ナンヤラカンヤラ
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11月1日(木)
朝6時起床。メシ食って鞄持ってバスで大船駅へ。うわっ。大勢の人が朝早よから働いてる。出勤してる。これが日常ですね。湘南新宿ラインに乗って1時間かけて池袋へ。東武東上線に乗り換えて志木へ。バスの時間が合わんのでタクシーで慌てて立教大新座キャンパスへ。遠いなぁ。田舎の学問より京の昼寝…という言葉が頭に浮かぶ。大学院生11人を相手に9時開始の1時限目からスポーツ・ジャーナリズム論の講義を開始。まず全員に自己紹介させて各人の研究テーマに即した小生の知識とアイデアを披露。高校野球・ドーピング・箱根駅伝・スポーツ心理学・スポーツ人種論…etc。そして講義開始。ジャーナリズムとは何か?スポーツとは何か?語義から繙き現実を理解する方法としてそれぞれの反対語(アカデミズム&労働)や定義の一例を考えさせたり。11人は院の授業としてはちょっと多いけどさすがに学生と違って院生は食いつき強い。午後からは「スポーツの見方」をテーマに「みる(見る・観る・視る・診る・看る・覧る)」という行為と「表現する」という行為の表裏一体性について講義。演習としてニューヨーク・メッツのプロモーションビデオや自作のナンバー写真集のビデオを見せて「みる・表現する」という行為(具体的なモノを見て抽象的な思考に至る&抽象的な意図を持って具体的な表現に至る)を解説。最後に市川崑監督の『東京オリンピック』の映画を見せて「みる」練習。次期東京五輪開会式のメイン・イベントは海老蔵と初音ミクで…というと結構ウケた(笑)。しかし来るかなぁ?夕方5時前までたっぷり授業して帰宅。湘南新宿ラインで『戦後史の正体』読みながらロング缶&缶チューハイ。帰宅後日本シリーズ&晩飯。ナニィ!!アンパイア!デッドボールやとお!完全に誤審やないけえ!と怒り心頭。栗山監督は温和しすぎるでぇ。明日以降の展開にどう響く?ファイターズの怒りが爆発する?そんなこと屁の河童で巨人が流れを掴む?巨人への有利な判定は昔からのことで例えば……と書くのはヤメトコ。単なる読売嫌いと誤解されてしまいますからね。

11月2日(金)
今日も立教大学院の講義。ただし昨日より授業開始を1時間遅らせたのでグッスリ眠って7時起床。気分爽快。労働は熟睡を誘引する。大学や大学院の授業は肉体労働なのだ(笑)。いや往復4時間近い通勤で疲れるのかな。しかし椅子に座って本読む時間がほとんどやからやっぱり教壇でしゃべり疲れるのでしょうね。今日は午前中「スポーツをきく(聞く・聴く・訊く)」をテーマにインタヴューの仕方。午後からは日本スポーツジャーナリズム史。この講義の前に必ず日本の歴史上の二大重大事件は何…?と院生や学生の問いかけることにしてるけど過去10年前後の大学や大学院でずばりと正解を口にした院生や学生は皆無。正解は…あ…書くのは延期。近々筑波大学で国立大初の講義をするのでその学生が本欄を読んでるかもしれませんからね。喋り疲れたあとはクロード・ルルーシュ監督の『白い恋人たち』を見る。昨日の『東京オリンピック』の映画と180度異なる「スポーツの見方・捉え方・表現の仕方」に11人の院生も驚いた様子。学生は本を沢山読んで映画を沢山見なければ…という話しもついでにしておく。2時間かけて帰宅の車中は『戦後史の正体』を読み進める。対米追随派と自主独立派の戦後史。バックにアメリカの大きな力。なるほど岸信介は確かに自主独立派ですね。正力松太郎はCIAが利用した…のは有名な話。ならばナベツネは?

DVD
『髪結いの亭主』
『髪結いの亭主』
『仕立て屋の恋』
『仕立て屋の恋』

11月3日(土)
今日は休日。一昨日と昨日とたった2日続けて通勤しただけでも休日のありがたみがよくわかる。今日は通勤しなくてもイイというだけで何故か心が晴れ晴れ。おかしなもんや。チョイト朝寝して…というても8時には起きて黒兵衛と散歩していろいろ仕事場を整理して昼食前映画劇場は『髪結いの亭主』。パトリス・ルコント監督の名作の誉れ高き名作中の名作。『仕立屋の女房』のほうを先に見たけどこのブラームスのピアノ三重奏曲を見事に使った映画に感心してとにかく見たかった作品。なるほど名作です。しかし最後に美人の髪結いの女が先に自殺するか…。やっぱり西洋文化の限界か…近松作品を次々と現代化して「心中」を世界に広めたほうがオモシロイのでは…。でもコノ映画がつまらなかったというわけではありません。近松以上に「人生」を感じさせる映画でした。近松は「人生」よりも男女の「愛」について語ってますものね。近松の浄瑠璃を翻案してルコントのような作品を創れ…と橋下大阪市長は言ったのでしょうか?午後から鎌倉芸術館へ。NHK交響楽団コンサート。指揮は井上道義さん。前半はヨハン・シュトラウスのワルツ『皇帝円舞曲』とポルカ『観光列車』そしてショスタコーヴィッチ編曲の『観光列車』。メッチャメッチャ面白かったので思わず前から9列目の席で「ブラヴォー!」を叫んでしまう。後半はブルックナーの交響曲7番。前半に「ブラヴォー!」と叫んだ人間が後半グウーッと高鼾ではマズイので最後列の空いてる席に座って…しかし眠ることなくブルックナーを満喫。N響はやっぱり上手いなぁ。エエ音やなぁ。これをNHKのモノにしておくのはいけませんねえ。いくら20億円も援助してくれるといっても受信料ですからね。このオケならNHKの名前を取ってラジオシンフォニーオーケストラ(放送交響楽団)でなくなれば軽く自立して世界的に有名な名門フィルハーモニーになれますよ。素晴らしい演奏のあと楽屋へ。指揮者の井上道義さんに挨拶してると山下洋輔サンのコンサートで出逢ったティンパニーの人(スンマセン名前忘れました)やオーボエの茂木大輔さんが現れて挨拶。ええええーっ。洋輔サンが勲章もろたんですかぁ。茂木さんに教えられてビックリ。そういやコノ2日ニュース全然見てへん。新聞読んでへん。アッチャー。そこへベネズエラのシステマの日本での運動をしているSさんが現れて…ええっ?ベネズエラでは貧困や犯罪や麻薬から子供たちを救う動きを音楽で…ということでシステマの運動が始まったけど日本ではイジメと不登校と自殺から救う方策としてシステマの音楽のシステムを考えるとか。それは最高に素晴らしいことです!ベネズエラの犯罪で死ぬ人口よりも日本の自殺者のほうが8倍くらい多いとか。それとイジメを音楽で救えれば…。スポーツも一助になる方法を考えなければ…。なんて思いながら鎌倉芸術館を出て焼き鳥の『との山』へ。女房と一緒に飲んで食って…あっ…帰りに『213』に寄ろうとしたら店が閉まってる。帰宅してフィギュアスケート中国大会。浅田真央の優勝は嬉しいけどロシアの若い選手のキャンドルスティック・スピンは凄いなぁ。途中日本シリーズ。まぁ日本ハムはよう粘ったけど昨日の誤審に対するヤワな抗議で全てが決まりましたね。とはいえどのチームが勝っても「時代」とは乖離した日本シリーズになりましたなぁ。えっ?男子フィギュアは町田が優勝!?高橋2位!しかし日本の男子は選手層が厚いなぁ…厚すぎるくらいやなぁ…。それに草食系かなぁ。フィギュアスケートのほうが日本シリーズよりも「時代」や「日本」を「表現」「象徴」してる…かな?

EVENT
『玉縄城築城500年祭』
『玉縄城築城500年祭』
『玉縄城築城500年記念絵画展』
『玉縄城築城500年記念絵画展』
CHARACTER
ナカナカ楽しいユルキャラ3人「玉竜クン・タマちゃん・タマナワくん」。
ナカナカ楽しいユルキャラ3人「玉竜クン・タマちゃん・タマナワくん」。
『大船観音のんちゃん』
『大船観音のんちゃん』

11月4日(日)
これを書いてるのは月曜(5日)の夕方。朝5時に起きて迎えのクルマに乗って文化放送で吉田照美サンのソコダイジナトコに出演して池袋から東上線で志木まで行って立教大学院の集中講義を終えて帰宅したとき…ですので少々疲れて日曜のことは忘れてシモタ。朝は……黒兵衛と散歩に行った…かな。それからメールのチェックとか色々したあと玉縄城築城500周年のイベントに参加するため女房と一緒に清泉女学院へ。かつて北条早雲が築城したという玉縄城の跡が今は清泉女学院の敷地にあるのでソコの講堂で式典。市長や地元衆院議員や市会議長や早雲ゆかりの小田原市長などの挨拶のあと小田原市の北条太鼓の演奏。なんと小田原に稽古場を持ってる林英哲さんの指導してるグループだとか。そのあとは清泉女学院管弦楽団の熱演でグリーグやリロイ・アンダーソンの楽曲のあとショスタコの交響曲第5番の第4楽章を大大大大大熱演。女子中学生や女子高校生だけでようやるなぁ…と感心。ガンバレガンバレと心のなかで応援しながら終わったあとはブラヴォー!と思わず声をあげてしまいました。でもココまで難しい曲よりベートーヴェンの5番くらいでいいのでは…?と思いながらも次は定期演奏会に足を運ぼ…と思わせる力演でした。オケは立派だからバスの中ではもう少し静かにしてね。大船駅のエスカレーターでは立ち止まらないで歩いてね(笑)。帰宅して夕方からビール。かなり以前に録画した宮本亜門サンの演出した『サロメ』を見ながら酒を傾けるのも悪くない…というよりコノ舞台はかなり素晴らしい出来ですね。サロメ役の多部未華子も見事。ヘロデの奥田瑛二もヘロディアの麻実れいも見事。充実した舞台でした。しかしR・シュトラウスのオペラがいかに上手くできているかを再確認。カットした台詞が音楽で表されているのですね。以前鎌倉芸術館で見た『鎌倉幕府版サロメ』を再演してほしいなぁ。しかしサロメを見ると酒の酔いの回りが早い……なんてことを思い出しながら書きました。来週KAATへ見に行く宮本亜門演出『マダムバタフライX』も期待できそうですね。

DVD
『うさぎドロップ』
『うさぎドロップ』
『うさぎドロップ』
『うさぎドロップ』
BOOK
上前淳一郎『狂気−ピアノ殺人事件』(文春文庫)
上前淳一郎『狂気−ピアノ殺人事件』(文春文庫)

11月5日(月)
昨日の本欄に書いたとおり朝早よ起きて迎えのクルマで文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。大飯原発の下が活断層かの議論をナンセンスと指摘。活断層かどうかではなく危険かどうかの問題ですからね。ということは日本「地震」列島の上に原発を作ってイイかどうかの問題ですからね。他に巨人3年ぶり日本一で現在のグローバル社会で「野球日本一」の持つ意味は?とかボクシングがリオ五輪からプロ参加を認めたことについてコレは「プロアマ問題」というより(そんな区別は世界的に存在しなくなりましたからね)興行権の主導権争いの問題であると指摘したり田中文科大臣の大学の学部学科新設否定は唐突すぎる(主張はわかりますけど迷惑を被る学生がいますからね)…などいろいろ話して埼玉県志木へ。立教大学大学院集中講座最後の講義。人間は言葉で考える動物で聴覚言語視覚言語身体言語触覚言語…などの話しをしたあと我流マスコミの文章の書き方を講義。昼休みは昼飯食いながら学生のレポートをチェックして午後からチョイト批評(酷評?)したあとビデオ鑑賞。『トゥーランドット』の舞台を見て荒川静香の金メダルを考えたり山下洋輔サンと林英哲サンのコラボを見てスポーツか否かを考えたりアナニアシュヴィリのバレエを見て古典的身体表現を考えたりフレッド・アステアやジーン・ケリーのダンスを見て…さらに『ウェストサイド物語』のダンスを見て…身体表現の変化を考えたり…もっともっとおもしろいモンを見せよと思てたけど『ウェストサイド物語』とシェイクスピアの解説をするうちに最後まで見たいという声が高まったので(俺も最後まで見となったので・笑)ダイジェストで最後にジュリエットに抱かれてロミオが…じゃなくマリアに抱かれてトニーが死ぬところまで見てしまう。まぁエエやろ。コレも勉強や。帰宅して晩飯映画劇場はWOWOWで『うさぎドロップ』なんて去年の日本映画をやってて葬式の日に死んだ爺さんの隠し子が出てくるなんてシチュエーションが面白かったので見始める…けどリズムが悪い映画で…脚本も緊張感がなく…オモシロイシチュエーションは全く深化せず…見所ナシと判断して風呂へ。最後まで見た女房によると最後まで同じリズムやったとか…。子供を育てることは確かに大事…とはいえ平和で豊かな時代の映画(取りあげ方)やなぁ…と思ってしまう。映画に深みがない。奥行きがない。原作は漫画か?漫画にも深みや奥行きのある作品は多いはずやけど…。そー言えばかつてピアノの音がうるさいと言った隣人を殺した『ピアノ殺人事件』というノンフィクションを読んだ(当時の)老人が「もっと他に大事なテーマがあるはず」と評していたのを思い出す。

BOOK
ジュリアン・ハヴィル『無理数の話 √2の発見から超越数の謎まで』(青土社)
ジュリアン・ハヴィル『無理数の話 √2の発見から超越数の謎まで』(青土社)
スティーヴン・ストロガッツ『ふたりの微積分−数学をめぐる文通から僕が人生について学んだこと』(岩波書店)
スティーヴン・ストロガッツ『ふたりの微積分−数学をめぐる文通から僕が人生について学んだこと』(岩波書店)
小田伸午『一流選手の動きはなぜ美しいのか〜からだの動きを科学する』(角川選書)
小田伸午『一流選手の動きはなぜ美しいのか〜からだの動きを科学する』(角川選書)
高橋弘『素顔のモルモン教―アメリカ西部の宗教 その成立と展開』(新教出版社)
高橋弘『素顔のモルモン教―アメリカ西部の宗教 その成立と展開』(新教出版社)

11月6日(火)
朝黒兵衛と散歩。東海道線と横浜戦で新横浜へ。新幹線で毎日放送『ちちんぷいぷい』出演のために大阪へ。車中で孫崎享『戦後史の正体』読了。熟読したので時間がかかったけど面白かった。戦争に負けた日本はアメリカに首根っこを捕まれ続けてるのですね。さぁ著者が最後に指摘するようにカナダのようにアメリカのいいなりにならない政治ができるか?しかし「カナダ人」は何故それができた?その説明がほしいなぁ。カナダはTPPの会議の席でどんな発言どんな交渉をするんやろ…?TV本番まで少し時間に余裕があったのでMBS隣のジュンク堂書店へ。政治の本を読み続けた反動で本を衝動買い。ジュリアン・ハヴィル『無理数の話』青土社/スティーヴン・ストロガッツ『ふたりの微積分〜数学をめぐる文通からぼくが人生について学んだこと』岩波書店…は久しぶりに数学で頭を柔らかくしたかったから。小田伸午『一流選手の動きはなぜ美しい〜からだの動きを科学する』角川選書…は職業意識から…かな(笑)。MBS『ちちんぷいぷい』生出演。いつもは食パンの6枚切りを買うのに5枚切りを買うたら美味しかった…という話や田中文科大臣の大学不認可に関する話やアメリカ大統領選に関する話(山中アナのソルトレイクシティ=モルモン教の「首都」=ロムニーの宗教=圧倒的に共和党の街からのレポートが面白かった)…やら大統領選の勝敗如何に関わらずアメリカの財政が崖から転げ落ちそうになってる…という話やジャガイモとサツマイモをミックスしたポテトサラダが滅茶苦茶美味しかった…という話なんかを話したり聞いたりしてスタジオを出て新幹線で帰鎌。車中『無理数の話』を読み始める。この手の本の御多分に漏れず少々翻訳がカタイけどオモロイ。数学はオモロイ。昔のギリシア人は凄いなぁ。今のギリシア人は……と日本人も言われんようにせんとアカンでぇ……。

MUSEUM
『豪商の館・信州須坂田中本家博物館』
『豪商の館・信州須坂田中本家博物館』

11月7日(水)
朝RKB毎日『中西一清スタミナラジオ』電話出演。田中文科大臣の大学認定取り消し問題を取りあげる。全国でスポーツ&体育関連学科は全国で100以上もありますからね。大学教育の質的向上を主張する大臣の意見もわかるけど今回の問題は唐突すぎて文科省の指導に従ってきた3大学は怒りますよね…という話を番組の始まる前に録音してもらって家を出て東京へ。長野広告協会30周年の記念講演をするため新幹線で長野へ。夕方からの講演の前に昨年までNHKの関東甲信越地方番組審議委員会で委員として御一緒していた田中さんと改札口で待ち合わせ。田中さんは信州須坂の田中本家(と言えば信州の人は誰もが知ってる)の御主人。その田中さんの案内で北斎の天井絵の残る曹洞宗の岩松院や数々の豪商の旧家や今は博物館になっている(田中さんがプロデュースした)「豪商の館/信州須坂/田中本家博物館」を案内していただく。紅葉も黄葉もしている広く美しい庭や杉や檜を使った江戸時代のデカイ木造建築も見事だったが蔵の収蔵品の展示に圧倒された。須坂の殿様を接待した漆器の食器や伊万里の陶器や明代の磁器それに江戸明治の婚礼衣装や籠や長持やブリキのおもちゃ類など全く見飽きない豪商の豊かな暮らしぶりと文化程度の高さ信州人のパワーに感服。昼飯に美味しい戸隠蕎麦をいただいて講演会場へ。さすがに30周年ということで長野のお歴々が集まったなか『オリンピックから世界の未来が見える』と題して1時間半に渡って講演。ロンドン五輪や1964年の東京五輪と市川昆監督の話を軸に最後は2020年の東京五輪招致の話題。開会式のイベントは団十郎と初音ミク…が広告業界にはもっとウケルと思ったけど意外と受けなかったのは聴衆の平均年齢が高かったせい?(汗)講演会後の懇親会に1時間顔を出させていただいて講演会に駆けつけてくれた長野在住の元スポーツジャーナリスト塾塾生のSクンとその友人と合流。駅前の有名蕎麦店で地酒と晩飯でイロイロ歓談&最近の仕事の情報交換。すっかり楽しい一時を過ごしたあと新幹線で東京経由帰鎌。長い一日。充実した一日でした。田中さん&信濃毎日のスタッフの方々&Sクン…ありがとうございました。

VIDEO
『野田版 研辰の討たれ』
『野田版 研辰の討たれ』
DVD
『NODA・MAP番外公演 表に出ろいっ!』
『NODA・MAP番外公演 表に出ろいっ!』

11月8日(木)
朝黒兵衛と散歩のあとちょいと歌舞伎や演劇の資料読みまくり。昼飯芝居劇場は野田秀樹演出2004年歌舞伎座で上演された『野田版・研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)』。昔NHKで見たのを再チェック。刀研ぎの職人(町人)から武士になってひょんなことから武士を殺してしまい(相手が勝手に脳卒中で死ぬ)子供二人から仇討ちの相手として追い回され最後に殺される男の話。いやぁ何度見てもオモシロイ。勘九郎時代の勘三郎の芸達者ぶりはサイコー。福助・扇雀も見事な熱演。染五郎も好演。勘太郎時代の勘九郎に注目。いやぁ歌舞伎ってホントにオモシロイですね。夕方渋谷へ。タワレコにちょっと寄っていろいろ仕入れる。あ。俺の原稿が使われてるグールドのバッハ3枚組DVDが発売されてる。執筆者に送ってこんのはナンデや?LDに書いたものの転載やから?…今はそんなこと追求してるときやないので六本木へ。六本木スタジオで『ミセス』の取材&写真撮影。野田秀樹&中村勘九郎に歌舞伎や芝居の話をいっぱい聞く。面白かったですよぉ。興味のある方は新年発売の『ミセス』をお読みください。しかし野田秀樹という人は野田も秀樹もありふれた(他にいる)有名人の名前なのにくっついて野田秀樹となるとナンデオリジナリティがあふれてくるのかなぁ。勘九郎さんのちょっと書けないオリンピック論も面白かったけど…そうか…野田さんは開会式の演出には興味ないのか…団十郎+初音ミクのコラボのアイデアには「初音ミクの人気が2020年まで持ちますかねぇ」と言いながらも興味アリげにも見えたけど…なるほどロンドン五輪の開会式は野田さんも知ってるイギリスの演劇関係者が大量動員されて細かく演出されたらしい…日本では長野の時は大演出家のA氏があの程度のことしか……まぁ済んだことは書かないでおきましょ。めっちゃオモシロイ話をいろいろ聞いたあと帰宅。晩飯食いながらタワレコで手に入れたデュダメル指揮のマーラー『千人の交響曲』のDVD1楽章だけ視聴。スゴイ。ただただスゴイと感心。詳しい感想は全部視聴してから…。

DVD
『ブッシュ』
『ブッシュ』
『ニクソン』
『ニクソン』
『JFK』
『JFK』
『フロスト×ニクソン』
『フロスト×ニクソン』

11月9日(金)
今日は毎日新聞コラム原稿の締切…とはいえアイデアがまとまらんのでとりあえず朝起きて2才の孫の保育園の運動会へ足を運ぶ。以前は子供祭りで御輿を担いだのを見に来たがココの保育園は先生方が一所懸命に世話をしてくれて飾り物やなんかもいろいろ工夫して作ってくれる。孫は大きなアクビをしながらも「キラキラ体操」のあと「買い物競走」に出場して見事一等賞(というても3人でちょこちょこっと可愛く走っただけですけどね・笑)。あ。そや。これを原稿に書こ!!と思いついたのでビデオ・カメラを女房に渡して帰宅。机に向かって昼前からパチパチパチとキイボードを打つ。運動会の歴史とオリンピックの芸術祭をシンクロさせて最後は昨日野田秀樹さんに話したことで締めて…途中昼御飯にレトルトカレーを食べて午後原稿をチェックし直して送稿。ふううーっ。チョイト休んだあと週末の筑波大学大学院での講義の資料整理。夕方黒兵衛と散歩して晩飯映画劇場は『ブッシュ』。『ニクソン』でもそうだったけどオリヴァ・ストーン監督はホントに人物を描くのが巧い。巧すぎてココに描かれているのがブッシュ元大統領の全てだとまで思ってしまう。まぁかなりの精度の近似値なんでしょうが…ニクソンと同様ジョージ・W・ブッシュも馬鹿さ加減だけでなく哀れさを催すほどに見事に描かれている。しかしコノ頭の悪いドーショーもない悪童がアメリカ大統領になってしまうというのもコワイですね。ま。どこの国でも一緒でしょうが。原題は『W』。そういえばかつて餓鬼の冗談で「オマエはWや(にぶいこと)」なんて言ってましたね(笑)。そのうち孫と母親が仕事場と保育所から帰ってきたので運動会のビデオを見ながら酒飲みながらワイワイ。仕事が忙しいかもしれんけど早よ寝ささんから運動会でアクビばっかりしよるんやないけえなどとイイながら孫の持って帰ったチップとデイルの金メダルをほめてやる。まぁ歳を取るというのも悪くはないことですな。

11月10日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと「玉縄城築城500年祭」のパレードがあるというので少々見物。武者行列や子供の一輪車や野球&サッカーチームや民謡クラブの行列。途中から神奈川県警のブラスバンドやらイロイロ加わるらしいけど東京での仕事の時刻が迫ったので地元選出の衆院議員の浅尾慶一郎さんに挨拶して女房と別れてそそくさと大船駅へ。東海道線で東京へ。丸ノ内線で茗荷谷へ。茗荷谷で降りるのは長い人生で初めてのこと。筑波大学や放送大学その他の大学がいろいろあってナカナカいい街。筑波大学の人間総合科学研究科スポーツ・マネジメント専攻ラウンジ(昨年できたばかりの綺麗なビル)の菊幸一教授の部屋を訪ねてから大学院生と社会人30人弱を相手にスポーツ健康科学論を約2時間40分に渡ってたっぷり講義。といっても小生の話す内容はスポーツ・ジャーナリズム論。アッチへ跳んだりコッチへ飛んだりしながら「スポーツを知る・みる・きく・想像する・表現する・考える+サブ能力」についてどおおおおーっと話す。ああシンド。少々休んだあとは小生が学生となって後半の授業を担当される元NHKスポーツ報道センター長の杉山茂氏の講義を拝聴。そうか。スポーツ・ジャーナリズムを考えるうえでは「資料(記録)性」と「娯楽性」も独立させて考えたほうがエエのかな。検討せねば。オモシロイ話にあっという間の2時間半余で終わってから菊教授と助手の方と研究生と杉山さんと一緒に近くの創作イタリア料理店へ。美味しい前菜やパスタや生ビールや赤ワインに舌鼓を打ちながらジャーナリズムとアカデミズムの立場からいろいろスポーツに関する話。いやあ充実した楽しい一日でした。

TV DRAMA
『ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女』
『ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女』
DVD
『椿姫』
『椿姫』
『マーラー:千人の交響曲』
『マーラー:千人の交響曲』
『The Ring Without Wordsニーベルンクの指環管弦楽版』
『The Ring Without Wordsニーベルンクの指環管弦楽版』
CD
『ワーグナー:楽劇ニーベルンクの指環』
『ワーグナー:楽劇ニーベルンクの指環』
『日本沈没』
『日本沈没』
『日本沈没』
『日本沈没』
『日本以外全部沈没』
『日本以外全部沈没』

11月11日(日)
休日。朝9時近くまでグッスリ寝込む。歳を取ると朝早く6時か7時頃目覚めるモノでこーゆーことは最近珍しい。気持ちイイ。理由は簡単。ここ1週間の仕事疲れがでたのだろう。ということは最近あまり働かなくなっただけのことか。とほほほほ。そーいえば最近忙しかったので他界された諸先輩のことを振り返る暇がなかった。丸谷才一氏には拙著『ベースボールと野球道』を誉めていただいたり書評やエッセイを書きまくれと励ましていただいたり…藤本義一さんには拙著『タイガースの鎮魂歌』を書評で絶賛してくださったりシンポジウムで何度か御一緒したり…。合掌。一日中ゆっくりDVD観賞三昧。エクサン・プロヴァンス音楽祭でのナタリー・デセイの『椿姫』はオモシロイ。彼女の歌唱力+知性はサスガ。ラングレの指揮も良い。演出は…凝りすぎかな?昼間WOWOWで『日本沈没』をやるというので見たところがコレがリメイク版。はっきり言ってサイテーの内容。アホか。ハラが立つ。小松左京さんが生きてたら激怒する内容と思えるほどヒドイ内容。見てしまって自己嫌悪。気分転換にマゼール指揮ベルリン・フィルのワーグナー管弦楽版『ニーベルンクの指環』。コレは素晴らしい演奏。デュダメル指揮ロス・フィル+ボリバル響のマーラー『千人の交響曲』。凄い演奏。マーラーは楽譜通り再現されれば感動間違いナシです。晩飯映画劇場は『ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女』。エミー賞受賞のTVドラマでWOWOWを録画したモノ。DVDは出てないようだがアメリカ大統領選の裏舞台(面白さ&馬鹿馬鹿しさ)がよくわかった。初当選時のオバマと戦ったマケインも女性副大統領候補のペイリンも本物と見紛うばかりのそっくりサン。しかしアメリカの女性も世界の流れからは時代遅れといえるけど日本の女性はさらに遅れてますなぁ。なんでかなぁ。女の責任?男の責任?イギリスにはサッチャー&ドイツにはメルケルが現れたのにアメリカや日本には現れない。ペイリンと田中某女史の共通点は研究の余地があるかも。

11月12日(月)
目覚まし時計の鳴る音に飛び起きて早朝迎えのクルマに乗って文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。「公約」という言葉が消えて「マニフェスト」になってソレが言葉だけの繕いだとばれて「アジェンダ」という言葉に変わりつつあって今に「思い」に変わりそう…なんて話をする。選挙前に「民主党の思い」なんて印刷物が出るようになれば世も末ですね。いじめ問題に関して学校と警察が協力…も対処療法としては必要かもしれないが抜本的にイジメよりも楽しいこと…イジメをするなんて馬鹿なことを思いつかないほど子供が熱中できること…としての音楽教育としてエル・システマを紹介する。ベネズエラで子供を犯罪と麻薬から守るシステムとして生まれた音楽教育は日本でもイジメと自殺から子供を守るシステムとして活用すべしというM氏の御意見を紹介。スポーツも同じですね。それにはまずグラウンド3周(ピアノやヴァイオリンの指使いは)…なんて体育会的命令は避けてスポーツ(音楽)の愉しさを教えること…ですね。ラジオを終えて電通へ。歩いていける距離…らしいけど雨が降ってきたので引き返して大江戸線で大門から汐留へ。天下の電通は9時半始業らしく巨大な会社内はシ〜ンと静まりかえってる。会社員全員が重役出勤?(失礼m(_ _)m)そこで早く出勤して下さったK氏と電通報のコラムの打合せ。終わって帰宅。まだ午前中ですね。リビングのソファで寝よ…と思たらNHK-BSでエジプト・ピラミッドのヒミツとか何とか言うアーカイヴ放送をしていて面白かったので見てしまう。そうか。ピラミッドの内部には巨石を運んだ通路の空間があるのか。大回廊は巨石を引き上げる古代エレベーターの重しの通路か…と番組を見てから眠ると目が覚めたのは午後2時半。寝過ぎやで。慌てて仕事。いや慌てる締切はないか。本HPの更新原稿を揃える程度。新書書き下ろしは相変わらずススマズ。C書房のTサンほんまにスイマセン。夕方黒兵衛と散歩のあと大相撲。うわっ。日馬富士が負けた。ようやく大器(隠岐の海)が大バケして晩成するか…。晩飯オペラ劇場は再度デセイの『椿姫』。何度も見聞きする価値はありますね。

11月13日(火)
朝起きて本HPの更新原稿を送ったりNews-Logの原稿を送ったり…。ふううーっ。アサメシマエにいくつか仕事をこなして朝飯を食おうとしたら今日は13日。我が両親長姉の月命日。ヨメサンの作ったお膳の供えられた仏壇に手を合わせてから朝飯。毎週月曜が早起きなので調子が狂うけど今日は夜のマウリツィオ・ポリーニのコンサートに備えて寝ておかないといけないのでイロイロ仕事の事務処理をしたあと昼飯過ぎに仮眠。10日ほど前に別の演目のコンサートへ足を運んだ長女によるとサスガに世界一のピアニストも寄る年波には勝てずミスタッチが耳に付いたらしいがはたして日本で最後のコンサートの今宵はどーなることか…と思いながら午後黒兵衛と散歩のあと夕方長女と東京サントリーホールへ。少々空席があるのは演目がベートーヴェンだけでなく現代音楽もあるからか?開演直前になって目の前の通路を通って小澤征爾さんが入ってくる。去年のポリーニのコンサートにはピアニストのツィメルマンが来ていたな。小澤さん元気そう。で最初のプログラムはポリーニの息子がピアノを受け持ってサルヴァトーレ・シャリーノ作曲の『謝肉祭』から3曲。6人くらいのヴォーカルに打楽器と8人くらいの室内楽による現代音楽。綺麗なサウンドも随所にあるけど現代音楽というのははっきり言ってよーわからん。聴き慣れてないだけか…?40分近い音楽がようやく終わってワイン飲んで席について今年のノーベル賞作家の莫言の小説『牛』の続きを読み始めるとアアアア…シャリーノの音楽は莫言の小説(マジックリアリズム)に合うかも…とも思う。牛の睾丸を見事鮮やかに切り取る手術の背景として…なんて考えてたらいつの間にか小澤征爾さんが同行の人と一緒に小生と長女の席の後ろの空席に座って話し声が聞こえてきた。「ポリーニの息子もタイヘンだな。親父さんが偉大だから。ピーター(ルドルフ・ゼルキンの息子のこと)もタイヘンだったからなぁ。しかしコーンナちっちゃなオチビちゃんだったのがアンナに大きくなっちゃって…」なんて話し声が聞こえたかと思ったら「もう少し後ろの席に行こう」で声は聞こえなくなって場内が暗くなってポリーニの登場。演目はベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ30、31、32番の3曲。いやあマイッタ。凄い演奏。圧倒されました。感激などという次元のものではない。去年のショパンの演奏も見事だったけどソレとも次元が違う。ベートーヴェンの残した人生の終わりの音楽がしみじみと胸に染み入りました。マイリマシタ。脱帽というのも失礼です。ポリーニさんホントに素晴らしい演奏をありがとうございました…と拍手するほかなく言葉も出ません。ただただこのベートーヴェンの最後の「白鳥の歌」を愛した宮沢賢治に聴かせてあげたいと思いました。そんな演奏でした。最後の32番の最後の最後の最後の高音の長いトレモロを聴いただけでも涙が出そうでした。こんなクラシックのピアノの演奏会を聴いたのは初めて。フリードリヒ・グルダの演奏会にも大感激したけど質が違いますからね。似てるのはカルロス・クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の『ばらの騎士』を聴いたときかな。長女も大興奮。しかし…。来年もポリーニが来日するとしても…もう聴かなくていいとも思った。こんな演奏…こんな奇蹟は…2度と体験できないでしょうから…。

11月14日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。2016年リオ五輪からボクシング競技でプロの参加が可能…という話。それは「プロ/アマ問題」でなく「興行権の奪い合い」の問題…という話をする。野球もMLBやNPBや高野連とIOCの「興行権問題」で五輪の正式種目でなくなったのですからね。ユース五輪もできましたから高野連も当然関係しますよね…てな話まではできませんでしたがFIFAは五輪をU-23にすることでIOCと興行の棲み分けをして共存してますよね。もう「プロ/アマ」なんて問題は日本(と韓国と台湾?)の野球界以外に世界では存在しないのですから。しかしボクシングの世界チャンピオンが五輪に出るかなぁ?まぁ。どっちが稼げるか…という話やろけど…。ところで今日はアウェーでのオマーン戦。その前に黒兵衛の散歩&週末のオペラ講座のレジュメの準備&遅い昼飯のあと横浜へ。KAAT神奈川芸術劇場で宮本亜門構成演出の『マダムバタフライX』観劇。う〜ん。@蝶々夫人のオペラの中味が女性差別的で映画化のスポンサーが降りる…という話とAその女性プロデューサーが一人で育てる子供を『オペラ蝶々夫人』の子役に起用する…という話とBイタリア語原語での室内楽編曲版オペラ『蝶々夫人』のダイジェスト…が交叉する物語…はオモシロイけどストーリーのツマラナイ(しかも指摘が甘い)@をカットすればAとBで『室内楽版オペラ蝶々夫人』として新演出で楽しめるのでは?などと思いながら観劇。インターミッションのロビーで辰巳琢郎さんとバッタリ。「オモシロイですねえ」と挨拶されたので「うん。面白いけどオペラ・ファンとしてはキチンとオペラを見たい気もする」と苦笑い。終演後も出逢ったので「オペラを知らない人のオペラ入門としては最適」ということで意見が一致。演出の話題は出なかったけどブルーシートを使い現実の舞台の合成映像をスクリーンで映し出す演出は(何年か前のフランスオペラの来日公演でも似たことをやってたけど)面白かった。ウィークデイのマチネー(昼公演)でもまずまずの観客の入り。コンサートの場合は高齢者が多いけど演劇は関係者が多い?しかし室内楽版オペラの狭い劇場での公演はVERY GOOD。今度は本格的室内オペラをKAATで見てみたい!!帰宅して孫と風呂入ったあとは晩飯サッカー劇場W杯アジア予選。暑いなか選手はタイヘン…というのは日本のTVが高視聴率を狙って試合開始時刻を早めたから(?)だろうけど…見事な先制点のあと同点にされて…まぁ引き分けでもエエわい…と(ザッケローニ監督も)思った(選手交代でわかりますよね)後半44分酒井高徳の鮮やかなセンタリングを遠藤がつないで岡崎が勝ち越しシュート!ま。勝つのは気持ちがいいことです。けど熱暑のアウェーは誰のせい?選手の皆さんゴクローサンでした。衆議院は解散か…森光子さん亡くなったか…俺の母親も生きてたら92か…死ぬ直前まででんぐり返りで張り合うとったな…合掌。さぁ選挙の争点は?アメリカ派&中国派で全ては語れると思うけど…。

DVD MAGAZINE
『吉永小百合私のベスト20 DVDマガジン2012年11/15号』(講談社)
『吉永小百合私のベスト20 DVDマガジン2012年11/15号』(講談社)
BOOK
莫言『牛 築路』(岩波現代文庫)
莫言『牛 築路』(岩波現代文庫)
莫言『赤い高粱』(岩波現代文庫)
莫言『赤い高粱』(岩波現代文庫)

11月15日(木)
朝黒兵衛と散歩したあと新横浜へ。新幹線で大阪へ。まずは毎日放送横のジュンク堂で莫言の小説『赤い高粱(こうりゃん)』(岩波現代文庫)購入。今年度ノーベル賞作家の『牛』を読んだら文化大革命時代の中国の農村の様子がメチャクチャ面白かったので映画化もされた代表作を読んでみたい気になって購入。ついでに『すべて私が選びました吉永小百合私のベスト20創刊1号キューポラのある街』なんてのが790円で売ってたので衝動買い。2巻目からはきっと値段が高なるから買わんやろなぁ…と思いながら毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生出演。

11月15日(木)つづき
『ちちんぷいぷい』で昨日のサッカーの日本勝利に少し触れ政治評論家の有馬晴海さんを迎えて衆院解散と第三極について。「はい・いいえ・どちらでもない」の「どちらでもない」が第三極。そもそも旗幟鮮明でないのが第三極。おまけに自民も民主もTPP・原発・沖縄…入り乱れてるから第三極はますます乱れる。今は日本人全体が学習の時期…で有馬さんと意見が一致。しかし日本は何処から立て直すのか?ジャーナリズムから…やるべきなんやろけど…。石川遼へのインタヴューが面白かったのでスポーツマンはそもそも勝利でしか成長しないから2年間勝てなかった石川遼クンは苦しかったろう…と言うとトランポリンの廣田遥サンがすぐに反応。「学ぶのはすべて勝利から。敗戦からは何も学べません」ここまで言い切るのは凄い!森光子さん死去に関連して2度目の結婚時に済んでた大阪のアパートが紹介されたのは凄かった。昭和30年代の高級高層アパートで初任給1万円弱の時代に家賃月額1万円以上。森光子さん夫婦のあとは『燃えよ剣』執筆中の司馬遼太郎さんが入居したとか。当時を知る1階薬局の御主人さんがインタヴューに答えてたのも興味深かった。東京のテレビ局は知らなかった情報ですね。「ぷいぷいキッチン」で牛肉の芥子炒め御馳走になって「ぷいぷい」のカレンダーと手帖をいただいて帰途。もうそーゆー季節か。新幹線車中で莫言『牛』読了。極めて興味深い小説。続けて『築路』読み出す。紅衛兵の描写が興味深い。それに貧しい農村も。帰宅後いろいろニュースを見ながら晩飯。解散・選挙・離党・野合・生き残り…♪政治家は気楽な稼業と来たもんだ〜二日酔いでも寝込んでいても〜当選さえすりゃ高給取り〜ちょっくらちょいとパア〜にはなりゃしない…なんて歌が思い浮かぶ。あ〜あ。

DVD
『ザ・コンテンダー』
『ザ・コンテンダー』

11月16日(金)
衆議院解散…かぁ…。何が変わる?誰が変える?どう変える?石原慎太郎暴走老人は薩長連合を画す龍馬気取りかもしれん。けど小沢と絶対にくっつかない第三極では龍馬になれませんよね。とはいえ太陽と維新でも意見が違いすぎますなぁ…。我が地元選出某議員は近々計画してた「祭」を急遽取り止め。票固めのためには有効かもしれんのにそれどころやないらしい。この選択は当然納得。しかし沈みかけた船から鼠は次々と逃げ出すものですねぇ。いっそ2隻のデッカイ船は合体すれば…?そしてTPP○と×で分かれて第三極も各々くっつけば?…なんて思いながら朝の散歩with黒兵衛。住宅街にもベタベタ貼られてるデッカイ顔のポスターが白々しく朝日に光り街の美観を損ねてる。政治家のポスターは全面禁止。すべて政策を書いた小さなチラシのポスティングに変えれば街も政治も(?)キレイになるかも…。今週末のオペラ講座の準備。テーマは『カヴァレリア・ルスティカーナ(田舎の騎士道)』ですからマフィアの資料と『ゴッド・ファーザーpartV』も準備しなければ…でアッという間に大相撲の時間。豪栄道は元気ですね。というより一回り強くなったかな…なんて思いながら野田総理の解散記者会見。これって記者会見を利用した民主党の選挙演説ではないの?…とうんざりしながら晩飯映画劇場は『ザ・コンテンダー』。急死した副大統領に変わって大統領が女性を就任させようとしたところが相当破廉恥なセックス・スキャンダルが持ちあがり…あっ。そんなん見るより野球の日本代表vsキューバ戦を見なければ。山本浩二監督率いるジャパンは(侍ジャパンとは何故か呼びにくいですね)高代・与田両コーチの働きがポイント?しかし野球というのはその日の投手の出来次第で勝敗が大きく変わりますね。だからトーナメントは未熟な若者たちの高校野球まで。オトナは長いシーズンを通した成績で争わねばならないのですね…と思いながら女性副大統領の議会での査問も気になったのでイニングの休みごとにDVDのハードディスクに録画した映画を見る。なるほど。初めての試みとはいえ野球も映画も見られるモノです。野球は…練習試合やからマァこんなもんやろ。映画は…最後に一気にハリウッド的正義が全面に飛び出して女性副大統領のセックス・スキャンダルも不倫もあっけなく解決のハッピー・エンド。日本の政界もヒドイけどハリウッドの政治映画もこんなもんですね。野田総理の「方向感」なんて曖昧な言葉にもウンザリしたけど田中文科大臣が「政治の劣化」なんて…あんたに言われたくないですな。

BOOK
G.ヴェルガ『カヴァレリア・ルスティカーナ』(岩波文庫)
G.ヴェルガ『カヴァレリア・ルスティカーナ』(岩波文庫)

11月17日(土)
朝黒兵衛と散歩。紅旗征戎非吾事…と言えた人は凄いなぁ…とつくづく思う。今の政治に黙っていられる人はいないのでは…?とはいえ「劣化」は政治家だけでなく官僚・財界人…だけでもなく学者・ジャーナリスト・キャスター・マスコミ人・タレント・スポーツライター…etcにまで及んでいるはず。そのなかで誰もが「先従隗始(まず隗より始めよ)」で劣化脱却を開始しなければ…などなど頭に思い浮かべながらの散歩を終えて新横浜へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。今回は『カヴァレリア・ルスティカーナ(田舎の騎士道)』。浅草オペラで上演されたときのタイトルは『バカデスナスカナイナ(馬鹿ですな好かないな)』。このタイトルはけっこう正鵠を射ている。ホセ・クーラ主演のチューリヒ歌劇場の舞台を楽しみ『ゴッドファーザーpartV』でアル・パチーノが死ぬ場面も見てまず第一に「名誉」を重んじるマフィオーゾ(マフィア)と虐げられ続けたシチリアの人々について考察…なんて難しいことでなくイタリア・オペラを楽しむ。しかしコッポラとプーゾの大傑作マフィア3部作ゴッドファーザーの最後が「田舎の騎士道」で死んで行くのは象徴的。オペラをあまり知らない映画評論家は指摘しないけど『昼下がりの情事』でオペラ『トリスタンとイゾルデ』について語るシーンがあったり『フィラデルフィア』ででオペラ『アンドレア・シェニエ』のアリアがポイントになってたり…西洋文化の核にオペラが存在していることは少なくないのですね。荒れた天候のなか帰鎌。新幹線の車中で『赤い高粱』読み耽る。我が親父の闘っていた中国戦線が描かれている。もちろん親父は敵。悪役。とはいえ流石にノーベル賞作家。浅薄な反日ではないような…いや感想は読了してからに。衆院に立候補する人物で何人くらいコレを読んでるのか?と…ふとエエカッコして考える。俺も今読み始めたところですからね。しかし日中問題を考えるうえでは読んでおくべきでしょうね。

DVD
『チョイス!』
『チョイス!』
『オール・ザ・キングスメン』
『オール・ザ・キングスメン』
『バラク・オバマ 大統領への軌跡』
『バラク・オバマ 大統領への軌跡』

11月18日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと『題名のない音楽会』で佐渡サンの『運命』の迫力ある演奏を聴いたあと日曜朝の映画劇場(そんなんあったんかいなぁ・苦笑)はケヴィン・コスナー主演の『チョイス!』。本邦未公開らしいが『イージー・ライダー』や『地獄の黙示録』のデニス・ホッパー『プロデューサーズ』のネイサン・レインといった小生の大好きな役者が出ているのでWOWOWの放送を録画しておいたところがコレがなかなかオモシロかった。大接戦のアメリカ大統領選挙で電子投票の最後の一人の投票の最中に電源が落ちたために無効となった1票の再投票が決まりソノ再投票で新大統領が共和党か民主党か決まることになる。その無効票再投票の1票を持ってるのがニューメキシコの片田舎に住む酒浸りのグータラ親父(しかもその投票はグータラ親父に代わって利発な小学生の娘が勝手にしようとしたもの)。ソコからテンヤワンヤのドタバタ劇が始まる。グータラ親父の1票を獲得するため共和党が大企業の開発を否定して自然を守る政策を打ち出したり同性婚を認めることになったり民主党がメキシコからの移民を否定したり…。たった一人の有権者のために極端なポピュリズムに走る愚かな政治の姿は選挙参謀に責任が転嫁されて二人の大統領候補は好人物に描かれグータラ親父も過去に選挙に行ったことがない自分を反省する…というケヴィン・コスナー的グッド・アメリカン・ハリウッド道徳映画の結末とはいえ日本の政治状況に較べればマシ…かな…。続けて日曜午後の映画劇場(またまたソンナンあったかいな・笑)は『オール・ザ・キングスメン』。ルイジアナ州の知事選挙であった実話に基づく政治映画でフトしたことから知事選に引き出されて当選した実直な弁護士が権力を手にして徐々に変身し汚職にまみれてゆくという話。ショーン・ペン&ジュード・ロウ&アンソニー・ホプキンス&ケイト・ウィンスレットなどナカナカの配役陣。ハリウッド的でない少々重い筋書は実話に基づくため?これまたナカナカ面白かった。コレは1949年製作のアカデミー賞受賞映画のリメイクなんですね。こうなりゃ今日はWOWOWで録画した政治映画三昧…で晩飯映画劇場はオバマ大統領のドキュメンタリー映画『バラク・オバマ〜大統領への道』…は途中で日本vsキューバ戦に変更。キューバの守備位置は面白いなぁ。日本のミート打法が見透かされてるなぁ。勝ったのはエエけどもっと実験したほうが来年のWBCためにはイイのでは…と思いながら明日の早起きのために早寝。

DVD
『ロボジー』
『ロボジー』

11月19日(月)
早朝迎えのクルマに乗って文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。チョイト野球の話をして政治家の劣化は言葉の貧困でワカルという話をして「思い」という言葉を使う政治家はサイテーという話をして鳩山元首相の演説を例にあげる。しかし…太陽と維新の合併と選挙後の自民との連立で石原慎太郎首相誕生…とい筋書は本当にアルのでしょうか?そういえば…あっ…石原氏が尖閣諸島を購入すると言いだしたのは何故かアメリカへ行ったときでしたねえ…。それから日中関係がややこしくなり…やがて石原「首相」は反中国でアメリカを巻き込んで(利用されて?)「日本独立(憲法破棄=改正?)」を目指す「第2の岸信介」を狙ってるのかな?アメリカに利用されるのは(国際情勢上)仕方ないとして見返りは新憲法だけ?TPPでの個別交渉はどうなる?尖閣は?オリンピックは?いや五輪は外交の取引にするほど熱心ではないか……。帰宅して黒兵衛と散歩してせっせと仕事して昼飯映画劇場は『バラク・オバマ』ドキュメンタリーの続き。なるほどアメリカン・デモクラシーの基本は民主共和二大政党の党員集会と党大会か。そして選挙運動幹部はホワイトハウスでの就活をしてるんですね。コレは中国共産党内権力闘争とは正反対でありながらどちらもある意味でわかりやすい。日本の政治家と官僚の関係もある意味でわかりやすかったけど…政治主導という言葉が唱えられてからワケがわからなくなった。まぁ政治家の劣化とともに官僚の堕落もあったのでしょうが…。午後もせっせと仕事のあと大相撲は…豪栄道は可哀想やなあ。ミスッた検査役の親方は責任を取るの?晩飯映画劇場は『キル・ザ・ギャング』。アメリカ・クリーヴランドを舞台にした新興一匹狼ヤクザとマフィアの闘いの実話。こういう連中は港から出てくるもんやなぁ…と思いながら途中まで見てると一緒にメシを食ってた2歳になる孫が「オモチロクナイ」といたので途中で停止。『ロボジー』に変える。コッチは家族でメシ食いながら見る(見落としても問題なし)には最適の害のないお茶の間喜劇(といってもサスガに2歳の孫は途中で寝始めましたが)。ともかくところどころいろいろ笑えました。ミッキー・カーチス熱演。とはいえ日本社会の老人とはこんなもんですかねえ…といいたくはなる。この映画を見て仕事をせねば…と思うのは若い証拠?それとも老人に近づいた証左?

DVD
『キル・ザ・ギャング』
『キル・ザ・ギャング』

11月20日(火)
朝黒兵衛と散歩のあとコラム原稿1本午前中に仕上げる。昼飯を掻き込んでもう1本…と思ったところが上手く書けない。テーマは2020年東京五輪招致と衆院選と石原(五輪招致賛成派)+維新(橋下五輪無関心派)について。ちょっとテーマがヤヤコシすぎるか。某代議士や某米人や某都庁&橋下氏の近い筋に訊いてみても事情はよくわからん。東京五輪招致は所詮その程度か。それより日米地位協定よりも差別的で屈辱的で利益米国集中的なWBCについて書こうか…と思ってもナカナカ上手く書けん。コラムは難しい。そー言えばワシントン・ポストのコラムニストだったアート・バックウォルドはレーガンvsカーターの大統領選の時に「投票へ行け!どっちかに投票しないと撃ち殺すぞ!」と言ってまわる政治に熱心な強盗を登場させて「撃ってくれ!」と答える市民のコラムを面白おかしく書いた。今度の衆院選も似たようなものか。アメリカか…中国か…どっちに寄るか決めないと撃つぞ…と言われたら…撃ってくれと答えるのか?しかし今年4月に訪米した石原東京都知事(当時)はアメリカの要人から何を吹き込まれてきたのか。イラクのクウェート侵攻にゴー・サインを出したときのアメリカと同様に尖閣は国有化…などと吹き込まれたのではないでしょうね。ひょっとして次の首相はオマエダ…とまで?原稿が書けん。晩飯映画劇場は『キル・ザ・ギャング』の昨日の続き。アイリッシュ・ギャングとイタリアン・マフィアの実際にあった抗争の映画化。ギャングの世界は腕力とコネ。政治も同じか?(笑)いや笑えませんね。石原氏が外国人特派員協会(終戦以来のアメリカ中心の報道集団)で日本核武装シミュレーション発言。ま。驚くべきことではないですね。日本国憲法9条堅持の小生も日本核武装のシミュレーションくらいは(隠れて)するべきだと思ってますから。それにしても…野田首相は今回の選挙をTPP選挙にしたい様子。有権者はアメリカに付くか…中国に付くか…で判断しましょ。両方に民意・国論が分かれるのは当然で政治家は両方の意見を外交カードとして有効に使いながら「(中国でなく)アメリカとともに歩む」ことを前提にした「自主独立路線」でいいのでは…?アジア派の鳩山は立候補を取り止めるのか…?こーゆー親アジア派(中国寄り反米派?)の存在は親米派にとっても対アメリカ交渉の有効なカードにはなるはずやけど…。ともかく対中外交は聖徳太子中大兄皇子以来の難題か…?

DVD
『グレン・グールド・プレイズ・バッハ〜ブルーノ・モンサンジョン監督三部作』
『グレン・グールド・プレイズ・バッハ〜ブルーノ・モンサンジョン監督三部作』
『テトロ過去を殺した男』
『テトロ過去を殺した男』
CD
『グールド・プレイズ・R.シュトラウス』
『グールド・プレイズ・R.シュトラウス』
『グールド・プレイズ・スクリャービン&シベリウス』
『グールド・プレイズ・スクリャービン&シベリウス』
『バッハ:インヴェンションとシンフォニア』
『バッハ:インヴェンションとシンフォニア』
『バッハ:パルティータ(全曲)』
『バッハ:パルティータ(全曲)』
『バッハ:イギリス組曲(全曲)』
『バッハ:イギリス組曲(全曲)』
『バッハ:フランス組曲(全曲)&フランス風序曲』
『バッハ:フランス組曲(全曲)&フランス風序曲』
『バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)』
『バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)』

11月21日(水)
朝RKB毎日『中西一清スタミナラジオ』電話出演。日本の野球の常識とはちょっと違うキューバ野球の話と次々と日本野球の常識を破ってくれる日本ハムファイターズがまたもや高校野球の監督をチームのヘッドコーチに据える人事を発表したことについて喋る。もちろん結果はどう出るかわからないが「常識」破りの試みは高く評価して…。ラジオのあと黒兵衛と散歩してから今日まで先送りしてきた立教大学院生のレポート採点。授業を終えてから長野行きやら野田秀樹と勘九郎の対談やら筑波大の講義やらポリーニの演奏会やら宮本亜門サンの芝居やらテレビ出演やら名古屋のオペラ講座やら原稿書きやらイロイロなコトがあったけどマダ2週間しか経ってないのか…。日々充実しているときは一日は早く経つが一週間経って振り返るとマダ一週間しか経ってないと思う…と誰かの言葉にあったように思うけど充実してるかどうかはともかく忙しくしてたことだけは事実かな。だから単行本が進まんのか…と思いながらイマイチ面白さで突出したレポートはなかったなぁ…と採点が済んでフウウーっ。そこへ宅急便。小生のエッセイが載っている『グレン・グールド・プレイズ・バッハ』の3枚組DVDが届く。以前LDに書いた原稿(300万ヒット記念蔵出しコラム音楽編参照)が転載されたもの。他にグールドの生誕80年没後30年(彼は50歳の誕生日に亡くなりましたからね)を記念してのバッハのCD(『平均律』『イギリス組曲』『フランス組曲』)やスクリャービンやシベリウスの興味深いCDなども送られてきたが驚いたのは往年の大ソプラノ歌手シュワルツコップの伴奏をしたリヒャルト・シュトラウスの歌曲集。一部はレコードで持ってたけど世界初発売もあって早速聴いてみると小生の大好きな歌曲『明日』に大感激。歌もピアノも凄い…といろいろ聴いているとあっという間に大相撲の時間。うわっ。日馬富士が負けた。足が滑ったな。立ち合いが低すぎるという解説は結果論。それは悪いことではないはずで相撲にはこういう勝負もある…と思てたらウワッ白鵬も負けた。コレは琴欧洲が久々に抜群の取り口をした結果。琴欧洲はこういう相撲がとれるんや。ならば3人目の横綱を目指せるはず…で晩飯映画劇場はグールドのDVD。これはLDで何度も繰り返し見聴きしたものだけど何度見ても凄い。ただしグールドの映像と音を見惚れ聴き惚れて晩飯を口に運ぶのを忘れてしまうのが難点(汗)。これはメシ食いながら見聴きするものではない…と思いながらも傍らで退屈した孫が自動車の玩具で遊ぶ音を聴きながらグールドのピアノを聴くというのもミュージック・コンクリートのようでナカナカ面白かった。メシのあとちょいと仕事。そのあとWOWOWの『W座』を録画したコッポラ監督の『テトロ過去を殺した男』を見始めるとコレが映像が凄くて面白すぎて止まらなくなった。過去を消してブエノスアイレスに住み始めた兄を弟が訪ねて行くなかで大指揮者の息子たちである兄弟の出生のヒミツが明らかになってくる。最後が『地獄の黙示録』と同様に少し冗長かなとも思えたけれどさすがコッポラですね。ソポクレスの『オイディプス』を下敷きにしたドラマに満足してベッドへ。題名のテトロという兄の新しい名前には四角関係という意味もあるのかな…。

CD
『日本の歌〜花は咲く』
『日本の歌〜花は咲く』
DVD
『霧笛が俺を呼んでいる』
『霧笛が俺を呼んでいる』
BOOK
猪瀬直樹『解決する力』(PHPビジネス新書)
猪瀬直樹『解決する力』(PHPビジネス新書)
猪瀬直樹『ペルソナ』(文春文庫)
猪瀬直樹『ペルソナ』(文春文庫)

11月22日(木)
朝チョイト早く目覚めたのでベッドの中で『週刊朝日』の政治選挙特集記事を読んでると去年8月の民主党代表選の1週間ほど前に野田首相は細川護煕元首相に誘われて京都建仁寺に赴き管長さんから「看脚下」としたためられた色紙を渡されたとか。民主党は離党者続出で「脚下」がグラグラ…という記事だが我が家にも建仁寺の管長さんの揮毫がある。末寺の一つの六道珍皇寺の住職にお経をあげに来てもらったときにいただいたもので文字は「清浄心」。ナカナカそういう心境にはなれんもんやなぁ…と思いながらベッドから出てさっそく朝飯前にコラム原稿を1本。1964年の東京五輪について…ナカナカ上手く書けん。とりあえず朝飯食って再び書き出す…あ。BGMがグールドのバッハでは耳がそっちに奪われて原稿に集中でけん。昨日avexから届いた森麻季さんの『日本の歌』に変更。1曲目の「花は咲く」で伴奏ピアノが綺麗なぁ…と思たら辻井伸行サンだった。サスガ。しかし日本には「浜辺の歌」「朧月夜」「見上げてごらん夜の星を」…エエ歌が沢山あるなぁ…と思いながら原稿に集中。午前中に仕上げて午後は資料整理。あっという間に仕事部屋は乱雑になるもんやなぁ…と改めて呆れていたら宅急便で猪瀬直樹サンから新刊が届く。『解決する力』PHPビジネス新書。絶妙のタイミングで本を出すのはサスガ政治家。読み出すとオリンピックに関する章に小生がMXテレビで猪瀬副都知事と話したこと(東京五輪をきっかけに体育からスポーツへ!)が掲載されてた。朝オリンピックの原稿を書いて昼はコレか…。仕事には親和力がある?しかし最近の本のタイトルは「力」が大流行。明治時代はLOVEの翻訳語が「力」だったとか。"I love you." は「私はあなたの力になる」なかなかイイ訳語ですね。

11月22日(木)つづき
晩飯映画劇場は日活100年でWOWOWが特集してる赤木圭一郎主演『霧笛が俺を呼んでいる』。この映画には吉永小百合も新人として出てたのか。忘れてた。最後の最後に男(赤木圭一郎)が女(芦川いずみ)と別れるシーンで女が「さようなら」と言うと男が「ごきげんよう」と答える(今では死語になりましたね)。そこでボーッと霧笛が響いて山本直純作曲のテーマソングが流れ出す。東京五輪前の横浜の光景と同様古いなぁ〜と言って思わず笑い出したくなる。けど次の瞬間イイ時代だったかも…とも思う。日本のジェームス・ディーンが生きてたら今年で73歳か。どんな爺さんになってるかな?石原裕次郎との棲み分けはどうなった?早世する人のほうが「永遠の生命」を獲得しやすい?そんなこともないか…。それはともかく赤木圭一郎主演でなく石原裕次郎や小林旭の主演なら『霧笛が俺を呼んでいる』ではなく『霧笛が俺を呼んでるぜ』となっていたでしょうね。さすが鎌倉高校出身。関係ないか(笑)。俺の娘どもは赤木圭一郎の墓を先輩の墓とも日本のジェームス・ディーンの墓とも知らずにバスケットボール部のランニングの折り返し点に使ってたなぁ。これも「永遠の生命」の証拠の一つか。

CD
『ベートーヴェンP協奏曲第5番皇帝』
『ベートーヴェンP協奏曲第5番皇帝』
『英雄の生涯』
『英雄の生涯』
『シェーンベルク:浄夜/シューベルト弦楽五重奏曲』
『シェーンベルク:浄夜/シューベルト弦楽五重奏曲』
『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番他』
『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番他』
『デュオ』
『デュオ』
『カンタービレ〜ガベッタ・プレイズ・オペラ・アリア&ソングス』
『カンタービレ〜ガベッタ・プレイズ・オペラ・アリア&ソングス』
『オルフェウスの竪琴・太陽の讃歌』
『オルフェウスの竪琴・太陽の讃歌』
BOOK
猪瀬直樹『言葉の力』(中公新書ラクレ)
猪瀬直樹『言葉の力』(中公新書ラクレ)

11月23日(金)
勤労感謝の日。祭日のなかで最も理解されてない日かな?メーデーとどこが違う?と思てる人も少なくないのでは?新嘗祭と名前を変えたほうがいいのでは…?と書くと右傾化と非難されるかな?しかし石原慎太郎−猪瀬直樹ラインが都行政で仕事をこなしてきたことは事実で…と書くのは昨日送られてきた本を読んだからかな(笑)。しかし猪瀬氏とテレビで対談したときに著書をいろいろもらったけど一番面白かったのは『言葉の力』(中公新書クラレ)のサッカーの論理性について某サッカー指導者から教わった一説。日本人は野球のように役割(ポジション)が決まってたり30人31脚のような団体ゲームは優秀だがサッカーのような論理的に動く(ポジションを変えたりパスを出す)ゲームに弱いという話。それを言葉で論理的に説明してるのが作家の強味(スポーツマンはソコが弱い)。『作家の視点で国をつくる』との副題が理解できる…なんて書くと応援演説になりますからココらで止めますが(笑)昨日送られてきた最新刊『解決する力』には次のような一節があった。《司馬遼太郎は戦前の日本には軍事に詳しい作家がいないと嘆いた。(略)いまで言えば例えば財務省がどんな予算を組んでいるのかに全く無知のまま人畜無害のミステリーやラブストーリーを書いているようなもの》猪瀬直樹という作家&行政マンの立場を納得。東京五輪招致の「外交」は進展してるのかな?国内の賛成をもっと高めるには東京五輪招致で日本が変わるという具体案をもっと出す必要があるのでは?

11月23日(金)つづき
午後から横浜みなとみらいホールへ。金聖響指揮神奈川フィルのコンサートは1曲目がベートーヴェンの『P協皇帝』。ピアノはゲルハルト・オピッツ。ケンプの弟子というだけあって堂々たるオーソドックスな演奏に満足。緩徐楽章の音も美しかった。メインはリヒャルト・シュトラウス『英雄の生涯』。大好きな楽曲だがこんなに沢山の音が組み合わさってるのか…と改めて驚いた演奏に満足。次の仕事があったので楽屋に寄るのは失礼して大船に戻ってNHK年末特番『スポーツ酒場 語り亭』の打合せ。去年東海テレビでやり今年もやる予定の『スポーツ・バー』とよく似たコンセプト。まぁNHKと民放では同じような番組になるわけがないし(NHKでは本物の酒は飲ましてくれない(>_<)池上某さんは各局で同じような番組を作ってるし特に問題はないと判断して出演OKで打合せ。マァ今年はオリンピックが中心ですね…でいろいろ喋って帰宅。晩飯フィギュア劇場は羽生弓弦が見事な演技で男子トップとか。高橋は2位。女子はもちろん浅田真央がトップ。とはいえ今年のガーシュインの可愛い路線やチャイコフスキーのオーソドックス路線より仮面舞踏会の迫力が懐かしいなぁ。トリプル・アクセルを跳んでほしいなぁ。何!?日馬富士がまた負けた!?そんなことより豪栄道の尻すぼみのほうが残念。今場所休場力士が多いのはガチンコが増えたせいとするならわかりやすすぎる結果ですね(苦笑)。

CD
『300』
『300』

11月24日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと日テレ『ウェークアップ!ぷらす』を見る。選挙で政党が多くなると討論もタイヘン。我も我もとアピールしたがる割に論理薄弱意味不明。行政の話と議会の話と権力争い(議席数)争いをゴッチャにする政党代表者もいて司会の辛坊治郎サンもタイヘン。二大政党制を生み出すための小選挙区制が多党化時代を生むとは誰が想像した?その後せっせと仕事…といつものように音楽をCDで適当に選んで机に向かって…綺麗なモーツァルトやショパンやドビュッシーを弾くピアニストだなあ…と思いながらパソコンのキイボードをカチャカチャ叩いてたら…ぎょえっ!!凄いテクニックの『熊ん蜂の飛行』!!さらにナンジャこれは!!と大興奮。これが『トルコ行進曲』なの…?と驚いたあとはナント『スター・ウォーズ』が始まった!その他モリコーネもある。ピアニストの名前はインゴルフ・ヴンダー。なんでも1985年オーストリア生まれで2010年ショパン・コンクール2位。去年と一昨年には来日公演もしてる新鋭の2枚目のアルバムらしくタイトルは『300』。ピアノ300年の歴史をスカルラッティやモーツァルトからリストやドビュッシーを経てモリコーネやジョン・ウィリアムスまで辿った全17曲のオモシロイ1枚。小生はピアニストは基本的に(ジャズ・ピアニストを除ば)グールド&グルダ&ハイドシェック&ポリーニの4人で十分と思ってる音楽ファンなので送られてくるピアノの視聴盤は適当に耳を傾ける程度ですが(それでも最近はグリモーに感激したりバレンボイムにけっこう感動したりしてますが)このヴンダーにはマイッタ。テクも音色もイイけど選曲がイイ。コンセプチュアルな企画もイイ。リャードフやホロヴィッツの作曲した珍しい曲もおもしろい。興奮して昼飯のときにヨメサンとムスメにも聴かせると『トルコ行進曲』や『スターウォーズ』もイイけどラフマニノフの『練習曲』がイイという。なんでやねん…と思たら羽生弓弦が活躍し始めたときに使った音楽だとか。最近のフィギュアスケート・ファンの耳は相当発達してますね(苦笑)。というわけで午後から原稿をネット用に2本まとめた後NHK杯フィギュア・スケート三昧。白鵬の優勝と日馬富士の連敗をはさんで晩飯食いながらさらにNHK杯。出来が悪かった浅田真央より鈴木明子の根性に感服。男子は4人もファイナルに進むのか…。しかしNHK杯の最中にもそんなものお構いなしの電話がいろいろ。選挙は別に投票以外に興味はないけど行政とは関わらなければ…東京五輪招致のこともありますからね。

11月25日(日)
原稿を書くはずの予定が電話その他イロイロごちゃごちゃして(ナンノコッチャ)原稿書けず。おまけに風邪気味の某人物からの電話で風邪が感染したのか(電話で風邪はウツルのか?)体調優れず。ヤバイけどとにかく直すのが一番。でフィギュアスケートのエキジビジョン見ながら晩飯。浅田真央のメリーポピンズは悪くないですけど小生はカワイイ路線よりもハチャトゥリアンの『仮面舞踏会』ラフマニノフの『鐘』のほうが圧倒的に好きですね。風邪よ治れ!

11月26日(月)
昨晩は夜9時前にベッドに入る。すると11時過ぎに目が覚めてナント声が出ない。ヤバイ!!喉が痛くて無理して喋ろうとするとガラガラ声。女房は京都の実家に帰ってる。仕方ないのでガラガラ声で電話して風邪薬の在処を訊いて服用したもののナカナカ寝付けず。ベッドで本を読み出したらあっという間に午前2時。4時半に目覚まし時計のベルが鳴って迎えのクルマで文化放送へ。ナントカカントカ出る声で『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。先週は照美サンが風邪でガラガラ声だったらしい。選挙の話や民主主義の多数決と少数意見の尊重とはどういうことかという話をする。国内や組織内でボツになった少数意見は他国との外交や他の団体との交渉のときの手段として有効に使えるということこそ少数意見の尊重であると最近気付いた…という話。たとえばTPPの交渉でアメリカの言いなりにならない為のTPP反対の意見の活用は対米交渉で重要。かつて原発が次々に建設されたときも政府との交渉で自治体は現地の反対意見をイロイロ利用しましたからね。そんな話のあと病院へ。クスリをどっさりいただいて取りあえず寝る。とほほ。

CD
『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』
『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』
『スパークリング・メモリーズ』
『スパークリング・メモリーズ』

11月27日(火)
朝黒兵衛と散歩に行ったあと西新宿へ。一昨日の晩猪瀬直樹さんより都知事選立候補で選挙事務所開きをするので来てほしいと言われ(他にもイロイロ言われたんですけどね・笑)MXテレビの副都知事の番組に招かれたお返しに足を運ぶ。旧武富士の立派なビルに行くと入口にはテリー伊藤さんその他からの生花。スタッフが慌ただしく動いていて東大名誉教授の船曳建夫氏とばったり。最近イスタンブールに行かれたとかで東京五輪の好敵手の情報を聞く。相当手強そうですな…と話をしてると猪瀬サンが来て二人に何か喋れと言う。まあ乗りかかった船か。マスコミやら関係者やらで広いロビイがごった返してきて事務所開きの儀式開始。自民党やら公明党やら民主党やら区長やら都議会やらの議員さんなんかのあとに友人として挨拶。東京五輪に無条件賛成でなく賛成してイイかどうか最後まで悩んでいて今も誰もが賛成するような素晴らしい東京五輪にするにはどうしたらいいかと悩んでいる小生のような人間に挨拶させるのは猪瀬サンらしい…というような挨拶を披露。選挙戦はまだ始まってないので応援演説にはならないとか。事務所開きが終わるといろんな人と名刺交換。二木啓孝さんやゴルフ・ダイジェストの人やらも来ていてカメラマンのヤマコーさんとはGORO編集部で会って以来の30年ぶりかなぁ…とか思ってると長田渚左さんも来ていたので一緒に近くのファミレスで昼飯食ったあと引き返したら猪瀬サンの選挙対策本部長を引き受けた川淵三郎さんが来ていたので記者会見前に歓談。「選挙のエイエイオー!とかバンザーイ!ってのは嫌いなんだよね」と言われるので「それをそのまま記者会見で話されたらいいと思いますよ」と大先輩にアドバイス。いろいろ東京五輪招致関係の話を聞かせてもらって川淵×猪瀬の記者会見も聞かせてもらって記者会見に来てた増島みどりさんといろいろ話して帰宅。まあイロイロあった一日でしたなぁ。疲れた…ともいってられず山下洋輔サンプロデュースのニュー・イヤー・コンサートの原稿を書くため晩メシ食いながら挟間美帆のデビューCD『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』を聴く。いやぁエエ感じにスイングしてまんなぁ。しかしジャズ作曲家とはオモシロイ肩書き。何処でどんな秘密の魔法を…あっ。それで書こ。キイワードは秘密と魔法ですね。洋輔サンの新譜はナニコレ大爆発。しかし疲れた。寝よ。

BOOK
清武英利×魚住昭『Yの悲劇』(講談社)
清武英利×魚住昭『Yの悲劇』(講談社)

11月28日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。東京五輪招致のウィークポイントを話す。要するに世論(都民の支持)の低さ。IOC調査では賛成が50%以下ですからね。来年1月に再びIOCの調査が入るとか。IOCのアンケートでは賛成・反対・どちらでもないの3択。「どちらかというと賛成」とか「やや賛成」の項目がない。だから低い…ともいえるが現在の政治状況ではオリンピックなどできるわけがない…と思う人が多くなるのも確か。そこで2020年に東京五輪を行う(政治も安定した素晴らしい社会を創る)ということから逆算して選挙に臨めばいいのでは…という話をする。ちょっと理想論過ぎたかな?…と反省してコラム原稿に取り組む。テーマはやっぱり東京五輪招致。なかなか書けず。話し言葉と書き言葉は違う。書き言葉は甘さが許されない。そこで一から考え直して…日本のアンケート結果の賛成票を劇的に引き上げる方法として来年東京で開かれる国体が身障者大会と合体するのと同様オリンピックとパラリンピックの合体を主張することを提案。この素晴らしいアイデアは先月石巻で行われた『武道フェスティバル』で打ちあげをしたときに東京都の女性職員の口から出たことです…と注釈を入れる。これでOK!ラジオでももう一度喋らないと…。午後からは別の原稿の資料整理。おっ。郵便物の中に本を発見。清武英利×魚住昭『Yの悲劇』講談社。「Y」とはもちろんYomiuriの頭文字。読み出したら止まらん。魚住さんは小生の言葉を引用してそもそもメディアが野球チームを持つことの非を語って清武さんが理想はワカルが興行と報道の間にチャイニーズウォール(同位置企業内の情報障壁や規制)を置けるかどうかを語る。当然のことながら小生と清武さんが対談したときと同じですね(笑)。清武さん!今度対談するときはココから始めませんか?!チャイニーズ・ウォールは可能か?!過去に見事に機能したチャイニーズ・ウォールは存在するのか?!

BOOK
エラリー・クイーン『Yの悲劇』(東京創元社)
エラリー・クイーン『Yの悲劇』(東京創元社)
夏樹静子『Wの悲劇』(角川書店)
夏樹静子『Wの悲劇』(角川書店)
DVD
『Wの悲劇』
『Wの悲劇』

11月29日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと新横浜へ。新幹線で新大阪へ。タクシーで毎日放送横の書店ジュンク堂へ。毎日放送で仕事をするときは少し早く家を出てジュンク堂へ寄ることが定番コースとなった。とはいえ今日は買う本なし。新刊を眺めたけど特に読みたいと思った本なし。2階の新書と文庫のコーナーに寄ると読みたい本買いたい本がわんさか出てくるのでエレベーターの誘惑を振り切って(オーバーやな)毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生放送生出演。情報番組は選挙モード。立候補予定者はタイヘンですね。しかしホントにタイヘンなのは国民ですけど。政治コント集団のニュースペーパーがゲスト出演。メディアが選挙モードに入ったので日本の政治家を茶化すギャグは不可能でオバマとクリントンのギャグ。小生は昔からの大ファンなので番組終了後ご挨拶。オバマと小泉首相が同じ人物の演技とは知らなかったけど彼らはライヴのほうが面白い。また鎌倉に来てください。ぷいぷいキッチンは海老団子と春雨のスープ。美味かった。春雨は麺であると納得。ほんまかな?帰りの新幹線で『Yの悲劇』読了。エラリー・クイーンではありません。夏樹静子でもありません。あ。あれは『Wの悲劇』か。戦後民主主義の生んだ巨魁とY新聞社の悲劇。ホンマなんとかならんかな。帰宅して晩飯。風呂。寝る。

DVD
『紅の拳銃』
『紅の拳銃』

11月30日(金)
朝黒兵衛と散歩。これも徐々に日課になってくる。運動不足解消。しかし少々犬の力が強すぎるのが難点。まぁ大分慣れたかな。朝いろいろ雑務処理したあと午後から昼メシ食いながら各党討論会を見る。そうか。維新の石原代表は原発fade outを諒解してなかったのか。それはイケマセンね。そもそもかつて郵政民営化を推進した竹中平蔵が立候補者選定委員を務める維新とそれに大反対して自民を出た長老のいる太陽の党が合体したというのはスターウォーズと古事記の世界が合体したようなモノ。あ。そんなトンデモ本もありましたね。討論は途中から録画にして久しぶりに雑誌のインタヴュー原稿1本まとめる。ふうううーっ。あっという間に晩飯は討論のツヅキを見ながら。各党の皆さんが比較的発言時間を守ったことは意外でしたね…ってソレくらいしか書くことないのか。とほほ。続けて久しぶりに晩酌映画劇場は赤木圭一郎主演『紅の拳銃』。おおおーっと。初っ端からカメラに向かって殺し屋が台詞を語ったりキャバレーのシーンで踊り子の舞台と周囲のテーブルのライトを変えてみたり…イロイロ見所満載。監督の牛原陽一よりもカメラの姫田真佐久の力?そういえば見事なショットが随所に。ただし物語は小沢昭一や藤村有弘が中国人マフィアになって不思議な日本語や中国語を操ったり(ソレはソレでオモシロイのだが)ハチャメチャな展開(ソレはソレで…以下同文)。これは赤木圭一郎の遺作らしい。笹森礼子・白木マリ・垂水悟郎・吉行和子・小沢栄太郎…などキャストも豪華でガン・マニア(そんな言葉が昔ありましたね)でなくても見飽きない作品でした。神戸の港にはポートタワーがなかった。当たり前か。

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