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2003年 11月12月

BOOK
三島由紀夫『豊饒の海第五巻天人五衰』(新潮文庫)
三島由紀夫『豊饒の海第五巻天人五衰』(新潮文庫)
太宰治『津軽』(新潮文庫)
太宰治『津軽』(新潮文庫)

6月1日(土)
朝ちょっと早く起きて『天人五衰』読み始める。それにしても『暁の寺』は強烈な物語でした。作家の悪意と愛惜に満ちた豊満中年女性の肉体描写や骨と皮だけのインテリ男性の性描写もなかなかに凄かったけど最後はレズビアンとベナレスの火葬を思わせる別荘の大火事ですからね。読み終わってすぐに読み返したくなった小説というのは久しぶりです。だから『天人五衰』をすぐに読み始めたけど作家の老人描写に驚嘆。《最も認めたくない真実と最も顔をつきあわせて暮らさなければならぬものが老年》…川崎で通学中の小学生と保護者相手に積年のコンプレックスを爆発させた犯人は51歳で老年を迎えてしまったのか。天才作家も45歳で老境に達したのか?自分勝手な自分と社会を客観視できない51歳と天才作家を同一視することはできないけどドキッとする一文ではありますね。ちょっと早くベッドから出てちょっと早く黒兵衛との散歩を済ませてヨメハンと神奈川中部の町まで遠出。孫の小学校の運動会を見に行く。子供の運動会(特に幼稚園児の大会)はオリンピックや世界選手権よりも絶対に面白いスポーツイベントですよね。旦那の両親も一緒に孫の大玉転がしや全員興奮のリレーを楽しむ。この公立小学校は昼ご飯を親と一緒に食べおやつも自由。だから広い運動場の周囲には色とりどりのテントが並び家族がそこでタップリ時間をかけてワイワイ昼食を取る。なかなかイイですね。しかしビール類はダメとか。太宰治は戦時中に行われた津軽の運動会を『津軽』という作品に描写して《まず万国旗。着飾った娘たち。あちこちに白昼の酔っ払い》と書いている。そして《日本はありがたい国だとつくづく思った》《国運を賭した大戦争のさいちゅうでも(略)このように不思議な大宴会が催されている》とも。こーゆー運動会を全国で取り戻してほしいですね。詳しくは拙著『スポーツとは何か』(講談社現代新書)をお読みください。太陽に長くあたって疲れたか早々に退散。帰宅して一休みしてから晩飯は『鮨処もり山』へ。美味しい酒と鮨に舌鼓。《最も認めたくない真実と最も顔をつきあわせて暮らさなければならぬのが老年》とは言うもののその回避の方法はいくらでもありますよね。克服するのではなく逃避して別乾坤に生きれば良いのですからね。

Blu-ray
『関ヶ原』
『関ヶ原』

6月2日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。『暁の寺』のなかに恒河沙という数の単位が出てきた。ガンジス河の砂の数ほどの大量の数という意味で10の52乗を表すとか(56乗という説もあるらしい)。ま。物凄い数には違いないが一十百千万億兆京垓と増えてゆく東洋の数の単位は??・穣・溝・澗・正・載・極・恒河沙・阿僧祇・那由他・不可思議・無量大数と続くらしい。無量大数は10の68乗(または88乗)だとか。しかし不可思議&無量大数はちょっとベタですね。恒河沙・阿僧祇・那由他あたりのサンスクリット語の方が神秘駅でイイですね。ワン。なんて考えていたら割・分・厘・毛・糸…と続く小数点以下が気になって調べてみた。すると…忽・微・繊・沙・塵・埃・渺・漠・模糊・逡巡・須臾・瞬息・弾指・刹那・六徳・虚空・清浄と続くらしい。いいですねえ。モコ・シュンジュン・シュユ・シュンソク・ダンシ・セツナ・リットク・コクウ・ショウジョウとナカナカ渋い言葉が並んでますね。最小単位の清浄は10のマイナス21乗。身近な無限の方が美しいのかな?運動会疲れを癒しながら終日デスクワーク。晩飯食いながら『いだてん』はマァこんなモノでしょうね。主人公もうすぐ金栗四三から田畑政治に代わるらしいけど1964年東京五輪舞台裏での自民党政治家の暗闘はどう描かれるのかな?サッサと風呂のあと映画『関ヶ原』を見る。司馬遼太郎原作だから見たけど石田光成の苦闘と徳川家康の狸ぶりがイマイチよくわからなかった。戦闘場面は黒澤映画のようにはできんのやろナァ。原作読も。

6月3日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと大船駅から鎌倉へ江ノ電で鎌倉高校前へ。相変わらず中国人観光客がわんさか。日本ドラマの人気から江ノ島&江ノ電&海をバックに誰もが写真撮影。このブームはもう2年以上になるかな。行きつけの病院で定期検診。担当医に1か月前に駅の階段で転倒して頭を6針縫ったこととソコから敗血症気味の血液検査の結果1週間ほど入院したことを報告。この病院でもほとんどの高齢者が駅や自宅の階段での転倒からリハビリを開始する羽目に陥ってるとか。まぁ不幸中の幸いで健康体が復活。そういえば10年前には脳出血で入院。10年に1度はリフレッシュが必要なんでしょうかねえ…で降圧剤の薬をもらって帰宅。一休みしたあと東海道線と山手線で浜松町へ。『ニューズ・オプエド』は今週で5周年。7月上旬には五周年特別企画でAIと東京五輪をお届けする予定と宣伝のあと今日のゲストは相撲ジャーナリストの荒井太郎さん。土俵そっちのけでのトランプおもてなしと天皇杯よりでっかい天皇杯そっくりのアメリカ大統領杯を二人で非難。炎鵬や朝乃山の頑張りを讃えたり栃ノ心vs朝乃山の微妙判定に栃ノ心の踵が土俵外の蛇の目の砂を「運んだ」という言葉を教えてもらったり小生が「分解写真」の話を始めてアシスタントの佐藤由季さんを煙に巻いたり…。荒井さんの相撲はビデオ判定以上に相撲を見る目が重要という言葉に納得。楽しくいろいろ話して帰宅。昼間NHK-BSでやっていた小生の大好きな歌手ベット・ミドラー出演の映画『殺したい女』を見ようとする前にロラン・ギャロスで錦織選手をやるというのでチョイと見始めたら止まらなくなって前日の続きの試合4セット目からを全部見てしまう。ふううう。錦織選手の素晴らしい粘りでフルセットのタイブレークの末大大大大大逆転勝利。見ている方が何度諦めたかわからない試合を逆転した凄い試合でしたねえ。しかし相手のペール選手をどーして日本のメディアは「怪人」などと呼ぶのでしょうかねえ?『巨人の星』の漫画に出てきた「ガイジン=カイジン」のイメージをまだ振りまきたいのでしょうかねえ?

6月4日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日はロクヨン。何年か前に「64」という映画が公開という宣伝ポスターを見て「スゴイ!」と思ったら何やら違うようで「64」というのは天安門事件のことではなく昭和64年のことらしかった。天安門事件を映画化するには情報が少なすぎるし危険かな。ベトナム戦争もウォーターゲートも映画化したアメリカと天安門を映画化できない中国の違い。何年か先に世界の人口の5分の1から4分の1は中国になるという現実で世界はジョージ・オーウェルの『動物農場』のようになるのかな。いや。もっと新しい作品が生み出されなければ。ワン。終日部屋に引き籠もってデスクワーク。校正や原稿書きに疲れるとチョイと『天人五衰』を読み進む。主人公(語り部?)の老人(本多)が養子にした若者にスポーツを語る場面がある。《高校へ入ったら勉強の邪魔にならぬ程度のスポーツもやるべきでそれも健康が表面に浮いて見えるようなスポーツがいい。スポーツマンだというと莫迦だと人に思われる利得がある。政治には盲目で先輩には忠実だということぐらい今の日本で求められているびとくないのだからね》昭和30〜40年代の話ですね。今も変わらないかな。いやちょっとは変わったかな。かつて三島由紀夫はどこかの作品に《詩人の頭と闘牛士の肉体を持ちたい》と書いていた。闘牛は《健康が表面に浮いて見えるようなスポーツ》ではないですね。最近の肉体を誇示する鍛え方は闘牛士と詩人の対極にあるものですね。小説家で長命な人は多いけど詩人は短命かな。あっという間に晩飯。引き籠もりも机に向かい続けると充実した疲労感があるものです。コンピュータ・ゲーム(eスポーツとは呼びたくないですね)にも同様に充実した疲労感はあるのでしょうか?俺の経験ではナイですね。ゲームボーイ程度しかやってないけどテトリスやF1レースで全ステージをクリヤーしても莫迦莫迦しさしかなかったですね。最近の高度なゲームには高度の充実感が伴ってるのでしょうか?寝よ。錦織選手には申し訳ないけど『天人五衰』を読み続けたいので風呂のあとベッドへ。

6月4日(火)つづき
レナード・バーンスタインは生前ヨーロッパで行われているシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭やアメリカで行われているタングルウッド音楽祭のような学生が参加する教育音楽祭をアジアでも行おうとしていました。そこで北京で始めようとしたのですがロクヨンが起きて急遽札幌に変更。現在も毎年夏に行われているパシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)が天安門事件の影響で札幌に生まれたと言うことはあまり語られていないことを思い出したので書いておきます。

6月5日(水)
朝起きてRKB……と水曜日は思ってしまう。長年水曜がレギュラーだったから癖が付いてしまった。電話出演は明日と思い直して朝飯のあと黒兵衛と散歩。今日も終日デスクワーク。日経新聞から前にも何度か書かせていただいた書評欄「今を読み解く」の原稿依頼で本が何冊か送られてくる。テーマは「オリンピックのレガシー」。既読の本もあるが石坂友司&松林秀樹『一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか』(青弓社)カルロス矢吹『アフター1964東京オリンピック』(CYZO)阮義之『オリンピック・レガシーが生んだカーリングの町軽井沢』(徳間書店)など面白そう。その前にまず『豊饒の海 天人五衰』を読了しなければ。あと3分の1くらいだけど言葉の意味を噛み締めながら読むと時間がかかりますね。こういう活きた言葉が続々と飛び出してくる作品を小説というのでしょうねえ。小説という言葉が軽ければnovelまたはromanかな。最近の小説はどうもノンフィクションの文章ですね。最近の日本映画がTVドラマ化しているのと似ているかな。面白けりゃ良いのですけど。晩飯で2階の仕事場から1階へ降りてくると『ためしてガッテン』で大豆の栄養の凄さをレポートしていた。面白いので食事しながら思わず見てしまう。なるほど。大豆は肉と同じように筋肉をつくるのですね。終わってチャンネルをまわすとサッカー日本代表がトリニダード・トバゴと闘っている。忘れてたぁ…で前半終盤から見る。3バックか。何でかな?中島はイイですね。堂安も富安も良いですね。でもゴールが遠いですねぇ。後半になって原口を出せェと思ったら出てきた。ちょっと流れは変わったけど南野は焦りすぎかな…でスコアレス・ドロー。サッカーではゴールのはずが何故スコアレスだけ(野球の得点を示す)スコアを使うのかな?3バックや森保監督の采配が批判されるかもしれないけど練習試合はいろいろやった方がイイですよね。さぁコパ・アメリカはどーなるか?

DVD
『殺したい女』
『殺したい女』
Blu-ray
『ニーベルンクの指環』
『ニーベルンクの指環』
DVD
『憂国』
『憂国』

6月6日(木)
早朝ベッドの中で『天人五衰』読み進む。最後は「死」という懸崖に向かって雪崩れ込むとは予想していたけどその通りのようです。《生きることは老いることであり老いることこそ生きることだった》わけですね。45歳でそう悟った天才作家の作品はやっぱり65歳を過ぎてから読んで良かったですね。

6月6日(木)つづき
三島の遺作となった大長編『豊饒の海4部作』は浜松中納言物語を参考にしたらしいけどリヒャルト・ワーグナーの大作楽劇『ニーベルンクの指環4部作』も少しは頭の端に意識していたはずですよね。同じ4部作という以外に確たる根拠はないのですが…三島が自ら監督主演した映画『憂国』では自ら演じた帝国軍人の切腹シーンで延々とワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の『前奏曲と愛の死』を流していますからね。『ニーベルンクの指環』の4作目『神々の黄昏』の最後は『愛の復活』の音楽が…。はたして『天人五衰』は?というのは横っちょにおいてベッドから抜け出してRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。1964年東京オリンピックの閉会式(選手たちが一斉に雪崩れ込んできたハプニング)は実はハプニングではなく仕掛け人がいたという話。それは当時の組織委員会事務局次長で水泳ニッポンの代表監督を務めたこともある松沢一鶴という人物。開会式を見た彼は整然とした軍隊式の行進に戦時中同じ場所で東条英機首相の下に行われた動員学徒の壮行式を思い出し閉会式だけは軍隊式ではなく平和的にやりたいと世界中のあらゆる選手がごちゃまぜになって入ってくることを仕掛けた…という話。詳しくは都営地下鉄などの駅で無料配布されている長田渚左編集長の『スポーツゴジラ』に書きましたので興味のある方は読んで下さい。その原稿のテーマは市川崑監督の映画『東京オリンピック』の「凄さ」です。

6月6日(木)つづきのつづき
ラジオのあと黒兵衛と散歩。愛らしい紅色だった「クレナイ」などの紫陽花が淡い紫色に変化。その変化も美しいけど何やら残念。舞妓さんが芸妓さんに変わったようで。年増の芸妓さんも魅力的ですけどね。ワン。わかっとんのかい?ワンワン。終日デスクワーク。明日の講演準備や「調査情報」最終校了などであっという間に晩飯食いながら交流戦。やっぱりセもDHを取り入れた方が強くなるのかな…と思いながら映画劇場に変更。小生の大好きな歌手で女優のベット・ミドラー主演『殺したい女』。大富豪の女房を誘拐して悪事を暴き大金を得ようとした若夫婦。しかしアクドイ大富豪は女房を殺したかったので身代金を払わない。誘拐された女房8ベット・ミドラー)はダイエットに励み若夫婦に協力して旦那の悪事を暴いてやっつけるというドタバタ・スラップスティック・コメディ。面白かった。ベット・ミドラーは何をやらしても一流の魅力的な女性ですね。一流の歌手や俳優は喜劇もできるのですね。風呂のあとベッドに持ってきたいよいよ大詰めの『天人五衰』は『殺したい女』のバカバカしさが頭に残って文字が頭に入らず。寝よ。

6月7日(金)
朝起きて黒兵衛と早めに散歩を済ませてイロイロ準備して羽田空港へ。意外と遠い羽田。川崎からタクシーとか鎌田からタクシーとか品川から京急とか行き方を何度も試したみたけど今日は横浜から京急。何でこんな行きやすい方法を今まで思いつかなかったのか。クソッと思いながら早く着いた羽田空港ロビーで『天人五衰』読了。最後はやっぱり『春の雪』で尼になった松枝清顕の恋人綾倉聡子が登場。年老いて逢いに行った清顕の学生時代の友人本多をに向かって静謐な夏の庭を前にして「すべては夢だった」とは言わないが「松枝清顕さんという方はどういうお人やした?」と美しい京都弁を使う。「あるように思うてあらしゃって実ははじめからどこにもおられなんだということではありませんか」「記憶と言うてもな。映る筈もない遠すぎるものを映しもすれば…それを近いもののように見せもすれば…幻の眼鏡のようなものやさかいに…」そう言われてみればあらゆる人物の存在も疑われる。自分でさえも…と訝る本多に「それも心々(こころごころ)ですさかいに」…《数珠を操るような蝉の声がここを領している。そのほかには何一つ音とてなく寂寞を極めている。この庭には何もない。記憶もなければ何もないところへ自分は来てしまったと本多は思った。庭は夏の日ざかりの日を浴びてしんとしている。「豊饒の海」完。昭和四十五年十一月二十五日》…で読了。11月25日は三島が市ヶ谷の自衛隊で割腹自殺を遂げた日ですね。やっぱり最後はワーグナーの『ニーベルンクの指環四部作』と同じ。何もかもなくなってしまった。英雄たちの闘いや人間たちの陰謀などもすべてライン川の洪水に流れ去ってしまう『ニーベルンクの指環』はバックに「愛の復活」のテーマが美しく流れるところがいかにも西洋的な輪廻転生だが『豊饒の海』はいかにも日本的にすべての時間が止まってしまう。どっちもいいですねえ。今すぐ最初から読み直したくなりますねえ。『ニーベルンクの指環』は何度聴き直したか何度見直したか数えきれないくらいですからね。この三島の小説を「荒唐無稽」と非難した人がいたらしいけど小説(オペラ)なんてみんな荒唐無稽ですからね。『豊饒の海』も『ニーベルンクの指環』も最高に素晴らしい荒唐無稽ですよね。ふううううっと息をついて飛行機に乗って松山へ。

6月7日(金)つづき
飛行機の機内でで爆睡して松山空港着。飛行機に乗るときはいつも離陸と同時に深い眠りに入る。だから万一の事態が起きても小生には不可知の出来事。ただ小心なだけと家族は言うが死は眠りに過ぎぬとハムレットも言っている。関係ないか。松山空港は曇り。雨は降っておらず。タクシーで会場のホテルへ直行。少し休んでSMBCの建設関係の皆さん相手に講演。セックスチェックやeスポーツの問題や仮想通貨(暗号資産)とスポーツの関係や体育からスポーツへの変化や体育会系モーレツサラリーマンからスポーツインテリジェンスを身に付けたビジネスマンへのへんかなど来年のオリパラを軸に日本のスポーツの変化と社会的価値について50人くらいの聴衆を相手に1時間半話して(たぶん好評だったと確信して)空港へ。帰りの飛行機が豪雨で羽田を飛び立てず予定の時刻より45分くらい遅くなるというのでジャコ天をツマミに道後という名の地ビールで喉を潤す。美味しいビールだったけど380?650円は高いぞなもし。そう言えば松山は漱石の坊ちゃんに意地悪して追い出したのに坊っちゃん団子とかいろいろ坊ちゃんを商売にしているのはサスガ坊ちゃんを追い出しただけに強かですね。へええー。「したたか」って「強か」と書くのか。コンピュータの漢字勝手変換に学ぶ。遅れた飛行機で爆睡のウチに羽田へ。大船駅行きのバスがあったので10分待ちで乗り込んで帰宅。メシ&フロ&ネル。松山日帰り往復は少し疲れたか?いや。疲れは『天人五衰』読了のせいか。帰りのバスでも本に線を引いた文章を読み返したけどコレはやっぱり凄い小説ですね。次は何を読むべきか?とりあえず日経の書評の仕事をしなければ…。

6月8日(土)
朝黒兵衛と散歩。ウチの犬は常に健康状態良好。悪いコトではないがもう少し温和しくなってくれればと思う。強い力で引っ張られるとこっちが蹌踉めくようになった。「よろめく」は「蹌踉めく」と書くことをATOKに教えられる。三島の小説以上にコンピュータのほうが文字を知っているようだ。けど『美徳の蹌踉めき』では小説になりませんね。そのへんがコンピュータの限界ですね。終日デスクワーク。突然長女から電話。いるの?いる。じゃあ行く。で突然来宅。そうか誕生祝いをしていないか。もうそんな歳でもないけど『鮨処もり山』へ。シャンパンと美味しい鮨でハッピー・バースデイ。もり山さんから誕生祝いまでいただいて家に帰って白ワインで夜までマーラーやブラームス。まぁタマにはエエやろ。

6月9日(日)
朝起きて長女と一緒に黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。新聞の切り抜きの処理やら雑務いろいろのあとPR誌連載コラムの原稿書き。なかなか集中できないまま晩飯時間に到達。こういうことはよくある。そしてよくあるたびに昨日サボったからか?…酒を呑んだからか?…と反省する。過去に何度反省したやら…。何度反省しても成長につながらないのはソレが反省ではなく言い訳だからか?あるいは三島の『豊饒の海』の読了感がまだ漂っていて集中できないのか?…とも。コレは言い訳ですね。というわけであっという間にサッカーの時間。先のトリニダードトバゴ戦が無得点引き分けに終わったのでどんな得点の取り方をするかと思っていたら久しぶりに永井が足の速さを見せて2得点。まぁ悪くない結果とはいえ30歳の活躍は今の代表に必要か?後半から久保登場。サスガの動きですね。同時にピッチに入った中島がカスミましたね。コレも悪くないこととは言え選手の起用(組み合わせ)が難しくなりましたね。ま。森保采配がどんなことをしてくれるのか?今日も久保が動きやすい選手を投入した「仕掛け」もあったことですから楽しみに期待しましょう。

6月10日(月)
朝起きて雨のなか黒兵衛と散歩。梅雨ですねえ。五月雨を集めて早し最上川という句は梅雨の豪雨を集めた川のことらしいですね。旧暦の五月ですから。五月雨は現在のサミダレとは違うのですね。ワン。昨日書けなかったコラムの原稿をほぼ完成させて夕方から東海道線で新橋へ。ゆりかもめに乗り換えて日の出駅へ。今日から『ニューズ・オプエド』は新しいスタジオ「NOBORDER海岸スタジオ」から発信することに!その第1回目のゲストはゴルフ英語研究家の村越秋男さん。本HPの『蔵出しスポーツ』でも紹介しているように日本で使われている「ゴルフ用語」は間違いだらけ。それを指摘した秋山さんの文章(『書斎のゴルフ』日経出版に掲載)がメッチャ面白かったので出演をお願いした。とはいえ小生はゴルフの知識がほとんどないので助っ人としてタケ小山さんにも出演をお願い。タケさんは先週アメリカでゴルフ大会に出演。見事に5位入賞。賞金百ドル(!)を獲得したとか。番組ではゴルフも英語も堪能なタケさんと小生が漫才をしながら村越さん見事な講義を拝聴。日本のゴルフコースには矢印付きで「IN」「OUT」などと書いてあり18ホールの前半と後半のつもりらしいけどコレでは「入口」「出口」の意味にしか取れませんよね…などなどケッサクな話が満載。今日から登場のアシスタントの小林厚妃嬢も驚くやら大笑いするやら。グリーンに「ツーオン」なんて言うとグリーにボールが2個あることですからね。視聴者からのツイッターもワイワイ沢山で盛りあがりました。村越さんもタケさんもまたヨロシク!で土砂降りの雨も気にならず帰鎌。メシ&フロ&ネル…おおっと女子サッカーW杯は…録画にしてベッドへ。

DVD
『フォーエバーフレンズ』
『フォーエバーフレンズ』

6月11日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。予報では曇りで雨が少々とかだったが雲がチラホラの青空。最近の天気予報はよく当たる…という以上に正確になってきたがこーゆーハズレ方はイイですね。ワン。今日は終日デスクワーク。書評の本も読まねば。校正もしなければ…しかしプリンターのインク切れで作業ストップ。こーゆーときクルマを運転できる人はサッと買いに行けるのだろうけど小生は無免許。まぁ酔っ払い運転の危険性がなくなったことに感謝してインクの買い出しも校正も明日以降にまわしてひたすら読書。年金がいろいろ問題になってるけど百年安心なんて信じる人がいるの?明治維新の時に東京オリンピックの話をできる人なんていませんでしたからね。百年先のことを言うのは嘘だと私は思いますよ。晩飯映画劇場はベット・ミドラー主演『フォーエバーフレンズ』。子供の時に出逢った2人の女の子が成人して…いろいろあって…ブロードウェイで成功したけど離婚した女性(ミドラー)と弁護士になった女性が結婚して離婚して子供産んでウィルス性心臓疾患で亡くなって子供を歌手の女性に預けるまでの話。静かに美しい女性の友情の映画でした。ベット・ミドラーの歌が満載の映画。しかしベット・ミドラーは歌が本当に上手いですねえ。彼女の後継者がレディ・ガガなのかな。寝よ。

6月12日(水)
朝起きてベッドの中で読書。昨晩から読み出した『日本海軍は何故過ったか 海軍反省会400時間の証言より』(岩波現代文庫)読み続ける。澤地久枝・半藤一利・戸高一成各氏の元帝国海軍佐官クラスの人々の「反省会」の録音を聞いての座談会。〈長期的展望をまったく欠いた海軍〉が〈敵は陸軍〉などと言いながら行った予算の分捕り愛などを〈反省〉した座談会を聞いての感想。これから大東亜戦争という大失敗した戦争を何故止められなかったのか…ということを少々勉強するつもりです。高校野球や箱根駅伝という馬鹿げたイベントを何故止められないのかという秘密がそこには隠されているようですからね。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと少し雑務をこなして品川経由で静岡へ。静岡県主催の『100日前記念トークショー「間近に迫る!魅力に迫る!ラグビーワールドカップ2019」』という催しに清宮克幸さん(元ジュビロ・ラグビー監督)星野明宏さん(聖光学院中高校校長)川勝平太さん(静岡県知事)百田夏菜子さん(ももクロZリーダー/ラグビーW杯2019開催都市特別サポーター)らと参加するため静岡市の札の辻クロスホールへ。

6月12日(水)つづき
ラグビーW杯100日前トークイベントに参加して小生の高校の先輩でもある川勝知事や旧知の清宮さんらと楽しくトーク。静岡県が発行した『なるほど!はじめてのラグビー ラグビーが教えてくれること』『W杯観戦ガイド』という冊子はなかなか素晴らしい出来で感服。星野校長の聖光学院も喫茶ルームのような図書館など面白そうで一度訪ねたくなった。小生はオフサイドの話(昔はスニーク=コソ泥と呼ばれてコソ泥の履いていた靴がスニーカー)といった話をいっぱい披露してモモクロZの百田夏菜子さんから2枚組CDをいただいて感激。そのあと街角のオープンスクエアで行われた市民とのW杯100日前イベントに参加してみんなで乾杯して我々ゲストは解散。新幹線で帰鎌。しかしラグビーW杯でこれほど中味のある活動を他の開催地もやっているのかな?先週松山へ行ったとき羽田空港がW杯の宣伝で埋まっているのは見たけどもっとラグビーを盛りあげてほしいですね。

DVD
『エド・ウッド』
『エド・ウッド』

6月13日(木)
朝起きてベッドで『日本海軍は何故過ったか』読み続ける。半藤一利さんの発言「『昭和史』という本の最後の結論で「熱狂するなかれと書いたんですが…」澤地久枝さんの発言「マスコミの責任もありますよ。国民の熱狂をもっと抑えなくてはならなかった」高校野球の熱狂を止めるのは誰の責任?夏目漱石は『趣味の遺伝』という作品の冒頭に「陽気のせいで神も気違いになる」と書いた。日露戦争当時の世相を批判したのですね。甲子園でも「熱さのせい」で誰もがオカシクなって高校生を痛めつけて平気でいる?箱根駅伝は「正月のせい」で誰もが全国の大学に差別を生むことを認める?そしてマスコミは金儲け。第2次大戦の時のマスコミの「熱狂」は今スポーツで再現されている?ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。高校野球の球数制限の話。高校投手の球数だけを問題にする前に大人が喜んでシャシャリ出ていることをこそ問題にするべきですね。高校野球なら試合の作戦(監督の采配)も高校生にやらせるべきという自論を展開。もう30年以上も主張していることですけどね。来週月曜の『ニューズ・オプエド』でゲストの小林信也さんと話し合います。終日デスクワーク。日経書評の本をいろいろ読み進む。晩飯映画劇場はティム・バートン監督ジョニー・デップ主演の『エド・ウッド』。史上最低の監督と言われたエド・ウッドの物語。メチャクチャな発想とメチャクチャな低予算でホラーやSFを作り続けたエド・ウッドに対するコレはティム・バートンのオマージュかな。いろいろアイデアをヒントにした(盗んだ?)ので…しかしもう少しウッドの映画の内容にも触れてほしかったな。交流戦。今年はセがチョイと頑張ってるかな?

DVD
『原爆下のアメリカ』
『原爆下のアメリカ』

6月14日(金)
朝起きていつものようにベッドで読書のあと黒兵衛と散歩。梅雨の合間の晴れ間か。そういえば田辺聖子さんが亡くなった。生前に一度はお会いして話を聞きたくてお会いできなかった方の一人。『GORO』時代に電話で取材申し込みしてインタヴューの約束までして当日別の人と代えられたのが残念。そーいえばモンキーパンチさんも亡くなった。パンチさんとはやはり『GORO』時代にインタヴューさせていただいた。ちょうど電話のプッシュホンが出た頃で「凄いよね。ダイヤル回さなくてもいいんだ」と言いながら見せて下さったのを憶えている。お話も楽しい方だった。合掌。田辺さんの源氏。読もうかな。終日デスクワーク。原稿が書けない。書けないときは書けない。書評用に読まねばならない本の山。ま。ボチボチしまひょ。晩飯映画劇場は…昨日見た映画のつづきでエド・ウッド監督のを何か…確かDVDが一つ二つあったはず…と思って探すが見つからず。その代わりに「同類」の映画と思しき『原爆下のアメリカ』なんて映画が本棚の奥から出てきた。我が家の本棚はドラえもんのポケットみたいなものか?原題は『INVASION USA(アメリカ侵略)』ニューヨークのバーで酒を呑んでるとソ連と思しき共産国が大編成の爆撃機を使ってアラスカからアメリカを攻撃し始めたという臨時ニュースがテレビから流れる。そのうち原爆を次々と落とし始めてシアトルもサンフランシスコも壊滅。さらに共産国の空軍はニューヨークにも原爆を落としバーで酒を呑んでいた人々は瓦礫の下に…と思ったら実は一緒にバーで酒を呑んでいた人物のなかに催眠術師がいて集団催眠にかけられていたというお話(別にネタバレさせても問題ない映画ですよね(>_<)監督はアルフレッド・E・グリーン(知りませんよね)。確かにエド・ウッド級の映画で(もっと低レベルかな)戦闘シーンは第2次大戦の資料映像かな?き海上の戦闘シーンでは明らかに零戦の特攻と思える映像も登場。ニューヨークに原爆が落とされて…ハイ催眠術でした…のあとにジョージ・ワシントン主題大統領の言葉「平和を守るには戦争の準備が欠かせない」…なるほどマッカーシズム(赤狩り)の嵐が吹きまくった1952年のアメリカ映画ですね。チャップリンが追放されバーンスタインがパスポートを取りあげられニクソンやレーガンやディズニーが共産主義者の疑いをかけた自由主義者をどんどんパージした時代の映画ですね。映画全体が資料映像としてある意味面白かったですね。風呂のあとサッカー女子W杯の日本vsスコットランド戦。岩淵の素晴らしいゴオオオオオール!後半はかなり押しまくられてタイムアップ寸前に1点取られて危なかったけど前半にPKで加えた2点を守って勝利。女子選手はインタヴューにハキハキと自分の言葉でよく答えて気持ちイイですね。

DVD
『007ユア・アイズ・オンリー』
『007ユア・アイズ・オンリー』
『テレフォン』
『テレフォン』

6月15日(土)
朝起きてベッドで『日本海軍はなぜ過ったか』読了。半藤さんの東京空襲体験も澤地さんの満州体験も反戦の原点と言えますね。小生の親父の3度の応召体験も母親の竹槍体験も。ベッドから出て黒兵衛と散歩。テレビでは昨日の夕方のニュースから大谷選手のサイクル安打を「偉業」と讃えている。確かに「快挙」でありすばらしいこと(大谷選手らしい清々しい記録)ですが「偉業」という言葉はちょっと違うでしょうね。1試合4本塁打のほうが上ですから。この記録は日本では阪急のスペンサーが1965年に達成したときに記者に「なぜ記録のことを訊かないのか?」と言い出したことで日本人も知るようになったと生前の記録の神様宇佐美哲也さんから教わった。それまで日本人はそんな記録を知らなかったのだ。そこで過去に遡って調べ直してみるとタイガースの藤村富美男が最初に記録していたことが判明。小生は広島のYK選手が甲子園球場で達成したとき最後に残った三塁打は完全にアウトだったのに阪神のKM選手がタッチを遅らせてサイクル達成に協力したことを憶えてますね。まぁ通算記録と違っていずれ忘れられる記録でしょうがメジャーの大谷の記録は記憶に残るかな?ワン。終日デスクワーク。日経の「今を読み解く」のオリンピック特集の本選びが難航。6冊くらいの本の読み直しはキツいなぁ。しかし読まねば。読書は嫌いじゃないですからね。晩飯映画劇場は冷戦時代のスパイ映画『テレフォン』。なんとチャールズ・ブロンソンがソ連KGBの諜報員。米ソの雪解けにもかかわらず電話を使った催眠術でアメリカの公共施設の破壊工作を行うソ連の諜報員の動きを封じる密命を帯びて女性諜報員と組んでアメリカで危機を回避してソ連から亡命するというお話。昨日見た『原爆下のアメリカ』がE級映画ならコレはマァC級映画かな。ただしバーンスタイン作曲のミュージカル『オン・ザ・タウン』の舞台公演(92年6月M・T・トーマス指揮ロンドン響)で見事な歌唱と演技を披露したタイン・デイリーがアメリカ諜報関係の議員秘書役で出ていたのには驚いた。ブロードウェイの大スター&映画女優も若い頃はいろんな仕事をしていたのですね。風呂からあがるとBSでロジャー・ムーア主演の007『ユア・アイズ・オンリー』をやっていたので少し(カーチェイスの部分)だけ見る。やっぱりE級やC級に較べてB級映画は面白くて凄いですね。

DVD
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』
『じゃじゃ馬ならし』
『じゃじゃ馬ならし』
『チャンプ』
『チャンプ』
『ロミオとジュリエット』
『ロミオとジュリエット』
『ムッソリーニとお茶を』
『ムッソリーニとお茶を』
ヴェルディ:オペラ『椿姫』
ヴェルディ:オペラ『椿姫』

6月16日(日)
朝早く目覚めたので仕事。歳を取ると夜何度も目を覚まし朝も早く目覚める。だからと言って下手な睡眠を嘆くのでなく夜中に目覚めたのならベッドで読書。朝早く目覚めたのなら仕事と決めておけばストレスはない。その結果昼間眠くなれば昼寝をすればいいだけの話。朝5時に目覚めたので仕事。『ZAITEN(財界展望)』の連載を執筆。ボクシングの話。政治的スポーツとして発展して世界を動かす動力が政治から経済に変化した(マイク・タイソンがバブル絶頂期の東京でメッチャ弱い相手にKO負けした)のをきっかけにボクシングはマニアックな競技となり五輪からの排除も視野に入る。ロッキー・マルシアーノのいずれボクシングは禁止されるという予言は面白いですね。「俺たちはグラディエーターのような歴史上の人物になる」正しい予言かな。原稿ほとんど書きあげて朝飯のあと黒兵衛と散歩。フランコ・ゼッフィレッリが亡くなった。96歳。ヴィスコンティの助手としてスタートして豪華な美意識でオペラ演出家として凄腕を発揮。『椿姫』のブッセート歌劇場の舞台(ドミンゴ指揮)が素晴らしい。パヴァロッティが歌ったスカラの『ドン・カルロ』も(ムーティ指揮)。映画監督としても素晴らしい作品を残した。『じゃじゃ馬ならし』『ロミオとジュリエット』『チャンプ』『トスカニーニ』『永遠のマリア・カラス』…など。でも一つを選べと言われたら『ムッソリーニとお茶を』かな。少年時代の戦争体験に基づく反戦映画。あ。メル・ギブソンの『ハムレット』を見ていない。見なきゃ。ワン。終日デスクワーク。趣味で本読んで仕事で本読んで。活字中毒ですね。晩飯は餃子が食いたくなったことで意見の一致したヨメハンと大船駅のルミネへ。本屋で『殴り合いの文化史』という本を注文してから『千里』という店で生ビールと餃子とカニ玉で満足。帰宅して『いだてん』見て風呂。朝早かったので早く寝る。起きたら仕事を離れた読書。辻邦生『西行花伝』でも読み始めよう。

DVD
辻邦生『西行花伝』(新潮文庫)
辻邦生『西行花伝』(新潮文庫)

6月17日(月)
朝起きてベッドで辻邦生『西行花伝』読む。うん。面白い。趣味で読む読書はいいですね。そこから仕事にも役立つことがぽろりと手に入る…こともある。それに10年後になって気づくこともある。まぁそんなもんですね。ベッドから起き出して黒兵衛と散歩。少し仕事して…といっても書評用の本読み。活字中毒者には打って付けの仕事(?)。とはいえつまらない本を読まねばならないことほどの大きな苦痛はない。けどそんな本でも役に立つときはある。10年後には。ということは好きな本も嫌いな本も役に立つ本も役に立たない本も価値の上でそんなに違いはないということでしょうね。午後から新橋へ。『オプエド』でアシスタントをしてくれた佐藤由季さんと会って野球関係のDVDを返してもらう。スポーツ関係のお仕事がしたいと言っていた彼女だったがいろんな事情でオプエドは続けられなくなった。残念ですけど頑張ってください。新橋からゆりかもめで日の出まで行ってNOBORDER海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは小林信也さん。高校野球のことを球数制限を中心に思い切り話してもらう。なるほどそーなんですよね。投手の球数制限はそもそもトーナメント制という試合形式では無理なんですね。だったらリーグ戦にできるかといったことも含めて話し合わないとイケナイのに球数制限だけ取りあげるから上手くいくわけがない。他にも上意下達の命令に従わせる監督制度(大人たち)のあり方や相変わらず汚いヤジが飛び交う試合のあり方。多すぎる公式試合や練習試合。暑すぎる気候のなかでの夏の甲子園での試合を他県に移せないか?試験中や授業のある日に試合を組んでいいのか?他のクラブと複数参加を禁止ている制度…等々山積みの問題のなかで野球部員が減っている現状。新潟県高野連はそれらの改革の端緒が球数制限だったはずなのに全国的には(特にマスメディアの上では)球数制限だけがクローズアップされてしまって問題の本質を見失っているという小林さんの話はタイヘン貴重でした。小生も自論の高校生監督実現説を話して現在の高校野球は誰もが「間違っている」とわかっているのに推進しているのは第二次世界大戦を押し進めたときの軍部(軍閥)やマスコミと変わらないと話す。戦後GHQ(アメリカ軍)が日本を占領してスポーツ(ベースボール)を薦めたけど日本の学校スポーツ(体育・体練・教練)にこそ戦前の封建的軍事的色彩が濃厚に残っていたことをGHQは気づかなかったのですね。そして甲子園では今も陸軍の閲兵式や動員学徒の壮行式のような開会式の入場行進を行っているのですね。オプエドを終えてアシスタントの小林厚妃さんの案内で浜松町へ。意外と近いですね。東海道線で帰鎌。メシ&フロ&ネル。

BOOK
村越秋男『これでダメなら英語をあきらめなさい』(集英社)
村越秋男『これでダメなら英語をあきらめなさい』(集英社)
DVD
『野良犬』
『野良犬』

6月18日(火)
朝起きてベッドで読書。仕事の本優先のため今月末まで『西行花伝』は一時停止してオリンピック関係の本を…と思いながらサイド・テーブルに手を伸ばして触れたのが先週のオプエドのゲスト村越秋男さんから頂いた『これでダメなら英語をあきらめなさい』(集英社)パラパラと読み始めると面白くて止まらない。まず日本人の発音お間違いがズラリと並んでる。プレスリーではなくプレズリーですね。プレズリーに「なりたい人」はElvis Wannabe(want yo be)か。ハハハと笑いながら読み出したら止まらない。Margarineはマーガリンじゃなくマージャリーンですね。仕事の本は読めないままbed dout(こんな英語はないですよね)。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク(この英語は正しいのかな?)。あっという間に晩飯。そうかコパアメリカはチリに4点入れられたか?U-22ではシャーナイとはいえ結構善戦。シュートも多く打っている。YuTubeでは結構見ることができますね。次のウルグアイ戦頑張れ!こーゆーときに「戦」という文字を使わないほうがいいのかな。対ウルグアイ頑張れ!でいいか?晩飯映画劇場は『野良犬』。今朝の朝日新聞の天声人語に出ていた。《なにっ。ピストルをすられた? 黒澤明監督の『野良犬』はそんなセリフでから始まる》過去に3回は見たと思うけど戦後の流行歌を背景にピストルをすられた若い刑事(三船敏郎)が浮浪者で溢れるドヤ街などを歩き回るシーンと川上哲治などが活躍する後楽園球場の野球のシーンくらいしか憶えていなかった。しかし見直すと素晴らしい映画だと再認識。なるほど天声人語にも書かれていたようにこの映画は《動機の背景にある社会のひずみも描いている》。しかし三船演じる刑事の《ぎらぎらしたまなこはまさに野良犬のようだ》という一文は映画を観ていない人に誤解を招く。盗んだピストルで犯罪に走り最後には逃げ切れず捕まった瞬間に大泣きする犯人こそが野良犬になってしまった人間で若い刑事も野良犬になりかねない人間だという黒澤の映像表現が《ぎらぎらしたまなこ》に表されていると言うべきだろう。ま。短い文章だから仕方ないけど天声人語はカッコイイ表現が多い割に(ワザと?)ポイントを外していることが多い。そこが私は嫌いだ、《今回の(大阪吹田の事件の)容疑者は何ゆえ警官に刃物を向けたのだろうか》これは最後に来る文章(結論)じゃなくて最初に来る(導入部の)文章ですよね。そして黒澤の映画を例に挙げて戦後社会と現在の時代の様相は違っても互いに共通する《社会のひずみ》を考察してほしいものですね。現代日本社会では大事に育てられた飼い犬こそ野良犬に豹変するのかな?

6月19日(水)
朝起きてベッドで読書…はやめて仕事場の机へ。どうせぱっちり目覚めているならば仕事したほうがイイだろうと思い朝の5時から机の前へ。仕事と言っても読書だけど朝5時前からカルロス矢吹『アフター1964東京オリンピック』(サイザー)や石坂友司&松林秀樹『一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか』(青弓社)間野義之『オリンピック・レガシーが生んだカーリングの町・軽井沢』(徳間書店)を読み較べたり読み進めたり。8時に朝食のあと黒兵衛と散歩。帰って読書を続けて昼前に東海道線で品川経由新神戸へ。清水建設災害防止協議会の会合で来年の来年のオリンピックと現在のスポーツの課題について講演。往復の新幹線は朝が早かったせいか爆睡。このごろ車中での読書が下手になって爆睡するようになったのは夜間の睡眠時間が短くなったせいか?歳を取ると確かに睡眠が下手になる。若いときは二日連続徹夜で原稿書いたあと20時間ほど寝るといった睡眠の取り方ができたけど最近はそんなことは不可能になった。睡眠は貯金はできないけど借金はできるから寝ずに頑張ってあとで眠るというやり方を若いときは繰り返していたけどもう無理ですな。帰宅したらちょうど井岡の世界タイトルマッチ。井岡も相手のパリクテも高度な技術で牽制し合い打ち合い素晴らしい緊張感のある試合。しかしパリクテの長いリーチをかいくぐっての井岡のパンチが見事に決まって連打。10R井岡の素晴らしいTKO勝利!…とはいえ…なるほどボクシングというスポーツは相手に直接肉体的ダメージを与えることを目的としてるんですね。ロッキー・マルシアーノの言葉を思い出してしまった。人類の文明化が進むとボクシングはいずれ《禁止される。俺たちボクサーは古代ローマのグラディエーターのように語り継がれる存在になるだろう》なるほど。そうかもしれない……。来年の東京五輪では存続が決まったが…。

BOOK
長田渚左&深代千之『スポーツのできる子は勉強もできる』(幻冬舎新書)
長田渚左&深代千之『スポーツのできる子は勉強もできる』(幻冬舎新書)

6月20日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。最近の日本のスポーツマンがメキメキ強くなった大きな原因として主体性を持つようになったことを説明。アスリートのインテリジェンスが高まった例として島沢優子さんの『世界を獲るノート』(カンゼン)を紹介する。何しろ1964年東京五輪当時のスーパースター水泳のショランダーが飛行機の機中で「読書をしていた」と言っただけで新聞記者たちが驚いたというのが日本のスポーツ界だったですからね。世の中は変わりました。そー言えば長田渚左さんと深代千之さんの共著で『スポーツのできる子どもは勉強もできる』(幻冬舎新書)という本もありますね。終日デスクワーク。夕方になってTBS『ひるおび!』から電話。明日のNBAドラフトで八村塁選手のドラフト1位指名がほぼ間違いないので取りあげるという。日本人初のNBAドラフト1位指名の記念すべき時に嬉しいTV出演。いつもは日本のスポーツ界の不祥事の時の出演が多いけどやっぱり嬉しい話題のときのほうがイイ阿…かな?八村選手の1位指名がどれほどの快挙なのか家庭の主婦の皆さんにもわかりやすく説明を…と言われたので夜の打ち合わせまで考え悩む。なかなかイイ喩えが思い浮かばない。日本の高校野球選手がMLBドラフトでヤンキースに1位指名されるようなもの…とも言えるけど日本の球界とアメリカの球界とは大違いだし…ありえないし…ましてや高校野球選手とNBAドラフト1位指名のアスリートは大違いだし…ま。明日までに考えることにしよ。

6月21日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとネットでNBAドラフト会議の様子を見る。これはドラフト「会議」じゃないですね。もう指名の順番も決まってるしグラミー賞かアカデミー賞の表彰式のようなもの。八村塁選手が1巡目9番目でワシントン・ウィザーズに指名されたことを確認して着替えて準備して大船駅へ。東海道線で新橋からタクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。最近はツキイチのペースかな。控え室で久しぶりに吉川祐二さんと逢ったので「事件がなくなりませんね」と挨拶。「ホント。一つが片付いた頃に次の事件が起こりますね」などと話していると横から辺真一さんが「事件じゃないけど最近家の近所のコンビニの2階に見慣れない国旗が現れてコレがアフリカのベナンの大使館になたらしい」「その国は今日の話題の八村塁のお父さんの国ですよ」と妙に盛りあがる。番組ではコロンビア大でバスケットボールをやりBリーグのアルバルク東京から現在はシーホース三河の現役プレイヤー松井啓十郎さんと一緒に八村塁について語る。レギュラーの八代さんと同じコロンビア大で2人は盛りあがる。控え室で恵さんに挨拶されて「八村のドラフトってどれほど凄いことなの?」と聞かれて思わず「日本人が100mで9秒6を出したくらいの驚きですよ」と言ってしまったけど。それをそのまま番組でも使う。まぁNBAでの実績という点ではまだ結果を出していないけど衝撃としてはそのくらいですね。松井さんと楽しくNBAの話をして番組を終えて局のクルマで根岸の行きつけの美容室『LAWRENCE』へ。頭をケガしてチョイとロン毛になってしまった髪の毛を切ってもらう。スポーツ好きの若大将はオリンピックのチケットのバスケとサッカーが抽選に当たったとか。当たる人もいるんですね(笑)。友人のなかには100万円分も当選して払う金がなくって困ってる人もいるとか。ま。いろいろですね。サッパリして帰宅。仕事。メシ。フロ。サケ。ネル。まぁ最近は飲めなくなりましたけどね…。

6月22日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとバーンスタインの『オン・ザ・タウン』のLDをDVDにダビングしたものをチェックしてイロイロ資料を準備して大船駅へ。品川から新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターのオペラ講座『バーンスタインのすべて』の3回目の講座はもちろん『オン・ザ・タウン』。この音楽がミュージカルのなかでも異色の複雑で面白い音の組み合わせでできていることを理解していただくため同じ2人の脚本家(ベティ・カムデンとアドルフ・グリーン)がつくって大ヒットした『雨に唄えば』も見て聴いてもらう。聴き較べると一目瞭然。いや一聴瞭然。バーンスタインの音楽がクラシックだとわかる。何しろティルソン・トーマス指揮ロンドン響の演奏はブロードウェイ歌手(タイン・デイリーやデーヴィッド・ギャリソン)のほかにグレデリカ・フォン・シュターデ&マリー・マクローリン&イヴリン・リアー&トーマス・ハンプソン&カート・オルマン&サミュエル・レイミーと一流のオペラ歌手がズラリと並んでますからね。おまけに小生の大好きなジャズ・シンガーのクレオ・レーンまで登場。貫禄の歌いっぷりでジャズ・バラッドを披露しています。で受講生の皆さんにも驚いてもらって来月の佐渡裕指揮による兵庫県芸術文化センターでの公演の期待を高めて講座を終えて新幹線で帰鎌。帰ると次女が男の子2人を連れて来宅。ワイワイガヤガヤと久しぶりに賑やかになって孫の大好きな婆のチャーハンで晩飯のあとフロ&ネル。

DVD
『ストラヴィンスキー《火の鳥》自作自演』
『ストラヴィンスキー《火の鳥》自作自演』

6月23日(日)
朝起きて孫と一緒に黒兵衛と散歩。最近手塚治虫の『火の鳥黎明編』を文庫で買ったというので解らないところは飛ばしてイイヨと言ってやる。大きくなってまた読んでわかるようになればいい。爺が『火の鳥』を初めて読んだのは高校生のときだったから。ワン。朝食のあと孫たちはヘアサロンへ。俺は忙しい1週間を前にちょっと前倒しの締め切り2本新聞社と通信社のコラムをやっつける。昼過ぎ孫たちが帰ってきたので録画していたNHKヒストリアで手塚治虫のドキュメンタリーを見る。孫と同じ小3の時に漫画をつくったりパラパラ漫画を画いていたと知って孫もやり出す。パラパラ漫画に使える本が欲しいというので本棚の本をどれでも使えと新書を1冊プレゼント。すると何やら描きだす。人が歩いていて石に躓いてこけて電信柱にぶつかって…まぁ何でもええわ。晩飯食って孫たちは帰って行ったので『いだてん』見てアンセルメ指揮N響のストラヴィンスキー『火の鳥』聴いて寝る。火の鳥づいた一日か。そうか手塚治虫は60歳で亡くなっていたのか。7年も長く生きた自分が恥ずかしい。寝よ。

6月24日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。雨が降ってるのか降ってないのか降るのか降らんのかはっきりせん。蒸し暑さだけははっきりしていて梅雨ですね。ワン。日経の書評用オリンピック関係の本を読書。午後までデスクワークのあと東海道線で新橋へ。ゆりかもめで日の出へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは元WBC世界ライトフライ級チャンピオン木村悠さん。先週の井岡一翔の素晴らしいボクシングや亀田興毅の異種格闘技の話などボクシング話満載。やっぱりボクシングの話は楽しいですね。パンチの避け方の話で座ったままながら元チャンピオン相手に拳を交えさしてもらう。こんなちょっとしたことでも顔の意図や動かし方や目の動きがさすがにチャンピオンはカタチになっていて貴重な体験です。イロイロ話してゆりかもめと東海道線で帰鎌。明日の『ひるおび!』の打ち合わせをしてベッドへ。フロのあと書評用本を読み続けてネル。

6月25日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。さっさと終えてネットでコパアメリカ日本vsエクアドル戦に注目。DAZNに入っていないので3分おきくらいの文字情報に注目。コレがなかなか面白い。前半○分中島右サイド。ドリブル突破。中央へスルーパス。岡崎折り返して中島シュート。GKセーブ……などと文字が出ると想像力が刺激されて十分楽しめる。そして1-1の同点のまま後半49分!久保がPA内左から折り返して中央で受けた中島が右足でシュート。DFに当たったボールを久保が右足で押し込む。がオフサイドを取られる。アッチャーと頭を抱える。これで日本もエクアドルも決勝トーナメント進出は消えましたね。この文字情報に興奮するのは俺が文字中毒者だからかなぁ?少々準備をして大船駅へ。東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。テーマは八村塁の中学時代で恩師の阪本監督と映像がつながってスタジオゲストは小生と先週と同じコロンビア大出身のBリーガー松井啓十郎さん。八村選手もそうだったらしいけど松井選手もバスケを始めた子供のころは他の選手よりも下手で鈍臭かったらしい。でもそのほうがいいんですよね。早くからサッサと上手くやる子供はいったん壁にぶつかると乗り越えられないことが多いから。最初から鈍臭い選手は何度も壁を乗り越える経験がありますからね。ヴァイオリンやピアノの指導者も同じことを言ってますよね。楽しくイロイロ話して松井さんに今配布されている『スポーツゴジラ43号』(小生が「映画東京オリンピック」について書いている号)をプレゼントして局の手配してくれたタクシーで帰宅。日経書評特集の本を読むため終日デスクワーク。晩飯映画劇場に『オン・ザ・タウン』で見事な歌をうたっているタイン・デイリーのデビュー映画『ダーティ・ハリー3』を見出したけどBSで八代目中村芝翫さんが京都を訪ねる番組をしていたのでそっちを見る。本能寺を訪ねるのが面白かった。本能寺ってこんなに広いのか?京都出身者は京都のことをな〜んにも知らんなぁ。風呂入って寝よ。

BOOK
『Karsh: Beyond the Camera』
『Karsh: Beyond the Camera』
エドワード・ウィンパー『アルプス登攀記』(講談社学術文庫)
エドワード・ウィンパー『アルプス登攀記』(講談社学術文庫)

6月26日(水)
朝起きてミックスペーパーや雑誌の処分のあと朝飯食って黒兵衛と散歩。なでしこジャパンはオランダに1-2で惜敗。最後のPA(ペナルティエリア)内でPKを取られたのは審判によって解釈が異なるかもしれないですね。先制点を奪われたのこそバックスのミス。フォワードも決めきれなかった。しかし良くやったと言えるでしょうけどさらなる成長に期待。東京五輪に期待ですね。ワン。終日いろいろデスクワークのあと夕方から東海道線とゆりかもめでノーボーダー海岸スタジオへ。スポーツ・インテリジェンス・スクール(SIS)第3回目の講義はインタヴューの仕方。その前にボクシング井岡の活躍とボクシングの「危機」の問題や南ア女子選手の両性具有問題について話す。さらにイタリア・ルネサンス後半に詩人のペトラルカが登山をして以来の近代登山の歴史も。スポーツ登山が生まれた頃は頂上に立つ競争になって岩雪崩を起こして「敵」のパーティの登山を妨害したりしたんですよね。『アルプス登攀記』(岩波文庫)に書いてありますね。後半はインタヴューについてイロイロ話す。2人の聴講生に宿題として与えていたインタヴュー20項目の採点も。丸山桂里奈選手にインタヴューするつもりのタイトル「丸裸桂里奈」は上出来でしたね。ただし「まるはだか桂里奈」のほうが良かったかな「桂里奈まるはだか」かな。いや「丸はだか桂里奈」「丸ハダ桂里奈」かな…。ま。イロイロ考えてください。写真を撮る行為とインタヴューをする行為がよく似てることをニール・ライファーやユーサフ・カーシュの写真を例に説明したり…でSISはいったん終了。またいつか再開できるかな?帰宅すると11時過ぎ。晩飯食って風呂入ってベッドへ。爆睡。

6月27日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。熱帯性低気圧だか颱風だかが近づいて前線を刺激しているらしいが関東は今年は雨が少ない。傘を持って出て結局1度も使わなかったことが最近2度あった。「持って出たからにゃあ降ってもらわな」というのは「傘」をお題にした生前の桂枝雀師匠の川柳。もちろん五七五のルールは無視。見事ですね。ワン。終日ゆっくりデスクワーク。日経書評の本を読み続ける。晩飯映画劇場…と思っていたらTBS『ひるおび!』から電話。明日のテーマは陸上日本選手権だというのでNHK-BSを見る。男子100m準決勝にアナウンサーが「豪華なメンバー!」と絶叫を繰り返す。サニブラウン・桐生・ケンブリッジ・小池・多田・飯塚…たしかに豪華ですね。世界で100m10秒の壁を破ったのは27か国141人らしいけどそのなかに日本は入っているのですから吉岡隆徳さん以来の伝統は生きてるのかな。女子も第2の人見絹枝選手の誕生はいずれあるでしょう。

6月28日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日の『ひるおび!』は午後1時過ぎの話題だからゆっくり散歩。ワン。明日の神戸でのSCIXの勉強会(故平尾誠二さんが始めた勉強会)での講演の準備などをして東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSに向かう途中テレビ朝日の『ワイドスクランブル』から電話。昨日JOCの会長に就任した山下泰裕さんの「等巨五輪の目標金メダル30個」について意見を求められたので目標は高く少しでも可能性がある数字を示すべきで「30個」という数字はその意味で妥当と言うべきだがオリンピックは国別のメダル数を競うものではないと憲章にも謳ってるIOCの下部組織のJOC会長が言うべき言葉ではないと答える。そのあとTBSから携帯に電話。番組のコーナーが入れ替わって最初になったので早く来てほしいとのこと。早めに出て良かったけど局に着いたらすぐメイクをしてもらってディレクターから「いつものようによろしく!」と言われただけでスタジオへ。北京五輪400mリレーの繰り上げ銀メダリストの塚原直貴さんと一緒に昨日の日本選手権100m予選と準決勝を振り返って今夜の決勝の展望を喋る。福岡の競技場には同じく銀メダリストの高平慎士さん。楽しくイロイロ短距離走の話題。100m200mランナーは1年に5レースくらいしか全力で走れない(でないと故障する)とか100m10秒を切った国は30か国弱でドイツもロシアも切ってない…とかイロイロ話す。以前吉岡隆徳さんや飯島秀雄さんや中野浩一さんに(この競輪王者も陸上競技出身ですからね)取材していたことが大いに役立つ。時間変更と1時間を超す長丁場に少々疲れた(最後はオシッコの我慢に少々難儀(>_<)。番組を終えて局のクルマで爆睡帰宅。いろいろデスクワークのあと晩飯陸上競技は面白いですねえ。女子やり投げも女子1500mも陸上競技は大きな運動会ですから面白いですねえ。男子100m決勝はサニブラウン選手が圧勝。競技場に登場したときから他の選手は走って出てきたのに一人堂々とゆっくり出てきたりして態度が違いましたね。タイムは本人も言うとおりイマイチだったけどこれからどれだけ伸びるのか楽しみですね。

BOOK
齋藤愼爾・編『時よとまれ、君は美しい スポーツ小説名作集』(角川文庫)
齋藤愼爾・編『時よとまれ、君は美しい スポーツ小説名作集』(角川文庫)
池波正太郎『緑のオリンピア』(講談社文庫)
池波正太郎『緑のオリンピア』(講談社文庫)

6月29日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。日本で陸上競技がこれほど注目されるようになったのは小生にとっては初めての体験。織田幹雄・南部忠平・田島直人各選手が三段跳び五輪3連覇(1928〜36年)をしたときの戦前の盛りあがりはどーだったのかな?そー言えば作家の阿部知二が1930(昭和5)年に『日独対抗競技』と題した陸上競技がテーマの面白い小説(日本の教授夫人がドイツ陸上選手の肉体に魅せられる話)を書きましたねえ。戦後は東京五輪の前(昭和36年)に池波正太郎が三段跳びの選手の前に妖精が現れる『緑のオリンピア』という佳品を書いてますね。倉橋由美子の『100メートル』という短編は世界で初の10秒0を出したドイツのハリーの物語ですね。そろそろ誰か日本の短距離走短編小説を書くのかな?ワン。イロイロ準備して昼過ぎ東海道線で品川へ。新幹線で新神戸へ。タクシーで神戸国際会館セミナーハウスへ。年に1回の故平尾誠二さんが始めたSCIX(スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構)主催の『スポーツ・インテリジェンス講座』へ。100人の聴衆を前にラグビーW杯やオリンピックを「見る」とはどういうことか?ということについて講義。聴衆の何人かから「とっても面白かった」「ためになった」といわれて満足。講義を終えてスタッフのUさんMさん×2人などと毎年行く生田神社の前の焼き鳥店へ。美味しい焼き鳥や鶏鍋をつつきながらスタッフの方々8人と歓談。毎年1度の素敵な夜でした。神戸泊。

BOOK
土田よし子『東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典〈29〉』(中公文庫)
土田よし子『東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典〈29〉』(中公文庫)

6月30日(日)
神戸のホテルで目覚めてバイキングの朝食。神戸牛(?)の牛スジの煮込みが置いてあったけど少々ヘヴィに思えたので敬遠。クロワッサンとサンドイッチとコーヒーで済したあとSCIXのスタッフらに案内されてタクシーで山の手のほうにある平尾誠二さんのお墓にお参り。お墓に到着した頃から雨脚が強くなる。「突然来るなよ。びっくりするやん」と平尾さんが言っているのか?お墓には「自由自在」と書かれている。現役選手時代に「自由にやっとるなぁ」と言うと「そうでもありまへんで…結構世の中のシガラミもありまっせ」と笑顔で返された。笑い顔ばっかり浮かびますね。お参りしてタクシーで新神戸近くのホテルでお茶。みんなでラグビーW杯のこととかイロイロ話して新幹線で帰鎌。車中は日経書評用の本をひたすら読書。疲れて土田よし子さんが画いた漫画版『東海道中膝栗毛』(中公文庫)に手を出すとコレが面白くて読んでしまう。「借金が苦しく死のうと思えども後ろ髪引く酒の旨さよ」十返舎一九は天才ですね。確か辞世の句は「この世をばイザおさらばに線香の煙とともにハイ(灰)さよなら」というものだった。お見事!こーゆー辞世の句を作りたいもんですナァ。家に着くとトランプ大統領の選挙パフォーマンスを実況中継していた。3者とも有利に働いて三方一両得ということか?中味は何もなさそうだけど。陸上競技で雨中の200m決戦のほうがよほど素晴らしいですね。サニブラウンは貫禄かな。国内では…。内弁慶にならないでね。晩飯のあと『いだてん』を少し。このスラップスティック的リズムは変わらないのか…田畑政治さんという方はこんな人だったのかなぁ?風呂のあと文楽『仮名手本忠臣蔵』を少し見る。松の廊下と浅野内匠頭切腹と赤穂城明け渡し。文楽は何度も見るとハマりそうでコワいですねえ。寝よ。

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