ナンヤラカンヤラ
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2003年 11月12月

BOOK
河口俊彦『新対局日誌〈第6集〉大山伝説』(河出書房新社)
河口俊彦『新対局日誌〈第6集〉大山伝説』(河出書房新社)
青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』(講談社)
青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』(講談社)
DVD
『ホワイトハンターブラックハート』
『ホワイトハンターブラックハート』
『アフリカの女王』
『アフリカの女王』

12月1日(火)
今日から師走。そんなこと言われんかってわってるわい!せやからどないやちゅうねん!と自分でツッコミながら原稿アイデアにウンウンと呻吟。今年もまた山下洋輔ニューイヤー・コンサートのパンフレットの締切日がやってきた。新春のステージはあのブーニンとのデュオ。あのアイデアでいこかコッチのほうがオモロイか…ギャグほど難しい原稿はない。ジャズほどおもろい音楽はない。ショウほど素敵な商売はない。ショウ…ショウ…将棋で行こか…というわけで河村俊彦の名著『将棋対局日誌』全2巻(力富書房)の大部を本棚の奥から引っ張り出し読み出す。よっしゃ。これで行こ!ナンノコッチャ。夕方TBS『朝ズバッ!』のスタッフ来宅。五輪選手強化費縮減について。スポーツライターとして当然事業仕分けに抗議すると思って訪れたスタッフを説得。マスメディアってこんなモンかなぁ…。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド監督主演『ホワイトハンター ブラックハート』白人の猟師は悪魔の心…と意味だけではないが巨匠ジョン・ヒューストン監督がキャサリン・ヘップバーンなんかを使って『アフリカの女王』を撮影したときの逸話らしい。映画監督に限らずこういう破天荒ななかから名作を生み出す人生はモウ無理やろなァ。

12月2日(水)
朝ラジオ2本。事業仕分けのスポーツ選手強化費縮減と五輪選手たちの抗議記者会見について。金が必要なのはわかるがスポーツ関係者の理屈は甘すぎる。もと勉強しなさい!五輪のメダルが何故必要なの?国民を喜ばせるだけ?違うでしょ!一方で国体に莫大な建設費が使われ国体開催の予算が削られ五輪招致に大金が使われW杯まで招致しようとする。それらの金もスポーツ予算。そのことに触れず…。これは別のところで原稿に書こ。昼前から東京へ。CSテレビ衛星劇場でのMET(メトロポリタン歌劇場)ライブビューイング放送の案内役として番組VTR収録。http://www.eigeki.co.jp/eigeki/一気に4本分。疲れた。おまけに空気が乾燥してて口が渇いて舌がまわらず…。何度もやり直し。ちょっとショック。病み上がりのせいか…と思ってしまう。品川駅前でTBSのO女子アナとバッタリ。「うわ。ひさしぶり」「御無沙汰ですけどスマートになられましたねえ。カッコいいですよぉ」「ええ。脳出血したもんで」「え、えええー!?」「赤ん坊元気?」「はい。今から保育園に迎えなんです」ナンカ気分が紛れたな。銀座山野楽器に寄ってオペラのDVD買い込んで気分転換。疲れて帰宅すれば長女に次女も加わって五月蠅い晩飯映画劇場は崖の上だか下だかのポニョ。微妙。宮崎某はナウシカとトトロで終わったのか。もうちょっと時間かけて考え分析せねば…。

12月3日(木)
昨日の一日が疲れすぎたのでゆっくりと本棚や机の上やコンピュータの整理をして年賀状の文面書いたりしてたらTBSラジオから突然今日の番組に出演依頼の電話。Good Timingと引き受けたらナント夜の10時半から12時まで。しかも電話出演でなくスタジオ生。テーマはスポーツ予算選手強化費事業仕分け。ナンカワカランけど勢いで引き受けてしまう。『アクセス』という名のリスナー参加型討論番組。MCは渡辺真理サンと井上トシユキさん。真理さんは久久久久しぶり。井上さんは初めてやけど同じ京都出身とかの関西弁の使い手。晩飯食うてからタクシー代向こう持ちでTBSへ。思う存分喋らせてもらう。やっぱりラジオはオモロイなあ。自分の意見をきちんと喋れるメディアとしてはやっぱりラジオが一番かな。二番が関西のTV。三番が地方のTV。シゴロクナナがなくハチくらいに……。

BOOK
山平重樹『実録神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界』(双葉社)
山平重樹『実録神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界』(双葉社)
長嶋茂雄『野球は人生そのものだ』(日本経済新聞出版社)
長嶋茂雄『野球は人生そのものだ』(日本経済新聞出版社)

12月4日(金)
朝佐吉と散歩で久々に富士山。やっぱりエエなぁ。来年も今年と同様春から始めるNHKーJAL文化講座の企画書づくり。今年のテーマはオペラやなくてオペレッタとミュージカル。おもろなりそうやな。そのあと書評執筆のため長嶋茂雄さんの『野球は人生そのものだ』読了。長嶋さん的話し言葉(文体)になってないとこが辛いな。晩飯スケート劇場はグランプリ・ファイナル。高橋大輔は見事。キム・ヨナは今調子落とす方が五輪のためにエエのんやろな。それとも…見えない浅田真央をどう感じてるのかな。陸上の浅田氷上のキムを焦らすナンテことはないかいな…。

12月5日(土)
一日中雨の天気予報やったのにエエ天気やな。そうか。日本はオランダ・デンマーク・カメルーンが相手か。ベスト4に入るつもりならどこでも一緒やわな…というのは簡単やけど…。さぁ佐吉と一緒に富士山見に行こ。どんな富士山が見えるかなァ…。……見えんかった…トホホ。

12月5日(土)つづき
長嶋さんの書評原稿書いたあと『神戸芸能社』読了。こっちは書評執筆予定なし。やっぱりヤクザは依頼ナシなんかなぁ。いや書くんやったら宮崎学『近代ヤクザ肯定論』のほうかな。あ。コレは2年前に出た本か。残念。夜は晩飯スケート劇場。うううむむむむ。高橋は残念。織田はオメデトウ。女子は挑戦なしの加点の奪い合いか。浅田真央復活に期待。

12月6日(日)
超久しぶりに佐渡裕の『一万人の第九』を聴くため朝から新幹線で大阪へ。ホテル・ニューオータニで『題名のない音楽会』のプロデュサーO嬢と一緒だった佐渡裕のマネージメントしてる…というより最早朋友のS社長と歓談。京都で何かオモロイことやりまひょやという話。姉夫婦と待ち合わせて大阪城ホールへ。佐渡さんの楽屋で珍獣王国のブルース・ハーモニカ山下純一のプロモーション・ビデオ渡す。「せやけど元気になってよかったなぁ」と佐渡さんにいわれてソウイヤ今年大病したことを思い出す。え。佐渡さんの世話してるH嬢が結婚したん。座席に行けば隣席はナント上海太郎さん。お久しぶりです。その隣が歌手の深川和美さん。なんと深川さんの旦那が神戸の『木馬』のマスターでソコに出演した餓鬼に上海太郎さんの『朝ごは〜ん』を紹介したら「親父に何遍も聴かされました」……とか。いろいろあるなぁ。人生やなぁ。年末はやっぱ第九やなぁ。ナンノコッチャ。ゲストは槇原敬之。会場大盛りあがりで第九に雪崩れ込んで流石の迫力。次は金聖響の第九を聴きに行こ。また全然違うもんな。大阪泊。『坂の上の雲』見たあとZZZZ。

DVD
『ソレンコワ・イン・ジャパン』
『ソレンコワ・イン・ジャパン』
BOOK
『KYOのお言葉』(文春文庫)
『KYOのお言葉』(文春文庫)

12月7日(月)
朝から大阪でチョイト打合せ。京都へ行くはずが行けず今年身障者コンサートでグランプリに輝いた珍獣王国の山下純一さんに電話したところが「大阪まで行きますよ」とのこと。全盲車椅子の人に申し訳ないと恐縮しながらも毎日放送1階コーヒーショップで初対面。いやぁブルース・ハーモニカやパーカッションが素晴らしいだけでなく話しても面白い人で大盛りあがり。途中からMBSのHディレクターも加わってもらう。山下さんは京都在住だとか。よっしゃ。ナンカ京都でオモロイことやリマひょ。午後から『ちちんぷいぷい』生出演。「ふむふむ」のコーナーでスポーツの事業仕分けに触れる。往復の新幹線で青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』読む。このシリーズはホンマにどれも面白い。あとは大日本帝国の満州だけやな。帰宅したら音楽評論家の平林直哉さんから『アラ・ソレンコワ・イン・ジャパン』というCDが届いてた。早速聴くとコレがスゴイ。見事なアジリタ(コロラチューラ)と柔らかい美声のソプラノ。1957年の来日公演らしいけどこんな清楚な歌声の歌手がいたのかと驚き。疲れが取れました。しかしカタカナ変換の時に「ソ連強」と出るのはシラケルなぁ。

DVD
『ブロードウェイ・メロディ』
『ブロードウェイ・メロディ』
DVD
『17歳のカルテ』
『17歳のカルテ』

12月8日(火)
なんか気分がエエのは昨晩大阪から帰宅したら金聖響さんとの共著『ベートーヴェンの交響曲』(講談社現代新書)が6刷目増刷決定の知らせが入ってたから。ゴキゲン状態で佐吉と散歩のあと終日原稿書き。晩飯映画劇場で『ブロードウェイ・メロディ』。ごくごく初期のミュージカル。『雨に唄えば』でジーン・ケリーがミニ・ドラマのフィナーレで歌ってたヤツ。ナカナカオモロイ。チョイト古すぎるかな。とはいえアメリカが若々しく元気だった時代がようわかる。寝る前にメールをチェックしたら講談社の担当者から再度『ベートーヴェンの交響曲』7刷目の増刷の知らせ。なんでコナイニ繰り返すねん。もっとギョーサンいっぺんに増刷してくれやと思いつつも嬉しいもんですなぁ。『ロマン派の交響曲』は3刷で止まってるなぁ。あ。師走の第九で売れてるのか。ほな春のブラームスとかもブームにナランかなぁ(^^;)。

12月9日(水)
早朝ラジオ2本。totoBIG4億5千万円の当選券をパソコンで偽造して捕まった話。ブラジルでは国内リーグ優勝決定戦のときに10億円強盗未遂。映画『黄金の七人』は欧州選手権決勝時にロンドンの造幣局にもぐりこんで紙幣を印刷する。そういえば『自転車泥棒』も最後はサッカー場。『ひまわり』のソフィア・ローレンも戦争から帰らない夫をソ連のサッカー場まで探しに行く。日本でもサッカーが日常生活に入り込んだ証拠?久しぶりに海の見える病院へ行って診察。血圧も安定。問題なし。あと少し血圧の低値安定を目指すため3キロ減量かな。帰宅して原稿書き。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『ダーティ・ファイター怒りの鉄拳』。なんちゅうタイトルの映画や…と思て見たらおらん・ウータンとコンビを組むプロの喧嘩屋が主人公の喜劇。余りの馬鹿臭さに途中何度か呆れ返るがどこか赦せるのは猿の名演技のせい。それにしても日本語タイトルはサイテー。原題は『Any Which Way You can』何でコレが『ダーティ・ファイター怒りの鉄拳』になるねん!?

DVD
『ラーメンガール』
『ラーメンガール』

12月10日(木)
朝から新幹線で名古屋へ。観光ホテルで名古屋の財界誌発行元時局社主催講演会。スポーツの事業仕分けから遡ってスポーツとは何かというお話。チョイト疲れる。昼食会で乾杯の音頭。その後帰宅。晩飯映画劇場はロバート・アラン・アッカーマン監督『ラーメン・ガール』。主役は『エイトマイルズ』『シン・シティ』『17歳のカルテ』などのブリタニー・マーフィ。舞台は新宿。中華ソバ屋。恋に破れたブリタニーが目の前にあるラーメン屋で働き始めてラーメンを極める話。その店主が西田敏行。なかなかの名演でハリウッド・デビュー作品。ほかに余貴美子・石橋蓮司・山崎努がなかなか味な演技。それにパク・ソヒが在日コリアンでなかなか面白い映画に仕上がっていた。脚本も悪くない。ハリウッド映画やけど奇妙な日本も出てこない。見たあとも気持ちいい。良質の娯楽映画。去年の作品らしいけど知らなんだなぁ。

DVD
『スタンド・バイ・ミー』
『スタンド・バイ・ミー』

12月11日(金)
ふううっと気の抜ける一日。たまにはこういう日もないといけない。と思いながら宮崎学『近代ヤクザ肯定論』ようたく読了。在日コリアン被差別部落とヤクザの関係も含めた力作でした。納得。同氏の『近代の奈落』も読まなければ。校正4本。なるほど仕事を沢山すれば事後処理も多い。近頃は請求書を送れというメディア(ラテ局・出版社・編プロ)まである。邪魔くさいコッチャで。しかしやらなあかんのかな。事務所に所属してへんのやから。次女が晩飯食べに帰って映画劇場は『スタンド・バイ・ミー』。きちんと隅から隅まで見たのは初めて。イイ映画です。男の子なら誰にでもある通過儀礼。メイキングに原作者のスティーヴン・キングが出てたけど…ふ〜ん…こんな人か。なるほど物書きやな。赤星引退。涙。佐渡裕さんと対談してもろたんを思い出す。そういう企画を実践してくれるスポーツ誌はなくなった。阿呆やでモウ。

DVD
『三十四丁目の奇蹟』
『三十四丁目の奇蹟』

12月12日(土)
土曜日やというのに意外とクルマの量が多い。佐吉との散歩でひょいと準幹線道路に出るとそれを感じた。あ。師走やな。某雑誌社から電話。「普天間基地問題でアメリカが怒ってることをどう思いますか?」年末特集アンケートらしい。「怒らしときゃエエやないか」と答える。記者までが何をビビッとるんや。そういや最近は新聞やテレビのメディアまでビビッとるなぁ。交渉が下手やなぁ。もうひとつ。「民主党の大量訪中団をどう思いますか?」「格好悪い。けどアメリカへの牽制なら効果的に」何年か前に上海へ行ったとき中国人通訳の菅さんから訊かれた質問を思い出す。「中国はいずれ米国と戦争します。そのとき日本はどっちにつきますか?」たぶん…聖徳太子やったら…百済・越南・泰国につくんかなぁ。ノーベル平和賞のオバマの演説もサイテーやったなぁ。そういやavexから出たオバマの演説とクラシック音楽を一緒にしたCD聴いてると昔はこんなエエ大統領もいたなぁという感慨が湧いてきた(笑)。

12月12日(土)つづき
終日勉強。中味は内緒(笑)。晩飯映画劇場は『三十四丁目の奇蹟』。もちろんアカデミー助演男優賞のエドマンド・グウェンのサンタ・クロースとモーリン・オハラのメイシーズ百貨店やり手宣伝部員によるオリジナル版。きちんと見たのは初めて。イイ映画です。そうやな。アメリカにはいつもベイビーフェイスとヒールがいるんやな。アメリカの良心は信じられるな。しかしヒールも仰山おるなぁ。子役のナタリー・ウッドが可愛い。あ。世界の政治は全部子供と老人にやってもらうか…。

12月13日(日)
佐吉と散歩のあとザ・シンフォニーホールでの金聖響指揮『第九』を聴きに新幹線で大阪へ。オケはOEK=オーケストラ・アンサンブル・カナザワ。最近オーケストラ・アンサンブル・カナガワと間違える人が多いとか(笑)。神奈フィルはKPOですので御注意(爆)。本番前に聖響さんの楽屋へ。最近ベルギーのオケ(Flanders Symphony Orchestra)を振ってきた話を聞く。「ええオケやねえ。瞬発力があるなぁ」サッカーでも何でもソコが違うなぁという話で盛りあがる。聖響さんは来年からOEKのアーティスティック・パートナーというポジションにも就くとか。そろそろパワー全開の歳やもんな。演奏は聖響流第九でオモロカッタ。第一Vnが8人か。シンバルとか大太鼓のプレイヤーが椅子に座ったままというのもエエなぁ。ミンコフスキーのオケの響きを思い出すなぁ。大阪の聴衆のなかには相当驚いてた人もいたみたい。フツーの第九とはかなり違うもんな。けど熱の籠もった演奏に拍手万雷。終わって楽屋へ。独唱の森摩季さんや押見朋子さんや吉田浩之さんや黒田博さんが順々に聖響さんと記念撮影…かと思たらナンヤお目当てはmimulaかいな(笑)。神奈フィルの第九のチケットが売り切れで取れなくてこっちへ来た講談社の担当者と一緒に外へ出ると『ベートーヴェンの交響曲』を手にした女性からサインを求められる。「いつもホームページ見てます」とか。「ロマン派の交響曲も買って下さいよ」「もちろん持ってますよ」ありがたいこっちゃ。やっぱり俺のホームタウンは西の方かな。いや鎌倉も市長が代わってオモロなってきたかな。東京は…大きすぎてワカラン。

12月14日(月)
今年の年末はまだ右手中指の動きが少し悪くて字が書きにくいのでリハビリも兼ねて年賀状書きに専念しょうかと考えてたけどなんやらかんやら雑用がある。仕事もある。本も読みたい。というわけで(全然関係ないけど)山田治生『トスカニーニ』読了。オモロカッタ。その時代(イタリア統一と独立→二つの戦争)と世界の音楽界(職人によるオペラ→芸術家によるコンサート)の遷移と先鋭的マエストロの一生がよくわかった。《フルトヴェングラーはトスカニーニがベートーヴェンの本質を理解できていないというが現在の目でみたときベートーヴェンが見えていないのはフルトヴェングラーではないかと思えるときがある》ブラーヴォ!快著です。最近は音楽関係に好著が多い。島森書店で『ビルギット・ニルソン』の自伝『オペラに捧げた生涯』(春秋社)『カルロス・クライバー』の評伝『ある天才指揮者の伝記 上』(音楽之友社)購入。自宅には坊さんでもスポーツ小説作家でもある川西蘭さんの新刊『ブッダ』(本願寺出版社)や女子競輪小説『あねチャリ』(小学館)やら高校時代の後輩の高橋繁行『看取りのとき かけがえのない人の死に向き合う』(アスキー新書)なんかも送られてきてるし本ばっかり読んでたら仕事にならんなと思いながら『213』へ。最近アルコール量が少し戻って体重が増えつつあるかな。ヤバイヤバイ。

12月15日(火)
締切も電波の仕事もない時に自分の仕事。年賀状はやっぱギリギリにならんと書き出せんもんかなぁ。夜は『鮨処もり山』で忘年会でもないけど坂井保之さんと某編集者と一献傾ける。来年の仕事の打合せ。一大プロジェクトを始動させることで意見が一致(オーバーやなぁ)。来年は中味充実多忙寅年となりそうやで。

DVD
ヴェルディ『ファルスタッフ』
ヴェルディ『ファルスタッフ』
ヴェルディ『椿姫』
ヴェルディ『椿姫』
『トスカニーニ/ファイナル・コンサート』
『トスカニーニ/ファイナル・コンサート』
DVD
『ワーグナー・プログラム』
『ワーグナー・プログラム』
BOOK
『ビルギット・ニルソン オペラに捧げた生涯』(春秋社)
『ビルギット・ニルソン オペラに捧げた生涯』(春秋社)
BOOK
『カルロス・クライバーある天才指揮者の伝記上』(音楽之友社)
『カルロス・クライバーある天才指揮者の伝記上』(音楽之友社)
DVD
『渇いた太陽』
『渇いた太陽』
『戦略大作戦』
『戦略大作戦』

12月16日(水)
朝ラジオ2本。巨人原監督がIBAFから最優秀監督に選ばれたことについて。メジャーには「監督は選手を育てない。選手が監督を育てる」という言葉がある。まぁ四分六やろな。四と六はCbCやな。Case by Case。山田クンの『トスカニーニ』の本がオモロカッタので彼が棒を振る『ファルスタッフ』『椿姫』『オテッロ』『ボエーム』を聴きながら仕事。なるほどイタリア人のカンタービレに怜悧な楽譜読解力が備わった凄い演奏やな。それにしてもトスカニーニの歌う声が歌手以上に響いてる。スゴイ。しかしNBC響との『ファイナル・コンサート』のCDは仕事の手が止まってしまうな。途中昼飯映画劇場NHK-BSでテネシー・ウィリアムス原作『乾いた太陽』。『欲望という名の電車』と『ガラスの動物園』は知ってたけどこれは知らなんだ。ポール・ニューマン熱演。ジェラルディン・ペイジも歳取った女優を好演。アメリカ南部が舞台の複雑な社会構造とハリウッドという構図を脚本構成にして解きほぐす手法はいかにもT・ウィリアムス的。しかし少々古色蒼然か。

12月16日(水)つづき
仕事途中に『オペラに捧げた人生』読み出すと面白すぎて止まらん。そうかヴィントガッセンはサッカー狂で『トリスタンとイゾルデ』の舞台上でスウェーデンvsドイツ戦の途中経過なんかを途中登場の出演者(マルケ王)から聞いてたんか。それでよう歌えるもんやな。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『戦略大作戦』。タイトルとは無縁になかなかオモロイ戦争映画。フランスの小村の銀行に眠る1600万ドル相当の金の延べ棒をノルマンディ上陸以来初の休暇を得た荒くれ兵隊どもが略奪に行く。2時間半をあっという間に見せてナショナリズムも戦意昂揚もなくドイツの戦車兵にも手伝わせて痛快に笑わせる。戦争大好きパットン将軍の描き方もオモロイ。それでいて仲間の死も即物的に描くのでウェットでない深い意味を持つ。テリー・サバラスもドナルド・サザーランドもドン・リックルズ好演。いや監督のブライアン・ハットンの演出の妙かな。原題は「Kelly's Heroes」。日本語タイトルが最悪やな。

DVD
『アニーよ銃を取れ』
『アニーよ銃を取れ』

12月17日(木)
もうすぐ1年が終わる。今年はメッチャメチャ年末を感じる。歳を取るとそういうものか。あるいは今年大病したからか。それとも今年は早く年賀状を作ったからか。理由はいろいろ。わかってるのは今年が終わると生まれ変わると言うこと。生まれ変わって若返る。ほいで新たな仕事を始める。はっはっはっ。C'est la vie.『オペラに捧げた人生』読みながら仕事の整理。カラヤンとバーンスタインの軋轢がこんなとこにあったとは知らなんだ(バーンスタインが薦めたアメリカ演奏旅行でカラヤンがナチだと抗議デモを受けてカラヤンは嵌められたと思った)。それにしてもカラヤンちゅうのは予想通りのsnobやな。まぁ演奏聴いたらわかるけど。『トリスタン』のヴィーラント演出の第二幕唯一の舞台装置「塔」は男根やったのか!ほんまかいな。けどオモロイ本やなぁ。ニルソンちゅうソプラノ歌手もホンマに素晴らしい人物やな。晩飯映画劇場はミュージカル『アニーよ銃を取れ』。音楽はエエけど物語が古なったな。コレに限らずミュージカルの古典オペラ化やな。必要なのは新解釈新演出やな。

12月18日(金)
自身で6時頃目覚める。違う!自信で6時頃目覚める。違う!地神で6時頃目覚める。違う!地震で6時頃目覚める。けど他の感じでも通用するな。違う!他の漢字でも通用するな。どっちゃでもエエかな。しかし昨日も地震があったらしい。知らなんだ。ちょっと他のことに熱中してるからかな。伊豆も大変やな。大きいのが来るのかな。

12月18日(金)つづき
昼飯おにぎり食いながら渋谷へ。タワーレコードで今後のクラシック講座(名古屋中日新聞社)オペレッタ・ミュージカル講座(東京青山NHK-JAL)のネタチェックのあとNHKへ。今年最後の関東甲信越番組審議委員会出席。最近のクローズアップ現代で興味深いネタが続いたことを話したあと『チャイナ・パワー』も『坂の上の雲』も3回目が見られなかったことアンジェイ・ワイダ特集を深夜以外にもやってほしいこと等からNHK-TV5波によるCS放送並み再放送回数の大幅拡大を要望。そうすりゃNHKのエエ番組がもっと大勢の人に見てもらえて社員と予算の大幅カットも可能でっせえという意見を少し柔らかく発言。しかし『坂上雲』は評判エエなぁ。

12月18日(金)つづきのつづき
帰りの電車でビルギット・ニルソン読了。ジョン・カルーショー批判からイタリア人のエエカゲンさやストーカーの話までホンマに面白かった。けどオペラ・フリークしか読まん本やろなぁ。それに翻訳が悪いなぁ。日本語になってへん文章が多すぎるで。「侃々諤々」「喧々囂々」という四字熟語はあるけど「喧々諤々」なんて言葉はないで。大勢の読者を想定してへんからこうなるんやろな。帰宅後長谷川穂積のタイトルマッチ。強い!上手い!4RKO!挑戦者もなかなか。両者きちんと体重が前足にかかってた身体回転でのパンチの出し合いは見事。雅やん嬉しそうやったな。話題人vsロートルの試合のほうが視聴率高いのは残念やけどテレビの作る世間とはそういうもんやな。試合後晩飯映画劇場は『17歳のカルテ』。アンジェリーナ・ジョリーもラーメン・ガールもガンバッテルとはいえ最初『カッコーの巣の上で』の少女版かと思て見てたからコノ程度の映画かとがっかりしたけど少年通過儀礼映画『スタンド・バイ・ミー』の少女版と気づけば納得。

DVD
『酒とバラの日々』
『酒とバラの日々』
『ティファニーで朝食を』
『ティファニーで朝食を』
『ピンクの豹』
『ピンクの豹』

12月19日(土)
朝富士山見事。悲しい事故があったとは思えない。強風のあとは必ず綺麗というのは皮肉。そういや仏語で"Montagne"は女性名詞やもんな。あ。けど"Le Mont Branc"の"Mont"は男性名詞やで。山は男か女かどっちゃやねん。伊語でも"Montagna"は女で"Monte"は男か。単なる文法上の問題か。そえれとも山は両性具有か。こんなことを考えてしまうほど雑務に追われて年賀状書きも自分のやりたい仕事も手につかず。ええいクソッと思って『坂の上の雲』再放送見る。なるほど。第二次大戦の悲惨は近代か明治に内包されてるな。NHKはそんな描き方してへんけど確実にそうやで。これは原作読まなアカンな。根岸のヘアサロン「Lorence」へ。一応正月前の刈り込み。トラキチ親子に来年こそよいお年を。帰りに島森書店。入江敦彦『KYOのお言葉』(文春文庫)衝動買い。単行本時代にオモロイと評判を耳にしてたけどなるほどなかなかヨロシ。偶然京都の友達から電話があったので雑談のなかでそのことを話すと「あこまで書けるんは地ぃの人間ちゃうで。え?京都の奴か。ほな端っこのほうやろなぁ」京都の人間はホンマ口が悪い。いやcharacterの問題か。しかしYou must go into the country to hear what the news at London.という諺もおますよってに出た人どっしゃろなぁ。へえ。

12月19日(土)つづき
帰宅すると森田浩之『メディアスポーツ解体〈見えない権力〉をあぶり出す』(NHKブックス)が届いてる。これは読まねば。著者の森田さんにいっぺん逢うてみたいな。御無沙汰してる中村浩美さんからも『飛行機をめぐる冒険』(ポプラ社)が届く。これも読まねば。本読んでばっかしやなぁ。インプットばっかりでアウトプットの少ない人生。それもまた良しか。晩飯映画劇場は『酒とバラの日々』。アル中で人生に失敗する夫婦の物語。ジャック・レモン迫真の演技。やっぱり喜劇のできる人こそホンマモンの演技もできるんやな。リー・レミックの演技もヘンリー・マンシーニの音楽も素晴らしい。しかし最後が…。なんとか救いのあるエンディングにでけんかったもんかいなぁ。ブレイク・エドワーズ監督の作品なら『ティファニーで朝食を』のほうがエエな。あ。『ピンク・パンサー』のシリーズがベストかな。

DVD
芝職人花岡
『芝職人花岡』

12月20日(日)
今朝も富士山見事。佐吉は無関心。人間と犬の違いはココか。そう言や先週NPO法人の芝生スピリットの方から芝グッズが送られてきた。缶バッジに「芝が生えてる」もんやらや携帯ストラップの先のメダルの「芝が生えてる」もんなど。芝職人の花岡という人物の作品らしいけど関西はオモロイもん作る人がおるねんなぁ。学校校庭の芝生化事業は事業仕分けで厳しい判断が下されたけど「コンクリートから人へ」の政府ならこういうことをやらなあかんで。芝職人・花岡のHPはhttp://shiva.jp/

12月20日(日)つづき
一日中雑務。いろいろやらなあかんことあるねんなぁ。全部ほっぽり出して原稿だけ書いていたいなぁ…などと思ってたら早くも晩飯漫才劇場。『M1グランプリ』見る。年末やなぁ。今年はレベル高いなぁ…と思てたら8時になったのでM1は途中から一時ディスクに録画してNHK『坂の上の雲』。そうか。鴎外まで出てきたか。近代化讃歌とならんとこがエエな。当たり前のこっちゃけど。M1の録画を見る。レベルの高い闘いになると審査員の結果も納得いくもんになるな。パンクブーブーのネタはかなりブンガク技巧的やったけどソレを感じさせん喋りの技でよかった。笑い飯は優勝せんでエエ。テレ朝M1の欠陥はM1以外にコレだけオモロイ漫才を放送する番組枠がないちゅうこっちゃな。あ。『坂上雲』の欠陥も気づいた。音楽オモロナイなぁ。NHK『マネー資本主義』(ちょっと焼き直しでしたね)やNHK-Eの『戦争とラジオ』(これはよかった)まで見て久々に夜のテレビ三昧。たまにはエエやろ。テレビも勉強になりますね。

12月21日(月)
今週末のクラシック音楽講座の準備。テーマは交響詩。スターウォーズや未知との遭遇まで入れるかどうか悩む…って意味わかりますよね…てなこと書いてたら肝心要の書かなあかんことを忘れる。何を書こと思っていたのか思い出せへん。ちょっと前までは「アッこれ書こ。書かなあかんがな」と強く思っていたことを1本の押し売り電話の応対をしただけで忘れる。忘れることはソノ程度のコッチャと以前は考えていたが最近はそうとも言うとれん。たしかに大事なことやったという記憶はある。ホナマァ…それほど大事なことでも綺麗に忘れるほど度量が広なったとでも思とこか。テレビとラジオの打合せ各1本をメールで済ませて夕方から某編集者と打合せで『213』へ。途中から某新聞記者も歳暮持参で参加。何かと思たら春の七草の籠鉢植え。粋ななぁ。9時を回った頃から猛烈な睡魔に襲われる。健康な証拠やな。

DVD
『雲流るるままに』
『雲流るるままに』

12月22日(火)
昨日書かなアカンと思てたことがまだ思い出せん。もうエエわ。音楽関係原稿1本書いて入稿。今年の締切もあと1本か。もうちょっと引き受けられたかとも思うけど今年の年末年始はスローペースに決めたんでマァええやろ。断った編集者の皆さんスンマセン。晩飯前にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』通読。読了…といってもマンガで読むシリーズ。ですよね。でないと無理に決まってる。しかしコレは結構よくできていた。構造を知るにはエエのんちゃうかな。ソ連映画よりわかりやすい。晩飯映画劇場は『雲流るるままに』。ミュージカル『ショウ・ボート』の作曲者ジェローム・カーンの伝記映画。ジュディ・ガーランドやフランク・シナトラなどミュージカル・ゲストが凄い!『ショウ・ボート』の舞台映像も貴重。話もなかなかオモロカッタ。イタリア移民のシナトラが黒人労働者の『オール・マン・リヴァー』を歌う気持ちはどんなだったか。しかも奴隷の不遇と不幸な嘆きの部分の歌詞をカットして…。いろいろ見所満載で500円は安い!

12月23日(水)
祝日。陛下も76歳か。朝ラジオ2本のあと終日年賀状宛名書き。昨年ウチに送られて来た賀状をもとに書きはじめるが宛名はほとんどが印刷やな。手書きは極少やな。まぁ俺の場合はリハビリみたいなもんやから自分で書かなアカンわな。しかし我ながら汚い字やなぁ。病気が全快した証拠かな。けどシンドイなぁ。数が多すぎるで。単純作業の連続で数週間前に読んでから頭にこびりついて離れへん文章を思い出す。《現代人は長くゆったりした時間軸のなかで物事に共鳴したり思考したりすることがまれになっている。我々が心を揺さぶられるものといえばセンセーショナルな日々のニュースとスポーツ中継あるいは一喜一憂のハリウッド映画である。かつては新聞のスポーツ欄は一面しかなかった。それがいまは通常で四ページ。どうかすると四ページ以上になることもある。今日世界的にスポーツイベントがさかんになった要因の一つは短時間で起承転結を楽しめるからであり人々の時間認識の縮小に対応しているからである。寸詰まりの時間軸のなかで刹那的な感動を求めるにはスポーツがちょうど手ごろだからである》(青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』講談社・読点省略)フムフムフム。そういえば2002年日韓W杯の折にTBSの『サンデー・ジャポン』に生出演したときテリー伊藤さんがCMの最中に「日本対ロシアの試合を見たあとはこの前の日本対ベルギーの試合がずっと昔の出来事のように思える。コレは怖いことですよ」と小生に囁かれたことを考え続けていてソレはジツはコーユーことだったのだ。スポーツを消費するだけでなく価値あるものにするためにスポーツライターはコノ認識から出発せんとアカンな。

12月23日(水)つづき
それにしても年賀状の宛名書きの字の下手糞さ汚さにうんざりしながら晩飯映画劇場はリチャード・ロジャースとオスカー・ハマーシュタインU世による名作ミュージカル『南太平洋』。高校時代に京都新京極の名画座『美松』で見た憶えがある。音楽はいろいろ知ってるけどストーリーは忘れてた。日本軍がこんなに関係あるとは失念してた。字幕では「敵」とだけ書かれてて「Japanese」という言葉は無視されてたけど…。このミュージカルから10年も経たないうちに『ウェスト・サイド・ストーリー』が生まれたかと思うとその革命性バーンスタインの作曲家としてのレベルの違いがよくわかる。まぁ土俵がちがうんやな。

12月24日(木)
今年締切最後の原稿書いて送稿。明日の毎日新聞朝刊『金曜カフェ』を御覧下さい。そのあと終日年賀状宛名書き。近頃はほとんどがパソコンで俺みたいに万年筆で書いてるのはほとんど…という話は昨日書いたな。とにかく400枚近くは疲れる。それにしても字が汚い自分の指に自己嫌悪。リハビリリハビリ…。晩飯映画劇場は毎年グレートY氏から送られてくるスモーク七面鳥を食べながらフランコ・ゼッフィレッリ監督『トスカニーニ』。美味い鳥に赤ワインになかなか面白い映画。原題は『Young Toscanini』でパルマ音楽院を卒業したバリのトスカニーニが南米演奏旅行に参加した折の出来事。「虚」がほとんどで「実」は少なかったけど面白い優れた美しい映画。リズ・テーラーがナカナカ。七面鳥も美味い。しかしクリスマスイヴやいうのにナンデ子供が集まらへんねん。そうか。明日来るんか…。それにウチは臨済やし関係あれへんわなぁ…。

12月25日(金)
うわあああああ。今朝になって年賀状の大失敗に気づく!懸命に約300枚の宛名書きをしたまではよかったけど最近は原稿書きに使わなくなった万年筆モンブランのペリカンのインクが相当古くなって濃厚になっていて乾きがかなり悪くなっていた。だから一晩を経て大丈夫と思って重ねたらくっついてしまった。うわっ。剥がすときバリバリと音がして黒い斑点模様がせっかくの寅の絵の上に…。とほほほほ。いつものコッチャけど最後のツメでよう失敗するなぁ。300枚書き直すわけにもイカンしなぁ…必死になって剥がして細かく分ける。それでもくっつくのはインクが上等な証拠やろけどマイッタなぁ。皆さん少々汚れた年賀状でも勘弁して下さい。とほほ…。

12月25日(金)つづき
午後六本木ヒルズ森タワーへ。J-Waveスタジオ録音出演で仲野博文さんと小林まどかさん相手にスポーツ界今年の十大ニュースを喋りまくる。放送は大晦日だそうです。乞御期待。夕方から新幹線で名古屋へ。中日文化センターの人たちと『貴寿司』で忘年会。ここの寿司は旨いなぁ。『もり山』も美味いけど名古屋では随一やなぁ。寿司が旨いと酒もススム。昔に較べれば10分の1くらいの酒量とはいえ日本酒御猪口に4杯くらいで酔いが回る。最後にホテルのバーでメディチオーネ(ヴィノ・ロッソ)で仕上げ。おかげで爆睡。

12月26日(土)
東海TV『スーパーサタデー』生出演。『忠臣蔵外伝』のチラシ配る。一人くらい東京まで見に来てくれるかなぁ。特別ゲストに河村名古屋市長。名古屋弁(尾張弁?三河弁?)がうつりそうになって「きゃあむらしちょうさんにたずにゃあますがぁ」といいそうになる(笑)。それはともかく河村市長の名古屋革命はオモロイ。そうか。ロサンジェルス市議会は市会議員が25人しかおらんのか。欧州はもっと多いとはいえ皆ヴォランティアか。行政当局の権力をチェックするのが議会の仕事やからそれでエエんやな。高給を出すと議員が稼業(家業?)になって腐敗するんやな。年収約800万に減らした市長がいうんやから間違いないで。峰竜太さん大谷昭宏さん浅井慎平さんや東海テレビのスタッフにヨイお年をと挨拶してホテルで再度熟睡したあと中日栄文化センター『クラシック音楽講座』。今年最後のテーマは交響詩。音楽という抽象で具象をどう表現できるか。ベートーヴェン『田園』ベルリオーズ『幻想』デュカス『魔法使いの弟子』スメタナ『ムルドヴァ(モルダウ)』R・シュトラウス『ドン・ファン』を聴いて楽しむ。演奏はストコフスキー(ディズニーの『ファンタジア』)やガーディナーやクーベリックやベームの映像。どれも凄いな。たっぷり聴いてもらったので『現代の交響詩』=映画音楽の代表としてジョン・ウィリアムスの『E.T.』を聴いてもらおと思てたのに時間がなくなってしもた。あ。そうや。来年4月から映画音楽をテーマにしよ。こらオモロイで。ニノ・ロータやエンニオ・モリコーネを真正面から聴こ。そこからミュージカルに行けばエエんや。いや逆かな。まぁどっちゃでもエエやろ。ええアイデアが浮かぶと嬉しい。

12月26日(土)つづき
名古屋往復の新幹線で青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』読み進む。これは相当オモロイで。「宗教的な精神の最も原初的なあり方は物質的秩序を超越する関心の現れ」というフランスの先史学者の説は目ウロコです。《木よりも石のほうが硬く水よりも石のほうが重いと認識するのは物質的秩序の追認》だが《樹木の持つ生命力のほうが石より強力と考えたり水の奔流が石をも砕くことがあるので水のほうが石より硬いと認識するなら物質的秩序を超越する》ことになる。そして《超越した認識にもとづく信念こそがもっとも原初的な宗教と見なすことができる》。なるほどコレもまた具象と抽象の関係や。スポーツを見るスポーツライターに一番大事なポイントはココやで。いや。すべての表現者に共通するこっちゃな。帰宅したら次女がいてフィギュアスケート日本選手権に興奮。フムフム。浅田真央の挑戦者精神は見事にスポーツ的で天晴れ!レベル落として美しさで加点を…はスポーツ的やないで。高橋大輔は本番五輪メダルいけるな。織田と二人揃って男子フィギュア初メダルを!あわよくばプルシェンコより上へ…。

12月26日(土)つづき
「目ウロコ」とは「目から鱗が落ちるような衝撃」の略で使ってます。ちょっと問い合わせがあったもので。

12月27日(日)
佐吉と散歩のあと『題名のない音楽会』のあと部屋の整理。整理整頓の極意は捨てること。今日と明日で部屋の整理。うわ。抽斗の奥からなくなったと思てた写真が仰山出てきた。年末というのは色んなことが起きるものです。午後から本屋とディスクショップへ。今日はとりあえず日曜やな。帰宅後子供たちが持って行って返さへんので困り果ててた『ウェスト・サイド物語』を新たに2枚組1450円で買い直して初めてメイキングを見たらコレが秀逸。コレだけで1450円の価値あり。ふうん。ジェローム・ロビンスてソコまで厳しい振付師やったんか。え?リタ・モレノも口パクの部分があったんか!絵コンテも面白かった。素晴らしい作品は構想段階で決まりますな。晩飯スケート劇場は浅田真央のトリプル・アクセルが決まってめでたしめでたし。バンクーバー(Vancouver)がオモロなりそう。しかし安藤美姫はナンデ4回転跳ばんかったんかな。こんな時に挑戦してみんと挑戦する時がないで。それにしてもアナウンサーの言葉はひどいな。無茶苦茶やな。「新しいヒストリーにロマンが加わる」てどういう意味や?「マリアになりきった演技」って阿呆いうたらアカン。鈴木明子の演技はそんな悲劇のヒロインと無縁やで。そうか。以前「くるくる回るくるみ割り人形」とか言うたアナウンサーはこいつか。単なる阿呆やな。シャーナイなぁ。BSで『坂の上の雲』見て寝る。再放送が多いのはヨロシ。NHKはエエ番組多いのんやからCS並に再放送どしどしやれば人件費削減にも視聴料引下げにもつながり誰からも文句は出んはず。しかし『坂上雲』の続きは来年まで待つのんかい?NHKは文春とつるんどるんか?

12月28日(月)
年の瀬という言葉があるんなら年の淵もあるんかな?ともかく押し詰まりました。一日中掃除。編集者からのメール激減。当たり前やな。お歳暮等の荷物の整理に四苦八苦。段ボールいりまへんかぁの世界…という表現が理解されるかどうか…。ともかく慌ただしい年の瀬。ということは慌ただしくない年末を年の淵というのんかな?晩飯はお歳暮渡すついでに『鮨処もり山』で。近くのO病院の大先生2名と御一緒。1年ぶりかなぁ。脳出血からオペラの話まで白ワインと鮨で今年1年の厄払い。

DVD
『永遠のモータウン』
『永遠のモータウン』

12月29日(火)
そうか。今年は年賀状を(いろいろ失敗したとはいえ)既に書き終えてるんやから年の瀬も若干年の淵の感がする。昨日本屋に寄って坂井保之『ニッポン・プロ野球考』(海鳥社)と渡辺裕『文化史のなかのマーラー』(ちくまライブラリー)を正月用に買ったのに今日小野俊太郎さんから『人間になるための芸術と技術〜ヒューマニティからのアプローチ』(松柏社)が送られてきた。森田浩之さんの『メディアスポーツ解体』も青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』も佳境に入って読んでる最中。新春は読書三昧かなと思いながらベランダの掃除しながらフィギュアスケートについて考える。日本男子五輪3人出場はメデタイ。メダルも期待でけるけど本田武史はヤグディンやプルシェンコと闘って4回転〜3回転を跳びソルトレイク4位やった。スポーツ競技で全体のレベルが落ちるなんてことがあるんやな…。なんでかな。夜長男来宅。年末年始にライヴの仕事がないのはアカンやないけえといいながら晩飯映画劇場は『永遠のモータウン』。これはオモロイ。素晴らしい!60年代からモータウン・サウンドを生み出した無名のミュージシャンたちのドキュメンタリー。本当はLAの白人グループも活躍してたらしいけど爺さんになったミュージシャンたちの顔はいいものです。あ。デトロイト近郊でモータウンちゅうのはモーター・タウンの略か。文化はやっぱり経済状況とシンクロするもんなんやな。

12月29日(火)つづき
『永遠のモータウン』見たあとNHK-BSで紅白歌合戦のアーカイヴ。ナカナカ見応えある。筒美京平の音楽なんか完全にモータウン・サウンドのパクリやで。紅白をDVD化したら売れるな。とくに昔のが。

12月30日(水)
早朝ラジオ2本。スポーツ重大事件ベスト10上位で今年の仕事納め。1位はやはり石川遼とゴルフ新時代。2位は東京五輪落選。3位はスポーツ事業仕分け。4位はカーレースやモータースポーツの限界。5位は企業クラブ次々と解散。まぁ1位くらい明るい話題でと思たけど時代の変わり目であることは確か。しかし時代は動かない。スポーツ界はナカナカ変わらない。新時代はナカナカ幕を開けない。こういうときは勉強するコッチャな。時代が変わるときに備えて勉強。それが正解。朝から庭の落ち葉掃除。夕方には強風でまたまた落ち葉だらけ。これが人生です。楽しいもんです。明日また掃除すればいいのです。晩飯は『213』へ。あ。お歳暮忘れた。何しに来たんや。トホホ。

12月31日(木)大晦日
佐吉と散歩のあと強風のなか落ち葉履き。シャーナイなぁ。ちょいと拭き掃除。結構疲れる。そういえば毎日筋トレやってるけど腕立て伏せが巧くできないことに気づきショック。まだ病みあがりなんやな。ちょいと休んで『人類文明の黎明と暮れ方』読了。帝国の興亡シリーズはホンマに面白い。夜は晩飯格闘技劇場。石井vs吉田。こんなもんかい。ミノワマンとマサトはマァ良かったな。プロレス格闘技大ファンで覆面まで集めてるテノールの佐野成宏さんはもっと大向こうに狙いを定めてコロラチューラな歌い方したらよかったのに…。しっかし大つごもりは見るTVがないなあと思いながら紅白歌合戦見て2009年も暮れる。慌ただしすぎる大病の1年も終わったな。来年こそ…!

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