。これが疲れをとる一番の方法ですからね。

12月2日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。一昨昨日(これでサキオトツイと読むのだ)の日曜日に行われたSports Policy for Japanについて話す。北は札幌大から南は徳島大まで。あと未参加大学は九州沖縄地方。来年は期待したい…とこれは昨年も喋ったような気がするなあ。久しぶりに自宅でゆっくりする一日。ひっくり返った机の上の整理をする気にはなれず新潮文庫の野球アンソロジーに入れる候補作の未読作品を読む。う〜ん…最近の作品は…????。古い作品は漱石子規飛洲から始めることにしてるけど…そう最近作まで入れる必要はないように思う…というのが結論かな。久々にゆっくり過ごした一日。とはいえ明朝が早いのでそそくさとネル。

12月3日(木)
朝5時起き。6時前に来てもらえるよう手配しておいたタクシーのおかげで1週間前のように寒いなかを大船駅まで速歩で歩くようなことをしなくて済む。東海道線で品川へ。品川から新幹線で新神戸へ。近畿高等学校体育研究会の主催する第42回近畿高等学校保健体育研究発表大会に招かれて「これから求められる高等学校保健体育授業について」という演題で話す。1964年東京五輪で生まれた体育会系モーレツサラリーマン的人材を育てるのではなく…スポーツを通じて体育を教えるだけでなく知育徳育にも跨るスポーツ教育でSI(スポーツ・インテリジェンス)を備えた人材を育てる教育を…と話したあと昼食をいただいていろんな先生方と懇談。体育教育からスポーツ教育への転換を訴えたあと大阪へ。ホテルには行って少し休んだあと京都祇園へ。南座の顔見世の「まねき」を久しぶりに見て師走を意識。毎日放送H氏&O氏と『酒肆G』で出逢って割烹『C』へ。ここの出汁巻きは世界一旨い。煮麺も。こういう店が外国資本のタイヤ屋なんかとは無関係に隠れているところがヤッパリスゴイでのかな。日本酒とお作りをいろいろいただいてアガリは煮麺。『酒肆G』に戻って初来店のO氏がイロイロ感激してると常連の最近話題の女優さんの父上が来店。お互い同い年くらいの娘を持ってる父親としてイロイロ事情を聞いて納得。男と別れたのは正解ですね。微酔いで3人で阪急電車に乗って梅田へ。大阪泊。

BOOK
筒井康隆『モナドの領域』(新潮社)
筒井康隆『モナドの領域』(新潮社)
筒井康隆『聖痕』(新潮文庫)
筒井康隆『聖痕』(新潮文庫)
水木しげる『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)
水木しげる『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)
佐伯啓思『学問の力』(ちくま文庫)
佐伯啓思『学問の力』(ちくま文庫)
鈴木健二『戦争と新聞:メディアはなぜ戦争を煽るのか』(ちくま文庫)
鈴木健二『戦争と新聞:メディアはなぜ戦争を煽るのか』(ちくま文庫)
鷲田清一『モードの迷宮』(ちくま文庫)
鷲田清一『モードの迷宮』(ちくま文庫)
鷲田清一『ちぐはぐな身体−ファッションって何?』(ちくま文庫)
鷲田清一『ちぐはぐな身体−ファッションって何?』(ちくま文庫)
安田武・多田道太郎『「いき」の構造を読む』(ちくま学芸文庫)
安田武・多田道太郎『「いき」の構造を読む』(ちくま学芸文庫)
九鬼周造『「いき」の構造』(岩波文庫)
九鬼周造『「いき」の構造』(岩波文庫)
寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』(マンガショップ)
寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』(マンガショップ)

12月4日(金)
大阪のホテルで目覚めてチョイトゆっくりして午前中に毎日放送へ。打合せのあと隣の『丸善ジュンク堂』へ。最近亡くなった水木しげるさんのコーナーができてたので『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)購入。ほかにも佐伯啓思『学問の力』鈴木健二『戦争と新聞 メディアはなぜ戦争を煽るのか』鷲田清一『ちぐはぐな身体 ファッションって何?』(以上ちくま文庫)鷲田清一『モードの迷宮』多田道太郎&安田武『「いきの構造」を読む』(以上ちくま学芸文庫)購入。レジ付近で筒井康隆先生の新刊『モナドの領域』(新潮社)発見!帯に「わが最高傑作にしておそらくは最後の長編 GODが人類の秘密を語り始めた」とあったのを見て隣の『聖痕』(新潮文庫)とともに購入。これで年末年始の休暇を埋める材料は揃ったな…と思いながらスターバックスで昼食にサンドイッチ食って…シマッタア!近くにあったローソンのサンドイッチほうがずっと安うて味は変わらんのに…と思いながら毎日放送に戻って『ちちんぷいぷい』生出演。金曜日は久しぶり。未知やすえさんや沢松奈生子さんか桂吉弥さんや間寛平さんらといろいろ楽しく話。沢松さんの「だいじょうぶ?だいじょうぶ!」というコーナーができていて5歳の天才的女の子テニスプレイヤーに驚嘆。沢松さんと対戦してやっつけたのですからね。ケガなく育ってね…とか思いながら番組を終えて新幹線で帰鎌。車中ロング缶1本で爆睡。家に帰ると筒井先生から新刊『モナドの領域』が贈られてきていた。アッチャー。買わなきゃよかった。まあ。誰かにプレゼントできるからエエか。それに新著文庫の編集者から寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』(講談社漫画文庫)全4巻が贈られてきていた。この漫画は小生が小学生のときに創刊された『少年サンデー』で愛読し続けて野球の面白さを教えてもらった作品。どれか1本をアンソロジーに入れたいなあ…と思いながら読みながらネル。

12月5日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとTBS出版『調査情報』の原稿書き。ロシアの国家がらみのドーピング事件について。少し長い原稿だから事件とドーピングの実態だけでなく根本的問題点と解決策とスポーツの未来まで視野に入れた原稿に…と力が入る。せっせせっせ。昼食のあともせっせせっせせっせ…で…なかなか書きあげられずにほぼ完成という段階で美容室へ。久しぶりに髪の毛をカットしてもらう。帰宅してサケ…メシ…フロ…サケ…ネル。

VIDEO
『ステロイド合衆国 スポーツ大国の副作用』
『ステロイド合衆国 スポーツ大国の副作用』

12月6日(日)
朝5時起きで準備して迎えのハイヤーに乗って東京お台場フジテレビへ。『新報道2001』生出演。桝添都知事らと2020年東京オリパラと新たな都市再創造について話す。CM中に都知事に対して「森喜朗オリパラ会長が自分の役割はあと3年とインタヴューに答えて語ってるのを御存知ですか?」と訊くと「いや。知らない」という答えが返ってきたので10月16日付毎日新聞夕刊に載っている旨を教えてあげる。その他ちょっと書けないこともCM中にイロイロ話して(笑)番組終了。ハイヤーで帰宅。ちょいと休んでからドキュメンタリー映画『ステロイド合衆国』を見直しながら昼飯食って福岡マラソンを見て(日本選手が2時間8分台で3位に入ったことへの評価がヨーワカラン)昨日から書いている『調査情報』をフィニッシュ。ふうううううううう。晩飯のあとテレビでヤルヴィ指揮N響のマーラー2番『復活』。意外と面白くナシ。もっと激しく聴かせてくれるかと思ったけど意外と大人しい。2人の女性歌手は素晴らしかった。

12月7日(月)
朝早く起きる癖が付いたのか5時半起きで昨日フィニッシュした原稿をチェック。ちょいと書き直して送稿のあと黒兵衛と散歩。

12月7日(月)つづき
午後から東京へ。六本木ヒルズ森タワー39階『エニッシュ』で『ニューズ・オプエド』生出演。今回のゲストはノーボーダー所属の元サラリーマンプロゴルファーの田村尚之さん。小生の最も弱いジャンルであるゴルフについていろいろ教わる。番組終了後新潮文庫編集者と野球のアンソロジーについて打合せ。タイトルになかなかいいアイデアが出たので満足(まだ発表できずゴメンナサイ)。帰宅後メシ&『アサヒ芸能』の連載執筆。ネル。

12月8日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『アサ芸』の連載原稿を仕上げて送稿してから東京へ。天王洲のテレビ東京スタジオへ。年末特番『タケシと林先生の日本人が知っておくべき昭和の偉人51人』(というようなタイトルだったと記憶している番組)のVTR撮りに出演。一緒に出演したテリー伊藤さんや伊藤惇夫さんらと長嶋茂雄や美空ひばりや田中角栄について話す…が12時半にスタジオ入りして収録終了が午後8時過ぎ。マイッタ。ただただ疲れた。

12月9日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』生出演。東京オリパラのエンブレム再公募が締め切られたことについて…誰が作ったのか知らないが「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」というオリパラ2020のヴィジョンが知られていないのにエンブレムを作れるのか?という話。そのあと明日のNHKカルチャーセンターでのJALシニア・アカデミーでのオペラ講座の準備や新潮文庫の編集作業など……。

CD
『マーラー:交響曲第2番「復活」終楽章/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲他』
『マーラー:交響曲第2番「復活」終楽章/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲他』
Blu-ray
『カストラート』
『カストラート』
DVD
楽劇『ニーベルンクの指環』(世界文化社)
楽劇『ニーベルンクの指環』(世界文化社)
Blu-ray
『ニーベルンクの指環』
『ニーベルンクの指環』
DVD
『ラインの黄金』
『ラインの黄金』

12月10日(木)
朝黒兵衛と散歩のあとJALアカデミーでのオペラ講座のレジュメをまとめて東京へ。講座の前に渋谷タワレコへ。バーンスタイン指揮イスラエル・フィルとテル・アビブ・フィル合唱団のヘブライ語歌唱によるマーラー『復活』なんてCDを発見したので買う。他にテノールのカウフマンが歌った『パルジファル』のDVDも購入。久しぶりにDVD映画のコーナーを覗くと市川崑監督『吾輩は猫である』発見。市川作品で唯一の「見たい見てない映画」だったので大喜びで購入。ついでにLDで何度も見た『カストラート』も発見したのでコレも購入して青山一丁目へ。NKKカルチャーセンターで『オペラ講座』。今日のテーマはワーグナー『ニーベルンクの指環』。14時間の長大な楽劇を1時間半で説明するなどハナから無理なこと。で…カラヤン指揮・演出の古臭い映像とハリー・クプファーのレーザー光線演出で『ラインの黄金』の導入部を比較して楽しんだあとバレンシア歌劇場のプロジェクション・マッピングによる同じ場面と『神々の黄昏』を楽しんでもらいながら解説したあと神保町へ。『週刊金曜日』で木村元彦さんと今年のスポーツ界の事件を振り返る対談。今朝飛び込んできた野坂昭如さんの死去を取り上げてラグビー・ブームを語ったあと新国立競技場問題やエンブレム問題などイロイロ語り合ったあとビア・バーへ。木村さんと初めてアルコール入りで歓談。東欧文学などにも詳しい木村さんからハントケに取材したときの話を聞いたりFIFAに加盟していないサッカー団体CONIFAのW杯に来年は在日コリアンや琉球のチームが参加する話やヘイトスピーチ問題などを語り合う。勉強になりました。

DVD
『吾輩は猫である』
『吾輩は猫である』
BOOK
横田順彌&會津信吾『快男児押川春浪』(徳間文庫)
横田順彌&會津信吾『快男児押川春浪』(徳間文庫)
本田勝一『貧困なる精神第21集「野球とその害毒」』(すずさわ書店)
本田勝一『貧困なる精神第21集「野球とその害毒」』(すずさわ書店)

12月11日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと市川崑監督の映画『吾輩は猫である』を見出すとなかなか面白くて止まらなくなり見てしまう。野球のシーンが少々漱石の原作と違っていて残念午後から仕事部屋の大整理と大掃除。新聞や雑誌や本がゴチャゴチャに散乱していた状態がチョットだけスッキリする。ところが大事な本が見つからなくて…マイッタナア。夕方大船駅前のホテルの会議室で明日の毎日放送『サタデープラス』のVTR取材を受ける。テーマは羽生結弦と浅田真央。しかしNHK杯ショートで100点オーバーした羽生が再度世界最高を更新したのは立派。もはや勝負も点数も超越してますね。浅田真央のソチ五輪フリーの点数も順位も関係ない素晴らしい演技と同種の存在してくれているだけで嬉しい領域に入ってますなあ。宮城出身の彼が3・11以来艱難汝を玉にした実例ですね。そのあと駅前で産経新聞S氏と待ち合わせて焼き鳥の『との山』へ。S氏は小生が『GORO』の記者をやっていた頃からのお付き合い。最近長田渚さんが主宰したスポーツマンと反原発の集まりや笹川スポーツ財団のSports Policy for Japanなどで会って一度呑みましょうと行っていたのが実現。野球を中心スポーツの話題で大いに語り合って飲む。焼酎はなたれが一段と美味かった夜。新潮文庫の野球アンソロジーに対しても素晴らしいアドバイスをいただく。野球害毒論・宝塚野球協会・芝浦協会…と言った日本の野球について註釈無しに語り合える人はいるのは嬉しい。本田勝一『新版「野球とその害毒』(すずさわ書店)横田順彌『熱血児押川春浪 野球害毒論と新渡戸稲造』(三一書房)をお借りする約束をして気分よく酔っ払ってオヤスミ。

Blu-ray
『東京物語』
『東京物語』
『晩春』
『晩春』
DVD
『Stanno Tutti Bene』
『Stanno Tutti Bene』
BOOK
小野俊太郎『東京物語と日本人』(松柏社)
小野俊太郎『東京物語と日本人』(松柏社)
小野俊太郎『スター・ウォーズの精神史』(彩流社)
小野俊太郎『スター・ウォーズの精神史』(彩流社)
小野俊太郎『フランケンシュタインの精神史: シェリーから「屍者の帝国」へ』(彩流社)
小野俊太郎『フランケンシュタインの精神史: シェリーから「屍者の帝国」へ』(彩流社)

12月12日(土)
朝起きてメシ食って黒兵衛と散歩。ようやく日常が戻ってきたか。年末進行の『アサヒ芸能』連載執筆。ちょっと行き詰まって最近小野俊太郎さんから送っていただいた『東京物語と日本人』(松柏社)を読み出すと面白くて止まらない。この本につられて一昨日小津安二郎のDVD『東京物語』と『晩春』を買っておいたことに改めて満足。何度もLDで見た映画だけどLD時代が終わった今DVDで持っておきたいですよね。しかしDVD時代の映画の見方はガラリと変わったなあ…というコトも小野俊太郎さんの本に書かれています。他に『スター・ウォーズの精神史』『フランケンシュタインの精神史シェリーから屍者の帝国へ』(どちらも彩流社)も送られてきているので読まねば…というより小野さんの本はすべて面白いことオレが保証します…などと考えてると原稿が進まず昼飯のあとネジ巻いて原稿完成。ふううう。夕方から次女と同級生だった近所の女性の結婚相手がサッカー協会でJリーグの仕事をしているとかで大船へ一緒に行って『Flat』でサケ飲んでアジア料理食いながら日本のサッカーについて語り合う。楽しい一時。途中から両方の嫁さんも参加して駅前のバー『Kurocks』へ。12時くらいまで日本のサッカーの問題点とか語り合って満足マンゾク。

DVD
『満員電車』
『満員電車』
『長い散歩』
『長い散歩』

12月13日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと映画『長い散歩』を見る。明日の『ニューズ・オプエド』のゲストが奥田瑛二さんんなのでこれくらい見ておかねば失礼だと思って見出すと面白くて映像が美しくて魅入ってしまう。家庭内暴力とネグレクトされた子供がテーマ。校長先生を定年退職した緒方拳が人生を後悔して一人でアパート住まい。ネグレクトされた少女と出会って「長い散歩」に出る。あのヘンタイと言われる(失礼)奥田瑛二さんがナンデこんなに美しく優しい映画が作れたのか…と驚くほどイイ映画。ついでに昼飯食いながら市川崑監督の映画『満員電車』も見る。オモシロイ場面も多かったけどスラップスティック映画としては失敗作かな。時代背景は愉しめたけど…映画終わって新潮文庫の仕事…と思ったら数日前から行方不明になってる大事な本がヤッパリ見つからない。新潮文庫編集部でも預かってないと言われるし…大ショック。ナントカしなければ…とにかく仕事部屋大掃除…もこれがなかなかタイヘン。マイッタ。ショックのままお手上げ。こんなこともあるか…。最近は大事な万年筆とボールペンもなくしたし…忙しすぎた日々がいけなかったと反省。オレも「長い散歩」に出たくなる…と思いながらも気を取り直して晩飯。ビールで喉を潤すと満足。まるでファルスタッフやなあ。ビールだけが友達か…いやクラブW杯でのサンフレッチェ広島のサッカーも見事でした。アフリカ王者のマゼンペに3対0で勝利。素晴らしい試合運びでした。さらに羽生結弦のフリーも見事。いやあ昨日のテレビ番組で喋ったけど艱難汝を…ですね。しかし宇野昌磨も堂々たる演技で見事でした。浅田真央はコンディションが悪いのか…と思ったらヤッパリ…でしたね。風邪気味の身体に毛布を撒いて映画三昧スポーツ三昧の一日。こーゆー日があてもイイでしょ。

12月14日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと雑誌ゲラ校正やっつけて昼メシ食って東京へ。ところが携帯電話を持って出るのを忘れて大慌て。慌ててもシャーナイのでiPadでメール連絡はつくものの恵比寿駅の公衆電話から連絡したヨメハンの話では家に起きっぱなしの携帯がジャンジャン鳴ってるとか。あきらめなシャーナイと悠然と構えて六本木ヒルズ森タワーへ。あ。ゲストの奥田瑛二さんと連絡がつくかな…と心配した直後約束の時刻に来られてホッ。『ニューズ・オプエド』生出演。奥田瑛二さんと羽生結弦について話したり映画の話をしたり…。視聴者からのツイッターも沢山入ったようでヤハリ有名人のゲストは反応が違う。これからもスポーツの一環としてカルチャー関係のゲストを呼ぶことにしましょう。楽しい1時間を終えたあと大船へ帰還。『鮨処もり山』で某代議士と食事。まあイロイロ話をして帰宅。明日のTV出演やら原稿依頼やらコメントやら…携帯に入っていた留守電を処理。新国立競技場問題で鮫の脳味噌がマタマタ阿呆な発言したなあ。ホンマに困ったコッチャで。

12月15日(火)
朝起きて黒兵と散歩のあと東海道線で新橋へ。そこで衆院議員の浅尾慶一郎さんとバッタリ。新国立競技場の博物館はどうなるんでしょうねえ…とかチョット話してタクシーでTBSへ。『ひるおび!』生出演。建築コンサルタントの森山高至さん順天堂大の鈴木知幸さん日体大で五輪銀メダリストの山本博さんらと新国立競技場問題をイロイロ話す。森発言のナンセンスにも言及。NHKでは喋れなくなったことを『ひるおび!』ではしゃべれます。『クローズアップ現代』よりも『ひるおび!』のほうがジャーナリズムとして優秀ということですね。皮肉でもジョークでもなく。しかし新国立競技場は最初からこーしときゃー良かったのに…。TV局の用意してくれたタクシーで爆睡帰宅。『連合通信』の原稿を書いてサケ・メシ・フロ・ネル。孫が水泳教室に入ったとか。よーし。オリンピックを目指せ!というと「ウン」という答えが返ってきた。ヨシヨシ(笑)。

12月16日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。新国立競技場A案B案に関する森失言の話。組織委員会会長が「B案がいい」なんて馳文科大臣でなくてもビックリ。鮫の脳味噌はドーショーもなく回転が悪いのか。いや。A案の設計者は森氏に「挨拶」したそうだから森氏は自分が反発を喰らうことを承知でB案支持を口にして世論と審査員が反発してA案に決まれば森氏の思惑どおりと言うべきか。鮫の脳味噌でも長年の政治屋の感覚だけは身に付けているのか。ちなみにA案が誰の設計でB案が誰の設計家ということは周知の事実ですよね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。明日から名古屋大阪&東京のTVとドサマワリが続くのでアサ芸の今週末の締切をある程度書き上げてサケ・フロ・メシ・ネル。

12月17日(木)
朝早く起きて東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターで指揮者の佐渡裕さんとトーク・ショー。佐渡さんと名古屋でのトークは3回目かな。今回はウィーンのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任されたことで来年の来日公演のPRも兼ねてウィーンの話が中心。貧乏学生時代のウィーンでの修業時代の話から他では聞けないカラヤン&バーンスタインの逸話まで。200名の聴衆の皆さんにも満足していただけたことでしょう。会場を出るとき聴衆のオバサマ方何人かからオモシロカッタです…と挨拶される。良かった。このトークショウの前に名古屋のカレー屋さん『アリマハール』から美味しいカレーの差し入れ。何でもそこの娘さんが佐渡さんの兵庫のオケのチェロ奏者らしくてお兄さんと一緒に届けてくださった。御相伴に与り美味しかった。トークショーのあと名古屋の某大学へ。近々客員教授を頼まれていて教壇に立つ予定もあってチョイトお忍び見学(笑)。なかなか綺麗な大学でした。夜は関係者と打ち上げ。名古屋泊。

BOOK
宮下規久朗『しぐさで読む美術史』(ちくま文庫)
宮下規久朗『しぐさで読む美術史』(ちくま文庫)
ランスロット・ホグベン『百万人の数学』(日本評論社)
ランスロット・ホグベン『百万人の数学』(日本評論社)
塩野七生『ギリシア人の物語1民主政のはじまり』(新潮社)
塩野七生『ギリシア人の物語1民主政のはじまり』(新潮社)

12月18日(金)
朝名古屋のホテルで目覚めて新幹線で京都へ。タクシーで六道珍皇寺へ。和尚っさんに年末の挨拶。ちょうどおられたのでお茶とお菓子でしばらく雑談のあと作務衣から袈裟に着替えてくださり両親と長女の姉の墓の前でお経を上げてもらう。功徳じゃ。和尚っさんと別れて京都駅へ。『松葉』で鰊蕎麦食って大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。その前に隣の丸善ジュンク堂へ。うわっ。塩野七生さんの『ギリシア人の物語T民主政のはじまり』(新潮社)なんて本が新刊の棚に並んでる。『ローマ人の物語』を読んだ人間としてはコレも読まねばなるまい…けど読む時間があるかなあ…と悩みながらも購入。他に宮下規久朗さんの『しぐさで読む美術史』(ちくま文庫)も。この著者の『モチーフで読む美術史』も面白かったですからね。ついでにランスロット・ホグベン『百万人の数学・上下』(日本評論社)も。数学の面白そうな本は読んでもワカランくせに買ってしまうんですよねえ。で…『ちちんぷいぷい』は沢松奈生子さんや大畑大介さんや未知やすえさんや桂吉弥師匠らとイロイロワイワイ。そうか。橋下大阪市長は今日までか。おまけに『ちちんぷいぷい』や毎日放送の担当記者は橋下市長に名指しで批判されてたのか。それはマスメディアにとって勲章ですね。橋下市長の曲解と誤解に基づく口撃も大人げないとはいえジャーナリズムとしてはOKですね。大畑さんの関学高校ラグビー部レポートも面白かった。関学と言えばアメフット。「どっちもやる生徒が出てきてもエエヤン」と言うと大畑さんも「これからは部活と言うよりスポーツクラブとしてそのほうがいいですね」と賛成。石田ジャーナルのゴミの分別に驚愕。プラと燃えるゴミの分類はワケがワカラン。たとえプラでも容器でなく外装は…いやワカラン(@_@)とかイロイロ話して勉強して大畑クンの関学ラグビー部訪問を楽しんで新幹線で来京。湘南ライナーで来鎌。タクシーで帰宅。メシ・フロ・ネル。

TOY
『NEWスタディ将棋』(くもん出版)
『NEWスタディ将棋』(くもん出版)

12月19日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩…と思たら今日はトレーナーさんが来てくれる日ということで早速仕事部屋にこもって机に向かって仕事。『週刊金曜日』の木村元彦さんとの対談を校正して『アサヒ芸能』の原稿を仕上げて昼飯食って東京へ。六本木のテレビ朝日へ。『ビートたけしのTVタックル年末スペシャル』VTR撮り。自民党の山本朋広元文科政務官と一緒に新国立競技場やエンブレム問題について語る。予定が少し変更されて次のコーナーにもスタジオに残り新幹線で焼身自殺した男の話題やミスチルの歌詞盗作問題についても同席。ま。いろいろ楽しかったけど山本元政務官とは五輪の文化プログラムについて話し合いたかったですね。ま。テレビでは無理でしょうけど。収録を終えて銀座BALLYへ。以前買ったブーツの爪先と踵がボロボロになったので新しいのを買いに行く。靴はバリーのスーツ・ブーツしか履かなくなって30年余。少々高価でもその間5足目というのは経済的?しかし今回は脳溢血以来足を引きずるようになったせいか傷みが早かった。修理してもらってマダマダ10年以上履くからイイか。BALLYでけっこう気に入りの歩きやすいブーツを見つけたのでそれを履いて隣の博品館へ。最近孫が将棋をやりたいと言いだしたので将棋盤と駒を購入。駒の進む方向が書かれてる子供用の将棋セットを見つけたので購入。なんと公文が作ってる「スタディ将棋」。幼児教育用教材か?東京駅から湘南ライナーでビール飲みながら帰宅。晩飯のあと早速孫と将棋。駒の並べ方や進み方を教える。息子にも教えたし親父から教わったことも思い出す。アメリカではベースボールが父子相伝の文化だとスポーツライターのロジャー・カーンが書いてたけど日本では将棋か?旦那の囲碁と丁稚の将棋。我が家は丁稚系ですね。

12月20日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。年末の忙しさとはあまり関係ないかもしれないけれど部屋の中がグチャグチャ。整理整頓しようと思うけど原稿締切を処理しなければ…で整理整頓掃除は後回し。困ったものだ…と思ってると年内締切の原稿依頼のメール。原稿依頼は有り難いものだけどコレはちょっと困った。おまけに不定期連載してるもので断れない。もう少し早く行ってくれればいいのに…。年明け締切でもイイですよ…と言われても4日締切では…おまけに3日締切も既に入っていて…やっぱりすべて年内にやらないと正月がなくなる。となるとヤッパリ年賀状の宛名を書いてる暇などないなあ…とほほ…と思いながら高校駅伝横目で追いながらせっせせっせとコラムの原稿。それに最近全然更新していない本ホームページの更新原稿作成。いろいろやることあるなあ…。しかし夕方からはクラブW杯3位決定戦。サンフレッチェ見事。森保采配見事ですねえ。年間予算500億のチームに20億のチームが勝つのは痛快ですねえ。世界3位という言い方はチョイト引っ掛かるけどお見事でした。夜は飯食いながら決勝戦。バルサが勝つのは誰にもわかってたけどマア他国リーグのチャンピオンなどどーでもいいですね。明日のテレビの電話打合せのあと早よ寝よ。

12月21日(月)
朝起きて東海道線で新橋へ。タクシーで参議院議員会館の会議室へ。ゴルフ改革会議に出席。松沢成文参院議員から参院での馳文科大臣に対する質疑報告。2020年五輪のゴルフ会場に決まってる霞ヶ関カンツリークラブの不適切さについて。馳文科大臣は既に決まってるから…と官僚答弁の繰り返しだったが自民党内からも不適切さを指摘する声が出てきたとか。そりゃ当たり前ですよね。五輪の施設として使ってもレガシー(遺産)は何も残らない慶応閥のエリートが喜ぶだけのコースで五輪などやるモンじゃないですよ。おまけに都心から1時間半もかかる日本一暑い地方での真夏の大会に誰が見に行きますか?テレビ出演の関係で会議を早く抜けさせていただいてTBSへ。『ひるおび!』生出演。新国立競技場についての話題。森のスタジアム…イヤ…杜のスタジアムはA・Bどっちでもイイ(スポーつん事が話題になってませんからね)とはいえ杜に…いや森氏に挨拶したほうのデザインが決まるようなことだけはないように…などと言っても予定どおり挨拶をしたA案に決まるのでしょうね。イロイロ話して渋谷タワーレコードへ。ブリテン『夏の夜の夢』のCD(コリン・デービス指揮)を見つけたので購入。佐渡さんの兵庫の来年のオペラがソレですからね。勉強しなくては。すぐ隣にCD40枚組ワーグナー・ボックスを発見。値段が何と3980円。指環(ヤルヴィ指揮)全曲にカラヤンのパルジファルやフラグスタートのアリアなど新旧織り交ぜてこの安さ。早速購入して六本木へ。ネットのIT情報誌の取材を1時間ほど受けてから森タワー39回エニッシュへ。今年最後の『ニューズ・オプエド』出演。ゲストはサッカー・ジャーナリスト大住良之さん。クラブW杯の結果(広島の素晴らしい頑張り)とヨーロッパ主導の世界のサッカー事情について語ってもらう。上杉隆さんも今年最後のスポーツコーナーに出演。五輪ゴルフ会場の不透明さについて語ってもらう。パブリックコースの若洲ゴルフリンクスで何故やらないのか!?どんな利権が蠢いてるんでしょうねえ?番組終わって週刊誌の取材やテレビ打合せ。すいません。調査情報の忘年会は出席できませんでした。

12月22日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。新国立競技が(予定どおり?)A案に決まったことについて鈴木知幸さん森山高至さん千葉真子さんらと話し合う。マラソンの千葉さんがスタジアムが杜に隠れているのは40キロを走ってきたランナーにとっては元気が出ずらい…とコメントしたのは興味深かったですね。おまけに地下2階にあるトラックから地上へ走り出る道はどんな傾斜になるのか…スポーツ博物館はどーなるのか?…そもそも1500億円もかかるのか?…などなど問題はまだまだコレからですね。モリ(森?)のクマ(隈)さんでエーヤン(A案)というシャレはウケたけど全てはモリさんというガンが辞めなければスッキリしませんね。TBSを終えて隣のビルの毎日放送『ちちんぷいぷい』東京から出演。やはり新国立競技場問題について話したあと帰鎌。夕方共同通信他イロイロ電話取材を受けて明日のTBS『ひるおび!』の電話出演の取材も受けて…ふううう。久しぶりにメシ…サケ…フロ…ネル。部屋を片付けなければ…ZZZZZ。

12月23日(水)
天皇誕生日。安倍首相は今上陛下の先の大戦に対する考えを噛みしめるべきですね。朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。新国立競技場問題について。モリのスタジアムはモリ氏の思惑どおりモリ組織会長に挨拶のあったモリのクマでエーヤン(A案)に決まりましたね…という話。しかし「(スポーツ)大会をやってる明るさがない」と切り捨てていた案に決まったのですから切り捨てていた人物は即刻組織委会長を辞任しないとオカシイのではないですかねえ。最近の日本のスポーツ界はJリーグで何もしなかった凡庸な人物がJSCの理事長になるなどおかしな人脈だけが蔓延って塩飽ですね。

12月23日(水)つづき
やっとナンデモカンデモの写真など更新ができました。11月の1か月間も更新が伸びていたのがホッと一息。スタッフの皆さんアリガトウございます。読者の皆さんスンマセンでした。

12月23日(水)つづきのつづき
Jリーグ時代に何もしなかった凡庸なチェアマンがJSC(日本スポーツ振興センター)の理事長に就任したのもオカシナ話だとは思いますが新国立競技場の前のコンペで責任を問われて退任した全JSC理事長の河野一郎氏が今尚オリンピックパラリンピック組織委の副会長でいるというのもオカシナ事ではありますね…などと思いながら明日と週末のオペラ講座のレジュメ作成。片方はヴェルディ。もう片方はウェーバー。前者は得意のジャンル。後者は勉強も含めて取り上げたジャンル。しかし自分の不得意な作品を勉強するのは嬉しいことですね。自分の血や肉になりますから……で。ウェーバーの『魔弾の射手』アーノンクール指揮チューリヒ歌劇場の映像を観ながらメシ。サケ。なかなかおもしろい。フロ。ネル。

12月24日(木)
朝黒兵衛と散歩のあとJシニアアカデミー『オペラ講座』の準備。今日は「ブッファの世界」ヴェルディの椿姫とファルスタッフを中心に。ただしシェイクスピアとの関係でマリア・カラスの歌うマクベス夫人やティト・ゴッビの歌うイヤーゴとファルスタッフも取り上げるつもり。椿姫はもちろんボンファデッリのヴィオレッタとブルゾンのジェルモンの二重唱。同じブッセートのヴェルディ劇場で上演されたファルスタッフも最後のシーンを取り上げる。世の中みんな道化師。いかさま師。やっぱりヴェルディは凄いですね。成長した上に完結してますね。というようなことを夕方のNHKカルチャーセンターで話して今年の講義はオシマイ。あと来年に1回を残すのみ。講義が終わったあと「私ゴッビのナマの舞台を見ました」という受講生のおじいさんが現れる。1960年のデル・モナコとゴッビの『オテッロ』東京宝塚劇場公演。凄いなぁ。でも黒柳徹子さんでも見てるんやからおかしないわなあ…と思いながら銀座へ。オペラ講座の前にお茶の水や新宿のスポーツ店で孫のクリスマス・プレゼントにグローヴを探すが5歳の男の子に合うような小ささは見つからず。博品館で小さな野球ゲームとサッカーゲームを買って誤魔化す。帰宅して簡単なパーティ。ワイン飲んで久しぶりに孫とフロ入ってネル。

12月25日(金)
メリー・クリスマス。ま。ウチは臨済宗ですから関係ありませんが。久しぶりの自宅作業。黒兵衛と散歩のあと明日の名古屋オペラ講座のレジュメ作り。ウェーバー『魔弾の射手』。マダ俺もこのロマンチック・オペラの理解不十分なところがあることを発見。なるほどオペラはどんな地味な作品でもオモシロイモンです。午後から通信社用原稿。金儲けには教養はいらないが金を使うには教養が必要…という言葉をキイワードに新国立競技場問題や五輪運営費問題を考える。締切がまだ先だとノランなあ…と思いながらも年内に締切2本。テレビ1本。講座1回。今年も年賀状は無理か…大掃除も…マイッタナア…年越せんやないか…と思いながら『鮨処もり山』へ。すべてを美味い寿司で流すか…。ファルスタッフがビールで流すのとおんなしやなあ(>_<)ネヨ。

12月26日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと少し部屋の片付けに手を付けて東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。オペラ講座の前に某テレビ局と某新聞社の合同で行っていた社員向け歳末大安売りバーゲンセールへ。そこでガーメントケースを手に入れる。。俺の丈の長い背広が入るかどうか少々心配だったけどイタリア人デザインの日本メーカーの製品が1割程度の価格だったので購入。うれしい。そのあとオペラ講座はウェーバー『魔弾の射手』・まずクライバー指揮で序曲を聴いてからアーノンクール指揮チューリヒ歌劇場の舞台を観賞。音楽はワーグナーの先取りのようなところもあって面白いけど筋書がイマイチ…というかドイツの「森」を理解していないとわからないところがありますね。日本の新国立競技場も日本の「森」を理解してないとわからないところがある…ということとは関係ないようですが…。オペラ講座のあとは栄中日文化センターのスタッフと忘年会。美味しい日本料理屋で美味しい蟹料理や牡蠣御飯や日本酒をいただく。例年の忘年会よりも早く退散。もうトシですからね。今年は参加すると返事していた忘年会を3つパス。あと1つだけ朋友とのは参加するか。名古屋泊。

12月27日(日)
朝名古屋のホテルで起床。昨晩の美味しい日本料理屋さんがお土産に持たせてくれた牡蠣御飯のおにぎりで朝食をとったあと新幹線で帰鎌。さっそく部屋の大掃除…と思うが身体動かず。昼飯食ったあとリヴィングのソファで転た寝(「うたたね」ってこーゆー漢字だったんですね)。転た寝から起きて部屋の片付け。手紙の整理と新聞の整理だけで夕方になってしまう。陽が落ちると酒が我を呼ぶ…なんて李白を気取ってビールではドーショーもないがマリア・カラスやネトレプコのマクベス夫人を肴に呑んでると次女と孫が仕事から帰ってきてフィギュア・スケートにテレビをとられる。羽生は予想どおりお疲れさん。真央ちゃんは少し調子を戻すがイマイチ。チョイト盛りあがらないのでフィギュアスケートをリビングに追いやって俺はチャンネルを回しながらサケ。年末特番もオモロナイなあ…と思いながらサケ。あ。俺も出ているんやったか…と思いながらもフロ。ネル。

Blu-ray
『マクベス』
『マクベス』
DVD
『マクベス』
『マクベス』
『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
Blu-ray
『蜘蛛巣城』
『蜘蛛巣城』
DVD
『地獄に堕ちた勇者ども』
『地獄に堕ちた勇者ども』
BOOK
山本義隆『私の1960年代』(金曜日)
山本義隆『私の1960年代』(金曜日)
山本義隆『磁力と重力の発見』(みすず書房)
山本義隆『磁力と重力の発見』(みすず書房)

12月28日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと今年締切の原稿を書こうとするが気合入らず。書く内容決まっているけど締切が来年でもいいけれど出来れば年内などといわれても気合いが入らない。通信社の原稿1本と雑誌連載1本。結局担当者と内容の打合せをして原稿の送稿は来年ということにする。その結果新年の締切日が4日雑誌5日通信社8日新聞。その間テレビ1本オペラ講座1回。翌週が締切は1本だけど講演が2回とシンポが1回。忙しいのは結構なこととはいえチョット休みたい…。ヨシ。年末と新年は賀状をサボり掃除もさぼって休むことにするか…などと考えながら結局無為に過ごす1日。こーゆー日があってもイイでしょう。夕方からパッパーノ指揮コヴェントガーデンのヴェルディ『マクベス』見ながらビール&ワイン&メシ。パッパーノの指揮も見事やけどリュドミラ・モナスティルスカのマクベス夫人はナカナカの怖さですねえ。あと年末特番のクイズ番組見てからフロ&ネル。こーゆー無為な一日がもっとあってもイイですねえ。ベッドで読書。山本義隆『私の1960年代』(金曜日)。やっぱり小生は団塊の世代と全共闘運動には強烈な違和感と拒否感を感じざるを得ませんねえ。ベクトルの方向は同じでも太さや素材が異なりますね。

BOOK
宇佐美徹也『ON記録の世界』(読売新聞社)
宇佐美徹也『ON記録の世界』(読売新聞社)
宇佐美徹也『プロ野球記録大鑑(昭和11年−平成4年)』(講談社)
宇佐美徹也『プロ野球記録大鑑(昭和11年−平成4年)』(講談社)
宇佐美徹也『プロ野球記録大鑑1979新版』(講談社)
宇佐美徹也『プロ野球記録大鑑1979新版』(講談社)

12月29日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと部屋の片付け。なかなか掃除まで手が付けられない。大混乱している本や資料を片付ける中で行方不明と思って消沈していた本2冊を発見。ブラーヴォ!やっぱり部屋は片付けておかないとダメですね。午後からも延々と片付け。整理整頓。ようやく掃除機をかけられる状態になったところで夕刻。『鮨処もり山』へ。朋友Sクンと極私的忘年会。酒が旨い寿司が旨い。話が弾んで途中からパリから帰宅中のお隣さんも加わって年忘れ。今年のことは忘れました。しかしパリのテロはタイヘンだったようです。

12月30日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。運営費が3千億から1兆8千億に6倍増した2020東京五輪は本当に開けるの?ミュンヘンが冬季五輪開催力行を取り止めハンブルクもボストンも夏季五輪開催立候補を取り止めたオリンピックに未来はあるの?…という話。1千年間続いた古代ギリシア五輪は戦争ばかり繰り返している都市国家にとって「レースにセーフティ・カーを入れるように必要だった」と塩野七生さんは『ギリシア人の物語』で書いている。現代人と現代世界にとって五輪は本当に必要?ラジオのあと黒兵衛と散歩。街は静まりかえってる。皆さん正月休みに入ったようですね。散歩のあと仕事部屋に掃除機かけて昼飯食って少し休んだあと東京六本木ヒルズのテレビ朝日へ。正月2週目11日放送予定の『ビートたけしのTVタックル』録画撮り。12月に入ってたけしさんのTにデルのは3度目。スポーツ選手のセカンドライフについて…元Jリーガー本田泰人さんや元プロビーチバレー選手浅尾美和さんらとイロイロ話す。アメリカではプロ選手はリタイヤでなくアジャストという言葉を使う…セカンドライフというより最近はデュアルライフとしてスポーツインテリジェンスを活かした仕事を選手時代からやってる…等々イロイロ話す。元タカラジェンヌの遼河はるひさんも出ていてタカラジェンヌのセカンドライフも話題に。小生も音楽評論家としてイロイロ話す。宝塚のパンフレットに何度か寄稿しますからね。ほかにお笑い芸人のセカンドライフについてビートタケシさんにいろいろ話を聞けたのが面白かった。どこまでカットなく放送されるかな…と思いながらビール飲みながらテレビ局のタクシーで帰宅。サケ。メシ。孫とフロ。ネル。

12月31日(木)
大晦日。黒兵衛と散歩のあと孫と一緒にベランダを掃き清め家の周りを掃き清め…。年末の買い物は年越し蕎麦用の天麩羅やら新しくする風呂場の風呂桶やら犬の餌やら…だけではオモシロクナイので久保田の『萬壽』を買う。買えば呑みたくなるので夕方からチビチビ。ラグビーの南アフリカ戦見ながらチビチビ。年越し蕎麦食ってチビチビ。ウトウト眠くなってソファで爆睡。まぁ休みの日ってコンナモンでしょ。

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