ナンヤラカンヤラ
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タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2017年07月
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2003年 11月12月

DVD
ドニゼッティ『マリア・スチュアルダ』
ドニゼッティ『マリア・スチュアルダ』

7月1日(土)
朝起きて急いで黒兵衛と散歩。早めに終わらせて品川区立荏原第六中学校へ。今年2月の品川区立浜川中に次いで中学校での講演は2度目。東急目黒線西小山駅へはどう行ったらいいのか…迷いながら東海道線で横浜へ。東急東横線に乗り換えて武蔵小杉で目黒線に乗り換えて…で予定よりも早く到着。駅構内の本屋でチョイと立ち読みのあと改札を出て出迎えの人に案内されて中学校へ。校長先生や副校長先生や品川区教育委員会の方と少し打ち合わせたあと体育館にコの字型に座った全校生徒260人の真ん中に立つ。校長先生が今朝の毎日新聞に小生が原稿を書いてると紹介してくださったあとハンドマイクを手に歩き回って生徒にいろいろ質問を出しながらオリンピックとスポーツの話。オリンピックと世界選手権の違い(オリンピックは文化プログラムもある文化の祭典でもある&オリンピックはスポーツをやるだけでなく平和運動である)やスポーツがどのようにして生まれたか(それは暴力を否定した民主主義の社会でないと生まれない)といった内容を1時間弱にわたって喋りまくる。生徒の反応も面白かった。かつてオリンピックは芸術競技という正式競技があったが今はなくなって何になったか?という質問に対して芸術祭とか文化祭(正解は文化プログラムだが)を期待したがフィギュアスケート・新体操・シンクロナイズドスイミング…という芸術展を採点するスポーツの答えが返ってきた。よく考えた答えですね。それに最後の質疑応答で将来のオリンピックに自動車レースなどが競技として加わることはないのか?という質問が出た。いい質問ですね。以前モーターボート・レースが五輪正式競技に採用されたことがあったという話をしたあと人間機械系のスポーツ(サイバスロン)が採用される可能性やドーピングとサイボーグとアンドロイドなど人間の未来について少し話すことが出来た。講演(授業)を終えてから校長先生はじめ皆さんに感謝されて良かった。大学で教えるのも貴重だけど中高生にもっとスポーツの話をする機会がほしいですね。さすがに立ちっぱなし動きっぱなしの講演は疲れたのか大船駅で立ち食い蕎麦食って帰宅して夕方まで爆睡。起きて少し仕事してビール&TVニュース。東電の原発事故の責任を訴えてる人の訴訟について。そうなんですよね。東電は15mの津波の可能性を知っていたんですよね。夕食後のオペラは『マリー・ステュアルダ』。いやあドニゼッティのオペラに完全にハマってます。イングランド女王エリザベス女王とスコットランド女王の確執の物語。音楽が素晴らしい。

DVD
『スクール・ウォーズ』
『スクール・ウォーズ』
『プロジェクトX 挑戦者たち ツッパリ生徒と泣き虫先生〜伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦〜』
『プロジェクトX 挑戦者たち ツッパリ生徒と泣き虫先生〜伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦〜』

7月2日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日は選挙か。日本の人口の1割が政治権力を誰に委ねるか。夜は開票速報を見るため昼間はせっせとデスクワーク。島沢優子『部活があぶない』(講談社現代新書)読了。部活の現状がきちんと捉えられていて参考になる。是非とも『ニューズ・オプエド』にゲストとして招きましょう。ラグビーのエディ・ジョーンズ・コーチがTV学園ドラマ『スクール・ウォーズ』を見た感想。「Just Stupid」たしかに。なるほど。晩飯のあとは都議選開票速報。都民ファースト圧勝。自民歴史的惨敗。はてさて。これで世の中は変わるのか?昨日(土曜)の秋葉原駅前での安倍総理の演説に対する「安倍やめろ!」という大反対の声がようやくTVで流された。森友・加計・暴言暴行・自衛隊の選挙利用・無知…な安倍自民にはこーゆー声が上がって当然ですよね。

7月3日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨晩のTVでの選挙開票速報は立候補者の所属政党の呼び名が面白かった。自民よりも都民のほうがわかりやすい。民進なんてナンノコッチャわからん。共産はわかりすぎて嫌がる人もいる。公明も宗教色が色付いてしまった。自民(自由民主)よりわかりやすい政党名として小生は『ニューズ・オプエド』に鳩山由紀夫さんがゲスト出演した時に同席して平民(平等民主)を推薦したことがあったけど都議会で都民というのは強い。都民ファーストが都民ナショナリズムになったら困るけど…。国政政党としての国民(ファースト)というのもわかりやすすぎるけどチョット…首を傾げたくはなる。散歩のあと横須賀線&江ノ電を乗り継いで病院へ。定期検診レントゲン&クスリをもらって銀行へ。いろいろ私事をこなして東京浜松町AVATTA STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは昨日の都議選の結果を受けて上杉隆さん。元阪急ブレーブス監督の上田俊治さん死去のニューズでかつて高知キャンプでお会いした時の印象など(某スポーツメーカーがグラヴとミットに無線発信器と小さなライトを埋め込んだサインが盗まれない装置を持ち込んだとき上田さんは「妨害電波でダメ」と一蹴したことなど)を話したあと今回の都民圧勝自民惨敗は十分予想できたことで自民は新しい選挙分析をせず古い感覚だけで闘ったのが敗因とか。都民ファーストで小池都知事大勝利は日本という国にとって良いことか?という問いに上杉氏は「良くないこと」。自民の都政も良くなかったけどきちんと批判の働く民主主義が機能しないと…現時点で評価できるのは情報公開を言っていること。「見える化」をどこまで実践できるか?同感ですね。しかし安倍内閣改造で小泉&橋本入閣。その選挙管理内閣で解散総選挙…の筋書きはあるのかな…?それには政治ジャーナリズムもスポーツジャーナリズムもきちんと機能しなければ…で2人でジャーナリズムについて討論。そもそもジャーナリストの前に政治とかスポーツとか言葉をつけてはダメと上杉氏。ジャーナリストはすべてのテーマにして切り込んでいかねば…で専門家としての肩書きは政治アナリストとかスポーツ・アナリストとするべきだと。納得。番組のあとスタジオの向かいの蕎麦屋『昌平』へ。ビールと天麩羅で財界展望社の編集者と新しい企画についていろいろ打ち合わせのあと帰宅。世の中変わるのかな…変わらんのかな…。

DVD
『7月4日に生まれて』
『7月4日に生まれて』

7月4日(火)
朝チョイと早めに黒兵衛と散歩のあと無理矢理汗を引かせて新横浜へ。颱風と北朝鮮のミサイルの心配をしながら新幹線で新大阪へ。アメリカの独立記念日にミサイルか…。ロザン&沢松奈生子さん&健ちゃんらと毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。台風情報を随所に挟みながら都議選&不妊治療&ミサイルなどの話。TBSラジオの政治記者の方が東京のスタジオから喋っていたけど日本の政権交代は第2自民が受け皿となった時。ナルホド。小池がどれだけ第2自民を結集できるか…これで世の中は変わるのか?民進は第2の社会民主党?番組途中に北朝鮮のTV生中継重大発表が入って北はICBMを成功させたとか。ICBM=Intercontinental ballistic mssile=大陸間弾道ミサイル。ホンナマカイナ。ホンマならレッドラインを超えたということでアメリカは対抗策に出るのかな?わからんことだらけ。平昌冬季五輪の南北共催どころの話ではないことだけは確か。しかし「弾道=ballistic」英語表現のほうが平和的ですね。不妊治療には人工授精すると同時にミトコンドリアを注入すると卵子が健康になるとか。凄い作業ですね。針やスポイトやピンセットで精子や卵子やミトコンドリアを突いたり吸い取ったり注入したりしている人の心境はどんなんでしょうか?ちょっと訊いてみたくなりましたね。まさか神様になった気分でやっておられるのではないでしょうが…。いろいろ話したあと新幹線で帰鎌。グリーン車車内に置いてあった雑誌『Wsdgeウェッジ』の表紙を見て小さなタイトルに愕然。「やっぱりダメな資源管理 東京五輪の水産物調達 何でもありに世界が失望」読んでみると「ロンドン、リオから後退した基準 水産庁の天下り先に流れる税金 東京五輪の水産物調達方針は業界を復活させる契機になり得ると期待されていたが蓋を開けてみると国産であればほぼ何でもありという期待を大きく裏切るモノ まだ間に合う改善 五輪を再生の契機にせよ」といった見出しや文章が並ぶ。東京五輪はこんなところでも上手くいってないのか(>_<)ナンノコッチャよーわからん方は「蔵出し原稿ノンジャンル編 2020東京五輪は環境問題も無為無策?」をお読みください。新幹線は幸い颱風で止まることもなくビール飲みながら無事帰宅。ラッキー。飛行機だった沢松さんはどーかな?

DVD
『ドニゼッティ:シャモニーのリンダ』
『ドニゼッティ:シャモニーのリンダ』
『ドニゼッティ:ラ・ファヴォリータ』
『ドニゼッティ:ラ・ファヴォリータ』
CD
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
『ワーグナー管弦楽曲集』
『ワーグナー管弦楽曲集』
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
DVD
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
『ワーグナー:トリスタンとイゾルデ』
『ヴェルディ:レクイエム』
『ヴェルディ:レクイエム』

7月5日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。島沢優子さんの著書『部活があぶない』の紹介。ブラック部活でガマンを覚えた生徒はブラック・バイト&ブラック企業でもガマンする人材として期待されるのだ。高度成長の時の体育会系モーレツサラリーマンみたいなモノですね。しかし高度成長時代のように給料は上がらないから最悪ですね。加えて小生が中学校で講演した話。中学生も先生方もスポーツは好きでも「スポーツの話」を聴くのは初めて。ドッジボールの意味&サウスポーの意味&ボクシングやレスリングの意味…など2020年までに皆さん勉強しましょうね。そーすればブラック部活のナンセンスさもきちんと理解できますからね。ラジオを終えて黒兵衛と散歩。汗だくで帰ってきてせっせせっせと夕方まで昼飯&昼寝を挟んで仕事。途中東京新聞からラグビー堀江選手のヘアスタイルについて批判の声があがってることについて意見を求められる。馬鹿馬鹿しい限り。スポーツとヘアスタイルは無関係。それに言及する人はスポーツでなく体育を語ってる。体育の背後には軍事教練と軍隊の存在があった。甲子園の入場行進を陸軍が創ったように。あれは閲兵式ですね。晩飯のあとのオペラ劇場はドニゼッティ『ラ・ファヴォリータ』。Favoritaは英語で言えばFavoriteの女性限定ヴァージョンか。なるほど。『愛された女』くらいの日本語題名がつけられればこのメロディの綺麗なオペラはもっと人気が出るでしょうね。1971年のイタリア・オペラ来日公演の舞台はコッソット&クラウス&ライモンディ&ブルスカンティーニと超豪華キャスト。指揮はファブリテス。この頃までのイタオペ来日公演はどれもこれも奇蹟的な凄さですね。日本の音楽ファンも初めて見る本物のイタリア・オペラに興奮したのでしょうね。小生も高校1年の時(だったか)に生まれて初めてバーンスタインの指揮する映像(ヴェルディのレクイエム)をテレビで見てスゴイ!とションベンちびりそうになるほど(下品な表現失礼)興奮したのを覚えてます。それと同じようなもんだったんでしょうね。そー言えば中学3年の時にNHK教育テレビで夕方から夜中まで6時間以上見続けた大阪フェスティバル・ホールでのバイロイト音楽祭も凄かったなあ。ブーレーズ指揮『トリスタンとイゾルデ』はニルソン&ウィントガッセン&ホッター…シッパース指揮『ワルキューレ』はシリア&アダム&トーマス&デルネシュ…の錚々たるメンバー。今のようにDVDで何でも見られる時代よりも機会の少なかった昔のほうが必死になって目も耳も凝らしていましたね。初心忘るべからず。時々初心忘るべからず。老いて尚初心忘るべからず。

7月6日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。都議選で「安倍やめろ!」のコールをやった「あんな人達」を「共謀罪(テロ等準備罪)」で逮捕しろとのネット書き込みがあるらしい。こーゆー事態がどーゆー方向に進むのか…非道い世の中になったもんだと思いながら散歩のあとひたすらデスクワーク。こーゆーときは自分を磨く以外道はない…と思っていたら夕方音楽プロデューサーのS氏から電話。晩飯食おう…というので鎌倉駅へ。彼の車に乗って逗子のイタリア料理店へ。美味しいサラダやマリネやパスタを食べながら久しぶりに逢った朋友と山ほどイロイロ話。彼は新しくオープンする郷里堺市の芸術文化会館のプロデュースに力を入れているとか。憲法がテーマの映画作りも消えてないとか。同い年なのにエネルギッシュ。俺もがんばらねば自宅までクルマで送ってもらって風呂のあと焼酎飲みながらドニゼッティ『ラ・ファヴォリータ』の続き。しかし福岡や大分の方は豪雨でたいへんでしたね。心よりお見舞い申し上げます。さて2020オリンピックに何が可能か…?

BOOK
多木浩二『スポーツを考える』(ちくま新書)
多木浩二『スポーツを考える』(ちくま新書)

7月7日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨日の本欄に書いた「安倍やめろ!」のコールをやった人達を「共謀罪で逮捕しろ!」のネットの書き込みに「いいね」を押した国会議員がいたそうな。本人は間違って押してしまったと弁明したとか。大人の良識・大人の対応のできる人は選良から消えたのか?自分たちが「選良」との異名で呼ばれていた(時代もあった)ことを知っている選良も今は少なくなったのでしょうねえ…と思いながら帰宅。デスクワークのあと夕方から品川へ。プリンスホテルでの「広瀬一郎さんを偲ぶ会」に出席。川淵三郎さん岡田武史さんのあとに挨拶させていただく。初めて出逢ったのは2002年W杯日本vsベルギー戦の試合前の宴会場。「あなたタマキでしょ。タマキでしょ。『スポーツとは何か』を読んで面白かったから話したかったんだ。W杯済んだら連絡してよ」と名刺を渡されて無礼な野郎だなと思いながらも連絡してから長い付き合いが始まった。二人がほとんど同時に多木浩二さんの『スポーツを考える』(ちくま新書)を読んで感激して酒を飲みながら6時間くらい「スポーツとは何か?体育とは何か?スポーツマンとは何か?スポーツマンシップとは何か?…」について語り合ったりもした。逢うたびに結構マジメな話ばかり。そんな彼がいなくなったのは戦友をなくした思い…会のスタッフから楽しく送り出そうと言われていたのに最後は泣きそうになってしまった。歳ですね。家族の方々や友人の方々や広瀬氏に代わって授業をすることになった神奈川大の大竹先生らと少し話したあとかつてスポーツ雑誌で一緒に仕事をしたH氏と近くの飲み屋へ。生ビール飲みながらいろいろ話して帰宅。友を亡くすのはツライものがありますねえ。家で『ラ・ファヴォリータ』見ながら飲み直し。コッソットは凄いですねえ。しかしアルフレード・クラウスがこんなに素晴らしいテノールだとは知らなかった。たしかバルセロナ五輪の開会式にドミンゴやカレーラスやカバリエやベルガンサなどと登場したけど目立たないおとなしい歌手だと思っていたら確かに派手さはないけど端正な美声と見事な表現力は絶品ですね。彼のCD探そ。

7月8日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。夏なら当然。これで仕事さえなければ…遊んでいられれば…こんな素晴らしい季節はない。去年孫と2人で稲村ヶ崎へ行ったのを思いだした。孫は海で思いきり遊んだ。もっと以前40年ほど前に地中海のイビサ島へ行ったことも思い出す。ヌードビーチでかき氷を作って売って馬鹿儲けしていた美大の学生たちは今どーしてるだろう?夏は遊びの季節。しかし都会は夏の遊びの場所ではない。オリンピックが真夏のサマーゲーム(=スポーツのイングランドでの異名)ならすべてをビーチで行うビーチゲームにするのも一つのアイデアかもしれない。ビーチの施設ならすべてが仮設でカネもかかりませんからね…などと考えながら散歩を終えて帰宅。仕事。9月からの新たなオペラ講座のプログラムを作る。テーマはベルカント(美しい歌)オペラ。ベッリーニをはずしてドニゼッティの有名な作品(ルチア&愛の妙薬&連帯の娘&ドン・パスクヮーレ)も外して今までに取りあげたことのない作品だけでやることに決める。もう20年近くやってるオペラ講座。これくらい大胆にやっても問題ないでしょう。晩飯のあとは酒を飲みながらドニゼッティ『シャモニーのリンダ』を楽しむ。良くできたオペラですね。ドニゼッティを「ヴェルディの未完成ヴァージョン」などと言うのはモーツァルトを「ベートーヴェンの未完成ヴァージョン」と言うくらいナンセンスなことですね。しかし…オペラはいくらでも過去を再発見するで未来を開くことができるがオリンピックは未来に向けてどーするのか?あ。オリンピックもスポーツも過去を勉強し直すことで未来を見つけることができるはず。とりあえずはスポーツは民主主義社会からしか生まれないというノルベルト・エリアスの見つけた卓説を誰もが共有するところから始めたいですね。そして民主主義の根底には非暴力主義があり暴力を非暴力化したスポーツを行うからこそオリンピックが平和運動につながることを誰もが常識として共有するようになるようがんばりましょう。でなければ2度目の五輪を日本で開催する価値がないですからね。

BOOK
澁澤龍彦『極楽鳥とカタツムリ』(河出文庫)
澁澤龍彦『極楽鳥とカタツムリ』(河出文庫)

7月9日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。夏や。当たり前や。真っ黒の黒兵衛はさすがに直射日光は苦しそう。散歩を終えると体中が熱く火照っている。俺はどうもエアコン(クーラー)があまり好きではなくどんなに暑くても裸でいれば良いと考えるタイプ。なんでそーなったのかよーわからん。家が電器屋だったくせに冷蔵庫は氷式。脱水機付き洗濯機も遅かった。乾燥機は子供の頃の記憶にない。クーラーも店頭に並ぶだけでなかなか居住スペースには付かなかった.そーゆー影響かもしれん。完全に紺屋の白袴状態。髪結いの乱れ髪。医者の不養生。ま。仕事熱心な人はそーゆーもんですね。朝単行本の仕事。進まん。まぁ夏ですからね(苦笑)。昼飯のあと昼寝。夏ですからね(汗)。午後から仕事を…と思ったらNHKアーカイヴのトンボの飛び方に魅せられた科学者のドキュメンタリー番組をやっていたので見てしまう。トンボの飛び方って凄いんですねえ。秋津島の住人ならもっと蜻蛉に注目すべきですね。しかし昔はよく人差し指を複眼の前でくるくる回して蜻蛉獲りをよくしたものだが最近は蜻蛉そのものをあまり見なくなったなあ。秋津島(日本)が秋津島(日本)でなくなったということかも。午後仕事のあと大相撲名古屋場所。宇良が見事に遠藤を倒す。足腰強いなぁ。高安は堅かった。大関を意識しすぎで必死さがなかったですね。もっと若者らしく。稀勢の里はチョットつらい。3大関全敗。2横綱に土。しかし若手の台頭で大相撲は面白くなりそう。ほんの最近まで八百長問題に揺れていたのがウソのよう。時間の経つのは早いですねえ。しかし福岡の大雨は悲劇ですねえ。晩飯のあとフェドセーエフ指揮N響のロシア音楽聴きながら爆睡。風呂のあと目がさえてしまったのでベッドで澁澤龍子さんから送られてきた澁澤龍彦『極楽鳥とカタツムリ』(河出文庫)読書。儒艮(ジュゴン)貘犀からスカラベ蝸牛まで生き物の澁澤ワールド。夢に出てきそう。

CD
『バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」ショスタコーヴィチ:交響曲第5番』
『バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」ショスタコーヴィチ:交響曲第5番』

7月10日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。しかし関東は風がある。19歳の時に京都を出て初めて東京で暮らすようになった夏。あまりの涼しさに天国に思えた。京都は風がまったくない。それに湿度が高い。夜も風がなく蒸し暑い。大阪も同じようなもので新幹線で新大阪についてドアが開くと外は蒸し風呂かと思うこともある。しかし東京の夏の風のある涼しさを感じたのも2年目まで。3年目からは身体が東京の気候に慣れて暑さを感じるようになった。すべては慣れですね。暑い。北関東も空っ風があるなら高湿度無風の関西ほど暑く感じないのでは?そう言えば原爆記念日の野外コンサートで訪れた広島の暑さも強烈だった。オケの人全員が汗と調律に悩まされていましたね。曲目はバーンスタイン『交響曲第2番不安の時代』だった。佐渡裕指揮PMFオケ。20年前くらいの話。アメリカ人ピアニストと原爆記念館を訪れて陽気なピアニストが言葉を一言も発しなくなったことを今も覚えている。そのあとの『不安の時代』の演奏は鬼気迫るモノが…。最近成立した国連の核兵器禁止条約に被爆国日本が討論にも加わらず賛成票を投じることもなかったのは残念の極みですね。いろいろ仕事したあと夕方から東京浜松町へ。徒歩で芝公園のAVATTA STUDIOへ。暑い。けど風が涼しい。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは『部活があぶない』(講談社現代新書)の著者の島沢優子さん。高校野球で熱中症患者が出たことや昨日の大相撲初日の話題などを話したあと「ブラック部活」について思い切り語ってもらう。練習を厳しくしないと強くならない…というのはウソ。指導者が意識変革を!…で素晴らしい内容の話に再度の登場を願って番組終了。彼女と一緒に講談社現代新書編集部の編集者さんが同行してこられてチョイと汗。私も仕事に励みます。番組のあと東京ステーションホテルの「虎屋」へ。笹川スポーツ財団T氏と打ち合わせ。今年も大学生たちのスポーツ企画合戦SPJ=Sport Policy for Japanの審査員を務めさせていただくことになった。『ニューズ・オプエド』で予告と結果で2度取りあげる予定。ビール飲みながら帰宅。メシ・フロ・ネル。稀勢の里も高安も白星か

DVD
『勝手にしやがれ』
『勝手にしやがれ』
『日本一のほら吹き男』
『日本一のほら吹き男』

7月11日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。ピーカン太陽ギラギラ。暑い。ピーカンとは缶ピース(缶ピー)のことで煙草のピースの缶のようにギラギラと輝く空のことと了解してたけど意味はイロイロあるようですね。缶ピー。昔はすってました。両切りで美味しかったですね。40年前くらいまでは東海道線は煙草OKでしたね。禁煙になったのがいつ頃かよく憶えてないけど最初のうちは東京から戸塚までが禁煙で戸塚を過ぎると煙草OKとなるため愛煙家は戸塚の少し前から煙草を出して口にくわえてましたね。そして戸塚を出たとたんに一斉に火をつけた。少々混んでいても煙が渦巻いていましたね。駅のホームでは大勢が煙草を吸っていて灰皿もあったけど吸い殻は線路に投げ捨てるのが当たり前になってましたね。今では信じられない光景です。フランス映画ではベッドで煙草を吸っていたジャン=ポール・ベルモントが窓から吸い殻を棄てるシーンがあったり(『勝手にしやがれ』だったかな)日本映画でも足を骨折して病院に入院した植木等と見舞いに来たハナ肇が一緒に病室で煙草を吸うシーンがあったり(『日本一のほら吹き男』だったかな)。パソコンやスマホや携帯電話の普及に反比例して世の中から煙草が排除されましたね。煙草はInformation Thecnologyと親和性がゼロなのですね。そー言えば小生がワープロを使い始めた頃から喫煙量がモーレツに増え始めて(原稿を書く時=文章を考える時に万年筆や鉛筆を持ってないと手持ち無沙汰になるためすぐに煙草に手を伸ばした)その結果身体を壊して煙草を吸わなくなって今日に至る。煙草をやめるには弁証法が有効なのですね。つまり煙草をやめるには喫煙量を増やす。すると身体を壊して吸えなくなる…そんなことを考えながら散歩から帰宅。終日デスクワーク。夕方から大相撲。稀勢の里も鶴竜もチョットまずいですね。

BOOK
升田幸三『勝負』(中公文庫)
升田幸三『勝負』(中公文庫)
升田幸三『名人に香車を引いた男』(中公文庫)
升田幸三『名人に香車を引いた男』(中公文庫)
木田元『技術の正体』(デコ)
木田元『技術の正体』(デコ)

7月12日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。藤井聡太四段の大活躍にかこつけて将棋の話題。発祥はインドのチャトランガ。それが西へ渡ってチェス。東へ渡って将棋。メソポタミア生まれのフットボール(西へ渡ってサッカー&ラグビー。東へ渡って鞠打)と同じユーラシア横断文化。囲碁は中国東部の発祥で西へ伝わらず日本で発展。しかし現在世界連盟が存在しオリンピック正式競技化も視野に入れているのは囲碁。やはり旦那の囲碁丁稚の将棋なのかな?関係ないか。終戦直後に将棋を禁止しようとしたGHQに升田幸三が乗り込んで将棋擁護論を展開したのは有名。チェスは捕虜(獲った駒)を殺すが将棋は生かす。チェスはクイーンを縦にキングを守る。将棋にはそんな女性差別は存在しない…etc。升田幸三という人は素晴らしい。お母さんが素晴らしい人で夜寝ていると蛇や鼠や兎や亀などあらゆる動物が布団に潜り込んできて一緒に寝た…という話を昔「徹子の部屋」に出演した升田氏自身が話していたのを何故か今も憶えている。ラジオを終えて黒兵衛と散歩。暑い。関東は空梅雨ですね…と思っていたら北関東や名古屋でゲリラ豪雨。週末のオペラツアーに参加する名古屋の人々は大丈夫かな。しかしオリンピックはどーなるのか。2024年(たぶんパリ)2028年(たぶんロス)と立候補都市が2つしかないから11年先まで今から決めて大丈夫?1984年のロス大会が冷戦で潰れそうになった五輪をビジネスで救って四半世紀は長らえたが今はそれ以上の危機。ここまで巨大化した五輪はGDP世界1位(アメリカ)2位(中国冬季大会)3位(日本)と近代五輪創設者の故郷(フランス)以外にやるところがなくなってしまった。日本はさらに札幌冬季も大阪万博もヤル気らしい(おまけにカジノも)…。「(3.11の)震災後の日本は相変わらず何かと言えば経済成長ばかりをお題目に株価の上下だけに一喜一憂している震災後は自然に対してもう少し謙虚な社会が設計されるかと期待したがそうはならないようだ」「私たちは敗戦後今から見れば信じられないような低い生活水準経済水準のなかで不便な暮らしをしてきたが別に卑屈にもならず惨めな思いもしなかった。同胞を危険にさらしてまで現在のような生活を維持したいとは思わない。ドアは自動でなくても手で開ければいい。誰も使わないエレベーターなど必要ない。こんなに自動車をつくりつづけなくてもよい。無理して経済大国でありつづけなくてもよいと思うのだが今の世の中を見るとそう思わない人のほうが多いらしい」(木田元「技術の正体」)オリンピックのもっと素晴らしいやり方を見つけなければ…と思いながらの終日デスクワーク。

CD
『ドニゼッティ:ポリウート』
『ドニゼッティ:ポリウート』
『ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ』
『ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ』
DVD
『シンゴジラ』
『シンゴジラ』

7月13日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨日だか一昨日だかのNHK「クローズアップ現代」に出演していた国連事務局次長の日本人女性が核兵器禁止条約の成立に尽力した話は日本人として誇らしい話だった。彼女は緒方貞子さんの下で働き尊敬していたとか。ロマンチシズムは心の中の情緒的問題だがアイデアリズム(理想主義)は少しでも実体化すること(行動)でリアリスト(現実主義者)を動かすことも可能だ。ペシミズム(悲観主義)は空気(雰囲気)の問題だがオプティミズム(楽観主義)は意志の問題ですからね。意志は空気を変えることができるはず。安倍一強の空気も行動で崩れてきましたからね。そー言えば昨日の『ニューズ・オプエド』で民進党の有田芳生さんが「加計問題の情報は安倍総裁に批判的な自民党内部からもたらされた」と語っていた…とかアタマにいろいろ思い浮かべながら散歩を終えて今日も終日デスクワーク。BGMはドニゼッティのオペラ『ポリウート』。ポリウートは男の名前でローマ帝国時代に弾圧を受けたキリスト教徒のドラマという程度にしか知らずに聞き流していたが凄い演奏。カラス&コレルリ&バスティアニーニ&ザッカリア…の豪華歌手陣に指揮はヴォットー。ミラノ・スカラ座1960年12月7日のライヴ。思わず原稿を書いてるパソコンを打つ手が止まるほどの歌声の連続。ドニゼッティの音楽も良いですね。ヴェルディよりも初々しいイタリア・オペラですね。ライヴ録音に入っているスカラ座の観客の大興奮の声や拍手も凄い。カラスが登場しただけで大歓声大拍手。ローマ・オリンピックから数ヶ月後のイタリアではこんな興奮もあったのですね。稀勢の里は勢に小手に振られて土。休場でしょうね。残念だけど。メシ&風呂のあとオペラ…と思ったところがWOWOWで『シンゴジラ』をやってたので見てしまう。日本の政治家と官僚のドラマ。誰かさんのそっくりさんと思しき政治家や官僚が次々とさもありなんと思える会話をして面白いのだが…何かが足りない…何か…あ。皆さんきちんとネクタイを締めてますね。ゴジラ登場という火急存亡の時にこの服装はないと思えるのだが…この方が政治家と官僚のリアリティを出すためには良いのかも。女性官僚が上司に向かってワイシャツが臭いますよと言っても白いワイシャツは決して臭ってくるような代物ではなかった。いや…何かが足りない…のはこんなことではない…う〜ん…わからん…けど何かが足りん…。

DVD
『ドニゼッティ:ランメルモールのルチア』
『ドニゼッティ:ランメルモールのルチア』

7月14日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。今朝の東京新聞の「オリンピック憲章を読む」第9回にスポーツ・ライターの小川勝さんが五輪は「国家間の競争ではない」「国旗・国歌見直しの声も」とのタイトルでかつてIOC会長だったブランデージやキラニンが表彰式での国歌をファンファーレにして国旗を五輪旗にする提案をしたが否決されたという話題が紹介していた。第2の五輪とも言われるワールドゲームズでも最初は国旗も国歌も使用しなかったがそのうち使用されるようになった。やはり国旗と国歌は国際スポーツ大会を盛り上げるために有効な道具のようだ。しかし次のような意見もある。「優勝者のための国旗掲揚で国歌吹奏をとりやめようというブランデージ提案に私は賛成である。私は以前日本人に希薄な民族意識祖国意識をとり戻すのにオリンピックは良き機会であるというようなこと書いたことがあるが誤りであったと自戒している。民族意識も結構ではあるがその以前にもっと大切なモノすなわち真の感動人間的感動というものをオリンピックを通じて人々が知り直すことが希ましい」これは1964年10月11日(東京五輪開会式の翌日)の読売新聞に書いた石原慎太郎氏の文章である。終日デスクワーク。アサヒ芸能錬士を書いて送稿。途中新聞社と雑誌社から電話。2024年と28年の五輪開催地がパリとロスに決まることについて訊かれたので「肥大化した五輪の窮余の延命策。よほどの改革(簡素化?)がなされないと32年から五輪は消滅するかも…」と答える。稀勢の里&照ノ富士それに遠藤が休場か。白鵬の送り出しは禁じ手にしてほしいなぁ。オールスター戦はホームラン合戦で面白かったけどまたまたパの勝ちか。風呂のあとドニゼッティの『ランメルモールのルチア』。ネトレプコのメトの舞台を久しぶりに見る。うん。これは素晴らしい舞台。アルミリアートの指揮も良い。満足してネル。

7月15日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。空梅雨が明けて真夏。異常気象と言うけれど異常でない気象というのはあるのかな?そもそも以上とはどーゆーこっちゃ?…などと答えの出ない疑問を考えながら帰宅後チョイと仕事。午後からイロイロ準備して新横浜へ新幹線で京都へ。タクシーで珍皇寺へ。鐘撞堂の新装改築工事が終わって落慶法要週刊とかでお参りする人が大勢。そのなかで和尚っさんに挨拶。墓の前でピーカンノンピーカンノンとお経をあげてもらって一人法事を済ませたあと和尚っさんとしばし雑談。そうか。京都は中国人観光客の振る舞いにはウンザリしているとか。和尚っさんと別れて新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターで少々打ち合わせのあとホテルで浦和vsドルトムント戦。チームの形ができていないドルトムント相手に浦和善戦。とはいえこんな相手にはきちんと勝たなければ…しかしモルは良い選手ですね。途中何度かオールスター戦にチャンネルを変えるがパのほうがセよりも確かに強いですね。その理由は…オールスターの結果はともかく交流戦の結果などを見るとDH制の投打に渡る影響を考えるべき時が来ているのかも?DH制のあるほうが投手も打者も技術的に成長する?名古屋泊。

7月16日(日)
朝名古屋のホテルで目覚めて栄の中日ビルへ。その前で停車しているバスに乗って一路新名神から名神を通って西宮へ。36人の申込者と一緒に西宮芸術文化センター(PAC)佐渡裕裕プロデュースのモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』鑑賞ツアーに出発。途中車中で『フィガロの結婚』の解説。草津インターの休憩で毎年恒例のメロンパンを楽しみ(ここのメロンパンは美味い!)再出発のあと西宮芸術文化センターや佐渡さんにまつわる音楽活動を解説。現地に到着したあとレストランで昼食。終わり頃に佐渡さんがTシャツ短パン姿で現れて『フィガロの結婚』を解説。今回の公演では3人もキャストが変わって(とくに伯爵夫人は1週間前の病気で)たいへんだったらしい。けど初日もうまくいったし今日も楽しんでもらえるはず…との解説を聞いたあとサイン入りパンフレットを一人一人に配ってくださり握手をしたり写真を撮ったりで…佐渡さん毎年ありがとうございます。で『フィガロの結婚』が開演。いやぁ素晴らしかった。歌手陣が最高に力量を発揮。誰もが見事な歌と演技。それに佐渡さんの速いテンポの軽快な指揮で見事な『フィガロの結婚』を楽しませていただいた。演出もオーソドックスな舞台だけど古めかしさはまったくなく新鮮。ひょっとしてコレは過去10年以上続いてる西宮での佐渡オペラの最高傑作ではないかとチョイと興奮。途中の休憩時に元阪神監督の吉田義男さんとロビーでバッタリ。高校野球やオペラの話題を楽しんだりしたあと終演後はツアー参加者とホール内に戻ってプロデューサーの小栗哲家さんの解説でバックステージ・ツアー。オペラ作りの苦労話を面白おかしく聞きながらステージの上を歩き回ってツアー参加者は大喜び。小栗さん毎年ご協力ありがとうございます。でツアー参加者をバスまで見送って来年の夏はウェーバーの『魔弾の射手』。そのうえ秋には札幌にオープンするオペラ・ハウスとの共同製作のヴェルディ『アイーダ』の上演もあるので…さぁどーするか…などと話してツアーとはお別れ。皆さん満足されたようで胸をなで下ろしてお世話になったPACスタッフのMさんにも挨拶してJR西宮へ。新大阪から品川経由で帰鎌。

BOOK
『谷崎潤一郎マゾヒズム小説集』(集英社文庫)
『谷崎潤一郎マゾヒズム小説集』(集英社文庫)

7月17日(月)
朝起きて一昨日から我が家に来ていた孫と一緒に黒兵衛を連れて散歩。暑い。夏。しかし孫は何ともなさそうに走り回る。子供とはそんなモノですね。谷崎潤一郎の『少年』だったかな(いや『神童』だったかな)。大人はすぐにどうして暑い暑いと言うのかと疑問を口にする少年が描かれていた。俺も小学生の頃は夏休みの炎天下でも草野球に興じていた。ならば若人の祭典オリンピックも大丈夫でしょう。30歳以上の観客や役員は入場禁止で若者だけでやれば…なんてことをギラギラの太陽の下で夢想しながら帰宅。孫と水風呂に入って汗を流したあと少しデスクワークをして孫と将棋。孫が強くならん。どういう教え方をしたら良いモノやらもわからん。まあプロになるわけやないからエエか。午後から一緒に昼寝。昨日我が長女やBFと庭で水遊びをしまくった孫は小生の腹の上で爆睡。小生も爆睡。起きて孫にコンピュータ将棋の遊び方をiPadで教えて小生はビール飲みながら大相撲観戦。いつの間にか孫がiPadでチェスを始める。いつの間に憶えたのか。ま。こどもとはそういうもんでしょう。うわ。宇良が見事なとったりで日馬富士を投げる。狙い通り…と思ったらインタヴューで宇良は「身体が勝手に動いた」と言って嬉し涙。狙い通りという以上に凄いですね。孫とフロ&迎えに来た母親(次女)とメシ。1日だけの夏休みはオシマイ。

BOOK
河村英文『西鉄ライオンズ伝説の野武士集団』(葦書房)
河村英文『西鉄ライオンズ伝説の野武士集団』(葦書房)
『若山牧水歌集』(岩波文庫)
『若山牧水歌集』(岩波文庫)

7月18日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。巨人の投手が酒で失敗したらしい。酒に酔って失敗する時は酒が原因でなく他の原因のあることが多いというのが呑み助(小生)の実感である。何か苛立つ事情があり酒を呑み苛立ちを発散させようとして失敗する。酒に酔うだけで常軌を逸していては酒に失礼である…と小生も若い時に二度ほど反省して以来「酒と個人の事情」は切り離せるようになった…と言うより酒はしみじみと呑むものであると理解するようになった。白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしみじみ呑むべかりけり。たしか若山牧水でしたね。呑み助にしか詠めない素晴らしい一首ですね。終日デスクワーク。原稿書き。夕方から大相撲&ビール。あ。ビールは酒ではないのですよね。元阪急ブレーブスの投手今井雄太郎さんがそう言ってました。いつも酒を呑んでマウンドに上がってたんですって?投げる時に酒は呑みませんよ。ビールだけですよ。昔は豪傑が多かったなあ。二日酔いの連中ばかりで練習を始めた西鉄ライオンズのキャンプでは最初に芸者ワルツを歌いながらランニングしたと西鉄の投手だった河村英文さんが本に書いていた。南海のコーチ時代の河村さんにホントですか?と訊いたらホントだよ。ワルツは3拍子だから右半身と左半身に均等に力がかかっていいんだよとの答え。ホントでなくても素敵ですよね。宇良が高安に大善戦。素晴らしい取り組みでしたね。酒が美味いかホロ苦いか…よーワカラン昨今ですなあ。

DVD
『ベッリーニ:La Sonnambula(夢遊病の女)』
『ベッリーニ:La Sonnambula(夢遊病の女)』
『ドニゼッティ:ポリウート』
『ドニゼッティ:ポリウート』
『ドニゼッティ:ルクレツィア・ボルジア』
『ドニゼッティ:ルクレツィア・ボルジア』

7月19日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。テーマは昨日の本欄に書いた酒と野球。最近のスポーツ健康志向からすると『あぶさん』などという漫画も過去のモノとなるのでしょうね。かつて西鉄ライオンズの大下弘は東急フライヤーズ時代に二日酔いで打席に立ちボールが3個に見えたから真ん中のを狙って打って7打席7安打の日本記録を作ったとか。コレも過去の伝説…ですね。相手チームは大陽ロビンズ。のちの松竹ロビンズ→大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→横浜DeNAベイスターズ。チームは変わってもプロ野球は変わりませんね。それがMLBとの違いですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。暑い。夏や。帰宅後通信社連載コラム書いて久しぶりに渋谷タワーレコードへ。秋からのオペラ講座のためにドニゼッティ『ポリウート』『ルクレツィア・ボルジア』購入。ついでにベッリーニ『夢遊病の女』もナタリー・デッセイが歌っている舞台のDVDが2千円で売ってたので購入したあと新橋の中華料理店へ。自民党のスポーツ関係議員やアドバーザリーボードのメンバーやスポーツ庁や衆議院法制局や関係団体の集まった懇親会に出席。新しいスポーツ庁の次長や審議員に挨拶。衆院議員の古川康さんと何故かワーグナーの話をしてると遠藤元五輪担当大臣が来られて挨拶。体育の日をスポーツの日に変える法案も今年中には通りそうとか。新たに議員によるスポーツの勉強会を始めるとか。喜んで協力を約束。早大の間野先生やら青学の原先生やらバレー協会の嶋岡会長やらオリパラ組織委副会長の河野一郎さんやらに挨拶して一足先に退散。某TV局と打ち合わせのあと帰宅。さっそく『ポリウート』を見るがローマ帝国時代のキリスト教徒弾圧の話が現代のナチスと思しき政府の宗教弾圧に置き換えられていてなかなか面白い。ドニゼッティを未熟なヴェルディと考えるのはたしかに間違いですね。

BOOK
飯嶋和一『雷電本紀』(小学館文庫)
飯嶋和一『雷電本紀』(小学館文庫)

7月20日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。今朝の東京新聞特報部に酷暑の東京五輪でマラソンはどーなる?という記事が出ていた。五輪招致の時点で夏の東京はスポーツに最適の季節…といった文言を入れていたことを考えると今更時期を騒ぐよりも対策を練るほかあるまい。暑さを吸収するアスファルト舗装や街路樹やビルの壁面緑化を五輪のレガシーにする以外ないだろう。1964年の東京五輪も7〜8月開催案があった。イギリス生まれの近代スポーツはサマーゲームと呼ばれてますからね。先進国では夏に行うのが常識。しかしあまりに暑いので前年の1963年の最終判断時で10月開催に決定。IOCも日本は熱帯だからと了承。テレビの五輪衛星中継が初めて行われてまだ発達していなかった時代の話。今では全米テニスやMLBのWシリーズやNBA&NFLの開幕のある秋に五輪の入り込む余地はないですね…と小生もコメントを寄せた東京新聞の記事を頭のなかでまとめ直して散歩から帰宅。うむ。ソクラテスやプラトンも歩きながら物事を考えていましたからね(チョットオーバーな表現ですが^0^;)終日原稿書き。連載2本。夕方から大相撲&ビール。高安はすぐに相手をはたき込もうとする癖がいけませんねえ。白鵬はあんなに張り手を使わなくてもいいのに。たしか雷電為右衛門は強すぎる張り手で相手力士を殺めたことがあったため張り手&突っ張り&かんぬきの3つの技を禁じ手にされたらしいが…。しかし通算○勝とかいう記録は大相撲にはあまりそぐわない言い方だと思うのは小生だけでしょうか…?雷電は通算254勝(10敗!)ですからね。

DVD
『モーツァルト:フィガロの結婚』
『モーツァルト:フィガロの結婚』
『モーツァルト:フィガロの結婚』
『モーツァルト:フィガロの結婚』
『モーツァルト:フィガロの結婚』
『モーツァルト:フィガロの結婚』

7月21日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。今朝の東京新聞特報部に東京五輪キャンペーンの一環として小池都知事が五輪と同じ期間中のラジオ体操を推奨…との記事が出ていて小生は「?」と首を傾げるコメント。スポーツの祭典には体育だけでなく知育や徳育の要素もあるのにラジオ体操となると体育だけが強調されないか?中学生相手にオリンピックとスポーツの勉強会を2度やらせてもらったけどもっとやらせてほしいなぁ…オリンピックやスポーツの意味をほとんどの人が知らないままですからね。組織委の人達は知ってるのかしら…と思いながら汗だくになって散歩。シャワーのあと10月からのオペラ新講座「ドニゼッティとベルカント・オペラ」の概要を書いて送稿。午後はアサ芸連載原稿書きのあと大相撲。おいおい白鵬…通算勝ち星なんてことより立ち会いで変わったりせず横綱相撲を見せてくれ…と思ったら毎日新聞から白鵬新記録に関するコメントを求める電話。そのまま持論を話す。夜は明日のオペラ講座の準備。『フィガロの結婚』第3幕を見直して勉強。こーゆー勉強はいつやっても楽しいですねぇ。しかし伯爵役のフィッシャー=ディースカウの完璧な歌唱は見事ですねえ。助平貴族に見えないところが欠点ですけどね。夜今日の新聞を改めてチェックしたら日刊スポーツにワケのわからない記事が。2020年東京五輪の聖火リレーの出発地が石巻と沖縄に絞られたとの一部報道について「このように先に出てしまうと組織委としては絶対にここではできないということになる」と森組織委会長が言ったとか。なんで?わけわからん。「石巻の名が候補の1つとして挙がったことは事実だが他にも東北には被災地がある。報道で出たら逆になくなったと見ていただいていいと思います」これまたワケワカラン。IOCへの報告前に情報が出ると「IOCの機嫌を損ねて難しくなる」なんのこっちゃ?日本にとってベストのコースを考えてIOCを説得するのが組織委の仕事でしょ。そのためにはIOCは「聖火リレーコースは一筆書き」などと根拠薄弱なことを言ってるが(テロ対策のため?)64年のように4つのコースに別れて走る案も提案していいはず。マスコミに出たとか出ないとかじゃなくコレが一番!というコースを考えてほしい。それにはまずどんなオリンピックにするのかその方針を打ち出さなければならないはずですけどね。

7月22日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。今朝の毎日新聞に白鵬の通算勝ち星新記録に対する小生のコメントがやくみつるさんのコメントと並んで掲載されていた。二人とも白鵬を賞賛しながらも最近の取り口や態度に対しては批判的。誰もが思ってることですよね。散歩を終えて出かけようとしたところへ某新聞社から電話。早稲田実業の清宮選手に対するコメントを求められる。高校生の課外活動のあり方に対してなら現状を批判的にコメントしますが一人の高校生に対してメディアに発表する感想は別にないですね…と答えて新横浜へ。ホームでかき揚げ蕎麦。正直言って私は立ち食い蕎麦の大の愛好家です。食べてから新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。『フィガロの結婚』第3幕。伯爵や伯爵夫人のアリアや6重唱のアンサンブル。それに伯爵夫人とスザンナの手紙の二重唱。モーツァルトの音楽は本当に素晴らしいですね。いろんなオペラ座の舞台を解説して文化センターのスタッフと来年の話。兵庫県立文化芸術センターの佐渡裕プロデュース・オペラはウェーバーの『魔弾の射手』。しかし秋に札幌にオープンするオペラ・ハウスと共同制作で『アイーダ』を上演。指揮はなんとバッティストーニ!受講生の皆さんに札幌ツアーに参加したい人は?と訊いたところが手を上げた人は意外と少なく4人程度。オペラを見るだけなら兵庫で十分というワケかな?札幌のスタッフはツアーを組んでほしそうだったけど…ま。鬼に笑われないように来年になったら考えましょ。

CD
『フィリッパ・ジョルダーノ』
『フィリッパ・ジョルダーノ』
『カラス・フォーエバー』
『カラス・フォーエバー』
『ベッリーニ:ノルマ』
『ベッリーニ:ノルマ』
『ベッリーニ:ノルマ』
『ベッリーニ:ノルマ』
DVD
『ベッリーニ:ノルマ』
『ベッリーニ:ノルマ』
BOOK
『アサヒグラフ別冊美術特集日本編74川端龍子』(朝日新聞社)
『アサヒグラフ別冊美術特集日本編74川端龍子』(朝日新聞社)

7月23日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。毎日のルーティンがあるのは幸せなことかもしれない。散歩を終えて軽い体操とスクワット。汗だくになってシャワー浴びてパソコンの前へ。いろいろデスクワーク。BGMはベルカント・オペラのなかからベッリーニ『ノルマ』。これは何と言ってもマリア・カラスが最高。指揮はセラフィン。しかしバルトリの歌うCDも面白い。指揮はジョヴァンニ・アントニーニ。古楽器の響きには何故か21世紀的新しさを感じますね。テノールのオズボーンも素晴らしい。しかし『ノルマ』のアリア「清き女神」を聴く度に♪A noi volgiの部分で「あの疣痔あの疣痔ああああ〜」をいつも思い出してしまう。それは「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」のせい。カラスもバルトリの発音ではそうは聴こえにくいのだがフィリッパ・ジョルダーノは確かにイボジと聴こえる。彼女にインタヴューした時もそのことが一瞬頭に浮かんで(まさかそんな話はしなかったけど)困ってしまった。夕方から大相撲。優勝決定戦を見たかったけどマァ無理でしたね。しかし両腕を上にあげて花道を去る白鵬の姿はブフ(モンゴル相撲)の王者の姿でしたね。大相撲が国際的なったということで良いことかもしれませんが…。夜日曜美術館で川端龍子という画家の作品を知る。こんな素晴らしい画家がいることを知らなかった。まだまだ世の中に知らないことがいっぱいあるのですね。

BOOK
内田良『ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う』(東洋館出版社)
内田良『ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う』(東洋館出版社)
内田良『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)
内田良『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)

7月24日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。汗だく。スクワットをサボりたくなるが頑張ってクリヤー。汗だくだく。新明解国語事典によると「汗だく」という言葉は「汗がだくだく流れる様子」のことらしい。唯唯諾諾のだくだくとは違うのですね。夕方までデスクワーク。昼飯時に衆院閉会中審査をちょいと見る。誰がウソをついているのか…しかし公然とウソをつかねばならない職業に徹することって生き甲斐になるのでしょうかねえ?夕方東京芝公園へ。AVATTA STUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは名古屋大学准教授の内田良さん。3年前くらいに柔道家の溝口紀子さんに紹介されてその頃は学校の運動会での巨大化する組み体操を批判されていた。その他柔道事故や部活動に関する問題を書かれた『教育という病』(光文社文庫)は名著です。今月末に出版される『ブラック部活 子どもと先生の苦しみに向き合う』(東洋館出版社)を中心に「ブラック部活」の現状について話していただく。中学 校や高校の先生が新しく赴任した学校で「専門は?」と訊かれて英語とか数学と答えると妙な顔をされるらしい。サッカーとかテニスと答えないと不思議がられるとか。県大会とか全国大会に出場した「部」があると学校は垂れ幕を出すが成績が上がっても別に何の評価もない…ってどこかオカシイですよね。運動部だけでなく吹奏楽部の運動部的ブラック化も相当問題アリとか。要は勝敗が存在して勝利を目指すところに問題があるのですね。金髪ロックンローラーのような内田准教授の現場主義の指摘は鋭く有意義で視聴者のツイッターによる反響や質問も多かった。なるほど「教育」をタテマエに行われる行為には「膏肓」に入る「病」が多いのですねえ。コーヤレンさんは気づいてるかなあ?今気づいたことですが「病膏肓に入る」の「膏肓」は「こうこう」と読むのが正しくて「こうもう」は誤読だそうです。初めて気づきました(^^;)そう言えば名古屋で「めいだい」と言えば「明治大学」ではなく「名古屋大学」のこと…という話を番組前にオプエド・スタッフとしていたら石川県出身の女性が「金沢できんだいと言えば近畿大学のことではなく金沢大学のこと」と教えてくれた。知らないことはいっぱいありますねえ。

7月25日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。汗だくだく。2011年に世界で11位だった日本の報道の自由度ランキングが第2次安倍政権の発足した13年に53位まで落ち現在は韓国や南アより下の73位まで落ちたらしい。それについて国境なき記者団のドロワール事務局長に対して読売新聞の記者が有楽町の外国人特派員協会で「72位という評価はあなたたちの偏見だ。日本のメディアは政府の圧力に十分抵抗している」と抗議したらしい。それに対してドロワールj無局長は「日本より政府の圧力が強くても自由な報道をしている国もある。そういった国々を見習えば順位はあがる」と答えた。さらに日本の順位が低い原因として閉鎖的な記者クラブ制度や政権に近いメディアの存在を指摘したとか(昨日の『ニューズ・オプエド』より)。読売の記者が「噛みついた」というところがもわず嗤ってしまいますね。その記者は嗤われていることをわかってるんでしょうかねえ?北國新聞のコラムを執筆。昼飯を挟んで午後に仕上げて送稿。ふ〜ん。今年の1月20日まで安倍首相は加計学園獣医学部新設の計画を知らなかったのか。その言葉を信じる国民は何%くらいあるのでしょう?5%?10%?夕方から東京へ。品川プリンスホテルの喫茶店でNHKエデュケーショナルのスタッフと打ち合わせ。ピーター・バラカンさんの国外向けリポート番組「Japan Project子どものスポーツ教育」の来週のロケーションについて小生のコメントを確認。そうですね。いま子どもたちのスポーツ熱(親のスポーツ熱?)は高いですねえ。悪いことではないけれど…。打ち合わせのあと品川の寿司店へ。中高時代以来の朋友4人で酒&寿司&歓談。年に1〜2回の楽しみ。そうか。退職引退した人物が増えてゆくのか。俺は一生現役かな?

DVD
『ベッリーニ:La Sonnambula(夢遊病の女)』
『ベッリーニ:La Sonnambula(夢遊病の女)』
CD
ベッリーニ:夢遊病の女』
『ベッリーニ:夢遊病の女』
『ベッリーニ:夢遊病の女』
『ベッリーニ:夢遊病の女』

7月26日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。白鵬の通算○勝という記録が大相撲的ではないという話と最近の白鵬の取り口が横綱的ではないという話をする。ま。いろいろな相撲の見方があっても良いわけですから小生の見方もそのなかの一つというわけですがどっちが大相撲の過去の歴史と未来のあり方に叶っているかということを考えてほしいですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。今日は少々コースを変えて近所の犬猫病院へ。フィラリアの検査は幸いOK。狂犬病の予防注射をしてもらい猫の虎太郎の分も含めてダニノミ駆除の薬をもらう。ついでに老先生と加計学園獣医学部の話。新しい研究を始めたり獣医師を増やしたいなら規制の大学の定員を増やすほうがイイ。東大でも京大でも北大でも良い研究施設はいっぱいあるんだから。これだけ問題になった大学は行きにくいよね。そのとおりですね。晩飯まで終日デスクワーク。晩飯後のウィスキー&オペラはベッリーニ『夢遊病の女』。ナタリー・デッセー!素晴らしいですね。20世紀にマリア・カラスがいたなら21世紀はデッセーですね。ファン・ディエゴ・フローレスも素晴らしい!メトの新演出も面白い。なのにナンデ日本語の字幕がないねん?

7月27日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。涼しい。まるで冷夏。そう言えば20年前くらいにあったことを思い出す。冷害で米の不作が騒がれて外米を輸入したものの余った…なんてことがありましたね。連日『ニューズ・オプエド』の配信するニューズが面白い。他のメディアは配信しない。これがニューズとニュースの違いか?昨日アメリカのスポーツ経済学者アンドルー・ジンバリスト氏が外国人特派員協会で会見し2020年東京五輪について「経済効果は期待できない。成功する要素は見当たらない」と発言したとか。何をもって「成功」とするのかよくわからないが「過去の大会が予算超過に終わり経済的メリットがないことを指摘している」からスポーツ経済学者としてスポーツによる経済効果の有無を「成功/不成功」の判断基準にしているのだろう。五輪の価値はそれだけではなく小生は五輪をきっかけに体育の日がスポーツの人改められる(他にも国民体育大会が国民スポーツ祭に/日本体育協会が日本スポーツ協会に変わる)だけでも大きな意味があると思うが…その意味に気づいていない組織委には少々苛立ちますね(苦笑)。終日デスクワーク。夜世界水泳を見たあとソファで寝てしまい起きて風呂に入ったあと沼津深海魚水族館の人が深海魚を蒐集して展示しているドキュメンタリーを見てしまう。『クレージー・ジャーニー』という番組。深海魚の名前はシーラカンス以外全部忘れたけどメッチャ面白かった。松本人志の出ているTV番組や映画で初めて面白いと思った。

DVD
『ベッリーニ:夢遊病の女』
『ベッリーニ:夢遊病の女』

7月28日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日も涼しい。まるで冷夏…と思ったところが太陽が出て徐々に暑さが増して家に帰った頃には汗だく。シャワーのあとデスクワーク。午後からアサ芸連載執筆。報道によると聖火リレーなどのセレモニーは(何故か)IOCが情報管理の徹底を求めているらしい。だからIOCへの報告前に情報がマスコミ等で流れると「IOCが機嫌を損ねてその計画の実行が難しくなる」と森喜朗組織委会長。だから機嫌を損ねないように…なんて消極的なことを言わないでIOCの「機嫌」などと関係なくこれが一番素晴らしいという計画を提案するのが組織委の役割のはず、そもそも聖火リレーは何故「一筆書きのコース」でやらなければならないのか?スポンサーのため?テロ対策のため?64年は4コースに分かれた聖火リレーが最後に東京に集まる見事な演出だった。こういう提案と説得を組織委はIOCにやらなければ!プーチンの御機嫌をとっても北方領土問題は何も進展しなかったのと同じようにIOCの機嫌を取っても仕方ないのでは?晩飯のあと録画していたマーラーの『巨人』。ファビオ・ルイージ指揮。N響は本当に上手い。しかし特徴が出ないのがツラいなぁ。続けてDVDでエヴァ・メイ主演のベッリーニ『夢遊病の女』を見る。フィレンツェ歌劇場。指揮はダニエル・オーレン。演出が綺麗な舞台でメイの声も綺麗で1幕を楽しんだところで寝ようとしたら北朝鮮がミサイル発射。これは支持率急降下の安倍政権にとって救いの一発?

DVD
『死海殺人事件』
『死海殺人事件』
『宇宙兄弟』
『宇宙兄弟』

7月29日(土)
朝起きて黒兵衛との散歩は月イチのトレーナーさんに任せて手紙やメールの整理。しかし動物好きの人というのはどうしてあんなに動物との付き合い方が上手いのか?ウチのヤンチャ猫の虎太郎でもヒョイと抱っこして爪切りをしてくれる。俺に言わせれば神業的テクニック。所詮は動物が好きで俺はあまり好きじゃないと言うことか?そういえば昨晩は北朝鮮のミサイル発車前に『死海殺人事件』なんて映画を見てしまった。俺はミステリーがあまり好きではない。特に探偵モノは苦手で最後の謎解きに作者の御都合主義に鼻白む思いのしてしまうことが多い。孫とコナンを見るのは子供騙しとして許せるが大の大人がありもしない殺人事件のからくりを解き明かして自慢するのにはどん引きしてしまう。にもかかわらずポアロ・シリーズを結構見ているのは映像が綺麗のと時代背景が描かれているから。死海殺人事件もイギリスのジョージY世の戴冠式が最後に話題になるがアメリカ人のシンプソン夫人との不倫の恋で王位を棄てたエドワード[世のことをもう少し説明してくれた方がありがたかったかな。まぁミステリー映画には関係ないか。昼前から東京へ。

7月29日(土)つづき
昼前湘南新宿ラインで渋谷へ。井の頭線で明大前へ。東京へ初めて出てきた時に住んだ場所なので懐かしい。すっかり変わった駅前を改札の内側から眺めて京王線に乗り換え。調布へ。そこでまた京王相模原線に乗り換えて一駅。京王多摩川で降りて徒歩で角川大映スタジオへ。WOWOWドラマ伊坂幸太郎原作『バイバイ・ブラックバード』の撮影スタッフが入り口まで迎えに来てくれて撮影中のでっかいスタジオへ案内してもらう。巨大美女の繭美役の城田優さんのアクション・シーン。森義隆監督の「ヨーイ・スタート!」の声でマンション外の廊下のセットで城田優さんが男たちを5〜6人なぎ倒す。ビデオ映像チェックのあと別の角度から同じシーンを撮ったところで休憩。昼飯。その間に森監督に御挨拶。「映画監督の役を誰にしてもらおうかと悩んでいたらピッタリの雰囲気の方に引き受けていただけたので嬉しいです」などと言われて別室で衣裳合わせ(ナンノコッチャ・汗)。設定が冬で映画監督の役を演じることになってしまった(と言っても台詞はほとんどありませんけどね)俺はマフラー首にセーター姿でサングラスまでいろいろ用意してもらって森監督の「巨匠に見えますよ」に照れ笑い。いろいろアドバイスを受けてスタッフの方のクルマで調布まで送ってもらい退散。撮影は再来週。参ったなぁ。引き受けなければ良かったか…とチョットびびり出す。最初にメールが来た時は「何かの間違いでしょう」と返事したが森監督のご指名と聞いて引き受けてしまった。森監督の仕事は『宇宙兄弟』しか知らないけど面白かったからまぁいいか。しかしマイッタなあ…と改めて思いながら帰宅。ドラマ出演は自作の小説『京都祇園遁走曲』がNHKで「連続銀河ドラマ」として20回シリーズで放送された時に最終回に5秒間ほど出て以来のこと。そのときは京都駅で東京に旅立つ主人公(茂山宗彦さん)が新幹線に乗り込もうとするときに降りてきた客としてぶつかって「悪い悪いカンニンな」と謝るだけ。今度もマァ座ってりゃエエらしいから何とかなるか(汗)。帰宅後近所の公園で夏祭りをしているというので夕方ヨメハンと生ビールを飲みに公園へ。抽選で図書券ゲットしたあたりで大粒の雨。祭もほぼ終了だったから良かったのかな。夜NHK-BSで『玉木宏の音楽ミステリー』を偶然見たらなかなか素晴らしい番組で見てしまう。戦時中ナチス・ドイツ支配下の欧州でオケを指揮していた近衛秀麿(首相文麿の弟)がユダヤ人の演奏家たちを助けることに尽力した話。素晴らしい番組でした。

7月30日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。汗だく。終日デスクワーク。午後になって少し高校野球を見る。東海大菅生が早実に勝つ。話題の清宮選手は押さえ込まれる。無走者で打席に迎えた菅生バッテリーの勝利ですね。しかし高校野球は騒ぎすぎ。投手の球数制限はいつになったら可能になるのか?夜は酒を呑みながらTVドラマ『ヴィクトリア』を見てしまう。まぁまぁですね。

7月31日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。午前中に雑誌コラム原稿1本処理。締め切りを間違えていたのを昨日夕方気づき今朝のゴルフ改革会議はサボらせていただく。イカンイカン。午後から東京へ。角川書店の編集者と打ち合わせ。R・ホワイティングの原稿がもうすぐ(お盆明けにも)完成するとかで年内の翻訳スケジュールを伝えられる。最近けっこう暇していた罰が当たりそう。自分の書き下ろしはどないなるねん。とほほ。AVATTA STUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。その前にTBS『Nスタ』から電話。早実清宮選手の進路(大学進学か?プロ入りか?)を訊かれたのでそんな二者択一はナンセンスでプロに行ってから大学や大学院に入る(桑田真澄さんのように)方法もあればプロに入りながらオフに大学の集中講義を受けたり通信講座を受ける方法もあると答える。ええええええ!?この答えはマスメディアが指摘しない選択肢を示しただけだったけどひょっとして大当たり?早稲田大学には通信制があるんですね。ということで今日の『ニューズ・オプエド』のゲストは早稲田大学スポーツ学術院教授の友添秀則さん。一緒に清宮クンの話をしたりデフリンピックの話をしたりブラック部活の話をしたあと日本版NCAA(National Collegiate Athletic Association)について話していただく。実現までにはまだまだカベがあるけど大学スポーツを教育と競技だけで語るのではなくビジネスの問題を加えて語るようになったのは確かにプラスの一歩ですね。ただNCAAを全米体育協会と訳しているのは間違いだと友添さんは指摘。確かにPhysical Educationなんてどこにも書かれていないわけで全米競技協会と訳すべきですね。世界水泳の話題になった時に小生が選手が金メダルを目指すのは当然…と話すと友添さんも賛成してくれたが何よりも金メダル獲得(メダル獲得)が最高と考える金メダル至上主義はダメだから「金メダル追求主義」と呼んでいるとか。その言葉イタダキ!これから「©友添」で使わせていただきます。番組を終えてスタジオ向かいの蕎麦屋「昌平」へ。友添氏といろいろ話して面白かったが長田渚左さんの到着が少し遅れて友添氏は次の予定へ。そのあと長田さんと日本スポーツ学会のスタッフが参上。8月11日から始まるスポーツ・ジャーナリスト養成塾の打ち合わせ。いろいろ忙しくなりそう。カネにはならんけど(>_<)まぁ頑張るか(^o^)

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