7月1日(土)
東海TV『スーパーサタデー』に生出演。ゲストの田尾安志さんが前日ジャイアンツの試合に足を運んで試合前に「9連敗なんてマダマダ甘いモンよ」といって原監督を慰めた(?)とか。そら去年の田尾監督はもっと・・・やったもんなぁ。番組のなかでW杯の今後の予想をさせられたので「イングランド○−●ポルトガル」「フランス○−●ブラジル」「ドイツ○−●イタリア」「フランス○−●イングランド」「ドイツ○−●フランス=ドイツ優勝!」と予想する。ホンマは「イタリア−ポルトガル」の決勝を期待してるけどラテン系度の強い方がアカンのとちゃうかなぁ・・・という根拠薄弱な予想です。あたらへんやろなぁ。帰りの新幹線で中村修也『偽りの大化の改新』(講談社現代新書)読了。そうか。中大兄王子は蘇我入鹿を殺してへんのか。鎌足もクーデターには参加せんかったんや。ということは日本サッカーの最古の記録ともいえる「打鞠=くゆるまり」もやっとらへんということか・・・?
7月1日(土)つづき
ポルトガルがPK戦でイングランドに勝つ!さっそく予想は外れたけどルーニーの退場は可哀想やで。
7月2日(日)
フランス1−0ブラジル。サッカーというスポーツはやっぱりチームプレイなんや。当たり前のことやけど。
7月2日(日)つづき
『スポーツ・ヤァ!』特別企画W杯連続対談で岡ちゃんに電話。「ブラジルにはドアボーイがいなかった・・・」「ドアボーイ?」「ボールを持った選手の誰もが自分でドアを開けようとした。ドアを開けてやろうとする選手がいなかった」・・・「岡ちゃんの言葉」も「オシムの言葉」に負けず劣らずです。続きは今週発売の『スポーツ・ヤァ!』で・・・。
7月3日(月)
そうか・・・。「言葉」を駆使する監督オシムが「史上最悪の失言」から誕生するのか・・・。
7月3日(月)つづき
宮崎学氏主宰のHP『直言』にオシム関連のコラムを執筆(アップは数日後です)。タイトルはどうしょうかなぁ・・・と考えて思いついたのが「オシマレル言葉」。わっはっはっは。自分で笑てどないすんねん。夕方から五嶋龍クンのヴァイオリン・リサイタルを聴きにサントリーホールへ。10カ所以上での全国ツアーがすべて即日完売とかで超満員。若い女性や親子連れやオバサマ等女性が目立つなかでイザイの超技巧ソナタやリヒャルト・シュトラウスやブラームスのソナタや武満徹の『悲歌』を詩情豊かに聴かせる力は見事。最後は上着を脱いで半袖姿でラヴェルの『ツィガーヌ』。アンコールは『ツィゴイネルワイゼン』。久しぶりに「ブラヴォー!」を叫ぶ。いやはや見事としかいいようのない素敵な演奏!豊かな詩情は完璧な技巧の上に成り立つことを痛感。終了後楽屋へ。以前インタヴューしたときに彼が「クラシックのコンサートはダサイ。僕がやるならぎんぎんのネオンの照明でスモークを焚いてやりたい」といってたので「ネオンもスモークもなかったやん」というと「そうですね。まぁ今回はいいでしょう」と笑顔。大人になったなぁ・・・。母親の節さんと歓談。龍クンはW杯での日本の敗戦で涙を流したらしい。
7月3日(月)つづき
五嶋龍クンのコンサートから帰るとTVで「中田英寿現役引退」のニュース。まぁ彼らしいやり方。そういえば去年か一昨年にどこかのホテルで見たCNNでの単独インタヴューに英語で答えて「いちばんやりたいことは?」の質問に「日本の田舎を旅していろんな人々と話をしたい」と語ってた。旅するのもヨシ。大学で勉強するのもヨシ。弁護士になるもヨシ。医者になるもヨシ。けど最後はサッカーやスポーツ・ビジネスの世界に戻ってほしい。貴重な人材やから。
7月4日(火)
朝から「中田引退」に関する電話。男の美学?そんなアホな。プロスポーツを引退して旅したり大学に行くなんて(諸外国では)当たり前の人生やん。高校を卒業するときに進学かプロ入りかで迷うてプロに入ったあとプロ一筋で勉強せんようなるほうが特殊な人生やん。プロスポーツマンで活躍したあと医者になったり弁護士になったり実業家で成功する例なんて欧米にはいっぱいある。日本にもある。
7月4日(火)つづき
大阪日帰りで大阪ガス主催の講演。W杯から「見えたもの」について話す。往復の新幹線で田島正樹『読む哲学事典』(講談社現代新書)読了。ちょっと難しい本で読むのに苦労したけど各々の文章が理解できたら面白く納得して考えさせられた。半分くらい理解できたかな(笑)。もうちょっとわかりやすう書いてえな・・・。
7月5日(水)
イタリア延長戦2−0でドイツを下す。結果はともかく美しい試合美しいゴールやった・・・と感激してたら北朝鮮がミサイル発射のニュース。尖閣列島も竹島も微妙なときに。隣国3国は“W杯地球共同体”の一員になりたくないらしい。いや自国の試合が終わったら無関係ということか・・・。
7月5日(水)つづき
仮眠だか熟睡だかわからない睡眠のあと新宿へ。河合塾で100人以上の予備校生相手に講演。卒塾生(大学生)もかなり混じってたみたいやけど『スポーツにおける「進化」とは何か』というテーマで「アドリブ」で話す。「アドリブ」は「即興」とはいうけれどホンマは自分の「身体(脳)」に蓄積された「引き出し」から情報を次々と引っ張り出して組み合わせる作業。自分でも楽しみながら話すけど予備校生も楽しんでくれたはず・・・。終了後先生方と酒席で歓談。ちょいと飲み過ぎたかな・・・。
7月6日(木)
フランス1−0ポルトガル。優勝経験のないチームの限界を目のあたりにした感じ。ジダンの淡々とした表情が大人やなぁ。中田がああいう顔つきでサッカーをする姿も見てみたい気がするけど・・・。
7月6日(木)つづき
果報は寝て待て。2日連続の早朝の準決勝観戦で昼間にぐっすり寝込んでしもたら講談社のA氏よりメール。なんと『スポーツとは何か』(現代新書)がまたまた増刷で11刷目決定!イヤッホー!みんなスポーツの勉強をし始めてくれたはるんや。読者の皆さんありがとうございます。そんなら『スポーツ解体新書』(日本放送出版)もまだまだ売れるはずやしどっかの出版社が文庫化してくれへんかいなぁ。
7月7日(金)
胃に腫瘍・・・と聞いただけなら今の世の中べつに早期発見なら・・・と思うけどテレビの取りあげ方は尋常やないで。そんなに悪いのんやろか?
7月8日(土)
うわっ。土曜日の朝自宅にいる。ケッタイナ感じ。1か月以上ぶりやな。何してええのんかわからへんのでとりあえず部屋の掃除。めちゃくちゃ汚い。W杯に追いまくられて新聞の山。資料の山。4時間かかって綺麗にしてサァあと2日で通常の生活に戻れるはず・・・。
7月9日(日)
シュバインシュタイガーの美事なゴールでドイツ3−1ポルトガル。しかしフィーゴもカーンもサスガやなぁ。ヴェテランの力は大きいなあぁ。ヴェテランの目立つ大会やったなぁ。ヴェテランの活躍次第がそのまま結果に出てるなぁ。
7月10日(月)
マテラッツィの胸へのヘディング(パッチギ)でジダン一発退場。まぁ人生カッコ良く終わるのは難しいということやな。カッコ良く見えるときは人生まだ半ばということか。主役のジダンも脇役のアンリも消えて過去のW杯PK戦全敗のイタリアが延長戦1−1からPK戦5−3の初勝利で世界一。いつもいつも『仮面舞踏会』や『アイーダ』や『オテッロ』のような「モールタァ〜!(死んでしもたぁ!)」の幕切れやなくタマには『ファルスタッフ』の最後の場面のような結末というのもエエもんや。“Tutto nel mondo e burla.L'uom e nato burlone,Nel suo cervello Ciurla sempre la sua ragione.Tutti gabbati! Irride L'un l'altro ogni mortal.Ma ride ben chi ride La risata final. ”(この世はみんな冗談や。人間みんな道化師や。誠実なんかアホ臭い。知性なんかどうでもええ。人間全部パッチもん。誰も彼もがいかさま師!みんな他人をアホやと笑う。けどホンマに笑うのは。一番最後に笑う奴やで。=拙訳)喧噪の1か月にも幕。まだ仕事が残ってるけど・・・。
7月10日(月)つづき
それにしてもマテラッツィはジダンに向かってどんな言葉を吐きよったんやろ?・・・というのはさておき、下のイタリア・サッカーとヴェルディの歌劇『ファルスタッフ』の関係について詳しく知りたい方は《ざ・こもんず》http://www.the-commons.jp/をお読みください。
7月10日(月)つづき
イタリア優勝について岡ちゃんと電話で対談。「予想的中おめでとうございます」「友達や知人が多いからイタリア優勝というただけやで」岡ちゃんの選んだMVPは「カンナバロで決まり」そらそうやわなぁ。あとは今週木曜発売の『スポーツ・ヤァ!』で。原稿を仕上げてW杯期間特別5回連載を書き終わったので打ち上げに『鮨処もり山』へ。そこへ娘から電話。「私も行く」なんでやねん!おまけにBFまで連れて来やがってエライ散財(苦)。けどエルトン・ジョンと呼んでるヘアデザイナーと逢って彼の連れてきた関西弁の若いゲーセン経営者からメチャメチャオモロイ話を聞けた。そうか・・・UFOキャッチャーの構造はそういうことになってるのか・・・。業界マル秘の内容で書けへんことでスンマセン。
7月11日(火)
暑い暑い。蒸し暑い。アジジジジジ・・・。今年初めて大嫌いなクーラーのスイッチを入れる。You might think but today's hot fish. いうまいと思えど今日の暑さかな(漱石)。このギャグはたしか横山ホットブラザースが使うとった。古い話や。いやドンキー・カルテットやったかも。横山ホットが英語のギャグなんかせんもんなあ。セント・ルイスやったかなぁ・・・。
7月12日(水)
W杯決勝以来『ファルスタッフ』を繰り返し聴き直す。これはやっぱり最高の「オペラ芝居」。小生が生まれて初めて買ったオペラ全曲レコード(LP)もコレ(バーンスタイン指揮ウィーンフィル版=タマキのお薦め参照)。初めて来日オペラ座公演を見たのもコレ(ベルリン・ドイツ・オペラ/マゼール指揮ディースカウ/日生劇場)。海外で初めて見たオペラもコレ(ブエノスアイレス・テアトロ・コロン劇場)。芝居好き喜劇好きの小生には最高の作品。最近愛聴しているのはゴッビが主役のCD2組。カラヤン指揮フィルハーモニア管。シュワルツコップ、モッフォ、パネライ他。マリオ・ロッシ指揮テアトロ・サンカルロ。テバルディ、フレーニ、カペッキ他。後者は輸入海賊版ライヴ。ゴッビは最高やな。
7月13日(木)
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【1】>
昔唐十郎が赤テント公演で本物の拳銃で実弾を発射したことがあった。もちろん警察が動いたが世論(文化人の意見)は芝居に「本物」を求めた唐に同情的だった。そのときの寺山修司の意見は「演劇にリアリズムを求めた唐の行為は当然。法を犯した唐を取り締まる警察の行為も当然」というものだった。このとき小生は「どっちも正しい」という考え方があることを胸に刻んだ。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【2】>
支配者争いを非暴力化(ゲーム化)したのが民主主義。その制度のもとで「暴力」を否定してルール化(ゲーム化)したものがスポーツ。ただしスポーツの世界ではまだ「言語による暴力」がルール化(非暴力化)されていない。今回の事件でその方向性が生まれるかも・・・?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【3】>
中学生のとき野球部の試合を応援に行って驚いた。なんとマァ野次の汚かったこと!「ピッチョロ」「バッチョロ」なんて穏やかなほうで(関西弁で「ピッチャー・チョロい」「バッター・チョロい」の略。「チョロい」は「弱くて簡単に勝てる」の意)「こらぁピッチャーびびっとんのかぁ!?」「足がふるえとるぞぉ!」「オカマに一発カマシたれ!」・・・等々敵味方ともベンチから聞くに堪えない野次を飛ばし合っていた。いまはどうか知らないがこのような「野球界の裾野」(相手を罵倒し見下す精神)の存在がWBC優勝につながったのかも(?_?)。高野連の「教育」はナカナカのモンですな。サッカーでは「ケズレ!」(激しいタックルで相手を傷つけること)程度やもんなぁ。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【4】>
スポーツはあらゆる意味で教育的であり青少年の教育にきわめて有効である。それは間違いない。ただし学校教育としてスポーツが取り扱われるとスポーツとしても教育としてもマイナス面しか現れなくなる・・・のでは?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【5】>
小生も過去にたった一度だけ「言葉の暴力」を加えた相手に対して思いっきり「身体的暴力」で報復したことがある。加えて相手の口にした言葉がいかに「ヒドイ言葉」であったかという手紙を書いた。その結果現在はその相手と非常に親しい友人になっている。殴った相手が「話のわかる相手」でよかった。殴りたい奴は他にも何人かいたが殴らなくて良かった。もちろんそういう奴とは今は付き合いはない。もちろん相手がオレのことをそんなふうに思っているケースもあるやろう。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【6】>
マテラッツィがどんな言葉を発したかは未だ不明のままだが人種差別に関する言葉だったとする説が当人は否定しても根強くメディアを騒がせている。それはイタリア代表チームに非イタリア系有色人種が一人もいないことも一因か?イタリア国内にはいっぱいいるのに・・・。そういえばイタリアのオペラ界はイタリア人中心主義(他国人排斥。とくに東洋人排斥)が強いようにも思える。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【7】>
三浦カズ選手がブラジルでプレイしていたときは「そんな細い目でボールが見えるのか?!」と野次られたという。そのブラジルではサッカー場での「人種差別」的言辞が法律で禁止されるようになり昨年はアフリカ系ブラジル人に対して差別的言辞を口にしたポルトガル系ブラジル人が逮捕されたという。しかし・・・誰が誰を差別するのか?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【8】>
マディソン・スクエア・ガーデンでアフリカ系アメリカ人対イタリア系アメリカ人のボクシングの試合を見た友人の話。「イタリア系アメリカ人を応援するファンが立ちあがって「ホワイト・パワー!」と叫んだ。するとアングロサクソン系アメリカ人が親指を下にしてブーイングの声をあげた」誰が誰を何によって差別するのか?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【9】>
FIFAがあいだに入ってジダンとマテラッツィを握手させるべし。どっちも悪かったと。そうして「言葉の暴力」も含むあらゆる「ルール外の暴力行為」をスポーツの場から排除し同時にあらゆる差別を排除すべし。スポーツはあらゆる暴力とあらゆる差別を差別する権利を有している。そうでなければスポーツとは言えない。スポーツは民主主義(差別がなく非暴力化された社会)のもとでなければ成り立たたないのやから。もちろん真の民主主義国家など今の世界のどこにも未だ存在していないともいえる。ならばスポーツがそれを提言し創造するのだ。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ【10】>
以上の問題はまだまだ荒削りですが作家の島田雅彦氏との対談(『スポーツ・ヤァ!』7月27日発売号掲載予定)のなかで考え直したいと思います。
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ追加【1】>
W杯仏大会のときパリの凱旋門近くに暮らすフランス人音楽家の友人のマンションを訪ねた。そのとき中学生の娘さんがジダンのことを「ズィドゥーン」と呼んだ瞬間その友人は娘さんの頭をひっぱたいた。さらに「そういう呼び方をしたら絶対にダメ」といって腕をつねった。小生が「フランス代表にはアフリカ系が多いね」というと「それが今のフランスの姿。ドイツ代表やイタリア代表が今の国の姿を現してないほうがおかしい」しかしそれからさらにアフリカ系が増えた現在イタリア系フランス人の彼はどう言うか?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ追加【2】>
R・ホワイティングに「あなたは何人?」と訊いたことがある。「ナニジンデモイイヨ」との答え。国籍なんぞ実体ではなく単なる属性なのだ。W杯はそれを「おもちゃ」にして遊んでる?「国家の威信」「国家の名誉」のための「絶対に負けられない闘い」などと言ってる人は本気でそう思ってるのか?そう言うほうがW杯がより面白くなるからと思ってるのか?以前『すべては国家のために』と表紙に書いたスポーツ誌があった。それは同じ会社が発行してる雑誌の影響?諸君はどう思う?
7月13日(木)つづき
<ジダンvsマテラッツィ事件に対する考察メモ追加【3】>
今回のW杯では「敵国」の選手と仲良く話す選手が目だった。ヨーロッパでのクラブではチームメイトの間柄。ええこっちゃ。
7月13日(木)つづき
以上取材メモを公開してみました。「問題」が生じるとこういうメモを作ります。思いついたことすべてを(くだらんことでも)メモにします。自分の持ってる「引き出し」を確認整理して考え直します。他にも現在「巨人凋落」「プロ野球プレイオフ」「大相撲の外国人」「川淵とオシム」といった20以上の問題項目で各々30個以上のメモを作っています。「問題」の整理の仕方をもっと詳しく知りたい方はスポーツジャーナリスト養成塾に入塾してください。以上長ったらしい宣伝でした(笑)。
7月14日(金)
暑い。冬はまた夏がましじゃといいにけり。そんな川柳があるけど今年の冬には絶対にそんなこと言わへんぞぉ。
7月15日(土)
クソ暑いなかを東京へ。島田雅彦氏とW杯について対談。彼曰く。「リーダーたるものあのくらいのマキャベリストでないといけないという点で評価したい」誰に対する発言かわかりますよね。メッチャ面白い対談の中味は再来週発売の『スポーツ・ヤァ!』で。島田氏は世田谷のスタジオへ。来月イタリアのプッチーニ・フェスティバルで上演される三枝成彰作曲の『ジュニア・バタフライ』の演出が佳境らしい。いっぺん見に行かせてもろて勉強させてもらお。
7月15日(土)つづき
テレ朝「中田特番」を見る。なるほど。素直な男や。当たり前のことを言うとる。ただしマキャベリズムは(まだ)持ち合わせてない。若いから当たり前やけど。
7月16日(日)
芸術監督(佐渡裕)プロデュースのプッチーニ『蝶々夫人』を見るため女房と一緒に兵庫県立芸術文化センターへ。佐渡節大炸裂!美事にプッチーニのサビ(泣き節)を再現。客席の前のオバチャンも横のオバチャンもすすり泣いてた。こういう演奏は泣けます。オケも成長してる。響きが豊かになってる。音楽には大満足。ただし演出は・・・一言でいうて平板。平凡。まぁオーソドックスでわかりやすいのはエエけど驚きゼロ。関西のオバチャンにはこれでエエのんやろけど東京でやったらブーイング間違いなし。けど総合的にはプッチーニを楽しむには大満足の舞台。オープニングで『第九』を演奏したのと同じように佐渡は未来へのアジャストメント(適応)を開始するため過去のアジャストメント(清算)をしてるんやろ。文句なしの舞台。今度は文句を言いたくなる舞台を見てみたい。しかし「蝶々夫人グッズ」も売れ行き良さそうで補助席も出て超満員で追加公演まで。こういうエネルギッシュな活動が関西から発進されるのは嬉しい。
7月16日(日)つづき
『蝶々夫人』を見たあと京都へ。ホテル・オゥ・ヴィラージュ(四条木屋町下がるにある6室しかない最高に素敵なホテル)にキャンセルが出たので泊めてもらう。夏休みをとった娘と娘のBFと待ち合わせして祇園『ぐりる金星』へ。いつもの15品ほど出る絶品のフルコースに舌鼓。なかでも葛切りとイカのナントカというフランス料理風京料理に感激。満腹で満足して酒肆『G』へ。料亭『鳥居本』の旦那や横浜からわざわざ帰省したデザイン会社のマダムなども来て即席の小学校の同窓会。そうか。今日は宵山や。というわけで祇園町へ繰り出したら宵山が終わって長刀鉾のお囃子連中が祇園町界隈を練り歩いてる。これも宵山のなかのひとつの儀式らしい。祇園の生まれ育ちやのにナンにも知らん。『鳥居本』の前でビールを御馳走になりながら長刀鉾のお囃子連中をお出迎え。『一力』の前には舞妓芸妓の綺麗所もいっぱい道に出てる。祇園祭前夜祭を生まれて初めて存分に味わう。近所に住んでても子供の頃はこんな「お遊び」があるのは知らなんだ。
7月16日(日)つづき
宵山を存分に堪能したらまた腹がへったのでホテルの前にある『鴨川ラーメン』へ。「ここのラーメンはメチャメチャ旨いから全国的に売り出せるで」「そんなことしまへんねん。まあまあの味付けでぼちぼちやってたらよろしおすねん」なんて会話を交わしながらラーメン食べてホテルへ帰って就寝。どこへ行くのもちょっと歩くだけの距離やなぁ。
7月17日(月)
祇園祭。中学生のとき函谷鉾の試し曳きに参加させてもろたことあるけど祇園祭を見るのは30年以上ぶり。ホテルのテレビで長刀鉾のお稚児さんによる注連縄切りや籤改めを見たあと四条河原町の辻回しを見ようと思て外に出たら鬼の反吐(人だらけ=鬼は人を食いますからね)。おまけに激しい雨で傘だらけ。河原町を北へ向かう月鉾のてっぺんしか見えへん。ホテルに戻ってまたテレビ。昔とは大違いに驚く。籤改めは昔は市役所前やったのに・・・。それに四条傘鉾なんて鉾があるのは知らんかった。そんなんあったんかいなぁ・・・。しかしやっぱりスゴイ祭やなぁ。ベルギーやオランダのゴブラン織りとか中国の故事とかめっちゃインターナショナルやなぁ。京都に帰りとうなったなぁ。
7月17日(月)つづき
祇園祭をテレビで堪能(笑)したあとホテルのそばの鴨豆腐『近喜』と漬物『村上重』で買い物して女房と娘とBFと一緒に六道珍皇寺へ両親の墓参り。ついでに建仁寺見物。雨の禅寺はエエなぁ。子供の頃は草野球で壁にボールをぶつけてた寺がホンマはこんなに立派な寺やったんかと再々認識。歌舞伎の『矢の根』で有名な平重盛の舘の門を昔はバックネットにしてたもんなぁ。いまやったら逮捕されるとこやで。墓参りのあと『建仁寺圓山』で昼食。これがまたいつもながら絶品料理の連続。揚げ茄子の炊き合わせや鱧のお椀に感激。蕎麦のナントカ(忘れてしもた)というのも泣きそうになるくらい旨かった。しかし一番旨かったのが御飯(米の芯が少し残る小釜での炊き方が絶品)というのがニクイ。娘のBFが「西洋料理は満腹感に満足しますが日本料理は内臓が浄化される気分になりますね」という。ようわかっとるやないけえ。「コスメチック」(塗り重ねること)と「お洒落」(晒して落とすこと)の違いや。京都に寄るつもりやなかったのに宵山と鉾の巡行と京料理と酒を堪能。祇園祭最後のイベントの御輿洗いの喧噪は尻目に上賀茂の女房の実家にちょっと寄って義母に挨拶。義兄夫婦にお鮨をもらって帰鎌。突然の休日を満喫。ちょっと疲れたけどこれも佐渡裕の『蝶々夫人』のおかげかなぁ。
7月18日(火)
原稿は書けないままにいたずらに我が身世にふるながめせしまに・・・。締め切りは移りに過ぎないたずらに我が身世にふるながめせしまに・・・。どっちもパロディとしてイマイチやなぁ・・・。
7月18日(火)つづき
うわっはっはっは。オモロイ言葉を思いついたでぇ。「巨人の手を捻(ひね)る」宮崎学氏主宰『直言』のHPを見てください。http://moura.jp/scoop-e/chokugen/
7月19日(水)
欽ちゃん球団(茨城ゴールデンゴールズ)の解散は残念・・・。日本球界のくだらない「プロ/アマ」の垣根を飄々と跳び越えてくれてたのに・・・。
7月19日(水)つづき
金聖響指揮オーケストラ・アンサンブル金沢の新譜CD『田園』を聴く。エエナァ。ノン・ヴィブラートの若々しくも堂々たる演奏。ベートーヴェンが初演したときはこんなんやったんとちゃうかなぁと思う。音楽評論家の平林君が送ってくれたフルトヴェングラーの『運命』(1937年ベルリン・フィル)と聴き較べると面白い。もちろんフルヴェンも凄いけど聖響も負けてへんとこが凄い。こんなスゴイ演奏をする指揮者に向かって「オレに指揮させえ」などというてしもたんか・・・。まぁ時にはエエやろ。
7月19日(水)つづき
書き忘れてたけど関西往復の新幹線車中で水谷驍『ジプシー 歴史・社会・文化』(平凡社新書)高橋敏『国定忠治』(岩波新書)読了。前者はW杯のパッチギ事件に関係あるかと思て呼んだけどそれ以上に日本の社会にもつながる初期資本主義の社会差別の構造が面白かった。後者は古き良き(?)日本を味わう。こういうテーマやと学者さんの文章も講談調になるのんや(笑)。
7月20日(木)
ユニバーサル・ミュージックからミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルのモーツァルト『交響曲40/41番』のCDが届く。さすがはミンコフスキ!オペレッタで音の隅々まで磨き抜かれた演奏を披露してくれた指揮者はモーツァルトでもキラキラと音が輝く演奏。これはスリリングな素晴らしいモーツァルトです。一緒に送られてきた『Viva!!!ショスタコーヴィチ』はショスタコの既発CDのオモロイ音楽の抜粋やけど大好きな音楽ばっかり(『アイズ・ワイド・シャット』のテーマや『2人でお茶を』や『黄金狂時代』のポルカなど)でブラヴォー!
7月21日(金)
そうか・・・おれは昭和天皇の(残されたメモによる)考え方が正しいと思うからウヨクなんやろな。昭和天皇をの考えを「いろんな人の考え」と言った小泉首相や日経に火炎瓶投げた人はサヨクに違いない。それに憲法9条を守るべしと考えるおれはホシュで憲法「改正」を主張する人はカクシンなのか・・・。
7月21日(金)つづき
コラムを仕上げたあと新連載コラムの打ち合わせで東京へ。雑誌『財界展望』が「『ZAITEN』と名を変えてリスタートを切るとか。よっしゃ。「スポーツと金(カネ)」にまつわることばっかり書いたろ。打ち合わせのあと「正之会」に出席。「正之」という名前の人ばかりで集まりませんか・・・という案内が来たときは新手の詐欺かと思たけど(笑)ほんまに集まってみたら超一流企業の社長さんや副社長さんや頭取さんや相談役さんばっかり。小生はリゴレット(道化役)に徹してW杯等スポーツの話をさせていただきましたがオレが演出するオペラやオーケストラを指揮する(?)演奏会のスポンサーになってくれはらへんかなぁ・・・。最高に素晴らしいモンを見せて聴かせる自信はあるのんやけど・・・。各業界のトップの皆さんもタイヘンなんやろけど話の要点をサッと理解されることには感服(当たり前か)。それに時間にタイトなことにも感服。コレも当たり前か。出世できひん奴にかぎってダラダラしてるもんなぁ。こういう集まりに出席できたのは親が「正之」という名前を付けてくれたオカゲ。ありがたいもんやで。しかし「固有名詞とは意味を失った名詞のこと。意味を失って初めて固有名詞たりえる」とJ・S・ミルもいうとる。「之(これ)を正す」ようなことはせん会のようやな。明日が早いので東京泊。オールスター戦をスポーツ・ニュースで見たけど「花野球」か「しょっきり」の世界やな。まぁカマヘンけど。
7月22日(土)
東海テレビ『スーパーサタデー』出演のため早朝東京から名古屋へ。最近は「脳トレ」が流行ってるらしい。わざわざ脳を疲れさせてどないするねん。よっぽど日常的に脳を使てへんのかいな。それに「脳トレ」なんてやったところで応用がきかへんで。何の役にも立たへんで。以上TVでは話さなかったことです。VTRに出てきた人にやっぱり失礼ですからね。少々和らげて話しました。それがテレビの礼儀ですよね。
7月22日(土)つづき
名古屋東京新幹線往復のなか眠たかったので寝たかったのに三中信宏『系統樹思考の世界』(講談社現代新書)が面白すぎて読みすすんで寝られへんかった。世の中で目立たへん研究をしてる学者さんの書くもんはやっぱり面白い。
7月22日(土)つづき
“山下洋輔PLAYS NEW YORK”のコンサートを聴くため渋谷オーチャード・ホールへ。これは(おそらく)今年最高のミュージック・シーン!本当なら名古屋でオペラ講座を開講するスケジュールを変更してもらって(受講生の皆さんスイマセン)駆けつけた価値があった。いやそれどころかスペシャル・ビッグバンドのサウンドを聴いた途端あまりの美事さに驚嘆。正直いって言葉を失った。何しろビッグバンドといっても松本治・エリック宮城・川嶋哲郎・・・クラスが13人にセシル・マクビー、フェローン・アクラフのニューヨーク・トリオなんやから美事に個性的で鋭く美しい響きに言葉を失ってしまった。とりわけ最後の『ラプソディ・イン・ブルー』は涙が出そうになるほど感激した。凄い!の一言しか浮かばない。インターミッションと終演後にお遭いした筒井康隆大先生(この尊称は冗談や冷やかしでなく小生にとっては本気です)が「今日はちょっと仕事があって楽屋へ行けないので洋輔さんにヨロシク伝えて・・・」といわれたのは実は仕事なんかないくせにあまりの凄い「音楽」に「文学」が打ちのめされたせいではないか・・・。「チクショー音楽のほうが文学よりもずっとずっと上やないけえ・・・ケッタクソ悪いこっちゃで・・・」と思われた筒井大先生は洋輔さんとの面会(馴れ合うこと)を自ら拒否して「よっしゃ。トルストイの『クロイツェル・ソナタ』よりも凄い「ジャズ版音楽小説」で筒井文学が洋輔音楽に復讐をしてやるぜ。ふふふふふ」と呟きながら肩を丸めて渋谷の夜の街へと去って行かれたに違いない。しかしホンマに凄い演奏会やった。楽屋で洋輔さんに挨拶しても言葉も出えへん。ドラムのアクラフさんやベースのマクビーさんが小生のこと(鎌倉で会ったこと)を憶えていてくれて握手してくれたのは嬉しかったけど小生はボーッとしてるだけ。しかし握手してくれた2人も顔を上気させて大興奮やったもんな。こんな凄い演奏をナマで聴いたはカルロス・クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の『薔薇の騎士』以来やで。いやぁマイッタ。楽屋で洋輔さん夫妻と何を話したか全然憶えてへんがな。
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7月23日(日)
昨夜のヨースケ・ショックを引きずってボーッとしてるなかで「なでしこジャパン対中国」の試合をテレビで見てやっと正気に戻る。90分間走りまわって1対0の大勝利!男子のオーストラリア戦みたいにならないで・・・と思ってしまった小生が阿呆やった。日本は卑弥呼以来「おんな」が強いで。イタリアのカテナチオよりも素晴らしいディフェンス!柳沢も高原も俊輔も「なでしこジャパン」を見習え!
7月24日(月)
かつてBBCが製作した内戦時代のレバノンのサッカーのドキュメンタリーを見たことがある。同じクラブチームのメンバーがキリスト教徒とイスラム教徒に分かれて銃を持って闘う。「銃のスコープにチームメイトが映ったときは引き金を引けなかった」という強烈なインタヴューを憶えてる。「サッカーは戦争だという人がいる。それは戦争を知らない人の言葉だ」とも。2000年には平和なレバノンでアジア・カップも開催されたのに・・・。いまレバノンのサッカーはどうなってるんやろ・・・。
7月25日(火)
巨人vs広島戦。日テレのアナウンサーによると「巨人が強くないとプロ野球が面白くない」という“格言”が存在するらしい。そんな阿呆な“愛社精神”を押しつけられたうえ8回裏2死二塁の巨人同点のチャンスで中継はプッツリ終了。これでは視聴率が下がらないほうがオカシイ。かってにせい。
7月26日(水)
クソ暑いなか犬の散歩に出たら中年の男性に声をかけられた。「いい犬ですね。名前は?」「佐吉です」「いい名前だ。素晴らしい犬ですよ」「ただの雑種ですやん」「いや。そうじゃない。この黒と茶の混ざった色合いと鋭い犬歯は日本狼のDNAを引き継いでますよ」「そうですか。私は神奈川犬と称してます」「いいや。これは日本狼と甲斐犬と紀州犬の混ざった相模犬です。間違いない」「そうですか」「そうですよ」「ありがとう」「ところで△△病院はこっちの方向ですか?」「はい。まっすぐです」「ありがとう」暑い。クソ暑い。
7月26日(水)つづき
クソ暑い。何もする気が起こらん。「男の更年期障害だね」と夜勤明けの看護師の娘がいう。「阿呆。暑いだけや」「男にも更年期障害があるの知らないの?」「ほっとけ。ほなスティーヴン・キングの『シャイニング』の主人公も更年期障害やっただけか?」「知らないもん」「キューブリックとジャック・ニコルソンの映画くらい見とけ」「見てないもん」「All work and no play makes Jack a dull boy」「Every Jack must have his Jill」マイッタ。
7月26日(水)つづき
何もする気が起こらんので病院へ行った帰りに美容院へ行って(これシャレです・どこがやねん)整髪してもらう。その帰りにディスク・ショップでDVDを何枚か買う。家に帰って今村昌平の『うなぎ』を見る。エエ映画やなぁ。映画としては構成も映像も巧いもんや。けどあまりにも個人的テーマ。『楢山節考』『ええじゃないか』の「社会性」はどこへ消えた?こういう映画(色彩も物語も)フランス人は好きやわなぁ。おれも嫌いやないけど。
7月27日(木)
なでしこジャパン無念。アウェイやったからしゃあないか。しかしあのマゾヒスト・アナウンサーはナントカならんか。0−1とリードされてもまだ前半15分やというのに「下を向いてはいけません」って選手に失礼ですよ。隣のうるさいオッサンは論外。
7月27日(木)つづき
女子サッカー・アジア杯(W杯予選)。オフサイドでゴールを取り消され0−1で中国に敗れた北朝鮮選手が試合後集団で審判に暴行。中国サポーターとも騒動を起こしたらしい。国際試合経験の少なさという以上に北朝鮮選手がそれほど勝利にコダワル(敗戦をオソレル)理由こそ問題やろけど・・・そこまで日本と試合をしたくないのか・・・というのは考えすぎか?AFC(アジア・サッカー連盟)だけでなく国際スポーツ組織は北朝鮮のスポーツ組織がスポーツマンの人権を守ってるか否かも調査すべきでは?
7月28日(金)
NHK九州沖縄スペシャル「討論・福岡市五輪招致」に出演するため福岡へ。シドニー・アテネ・北京・ロンドンと続いたあと(アメリカ圏が16年のブランク)2016年のアジア(日本)への五輪招致が可能かという問題を抜きに語るなら東京の計画よりも福岡の計画(博多湾周辺整備)のほうが面白い。しかしスポーツのソフトウェアの整備計画は不十分。番組企画段階からそれを指摘してNHKのスタッフがオーストラリアのシドニー大会前後のスポーツ事業計画“Beyond 2000”を紹介してくれたのは素晴らしかった。ただ「祭」をやるだけでなく各地のスポーツクラブを整備し国民皆スポーツ運動を展開するなかで医療福祉費に使う税金が230億円も節約できた・・・という。東京も「ハコモノ五輪」「お祭り五輪」でなくシドニーを見習っては?
7月28日(金)つづき
番組終了後久しぶりに行きつけの屋台『馬っつら』へ。スポーツジャーナリスト塾1期生で通信社に就職したKクンと歓談。運動部記者としてがんばってるのは嬉しい。途中からRKB毎日放送のスーパー・パーソナリティ中西一清さんやADさんも合流。メチャメチャ美味しい餃子・水餃子・ニラとじ・焼き鳥・おでん・博多ラーメンの屋台フルコースを堪能。中西さんゴッツォサンでした。博多の夜はエエなぁ。Kクンがんばりや。一所懸命スポーツの勉強したらメディアの人からおごってもらえるようになるで(笑)。
7月29日(土)
福岡から羽田経由で帰鎌。原稿書かなあかんのに書けへん。しゃあないし久しぶりに鮨処「もり山」へ。昨晩飯代が浮いたもんなぁ(笑)。中西さん感謝。
7月30日(日)
なでしこジャパン2−3北朝鮮。残念無念。前半のあっけない失点が痛かった。後半の反撃が遅すぎた。審判は北朝鮮の“抗議”にちょっと腰を引いたかな・・・。W杯出場をかけての北米カリブとのプレイオフに期待。
7月31日(月)
コラム1本書いて銀座へ。山野楽器でDVD2本衝動買い。ワーグナー『神々の黄昏』(アムステルダム歌劇場)は「衣裳・石岡瑛子」という文字を見つけたから。ロッシーニ『Gazzetta 新聞』(バルセロナ・リセウ歌劇場)は以前イタリアへ行ったときにCD(ブルーノ・リガッチ指揮イタリア・スヴィッツェラ放送管弦楽団)を買って音楽だけ愉しんでいた珍しいオペラの映像を発見したから。それにジャケットの美女歌手が太股も露わに両脚を広げて椅子に座っていたから。この衝動買いはアタリかハズレか・・・と思いながら2丁目のレストラン「DAZZLE」へ。朋友のSと編集者のAと指揮者の金聖響の男4人で食事(ダッセエ・笑)。でも楽しかった。Sと聖響は長年滞在したボストン話で・・・。Aと聖響は『ベートーヴェンの交響曲』の著作企画で・・・。それぞれ盛りあがってオレは聖響に『ばらの騎士』を指揮させろと言うたけどやっぱりアカンか。そらアカンわなぁ。明日が早いので新宿泊。
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