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DVD
『沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇』
『沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇』

10月1日(月)
早朝風も雨もナシ。昨日台風の中を帰宅した長女と一緒に迎えのクルマに乗って東京へ。長女は田町で仕事。小生は文化放送へ。途中首都高から見えたビルを照らす朝焼けと青空バックの真っ白い満月がキレイ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。台風を子供時代は楽しんだところがあるという話で照美さんと意見が一致。停電で蝋燭の光で夕食を食べて家族の結束を実感するとか。直接大きな被害を受けた経験がないから言える話ですけどね。毎日新聞の世論調査ではオスプレイ配備賛成と反対がほぼ同数という話。周辺諸国との関係の影響?それだけに安全か危険かだけでなく何に使うのかの説明がほしいですよね。加えて一昨日の本欄に書いたトゥーランドットの話やら日本の政治の現状では議会制民主主義が機能していない(内閣が政策を示さず政党が政策を指示する)から保守は全て(維新も含めて)大合同して中選挙区制に戻して熾烈な総裁選を展開した方が政治家が育つのではないか…というプチ暴論にアメリカ・メジャーでは選手の「引退」をretireといわずadjust(清算&適応)という場合があるという話等々のあと帰宅。あっ。何か寄るところがあると思てたら今日新装オープンの東京駅を見に行くつもりやった…と横浜を過ぎたあたりの帰りの電車の中で思い出してショック。早く中国の歴史の続きを読みたいと思て失敗した。しかしコレもある意味でなかなかオモシロイもので…。

10月1日(月)つづき
文化放送から帰って東京駅の新装オープンの近くまで行きながら見なかったことを改めて後悔。徒然草に書かれてる石清水八幡の石段下まで行って石段を登らなかった人とはこのことか?違うか?なんて思いながら仮眠しようと思ってリビングの椅子に座って何気なくテレビをつけるとWOWOWで『沈黙の女ロウフィールド館の惨劇』なんてのをやってたので見てしまう。ヌーヴェルヴァーグ(ナツカシイ言い方やなぁ)のクロード・シャブリル監督作品。フランスの見えざる階級社会を抉った原作の映画化。若い女中と近所の郵便職員の女が大邸宅に暮らす一家を散弾銃で殺害する。そのとき一家4人はモーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を見ていた。強烈なサスペンス映画。朝から見る映画と違うなぁと思いながら見てしまった。軽い昼飯のあといろいろメールを送ったりメールを読んだり返事を書いたり『中国の歴史』の教科書に続いて『韓国の歴史』の高校生用の教科書を読み始めたり…なかなか『スポーツ・ジャーナリズム』の書き下ろしが進まんなぁ…と思いつつ早くも夕方。黒兵衛と散歩。足の調子はまだ腫れが少し残ってるけど毎日抗生物質を服んでるので劇的に回復。家に帰るといくつか電話。ふ〜ん。WBC日本代表監督は山本浩二氏が有力なのか…。まあ監督よりもコーチの力が大事で優秀な三塁コーチと投手コーチが付くかどうかが問題ですね。山本氏は日本代表星野監督時代の三塁コーチとしては力不足やったけど監督としては無問題かな。根拠薄弱な私見ですが…。

DVD
『ミケランジェロの暗号』
『ミケランジェロの暗号』
『ライフ・イズ・ビューティフル』
『ライフ・イズ・ビューティフル』

10月2日(火)
終日自宅で仕事。『スポーツ・ジャーナリズム』の書き下ろしの手順を整理して週末の石巻での『武道フェスティバル』での講演内容を整理してコラムの資料のために昭和60年代の藤田・牧野・王トロイカ巨人(そんな言葉がありましたね)の日本シリーズを調べ直して…そうか…巨人のクルーズが日本シリーズでサヨナラ・ホーマーを打ったのは昭和63年の対西武ライオンズ戦第5戦やったか。そのとき巨人の勝利に大喜びした酔っ払いが顔を真っ赤にして万歳!万歳!と叫びながら後楽園球場の記者席に入ってきて驚いた係員が止めようとすると男は新聞記者の身分証明書を出して(何処の社かはおわかりですよね)万歳!万歳!と叫び続けたので若いフリーのスポーツ記者(小生のこと)は仰天した…なんてこともあったなぁ。そうそうその2年前の日本ハムとの日本シリーズでは牧野マジックが大沢親分を完璧に欺いて西本投手が13安打打たれて完封なんて試合もありましたね。スパイ野球の全盛期か…いや今もサイン盗みくらい流行ってますよね。なんて考えてたら某TV局から日本シリーズ企画のメール。何というタイミング。「虫の知らせ」はITより鋭い?夕方黒兵衛と散歩に行って孫を風呂に入れて晩飯映画劇場は小山薫堂サンと安西水丸サンのWOWOW番組「W座からの招待状」を録画した『ミケランジェロの暗号』。いやぁ面白かった。ユダヤ人の画商の息子とドイツ人の友人がナチスのために敵とされミケランジェロの1枚の絵をめぐって大騒動。深刻なテーマやけど爽快感もある見事なオーストリア映画。ちょっとベニーニの『ライフ・イズ・ビューティフル』にも通じるところがあるかな?イイ映画でした。

DVD
『マージン・コール』
『マージン・コール』

10月3日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。今日は2度。7時半頃に読書の秋特集で渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社ライブラリーを推薦。コノ本推薦するのは何度目か?かつて週刊新潮に書き本書の帯にも抜粋された小生の文章は…《西洋文明を追って百四十年。アメリカ文化にかぶれて六十余年。「逝きし世」をただ偲ぶのではなく我々が真に誇るべき過去を未来へのエネルギーにしたい。現代日本人必読に一冊》というもの。ウヨク(石原慎太郎)もサヨク(故・筑紫哲也)も絶賛の一冊。あ。新潮に書いた一文は本HP蔵出しノンジャンルにもあります。続けてレギュラーのスポーツ・エンターテインメントのコーナーは日ハム優勝。1年目の栗山監督を働かせたファイターズの組織力。それに較べてWBC日本代表チームは…GM選びすらせずに監督選びに走るナンセンス。ラグビーの日本代表でもGM(岩渕)を決めたのに…。ラジオのあと鎌倉から江ノ電に乗って病院へ。右足下腿部の蜂窩織炎の治り具合を見てもらう。先週1回の点滴と毎日の抗生剤服用ですっかり良くなった…とはいえマダ少し腫れが残ってるのであと1週間は抗生剤服用。帰宅昼飯後イロイロ仕事。晩飯映画劇場はリーマン・ブラザーズ倒産をモデルに投資会社崩壊時の人間模様を描いた『マージン・コール』。資本主義人を騙して金儲け…それにつけてもカネの怖さよ。やっぱり「それにつけも…」の常套句は決まり文句通り「カネの欲しさよ」と結ぶ方がオモロイな。そのあたりが資本主義の怖さですね。《自分というのは働くことやモノを創ることで表現するものでブランド品を買ったり身につけたり消費することで表せるものではないはず》…とは最近読んだ『辺境ラジオ』(内田樹・名越康文・西靖)に出ていた言葉(記憶だけで書いてますから確かな引用ではありませんが内容はそーゆーことです)。リーマンで働いてた人はいくら金儲けしてもオモロなかったやろなあ…それにつけてもカネの欲しさよ。値よ。違う。寝よ。ZZZZZZZZZZZZ。

10月4日(木)
せっせせっせと仕事。せっせせっせ。スポーツ基本法を読み直す。せっせせっせ。「仕事=勉強」となることがこの仕事をやって一番嬉しいことですね。せっせせっせ。昼飯時に郵便物を整理したら小学館の『DIME』が送られてきてた。連載『神保町総研』の特集タイトルは「経済も雇用も復興も全て解決2020年東京オリンピックで日本は完全復活する」というモノ。この企画のインタヴューを受けたモノとしてこのタイトルはいくら雑誌のタイトルとは言っても少々ヒイテしまいますね。オレのコーナーのタイトルは「スポーツ界の御意見番が語る東京オリンピックの意義」…っていつから「御意見番」に就任したんや?(苦笑)「開会式は團十郎と初音ミク」は悪くないし記事の中味は小生が喋ったメディアのスポーツ支配批判もチャンと出てる。さすがはフリー記者としての小生を育ててくれた小学館(笑)。しかし「五輪で…全て解決…完全復活」はやっぱり書きすぎですよ。表紙は楽天の三木谷社長。この人ホンマにアンパンマンそっくりですね。愛と勇気だけが…かな?私はバイキンマンが好きです。桂南光師匠はドキンちゃんの大ファンです(笑)。午後からも仕事。当たり前ですね。せっせせっせ。夕方黒兵衛と散歩行って風呂入ってビール。1日3分割…って『辺境ラジオ』で内田樹サンも言うてたな。8時間寝て8時間働いて8時間酒。夜長男がやってきて一緒にアマチュア集団のミュージカル日本初演となる『サーティーン』の舞台のビデオ見ながらビール。へええ。『213』のお嬢さんが出てるんや。しかし途中でZZZZZZZZZ。一日の3分の2が終わったからで素人ミュージカルのせいではありません(汗)。ZZZZZZZZZ。

DVD
『終わりなき叫び』
『終わりなき叫び』
BOOK
伊藤数子『ようこそ、障害者スポーツへ-パラリンピックを目指すアスリートたち-』(廣済堂出版)
伊藤数子『ようこそ、障害者スポーツへ-パラリンピックを目指すアスリートたち-』(廣済堂出版)
『片山杜秀の本5線量計と機関銃』(ARTES)
『片山杜秀の本5線量計と機関銃』(ARTES)

10月5日(金)
朝起きてベッドのなかで読書。『片山杜秀の本5線量計と機関銃』(ARTES出版)。この先生の本はオモシロイけど少々知識と理屈に弁が立ちすぎかなあ…と思いながら《原水爆の惨禍を正面から受け止めたジェネレーションは残虐なことに使われた核のエネルギーを平和のエネルギーに変えることによって日本人はある種のリヴェンジをはたせると考えた》…そうかなあ…そうかもしれんなあ…と思いながら読み進むと途中から文字がアタマに入らなくなってきて他のことを考え出したのでガバッとベッドから起きて今日締め切り明日掲載の毎日新聞スポーツ面コラム「時評点描」を書き始める。サラサラサラサラ。アカン書けん。吉田沙保里の国民栄誉賞のテーマを止めてWBCの監督選び…野球の監督とはナンゾヤ…を書き出す。サラサラサラ…。アカン。書けん。オモロナイ。朝飯食う。アサメシマエには仕上がらなんだ。朝飯後シリア内戦がトルコに飛び火長期化したことで2020年東京五輪招致の可能性が高まったこと(神風が吹いてる…と言った都庁幹部もいる!)にテーマを変更。サラサラサラサラ…そもそもコノ音がウソですね。コレは鉛筆か万年筆を走らせる音で今はキイボードを叩くカチャカチャカチャカチャ…でないと…カチャカチャカチャ…最後に明日の石巻での武道フェスティバルのことも書き添えて…完成。ふうう。再び片山杜秀氏の本に少し戻って昼食。午後は明日の講演テーマについてのメモ。『武道とスポーツ』…難しいテーマやけどオモシロイ。武蔵の『五輪之書』や新渡戸稲造『武士道』をひっくり返して線を引いたところを確認したり…ふうう。晩飯映画劇場はアフリカ内戦中のチャドを舞台にした水泳元アフリカ・チャンピオンの老人とその息子の話『終わりなき叫び』。この少々ゆったりしたリズムがアフリカの生活のリズム?ストーリーは深刻。ホテルのオーナーが中国系に変わってリストラされるなか自分の仕事(プール監視人)を息子に奪われた元チャンピオンが息子を兵隊にして仕事を取り戻したものの…息子は恋人のお腹に子供を残したまま内戦で死に…。現代アフリカはこんなカンジか…と少し「見えてくる」だけでも一見の価値あり。こーゆーアフリカを見るとサンデル教授の「問題提起」がいかに甘っちょろいモンかよくわかる。

10月6日(土)
朝黒兵衛と散歩したあと東京へ。東北新幹線に乗って仙台へ。そこで石巻市体育協会の迎えのクルマに乗って石巻総合体育館へ。「武道の街宣言」をした石巻市での『第2回武道フェスティバル』に参加。体育館では剣道やフェンシングを一流選手が子供たちに教える様子を見学。大阪でのアスリートネットワークの会議でお会いしたテコンドーの岡本依子さんや来週末に多分Sport Policy for Japanの会でお会いすることになる早大の間野義之先生なんかとも御挨拶。三陸河北新報社(石巻かほく)の方や石巻専修大学の先生方には去年から1年経った現状のお話をお聞きしたり。また石巻専修大学の客員教授への就任依頼の打合せをして引き受ける約束をしたり…。体育館での見学や打合せを終えて石巻グランドホテルで『武道とスポーツ』について講演。両者の同じところと違うところや似ているところと似てないところを武道やスポーツの歴史を説明しながら1時間半たっぷりと話させていただく。そのあと懇親会。去年も小生の講演を聴きに来てくださった地元の方とも歓談。実はこの催しは主催が東京都で東京の2020年五輪招致と連動している。そのため(招致の結果が決まる)以降の開催継続の目処が立っていない。しかしそれはオカシイじゃないの…五輪招致よりも大事なことはあるはず…と今朝の毎日新聞の小生の書いたコラムを見せながら東京都の3人の職員さんたちともイロイロ話して五輪招致はあくまでも「手段」であって「やるべきこと」はほかのある…という意見で一致。懇親会あとの石巻の居酒屋(秋刀魚が美味しかった)での酒の席でもその話を続けて国民も都民も納得し賛成する東京オリンピックとはどんなオリンピックか…を話し合ってると東京都のある職員さんが「オリンピックとパラリンピックを同時に一緒に開催する世界で初のオリンピック」と言い出し全員大賛成。日本の組織の整備(文科省と厚労省のスポーツ部門の統一=スポーツ庁の前倒し創設?)だけでなく世界組織(IOCとIPC)への働きかけやスケジュールの見直しなどハードルは高いけど挑戦する価値はあり!酒の席で東京都の方々とオモシロイ話ができて大満足!!どうすれば実現に向けられるか…オレはとにかく書き続けることから始めます。

CD
『ザ・ベンチャーズ・コンプリート・ライヴ・イン・ジャパン'65』
『ザ・ベンチャーズ・コンプリート・ライヴ・イン・ジャパン'65』

10月7日(日)
昨日のことで書き忘れこと。石巻での懇親会で余興として出演した石巻(ナントカ)ベンチャーズというGS(グループサウンズ)の皆さんがサイコーにゴキゲンだった。基本ベンチャーズのコピーバンドで4人組の平均年齢は60+α。最初の曲が『テルスター』に感激。1964年の東京五輪の衛星中継(当時は宇宙中継と言っていた)目指して最初に打ち上げられた通信衛星の名前を取った音楽。それから加山雄三の曲なんかをつないで最後は『10番街の殺人』『ベッサメムーチョ・ツイスト』『パイプライン』そして『ダイヤモンドヘッド』と定番のベンチャーズ・サウンド。デケデケデケデケ。嬉しくなってアンコールに『キャラバン』をお願いしたら「難しいけど…」と言いながらやってくださる。もちろんドラム・ソロも入って手拍子で大盛りあがり。このバンドを招いた石巻河北新報の元社長さんによるとリードギターを弾いてる人は写真屋さんで津波で全部を失ったとか。帰りに仙台まで送って下さった石巻体育協会の方のクルマからマダ何もない津波の痕の光景を見ながらソンナコトを思い出す。武道フェスティバルで指導に来たアスリートたちもクルマで街を見て津波の高さを聞いた瞬間声も出なくなったとか。しかし誰もが見なければいけないのだ。復興庁はやはり現地に事務所を置くべきなのだ。いくつかの出先機関も現地に置いて仕事をしなければ議員のセンセが東京からカネを分配してるのがイケナイのだ…とつくづく思った。新幹線に乗って帰宅。明日のラジオではコレを話そう。

10月8日(月)
朝迎えのクルマで文化放送へ。スタジオのある階で降りて部屋に入ろうとしてカギがかかってるのにちょっとビックリ。あ。今日は祝日なんや。体育の日はやっぱり東京オリンピック開会の日にしてほしい。記念日なのですからね。それにPhysical Education DayではなくSport Dayにしてほしい(この場合Sportはやはり単数で良いのですよね。Dodger TownやYankee Stadiumのように)。一昨日の石巻での武道フェスティバルについてイロイロ話させていただいて帰宅。あ。何か東京で他に用事があったはず…と思てたことを思い出した。パラリンピックの写真展を見に行きたかったんや…けどマァ時間がかなり空いてるから明日行くことにするか…と思い直して仮眠のあとNews-Logに原稿送ったりコラム原稿の校正をしたり本HPの更新原稿をまとめたり…ふうううー…で夕方黒兵衛と散歩して孫と風呂入って出てビール飲んで夕飯食って…おっ。ノーベル生理学医学賞が京大の山中教授に決まった。やっぱり日本人として嬉しい…けどiPS細胞から精子と卵子を創って合体させたらどないなるんやろ…なんてことを考えながら…ZZZZZZZZZZ。

10月8日(月)つづき
昨日書き忘れたことをひとつ。晩飯のときにフィギュアスケートを見た。娘どもが録画していたやつ。高橋大輔のパリアッチはサスガの演技力。ただし音楽のツナギ方がイマイチ。音楽のツナギ方だけならパトリック・チャンのラ・ボエームのほうが良かった。浅田真央の白鳥の湖は美しい。やっぱり彼女のスケーティングは誰がどう見ても世界一美しい。それ以上にエキジビジョンのメリー・ポピンズが良かった。フィギュアケートはもう競技種目からはずしたほうがイイのではないか…と思えてくる。最後にキャンデロロのサタデー・ナイト・フィーバーを見せられて爆笑&失笑。

BOOK
加藤隆則『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』(講談社現代新書)
加藤隆則『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』(講談社現代新書)
小倉紀蔵『韓国は一個の哲学である〜〈理〉と〈気〉の社会システム』(講談社学術文庫)
小倉紀蔵『韓国は一個の哲学である〜〈理〉と〈気〉の社会システム』(講談社学術文庫)

10月9日(火)
仕事多く稼ぎ少なくじっと手を見る(苦笑)。歳を取ると頼まれごとが多くなって断れなくて引き受ける。もちろんイヤイヤやる仕事ではなく頼られて持ちかけられる仕事だから喜んで光栄に思って引き受ける。しかし稼ぎは少ない。昔よりも…あ。これって別に小生が頼られてるとかではなくて世の中が不景気だからではないか。世の中がデフレだからではないか。小生のようなフリーランサーには世の中の経済などさしたる影響はないと思ってたけどトンデモナイ。影響はあるのだ。てなことに今頃気付いても仕方ないのでせっせせっせと野良仕事…でなくデスクワーク。その合間に『線量計と機関銃』読了。『辺境ラジオ』に続いてラジオから生まれた本を続けて読んだことになるけど前者は一人語り。後者は座談。前者はテーマから求心的に結論が導かれ後者はテーマから遠心的に話しが広がる。関東と関西の文化の違いか?しかしどっちも面白く勉強させていただきました。ちょいと仕事机の後ろのテーブルに手を伸ばすと加藤隆則『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』講談社現代新書を拾いあげたので読み出すとコレが面白い。北京の役人が制限時速35マイルの道路を60マイルで走ることができるのも彼には面子があるというらしい。なるほど。日本の面子感覚とかなり異なる。ふむふむ…と読み進む。夕方大船駅へ。来週のSport Policy for JapanについてSSF(笹川スポーツ財団)のスタッフと打合せ。今年は去年より2校4ゼミ多い23の募集があったとか。早慶立神東海一橋産能順天尚美多摩成徳…それに今年は日大と桜美林が増えたのか。剣橋や牛津が参加するのはいつかな?(笑)審査方法の変更やら手順を打ち合わせたあと『213』で美味しいビール飲みながらスポーツ談義。明日からイロイロ忙しくなりそう。『スポーツジャーナリズム』も書かねば……。

CALENDAR
『中西摩耶カレンダー』
『中西摩耶カレンダー』

10月10日(水)
今日が本当の体育の日。いや東京オリンピック記念日。朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。MCの中西サンから先週小生が紹介した『逝きし世の面影』を買って読んでスバラシイとの感想のあと吉田沙保里の国民栄誉賞と藤村官房長官のいかにも民主党ポピュリズム発言(なでしこに較べて盛りあがりがない!?)を批判したあと石巻の武道フェスティバルについて喋る。そのあと東京六本木へ。湘南新宿ラインが少ない時間帯だったのか東海道線に乗って新橋で降りたのでアッと思ってひとまず有楽町の東京フォーラムへ。IMF世銀総会で働いてる某女性から日本の文化(着物ショーや初音ミク等)を紹介しているコーナーがオモシロイとの情報を思い出したのでチョイト寄ろうと思ったところが広いフォーラムは全部封鎖。入口のチェックが厳しくIDパス所有者しか入れない。当たり前か。初音ミクを諦めて日本の失業率を高めなかった不良債権処理は今頃になって高く評価されてるらしい…などと思いながら六本木へ。ミッドタウンの富士フイルム・ギャラリーでのカメラマン越智貴雄サンの『感じるパラリンピック』と題された写真展を見学。視覚障害者水泳で金メダルを獲得した女性の手を中心に撮ったポートレイトが素晴らしかった。その他ピストリウス選手やテニスの国枝選手や車椅子バスケなどの素晴らしい写真がイッパイ。越智さんがおられたのでパラリンピックのことをイロイロ話して絵葉書や女子陸上中西摩耶選手のセミヌード資金集めで話題になったカレンダーをいただく。コレも越智さんの撮影やったんやけど最高にスバラシイ一枚は車椅子フェンシング。越智さんのHP等にも出てますので見てみて下さい。『越智貴雄WEBサイト』のギャラリーhttp://www.ochitakao.com/galleries/autoindex_folder/index.php 『カンパラプレス』http://www.kanpara.com/ 渋谷のタワーレコードに寄ってチョイトDVDやCDを仕入れたあと帰宅。黒兵衛と散歩に行って笹川スポーツ財団から送られてきた13大学23ゼミのプレゼンテーション資料をダウンロードして(今年も面白そう!)晩飯オペラ劇場はへスス=コボス指揮マドリッド王立歌劇場の『道化師とカヴァレリア・ルスティカーナ』。なんと!演出のジャン=カルロ・デル・モナコ(あの伝説のテノール歌手マリオ・デル・モナコの息子!)が2つのオペラをドッキングさせて一つにまとめた舞台にしてる。つまり道化師の前奏曲とプロローグからカヴァレリアになってそれが終わって道化師たちの登場となる。まぁ面白かったけどそれ以上に演奏と歌手のレベルの高いのに満足。続けてゼッフィレッリ演出やデル・モナコの舞台なども見たくなってゴチャゴチャ見たあとZZZZZZZZZZZ。

10月11日(木)
あ。そうそう。お知らせが一つ。JPFA(日本パワーチェアーフットボール協会=電動車椅子サッカー)が日本代表チームの公式ユニフォームのデザインを募集しています。素晴らしいデザインと採用されると来年1月オーストラリアのシドニーで行われる第1回アジア太平洋オセアニア選手権で使用されます。自分の作品が日本代表ユニフォームになるわけで挑戦しようと思う人はJPFAのホームページから情報の詳細を入手してください。http://www.web-jpfa.jp/ もうひとつお知らせ。本欄でも一昨日取りあげた第2回Sport Policy for Japanが来週20日と21日に立教大学池袋キャンパスで催されます。学生たちのプレゼンテーションを聞くのもオモシロですしスポーツ関係者は何かと役に立つアイデアもあるかも…。詳しく知りたい方はSSS(笹川スポーツ財団)のホームページから。http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html というわけで今日は『ちちんぷいぷい』に出演するため新幹線で大阪へ。番組前に西アナウンサーに『辺境ラジオ』の本がめっちゃ面白かったと(ある部分だけ面白くなかったと)感想を報告(どの部分か読んだ人にはわかりますよね)。南光師匠や堀ちえみさんや体操のお兄さんとイロイロ歓談。「きっちんぷいぷい」の秋刀魚の竜田揚げがメチャクチャ旨かった。それに京都の絵本は面白いなぁ。体操のお兄さんと絵本作家さん御名前を失念して申し訳ありません。帰りの新幹線で加藤隆則『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』読み進む。中国から「潜規則」と「面子」が消えて民主化されるのは何時?

10月12日(金)
朝黒兵衛と散歩。デカイ犬の暴走を阻止するために腕と両脚に力を入れるためか筋肉のハリが取れない。これは筋肉を鍛えていることになるのか単に弱らせているだけなのか少々微妙。普通の散歩なら疑問なく足が鍛えられるのに…いや犬がいるから散歩に出るんであってもしもいなければ散歩するやらなくなる…と愛犬感謝思考を無理矢理アタマに思い描く。ドーデモエエことですけどね(苦笑)。午後から都心の紀尾井町へ。テレビ東京のスタッフとBSジャパン『7PM』の打合せ。テーマは日本シリーズ。日本シリーズはデイゲームにするべしとの持論を展開。昔は日本シリーズが幕を閉じた瞬間の夕焼け空が美しかった。もちろんドーム球場などそもそも野球というスポーツにとって論外。そのあと大阪から来た友人のN氏と某音楽事務所のS社長を訪ねて歓談。話はアッチ跳びコッチ跳び…しかし面白く調子に乗って「晩飯食お」ということになって小生は別の人と一緒に晩飯食うことになってたのでその場所=乃木坂の『うまいぞお』へ行ってさらに歓談するうちに約束していた小生のスポーツジャーナリスト塾や大学の授業の教え子2人が編集者を伴って現れてワイワイガヤガヤ。あ〜あ。仕事の話もギョーサンしたけど酒もギョーサン飲んだなあ。明日がちょっと心配。

DVD
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
CD
『ストラヴィンスキイ:春の祭典』
『ストラヴィンスキイ:春の祭典』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』
『チャイコフスキイ:交響曲第6番悲愴』

10月13日(土)
朝爽快な目覚め。見事に酒は残ってない。けど足の筋肉のハリが…。酒の酔いは足にもクルのか…などと思いながらコンピュータ開けると(なんて言い方があるのかな?)…うわっ。日本がフランスに勝った。1-0。凄い!午前中にテレビで録画放送を見る。ウワッ。押されっぱなし。川島ファインセーヴ&スーパーセーヴの連続。後半よーやく日本も攻めることができるようになって残り5分ごろカウンターから先制点!まあ。サッカーはこーゆー勝ち方もありますからね。次のブラジル戦も期待。午後から鎌倉芸術館へ。何週間か前に茅ヶ崎市民会館でのアマオケのコンサートで偶然であった中高時代の朋友Uクンを誘ってフェドセーエフ指揮チャイコフスキー交響楽団(旧モスクワ放送響)のコンサート。演目はラフマニノフ『ヴォカリーズ』『P協3番』とチャイコフスキー『悲愴』。初っ端から綺麗な音が響いてサスガに満足。ピアノの小山実稚恵も熱演(ただしこのP協は何故か小生は好きになれない。ピアニストの技量にやかましさを感じてしまう。2番のほうがイイ。もちろんピアニストのせいではありませんが)。『悲愴』は端正に引き締まった都会的演奏。もう少しカンタービレで泣きを入れてほしいとも思ったが文句の言えない素晴らしい演奏。3楽章の行進曲ではソビエト的厳格さも。4楽章ではロシア的土臭さも。フェドセーエフは春の祭典のCDが好きだったけどチャイコも良いですね。アンコール2曲。白鳥の湖のスペインの踊りのサービス満点超派手な演奏で締めくくってお客さん大満足。帰りにUクンと『213』へ。生ビールで乾杯してるところへもう一人の朋友Sも現れミニミニ同窓会。クラシック音楽・IMF・尖閣・野田・中国・オスプレイ・人生…などなど昔の高校生徒会幹部で(笑)いろいろ楽しく喋ってワイン2本空けて満足。酒はやっぱり仕事抜きがエエなあ…とボチボチ感じる歳になってきたか…けど仕事とほとんど関係ない朋友相手に仕事がらみの話もしたな。まだまだ枯れる歳ではおまへんなぁ。

DVD
『オリエント急行殺人事件』
『オリエント急行殺人事件』

10月14日(日)
最近は新聞よりも先にコンピュータで情報を得る。そーいえば朋友のUクンは新聞をとってないとか。御隠居さんには可能やろけどマダ俺には無理かな(笑)。朝黒兵衛と散歩のあと『題名のない音楽会』で宮沢彬氏と大阪市音楽団の演奏を聴く。確か東京公演は今週火曜池袋芸術劇場。招待状が来てたけどあかんねんなぁ。橋下市長はこーゆーオモロイ公的音楽集団をどーゆーふーに残すのかなぁ。終日Sport Policy for Japanの書類審査。点数つけるのが難しいのでまずザアアアーッと読みまくる。最近の大学生はカタイ…いやマジメやなぁ。もっとアバレ…いやちょっとハメはずす…いやちょっと大胆に…いやマァそんなふうになれんもんかなぁ…と思いながらあっという間に晩飯映画劇場はWOWOWで偶然やってた『オリエント急行殺人事件』。名優大量出演のアガサ・クリスティ決定版と評判は聞きながら見なかった映画。何しろ小生はミステリーが嫌いで…というか肌に合わなくて。最後に名探偵が演説してみんなの疑問を解決ってそんなん現実にありえへんやんオカシイやん…と突っ込みたくなる。コノ映画もイングリッド・バーグマン&ローレン・バコール&ジャクリーン・ビセット&ショーン・コネリー&アンソニー・パーキンス…なんかの表情を楽しみましたけどクリスティの作品のどの文庫本を読んでも心に響かなかった小生のミステリー・アレルギーのせいか物語はやっぱり全然楽しめませんでした。この体質は学生時代に下宿の隣室が早稲田ミステリークラブの女子大生やったせいで培われたかな(笑)。明日早いし早よ寝よ。

10月15日(月)
早朝迎えのクルマで文化放送へ。周囲はまだ夜。暗い。東京に着く頃高速の上からビルの谷間に輝く朝焼けが美しい。そんな季節になったなぁ…と思いながら文化放送へ。『吉田照美のソコダイジナトコ』生出演。国会は常時開催せよという話やら中国人の面子の話やらノーベル文学賞騒ぎすぎ(昔はそんなに騒がなんだ)という話やら最近のスポーツは人気は高いけど昔ほど文化的でなくなった…という話等々。何しろ昔(1979年)のスポーツの本の執筆陣は埴谷雄高安部公房野坂昭如井伏鱒二北杜夫三島由紀夫小林秀雄井上靖大岡昇平開高健獅子文六大江健三郎小泉信三吉田秀和山口瞳丸谷才一…ですからね。最近のスポーツは小説家や文筆家と乖離してしまったですね。帰宅してSport Policy for Japanのコンペに提出してきた大学生たちの「提案」の書類審査。オモシロイのもあればソーでないのも…。しかし学生たちは総じてスポーツを身近な問題としてイロイロ考えてるな。それだけにもっと突拍子もないアイデアがほしいとこやけど…。昼飯食って午後も延々デスクワーク。う〜ん。ちょっと日本語の乱れが多いかな…同じ言葉を1行に1回3行続けて使たりするなよ。それに英語使うのもエエけど意味が違うのでは…?しかし学生の文章を読むのはオモシロイ。担当教官の性格も出てるかな(笑)。最終チェックと点数の調整は明日にまわして黒兵衛と散歩。晩飯。iPS細胞で手術したとかしてへんとかの看護師はiPSでイップスになったか?あ。天皇陛下が五輪メダリストと面会か…それはエエけどパラリンピックのメダリストはいつ呼ばれるのかなぁ?吉田沙保里の国民栄誉賞も素晴らしいけど車椅子テニスの国枝慎吾もその価値があると思うけど…。

10月15日(月)つづき
晩飯はプロ野球セパCSをNHK-BSであっちゃこっちゃ見ながら。うわっブランコの一振りグランドスラムで中日快勝…でもないか。沢山チャンス逃してたもんな。ホークスは辛くも逃げ切り。辛くも…なんて言葉今でも使てるんは野球くらいやろな。観客が少ない(特にセ)のはそんな言葉を残してるプロ野球のせいかどうか…しかし野球は本質的にオモロイはずやのに日本のNPBは盛りあげ方が下手やなぁ。CSファイナルまでまた休みを挟むのか…。それに試合時間が長い。無駄な時間をなくす努力がゼロ。何十年も言い続けられたことで今更言うても無駄か…。寝よ。

BOOK
清武英利&佐高信『メディアの破壊者読売新聞』(七つ森書店)
清武英利&佐高信『メディアの破壊者読売新聞』(七つ森書店)
藤竹暁『図説日本のメディア』(NHKブックス)
藤竹暁『図説日本のメディア』(NHKブックス)

10月16日(火)
朝から昨日に引き続き13大学23グループが提出したSport Policy for Japanの書類審査。近頃の学生はPCで図やら表やら作るのが上手い。しかもカラー。しかし…な〜んや自分で調べたのんとちゃうのか…資料を写しただけか…なんてのもある。けど独創性の平均値は高い。リアリティ(現実味)&具体性や妥当性も悪くない…けどもっとぶっ飛んだ企画もほしい。ぶっ飛んでないから理屈は明瞭でもオモシロ味に欠けるかな…いや23のうちぶっ飛んだのが3つはあったから良しとすべきか。午後から資料本を求めて大船の本屋へ。案の定なかったので横浜の紀伊国屋へ。清武英利・佐高信編著『メディアの破壊者読売新聞』と藤竹暁『図説日本のメディア』購入。前者は「メディア」というより「ジャーナリズム」というたほうがエエのんとちゃうかなあ…と思いながら館内で通信社のO氏と待ち合わせて日本酒の旨い店へ。カウンターに先客の新聞記者OBの方2名もおられてワイワイガヤガヤ楽しい酒。遠くのテレビで日本VSブラジル戦。帰って録画を見ることにしてるから…と思いながらも…なにぃ?あっという間に2失点…3失点…4失点…やっぱりなぁ。フランス戦のようにはいかんか。帰宅して録画も見ずにグウ…バタン。飲んだ飲んだ…ZZZZZZZZZZZZZZZ。

10月17日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。Sport Policy for Japanの話をする。空転…というか働かない国会はSport Policyに耳を傾ける余裕などないか?昨日買った本をザアアーッと読んで新聞や週刊誌の切り抜き資料に目を通して午後から東京へ。元読売巨人球団代表清武英利氏と某所で対談。互いに相手が自分のことを嫌ってる…あるいは避けてる…と思てた誤解はあっという間に氷解。テレ朝で共演が成らなかったのは東スポが去年12月1日付に書いた事情「(清武氏)玉木正之氏との共演に難色/(テレ朝)清武氏ドタキャンに怒り」とは全然違ってた。誤解が晴れたあとは思い切り野球とメディア(ジャーナリズム)の話。メディアが野球(文化)を所有支配してはいけないという小生とソコまでは言わずにジャーナリズムは独立すべしという清武氏の意見に違いはあったものの球団経営・チーム作り・ドラフト・WBC・自前球場の建設・プロ野球の未来・メディア論・文化論…までたっぷり2時間以上イロイロ話しまくってメチャメチャ面白く有意義な時間。中味(のゴクゴク一部)は週刊『SPA!』に載りますが清武氏も話の中味に満足してくれたようで再会続編を約束して別れる。敵(ナベツネ)の敵は味方でしたね。最後に写真撮影のとき互いにダイエットについて喋る。小生が脳出血ダイエットで20キロ近く痩せたと言うと清武氏は裁判ダイエットで10キロ近く痩せたとか(笑)。どっちもできれば避けたい(爆)。気持ちよく帰宅してプロ野球プレイオフ見ながら晩飯。中日も日ハムも投手が揃てるなぁ。糸井と谷繁がエエとこで打ったなぁ…と喜んでると横から娘と女房が「野球ツマンナ〜イ」。なるほど。チャンネルを思い切り変えながらセパ両方の試合を見ても確かに試合テンポはノロイ。コレはナントカしなければ…かつて三原脩氏が唱えていた3ボール2ストライクでアウトとか7回終了も再々検討の必要があるかな?

10月18日(木)
朝某週刊誌から週刊朝日のハシシタ批判について感想を求められたので慌てて記事を読む。う〜ん……橋下大阪市長の周辺に集まってる人たちは小生は全否定したいほどクダランと思ってるしその核に橋下大阪市長がいるということは橋下大阪市長のヤリ方や考え方に問題アリとも思うけどこの記事はイカンのと違うかなあ…。橋下大阪市長の独善的体質や思考がDNAと出自にあるなどというのは佐野眞一さんもどーゆーつもりで書いたのかなぁ。正力松太郎のことを「Jリーグの父」と書き読売日本サッカークラブをヨーロッパのクラブチームに比したことと並ぶ大ミスといえるのでは?正力松太郎を「Jリーグの父」と呼ぶのは文庫本で絶対に訂正して下さいと言ったのに直ってないからDNAと出自に関しても確信犯か。しかし橋下市長も取材拒否はよくない。徹底的に話し合うべきと思うけど…時間の浪費になるかなぁ…。イロイロ仕事してあっという間に晩飯プロ野球プレイオフ劇場(クライマックス・シリーズ=CSという言葉は嫌い。クライマックスは日本シリーズですからね)。初っ端巨人ホールトンのグラヴ投げ珍プレイに大拍手。野球はけったいなプレイが出れば出るほどオモシロイ。一人三重殺を待ってるんですけど…。日ハムはきちんと勝利を手にして中日は若者が溌溂。それにいいところで粘れる。巨人はエリートの弱さかな。いや虚構のエリート意識の弱さか。しかし日本の野球はドーム球場ばっかりか…。おまけに2試合同時に見ないとスローテンポがカッタルイなあ…と思ってしまうのは球場に足を運ばずテレビ画面を見ている小生が悪いのでしょうねえ。

10月19日(金)
朝SPA!の原稿チェック。元巨人GM清武氏とモーレツに多くのことを話してさぞかし短くまとめるのがシンドカッタと思うけどナカナカ良くまとまっていた。さすがは我がスポーツジャーナリスト塾の塾生(笑)。しかし大学の講義だけやなくて塾も復活したいなぁ…と思いながら午後からコラム原稿1本。そして明日と明後日立教大学池袋学舎で行われるSport Policy for Japan2012の審査のためにもう一度各大学ゼミの政策発表内容に目を通して夕方黒兵衛と散歩。プロ野球CSの中日と日ハムのリードを確認して晩飯は『鮨処もり山』へ。今日はイラストレーターの安西水丸さんと脚本家(で肩書きはエエのかなぁ)の小山薫堂さんと会食。最近水丸さんは『もり山』の常連。水丸さんと薫堂さんはWOWOWの『W座からの招待状』で共演。俺がロンドン五輪のときに薫堂さんのラジオ番組に招かれた縁で「もり山会食」が実現。おまけに…と言ったら失礼ですが薫堂さんがアメリ系美女モデルのKIKIさんにも声をかけてたのでイカツイ男3人の場に明るい花が咲いて和む。野球の話・映画の話・京都の話・絵の話…でワイワイ。そうか。水丸さんは中日ファンかぁ。薫堂さんが仕事をしかけたジョン・ウー監督は癌か…。薫堂さんには下鴨茶寮代表取締役社長の名刺をいただき次回京都での会食を約束。美味しいお酒(〆張鶴)とお鮨でした。帰宅すると週刊朝日と朝日新聞が橋下大阪市長に謝罪とか。取材拒否されたから謝罪して…なのか…内容に問題アリを自覚したのか…ようわからんけど読売のiPS細胞手術誤報にしろ週刊朝日のハシシタにしろ巨大メディアの失態はきちんと原因究明反省自戒してもらわないと…。

10月20日(土)
朝黒兵衛と散歩に行った後湘南新宿ラインで池袋へ。Sport Policy for Japan 2012の審査会場である立教大学へ。少し早く着いたので周りを散策。やっぱり大学は都会の真ん中にないとダメだとつくづく思う。周囲に人があふれてないとダメ。田舎の学問より都の昼寝…というのはけっして田舎に対する差別的言辞ではなく田舎の良さと都会の良さを表した言葉。都の昼寝で情報が集まったところで田舎より価値があるかどうかは別物ですからね。大学で早速学生にプレゼンテーションに対する審査開始。産能大学の湘南ベルマーレをモデルにしたJリーグのスポンサー論や東海大学の学校のスポーツ施設活用法や桜美林大学の町田ゼルビア活性法や早大のスペシャル・オリンピックス活用法や尚美大の大学スポーツ観戦者増加策など小生はAグループ5大学のゼミのプレゼンテーションを聞く。オモシロイ!と思っても…学生はツメが甘いなあ…と思いながらイロイロ質問。しかし学生と話すのは楽しい。あっという間に夕方。明日も朝からプレゼンを聞いて決勝3大学のプレゼン・バトル。この大会はゼミの学生にとって最高の実践的勉強の場だと思う。帰りの湘南新宿ラインで爆睡。期待してメシ。えええええーっ!今日は33回目の結婚記念日!?ほなケーキでも食うか。巨人勝ったか。まあ1回くらい勝たんといかんわなぁ。

10月21日(日)
昔「9・11」「3・11」もなかった頃は「10・21」(ジュッテンニイイチ)のほうがずっと有名やったなぁ…などと思いながら今日も昨日に引き続き朝から湘南ラインで池袋の立教大学へ。するとまだ日曜の10時前というのに人でいっぱい。模擬店まで出てる。文化祭?にしては小規模。パンフレットをもらうと50th HOME COMING DAYとかで卒業生のお祭りらしい。今時の大学ではジュッテンニイイチ国際反戦デーは関係ないのですね。プログラムを見ると「公開トーク関口宏『私とテレビ』」なんてのもある。周防正行監督の最新作『終(つい)の信託』の上映会には行列ができていた。監督のトークショーもある。大学を卒業してない小生には無縁の祭りやなぁ…長嶋茂雄さんは来ないのかなぁ…などと思いながらSport Policy for Japan 2012の会場へ。

10月21日(日)つづき
今年のSport Policy for Japan 2012は審査方法が去年と異なり全チームを書類審査して点数を付けたうえグループが3つに分けられて小生はグループAのプレゼンテーションを審査。他にBとCを審査した先生方のプレゼン審査と書類審査の点数を加えて決勝進出上位3チームを選出。他に決勝に出られなかったチームから特別賞候補を話し合いで推薦。その結果決勝進出は立教大学松尾ゼミAの「子供スポーツ復興計画」&早稲田大学間野ゼミの「子育て世代の公共スポーツ施設の利用促進に向けて」&立教大学松尾ゼミBの「2030年夏季東北ユースオリンピック招致に向けた提言」となる。審査員の話し合い中心なら一つのゼミから2つ決勝に進出するチームは選ばれなかっただろうけど点数重視でこうなったのも客観性重視という意味では悪くないのか?午後から3チームの決勝プレゼンを審査員と出場学生全員で聞いて我々審査員は鈴木寛元文科省副大臣の講演の最中に別室で最終審査。この会議がナカナカ濃くオモシロイ内容で外部審査員の小生&順天堂大鈴木知幸客員教授&大体大冨山浩三教授&笹川スポーツ財団の研究員の人たちがアアダコウダと意見をぶつけてその結果パンパカパーン最優秀賞は立大松尾ゼミBの「2030年夏季東北ユースオリンピック招致に向けた提言」となりました。特別賞は産業能率大小野田ゼミBの「スポンサー情報から探るJリーグの構造的問題とその打開策」&日本大学水上ゼミの「首都圏スリードーナツ構想が生み出すスポーツライフ夢のプロジェクト」に決定。前者の湘南ベルマーレ調査も面白かったけど後者は山手線を全て地下化してその上をスポーツ空間にすると言うもの。審査員の間で来年から突拍子もない企画ばかりが増えないようにとの声も出たほど(笑)。ともかく若い学生たちと過ごした楽しい2日間でした。最後にハリーポッターに出てきそうな建物の立大食堂で打ちあげ。ビールとワインと寿司や唐揚げをいただいて今年のSport Policyイベントも幕(しかし若い連中はあんまり酒飲まんけどサスガによく食うなぁ)。来年は出場チームが一層増えるか…関西も巻き込むか…。しかしこの企画は大学生のためにホンマにスバラシイ企画だと思う。http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html

10月22日(月)
早朝迎えのクルマに乗って文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。昨日までのSport Policy for Japan 2012についていろいろ喋る。完全に劣化したとしか言いようのない最近の政治について語るよりは楽しい。ということは未来は明るい?しかし政治家はココまで落ちたか…昨日の鈴木寛議員の講演は聴きたかったな。番組が終わると急いで帰宅。昨日一昨日と実は体調が悪く薬で抑えていたのがどーやらどーっと吹き出したかな…喉も痛くなってきて熱もあるみたい。家に帰って風邪薬と抗生物質を服んで寝る。自分でもビックリするくらい熟睡。途中昼飯時にトイレに行くために目を覚ました以外は夕方まで爆睡。体調がかなり良くなったので黒兵衛と散歩。帰宅後ビール飲みながら巨人vs中日戦。そうか。最後は巨人か。中日とか阪神とか伝統的なチームはココ一番となると伝統(巨人)に弱いなぁ。ソンナモン伝統でもナンデもないのにソレを伝統と思い込むことで伝統を形成してるんですね。寝て完全に風邪なおそ……。

10月23日(火)
どこか体調が悪い。土日頑張りすぎたせいか(笑)それとも巨人が勝ったせいか(爆)。いろいろ仕事してNews-Logの文化欄に原稿送って黒兵衛と散歩して晩飯はサッカー日本vsブラジル戦の録画を見ながら。ふ〜ん。なかなか頑張ってるけど0−4になってしまうというのは分析が難しいですね。やっぱり個々の力ということになってしまうのかなぁ。「チームプレイ=個々の力の集積」であって「チームプレイ=団体行動」と誤解することの多い日本人にはソコのところがなかなかスンナリ理解できないようですからねぇ。

DVD
『ストラヴィンスキイ:春の祭典/シベリウス:交響曲第5番』
『ストラヴィンスキイ:春の祭典/シベリウス:交響曲第5番』
CD
『ショスタコーヴィチ・ドヴォルザーク・ヒナステラ』
『ショスタコーヴィチ・ドヴォルザーク・ヒナステラ』

10月24日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。少々ドラフトについて話して(日ハムの大谷=実力一番と判断した選手の指名は正しい)あとはSport Policy for Japan 2012について。最優秀賞を獲得した立大の「2030年夏季東北ユースオリンピック招致に向けた提言」や特別賞の日大の「首都圏スリードーナツ構想が生み出すスポーツライフ夢のプロジェクト(山手線地下化構想)」について話す。あと原稿の校正やら明日のテレビ出演の準備やら…シモン・ボリバル四重奏団のショスタコやドヴォルザークの演奏を聴きながら(このCDは凄い演奏です。来日公演へ行けなかったのが残念!)…あっという間に晩飯。ようやく体調が戻ってきたようで熱は完全の引くが痰がよく出る。タチの悪い風邪が治りかけているんやろけど先週末に張り切りすぎたせいか…。晩飯はレナード・バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団のストラヴィンスキー『春の祭典』を見聴きしながら。これ先日タワレコで買ったまま見聴きせずにいたけどコノ演奏凄い。若きレニー絶好調。2歳の孫も興奮して手を振り指揮の真似。あ。ディズニーの『ファンタジア』の恐竜が出てくるシーンでこの曲を覚えたか?『題名のない音楽会』の「振ってみましょう」に出したろかな?2歳の餓鬼が春祭の部族の闘いを振ったらウケルでえ(笑)。

10月25日(木)
朝からドラフト関連で2本電話。日本ハムの大谷指名は是か非か?そんなもん是に決まってる。ルール違反やないんやから。とはいえ裏で密約がなければ…ですけどね。栗山監督と大谷投手の顔見てるとそんなもんはなさそう。夕方からテレビ東京へ。道路にガラスの壁で面したオープン・スタジオでBSジャパンの『NIKKEI×7PM』生出演。山田五郎さんと日本シリーズについて語る。小生の選んだ日本シリーズ・ベスト3は@昭和33年西鉄vs巨人の神様仏様稲尾様3連敗後の4連勝A昭和34年南海vs巨人のエース杉浦4連投4連勝B昭和54年広島vs近鉄江夏の21球。あれは手が滑ったのでは?だから野球はコワイ!!オモシロイ!!という話や悲運の将西本監督の話や巨人の牧野ヘッドの情報戦の話や中日山井の完全試合見たかったぁ…の話や1985年(これだけはなぜか西暦で語る癖になってる)の日本列島猛虎フィーバーなどなど…イロイロ喋りまくる。今年は日本シリーズ初の(ワールドシリーズでも過去に2度しかない)ヌケヌケ○●○●○●○が見たいなぁ。それにできればデイゲームでドーム以外の球場で日本シリーズが終われば夕焼け…という野球が見たいなあ…という話も。そういや今日の阪神はドラフトのくじ引きで藤浪を引き当てよりましたなぁ。和田監督最高の仕事!(汗)マァくじ引きという方法は問題ありますけどね。しかしCSの試合よりもドラフトが騒がれてエエのかいなぁ…と思いながらテレビ東京を出て新橋へ。朋友のHクンと合流するため肉屋さんのような近江牛焼肉店へ。『ぴあ』の編集部の人も2人いていろいろビールとワイン飲みながら歓談。そうか佐野眞一サンが正力松太郎のことを「Jリーグの父」と書いてることは誰も知らんか…。コレはどっかに書いとかなあかんかな。

10月25日(木)つづき
午後出かける直前でゆっくり見れんかったけど石原都知事は都知事辞任して国政へもどるのか…ということは猪瀬サンが都知事に立候補か。本人は最初否定するやろけど最近逢って話した元都庁高官は「その禅譲が規定の順序」と言うてはった。もちろん悪いことではないですね。

DVD
『ジョン・カサベテスのビッグ・トラブル』
『ジョン・カサベテスのビッグ・トラブル』
『ビゼー歌劇:カルメン』
『ビゼー歌劇:カルメン』
『ビゼー歌劇:カルメン』
『ビゼー歌劇:カルメン』
『カルメン』
『カルメン』
CD+DVD
『ビゼー歌劇:カルメン』
『ビゼー歌劇:カルメン』

10月26日(金)
朝から明日のオペラ講座の準備。テーマは『カルメン』。別に準備しなくてもアタマに入ってる有名なオペラ…とはいえちょっと主要部分を見直しておくか…と映像を見直すとあまりの面白さに止まらなくなった。クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の舞台はクライバーの指揮とドミンゴの歌とゼッフィレッリの演出が凄いなぁ。ネゼ=セガン指揮メトロポリタン歌劇場の舞台はガランチャのカルメンとリチャード・エアの演出が凄いなぁ。ダニエル・オーエン指揮サンカルロ歌劇場の舞台はナディア・ミカエル演じるカルメンの死に方がエエなぁ。ザンクト・マルガレーテン音楽祭の野外舞台は馬やら馬車やら大きさに圧倒されるなぁ。ジョルダン指揮グラインドボーン音楽祭の舞台はオッターのカルメンが魅力。けどラテン的泥臭さに欠けるかな。ラトル指揮ベルリン・フィルのコンサート形式セミ舞台は演奏抜群。けどコレもインターナショナルかな。しっかしカルメンだけでコレだけ楽しめる音楽映像環境なんて餓鬼の時代に初めてレコードを手にした頃には想像つかんかった。これは進歩…で喜ぶべきことには違いないけど…失ったものは?イカンイカン。明日のためにレジュメを書かねば…でアッという間に晩飯映画劇場……タイトルを忘れた。ピーター・フォーク主演の喜劇で子供が3人もイェール大学に合格したけど入学金が払えず殺人&保険金詐欺を企てた夫婦が大保険会社を爆破する企業テロと遭遇し……というハチャメチャスラップスティックコメディ映画。最後はテロリスト逮捕に貢献してハッピーエンド。あ。タイトル思い出した。『ビッグ・トラブル』。喜劇はエエなぁ。あ。人生は喜劇のはずやん…。漱石もシェイクスピアもベートーヴェンもそう言うてますからね。気楽に行くかぁ。

BOOK
原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』(講談社現代新書
原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』(講談社現代新書)

10月27日(土)
朝電車に乗って新横浜の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」へ。そこでマルハンカップ電動車椅子サッカー日本選手権開会式に参加。一応特任理事ですので。同じく特任理事の羽中田昌サンと久しぶりに逢う。カマタマーレ讃岐の監督のあとは奈良クラブの監督をされてたとか。久しぶりに電動車椅子サッカー…いや今はパワー・チェアー・フットボールという…を見て興奮。関東1位の東京レインボー・ソルジャーが中部3位岐阜Wingsを破った試合を見終わって新幹線で名古屋へ。来年の日本選手権は岡山で開催されるらしい。岡山出身の毎日放送の西アナウンサーに教えてあげなければ。なぎゃあ……いま名古屋とキイボードで打とうとしてミスタッチしたらナギャアになってしまった。ひょっとして名古屋弁はキイボードのミスタッチから始まった?そんなアホな。中日栄文化センターで「玉木正之のオペラ超入門講座」第5期は「オペラ・サスペンス劇場」と題してオペラで描かれた殺人事件を次々と「味わい」ます。このオペラ講座も「超」の付かないときやミュージカルやクラシック音楽の講座も含めるとたしか2001年が最初やから足かけ12年24期。長いなぁ。死ぬまでやろか…と思たから殺人事件やないけど第1回で取りあげるのは昨日も書いたとおり『カルメン』。カルメンは何故ドン・ホセに殺されたのか…浮気女の当然の死か…殺すほど愛してくれた男が現れた喜びの死か…ともかく尼崎の事件とは大違い…むしろ近松心中に近い演出が一時流行…最近は強い肉食系女を弱い草食系男が殺す?…なんて話をしてビデオと演奏をいっぱい楽しんで新幹線で帰宅。車中読み始めた原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』講談社現代新書がメチャメチャ面白い。外国人に教える日本語文法と同じ手法で日本語を解説。主語−述語?ソンナモン関係ない。日本人の他人を思いやる気持ちが日本語に現れていることがよくわかる。目ウロコ。納得の連続。家に着くと…ナニィ!巨人8-0日ハムかいな。あ。1点返しておしまい。明日は日ハムが勝って史上初の○●○●○●○にならんかなぁ。

DVD
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
『猿の惑星』
『猿の惑星』
『猿の惑星Planet Of The Apes』
『猿の惑星Planet Of The Apes』

10月28日(日)
朝イロイロ仕事を処理して午後イチで武蔵溝ノ口の洗足学園音大へ。邦楽ミュージカル『恋娘近松合戦』を見に行く。以前大学の学生や研究生たちが上演したものの再演。邦楽を取り入れる音楽は面白いけど脚本はもう少し練り直してグレードアップが可能。製作段階の粘り不足かな。でもマズマズの舞台。ミュージカル・ファンの『213』のマスター夫妻も来られてたので帰りはクルマで送ってもらってそのまま一緒に『鮨処もり山』へ。途中明朝のラジオの打合せも入れて早い晩飯。肝付カワハギが超美味い。帰宅すればナニィ日本シリーズ巨人2連勝か…。スミ1は昔よくあったパターン。統一球後に投高打低の時代に戻った?しかし日ハムは打てんなぁ…と思って食後酒飲みながらの映画は『猿の惑星 創世記ジェネシス』。ふ〜ん。シリーズの去年公開のこんな映画があったのか。猿のアタマが良くなって人間の星地球を猿が支配するようになったのは人間の発明したアルツハイマーのクスリがきっかけだったのか…!?ま。このシリーズはチャールトン・ヘストンやティム・バートン以来イロイロ楽しませてくれますね。それにしてもサンフランシスコ金門橋の上での猿と人間の決戦CGはたいしたモンですな。バカバカしいけど見てしまいます。

DVD
『レディ・ジョーカー』
『レディ・ジョーカー』
『ウィズ』
『ウィズ』
CD
『ベートーヴェン交響曲全集』
『ベートーヴェン交響曲全集』
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』
『アリス=沙良・オットー:ピクチャーズ』
『アリス=沙良・オットー:ピクチャーズ』
『リ・サイクル〜村治佳織ベスト』
『リ・サイクル〜村治佳織ベスト』
BOOK
孫崎享『戦後史の正体』(創元社)
孫崎享『戦後史の正体』(創元社)
孫崎享『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)
孫崎享『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)
水間政憲『ひと目でわかる日韓・日中歴史の真実』(PHP研究所)
水間政憲『ひと目でわかる日韓・日中歴史の真実』(PHP研究所)

10月29日(月)
早朝迎えのクルマに乗って文化放送へ。『吉田照美ソコダイジョナトコ』生出演。一昨日足を運んだの電動車椅子(パワー・チェアー)サッカー日本選手権と現在日本代表のユニフォーム・デザインを公募している話やクルマのなかで読んだ毎日新聞のシリア情勢の話―アサド政権の継続はロシアや中国だけでなくイスラエルも望んでるしアメリカは内戦の長期化を望んでる―という複雑怪奇な外交について話してからポスト石原都知事(猪瀬さんの立候補ですよね)と東京五輪招致がどーなる…などイロイロ話してUターン帰宅。大船駅のエキナカ書店が早くから開いていたので孫崎享『アメリカに潰された政治家たち』小学館『戦後史の招待1945-2012』創元社…を購入。ふ〜ん。60年安保で岸内閣を打倒したかったのはアメリカなんですね。オマケに水間政憲『ひと目でわかる日韓・日中歴史の真実』PHP研究所なんて本が横に置いてあったのでツイデに購入。帰宅して仮眠しよう…と思いながら映画『レディ・ジョーカー』を見てしまう。重い映画。そういえば昔グループ21という政策集団でこの原作を読んで高村薫さんと座談会をしたなぁ。これもまた日本の戦後史の一断片。あ。高村薫さんというのは単なるミステリー作家でなく松本清張戦後史の延長線上に立つ人なのかも…。少々仮眠したあと昼食とって明日の取材の下準備をブワーッとして晩飯映画劇場は突然やって来た長男と黒人版オズの魔法使いのミュージカル『ウィズ』を見ながら。うわあ。ダイアナ・ロスが若い!当たり前か。1978年の映画やから。マイケル・ジャクソンも太目でマトモ。音楽のクインシー・ジョーンズがエエ味やなぁ。映像も色彩も面白いと思たら監督がシドニー・ルメットやった。サスガリューセキナガレイシ…という1970年代のギャグを思い出す。田園調布に家が建つ…の人やったかな。映画は流石でした。

10月30日(火)
今日も朝早く起きてバス乗って大船へ。湘南新宿ラインで渋谷へ。地下鉄銀座線で外苑前へ。文化出版局『ミセス』編集部のスタッフやカメラマンと待ち合わせして建築家の隈研吾さんの事務所へ。歌舞伎特集企画の仕事で新築歌舞伎座の設計を請け負った隈氏へのインタヴュー。そうか。やっぱり一番プレッシャーのきつかった仕事だったとか。日本の伝統の重みがありますからね。でも伝統って何?といったところから話しはメッチャオモシロクなって歌舞伎論歌舞伎座論オペラ座論…で隈氏の感じたプレッシャーとは押しつぶされるような圧力ではなく背中を押してくれる圧力だったとか。いやぁ。久しぶりに身もあり味もあるインタヴューをさせていただきました。終わって編集部スタッフと打合せをして帰宅。まだ午前中やで。多忙な建築家は昨日海外から帰国して今日いろいろマスコミの取材を受けて明後日また海外らしい。コッチはせいぜい大船往復。タマに関西(笑)。来月のイタリア行きも中止になったしなぁ…。トホホ。湘南新宿ライン往復の電車で『アメリカに潰された政治家たち』読了。ナルホド…ナルホド…サテ…アメリカから自立して日本はどうする?…。午後は明後日からの立教大学院授業の準備。そーいえば何の連絡もない…今秋の筑波大学の授業の連絡は来てたけど立教は来てたかなぁ…まぁ準備だけはしなければ…で黒兵衛と散歩のあと缶ビールとツマミを用意してテレビの前で日本シリーズ。今日は北海道でファイターズが勝つはず…の予想は当たったけど試合時間(4時間!)は長すぎる。半日遊びに行くつもりで球場へ行って歌って踊って…の観客にはいいのかもしれないがテレビの前でビール飲みながら…の昭和のオヤジには無理。途中で何度もニュース見てWOWOWの映画録画チェックしてイロイロやって晩飯食ってヨメハンと娘に呆れ返られて…サッカーのほうがずっとオモシロイとイヤミ言われて…尼崎の連続変死事件は何処まで広がるんやと呆れて…そうかビートルズの解散はヨーコのせいではなかったのか…とかなんとかでファイターズが勝った。さて日本シリーズの視聴率はどのくらいかなぁ…。寝よ。

10月31日(水)
朝横須賀線と江ノ電に乗って掛かり付けのお医者さんへ。血圧降圧剤もろてインフルエンザの予防注射してもろて帰宅。午後は明日からの立教大学院の講義の準備。大学教務課にいろいろ問い合わせると…えっ?なんで?大学院の受講生が12人もいるの?毎年2〜3人やったのに…これでは院ならではの緻密な授業にならへんで…まいったなぁ…と思いながらあっというまに晩飯日本シリーズ。ナカナカ見応えのある投手戦やけど…やっぱりテレビで楽しむには野球というスポーツは長すぎるものになったなぁ…0対0で延長戦でサヨナラヒットが飛び出すまで4時間強か…。ま。良い試合でした。これで2勝2敗。昔こーゆー展開を内弁慶シリーズと呼んだけど今はチョイト違うような気もする。地の利シリーズ?さぁ天の時はどっちに声をかける?

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