ナンヤラカンヤラ
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BOOK
織田作之助『夫婦善哉』(岩波文庫)
織田作之助『夫婦善哉』(岩波文庫)
DVD
『夫婦善哉』
『夫婦善哉』

5月1日(木)
朝黒兵衛と散歩。明日(金曜)締切の原稿に挑戦するが書けず。かと言って明日から始めようと思っていた部屋の掃除にも手が付かず。どっちつかずで一日を終えて自己嫌悪。情けない話だが俺は自分で計画を立てて仕事や生活をすることができなくて誰かに尻を叩かれないとダメらしい…と思いながら仕事も掃除も出来ないでいると仕事机の背後にあるテーブルの上に無造作に積みあげられた本に手が出る。現在の仕事とは関係のない本。たとえば織田作之助『夫婦善哉』岩波文庫。ヤッパリ面白い。しかしこんなことをしていては仕事にならない。ワカッチャイルケドヤメラレナイ。ア。ホレ。スイスイスーダララッタ…と歌っても仕方ないので夕方の黒兵衛の散歩。戻ってビール。晩飯スポーツ劇場は世界卓球。卓球は見ていて本当にオモシロイ。手に汗握る。しかし肩が凝る。晩飯と同時は不向きかな…なんてことしか思い出せない一日。とほほ。あ。今日はメーデーやったか。安倍首相が労働者の集会に出たとか。ヒットラーも労働者に支持されましたね…。

5月2日(金)
新聞原稿締め切り日。朝黒兵衛と散歩のあと毎日新聞『時評点描』午前中に仕上げる。NBAの黒人差別・スペインリーグのブラジル人差別・浦和レッズの外国人差別…スポーツが社会の歪みを焙り出すなかで東京六大学野球やら高野連やら箱根駅伝やら全日本柔道選手権等々も反スポーツ的差別性を含んでる…という内容。書き終えて大掃除開始…とはいかず。いろいろメールの整理やら手紙の整理やら。そのうち今日は休日でエノスイ(新江ノ島水族館)に行ってた次女と孫が帰ってきたので土産話を聞くウチに寿司でも食いに行こうという話になって久しぶりに『鮨処もり山』へ。GWですからね。〆張鶴と美味い寿司に舌鼓。孫はワカメ+マグロ+鉄火にプラスしてイクラ・デビュー。帰りにオトナは駅前のバー『213』に寄って仕上げにオクスリ(イタリア産の薬草酒)を胃に注入。満足マンゾク。GWはこれでオシマイ。

DVD
『ビルマの竪琴』
『ビルマの竪琴』

5月3日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと大掃除開始。本棚の本の入れ替え。うむむむむむ。我ながら大変な作業に手をつけてしまったようですなあ。まぁ仕事部屋の整理もリビングの整理もいつかはやらなければならないコトではあったけどコレほど大変だとは。ふううう。ヤッパリ本は大量処分しないとダメかな…。昼飯映画劇場は市川崑監督『ビルマの竪琴』。リメイク・カラー作品。こーゆーマトモな素晴らしい映画がフジテレビのプロデュースで1980年代の日本では作られ大ヒットしていたことを憲法記念日の今日こそ銘記しておくべきかも知れないですね。午後から大掃除の続き。午前中もそうですが途中で仕事電話が入ったりメールの処理をしたり…。整理整頓大掃除に集中できないことに少々苛立ちながら(苛立ってもシャーナイと思いながら)部屋の中をひっくり返す。あっと言う間に晩飯ピンポン劇場。コレに勝てば銅メダル確定の女子日本vsオランダ戦。いやぁスゴイ試合の連続でした。延々3時間以上見てしまう。見事な勝利でした。なかでも石垣選手とリ・ジエ選手のカットマン(女子でもカットマンでイイのかな?)同士の一戦は見応えがありました。最後の石川選手の粘りも見事。日本の小さな女子たちは頑張りました。こういう小さな日本女子の鮮やかな頑張りは東京五輪のバレーボール以来女子サッカー女子卓球と引き継がれているようですね。コレで男女とも3位以上が確定。しかしどの国も中国選手だらけなのは華僑の伝統か。

5月4日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと今日も大掃除。本棚と仕事机と仕事テーブルの上は相当片付くがアト3〜4日はかかりそう。それから資料の再確認…で『東京オリンピックを見る(仮題)』の執筆開始は6月からですね。6〜8月の3か月間でナントカ…とこれは編集者への言い訳じみたさりげない報告です…てなことを考えながら午前中も整理と処分。午後も整理と処分。大掃除と言いながらナカナカ整頓と掃除に移れない。とほほ…と思ううちに夕方の黒兵衛と散歩。帰宅後晩飯卓球劇場。男子はドイツに敗れて決勝進出ならず。しかし女子は今日もまた3時間以上に及ぶ大激戦を見てしまった。相手は香港。3−1で素晴らしい勝利!なかでも1勝1敗の3番手で出てきた平野沙也香選手の大逆転劇は本当に素晴らしかった。何しろ2セットを連取された3セット目が4−9でアト2ポイント取られれば負けというところから大逆転。3,4,5セットと連取して勝利した精神力は本当に立派でした。相手選手が審判に講義したりして試合の流れを変えようとしたのにも動じず最終セットのジュースをモノにしたのは見事。サァ明日は中国戦ですね。しかし中国人はナンデこうも卓球が強いのかなぁ…。

5月5日(月)
端午の節句。子供の日。今日も大掃除…と書くには書いたがコレを書いてるのは木曜の朝。時間の進行と退歩がガルシア・マルケス並みになってしまい何をやったのか忘れてしまいそう。かといってアーサー・C・クラークのように未来のことを過去のように見る人間の視点にも立てず…とりあえず黒兵衛と散歩に行って…大掃除を続けて…で…カレンダーを見て一気に氷解(なんのことはない)新幹線で大阪へ。毎日放送『VOICE』生出演。しかしニュースのコメンテイターというのはムズカシイもんです。視野を押し広げろ!と迫るニュースに対して耐え得る一般教養が必要ですね…と思いながら帰りの新幹線は爆睡。あ。それにこの日は翌日のTBS『ひるおび!』出演依頼の電話でごちゃごちゃして帰宅後ビデオで日本vs中国の女子卓球決勝を見たのでした。世界ランク1〜3位(補欠は4位と5位)という中国選手に対して9位の石川を初め大健闘ですね。ロンドン五輪銀メダルを実現した村上監督の戦略はリオ2016→東京2020と続きそうですね。中国に勝てる日が来るか…。ビデオ見終わったら午前1時半。寝よ…と3日後に書いてます。

DVD
『ビルマの竪琴』
『ビルマの竪琴』

5月6日(火)
朝黒兵衛と散歩のあとメールやナンヤラカンヤラ処理して東京赤坂TBSへ。久しぶりに『ひるおび!』生出演。1か月ぶりくらいかな。控室で大谷昭宏さんから先週土曜毎日新聞に書いた原稿が面白かったとオホメの言葉をいただく。モノカキが原稿を誉められるのはホントどんなに短い原稿でも嬉しい。御礼に…というワケではないが森まゆみさんが編集した『異議あり!新国立競技場』(岩波書店)をプレゼント。恵さんにもプレゼント。新国立競技場の設計図も出来ないまま現在の国立競技場は解体工事が始まるんでしょうかねえ…。番組ではMCの恵さんが男子も銅メダルとフォローしながら女子卓球の31年ぶり決勝進出の快挙を話す。村上監督が現在の中国との差1対9を2016リオで3対7…2020東京で5対5に…と言ってるのは十分可能な戦略。何しろ2008北京の後2012ロンドンで「公約」どおりメダル(銀)獲得を果たした人ですからね。そのために選手に国際試合に多く出場させてランキングを挙げて中国と同じトーナメントの山には入らないように…といろいろ手を打った人ですからね。6年後まで長いドラマは見る価値があります。TBSから帰って大掃除の続き…と思ったけど夕方まで寝てしまう。疲れてるかな。大掃除は少しにして黒兵衛と散歩のあとビール。晩飯映画劇場は市川崑監督『ビルマの竪琴』。古い方。ヤッパリこっちのほうがリアリティがありますね。どっちの映画にも交換婆(コーカンコーカンと言って日本兵と物々交換する老婆)の役で出ている北林谷栄は若いのに見事。あ。コノ映画を見たのは「明日」のことだったか?明日(未来)のことを今日起きたこと(過去)のような書くのはアーサー・C・クラーク的?

5月7日(水)
朝RKB毎日放送『ニュース新発見インサイト』電話出演。卓球のことを話そうかと思ったところが昨日他の人が話したとのことで急遽2020東京五輪新国立競技場問題に切り替え。来週の月曜に千駄ヶ谷津田ホールで中沢新一さんらによるシンポジウムもあるので設計がまだできない問題や仮設サブトラックによって絵画館前の並木道の景観が相当変わる…という話をする。あ。千駄ヶ谷の東京体育館はじつは新国立競技場に最初に反対の声をあげた槇文彦氏の設計だったけど槇氏は体育館の床が非常に堅くて(サーカスの象が乗っても耐えられるようにしたため)室内テニスが出来なくなったことを御存知なかった。こーゆーのを勝手に決める「部署」があることがコワイですね。今回のサブトラックも誰が設計したのかわからないまま絵が出てきたのですからね…。ラジオのあと終日大掃除。本を運んで箪笥を運んで1階と2階を行き来して昼飯にペヤング焼きそば掻き込んで延々と荷物と大格闘。黒兵衛の散歩は長女がやってくれたものの長女の引っ越しの荷物運びもあって首肩腕腰背骨が悲鳴をあげる。明日は『ひるおび!』でW杯のことを…と出演依頼されていたのがオボカタ某に何かが生じたとかナントカで急遽出演取り止め。それはスゴクほっとすることではあったけど1日延期は別用があって不可能。残念。晩飯映画劇場は『ビルマの…』あっ。昨日書いてしもたぁ。寝よ。

5月8日(木)
今朝は朝から調子が悪い。連日の大掃除で汗をかいてそれが冷えて風邪気味なのか?朝の黒兵衛との散歩はなんとかこなすが過去3日分(5〜7日)の本欄を書いた内容が少々無茶苦茶。昨日ボクシングを見たことも忘れてしまった。井岡は左右に身体を振れなかったのが敗因ですね。風邪気味を治すために派手な大掃除は止めて(どんな大掃除や・笑)仕事机周辺の整理。それだけでも大変。おまけに仕事机の前に座ると本を読んでしまう。大掃除は一端中止。午後はリビングのレーザーディスクの整理。最近DVDに大変更しているモノのLDしか出ていない名作もある。音楽評論家のH氏がLDを100枚ほど送ってくれたけど小生が既に持っているもとの重複半分くらい。しかし…うわっ!!セシル・テイラーのライヴなんてのがある。これは見なければ。などと思いながら晩飯サッカー劇場はなでしこジャパン練習試合。ニュージーランドも強くなったけどなでしこはベストメンバーでなくても強いですね。大松&佐々木&村上は(小生の知ってるなかでは)女子スポーツの三大監督ですね。2-1で勝ったのを見届けてすぐにベッドへ。悪寒がする。治さねば。一晩で治すのは得意ですからね。

5月9日(金)
朝の目覚めは気分爽快。風邪からフッカツ!!黒兵衛と朝の散歩して午後からの講義の準備をして新横浜へ。昼飯に立ち食い蕎麦。以前吉祥寺に住んでいた40年前頃昼飯も晩飯も立ち食い蕎麦=かき揚げ蕎麦+コロッケのトッピング+ライスという生活を続けたことがある。小生はそれ以来の立ち食い蕎麦ファンである。新横浜の横浜線ホームの店はナカナカ美味。新幹線で浜松へ。迎えのクルマに乗って静岡文化芸術大学へ。理事長の有馬朗人氏から客員教授任命の辞令書を受け取る(こーゆー儀式は苦手ですけどね)。あ。この人は確か原子核物理学者で文部大臣やった人ですよね(汗)。小生の東大入学年を訊かれて「いやあ…半年も行ってませんから」とさらに大汗。「それは大正解ですよ」と言われたのは元文相の本音?「加藤総長と全共闘が秩父宮ラグビー場で団交したとき現場にいましたよ」「私はまだ高校生でした…入学後は小田嶋雄志先生だけにはお世話になりました」「そうですか。あの頃の駒場は人文系に良い先生が揃っていましたねえ…駒場寮が全部壊されたのは残念だったなぁ。僕は一つは残せと言ったんだけど…」あ。あの寮で小生の退学祝として浅川マキのコンサートをやりまし…と言おうかなと思ったけど話が通じないと思って止める(苦笑)。所用で講義を聞けないのは残念とのことで有馬先生が去った後溝口紀子先生が現れ柔道の話やら講義の打合せやらのあと講堂へ。新入生約400人弱を相手に檀上から「スポーツとは何か?」というテーマで1時間チョイ講義。気合い入れて一人も寝むらさへんぞーとハンドマイク片手にマイケル・サンデル教授を意識して(笑)アッチ行ったりコッチ行ったりホワイトボードを使ったり学生に話しかけたりしながらドッジボールの意味からフットボールの歴史まで…スポーツライターの仕事から勉強の面白さ…教養の大切さまで…ふうううう一気に話して新幹線でビール。疲れた。帰宅して阪神巨人戦見ながら晩飯&ワイン。阪神の緑色のユニフォームは最悪でっせ。能見で負けたのもユニフォームのせいかも?ニュースで集団的自衛権が話題。「戦争を経験してない者にとって戦争は甘美なモノである」ピンダロス…やったかな?調べよ。

CD
『展覧会の絵/ボレロ』
『展覧会の絵/ボレロ』
山下洋輔スペシャル・ビッグバンドの超絶大名演。ライナーノートも読んで下さい。
蔵出しコラム音楽編参照

5月10日(土)
朝の目覚めはマズマズ。黒兵衛と散歩のあとNOBORDER SPORTSの広瀬一郎さんのW杯原稿やら星野恭子さんのパラスポーツ原稿やらの入稿作業。早い昼飯食ったあと山下洋輔さんとスペシャル・ビッグバンドの近日発売CD『展覧会の絵&ボレロ』視聴盤を聴きながらライナーノートの校正。音楽化するためにムソルグスキーが選んだ絵の上からジャズメンがラクガキしまくったような素晴らしい音楽。小生も「サミュエル・ゴールデンベルク(大金持ち)とシュミイレ(貧乏人)」といった絵のタイトルをAbenomics millionaire and working poorなどと書き直して存分に遊ばせていただいた。来月発売予定。筒井康隆大先生が「脱臼したボレロ」と名付けたボレロも聴きモノでこれはスゴイCDですぞー!仕事が休みの次女はチケットが余ってるとかナントカ理由をつけて子供(俺の孫)を連れてディズニーランドへ。身長が102センチを越えたのでスターウォーズ・ツアーに乗れたとか。スターウォーズ大ファンで3歳のフォースの使い手(もちろん冗談ですが)というのも珍しいかも。とはいえスターウォーズ・ツアーに3回も乗る必要はないやろ。阪神巨人戦で阪神が9回裏の大チャンスを逃して延長で負けてるときに帰宅。早よ寝んと明日は仕事やでぇ。今日の大掃除は一日小休止とはいえナンヤラカンヤラ疲れた一日。阪神はイザ勝負というとき弱いですね。今までがデキスギかな。

5月11日(日)
朝起きてゴチャゴチャ準備して(ナンのコッチャ)新横浜へ。新幹線で京都へ。亡義母の100カ日で読経と納骨…ところがお坊様の都合で予定が早まったとかで京都上賀茂のヨメサンの実家に着いたところが読経は既に終わってて大急ぎでお墓へ。納骨読経にお付き合いして手を合わせたあとアシアライに北山の中華料理店へ。昼からのビールと美味しい中華に舌鼓。亡義母に感謝のあと上賀茂の家へ。近くすぐ家の裏の賀茂川沿いに結構大きいマンションが建つという。少子化の世の中で環境破壊と経済優先の世の中はいつまで続く?義兄姉ヨメハンらと対策会議(笑)のあと四条のホテルへ。中華で腹一杯なので行きつけの祇園のバー『酒肆G』へ。酒呑んでいろいろ話して宿へ帰ろうと思ったけど小腹が減ったのですぐ近くの『一銭洋食』でお好み焼き買うて帰ることにしようとしたところがTV局のクルーが撮影中。映るのを避けてヨメサンにお好み焼きを買いに行かせるとナント『ちちんぷいぷい』のVTR取材とか。スタッフにも見つかってしまってライトで照らされるなかVTRの取材で『一銭洋食』の店長と思しき人物から「私が焼きました」というお好み焼きを受け取る。「家は近いんですか?」「一銭洋食が出来るずっと前からすぐ近所に住んでましたがな」とかナントカ酔った勢いで会話(まるで「今夜のシンデレラ」やがな…って関西以外の人はワカランやろなぁ…)。別れたあと四条通歩きながら今の人どっかで見たことがあるなぁ…ということになって考えたら西川きよしサンの息子さんかも…。酔っ払ってテレビに取材されたんは初めてかなあ…(笑)。

BOOK
岡邦行『大島鎌吉の東京オリンピック』(東海教育研究所)
岡邦行『大島鎌吉の東京オリンピック』(東海教育研究所)
中島直矢・伴義孝『スポーツの人大島鎌吉』(関西大学出版部)
中島直矢・伴義孝『スポーツの人大島鎌吉』(関西大学出版部)

5月12日(月)
朝京都の常宿ホテルで目覚めて朝飯バイキング。九条ネギのオムレツを作ってもらう。食べたあと大阪へ。朝日放送で『大島鎌吉オリンピック特番』の録音収録。ラジオのドキュメンタリー1時間。この大島謙吉という人は本当に素晴らしい人物で戦前のロス五輪三段跳び銅メダル。戦後1964年東京五輪招致の有名な平沢和重の演説原稿にも関わってモスクワ五輪のときは政府の圧力に反抗してナントカ選手の個人参加の道を拓こうとした人物。こういう番組のコメンテイターに起用してもらったことを歓びながら高橋アナウンサーといろいろスポーツの話。楽しく1時間以上を過ごさせていただきカットする場所に悩むディレクター&プロデューサー氏と共に打ちあげの中華料理へ。連日の中華も飽きないもんです。あ。高橋アナウンサーは奥様に初の子供が生まれるとかで中華を掻き込んだあと急いで病院へ。無事に産まれたかな?今日の仕事が忘れらない仕事になったことでしょうねえ。俺の初めてのときは井の頭公園で朋友と昼間からビール飲んでボート漕いでたのを思い出しながら新大阪ら新幹線で東京へ。千駄ヶ谷の津田ホールへ。「新国立競技のもう一つの可能性」と題したシンポジウムに出席。パネラーは建築家の伊東豊雄・森山高至・松隈洋&人類学者の中沢新一の各氏。話を聞けば聞くほどザハ・ハディド氏設計の新国立競技場の建設には相当に無理のあることがわかる。明治神宮外苑という大切な場所に新興国のアイコン建築のような派手な建築物はそぐわないこともわかった。21世紀の先進国の建築の主流はリフォームであり現在の国立競技場の歴史的価値を守らねばならないこともわかった。しかも3月中に発表される予定だった基本設計がまだできあがらない。あのザハの設計の建築物は本当に出来るのか?中途半端な者しかできないのではないか?と伊東氏などの専門家が危惧するなか7月から現在の国立競技場の解体工事が始まるという。日本は何処へ向かって進もうとしてるのか?五輪組織委の人たちはこの日本の大危機に気づいてないのか?スポーツ界は誰も声をあげないのか?大島鎌吉が生きていたら…。

DVD
『101匹わんちゃん』
『101匹わんちゃん』
Blu-ray
『ノートルダムの鐘』
『ノートルダムの鐘』

5月13日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩…しようかと思ったら雨。しかし最近の大掃除の結果2002年日韓W杯の日本vsベルギー戦を見に行ったときにもらった(古いなぁ)レインコートが出てきたので大丈夫…と思ったら黒兵衛が昨日狂犬病の予防注射を受けたとやらで雨が小止みになるまで待つ。その間イロイロ仕事。小止みになって散歩のあと再びイロイロ仕事。昨日は移動しながらザック・ジャパンのメンバー発表について「良く言えば熟成したチーム。しかし悪く言えば驚きの変わり映えしないチーム」と新聞社やテレビ局の電話取材に答えたけどその延長でイロイロ電話もあれば原稿書きもあってNOBORDER SPORTSに原稿送ったり校正したり…あ。このホームページの更新が明日に迫ってたけどソレは無理ですね…明日からまたイロイロ仕事があるもんで…で。このホームページを管理してくれてる京都のスタッフに今週の更新は来週に延期することを伝えて原稿の校正やらナンヤラカンヤラ仕事して晩飯映画劇場と思たら孫が『101匹わんちゃん大行進』見てて…昼も幼稚園から帰って『ノートルダムの…』ナンタラちゅうアニメ見ててバッティング。孫と地頭には勝てんのでナンヤラカンヤラ仕事に戻ってアニメが終わった頃からビール&晩飯。しかし映画を見る気力は失せたのでバファローズvsイーグルス。西投手はエエなぁ。バファローズ強いなぁ。しかし人気が出ないのはなぜか球団は一から考え直すべきですね。明日早いから寝よ。

5月14日(水)
朝RKB毎日放送『ニュース新発見インサイト』電話出演。ワールドカップ・サッカーはなぜ世界の注目を集めるのか?というテーマで古代メソポタミアの太陽の奪い合いから中国の毬門・日本の擲鞠・イタリアのカルチョ・フランスのラシュール・イギリスのモブ・フットボールなどの話をする。すべて太陽を奪い合って世界の支配者を決めるゲームだったわけですね…てな話をしたあと今日は福岡へ行って『今日感テレビ』に出演…と宣伝をしてもらって羽田空港へ。JALで福岡空港へ。タクシーでRKB毎日放送へ。午後のワイドショー『今日感テレビ』生出演。そうか…司会の川上政行さんに言われて気づいたけどロンドン五輪のとき以来の生出演か…でいろいろ九州の話題で盛りあがったあとスタジオで来週の『ラジオ特別企画プロ野球80年』4回分収録。日本のプロ野球のマスメディア支配を批判。だからオリンピック競技への復活も難しいんですよね…とか録り終えて博多の小さなお店で美味しい魚と美味しいお酒。食べて呑んで話して楽しんでると小生を見つけたお客さんが「なぜあなたがこんないい店を知ってるの?博多の出身?」などと訊かれる。「いいえ。連れてきてもらっただけで…」しかし博多には知られてないイイ店が沢山ありますよね。イヤどこもホンマにイイ店は知られてないか…。博多泊。なでしこジャパンの対オーストラリア戦を見る。0-2から同点にしたのはサスガ。強いですねぇ。

5月15日(木)
博多のホテルで目覚めてRKB毎日放送へ。プロ野球特集の残り1日分を録音収録。今年3月まで『スタミナラジオ』のMCをされていた中西一清さんが土曜だけの仕事のために出社されてたので御挨拶。「いやあモウ悠々自適で晴耕雨読時々仕事の毎日ですよ」とか。ディレクター氏と少々打合せの話などを済ませたあと九州新幹線さくらに乗って熊本へ。実は商社系の建設機械レンタル会社の社長が中高時代の同級生で同社の得意先との会合で300人くらいの聴衆を相手に講演会。2度目の東京五輪で日本がどう変わるか…という話をイロイロしたあと懇親会で食事&酒。講演は喜んでいただけたようで同級生の友人にも迷惑をかけずに済んでホッと一息。ゼネコンの方も懇親会には出席されたようで御挨拶。講演でも話題にした新国立競技場の話になると…そうか…やっぱりほとんどの人がアレはソートーにムズカシイ…と思ってるんですね…。熊本泊。

TOY
『くまモン トミカ』
『くまモン トミカ』
BOOK
小野俊太郎『ゴジラの精神史』(彩流社)
小野俊太郎『ゴジラの精神史』(彩流社)
小野俊太郎『モスラ緒精神史』(講談社現代新書)
小野俊太郎『モスラ緒精神史』(講談社現代新書)
小野俊太郎『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21)
小野俊太郎『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21)
小野俊太郎『フランケンシュタイン・コンプレックス』(青草書房)
小野俊太郎『フランケンシュタイン・コンプレックス』(青草書房)

5月16日(金)
朝熊本のホテルで目覚めてJR熊本駅へ。孫へのお土産クマモン・トミカを買って他にもクマモン・グッズやらクマモン・サブレやら買って九州山陽新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。桂吉弥さんや沢松奈生子らとアレコレイロイロワイワイガヤガヤ楽しく話す。しかし集団的自衛権の話題だけは楽しくは話せないですねえ。あ。平和憲法9条を世界文化遺産に…というのを話し忘れた。トランポリン元女王・廣田遥さんのパリ・レポートも面白かった。昔行ったキャバレーのクレイジー・ホースがオペラ座バレエ団並の稽古場を持ってるのはさすがですね。今日はキッチンぷいぷいの前に番組を終えて少し休んでから『VOICE』生出演。大阪府が新しい英語教育に熱心に取り組んでるのはイイですけど英語は喋らなければならなくなったら喋れるもんですよねえ…小生も若い特はメジャーリーグの取材でイロイロ喋ってましたけど今はダメです(トホホ)…とか朝型のほうが仕事は捗るとか…いろいろ話して新幹線で帰鎌。車中爆睡。帰宅したら孫は爆睡。クマモントミカとの面会は明朝ですね。仕事部屋でパソコン開けると山ほどのメール&手紙。まあ3日間離れるとシャーナイか。早急に処理しなければと思えるものと早急に処理できるものだけを処理して最近御無沙汰の小野俊太郎さんから送られてきた『ゴジラの精神史』(彩流社)を手にベッドへ。『モスラの精神史』『大魔神の精神史』がメチャ面白かったからコレもと読み出すと止まらなく…なりかけながらも爆睡。眠気には勝てませんでした。ZZZZZZZZZZZZZ。

CD
『展覧会の絵』
『展覧会の絵』
『マイ・フェア・レディ』
『マイ・フェア・レディ』
『ウェスト・サイド・ストーリー』
『ウェスト・サイド・ストーリー』
『Trio Jazz:King Size』
『Trio Jazz:King Size』
『マック・ザ・ナイフ』
『マック・ザ・ナイフ』
OPERA
『コジ・ファン・トゥッテ』
『コジ・ファン・トゥッテ』

5月17日(土)
朝黒兵衛と散歩のあとギョーサン溜まったメールやら手紙やら送られてきた本やらを整理。午後から羽田へ。うわっ。東海道線が人身事故で止まってる。横須賀線も影響を受けてかメッチャ遅れ。時間的余裕を持って出てきた自分をホメながら横須賀線で品川へ。京急で羽田へ。羽田空港からJALで新千歳空港へ。今週1週間で九州から北海道まで制覇!とはいえ北海道は涼しい…という以上に寒い。気温一桁で夜はグッと冷えるとか。空港で出迎えてくれたクリスタルアーツのYさんと一緒に佐渡裕さんが北海道でゴルフするときに常宿にしてるらしいホテル・ニドムへ。広い敷地のなかに点々とある2階建て山小屋風のリゾート・コテッジに案内されて一人で大相撲を見てると佐渡さんと仲間2人がゴルフから帰ってきて広〜い敷地の大き〜レストランで一緒に晩御飯。ビールとワインで魚やらアスパラやらに舌鼓を打ちながら明日のトークショウ『PMF25周年記念スペシャル・プレイベント:佐渡裕が語るPMF〜佐渡裕×玉木正之 対談』の打合せ。まぁ特に細かく打ち合わせることもないのでワイワイガヤガヤいろんな話。「7月の兵庫のオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』は名古屋のオペラ講座でツアーを組みますのでよろしく」「ゴルフせえへんかったら人生の歓びを半分損してるでぇ」「ほっといてんかぁ…」コテッジに場所を移してウィスキーやビールで夜までワイワイガヤガヤ。山下洋輔さんの「展覧会の絵」の話からELP(エマーソン・レーク&パーマーの「展覧会の絵」に話が移り「アンドレ・プレヴィンのジャズ・ピアノは…」から「マイ・フェア・レディ」の話になってビートルズやらマイルスやら…クラシックの話はほとんどなし(笑)。北海道の夜が更けて小屋のベッドで爆睡。

DVD
『バーンスタイン最後のメッセージ』
『バーンスタイン最後のメッセージ』
TOY
『トミカ動物運搬車』
『トミカ動物運搬車』
『春華堂ウナギパイ・トミカ』
『春華堂ウナギパイ・トミカ』
『大阪トミカ博毎日放送限定トミカ三菱ふそうキャンターMBS衛星中継車』
『大阪トミカ博毎日放送限定トミカ三菱ふそうキャンターMBS衛星中継車』

5月18日(日)
朝苫小牧のホテル・ニドムのコテッジで目覚めて湖岸の周囲の森の中を少々散歩。寒いけど気持ちいい。ウワッ!ヒグマが目の前を…というのはウソです(笑)。でも鳥の啼き声がナニやら自宅の前の雑木林にいる鳥とは違う。こっちのほうが明らかにワイルド…というか声がデカイ。風が吹くと木々が揺れる。端から順にさわさわと音を立てて揺れ出すのがオモシロイ。緑の中をしばらく歩いたあと佐渡さんたちと一緒に朝食を摂って…取って…ではなく…摂ってと書きたくなる栄養豊富な朝食…美味しい牛乳やプリプリのオムレツを食べてクルマで1時間ほどかけて札幌へ。佐渡さんがPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に関するTV局の取材を次々と受けたあと札幌駅前通地下歩行空間にある北3条広場でトークショウを開始。128席ある椅子席は1時間以上前から満員とか。それ以上沢山の立ち見の人で合計300人ほどの聴衆で超満員。小生がステージに出て挨拶。私が佐渡サンと初めて出逢ったのはPMF。そのときの印象は「デカッ」…で笑いを取ったあと佐渡さんを呼び込むと「あんたもデカイやん」で対談開始。PMFを始めたバーンスタインの話…英語が全然話せない若き佐渡さんがバーンスタインに可愛がられた(イジメられた?)オモシロ話…PMFの舞台裏のオモシロ話…兵庫県立芸術文化センターでの活動もPMFが基礎になってるという話…佐渡さんが新しく音楽監督に就任するウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の話(組織のなかにドラマトゥルギーを担当する人物がいて音楽プログラムが決まるとパンフレットや広報活動などを決めていくという話は特に興味深かった)などなど…第1回PMFでのバーンスタインの映像も交えてタップリ1時間半のトークショウ。地下道のオープンスペースだったけど誰一人席を立つ人もその場を去る人も出ずに終了。最後に質問を受け付けると「佐渡さんはいつPMFに帰ってくるのか?」「いつでも呼んでいただければ…」と答えた佐渡さんの復帰は…北海道の皆さん!意外と早いかも知れませんよ…というのはまだ内緒ですが…トークショウのあと札幌上田市長の挨拶でオモシロかったとオホメの言葉をいただいてウィスキー「余市」もいただいて札幌をあとにして新千歳空港へ。そこで北海道限定のトミカを探すが残念ながらナシ。カニミソやらイクラやらチョコレートやら生ハムやらを買って飛行機に乗り込んで羽田へ。鎌倉へ。アアしんど。なでしこジャパンvsヨルダン戦見ながらカニミソで余市ウィスキー飲んでZZZZZZZZZZZZZZZ。明日の大阪で旅は一端区切りかな…ZZZZZZZZZZZZZZZZ。

5月19日(月)
朝起きたのが午前8時半。いつもは6時前には目が覚めて読書時間ができるのにやっぱりチョット疲れ気味?黒兵衛と散歩のあと軽く体操。急に激しく戻しても身体に毒ですからね。スクワットはいつものバーベル100回はやめてバーベルを持たず30回に留める。それでも息が切れる。ちょっと休むとアカンなぁ…で午前中にメールの処理。手紙の処理をして午後から新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『VOICE』生出演。『美味しんぼ』の描写は微妙ですね。W杯は日本代表のベスト8入りを信じましょう!前評判の悪いときほど成績がイイ(前評判がイイと本番は悪い)というのが過去のデータですからね。特集は枚方市にある人が善意で美術品と美術館寄贈した問題。何億円も寄付するのは悪いことではないでしょうけど維持費が数千万円×数十年+市民の公園の緑がなくなる…。難しい問題ですけどアート・ビジネスの見地から判断するべきでしょうね。儲かるよう(税金を使わないように)にやれるならエエやろけど…。もう一つの特集は謝罪。企業の謝罪会見から夫の妻に対する(もちろん逆もありますね)謝罪まで。大阪弁ではダイタイ「かんにん」「アホ」の会話で済むはず。史上最も美しい謝罪はモーツァルト『フィガロの結婚』の終幕。伯爵の伯爵夫人に対する謝罪。伯爵のContessa perdono.(かあちゃん、かんにん)に対して伯爵夫人はPiu docile io sono.E dico di si.(アホ。ウチもアホやし許したげるわ)と答える。このメロディの美しさに嫉妬してサリエリがアマデウスを毒殺…とか打合せで話してスタッフがCDまで探し出してくれたのに時間切れで紹介できず。残念。小生が貸した映画『侍』のDVDを見て西アナウンサーが感激したとか。もっとありまっせー…で新幹線で帰鎌。車中爆睡。コレで旅回りは一端休止。まずはゆっくり寝てから大掃除に戻らねば…。ZZZZZZZZZZZZZ。

5月20日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。メールと手紙の整理。コラムの締切1本仕上げて昼飯。午後から別の原稿…と日常生活に戻ったとはいえ部屋の大掃除は途中で進まず。本HPの更新原稿も送れず。京都のNさんbitさんスンマセン。読者の皆さんスンマセン。今月は月2回の更新が1回になりシカモ明日更新が可能かどうか…まぁ無料で呼んでいただいてるHPですから大目に見て下さい。イロイロ仕事してたら…あ。請求書書かなアカンのん忘れてた。慌てて請求書作って…黒兵衛と夕方の散歩に行ったら…もう辺りは真っ暗。夜。酒の時間。更新作業は中断。交流戦見ながら晩御飯。オリックス強いなあ。虎はそろそろ限界かなあ。遠藤もそろそろ限界かなあ。眠い。早よ寝よ。

DVD
『ぼんち』
『ぼんち』
BOOK
沢田啓明『マラカナンの悲劇:世界サッカー史上最大の敗北』(新潮社)
沢田啓明『マラカナンの悲劇:世界サッカー史上最大の敗北』(新潮社)

5月21日(水)
朝RKB毎日放送『ニュース新発見インサイト』電話出演。浅田真央さんが1年間の休養を発表したことを取りあげて日本人は休養を取るのが下手(だった?)という話。昔(Jリーグが生まれる以前)サッカーなどでも後半になると選手全員がバテバテで動けなかったのは常に全力疾走することが「善」と教えられていたから…といった話…のあと黒兵衛と散歩してコラム1本書いてHP更新用原稿を揃えて大掃除の続き。今日は客人が来るので我が仕事部屋だけでもナントカ恰好をつけて掃除機をあてたところでテレビ信州のスタッフが来宅。柔道事故の取材を続けているディレクターとカメラマンを相手に長野で起きた柔道事故に対して指導者に有罪という画期的判決が出たことについて話す。最大の原因は柔道(スポーツ)指導者たちの柔道(スポーツ)に対する無知。強さが善という考え方。その他イロイロ話すが柔道(武道)が中学体育の正課授業に取り入れられて1年間で大小4千以上の事故があったとか。その分析を全柔連も文科省もやってないとか。日本の柔道はまだまだ「落ちて」世界で「勝てなくなって」それからでないと復活しないのでは…?取材を受けたあと大船の珈琲館へ。SSF(笹川スポーツ財団)のT氏と久しぶりに会って今秋のSports Policy for Japan2014(学生スポーツ政策コンクール)審査の打合せ。第1回から審査員をしてるが昨年は石巻の武道フェスティバルとバッティングして欠席。今年は復活。コレは嬉しい。いろんな大学のいろんな学生たちといろんなスポーツの話ができることに大いに期待。まだ少々旅の疲れがありそうなので酒席は遠慮して(って何も誘われてませんが自分から誘いたいところを我慢して)帰宅。晩飯映画劇場は市川崑監督の最高傑作だと思う『ぼんち』を再チェック。やっぱり最高にオモシロイ。市川雷蔵のとぼけた演技もイイが若尾文子・中村玉緒・越路吹雪・山田五十鈴・北林谷栄・毛利菊枝・京マチ子…の女優陣に感服。いや彼女らを使いこなした崑采配と美しい映像と絶妙の店舗に感服。うわっ。白鵬が負けた。それ以上に驚いたのはアベノミクスの第3だか第4だかの「矢」にプロ野球球団を16に増やすとかなんとかニュースにチラッと出たけどホンマか?ホンマならオモロイことやけど…。某通信社から書評用に送られてきた沢田啓明『マラカナンの悲劇 世界サッカー史上最大の敗北』(新潮社)を読みながらZZZZZZZZZ。W杯の悲劇的敗北とはいえ広島の原爆と並べたらアカンのでは…?

5月22日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと大掃除のつづき。自分の部屋だけが少しでも片付くと何やら一段落したような気持ちになるけど本当は何も終わってない。そもそも京都から東京へ出てきて以来世田谷明大前四畳半モルタルアパートに3年三鷹井の頭公園裏3畳6畳モルタルアパートに3年武蔵野吉祥寺バス付き2DK鉄筋アパートに5年大船4LDKアパートに10年住んだあと引っ越してきた一軒家はあっと言う間に20年の月日が経ったのだ。その間に3人の子供もオトナになった。子供部屋は不要になった。孫もできた。本来ならば大改装か別天地への引っ越しが必要な時期なのだ。まぁそんなカネもないからコツコツ大掃除…などと思いながらコツコツコツコツ。夕方から昨日に続いて大船駅前『珈琲館』へ。週刊ダイヤモンドの取材を受ける。スポーツとメディアの関係について。こういうテーマで動いてくれるジャーナリストはいつの時代も少しはいたけど広がらんなあ…と思いながらもこういう動きは貴重で鵜から誠実に対応したあと『との山』へ。共同通信のO氏S氏と次の原稿の打合せ。新国立競技場に真っ先に疑問を呈した槇文彦氏の原稿が近々共同から配信されるとか。新国立は…2020五輪は…ホント…大丈夫なんですかねえ…とかイロイロ話して久しぶりに…ではないが…酒がススム。

DVD
『H.G.ウェルズの月世界探険』
『H.G.ウェルズの月世界探険』
Blu-ray
『マイ・フェア・レディ』
『マイ・フェア・レディ』
DVD
『メリー・ポピンズ』
『メリー・ポピンズ』
CD
『スキャンダル』
『スキャンダル』
『ザ・フィルハーモニクス 魅惑のダンス〜私のお気に入り』
『ザ・フィルハーモニクス 魅惑のダンス〜私のお気に入り』
『ザ・フィルハーモニクス2 オブリヴィオン〜美しきロスマリン』
『ザ・フィルハーモニクス2 オブリヴィオン〜美しきロスマリン』

5月23日(金)
朝黒兵衛と散歩。変わらぬ日常ほど大切なモノはナシ。今日も大掃除。コレは日常ではなくどちらかと言えば非日常。早く大掃除を終えて日常を取り戻さねば…と思いながら掃除に励んでいるとユニヴァーサル・クラシックからCDが何枚か届く。指揮者のチョン・ミュンフンのピアノ独奏。コレは珍しい。『月の光』『エリーゼのために』『トロイメライ』『キラキラ星』やショパンなど有名な曲ばかりを優しく弾いてる。他に『フィルハーモニクス』というタイトルでウィーン・フィルとベルリン・フィルの若手弦楽器奏者がグループを組んでクラシックのポピュラーな楽曲からミュージカルやタンゴまでイロイロ演奏してるものも。まぁ音楽は楽しくなければ音楽じゃないというのが基本ですからね。それにオカネ儲けも加わって…とか思ってたら小生が最近大好きになりつつあるピアニストのフランチェスコ・トリスターノがナント女流ピアニストのアリス=沙良・オットと組んで『春の祭典』を入れた一枚があった。他にリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』からのピックアップやラヴェルの『ラ・ヴァルス』やトリスターノの自作も。CDのタイトルは『スキャンダル』。若い男女のピアニストのユニクロ宣伝のようなジャケットはスキャンダラスかも知れないけれど演奏は結構オーソドックス。上手い…けどトリスターノがバッハやケージを弾いたときほどの驚きは…?まぁ若い人がいろいろ挑戦するのはイイコトですね。『春の祭典』は見事な演奏だけど…この楽曲は楽曲自体がメッチャおもしろい革命的なスゴイ名曲だけに演奏家の個性はそれほど出ないのかも。むしろ若い男女の二人でモーツァルトはバッハをめちゃめちゃにしてほしいですね…などと思って大掃除と明日のオペラ講座の準備とイロイロいやな人間付き合いの処理(笑)。ま。どれも長く生きてる音には必然的に生じる雑務ですな。気分直しに夕方の黒兵衛との散歩のあとなでしこvs中国戦の録画を少々早送りで見て(いやぁなでしこは底力がありますね)H.G.ウェルズ原作映画『月世界探険』…いやあナカナカ面白かった。『マイ・フェア・レディ』に出てくるヒギンズやイライザみたいなイギリス人が普段着でカプセルに乗って月まで行くのはヤリスギでも月世界人が繭のようななるなんて発想は後の『エイリアン』にもつながりますね。

DVD
モーツァルト『フィガロの結婚』
モーツァルト『フィガロの結婚』

5月24日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと品川へ。NOBORDER代表取締役の(というより政治評論家の)上杉隆さんと来月初めからNOBORDERで始めるネットTV1時間番組『ニューズ・オプエド』について打合せ。オプエドとはOpposite Editorialで同じメディアの中で異論反論を述べる欄のこと。70年代にワシントンポストが始めたのがきっかけとか。小生は週1で「タマキスポーツ(仮)」を担当。他に波頭亮・堀江貴文・茂木健一郎・山口一臣・田村淳(ロンブー)などの各氏も参加する予定だとか。放送法と通信法が改正されれば報道ステーションなんかとも肩を並べる番組になるわけでスポーツは主催者のメディアのヤワな番組とは異なるジャーナリスティックな主張ができるはず。まぁそう肩に力を入れずに頑張りたいが開始時の音楽やタイトルバックや技術面などイロイロ解決しなければならない問題がありそう…。まぁ番組がスタートしてからもボチボチ長期戦で解決を…というかブラッシュアップを…。あ。テーマ音楽は俺のガキに頼むか…。上杉氏とは他に「日本のゴルフを考える会」の件についても打合せ。2020東京五輪のゴルフ会場がいつの間にか湾岸の若洲から埼玉山奥の霞ヶ丘に変更された件について反対していくと同時にゴルフ界改革を倉本昌弘プロゴルフ協会会長とともに進めるとか。大いに協力したいですね。しかしゴルフ会場は平気で変更するのに新国立競技場は無理を押し通すのか…。いやどっちも無理矢理利権で動くのでは同じですね…で打合せを終えて新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座は『フィガロの結婚』の2回目。3幕と4幕を見ながら解説。フィナーレをいろいろな演出で楽しむ。ホントにモーツァルトのオペラはオモシロイ。あ。『ニューズ・オプエド』のテーマはフィガロの序曲か『コジ・ファン・トゥッテ』の序曲がベストですね。ウチのガキにエレキベースで今風に演奏させるか…と思いながら新幹線で帰鎌。

BOOK
『スポーツ白書2014:スポーツの使命と可能性』(笹川スポーツ財団)
『スポーツ白書2014:スポーツの使命と可能性』(笹川スポーツ財団)
『青少年のスポーツライフ・データ2013:10代のスポーツライフに関する調査報告』(笹川スポーツ財団)
『青少年のスポーツライフ・データ2013:10代のスポーツライフに関する調査報告』(笹川スポーツ財団)
『青少年のスポーツライフ・データ2013:4〜9歳のスポーツライフに関する調査報告』(笹川スポーツ財団)
『青少年のスポーツライフ・データ2013:4〜9歳のスポーツライフに関する調査報告』(笹川スポーツ財団)

5月25日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと久しぶりに大掃除の続き。せっかく自分の部屋だけでもいろいろ片付いたと思ったら机やテーブルの上が資料で散乱し始め早くも乱れ始めてる。カオスからコスモス…コスモスからカオス…の繰り返し。コレが生きている証拠なのか…と阿呆なことを考えてるとSSF(笹川スポーツ財団)から『スポーツ白書2014』や『青少年のスポーツライフ・データ2013』『子どものスポーツライフ・データ2013』が届く。こういう資料は貴重なのは当然だけど読んでも面白い。最近の日本社会の体育からスポーツへの変化が如実に読みとれる。メディアもこーゆーところからスポーツを見つめ直してほしい…いや…小生もメディアを担う一員として見つめ直したいですね。あ。ガキと連絡を取って『ニューズ・オプエド』の音楽作成を依頼…とかナンヤラカンヤラしてたらアッという間に夕方の黒兵衛との散歩はパスして出版社やらTV局との連絡で忙殺される。日曜でも大手メディアは働くようになったのか…。大相撲は白鵬の優勝か。遠藤は負け越しか。孫とフロ入ってNHKスペシャルのエネルギー問題は録画。TBS-BSの報道番組で新国立競技場問題が取りあげられる。下村文科大臣はいかにも政治家のアタマで今からの変更は不可能とアッサリ言ってのけたがザハ・ハディド案こそ建設不可能ではないのか?桝添都知事はサスガにチョット考えればわかることに気づいているようで早急に検討しなければ…とコメント。スタジオの伊東豊雄さんやVTRに出てきた松隈洋氏の説明を聞くと(12日のシンポジウムと同じ内容)ザハ案よりも現在の国立競技場を改装する案の方が素晴らしいことがわかる。いやザハ案の方がもっと素晴らしいという意見を聞きたいモノだが…と改めて考えさせられたあとアジアカップ決勝。外国チームの選手抜きでもなでしこは強い!大きく力強く若いオーストラリアに苦戦しながらも主導権は話さず1ー0で勝利!なでしこ黄金時代到来ですね。来年のW杯も連覇目指して…その前に男子のベスト8を!

CD
『ブラームス交響曲第3番ワーグナー「さまよえるオランダ人序曲」他』
『ブラームス交響曲第3番ワーグナー「さまよえるオランダ人序曲」他』

5月26日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと大掃除。どこまで続く泥濘(ぬかるみ:と読みます)ぞ。掃除の合間に書評用に送られてきた沢田啓明『マラカナンの悲劇 サッカー史上最大の敗北』(新潮社)の続きを読み出したり音楽評論家の平林直哉さんが送ってくれたクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルのブラームス3番を聴いたり…。しかし1950年W杯でブラジルがウルグアイに負けたことをヒロシマの原爆と同等に語るブラジルの劇作家というのはヤリスギですよね。「サッカーは戦争だと言う人がいる。それは戦争を知らない人の言葉だ」…20年ほど前にレバノン内戦を取りあげたNHKスペシャルで聞いた言葉は今も憶えている。あっと言う間の一日。寝よ…と思たら男子バドミントンがトマス杯で初優勝のニュース。マレーシアを3-2で破る。準決で中国に勝ったときも驚いたけどコレは大快挙ですよ。過去5回優勝の女子も久しぶりにユーバー杯で銀メダルとか。スゴイ!バドミントンを少しでもやっていた人間としては驚異的快挙ですねえ。団体戦世界一ですからねえ。オリンピックよりも快挙ですよ。昔はオリンピックにバドミントンなんてなかったですからねえ…。

5月27日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東京へ。TOKYO FM『未来授業』という番組の録音。サッカー・ワールドカップは太陽の奪い合い…といった話も一週間分を録ったあと東京へ。新幹線で大阪へ。予定では大阪毎日放送は夕方の『VOICE』の出演で新幹線に乗る前に銀座のディスクショップに寄って…と思っていたのがバドミントンの快挙で『ちちんぷいぷい』にも「バドミントン経験者」としてチョイト登場してほしいと電話がかかってきて大急ぎでのぞみに跳び乗る。『ぷいぷい』の★印コーナーに出演したあと東京新聞特報部の電話取材(スポーツと差別について)を受けてホワイティングさんの紹介によるニューヨーク・タイムズの電話取材(東京六大学の東大の連敗記録について)も受けて明日のTBS『ひるおび!』の打合せもやってMBSニュース・スタジオへ行くと大阪西成の准看護師の遺体発見事件で重要人物と見られる同級生が中国上海の日本領事館に出頭したとかで大騒ぎ。ニュースの項目の差し替えやナンヤラカンヤラ…で大勢のスタッフが動きまわってるのを見て神戸の大震災を思い出す。あの日は生島ヒロシさん司会のフジTVのモーニングショウへの出演でスタジオに行くとやはりスタッフが右往左往の大混乱だった。誤解を畏れずに書くなら大混乱の好きな人がジャーナリストになるのかもしれない…と思いながら大阪市の公募校長の話題やお墓の整理(墓しまい)などの話題についても話して番組を終えて新幹線で帰鎌。夜遅く日本VSキプロス戦を録画チェック。日本の選手も上手くなったなあ…Jリーグが生まれてから20年でここまで来たかぁ…などと思うのは年寄りの繰り言?しかしW杯優勝は無理でもベスト8は狙えるのでは?130位のキプロス相手にそんなふうに思ってると足下を掬われるか…。寝よ。

5月28日(水)
朝RKB毎日放送『ニュース新発見インサイト』電話出演。バドミントンのトマス杯優勝!について話そうと思っていたら昨日同じ番組で先に話されたみたいなのでサッカーに話題転換。さてブラジルでW杯は無事に開催できるのでしょうかねえ。たぶん大丈夫なんでしょうねえ…と言えるのはすべて(工事の遅れも反対デモも)1950年のブラジルW杯でも起こった問題だから…というのでは少々根拠薄弱でしょうか?ラジオのあと黒兵衛と散歩して東京赤坂TBSへ。サッカー解説者の小倉さんと一緒に『ひるおび!』生出演。とはいえ…本番前の控室での話が面白かった(視聴者の皆さんスンマセン)。オランダでも新しい競技場の問題が…芝が育たなかったりいろいろあるそうな…。ザハ・ハディドの新国立競技場は本当に大丈夫?というのは明日の『ひるおび!』でやるそうなので今日はブラジルW杯の話を小倉さんと楽しく(でもないか)話す。何しろテーマは日本の合宿施設がまだ工事中といった話題ですからね。TBSに出たあと六本木ヒルズの森ビルへ。そこで来週から始まるNOBORDERのデイリー・ニュース番組『ニューズ・オプエド』について打合せ。毎日夕方の帯番組をネットでやるとなるとイロイロ難しい問題もある…とはいえイロイロ打ち合わせ。来週月曜の第1回が関西毎日放送のTVとバッティングしたためVTR収録も。そのあと来週の代役出演のほかメインゲストも務めてもらう広瀬一郎氏と打合せのあと東海道線で帰鎌。孫が回転寿司に行きたいとかで家族と待ち合わせて寿司屋へ。そのあと帰宅して明日の『ひるおび!』の打合せ。新国立競技場建設の今日の記者会見を受けて明日はその問題点を徹底的に…!

Blu-ray
『華麗なるギャツビー』
『華麗なるギャツビー』
『ムーラン・ルージュ』
『ムーラン・ルージュ』
『ロミオ&ジュリエット』
『ロミオ&ジュリエット』
『華麗なるギャツビー』
『華麗なるギャツビー』
BOOK
スコット・フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』(中央公論社)
スコット・フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』(中央公論社)
小野俊太郎『ギャツビーがグレートな理由(わけ)映画と小説の完全ガイド』(彩流社)
小野俊太郎『ギャツビーがグレートな理由(わけ)映画と小説の完全ガイド』(彩流社)

5月29日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと昨日寝る前にチェックした新国立競技場基本設計(案)説明書(概要版)をもう一度チェック。日本スポーツ振興センターが昨日発表したこの資料は基本設計ではないのだ。あくまでも(案)で基本設計はこれから作られるのだろうけど選手のシャワールームやロッカールームはどうなる?なんて小さいこと(本当は小さいことではないのだけれど)から建設後に芝生は育つのか?(ラグビーでスクラムを組んでも抜けたり掘れたりしないか?)といった心配以上に本当に建設出来るのか(巨大な橋のような鉄骨を吊り上げるクレーンを設置する場所があるのか)?という心配もある。今朝の朝日の朝刊に安藤忠雄サンの「世界一の施工技術があるのでなんとかなるかな」というコメントが載っていたけど「かな」とはどういうニュアンス?などなどイロイロ考えながら昨日に引き続き東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。地上波TVでは初めて新国立競技場問題が取りあげられる。建築家の伊東豊雄氏の言葉通り今は「9回裏2アウト」かもしれないが変更を考えないと将来の日本社会に大きな禍根を残しそうですね…そもそも観衆8万人のコンサートを毎月1回も開けませんから…維持費の税金負担が大問題…とかイロイロ話して青山葬儀場へ。安西水丸さんのお別れの会に出席。TV出演のため5分ほど遅刻。おまけに水丸先生御夫妻と何度か御一緒した『鮨処もり山』の店主夫婦と一緒に行く予定だったのが叶わず会場に入っても見つからず仕方なく席に座るとイラストレイターの和田誠さんが水丸さんの業績を話されていた。嵐山光三郎さんや小山薫堂さんや矢内廣さんらのオモシロイいやスバラシイ送る言葉を聞いたあと献花。出口で和田誠さんや薫堂さんに挨拶して銀座へ。打合せを一つこなしてモンブランとバリーの店を覗いてそろそろ買い換えの時期の鞄を物色して…買う勇気のでないまま帰宅。最近幼稚園と保育園の連チャンに疲れたのか我が家のLittle Devilが早々とソファで寝てしまったので久しぶりの晩飯映画劇場はデカプリオ主演『華麗なるギャツビー』…おおっとコレはバズ・ラーマンの監督作品だったのか!WOWOWを録画しておたため冒頭に監督インタヴューがあったがそんなもの見なくても最初の画面を見ただけでワカル。デカプリオの登場は映画が始まって30分くらい経ってから…とはいえドラマはどんどんおもしろく展開。レッドフォードの主演作よりも第一次大戦後のロスト・ジェネレーションの時代がよくわかる。日本では(いや世界でも?)デカプリオで話題沸騰の割には人気が出なかったようだけどこのラーマンの映画はサイコーですよ!彼のオーストラリア歌劇場での『ラ・ボエーム』の演出も素晴らしかったけどコノ監督は現代CG時代の大演出家ですね。

5月30日(金)
朝黒兵衛と散歩のあと仕事…仕事…仕事。途中「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」の人からメールが入る。一昨日JSC(日本スポーツ振興センター)が配布した基本設計(案)説明書に重要な誤りがあったというのだ。新国立競技場の高さと大きさが外苑環境に十分配慮されていると説明されている箇所で現在の国立競技場の観客席の高さが実際は23.43mなのに約31mと書かれていてしかも図版では聖火台のさらに上部に観客席があるように描かれ新競技場の大きさが目立たなくなっているのだ。こーゆー姑息とも言えるくだらない意図的(?)間違いが出てくると本当にガッカリする。新国立競技場を建てようとしている人々はもっと堂々と新国立競技場はこんなに素晴らしいのだ!!と言ってほしいものだ。ホントかウソか疑われるような説明で新国立競技場はそれほど大きくなくて外苑の木々にほとんど隠れますと説明するようではザハ・ハディドのデザインの価値がないのではないだろうか?コラム1本仕上げて夕方黒兵衛と散歩したあと大船の『焼鶏との山』へ。文化出版局のO氏と美味しい酒を飲んで美味い焼鶏や生牡蠣や馬刺しを食いながらいろいろ出版界の情報交換。ナカナカ出版界も難しい時代を迎えてるようですね。タラフク味わったあと閉店してる『レストラン・バー213』の前を通るとマスターが新装開店の準備をしていたので挨拶。駅前の『カウンター・バー213』でスコッチを飲み直していると隣のお客さんが出て行くときに挨拶されて誰かと思うとみんなの党の党首の浅尾慶一郎サンだった。テレビでは少々疲れ切った顔に見えたけど地元で元気を取り戻したのか顔色も良さそうでナニヨリ。「野党再編もエエけど自民党に戻って党内野党で活動したら?」と言うと「僕は自民党に所属したことないんですよ」…そうそうそうでしたね。コラマタシツレイ。民主党に戻って解党的建て直し…は…ムズカシイかなぁ…。

DVD
『恋のロンドン狂騒曲』
『恋のロンドン狂騒曲』
『人生、ブラボー!』
『人生、ブラボー!』

5月31日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと仕事…仕事…仕事。いろいろやることがあってウンザリ。こんなときは昼飯映画劇場。ウッディ・アレン監督『恋のロンドン狂騒曲』。なんちゅう阿呆なタイトルやと思いながら見始めたけどサスガはウッディ・アレン。熟年離婚と再婚と娘夫婦の浮気とイロイロetc。ボッケリーニの音楽やらドニゼッティのオペラやら…ペダンティックな装飾もイロイロ。しかし人生には意味はないのだ…!?午後も仕事…仕事…仕事。いろいろやることがあってウンザリ。こういうときは晩飯映画劇場…。いや。晩飯食いながらサヨナラ国立競技場を見なければ。たしかに感慨深いものはあるけど本当に新国立競技場で大丈夫なのか?戦艦大和(かっこいいけど無用の長物)の二の舞になるのでは…?ゴン中山のラストゴールはちょっとショボかったかな(苦笑)。寝る前に晩酌映画劇場は『人生ブラボー』。いやぁこんなに面白い映画だとは知らなかった。病院の事務所風の部屋で風采の上がらない男がマスを書いてるシーンで始まりその男がアルバイトで693回精子を提供。533人の子供が生まれ142人から身元情報開示の訴訟を受ける。訴訟人の名前や住所を知った男は次々とサッカー選手やストリート・ミュージシャンやヤクチュウや身障者…等々の「子供たち」にコッソリ会いに行く。婦人警官の恋人との間にも子供ができるなかで裁判の結果が出て…100人以上の「子供たち」と…これはイイ映画ですよ。イイ映画を見たあとは仕事の進捗状況が最悪でも何故かイイ気分になって睡眠。嗚呼。仕事が進まん…ZZZZZZZZZZZ。

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