ナンヤラカンヤラ
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8月1日(水)
近頃本欄の日付がムチャクチャになってました(>_<)訂正しました(^o^)失礼しました(^^;)ついでに誤字脱字漢字変換ミスタッチミスも訂正しました。失礼しました(^^;)それに更新も遅れてすいません\(__ )。

8月1日(水)つづき
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。ワン。そそくさと帰宅していろいろモーニングショーのボクシング連盟問題をチェック。小林信也さんもがんばってるなぁ。そうなんですよ。いわゆる「アマチュア・スポーツ」の金集めはたいへんでそれだけに悪いことをしようとする人のつけいるスキが生じるんですよね。登録料公認料…etc。ま。それと反社会的集団とのつながりは別問題ですけどね。いや。そーでもないかな。ワンワン。どこで吠えてるねん。ワン。水風呂入ったあと迎えのクルマに乗って東京赤坂TBSへ。『ひるおび?』生出演。その前に日大アメフト問題で出演される青島健太さんと有馬さんに会ったので『新潮45』の関学鳥内監督との対談コピーを渡す。多くの関係者に読んでほしいですからね。小生は今日はアメフト問題ではなく元スーパーバンタム級世界チャンピオンの西岡さんとボクシング問題。背景を知らない人が多かったので教えておく。もちろん番組では喋れないことで(近々週刊誌に出るかな?)番組では不正の「奈良判定」について西岡さんと話したあと帰宅。校正などイロイロ仕事して晩飯オペラ劇場はティーレマン指揮ドレスデン歌劇場ザルツブルク復活祭音楽祭のヴェルディ『オテッロ』第3&4幕。歌手も音楽も(イタリア的ではないとはいえ)よかった(とくに主役のホセ・クーラ!)。けど演出は凝り過ぎ。架空の天使を出した演出は何年か前のザルツブルク音楽祭での『フィガロの結婚』が面白かったけどコノ演出は意味がよーワカラン。風呂のあとウィスキー1杯飲みながらドミンゴ指揮プラハ歌劇場での『ドン・ジョヴァンニ』を少し(レポレッロのカタログの歌まで)見る。いいですねえ。こーゆーオーソドックスな演出!俺も歳取ったかな?

BOOK
三遊亭圓朝『怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎』(角川文庫)
三遊亭圓朝『怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎』(角川文庫)

8月2日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。ワン。毎日同じことの繰り返し。それが大事か人生か。なんじゃらほい。ワンワン。朝8時に散歩しているのが2年後のサマータイム導入では自動的に朝10時になる。ということは朝8時に散歩するのは今の6時になる。ちょいと涼しいか。ク〜ンク〜ン。水風呂入って準備して迎えのクルマに乗って東京六本木テレビ朝日へ。『ワイドスクランブル』生出演。ボクシング問題。世界的にも問題のある(首を傾げたくなるジャッジが多い)ボクシング界でロンドン・オリンピックのジャッジを覆させた日本の会長はナルホド豪腕の持ち主には違いない。自分の「力」で選手にメダルを取らせてやったとも思うのだろう。力で力を制す。毒を以て毒を制す。プロボクシングの世界も同じ。強い選手が試合に勝つのでなく勝った選手が強いと言われる…とは昔協栄ジムの金平会長がよく口にしていた言葉ですね。しかし選手が可哀想。とりわけ高校総体は教育の現場ですからね。豪腕の持ち主とインテリジェンスの持ち主が混在しているのがボクシング界の特徴ですね。テレ朝を出て少し銀座で用事を済ませてお台場フジテレビへ。チョイと控え室で校正作業などしてから『プライム・イブニング』生出演。うわっ。ボクシング協会の山根会長の電話インタヴューが取れたのか!!告訴状のすべてに反論。しかし証拠も目撃者も多いなか今後はどうするのかな?記者会見をするらしい。日大の田中理事長とは違うところを見せるのか?そこで過去の経歴を訊かれたら全部話すのかな?日本のボクシング界の改革もスポーツ界の改革ももう少し文科省やスポーツ庁が踏み込んだ指導をしてもいいのでは?ついでに高校野球やプロ野球も指導してほしいなあ。マスメディアはスポーツ・イベントを主催したり球団を持ったるするべきではない…と。しかし山根会長や田中理事長がナベツネ氏とどこか似てるのは偶然?

8月2日(木)つづき
帰宅して晩飯歌舞伎劇場は勘三郎三役早変わりの三遊亭円朝原作『怪談乳房榎』。いやあ勘三郎の早変わりがじつに見事でした。これはニューヨーク公演大成功後の凱旋公演だったらしいけど生前の勘三郎の素晴らしい芸はナマで見ておきたかったなあ。

8月2日(木)つづきのつづき
まえの項目を急いで書いて『怪談乳房榎(かいだんちぶさえのき)』の勘三郎を三役早変わりと書いてしまったがパンフレットを見直すと「四役早替りにて相勤め申し候」とあった。失礼。下男正助&悪党三次&絵師菱川重信そして最後に三遊亭圓朝となって高座に座る。先の三役の早替わりがじつに見事でテレビ画面に向かって思わず拍手。ワキを固める橋之助(磯貝浪江)&福助(重信の妻お関)も見事でした。

BOOK
三遊亭圓朝『真景累ヶ淵』(角川文庫)
三遊亭圓朝『真景累ヶ淵』(角川文庫)

8月3日(金)
朝少々早く起きて黒兵衛と散歩。夏時間扱いでは午前9時か。ワン。それで午前7時に起きて散歩しようとすると今の午前5時か。ワン。一気に2時間時計を早めるのはチョイと無理があるかな。ワンワン。元に戻すときも一気に身体がだらけるかも。キャインクイン。大きな犬がなんちゅう声出すねん…と散歩を終えて水風呂のあと支度して迎えのクルマで東京赤坂TBSへ。道路が混んで1時間35分かかる。まいったなぁ。タクシーの天井が熱くなって顔から下の冷房と混じり合うのが気持ち悪い。ヤッパリ電車通勤にするか。しかし暑いしなあ…とか思いながらTBS到着。溝口紀子さんと一緒に『ひるおび!』生出演。テーマはボクシング問題。豪腕山根会長のやり方についてイロイロ話す。「日本ボクシングを再興する会」代表の鶴本良夫さんも名古屋から出演。「強権的上意下達的高圧的に忖度を強いる」山根会長についてイロイロ話す。「忖度を強いる」というのは最も卑劣なやり方ですね。「俺はそんなこと言ってないよな」と高圧的に言われた下位の人物は「はい」と言わざるを得ないわけですからね。おまけに今日の毎日新聞に書かれましたけど「組」とも関係があるとなると…。国際ボクシング連盟(AIBA)もけっして「健全なスポーツ組織」とは言えず中南米と東欧の反社組織の人物が関わっているとの声もある。そこでIOCはオリンピック正式競技から外そうとしているがAIBAの幹部は日本の騒動を逆手に取って山根会長を追放して改革したとして生き残る?まるで日大の田中理事長が側近だった内田正人前監督や井ノ口忠男前理事を切って生き残ろうとしているように…。どこも同じような人物の同じような組織は考えることもやることも同じようになるものらしい。『ひるおび』を終えたあと帰宅。原稿の校正やらイロイロ仕事したあと晩飯歌舞伎劇場は今日も三遊亭圓朝原作の『真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)』から「豊志賀の死」。いやあ面白かったですねえ。福助(富本節の師匠豊志賀)の熟女の深情けと嫉妬に溢れる演技も見事なら勘太郎(現勘九郎・弟子新吉)も素晴らしい。完全に父親勘三郎の血を引いてますね。御両人とも怪談話とはいえ落語の面白さも存分に表現して楽しませてくれました。何故歌舞伎人を開閉会式の演出に起用しなかったのでしょうねえ?演出や巨大プロジェクトに実績のある人は大勢いるのに…。

Blu-ray
モーツァルト:オペラ『ドン・ジョヴァンニ』
モーツァルト:オペラ『ドン・ジョヴァンニ』

8月4日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。3日経ってこの文章を書いていると暑かったのか涼しかったのか判然としない。ワン。涼しかったわけがないので暑いのにしておこう。ワンワン。某企業の某PR誌の原稿執筆。現代社会におけるスポーツの意義と将来の姿について。難しいテーマ。しかし自分自身のテーマでもあるので昼飯昼寝を挟んで400字×20枚ほどスラスラと書きあげる。推敲は明日の作業として晩飯オペラ劇場はドミンゴ指揮プラハ劇場のモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』。ドミンゴはサスガに歌手出身だけあってメロディの歌わせ方が上手いですね。

8月5日(日)
朝少々早く起きて黒兵衛と散歩。ワン。さっさっと切り上げる。ウウー。高校野球の開会式をビデオに録画してタクシーに乗ってヨメハンと厚木付近の寒川神社へ。3人目の孫のお宮参り。昔相模国の国造が創建した神社らしく記紀には載ってないが歴史のある神社とか。けっこう大勢の初宮参りの家族と一緒にご祈祷を受ける。待合室に流れていたビデオがチョイと右翼的かなと思って見ていると日本会議製作とあった。そういえば周囲には皇室との関係も。しかし現在の皇室(天皇陛下)はかなりリベラルなはずだが…。お宮参りを終えて次女の旦那の家で旦那の両親とともに鮨とビールで昼飯。お努めご苦労様でした。結構呑んでタクシーで帰宅。昨日書いた原稿を推敲して軽い夕食と明日のテレビの打ち合わせで早めにベッドへ。

DVD
『殴られる男』
『殴られる男』

8月6日(月)
朝早めに黒兵衛と散歩。原爆忌。八月は六日(むいか)九日(ここのか)十五日。ワン。この十七文字にすべてが表されてますね。ワンワン。TBSの迎えのクルマに乗って赤坂へ。『ひるおび!』生出演。元プロレスラーでキックボクサーで現ジャーナリストとしてボクシングを取材している片岡亮さんと一緒。元ライトフライ級世界チャンピオンで商社マンの木村悠さんも。御両人と控え室でイロイロ楽しくボクシングの話をしたあとスタジオでは山根ボクシング連盟会長批判。しかしこの人物のようなタイプは日本のスポーツ界にも多いのですよね。まるで893のような人物は大新聞社のトップとしてプロ野球を支配していたりもしています。かつては高野連にも天皇と呼ばれた人がいましたよね。ほら。あそこにも。ここにも。日本のスポーツ界には…という話は夕方からの『ニューズ・オプエド』で詳しく。ゲストは小林信也さん。2人で高校野球批判。今年のNHKの放送はヒドイですね。「今年はどんなヒーローが現れるか?」なんてかつて天皇と呼ばれた高野連の会長なら許さなかった表現ですよね。高校生をヒーロー扱いして今は良くなったの?それに開会式の自衛隊式行進がすっかり定着。小林さんによると中学レベルでも強いチームは自衛隊式の行進をするらしい。さすがに拳を握って振りあげたりせずに普通に両手を振ってる高校もあったけど何故笑顔で観客に手を振って歩いてはいけないのでしょうねえ?何故軍隊式の閲兵式行進でないといけないのでしょうねえ?高野連か朝日新聞の人に説明してほしいですねえ。小林さんとイロイロ高校野球やボクシングのことを話して番組を終えて帰宅。小林さんには安いギャラで出てもらっているのでハンフリー・ボガード主演のボクシング映画『殴られる男』のDVDをプレゼント。マフィアが世界チャンピオンをでっち上げる話。モデルは実在のボクサーでプロレスラーにもなったプリモ・カルネラ。原作はモハメド・アリの面白い著書もあるバッド・シュルバーグ。以前この映画について原稿を書いたときに某編集部からもらったDVDが2本あったのでよかった。番組を終えて帰宅。メシ&ふろ&サケ&明日のテレビの打ち合わせのあとネル。

DVD
『中村勘九郎平成中村座ニューヨーク公演「夏祭浪花鑑」完全密着』
『中村勘九郎平成中村座ニューヨーク公演「夏祭浪花鑑」完全密着』

8月7日(火)
今日も朝早めに黒兵衛と散歩。今年初めて?(つくつくぼうし)の声を聞く。迎えのクルマに乗って東京赤坂TBSへ。日本のボクシングを再興する会の鶴木良夫会長と元ライトフライ級世界チャンプの木村悠さんと御一緒。山根会長のような893(ヤクザ)まがいのスポーツ団体幹部や絶対権力を持つスポーツ会幹部というのは珍しくないという話も口にする。プロ野球界のW氏や高野連のS元会長や五輪組織のM会長…等々。日本のスポーツ界はホンマに改革できるのか?帰宅して少し休んで大船駅の喫茶室へ。角川書店のI氏と打ち合わせ。『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』でタイトルは決まり!再校用紙をドカッと渡されて表現等の重要訂正箇所を摺り合わせ。サァ最終校了作業開始です。晩飯は颱風情報を気にしながら歌舞伎劇場『夏祭浪花鑑』。舅による義父殺しの愁嘆場の後ろを楽車(だんじり)が通る。カルメンがドン・ホセに殺されるバックで闘牛場の大歓声が響くのと同じ劇的効果ですね。海老蔵は見得はカッコいいけど台詞がお父さんと同じでやっぱりチョット間延びするのかな。勉強して下さい。

DVD
『永遠のジャンゴ』
『永遠のジャンゴ』

8月8日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。ボクシング連盟山根会長の話題を取りあげながらソレはけっして山根会長独特のキャラや特殊性に根差すものではなく日本のスポーツ界とくに高校野球によくあるパワーハラスメントであることを話す。今年の開会式の入場行進で自衛隊式の行進が多くなったことや女子高校生がプラカードを持つこと(男子は野球&女子はプラカード?)や女子高校野球を甲子園でやらないことなどに誰も疑問を呈さないのはオカシイですよねえ。ラジオのあと大急ぎで黒兵衛と散歩。コラッ。蝉の死骸などで遊ぶんじゃない!ワン。迎えのクルマに乗って東京六本木テレビ朝日へ。『ワイドスクランブル第2部』生出演。正午からと言われていたボクシング連盟の山根会長の記者会見が30分遅れるとか。どういう形の辞任にするのか…話し合いが終わらないのか?自宅を出た気配もないという情報のなかでとりあえずスタジオに入ると突然記者会見が始まりビックリ。しかも質問ナシの声明発表のみ。「辞任する」と言われても何を辞任するのか(日本連盟の会長?理事は残る?正会員の立場は?)おまけに「東京オリンピックに出られなくても次がある」とはどーゆーこと?何やら隠語を用いた脅しめいた最後っ屁のようでもあり気弱な爺さんの強がりのようでもあり…こんな人物が組織のトップになってちゃいけませんね。おまけに出自学歴経歴等誰も知らないまま終身会長を名乗らせたことにこそ問題の元凶がありそうですねえ。クルマで帰宅する途中共同通信や産経新聞からこの件について電話。以上のような感想を述べる。翻訳本の最終校正作業のあと晩飯映画劇場は『永遠のジャンゴ』。史上最高のジャズ・ギタリストのジャンゴ・ラインハルトの生涯。ナチスの支配する社会のなかで流浪の民ロマ(ジプシー)として生まれたジャンゴの凄絶な人生。台詞以上に音楽が雄弁に物語る。素晴らしい映画でした。そういえば昔浅川マキさんの事務所でマキさんとジャンゴのレコードを聴いているとバックミュージシャンのギタリストのHNさんが「俺と同じ弾き方するヤツだねえ」と言ったのでマキさんが噴き出したとことがあった。たしかにHNさんのアコースティック・ギターの実力も素晴らしいものでした。明日の颱風はどうなるのかな?

8月9日(木)
今日はすべてのテレビ出演を断って自宅作業。しかし朝起きたらまず朝飯のあと黒兵衛と散歩。そこまで面倒見てやっている気持ちがわかるか?ワン。ほんまにわかってるか?ワンワン。それ以上言うとパワハラになるから言わないでおく。ワンワンワン。朝の散歩はドッグ・ファースト。ワン。台風は逸れたようで終日自宅作業。ふうううう。晩飯パンパシ水泳は辰巳の競技場。何故ここでオリンピックができないのか?まったく不可解。日本のメダルラッシュは素晴らしい。日大スポーツ部にまたもやパワハラ事件。そのときの責任者はアメフト部の騒動で動けなかった?しかしソロソロ運動部の推薦入学の学生がスポーツだけで大学には入れるシステムを改めるべきときにきているようですね。スポーツ推薦はイイけど東京医科大の入試点数操作は(これも酷いことですけど)いいわけ?東京医科大の不正入試操作と同じでスポーツ推薦枠なんて認めるべきではないですね。逆に入試はラクにして卒業を厳しくすべきなか。大学を卒業していない小生は自由に意見が言えますな。その意味ではジャーナリストは大学なんて卒業するべきではないですね。卒業して朝日新聞に入ったら高校野球の批判はできないし読売新聞に入ったら巨人や箱根駅伝の批判はできないし毎日新聞に入ったら都市対抗野球の批判はできませんからね。ボクシング問題アメフト問題日大問題…遡ってレスリング大相撲問題…等々一番問題のあるのは日本のジャーナリズムですね。寝よ。

BOOK
白井聡『国体論 菊と星条旗』(講談社現代新書)
白井聡『国体論 菊と星条旗』(講談社現代新書)
CD
『マーラー:交響曲第1番巨人』
『マーラー:交響曲第1番巨人』

8月10日(金)
朝早く起きて黒兵衛と散歩。朝から暑いなか急ぎ足。朝早くテレ朝からメールと電話でスタジオ入りをせかされたから仕方ない。日大チア部パワハラ問題と山根ボクシング前会長問題について。昨晩ベッドで白井聡『国体論』を読了。戦前の天皇に代わる戦後のアメリカの同定が見事。最近続出するアマスポーツのパワハラ問題も国の隅々まで浸透した天皇制と天皇制を待望する民衆によるものか?天皇にはもちろん責任はなくそれどころか最近の「おことば」では陛下のご意向を曲げる親米保守勢力を批判されてますよね。アマスポーツ問題も所詮は虎の威を借る狐たちの仕業か?虎はどこにいる?シャワーを浴びて迎えのタクシーに乗って東京六本木テレビ朝日へ。ところが盆休暇前の最後の営業日のためか羽横線も湾岸線も大渋滞。テレビ局到着に2時間もかかって番組は始まっているところへスタジオ入り。大学スポーツの徹底見直し(大学のスポーツ推薦枠は東京医科大の不正入試と同様では?)とかボクシングと反社勢力を引き離すために文科省やスポーツ庁のさらなる指導介入すべしとコメント。あっという間に番組を終えて局のクルマでお台場フジテレビへ。夕方のプライム・イブニングへの出演を懇願されたので仕事部屋を所望するとやくみつるさんがよく使っているという部屋を用意してくださったのでホワイティング『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』の最終校了に集中。赤青のボールペンに刀流を駆使して5時間近く連続格闘。全650頁あまりの約3分の1をやりきる。ふううう。『プライムイブニング』で日大チア監督のパワハラ事件について大学側のヒドイ対応を非難。アメフット事件で学生ファーストと宣言したのはアメフト部の問題だったというのは日大がスポーツに対する理解の浅さを示すもの。「スポーツ日大」を標榜するなら古代ギリシャと近代イギリスで生まれたスポーツが民主主義の反暴力の原理と強く結びついている(だからパワハラなどもってのほか!)という認識くらいは全学で共有してほしいですね。理事長さんはもちろん御存知でしょうが…。局のクルマで帰りも2時間くらいかかって大渋滞のなか帰宅。まぁコンビニでビールをロング缶2本買っておいたのでゆっくりマーラーの『巨人』を聴きながら帰宅(ムーティ指揮フィラデルフィア管。この演奏の4楽章のカンタービレは再校ですね。さすがイタリアーノ!)。メシ。フロ。サケ。ネル…で長い一日終了。

DVD
『桂枝雀 落語大全 第九集』
『桂枝雀 落語大全 第九集』

8月11日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。どーゆー意味か知らんけど今日は山の日。ワン。そー言えばボクシングの山根前会長が口にした「無冠の帝王」という言葉。元々新聞記者やジャーナリストを指す言葉だったって知らない人が多いようですね。とくにテレビ局の人たちが誰も知らなかったのはショック。ワンワン。まぁ最近の日本の新聞記者は政府の審議会委員になったり勲章もらったりいろんな賞を手にして冠をかぶって喜んでますからね。無冠の帝王じゃなくなりましたね。ワンワンワン。終日家に籠もって『ふたつのオリンピック』最終稿両作業。ふううう。あとは訳者あとがきだけ。と思ったらもう夜か。メシ。フロ。酒呑みながら歌舞伎の『船弁慶』を楽しむ。旧歌舞伎座のさよなら公演で弁慶は橋之助(現・芝翫)。なかなか堂々たる弁慶。彼は勧進帳の弁慶もやるんですよね。和事だけでなく荒事も見事。しかし勘三郎の二役(静御前&知盛の亡霊)はさらに見事。それこそ和事荒事喜劇悲劇なんでもござれ。こんな名役者は二度と現れないのでしょうか…。夏休みナシは毎年のことだからイイとしても本HPの更新に手をつけられないのが…とほほ。

8月12日(日)
朝ヨメハンと近くのコンビニまで散歩。焼酎を買いに行く。iichikoがなかったので神の河にする。まぁどっちでもエエか。黒兵衛はトレーナーさんに昨日からあずかってもらってシャンプーなどで綺麗になって還ってくるはず。散歩を終えると部屋に籠もって終日『ふたつのオリンピック』の訳者あとがきに挑む。書けん。困った。書くことは決まってるのにナカナカ上手く書けん。原稿というのは書けんときは書けん。こーゆーときはどーするか?選択肢はふたつ。ひとつは力業で書けん頭のなかをねじ伏せてでも書くか…書けるようになるのを待つか。後者を選んで本を読んだり音楽を聴いたり…また書き出したり…書けんまま晩飯はソフトボール世界戦決勝戦日本vsアメリカ。いやぁこれまでも本欄には書かなかったけど何試合か見て日本の強さはわかっていたけどアメリカも強いなぁ。しかし上野投手は凄いなあ。昼間カナダと決勝進出を賭けた試合で完投してアメリカ戦も延長戦を完投。しかし日本はいつまでも上野投手ひとりに頼っててはダメですね。ふうううう。見ていて疲れた。あ。結果は延長10回サヨナラ負け。イイ試合でした。

8月13日(月)
朝起きて昨日の夕方トレーナーさんの家から帰ってきた黒兵衛と散歩、やっぱりおまえがいないと調子が出ない。ワン。おまえがいなかったから原稿が書けなかったのか?ワンワン。散歩のあと部屋に籠もって原稿書き。呻吟苦吟こねくりまわしてもエエもんが書けん。ふううう。あっという間に午後3時になって東海道線で東京浜松町へ。芝公園のAVATTA STUDIOまで歩いて『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは教育評論家で柔道家の溝口紀子さん。子供連れで初めて甲子園へ高校野球を見に行き興奮した経験を話してくれる。改善しなければならない点は山ほどあるけど夏の甲子園が誰も彼も興奮させる魔力を持ってることは確かですね。そこがコワいのですが…。視聴者の多くから溝口さんが小生に絞め技をかけるのを期待する声が届く。柔道の技の解説でそーゆーことをやってみよーとゆーことを以前言ったか言わなかったか…(^_^;)。9月の世界柔道の解説で登場してもらうときにでもスタッフの若い衆相手にやってもらうことで逃げ切る(ホッ)。番組を終えて帰宅すると盆休みで次女が孫3人を引き連れ来宅していた。みんなで夕食のあと小2と小3の孫の夏休みの作文を添削してやる。こーゆー時は本気で直す。昔長女の作文を添削したら神奈川県知事賞をもらってきた。孫の2人も本気で鍛える。何度も書き直し。ひとりはギヴアップで完成を明日に持ち越し。まぁ原稿を書くときにはよくあることですね。今日は大船でも東京でも真っ黒の不気味な雲に覆われたけど豪雨の時は屋根の下。外に出た時は雨は止んでまったく襲われず。日頃の真面目な生活のおかげですかな…(^^;)

BOOK
川淵三郎『黙ってられるか』(新潮新書)
川淵三郎『黙ってられるか』(新潮新書)

8月14日(火)
朝起きて孫二人を引き連れて黒兵衛と散歩。暑いけど子供は元気。ワン。黒兵衛は真っ黒だから真夏の陽射しに暑そう。クンクン。帰って水風呂のあと迎えのクルマに乗って東京赤坂TBSへ。『ひるおび』生出演。山根前ボクシング連盟会長は何故「出世」できたのか?それはやっぱり「蛇の道は蛇」ですよね。しかしボクシングはプロの世界だけでイイかな?それを言い出したらサッカーはWで十分だしテニスはウィンブルドンなど四大大会で…バドミントンはトマス杯とユーバー杯で…卓球も…柔道も…となってオリンピックは縮小すべきかも。そー言えば川淵三郎氏から送られてきた新刊『黙ってられるか』(新潮新書)にかつての天敵渡邉恒雄氏との特別対談が掲載されていた。そこでオリンピックの開会式は簡素に!と二人で訴えていたのには賛成だがマスメディアがスポーツを主催したりチームを所有したりすることの是非が語られてないのはイケマセンね。高円宮妃久子殿下の仲立ちらしいけどこれは一種のボス交か?テレビのあと帰宅して『ふたつのオリンピック』の訳者あとがきの原稿書き…しかし…やっぱり…書けん。しゃーないなあ…明日締め切りの連載原稿を先にや書く。ふううう。晩飯は孫3人と娘ひとりと合計6人でワイワイガヤガヤオギャーオギャー。ま。こーゆーウルサイのが家族というもなんでしょうねえ。ガキどもが寝たあと風呂。焼酎呑みながらティーレマン指揮ウィーン国立歌劇場のフンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』。なかなか面白い演出。しかし原稿のことが頭から消えずベッドへ。明日は完成させねば…と思いながら仕事部屋のパソコンの電源を切ろうとしたら『ふたつのオリンピック』の表紙がメールで送られてきている。なかなか面白い。さあ完成目前。がんばらねば。とりあえず寝よ。

8月15日(水)
終戦記念日。朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。高校野球批判第4弾(かな?)マスコミが主催することによってジャーナリズム(言論)の自由が封殺されていることについて話す。ジャーナリズムを発揮すべき巨大メディアがスポーツだけでなく何かのイベントを開催するのはよくないのですよね。せめてローカル・メディアは許されるでしょうが全国メディアがそれをすると大政翼賛に…いやスポーツ翼賛文化翼賛になっちゃいますよね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。終戦記念日という言葉は悪くないですね。ワン。事実は完膚なきまでの敗戦だったけど終戦という言葉には戦争は終わりという意味合いが強いですからね。ワンワン。水風呂に入ったと『ふたつのオリンピック』の訳者あとがきを書き出すが今日も書けん。呻吟苦吟。書けんモノは書けんと自分で居直っても書けん。あれも書きたいこれも書きいたい…まるで素人ではないか。最後のマトメが見えてこない。まるでアマチュアではないか。ともかく我ながら面白くないとしか思えない原稿ヲ400字詰め原稿用紙15枚ほど書いて昼飯。天皇陛下の終戦のおことばをテレビで聞く。祈り願う元首の存在は大きいですね。安倍首相は天皇よりもアメリカのほうが大事なんですね。少し昼寝して朝書いた原稿を読み直すが面白くない。困った。とりあえず連載コラムを先に書きあげることにする。火曜日には入稿と言っていたのに角川書店のIさんスイマセン。夕方になると東京駅までピカチューを求めてJRラリーに参加していた孫どもが帰ってくる。せっかく孫が帰ってきたというのに原稿書けずにしかめっ面ばかりしていてはイケマセンねえ。

MOVIE
『ミラノスカラ座魅惑の神殿』
『ミラノスカラ座魅惑の神殿』
CD
『海のOh,Yeah!!』
『海のOh,Yeah!!』

8月16日(木)
午前5時にトイレに立ったとき『ふたつのオリンピック』訳者あとがきの原稿の落としどころがピカッ!と閃く!まさに頭のなかに閃光が光った!ヨシッこれでいこう…と書きはじめてスラスラスラスラとペンを走らす…というのはウソでカチャカチャカチャカチャとパソコンのキイボードを打つ。ふううううう。3時間後に軽く朝飯。黒兵衛と散歩に出て気分を変えて帰宅して原稿を読み直してヨシッ!悪くない。続きをカチャカチャカチャカチャ…で昼飯前に完成!ヤッホー!これで去年の秋から続いた翻訳作業は99%完了!あとは今日書いた原稿を送って校正をするだけ。やったぜベイビー(古いなあ…(^^;))

8月16日(木)つづき
孫たちは東京タワーにあるワンピースのイベントへ。俺はひとりで昨日の残り物の鮨で昼飯。昨日書いた連載原稿を送って『ふたつのオリンピック』に掲載する訳者略歴を書いて送ったら角川の編集者のIクンから「昨日子供が生まれました」との返事。おめでとう!たいへんな時に原稿が遅れてごめん(m_m)。夕方からビールを飲み始めてDVD『ミラノ・スカラ座魅惑の殿堂』を見る。なかなか面白いドキュメンタリーでスカラ座の歴史はわかったけどオペラの昔の舞台の映像がもっと多くても…カラスの映像がないのは仕方ないにしてもテバルディやモナコの映像もないのかな?日本公演のほうが残ってますね。佐々忠氏の名前が出てきたのに驚く。喧嘩した昔が懐かしい。夜になって孫のガキどもが帰宅。東京タワーのワンピースのイベントは2度目。1度目が面白かったので再度足を運んでも満足だったとか。ワイワイガヤガヤ晩飯食ってガキどもは風呂入って寝たので仕事が一段落した吾輩もゆっくりと風呂へ。出てきてオペラを見ようか歌舞伎を見ようか…と思いながら数日前に録画したサザン・オールスターズのデビュー40周年記念コンサートを見る。途中桑田佳祐やメンバーのインタヴューも交えたNHK『クローズアップ現代』の録画。歌の歌詞もバックダンサーもパロディ丸出しのなかで音楽だけはオリジナル。上手いものです。40年前に小学館の『GORO』の音楽担当編集者が「この音楽どう思う?」と言いながら『勝手にシンドバッド』を聴かせてくれたのを思い出す。「はっはっは。面白いやン。調子エエからウケルんとちゃう?」と感想を言うと「こんな音楽をウケルと言ったのは君だけだ」と言われた。俺の予言のほうがあたったよねNサン!彼はのちに飛鳥出版に移って小生の著書『「大相撲八百長批判」を嗤うー幼稚な正義が伝統を破壊する』を出版してくれました。40年のウチにはイロイロありますね。

CD
『PASSION MINA IN N.Y. Live, Original recording 』
『PASSION MINA IN N.Y. Live, Original recording 』
Blu-ray
『マリア・カラス伝説の東京コンサート』
『マリア・カラス伝説の東京コンサート』
DVD
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』

8月17日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。孫どもは昨日のワンピース疲れか参加せず。ワン。風があって気持ちがいいなかを散歩。これが関東の夏ですね。関西から引っ越してきた約40年前は関東の夏を一日たりとも暑いと思ったことがなかった。それくらい涼しく感じた。ワン?ほんまやぞ。信じろ。ワンワン。ところが今年の猛暑にはマイッタ。しかし暑さ寒さも一週間かな。昨日で翻訳が片付いたので雑用の一日。本の整理をやらなければ…と思いながら手につかずマズは手紙やらメールやらの整理。それに雑誌原稿の校正。夕方からビール呑みながら孫とトランプ。ババ抜き・ジジ抜き・七並べ・神経衰弱。神経衰弱に集中できない自分にイライラ。誤魔化そうとする孫にイライラ。自分の子供ならひっぱたいてやるところだがそーもいかずマァエエか。みんなで晩飯食って酒呑みながらパヴァロッティが『アイーダ』のラダメスを初めて歌ったときの舞台の凱旋行進の場面を見たり(サンフランシスコ歌劇場・アイーダはマーガレット・プライス)マリア・カラスとジュゼッペ・ディ・ステファノの1974年東京ラストコンサートを見たりして久しぶりに精神的プレッシャーから解放された一日。カラスのDVDにはコンサート時のパンフレットの復刻版がオマケについてたけど誤植まで復刻されていて思わず笑ってしまった(NHKホールが一箇所HHKホールになっていた)。春に行われるはずの世紀のコンサートがが秋に延期されたりもしてスタッフも慌てたのかな(笑)。あと2〜3日くらいゆっくりするか。

8月18日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。爽やか。涼しい。秋の空。秋の風。ワンワン。仕事に区切りがついたところで猛暑が消える。もっと早く涼しくなったら原稿も早く書けたのに…というのはウソでしょうね。ワン。朝少し資料の整理などしたあと家族みんなで『鮨処もり山』へ昼飯。孫3人+ヨメハン+次女+次女の旦那と長男も合流。長女は寝過ごしたとかで欠席。シャーナイナァ。昼飯とはいえ鮨だけ食うわけにも行かないのでビールを所望。鮨も肴もビールも美味い。ワイワイガヤガヤ満足して次女家族は自分たちの自宅へ帰宅。俺と長男とヨメハンは帰宅して呑み直しビール+日本酒+焼酎&音楽ビデオ連続鑑賞。桑田とサザン&ワーグナー『神々の黄昏』+『ザッツ・エンターテインメント』+メル・ブルックス『珍説世界史』よりミュージカル宗教裁判+『プロデューサーズ』+ビートルズとっかえひっかえ+青江三奈ニューヨーク・ライヴ+幸四郎と吉右衛門の『勧進帳』+ロッシーニ『アルジェのイタリア女』+マリア・カラスと五月みどりのプッチーニ『わたしのお父さん』…ナドナドごっちゃごちゃに見まくって聴きまくって呑みまくってダウン。長男は帰っていって風呂入って寝る。マァこんな一日があってもよろしおすやろ。ニャン。

CD
『バーンスタイン交響曲全集』
『バーンスタイン交響曲全集』
BOOK
安田浩一『右翼の戦後史』(講談社現代新書)
安田浩一『右翼の戦後史』(講談社現代新書)
CD
『ARETHA アレサ』
『ARETHA アレサ』
DVD
『ブルース・ブラザース』
『ブルース・ブラザース』
BOOK
ジェラルド・ガーニー他『アメリカ大学スポーツ 腐敗の構図と改革への道』(玉川大学出版部)
ジェラルド・ガーニー他『アメリカ大学スポーツ 腐敗の構図と改革への道』(玉川大学出版部)

8月19日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。何日か前アレサ・フランクリンが亡くなったことを知る。スゴイ歌手でしたよね。ワン。なかでも『ブルース・ブラザース』での歌唱は最高でしたね。ワンワン。小生の好きな日本人以外の女性歌手はアレサの他にベット・ミドラー&バーブラ・ストライザンドかな。古い人ではミルドレッド・ベイリーなんて好きですね。あとジャニス・ジョプリン。ワンワン。今日は終日ポッケーとしながらパソコンのなかの整理。これがたいへんでポッケーとできない。まいったな。夕方から大船の本屋へ。頼んでいた本が来たので取りに行く。『アメリカの大学スポーツ 腐敗の構造と改革への道』(玉川大学出版部)。うわっ。4200円もした。日本版NCAAが話題になる昨今の必読書だと思って買いました。ヨメハンと晩飯にイタリアン食って帰宅。フロ&ネル。最近のベッドでの読書は安田浩一『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)。これはなかなか勉強になる面白い本です。

8月20日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。ここ3日間ほど夜寝るときにエアコンつけず。十分涼しい。今日から暑くなるとの予報も曇り空でそれほど暑くなく快適。ワン。帰宅しても水風呂に入らず。いろいろ翻訳作業の資料の後片付けなどの仕事をしたあと夕方近くから東京へ。浜松町から歩いて芝公園のAVATTA STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは青島健太さん。日大アメフト部の新監督選任の話などをあれこれ話してもらうがヤッパリ野球の話が面白い。杉下茂・牛島和彦のフォークボールの違いの話から高校野球の話まであれこれ思い切り話してもらって番組終了。天気予報では雨だったが降らず。持って出たからにゃあ降ってもらわな(桂枝雀の自由川柳)とは言わないが何やら拍子抜け。東京駅から東海道線に乗ると辻堂あたりで人身事故とかで横浜でストップ。急遽横須賀線に乗り換えて満員電車で大船へ。ところがタクシー乗り場に人がいっぱい大行列。仕方ないので仰角40度はあるかと思えるほどの坂道を汗だくになって20分程歩いて我が家へ。すぐに風呂。アジア大会水泳見ながらメシ&ネル。疲れた。そう言えば今日は東京へ出るときの電車も京葉線で人身事故との報告があった。報道もされない人身事故。自殺か?多分そうだろう。自殺者の多い社会はけっして幸せな社会とは言えないですよね。ブラック社会?寝よ。死は眠りに過ぎぬとハムレットは言ってたなぁ。

DVD
ワーグナー楽劇『トリスタンとイゾルデ』
ワーグナー楽劇『トリスタンとイゾルデ』

8月21日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。ちょいと暑さがぶり返したか?ワン。散歩のあとで水風呂と水シャワーが心地良い。さあ気合いを入れて仕事と思って北國新聞の連載原稿を書き出す。ところが昼飯前にパソコンがフリーズ。ウンともスンとも動かなくなる。マイッタナ。とりあえず電源を抜いて放置して昼飯。しかしパソコンは直らず。画面はブラックアウト。電源は内蔵電池が働いてるまま。こういう状態に陥ることは3度目。1度目は戸塚のヤマダ電機までパソコンを持参して内蔵電池を取りだしてもらって再起動して直してもらった。2度目は一晩放置して内蔵電池の充電状態をゼロにして再起動に成功。さてどーするか。新聞社に電話で原稿が一日遅れることを謝ってAC電源を切って放置。これは高校野球の決勝を見ろということかなと思ってテレビの前へ。アマチュア野球(金足農高)がプロ野球(大阪桐蔭)に負けている。予想通り。こんな高校生虐待イベントに大人(の監督やメディア)が馬鹿騒ぎしてはイケマセンね。明日の仕事を今日片付けるるために東京へ。まず歌舞伎座で9月公演(吉右衛門の俊寛)のチケットを買って山野楽器でパッパーノ指揮バーンスタイン交響曲全集を買う。そこでチョイとDVDコーナーを見ると何と何と何と!バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団&合唱団のアノ大名演の(CDでは持っている)ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』のコンサート形式ライヴの映像が売ってあった。大発見!キャストはイゾルデがヒルデガルト・べーレンス。トリスタンがピーター・ホフマン。ブランゲーネがイヴォンヌ・ミントン。マルケ王がハンス・ゾーティン。クルヴェナールがベルント・ヴァイクル。これはあらゆる賞を総ナメにした1981年の名録音。それが今頃DVDに!オマケに日本語字幕つき。夢かうつつかと興奮して購入したあとテレビ朝日へ。ネットTVの『津田大介の日本にプラス』の録画出演。昨今のスポーツ界の不祥事続きについてすべては輸入文化であるスポーツに対する無知から生じたことを説明。日本人はバレーボールやサッカーという言葉の意味も知らずスポーツが民主主義社会から生まれたことも知らずに体育として身体鍛錬だけしてきたのですからね…とかイロイロ話して局のクルマで帰宅。早速晩飯食べながらバーンスタイン指揮『トリスタンとイゾルデ』を見る。そして聴く。凄い前奏曲!めっちゃめちゃ遅いテンポ。素晴らしい緊張感!バーンスタインの指揮する姿が凄い!大感激。チョイと飛ばして1幕のフィナーレ&2幕の二重唱&三幕のイゾルデの愛の死…を見る。そして聴く。いやあ大興奮!こんな凄い指揮者の映像は他にない!大感激!大興奮!まいったなあ…。寝る前に仕事部屋に入るとパソコンが直っていた。これもバーンスタインとワーグナーのおかげですね。

8月22日(水)
朝5時に起床。元に戻ったパソコンで北國新聞の連載原稿1本仕上げてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』出演。あらゆるメディアが批判精神を忘れて金足農高の健闘を讃えていることを大批判。この馬鹿騒ぎは誰かが人柱になるまで続くのか?夏目漱石は夏の暑さでみんなおかしくなること(日露戦争に万歳万歳と騒ぐこと)を批判して『趣味の遺伝』という短編の冒頭にこう書いた。「陽気のせいで神も気違いになる」。ま。神も狂う季節なのだから人間も変になるのだろうが朝日新聞の旗を振ることだけは止めましょう。主人公は高校生で朝日新聞社ではないのですから。箱根駅伝で読売新聞社の旗を振るのもみっともないですね。朝日も読売もスポーツを自社の宣伝に利用するのはやめましょう。スポーツは国民の共有の文化財なのですから。新聞社や企業はそれをサポートしているのですから出しゃばるな!!ラジオのあと黒兵衛と散歩。ワン。なぁ新聞社はスポーツの世界に出しゃばるなよな。ワンワン。人柱が生じたときは責任取れよな。ワンワンワン。散歩のあと東京へ。某政治家の後援をしている企業人約8人と昼食会。スポーツの話をイロイロさせていただく。帰宅後原稿の校正やら資料の整理やら雑務イロイロ。昨年秋からの翻訳の仕事が一段落。少しは休みたいかな。いや。休むほうが仕事をするより疲れるかな。晩飯はアジア大会水泳やらイロイロ見ながら。風呂のあと焼酎呑みながら昨日買ったDVDバーンスタイン指揮バイエルン放送響のワーグナー『トリスタンとイゾルデ』第一幕。完全視聴。凄い!昨日も書いたけどこの演奏この歌唱この緊張感は奇蹟ですね。

8月23日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。猛暑がぶり返してきたかな。ワン。颱風は関東まで影響があるのかな?ワン?久しぶりに散歩のあとの水風呂が気持ちイイ。終日デスクワーク。ホワイティングの翻訳書『ふたつのオリンピック』の訳者あとがきの校正を終わらせて全作業を終了。半年かけた作業も千穐楽を迎えた…とはいえさほどの感慨もないまま土曜日の名古屋でのオペラ講座フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』のレジュメを作ったりしてあっという間に晩飯の時間。アジア大会の水泳や体操を見ながら酒呑んでメシ食ったあと風呂入って明日のテレビ出演の打ち合わせのあとベッドへ。チョット風が強まってきたかな。眠りにつく前に安田浩一『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)読了。なかなか興味深い本でした。民族派として沖縄の基地や日米地位協定に反対している少数派の右翼やネトウヨと一緒になってヘイトスピーチを繰り返す多数派の「右翼」。なるほど現在我々は「社会の極右化」で「右翼の大海原」のなかに生きてるんですね。〈差別や偏見を煽る日本の「極右化」は加速度を増している。いや底が抜けている。差別デモに参加する地方議員がいる。応援に駆けつける国会議員がいる。差別発言を繰り返す議員がいる。ネトウヨが主催する集会で講演する議員もいる。外国人を「ウジゴキブリ」とネットに書き込む神社の宮司が書いた本に推薦の言葉を寄せたのは安倍晋三首相だった〉〈「偽りを述べる者が愛国者とたたえられ真実を語る者が売国奴とののしられた世の中を私は経験してきた」そんな言葉を残したのは16年前に亡くなった三笠宮崇仁親王だった〉殿下の言葉は従軍された日中戦争時代のもの。いや現代社会に対する感想なのかも?

CD
『はしだのりひことシューベルツ:さよならリサイタル1』
『はしだのりひことシューベルツ:さよならリサイタル1』

8月24日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。猛残暑。ワン。黒い犬は光を吸収して黒く見えるのだから熱も吸収しているはず。さぞかし暑かろう。ワンワン。しかもアスファルトに近いところを歩いているから陽向(ひなた)は堪えるよね。ワンワンワン。早よ帰って水風呂&水シャワー。迎えのクルマに乗ってテレビ朝日へ。『ワイドスクランブル第2部』生出演。ボクシング連盟が第三者委員会を立ちあげたことについて。弁護士に混じって元刑事が加わってるのは明らかにマルボウ対策でしょうね。反社集団対策。加えて強面対策かな。世界連盟と反社の関係などイロイロ話したかったけど西日本豪雨で時間が短くなって何も話せずオシマイ。ま。テレビにはこーゆーときもありますね。フジテレビ『グッディ!』でバスケットボール問題を話す予定だったのも颱風関連のニュースで中止。ま。仕方ないですね。帰宅後明日のオペラ講座のレジュメをつくってフンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』を再勉強。ホント。この綺麗な音楽にはワーグナーの影響が山ほどありますね。晩飯後は『ふたつのオリンピック』訳者あとがきの最終校正。はしだのりひこの『風』の歌詞を使えないのは残念。よし。英語で誤魔化せ。The answer,my friend,is blowin'in the wid.あ。作詞の北山修さんはボブ・ディランをヒントにしたのかな?

Blu-ray
フンパーディンク:オペラ『ヘンゼルとグレーテル』
フンパーディンク:オペラ『ヘンゼルとグレーテル』
DVD
フンパーディンク:オペラ『ヘンゼルとグレーテル』
フンパーディンク:オペラ『ヘンゼルとグレーテル』

8月25日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。残暑。暑い。ワン。2年後はパラリンピックも酷暑かな。ワンワン。水風呂のあと準備して東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』とワーグナーの関係を解説。フンパーディンクはワーグナーの『パルジファル』初演をバイロイトで手伝っていたんですよね。ワーグナーの永劫回帰無限旋律の影響を最もよく受けたのがR・シュトラウスが初演を指揮したグリム童話のオペラだったというのは皮肉か?ワーグナーの影響ということで最後に『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲を聴いてもらうけどバーンスタインの指揮はそれまでのティーレマン指揮ウィーン歌劇場の素晴らしい『ヘンゼル』の舞台を10数分でぶっ飛ばす(すべて忘れさせる)くらいの強烈さ。いやはやバーンスタインという指揮者は別格の音楽家でしたね。新幹線でビールを飲みながら帰宅。YuTubeでオペラのエンスを探しているとレゴ・オペラというのが出てきてレゴの人形がレゴで作られたセットで『魔笛』や『ヘンゼルとグレーテル』だけでなく『ニーベルンクの指環』なんてのもやってる。思わず笑った。レゴ・ジャパンもレゴで勧進帳や鏡獅子くらいやりなさいよ。長女が突然帰ってくるというので大船駅で待ち合わせて帰宅。元気だけど酒が飲めなくなったとか。つまらんなあ。

8月26日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。残暑。熱暑。酷暑。惨暑。ワンワンワン。終日デスクワーク。翻訳残務処理。定価2400円。600頁以上の本がどれほど売れるか?『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』角川書店。9月20日発売です。皆さんよろしく!晩飯中に『ダーウィンがゆく』で木の上で生活する小さくけったいなアリクイのドキュメンタリーを見たあと風呂。風呂から出てきて高麗屋三代襲名披露の口上と勧進帳。正月に歌舞伎座でナマで見たときは1月下旬。今日の放送録画収録は多分上旬だったのか染五郎の義経も幸四郎の弁慶もナマで見たときのほうがずっと上手かった。ただしナマでは弁慶が山伏問答の九字真言答えるときに「右の大指で四縱を書き後に五横を書く」と言いながら幸四郎が横を先に書き縦を後にするというミスを発見(したように私には見えた)。アレはやっぱり俺の見間違えだったのかなあ?放送では間違えてませんでした(当たり前か(>_<))。幸四郎は舞は立派ですけど台詞はまだまだコレからですね(^o^)。でも幸四郎も染五郎も将来が楽しみ。とくに染五郎のインタヴューに対する答えは見事でしたね。見事すぎて怖いくらいでした。将来の弁慶に期待です。

8月27日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『ふたつのオリンピック』翻訳の訳者あとがきで角川の編集者のIクンとイロイロ電話連絡。やっぱり歌詞の引用はカネがかかるか…誤魔化してもアカンか…JASRACは五月蠅いなあ。まあ。歌詞の使用は止めることで合意。昼から東海道線で品川へ。タクシーでお台場フジテレビへ。『グッディ!』生出演。女子体操コーチの暴力問題について。はっきり言って体操協会の調査と発表が下手ですね。もっと選手のことをイチバン(プレイヤーズ・ファースト)に考えた対応をしなければ。それに誰もがスポーツのことを「知らない」ということから勉強し直さないとダメですね。体操組織の上に立つ人やコーチがコーチという意味を知らないようでは話になりませんからね。番組を終えて帰宅。イロイロ仕事したあと晩飯アジア大会いろいろ楽しんだあと風呂。そのあとウィスキー&オペラ。バーンスタイン指揮『トリスタンとイゾルデ』第2幕後半。ハンス・ゾーティンのマルケ王も悪くないですがここはやっぱりハンス・ホッターで聴きたいところですね。ちょっと古いけど。しかしバーンスタインの指揮は凄いですねえ。この映像は(ちょっと大袈裟に言いますけど)人類の宝ですね。少なくとも(クラシック)音楽ファンやワーグナー・ファンには至宝の映像ですね。

BOOK
津田左右吉『古事記及び日本書紀の研究』(毎日ワンズ新書)
津田左右吉『古事記及び日本書紀の研究』(毎日ワンズ新書)

8月28日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。蒸し暑さが少々ぶり返してルーティンの心地よさは消える。ワン。翻訳作業も一段落で今日は久しぶりに「無原稿日」にするか。ワンワン。と思っていたけどそうは問屋が卸してはくれずホームページの更新のための原稿をまとめる。これが意外と時間がかかる。常日頃からこつこつと書いてれば何のことはない作業だがこつこつというヤツが小生はいちばん苦手。ナンデモカンデモぶわーっと一気にヤルのを信条としているけどコレが意外と時間がかかって自分に腹が立つ。昼飯を挟んで夕方になってようやく完成。そこへアメリカのホワイティングさんからAcknowledgement(謝意を表す短文)が送られてくる。編集者の角川書店のIクンによると本の目次につづく本文の冒頭に掲載されるとのことで「ですます調」でちょいちょいと翻訳。そこへナンヤラカンヤラ電話の嵐。体操協会について明日宮川選手が記者会見をするというので伝播メディアからイロイロ。しかし明日は高校時代から一度観てみたいと思っていた芝居のチケットを手に入れていたので基本的にお断り。半年がかりの翻訳が完成した自分への御褒美の日ですからね。それがJ.P.サルトルの『出口なし』というのはちょっとハードだけど若い時に読んで感激した戯曲のナマ舞台を初めて見るので明日は休業。夜は酒&バーンスタイン指揮『トリスタン&イゾルデ』第三幕。べーレンスによるイゾルデの愛の死。嗚呼凄絶なまでの無限旋律!!風呂に入って無限の幽玄の世界から有限の世界に戻りアジア大会で現実世界に帰り津田左右吉の『古事記と日本書紀の研究』を読みながらベッドへ。

BOOK
『世界文学全集〈第64〉サルトル (1968年)壁・エロストラート・水いらず・出口なし・恭しき娼婦・狂気と天才・アルトナの幽閉者・トロイアの女たち』(筑摩書房)
『世界文学全集〈第64〉サルトル (1968年)壁・エロストラート・水いらず・出口なし・恭しき娼婦・狂気と天才・アルトナの幽閉者・トロイアの女たち』(筑摩書房)

8月29日(水)
朝起きて黒兵衛と散歩。ワン。さぁ1週間くらいかけて部屋の整理のあと翻訳の次は自分の本の書き下ろしに取りかからねば。ワンワン。そのまえに潮位と休息。で昼から湘南新宿ラインで新宿へ。地下鉄で初台のオペラシティ小劇場へ。シスカンパニーの舞台J.P.サルトルぼ『出口なし』を感激。訳ありで死んだり殺されたりした男女3人がホテルの一室のような地獄に堕ちて会話を始める。男は徴兵を拒否して銃殺されたジャーナリスト。女は恋人の女とガス心中した同性愛者の中年女と嬰児殺しのあと肺炎で死んだ恋多き若い女。うんんんんんん。段田安則も大竹しのぶも多部未華子も芝居は上手くて台詞を聞いてるだけで飽きないけれど…現代日本社会で上演する意味が正直言ってわからなかった。どれだけ会話を重ねても話が通じないなかで「本当の地獄は他人の存在」というワケなんだろうけどそれだけのことなの?高校生のときに新潮世界文学全集で読んで興奮したのが何故興奮したのかサッパリわからなかった。400席あまりの座席は満員。約1か月間の1日2回公演はほぼ売り切れだとか。教養度の高い人が多いことは悲しむことではないのだろうけど歳取った小生は歌舞伎座で幸四郎や染五郎を観るほうがイイようだ。段田安則さんは映画『東京原発』の演技が好きです。多部未華子さんは何年か前に宮本亜門の演出で観た『サロメ』がよかったですね。舞台を見終わって新宿某所でバスケットボール関係者と面会。インドネシアでの事件の処理を現指導部が過ってるばかりかBリーグの実態に危機が迫ってるとか。説明はよく理解できたけど現体制とどう折り合いをつけるか…いや折り合いではなく…どう禅譲するべきか?そうなったあとは今以上の運営ができるのか?難しい芝居を観たあとの難しい問題に少々疲れて帰宅後は明日のテレビをすべて断る(申し訳ありません…御容赦)。さあ。とにかく少し休まねば。風呂のあと4×400リレーは日本が速いなあ…と思いながらネル。

8月30日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。なかなか夏は終わりませんね。ワン。東北や北関東は豪雨。西日本にも豪雨。それに東京横浜は地域によってゲリラ豪雨。ところが小生の暮らしてる南神奈川は雨が降らん。降っても1フラン程度って意味不明ですね。ワンワン。終日コンピューター内のデータの片付け。部屋の片付け。スポーツ界は相変わらず問題だらけ。メディアはワイドショーなどで面白おかしく取りあげるけどメディア自身の責任も感じてほしいですナァ。女子レスリングの至学館問題と女子体操の朝日生命クラブ問題は同質の構造。そのルーツはプロ野球の(かつての)読売巨人軍の存在のようなモノですからね。それにアマチュア・スポーツという表現はやめた方がイイですね。IOCや高野連を筆頭に「アマチュア」スポーツがいちばん儲かっていてそれで食ってる人も多いのですからね。メディアも同罪だけどもっときちんと儲かる組織に(そして儲けを有効に使うように)しましょうというのがスポーツ界の正しいあり方でしょうね。終日整理整頓片付けと格闘して何も進まず。夜は毎日放送でお世話になったIクンと『鮨処もり山』で会食。秋刀魚の刺身が美味い!帰宅してアジア大会リレーなどを観ておやすみなさい。マイルリレーと女子のリレーはこれから伸ばせるかな?

8月31日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日も終日部屋の整理。ワン。半年がかりの翻訳作業の後始末。ワンワン。と思ったらフジテレビから電話。昨日のテレビ出演は全部断ったけどそのとき金曜日なら…と言ったので断れず。という以上に表舞台で話す必要もありますからね。体操問題も含めてボクシングも女子レスリングも柔道もかつての水泳も…そしてプロ野球も高校野球も日本のスポーツの問題はすべて構造的欠陥ですからね。その片棒を担いでいるマスメディアで少しでも構造問題に触れないとイケマセンからね。それを喋れるか否かというのはほとんどディレクターやプロデューサーやキャスターの(新聞や雑誌の場合は編集者や編集長の)理解とヤル気の問題ですからね…というわけで部屋の片付けは午後チョットで切り上げて夕方から東海道線で品川へ。タクシーでお台場フジテレビへ。プライムニュース・イブニング出演。体操の塚原夫妻が宮川さんとの会話の録音の一部を提供したことについて反町キャスターの質問に答えてメディアも利用されていること。これは体操協会の構造的問題(副会長と強化本部長が朝日生命体操クラブを運営していること。Jリーグのチェアマンになった人物はクラブ経営から手を引くのが当たり前)であることを話す。出番が終了して退席するとき反町さんに「Jリーグを例に出すより読売巨人軍がプロ野球界を動かしていることを話した方がわかりやすかったですねえ」というと反町さんハッハッハッと大笑い。わかり合える人を増やしていかねば。しかしあの録音テープを聴いても十分パワハラですよね。そこがわからん女帝の悲しさですね。局のクルマで帰宅中にいろいろ電話。クルマのなかで既にビールを飲み始めていていまさらUターンは不可能。申し訳ないけど失礼して帰宅。メシ&フロ&女子サッカー中国戦観ながらウトウト。後半途中でベッドへ。寝てしまう。翌日の新聞を見て後悔。試合終了直前に決勝ゴールを決めたのか!なでしこの皆さんスイマセン。

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