ナンヤラカンヤラ
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BOOK
乙武洋匡『希望 僕が被災地で考えたこと』(講談社)
乙武洋匡『希望 僕が被災地で考えたこと』(講談社)

6月1日(金)
朝黒兵衛と少し散歩にしたあと新幹線で名古屋へ。乙武洋匡さんと公開トーク対談。栄中日文化センターが東日本大震災から1年をきっかけに『これからの日本を考える』と題してシリーズ企画。我々のテーマは「元気を出す方法〜学校から、家族から、地域社会から」。小生は聞き役として乙武さんの震災体験と現地での体験を語ってもらったうえで小生も仙台の鈴木農園さんの話や石巻の武道の町としての復興のあり方などを話す。被災地に行くと励まされる…という点で意見が一致。あ。石巻の武道フェスティバルは今年も第2回として10月6日に行われます。東京五輪招致とどのようにシンクロするのか…させるのか…させたらいのか…。トーク対談が終わってから乙武さん&スタッフと名古屋の美味しいお寿司屋さん『貴寿司』へ。食って話してワイワイ充実した楽しい1日でした。乙武さんホントにありがとうございました。名古屋泊。

BOOK
山下洋輔『即興ラプソディ私の履歴書』(日本経済新聞社)
山下洋輔『即興ラプソディ私の履歴書』(日本経済新聞社)
山下洋輔『ドバラダ門』(新潮文庫)
山下洋輔『ドバラダ門』(新潮文庫)

6月2日(土)
ホテルで朝飯食いながら読書。波多野勝『東京オリンピックへの遥かな道』を読み直す。やっぱり東京五輪招致の今の時期推薦図書に選ぶか…。午後から2日連続して栄中日文化センターへ。今日はジャズピアニストの山下洋輔さんとトークショウ。場所は小生がいつもオペラ講座に使ってる教室で一応ピアノ(といっても少々古いアップライトだが…)を用意。洋輔さんが手慣らしの練習をしている最中に聴衆が入ってきて全員ギョッ!!目の前で山下洋輔さんがピアノ弾いてはるんやから…。それにしてもあんまりたいしたことないピアノも弾く人が弾けばエエ音がするもんやと感心。そして「ちょっとトイレ行ってきます」と一度退席されたあと戻ってこられてトーク開始。大きなテーマはジャズって何?火で燃えるピアノを弾くパフォーマンスの話から始まってフォスターの『スワニー河』をひきながらのジャズ講座や駄洒落スラップスティック馬鹿話や最後は近々名古屋近郊の春日井市で行われる公演でビッグバンドと共に演奏される『展覧会の絵』の話とダイジェスト演奏。いやあ最高に楽しい一時でした。洋輔さんホントにありがとうございました。トークのあと少し休んでイタリア料理店へ。早稲田ジャズ研出身の中日新聞関係者M氏も交えてワイワイいろんな話。いやあ2日連続素晴らしい名古屋での仕事&酒でした!!

6月3日(日)
朝名古屋のホテルから電話で明日の大阪でのシンポジウムの簡単な打合せを済ませて新幹線で帰京。品川でNHK『ニュース深読み』のスタッフと今週土曜の番組について打合せ…のあと帰宅。メールと手紙の整理をして電話で明日のラジオの打合せをしたらあっという間に晩飯サッカー劇場。オマーン相手にナイス・ゲームですね。もう1〜2点欲しかったけど3点は見事。それ以上にクロスを入れさせないディフェンスがよかったですね。ザック版カテナチオ・ジャポネーゼ。初戦の快勝に慢心せずこの調子で…。

DVD
『北斎漫画』
『北斎漫画』
『裸の島』
『裸の島』
『人類学入門』
『人類学入門』
『しとやかな獣』
『しとやかな獣』
『けんかえれじい』
『けんかえれじい』
『偽れる盛装』
『偽れる盛装』

6月4日(月)
早朝クルマで文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。ニュースのポイントでロンドン・デジタル・オリンピック(ネット中継開始・選手のフェイスブック&ツイッター使用・プログラムのネット化等)について話す。それと100歳で大往生した新藤兼人さんについて。監督作品で好きだったのは緒方拳主演『北斎漫画』。しかしそれ以上に脚本家として素晴らしく川島雄三監督『しとやかな獣』鈴木清順監督『けんかえれじい』吉村公三郎監督『偽れる盛装』増村保造監督『卍』など素晴らしい脚本が山ほど。しかも監督としての代表作『裸の島』(殿山泰司・乙羽信子)が台詞無しの無言劇というのがスゴイ!…てな話をして新幹線で大阪へ。あ。ラジオのアシスタントの佐藤友紀サンが市川崑監督の『東京オリンピック』を途中まで見て大感激とか。ならば閉会式まで見たら涙流すでしょうね。きっと。大阪国際会議場での『2012JAPAN ATHLETE FORUM in OSAKA』に参加。ラグビーの平尾さんや100mの朝原さんや経済同友会の岡野さんや大阪ガスの黒田さんらと『トップアスリートの客観的評価を考える』シンポジウムの司会を担当。要するにアスリートの社会的価値&企業的価値について話し合う。そのあとアテネ五輪テコンドー金メダリストで韓国スポーツ外交センターのムン・デソン氏の講演。そうか。石巻の武道フェスティバルで御一緒した岡本依子さんは彼と一緒に練習してたのか。アスリートのデュアルキャリア(スポーツ以外の人生)を考える上で貴重な話を聞いたあと青島健太さんの司会で野球の王貞治さんバレーの柳本晶一さんソフトボールの宇津木妙子さんバスケットボールの倉石平さんラグビーの平尾誠二さんというメンバーによるパネル・ディスカッションを聞く。テーマはアスリートのセカンドキャリア&デュアルキャリア。途中サッカーの岡田武史さんやシンクロの井村雅代さんからもメッセージが入る。この豪華メンバーが日本のスポーツ界をどう改革推進できるか…。とにかく継続して活動を続けてほしい。王さんに久しぶりの挨拶をして交流会は欠席。新幹線の車中爆睡。長い一日やった。

6月5日(火)
久しぶりの自宅で仕事…と思たら…ナイーッ!?家族でディズニーランドへ行く日やと?そんな阿呆な!!と言いたいところやけど今日なら一緒に行けると以前俺が約束したとか。まぁ仕事が一区切りする日と言えんことない。そー言えば次女がいつも子供(俺にとっては孫)の世話をしてくれている長女に御礼がしたいとかでみんな一緒にディズニーランドへ行きたいけどいつがいいか?と以前聞かれた憶えがほのかにある…というわけで長女のBFの運転するクルマに全員乗って浦安へ。そういえば前に来たときは保安官のチップとデールがインディアンのグーフィをピストル撃ちながら追い回していたのでうんざりした。あまり気分が乗らないまま20年ぶりのディズニーランドへ。ガキや孫どもはホテルで一泊するとか。俺は仕事の書類をいくつか持ってディズニー・リゾート・ホテルから仕事のFAX。今回は…ウィークデイで修学旅行の生徒が目立つ。う〜ん…こんなアメリカナイズされてアホになる場所みたいなとこに来る暇があったら勉強せい…といいたくなるが孫と娘がダンボに乗ってる姿をビデオにおさめてしまう。とほほ。おまけにバズ・ライトイヤーのアトラクションにも乗ってバズのフィギュアも買ってしまう。ほかにピーター・パンとスモール・ワールドと……しかし正直に言うとツマランところやで。上野動物園のほうがずっとエエな。ズーラシアと比べるとビミョーやけど。それにしてもフレッド・アステア&ジュディ・ガーランドの映画『イースター・パレード』の音楽に乗ってディズニーのキャラがパレード…ってマァ日本人にはゲルマンの春分(オイストレ)もキリストの復活祭(パスカ)もあんまり関係ありまへんわな…と思いながらきゃっきゃっと喜ぶ孫と娘どもをビデオに撮っていると仕事の電話2本。「えらく景気のいい音楽が聞こえますね。どこにおられるんですか?」「恥ずかしいから訊かないでくれ〜」ほうほうのテイでただただ疲れてヨメハンと2人で帰路。久しぶりに『鮨処もり山』へ行って息を吹き返す。

BOOK
丸谷才一/池澤夏樹・編『愉快な本と立派な本 毎日新聞「今秋の本棚」20年名作選1992〜1997』
丸谷才一/池澤夏樹・編『愉快な本と立派な本 毎日新聞「今秋の本棚」20年名作選1992〜1997』(毎日新聞社)

6月6日(水)
昨晩は風呂もパスして熟睡。遊ぶと疲れる。しかも仕事の疲れほどの充実感もなし。遊ぶよりも働く方がよっぽど楽しいのに世の中の人々はなぜこうも遊びたがるか…と思いながらも昨日TDLでゲットしたバズの人形(『トイ・ストーリー』のキャラクター。御存知ですよね)を見てニンマリする自分に気付いて…まぁバズくらいはエエか。朝RKB毎日放送『中西一清スタミナ・ラジオ』電話出演。一昨日の日本アスリート会議によるフォーラム・イン大阪の話題からセカンド・キャリア&デュアル・キャリアの話。終わって近所の獣医さんに1日預けた黒兵衛を受け取りに行く。以前はよく佐吉をあずかってもらった獣医さんが「これはカシコイいい犬ですよ」と言ってくださると家族の一員としてヤッパリ嬉しい。毎日新聞社から丸谷才一&池澤夏樹・編『愉快な本と立派な本〜毎日新聞「今秋の本棚」20年名作撰』届く。小生も丸谷氏のお誘いで1年間仕事をさせていただいた書評で2編が選ばれている。こーゆー書評のようなスポーツ評(要するに勝敗だけでない評価と論評)も可能なはず…と思いながら仕事は…なかなかはかどりませんなぁ…とほほ。

6月6日(水)つづき
ェ仁親王殿下が薨去された。赤坂御所にある御自宅に2度ばかり招かれたことがあり小生のスポーツ論を「面白いじゃないか」とおっしゃってくださり岩波の月刊誌『世界』の連載対談にも登場してくださった。小生の行きつけの京都祇園の『酒肆G』にも若い頃には何度も足を運ばれたそうで「あの店のママは小学校の同級生で…」と言うと「だったら祇園出身のキミは皇位継承では全国民の半数より上位だな」と言って呵々大笑された。慌てて「いえいえ両親は徳島の山奥の出身で…」と言うと「だったら平家の落人の末裔か。ますます皇位継承上位かもしれんぞ」とおっしゃって再び大笑された。ラグビー協会の名誉総裁として小生の唯一のラグビー本『平尾誠二 七年の闘い』を日本代表の選手たちに「面白いから読みなさい」と言って配ってくださったこともあり「スポーツ・シンクタンクを作ろう」「スポーツ・ライターの後継者を育てろ」…等々色々なお言葉が思い出される。チョット書くのを憚られるお言葉も多かった(笑)。臣下という立場も素晴らしいものだと初めて自覚させていただいた殿下だった。ちなみにェ仁親王殿下の「ェ」の字は「寛」ではない。テレビをはじめ多くのメディアで間違いを発見した。日頃本欄で誤字脱字を頻発している小生に言えることではないが殿下の御名前を正しく記してほしい。合掌…と書いて今朝(6月7日)の朝刊を見ると朝日も毎日も「ェ仁殿下」でなく「寛仁殿下」になってる。珍しい字だから殿下が生前変えられたのか?寛仁でも良いと許可されたのか?小生の対談に出られたときは「名前のテンを忘れないでね」と言われたのをはっきり憶えてるけど…。晩飯バレーボール劇場は日本が中国に惨敗…ですね。あの闘いぶりでは。サーヴミスが多すぎるで。

BOOK
阿部潔『スポーツの魅惑とメディアの誘惑 身体/国家のカルチュラル・スタディーズ』(世界文化社)
阿部潔『スポーツの魅惑とメディアの誘惑 身体/国家のカルチュラル・スタディーズ』(世界文化社)
老川慶喜・編著『東京オリンピックの社会経済史』(日本経済評論社)
老川慶喜・編著『東京オリンピックの社会経済史』(日本経済評論社)

6月7日(木)
朝新横浜へ…と思たら横浜駅のホームで大混乱。磯子駅の人身事故で京浜東北線が止まってる。幸い横浜線は動いていたので新横浜行きはセーフ。しかし最近「人身事故」が多すぎる。しかも新聞にもテレビにもネットにもニュースにならん。電車人身事故専門のネット・ニュースでも立ちあげて日本の病根を探る必要があるのでは?と思いながら新幹線で新大阪へ。MBS『ちちんぷいぷい』生出演。俺がTDLに行ったというと堀ちえみさんなど出演者全員に驚かれる。なんでやねん。AKB選抜総選挙の話題。隣の席に桂南光師匠。爆弾発言は…別になかったけどAKBはグループとして一つのプロダクションに所属するのではなく一人一人が別々の事務所に属してると初めて知る。なるほど。政界でも財界でも芸能界でも気持ちの悪いジジイは自分で責任を負わず金だけ儲けるのが上手い。それにコンプガチャとは違うとはいえモラル・ハザードの一翼を担うシステムとは言えそう。それにあっという間に150万枚以上のCDが売れたその歌を歌える人が少ない(私はタイトルすら知らない)というのはAKB総選挙騒動以上に社会現象として分析すべきテーマですね。しっかし近いうちに大政翼賛会的にAKBに所属しないタレントはいなくなるのではないか?あ。AKB(アキバ)NMB(ナンバ)SKE(サカエ)なのにナンデNKS(ナカス)やなくてHKT(ハカタ)なのか?NKS(中洲)はオトナの町やから?…てな話をいろいろして担々麺風カレーうどんを美味しくいただいて帰宅。往復の新幹線で阿部潔『スポーツの魅惑とメディアの誘惑〜身体/国家のカルチュラル・スタディーズ』(世界思想社)読み始める。そうか。スポーツにおける男同士の「絆」は「ホモ・セクシュアル」ではなく「ホモ・ソーシャル」というんか。なるほど。全体的に少々大学教授的表現の本やけどオモシロイ!!

6月8日(金)
終日自宅で仕事……というよりメールと手紙の整理。机の上の整理。外出が多くなると机の上が乱れたままになる。いや外出とは関係ないか。人生は乱→整→乱→整→乱→……の繰り返し。郵便物のなかに音楽評論家の平林直哉さんから送られてきたベルリオーズ『幻想交響曲』があった。指揮はルイ・フレスティエ。?????それって誰やねん?????オケはセント・ソリ管弦楽団?????これも知らん……。しかし聴いてみると19世紀生まれのフランス人指揮者も「100人のソリスト」と名付けられたオケもナカナカに凄い(ラムルー管弦楽団の団員が中心の録音セッションで集められたメンバーらしい)。ふ〜ん。こーゆー演奏をオープンリールのテープから発掘してCD化してる平林さんもスゴイ。夜は晩飯サッカー劇場。日本vsヨルダン。うわっ。結局6点!!セルジオさんと松木さんがホメまくってる!!決定力不足はどーやって解消されたのか?「どーやって?」ではなく「なぜ?」かもしれませんがソコが知りたい……「」スポーツ評論家」としてはソコを「サッカー解説者」に訊きたいですね。

DVD
『クレージーの怪盗ジバコ』
『クレージーの怪盗ジバコ』
BOOK
北杜夫『怪盗ジバコ』(新潮文庫)
北杜夫『怪盗ジバコ』(新潮文庫)
DVD
『アメリカン・グラフィティ』
『アメリカン・グラフィティ』

6月9日(土)
朝6時。迎えのクルマに乗ってNHKへ。『週刊ニュース深読み』生出演。山田五郎サンとは一月前くらいにテレ東BSの番組に招かれて以来。最近ロンドンに行かれたとか。やっぱりアノ五輪のキャラ人形は現地でも評判が悪いらしい。そーいえば2002年日韓W杯の宇宙人みたいなキャラ人形を憶えてる人はいるかな?松本明子さんとは何年か前にNHK愛媛で御一緒して以来…と言われて…あ。北京五輪前の愛媛出身五輪出場者の特番やったと思い出す。いやアテネ五輪前やったかな…。オリンピアンでアーチェリー銅メダリストの山本博さんは初めて。みんなで日本が五輪でメダルを増やす方法を(増やすのがいいことなのかどうかも含めて)考える。しかし2020年オリンピック東京招致が大チャンスというのに日本の動きは鈍いなあ…。1964年招致の時に岸信介首相藤山愛一郎外相が陣頭指揮してすべての在外公館が動いたのとは大違いやなぁ。番組後赤坂御所の故・ェ仁親王殿下邸を訪れて記帳。外に立ってる人に「スポーツ関係で?」と話しかけられたので「ええ。何度かお招きにあずかって…」と答えると「こちらへ」といわれてテントでの一般記帳でなく邸宅玄関内の縁故者記帳所に案内される。NHKの楽屋で喪服と黒ネクタイに着替えておいてよかったとチョイト冷や汗かきながら合掌したあとタワーレコードへ。クレイジーキャッツのDVD『怪盗ジバコ』がナンデ置いてないねん?シャーナイし銀座の山野楽器へ。そこにもない。まぁクレイジーのなかでもかなりマニアックな映画なのでナイのがフツーかなぁと思いながら帰宅途中に大船新星堂で注文。これだけはどーしても手元に欲しい(TSUTAYAで借りるのでは終わらせたくない!)逸品ですからね。夕方ユーロ(サッカー欧州選手権)の開会式をWOWOWで見る。やっぱりポーランドですから音楽はショパン(+DJ)でしたね。試合もオモロカッタけどポーランドとギリシアには日本も勝てるかな。夜『213』へ。朋友S氏と久々にドリンク。話題イロイロ。ふ〜ん関西の某財界人はODA(政府対外援助Official Development Assistance)のことを「Okini Domo Arigatou(おおきに/どーも/ありがとう)」の略やと言うたらしい。サスガ。壽屋さんの社長サンのアタマは冴えてた。帰宅後3枚3千円で買うたDVDのなかから『アメリカン・グラフィティ』のメイキング約70分を見る。本編は昔LDで飽きるほど見たけどコレは初めて。コッポラ&ルーカス&歳取った役者陣のなかにハリソン・フォードも出てきて見応えがあった。安売りDVDの魅力の一つかな。

BOOK
小川勝『オリンピックと商業主義』(集英社新書)
小川勝『オリンピックと商業主義』(集英社新書)

6月10日(日)
朝5時に目が覚める。昨日も明日も早朝起床なので仕方なく今日も起きておく。ホントは二度寝したいけど歳取ると寝る力がなくなって…とは前も書いたな。ベッドの中で読書は小川勝『オリンピックと商業主義』集英社新書。近々日経の書評欄で川島浩平『人種とスポーツ』などとともに取りあげるのでベッドのなかでボールペンで傍線を引きながら熟読。五輪とカネの関係をよく調べた良書。最近はTVのワイドショウなどですぐに「取材」という言葉を使う癖がついていて日光で民家の間を走る猿を見に行っても「取材」試合前の東京ドームで選手に「こんにちわ〜」と声をかけても取材。現場に行けばイイってもんじゃない…と言いたくなるのは老スポーツ評論家の繰り言かもしれんけど頭も使って知識を身につけ知恵も絞ってほしい。この本の著者ように…。朝から履歴書と業績調書などの書類と取り組む。というのは今週筑波大学の非常勤講師として授業をいくつか受け持つため。ふうううー。書類を書くのはもっとも苦手でエエ加減にしたろかとも思うけどマジメに一所懸命書いてしまう。学位=ナシ。資格=特にナシ。賞罰=ナシ。論文=ナシ。著書=多数…etc。時間かかってあっと言う間に晩飯ユーロ。おおっとオランダがデンマークに負けたぁ!!そのデンマークに日本はワールドカップで勝ったんやぞぉ!ドイツは順当にポルトガルを下す。ここらあたりの国と試合したら今の日本は…ようわからん。一つの答えは次のオーストラリア戦で出るかな。

6月11日(月)
朝迎えのクルマに乗って文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。原発再起動が今のところ仕方ないにしても核のゴミ等々将来はどないするかを言うてほしい…スペイン(マドリッド)が借金地獄でライヴァルはイスタンブール(トルコ)だけで2020年は東京五輪招致が大チャンス…しかし日本にやる気はあるの?…ほかにェ仁殿下の思い出やらマンチェスター・ユナイテッドの教育ローンや住宅ローンの話。前者は小生の体験談。後者は日本一の経営コンサルタントと『フォーブス』に認められた友人Yサンに教えてもろた話です。Yサンありがとさん。ラジオを終えて桐蔭横浜大学へ。今日の講義は日本スポーツジャーナリズム史。

6月11日(月)つづき
桐蔭横浜大学の講義は日本のスポーツジャーナリズム史の講義。135億年前にビッグバンで宇宙が誕生して46億年前に地球が誕生して40億年前に原始生命が誕生して700万年前に人類が誕生して紀元前約1万年に農耕が始まって紀元前約5千年前に文明が始まって今から約2千年前頃の紀元前後から日本列島に暮らす人間の歴史が始まって…日本の歴史の2大事件は1192年の鎌倉武家政権発足と1868年の明治維新以来の立憲君主国の誕生で…日本のジャーナリズムの誕生は大阪冬の陣夏の陣で米相場を伝えた瓦版で…スポーツジャーナリズムは明治29年第一高等学校が横浜の外人野球倶楽部に勝ったコトを報じたのが最初で…スポーツ批評は東京朝日新聞の「野球害毒論」が最初で…以来軍国主義化のなかで国策スポーツ報道が続いて…ふううううー。第二次大戦までしか進めへんかんった。戦後のスポーツジャーナリズム史は来週。しかし最近の若い学生は日本人がオリンピック陸上三段跳びで三連覇…なんてまったく知らんのやな。アムステルダム織田・ロス南部・ベルリン田島が金メダルと言うとオオオオオオオオーッと驚きの声が上がったのでこっちのほうが驚いた。ちなみに初のメダルがアントワープ大会のテニスの銀と言うとコレまたオオオオオーッの声。テニスに驚いたらしい。日本のスポーツの歴史というか過去を教えなアカンなぁ。研究室でチョイト仕事をしたあと帰宅。いろいろ雑務を処理したあと晩飯サッカー劇場はユーロのスペインvsイタリア。朝ラジオの前にダイジェストを見てスゴイとは思てたけどホンマにスゴイ!結果は1-1の引き分けとはいえイタリアが優勝するのと違うかなぁ…と思いながらソファで寝てしまう。シャーナイなぁ…とはいえ朝早よから仕事したんやからシャーナイわなぁ…ZZZZZZZZZZ。

6月12日(火)
朝4時頃目が覚める…というより夜寝るのが早いのやね。ま。体の要求するままに。ベッドのなかでの読書は武田薫『オリンピック全大会 人と時代と夢の物語』朝日選書。いろんな本に書かれてるオリンピックを全て手際よく面白くしかも漏らさずと思えるほど内容濃くまとめられているので読んでて楽しく発見も多い。途中チョット読み疲れて傍にあった『週刊文春』に手を伸ばしたら映画監督の井筒サンがエリカや塩谷や山本太郎など自分の映画に使た役者のことをキチンと語ってた。「人間の素性も知らずにヤレ二股や三股やとガタガタ言う筋合いは誰にもないよ」ソノトオリ!!さらに最近の映画は「お子様向けだらけ」でR指定の『三丁目の夕日』ローマの露天風呂で激しくセックスする『テルマエ・ロマエ』捜査官が逆に麻薬漬けになる『踊る大捜査線』なら「俺も見に行く」ウン。一緒に行きたい!朝いろいろ仕事。午後昼飯食いながらTVつけたらペキンパーの『荒野のガンマン』をやってたのでモーリン・オハラが出てるんやぁ…と見始めたが寝てしまう。映画のせいではなく早起きのせい。とほほ。午後もいろいろデスクワークのあと晩飯サッカー劇場はアウェーのオーストラリア戦。俺の予想は3-0で日本。ホイッスル直後の危機を乗り切ってヨッシャ予想通りの展開!おまけに相手は10人になったぁ…と思たらナンチュー審判!中東の笛!判定で一番問題があるのは試合のバランスをレフェリーやアンパイアが考慮すること。あ〜あ。勝利を逃した。しかし身体が大きいだけのサッカーよりも日本のサッカーのほうが格上でしたからね。勝ち点7でマァええか。相手はJリーガーが5人やと?こっちはセリエAにブンデスリーガにプレミア・リーグに…。Jリーグ誕生20年でこーゆー時代になったのか…。香川のターンにオーストラリアの選手はついてこれへんもんなぁ…。感無量。

CD
『展覧会の絵』
『展覧会の絵』
ストラヴィンスキー『春の祭典』
ストラヴィンスキー『春の祭典』
『シャコンヌ!サイ・プレイズ・バッハ』
『シャコンヌ!サイ・プレイズ・バッハ』
DVD
『THE 911』
『THE 911』
BOOK
アラン・トムリンソン『スポーツの世界地図』(丸善出版)
アラン・トムリンソン『スポーツの世界地図』(丸善出版)
マイケル・ペイン『オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか』(グランドライン発行/サンクチュアリ出版発売)
マイケル・ペイン『オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか』(グランドライン発行/サンクチュアリ出版発売)

6月13日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』生電話。昨日の対豪戦蹴球世界杯亜細亜最終予選(なんちゅー書き方や!!汗)での下手糞な笛の話を少ししたあと川島浩平『人種とスポーツ』を紹介。日本の短距離陸上選手はジャマイカの「黒人」選手には敗れるけどドミニカの「黒人」選手には勝つという話。アフリカ大陸はユーラシア大陸よりも身体的特徴の異なる人間(民族や部族)が多種類存在するうえ生活習慣も部族によって大きく違いケニアの長距離選手はケニア内のごく一部の地域からしか出ていない…といったことを話す。MCの中西サンもディレクター嬢も仰天。そうですよね。フツー驚きますよね。日本人の三段跳び五輪三連覇(織田・南部・田島)も子供の頃の下駄履きの習慣や長距離徒歩通学の結果ともいえますね。終日デスクワーク。午前中請求書と格闘(事務でパソコン打つのはオモロナイ・涙)。午後はオリンピック関連本に目を通す。アラン・トムリンソン『スポーツの世界地図』丸善出版は見ていて楽しい本。五輪W杯はもちろんゲイのスポーツ大会や世界のスポーツ(サッカー)クラブの負債状況やメジャー・リーガーの年収における年俸とCM収入の割合なんてのが全て図示してある。しかし文章はいまいち?いや。文章を読まずにページをめくりたくなるほど地図や図表がオモシロイ。小川勝『オリンピックと商業主義』も非常に参考になったので以前大急ぎで飛ばし読みした元IOCマーケティング担当委員マイケル・ペイン『オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか』(サンクチュアリ出版)も再チェックせねば…。デスクワークのBGMはファジル・サイのピアノの新譜で『展覧会の絵』。グールド&グルダのG&G以降大好きになったピアニストは『春の祭典』の独奏も素晴らしい。ヨースケさんに教えてあげよかなぁ。晩飯映画劇場は『9・11』。大船新星堂で500円以下の安売りだったので買ったもの。う〜ん。B級映画の愉しさのないマジメな失敗作?ユーロのダイジェストのほうが面白かった。イングランドはルーニーが戻ればどうなんかなあ…。今夜はドイツvsオランダか…デンマークに負けたオランダが意地を見せるかな…。明日見よ。寝よ。ZZZZZZZZZZZZZ。

6月14日(木)
終日せっせせっせとデスクワーク。将棋の米長邦雄元名人がよく口にして著書にも書いているような脳味噌が汗をかくほどの「思考」ではないけれどオリンピック関連の本をいっぱい読んだ結果オリンピックの将来を考える。多分近い将来アフリカの「黒人」選手が経済的に豊かになれば「彼らの足は遅くなる」だろう。多分近い将来遺伝子治療(遺伝子ドーピング)が常識になればスポーツの主流は勝敗を争う競技ではなく登山などのレジャーのようなものが主流になるだろう。そんな未来のことでなく2020年東京招致を考えると…ワカラン。ホンマにワカラン。ロンドン・デジタル五輪のあと放映権料がどうなって…世界情勢がどうなって…IOCがどうなって…そのなかで日本は…日本のスポーツ界は…どうなる?世界から滅茶苦茶アナクロニスティックに構造的時代遅れを呈している新聞媒体に支配されたプロ野球や高校野球を愛する日本のスポーツ構造は変えられるか?変わることはできるか?いや変えなければならないのか?ワカラン…。『オリンピックと商業主義』は緻密に資料を読んでまとめられた素晴らしい本だったけれど最後に著者の小川勝氏が《(ウサイン・ボルトが)北京で見せたあの走りこそ世界中で共有された偉大な瞬間だった》と書いたことはホントにそう言えるの?世界中が騒いだくらい素敵な瞬間だった…ではいけないの?一日中考えて少しは脳味噌に汗をかいたか…な?…というわけで国会の混乱もスペイン国債利率急騰もMLBの完全試合も関係なく晩飯サッカー劇場。ポルトガルvsデンマーク。クリスチアーノ・ロナウドは精神的に弱さがあるのかなぁ…。デンマーク惜しかったなぁ…。続けてドイツvsオランダ。ドイツは強いなぁ。しっかし勝つから認められる闘い方ですね。負けるとこんなにつまらんサッカーはないといいたくなるやろなぁ。あ。負けるときは組織が破綻したときか…。イタリアvsドイツ…ぶつかったらどこで個人技が爆発するのか…しないのか…見てみたいなぁ。

BOOK
永竹由幸『新版オペラと歌舞伎』(水曜社アルス選書)
永竹由幸『新版オペラと歌舞伎』(水曜社アルス選書)

6月15日(金)
朝からせっせせっせとデスクワーク。オリンピック関係の資料整理。シドニー五輪の芸術週間プログラムがいくら探しても見つからない。大学に持っていたままかなあ…。体育館の屋上でのマーラーの『千人の交響曲』の演奏予告やアニメ・フェスティバルのページに鉄腕アトムやジャングル大帝など手塚治虫の漫画をあしらった貴重なプログラムなんやけど…どこに置いたのかなあ…。過去はこうして消えていくものなのか…と思てたら故・永竹由幸さんの未亡人の永竹アンジェラさんから香典返しが届く。宅急便の袋にお茶と永竹さんの著作『新版オペラと歌舞伎』が入ってた。旧版は感激しながら読んだ快著。なんせ第二次大戦はオペラと歌舞伎を持ってる国vs植民地を持ってる国の闘いだった…というのだから目の付け所がブッ飛んでる。オペラにも歌舞伎にも精通した最高に素敵な先生だった。午後から大船の喫茶店へ。来週出演するテレ東系BSジャパンの『NIKKEI×7PM』の打合せ。テーマはオリンピック。中味は…見てのお楽しみ(笑)。ロンドン五輪や東京五輪招致の話だけでなく東京オリンピック1964の話もイロイロさせてもらえそう。一段落したところで夕方になったので日本一旨い生ビールを…と『213』に誘う。いろいろスポーツの話をネタに(マーラーやハイドンやグールドやファジル・サイの話が合う人もいて)楽しい一時。久々痛飲。しかしあんまり酔わなくなったなぁ。一昨年の大病以来酒に対する強さが回復してきたかな…アブナイアブナイ…。しっかし……自民と民主の馴れ合い凭れ合いはアレはナンヤネン。あんなナレナレでれでれ談合がネゴシエーションとかパースエイションとかタクティクスやと思てるようでは外交交渉のできる政治家は現在皆無と言うことですな…。東京五輪はチャンスや言うけど逆立ちしてもキマヘンでぇ。

DVD
『クレージーキャッツ怪々?!怪盗ボックス』
『クレージーキャッツ怪々?!怪盗ボックス』
『日本一の男の中の男』
『日本一の男の中の男』
『奇々怪々俺は誰だ?!』
『奇々怪々俺は誰だ?!』
『空想天国』
『空想天国』
BOOK
稲垣正浩・今福龍太・西谷修『近代スポーツのミッションは終わったか』(平凡社)
稲垣正浩・今福龍太・西谷修『近代スポーツのミッションは終わったか』(平凡社)
今福龍太『スポーツの汀』(紀伊國屋書店)
今福龍太『スポーツの汀』(紀伊國屋書店)

6月16日(土)
今日も朝から…毎日同じ繰り返し。デスクワークの合間に『近代スポーツのミッションは終わったのか 身体・メディア・世界』(平凡社)を読み始めると脳味噌がじわりと汗をかき始める。スポーツ史家(稲垣正浩)と文化人類学者(今福龍太)と仏思想研究者(西谷修)のパネルディスカッション(のようなもの)を一冊にまとめたもの。メディアを通して見えるスポーツとアカデミズム的思考の鬩(せめ)ぎ合い…と小生は読んだ。稲垣氏は『スポーツを読む』(三省堂選書・いろんな文芸作品の中に出てくるスポーツを解読した名著)今福氏は『スポーツの汀』(紀伊國屋書店)などで勉強させていただいたがスポーツ・ジャーナリズムと溶け合うことはないのんやろなぁ…などと思ってるとあっという間に晩飯…でチョイトいらいら…は今日amazonから送られてくるはずの『クレイジーの怪々?!怪盗BOX』が送られてこない。なんせ『クレージーの怪盗ジバコ』『日本一の男の中の男』『谷啓の空想天国』『谷啓の奇々怪々 俺は誰だ?!』とスゴイぶっ飛んだ作品ばっかり入ってるボックスを発見したので今日は一日中ワクワクしてたのだ。3年前くらいに発売されたそうだがナンデ最近まで気付かなかったのか…チョイト高価だが思い切って…と思てたら晩飯途中にクロネコヤマトがピンポ〜ンでさっそく晩飯食いながら『怪盗ジバコ』。ヨメハンがチョイト京都の実家に帰ってるので次女に「ナニコレ〜ドコがおもしろいの〜!?」などと非難されながら60年代の東京や京都や奈良の光景を怪盗ジバコや木の実ナナの英語版『恋のフーガ』の歌と踊りなどとともに愉しむ。しかし昔の羽田空港見るだけでも貧しかった時代の日本の元気さと明るさがワカル。もっとも…中学生のときに見た映画はもっともっと迫力があって面白かったと思たはずやったんやけど…今見ると…少々ヴォルテージが落ちるのは否めませんね。しっかし浜美枝は美人やなぁ…。

6月17日(日)
リビングでウツラウツラしてたら深夜仕事から帰ってきた長女が黒兵衛の世話したりワイン飲み出したりでコッチも目が冴えてしもたのでワインとウィスキー飲みながらユーロのロシアvsギリシア戦・ポーランドvsチェコ戦をチャンネル切り替えながら観戦。技術的にはスペインやドイツやイタリアと較べたらイマイチとはいえ全チームに決勝トーナメント進出の可能性がある気合いの入った試合はオモシロイ。うわっ。ロシアはなんちゅーミスしてしもたんやぁ。ギリシアは前半終了直前のアディッショナルタイムにラッキーなチャンスをゴーカイにゴール!!チェコはマラソン選手のような名前の黒人選手が活躍。どっちもいろいろ見所のあるメチャメチャ面白い試合で結局トーナメント進出はチェコとギリシア。開催国ポーランドも初戦チェコを大差で破ったロシアも敗退。サッカーとはホンニ不思議なモンです。しかしロシアのサポーターというのは後半残り10分くらいで0-1やというのにみんな諦めてしまって椅子に項垂れて座ってしもて応援やめてしまうんですね。これって北方領土返還交渉での参考になるかも…。

6月17日(日)つづき
ユーロの試合見たあと昨日手に入れた『クレイジーの怪々?!怪盗ボックス』から『日本一の男の中の男』見てしまう。東宝映画に日活の浅丘ルリ子が特別出演。浅丘ルリ子は確か満州生まれ。監督の古沢憲吾は確か特攻隊の生き残り。映画のなかで必ず真上からのショットを見せるのと意味なく軍艦マーチを鳴らすのが特徴。この映画でも造船会社から同資本のストッキングの会社に出向させられた主人公(植木等)がナイロン靴下の宣伝ガールを女性社員から選ぶシーンで軍艦マーチが高らかに鳴り響いた。意味なく凄い。やはりモーレツサラリーマンと高度成長の時代は軍艦マーチの時代の延長線上にあったのですね。映画見終わってまだ朝。NHKの『週刊ニュース深読み』を見るとちょっと怖い顔した女性経済評論家がサッカーの強くなった国は経済がおかしくなる…と「名言」を口にした。いや経済がおかしくなった国はサッカーが強くなる…だったか。どっちにしろユーロで優勝したギリシアW杯を手にしたイタリア&スペインの経済の現状は…。日本のサッカーもかなり強くなったということは…。とりあえずユーロ今大会でのドイツの優勝は見合わせてもらった方が良さそう…?続けて谷啓主演の『奇々怪々俺は誰だ?!』も見る。うわっ。主人公の鈴木太郎が会社に行けば同姓同名の男が「俺」のデスクで仕事してる。だったら「俺」は誰だ?って…安部公房の『他人の顔』や『燃え尽きた地図』にもつながる話…の喜劇版。カフカ&安部公房の世界にもつながる60年代のクレイジーキャッツは村上春樹よりはるかにぶっ飛んで先見的だった?昼飯食ってエエイこうなりゃ映画をもう1本『谷啓の空想天国』も見てしまえーとコレまたぶっ飛んだ空想の世界と現実が入り交じる男の夢物語。主人公は冴えないサラリーマンと言っても建設設計事務所に勤める設計士。これってアネハの空想の世界?いやアネハもこの映画を見ていたら手抜き設計はしなかったはず…。しかしぶっ飛んだ映画を次々と作れたのは高度成長のオカゲ?そういや映画の中で植木等も♪余裕持って行こう!…余裕がありゃ何でもできる…と歌ってた。あ。60年代の方が現在よりもはるかに貧しい時代だったんですけどね。余裕ってのは経済では生み出せないんですね。

BOOK
小田島雄志『ぼくは人生の観客です(私の履歴書)』(日本経済新聞出版社)
小田島雄志『ぼくは人生の観客です(私の履歴書)』(日本経済新聞出版社)

6月18日(月)
朝4時起き。ユーロの試合の前半を見ながら朝食。ドイツは心配ないな。オランダは…と思いながら迎えのクルマで文化放送へ。『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。日本の政治については喋ることナシ…というわけにもイカンので喋りますけどエリートと呼べないような人たちがウヨウヨしてる永田町と霞ヶ関をこれから清く貧しく美しい誇り高きエリート集団の聖地にするには…なんて話はしませんでしたけど消費税問題も原発問題も本音を言えばそーゆー事かもしれません。ラジオのあと桐蔭横浜大学へ。日本スポーツジャーナリズム史の後半。戦前の事件報道→国策報道から戦後の教育スポーツ観へ。さらにアメリカのニュージャーナリズムと日本の『NUMBER』の創刊で「スポーツ=ドラマ」のスポーツ・ノンフィクションの登場へ…という話。ついでに1896アテネ大会=新聞→1936ベルリン大会=ラジオ→1948ロンドン大会=テレビ→1964年東京大会=カラーTVと衛星放送→2012年ロンドン大会=ネットTVとSNS…というメディア・オリンピックの歴史にも触れる。2020年大会招致に立候補してる東京はどんなメディアを想定してる?大きな変化を想定してないようでは開催しても大赤字?帰宅してせっせせっせとデスクワーク。晩飯はドイツ・デンマーク・オランダ・ポルトガルの試合を見ながら。なるほどね。ドイツとポルトガルが勝ち抜けは納得かな。こーゆー試合は見れば見るほどオン・タイムで見たい欲求が募ってきて睡眠不足に陥る。ベルリン五輪での「前畑ガンバレ!!」の「実況中継」がじつはオン・タイムでなかった(録音だった)と当時は誰も知らなかった。だから国民は寝不足にならなかった。そーゆー方法は現在では無理ですよね。あ。今夜はなでしこもアメリカと試合…と気づき慌ててチャンネルをまわすが突然2失点。マァかまへん。本番と違うんやら。前半の途中からZZZZZZZZZZ。

6月19日(火)
昨朝の仕事癖が身についたのか…ユーロが気になったのか…ただ歳を取って朝目覚めるようにあっただけか…4時前に目が覚めたのでイタリア・アイルランド・スペイン・クロアチアの試合をオン・タイムで見てしまう。アイルランドもクロアチアも選手がガンバッテいいチームでしたけどラテン系の個人の選手の地力を上回るほどの戦略(ケルトやゲルマンやスラヴの組織力)はなかったですね。はたしてドイツはどう対抗するか…?

6月19日(火)つづき
ユーロの試合のあと9時頃までグッスリ爆睡。久しぶりに二度寝&朝寝の快感を味わう。何にしろ熟睡することはイイコトです。仕事は明日の講演のレジュメ作り。ロンドン五輪の二つの特徴「国境なき五輪」&「デジタル・ソシアル・メディア五輪」と日本のメディア&スポーツ・ジャーナリズムの関係。意外と時間がかかったのはけっこう難しい内容やからシャーナイですわな。台風に備えて家の周囲の風に飛ばされそうなモノを整理。晩飯頃に次女が保健所に預けたガキを連れて強くなった風雨のなか勤務先の病院からタクシーで帰宅。夜に入って凄い暴風雨。長女は唯一動いてる横須賀線で勤務先から大船まで帰ってくるがタクシーが長蛇の列で帰れないと電話が入って仕方ないから友人のやってる飲み屋へ行くとか。ナンデヤネン。風も雨も夜中ウナリを立てて荒れ狂う。寝よ。

6月20日(水)
朝ネット用原稿まとめ直し。本HP「蔵出しコラム・スポーツ編」にも掲載している「チーム作りは誰のため」という原稿にラジカルな(根源的で過激な)筆を加えて「ニュース・ログ」に送る。興味のある方は御一読ください。メディア(読売)がスポーツ(プロ野球)を支配していることの「間違い」「愚かさ」を書きました。どこまで書ききれるか…今後の小生のテーマですね。http://news-log.jp/午後から内幸町の日本プレスセンターへ。笹川スポーツ財団(SSF)のT氏と今秋のSports Policy for Japanについて打合せ。そうか。今秋は石巻での武道フェスティバルもあれば筑波大での講義もある。俺個人にとってはオリンピックが過ぎてからのほうが面白いイベントが多いなぁ。T氏からSSFが調査して最近出版した日本の子供と青少年のスポーツ事情や公共スポーツ施設のメンテナンスの調査等ナカナカ興味深いレポートを受け取る。あ。亡くなったェ仁親王がやりたかったのはコレ!シンクタンク財団によるスポーツのデータバンクやったんや。こーゆー調査結果をジャーナリズムに活かしたい…というかマスメディアも活かしてほしいなぁ。打合せの後プレスセンター内の会議室でマスコミ倫理懇談会の月例会出席。ロンドン五輪(国境なき五輪&デジタル五輪)について講演。最後に読売がプロ野球を朝日が高校野球を支配してる現状でメディアにスポーツ・ジャーナリズムが存在し得ない不幸を新聞社や出版社やテレビ局等30人ほどのマスコミ人相手に訴える。もちろん読売&朝日の方も出席されてましたけど質疑応答では手をあげられませんでしたね(苦笑)。終わって携帯チェックして愕然!!ヨメハンからメールで巨人がまた騒動とか。明日発売の『週刊文春』で原監督の女性スキャンダルが出ることについてテレ朝の「やじうまテレビ」と「ワイドスクランブル」と夕刊フジがコメントをほしがってるとか。明日の出演は無理なのですぐにタクシーでテレ朝へ。VTR撮り。巨人の最近の連続スキャンダルの根本的な問題はメディア(読売)がスポーツ団体(巨人)を所有してること…って喋ったけど高野連と関係の深いテレ朝が使ってくれるかな?帰り道でマスコミから携帯に次々と電話。しっかしキヨタケ氏もエエカゲンにせいよ…とは思いますね。大船へ帰って共同通信のO氏とS氏と合流。イタリア・ワインで乾杯。小生の『現論』の記事(猫ヒロシ国籍問題)が掲載された多くの地方紙をいただいてオリンピックから巨人問題までワイワイ。しかし2020年の東京五輪は日本のようなひどいスポーツ状況と低い支持率のもとで招致してもエエのかなあ…。あ。今朝キヨタケの記事をネットに流したのはなんちゅー偶然や!

VIDEO
『題名のない音楽会 美空ひばり その世界』
『題名のない音楽会 美空ひばり その世界』
CD
『Beyond Half Century半世紀を超え』
『Beyond Half Century半世紀を超え』
DVD
『歌に生き、恋に生き〜カラス、パリ・デビュー』
『歌に生き、恋に生き〜カラス、パリ・デビュー』
プッチーニ『トスカ』
プッチーニ『トスカ』
CD
『ベートーヴェン:交響曲第3番英雄』
『ベートーヴェン:交響曲第3番英雄』
『愛と憧れ/ラヴェル/ドヴォルザーク/マーラー管弦楽伴奏歌曲集』
『愛と憧れ/ラヴェル/ドヴォルザーク/マーラー管弦楽伴奏歌曲集』
『ラヴェル:ピアノ協奏曲他SOUNDS OF THE 30s』
『ラヴェル:ピアノ協奏曲他SOUNDS OF THE 30s』
『ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー』
『ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー』
『ガーシュウィン:ラプソディ/グローフェ:グランドキャニオン』
『ガーシュウィン:ラプソディ/グローフェ:グランドキャニオン』
『ラプソディ・イン・ブルー〜サイ・プレイズ・ガーシュウィン』
『ラプソディ・イン・ブルー〜サイ・プレイズ・ガーシュウィン』

6月21日(木)
朝から東京五輪に関する資料整理。1964に関するものと2020に関するもの。前者はもちろん戦後復興の東京五輪。そして後者は震災からの復興?そんな単純な「共通点」だけでエエのんかいなぁ…と思いながら久しぶりに黒兵衛と散歩して午後から九州のRKB毎日放送『今日感テレビ』に電話出演。テーマは巨人と原監督と不倫と暴力団モドキ問題。そんなことよりメディアが野球チームを所有していることのほうが根本問題…ジャーナリズムが機能しませんからね…と生放送では話せる。VTR出演ではその部分は全部カットされたもんなぁ…今日の夕刊フジもワケのわからんコメントになってたもんなぁ…。明日の東京新聞はどうかなぁ…と思いながら夕方からテレビ東京へ。『NIKKEI×BS LIVE7PM』生出演。テーマは東京オリンピック。MCは山田五郎さん。2020年招致(未来)の話より1964年(過去)の昔話のほうが楽しいのはイカンなぁ…と思うけどそれが現実?1964はザ・ピーナッツの『ふりむかないで』という歌が流行って振り向くと戦争があったから前を向いてガンバッタ人たちのオリンピックやったけど2020年に新しいオリンピック像を描けるか…?それを描かなければ…とMCの山田五郎さんがエエ方向へ話を運んで下さった。番組で紹介された『リング』のホラー小説家鈴木光司氏のトイレット・ホラー小説の書かれたトイレット・ペーパーを3巻(それで完結らしい)お土産にいただいて帰宅。明日から雨か…そういやぁ梅雨やもんなぁ。

6月21日(木)つづき
一つ書き忘れたことがあるので…と言ってもそれほど大したコトじゃないのですが最近ユニヴァーサル・レコードから送られてきたソプラノ歌手マグダレナ・コシュナーのアルバムはイイですねぇ。ドヴォルザークの『聖書の歌』なんて歌曲集は存在するのも知らなかったけどラトル指揮ベルリン・フィルの表現力もナカナカで素晴らしい演奏を聴かせてくれます。ラヴェルの『シェエラザード』もマーラーの『リュッケルトの詩による5つの歌曲』もイイですね。あ。それにボラーニのピアノ(ポリーニではありません)によるラヴェルのP協もよかったなぁ。このアルバムにはストラヴィンスキーの『タンゴ』なんて面白い曲も入っていてピアノ独奏とオケ(シャイー指揮ゲヴァントハウス管)で楽しめます。ストラヴィンスキーの真面目な冗談に溢れた音楽は面白すぎます。ヨースケさんに弾いてほしいなぁ。しっかしこのアルバムの最高の驚きはヴィクトル・デ・サバタ作曲の組曲『千一夜物語』が入ってること。サバタといえばマリア・カラスとの『トスカ』の超名演録音など指揮者として有名ですが作曲家としてもソートーの力があったのですねえ。このバレエ音楽もニューヨークが舞台の斬新な音楽でちょいとバーンスタインを連想させる部分もあって(レニーが真似た?)メッチャ楽しい音楽です。それにデュダメル指揮SBSOV(ベネズエラ・シモン・ボリバル・交響楽団)のベートーヴェン『英雄』の新録音は見事に堂々たる快演。もはや若々しさなどというより大家ですね。その意味でちょいと残念ですが…。しかし見事に元気の出る演奏です。最近送られてきたCDを紹介させていただきました。

CD
『R.シュトラウス楽劇「ばらの騎士」組曲他』
『R.シュトラウス楽劇「ばらの騎士」組曲他』
R.シュトラウス歌劇『インテルメッツォ』
R.シュトラウス歌劇『インテルメッツォ』
『ツァラトゥストラはかく語りき』
『ツァラトゥストラはかく語りき』
DVD
『R.シュトラウス:死と変容/メタモルフォーゼン』
『R.シュトラウス:死と変容/メタモルフォーゼン』

6月22日(金)
終日デスクワーク&明日のオペラ講座のレジュメ作り。明日は『トスカ』。五月みどりの歌ったトスカ(これはCD)や美空ひばりの歌ったトスカ(これはVHS。どっちも『歌に生き恋に生き』のアリアだけですけどね)をDVDに整理してたら五木ひろしの歌ったドニゼッティのアリア(愛の妙薬)なんかも出てきた。明日かけよかな?レジュメを前日慌てて作るのは久しぶり。ナンヤラカンヤラと今週は忙しかった…のかどうか…自分でもようワカラン。巨人の「原監督問題」が急速に萎んだのはヤッパリ親会社=マスメディアの問題に触れざるを得ないから?だったら他のマスメディアにも飛び火するから?そういえば10年とちょっと前に某マスメディアの名文記者と言われる有名記者と一緒にシンポジウムをした。そのときその記者が事前に「高校野球の話題は僕にふらないでくださいね」と司会の小生に囁いた。情けない。SさんなんかNHKのスポーツのトップにいたときから高校野球は単なる学校体育だからNHKの全試合中継は将来やめる方向に持って行かないとイケナイと堂々と公言してたのに…。マスメディアがスポーツを主催したり所有したりすると山ほど問題が出るのですね。プロ野球の「問題」も巨人ばっかりですからね。夕方から横浜みなとみらいホールへ(ナンデ平仮名ばっかりやねんって以前にも書いたか)。神奈川フィルのリヒャルト・シュトラウスを聴く。指揮はもちろん金聖響。初っ端のオペラ『インテルメッツォ』からの音楽で聴衆はリヒャルト・シュトラウスの音楽のあまりに豊穣な美しさに気付いたはず。続く『メタモルフォーゼン』は少々暗く重すぎたキライもあるけれど(そーゆー音楽ですから仕方ないですけどね)最後の『ツァラトゥストラ』で大爆発。マーラーに続く後期ロマン派両巨頭の音楽はオモロイですなぁ。コンサート終わってホールの出口で神奈フィル支援のブルーダル基金の募金箱持って挨拶してる聖響さんに挨拶して帰宅。サッカーはロナウドの活躍でポルトガルがイチヌケ。まぁ1-0とはいえ順当ですね。今夜というか明朝はドイツvsギリシアか…見んでも結果はわかるからパスして寝る。録画で十分。ZZZZZZZZZZZZZZ。

6月23日(土)
朝ホームページ更新原稿の整理をしていたらパソコンのなかから昔の雑誌連載原稿が大量に出てきた。ふ〜ん…そう言えば…こんな連載書いてたなぁ…と懐かしく思い出す。昔子供のときの大掃除で箪笥の引き出しや畳の下に敷いた古い新聞を懐かしく読んだのを思い出す。自分の書いた原稿と新聞の違いはあるけどパソコンのなかは箪笥の奥や畳の下と同じようなモンか…と思いながら昔の原稿を読んでるとあっという間に昼近くになって大急ぎで新横浜へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターで『オペラ講座』。うわっ。DVDプレイヤーがブルーレイもかかる新しいソニー製に変わって小生がVHSやLDからパナソニック製でダビングしたDVDがかからへん。とほほ。美空ひばりやマリア・カラスのトスカが見られへん。とほほ。仕方ないのでカバイヴァンスカやドミンゴが出演した映画やマルフィターノやターフェルの出演した舞台映像を使って『トスカ』の見所解説。トスカは嫉妬深い女。嫉妬深い女は男が浮気をするから嫉妬するのではなく嫉妬深いから嫉妬する…云々。これはシェイクスピアの至言ですね。五月みどりのトスカのCDを聴いてもらったけどひばりとカラスの映像が不発に終わったのは残念。講座を終えてからスタッフと善後策を話し合って(ブルーレイは使わないからパナソニックの古い機種に戻す?)新幹線で帰宅。ベースマンの長男と長女のBFが遊び来ていてユーロ・サッカーの録画を見たり『トスカ』を見たり『怪盗ジバコ』を見たりで盛りあがる。久しぶりに夜更かし&自宅で痛飲。ZZZZZZZZZZ。

DVD
『インビジブル』
『インビジブル』
『ロボコップ』
『ロボコップ』
『トータル・リコール』
『トータル・リコール』
『氷の微笑』
『氷の微笑』

6月24日(日)
昨晩の就寝が午前3時近くだったためか久々に朝寝。といっても8時半には目覚める。ガキどもはまだまだ熟睡。歳取ると睡眠力(眠る力)が落ちる。しかもガキどもより俺のほうが仕事が多い。従って日曜といえど起きねばならない…と思いながら机に向かい明日締め切りのコラムと格闘。書けん。睡眠不足のせいか。コレなら寝てたほうがマシ。仕方ないのでテレビのスイッチを入れるとスペインがフランスに勝ったとか。当然やな。と思いながらウツラウツラ。ハッと目覚めるとゴリラの身体が半分透明になって欠陥やら筋肉が剥き出しになって暴れてるケッタイな映画をしてる。はは〜ん。この展開は人間が透明になるな。と思たらマッド・サイエンティストが透明になった。昔から定番の透明人間の映画をCGだかVFXだかでリメイクした映画。ストーリーは当然エロチック・サスペンス。最後はハリウッド丸出しで破壊と暴力のカタルシス。そして透明人間と闘った女主人公と恋人は生き残る。タイトルは『インビジブル』。クダラン映画を見てしもたぁ…と後悔。しかし見せる技術とパワーはあったなぁ…と感心。監督は『ロボコップ』『氷の微笑』『トータル・リコール』のヴァンホーヴェン。納得。この名前はオランダ系やなぁ…ちゅうことは同じオランダ系のベートーヴェンはベートホーヴェンというたほうがエエのかなぁ…などと思いながら原稿書けんまま一日が暮れる。歳取ると夜更かしはいけませんね。晩飯は録画したスペインvsフランス戦を見ながら。明日早いので早々にベッドへ…。

6月25日(月)
朝4時過ぎ起き。テレビのイタリアvsイングランド後半戦を横目で見ながら「出勤」の準備。うわっ。横目で見てても激闘であることはわかる。イタリアが少し押し気味か?後ろ髪を引かれる思いで迎えのクルマで文化放送へ。テレビ局の迎えのハイヤーはすべてテレビが見られるがラジオ局のは何故かテレビがついてない。当たり前か。とはいえスマートホンを持たなきゃ…ともワンセグが欲しい…とも思わない。人間アキラメが肝腎。ルーニーは…ピルロは…どんな動きをしてるか…と想像するのもスポーツの愉しみ。しかしピルロはピッロと書いたほうがイイのでは?そのほうが言いやすいしイタリア語の発音にも近いはず。オペラ『パリアッチ(道化師)』や『ラ・ジョコンダ』の作曲家も昔はレオンカヴァレロとかポンキエルリやったけど最近はレンカヴァッロ&ポンキエッリですからね…などと思いながら文化放送到着。うわっ。まだ0-0のまま延長戦続いてる。PK戦やぁ。うわぁピッロ!芸術的PK!イタリア逆転!と騒ぎながら『吉田照美ソコダイジナトコ』生出演。ただしユーロは話せず。テレビ情報だけでは喋れませんからね。変わって民主党のテイタラクやSNSで反原発デモに大勢の人が集まったことを報道しないNHKとか原監督が週刊誌に騒がれたことで読売が巨人を所有している「間違い」などを話す。昨日パラパラと眺めていた『世界毒舌大辞典』という本に面白い一節があったのでそれも紹介。「私は政治の話が好きではない。全くわからないからだ。それに最悪なのは政治家もまたたいしてわかっていないのではないかと思われることだ」コレを口にしたのは喜劇役者のジェリー・ルイス。照美さんはサスガに知っていてボブ・ホープとのコンビの映画底抜けシリーズが…と盛りあがったのだがアトでリスナーからルイスのコンビの相手はディーン・マーチンと間違いの私的が入る。私もちょっとオカシイと思てたんですよ…と舞台裏で責任を照美さんに押しつけて(汗)桐蔭横浜大学へ。今日の授業は山下洋輔と林英哲の『ボレロ』演奏ビデオやフレッド・アステア&ジーン・ケリー&エスター・ウィリアムスのミュージカル映画『ザッツ・エンターテインメント』を見てそれがスポーツか否かを考えること。ま。ちょっとした息抜きです。授業のあと我が研究室で雑誌『サイゾー』の取材を受ける。テーマはオリンピック。イロイロ喋って帰宅。原稿を書かねば…あかん。調子が出えへん。シャーナイ。晩飯サッカー劇場はもちろんイタリアvsイングランド。長い試合やけど間延びせんなぁ…長い一日やったなぁ…。小沢一派は離党するのかなぁ…鳩山はマダ恥ずかしげもなく騒いでるのか…ジェリー・ルイスの言葉は日本の政治家にこそ当てはまるなぁ。寝よ。

BOOK
高橋孝蔵『倫敦から来た近代スポーツの伝道師 お雇い外国人F.W.ストレンジの活躍』(小学館101新書)
高橋孝蔵『倫敦から来た近代スポーツの伝道師 お雇い外国人F.W.ストレンジの活躍』(小学館101新書)
『新版世界憲法集』(岩波文庫)
『新版世界憲法集』(岩波文庫)

6月26日(火)
あああ朝早よから起きて某マスコミ業界紙から依頼された原稿と取り組んでるのに書けへん。こまった。締切は昨日。書きたいことが多すぎるのか。枚数がチョイト多いだけに構成がまとまらんのか。とはいえ書けんもんは書けん。打ち切って新幹線で大阪へ。新横浜に出るまでの電車の連絡がピッタシで大阪着いてからちょっと時間の余裕ができたので毎日放送隣のジュンク堂書店へ。高橋孝蔵『倫敦から来た近代スポーツの伝道師 お雇い外国人F.W.ストレンジの活躍』(小学館101新書)を購入。この本屋は大きいから何でもある。エエなあ…と思いながらチョイトぶらつくと『世界憲法集』なんて本を岩波文庫で発見。アメリカ・中国・ドイツ・韓国・スイス・フランス・ロシア…などの憲法が解説付で収められてる。思わず買ってしまう。文庫のくせに1380円もする。大きな本屋は散財の元。とはいえコノ本はコラムのネタ本として役立ちそう。『ちちんぷいぷい』生出演。今日は国会の消費税法案採決がメイン。とはいえ石田ディレクターがその一方で年金の改正法案で妙なことが可決されたと報告。公務員の共済年金と厚生年金が統合されたというはなしやけど依然として共済年金のほうが受給額が多いカラクリ。あ〜あ。公務員のエゴのために日本もギリシア化か?いろいろ話してキッチンぷいぷいでアントニオ猪木さんと一緒にチキンソテーをいただいて(以前国会内でお会いしたこと忘れてはるなぁ・笑)新幹線で帰宅。往復の新幹線で高杉良『祖国へ、熱き心を 東京オリンピックを呼んだ男』(講談社文庫)読み直す。以前(20年以上前か?)読んだときはさほど何とも思わなかったエピソードが胸を打つ。俺が歳取ったせい?こういう真面目に仕事をこなす立派な日本人がいたから東京五輪は成功したのですね。この男−フレッド和田の物語は絶対に映画化するべきですよ。新たに東京五輪を招致するよりもソノ映画化のほうがよっぽど日本のためになるかも…。

6月27日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』生電話。巨人原監督不倫1億円支払い問題からメディアがスポーツチームを所有したりスポーツイベントを主催していることが最大の元凶との持論を展開。読売が巨人を手放し朝日が高校野球の主催から降りることが日本のスポーツ界の正常化につながると主張。でないとジャーナリズムが死んでしまいますからね。ジャーナリズムの存在しないところに正常な発展はないですからね。地方のメディアは東京では喋れないことを喋らせてくれますね。『週刊朝日』の今週号で元巨人GMの清武英利氏が鳥越俊太郎氏と対談してる。ナベツネ批判はそれでよいとしてメディアのスポーツ所有の問題までは…イカンやろなぁ。ソコが日本の会社員ジャーナリストの限界かも…と思いながらも来週発売の第2弾に期待。ラジオのあとは終日せっせせっせと原稿書き。ロンドン五輪のソーシャル・メディア革命のなかで旧メディア(テレビやラジオ)のスポーツ・ジャーナリズムに期待…との内容を民放業界誌に書く。ふうう。けっこう気合入って疲れる。某編集者が平成4年の『中央公論』に掲載された小生と映画監督の市川崑さんとレニ・リーフェンシュタールさんの座談会コピーを送ってくれる。ナツカシイ。この頃の小生の仕事(切り抜き)は某出版社の編集者が本にすると言って持って行ったまま出版社の引っ越しとかナントカで多くが紛失されてしまった。その頃は「過去」なんかドーデモエエと思て言い訳ばかり繰り返す編集者を情けないと思っただけだったが久しぶりに「過去」と対面すると嬉しい。しかもそーとー面白い座談になってる(市川さんとレニさんやから当然ですね)。近々蔵出しで披露しょーかな。晩飯サッカー劇場はWOWOWサッカー特集。ユーロのこれまでの闘いと準決勝の展望。決勝はスペインvsイタリアでイタリアの優勝でしょうね。ドイツは阿呆に…いや非論理的な相手に弱いから。続けてウィンブルドンでの伊達の奮闘をライヴで3セット目だけ見る。クルム伊達公子さん頑張るなぁ。けど相手の選手はイケスカン女やなぁ。テニスは心理状態が表情に出るから怖いスポーツやなぁ。明日の準決勝は早よ起きる気はないけど…寝よ。

6月28日(木)
朝5時に目覚める。おやっ。ユーロのスペインvsポルトガルは延長戦か。うわあ。スペインが押しまくってるのにい…0-0のまま延長戦もスコアレスでPK戦。スペインが辛勝(公式結果は引き分けですけどね)。クリスティアーノ・ロナウドはやっぱり精神的に弱いのかな。ハイライトを見ると前後半ポルトガルも頑張ってたな。やっぱりロナウドのハートがもう少し強ければ…ちゅうことかな。うわっ。ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが亡くなった。素晴らしく歌が上手なデュエットでした。生前の宮川泰さんから『恋のバカンス』の作曲裏話を聞いたことがある。彼は歌と歌の間の短い伴奏にヨハン・シュトラウスの『こうもり』のワルツのメロディをパクッて使った。するとザ・ピーナッツの一人が「これ。有名なワルツの音楽にあるでしょ」と気付いたとか。ほんの短いフレーズでクラシック好きの小生でも話を聞かないとわからないくらいのメロディラインなのに…。昔の歌手は偉かったなぁ。合掌。

6月28日(木)つづき
ユーロ見たあと仮眠とって黒兵衛と散歩して書評締切用の本をまとめて明日のテレビで話す内容を整理して昼飯食って…と順調に1日の仕事を頭で描いたスケジュール通りにこなしてる…と思たら明日の締切を忘れるところやった。アブナイアブナイ…と思いながら午後から毎日新聞のコラムを書いて送稿。テーマはロンドン・オリンピックとソーシャル・メディア。これの未来はどないになるのか。IOCはきっちり金儲けを考えてるみたいやけど五輪招致を目指してる東京はそこのところわかってるのかな?と思いながらネットやSNSの新メディアよりも電波や活字のジャーナリズムに期待…と思う小生は古い人間でしょうか?イタリアvsドイツがあるよってに早よ寝よ。

6月29日(金)
朝4時過ぎに目覚めてリヴィングへ行ってTV見るとウワッ!!イタリアが既に1点入れてる。さらにバロテッリが独走して追加点!しかもユニフォームを脱いでイエローカード。やっぱりドイツは阿呆に…いや非論理的な相手に弱いで。しかしよく見るとイタリアの守備もパスワークも戦略も見事。ドイツのエジルは封じ込められた。イタリアは17年間ドイツに負けナシか…。イタリア映画『対独パルチザン戦線1943〜ナチス包囲の島』を見ればイタリア人のドイツに負けん根性もわかる。野球のWBCでメキシコがアメリカに勝つようなもんかもしれんなぁ。考え過ぎやろか?しかしイタリアにとっては快心の勝利でした。

6月29日(金)つづき
イタリア快心の勝利を見たあとテレビで喋るオリンピックの資料調べ。ふ〜ん。これはNHKのロンドン五輪特番(7/20)にも役立つなぁ…と思いながらいろいろメモ取ったあと新横浜から新幹線で大阪へ。車中爆睡して新大阪からタクシーで読売テレビへ。『たかじんのそこまで言って委員会』VTR収録。中味は『緊急企画 熱さで暑さをぶっ飛ばせ!ヌルイぞ日本!第1回「熱いオッサン大賞」』なんて内容。要は野々村直通氏(元開星高校野球部監督)や飛松五男氏(元兵庫県警)や須田慎一郎氏が「高校野球」や「警察」や「暴排条例」を「ヌルイ」と非難し宮崎哲弥・勝谷誠彦・村田晃嗣・桂ざこば・熊田曜子・志方俊之などの各氏が誰が「アツイ」か判定するというもの。小生は政治家や文科省や東京都のオリンピックとの取り組みが「ヌルイ」と主張させてもらった。メダル云々じゃなく「ソーシャル・メディア革命」のあとの五輪に対する展望もないうえスポーツ基本法ができてもスポーツ政策の方針が定まりませんからね。個人的にはメディアとスポーツの癒着を「イッチャンヌルイ!!」と非難したかったのですけど放送局が放送局ですからそーゆー訳にも行かないそうで外部プロのスタッフからゴカンベンといわれたので我慢。スタッフ困らしてもシャーナイですからなぁ。審査員のなかには暴対法との関係で某球団某監督の某元組員との1億円に触れてたけど当然Vはカット。シャーナイなぁ…日本のメディアは。高校野球批判はココではできたんですけどね。個人的には沖縄出身の恵隆之介氏(元海自士官)の「ヌルイぞ沖縄人」が興味深かった。沖縄人の多くが反米反日を唱えながら中国の侵略に無防備で沖縄の土地を中国人に売る(中国人の投資を歓迎する)イベントを上海で開いてるとか。ふ〜ん。放送は7月8日。関東周辺は放送されません。まぁ今ではネットで見られますけどね。帰りにエレベーターの前で司会の辛坊さんと一緒になったので週刊朝日に書かれた「東京五輪招致賛成論」について意見を交わす。石原都知事は……で意見一致(いつか書きますm(_ _)m)。京都の病院へ寄って女房の母親(大お婆ちゃん)を見舞う。予想より元気で車椅子ながら会話も成立。帰りに女房と祇園の『酒肆G』に寄って新幹線へ。読売テレビでもらった「なだ万」の折弁当食いながら帰鎌。風呂入って寝る。長い一日やったで。

DVD
『グレン・グールド天才ピアニストの愛と孤独』
『グレン・グールド天才ピアニストの愛と孤独』
『ザ・グレン・グールド・コレクション』
『ザ・グレン・グールド・コレクション』
『カーズ トゥーン メーターの世界つくり話』
『カーズ トゥーン メーターの世界つくり話』

6月30日(土)
朝次女が大騒ぎ。寝過ごしたらしい。ウワアアアアーッと家を飛び出して出勤…したらしい。1階のリビングに降りると次女の置いていった2歳前の子供(孫)が長女とソファでスヤスヤ寝てる。ヨメハンはまだ京都やから今日は保育所へ連れて行きそびれた孫と過ごすんか…。マァ長女がおるしエエわい。で目覚めた長女と孫と黒兵衛で近所のコンビニへ散歩のあと日経の書評欄「今を読み解く」で取りあげる本を最終的に整理選考。テーマはもちろんオリンピック。五輪関係で最近出た本&過去に出た本のなかから5冊を選ぶ。うん。やっぱりアレを落としてコレを入れよう…と最後の最後に変更が出るのは…ある意味で当然ですね。選ぶ本のバランスとか発行年月日とかも気になるけどやっぱり読んで面白い本を推薦するというのが一番ですからね。原稿は明日書くことにして夕方長女とガキを引き連れて大船へ。バスに乗るだけで喜ぶガキが可愛いくないわけがないけど不思議な存在やなぁ…。京都で入院中の大オバアサンが歌謡曲に耳を傾けてるというので美空ひばりのCDとダークダックスやら加藤登喜子やらの歌で『赤とんぼ』『城ヶ島の雨』『琵琶湖就航の歌』などの日本の唱歌が入ってるCDを買う。西田佐知子やちあきなおみにも手が出そうになったけど我慢。すると長女が店の棚からグレン・グールドのDVDを見つけて「コレ。ウチにあったっけ?」と持ってくる。『天才ピアニストの愛と孤独』というドキュメンタリー映画。最近発売されたものらしいので買おうとすると孫も『カーズ』とかなんとかいうDVDを手にシッカリ掴んでる。シャーナイなぁ。CD5枚(3枚組&2枚組)+DVD2枚。エライ散財。帰宅して『カーズ』を見るとコレがナカナカ面白い。チャギントン(御存知ですよね)より良くできてるかな。鉄道より自動車のほうが動きやすいから。晩飯食ったあとグールドのドキュメンタリー。これもグールドの不倫相手の子連れの恋人(作曲家ルーカス・フォスの妻で画家のコーネリア)なんかも出てきてイロイロ喋ってそーとーに面白かった。グールドのような人物こそ現代社会に出現した本物の天才というんでしょうね。錦織はがんばってるけど…相手も強いなぁ…ZZZZZZZZZZ。

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