8月1日(月)
朝黒兵衛と散歩のあとナンヤラカンヤラ仕事して午後から東海道線で浜松町へ。芝公園AVATTA STUDIOでニューズ・オプエド生出演。今日のゲストは早稲田大学スポーツ科学学術院の友添秀則教授。筑波大の菊教授に続いてアカデミズムの側からジャーナリズムの側へ来ていただいてロシアのドーピングや肥大化したオリンピックについて思いっ切り語っていただく。身長190センチ体重3桁の迫力どおり興味深い話の連続。そうか…オリンピックは危機を迎える度にナントカ新しいアイデアを生み出す人が現れて危機を脱出してきたのですねえ。それにしても上杉都知事候補は供託金300万円を没収されたとはいえ得票数第4位は見事!よくやった!さあ次にどうつなげるか…。政治家どもの口約束に気をつけて…。丸の内の喫茶店に寄って新潮文庫の校正を渡して打合せのあと帰宅。忙しい夏の一月の開幕か。
8月2日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで六本木ヒルズのテレビ朝日へ。『ワイドスクランブル』生出演。リオ五輪の治安について。いろいろ窃盗事件や暴行事件などが相次いでいるという報告のあと最後にオリンピックの理念は反戦平和。スポーツの根本原理は非暴力。それを話せたのはよかった。帰宅後アサヒ芸能連載コラムを執筆。夜はいろいろ電話打ち合わせやらナンヤラカンヤラ。それにしても高野連はホントにアホとしか言い様がないですねえ。女子はグラウンドに出てはいけない?危険だから?そんな規則を考える前に女子マネージャーという存在が如何に差別的で甲子園で男子野球大会と同時に女子野球大会も開くべきだということに気づかないのかなあ…。情けない。日本選手権を男子だけ武道館でやってる全柔連も同じですが…。
8月3日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。南米初のオリンピックが何故危機に見舞われているのか?それは南米が豊かな国だから…という話をする。南米は金も銀もゴムも石油もその他の鉱物資源も豊富。牛や豚をヨーロッパから持ち込めばアルゼンチンのパンパで一気に増える。だから牛や豚の膀胱を使うサッカーが流行り貧富の差ができて今日まで続く。一方北米は多くが砂漠地帯。石油や金を発見する前に原住民とのネイティヴ・アメリカンとの闘いに明け暮れる貧しい生活。そこで小さな芯に糸を巻いて作る小さなボールのベースボールが流行。同時にみんなで協力し合う民主主義が定着。南米のような資源独占独裁者による貧富の差は生まなかった。そこでオリンピックで平和と民主主義を導入して貧富の格差をなくしファベーラ(貧民窟)を解消…のはずだったんですが…てな話をしたあと黒兵衛と散歩。そしてシャワーを浴びて東海道線で新橋へ。タクシーでTBSへ。『ひるおび!』生出演。ロンドン五輪水泳銅メダリストの立石諒選手といろいろ話す。リオ五輪で日本選手団入村式。日本のハイパフォーマンス・サポート・センターについていろいろ話す。ロンドン五輪のサポートセンターの予算は5億4千万円。リオは8億1千万円。よーやく日本もスポーツに金を使い始めたけどメダル取りだけでなく裾野にも行き渡るように。アベノミクスのトリクルダウンみたいにいつまで待っても下には恩恵はナシ…てなことにならないように。また東京五輪が終わったらオシマイ…なんてことにもならないように。局のクルマで帰宅後キモチを入れ替えて秋のバッティストーニ指揮東京フィルの演奏会プログラムの原稿執筆。イタリア・オペラの序曲と運命交響曲という組み合わせ。コテコテのイタリアンのベートーヴェン。オモシロソー。明日は東京五輪の新競技決定とかイチロー3千本安打なるか…とかで遅くまで電話。いろいろありますなあ。
8月4日(木)
朝起きてネットのニュースで2020年東京五輪の新競技に野球・ソフトや空手などが選ばれたことを確認。イチローは3千本ならず。黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。元巨人の槇原さんと五輪野球のこといろいろ喋った(小生は7イニング制賛成。槙原さんは反対)あと小池新都知事と丸川五輪担当大臣と森組織委会長の関係について共同通信の田崎さんや元TBS解説員龍崎さんと話す。関係最悪の小池−森。そこで「五輪は東京都が主催するもので組織委は東京との下部組織ですから小池さんは森さんのクビを切ろうと思えば切れるんですよね」と言うと田崎氏が「そのとおりだけど五輪以外にも仕事があるのにソレに支障を来すようなコトはやれないでしょう」…さてどーなるか…。『ひるおび!』のあと『あさチャン!』のVTR取材を受けて五輪の開会式や文化プログラムについてはなしたあと帰宅。
8月5日(金)
朝起きてちょっと早めに黒兵衛と散歩したあと東海道線で品川へ。新幹線で新大阪へ。タクシーで毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生出演。甲子園の練習から女子マネが排除された話…はそんなに難しい話でなく女子がマネージャーナンカせずに野球をやることと高野連が指導すればいいこと。同時に高野連が女子高校野球全国大会を甲子園で同時開催すること。ついでに高校球児を2つ以上のスポーツ系課外活動に参加させること…そういったことが実行できれば高校野球はもっと素晴らしいものになるはず。そしてクソ暑い関西での試合を辞めて北海道でやればいいですねえ。それこそスポーツ…とそこまでは話せなかったけれどワイワイと楽しくいろいろ話して新幹線で品川へ。タクシーでお台場フジテレビへ。日曜日の『新報道2001』のVTR取材を受ける。テーマは東京五輪2020。小池vs森のバトル開始で知事を側面応援…というより当たり前の意見を述べる。五輪を開幕するのは東京都であって組織委は東京都の命令に従う「下請け組織」というのが正しいあり方ですからね。新都知事は金集め(利権?)ばかりに励む組織委リーダーでなくキチンとスポーツのことを理解してスポーツによる社会づくりを考えられる人物に組織委を任せるべきでしょうね…なんてことを言うとマスコミから抹殺されるのでしょうか?(笑)。
8月6日(土)
朝起きてリオ五輪の開会式をチョットだけ見て大船駅から総武横須賀線で千葉の市川へ。迎えのクルマに乗って千葉商科大学へ。関東学生バドミントン連盟主催の勉強会に出席。1時間半にわたって関東学生バドミントン・リーグ1〜4部の学生選手を相手にスポーツとは何か?ということについて話す。バドミントン界は闇カジノでの賭博事件もあり学生も処分されたことを受けての講演だったのでギャンブルとは何か?ということについても話す。スポーツとアートとギャンブルはどれも神々との交流から生まれたもので神々の美しい身体に近づこうとするのがスポーツ&神々を讃える行為がアート&神々の意向を伺うのがギャンブル…と三社は兄弟文化と言えるが某バドミントン選手が口にしたように「スポーツで勝負している人間だからギャンブルにも興味を持った」というのはウソ。スポーツの勝利のための「積み重ね」がギャンブルには存在しないコトを話す。またスポーツは平和と民主主義から生まれた文化であるとも話し1時間半の講義を終えて帰宅。リオ開会式をビデオで見直す。これは素晴らしい開会式。各国のプラカードを運ぶ三輪車や緑と植物をテーマにした仕上がりも最高。ブラジルの映画監督フェルナンド・メイレレスが素晴らしい仕事をしたことに感服。東京も余程の人材を用意しないとダメですね。しかし優秀な人材はたくさんいるけど彼らを使うプロデューサー(組織委員会)が頼りないし…もうそろそろ演出家を決めないといけないはずなのにリオの視察もさせてないのは少々心配。嗚呼。野村万之丞が生きていれば…。開会式に続いてサッカーのナイジェリア戦もVTRで見直す。地に足をつけて闘えば勝てるのに…ま。これが実力か。しかし日本は強いよ。朋友のSに電話をして明日に予定していた久々の飲み会食事会を今日に前倒ししてもらって『鮨処もり山』へ。楽しく飲み食い歓談して暑気払い。
8月7日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとリオ五輪水泳。萩野・瀬戸1&3フィニッシュ。凄い!ということを頭から振り払って雑誌『ミセス』の原稿書き。郷ひろみさんにインタヴューした記事をまとめる。五輪期間中にも五輪以外の仕事があるのは…チョイきついなあ…と思いながらも集中。ふううう…と夕方に書きあげてメシ食ってフロ入って東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂へ。明朝のテレビ出演に備えてテレビを見ながらホテル泊。柔道は銅メダルラッシュですね。それも今の日本柔道の限界?しかし日本の体操は…心配。
8月8日(月)
朝赤坂のホテルで5時半起き。歩いてTBSへ。『あさチャン!』生出演。沢松奈生子さんや岩崎恭子さんやとリオ五輪の萩野・瀬戸の活躍などについていろいろ話していったん帰宅。日本サッカー対コロンビア戦TV観戦。日本攻めまくり。これでゴールが取れないのは経験不足?自分の強さを信じられないから?上から目線が下手?ミスからオウンゴールもあって0-2。そこから同点にしたのは成長…とはいえ勝てる試合を落として残念。次のスウェーデン戦は4-0くらいで勝たないと…。ナイジェリアは本気を出してコロンビアに勝ってください。午後から資料読みやら原稿の校正やらいろいろやって再び東京へ。『ひるおび!』に柔道の溝口紀子さんが出ているのを見てすぐに電話。『オプエド』への出演依頼をして快諾を受けて東京へ。芝公園グランドホテルで待ち合わせしてAVATTA
STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』生出演。ゲストは溝口紀子さんとパラ・スポーツ取材の第一人者星野恭子さん。柔道の話やIPC(国際パラ委員会)がロシアを出場禁止にしたこと(IOCがビビッテできなかったことをIPCはやったのだ!)などいろいろ話してノーボーダースポーツの取材記者としてリオ・パラリンピックに向かう星野さんに少ないですが取材費を手渡して送り出したあと溝口さんを東京駅まで送ってき帰宅。晩飯食うと疲れが出たのか寝てしまった。4年1度のオリンピックとは疲れるものです(苦笑)。五輪以外の仕事が全然ないなら楽かもしれませんが…。
8月9日(火)
朝5時に起きてニッポン体操大活躍の瞬間を見る。男子団体見事に優勝!いろんなミスが出たのが(種目別鉄棒に内村出られなくなったのは残念だけど)予選で良かったですね。いやあ!素晴らしい金メダル!柔道の大野も見事!気持ちよく黒兵衛と散歩。請求書書き&領収書の整理&「ミセス」原稿の校正&東フィル・パンフレットの校正&新聞社の取材電話&テレビ局からいろいろ電話…明日のRKB毎日放送の録音録りなどなど雑用&事務処理をこなしてあっと言う間に晩飯の時間。幼稚園児の孫が『もののけ姫』を見てる。少し難しいか?残酷か?しかし良いアニメだから良しとするか。そういえばシドニー五輪の文化プログラムではアニメ・フェスティバルがあって『もののけ姫』に『鉄腕アトム』も上演していたなあ…プログラムを見ただけですが。フロに入ってビール飲みながら東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂へ。明日朝のTBS『あさチャン!』と『ビビット』に出演するためビジネス・ホテル泊。
8月10日(水)
夜中テレビで柔道永瀬選手が銅メダルを獲得したのをテレビで確認したあと朝5時起き。徒歩で6時にTBSへ。『あさチャン!』生出演。カヌー・カナディアン・スラロームで「(小生の)予想通り」メダルを獲得した羽根田選手や卓球福原選手の活躍などいろいろ話してチョイ休憩。柔道解説でスタジオに来ていた秋本選手といろいろ柔道ルールについて話せたのが良かった。続けて『ビビット!』生出演。カヌーや柔道の話のうえリオから生中継で羽根田選手と永瀬選手のインタヴューのあと体操ニッポン団体優勝の話。体操競技は不可能に挑戦するのではなく人間に出来ることを発見する競技…という話をできたのが良かったかな。そーゆー話をしないと小生がTVに出る価値がないモンね。テレビを終えて局の呼んでくれたタクシーで帰宅。昼寝のあと原稿書きいろいろ。サスガに原稿の調子上がらず。こーゆーときはどーしたらエーのかなー…。4年に1度はシャーナイのかなー。男子水泳4×200リレー見事に銅メダル!1964年東京五輪以来52年ぶり。あのときは日本水泳界のメダルはこれ1個のみで惨敗。揚がった日の丸も折り目が目立ったと漫才師(人生幸朗だったか?)が笑ったのを憶えてる。このときから日本水泳界の暗黒時代が始まり大学スポーツ(体育)からスポーツクラブへの転換が始まったんですよね。晩飯食ってソファで寝てしまう。
8月11日(木)
早朝起きて日本柔道男女とも金メダルのニュース。ベイカーは予想通り。田地本はがんばったですね。体操個人総合に感激。いやあ。内村航平という人は凄いです。サッカー日本もよく頑張って欧州王者スウェーデンに勝利。決勝トーナメントには進めなかったけど彼らは強いですね。あとは自信だけかな。男子平泳ぎは残念だったけど200バタ女子星は銅メダル。もう少しで金も…惜しかったなあ。でもみんな頑張ってますねえ。夜晩飯&風呂のあと明日のTV出演のため赤坂のホテルへ。
8月12日(金)
朝赤坂のホテルで目覚めてTBSへ。『あさチャン!』生出演。続けて『白熱ライヴ・ビビット!』生出演。じつはここのところリオ五輪テレビ出演でゴッチャゴッチャしててこれを書いてるのは5日後の17日水曜。5日前のことは…何をやったのか思い出せない。とほほ…。(@_@)
8月13日(土)
朝の散歩は昨晩から帰ってきていた長女にまかせて朝からせっせせっせと新潮文庫野球アンソロジー解説文の原稿書き。実は今日や明日もいくつかのテレビ局からリオ五輪関係で出演依頼を受けていたがこの2日だけは原稿を書くため電波関係は休ませてもらった。なにしろ編者として選んだ執筆者の顔ぶれが正岡子規・夏目漱石・池井優・神吉拓郎・桑田真澄・加賀大介・佐藤惣之助・虫明亜呂無・埴谷雄高・大下弘・草野進・小林秀雄・宇佐美徹也・沢木耕太郎・佐瀬稔・伊集院静・小西慶三という凄い顔ぶれ。彼らの作品の解説プラス日本野球論を書くのだから少々リオ五輪を離れて時間と集中力が必要。午後からもせっせせっせと書く作品を読み直したり原稿を書き続けて今日のところは晩飯&フロ&ネル。リオは陸上競技が始まったか…ボルト凄いなあ。
8月14日(日)
朝久しぶりに黒兵衛と散歩。汗だくになって帰ってきてシャワーのあと今日も新潮文庫の原稿書き。せっせせっせ。以前この新潮文庫『スポーツアンソロジー彼らの奇蹟』に続く『野球アンソロジー』のタイトルを『晴球雨読』に決定…と紹介したことがあるが変更しました。『9回裏2死満塁素晴らしき日本野球』が決定したタイトル。晴球雨読という言葉は好きだけどちょっと気取りすぎですからね。もっとわかりやすく野球の素晴らしさを伝えるタイトルの方がイイですからね…で…せっせせっせ…せっせせっせ…とパソコンの前に座り続けてキイボードを叩き続けて夕方頃完成。やったあー!わーい!…と言いたいところだが400字原稿用紙で約38枚。自分でイイ原稿が書けたかどうかわからない。とほほ。悪くはないとは思うけど…で…酒をカッ喰らって晩飯&フロ&ネル。カール・ルイスは凄いなあ。水泳400メドレーリレーはダメだったか…。あ。俺がリオ五輪を忘れて野球の原稿を書いてる土曜日曜の2日間は日本のメダル無し!これはいけません。応援しなければ!
8月15日(月)
終戦記念日。黒兵衛6歳のの誕生日。朝黒兵衛と散歩のあと新潮文庫編集部に『野球アンソロジー9回裏2死満塁素晴らしき日本野球』の解説文の原稿を送る。そしてしばらくリオ五輪の資料調べなんかをしていると文庫編集部担当者のK氏より電話。「いやあ素晴らしい見事な解説をありがとうございます!」その一言はメッチャメチャ嬉しいけどマダちょっと納得していない。まぁ校正でなおすことにしまひょ…と思いながら終戦記念日の天皇陛下のお言葉をテレビで聞いてヤッパリまだ深く反省されているのだと深く納得&得心して東海道線で新橋へ。タクシーで芝公園のホテルへ。フジテレビ『プライムニュース』のスタッフと金曜の番組について打合せ。遠藤前オリパラ担当大臣と2020東京五輪について語り合う予定。そのあと芝公園AVATTA
STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』生出演。ノンフィクション作家の長田渚さんと建築家の山嵜一也さんがゲストでリオ五輪のことを熱く語ったあと山嵜さんから新刊『イギリス人の割り切ってシンプルな働き方』(KADOKAWA)をいただく。サブタイトルの「短く働くのになぜか成果を出せる」というコピーがすべてを語っている。ロンドン五輪の記述も多いらしいから読まねば。某雑誌の取材を受けて帰宅。錦織銅メダル。よくナダルに勝ったなあ。これも五輪日の丸の力?グレコローマン太田選手の銀メダルも素晴らしい。
8月16日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。リオ五輪のメダルラッシュと後半の展望などを語る。1964年東京五輪では20競技163種目で金メダル16個(銀5銅8)。米ソに次いで3位の成績。今のリオは28競技306種目。メダル倍増だからもっと取れてもいですよね…しかし楽屋で森末さんにいろいろ体操について教えてもらったことが面白かった。白井選手がひねり技のとき足先を交叉させるのはヤッパリ美しくなく将来的には(3回捻り以上を大勢の選手がやるようになると)減点対象になるかも…とか。イロイロ楽しく喋ってクルマで爆睡のなか帰宅。必死で『アサヒ芸能』の連載を書き明日のRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』の録音を録ってもらい大阪毎日放送『上泉雄一のエエナア』に電話出演。リオ五輪とスポーツの面白さについて20分くらいタップリ話させてもらって晩飯&風呂のあと東海道線で新橋へ。颱風が心配だったけどそれほどの影響もなくタクシーで赤坂のホテルへ。赤坂泊。
8月17日(水)
赤坂のホテルで朝5時起き。颱風の雨の影響もなく持って出たのに使わない傘を持ったまま歩いてTBSテレビに出勤。『あさチャン!』生出演。体操やらバドミントンの話やら…で続けて『ビビット!』生出演。シンクロ井村コーチのことやら女子レスリングに期待のことやらイロイロ。池谷さんが自ら持ち込んだ平行棒で見事な倒立。司会の国分さんに「玉木さんもやってみて」とイジられてマイッタ。クルマで爆睡のなか帰宅。新潮文庫の仕事やら通信社の原稿やら電話打合せやら取材やら…でメシ&フロのあと東海道線で新橋へ。タクシーでTBSへ。明日の『あさチャン!』用のVTR撮り(バドミントン・シングルスの日本人対決について…前のロンドン五輪の無気力試合試合是正の結果で日本人同士が対決して真面目に試合したから良かったものの他国(某国?)同士の選手が当たっていたら疲労させずに強い選手を技と勝たせる無気力試合がまたもや問題になったかも…とか話す)。そのあと赤坂のビジネスホテルへ。赤坂泊。
8月18日(木)
朝3時半頃赤坂のホテルで目覚めてテレビに齧り付き。日本女子レスリング3人娘の大奮闘を見る。スゴイ!3人とも決勝進出や!というところで『あさチャン!』生出演のため歩いてTBSへ。局に着いたところで登坂選手の金メダルを知りビデオ観戦。スゴイ逆転勝ち…と思っているところへ伊調選手が大逆転で4連覇の金メダル。テレビ局内は女子レスリングのメダルラッシュで大混乱。しかしみんな笑顔…スタジオ出演で喜びを語っている途中のCM休みのときにテレビで3人目土性選手の逆転金メダルを見る。すごい!いろいろワイワイでテレビ番組終了して帰宅。昼まで仮眠を取ったあとイロイロ仕事。いろいろメールの山が片付かへん(>_<)リオ五輪以外の仕事で小生と関わってる出版社の編集者の方やテレビ局ディレクターの方々すいません。こーゆー大混乱も疲れも4年に1度。もー少々お待ちください。雑務いろいろ処理して晩飯食って風呂入って明日朝のテレビに備えてマタ東京へ。赤坂のビジネスホテル泊。なんとかあと1日がんばらねば。
8月19日(金)
赤坂のビジネスホテルで目覚めたのが2時半(?)頃。バドミントン女子ダブルス決勝の真っ最中。第3セット。うわっ。絶体絶命の16ー19。ところが怒濤の大逆転。やったあ!金メダル。小生もバドミントンをやってたからわかるけど19ポイント取られても首の皮1枚は残る。逆に相手はプレッシャーを大きく感じるポイント。最後の勝負所でよくここから背の高い相手に逆転しました。素晴らしい!…と思いながらウトウトしつつレスリング。今日も吉田沙保里と川井梨紗子が順調に決勝へ勝ち進む…が…吉田がまさかの敗戦。相手のアメリカの若い選手は吉田のことを徹底的に研究してましたね。タックルされても次の攻撃につなげさせない…と。それに若さの力があった。吉田は号泣。でも貴方はエライ。日本選手団は主将などという制度は辞めるべきですね。年寄りは名誉職にしかか思わないけど真面目な若者は責任を感じてしまいますから。歩いてTBSへ行くと番組は大混乱。吉田金メダル4連覇の台本は使えなくなりましたからね。変わって川井が見事に金メダル。『あさチャン!』生出演。ロンドン五輪バド銀の藤井さんも小生と同意見。高松ペアは相手が19点だったから最後の逆転可能のチャンスを掴めたと。しかし日本人は身体が小さいとか背が低いとかモウ言わないほうがイイですね。吉田沙保里選手がどれだけ後輩たちを引っ張ったか…とかいろいろ話したあと別のスタジオへ移る途中のエレベーターでネクタイを替えて『ビビット!』生出演。ここでも吉田沙保里選手がいかに素晴らしい選手か…とかバドミントンが素晴らしかった…とかいろいろ話していったん自動車で帰宅。
8月19日(金)つづき
TBSの早朝出演の予定を一応全部終えて帰宅して昼飯のあと仮眠のあと郵便物の整理をすると先日亡くなった宇野功芳氏の追悼8枚組CD『宇野功芳の芸術』が送られてきていた。さっそくモーツァルトの『40番』を聴く。良いですねえ。宇野先生の自由自在のテンポにオケも美事に反応。改めてその素晴らしさに感服しながらいろいろ仕事して再び東京へ。品川駅で後ろから名前を呼ばれて振り向くと恰幅の良い老紳士で洛星高校の4年先輩とか。テレビ見てますよ…と励まされ名刺をいただくとハンドボールの仕事もされてるエライお医者さん。いろいろおられますね…と思いながらタクシーでフジテレビへ。BSフジ『プライムニュース』生出演。MCの反町さんは夏休みとか。松村未央さん一人の司会で遠藤オリパラ前大臣&為末さんと東京オリパラ2020についていろいろ話す。レガシーのないゴルフ会場は大問題…運営費上昇以上に仮設も含めた施設の後利用を考えるべし…ビジョンが機能していない(誰もが自己ベスト・多様性と調和・未来への継承…というコンセプトは誰にも知られてない)…野球の横浜球場は暑くて不可能…もっと良い球場で…とかいろいろ話す。最も大事なことは情報公開とヴィジョンの提示。最後にどんなオリンピックに?ということを書かされて「体育からスポーツへの大変化」と書く。リオの閉会式でのフラッグ・ハング・オーヴァー・イヴェントについて話せなかったのは残念。これも誰が演出するか…ということを誰が決めたのか?知らない人が多い(広報が下手?)プランニング担当はソフトバンクの白犬を使ったCMやジョージア缶コーヒーの宇宙人ジョーンズのCMや「そうだ京都行こう」のCMを作ったクリエイティブ・ディレクターの佐々木宏氏。音楽は椎名林檎。映像照明テクノロジーは菅野薫。演出振付はParfumeやBABYMETALを担当したMIKIKO。ちょいとCM臭が強いかなあとも思われマタ開会式への連動が感じられない(開会式の演出家がまだ決まってない。未発表なだけ?)のは心配だがサテどんな東京日本のプレゼンテーションになるのだろうか…?クルマできたくすると50キロ競歩のデッドヒート。晩飯食いながら日本人選手頑張れ!で見事荒井選手が銅メダル。今後競歩は日本人の得意種目になりそうですね。今日で一応五輪関係TV出演は終了(電話はいろいろかかってきてるけど)。おつかれさんでした…と自分に言っておやすみん。
8月20日(土)
今日からはテレビも断ったのに朝5時前に目覚める。早朝テレビ出演のクセがついてしまったようで仕方ないのでベッドで読書。久しぶりに至福の時を過ごす。『オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義』(早川書房)。以前『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』全三巻は読破していたけどコッチも面白い。2時間くらい読書に集中。起きて久しぶりに黒兵衛と散歩。久しぶりの散歩にクロも喜んでるのか足にまとわりついたりアッチウロウロコッチウロウロ。久しぶりで叱るのも可哀想なので甘やかす。こーゆー犬に対する態度は飼い主として失格なんでしょうけどシャーナイですね。ま。ええか。汗だくで帰ってきてシャワーのあと部屋の整理を少しのあと陸上4×100リレーを見る。ウワッ!スッゴーイ!日本がアメリカに勝った。そして銀メダル!やったぁ!これは歴史的大快挙です。トラック競技の銀は1928年人見絹江以来。男子は初めてですからね。産経新聞からすぐに電話がかかってきてコメントを求められる。9秒台の走者がゼロ&ファイナリストがゼロでの銀メダルは世界一のバトン・リレーのたまもの。それはエコカーづくりや省エネの機械を作る日本人の物作りの精神と同じ。削れるところは全部削っていく日本独特の精神のタマモノ(西洋文化は基本的に速く走ることしか考えませんからね)。それにしても素晴らしい!アメリカが失格になってカナダが3位繰りあげになったけど日本が表彰式でジャマイカとアメリカの国旗と共に…という場面を見たかったなあ。残念。
8月21日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと新潮文庫野球アンソロジー『9回裏二死満塁素晴らしき日本野球』の解説のゲラ校正。綿密に…ゆっくりと…。昼過ぎに仕上げて昼寝。爆睡。起きるといろいろ電話。テレビの出演はなるだけ断ってコメントだけにしてもらう。オリンピックもあっという間にオシマイかあ…と思うとクロード・ルルーシュの映画『白い恋人たち』はよくできてるナアと改めて思う。原題は『13Jours
en France(仏蘭西での13日間)。たったそれだけの非日常。祭りのの狂乱。映画の終わりにグルノーヴルの町が静かに日常に戻ってゆく。はたしてリオの町は日常にきちんと戻れるのか?リオの日常とは?ファベーラの日常とは…?それにしても日本男子のマラソンは決定的にもうダメですね。駅伝を辞めてトラックでスピードを身に付けないと…。それともドメスティックに箱根駅伝で満足しますか?
8月22日(月)
颱風到来。土砂降り暴風で家に籠もってリオ五輪閉会式を見る。各国選手団がバラバラに…ではなく国ごとにまとまって登場。もっと入り混じったらエエのに…1964年の東京五輪の閉会式がベストでしたね。そして東京へ五輪旗の引き継ぎ。和服姿の東京都知事はイイとして8分間のパフォーマンスには?どうして安倍総理が出て来なければならないのか?ベッカムやジミィ・ページやペレのあとがどーして政治家なのか?スポーツは…オリンピックは政治と距離を保つべきではないのか?正直言ってガッカリ…。パフォーマンスに伝統芸能や古典芸能が出て来なかったのには我慢もできる(自分が歳を取っただけなのだろう)しかしスポーツの表舞台の中央に政治家が堂々と登場するのには我慢がならない。こんな暴挙を誰も止めようとしなかったのか?閉会式終了後共同通信社から閉会式の感想を求める電話がかかってきたので安倍登場に対する違和感を話す。記者も同じ感想だった。重く沈んだ気持ち。外は暴風雨。東海道線と横須賀線は止まって大船駅前の柏尾川は氾濫寸前とか。東京に出ること不可能と判断。『オプエド』は休ませてもらうことにする。アシスタントの川島のり子さんが無理しないように…という上杉隆さんからの伝言をメールで伝えてくれる。ゲスト出演のサッカー・ジャーナリスト大住良之さんに電話。大住さんは都内在住なので出演可能。リオ帰りの話をしてくれるとか。MCは上杉さんが代役を務めてくれて小生は自宅で原稿書き。颱風のおかげでチョイトゆっくりした一日となったけど…安倍首相の閉会式登場はまるで新興国の独裁者のような振る舞いで恥ずかしい限り…マイッタナア。誰がこんな馬鹿なアイデアを売り込んだのか?CM作りが仕事のクリエイターたちはこのオリンピックとスポーツに対する暴挙を誰一人として止めようとは思わなかったのか?
8月23日(火)
朝テレビのニュースで2020東京オリパラ組織委の武藤敏郎事務総長がリオ五輪閉会式のフラッグ・ハンド・オーヴァー・セレモニーでの安倍首相登場は森喜朗組織委会長のアイデアだったことを明かす。オリンピックとスポーツに対する最悪の政治利用!それを平気で堂々と公言する財務官僚あがりの事務総長の無神経とスポーツ知らずにも呆れ返るほかない!また誰一人としてこの恥ずかしく情けない暴挙を止めようともせず抗議もしなかった組織委職員とクリエイターたちにもガッカリせざるを得ない。それにオフィシャル・パートナーとして批判精神を忘れてしまって閉会式の安倍登場を一切批判しない朝毎読日経の新聞も。良き政治家とは裏で支える存在でありスポーツが政治を利用するのであって政治がスポーツを利用してはいけないはずなのに…。
8月23日(火)つづき
安倍マリオにウンザリしながら東京へ。TBS『ひるおび!』生出演。2020東京五輪のメダル数の見通しなどを話す。安倍マリオは話す機会無し。残念。帰宅して北國新聞&アサヒ芸能原稿書き。どちらもオリンピックの場ではやってはいけない政治的アピールをやってしまった安倍マリオ批判。しかし批判する人があまりに少ないことのほうが驚きかも。住みにくい世の中になってきた。サケ&メシ&フロ&読書&ネル。
8月24日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』でリオ閉会式の安倍マリオ批判。地方のメディアでは自由に喋れて賛同してくれますね。ラジオのあと横須賀線と江ノ電で鎌倉高校前へ。主治医の先生のもとで定期検診。モーマンタイ。無問題。ラーメン食って帰宅。土曜日のオペラ講座の準備でロッシーニの『オテッロ』を見る。ヴェルディの迫力には較べられないけどなかなかオモシロイ。サケ&メシ&フロ&読書&ネル。世の中に絶えて五輪のなかりせば夏の心はのどけからまし。
8月25日(木)
朝起きて早い目に黒兵衛とお散歩を済ませて東海道線で品川へ。新幹線で新大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演…の前に昼飯食いながらディレクターH氏などと『昔の音は偉かった』第2弾の打合せ。今年も10月4日に関西フィルハーモニーとクラシック音楽のコンサートを行います。司会は河田アナとくっすんの「昔の人は偉かった」のコンビ(関西の人ならわかりますよね)。今年も楽しくクラシック音楽入門編コンサート。『ぷいぷい』の番組中でも宣伝。他にもリオ応援団の帰国報告やら中華味薬膳カレーやら芸能ニュースなどを桂南光師匠&堀ちえみさんらと楽しくワイワイガヤガヤやってビール飲みながら新幹線で帰鎌。あ。久しぶりにMBS隣の「丸善ジュンク堂」に寄って池澤夏樹=個人編集日本文学全集の『第12巻松尾芭蕉/おくのほそ道・与謝蕪村・小林一茶etc』『第18巻大岡昇平』を買う。本が読める喜び。これも五輪の喧噪が過ぎ去ったおかげ。
8月26日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東京渋谷タワーレコードへ。土曜のオペラ講座の資料があれば…のつもりだったけど仕事抜きでディスク・ショップを散策するのは楽しい。これも五輪の喧噪が終わったおかげ?ロッシーニのオペラDVD5枚組セットを5千円チョイで発見。『エジプトのモーゼ』『絹のはしご』『バビロニアのキュロス』『ブルスキーノ氏』『アルジェのイタリア女』どれも演出が面白そうで日本語字幕がなくても安価だからマァイイカ。他にディドナートとファン・ディエゴ・フローレスの『チェネレントラ(シンデレラ)』ムーティ指揮ミラノ・スカラ座の『ギョーム・テル(ウィリアム・テル)』とロッシーニづくしで買い物。場所を銀座のYAMAHAに移してDVDの棚を物色。ショルティ指揮ロンドン・フィルのバルトーク『青ひげ公の城』とレナード・バーンスタインのドキュメンタリー映像『LAGER THAN LIFE』を買って…結局狙ったCDは見つからず…それでも久しぶりに満足して帰宅。明日のオペラ講座の準備やら朝日放送の準備やらをして新幹線で新大阪へ。朝日放送の近くのホテルで大阪泊。
8月27日(土)
朝大阪のホテルで目覚めて昨晩買い込んでいたサンドイッチを食べて徒歩で朝日放送へ。『正義のミカタ』生出演。リオ五輪を終えて問題点等を話す。先の尖閣問題竹島問題が長引いたせいで最後に結論として話す予定だった「体育の日からスポーツの日への変更」の話題がカットされてしまった。まぁ安倍マリオ事件について絶対にやってはいけないスポーツへの政治家の介入…ということを話せたからイイか。出演者のなかにも控室ではアレはヒドイよ金日成かヒットラーしかやらないこと…と言う人もいたが「ちょっと僕はそれを公言できない立場だけど…」なんじゃい!それは!そうか。こんなふうにして独裁者は育つのですね。番組を終えて新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。「シェイクスピアとオペラ」のシリーズ第5回はロッシーニとヴェルディの『オテッロ』。先にロッシーニのオペラの最後のシーン=オテッロがデズデーモナを殺す場面を見たあとにヴェルディの同じ場面を見てイヤーゴの信条&冒頭の嵐の場面へと遡る。うん。このやり方は面白かった…と自己満足して打ち上げ(オペラ講座だけでなくリオ五輪以来の一連の超多忙期間を終えた打ち上げ)にビールを呑んで新幹線で爆睡帰鎌。
8月28日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあといろいろ残務処理。昨日で一連のリオ五輪テレビ系仕事は一段落。とはいえ仕事部屋は資料その他で大混乱のママ。片付けもママならない。おまけにiPADのイヤホンが潰れてる(昨日新幹線のなかで耳から抜いたときに先が壊れた。とほほ)。おまけのおまけに携帯電話の充電ができなくなった(アジャパー)。なにしろ使い続けて5年以上。もっとかな?携帯電話を使い始めて2台目のガラガラガラパゴス携帯。オリンピックが終わって何もかもが一気に休憩状態に。次に10年以上使ってるパソコンが壊れて最後に俺自身が壊れるのでしょうね。はっはっは。さあ。休むか。先週買った『おくのほそ道』でも読むか。夕方からは文具屋によって大船駅でリオ五輪帰りのスポーツライター小崎仁久さんと待ち合わせて『鮨処もり山』へ。リオ土産にイロイロ五輪の資料と同時にキャラ人形や聖火の玩具などをいただく。寿司に舌鼓のあと我が家で呑み直し。楽しく夜半まで。リオ五輪の土産話は明日の『ニューズ・オプエド』で披露してもらいます。
8月29日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。颱風は何処か遠くへ消えたかのようですな。雑務をいろいろ処理したあと東海道線で新橋へ。タクシーで芝グランドホテルへ。笹川スポーツ財団のT氏と今秋10月29〜30日に行われる「Sport
Policy for Japan」の説明を受ける。去年はダブルブッキングで審査員を引き受けられなかったが今年は復帰。会場が神田駿河台の明治大学というのも行きやすくて良い。第6回目となった今年は北は札幌大学から南は県立広島大学まで史上最多の23大学60ゼミが参加。第1回から参加させてもらってる小生としては嬉しい限り。そろそろ地方開催も考慮してみるのも面白い。いやその前に九州の大学の参加を募りたいですね。今年四国からの参加が消えたのも残念ですね。でも盛りあげて半年以上研究を重ねてきた学生諸君と一緒に有意義な2日間を過ごしましょう。打合せのあと近くのAVATTA
STUDIOまで歩いて『ニューズ・オプエド』生出演。今日のゲストはリオ五輪取材から帰ってきたスポーツライターの小崎仁久さん。それにこれからリオ・パラリンピックの取材に行くカメラマンの越智貴雄さんとライターの星野恭子さん。小崎さんの写真を使った現地の報告が楽しくパラ取材の参考になったようです。そうか…ボランティアのユニフォームはすべて中国製か。それにしても240万枚あるパラ会場のチケットがまだ2割程度しか売れてないのは残念。大丈夫かな。イロイロ話して帰国後の報告を約束してもらって番組終了。スタジオには玉川大学のインターンたちも参加して愉しい一日でした。颱風は関東地方は大丈夫だったみたいですね。
8月30日(火)
朝起きて黒兵衛との散歩。やっと平凡な日常が戻ったような気分。クロード・ルルーシュの映画『白い恋人たち』はヤッパリ鋭い映画ですね。グルノーブルでの冬季五輪の喧噪の2週間を描いて最後が誰もいなくなった町の広場で警官がフランス国旗を畳むシーンは見事…とか思いながら散歩のあと『アサヒ芸能』連載原稿書き。多忙な中での原稿はすぐに書けるが時間が余ると書けなくなる。ナンデヤネン…と思いながらリオ閉会式に政治家(安倍総理)を登場させた愚行を再度批判。しかしスポーツにとって最悪のコノ行為を批判するメディアが少ないことこそ問題だろう。常に「批判者面(ヅラ)」してる朝日はナニシトルネン。オフィシャル・パートナーなんか辞めて東京新聞を見習え!夜は久しぶりに晩飯映画劇場ウッディ・アレン監督の『それも恋するバルセロナ』。下敷きになってるのはモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ(女はみんなそうしたもの)』かな?ならば納得。アレンのローマやパリを舞台にした欧州モノ映画は出来は良いですね。しかしスペイン男がイタリア男以上の助平だというのは小生のスペイン体験&イタリア体験とは違いますね。風呂入って寝る前にバーンスタインのドキュメンタリー映画『Larger
than Life』を見る。音楽に命をかけたレニーの姿が短く良くまとめられていた。もらい泣きしそうになった。ウィーン・フィルのメンバーの言葉(だったか?)を思い出す。「カラヤンは音楽を作り上げるのが見事に上手かった。レニーは音楽そのものだった」加藤陽子『戦争まで
歴史を決めた交渉と失敗』(朝日出版社)読みながら就寝。やっと日常が戻りましたね。
8月31日(水)
朝爆睡。近頃毎晩爆睡。夏の疲れを回復してるのかな。冬眠ならぬ晩夏眠。8月の終わりか…と思いながら慌てて起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。リオ・パラリンピックの話。IPC(国際パラリンピック委員会)がロシアの国家ぐるみのドーピングと反ドーピング行為に対してロシアの選手全員の出場を禁じたのは当然とは言え見事な処置。ロシアはCAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴えたがCASはIPCの決定を支持。プーチン大統領が見苦しくも「政治的判断」とIPCやCASを避難したがプーチン大統領こそ国家ぐるみの反スポーツ行為を黙認(いや指揮指導命令?)した人物として非難されるべきだろう。同様にリオ閉会式に主役然と登場した安倍総理も反スポーツ的存在。スポーツを理解しないニタモノドウシで12月の首脳会談は上手く行くかも…?ボチボチと部屋の片付けに手を付け始めたあと大船のキッチン・スタジオ『アトリエ・キッチン』へ。テレビ東京『私の履歴書』でサッカーの釜本邦茂氏を取りあげるとかで1960〜70年代の日本のサッカー事情やスーパースター釜本についていろいろ喋る。ナルホド。中村俊輔が映像を見て言ったらしいけど彼はイブラヒモヴィッチ。釜本の発言は結構過激だけどシュートはスマートでしたからね。イロイロ喋ったあと大船駅ルミネの本屋へ。最近発売されたチャップリン全集の『独裁者』と『昭和のジャズ』を買って帰宅。次女が幼稚園の子供(我が孫)のお遊び用の夏休みの宿題とかで魚の絵に色鉛筆で色づけしてるので面白そうなのでビールを呑みながら参加。マンボウの絵に総天然色のカラフルな色をべた塗り。孫は「気持ちワリィ」という。色彩感覚の凡庸なヤツめ。風呂入ってサリエリのオペラ『ファルスタッフ』の1幕を見てベッドへ。なかなか面白かった。うん。日常が戻った。
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