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2003年 11月12月

3月1日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。東京マラソンで80歳クラス・マスターズ・マラソン世界最高記録を更新した中野陽子さん(81歳)の話題を話す。タイムは4時間11分45秒で従来の記録(4時間12分44秒)を1分近く上回った。中野さんは70歳からマラソン始めたとかでコノ情報は同じランナー仲間で小生と同じくニューズ・オプエドでMCを務められている山口一臣元週刊朝日編集長から提供された。中野さんは昨年80歳で世界記録更新かと騒がれメディアの取材騒動に巻き込まれて不調に終わった。今年はマスメディアが一切騒がなかったので世界記録更新で山口氏とオプエドに情報を流しているノーボーダー・スポーツの独占取材情報となった。世界記録更新は見事ですがたださわぐだけのマスメディアは少々情けないですナァ。森友学園もただ騒ぐだけではなく先の大戦の敗戦で間違っていたと否定したはずの歴史観を教育で復活させようとしているコトをキチンと批判してそんな学校に便宜を図ったのは「誰か?」「何故か?」ということをキチンと追求してほしいですねえ…と思いながら黒兵衛と散歩。帰宅後『アサヒ芸能』連載コラム執筆のあと昼飯&昼寝。あ。安倍総理が自分の総理夫人を「公人でなく私人」と言っている。これはウソですねえ。無い物を無いと証明するのは悪魔の証明で不可能…とも言ったのには苦笑。大量破壊兵器が無いことを無いとイラクが証明しないからとアメリカはイラク戦争を仕掛けたのでしたよね?その結果大量破壊兵器は無かったとしてあの戦争の正当性をアメリカ自身もイギリスも多くの国が批判反省しているのに日本はキチンとした検証もしてないですよね。悪魔の証明…なんて言葉だけは知ってるんだ。適菜収さんの本『安倍にもわかる政治思想入門』を読んだかな?(笑)しかし悪い世の中になってきましたねえ。夜中にはニュースに鴻池議員が登場。右翼の似非右翼批判?確かにあの小学校の外観は中華料理屋にも見えるなぁ。

BOOK
木村俊二『教養としての世界史の読み方』(PHP研究所)
木村俊二『教養としての世界史の読み方』(PHP研究所)
稲田義行『神話から現代まで一気にたどる日本思想』(日本実業出版社)
稲田義行『神話から現代まで一気にたどる日本思想』(日本実業出版社)
ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』(河出書房新社)
ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』(河出書房新社)

3月2日(木)
朝起きて雨模様の合間に黒兵衛と散歩。久しぶりにゆっくりする数日。昨日から書き下ろし『スポーツライターという仕事』(仮題)の書き下ろしを始める。世の中金正男&森友学園で持ちきりの今こそ書き下ろしに取り組まねば…と仕事しながら昼前にTVで国会中継を見る。松沢成文参院議員(元神奈川県知事)が五輪ゴルフ場問題について質問。短い質問時間に国立競技場建設やり直し問題を絡めた要点を衝いた質問。特に会場を霞ヶ関カンツリー倶楽部に決定した人物たちがすべて同倶楽部の会員だったとの発言には議場からオオオオオーと感嘆の声が聞かれる。しかしコノ遠い・暑い・女性差別の五輪不適格ゴルフ場を変更するのに8か月近くはかかるらしい。早くしなければ。昼過ぎ一昨日買い物をした八重洲ブックセンターから宅急便配送がとどく。村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社)ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』(河出書房新社)稲田義行『神話から現代まで一気にたどる日本思想』(日本実業出版社)木村俊二『教養としての世界史の読み方』(PHP)。村上春樹の新刊は『1Q84』があまりにツマラナカッタので買うつもりはなかったけど「騎士団長」がドン・ジョヴァンニに殺された男のことらしいと聞いて読まねばと思って買ってしまう。ベストセラーついでにサピエンスも。本当に読みたいと思って買ったのは後者2冊。読む時間はいつとれるか…と思いながら昼飯後も書き下ろし。久しぶりに書斎人の一日。寝る前の読書は古谷三敏『マンガ浮世床』。オモロイ。以前勘九郎さんに聞いたけど今でも歌舞伎役者は江戸時代を生きているというのがよくわかる。落語家もそのはずだが…。

DVD
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
BOOK
間瀬茂夫『説明的文章の読みの学力形成論』(渓水社)
間瀬茂夫『説明的文章の読みの学力形成論』(渓水社)

3月3日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。『スポーツライターという仕事』(仮題)の仕事続行。やっぱり…『スポーツ・ジャーナリズム入門』のほうが良いかなあ…などと思いながらアレやコレやと構成を固める。イロイロ仕事しているところへ間瀬茂夫『説明的文章の読みの学力形成論』(渓水社)なんて難しそうな本が送られてくる。値段に仰天。5900円。難しい本みたい。「第3章推論的読みを観点とした中学校説明文章教材の文章構造の分析」というところに中3の国語の教科書に引用されている小生の「運動会」の文章(『スポーツとは何か』より)が紹介されている。ナンダカよくわからんけど光栄です。アレコレ仕事して夕方から酒。書き下ろしの仕事を始めると酒量が増えるのかなあ。ウディ・アレンやシャロン・ストーンの出ている映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』を見ながら晩飯。うんんんん…。ユダヤ教の信者やラビの存在はジョークなのか現実なのか?イマイチよくわからん映画に少々ガッカリしたあと侍ジャパンの不甲斐ない試合。そもそもサムライなんて言い方が良くないですね。『葉隠』以降はサラリーマン武士ですからね。そー言えば今日の石原元都知事の記者会見もサムライが果たし合いに行く心境だかナンダカ知らないけど責任転嫁の逃げ腰ばかりでしたからねえ。それとは関係ないとは言え投打と采配共にWBC本番が大いに心配ですね。ナデシコのアイスランド戦は良い試合でした。スペイン戦ではボロボロだったパス回しも良かった。要は選手の起用法?若手の使い方。大胆に活躍する選手を見抜いて抜擢することですよ…ねえ…小久保監督!

3月4日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。『スポーツ・ライターという仕事』or『スポーツ・ジャーナリズム入門』作業続行。ふううう。皆さん。どっちのタイトルがイイですか?どっちが売れるかなあ?売れるかなあ…というのは一人でも多くの人に読んでほしいと思うからですが…それにはもっと幅を持たせたタイトルのほうがイイのかな?たとえば…『スポーツ・ジャーナリズムとは何か?』とか…とマァ時々いろいろなことを考えながら目次作り。午後から読書。『教養としての世界史の読み方』読了。共和政・共和制・共和党の意味が初めてきちんとわかった。君主政(的要素)も貴族政(的要素)も民主政(的要素)もすべて同時に含まれてるから「共和」なんですね。なるほど。ローマは面白いですね。しかしギリシア人が「一人一人が王様のように威厳に満ちている」と賞賛した元老院議員の日本人の例に石原慎太郎氏を出してきたことは著者の大失敗でしたね(苦笑)。とはいえ勉強になる本でした。続けて稲田義行『神話から現代まで一気にたどる日本思想』を読み出す。これも面白いですね。仕事するより勉強する方が面白いですねえ。

3月5日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩…しようかと思ったところへ『題名のない音楽会』の指揮者の話が面白かったので見てしまう。自分で音を出さない指揮者の話が面白いのは机上の空理空論(楽譜の解釈)が実際の音になるから?つまり無から有を生み出す瞬間を棒の一振りで実現するから…かな。要は魔法使い。又は詐欺師(失礼)。しかし音楽で騙されるのは快感である。テレビのあとポカポカ陽気で好天の日曜の静かな住宅地を散歩。素晴らしい朝。世の中はどこもかしこも乱れてるというのに…自然は偉大ですね。太陽は偉大ですね。今日もイロイロ仕事(当たり前か)。

3月5日(日)つづき
いろいろ仕事をしたあと夕食前に以前録画しておいたBSフジ『プライム・ニュース』で森喜朗オリパラ組織委会長と丸川珠代オリパラ大臣の出演番組を見る。なるほど…この人たちにはオリンピックやパラリンピックをこんなものにしたい…というヴィジョンや理想というものが何もないとしか思えない。参ったな…困ったことだ…これで2020は成功するのだろうか?いや前年のラグビーW杯も心配だ。官僚的に…あるいは政局調整的に…事務処理をするのではなく…リーダーたるべき者はこんなオリンピックに!21世紀のオリンピックはこうだ!という言葉を口にしてもらわないと…そもそも遠すぎて暑すぎて選手や役員や報道陣や観客をどー運んでいいのかわからないようなゴルフ会場の変更すら「NFとIFが決めること」としか言えないようでは話にならない…という以上に絶望的になってしまう。そもそも組織委の理事会が2か月に1度程度しか開かれてないのだからなあ。夜は侍ジャパンのオリックスとの壮行試合。鈴木誠也が逆転3ランを打ったからイイってもんじゃないでしょ。嗚呼…キャッチャーが…。

3月6日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ準備して湘南新宿ラインで渋谷へ。山手線で原宿経由地下鉄で代々木公園へ。徒歩で白寿ホールへ。この素晴らしいスペースを活用させていただいて「スポーツ・ライター塾」を開講するための打ち合わせ。主宰は長田渚左さんが中心になって日本スポーツ学会。サッカー・ジャーナリストの木村元彦さんにも協力していただく予定です。その前に来月の4月10日(月)同じく白寿ホールで日本スポーツ学会主催の第106回講演会「スポーツを語り合う会」があり小生が「」2020年東京オリンピック・パラリンピックで何が代わるのか?」という演題で講演します。ふるってご参加ください。問い合わせ先は日本スポーツ学会です。http://www.sports-gakkai.jp/

3月6日(月)つづき
白寿ホールでの打ち合わせのあと浜松町へ。駅のすぐ隣の教文堂書店で猪瀬直樹『東京の敵』(角川新書)購入。先日著者に逢ったとき「送ったはずだけどなぁ」と言われたけど何故か送られてこなかったので遅ればせながら読まねばと思って駅横の喫茶店でバアアアーッと読破。ナルホド。今のオリパラ組織委がダメなことはわかった。何しろ理事会も2か月に1回ですからね。ではサテどーすれば良いのか?<オリンピックの組織委員会のあり方を今一度検討しなくてはなりません。なお1964年の東京五輪でも会長と事務総長が一度解任した(された?)前例があります>サテどーすれば…と思いながらAVATTA STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストはスポーツライターで野球解説者の青島健太さん…のところへ来週ゲストの広瀬一郎さんが間違ってひょっこり姿を現され…せっかくだから出ていただく(笑)。WBC侍ジャパンについてアレコレ話す。ちょっと頼りないけどキューバや韓国が弱いのが救い?しかし今回はアメリカが強い。日本のグループではオーストラリアは侮れないし中国も日本の足下をすくう力を身に付けた。他のグループではアメリカの他に定番ドミニカ。実力派となったオランダ。大穴がイスラエル。広瀬さんの予想はベスト4止まりか?青島さんの予想は希望的にアメリカと決勝を!俺の予想は1次グループ敗退の可能性もあるし決勝まで行ける可能性も。どっちに出るか?…しかし男どもが野球の話をするのは楽しいですなあ。コレも野球というスポーツの醍醐味ですね。帰宅して晩飯後ソファで爆睡のあとスポーツ・ニュースでイスラエルが韓国を破ったことを知る。ほらほらほら。予想が当たり始めたぞ…と思いながらサッカーなでしこジャパン対ノルウェー。いやあ。アルガルベ・カップは1戦2戦3戦と徐々に素晴らしい戦いになってノルウェーを2−0で破る。次は順位決定戦らしいけどもーいちど最初に負けてしまったスペインとやらせてあげたいなあ。

3月7日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと部屋の整理。なんでこうも部屋が乱れる?理由不明。あっという間に雑誌や本が溢れている。おまけに名刺も。名刺の整理は困ったもんじゃ焼き…くだらないこと書いていないで午後からは『アサヒ芸能』連載コラム原稿書き。夕方からWBC侍ジャパン対キューバ戦TV観戦。開幕の歌舞伎と日本舞踊をミックスしたようなセレモニーはよーわからんかった。国際試合の独特の雰囲気…というのは事実だろうけどキューバは予想通り弱かったですねえ。昨日青島さんがオプエドで話していたとおりアメリカに亡命したメジャーリーガーだけでキューバ代表より強いチームが2チームくらい作れる国ですからね。世界一の野球大国であることには間違いないのだろうけど野球好きのカストロが亡くなったことも弱体化の一因かな?日本は首相投手陣に心配が残ったけど…昼間書いたコラムの書き直しで久しぶりに夜中2時過ぎまで仕事。試合時間が4時間近い!というのは最悪!とはいえコレはすべてがスピード化する世知辛い世の中に求められていることかも。野球はガラパゴス・スポーツを目指すのか?

3月8日(水)
朝6時起きで昨日書いた『アサ芸』の連載コラムを手直し。WBCキューバ戦の正しい情報が欲しかったですからね。スポーツ新聞の神奈川版はどれも試合終了のデータ無し。試合時間が長かったので締め切りに間に合わなかったのですね。ネットと一般紙で情報を取って原稿修正。試合時間は3時間56分でギリギリ4時間以内に収まった。約60年前の1955年のセ・リーグ平均試合時間は1時間55分!ガラパゴス・スポーツはこれでいいのかな?メジャーが来年から敬遠を申告制にして4球投げなくても良くすると言っても1試合にせいぜい1個あるかないか程度の敬遠の時間を短くしたところで試合時間の短縮にはつながりませんよね。おまけにストライクゾーンの低めを2インチ(約5センチ)高くする(打者有利にする)というのですから試合時間はさらに延びそう。これでいいのかも。野球はガラパゴス・スポーツの道を驀地(まっしぐら)ですから(苦笑)…と原稿に書きRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』でも話してから1時間仮眠のあと東海道線で新橋へ。ゆりかもめで国際展示場前へ。良い天気で海が綺麗。ビッグサイトでの日経と日経BP社主催の『ヘルスケア&スポーツ街づくりEXPO』で講演。かつてオリンピックに正式競技として存在していた芸術競技(1912〜48年)では都市計画も一種目として審査されていた話や地域住民参加の最も面白い例としての運動会などの話をしたあと最後に日本に歩道橋が出来たのは1960年のローマ五輪を視察に行ったことからという話をする。ただしローマの歩道橋は全部仮設で五輪のあとは取り払われたんですけどね。講演の前に久しぶりに元東京都副知事の鈴木智幸さんにお会いしてイロイロ情報交換。2020組織委に対する心配で意見が一致。ほんとキチンと開催できるんでしょうかねえ?講演を終えて新橋へ。タクシーで虎ノ門へ急いで日本財団での「ワールドゲームズ(WG)フォーラム2017」の最後のパネル・ディスカッションを拝聴。産経の佐野慎輔さんの司会で師岡文男(国際WG理事)伊藤真澄(ビューキャストスポーツ部長・TBSで積極的にWGを取りあげた人物)上山容弘(WGにもオリンピックにも出場したトランポリン選手)大塚眞一カ(国際トライアスロン連合副会長・JOC理事)長田渚左…の各氏がパネリストとして発言。WGを盛り上げさせることで有意義な話を聞けました。終了後佐野氏と「キューバは弱かったねえ」と話し師岡先生に先日のオプエド出演のお礼を言って「Sport Policy for Japan」で毎年お世話になっているSSF(笹川スポーツ財団)の渡辺一利さんにも挨拶して帰宅。長い一日の最後はWBCオーストラリア戦。侍ジャパン見事2連勝。ピッチャー菅野のあとの岡田が1死満塁のピンチを二ゴロ併殺で切り抜けたのがすべてでしたね。アップアップ状態の岡田にマウンドまで行ってアドバイスしたキャッチャー小林も良かったですね。小林はバントもバッティングも調子に乗ってるので守りでも良くなってますね。一番の成長株かな。中田と筒香はお見事。オーストラリアは力はあるけど野球は下手ですね。そこに救われたとはいえ2度やると次はわからない相手ですね。しかしイスラエルとオランダは強そうでっせ。長い一日は風呂入って焼酎飲んで幕。

BOOK
村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社)
村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社)
広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』(集英社インターナショナル)
広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』(集英社インターナショナル)

3月9日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨日は結構イロイロ長い1日だったので今日はゆっくり。まずは散歩から帰って机の上の整理。そして名刺の整理。それから新書書き下ろし『スポーツライターの仕事』(仮題)の仕事。途中森友学園騒動をTVで見る。国会の議決で衆参共に否定し廃止を決めた教育勅語を教える学校を国が認可してはいけないのではないか?夕方からはビール飲みながら孫と将棋。ハハハ。本気でやっつけてやった。某新聞社からWBCに関する参考意見を求められたのでオランダとイスラエルは本当に強いですよメンバーを見てもメジャーリーガーが大勢いて下馬評も高くフロックじゃないですねと答える。いろいろ雑務処理の一日。ま。こんな一日もあります。夜ベッドで村上春樹『騎士団長殺し』読み始めるがピンと来ず。広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』は面白い。籠池某に読ませてあげたいですね。

3月10日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事。『スポーツライターの仕事』(仮題)目次(構成)が出来上がったのだからそろそろ本格的に書き出さなければ…と思うもののアイドリングに時間がかかる。まるで古い自動車。エンジンがナカナカ暖まらない。チョークを使わなければ…なんて今の自動車にもチョークなんて付いてるのかなあ…と思ううちに夜のWBC中国戦。こんな弱い相手に何を騒ぐのか…と晩飯食べながら観戦。勝つのは当然。しかし2番手投手の孟偉強を打ちあぐねたのは大問題。日本の打者は大きく足を上げて打つ打者が多いけど素早いモーションで伸びのある球を投げる投手にはタイミングが合わないのか?こんなことではオランダ戦イスラエル戦が心配だ。

DVD
『ラフマニノフある愛の調べ』
『ラフマニノフある愛の調べ』
BOOK
『近現代作家集T(池澤夏樹=個人編集日本文学全集26)』(河出書房新社)
『近現代作家集T(池澤夏樹=個人編集日本文学全集26)』(河出書房新社)
『久生十蘭全集全7巻』(三一書房)
『久生十蘭全集全7巻』(三一書房)

3月11日(土)
3.11。朝起きて6年前に想いを馳せながら黒兵衛と散歩。我が家も大きく揺れたが被害らしい被害は幸いなかった。テーブルから古いワープロが滑り落ちて壊れたことくらい。本棚がすべてぎゅーぎゅー詰めになっていたのが幸いした。生後7ヶ月半だった孫は今年から小学生か…とか思っていたら…あ。今週の水曜日に病院に行かなければならなかったことをスッカリ忘れてしまっていたことを思い出した。ま。エエか。来週行こ。散歩から帰って仕事。『スポーツライターの仕事』がなかなかリズムに乗らないので2週間後のオペラ講座のレジュメ作り。やれるときにやれることをやっておくことも悪くない。次回のオペラ講座はヴェルディのオペラの名場面集&名演奏集。カラス・ゴッビ・モナコ・パヴァロッティ・トスカニーニ・サバータ・ムーティ…と並べて一人悦に入りながらレジュメ作り。夕方になって酒の切れていることに気づき駅前まで焼酎の買い出し。ところがお目当ての酒屋が早く閉まっていたので駅前のアジアン料理『FLAT』にふらっと寄って生ビールとサラダやツブ貝のガーリック炒めなんかを食って本屋に寄って帰宅。映画『ラフマニノフある愛の調べ』を見ながら呑み直し&晩飯。ロシア革命に巻き込まれたりアメリカの音楽商業主義に巻き込まれるなかで「愛」に気づくラフマニノフ。まぁ史実とは異なると映画でも最後に字幕が出てるのでラフマニノフの実像ではないのでしょうけど面白かった。すべては美しい音楽に騙されたってことかも。まぁ良いではないですか。夜ベッドで今日買った本『池澤夏樹=個人編集日本文学全集第26巻近現代作家集T』(河出書房新社)から久生十蘭『無月物語』を読む。面白かった。身勝手な男のDVと殺人事件は現代に通じる?久生は20代の時に全集で全作品読破したはずなのに思い出せなかった。しかし久生の作品はどれも抜群に面白い。

3月12日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと日曜日にもかかわらず原稿書き。まぁ字を書くのが好きでこの仕事をしているのだからいいのですが…途中名古屋ウィメンズ・マラソンを見る。マラソン初体験で日本歴代4位の好記録を出した女性の「忍者走り」はなかなか見事でしたね。「走り方」というのもイロイロあるようで書状箱を方に担いだ飛脚の走り方・両手で刀を押さえる武士の走り方・右(左)手と右(左)足が同時に前へ出て太股はあげずに足を後ろに蹴る江戸時代以前の農民の走り方…等々いろいろ研究工夫の余地があるかも。そう言えば大河小説『大菩薩峠』にも驚くほどの早足で歩く男が登場する。競歩に出場すれば江戸時代の人間が最も速いかも?午後PR誌のコラムを完成してからメールや手紙の処理をしているとエンジン01からの数日前の連絡で黒田征太カさんとオフィスK2を運営されていた長友啓典さんが亡くなられていたことを知る。生前はラグビー・ファンの新聞に原稿を書かせていただいたりいろいろお世話になった。79歳だったのか…いつお会いしても若いイメージしかなかったけど…合掌。

3月12日(日)つづき
夜はWBCオランダ戦。直前にバドミントンの桃田選手の復活に対してTBS『ビビッと!』からコメントを求められたがWBCが終わってからにしてくださいと言っておくとナント翌日深夜0時を回ってしまった。侍ジャパンが何度もピンチを防いで(菊池の守備は抜群メジャー級ですね)試合は面白かった。延長タイブレイクで侍ジャパンが勝ったのも見事(鈴木の送りバントがシブかったですね)。中田も立派。しかしアノ足を上げてタイミングを取る打ち方がメジャーの一流投手に通じるかどうか。イチローもメジャーでは振り子打法を封印しましたからね。オランダのメジャーの打者のスイングの速さはやっぱりレベルが違いますよね。

MOVIE
『アーロと少年』
『アーロと少年』
BOOK
広瀬一郎『20世紀を知る-21世紀の問題の原点』(東海大学出版部)
広瀬一郎『20世紀を知る-21世紀の問題の原点』(東海大学出版部)

3月13日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『アサヒ芸能』連載コラム原稿書き。同じ雑誌で野球解説者の福本豊さんが「走者はベースを必ず左足で踏むこと」と書いてたことを取りあげる。小生も野球の勉強をいろいろやった20代の頃には「ベースは左足で踏む」が基本であり常識だと学んだがいつの頃からか(巨人の藤田監督の頃だったか?古いなぁ)コーチの誰もが「どっちの足で踏んでもイイ」「気にせず速く駆け抜けたほうがイイ」と言い出した。だからキャンプ練習のベースランニングの練習ではプロも高校生も右足や左足や好き好きにベースを蹴るようになった。「だから」と福本氏は書く。「右足で一塁ベースを踏んで駆け抜けようとした大谷はケガをした」のだ。右足で駆け抜けようとすると一塁手との交錯を避けようとして右足の外側に体重がかかる。足首は外側が弱い。だからやっぱり基本は大事なのだ。そういえば故平尾誠二さんは「練習とは良いクセをつけること」と言っていた。午後から東京へ。AVATTA SUTUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストはスポーツ総合研究所所長の広瀬一郎さん&世界ゆるスポーツ会長の澤田智洋さん。WBCのオランダ戦の話や名古屋ウィメンズ・マラソンでの忍者走りの話やカズの50歳ゴールの話や国際パラリンピック委員会がパラスポーツ観戦のための教育プログラムを作ったことなどを話したあと広瀬さんにFIFAワールドカップが出場国を現在の31カ国から40カ国に増やそうとしていることについて論評してもらう。それはW杯の価値を下げる最悪の出来事と理路整然と短く解説してもらったあと映像を見ながら澤田さんに「ゆるスポーツ」をいろいろ紹介解説してもらう。「ハンド・ソープ・ボール」(手に石鹸をつけてツルツルに滑るようにして行うハンドボール)「ゾンビ・サッカー」(ゾンビのマスクを付けて両腕を前に伸ばして行うブラインド・サッカー)「とんとんボイス相撲」(口でとんとんと声を出すとハイテクで土俵が揺れるとんとん相撲)「こたつホッケー」(こたつに入ってテーブルの上のヴァーチャル映像のパックを湯飲みで打ち合うホッケー」などなど…さらに優しく扱わないと泣き声を上げるボールの実物を持ってきていただいて「ベイビー・バスケットボール」の説明を聞いたり…イロイロな「ゆるスポーツ」の説明を受けてスタジオ中がお笑いの大盛り上がり。5月14日(日)に豊洲で行われる「ゆるスポーツ」のイベントに伺うことを約束して広瀬一郎さんの新刊『21世紀の原点 20世紀を知る』(東海大学出版部)を紹介して番組終了。いやぁ視聴者からのツイッターでの反応も良く楽しい番組になりました。ゆるスポーツはすばらしい!帰宅して孫と一緒にディズニーのアニメ『アーロと少年』を見ながら夕食&酒。弱虫恐竜がオオカミ少年と出会う中で強くなる童話。孫は感激。ま。イイ話でした。

3月14日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと雑用をごちゃごちゃやっつけて午後から東京へ。霞ヶ関合同庁舎8号館へ。ゴルフ改革会議の一員として丸川珠代五輪パラ担当大臣に面会。隣の内閣府入り口で身分証明を出して入館証をもらってイザ中へ。1階ロビイまで行くと大宅映子議長・蟹瀬誠一副議長をはじめプロゴルファーのタケ小山さん参院議員の松沢成文さん上杉隆さんらが既に集まっていて(遅刻じゃないけど小生がラストのようで)全員で上階へ。控え室で待っていると内閣府オリパラ連絡会議の平田武男さん登場。そういえば去年だったか遠藤利夫前大臣に会いに来たときも平田さんが登場したなあ。タケ小山さんは早大大学院で平田先生の教え子だそうで今年から青学大陸上部の原監督も入学されるとか。いろいろ話してるうちに大臣が来られたようで隣室へ。マスコミにフルオープンのためビデオカメラが何台も回りストロボが光る中で大宅議長が丸川大臣に資料(五輪ゴルフ会場は霞ヶ関CCよりも若洲GLのほうが五輪にとって素晴らしいことをまとめたペーパー)を渡したあと和やかに歓談。霞ヶ関CCの女性問題・遠い・暑い・バリアフリーになってない・レガシーが残らない…といった欠点を説明。小生も霞ヶ関CCを推薦している人に話を聞きたいが会ってくれないことを訴える。約30分の会見のあと退席。さて変更の決定は日本と世界のゴルフ協会とIOCの問題とはいえ誰がどー考えても決定経過等オカシイというほかない五輪ゴルフ場問題。早く変更しないと新国立競技場以上に問題がこじれますよ。大臣室を出て歩いて衆議院第1議員会館へ。スポーツ産業化促進議員連盟第5回会議に出席。バレーボール代表理事の嶋岡健治さんの新しいリーグを作る話やパラリンピアンズ協会理事の田口亜希さんのパラ選手の現状等を聞く。この会議は小生にとっても勉強になります。次回は小生も発表をしなければならないので会議後河野一郎氏と軽く打ち合わせして帰宅。侍ジャパンvsキューバ戦TV観戦。必死にがんばる選手+面白い展開+見事な采配=いい試合でした。山田も牧田も素晴らしかったけどMVPは松田に本塁突入を指示した大西三塁コーチかな。しかしキューバの強さはイマイチ。ドミニカ・USA・プエルトリコ・ベネズエラはどこと当たっても怖いなあ。そのときにはマズ青木に活躍してもらわないと…その前に明日のイスラエル戦。3番デービス4番フレイマンを押さえれば大丈夫のはず…その前に青木の復調に期待ですなぁ。

BOOK
小野容照『帝国日本と朝鮮野球-憧憬とナショナリズムの隘路』(中公叢書)
小野容照『帝国日本と朝鮮野球-憧憬とナショナリズムの隘路』(中公叢書)

3月15日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。WBCは面白いけど大谷選手の不出場は残念。しかもその原因となったケガがベースを右足で踏んだこと。ベースは左足で踏むのが鉄則という話をしたあと黒兵衛と散歩。歩きながら今週から来週にかけて5本…月末にかけて4本も締め切りがあることにハッと気づく。これは気合いを入れなければ…と思いながらも締め切り日がまだ少々先だとわかるとなかなか気合いが入らない。とりあえず横須賀線で鎌倉へ。江ノ電で鎌倉高校前へ。今日も中国人がいっぱい。日本のTVドラマを見てその舞台を訪ねに来ているらしい。自撮り棒で写真に収まってるカップルや個人や団体約50人の横をすり抜けて病院へ。月イチの定期検診。モーマンタイ。無問題。帰宅後仕事…と思ったが机の上に積み上げられた本が目に入り読み出すとこれが素晴らしく興味深い。小野容照『帝国日本と朝鮮野球 憧憬とナショナリズムの隘路』(中公選書)。読み出すと止まらなくなって300余ページのうち150ページを一気に読破。野球をテーマに大日本帝国の朝鮮半島支配が語られると小生のようなスポーツと関わる人間にはその酷さがよく理解できる。韓国や北朝鮮の人がスポーツで日本を相手にするときの悲愴なまでのエネルギーは日帝の苛烈な植民地支配の裏返しなのだ。その伝統が今なお続いていることがよくわかる。数ヶ月前に送られてきたこの本を何故もっと早く手にしなかったかと少々悔やむうちに稀勢の里の一番が近づいたので相撲見物。高安も稀勢の里も強いですなあ。白鵬は取り直しでもイイ一番とは言えアノ寄られ方は弱すぎますねえ。琴奨菊も復活。豪栄道がチョイ心配など楽しんだあとWBCイスラエル戦。千賀のピッチング見事!筒香のバッティング見事!菊地のフィルディング見事!松田のスライディング見事!牧田の不調はおまけ。押さえはやっぱり秋吉がいいか?しかしコノ強い侍ジャパンがドミニカUSAプエルトリコなどにどこまで通じるのか早く見てみたいですなあ。

3月16日(木)
日本晴れの朝。起きると次女や孫や女房が忙しそうに動いてる。今日は孫の幼稚園の卒園式。俺も行こうかと思っていたがやることがいっぱいでパス。まずは黒兵衛と散歩&一日中ゆっくりとメールや手紙の処理。こーゆー日がほしかった。一日中デスクワーク。夕方大相撲。稀勢の里の横綱相撲に感服していると孫たちが帰宅。卒園記念ビデオを見ながら出前の鮨と白ワインで卒園おめでとう。しかし森友学園は無茶苦茶ですね。あらゆる場所での右派勢力の台頭の中で右翼ビジネスを試みた結果の失敗か?トカゲの尻尾はトカゲの身体にどこまで食らいついていけるのか?泣涙臍防衛大臣強弁総理大臣嗚呼微小紅旗極小西戎不有我事。

3月17日(金)
朝黒兵衛と散歩のあと午前中に通信社コラム原稿書き。ただし送稿は後日。WBCの結果がわかってからでも間に合うはずだから書き換え1行文を残して完成。午後からは講演資料作り。パワーポイントの使い方がよーわからんのでとりあえずワードに書き出して後日娘に教わらなければ。夕方になって大相撲。高安も稀勢の里も強い…と思っているところへフランスから帰国中の隣家のピアニストの方から電話。再来月に日本で公演する室内楽のバッソン奏者の方と大船で呑んでるとかで早速出かけて御一緒に食事&酒。バッソンとはフランス語でバスーンのこと。ファゴットとは形も音域も同じようだが指使いや音色が全然違うとか。何年か前に一度話させていただいたがこの日もクリュイタンスやフォーレのフランス音楽の話やゲルギエフやバーンスタイン等々いろいろ音楽の話が面白かった。津波で倒された三陸海岸陸前高田の松で作られた楽器バッソンの一部(先の部分)を手にとって見せていただく。ストラディバリのヴァイオリンを手にしたときのような軽さ。白みを帯びた綺麗な木肌に薄い茶色の木目が美しい。なかなか仕事は捗らなくてもこーゆーモノを見せていただくだけでイイナアと思う。福島のあずま球場での五輪の野球開催が決まったけど1試合だけ?ソフトボールは?総理大臣の3/11六周年追悼式式辞から原発事故という言葉が消えてしまったのと同程度の「復興五輪」か?

DVD
『パリは燃えているか』
『パリは燃えているか』

3月18日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事。これを書いてるのは20日。どんな仕事をしたのかはもう忘れてしまった。正午前後に徒歩5分のご近所の進学校栄光学園の新校舎内覧会を見物。校舎を新しくいくつか建ててるのかと思っていたところが中高6学年の全校舎の建て替えで最近2年間はプレハブの仮校舎で授業をしていたらしい。そんな大規模なリニューアルとは知らなかったけど木をふんだんに使った新校舎は明るくて爽やか。こことは同じカトリックのミッションスクールである京都の我が母校もそろそろ建て替えが必要なはずだが仮校舎を造るスペースがないなあ…どーするんやろ…?午後から少し仕事して高安と稀勢の里がイイ相撲で勝ったあとルネ・クレマン監督の映画『パリは燃えているか』を見たこと。何しろ第二次大戦中のパリをナチスの破壊から守った映画で3時間に及ぶ大作のうえに脚本がコッポラ。オーソン・ウェルズ&カーク・ダグラス&J・P・ベルモンド&イヴ・モンタン&アラン・ドロン&シャルル・ポワイエ&シモーヌ・シニョレ&レスリー・キャロン&ジョージ・チャキリスというキャストだからどんなに凄い映画化と思って見たところが継ぎ接ぎだらけの失敗作としか思えない駄作。映画と実写のつなぎ方もヤッツケ仕事のような悪い出来映え。これだけのスタッフ・キャストでも多分プロデューサーがボンクラだったのか制作時に事故があったのか…。歴史的事実としてはスゴイけど映画としては(オレには)ダメでした。あのナチスの仕掛けたパリ破壊の爆弾はどこに消えたの?監督や俳優を生かすも殺すも製作者なんだと思いますなあ…。日本映画の『日本で一番長い日』のほうがいいですね。新旧共に。

3月19日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。良い天気。昨日から世の中3連休なのですね。孫も一緒に散歩。しかしオレは仕事。書き下ろしの『スポーツライターの仕事』に関連させて来週にあるスポーツの産業化促進議員連盟の会議のためのレジュメを作る。結構時間がかかりながらも完成させて夕方から横浜へ。駅前の中華料理店で次女の再婚相手のご両親と食事会。孫も4月からは我が家を去るのか。去る者は追わず。勧君金屈巵 満酌不須辞 花発多風雨 人生足別離 コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガセテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケガ人生ダ。

DVD
『砂漠の流れ者 ケーブル・ホーグのバラード』
『砂漠の流れ者 ケーブル・ホーグのバラード』

3月20日(月)
3連休3日目。快晴。孫も一緒に黒兵衛と散歩。帰って次女に我が講演原稿をパワーポイントに移してもらったあと終日パワーポイントとガチャガチャと格闘。こーゆー形よりも大事なのは中味だと思うけど…と思いながらも大格闘。そもそもパワーポイント(力点)という意味がわからんと思いながらも少しは使えるようになったか?いやいやマダマダですなぁ(>_<)ビール飲みながら大相撲観戦。高安&稀勢の里強い。…と思ってると共同通信から電話。霞ヶ関カンツリー倶楽部が女性の正会員を認めることになったとか。しかし選手村からの距離と埼玉の奥の夏の気温と観客の移動手段のことを考えればコレで問題解決ではないと思うが…。晩飯&風呂のあとサム・ペキンパーの映画『砂漠の流れ者-ケーブル・ホーグのバラード』を見出すと止まらなくなって最後まで見てしまう。ペキンパーは面白い。西部開拓魂を持つ男が仲間に裏切られて一人砂漠に放り出されて死にそうになるが水を発見して生き延びて駅馬車などの中継地を経営して水で大儲けして成功するが自動車に轢かれて死ぬ…という話。古い男が新しい機械に負ける。古き良き強きアメリカへのオマージュと挽歌。昔(40年くらい前?)淀川長治さんの解説でテレビで見てもう一度見たいと願っていた映画。よーやく出逢えた。こーゆー出来事は嬉しいモンです。

3月21日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと原稿書き。北國新聞の月イチ連載には故・平尾誠二さんの練習論と大谷翔平の足首捻挫の話。午前中に仕上げて送稿。録画半分実況半分でWBCオランダvsプエルトリコ戦を見る。プエルトリコのキャッチャーは大した選手ですね。しかしオランダがプエルトリコ相手にここまでやれたのなら明日の侍ジャパンもUSAに結構やれるでしょうな。野球というスポーツでは勝敗の結果はすべて時の運ですね。午後からアサヒ芸能連載は霞ヶ関カンツリー倶楽部問題。女性会員を認めるからといって五輪会場があんなに遠いところで本当に開催できるのか?という話。これも送稿して大相撲。高安と稀勢の里の同部屋全勝優勝決戦ってあり得るのかな?夜はオレと女房の誕生祝いと次女と孫の小学1年入学祝いのすべてを兼ねて『鮨処もり山』へ。やっぱり美味しい!

3月22日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。WBC侍ジャパン応援のメッセージを込めてスモール・ベースボールの解説。ベーブ・ルースの登場でホームラン時代が幕を開けた以前のプレイスメント・ヒット(狙い打ち)や盗塁やヒット・エンド・ランを駆使した野球のことで長距離砲がおらず足の速い打者(ウィルス&デービス)や好投手(コーファックス&ドライスデール)を揃えた60年代のドジャースが復活させた戦法。その「ドジャースの戦法」を取り入れたのがV9巨人。ただし王&長嶋という2大スラッガーを揃えていたのですけどね。黒兵衛と散歩のあとWBC準決勝観戦。うんんんんん…惜しかったなあ。みんなよく頑張ったなあ。菊地…イイ選手ですねえ。菅野も千賀も文句なしですねえ。もちろん筒香も松田も。みんなハイレベルのメジャー相手にまったく互角の勝負をしてくれました。日本での第1戦キューバ戦1回表無死一二塁でゲッツーが取れたからここまでみんなが成長してここまで闘えたのでしょうねえ。素晴らしい野球を見せてもらえました。感謝です。ブラーヴォーです。イロイロ仕事して…高安は勝負を急いだなあ。稀勢の里は盤石ですね。さあ明日のWBC決勝はプエルトリコvsUSA。まるでウェスト・サイド・ストーリー対決ですね。あ。サッカーもあるぞ……。

3月23日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『現代スポーツ評論』原稿書き。大学スポーツについて。最近は日本版NCAAの創立や大学スポーツのビジネス化が叫ばれてますからね。でもマア無理でしょうね。途中で森友学園籠池氏の証人喚問のTV中継を見るとコレが面白すぎて止まらない。夫人を通した安倍総理の百万円の寄付も続出した政治家の名前も大阪府知事への大批判もどれもリアリティに満ちてはいるが物証は無し。それぞれの人がそれぞれにどう思うか…で終わるなら面白いだけの話になってしまう。総理との関わりや土地取引の話も重要だが森友学園の教育理念や教育内容についての質問がまったく出なかったのは少々問題ですね。教育勅語を暗唱させるのは教育基本法や現行憲法に反していますからね。WBCはアメリカがプエルトリコを圧倒。惜敗日本は本当に惜しかったですね。証人喚問ばかり見ていたら仕事にならないので原稿書きに戻って終日デスクワーク。稀勢の里はマァ強いでしょう。高安は横綱相撲を捨てた必死の日馬富士にやられましたね。晩飯のあと仕事&風呂&仮眠。深夜はサッカーW杯予選UAE戦。素晴らしい戦い方。文句なし。今野よかったですね。久保・原口・大迫・酒井宏・蛍・長友・川島…今日のイレヴンがベストメンバーと言えるかも。この先発メンバーなら交代要員も分厚いですからね。吉田麻也はキャプテンにして責任感を持たせほうが力の出る選手のようですね。

3月24日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと毎日新聞コラム『時評点描』執筆。やっぱり五輪ゴルフ場問題について。霞ヶ関CCが女性差別の規則を是正するのはいいことだろうけどホントにあんなに遠い暑いバリアフリーになってないところで五輪を開催できるの?選手役員記者観客は支障なく運べるの?それが杞憂で終わるように霞ヶ関CCが五輪会場に素晴らしい!と推している人が意見を言うべきですよね。新国立競技場の時もザハ案はこんなに素晴らしい…との意見はまったく聞かれず決まったことだからで進んできて最後の最後に建設不可能で中止。霞ヶ関CCもそーならないよーに願いたいけど…。午後から『現代スポーツ評論』現行ブラッシュアップ&明日のオペラ講座の準備。夕方から大相撲…うわあ…稀勢の里…大丈夫かなあ。日馬富士が照ノ富士を援護射撃したい気持ちもわかるけど…何もあそこまでやらんでも…。午前中に書いた毎日新聞のコラムにも稀勢の里について少し触れたので担当者に電話して原稿を少々修正してもらう。明日の出場は大丈夫かな…。過去に1日しか休んでない力士だから初めての横綱としての場所に優勝がかかってるから出てきそうだけど…それで余計にケガの箇所が悪化したりしなければいいが…。

3月25日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと少し原稿の手直しと校正をして新横浜へ。新幹線で名古屋へ。中日ツアーズの人と今年の夏(7月)の兵庫県立文化芸術センターでの佐渡裕プロデュース・オペラ『フィガロの結婚』のツアーの打ち合わせのあとオペラ講座。最初に『フィガロの結婚』ツアーと4月からの新講座『フィガロの結婚』の説明。4月からは佐渡さんに歩調を合わせてオール・フィガロ・プログラム。その案内を終えて今日はオール・ヴェルディ・プログラム。『知られざるヴェルディ』とのタイトルで少々珍しい作品ばかり取りあげた最後は有名作品ばかり。『マクベス』『椿姫』『トロヴァトーレ』『リゴレット』『ドン・カルロ』『オテッロ』『ファルスタッフ』…の名アリアや名シーンばかりをマリア・カラスやティト・ゴッビなど楽しんでいただく。終わってある受講生のおばさまが「今日は大蒜のきいた濃いイタリア料理をたっぷりいただいた気持ち」と言われる。狙い通りです(笑)。タクシーの中のテレビで照ノ富士vs琴奨菊戦。こらあ!大関が飛んだらアカンやろぅ!せっかくタクシーの運転手さんがクルマ停めて見せてくれたのに空気の読めん奴や。相撲のわかっとらん奴め。そして稀勢の里…ああああああ…相撲にならん。稀勢の里らしい美学とは言えケガが悪化したら話にならん。親方が止めてもいいのでは…?読売新聞社から感想を訊かれてそのようなコメントを口にする。

3月26日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと原稿書き。兵庫県立芸術文化センター(PAC)の今年度(2017〜18)のシーズンについて、今年はメシアンの『トゥラーガリラ交響曲』を佐渡さんがやりますからね。PAC大応援の原稿を書いて送る。夕方は大相撲。宇良が勝ちましたねえ…などと喜んで高安もがんばりましたねえ…と喜んで稀勢の里はとにかく怪我だけが大きくならないように…と思っていたら…なななななんと!照ノ富士を2番続けて撃破!信じられない!素晴らしい!あまりの素晴らしさに泣いてしまいましたよ…。しかしNHKは何で表彰式の途中で中継を止めたんや!最悪!おまけにサンデー・スポーツでの稀勢の里関へのインタヴューはイマイチでしたねえ。もっときちんと本割でどーゆー作戦を考えたのか訊いてほしかったですね。右へ変わった一番が取り直しとなって左へ変わり…決定戦でわざと照ノ富士に二本刺させて自分は右腕一本で小手に振る…素晴らしい戦術でしたよね。そこを訊いてほしかったのに…。共同通信社から電話。稀勢の里優勝の感想を訊かれたので結果的か意図してかはわからないが見事な戦術がはまったのが素晴らしかったと答える。

3月27日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『現代スポーツ評論』原稿書き。もう締め切りを3日も遅れているので必死になって完成させる。ただ編集部から催促の電話がないのも寂しいが…。午後になって何とか完成。その結果ゴルフ改革会議は欠席。先週土曜毎日新聞に書いた霞ヶ関カンツリー倶楽部に関する原稿(女性差別をなくしたからと言って問題が解決したわけではない…といった内容)を送っておく。夕方から東京へ。浜松町でDVDも販売している本屋に寄って『シンゴジラ』のDVDを買おうとしたらブルーレイと普通のDVDのセットで特典がいっぱい付いていて9千円近くするのでヤメ。もっと安いのを探さないと封切りを見ずにDVDを待ってた価値がないですからね。特典映像がどれほどスゴイのかなあ…とちょっとは惹かれますけどね。浜松町からAVATTA STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』ゲスト出演。今日のMCは長田渚左さんなので小生はゲスト出演。長田さんはオプエドのボスの上杉隆氏が安倍総理と親しげに握手している写真に激怒。トランプ米大統領とフロリダでゴルフをしていたときのもので「ある種のスクープ」ではあるのだが安保法制からテロ対策特別措置法へと突き進む上にその法案を東京五輪成功のためと牽強付会を口にする安倍総理と笑顔で握手する上杉氏は許せないとして長田さんはMCを辞去。彼女を招いた小生は「上杉氏はちょっとチャラいところもあるが100%安倍支持ではなくジャーナリストとして主張も持ってる」と少々彼女を説得したが受け入れられず。まぁ仕方ない…というわけで小生も責任を感じて最後の長田さんの番組にゲスト出演。取材先からの電話出演の木村元彦氏と長田氏と共にテロ対策特措法批判を番組で話したあと向かいの蕎麦屋で生ビールで打ち上げ。小生は今後とも『オプエド』というメディアでがんばります。もちろん長田氏ともスポーツライター塾を立ちあげるなど新しい仕事を始めますのでよろしく。

CD
『メシアン:トゥランガリーラ交響曲』
『メシアン:トゥランガリーラ交響曲』

3月28日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとPAC(兵庫県文化芸術センター)の原稿書き。今年の秋から来年の春にかけてのPAC13年目のシーズンがテーマ。これが何とメシアンの『トゥランガリーラ交響曲』で幕開けですからね。佐渡裕さんもPACのおばちゃんやおっちゃんの聴衆相手に大胆なことをしやはりますなあ。小生は高校時代にこの曲を小澤征爾指揮トロント交響楽団の2枚組30pLPを買って聴いてメッチャ衝撃を受けたことを憶えてる。一緒に録音されていたのが武満徹の『ノーベンバー・ステップ』。こっちの琵琶と尺八と弦楽の音楽のほうが親しみやすかったけど『トゥランガリーラ』のワケがワカランにもほどがあるでぇと言いたくなる現代音楽も何度も聴くウチに別乾坤に導かれたのに驚いた。午後から東京へ。衆議院第1議員会館でのスポーツの産業化を促進する議員連盟の第6回会議に出席。今日は発言者として岡田武史さん(FC今治と岡田メソッドの活動について)佐野慎輔さん(スポーツ・メディアについて)とともにスポーツ・ジャーナリズムについて話させていただく。平尾誠二さんの感謝の会以来久しぶりに会った岡田さんとオモシロイ話いろいろ。ちょっと今は書けませんがそのうち書きます。いろいろ楽しく話して帰宅後日本代表対タイ戦。4点取ったことよりも0点に抑えたことが大きかったですね。MVPは川島かな。しかし久保のゴールは見事。美しい。しかしつまらないパスミスが多かったのは大問題。強い相手ならゴールを2〜3点確実に奪われてましたね。これではW杯に出ても…と思える内容を早く修正してほしいものです。

BOOK
エドワード・ウィンパー『アルプス登攀記』(講談社学術文庫)
エドワード・ウィンパー『アルプス登攀記』(講談社学術文庫)
Blu-ray
『アメリカン・スナイパー』
『アメリカン・スナイパー』

3月29日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。パスミス多かったですねえとサッカーの話少しして高校生山岳部雪崩遭難の話。後を絶たない雪山事故。小生の高校時代の一番の友人も槍が岳で雪崩に遭って学生時代に死亡した。それだけ登山には魅力があるのでしょうねえ。宗教や峠越えとは無縁の登山の魅力を初めて語ったルネサンス時代の詩人ペトラルカの話から『アルプス登攀記』を書いたエドワード・ウィンパーの話などを話したあと黒兵衛と散歩。帰宅してアサヒ芸能連載原稿書き。週刊文春によるとアサ芸(徳間書店)の経営が危ういとか。しかし担当者によるとそんな心配はないとか。今度詳しく話を聞こう。午後からはパソコンの整理や机の上の整理。晩飯映画劇場はイラク戦争で狙撃手としてアメリカのヒーローとなった実在の人物の生涯を描いた『アメリカン・スナイパー』。監督はクリント・イーストウッド。トランプ共和党支持のこの監督はやはりアメリケンですね。映画としては戦争の悲惨さや戦争と家庭の板挟みの中で苦しむ兵士の姿などがよく描かれているけど根本的に反戦思想へと昇華することはないのですね。そのあたりがオリヴァー・ストーンとは違いますね。

BOOK
『近現代作家集T(池澤夏樹=個人編集日本文学全集26)』(河出書房新社)
『近現代作家集T(池澤夏樹=個人編集日本文学全集26)』(河出書房新社)
DVD
『砂丘』
『砂丘』
Blu-ray
『イージー・ライダー』
『イージー・ライダー』
『バニシング・ポイント』
『バニシング・ポイント』
BOOK
原ゆたか『かいけつゾロリのだ、だ、だ、だいぼうけん前編』(ポプラ社)
原ゆたか『かいけつゾロリのだ、だ、だ、だいぼうけん前編』(ポプラ社)
原ゆたか『かいけつゾロリのだ、だ、だ、だいぼうけん後編』(ポプラ社)
原ゆたか『かいけつゾロリのだ、だ、だ、だいぼうけん後編』(ポプラ社)
『CLASSICA』
『CLASSICA』
バーンスタインのパリ・デビュー
バーンスタインのパリ・デビューはラムルー管弦楽団でした。
小澤征爾のパリ・デビュー
小澤征爾のパリ・デビューもラムルーで、佐渡裕はパリで絶大な人気を得ました

3月30日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと部屋の掃除&本棚の整理…に手を付けようと思うけれどナカナカ気分が乗らず。まぁやりたくない仕事おもしろくない仕事は先送りしたくなるのが人情ですからね…などと思いながらだらだら本棚や机の上を整理していて午前中を過ぎ午後も…と思ったところへふと手に取った『池澤夏樹個人編集日本文学全集』の『近現代作家集T』(河出書房新社)で芥川龍之介『お富の貞操』を読み出すとあまりのおもしろさ素晴らしさに一気読み。イイ短編ですねえ。掃除する気がますますななったところへアントニオーニの映画『砂丘』のDVDを数週間前に半分くらい見てまだ見終わってないことを思い出して仕事場のコンピュータで続きを見る。イタリア人監督のアメリカン・ニューシネマ?1970年代…若者がみんな苛立っていた頃の映画。最後は主人公の若者の死と大企業の高級事務所の大爆発で終わる。『イージーライダー』も『バニシング・ポイント』もコーユー形でしか終われないから今苛立つ若者はいなくなったのでしょうねえ。隣家のフルーティストがフランスから帰ってこられて誘われたので『鮨処もり山』へ。その前に孫から『かいけつゾロリのダ、ダ、ダ、大冒険』が読みたいと言われていたのを思い出し大船ルミネの書店に行くと前後編2冊ともあったのでゲット。美味い鮨で音楽談議と政治談義の夜。フランスも日本も世界は右傾化。フランスの音楽冊子『CLASSICA』をいただく。ラムルー交響楽団の特集で隣家のフルーティストも登場。佐渡裕さんも若き小澤征爾さんも登場。バーンスタインも初めてのパリ・コンサート・デビューはラムルーを振ったことだったらしい。

DVD
『ニューヨークの王様』
『ニューヨークの王様』

3月31日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと今日も部屋の掃除…と思いきや隔月末のPR誌の原稿締め切り。掃除をしながらコラム原稿の構成を考えて午後から執筆。原稿の構成を考えるには掃除というのもナカナカ有効なツールになるのかもしれない(ホンマかいな)。夕方からビール飲みながら映画を見ようと思ったがプロ野球の開幕を思い出し巨人vs中日戦。阿部のあの当たりがホームランになるか…坂本のあの当たりも…。WBCは面白かったのに…。野球のあと映画。『ニューヨークの王様』はチャップリン最後の自作主演映画。若い頃からのギャグのスタイルを残してTVコマーシャルのナンセンスと赤狩りに狂奔するアメリカ社会を批判。映画としての出来映えは『独裁者』などに較べると低いと思うけど現在日本の社会や現在の世界を考え直すには見直すべき映画かも。安倍さんもトランプもルペンも見てくださいね。

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