ナンヤラカンヤラ
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10月1日(火)
朝ベッドのなかで『草枕変奏曲』読み進む。グールドの愛読書トーマス・マンの『魔の山』と『草枕』との関係がこんなに深いとは…。『魔の山』は高校時代に北杜夫の影響で『トニオ・クレーゲル』とともに読んだけど…山岳小説と言うよりサナトリウム療養小説という程度の記憶しかない。第1次大戦と関係も忘れてる。読み直さねば。『草枕』は日露戦争が大きなポイントになってますからね。ベッドから出て朝食&黒兵衛との散歩のあと午前中にいろいろ雑務(主にメールの整理やパソコンの整理)をしたあと午後から(株)bitのYさんにパソコンのなかに侵入してもらって新たなメルアドを作成してもらう。aol.がチョイと使いにくくなったので…しかしパソコンはヤッパリ赤子に小便(ヤヤコシイ)ですな。iPadの修正まではできずチョイと中途半端。おまけに夕方テコンドー協会と選手の話し合いが決裂したとかでイロイロ電話。スポーツ庁の強制介入のレベルへの事件に発展していると思われますね。しかしジャーナリズムも頑張ってもらわねば。今日はラグビーの試合がないので晩飯オペラ劇場。久しぶりにアンネ・ゾフィー・フォン・オッターの『カルメン』を見る。グラインドボーンの舞台。やはり素晴らしい歌と演技力で妖艶なファム・ファタルが出現。そう言えば『草枕』を『The Three-Cornered World』(四角い世の中から常識という一角を削除した芸術の世界)と翻訳したアラン・ターニーさんはFemme fataleのことを「運命的な女」とか「魔性の女」ではなく「男たらし」と訳したらしい。なるほど。夜TBS『ひるおび!』スタッフと打ち合わせ。テコンドーの話題。

10月2日(水)
朝ベッドのなかで『草枕変奏曲』読み進む。漱石の『草枕』のなかに若冲の掛け軸が出てくることなど忘れていた。『草枕』は中学2年のときに国語の授業で読まされて以来5年前くらいまでに10回以上は読んだけど読み直さないとダメですね。ベッドから出て朝食&黒兵衛との散歩をサッサと済ませて東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。テコンドー協会のあり方を批判。協会を批判した選手が「夜道が怖い」と言うような会長ってどんな存在なのだ!問題は国の補助金などカネの流れですね。スポーツ庁など「国」は遠慮せずに「強制捜査」に入るべきですね。番組を終えて局の用意してくれたタクシーでグッスリ昼寝爆睡して大船駅へ。週末の「石巻武道フェスティバル」のための東北新幹線や仙石線のチケットを購入したあとルミネの書店「アニール」へ。『A.ウェイリー版源氏物語』(左右社)の2〜4巻を注文購入。まだ第1巻も読破していないがこれはいつか全巻読破したいので全巻購入。飛ばし飛ばし読んでも面白い。装丁も美しい。帰宅するとTBSから電話。明日もテコンドー問題を取りあげるとか。慌てて週末の武道フェスティバルでの講演レジュメを作る。ふうううううー。晩飯ラグビー劇場はニュージーランドvsカナダ戦。レベルが違うというか次元が違うというか…。いま都営地下鉄の駅で無料配布されている『スポーツゴジラ』で村上晃一&永田洋光&大友信彦&生島淳の各氏との座談会でジャパン優勝を目指せ!と叫んでますがイヤハヤ…マイッタと言うべきニュージーランドの強さですね。夜読売テレビの『朝生ワイド す・またん』の電話取材に応じてTBS『ひるおび!』の電話打ち合わせを済ませて風呂入って出てくるとTBSからまた電話。関西電力の「原発裏金事件」を大きく取りあげるのでテコンドー問題は延期とか。そりゃそうでしょう。悪代官と越後屋のような原発マネー環流事件は徹底的に追求してほしいですね。しかしテコンドー問題も相当酷い事件ですからまた近々取りあげて下さいね…で明日の仕事が少し楽になってホッとしてベッドへ。

Blu-ray
『カルメン』
『カルメン』
DVD
ビゼー:オペラ『カルメン』
ビゼー:オペラ『カルメン』

10月3日(木)
朝ベッドのなかで『草枕変奏曲』。そうか。漱石もグールドもヒポコンデリー(心気症)気味で隣人を探偵かスパイと信じ込んでいたようですね。天才も大変ですね。漱石のゴロ寝もグールドのピアノを弾くときの低い椅子も自分の世界に籠もる手段だったのか…ベッドから這い出してRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。ラグビーの面白さについて。楕円球は豚や牛の膀胱をボール代わりに使っていたときの名残ですね。ラジオのあと朝食&黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。週末の石巻での武道フェスティバルでの講演内容を整理。タイトルは『武術としての武道と武士道としての武道』。宮本武蔵『五輪書』と新渡戸稲造『武士道』をレジュメにまとめて石巻のスタッフに送付。地上波も衛星TVもラグビーをやってくれないので晩飯オペラ劇場はグラインドボーン歌劇場での『カルメン』第3〜4幕。アンネ=ゾフィー・フォン・オッターのタイトルロールは見事だけど演出と音楽にチョイ不満。古いカルロス・クライバーのウィーン歌劇場のDVDを見直す。これはゼッフィレッリの演出もクライバーの指揮もオブラスツワのカルメンもドミンゴのドン・ホセも完璧ですね。風呂のあとフランチェスコ・ロージー監督の映画『カルメン』のメイキングを見る。この映画もジュリア・ミゲネスのカルメンやドミンゴのホセやライモンディのエスカミーリョにマゼールの指揮も完璧ですね。映画を楽しんだあと明日の『ひるおび!』でのテコンドー問題の打ち合わせをしてベッドへ。

BOOK
山本常朝『葉隠』(岩波文庫)
山本常朝『葉隠』(岩波文庫)
新渡戸稲造『武士道』(岩波文庫)
新渡戸稲造『武士道』(岩波文庫)
宮本武蔵『五輪書』(岩波文庫)
宮本武蔵『五輪書』(岩波文庫)
DVD
『勧進帳』
『勧進帳』
『歌舞伎名作撰 菅原伝授手習鑑 寺子屋』
『歌舞伎名作撰 菅原伝授手習鑑 寺子屋』
Blu-ray
『Woman in the Dunes(砂の女)』
『Woman in the Dunes(砂の女)』

10月4日(金)
朝ベッドのなかで『草枕変奏曲』。そうか。グールドは勅使河原宏監督安部公房原作の私も大好きな映画『砂の女』を百何十回も見直してたのか。久しぶりに見直してみよう。ベッドから出て朝食&黒兵衛との散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。全日本テコンドー協会の高橋美穂理事アスリート委員長と一緒にスタジオ出演。一昨日小生がテレビでテコンドーの会長独占体制批判を口にしたあと部新聞記者から「何か言ってきましたか?圧力は?」という電話がかかってきたけど別に何もなかった。今日も思い切り金原体制批判。しかしこのスポーツ団体はイロイロ大問題ですよ。文科省・スポーツ庁・JOC・JSCの役人ももっときちんと動かねば…。まさかどっかからの脅しの電話にビビってるのじゃないでしょうねえ?(笑)それともハニー・トラップか?(爆)昇段委員にテコンドー経験のない役員が選ばれたり強化委員長が試合中にベンチで昼寝をしていたり…。国(文科省・スポーツ庁)は基本的にスポーツ団体に直接介入すべきではないけどテコンドーの事案は例外案件ですね。イロイロ話したあと局の用意してくれたクルマで帰宅。週末の石巻武道フェスティバルの準備のために『勧進帳』のビデオをチェック。「武士道賭しての武道」がテーマですからね。新渡戸稲造の『武士道』には『忠臣蔵』や『菅原伝授手習鑑』の『寺子屋』や『仮名手本忠臣蔵』も登場するけど「武士の忠義」を考えるうえでわかりやすいのはヤッパリ『勧進帳』の義経弁慶の関係に決定。晩飯ラグビー劇場は南アフリカvsイタリア。どちらも国歌が良いですね。イタリアがもっと頑張るかと思ったらプロップ2人が前半早く負傷退場。これは痛かったですね。おまけに後半の初っ端イタリアが意地の反撃か…と思った矢先に危険なタックルでレッドカード一発退場。これも仕方ないとはいえ痛かった。結局49-3で南アの勝利。イタリアはノートライ。仕方ないのかな。ニュースで関電原発裏金事件をチェック。現金や外貨やお仕立て券や小判をもらった人はドノ面サラして世間に顔向けできるのか?おまけに近々避けられない廃炉のときは我関せず?これが原発の実態なら日本人の品質も落ちたものですね。テコンドー関係者も関電関係者も新渡戸稲造の『武士道』を読むべきですね。もちろん安倍首相も。

10月5日(土)
朝ベッドで『草枕変奏曲』。そうですね。グールドの演奏したバッハの『平均律』のCDはボイジャーに乗せられて宇宙人との交信も期待されてるんですよね。ベートーヴェンの『運命』(クレンペラー指揮)やストラヴィンスキーの『春の祭典』(作曲者の指揮)やモーツァルトの『魔笛』の『夜の女王のアリア』(歌はエッダ・モーザー)やバッハの『ブランデンブルグ変奏曲』(リヒター指揮)なども含まれているらしいけど宇宙人の琴線を揺らすのはグールドの演奏だと思うのは小生だけではないでしょう。ベッドから出て朝飯&黒兵衛と散歩のあと東海道線で東京へ。東北新幹線仙台経由仙石線で石巻へ。2011年の3・11東北大震災以来始まった「武道の街石巻」の「武道フェスティバル2019」に参加。初回から参加させていただいてる小生は9回目の講演。これまで「武道はスポーツか?」「武道とスポーツの違う点同じ点」「武術と武道とスポーツの違いは?」「武道とオリンピック」「武道とスポーツマン出府」などについて講演してきたが今回は「武術として武道と武士道としての武道」について話す。現在の「武道」という言葉が一般的になるのは大正時代くらいから。江戸時代以前は武道と言えば武士道を指す場合が多かった。では武士道とは何か?ということで『葉隠』『五輪書』を簡単に説明。新渡戸稲造の名著『武士道』によって近代日本人の「武士道観」が定まったことを説明。武士道の精神を『勧進帳』のビデオを見ながら説明。兄頼朝の命令で関所を蹴られなくなった主君義経を山伏の姿に隠して関所で殴打打擲してでも救おうとする弁慶の姿に関守の富樫も心を動かされ惻隠の情から義経一行を見逃すという話。武士の精神は芝居(浄瑠璃・歌舞伎)や寄席(落語・講談)や読み物で日本人に広がったのですね。さて現代の日本人にはどれほど伝わってますかねえ…?講演のあとの親睦会&二次会で石巻市長や武道関係者や石巻専修大の人達と歓談。途中日本vsサモアの試合の途中経過に何度も大喜び。しかし明日の武道クリニックで講師をされる柔道の田辺陽子さんや剣道の大和田大起さんや空手の野口真史さんらと武道とパラリンピックの話をイロイロさせていただいたのが面白かった。なるほど剣道には身障者という部門が存在せず片腕の剣士で試合に登場し強かった高校生もいたそうです。机龍之介や座頭市(全盲の剣士)は作り話でも丹下左膳は現代でも実在なんですね。二次会のあとホテルの部屋に戻ってNHK-BSで日本vsサモア戦観戦。日本強いですねえ。アイルランド戦の勝利は相手の油断も少しはあったでしょうけどサモア戦の勝利はガチですね。凄い!石巻泊。

10月6日(日)
石巻のホテルで目覚めて石巻市総合体育館へ。『2019武道フェスティバル』開会式に参加。柔道・剣道・空手・書道・華道・茶道のクリニックに参加の小中高校生を前に武道とは武術の発展系であると同時に武士道の略称であり皆さんの行っている事は武士の嗜みであり武士の精神だったという話をもっと簡単にわかりやすく短く話させてもらう。開会式に出たあと石巻スポーツ協会の方のクルマで石巻駅まで送っていただき帰路につく。仙石線で仙台駅へ。そこで少々お土産を物色。笹蒲鉾は石巻の白謙かまぼこ店のが一番美味しくそれは石巻で嬉しいことにプレゼントしてもらってるので牛タンカレーを買う。東北新幹線で東京駅経由大船へ。帰りの新幹線で『草枕変奏曲』読了。20世紀最高の天才ピアニストのグレン・グールドが漱石の『草枕』や安部公房の『砂の女』勅使河原宏監督の映像を繰り返し読み繰り返し見ていたという事実は日本人として誇らしいほど嬉しいことですね。ラグビーW杯の日本の活躍について某週刊誌と某新聞社から電話。今後ラグビーブームが起こるかどうか…はラグビー協会のプロデュース次第ですね。テレビでニュージーランドvsナミビア戦。ニュージーランドの強さは破格ですね。晩飯は『いだてん』を録画にして久しぶりに遊びに来た長女とオペラやグールドのピアノを見聴きしながらワイン三昧。

10月7日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ雑務処理して午後から東海道線で新橋へ。ゆりかもめに乗り換えて日の出駅へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストはスポーツライターで人気サッカー漫画『アオアシ』の原作者の上野直彦さん。その前に大阪へ移動前のラグビー・ジャーナリスト村上晃一さんにW杯日本代表がサモア戦で見事な勝利を挙げたことについて解説してもらう。サモアも今大会一番の出来でそのサモアに勝った日本はかなり強いとのこと。しかしスコットランドは侮れない。何しろティア1(一番強いグループ)のスコットランドはW杯でこれまでティア2(日本も入っている2番目のグループ)に負けたことがなく堅いラグビーをしてくるチーム。そんなガチのスコットランドをボコりたいとリーチ主将が公言した日本に期待したいですね。そしてベスト8で決勝トーナメントにい進めば相手は南アフリカかニュージーランド。まぁ南アフリカになってほしいしそうなるでしょうけどニュージーランドのハカに対応するくらいの「何か」を日本もやればいいのに…と言うと以前「エイエイオオオー!」というのを1回だけやったことがあったことを村上さんが教えてくれた。しかしそれだけでは短くて面白くないので15人で『人間五十年下天の内を較ぶれば夢幻の如くなり」と信長が桶狭間の合戦の前に詠った謡曲『敦盛』でもやれば…と提案。村上さんは電話の向こうで苦笑い。上野さんには上海へ取材に行ってたバスケットボールのW杯をレポートしてもらう。日本代表は1次ラウンド3戦全敗順位ラウンドも2連敗で出場32チーム中31位。まぁここから出発。仕方ないですね。それより驚いたのは優勝がスペイン!2位アルゼンチン以下フランス・オーストラリア・セルビア・チェコと続いてアメリカが7位に終わったこと。まぁ二軍だったからかな?他に女子サッカーW杯2023年招致の話題も。アルゼンチン・オーストラリア・ニュージーランド・ブラジル・コロンビア・韓国(北朝鮮と共催)も立候補しているとか。オリンピックに続くイベントとしては面白いですよね…とイロイロ話して帰宅。BSのサモア戦再放送を見ながらメシ&フロ・ネル。

10月8日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。石巻へ行く前からiPadの調子が悪くてどーにもならなかったのが電源スイッチ長押しで一発で治る。何度やってもダメなのが今日は上手くいった。コンピューターにも気分があるのか?それとも天体の運行と同調しながら動くのか?ワン。そんな阿呆な。終日デスクワーク。今日はテコンドー協会の理事会。について情報をイロイロ集める。反会長派の理事が突然寝返ったのは何故?カネ?ハニートラップ?etc?テレビで話せない脅しも?刑事告訴するならされたほうがイイかも…。しかしこの団体に対してスポーツ庁がなんのコメントも出さないのは何故?JSCなどの関係者が以前関わっていたから??明日からの出張準備も…晩飯後にテコンドー協会の高橋理事が理事会の最中に過呼吸で倒れるという情報。シドニー五輪の岡本依子さん(現副会長)の銀メダル以来長年メダルから離れている責任を取って辞めたはずの金原氏が会長職に復帰できたのは何故?闇は相当に深いかも…。

10月9日(水)
朝起きて黒兵衛との散歩をサッサと済ませてイロイロ準備して東海道線で川崎へ。タクシーで羽田空港第2ターミナルへ。全日空機で宮崎空港へ。宮崎は若いときにプロ野球キャンプ取材で毎年のように訪れていたからカレコレ15回目くらいの訪問かな。空港に時事通信の方が迎えに来てくれてタクシーで宮崎観光ホテルへ。ココも懐かしいなあ。バーで講談社の編集者のAクンと大喧嘩し他のも懐かしい想い出。その後Aクンとはメッチャ親しくなって小生の講談社現代新書を次々とプロデュースしてくれたなあ。そのAクンも今はもういない。小生もそんな年齢になったのかな。ホテルの会場で宮崎法人会の方々約150人を相手に1時間半の講演。スポーツとは何か?というテーマをeスポーツや来年の東京五輪を例に挙げて話す。その後懇親会で青年部の方々と交流。ナルホド宮崎にはプロのスポーツ・チームが存在しないのですね。JリーグやBリーグについて楽しく語り合って宮崎泊。みなさん小生の講演を熱心に聴いて下さって感謝です。部屋のTVでスコットランドVSロシアのダイジェストを見る。2軍があれだけやるのですからスコットランド脅威ですね。

10月10日(木)
朝宮崎観光ホテルで目覚めてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。テコンドー協会の「会長独裁横暴」について話す。しかし考えてみたらプロ野球も高校野球も箱根駅伝もスポーツ組織とはけっして言えない形態の独裁的支配で運営されているのですからね。奇矯な人物のマイナー・スポーツに対する独裁だけを非難しても日本のスポーツ界は改善しないですよね。ホテルの朝食を軽く食べたあと『漱石とグールド』。『草枕』を『Three-Cornered World』というタイトルで英訳したアラン・ターニー氏のコラムは面白いですね。英文の『草枕』も読んでみるか。昼前に時事通信の方が迎えに来てくれて郷土料理店で昼食。宮崎には何回も来ているのに『冷や汁』という猫飯(ネコマンマ)のような(失礼!)ぶっかけ御飯を食べる。美味しかった。タクシーに乗って40分ほど走って国富町へ。国富町農村環境改善センターで宮崎県町村議会議長会の方々約150人を相手に講演。中味は昨日とほぼ同じ。オリンピックと仮想通貨の話や遺伝子ドーピングやセックスチェックの話なども加える。いつもは寝てる人が多いのに今日はいなかったと代表の方に妙な褒め方をされて講演を終えて空港へ。昨日の講演の主催者の方からいただいたお土産のちりめんと昼食を食べた郷土料理店からいただいた冷や汁の素のほかに空港で炭焼き地鶏と揚げ天を買って帰路。全日空が提携しているソラシド航空という飛行機に初めて乗る。まぁ飛行機に乗ればいつも爆睡ですからどんな飛行機も一緒ですけどね。羽田からちょうど大船直行バスが出る所だったのでそれに乗って帰宅。来週また九州か。今月は出張が多いなぁ。

BOOK
虫明亜呂無『肉体への憎しみ』(ちくま文庫)
虫明亜呂無『肉体への憎しみ』(ちくま文庫)

10月11日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。嵐の前の静けさかな?ラグビーW杯が台風で中止になると結果は引き分けだとか。どうして翌日とかに出来ないのかな?スケジュールがタイトだから?そのくせ中3日での試合などのスケジュールを組んでるのは疑問。そう言えば小生の若い頃スコットランドだかイングランドのアマチュア・ラグビー・チームが来日して土砂降りの中での試合となったとき来日チームがこんな酷い雨では試合が出来ないから中止に…と抗議したことがあった。それを聞いて日本の関係者は首を傾げた。ラグビーは雨でもやるのがルールでは?実はイギリスの雨は日本のように激しく降ることなど滅多にないのですね。常に傘を携えるロンドン紳士も霧雨のような雨に傘を差すことは滅多にないと聞いてたけど小生がロンドンにいたときは酷い雨で閉口しましたけどね。そのときラグビー・リーグ(13人制)のW杯は試合をやってたなあ。小生が小学生のときはラグビーは雨のなかでやるものだと思ってしまうほど雨中の土のグラウンドで泥まみれの試合が多かったですね。さてW杯はどーなるのか?来年のオリンピックに颱風が来たら…?昨日までの出張の疲れを癒して終日仕事場の整理&台風に備えて家のまわりを整理。雨戸のない窓に養生テープを貼る。あ。曲がってる!汚い!と昔画家だったヨメハンが五月蠅い。ま。ここは画家の美意識に任せまひょ。あ。画家の和田誠さんが亡くなった。小生の小説『京都祇園遁走曲』の装丁と表紙イラストは和田誠さんだった。それに小生が編集した『虫明亜呂無選集全3巻』の装丁と表紙イラストも。そのときラグビーや野球の絵の背景は都市のビルディングにして下さい…競馬は…といろいろ小生の考えを喋ったら笑顔だったけど「自分で描いたら?」と言われて慌てて頭を下げてスイマセンと誤ったことを憶えてる。でも色鉛筆で素晴らしい絵が3枚完成したときは「いろいろアイデアをもらっていい絵が描けたよ」と言われた言葉を編集者から聞いてメッチャ喜んだものでした。それに和田誠さんのイラスト展でもその絵3枚が飾られて…。若僧が大画家にアレコレ指示したことも今では素晴らしい想い出。和田誠さんイロイロありがとうございました。そういえば最近は佐藤しのぶさんも亡くなられた。ジェシー・ノーマンさんも…。合掌。

10月12日(土)
朝から雨。風も少し出てきたなか黒兵衛と散歩。こういうときに限ってなかなか雲古をしない。飼い主心犬知らず。町内会の防災担当の方が歩いて颱風への備えを呼びかけてる。「犬の散歩大変ですねえ」「いいえ。そちらこそご苦労様です」犬の散歩は不要不急ではないだろう。帰宅後家の周囲で飛ばされそうなものを再度チェックして庭の柵などを補強のあと終日デスクワーク。あまり捗らず。雨風が徐々に強くなってきて夕方からは家が持ちあげられて飛ばされるかと思うほどの風。いや。マジ。そう言えば小生はいつも自然の風以上に風当たりが強い人生だったなぁと泰然自若。宮本武蔵『五輪書』や新渡戸稲造『武士道』を読み直したおかげ?ホンマカイナ。とにかく都内や川崎や神奈川西部に住んでる子供や孫たちも全員無事。しかし強烈な颱風でした。

10月12日(土)つづき
朝起きてみたら家の周りを囲んだ木塀が一部壊れていた。あっという間に築20年以上が経ち木塀は腐りかけていたので仕方ないけどサテどーするか。あの台風の被害がこの程度で済んだのはホッと一息と言うところですね。一昨日の本欄で和田誠さんや佐藤しのぶさんの亡くなられたことを書きましたが金田正一さんの亡くなられたことを書き忘れました。金田さんスイマセン。評論家時代に何度かお話を聞かせていただきましたがそれ以上に小生の記憶に残ってるのは京都高台寺傍の今はなき料亭『川太郎』に残された揮毫です。『川太郎』さんは古くは作家の火野葦平や石原裕次郎さん美空ひばりさんなどに愛された料亭で我が家の電器屋の得意先でもあり何度かお邪魔しましたがそこに森繁久弥さんの揮毫と一緒に金田さんの一点がありました。大きな屏風に大きな燕の絵が墨痕鮮やかに2羽描かれたものでその下に金田正一の大きな文字。あの現役時代の豪快なピッチングと同様の豪快な筆捌きでした。国鉄スワローズ(燕)時代の一筆ですね。どこかに写真が残っているはずで見つけたら本HPにアップしますね。ちなみに国鉄スワローズという愛称は国鉄はどの列車もいつも満員で乗客の誰もが座ろう座ろうと思ったからだそうです。これは小田島雄志先生の説です。国鉄コンドルズという名称も候補だったとか。ホンマカイナ(^o^)

10月13日(日)
今日が体育の日というのはやはりオカシイですね。1964年東京五輪の開会式を記念して10月10日に戻すべきでは?とはいえ来年からは名称がスポーツの日に変わるそうです。これは素晴らしいことですね。朝起きて颱風の後片付けをしている御近所の人に挨拶しながら黒兵衛と散歩。瓦が1枚飛んだお宅があったそうですがアノ暴風でソノ程度で済んだのはとりあえず良かったですね。しかし全国の河川の氾濫は痛々しいですね。雨の影響が強かったみたいですがウチの近所の雨は箱根山山系が一手に引き受けてくれたのかな?終日デスクワーク。あまり捗らないのは颱風のせい?夜のスコットランド戦のせい?晩飯ラグビー劇場は…イヤア日本強かったですねえ。スコットランドを力と技とスピードでねじ伏せましたねえ。堀江ームーア―トゥポウとつないで最後にプロップの稲垣がトライしたのは見事でしたねえ。鮮やかなオフロード・パスの連続。とはいえ福岡の独走も素晴らしかったし…ディフェンスは完璧だったし全員がMVPの見事な試合でした。W杯開幕前に村上晃一さん永田洋光さん大友信彦さん生島淳さんと公開座談会で小生はフィフティーン(と五郎丸さんの予想)に敬意を払って日本優勝!を予想したのです(『スポーツゴジラ』最新号に掲載されてます)が次の南ア戦さえナンとかなれば決勝進出も夢ではなくなりましたね。とにかく日本強いです。昔から(京都市役所が強かった時代から新日鉄釜石と神鋼の7連覇を経て)ラグビーを見ている人間としては今のジャパンは信じられない強さですね。平尾誠二サンに電話したら彼は何と言うのかな?「エエとこまでいけるんちゃいまっかぁ」と言いそうだなあ。「うん。いけるんちゃうんとちゃうかなあ…」と小生が答えてこれは京都人にしか理解できない会話でしょうねえ。

BOOK
『草枕(英文版)The Three-Cornred World』(チャールズ・イ・タトル出版)
『草枕(英文版)The Three-Cornred World』(チャールズ・イ・タトル出版)
夏目漱石『草枕』(新潮文庫)
夏目漱石『草枕』(新潮文庫)

10月14日(月)
ハハハ。昨日が体育の日ではなくて今日でしたね。こんな間違いをしてしまうから体育の日(来年からはスポーツの日)は10月10日(1964年東京五輪開幕日)にすべきですよ…と言い訳(^_^;)。終日デスクワーク。ようやくホームページの更新原稿を作り終える。ナンヤラカンヤラとやることがイロイロありますねえ。明日の朝が早起きしなければならないので早く寝る。ベッドで漱石『草枕』。ヤッパリこれは何度読んでも面白い。そうか。運慶の仁王や北斎漫画を漱石は批判していたのか。動きすぎてるというわけですね。英語で読みたくなりましたねえ。『Three Cornered World』買お。

10月14日(月)つづき
昨日の本欄で書き忘れましたが神奈川テレビで夜の8時からだったかな『吉本新喜劇』をやってるんですね。ウチバさんもメダカさんも出ていて昔ながらのワンパターンの笑いと泣き。思わず1時間見てしまいました。素関西人としてはこれから毎週月曜の夜が楽しみです。

10月15日(火)
朝いつもより1時間早く起きて黒兵衛と散歩。いつもは幼稚園バスに乗る園児たちや見送りの母親と顔を合わすことが多いが今日は何人もの小学生と出逢う。挨拶する子やしない子や黒兵衛を怖がる子や近寄ってくる子…などなど近所に子供が多いのはイイことですね。ワン。朝食後東海道線で新橋へ。タクシーで衆院第2議員会館へ。大会議室でスポーツ議連主宰の「スポーツレガシーの在り方に関する検討プロジェクトチーム・アドバイザリーボード第2回」に出席。大勢のスポーツ庁や文科省の職員の前で20人ほどのアドバイザー委員の皆さんが2020後の「レガシー」について語る。スポーツイベントの専門家・スポーツドクターの定着や人材育成&予算確保とビジネス展開等々の意見が多く出るなか小生は小中高の体育の先生相手に講演した経験を話して体育教育ではなくスポーツ教育の必要性(スポーツの教科書の作成等)をレガシーに取り入れてほしいと語る。バレーボールやドッジボールの意味を知っている人は体育の先生の間でも少ないですからね。スポーツとは何かと問われて語れる人も少ないからeスポーツの是非も語れない。その身体性の欠如についても語る。会議が終わってから山下泰裕JOC会長や福井烈JOC理事&遠藤利明議員や馳浩議員にテコンドー組織の問題についてイロイロ意見を聞いたり情報交換。ナルホドこれは難しい問題ですね。しかしさらに積極的な関与の仕方があるのでは?やっぱりマイナ―スポーツだから…動かないのですかねえ。会議を終えてお茶の水のBS11へ。『インサイド・アウト』VTR収録。スポーツ団体には何故「独裁者」が生まれるのか?について話す。独裁的に強い指導力を発揮する指導者が組織を良い方向に導くとも多いがそのような「独裁者」は民主的手続きで選ばれていつでも民主的手続きで罷免できるシステムの成立していることが必要…等々話して東海道線で帰宅。チョイと疲れて夕方に少々昼寝。雑用を片付けて晩飯&フロのあとサッカーW杯アジア予選。対タジキスタン戦。前半0-0。タジキスタンが強くなったとか人工芝のピッチがやりにくいと言っても最悪の試合運び。後半もこんな調子ならオコルデェと思ってたらあっさりゴールラッシュ。で2-0。もっと追加点を取らんけえ…と思てたら追加点も入って3-0。もう少し得点を…とも思ったけどマァええか。『草枕』読みながら寝よ。

10月16日(水)
朝ベッドのなかで漱石の『草枕』。『グールドと草枕』を読むうちに『草枕』をもう一度読み直したくなって広げるとヤッパリこれはメチャクチャ面白い。黒い線がイッパイ引かれているクシャクシャの新潮文庫を註釈を振り返り振り返りしながら読んで新しい線を引く。全集でも何度も読んだからもう20回目は下らないけど面白い。漱石の女性の裸の表現がこれほど素晴らしものとは気づかなかった。ベッドから抜け出て朝飯&黒兵衛と散歩。終日デスクワーク(っていつものことですが)『ZAITEN』の連載原稿を書いてふたたび『草枕』と思ったところがIOCバッハ会長が東京の夏の暑さのために五輪のマラソンと競歩を札幌にするというニュースが飛び込む。某新聞記者から電話。「こんなことが可能なんでしょうか?」「もちろん可能ですよ。だって主催者は東京都ではなくIOCなんですから。組織委員会はIOCのお手伝いをする組織なんですから」「既に売り出したチケットは?」「尻ぬぐいも組織委員会の仕事なんでしょうが追加の費用はIOCに請求するべきですよ」晩飯食ってもイロイロ電話&IOCホームページをチェック。マラソン&競歩以外にも暑さ対策として自転車や5000m10000mなどスケジュールの変更がありそうな気配。テニスも?野球も?明日は長崎佐世保行き。その準備をして早くベッドに入るとTBS『朝チャン』から電話。五輪マラソン&競歩札幌移転について。新聞記者や雑誌記者からいただいた情報も加えてコメント。東京の暑さに対する懸念はカタールでの世陸で決定的なったようですね。もっと早くからわかっていたことでアメリカの放送局の出す放映権料最優先なのに今さら選手ファーストとは片腹痛い。棄権する選手ばかりが増えて良い記録が出ないとスポンサーが離れるのを心配してるのかな?

10月17日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演…の電話を待っていたらTBS『ひるおび!』から電話。東京五輪マラソン競歩札幌移転問題を取りあげるという。午後1時半までに羽田空港に着けることを約束してもらって出演を了解。『インサイト・コラム』昨日の本欄で書いたようなことを話す。7〜8月の東京はスポーツに最適の季節という方便で東京五輪招致を「勝ち取ったツケ」が出てきましたね。そもそも「夏のオリンピック」という言葉はロンドンに当てはまる言葉ですからね。日本は「スポーツの秋」を1964年のように主張すべきだったですね。もちろんそんな主張がアメリカの支払う莫大な放映権料の前に通るわけもなく…結局現在のオリンピックは金権五輪と言われても仕方ないですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。短くてごめんと誤りながら帰宅して準備して東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』スタジオ生出演。東京五輪のマラソン&競歩札幌移転について主催者はIOCだから覆しようがないが今頃になってわかりきったことを言うな!…等々青学大駅伝原監督などとイロイロ話してスタジオを飛び出しタクシーで羽田へ。飛行機には悠々間に合って長崎空港へ。迎えに来て下さったスタッフの方とタクシーで佐世保へ。アルカスSASEBO大ホール(キャパ1600人のほぼ満員!)で「させぼ夢大学」主催の市民講座『オリンピックから世界の未来が見える』というタイトルで講演。旬の話題の東京五輪マラソン競歩問題から我々日本人は体育で育ってスポーツを知らないという話へ。最後はeスポーツはスポーツか?という話題に触れて纏める。1時間半の講演のあとスタッフの皆さんと懇親会で食事&お酒。楽しくいろいろスポーツの話をして長崎泊。

BOOK
『近現代詩歌 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(河出書房新社)
『近現代詩歌 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(河出書房新社)

10月18日(金)
長崎空港に近いホテルで目覚める。朝早かったのでベッドで読書『草枕』。この作品は本当に面白い。既に末尾に近づいてるが最初からもう一度読み直したいと早くも頭に浮かぶ。何度も呼んでいるので最後が那美さんの貌に「憐れ」の表情が表れて「それで画になる!」と画家の主人公が喜ぶところで終わるのはわかっているがそれまでに多くの仕掛けがあることを改めて知った。それに椿や木蓮や木瓜の花の描写が素晴らしい。漢詩も面白い。黄昏時から闇が広がるなか「仰数春星一二三」とは何と美しい表現か。「あおぎかぞうしゅんせい」とはルビが振ってあるが「一二三」にはルビがない。「ひいふうみい」と読みたいが漢詩だから「いちにさん」か?ひょっとして〈美しき古き優しき日本語で原発数うひいふうみいよう〉という凄みのある素晴らしい三十一文字は(作者は忘れた)漱石の「仰数春星一二三」がアイデアになったのか?なんて思ってしまう。ホテルの朝食。このヨーロピアンスタイルのホテルは朝食がバイキングでないところがイイ。サラダもオムレツもパンもヨーグルトも美味しかった。タクシーで空港へ。お土産を買っていると携帯にイロイロ電話。MBS『ちちんぷいぷい』に東京五輪マラソン競歩の札幌移転について喋る。機内では爆睡。羽田に着いてバスの時刻表を見るとバッチリ5分後に大船経由藤沢行きが出発。それに乗って帰って文春デジタル&共同通信の電話取材を受けて発するFMの録音取材を受けたりして晩飯はNHK-BSの車椅子ラグビーを見ながら長崎空港で買った土産の長崎ちゃんぽん。これがナカナカ美味かった。車椅子ラグビーは何日か前にも見て徐々戦法がわかってくると激しさだけでなく面白さがわかってくる。日本のラグビーはフィフティーンも車椅子もナカナカ強いですよ。

BOOK
筒井康隆『老人の美学』(新潮新書)
筒井康隆『老人の美学』(新潮新書)

10月19日(土)
ベッドのなかで『草枕』読了。やはり名作は複数回読んで初めて気づくことやわかることも多い。読み手の側も年を経ると共に知識や知恵も育つ。那美さんが別れた夫に財布(渡すシーンを偶然見た主人公のは「不即不離の二人の姿勢」の「刹那」の「美妙な調和」を「画としてみると一層の興味が深い」と感じる。オペラ『トスカ』でカヴァラドッシも自分の画を評して「妙なる調和Recondita armonia」と歌う。画家の関心は「調和」にあるのか?家族を日露戦争に送り出すため停車場まで行く小舟から土手の柳が多く見える。「気に入らぬ風もあろうに柳かな」という仙高フ句と画が浮かぶ。読み手も成長するが描き手の漱石の汽車論(文明論)の凄さには改めて圧倒される。〈文明は個人に自由を与えて虎の如く猛からしめたる後これを檻穽の内に投げ込んで天下の平和を維持しつつある。この平和は真の平和ではない。動物園の虎が見物人を睨めて寝転んでると同様な平和である。檻の鉄棒が一本でも抜けたら世は滅茶滅茶になる第二の仏蘭西革命はこの時に起こるであろう。個人の革命は今既に日夜に起こりつつある〉〈凡ての人を貨物同様に心得て走る様を見る度に客車の内に閉じ籠められたる個人と個人の個性に寸毫の注意をだに払わざるこの鉄車とを比較して――あぶないあぶない気を付けねば危ないと思う。現代の文明はこのあぶないで鼻を衝かれる位充満している〉そして汽車を見送り呆然とする那美さんの貌の一面に「憐れ」が浮いていることを認めた画家は〈「それだ!それが出れば画になりますよ」と那美さんの肩を叩きながら小声で云う〉このあと画家は那美さんとホテルにでもしけこむのかな…などと頭に浮かべてしまうのは雑念ばかり沢山食い散らして歳を取った年寄りの阿呆念だろう。しかし『草枕』は凄い!『漱石』は凄い!それを改めて教えてくれたグレン・グールドも凄い。彼のバッハやベートーヴェンでも聴き直すか…と思いながらベッドを出る。

10月19日(土)つづき
黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。メールや手紙の処理やらナンヤラカンヤラ。佐世保へ行く何日か前に筒井康隆大先生から届いた最新刊『老人の美学』(新潮新書)をパラパラ読む。なるほど老人というのは主語や言葉や時間があっち行ったりこっち行ったりでモダニズム文学なんですね。滅茶滅茶面白いやん。夕方からNHK-BSでラグビーW杯イングランドvsオーストラリア戦。なるほどイングランドのディフェンスが鋭いせいかもしれないけどオーストラリアはあまり強くないですナァ。これなら今の日本のほうが強いですね。ラグビー観戦になくてはならないビールを夕方から飲んで夜は日テレでニュージーランドvsアイルランド戦。きっと日テレは日本代表がアイルランドに負けてグループ2位でニュージーランドと対戦すると思ってこの放送権を獲得したのでしょうね。しかし主力温存で日本に敗れたアイルランドがオールブラックスと対戦。W杯直前はランキング1位だったはずのアイルランドだがニュージーランドの圧倒的強さの前に手も足も出ず。後半開始直後にアイルランドがトライを挙げたときは面白い!と思ったけどそれも束の間。全黒集団の強さは図抜けていますね。さて明日の日本vs南アはどうなるか?楽しみですね。NHKの視聴率はどれくらいになるのかな?

10月20日(日)
結婚記念日40周年。40年ともなると40周年でなく40執念と書いたほうがいいのかとも思う(笑)。こーゆーのも継続は力なりと言うのかな。40周年は「ルビー婚」と言うらしい。あまり喜ばしい言葉でもないですね。ガキどもからはプレゼントの一つも届かず。金婚式のときに海外旅行のプレゼントでも期待するか…(爆)。今日はミスター・ラグビー平尾誠二さんの命日でもある。ナンデ我が結婚記念日に…と初めて知ったときに呟くと「忘れてほしないよってにマァよろしやん」と言う声が聞こえてきた。今夜は南ア戦か…と思うと仕事も手につかず。とりあえず黒兵衛と散歩のあとにいろいろ雑用。新潮文庫の『草枕』の解説を読む。江藤淳氏と柄谷行人氏。おもしろい。他の漱石の作品は誰が解説してるのかな。読んでみたいな…と思ってるうちに午後4時からラグビーW杯フランスvsウェールズ戦。洗練されたシャンパン・ラグビーvs無骨なケルト民族のパワー・ラグビー。戦前の予想を覆してトリコロールが善戦するもロックの選手のシンビンをきっかけにウェールズが逆転。どっちのチームも次に日本が当たれば勝てる可能性はあるな…と思うなかでビール呑みながら晩飯食いながら日本vs南アフリカ戦のキックオフ。良い試合展開ですねぇ…弱いチームがジャイアント・キリングをするためには最初は強いチームにリードを奪われたほうがいいのですよね。南アに退場選手も出て僅差で前半を終えるのは後半に大期待!…と思ったけど南アフリカは強いですねえ。この強さは半端じゃないですね。決勝はニュージーランドと南アフリカの再戦ですね。でも日本代表チームは本当によく頑張りましたねえ。ベスト4は次の目標にして次回フランス大会に期待しましょう。風呂のあとNHK-Eテレで佐藤しのぶさんの追悼コンサート。一度彼女の司会する神奈川テレビの番組にゲストとして招かれたけど世界に通じるプリマドンナでしたね。合掌。寝ようとすると神奈川テレビで平尾誠二さんの追悼番組。神戸製鋼V3のときの対三洋電機戦をやるというので見てしまう。もう30年近く前の出来事か。この試合を秩父宮球技場で見たあと『小説新潮』に『彼らの奇蹟』と題してこの奇蹟的な試合の経緯を小説仕立てに書いたので試合については隅から隅まで知っている(新潮文庫『彼らの奇蹟』に収録されてます)。番組では藪木・大八木・林・イアン…など懐かしい神鋼の面々に加えて三洋の選手や宮地監督もインタヴューを受けて試合を解説。最後に試合終了間際平尾からのパスをイアン・ウィリアムスが受けて彼が50m独走トライ。懐かしいなぁ…けどいなくなった人を思うと涙が出てきますね。寝よ。

BOOK
ガルシア・マルケス『百年の孤独』(新潮社)
ガルシア・マルケス『百年の孤独』(新潮社)

10月21日(月)
国際反戦デー…なんて言葉(行事)はもはや死語(過去のもの)になったのかなあ。朝ベッドから出て大阪ABC朝日放送の『おはようパーソナリティ道上洋三です』に電話出演。東京五輪のマラソンと競歩の会場が札幌移転にすることについてイロイロ話す。IOCというのはリアリズムで動いてますから「選手ファースト」というのはあくまでも方便ですね。まぁIOCだけでなくスポーツ・イベントが巨額のカネを動かすようになりましたから「マネー・ファースト/選手セカンド」と言うべきでいずれIOCは「仮想通貨(暗号資産)」の発行まで考えてるのかもしれませんがオリンピックの在り方は根本的に考え直す時がやって来たと言えるかもしれませんね…とイロイロ話して黒兵衛と散歩。いろいろデスクワークのあと東海道線で新橋へ。ゆりかもめで日の出駅へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは青島健太さん。埼玉県知事選に出馬して敗れて初のメディアに登場。番組の始まる前に上杉隆さんがやって来て知事選の敗因を指摘。ナルホド。自民党の「取引」でで票が動いたのが真相か?しかし行政に関わってスポーツ政策を押し進めたいと考えた青島さんは真面目ですねえ。番組途中でラグビー・ジャーナリストの村上晃一さんが電話出演。ジャパンの南ア戦敗退について。いやぁ日本代表チームはよくやりましたねぇ。問題は今後の日本ラグビーの発展ですね。村上さんには来週月曜のオプエド出演を約束してもらって後半は青島さんと日本シリーズとドラフトの話。最近2年のシリーズ勝敗はパの14勝セの6勝。やっぱりDHの影響もあるようですね。2連敗した原巨人の起死回生の大博打はあるか?青島さんは何かアルはず…坂本3番阿部4番かな?イロイロ楽しく久しぶりに野球の話。そー言えば青島さんは慶大卒業のあと東芝の社員でスタジオのすぐ近くの東芝ビル14階に務めていたそうです。突然ナツカシイナァ…と言い出されたのでみんな驚きました(笑)。番組のあと久し振りに『鮨処もり山』へ。結婚40周年をシャンパンと美味しい天然鰻で祝う。もり山さんにお祝いで焼酎『百年の孤独』をいただく。うれしい!ありがとさんです。

10月22日(火)
朝ベッドのなかで『草枕』読み返す。主人公(漱石)の画家の言葉にあったようにページを開いた所を気ままに読む。非人情に読む。ハードボイルドに読む。どんな読み方をしても面白い。グールドはどういう読み方をしていたのかな?ヤッパリ吾輩も英語で読んでみたい。買わなきゃ。ベッドから抜け出してアマゾンを検索。英語版草枕『Three Cornered World』ありますね。『グールドと漱石』で紹介されたAlan Turneyさん以外にも翻訳があり安価のもあったけど那美さんと思しき女性の絵が気に入らないから少々高くてもやっぱりTurney訳を買うことに使用。よっしゃそーしょと決意して黒兵衛と散歩。ワン。午前中はイロイロ雑用。午後から天皇陛下即位の礼正殿の儀をテレビで拝見。厳かな儀式に感動。しかし自衛隊の礼砲は必要なんでしょうか?北國新聞の連載コラム「スポーツを考える」執筆。東京五輪のマラソン競歩の札幌移転について。東京が暑すぎると判断するなら昨年7月24日。五輪のちょうど2年前に東京で観測史上最高の40・8度を観測した時点で決定すべきでしたね。しかしIOCの「選手ファースト」という言葉も単なる美辞麗句で「マネー・ファースト」が本音。今年7月に42・6度を記録したパリや前回大会で熱中症で倒れる選手を出したロスでの次回と次々回の五輪はどーするのでしょうねえ?夜はビールと晩飯と日本シリーズ。ホークス強い。パ・リーグ強い。しかし原監督は投手交代を失敗しましたね。 まさか日本シリーズで新人投手を育てようとしたのではないでしょうねぇ?育成選手を多く育てて個性的で魅力的な選手も多いホークスをジャイアンツのフロントや原監督はどんな目で見ているのでしょうか?ホークス勝利3連勝のあとベントで選手一人一人に笑顔で声をかけて握手をしていた王貞治球団取締役会長の姿が印象的でしたね。

10月23日(水)
朝ベッドのなかで『草枕協奏曲 漱石とグールド』改めで読み始める。『草枕』の英訳者であるアラン・ターニー氏の「非人情」と「則天去私」の解説が見事にわかりやすかった。朝飯のあと黒兵衛と散歩。北國新聞コラムの校正をやったり週末のオペラ講座『カルメン』の資料を整理したりの一日。そう言えばアラン・ターニー氏はfemme fatale(ファム・ファタール)のことを「運命の女」や「魔性の女」などという言葉でなく「男たらし」という言葉が適切だと言っていたそうです。ナルホド。あっという間に日本シリーズ&ビール&晩飯。巨人の菅野は満を持しての先発。サスガにホークス和田との投げ合いは見応えが…と思っていたら今宮&デスパイネの連打のあとグラシアルが3ラン。ホークスの選手には相手の隙を見逃さない勝負強さがありますね。それに巨人とは守備力の差も。9回裏今宮の完璧なショート・ゴロの処理には唸らされました。それに較べて巨人の守備は柔かったですね。ソフトバンクの投手陣(とスコアラー)に丸と坂本が完全に抑え込まれたことも敗因かな。巨人はもっと引き締まった面魂を持つ選手の台頭が必要かな…。

10月24日(木)
朝ベッドのなかで『漱石とグールド』読み進む。グールドは「人と何時間か一緒にいると同じ長さの時間を一人きりで過ごさなければならない」と言っていたそうな。漱石は『それから』のなかで主人公の代助は「来客に接したあとしばらくは独座に更けるのが癖だった」と書いている。これほど似ている二人もいませんね。ベッドから起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。ラグビー日本代表の活躍とプロリーグの未来について。学閥が復活するようなら未来はないですね…という話。某通信社から東京五輪マラソン競歩札幌移転についてコメント依頼の電話。今年の7月42・6度を記録したパリや前回大会で熱中症ランナーなどを出したロスではどーする気でしょうね?スポーツを「サマー・ゲーム」と呼ぶのは北緯51度のロンドンくらい?あ。パリも北緯48度。東京は35度。札幌は45度。早い話がオリンピックは地球温暖化との闘いですね。いや。アメリカのTV局とIOCによるマネー・ファースト路線との闘いかな?…イロイロ話して黒兵衛と散歩のあと連合通信社コラムを1本書いて週末のオペラ講座のレジュメづくり。「オペラで泣きましょう!」と題したシリーズの第1回は『カルメン』。サイモン・ラトルは奥さんのソプラノ歌手マグダレナ・コジェナー主演で『カルメン』を録音したときのドキュメンタリーでカルメンを21歳ドン・ホセを19歳ミカエラを17歳エスカミーリョを25歳と言ってますねえ。だから『ウェストサイド・ストーリー』と同じ若者の物語だと。なるほど。そうなのか…。晩飯は久し振りに歌舞伎劇場『め組の喧嘩』本当のタイトルは『神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)』。文化2年(1805年)に本当にあった「め組」の鳶職人たちと江戸相撲の力士たちとの喧嘩を題材にした芝居。菊五郎が浜松町の親分め組の辰五郎。若衆の菊之助が良かったですね。風呂のあとNHK『クローズアップ現代』でドローンによるサウジ油田爆撃のレポートを見る。なるほどドローンは貧者の武器で玩具でも高度な戦争が可能な時代になったのですね。eスポーツはその戦争に反対する立場なら支持できるけど一緒になってそんな戦争を遊んでいるように見えるから支持できませんねぇ。eスポーツは民主主義(反暴力)から生まれた他のスポーツ競技とは異質のようですね。

DVD
『レイジング・ブル』
『レイジング・ブル』
『J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』
『J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』
CD
『Bach:The Well-Tempered Clavier, Books I & II』
『Bach:The Well-Tempered Clavier, Books I & II』

10月25日(金)
朝ベッドのなかで『漱石とグールド』。グールドは飛行機嫌いだったくせに飛行機に乗って機長が倒れたので操縦を変わってくれと言われる夢をよく見たと言う。それで無事に機体を着陸させると副操縦士が実は近所に住んでいた幼馴染みで子供の頃にグールドの弾くピアノを前庭でよく聴いていたと告白する。音楽の演奏と飛行機の操縦は似ているのかな?そー言えばカラヤンは飛行機の操縦もしていたな。漫才師の横山やすしさんもセスナの免許を持っていて飛行機で移動中に操縦士が心筋梗塞か何かで突然倒れてキャビンアテンダントが慌てて客席に向かって「どなたか飛行機を操縦できる方はおられませんか?」とアナウンスしたときに「ハイ!横山やります!」と手を挙げるのが夢だと聞かされたことがあった。「そんなときは乗客はパラシュートで飛び降りたほうがマシや」とヨシモトの関係者は言ってたなぁ。グールドとも漱石とも関係ない話ですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。オペラ講座『カルメン』の準備。BGMにグールドのバッハ『平均律クラヴィーア曲集第1集』。なるほど漱石の「非人情」的演奏と言えそうですねぇ。晩飯映画劇場はロバート・デ・ニーロ主演マーティン・スコセッシ監督『レイジング・ブル』。凄く話題になったボクシング映画で絶対に見るべき映画とわかっていても何故かきちんと見るチャンスがなくテレビ放送をチラチラ見ただけだった。それを初めてきちんと見る。実在の世界ミドル級王者ジェイク・ラモッタの伝記映画。涙が出ないほど可哀想な男の物語。殴り合うときだけ生き甲斐を感じて実生活では他人を信じられないある意味真っ直ぐな男だったのですね。だから晩年は太って落ちぶれてスタンダップ・コメディアンに。横山やすしさんに感想を聞いてみたい映画ですね。

Laser Disc
ヴェルディ『オテロ』
ヴェルディ『オテロ』
DVD
ヴェルディ『椿姫』
ヴェルディ『椿姫』

10月26日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ準備して東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。新シリーズは「オペラで泣きましょう!」。実際オペラという演し物は大衆文化の粋で観客(大衆)は泣いたり笑ったりして楽しむのが本来の姿ですからね。第1回はビゼー作曲『カルメン』。ミゲネス・ジョンソン主演のオペラ映画を楽しみながら生前の永竹由幸先生から教わったカルメンに関する知識等々を解説。カルメンは本当にジプシー(ロマ)なのか?ファム・ファタルとは男たらし?…等々解説しながら自分も楽しむ。最近セクハラで訴えられたドミンゴがドン・ホセ役で男たらしのカルメンに泣かされるのは少々面白いですねえ。しかしフランチェスコ・ロージ監督の映画はゼッフィレッリが監督した映画『椿姫』や『オテッロ』と並ぶオペラ映画の最高傑作ですね。講座を終えてタクシーに乗るとラジオでイングランドvsニュージーランド戦をやっていた。え?こんなに早い時間に?と思ったのは録画したビデオが再放送だったから。しかしラジオのラグビー中継というのは何を喋ってるのかよくわからん。とりわけ途中から聞いたのではどっちのチームがどっちのサイドで今のボールの位置は何処でどこまで攻め込んでいるのか…等々サッパリ(>_<)アナウンサーもあまりやったことがないのだろうと笑ったがニュージーランドが負けていると聞いてナニイ!?と愕然!!新幹線に乗るとヨメハンからメールも入ってオール・ブラックスの敗戦を知る。そのうち新横浜から大勢のラグビーサポーターが乗り込んできたので黒いユニフォームを着たデカイ男たちにWhat happened?と訊くとイングランドが強かった…エディ・ジョーンズのマジックにハマった…などなどハイネケンのマークの入ったプラスチック・カップのビールを飲みながら一斉にワイワイガヤガヤ。しかし貌が寂しそう。品川駅で一緒に降りて新宿駅へ向かった彼らとEnjoy Japan sightseeingと別れて東海道線で大船へ。帰宅して晩飯食いながらビデオ観戦。なるほどイングランドはオールブラックスのハカのときから気合いが漲ってましたね。ホイッスルと同時の波状攻撃も前で止めるディフェンスも作戦がハマってエディ・マジックで真っ黒軍団はやりたいことを何もさせてもらえず。こんなことってあるんですねぇ。1週間前の本欄にイングランドvsオーストラリアを見て日本が勝てるかも…と書いたのは撤回かな?

10月27日(日)
朝6時半起床。イロイロ準備して大船駅へ。湘南新宿ラインに乗ろうとしたら20分ほど電車がなかったので東海道線で東京へ。山手線に乗り換えて池袋へ。立教大学へ行ってスポーツ産業学会主催の大学生たちの「スポーツ政策コンペ」Sport Policy for Japan(SPJ)の審査員として参加。昨年まで笹川スポーツ財団が中心になって行われていたのが今年の第9回から主催者が変わり大学の先生方が中心になって準備をす据えられたが例年を上回る30以上の大学50近いゼミが参加。昨日の予選会で8の分科会に別れて予選会が行われ各1位通過の8ゼミのプレゼンテーションを午前と午後に渡って審査。そして7人の審査員(スポーツ産業学会理事長・笹川スポーツ財団理事長・Jリーグ参与…等々)の皆さんと審議の結果、最優秀賞は東洋大学山下ゼミBの「スポーツ界の指導的地位におけるジェンダーフリーを目指して〜輝け!女性活躍推進プロジェクト〜」に決定。女性3人の学生による最優秀賞は過去9回の歴史の中で初めて。彼女らには後日『ニューズ・オプエド』に出演してもらい受賞プレゼンテーションを再演してもらう予定です。表彰式に出席して次点特別賞のゼミの皆さん8組に賞状を渡したりして外がすっかり暗くなったなか池袋から湘南新宿ラインで帰宅途中南アとウェールズがメッチャ面白い試合をしてるとヨメハンからメール。帰宅した直後にウェールズが同点ゴール。なるほど肉弾戦の凄い試合。最後はPKが決まって南アフリカの勝利。晩飯食いながらビデオを最初から見直す。なるほどイイ試合ですね。ウェールズの愚直なスクラム攻撃イイですね。でもMVPは南アのスクラムハーフのデクラークかな。

BOOK
『映画パンフレット「蝶々夫人」監督/カルミネ・ガローネ・出演/八千草薫』
『映画パンフレット「蝶々夫人」監督/カルミネ・ガローネ・出演/八千草薫』
『蝶々夫人MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8』(世界文化社)
『蝶々夫人MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8』(世界文化社)

10月28日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。夜爆睡できるのは気持ちがイイけど本を読む時間が消えるのは残念。ワン。散歩前に朝食のパン食べながらテレビをつけると千葉で行われたアメリカのPGAツアー最終日の最終の実況をやっていたので見てしまう。タイガー・ウッズがサム・スニードのPGA(全米プロゴルフ協会)ツアー最多勝82勝に並ぶ瞬間を見る。確かにタイガーのさまざまな復活劇は凄いものですね。松山はパットが入らんかったなあ。昼間イロイロ仕事したあと午後から東海道線で新橋へ。ゆりかもめで日の出へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストはラグビー・ジャーナリストの村上晃一さんとスポーツライターの上野直彦さん。それにゴルフ・ジャーナリストとして上杉隆さんが緊急参加。タイガーの快挙を解説してもらったあとワールドカップ・ラグビーの話題をタップリ。そうか。村上さんは準決勝前からイングランドの決勝進出(オールブラックスに対する勝利)を予想していたのか。サスガですなぁ。優勝は南アフリカか…?八千草薫さんが亡くなられた話題を上杉さんから振られたので戦後すぐに彼女が大勢のタカラジェンヌと共に出演したイタリア映画『蝶々夫人』で主演した演技の素晴らしさを話したりもする。番組を終えて東芝ビル地下の焼き鳥屋で村上さん上野さんとラグビー談義。スポーツ談義。楽しい一時のあと帰鎌。

10月29日(火)
朝起きてイロイロ準備して東海道線で川崎へ。タクシーで羽田空港へ。JALで今月3度目の九州へ。長崎経由佐世保と宮崎市&国富町に続いて今回は福岡の海の中道にあるリゾートホテルで神戸製鋼と関連のある溶接会社のグループ(九州神溶会)の皆さん相手に講演会。神戸製鋼のラグビーと平尾誠二さんについて話してほしいという要望だったので断れませんよね(笑)。ラグビーWカップ人気が盛りあがるこの時期に喜んで平尾という素晴らしい男との出逢いと交流について話させていただく。最後はチョット熱いものが自分の胸に込み上げてきて困りましたけどね。講演のあと博多泊。

DVD
『8月の濡れた砂』
『8月の濡れた砂』
BOOK
『プロ野球大事典』(新潮文庫)
『プロ野球大事典』(新潮文庫)

10月30日(水)
朝博多のホテルで目覚めて昨晩コンビニで買ったサンドイッチで朝食のあとタクシーでRKB毎日放送へ。以前ラジオ祭で講演させていただいて以来3年ぶりくらいかな。旧知のスタッフの皆さんが大勢で迎えてくれてまずは歓談。小生がRKBのラジオに初登場したのは35歳のとき。初めての自著『プロ野球大事典』を出版した折にそれを読んだアナウンサーの隈部崇之さんに出演を依頼されたのが最初。以来毎週1回出演させていただいてスペインやフランスやロンドンやニューヨークやロスからの電話出演もあったりして足かけ33年。一番古株の出演者となってしまいました。今日は来週1週間(再来週になるのかな?)朝の番組『櫻井浩二インサイト』(月〜金)のなかの毎日話すコラムを5回分収録。各回のタイトルは…@コンピューターゲーム(eスポーツ)が五輪種目になる日A東京五輪マラソン札幌開催でオリンピックは破滅へと進むBドーピングがスポーツの未来を救う?C東京五輪のメインイベントは團十郎の襲名披露だ!Dオリンピックに未来はあるか?(オリンピックが仮想通貨を!?)…少々刺激的なタイトルばかりを並べましたが九州地方の方は放送を御期待ください。録音を終えて福岡空港へ。昨日羽田空港で電話取材を受けたのに続いてMBS『ちちんぷいぷい』から2日連続東京五輪マラソン競歩札幌開催についての電話コメント。契約書に書かれているとは言えIOCの唯我独尊は度し難いですナァ。調整委員長のコーツがシドニー五輪招致で裏金を使ってアフリカのIOC委員の票を集めたことは不問?まぁ昔話でどこでもやってることとは言え賄賂を使った男がIOCでデッカイ面してるのはチョット腹立たしいですね。昼飯はもちろん博多ラーメン。餃子と生ビールも。旅先ではどーも昼間から歯止めがかかりませんなぁ。秋刀魚明太と鰯明太と明太子を買って搭乗。サスガに羽田福岡間のジェット便は往復ともでっかいエアバスA350が満員ですね。1時間半の爆睡で羽田着。バスで横浜駅へ。東海道線で大船へ。自宅に着くなり産経新聞から電話。晩飯時に東京新聞から電話。地球温暖化の中で開催都市のなくなったオリンピックはどーなるのでしょうねぇ?『八月の塗れた汗』なんて記録映画ができたりして…(>_<)

BOOK
ジュールズ・ボイコフ『オリンピック秘史120年の覇権と利権』(早川書房)
ジュールズ・ボイコフ『オリンピック秘史120年の覇権と利権』(早川書房)

10月31日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。東京五輪マラソン競歩の札幌移転について話す。そもそも調整委員長のジョン・コーツ氏については次のような記述もあるのですよね。〈2000年の開催地を決定する投票が行われる直前オーストラリア・オリンピック委員のジョン・コーツはIOC委員二人に7万ドルを送金した。一人はケニア人。一人はウガンダ人だった。その翌日に投票が行われシドニーは45対43で北京に勝利した。アフリカの複数のIOC委員から協力を得たおかげだった〉(ジュールズ・ボイコフ『オリンピック秘史120年の覇権と利権』早川書房)まぁ五輪招致についてはどの都市もナンヤラカンヤラやってますからとやかくは言えませんがこーゆー人物がデカイ面する組織は早晩破綻するのでは?それにコーツは国際ボート連盟評議員だったこともあり東京五輪のボート会場の宮城県登米町への移転に強く反対した人物。理由は「東京五輪の種目は東京でやるべきだ」コーツ委員長の考えではマラソン競歩は東京五輪の種目ではないらしい。そもそもマラソンというスポーツはオリンピック第1回アテネ大会で作られた種目。古代ギリシアのアテネ都市連合がペルシア帝国に勝利したマラトンの戦いを記念して創った競技。そのため古代ペルシア帝国の継承国家を自認していたパーレビ王朝イランのテヘランで1974年に行われたアジア大会ではマラソンの発走を正午に設定して気温が高すぎて暑すぎてレースは無理と判断して中止。パーレビ国王は自分たちの負けた戦争を記念して生まれたスポーツなどやりたくなかったのでしょうね。今はイスラム革命によってイランもイスラム化されて古代ペルシアとのつながりなど誰も主張しなくなったけど平和の祭典オリンピックに戦争をきっかけに生まれた競技をやってもいいのでしょうかねえ?少なくとも名前を変えなければならないのでは?

10月31日(木)つづき
ラジオのあと黒兵衛と散歩。帰宅してワールドシリーズ第7戦。ヴィジター・チームばかりが勝つ史上初のワールドシリーズはワールドカードから勝ちあがったワシントン・セネタースが開幕前のヒューストン・アストロズ絶対勝利の予想を覆して優勝。アストロズの選手もコーチもいつかは勝てると思っていたら見事に逆転されてチョット慌てたかな。強いチームのよくある負け方。しかし面白かったですね。いろいろデスクワークのあと東京五輪マラソン競歩札幌移転について新聞社通信社TV局から明日の調整委員会後の感想や出演依頼を予約される。もう札幌移転は決まりで泣く子とIOCには勝てないことが明日証明されるのでしょうねぇ。

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