ナンヤラカンヤラ
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10月1日(水)
朝RKB毎日放送の『インサイト』に電話出演して黒兵衛と散歩して(そんなことドーデモエエか・苦笑)新宿へ。乙武洋匡さんと大学生のグループ相手に東京オリンピックの講義をやりましたなあ。時間オーバーで質問コーナーは後日を約束(11月2日参照)。

BOOK
菊幸二 編『現代スポーツは嘉納治五郎から何を学ぶのか:オリンピック・体育・柔道の新たなビジョン』(ミネルヴァ書房)
菊幸二 編『現代スポーツは嘉納治五郎から何を学ぶのか:オリンピック・体育・柔道の新たなビジョン』(ミネルヴァ書房)
多木浩二『スポーツを考える−身体・資本・ナショナリズム』(ちくま新書)
多木浩二『スポーツを考える−身体・資本・ナショナリズム』(ちくま新書)

10月2日(木)
日経『スポーツと本』の第2回原稿書き。それ以外はカレンダーにも記載なく記憶にもない。過去のことは早く忘れるものです。

10月3日(金)
朝起きて東京へ。東北新幹線で仙台へ。石巻専修大学のY教授や石巻体育協会のKさんの出迎えを受けて牛タンで食事をしたあと石巻専修大へ。客員教授として初講義。夜は専修大の先生方といろいろ話をしながら会食。

10月4日(土)
朝起きて石巻体育協会主催の運動会を見学のあとY先生や石巻体協関係者に南三陸のほうを案内してもらう。津波被害が甚大だった小学校跡など。まだ復興には程遠い被災地に呆然。しかし三陸の景色は美しい。美しいことは怖いことかもしれない。他に戦国時代の遣欧使節の船などを見学して夕方は武道フェスティバルの講演。武道とは何か…それぞれの時代に適合した武道の概念がありスポーツの概念がありオリンピックの概念があり…みんなで一番素晴らしい考え方を作るべき…といった話のあと懇親会。石巻の武道フェスを支援してる東京都庁の人や早稲田大学真野教室の学生たちと話す。あ。そうそう。彼らとホテルで立ち話してるときに最近亡くなった蟹江敬三氏の息子さんと偶然出逢いシェークスピアと小田島先生の話題で盛りあがったのでした。こんな面白く大事なことをもっと詳しく書いてたのに消してしもたらあかんやないかぁ……ああああ……失礼しました。

DVD
『必殺の空手チョップ 今 蘇る!力道山〜伝説の格闘王』
『必殺の空手チョップ 今 蘇る!力道山〜伝説の格闘王』
Blu-ray
『力道山』
『力道山』

10月5日(日)
朝起きて石巻市立体育館へ。武道フェスティバルの開幕。柔道の田辺陽子さん剣道の佐々木弘美さん空手の井渕智さんらが小中高を指導。毎年のことながら面白いイベント。来年は国立競技場の聖火も来るので一層の発展が期待できそう。2階席でその様子を見ていると剣道関係者で宮城県議会議員の方に話しかけられたので新国立競技場の問題点などを話す。一人でも多くの人に知っておいてもらったほうがイイですからね。昼休みに入ったところで予定通り失礼して関係者の方に仙台までクルマで送ってもらって帰京。東京で出版社とテレビの打合せをこなして帰鎌。今年も石巻は実り多い有意義な旅でした。夜ロバート・ホワイティングの送ってくれた何枚かのDVDから力道山を見る。昔のテレビ中継をそのまま録画したDVD。ザ・デストロイヤー&フレッド・ブラッシー&ルー・テーズの試合に感激。しかし時代を感じる。昔はスローモーで悠長な試合だったんですね。それに言っちゃあ悪いけど力道山はレスリングが下手。デストロイヤーもテーズも上手いもんです。

DVD
『黒の超特急』
『黒の超特急』

10月6日(月)
朝から強い雨と風。黒兵衛の散歩は無理。近所の桜並木でオシッコとウンコだけ済ませてそそくさと帰る。昼前頃から窓ガラスに猛烈に叩きつける雨と風。タブレットやスマホで友人のフェイスブックを見ていたヨメハンや長女が大船では洪水で道路が水浸しだと騒ぐ。東海道線も止まったので上杉隆さんに電話して今日の『ニューズ・オプエド』は欠席させてもらうことにする。そのうち…というかアッという間に雨と風が止んで雲間に青空も覗き始める。関東の颱風はやっぱり早く終わるなあ。昨日から孫は長女の家にお泊まり。それを迎えに行くついでに次女のクルマに乗せてもらって俺とヨメハンは『鮨処もり山』へ。ひさしぶりの『もり山』さんのサカナは美味い!カウンターの隣に座った河合塾の関係者の方とスポーツの話で盛りあがる。これも颱風のおかげ?帰宅してDVDホワイティング・シリーズ『黒い超特急』。山陽新幹線の土地買い占め問題で政治家をバックに加藤大介が暗躍。田宮二郎がそれを暴く。原作は梶山季之。新国立競技場でもこれくらいの話はあるのかなあ…。

BOOK
ヘミングウェイ『老人と海』(光文社古典新訳文庫)
ヘミングウェイ『老人と海』(光文社古典新訳文庫)
太宰治『津軽』(新潮文庫)
太宰治『津軽』(新潮文庫)
太宰治『津軽−まんがで読破−』(イースト・プレス)
太宰治『津軽−まんがで読破−』(イースト・プレス)
『日本書紀−まんがで読破−』(イースト・プレス)
『日本書紀−まんがで読破−』(イースト・プレス)
『平家物語−まんがで読破−』(イースト・プレス)
『平家物語−まんがで読破−』(イースト・プレス)

10月7日(火)
朝起きて久しぶりに黒兵衛と散歩。帰宅後すぐに髭を剃って整えて新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送へ入る前に隣の丸善ジュンク堂で本を渉猟。ヘミングウェイ『老人と海』の光文社古典新訳文庫など文庫ばかり10冊あまり買い漁って毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生出演。昨日から北海道のHBCでも放送されることになったとのことで一人一人自己紹介。小生は昔はHTBのほうが縁が深かったのだがソレは内緒にして(笑)石屋製菓の石水社長お元気ですか〜?コンサドーレ創設時にはイロイロと…と挨拶。その他北大生がイスラム国に加わりかけた話や相続税の話などワイワイガヤガヤのあとスタジオを出ると小生が最近は出させてもらえない(苦笑)『きっちんぷいぷい』のゲストが佐渡裕さんとかでスタジオの外で挨拶。石巻のみんなが来年も是非とも来てくださいと言ってたことをつたえたあと楽屋で一休みして『VOICE』生出演。スマホに打点のデータの送れるテニスラケットや心拍数などのデータの送れるTシャツなどの話をしたあと番組終了間際に日本人3人がノーベル物理学賞に選ばれたニュースが舞い込む。ノーベル賞とかねがね言われたいた青色LED。めでたくも嬉しいことですねえ。帰りの新幹線車中で買ったばかりの「マンガで読む」シリーズの『吾輩は猫である』『津軽』『日本書紀』『平家物語』を読む。どれもスポーツのシーンをチェックしたかったけど…読まんでも良かったかな…。まあ楽しかったけど。帰宅と同時に世界体操の日本男子団体2位の結果。まあ…ホームタウン・ディシジョンかな。おまけにノーベル賞やら北大生イスラムやらで出演はナシ…とのTBSからの電話。まぁそーでしょうねえ。ゆっくり寝よ。

10月8日(水)
朝RKB毎日放送『ニュース新発見インサイト』電話出演。世界体操ホームタウン・ディシジョン気味の判定について。まぁ採点競技はそーゆーものと怒りはナシ。それより以前月面宙返り(ムーンサルト)や塚原跳びを考案した塚原さんに聞いた体操競技のオモシロサについて喋る。体操競技は不可能への挑戦ではなく人に可能な動きの発見する勝負。だから誰か一人がムーンサルトに成功すると誰もがアアああすればできるのかと身体の動かし方がわかって体操選手ならば多くの人ができるようになる。塚原さんの言葉通りに言えば「倒立は誰にでもできることだしムーンサルトも貴方にだってできること」と言えるらしい。以前ピアニストの山下洋輔さんとのトークショウで洋輔さんに「ピアノは誰にだって弾ける楽器」と言われたので「ムーンサルトは誰にだってできる技と塚原さんに言われたのと同じかな」と言うと「ムーンサルトは無理だけどピアノは簡単」とカンタンに言われた。ま。どっちも天才の言葉ですね。終日家に籠もってメールの整理&手紙の整理&明日締切の日経連載第3回の資料の整理。明日朝早く起きて原稿を書く予定なので女子体操には悪いけど早くベッドに潜り込もうとすると孫が一緒に風呂に入りたいと言い出す。別に爺が空かれてるのではなく爺と一緒の風呂なら卵(溶けてなかから小さなオモチャの出てくる固形入浴剤)を入れてもいいと母親(次女)が自分の仕事を放棄する仕掛けを作ったのだ。上手くハメやがった・とはいえ孫に一緒に入ってと言われると拒否できないので一緒に風呂&寝る。

DVD
『にっぽん昆虫記』
『にっぽん昆虫記』
『神々の深き欲望』
『神々の深き欲望』
『豚と軍艦』
『豚と軍艦』
CD
『ザ・ベスト・オブ・ヨナス・カウフマン』
『ザ・ベスト・オブ・ヨナス・カウフマン』
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」ソナタ第32番』
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」ソナタ第32番』
『パガニーニ・ファンタジー』
『パガニーニ・ファンタジー』
『ジャーニー・イースト わが母の教え給いし歌〜チャールダーシュ』
『ジャーニー・イースト わが母の教え給いし歌〜チャールダーシュ』

10月9日(木)
朝4時に起きて日経の連載「スポーツと文学」執筆。第3回目の原稿はポストモダンの身体論とハードボイルド小説。そしてさらに面白いスポーツ小説。デカルト&パスカル&ニーチェ&M.ポンティ&M.ベジャール&ソクラテス&村上春樹の言葉を引用してヘミングウェイ&村上龍の作品を紹介。ふうううと一段落したら11時。マイッタナ。疲れた。原稿の推敲をして12時。ま。原稿を書く作業というのはコンナモンでしょ。朝昼兼用食事のあと寝る。ちょうどユニバーサル・クラシックからヨナス・カウフマンの視聴盤を送ってきたので聴きながら寝る…と眠れへん。この歌手はやっぱりワーグナー歌手。ヴェルディや特にプッチーニなどのイタ・オペは無理がある。声に力がありすぎて可愛い気がない。結局チョイとウトウトしただけで起きて仕事。音楽はネルソン・フレイレのピアノでシャイー指揮ゲバントハウス管のベートーヴェン皇帝。昔はピアノと言えばグールドとグルダしか聞かなかったが最近はこーゆーオーソドックスなのもイイナアと思うようになった。歳か。続けて資料の整理をしながらネマニャ・ラドゥロヴィチのヴァイオリンでハンガリー舞曲やチャルダッシュやシンドラーのリストを入れた1枚&パガニーニの作品を集めた1枚。パガニーニのほうがイイですねえ。夕方の黒兵衛との散歩のあとホワイティングさんから送ってきたDVDのなかから今村昌平監督の大傑作『にっぽん昆虫記』。高校時代に名画座で見て大感激した映画。ボブさんもイイ映画見てるなあ。酒飲みながらメシ食いながら映画はやめて世界体操男子個人総合。いやあ。採点競技は心臓に悪い。それに他国の選手の失敗を望んでしまうので精神状態も人間性も悪くなる。とはいえ内村航平選手見事に優勝5連覇。田中選手も3位。ヨカッタヨカッタ。次女(母親)は夜勤で孫もいないのでゆっくり風呂入って寝る。フウウウ。長い一日。

DVD
『アラベラ』
『アラベラ』
『カーズトゥーン/メーターの世界つくり話』
『カーズトゥーン/メーターの世界つくり話』

10月10日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと明日掲載の毎日新聞コラム「時評点描」執筆。東京五輪50周年記念原稿。今日は国立競技場の聖火台を取り外す日でソレを「貸与」してもらう石巻から専修大のY先生など何人かが東京に来てるはず。小生も行きたいところだが原稿が…。昼食後午後イチで原稿をメール送稿したあと日経の連載の最終2回の構成を再考して少々修正。書くうちに内容が変わってきますからね…とかナンヤラカンヤラするうちに夕方の黒兵衛と散歩。少し早めの酒を飲み始めDVDでオペラ『アラベッラ』を見始める。ウェルザー=メスト指揮ウィーン国立歌劇場。歌手はイマイチでもR・シュトラウスの音楽はやっぱり凄い。美しい。途中でジャマイカ戦のサッカーに斬り合えて晩飯。おいおいおい。結局オウンゴールの1点だけか…。世界ランク50位近くをうろつくはず矢で。まぁ今の時期はやることもないのが本音とは言えナサケナイ。ジャマイカ相手でもじゃぁまぁいいかでは済まされんよねえ。あ。これは『カーズ』のメータの台詞です。東京五輪50周年で2020年に向けた標語ができたとか…。1964年で日本が変わったので2020年は世界を変える…らしい。どう変わったのか…だから…どう変えるのか?それをキチンと喋れる組織委員はいるのか?そのためにはまず体育とスポーツの違いを勉強して日本人の共通知識として身に付けなければならないのでは?

10月11日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと新横浜経由新幹線で大阪へ。今日は仕事ではなく毎日放送西靖アナウンサーの結婚式。リッツ・カールトン・ホテルへ。相手はちょっと珍しい名前の子林香(こばやしきょう)さんという美女。公表されているコトだからここにも書くが西クンは43歳。新婦は1985タイガース・フィーバー1985年生まれの29歳。あとでわかったことだが年齢差を感じさせない落ち着いたしっかり者美女。これでよーやく西クンも我々同様悲劇の主役の仲間入りしたわけだ。キリスト教式結婚式のあと披露宴。待っている間に毎日放送の幹部の方々(という言い方もしっくり来ないけど)や久しぶりにお逢いした角淳一さんや毎日新聞の与良正男さんや精神科医の名越康文さんらとイロイロ雑談。宴会場へ。角さんや新婦の務めるデザイン会社のデザイナー氏の挨拶など90人の宴会が進む。乾杯はアノ内田樹さん。西クンが名越さんと一緒に越境ラジオをやってる関係。メシ食ってイロイロ楽しい話を聞かせてもらって海老蔵や愛之助やピーコさんや鶴瓶さんのビデオ・メッセージなども見せてもらって写真を取ってもらって長い披露宴も幕。このあと300人を越す関係者による二次会もあるらしいけど小生は内田先生に挨拶して退散。ま。めでたいことはいいことです。これまでさんざん未婚をネタに突っ込ませてもらったけどソレも今日でお蔵入り。残念と悔しい気持ちを込めて川柳を二首。命まで懸けた女てこれかいな。離さんと言うてた男がまたおらん。こーゆー川柳を笑える家庭を築いて下さい。おめでとうございました。帰宅後NHKアーカイブで東京五輪を振り返った竹田恒徳さんらの番組を見ながら呑み直し。フロ。寝る。世界体操白井は銀で2連覇ならずか。内村との違いは何?

DVD
『動脈列島』
『動脈列島』
BOOK
夏目漱石『三四郎』(岩波文庫)
夏目漱石『三四郎』(岩波文庫)

10月12日(日)
朝黒兵衛と散歩。30分くらいの散歩の間誰にも会わず。遠くに犬の散歩の人影を3人ほど見ただけ。静かな住宅街。嵐の前の静けさではあるまいに…。颱風の心配をしながらイロイロ仕事。日経連載最後の2回の校正を考え直したり資料を整理し直したり読み直したり…。昼飯食って午後は映画『動脈列島』。増村保造監督田宮二郎主演。新幹線の騒音公害に悩む被害者に味方して国鉄相手に一人闘いを挑む医師。おおーっと関根惠子のヌードも。さらに梶芽衣子も。社会派娯楽映画。さすがは増村保造。今も元気に生きてたら集団的自衛権もアスベストも映画にしていた?最近はエンターテインメントばかりで社会問題は棚上げか?仕事に戻って夕方の黒兵衛と散歩に行ってまた仕事して…よう働くなあ…と自分でも感心して感心してばかりはいられないのでビール。颱風の心配をしつつ世界体操。鉄棒のスペシャリストのフライング・ダッチマンに金メダルを獲られたのはシャーナイけど内村はやっぱり凄いなあ。久しぶりにNスペを見て人類発祥の地東アフリカのボノボの生態や怪鳥の存在に驚いたりブロムシュテット指揮N響のチャイコ5番に感激したり…で…漱石『三四郎』読み直しながら寝ます。スポーツのシーンが面白いですからね。

10月13日(月)
朝早く5時頃目覚めて『三四郎』を読み直してたら少し窓を打つ風の音が強くなった気がして颱風が心配になってテレビをつけると新幹線が岡山広島間で止まってるとか。ヤバイと思って朝飯サッサと食って黒兵衛と散歩して鞄に本を詰め込んで新幹線で大阪へ。車内は超満員。三連休の最後で元々込んでいたところへ颱風で早い移動に変更した人ばかりとか。新横浜の切符売り場も長蛇の列でやっとの事でグリーンの空いてる列車に飛び乗る。西へ行くほどにのぞみの窓を叩きつける風が強くなったが新幹線はたいしたもので『三四郎』を読み進むうちに時刻通り昼頃にピタリと新大阪へ。とりあえずホテルに入ってコンビニ弁当食いながら読書の続き。阿部知二の短編小説『日独対抗競技』や(コレがオモシロイのですよ。カタブツの教授夫人がドイツ人陸上選手の肉体に我を忘れたりして…)岡本かの子の短編『渾沌未分』を読んだりしてるうちに(コレも面白いのですよ。艶めかしい肢体の女子水泳教師が若いツバメと財産持ちの中年男の間で心を揺らすんですね…)夕刻になったので少々強くなった雨のなか毎日放送へ。『VOICE』生出演。新婚2日目の西アナもさすがはプロで休まず元気。中味は颱風の話ばかり。昔ガキのころウチの電器屋は颱風のたびに懐中電灯やら電池やらで大儲け。颱風が去ったあとも曲がったり飛んだりしたテレビのアンテナの付け替えで大忙し。建仁寺のお堂の大屋根の上に昇ったときは足が震えて…なんてオモシロイ話はできないのでひたすらおとなしくコメント。しかし50年前のオリンピックの期間中には颱風も地震も火山の爆発もなくてよかったですねえ。番組終了後食事の約束をしていたHディレクターと出かけようとするも店は颱風でほとんど閉めているらしくホテルの寿司屋へ。テレビの話でワイワイ盛りあがって部屋に帰ってフロ&ネル。

10月14日(火)
大阪のホテルで目覚めて朝飯前に読書。朝飯食いながら読書。朝飯後にも読書。『三四郎』は10回目くらいだけど面白い発見がイッパイ。美禰子はイイですね。柔術の話も出てくるんや。昼飯前に毎日放送へ。昔から懇意にしてるN部長と彼の紹介のK取締役と一緒に昼食。報道畑の人なので記者会見やインタヴューの話やソレをネタにした大学の授業の話で盛りあがったあとMBSに戻ってメイクなどの準備をして『ちちんぷいぷい』生出演。ロザンやケンちゃんやモモコさんやニュースのオッチャンといろいろ話をして一足先にアガリ。おおーっと。そーいや高橋大輔の話を山ほど。東京スタジオにいた渡部絵美さんと現役復帰の可能性大いにありで意見が一致。スタジオを出るとき元タイガースの今岡さんとすれ違う。メイクを落としてるとテレビから今岡さんがクライマックスシリーズで阪神が勝つ…と話してる。みんなホンマカイナという雰囲気だけど広島戦でのアノ投手陣の活躍を見るとありうるなあ…と思いながら新大阪駅へ。新幹線で来鎌。颱風も被害がなければただの雨風。帰宅してちょうどサッカー日本vsブラジル戦。ネイマールはやっぱり凄いなあ。ちゃんとヤルことはヤルなあ。しかし個人技が…個人技が…と言うのは違うと思う。ポジション取りが上手いのは明らかにチームプレイのセンスの違い。個人技だけなら日本人はフリースタイル・フットボールで世界一ですからね。それは蹴鞠の伝統か…という話は10月2日付日経夕刊に書いた。日本人が蹴鞠よりも毬打(ぎっちょう)を伝統として残していたらもっと早くサッカーも上手くなっていたかも…?しかし蹴鞠が好きなのが日本人なのですね。4-0。ナサケナ。ネヨ…と思たら2日家を空けただけでメールの山。捨てたり読んだり返事したり…ふううー。ホンマにネヨ。

10月15日(水)
朝7時過ぎに電話が鳴る。そうそう。RKB毎日放送『インサイト』で毎週レギュラーの『インサイト・カルチャー』だけでなく今週末の『RKBラジオまつり』に関するコーナーにも出演するんやった…と思い出して吾輩のラジオ体験を語る。吾輩にとってはラジオ=音楽でしたねえ。忘れられないのは小学4年のとき(だったと思う)に聴いたレイ・チャールズの『愛さずにはいられない』。世の中にこんな美しい音楽があるのか…と感激。その後すぐにエレキ・ブームが訪れてビートルズの時代となった。これまたショックでしたねえ。そのころ好きになり出したベートーヴェンやチャイコフスキーに引けを取らない音楽でしたからねえ…などなど。でチョット他の仕事をして『インサイト・カルチャー』電話出演。高橋大輔にチョイと触れて昨日のブラジル戦。現役復帰の可能雨声大いにアリと個人プレイよりチームプレイのほうが大事という話。そうすれば個人プレイも伸びますからね。そあとは日経連載第4回と第5回(最終回)のための資料整理。午後から執筆。ふううううう。夕方までかかって第4回完成。第5回は明日書かねば…ということで構成をいろいろ考えながら巨人阪神戦。うんうん。ピンチで藤浪を変えなかったのは正解。江川・山本浩・三浦の3氏とも当然交代と言うたけど弱い者が強い者を倒すときはワケのわからんことをして成功しな勝てまへんがな。もしも和田監督がそー考えてそーしたなら顔に似合わん策士やと思いまんのやけど…。孫とフロ&ネル。

10月16日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと日経連載最終回の執筆。昨日ほとんど構成は考えていたのでスイスイと書き進む…はずがそうでもなので虫明亜呂無やら正岡子規やら俵真知やらジョージ・プリンプトンやらロバート・クーヴァーらの本を持ち出してアアでもないしコウでもないし…と悩み始める。悩みすぎても仕方ないので昼飯食ってエイヤァッと書き進む。夕方前に書き上げて送稿。バンザーイ!完成!とはいえ「スポーツと文学」というテーマの書きたいことの半分も書けてない。仕事机の後ろにあるテーブルの上にズラリと並べた本の四分の一も紹介できてない。まぁ限りある新聞の紙面やからシャーナイと勝手に納得して黒兵衛と夕方の散歩。帰ってきてビール飲みながらクライマックスシリーズ巨人阪神戦。ナンカ阪神が勝ちそうな予感。しかし野球の試合というのは長い。イニングの攻守交代のたびにミンコフスキー指揮アンネ・ゾフィー・フォン・オッター他の歌でオッフェンバック・フェスティヴァルのDVDを見ることにする。オッターの歌はホントに素晴らしい。タイガースの攻撃も素晴らしい。ミンコフスキーの指揮も素晴らしい。岩田の粘りのピッチングも素晴らしい。しかし野球の試合は長い。オッフェンバック・フェスティヴァルが天国と地獄の定番の音楽で終わってもまだ続く。晩飯食いきってビールをウィスキーに切り替えてもまだ続く。オ・スンファンが最後にシメて阪神2連勝。時々BS-NHKの赤ボタンを押すとファイターズも勝利。日本シリーズT−F戦てなことになったら北海道でも放送の始まった『ちちんぷいぷい』は盛り上がるやろなあ…と思いながらフロ。連載書き終わって酒呑んで阪神が勝ったあとのフロは格別やでぇ。しかしこの連載は大幅に書き加えて単行本になるなあ…。いかんいかん。仕上げなアカン本が今でも3冊もあるのに…。ネヨ。

10月17日(金)
朝黒兵衛と散歩のあと仕事机と資料テーブルの上を整理。ところが不思議なことに本棚から取り出して資料テーブルの上に見やすくズラリと並べたスポーツの本が本棚に戻らない。本棚がいつの間にか満杯になっている。そんな阿呆な…と思いながら仕方なく資料テーブルの上の本をそのままにして使いやすく並べ替える。本というのはジャングルに似てる。放っておいたら生活空間まで樹木(本)だらけにしてしまう。適当に間引いて上手く利用すれば素晴らしい滋養を与えてくれる。しかし…全部が電子ブックになったらどないなるんやろ?小生の今の資料テーブルみたいにスポーツの本の背表紙を100冊以上(文庫を加えれば200冊以上)ズラリと並べて眺めることもできんようなるし…きっと人間の頭の構造が変わるんでしょうねえ。午後は遅い昼食のあとイロイロ準備して羽田空港へ。そのまえに大船ルミネの本屋で漱石の『草枕』の文庫本を買っていく。久しぶりに『三四郎』を読破して感激したら『草枕』をモーレツに読み直したくなった。もう10回目くらいかな。英語で読みたい欲求もあるのはグレン・グールドが死んだときベッドの横に置かれていたのが『英語版草枕』と何かで読んだから。しかし大船の本屋には『英語版草枕』なんか置いてないから文庫で我慢。漱石全集の1冊を持ち歩くのは重いですからね。で羽田からJALで福岡へ。晩飯時に福岡着。ホテルでRKB毎日放送のスタッフと落ち合って博多の魚料理屋へ。博多は光り物が美味しいですね。ゲーテの気持ちがわかる。もっと光を!(下手な洒落や・苦笑)美味しい肴と酒に舌鼓。明日のRKBラジオまつりトークショウに備える。ホテルに帰って寝ようとすると…ナニイ!?タイガースがまた勝った!って信じられへんなぁ。しかし…強い勝ち方やなぁ。それに較べてホークスは悪い負け方やなあ。博多のJALホテルのベルボーイが全員ホークスのユニフォーム姿でいるくらい地元人気は高いのに…。さあタイガースは明日で決めるなんてそこまでうまいことはでけへんわなぁ…ネヨ。

10月18日(土)
朝博多のホテルで目覚めてゆっくり朝食。博多の夜は旅をしている気持ちになるけど(飲み屋の料理も雰囲気も東京とも大阪とも違いますからね)朝は東京と同じ雰囲気かな…と朝食食べながら大きな窓から外の街の雰囲気を見ていて思う。部屋に戻ってテレビをつけると福岡の地元モーニングショーは標準語。なんで博多弁でせえへんのやろ?しばらくテレビを見たあと読書。漱石『草枕』。これは漱石の最高傑作の芸術論ですね。10回以上読んでもオモシロイ。めちゃめちゃエエ天気の日本晴れのなか昼頃RKBのすぐそばにある福岡タワーへ。タクシーの運転手さんがとにかく今日はホークスにかってもらわんと…と力説。博多のファンは優しくなりましたねえ。昨日や一昨日みたいな試合をしてたら西鉄時代には暴動寸前だったはず。午後からRKB毎日放送ラジオまつりで『インサイト』の桜井アナウンサーとトークショウ。その前に以前の司会者中西一清さんが控室へ挨拶に寄ってくれて歓談。最近は農業&週一番組マイペースとか。さて本番は桜井アナと打ち合わせしたのとは全然方向違いに走ってしまって気持ちよく喋りまくる。オリンピックのことプロ野球のこと…長島さんや王さんの昔話から高野野球の朝日新聞批判からプロ野球と箱根駅伝の読売日テレ批判や黒人スポーツマンは本当に強いのか…という話まで。ここだけの話ですが…と断ってイロイロ話して質問にも答えてマァ1時間半喜んでもらえたみたい。スタッフの皆さんからマタ次回も…と言われたのでマズマズ面白かったはず。いや。遠慮なく書けばバカウケかな?満足して福岡空港へ。ビールとウィスキー飲んで飛行機で空飛ぶ恐怖感を消してぐっすり寝たまま羽田へ。そして帰宅。うわっ。阪神勝ってる!富士山爆発せえへんやろなあ…と思いながら見事な猛虎の試合を見て満足。寝よ…と思たらビートたけしサンがどこかで小生が書いたスポーツの話をそのままやってた。ま。構成作家さんが書いたのでしょうけど何人かの人からあのコーナーの原稿を書いてるの?と聞かれた。ま。創作をパクられたのではなくアイデアをパくられたかどうかもワカランような誰が調べてもそーなる事実の問題ですからナントモ言いませんけど俺が最近書いた話しが続々出てくるらしい。ならば単なる知識の見せびらかしやオモシロ話ではなくそーゆースポーツに対する文化的考察が日本の体育の授業には欠けているのが問題だという話までしてほしいですね。そしてさらにマスメディアのスポーツ支配に対する批判までつなげてほしいです。小生が運動会や駅伝やサウスポーの話を書いたり喋ったりするのはそのためですから…同志が増えてほしいですね。ネヨ。

10月19日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと孫の幼稚園のお楽しみ会に出席。大勢の人が狭い幼稚園の校庭にぎっしり。いろんな屋台が出ていて講堂(体育館)ではバザーもあって大盛況。日本晴れの青空のもと魚釣りやボール釣りをやって一緒にはしゃいで焼きそば食ってフランクフルト食ってマタ魚釣り(といっても画用紙に書かれた大きな魚を釣ってなかに入ってるオモチャをもらう)をやって走り回る孫を見守る。それだけで疲れた。孫を婆と母親に任せて爺は退散。ヤマダ電器に寄ってプリンターのインクを買って帰宅。ホークスとファイターズの第5戦(実質第6戦)を見ながら日経の校正2回分。5回連載書き終えると寂しい。ネタはあと10回分くらいありますからね。うわっ。大谷が打ち込まれたのに…ファイターズ逆転やないか…これは…明日の試合はオモロイぞー。毎日放送『ちちんぷいぷい』北海道HBC放送開始記念タイガースVSファイターズの日本シリーズになるのか…?昼間幼稚園児用の椅子に座ったりしたせいか腰が少々痛い。とほほ……。

DVD
ヴェルディ・オペラ『トロヴァトーレ』
ヴェルディ・オペラ『トロヴァトーレ』
モーツァルト・オペラ『フィガロの結婚』
モーツァルト・オペラ『フィガロの結婚』
Blu-ray
デュカス・オペラ『アリアーヌと青ひげ』
デュカス・オペラ『アリアーヌと青ひげ』
DVD
ブリテン・オペラ『ピーター・グライムス』
ブリテン・オペラ『ピーター・グライムス』
R・シュトラウス・オペラ『サロメ』
R・シュトラウス・オペラ『サロメ』
ヴェルディ・オペラ『アイーダ』
ヴェルディ・オペラ『アイーダ』
ヴェルディ・オペラ『ナブッコ』
ヴェルディ・オペラ『ナブッコ』
『Great Opera Arias』
『Great Opera Arias』
Blu-ray
ワーグナー楽劇『ニーベルンクの指環』
ワーグナー楽劇『ニーベルンクの指環』
DVD
『天地創造』
『天地創造』
『マッシュ』
『マッシュ』
『21グラム』
『21グラム』

10月20日(月)
朝早く起きて東海道線で新橋へ。タクシーで衆議院第一議員会館会議室へ。大宅映子議長のもとでの第8回ゴルフ改革会議に出席。参院議員の松沢成文さんから五輪ゴルフ会場(霞ヶ関ゴルフ場)について下村文科大臣へ質問したことの報告。その速記録に下村文科大臣の「オリンピックの精神というものはオリンピック憲章にいろんなこと書いてあるので私も全部把握しているわけじゃないですが…」という発言が載っていた。オリンピック担当大臣がこんなことでいいのでしょうかねえ…。毎回のことながらタケ小山さんや広瀬一郎さんの発言・提案などを興味深く聞いて会議終了後某音楽事務所へ。スタッフの人に世話になったプレゼントを渡して渋谷タワーレコードへ。うわっ。ワーグナーの『ニーベルングの指環』の全曲盤DVD(クプファー演出バレンボイム指揮バイロイト)がブルーレイ4枚組8千円で売ってるのに仰天。14時間のオペラで昔は30pLP22枚組の音だけで4万円したのに今では映像付きでその価格。昔より文化芸術が安価になったのは事実ですね。ほかにドミンゴがバリトンでルーナ伯爵をうたってるヴェルディの『トロヴァトーレ』や現代演出の『フィガロ』や珍しいデュカスのオペラなど久々に購入。日経の連載を終えた自分への御褒美かな。タワレコを出て六本木ヒルズへ。39階エニッシュでネットTV『ニューズ・オプエド』生出演。女性大臣2人の辞任を受けての上杉隆さんの二世議員が日本をダメにする話に納得。小生のコーナーはオペラの話。オペラの簡単な歴史や男女のホレタハレタがオペラの筋書…と解説して上杉さんもオペラを見てみようかな…という気持ちにさせる。その上杉さんが一昨日のビートたけしのTV番組を見ていて「あれって完全に玉木さんのスポーツ論のパクリじゃないですかぁ。日本のテレビはホントに酷いよねえ」…ま。しゃーないかな…で大船へ帰って『鮨処もり山』へ。35周年の結婚記念日を祝うはずが次女(母親)の仕事が忙しいとかで孫も参加。まぁしゃーないなあ。初めて『もり山』を訪れたビジネスマンのお客さんと孫がスターウォーズの話題で意気投合。まぁイロイロですね。

10月21日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと映画試写会(バンクーバーの朝日)に行く予定をしていたけどマダ何度も試写会があるので今日は見送り。チョット最近忙しすぎますからね。午前中に連合通信のコラム原稿を仕上げて昼飯オペラ劇場は昨日DVDを買ったマリア・ユーイング主演コヴェントガーデン歌劇場の『サロメ』。黒人歌手のユーイングが見事な肢体で「七つのヴェールの踊り」のあとで全裸に。ま。演出としては驚くほどのことではないですが音楽も見事。午後はイロイロ仕事をして夕方から共同通信記者と打合せのため『との山』へ。美味い焼き鶏に舌鼓を打ちながらビールとともに次回原稿「現論」の打合せ。高校野球のタイブレイクのコトについて書きましょう。朝日新聞(メディア)は高校野球(スポーツ)の主催社から手を引け…ですよね。マスメディアがスポーツに手を出しているとジャーナリズム(批判勢力)が機能せずスポーツも発展しませんからね。読売毎日もおんなじことですよ。

10月22日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト』電話出演。秋の運動会について漱石の『三四郎』やら太宰治の『津軽』を引用して解説。ナンノコッチャわからん人は明日の日本経済新聞夕刊に連載の『スポーツと文学第4回』をお読みください。黒兵衛と散歩のあとナンヤカンヤラ仕事して昼飯オペラ劇場はベルリン・ドイツ・オペラの『トロヴァトーレ』。バレンボイムの指揮も見事だけれど光と影を生かした演出がメッチャ面白い。ネトレプコのレオノーラもドミンゴのルーナ伯爵も秀逸。いやぁオペラのDVDは次から次へとエエモンが発売されますなあ。午後からもチョイと仕事したあと東京へ。久しぶりにテレビ朝日で仕事。『ビートたけしのTVタックル』ビデオ収録。アジア大会での韓国の自国有利運営についてイロイロ喋る。そもそもスポーツの何たるかをわかってないのですね。スポーツは民主主義から生まれたわけですからスポーツで不正をするということは民主主義が浸透してない証拠ですね。日本もマダマダ高校野球や箱根駅伝の存在を考えると韓国を嗤えませんよ…等々話して収録終わり。次のコーナーの収録が始まる入れ替えの時にビートたけしさんにTBSの番組では小生の原稿がパクられてばっかりですからライターの人に無断借用を注意してくれと伝えると「わかった。玉木さんが怒ってたといっておくよ」との返事。うん。ワカル人ですね(ワカラン人は18日と20日の本欄を読んでください)。テレ朝の出してくれた帰りのタクシーでビール飲みながら帰宅。

10月23日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと某PR誌の原稿書き。テーマは平成のスポーツ名勝負。難しい。昭和なら長島vs村山の天覧試合サヨナラホームランなど候補が山ほどある。平成もスポーツの感動のシーンは沢山あるがそれが何を意味してるのか説明が難しい。長島なら戦争との決別と戦後デモクラシーの幕開けを飾ることになるが平成のスポーツが何を象徴しているのか。ま。スポーツはスポーツとして存在すればいいのですけどね。Jリーグの誕生…ドーハの悲劇とジョホールバルの奇蹟…いやいや…高橋尚子の金メダル…いやいや…と考えた末に貴乃花vs武蔵丸の一戦に落ち着く。ワンフレーズ総理が感動した!と言ったあの勝負はいったい何だったのか?イロイロ考えながら原稿を進めて途中とりあえず昼飯。午後も書き続けてよーやく夕方完成。黒兵衛と散歩しながら考え直して帰ってチョット書き直して送稿。ドラフト会議見ながらビール…晩飯。京大生投手は2巡目ロッテか。しかし昔は人買いといわれた行為を騒ぎすぎかな。最初は非難が集まるのを恐れてプロ野球の読売関係者が「テレビ中継は朝日にやらせろ」と言ったとのことを報知の宇佐美哲也さんに聞いたけど今年はドラマ仕立てでTBSか。困ったものです。そもそもクジ引きなんてやっていいの?ドラフトなら下位球団から指名するウェーバー制にするべきでしょ。ま。その前にマスメディアが球団経営やリーグ運営や高校野球の主催から手を引くべきですけどね。

BOOK
夏目漱石『草枕』(岩波文庫)
夏目漱石『草枕』(岩波文庫)
夏目漱石『草枕(英語版)The Three-cornered World』(タトルクラシックス)
夏目漱石『草枕(英語版)The Three-cornered World』(タトルクラシックス)
横田庄一郎『漱石とグールド―8人の「草枕」協奏曲』(朔北社)
横田庄一郎『漱石とグールド―8人の「草枕」協奏曲』(朔北社)
横田庄一郎『「草枕」変奏曲−夏目漱石とグールド』(朔北社)
横田庄一郎『「草枕」変奏曲−夏目漱石とグールド』(朔北社)

10月24日(金)
朝大急ぎで黒兵衛と散歩のあと新横浜へ。新幹線で大阪へ。車中漱石『草枕』熟読。通算10回目くらいの通読。今回は日経の「スポーツと本」の仕事で『三四郎』を久しぶりに読んだら漱石のリズムを思い出してモーレツに読みたくなった。やっぱりめっちゃめちゃ面白い。漱石は女性の書き方も上手い。那美さんと美禰子を魅力的に思う小生は少々マゾか。ピアニストのグレン・グールドが50歳の誕生日の死の床の枕元に『草枕』の英語版が置いてあったとか。大阪で毎日放送に行く前に隣の丸善ジュンク堂に寄るが英語版『KUSAMAKURA』は置いてなかった。amazonnで買うほかない。『ちちんぷいぷい』生出演。桂吉弥さんや沢松奈生子さんや体操のお兄さんやケンちゃんや石田さんや元タイガースの藤本さんらとワイワイガヤガヤ。途中ホークスとの日本シリーズの話題でRKB毎日放送の『今日感テレビ』と中継がつながる。何度か出演した番組でMCの川上アナに「どうしてそっちにいるの?こっちに来てよ」と言われる。などなどのあと一休みして『VOICE』に出演。京大出身初のプロ選手の話題などイロイロ話したあと毎日放送N氏と関連会社の放送映画製作所T社長と食事。いろいろオモシロイ話を交わさせていただいたあと新幹線で名古屋へ。『草枕』やっぱり凄い。名古屋泊。

10月25日(土)
名古屋のホテルで目覚めてイロイロ楽しく準備して岐阜へ。東海体育学会第62回大会に参加。岐阜駅前のキンピカの織田信長像に驚いていると岐阜大の春日先生がクルマで迎えに来てくださって岐阜大へ。静岡文化芸術大学の溝口紀子先生も来られていて名古屋大の内田先生を紹介される。柔道事故や組体操事故のネットでの発表で人気の先生とか。組体操の資料を見せられて驚嘆。最近は中学で10段高校で11段幼稚園でも4段の組体操をしてるらしい。事故も起きるはずだけど何のためにヤルのかなあ?イロイロ懇談させていただいたあと特別講演『日本のスポーツ界の現状と課題』を150人ほどの先生方と学生に話させていただいたあと静岡理工科大の富田先生&岐阜聖徳学園大の佐藤先生とともにシンポジウム『子供の運動・スポーツ離れを考える』に参加。最近考えをまとめ始めた「不要となった身体の文化としての身体の復活」について初めて公の場で話す。コレもっと深く考えねば。ジャーナリズムからアカデミズムへの闖入を終えて帰りに送ってもらったクルマのなかから岐阜のシャッターの降りた商店街を眺めたりして岐阜駅へ。名古屋経由新幹線で来鎌。メチャメチャ充実した愉しい一日でした。おまけに日本シリーズタイガース完勝!

10月26日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。日経の連載を全部書き上げたので机の上の資料を整理…と思いながらもポケーッと手につかず。先週手に入れたオペラを次々と見まくる。デュカスの『アリアーヌと青ひげ』はオモロイ!パリ・オペラ座の『フィガロの結婚』も現代演出が秀逸。スチューダーの『アイーダ』の演出は陣羽織に兜に日本刀で黒澤明の演出かとビックリ。ブリテンの『ピーター・グライムズ』の音楽が最近耳に聴き慣れてきて素晴らしいと思えるようになった。バーンスタインはコレぱくってますね。音楽がワカルとはなるほど聴き慣れることですね。ユーイングがタイトルロールを歌った『サロメ』はLDで何度か見ていたけど彼女の全裸はヤハリ美しいですね。しかし凄いのはドミンゴがルーナ伯爵を歌った『トロヴァトーレ』。ネトレプコも頑張ってるし何より演出が秀逸……などと思ってると夕方の黒兵衛との散歩。そして日本シリーズ。ホークスの投手が良すぎたですね。負けたとはいえタイガースも悪くないですよ。夜『草枕』読了。凄い作品です。もうイッペン読み直そうと思う。

BOOK
唐橋ユミ『わたしの空気のつくりかた 出すぎず、引きすぎず、現場を輝かせる仕事術』(徳間書店)
唐橋ユミ『わたしの空気のつくりかた 出すぎず、引きすぎず、現場を輝かせる仕事術』(徳間書店)

10月27日(月)
朝黒兵衛と散歩のあとナンヤラカンヤラ仕事の山。昨日一日サボっただけでこーなるのか?ってなことはないと思いながらも反省しながらも休養は必要ですよねと自己弁護しながらメール手紙の整理&電話の連続にフウウー。午後からは東京六本木へ。森タワー39回エニッシュでネットTV『オプエド』生出演。今年で4回目のSports Policy for Japanが11月8&9日両日に渡って一橋大学国立キャンパスで行われるのでその宣伝広報で代表幹事の大阪体育大学3年の稲次悠希さんも出演。もう一人のゲストの唐橋ユミさんも一緒にSports Policy for Japanがコンナに面白いアンナに凄いと広報。そのあと唐橋さんの新著『私の空気のつくりかた』(徳間書店)を手にイロイロ話す。小生は未読でサイン本をいただいたばかりだったけど話を聞いて「それって離見の見ということですよね」と言うと唐橋さんが「その言葉を本にも書いたんです」とか。気が合います(笑)。番組終了後みんなで写真撮影。大体大の稲次クンは唐橋さんとの2ショットを希望。「熟女好みなんですか?」と笑う唐橋さんの言葉にも話し方にも違和感。熟女と呼ぶには若いですよ。ビール飲みながら帰鎌。日本シリーズは…あ。今日はナシか。

BOOK
佐渡裕『棒を振る人生 指揮者は時間を彫刻する』(PHP選書)
佐渡裕『棒を振る人生 指揮者は時間を彫刻する』(PHP選書)

10月28日(火)
朝黒兵衛と散歩。終日自宅。メール&手紙&電話…等々全て処理。午前中に片付けてスッキリ。昼飯後は仕事机と資料机と本棚の整理。これが一番の困難。日経の連載が済んだのでスポーツの本を資料机から本棚に戻したいけど本棚が何故か満杯。いつの間にか埋まってる。孫のファミリールームに新たに本棚が設置されたのでそっちに移すかと思うがそーすれば自分の本がどこにあるのやらわからなくなる。一部の本をアパートに移った長男の部屋に移したがその瞬間からそれらの本の記憶が消えた。なるほどマイ本棚はマイ脳味噌の延長である。となるとスポーツの本は別室へは移せない。しばらくこのままにしておくか…と資料机の上にズラリと背表紙を揃えて並んでる100冊以上の厳選スポーツ本を前に溜息。かわりに佐渡裕『棒を振る人生』(PHP新書)を読み出すとコレが面白くて止まらなくなる。副題に『指揮者は時間を彫刻する』とあるように平易な文章で書かれてる以上に深い音楽論が展開する。彫刻は超克につながるようだ。本読む合間に請求書書いたり来週以降のスケジュールのやりとりを電話でしてるとアッと言う間に日本シリーズ。ビール&晩飯&ウィスキーをゆっくり続く野球の時間はやっぱり長すぎるなぁ。タイガースが負けてるので余計にそう感じる。藤浪は悪いなりに頑張ってるのに守備で…こーゆー試合があると日本一は無理ですね…と明日からの試合をゆっくりした気持ちで見るための言い訳を早くも作る。これぞトラキチ得意の現実逃避。しかし打てんなあ…大隣ナイスピッチングですね。

10月29日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト』電話出演。フィギュア・スケートが歌入り音楽の使用を認めたことからスポーツと音楽の話。デニス・テンはルチオ・ダッラの名曲『カルーソー』を選びながらどうしてパヴァロッティの歌を使わなかったのか?かつて阪神タイガースの応援歌「バースかっ飛ばせバ・ア・ス」という歌はモーツァルトのディベルティメントのパクリだったこと。最高の素晴らしいスポーツと歌の合体は元シンクロ世界王者3連覇のヴィルジーヌ・デデューが使ったマリア・カラス歌(ジョルダーノの『アンドレア・シェニエ』のなかのアリア「母は死んで」)であること…等々を話す。

10月29日(水)つづき
ラジオのあと黒兵衛と散歩。週末のオペラ講座『サロメ』のレジュメを書いて平野啓一郎氏の新訳(光文社文庫)と解説を読み始めるとコレがオモシロイ。宮本亜門演出の舞台も何年か前にテレビで見てその時は見難い凝りすぎの舞台装置だなあとかアンマリ好感を持たなかったけど翻訳だけのほうが少女サロメのスゴサ怖さが感じられた。それに解説が週末の講座に凄く参考になった…とこの感想は新幹線で大阪へ向かうときに読了したあとのもの。大阪毎日放送『VOICE』生出演。日本シリーズでもイマイチ盛り上がらない大阪。「リーグ戦2位やからねえ」との声。謙虚な日本人。「日本へ来てサッカーで最初に驚いたのは日本人が敵のオウンゴールや偶然のゴールに喜ばないことだ」と言ったジーコの言葉を思い出す。やっぱり地元が盛り上がらないと負けますね。クライマックスシリーズはやめたほうがイイですね。せめて両リーグ8チームにしてからでないと…。

10月30日(木)
朝4時半起き。今日から営業日3日間(妙な言い方・笑)立教大学大学院で集中講義。1時間準備して朝飯食って6時に家を出てバスで大船駅へ。大勢の人が黙々と歩いてる。こーゆー光景を知らずにいるフリーのモノカキはアカンなあ…などと自分のことを棚に上げて思いながら朝の爽やかな空気のなか人波に揉まれて大船駅から湘南新宿ラインに乗る。1時間かけて池袋へ。池袋から東武東上線で志木へ。志木からスクールバスで…と思ったけどバスがいないのでタクシーで立教大学キャンパスへ。タップリ2時間通勤で9時から授業開始。受講生は女子大学院生1名。バスケットボールをやってたらしい。将来は教師志望とか。同じく院の非常勤講師を務めたことがある広瀬一郎さんに受講生1名相手の授業を聞いたことがあったけどその時小生は最低2名だった。1名は初めて。別に悪くはないけど贅沢すぎる授業ですよね。「私もそー思います」と言ってくれてありがとう。午前中いろいろスポーツ論やジャーナリズム論を講義して午後からは市川崑監督『東京オリンピック』を解説しながら一緒に見る。何度見てもオモシロイ再発見新発見のある映画。先週共同通信のO氏がアベベの疾走のシーンは大会後の撮り直しと言ってたけどよくわからなかった。「作り物を尊ぶ気風が大事」とシナリオにも書かれているからドーデモエエけどこれはやっぱり凄い映画ですよ。帰りの2時間はビールがあるからハッピー。日本シリーズは…やっぱり福岡ですね。よかったよかった。しかし犬とオーナーの胴上げは不要です。野球(スポーツ)の主役はオーナー(スポンサー)じゃないですよ。

10月31日(金)
昨日に続き埼玉県志木まで2時間通勤。ただし受講生との合意の元に授業開始を1時間遅らせたので今日は8時に家を出て10時大学到着。途中井村君江『サロメの変容』(右下ナンデモカンデモ参照)読む。オモシロイ。雨模様で持参した傘が邪魔。立教大学院集中講義2日目。「スポーツを見る」「スポーツをきく」というテーマで見方・インタヴューの仕方を話す。昼飯にラーメン食って午後からは『ザッツ・エンターテインメント』『カルロス・クライバーのニューイヤー・コンサート』『ブルース・ブラザース』『アナニアシュヴィリの日本公演』などのDVDを見てスポーツとの関連&スポーツとは何かを考えてもらう。2日目の講義を終えてビール@電車2時間。授業でなく通勤に疲れるのは無駄ですね。田舎の学問より京の昼寝。あ。今日は日本シリーズがないのか。寝よ。

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