ナンヤラカンヤラ
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DVD
『八月の濡れた砂』
『八月の濡れた砂』
『八月の狂詩曲』
『八月の狂詩曲』
『ボーマルシェ フィガロの誕生』
『ボーマルシェ フィガロの誕生』

8月1日(火)
今日から8月。『八月の濡れた砂』『八月の狂詩曲』…藤田敏八・黒澤明両監督の映画の題名を思い浮かべるが…どんな内容だったか…詳しくは思い出せない。見直すか…と思いながら黒兵衛と散歩。一天俄に掻き曇り…といった空模様だが掻き曇ったまま雨が降らない…と思っていたら夕方になって土砂降り。神奈川県南部に大雨警報まで出る始末。なるほど夕立ですね。晩飯は友人から届いた鰻。いやあ。涙が出るほど美味しかったです。ありがとう。風呂のあとDVDを見ようかとアレコレ眺めていたらフランス映画『ボーマルシェ フィガロの誕生』を発見。いくら探しても見つからなくて誰かに貸したままになっているのかと思っていたのにひょこっと出てきた。我が本棚には異次元空間に続く穴が空いているのか?そんなことはドーデモイイから見てみると面白い。でっかいフランクリンが出てきてアメリカ独立戦争に協力したボーマルシェに一銭もカネをやらずに感謝だけするというのは憶えていたがその他は記憶になく最後に『フィガロの結婚』の舞台シーンが登場することも忘れていた。なるほどこれがフランス革命を誘発したワケか…と納得してベッドへ。今度のオペラ講座『フィガロの結婚』で使うことにするか…ZZZZZZZZ。

Blu-ray
『大統領の陰謀』
『大統領の陰謀』

8月2日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。早実高清宮選手の進路につて。プロ選手となって大学に通うことも可能という話。かつてサンケイ・アトムズ(現ヤクルト・スワローズ)のロバーツ選手はオフシーズンに上智大学に通っていましたよね。広島カープのホプキンス選手も野球を引退したあと大学へ行き直して医者になったし神戸製鋼のウィングのウィリアムズ選手は弁護士資格を持ってましたね。桑田真澄さんのようにプロ選手を追えてから大学院へ行くことも可能で進学かプロかという二者択一で考えることはないですよね…とう話のあと黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。神奈川大学のシラバスを書いたりスポーツジャーナリスト塾の準備をしたり突然忙しくなってきた。とはいえ酒だけは欠かしたくないので晩飯頃からビール。テレビで『大統領の陰謀』をやっていたので見てしまう。ニクソン元大統領のウォーターゲート事件を暴いたワシントン・ポスト紙のウッドワード&バーンスタイン両記者をロバート・レッドフォード&ダスティン・ホフマンが演じた映画。日本も森友と加計を暴く映画を作らないと…いや映画の前に新聞記者の活躍がないと…ディープ・スロートは出て来ないものか…。

CD
『ベートーヴェン:交響曲第6番田園』
『ベートーヴェン:交響曲第6番田園』

8月3日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。涼しい。颱風のおかげ?気持ち良く散歩を終えてパソコンの前に座って本欄「ナンヤラカンヤラ」を書き出したら突然パソコンがフリーズ。カーソルは消えてまったく動かない。マイッタ。Ctrl+Alt+Deleteを押しても反応なし。電源スイッチを長押ししてもウンともスンとも言わない。クッソー。こーゆーのは2度目で以前ヤマダ電機のパソコン担当の人に機材を持参して見てもらったら過充電が原因と言われた。つまり充電のしすぎ。仕事部屋で使ってるときACコードを繋ぎっぱなしにすると蓄電池が腹一杯になって(?)反乱を起こすらしい。それが原因かどうかはわからないがとりあえずACコードを切って放ったらかしにすることにする。それでも電源ランプは消えないから蓄電池の容量がいつの間にかゼロになりそこから再スタートができるはず…なので古いパソコンを引っ張り出してネットに繋いでメールその他を処理。イライラする気持ちを抑えるためBGMはフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン『田園交響楽』。ホントに美しい古き良き時代の演奏と思いながら古いパソコンをいじる。WndowsXPもまだ動くではないか!と妙に感動しながら仕事処理して昼飯食って少し休んで東京へ。NHKの外国向け放送のロケーション。

8月3日(木)つづき
大船から湘南新宿線に乗って渋谷へ。井の頭線で下北沢へ。小田急線で千歳船橋へ。徒歩約10分で「バディスポーツ幼稚園世田谷」到着。その直後にNHKエデュケーショナルのスタッフやレポーター役のピーター・バラカンさんも到着してロケ開始。バラカンさんが「確か以前にも仕事を…?」「ええ。FMか何かで音楽の話を…」今日は『子どもスポーツ教育』と題して日本の子供たちのスポーツ教育ブームがテーマ。バディスポーツ幼稚園はサッカーの武藤選手やマラソンの川内選手が出たところ。バラカンさんと一緒に鈴木理事長に教育方針などをインタヴュー。できない子供にできる子供が教えてやり協力してみんなができるようにする。それがスポーツ精神。「体育とは違うわけですね」「はい」というわけで小生がバラカンさんに体育とスポーツの違い…日本の社会が体育からスポーツへと変わってきていることを説明。ロケバスで場所を移して杉並のVimスイミングスクールへ。子供のスポーツクラブで何故水泳が一番人気なのか…スポーツをする子供としない子供の二極化…その解消策としてのスポーツの力…等を説明してロケを終了。渋谷までロケバスで送ってもらって帰宅。焦る気持ちを抑えて飯&風呂&酒で時間を取ったあとパソコンのスイッチを入れると…動かない。そこで外していたACコードを繋いでスイッチを入れると…ばっちりパソコンは動き始めました。バッテリーの蓄電容量は0%。しばらくすると1…2…3と回復。ホッとしてベッドへ。バッテリーの過充電は気をつけたほうがイイのですね。

8月3日(木)つづきのつづき
この日の『ニューズ・オプエド』で上杉隆さんが面白いニューズを配信されていたので転載します。《きょう3日の内閣改造で重要閣僚にサプライズ人事があることがわかりました。意外な顔ぶれは細田派所属の衆議院議員安倍晋三さんです。安倍氏は当選八回。閣僚経験もありますが最新の世論調査では「もっとも信頼できない政治家」と評価され再入閣は難しいとみられていました。その中での留任は「サプライズ」とみられています。安部氏は内閣総理大臣での留任になります》パロディや笑いはCriticismの大きな武器ですね。ブラーヴォ!

CD
『SINFONIEN 1-9, OUVERTUERE Box set』
『SINFONIEN 1-9, OUVERTUERE Box set』
『Bernstein Haydn Box set』
『Bernstein Haydn Box set』
DVD
『バーンスタイン+手塚治虫/雨のコンダクター 〜ハイドン:戦時のミサ より』
『バーンスタイン+手塚治虫/雨のコンダクター 〜ハイドン:戦時のミサ より』

8月4日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。涼しい。今朝も気持ち良い涼夏。冷夏は言い過ぎだから「りょうか」という造語を作ったつもりでいたら簡単に漢字変換。日本語にある言葉でした。ただし広辞苑にも新明解国語事典にも出ていない。なのにATOKでは変換可能。ちなみにMicrosoftでも変換可能。辞書とコンピュータの常識が乖離し始めたのか?それはともかく涼しい朝となると犬の散歩をする人が多い。俺はメッチャ暑い時にも散歩してるのに涼しい時だけ出てくるとは…と頭に思い浮かべて昨日一緒にスポーツクラブやスポーツ幼稚園を巡ったピーター・バラカンさんの言葉を思い出す。「イギリスでは他人と自分の能力を較べるようなことはしませんね。だから泳げなくても鉄棒ができなくてもなんともない。やりたけりゃぁやればいい」なるほど。終日デスクワーク。BGMは久しぶりに若きバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェンやハイドンの交響曲。その見事な演奏に聴き惚れてパソコン打つ仕事の手が止まってしまうほど。若さ溢れて溌剌としてホントに良い演奏です。ベートーヴェンの1番や2番。ハイドンの82番「熊」や83番「雌鶏」なんて素晴らしいですね。夕方から横浜中華街へ。毎日新聞の運動部長氏や小生の連載担当者3人と会食。紙面刷新で連載企画がなくなるとか。1998年に「男と女のスポーツ・サイエンス」と題して始まった企画が「金曜カフェ」「時評点描」と名を変えて20年近く続いた連載も再来週の土曜日掲載で終了。ま。すべてのモノに終わりはあるものです。コノサカヅキヲ受ケテクレ/ドウゾナミアミツガシテオクレ/ハナニアラシノタトエモアルサ/「サヨナラ」ダケガ人生ダ…で生ビールと紹興酒を注いでもらいながらいろいろスポーツ談義オリンピック談義スポーツジャーナリズム談義。また新しい仕事をよろしく。

CD
『伊藤咲子:乙女のワルツ』
『伊藤咲子:乙女のワルツ』
『石川さゆり全曲集(1)〜津軽海峡冬景色〜』
『石川さゆり全曲集(1)〜津軽海峡冬景色〜』
『北の蛍』
『北の蛍』
『ブラームス:交響曲第1番/ハイドンの主題による変奏曲』
『ブラームス:交響曲第1番/ハイドンの主題による変奏曲』
『モーツァルト:後期6大交響曲集』
『モーツァルト:後期6大交響曲集』
『鳥の歌〜ホワイトハウス・コンサート』
『鳥の歌〜ホワイトハウス・コンサート』
『ミュンシュ指揮ボストン響、ロスアンジェルスフィル ブラームス・ライヴ』
『ミュンシュ指揮ボストン響、ロスアンジェルスフィル ブラームス・ライヴ』
『ブラームス:交響曲第1番』
『ブラームス:交響曲第1番』

8月5日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。涼しいと思っていたら昼前頃から太陽ギラギラで久々に熱夏。この言葉はさすがに漢字転換不能。辞書にもなし。終日デスクワーク。『バイバイ・ブラックバード』小説読み+台本読み。セリフ8カ所。まぁ何とかなるやろ…と考えなシャーナイですな。BGMはカザルス指揮プエルトリコ音楽祭管弦楽団でブラームス交響曲1番。ウン。これは『バイバイ・ブラックバード』の筋書きに合うなぁ。ブラームスはミュンシュの指揮が素晴らしいけどカザルスもスゴイですね。夜TBSの『報道特集』が面白かった。そうです。現憲法9条はマッカーサーの押しつけでもなければアメリカの押しつけでもなく幣原首相の発案だった。それをマッカーサーやアメリカ占領下の「押しつけ」とウソをホントのように言い出したのは安倍首相の祖父の岸信介首相だった。この世界に先駆けた平和憲法を安倍首相はネットTVで「(占領下に)押しつけられた憲法」で「みっともない憲法」と言ったらしい。どういう神経をしてるんだろう?夜はNHKの歌番組。小林旭・浅丘ルリ子・ビリー・バンバン…etc.見てしまう。津軽海峡冬景色。やっぱりイイ歌ですね。むかし小学館『GORO』編集部の野球大会に石川さゆりさんがBFと一緒にやって来たことがありましたね。北の蛍。これもイイ歌ですね。どっちも三木たかしさんの作曲ですね。作詞は阿久悠さん。三木たかしさんは五木寛之さん主催の鈴鹿F1記念講演で一緒させてもらってギター弾き語りで歌ってもらったことがあったけど素晴らしかったですね。むかし…を思い出すようではトシですなぁ。伊藤咲子さんには『ひまわり娘』ではなく『乙女のワルツ』を歌ってほしかったですね。

8月6日(日)
朝起きて広島の原爆忌式典を見る。市長は国連の核廃絶条約に触れたが首相は触れずに核のない世の中を目指すと挨拶。この人に現憲法を「アメリカの押しつけ」だとか「みっともない」とか言われたくないですね。黒兵衛と散歩。暑い。汗だらだら。ボルトは3位だったらしい。盛者必衰会者定離。日本人3選手とも決勝には進めず。まぁボルトも最初は予選落ちを繰り返しましたからね。ニュースや録画で見なければ…しかし結果を知ってから見るのはライヴではなくなるということですね。結果を知らずに見ればたとえ時間は後ろにずれていてもハラハラドキドキのライヴ感は存在する。要するにライヴ感とはハラハラドキドキであり本当のライヴ(映像ではないナマ体験)は肌に感じる現場の空気・気温・匂い…といったものなのでしょうね。そーゆースポーツのライヴ感を書きたくて甲子園球場での阪神巨人戦を文章にしたことがあった(「甲子園詣」=『9回裏2死満塁』新潮文庫に収録)がそーすると試合の中味にまったく触れないレポートが出来上がってしまった。スポーツのライヴ感とはそんなものかもしれない。アメリカへメジャーの試合を始めて見に行って感激した人のほとんどが憶えているのは球場の美しさとか観客席の楽しさで試合展開の内容や結果を憶えてませんからね。終日デスクワークでスポーツジャーナリスト塾の準備。夜は世界陸上男子マラソン。川内選手はもう少し落ち着いて走れないものかなぁ。ま。そういうスポーツマンに対する感想は死んで生まれ直して来いというのと同じなんでしょうね。日本のスポーツのコーチには少なくないけど…。女子マラソンの始まるまでに時間があるのでヤルヴィ指揮N響でサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番。ピアニスト河村尚子さんの実践的解説が面白くコノさほど有名でもないフランスの名曲を思い切り楽しめた。女子マラソンは日本人選手も頑張って粘ったけど入賞者はナシ。男女とも優勝タイムはさほどでもないのに敗因は…?…練習法?戦略?戦術?精神?気合い?駅伝?日常生活?…いろいろ考えなければなりませんね。

BOOK
小林有吾『アオアシ』(ビッグコミックス/小学館)
小林有吾『アオアシ』(ビッグコミックス/小学館)
東方出版・編『プロスポーツビジネス』(東方出版)
東方出版・編『プロスポーツビジネス』(東方出版)

8月7日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。湿度も高い。颱風のせい?フェーン現象?蝉時雨のなかにヒグラシの声。生前の母がヒグラシの声を聴くともの悲しくなると言ってたことを思い出す。緑地の桜の木の下はアブラゼミの死骸だらけ。夏の終わりを告げるモノは多くても暑さだけは収まらない。週末から始まるスポーツジャーナリスト塾の準備に手をつけて午後からは東京へ。芝公園AVATTA STUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。夏の毎月7日は和装の日にするという上杉隆社長の鶴の一声でアシスタントの川島のり子さんは浴衣姿。スタッフも甚兵衛や自作の袴姿。特別ゲストで松山の米ツアー優勝をしゃべりに来た上杉氏も甚兵衛姿。そもそも甚兵衛というのは和服なの?そもそも和服という言葉は比較的新しくかつては呉服と言ってましたね。中国の呉の国伝来の服装ですよね。今日の正式ゲストはスポーツライターの上野直彦さん。ボルトやマラソンからなでしこジャパンや日本版NCAAの話題まで。よく取材されていてオモシロイ話の連続。今人気のJユース・サッカー漫画『アオアシ』取材源案協力者でもあり視聴者の方々からもサッカーに関する質問がいくつか。小生はデフリンピック(聴覚障害者たちのオリンピック)に出演した女子サッカーチームのドキュメンタリー映画『アイコンタクト』をプレゼントしてもらった。帰宅後晩飯のあと早速見ようとしたところが疲れてソファで爆睡。イカンイカン。明日から体調を整えてチョイと多忙になる夏を乗り切らなければ。

DVD
『コールガール』
『コールガール』
BOOK
澁澤龍彦『バビロンの架空園』(河出文庫)
澁澤龍彦『バビロンの架空園』(河出文庫)
中村和彦『アイ・コンタクト−もうひとつのなでしこジャパン』(岩波書店)
中村和彦『アイ・コンタクト−もうひとつのなでしこジャパン』(岩波書店)

8月8日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑いけど結構風があって過ごしやすい。颱風のおかげ?…と思っていたら陽が射して汗ダラダラ。夏は馬鹿にできません。室内で熱中症になる方が多いわけですね。さて猛暑のなかのオリンピックはどうする?熱中症対策は?颱風対策は?何か良いアイデアを出さねば…逆境ほどアイデアは出るものですからね。終日週末のスポーツジャーナリスト塾の準備。途中チョットだけドラマの台詞の練習(汗)。週末は忙しくなるのか…気合いを入れねば。晩飯映画劇場は『アイコンタクト〜もうひとつのなでしこジャパン』。昨日スポーツライターの上野さんからいただいたDVDを見る。2009年台北で行われたデフリンピック(聴覚障害者のオリンピック)に出場した女子サッカー日本代表チームのドキュメンタリー。最後のクライマックス=デンマークとの5〜6位決定戦で音声がオフになる演出が見事。何も聞こえない。こういうなかで選手立ちは頑張っていたのですね。夜寝る前に郵便物の整理。澁澤龍子さんから河出文庫の新刊『バビロンの架空園』が届いていた。先の動物の話のアンソロジーに続いて今度は植物の話。澁澤龍彦ワールドは不滅ですね。それと…本ホームページの写真(ナンデモカンデモ)を選んでいたら映画『大統領の陰謀』の監督アラン・J・バラクは『コールガール』の監督でもあることを発見。小生の一番好きな映画。ジェーン・フォンダの魅力満載映画。この監督は淡々描いてとグイグイと引き込むことが上手いようですね。

DVD
『黒い雨』
『黒い雨』
CD
『桜川唯丸ウランバン』
『桜川唯丸ウランバン』

8月9日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。甲子園の高校野球で女子の応援団長同士が対戦(東筑vs済美)が激突という話題を取りあげて応援団とは何ぞや?という話。学ランのランとはオランダという意味で洋服のことを江戸末期は蘭服と呼んだんですね。学生服はプロシアの軍服に由来してます…ということはさておき日本の野球には応援団がいるけどアメリカのベースボールには応援団はいない。しかしそれは日本人が団体行動を好むというのではなくアメリカのバスケットボールやアメリカンフットボールには応援団(チアリーダー)が存在するけど日本の相撲には応援団は存在しない。ちなみに世界相撲選手権ではアメリカや日本以外の諸外国は声を揃えて自然に応援団を結成します。しかし日本は声は揃えず観客は一人一人が叫んでいます。要は前近代の飛び入りの歴史のあるスポーツには応援団は生まれず近代以降に生まれたり輸入したりして飛び入りの自由がなく発展した(やる人と見る人が最初から明確に分かれていた)スポーツでは見る人のフラストレーションが高まって応援団を生んだということでしょうね…なんて話をしたあと黒兵衛と散歩。メッチャ暑い。マイッタ。シャワーを浴びたあと終日エアコンの下でデスクワーク。週末のスポーツジャーナリスト塾の準備と明日のドラマVTR収録のチョットした準備。かなりビビり始めてる自分を自覚。マイッタ。晩飯映画劇場は長崎の原爆忌に敬意を表して今村昌平監督『黒い雨』。じっくりきちんと見端は初めて。素晴らしい作品です。核兵器廃絶条約に加わらなかったどこぞの国の総理大臣にも是非とも見ていただきたい大名作ですね。

BOOK
伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』(双葉文庫)
伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』(双葉文庫)
CD
『バイバイ・ブラックバード』
『バイバイ・ブラックバード』
『バイバイ・ブラックバード』
『バイバイ・ブラックバード』
『バイ・バイ・ブラックバード』
『バイ・バイ・ブラックバード』
『ペギー・リー』
『ペギー・リー』

8月10日(木)
朝6時半起きで準備してイザ東京渋谷へ。井の頭線と京王線を経由して調布へ。迎えに来てくれたクルマに乗って角川大映スタジオへ。メイクをしてもらって服を着替えてイザWOWOWドラマの撮影開始。伊坂幸太郎原作森義隆監督『バイバイ・ブラックバード』第5話に映画監督の役で出演なのだ。

8月10日(木)つづき
役者としてTVドラマに出るのは2度目。1度目は約20年前自作の小説『京都祇園遁走曲』が『京都発 僕の旅立ち』というタイトルで「NHK銀河ドラマ」でドラマ化されたときに新幹線から降りてきた客として主人公(茂山宗彦さん)とぶつかるシーンに登場した。わずか3〜4秒。台詞は「悪い悪い。かんにんな」のヒトコト。それでも0系新幹線が入線するチャンスをとらえての京都駅での撮影で半日以上かかった。今回のWOWOWドラマは5人の女と別れ話をする主人公(星野一彦=高良健吾さん)が5人目の女(女優=有栖睦子=関めぐみさん)に別れ話を持ち出すシーンで劇中劇としての映画監督の役で台詞も9回くらいある。おまけに主人公が別れ話を持ち出すことになった理由が「バスに乗らなければならなくなった」からでその「バス」を手配した「組織」から身長190p以上体重100s以上の大女(繭美=城田優さん)が派遣されて主人公はその大女と結婚することになたので「別れてくれ」と言い出す。原作者の伊坂幸太郎さんが編集者から太宰治の遺作『グッドバイ』の続編を…と依頼されて書いた作品でナカナカ一筋縄では解釈できない面白さのあるファンタジー。その5人目の女との別れのシーンに「ヨーイ、スタート」と言ったり「オモロイこと言うヤツやなあ。映画に出て見いひんか?エキストラで」とか言って異様な大女や主人公を映画に引っ張り出しそこで本当の別れ話になる…という筋立て。午前10時半頃からリハが始まって森義隆監督がカット割りの最終確認をして最初のシーンの撮影が完了したのが午後3時すぎ。昼食休憩のあと最後のシーンの撮影は女優やそのマネージャー(丸山智己さん)が静かに涙を流すシーンのアップ撮りなどもあり終わったのが夜の8時半。小生は幸い迷惑をかけることもなく台詞と演技をこなし…それどころか森監督から「最高ですよ。普通はそうはできませんよ」とも言われ…助監督からは「どこかで芝居をやっていたのですか?」とも言われ…本当はションベンちびりそうになるほど緊張してたのにナントカ役柄をこなして初の本格ドラマ出演は終了したのでした。イヤァ疲れた…とは言えそれほど動いてないし台詞も少なく待ち時間ばかりが多かったけど疲れるもんですね。ドラマの放送は来年2月とか。どないな仕上がりになるのかなあ…チョイとドキドキ。

8月10日(木)つづきのつづき
ドラマ本格初出演(といってもチョイ役ですが)でオホメの言葉を監督やプロデューサーの方々からいただいたのは嬉しかった。以前東京フィルハーモニー交響楽団の指揮台に立って古関裕而の『東京オリンピック行進曲』やワーグナーの『ローエングリン第3幕への前奏曲』を指揮したとき演奏後にトイレで出逢った楽団員の方から「本格的に指揮者の勉強してみたらどうですか?イケますよ」と言われた時と同じくらい嬉しかった。ま。褒め言葉としてありがたくいただいておくだけですけどね。しかしオケの指揮は余興でも演劇は大学入学時に目指していた世界。幼稚園や小学校の時から近所の南座で歌舞伎を見せられ中高時代は労演に入って毎月1本俳優座や文学座や民芸や青年座の芝居を見続け劇作の宮本研や清水邦夫やハロルド・ピンターやサミュエル・ベケットやウジェーヌ・イヨネスコやアーノルド・ウェスカーに憧れたこともあった。中3の時はロミオとジュリエットのパロディ芝居を書いて上演。高3の時は「高校生の為のレッスン」という芝居を書いて上演。大学に入ると無期ストが開けても自分のクラスの授業はそっちのけで別のクラスの小田島雄志先生の『Taste of Honey』の授業を受けたり小田島先生の研究室に入り浸って招待券をもらって毎日のように芝居を見たり早稲田大学の河竹登志夫先生の授業の潜り込んで盗講したり…赤テント黒テント早稲田小劇場にも通い文学座のアトリエにも顔を出し駒場実験劇場なるモノを立ちあげたりパントマイムのレッスンに通ったり…そのうちなぜかミニコミ誌の編集に加わっていつの間にかスポーツライターになってしまったところにこの歳(65歳)になって演劇ではないが映画の世界で演技をする羽目に陥るとは思わなかった。真夏の撮影だけど映画の設定は年末。映画監督役の俺の衣裳は厚手のカーディガンにマフラー。声は腹式呼吸で腹から出すことを心がけ…なんてスタニスラフスキー・システムをチョイと思い出し…そんなことを頭に思い浮かべなければ緊張感で倒れそうになるなかよーやくフィニッシュ。ところでギャラは出るんですよね(^^;)

BOOK
テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』(新潮文庫)
テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』(新潮文庫)
DVD
『欲望という名の電車』
『欲望という名の電車』

8月11日(金)
さすがに昨日は疲れていたのかグッスリ熟睡バッチリ爆睡して朝6時半に起床。サニブラウンの200m決勝の見事な走りを録画で見ながら一昨日用意しておいた資料や本を鞄に詰めて渋谷へ…と思ったところが休日で(「山の日」なんていつできたのか!?)湘南新宿ラインが少ない。仕方なく東海道で品川へ。山手線で原宿へ。地下鉄千代田線で代々木公園前まで行って某企業の会議室で日本スポーツ学会主催のスポーツ・ジャーナリスト塾開講。初日の午前中2コマは小生の担当で「スポーツ・ジャーナリズムとは何か?」「スポーツジャーナリストの仕事」について講義。昨日のドラマの撮影で我ながら体力が心配だったが90分×2コマを白板に字を書きながら立ちっぱなしで講義。どこやらの白熱授業よりもよっぽどこっちのほうが中味があるでぇと本気で思いながら15人くらいの参加者相手に熱演。昨日のドラマ出演の興奮がプラスに働いたかな?そーいえば会場に着くなり世話人の長田渚左さんから「昨日の撮影はどーでしたか?」と訊かれて「まぁまぁやってきましたよ」と答えたが彼女は桐朋大学時代にジュリエットもオフィーリア(ハムレット)もブランチ(欲望という名の電車)もトゥーランドットも舞台でやった人ですからねえ。叶いません。午後からは元日本テレビ・プロデューサーで東京ヴェルディの社長でもあった坂田信久さんが講義。小生も塾生として箱根駅伝全コース中継や今のようにTBSが中継する以前の世界陸上の中継についての裏話やメディアとスポーツの関係について興味深い話を山ほど聞かせていただく。坂田さんの素晴らしい講義のあと講座の初日ということで参加者や坂田さんやこの先の講師を務める編集者なども交えて缶ビールや缶チューハイを飲みながらワイワイがやがやとスポーツ談義。こーゆー時間も貴重ですよね…でスポーツジャーナリスト塾初日を終えて帰宅。フロ&メシ&サケ少々…でコテンと爆睡。

8月12日(土)
今日も朝6時半起床。湘南新宿ラインに乗って渋谷ー原宿ー代々木公園経由でスポーツ・ジャーナリスト塾講座の会場へ。本当はスポーツ・ジャーナリストという言葉はおかしいんですよね。スポーツも政治も経済も社会問題も何でも取材し報道し批評するのがジャーナリストですからね。スポーツの専門化ならスポーツ・アナリストといったほうが良いかもしれないけどマァ日本人の人口に膾炙しているほうでいいでしょう。今日は朝の2コマを使って「スポーツの見方」と「スポーツの訊き方(インタヴューの仕方)」の講義と演習。その前に受講生たちの自己紹介を…と世話人の長田渚左さんから提案されたので1人1分で自己紹介。それも自分の表現だから小生がチェック。良い自己紹介と悪い自己紹介を評価。っこれも講座の一巻ですよね。それからNYメッツの古いプロモーションビデオを見て「具象を見て」「抽象を思う」見方と「抽象を考え」「具象を示す」表し方を説明。続けてインタヴューの仕方を講義。昼休みを挟んで日本のスポーツジャーナリズムの歴史を大坂冬の陣夏の陣でジャーナリズムが生まれたところから明治初期のスポーツジャーナリズム(事件報道・批評報道)大正から昭和初期のスポーツジャーナリズム(国策報道)戦後のスポーツジャーナリズム(体育報道)1964年以降のスポーツジャーナリズム(ドラマ報道)を講義。喋りまくり…質問に答えまくりの1日を勢いで突っ走る。我ながらマダマダ体力のあることを再認識。ふうううう。ビールを飲みながら帰宅。世界陸上のリレー予選を楽しみながらビールと晩飯。ソファで爆睡したあと10時過ぎに目覚めてフロ&ベッド。狂乱の3日間がようやく幕を閉じました。

BOOK
『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)
『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)
『近現代作家集U(池澤夏樹=個人編集日本文学全集27)』(河出書房新社)
『近現代作家集U(池澤夏樹=個人編集日本文学全集27)』(河出書房新社)
『近現代作家集V(池澤夏樹=個人編集日本文学全集28)』(河出書房新社)
『近現代作家集V(池澤夏樹=個人編集日本文学全集28)』(河出書房新社)

8月13日(日)
激動の3日間が終わり(チョットオーバーですね(^^;)ゆっくりする一日。久しぶりにゆっくり黒兵衛と散歩。机の上を整理したり郵便物やメールを整理したり世界陸上の録画を見たり…。日本の400リレー3位はボルトの足の故障があったとはいえ見事でしたね。夕方から大船で買い物。久しぶりに本屋に寄って明日やってくる孫たちにプレゼントする本(かいけつゾロリ)を購入。定期購入している河出書房新社の『池澤夏樹=個人編集日本文学全集』の27巻『近現代作家集U』と28巻『同V』が溜まってたのでそれも受け取る。ついでに買った『ざんねんな生き物事典』という本が意外に面白かったコレも孫用ですけどね。帰宅してビール飲みながら50q競歩を見る。日本人選手が見事に2位3位。それは素晴らしいけどアナウンサーが「お家芸」という言葉を乱用したのは気になった。どこの「お家」の芸なのか?。「日本のお家芸」と言いたいのだろうけどバトン・リレーは何故「お家芸」という言葉が出てこないのか?WBCで2大会連続優勝した時も野球がお家芸とは言われなかった(アメリカ生まれですからね)。三段跳び・水泳・体操・柔道(コレはまさに嘉納家のお家芸ですね)など過去に「お家芸」と呼ばれたスポーツはいくつかあるけどそのうちその呼称は消えた。そもそもスポーツを「お家」と結びつける感覚がきっと間違っているのでしょうね。言葉の問題とはいえ言葉は重要ですから注意しなければ。『日曜美術館』で魯山人を少し見て風呂からあがってヤルヴィ指揮N響のシューマンのチェロ協奏曲とシューベルトの交響曲8番グレイト(以前は9番だったのに8番変わったのですね)。シューベルトはベートーヴェン的な演奏も面白かったけどもう少しロマンチックにブルックナー的にやってほしかったなあ。ベッドで読んだ長谷川四郎の小説『駐屯軍演芸大会』(近現代作家集U収録)がメッチャ面白かった。小林秀雄『偶像崇拝』三島由紀夫『孔雀』と続けて読むのも最高の味わい。これぞ編集の妙ですね。

BOOK
原ゆたか『かいけつゾロリのようかい大リーグ』(ポプラ社)
原ゆたか『かいけつゾロリのようかい大リーグ』(ポプラ社)
あんびるやすこ『なんでも魔女商会お洋服リフォーム支店』(岩崎書店)
あんびるやすこ『なんでも魔女商会お洋服リフォーム支店』(岩崎書店)
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(オンデマンド・ペーパーバック)
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(オンデマンド・ペーパーバック)

8月14日(月)
朝はミストのような雨のなか涼しくて気分良く黒兵衛と散歩。午前中にアサヒ芸能の連載コラムを1本仕上げてサァ夏休み…というわけでもないけど昨日読んだ三島由紀夫の短編『孔雀』を読み直す。『金閣寺』と同じ美に対する破壊衝動が根底にあって孔雀を殺す美しさが描かれているなかにオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』にもつながる美しい主人公の老化の問題が存在する。三島は歳を取りたくなかったんですね。しかし孔雀の殺し方が気に入らない。どうして犬をけしかけるのか?ナイフを使う方が美しいのでは?などと考える夏休みならではの脳味噌の働かせ方をしていると夕方次女夫婦と孫二人が来宅。爺は孫たちに『かいけつゾロリのようかい大リーガー』(ポプラ社)と『何でも魔女商会お洋服リフォーム支店』(岩崎書店)をプレゼントしたあとみんなで『鮨処もり山』へ。途中から甥っ子も参加。久しぶりの美味しい鮨でお腹をいっぱいにして帰宅して日本酒呑み直し。ま。夏休みです。

BOOK
筒井康隆『魚籃観音記』(新潮文庫)
筒井康隆『魚籃観音記』(新潮文庫)
村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)
村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)

8月15日(火)
朝の雨粒が落ちてこないうちに黒兵衛と散歩。孫どもはまだ夢のなか。一緒に散歩と言っていたのは一人で散歩に変更。身長194pの城田優さんも子供の頃はとにかく良く寝たと言っていた。184pの佐渡裕さんもよく寝る子だったとか。180の俺もよく寝ていた。170に近い次女もよく寝ていた。寝る子は育つはどうやら本当らしい。散歩から帰ってくると雨がぽつりぽつり。降ったり止んだり。孫や子供が起きてきてワイワイガヤガヤのなか俺はリビングのマッサージチェアでダラダラ夏休み。こんな日があってもエエやろ。みんなの買い物もパスして一人でカップ麺で昼飯。日清の沖縄ソーキ蕎麦(これが美味い!)を食べてまたマッサージチェアでダラダラ。甥っ子や次女の家族が孫を一人残して自宅へ帰宅。俺は孫と風呂に入ってビール&晩飯食って再びダラダラ。孫はダイニングでピカチューのビデオ。俺はリビングでNHK終戦記念日特集『戦慄の記録インパール』を見る。そうか。今北朝鮮の人達は戦前の日本の遺伝子を引き継いでいるのか?夜本格的に寝ようとしたら昼間ダラダラとたくさん寝たせいか眠れない。ウィスキー飲みながら読書。村上春樹『午後の最後の芝生』。村上作品は圧倒的に短編と翻訳物が面白い。続けて筒井康隆大先生『魚籃観音記』。抱腹絶倒超絶ギャグ満載メタポルノ小説。孫悟空と観音様がマグワウ。コウゴウは見に行かねば。行かねば行かねば。行かねばの娘…にはマイッタ。大先生のまだ読んでない小説と出逢えた喜び。池澤夏樹個人編集日本文学全集に感謝。夏休み終了。

BOOK
円城塔『後藤さんのこと』(ハヤカワ文庫)
円城塔『後藤さんのこと』(ハヤカワ文庫)
安岡章太郎『質屋の女房』(新潮文庫)
安岡章太郎『質屋の女房』(新潮文庫)

8月16日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。世界陸上で日本選手がメダルを獲得した競歩と400リレーについて。どちらも《より速く・より高く・より強く》の五輪のモットー(座右の銘)よりもドイツの哲学者ハンス・レンクの唱えたプラス2《より美しく・より人間らしく》に相応しい競技。動物には不可能な直立二足歩行を競う競歩もバトンリレーの妙技も見事でしたね。ラジオのあと小雨のなかを黒兵衛と孫と散歩。涼しい。いや冷夏。短パンでは寒いくらい。終日デスクワーク。大学のシラバスを書いたりメールの返事を書いたりオプエドのゲストと連絡を取ったり…なんやらかんやらやることはいっぱいあるもんですなあ。晩飯前に孫とオセロ・ゲーム。「将棋では負けてもオセロでは負けないぞー!」と言っていた孫を簡単に2戦ともボロンちょんに打ち負かす。ハハハ。まだ若い。孫と風呂入って『生き物にサンキュー』を見ながら晩飯。孫が寝たあとウィスキー飲みながらニュース。報道ステーションに映し出された京都五山の送り火に手を合わせる。そーいえば昨日の東京新聞一面の特集記事に師匠の小田島雄志先生がなかにし礼さんとともに出ていた。どちらも満州引きあげ者。戦争体験者の反戦への意志は強い。我が両親もそうだった。ベッドで読書。円城塔『The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire』を読みながらケタケタ一人で吹き出し笑い。銀河帝国って子供の話なんですね。里見ク『いろおとこ』これは山本五十六の話。安岡章太郎『質屋の女房』これは堕落しきるほどのエネルギーも消えた戦時中の学生の学徒動員の話。すべて池澤夏樹個人編集の日本文学全集に収録されていたもの。素晴らしい小説はいっぱいありますねえ。

BOOK
内田百閨w日没閉門・残夢三昧』(旺文社文庫)
内田百閨w日没閉門・残夢三昧』(旺文社文庫)
中野重治『五勺の酒・萩のもんかきや』(講談社文芸文庫)
中野重治『五勺の酒・萩のもんかきや』(講談社文芸文庫)
『色川武大(ちくま日本文学30)』(筑摩書房)
『色川武大(ちくま日本文学30)』(筑摩書房)
坂口安吾『白痴・青鬼の褌を洗う女』(講談社文芸文庫)
坂口安吾『白痴・青鬼の褌を洗う女』(講談社文芸文庫)

8月17日(木)
朝起きて孫と黒兵衛と散歩。昨日の冷夏よりも少しは暑くなったけどそれでも涼しい。孫はジャジャジャジャジャと何やらワケのわからない言葉を叫びながら俺と黒兵衛の前へ行ったり後ろへ下がったり走り回っている。男の子というのはそんなふうに自分の世界に入り込むものだ。俺も小さい頃はノーダン満塁ピッチャー第1球を投げましたとか呟きいながらお寺の塀めがけてボールを投げていたものだった。最近の男の子はそんな野球中継に接することもないからピカチューだかワンピースの世界に入り込んでいるようだ。散歩を終えて汗もかかずシャワーを浴びる必要もなく仕事開始。午前中に通信社のコラムを仕上げる。昼飯にまるちゃんラーメンを食ってリビングのマッサージチェアで昼寝をしようと思うと買い物に行ってきた孫と婆が帰ってきてカブトムシの籠に敷く土を買ってきたとかでワイワイがやがやカブトムシの世話を始める。昼寝ができないので仕事部屋に移動。明日締め切りの毎日新聞のコラムを仕上げる。今回で10年以上続いた連載の最終回。何か特別なことを書こうか(例えばスポーツチームを運営したりスポーツイベントの主催者やパートナーになってジャーナリズムを放棄している新聞社批判とか)とも思ったがハンス・レンクの新しいスポーツ論と日本のオリパラ万博等高度成長の夢から抜け出せない現状をどう打破するか…という内容にする。少しでも前向きでいたいですからね。孫と風呂に入ったあとオセロ。少しやり方(カドの取り方など)を教えると急激に強くなった孫と大接戦。子供は成長が早いですね。大根や蓮根の入った美味しい婆特製のカレーを孫と食べて酒呑んで寝る。ベッドで色川武大『空襲のあと』坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』内田百閨w日没閉門』読了。興味深い作品の連続。池澤夏樹氏に感謝。中野重治『五勺の酒』には玉木という人物が登場。昔は玉木って全然見なかったのに(吉田松陰の叔父の玉木文之進くらいだったのに)最近は玉置浩二玉木宏玉木雄一郎玉木碧玉木幸則…等々大勢表舞台に出てきた。姓名分布ランキングというホームペーによると879番目に多い苗字らしい。マァ多いというより少ないと言うべきか。どーでもええわ。ネヨ。

DVD
『君の名は』
『君の名は』

8月18日(金)
朝起きて孫と黒兵衛と散歩。今朝は暑い。夏らしい気候。孫は相変わらずジャジャジャジャジャとワケのわからない一人遊びの物語の世界に没入して走り回る。それが気になってか黒兵衛が落ち着いて雲古をできなかった。ま。仕方ないか。シャワーを浴びて終日デスクワーク。昨日書いた毎日新聞と連合通信のコラムを読み直して少し手を入れて送稿。午後からは明日のスポーツジャーナリスト塾の準備。話し忘れていることをチェック。資料をチェック。夕方もう一度黒兵衛と孫と散歩。雲古をしてくれた。孫のジャジャジャジャ遊びのヴォルテージが下がったせいか。帰宅して孫と風呂に入って晩飯。久しぶりに晩飯映画劇場は『君の名は』。巷で大評判になったあのアニメがDVDになって本屋のレジで売られていたため買ったもの。孫も見たいというので見たが…これほど中味のない作品だとは思わなかった。正直言って最低の作品。3.11のあとにこの程度の作品しか作れないのか…この程度の作品を商業主義と宣伝効果で話題にした力が怖い…としか言えない。男女人格入れ替わりは平安時代の『とりかえばや物語』以来の面白いテーマ。時空を超える愛の物語なら筒井大先生の『時を駈ける少女』も夢野久作の『ドグラマグラ』もある。マイッタ。実写に近いアニメの描写も安易なら物語の構成も安易。語るに落ちる作品。何の賞にも引っかからなかったことは納得。ただのエンターテインメント作品でした。そのあとウィスキー飲みながら見たNHK-BSのドキュメンタリー『何故日本は焼き尽くされたのか』のほうがよほど見応えがあった。アメリカの空軍設立の事情。第二次大戦のはるか前からあった絨毯爆撃の戦略。原爆は焼夷弾のかわり…。戦争という政治のなかでの指揮官ルメイ将軍の苦悩…。今夏のNHKの終戦特集はなかなかスゴイ。会長が替わったから?

DVD
『ザッツ・エンターテインメント・コレクターズ・ボックス』
『ザッツ・エンターテインメント・コレクターズ・ボックス』

8月19日(土)
朝起きて湘南新宿ラインで渋谷へ。山手線で原宿へ。地下鉄千代田線で代々木公園前へ。日本スポーツ学会主催のスポーツジャーナリスト塾の会場へ。朝から夕方まで教壇に立って講義。とはいえ今日は市川崑監督『東京オリンピック』やクロード・ルルーシュ監督『白い恋人たち(1968年グルノーブル冬季五輪)』や篠田正浩監督『札幌オリンピック』などの映像を見てその作り方や考え方などを生前の市川監督の言葉とともに紹介。いやぁ『白い恋人たち』の映像の面白さもナカナカ魅力的ですけど『東京オリンピック』の映像はいつ見てもスゴイですね。完璧に「編集」の勝利ですね。それとスポーツを見つめる視点のナチュラルさ。スポーツを勝敗などで判断せず面白さと凄さと身体的魅力だけで見つめた眼力の勝利ですね。昼休みには映画『ザッツ・エンターテインメント』のフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの映像やエスタ―・ウィリアムズの水泳パフォーマンスなども見てもらいスポーツとの関係を解説。アステアのダンスを知らない体育教師が見よう見まねで亡命者(exile)のダンスを教える体育の授業って何処かヘンですよね。帰宅してフロ&晩飯のあとウィスキー飲みながら久しぶりにオペラ三昧。クライバー指揮の『オテッロ』や『ボエーム』デル・モナコの『オテッロ』ティト・ゴッビの『イヤーゴ(オテッロ)』や『リゴレット』を片っ端からダイジェストで見る。満足満足。

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『R・シュトラウス:ばらの騎士』
『R・シュトラウス:ばらの騎士』
DVD
『R・シュトラウス:サロメ』
『R・シュトラウス:サロメ』

8月20日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと昨日と同じルートで日本スポーツ学会主催のスポーツジャーナリスト塾へ。今日は小生は講師ではなく聴講生として木村元彦さんの講義を聴く。サッカーを通してみるスポーツと政治の関係。旭日旗とJリーグの判断の誤り。オシムのビデオを見て塾生が最もオシム的だと思った「言葉」を抜き出す演習。Jリーガー我那覇選手にかけられたドーピング違反の冤罪についての解説。そしてスポーツジャーナリストの取るべき立場と態度…等々たいへん面白く有意義で中身の濃い講義でした。サスガですね。午後からの長田渚左さんの講義も素晴らしかった。スポーツマンの本当の強さとは何か…チャスラフスカの「闘い」を通して見えてくるもの…木村さんの講義も長田さんの講義も(そして小生の講義も)もっと大勢の人に聞いてほしいですね。森組織委会長にも聞かせたいですね。帰宅後フロ&メシのあと今日のウィスキー&オペラはリヒャルト・シュトラウス特集。P・ジョルダン指揮D・マクヴィカー演出コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウスの舞台スリップ1枚で全裸の男(首切り役人)に抱きついて真っ赤に血まみれになったサロメ(ナディア・ミヒャエル)がヨハネの首に接吻します。スゴイ演出と演技ですね。でも全裸で踊ってピアズリーの挿絵そっくりのスタイルで接吻したマルフィターノのサロメ(シノポリ指揮ベルリン・ドイツ・オペラ)のほうが完成度はほんのちょっと上かな。続けてクプファー演出ウェルザー=メスト指揮ウィーン・フィルのザルツブルク音楽祭での『ばらの騎士』2幕の薔薇の贈呈と3幕のフィナーレ。プロジェクション・マッピングを大胆に使った演出も面白いけどやっぱり洪水のようにあふれ出す美しい音楽の凄さですね。久しぶりのリヒャルト・シュトラウス・サウンドに満足。深夜のバイロイト音楽祭ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の録画をセットしてベッドへ。これはワーグナーやリストやコジマも出てきてドイツ芸術至上主義を否定する新演出らしい。やっぱりオペラはおもろいでぇ。

DVD
『東京原発』
『東京原発』

8月21日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨日の本欄で夜はR・シュトラウスのオペラを楽しんだと書いたけど実はその前に映画『東京原発』を見ていた。久しぶりに最初から最後まで通してみてこの映画の素晴らしさに感服。メッセージの鋭さ&喜劇としての面白さを堪能。役所広司段田安則岸部一徳吉田日出子平田満…ら役者陣の演技の素晴らしさもさることながら山川元監督がこの作品以後1本もメガホンを取っていないのは何故?散歩のあとイロイロ仕事をこなして夕方東京浜松町へ。AVATTA STUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは産経新聞論説委員のの佐野慎輔さん。佐野さんとは雑誌『GORO』で小生が仕事をしていた時にスポーツ新聞記者匿名座談会などの企画で登場してもらって以来だからかれこれ40年くらいの長いお付き合い。今では一緒にスポーツ議員連盟のアドヴァイザリー・スタッフなどもこなしている。高校野球のホームラン―出過ぎからU-18のパラ陸上の話題まであらゆるスポーツの話題に鋭くお付き合いいただいて特集はプロ野球。楽しくいろいろ話して番組は終了。小生は少々打ち合わせをこなして帰宅。晩飯オペラ劇場は一昨日深夜NHK-BSで放送していた今年のバイロイト音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』。ワーグナー自身やコジマ(彼の妻)やリスト(コジマの父)やユダヤ人指揮者も登場する新演出。長い作品なので一気に最後までは見てないけど…なるほどヒトラーが心酔したドイツ中心主義反ユダヤ主義とは正反対の演出ですね。オモシロイ。

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『ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー』
『ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー』

8月22日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。やっと少しは夏らしい季節に戻った。汗まみれになって体操&スクワットのあとシャワーを浴びて仕事。なんと健康的な。午前中にアサヒ芸能の連載を書いてヒルメシ昼寝を挟み午後から北國新聞の連載を書く。夕方から今年のバイロイト音楽祭の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』。早送りダイジェストで要所をチェック。いやぁマイッタ。あまりにスゴイ演出なので早送りができずほとんど全部見てしまう。なにしろ第1幕でワーグナーの館で物語が進んだと思ったら最後にアメリカ兵のMPが出てきて第2幕はユダヤ人のお化けにワーグナーが呑み込まれて第3幕は第二次大戦後にナチス第三帝国を連合軍が裁いたニュルンベルク裁判が舞台ですからね。いやぁマイッタ。おまけに最後はドイツ万歳のハッピーエンドでなく歌合戦に優勝したワルターはエヴァをめとってマイスターなんかになりたくないと逃げ出してザックスはたった一人で虚しくドイツ芸術の優位性を演説して幕。たった一人になったザックスに舞台奥からオーケストラと合唱が現れ消えていくなんぞ…唖然とするほどのスゴイ演出。その意味するところはもう一度じっくりと全幕を見直さなければ語れませんがいやぁドイツはスゴイ。バイロイトはスゴイ。モリやカケでゴチャゴチャ騒いでるどこぞの国とは大違いですなあ。この舞台はその国の首相も見るべきですね。

Blu-ray
『第三の男』
『第三の男』
BOOK
水木しげる『水木しげるの古代出雲』(角川書店)
水木しげる『水木しげるの古代出雲』(角川書店)
鶴見俊輔『身ぶりとしての抵抗』(河出文庫)
鶴見俊輔『身ぶりとしての抵抗』(河出文庫)
DVD
『ゲド戦記』
『ゲド戦記』
BOOK
アーシュラ・K・ル・グウィン『ゲド戦記 1 影との戦い』(岩波書店)
アーシュラ・K・ル・グウィン『ゲド戦記 1 影との戦い』(岩波書店)

8月23日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。高校野球のホームラン出過ぎについて話す。01年に金属バットを重くして高校生が振り回しにくくした(飛距離を抑えた)はずが筋トレが進化して重い金属バットを振り回す高校生が増えてホームランが増えたわけですね。木のバットは高校生の部費には大きな負担だから合成木製バット(圧縮バット)を復活させるべきですね。黒兵衛と散歩のあと週末のスポーツ・ジャーナリスト塾の準備。午後から高校野球の決勝。なるほど今年はそもそも打高投低ですね。夕方仕事のあと晩飯。風呂の準備をするところでゴキブリ発見。シャワーで追いかけ排水溝の蓋を開け流し込む。「第三の?」をやっつける(このギャグわかります?第三の男でオーソン・ウェルズが警察に追われて死んだのは下水道でしたからね)。ところがアブラムシと格闘した中腰の姿勢が悪かったのか激しい腰痛に襲われる。油虫の呪いか。仕方ない。そーろっと歩いて風呂に入って早々とベッドへ。近々島根を訪れるので『水木しげるの古代出雲』(角川書店)を読み直す。大和政権が生まれる前は出雲が日本列島の中心で大陸との接点でもあったのですね。続けて鶴見俊輔『イシが伝えてくれたこと』(池澤夏樹日本文学全集所収)。これは凄い。ネイティヴ・アメリカンの凄さを再認識。『ゲド戦記』の凄さまで理解できた。死者を呼び寄せることができるのが形見(カタミ)。しかし死者を呼び寄せるには「形を見る力」が必要なんですね。親父の残した陸軍時代の飯盒をもう一度眺め直して見るか。

8月24日(木)
の呪いか(「」一字でアブラムシと読むらしい)朝起きると腰と背中の痛みがまだ取れない(「?」はいかにも呪いをかけそうな文字だ)。昨晩ロキソニンテープを5枚もヨメハンに貼ってもらって寝たから一晩で治ると思ったら少々甘かったか。仕方ない。黒兵衛の散歩はヨメハンに代わってもらって終日デスクワーク。座りっぱなしも腰に悪いとは思うがそれが小生の仕事なので仕方ない。昔将棋の大山康晴名人が将棋指しにとって将棋以外にできることは長く座り続けられることぐらいですかねえ…と言っていたがモノカキも字を書くこと以外にできることと言えば椅子に長く座り続けられることくらいかもしれない。しかし腰を曲げられないのはツライなあ。小生は肩凝りと頭痛の経験が一切ない。そこへ腰痛初体験が襲ってきたのでコノヤローと誰にぶつけていいかわからない怒りで焦ってしまう。まぁ落ち着いていよう。若いと3日で痛みは消えるらしい。老人だと1週間かかるとか。俺は若者か?老人か?どっちやろ?晩飯&風呂&ウィスキー(酒だけはやめられませんね)も早々にベッドへ。富岡多恵子『動物の葬禮』読む。ぎゃはははは…とは笑えないが面白い。解説の池澤夏樹氏も書いているがコレは関西落語。最後の母と娘の安長屋の一室での取っ組み合いは壮絶にしてエネルギッシュ。戦後の昭和が炙り出されていた。腰の痛みも忘れる。

COMIC
『第4章 国のトップは「米軍+官僚」である』
『第4章 国のトップは「米軍+官僚」である』
BOOK
矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)
矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)

8月25日(金)
朝起きると腰の痛みはほとんど消えている。違和感は残っていて無理はできないが黒兵衛との散歩は可能と判断。暑いなか歩く。問題なし。腰痛発生から2日目。俺はまだ老人ではなく若者なのでありました(^o^)

8月25日(金)つづき
黒兵衛との散歩のあと終日デスクワーク。明日のオペラ講座の準備。明日は『フィガロの結婚第4幕』なので原作者のボーマルシェに焦点を当てるつもりで準備。夜TBS『7デイズ』から電話。ボクシングの山中をTKOに破ったルイス・ネリについて。確かWBOは薬物反応が出た場合は試合が無効になるがWBCにはその規定がなかったはず。チャンピオンはいついかなる時にも勝たなければならず負けるとタイトル剥奪という規定があるはず。だからネリの審査とは無関係にタイトルは戻らないのではないか…。ジム側も引退という頭があったから早いタオルにしたわけで…。プロの試合のドーピングはステイク・ホルダー(利害関係者)がボクサーやトレイナーやジムだけではなくテレビ局やスポンサーや主催者(WBC)まで広がっているから判断が難しいですね。腰を今夜で完治させるため早めにベッドへ。矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)を読み出すと眠れなくなる。そうか日本は未だに米軍によって支配されているのですね。だから基地をなくすことができず北方領土も返ってこないわけですね。日米合同委員会は総理大臣や憲法よりも上位にあるのですね。とほほ。今の北朝鮮の態度をアメリカの軍産複合体は武器輸出できると喜んでいるのでしょうねぇ。

8月26日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。確か昨日の天気予報で今日から涼しくなるとか言ってたけど暑い。全然涼しなってへん。まぁ天気予報は昔からそんなもの。人工衛星を使うようになっても雲を見て予想した漁村や山村の長老の経験は超えられませんね。科学とはそんなもの?賢者は経験で語り愚者は科学で語る?昼前から新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。名古屋で小生のアシスタントをしてくれているKクンがビーチバレーの取材でウィーンへ行ってきたとかでお土産にシュターツ・オーパ―(ウィーン国立歌劇場)の最新の解説書をもらった。残念ながら最新版はドイツ語しかできていないとかでさっぱり読めないけど写真を見ているだけで楽しい。ドミンゴのパルジファルやフローレスのフィガロやデッセーのヴィオレッタ等々。今日の講座は『フィガロの結婚第4幕』ベーム指揮で解説したあと原作者ボーマルシェの映画を少し見て解説。アメリカ独立戦争にも暗躍したスパイでありコメディ・フランセーズに著作権を持ち込んだ人物。スゴイ。講座を終えて帰りの新幹線で昨日から読んでいた『知ってはいけない』読了。日本が米軍の占領状態から独立できないまま自衛隊を米軍に差し出している状況はよくわかったけど憲法9条と幣原首相の非戦提案の関係がちょっと不明。9条はマッカーサーが書いただけではないはずだけど…。

DVD
『アナニアシヴィリと世界のスターたち 1』
『アナニアシヴィリと世界のスターたち 1』

8月27日(日)
朝いつもより早く起きて湘南新宿ラインで恵比寿へ。山手線の乗り換えて原宿へ。まぁ渋谷で乗り換えが普通ですけど渋谷の湘南ラインのホームから山手線までは2qくらい駅構内を歩かなければならないので恵比寿乗り換えが賢明と納得。山手線は原宿で降りて千代田線に乗り換えて代々木公園前で下車。某企業が協力してくれている会議室で日本スポーツ学会主催のスポーツジャーナリスト塾の講義。最終回。

8月27日(日)つづき
スポーツジャーナリスト塾最終回は原稿の書き方。読点や句点の入れ方や行替えの仕方から流行語(「思い」や「体幹」や「世界観」など)を安易に使わないこと等を講義したあと実際に文章を短くカットする練習や1個のボールを見てスポーツを考える発想などいろいろ講義。午前中の2コマを終えて小生の役割は終了。午後の1コマは長田渚左さんの実践講座。五輪のメダリストのメダル獲得への「秘策」を実際に取材した体験談。面白かった。全講義が終了したあと全員でビールを飲みながらワイワイがやがや。会場の提供等で協力してくださった(株)白寿生化学研究所のH副社長(ヴァイオリニストとして白寿ホールの運営等にも関わっておられる)も参加してワイワイがやがや。小生が東フィルを指揮して演奏した『東京五輪行進曲』も(恥ずかしながら)披露。オーストリアでユーロが開催された時のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートやパヴァロッティとマイケル・ボルトン&クラプトン&ライザ・ミネリなどスポーツと何処か関係のあるビデオを見ながらワイワイがやがや。しかし何と言ってもみんなが驚いたのはやはりニーナ・アナニヤシヴィリのバレエ。スポーツジャーナリストとして彼女の肉体の動きを見ること(特に「瀕死の白鳥」)は勉強になったはず…ということで最後にみんなの感想を聞いてお開き。小生にとっても勉強になり有意義な講座の1か月でした。またやりたいですね。帰宅して晩飯食いながら女子ソフトボールJapan Cup決勝。日本VSアメリカ。スゴイ!日本が最終回に怒濤の攻撃で4点を入れて大逆転サヨナラ勝ち。フロ&酒&寝る。

EXHIBITION
『THE ONE 岸本 健 オリンピック報道写真展』
『THE ONE 岸本 健 オリンピック報道写真展』

8月28日(月)
朝起きて朝飯食って大船駅へ。東海道線で東京へ。衆議院議員会館でゴルフ改革会議出席。大学のゴルフについて小生の欠席していた時に法大ゴルフ部の方からイロイロ相談があったらしくそのメモを小生がまとめてJGAやスポーツ庁に提出することに。それに東京五輪のゴルフ会場について。暑さの点でも距離の点でも埼玉川越の霞ヶ関カンツリー倶楽部では物理的に無理。なのに何故やるの?という問いに上杉隆氏曰く。「メンツですね。1回決めたから引き下がれない。帝国陸軍と同じ」何とまぁナンセンスなこと。ラウンドが始まる時刻(午前九時)の3時間前に選手が会場に到着して練習をしようとすると湾岸の選手村を何時に出なければならないの?ならば川越周辺のホテルに泊まる以外ないけど…スタッフや記者や役員や2万人のギャラリーはどーして会場へ行くの?そもそも無理でしょう。議長の大宅映子さん副議長の蟹瀬誠一さん参院議員の松沢成文さんらと他にもいろいろ話して解散。議員会館の食堂で冷やし中華食って品川へ。キャノン・ギャラリーで岸本健さんのオリンピック報道写真展”THE ONE"を見学。なるほど。見事な報道写真でした。浜松町へ移動して芝公園のAVATTA STUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは柔道家でスポーツ社会学者の溝口紀子さん。静岡県知事選に惜しくも負けた弁をいろいろ聞く。なるほど。何処の地方にも大ボスはいるのですね。溝口さんが五輪のメダリストであるというのはプラスの働かず。むしろスポーツウーマンが何を出しゃばって…と思われたとか。これほど聡明な女性に対しても「スポーツ馬鹿」という誤解はまだまだ根強いらしい。俺もスポーツ評論家としてまだまだやるべき仕事がありますね。番組後スタジオ向かいの蕎麦屋『昌平』でチョイと酒とつまみと蕎麦で溝口さんと歓談。溝口さんは浜松へ戻ってすぐにクルマの運転があるのでウーロン茶。広瀬一郎さんのこととか政治とスポーツのこととか2020東京五輪招致とフランス検察のこととかフランス柔道界のこととかいろいろ話し合って解散。溝口さん。またオプエドに出てください。

DVD
『イージー・ライダー』
『イージー・ライダー』
『ナタリー・デセイ「奇跡の声」オン・ステージ』
『ナタリー・デセイ「奇跡の声」オン・ステージ』

8月29日(火)
朝北朝鮮が太平洋へミサイルを放ったとか。紅旗西戎不有我事とは言ってられないのでしょうけど少々騒ぎすぎ(騒ぎ方が不自然・Jアラートにどう反応していいのかわかりませんからね)の感もしますね。押っ取り刀でベッドを出て朝飯のあと久しぶりに黒兵衛と散歩。トレーナーさんにあずかってもらっていてシャンプーもしてもらったので黒い毛がピッカピカ。綺麗に光ってる。しかしトレーナーさんの言うことは聞くようだが俺の言うことはあまり聞かない。散歩もあっちへウロウロこっちへウロウロ。まぁ俺自身が命令を言うのも聞くのも嫌いな性格だから仕方ないか。お互い迷惑をかけない範囲で自由にやりましょ。そう言えば映画『イージー・ライダー』の確かジャック・ニコルソン(やったかな)の台詞に「自由を主張するヤツは好かれるけど自由に振る舞うヤツは嫌われる」というような言葉があった。黒兵衛も俺も嫌われない程度に気をつけましょう。終日デスクワーク。本HPの原稿をまとめて送ったり『アサヒ芸能』の連載を書いたり。晩飯前にビール飲みながら名古屋のオペラ講座に出席している人からいただいたDVD『イタリア・オペラ・ガラ・コンサート』を見る。アマチュアにしてはお見事。オケも合唱も頑張ってる。続けてコレまたオペラ講座の受講生が貸してくださった『ナタリー・デセイ「奇蹟の声」オン・ステージ』を見る。いやぁ素晴らしい!R・シュトラウス(ナクソス島のアリアドネ=ツェルビネッタ)もドニゼッティ(ルチア)もオッフェンバック(ホフマン物語=オランピア)もモーツァルト(魔笛=夜の女王)もトーマ(ハムレット=オフィーリア)もすべて完璧の歌と演技。改めて彼女の凄さに舌を巻く。なかでもバーンスタイン『キャンディード』のクネゴンデのアリア「きらびやかに着飾りて」には脱帽。参りました。こういう歌手と同世代というだけで幸せになりますね。

8月30日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。サッカーW杯アジア最終予選でサウジがUAEに敗れたことを取りあげ日本の出場が断然色濃くなったことを話したあと東京五輪ゴルフ会場問題を話す。一昨年同時期のコンペ参加60人のうち3人が熱中症で病院へ。とうことは2万人のギャラリーのうち1千人が熱中症になる危険性がある。ミストなどで予防という話をよく聞くが湿気の多い日本で有効なのか?危険性を高めるのではないか?そもそも広いゴルフ場の何処にミストを撒くのか?それに選手村から2時間半はかかるゴルフ場へどのような移動計画を立てるのか?こんな疑問にまるで答えていないのに東京五輪ゴルフ会場はまるでインパール作戦のように突き進む?ラジオを終えて黒兵衛と散歩。残暑。暑い。帰宅後水風呂が爽快。夕方までデスクワーク。貧乏暇なし。夕方から東海道線で東京へ。新橋からゆりかもめで有明テニスの森へ。廃墟にも見えないこともない豊洲の巨大な市場の向こうに黒い雲。都内へゲリラ豪雨か?改札でスポーツジャーナリスト塾にも参加してくれたスポーツライターU君と待ち合わせて(株)ドームへ。『State of College Athletics〜米国スポーツの現状』の講演会とシンポを拝聴。後援者およびシンポのパネラーは(株)ドーム代表取締役で筑波大の日本版NCAA事務局設立に協力している安田秀一氏&テンプル大学ダニエル・ファンク氏&NCAAマーク・エマート会長&テンプル大ジェレミー・ジョーダン上級准教授&筑波大学松元剛准教授。アメリカのNCAAも最初はセオドア・ルーズベルト大統領の時代(日露戦争の頃)に大学生のアメフットでの死亡事故が相次いだところから生まれたとか。確率で現在の競技人口に置き換えるなら190人ほどの死者を出したとか。日本の学生スポーツも(高校野球も?)人柱が立たないと改革できない?それよりまずNCAA(National Cllegeate Athletic Associatin)を「全米体育協会」などと誤訳していることから改めるべきでしょうね。体育(Physical Education)なんて言葉はどこにもありませんからね。しかしほとんどの組織が任意団体で金銭の出入りも明確でない日本の大学スポーツ界をNCAAのようにまとめ上げるのはタイヘンでしょうね。ここらあたり日本の大学は既得権を握り締めた利己主義を棄ててアメリカ人のRepublican(共和主義的)でDemocratic(民主主義的)なsense of justice(正義感)を見習うべきですね。

8月31日(木)
朝起きて小雨のなか黒兵衛と散歩。ミストだからTシャツ&野球帽でOKと外へ出ればけっこう強く雨が降っているのでレインコートをかぶる。2002年日韓W杯を記念してもらったヤツ。オーストラリア戦の日に久しぶりに着るのも何かの縁かなと思いながら散歩。雨が強かったのは散歩した時だけで程なくあがる。涼しい一日。終日デスクワーク。9月下旬から始まる神奈川大学の講義のシラバス作り。なぜsyllabusなんて言葉を使うのかな?講義概要でいいのに大学もカッコを付けたがるのですかね…なんて思いながら丸一日かけて真面目に書き上げる。自分が大学の授業を受けた経験は3〜4回しかないので要領がわからないだけにしっかりやらねば…と書き上げてメール送稿。そして晩飯サッカー劇場はW杯アジア最終予選オーストラリア戦。前半41分長友から浅野へ見事なディフェンスの裏を衝くパスが通りマズ1点。あぶない場面も2〜3回あったけどディフェンス陣も頑張り後半ケーヒルが出てきても浮き足立つことなく39分に井手口が豪快にミドルシュートでゴール。この運動量豊富な21歳は将来も期待できますね。オーストラリアを研究し尽くして相手にボールを持たせて奪った瞬間に速攻という戦術が見事に奏功。オーストラリアにはポゼッション・サッカーでなくロングボールをゴール前に蹴り込まれるパワープレイほうが日本の選手はイヤだったのでは…と思うけどラッキーでした。これ以上はないと思える見事な勝利に満足。

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