ナンヤラカンヤラ
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9月1日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと部屋に籠もって『アサヒ芸能』の連載コラム(世界陸上を取りあげて「走る」とはどういうことか?)を書いてると昼前頃から電話の嵐。東京2020のエンブレムが白紙撤回とか。当然とはいえ遅きに失したですね。組織委員会武藤事務総長の記者会見を聞いて頭のイイ高級官僚(の天下りした人物)だとは理解できたけどデザインに対する…というか芸術に関する無知…というかアプローチの仕方を知らないことも暴露。玄人には違いがわかるが素人にはわからない?そんなバカな判断規準はないですよ。そもそもベルギーの劇場のロゴとの違いを示すために佐野氏の原案を発表したというセンスの無さが今回の問題の決定打となったわけで組織委の責任は重い。国立競技場問題から連続して国家的プロジェクトに失敗したのだから森会長&武藤事務総長それに下村文科大臣&河野JSC理事長は即刻責任をとって辞任すべきでしょう。でなければモラル・ハザードも甚だしく2020年へ向けて建て直しは不可能ですよ。新聞・通信社・テレビ・雑誌・ラジオ…の電話が深夜まで相次いで…ふうううう。しかし5年後はホンマに大丈夫なんかなぁ…2020年の現場最高責任者のクセに国家プロジェクトの2度にもわたる大失態を他人事のように話して平気な老いぼれた鮫の脳味噌が残ったままで…。

ART
『Teatime Lover's Talk』
『Teatime Lover's Talk』

9月2日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。佐野研二郎氏製作の2020年オリパラのエンブレムは模倣だのパクリだという以前に古すぎるという話をする。100年前1920年前後のドイツ・バウハウスのスタイル。近代合理主義的幾何学模様はエコロジー重視の現代にはそぐわない。何故こんな古臭いデザインが選ばれたのか。責任者出てこーい!といった話をして東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。もちろん話題はエンブレムと国立競技場の2度にわたる失態について。責任者が責任をとることと2020年のスローガンを早く決めること…を主張。どんなオリンピック&パラリンピックにするのか決まってないのにエンブレムのデザインを創れと言われてもデザイナーも困惑しますよね…という話。1964年の場合は誰もが戦後復興&世界への復帰とわかっていたからスローガンは半年前でも良かった。けど今はどんな大会にするのか誰もが口揃えて言えるようにしなければ…。去年10月に組織委は「誰もが自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」というコンセプトを発表したけど全く浸透していないし未来への継承といいながら国立競技所は潰してしまうし…とりあえず森組織委員会会長は即刻辞任して下さい。組織委員会と銘打ちながら委員長でなく会長で委員長もいなければ委員がいない。理事はいても委員がいない。この組織は何なの?

9月2日(水)つづき
TBS『ひるおび!』に一緒に出演した東洋大学准教授でデザイナーの藤本貴之さんに来週月曜の『オプエド』出演を依頼して快諾。乞う御期待。帰宅後新聞雑誌テレビなどからいろいろ電話。明日は『ひるおび!』に出たあと名古屋なのでテレビ出演は断るがどーしても出てほしいという某局の某番組からの要請に以前からのお付き合いもあるので了承して名古屋のスケジュール変更まで考えようとしたところがその番組ディレクターから責任者問題には個人名を出してくれるな…と要請さるれる。つまり森会長武藤事務総長下村文科大臣河野JSC理事長の名前は一切出さず組織委員会や文科省も責任問題を考えてほしい…と言うにとどめてほしいとのこと。理由を訊くと個人名を上げるならその個人の反論も聞く必要があり明日放送には間に合わないから…。そんな馬鹿な。森会長が責任をとって辞任すべし…というのは私の意見だから責任問題を語るのに名前は外せない…いやソレは困る…で結局出演は取り止め。このテレビ局はやっぱり最近は政府の顔色を見るようになったのかな。いやテレビ局のトップの顔色を見てるのかな…。

9月3日(木)
朝起きて早めに黒兵衛との散歩を済ませて東京赤坂TBSへ。この日の『ひるおび!』はMCの恵さんが今週は休みなので…ということで以前からコメンテイターとして出演依頼されていたもの。で10時半に局入りして11時から14時まで出演。午前中はカレーパンを食べながらエンブレム問題で森会長は辞めるべしと話す。午後からはまず中国の抗日戦勝70周年式典について。中国共産党が抗日戦争で日本に勝ったわけではないのですけどね。派手な軍事パレードをバカバカしいという世界の世論が上回るようになるのはいつのことか?そしてエンブレム問題を昨日と同じ藤本さんらと話し合う。デザイナー会の大御所ばかりの審査の中で王様は裸だ!と指摘する子供(素人・外部の声)がいなかったのが大問題だったんですね。やっぱりそれは組織委員会の責任で同じ体制(森会長&武藤事務総長)でコンペをやればマタ失敗するでしょうね。そのときに森会長が辞めると言っても遅かりし鮫之助ですからね。『ひるおび!』のあと東京駅へ。新幹線で名古屋へ。エンブレム問題の報道などのテレビを見ながら寿司をつまみながら中日新聞関係者と打合せ。そうかエンブレムの審査員も佐野氏のデザイン変更を知らなかったのか。ならば組織委の責任はマスマス重い。無責任体制はモラルハザードを招いて混乱は深まる…そこを追求できない政府よりのトップが座る巨大マスメディアにも責任があるなあ。名古屋泊。

9月4日(金)
中日文化センターで約200人の聴衆を相手にトークショウ。主人公は乙武洋匡さん。俺は聞き役に徹して子供の教育と親のあり方などについて小学校教師としての経験談を語ってもらう。途中乙武さん自身の子育てについていろいろ話が飛んだり東京都の教育委員としての話になったり俺がパラリンピックの話をしたり…。けっこう聴衆の皆さんには喜んでもらえる話になったのではないか…と充実感。三重で仕事がある乙ちゃんと別れて愛知県芸術センターの中にあるレストランで昼食食べながら東海テレビのスタッフと打合せ。今年も特番は出来るのかなあ。名古屋駅で中日文化センターのオペラ講座の受講生の方とバッタリ。今日の乙武さんとのトークショウも聴きに来てくれていたらしい。嬉しいことです。新幹線で大阪へ。毎日放送へ。明日の『せやねん!』の打合せ。エンブレム問題とタイガース優勝間近…ホンマカイナ。スタッフと蕎麦を肴に酒飲んでいろいろ打ち合わせ。大阪泊。

DVD
『STAND BY ME ドラえもん』
『STAND BY ME ドラえもん』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』

9月5日(土)
大阪のホテルで目覚めて準備をして毎日放送へ。『せやねん!』生出演。エンブレム問題について話したあと中国で若い女性が頭の髪の毛に花や草を挿すのが流行ってるとか。そのきっかけを作ったのが中国の漫画に出てくる白髪白髭の博士で考えが閃くと頭の上の花がピンと立って開くとか。その白髪白髭の博士が小生に似ているとかでトミーズのマサさんやケンちゃんほか他の出演者からもさんざんいじられる。マイッタ。少し休んでスポーツ・コーナー。元阪神投手の藪さんと一緒に柔道五輪3連覇の野村選手の引退や阪神優勝の可能性を話す。たしかに野村選手の偉業は国民栄誉賞に値するほど。それを認めない日本の柔道界(重量級優先主義)を改革するためにも野村さんに国民栄誉賞が授与されるべきだろう。スタジオを出るときマサさんから来週は頭のテッペンに花つけて出てね…といわれる。ハッキリ言いますがそれはNGです。新幹線で帰鎌。わずか2泊3日の仕事小旅行とはいえ疲れた。のぞみ号の中でビール飲んで爆睡。晩飯食べながら『どらえもんのスタンド・バイ・ミー』の最後の場面を見る。3日前の水曜日に孫と一緒に途中まで見ながらテレビ局からの電話で最後まで見られなかったもの。なかなか面白かった。どらえもんはイイですね。未来の都会など無茶苦茶に進みすぎですが…。そのあと 『怪盗グルーのミニオン危機一髪』を孫と見る。これもなかなか面白かった。日本のアニメには発想できないキャラと存在しないスピード感がオモシロイですね。ふうううううう…これで夏休みで書けなかった日記が追いつけた…さあ更新作業にかからねば。

9月6日(日)
朝黒兵衛と散歩。よーやく日常生活が戻るか…。非日常の暮らしが日常よりも価値の高いものであるはずがなく日常の大切さを忘れてはならない…のは最高の真理だけれどマスメディアのなかでオリンピックなどという非日常をテーマに動いていると人間にとって最も大切な日常をおざなりにしてしまう危険性が出る。あ。「等閑(なおざり)」と「おざなり(お座なり)はどう違うのか?調べよう。この日は終日デスクワーク。ようやく本欄「ナンヤラカンヤラ」の日記ブログを通常体制に戻しました。あとは「蔵出し原稿」や「スケジュール」や「ナンデモカンデモの写真」の更新。日常に戻るのは…いつ?夜はアンダー18野球の決勝。しかし高校野球の監督というのはどーしてあんなに○○○の突き出た非スポーツマン体型の人物が多いのか?おまけに○○も…というのは言わないほうがイイから言いませんが印象は○○です。解説した高校野球の元監督も語彙が○○でこの程度の言葉遣いで名将とか呼ばれるのかと思うと結構ショックです(他人の悪口は慎みます。伏せ字で御容赦)。高校球児が可哀想。そういえば高校野球の名監督(甲子園で好成績を残した監督)というのは優秀な子供を沢山スカウトした監督のことですからね。このアメリカとの試合も監督の采配の差が出ましたね。選手の使い方で…と思うのは私だけでしょうか?まあアメリカの監督やコーチはメジャー経験者ですからシャーナイかな。しかし日本の野球はソコソコ強いかもしれないけれどスポーツになるためにはまだまだハードルが高いようにも思えますね。晩飯食いながら野球見たあとN響コンサート。映画音楽最後に「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」(ゴッドファーザーpart3)や「フィンランディア」(ダイハード2)を持ってきたのはN響らしいですね。しかし「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ET」とジョン・ウィリアムスの音楽はやっぱり凄いですね。

9月7日(月)
朝黒兵衛と散歩のあといろいろ仕事して午後から東京六本木ヒルズ森タワー39階エニッシュへ。『ニューズ・オプエド』生出演。惜しくもリオ・パラ出場を逃したブラインド・サッカーの話リオ五輪出場を果たした女子バスケの話などをしたあと今日のゲストはTBS『ひるおび!』で御一緒させていただいたデザイナーで東洋大学准教授の藤本貴之さん。もちろん2020東京オリパラのエンブレム問題について話してもらおうと思って招いたところがコノ方のお父上の藤本英男氏が何とメキシコ五輪レスリング62s級の銀メダリストで世界選手権の金メダリスト。だからオリンピックは凄く身近な存在として育ったとか。しかもメキシコ大会(1968年)と言えば鬼の八田監督がまだまだ健在。しかも試合に負ければ頭を剃らせるだけでなく下の毛も剃らせたという八田氏のスパルタ主義に反抗したことで有名な人物。そして息子の貴之氏にはレスリングなど全くさせずにデザイナーに…。この経歴には仰天。エンブレム問題の本質を衝くコメントも素晴らしく(コンペのあり方がそもそも間違っていた)デザイナーは画家と違って無名性が大事で誰がデザインしたのかわからなくて当然。1964年東京五輪のエンブレムを創った亀倉雄策も一般には名前が知られずそれを当然と思っていた…という話は面白かった。またのゲスト出演をお願いして小生は『鮨処もり山』へ。途中複数の週刊誌の電話取材が入ったりしながらも寿司に舌鼓。国立競技場問題エンブレム問題について組織委員会会長&事務総長&文科大臣&JSC理事長が辞任しないと2020に向けて出発できない…と話しながら凄いことに気づく。あ。2020年に向かって日本は今旧体制を全て壊そうとしているのだ。新しい日本は元首相や元大蔵官僚のような人物がリーダーを出来る時代じゃないのですよ。彼らが辞めて新しい時代が始まるか?彼らがしがみついて日本が沈没するか?今が岐路ですね。

9月8日(火)
朝雨の中黒兵衛と散歩。雨の中でも何でも犬は散歩が嬉しいみたい。俺は運動不足解消…にはチョット甘い距離かな。帰宅後部屋に籠もって『アサヒ芸能』連載執筆。もちろんコピペ問題。稽古用の模倣模写&作品としてのパロディ本歌録りはイイけどコピペは論外。しかし森・武藤・下村・河野は何故辞めない?自分から恥ずかしいと辞任する日本人の美徳は持ち合わせてないようだ。夜は土砂降り颱風のなか焼き鶏の『との山』へ。共同通信O氏と原稿打合せ。2020年の裏情報交換。もう笑い話では済まない事態。美味い酒も不味く感じるほど。2軒目のバー『クロックス』へ。おクスリ(イタリアの薬草酒フェルネ)を1杯飲んで帰還。歳とともに酒量は減衰。ま。そんなもんですね。

9月9日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。野球U-18について。1981年から始まったこの大会に日本の高校野球(高野連)は夏の甲子園を優先させてなかなか参加しなかった…というめっちゃドメスティック優先のナンセンスという話。日本語で新聞を発行してる新聞社は海外まで進出しようとは考えませんからね。それに公共のモノであるスポーツ(野球)の主催者になってる新聞社などジャーナリズムとして認められませんからね。久しぶりに一日中ゆっくりした日なので仕事部屋の掃除を…と思ったところが数日前に連絡があった新潮文庫の新しい仕事=スポーツアンソロジー『彼らの奇蹟』の第2弾野球アンソロジーが気になって本棚から野球の本を引っ張り出して並べ始めたらあまりのオモシロさに熱中。夏目漱石正岡子規サトウハチロー佐藤惣之助加賀大介五味康祐小林秀雄埴谷雄高井上ひさし神吉拓郎山口昌男虫明亜呂無清水義範村上龍浅井慎平阿久悠高橋源一郎石川好岩川隆佐瀬稔平出隆池井優大和球士沢木耕太郎山際淳司海老沢泰久ねじめ正一伊集院静佐山和夫赤瀬川隼佐伯泰樹桑原稲敏宇佐美徹也杉本厚夫大下弘川上哲治河村英文坂上康博あさのあつこ本城雅人中村計寺田ヒロオ水島新司ちばてつや……ははははは。こりゃページがいくらあっても足りないな。サテどーまとめるか…考えてるだけでオモシロイ。夜は晩飯食いながら阪神巨人戦。マートン見事にサヨナラヒット!ははははは。野球はヤッパリ面白い。意地通して直球でホームラン打たれた藤浪もオモシロイ。ま。最近はパのほうがレベルが高いですけどね。

9月10日(木)
原稿締切もなくテレビの仕事もなくポッカリ空いた一日。黒兵衛と散歩のあとサァ部屋の大掃除…と思ったら鼻の右横の顔面がズキズキ。猛烈に痛み出してソーいえば昨日から水洟が出て調子がおかしかった。この症状は15年くらい前に一度経験していて副鼻腔炎と診断された。部屋の整理をしていてもズキズキ。昼飯食って昼寝…も痛みで出来ず痛み止めのロキソニン服んでよーやく30分間昼寝。明日のテレビに間に合わせるため夕方から近所の耳鼻咽喉科へ。やっぱり予想通り副鼻腔炎。鼻の穴にクスリ塗ってもらって洗浄してもらって飲み薬もらって帰宅。忙しい日々が一段落したら必ず何かしら症状が出る。病は気から。張ってる気が緩むと病気になるんですね。わかりやすすぎる自分の身体。心も身体も単純なモンですね。それにしても昨日のうちに野球の本選びをしておいて正解。掃除くらいいつでもできますからね。

9月11日(金)
病からフッカツ!…とまではいかないけど大した病気でもないので黒兵衛と散歩のあとメシ食ってクスリ服んで品川経由で新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。しかし茨城栃木宮城の洪水は大変でしたね。一瞬3・11の津波を思い出すほどの濁流。『ぷいぷい』でも取りあげて大学の先生の堤防決壊の説明がよくわかった。水が越えて川と反対側から削れるのですね。途中ちょっと顔面がズキズキしてきたのでロキソニン服んで出番貫徹。なにぃ!大阪が再び万博やる気?ウムムムム…。問題山積みの東京五輪も含めて日本人は高度成長の夢よもう一度という発想しか頭に浮かばんのか!?馬鹿でかい国立競技場といい古臭いバウハウス的なエンブレムといい…新しさはどこにもない。万博のテーマは高齢化社会と松井知事は考えてるらしいけど1970年の万博から前進しようと思うならマズ原発を止めるべきですね。70年万博は原発で幕を開けたんですからね。いろいろ話してスタジオを出て晩飯食いながら明日の『せやねん』の打合せ…と思ったけど顔がズキズキ。副鼻腔炎はなかなか治らん。打合せはキャンセルでコンビニ弁当食ってチョッピリ酒飲んでクスリ服んで爆睡。早く治れ治れ…と祈りながら。大阪泊。

9月12日(土)
万全とは言えないまでも体調かなり回復。昨日早く寝すぎて朝早く目覚めて本を読んでたらヨメハンから電話。東京で震度5弱の地震とか。神奈川は4やったらしい。テレビをつけるとNHKが特番をやってる。長男のマンションのエレベーターが止まったらしいけど3・11のときほどではないらしい。サンドイッチ食って毎日放送へ。『せやねん』生出演。国立競技場問題や台湾の秋刀魚漁について等々楽しくいろいろ話す。大吉アナの台湾緊急秋刀魚取材が結構面白かった。中国で流行ってる花や草の髪飾り(というよりプラスチックの花や草を頭に刺しているだけ)の発端が漫画の白髭博士から始まったとかで似ている顔の小生も頭に紐を引っ張ればピンと立つ草を付けられる。ま。関西ローカルならエエヤロ。孫のお土産。

9月12日(土)つづき
『せやねん』出演を終わって京都へ。六道珍皇寺へ。秋のお彼岸を失礼するので和尚っさんに挨拶。墓にちょいと水をかけて両親にも挨拶のあと西宮へ。兵庫県立芸術文化センターの今シーズン開幕定期演奏会へ。大阪泊の荷物があったので楽屋に置かせてもらいに行くとマエストロ佐渡裕サンがいたのでイロイロ雑談。そーか。オリンピックではそんなこともできるか…。12月の名古屋でのトークショウの中味の話も少々お願いして会場へ。佐渡さん指揮PACオーケストラの1曲目はハイドンの交響曲第7番「昼」。最近ハイドンをオモシロと凄く感じるようになった。バーンスタインの『戦時のミサ』以来かな。それを漫画にした手塚治虫の影響かな。2曲目はベートーヴェンピアノ協奏曲第4番。ピアノは小林愛美さん。まだハイティーンで立派なベートーヴェン。しかし小生はこの4番というのがなかなか好きになれないのですねえ。好みの問題でしょうけど1番や2番のほうが好きですね。アンコールはショパンのノクターン。綺麗なピアノ。そして最後はストラヴィンスキー『春の祭典』。いやあ。凄い迫力ですねえ。荒々しい原始の乱舞が展開。お見事でした。大満足。楽屋へ荷物を取りに行って佐渡さんに挨拶して出ようとすると元阪神監督吉田義男さんとバッタリ。ブラームスの時もお会いしましたがやっぱり来られてますね。新幹線で爆睡帰鎌。とにかく副鼻腔炎を治さねば…気合で!

DVD
『ブルージャスミン』
『ブルージャスミン』

9月13日(日)
朝黒兵衛と散歩。仕事が少々一段落なのは嬉しいが副鼻腔炎は五月蠅くつきまとう。午前中部屋の整理しようとしても捗らん。顔面右目の下あたりがズキズキ痛む。ロキソニン飲んでマッサージチェアでごろごろ。昼飯に蕎麦食ってまたゴロゴロ。これでは時間が無駄と思いウッディ・アレンが監督した映画『ブルー・ジャズミン』を見る。途中ウトウト寝てしまい起きて戻してまた寝て戻して…でもおなかなか面白かった。バブル金融で儲けた男の女房になったセレブが旦那の浮気でFBIに通報。夫が逮捕されて破産。身を持ち崩して妹の家へ。持ち前の美貌で政界を伺う若き実業家と結婚して復活…かと思いきや嘘がばれて転落。哀れなジャスミン…は現代アメリカ社会の象徴?アレンの強烈なアメリカ批判としてみるとオモシロイ。満足…で映画を終えると秋場所初日。うわっ。白鵬が負けた。それにしても隠岐の海の相撲は良かった。今後の活躍期待!夜は飯食いながら『ダーウィンが来た!』で孫とマングースのお勉強。ニュースやら見たあとトーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の演奏が面白かった。アラベラ美歩シュタインバッハーのヴァイオリン(メンデルスゾーン)も美事。ハンブルク初演版5楽章のマーラー『巨人』も面白かった。満足。

CD
『TITO GOBBI/THE SINGING ACTOR』
『TITO GOBBI/THE SINGING ACTOR』
DVD
『賭博師』
『賭博師』
Blu-ray
『戦争と平和』
『戦争と平和』
DVD
『ラインの黄金』
『ラインの黄金』
CD
『21世紀の精神正常者たち』
『21世紀の精神正常者たち』
『In the Court of the Crimson King』
『In the Court of the Crimson King』
『原子心母の危機』
『原子心母の危機』
『原子心母』
『原子心母』
『IT’S TOO LATE〜ザ・ピーナッツ・オン・ステージ』
『IT’S TOO LATE〜ザ・ピーナッツ・オン・ステージ』

9月14日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと残暑見舞いを持って外苑前のクリスタルアーツ事務所へ。先週佐渡裕さんと会った報告と12月のトークショウ@名古屋の件で担当者とちょいと話し合ってから渋谷のタワーレコードへ。プロコフィエフのオペラ『賭博師』『戦争と平和』のDVD購入。ついでに『Wagners Nibelungenring fur Kinder(ことものためのワーグナー・ニーベルンクの指環』という面白そうなDVDを見つけたのでこうにゅう。ついでにワイマール州立歌劇場の『ラインの黄金』も。そのあと店内をブラブラ散策してると何と『TITTO GOBBI THE SINGING ACTOR』という10枚組CD1300円を発見。ゴッビの大ファンの小生としてはこれは絶対に買うべし。で調子に乗って凄いジャケットが目についたのでその2枚も購入。何とジャケットはクリムゾンキングの宮殿とピンク・フロイドの原子心母パロディ。モルゴーア・クァルテットという日本人弦楽四重奏団がプログレッシヴ・ロックを奏でてる。『21世紀の精神正常者たち』『原子心母の聴き』この2枚もも買わない手はないと購入したあと六本木ヒルズへ。森タワー39階エニッシュでネットTV『ニューズ・オプエド』生出演。今日のゲストは1964年東京五輪の組織委員会で国旗担当として早大在学中(4年生)に仕事をした吹浦忠正さん。そのお話がメッチャ面白かった。

9月14日(月)つづき
『オプエド』ゲストの1964年東京五輪組織委の一員として国旗を担当していた吹き浦さんの話がとにかく面白かった。ローマ五輪ではまさかエチオピアの選手がメダルを取るとは思わなかったので国旗を用意せずアベベのマラソン優勝の時に国旗がなくて探しまくったとか。それで東京大会は全参加国の国旗3枚ずつを用意したとか。また国旗の布地選びがたいへんでナイロン木綿テトロン…いろいろの印刷の出来具合や雨に曝した時の剥げ具合まで実験したとか。その布を集めるには今から動かないと…と競技場&エンブレムの次は国旗で問題が起きる可能性もあるとか。また競技場とエンブレム問題で森喜朗組織委会長&武藤事務総長&下村文科大臣&河野JSC理事長はは辞任すべき!という意見で一致。あんな国際性のない年寄りが開会式で挨拶するだけでも日本人として恥ずかしいというのが普通の感覚でしょう。当然ですよね。『オプエド』のあと隣のテレ朝へ。『津田大介日本にプラス』のVTR録り。いろいろ問題点を話し森&武藤&下村&河野の辞任も求める。ここではソレが話せたけど個人名は出さないでくれ…と言ってきたので出演を断った番組もあった。あのテレビ局はトップが代わって安倍ヨリになって以来何もかも自由にしゃべれんようになったんかいなあ。そういえば最近森喜朗が首相の時に番記者を務めた人物に訊いた。「どうしてあの人をみんな怖れるの?」「そりゃ少しでも悪いこと書いたり言ったりしたらアノでかい身体で突き飛ばされますから。骨折しますよ。話してワカル人じゃないですから」「それって暴力じゃない」「そうです。体育会系ですから」「だったら骨折して訴えればいい」「骨折は嫌ですよ」「日本が骨折するよりマシだ」「そうだったですね」

9月15日(火)
朝黒兵衛と散歩のあとちょいと部屋の整理。本格的な大掃除は連休にせんとシャーナイな…と思いながら共同通信コラム「現論」の下書き。締切の余裕があると筆が進まん…いやキイボードが進まん…と思ってるうちにあっという間に夕方となり大船駅前で待ち合わせた笹川スポーツ財団のスタッフと焼き鳥の『との山』へ。今年もスポーツ政策学生会議Sports Policy for Japan2015の審査員を要請されたが今年(11月28、29日)は名古屋の仕事と重なってしまったので辞退。第1回から続けてきた審査員を休みのは残念だけど外から見るというのもイイから最終日だけは行かなきゃ。『との山』のあと駅前のバー『Kurocks』にも寄っていろいろ話して(浅川マキの話しなんぞもして)帰宅。美味しいお酒でした。

DVD
『恋のロンドン狂騒曲』
『恋のロンドン狂騒曲』

9月16日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。一昨日の『ニューズ・オプエド』で1964年五輪組織委に最年少で加わっていた吹浦忠正さんの話をする。閉会式の計画的ハプニングの話。国旗の話。誰もが知っておくべきですね。そのあと主治医さんの待つ病院へ。血液検査&心電図&レントゲン検査。血糖値の値が少々高い以外はすべて健康戦線異常なし。こんなギャグを書いても近頃の若い人には通じなくなったんやろなあ。午後から共同通信「現論」書きあげて送稿。今からはあらゆる原稿で「森組織委員長辞めろ!」のシュプレヒコールを繰り返さなければ…でないと日本社会がモラルハザードを起こしますよね。2020年の開会式も恥ずかしい。久しぶりに晩飯映画劇場はウッディ・アレン監督『恋のロンドン狂想曲』。途中で一度WOWOW仮名に可で見た映画だと気づく…見た映画くらい憶えろよなあ…ボケが始まったのか…とほほ…アンソニー・ホプキンスが熱演。これはシェイクスピアの『空騒ぎ』が下敷きになってるのかな…。ニュースで国会の混乱を見る。アメリカに頭を撫でられたい首相の暴走。徴兵制は憲法で禁じられていると国会で答弁。その憲法を無視した法案を遠そうとしてるクセに何を言うか…ですよね。寝よ。

9月17日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。部屋の大掃除と資料の整理をやりたいけど結局それはシルバーウィークの仕事ということんなりそうかな…と思いながら連合通信の短い原稿を仕上げる。タイトルは「森組織委員長は辞任しろ!」当然ですよね。国立競技場&エンブレムと2度も失態を犯したんですから。あ。中野京子さんの本を読んでたら面白い表現に遭遇。「無能力者特有の自信満々…」ほんと。能力のない人に限って自信満々でエラソーにしてますよね。午後から共同通信の後世チェックなど仕事チョコチョコのあと大船のアジアン料理『Flat』へ。この店でパクチーの美味さに目覚めました。最近事情があって俺の家に転がり込んできた甥っ子の兄のほうの甥っ子も合流してアジアン晩飯。少々説教。人生は難しい?

BOOK
ジェフリー・ブラウン『おやすみなさいダース・ヴェイダー』(辰巳出版)
ジェフリー・ブラウン『おやすみなさいダース・ヴェイダー』(辰巳出版)
ジェフリー・ブラウン『ダース・ヴェイダーと仲間たち』(辰巳出版)
ジェフリー・ブラウン『ダース・ヴェイダーと仲間たち』(辰巳出版)
ジェフリー・ブラウン『スターウォーズ ジェダイ・アカデミー』(辰巳出版)
ジェフリー・ブラウン『スターウォーズ ジェダイ・アカデミー』(辰巳出版)
『スターウォーズ ジェダイ・アカデミー パダワンの帰還』(辰巳出版)
『スターウォーズ ジェダイ・アカデミー パダワンの帰還』(辰巳出版)
中野京子『「絶筆」で人間を読む−画家は最後に何を描いたか』(NHK出版新書)
中野京子『「絶筆」で人間を読む−画家は最後に何を描いたか』(NHK出版新書)
『伊藤若冲(ちいさな美術館)』(青幻舎)
『伊藤若冲(ちいさな美術館)』(青幻舎)
村崎修三『乙女のふろく−明治・大正・昭和の少女雑誌』(青幻舎ビジュアル文庫)
村崎修三『乙女のふろく−明治・大正・昭和の少女雑誌』(青幻舎ビジュアル文庫)
濡木痴夢男『「奇譚クラブ」の絵師たち』(河出文庫)
濡木痴夢男『「奇譚クラブ」の絵師たち』(河出文庫)
オーシュコルヌ&シュラットー『世界数学者事典』(日本評論社)
オーシュコルヌ&シュラットー『世界数学者事典』(日本評論社)
田中正人『哲学用語図鑑』(プレジデント社)
田中正人『哲学用語図鑑』(プレジデント社)
高橋団吉『新幹線を走らせた男 国鉄総裁十河信二物語』(deco)
高橋団吉『新幹線を走らせた男 国鉄総裁十河信二物語』(deco)
『相撲ファンvol.2』(大空出版)
『相撲ファンvol.2』(大空出版)

9月18日(金)
朝起きて黒兵衛の散歩はパスして新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。その前に隣の丸善ジュンク堂で本を渉猟。

9月18日(金)つづき
日記を書くのを週末はちょいとサボって連休中に…なんて思ってたら21〜23日(月・火・水)と連続してTBS『ひるおび!』出演が入ったり原稿の締切が重なったりでてやわんや(>_<)マイッタ。すべては日本のラグビーが南アフリカに勝ったことから始まったけどコレを機会にラグビー界の学閥や企業閥が消滅すればイイのだけど…それにしても南アに勝った試合はイイ試合でした。

9月18日(金)つづきのつづき
丸善ジュンク堂でいつものように本を購入。中野京子『「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか』NHK出版新書/『ちさな美術館伊藤若冲』青幻舎/村崎修三『乙女のふろく明治・大正・昭和の少女雑誌』青幻舎/田中正人『哲学用語図鑑』プレジデント社/オーシュコルヌ&シュラットー『世界数学者事典』日本評論社…しかし本当に買いたかったのはスター・ウォーズをシェイクスピアが書いたらどーなるかという本(タイトルは忘れた)だったのだがパラパラとめくってみるとあまり面白くなさそうなので買うのをやめてこれまでに2冊持ってるスター・ウォーズ絵本の続編を見つけたので2冊購入。ジェフリー・ブラウン『おやすみなさいダース・ヴェイダー』『ダース・ヴェイダーと仲間たち』辰巳出版。ついでに同じ作者の『ジェダイ・アカデミー』『同 パダワンの帰還』辰巳出版も購入。孫にはまだちょっと早かったかなあ。『ちちんぷいぷい』生出演のあと(郊外植物園型の花屋さんのレポートが面白かった)帰鎌。自宅に帰ると木村元彦さんから『大分トリニータの15年 社長・溝畑宏の天国と地獄』(集英社)が届いていた。以前『ニューズ・オプエド』に出演してもらった時「彼(溝畑氏)は高校の後輩なんですよ」と言うと「本を送りますよ」と言っていただいたもの。この変わり者の前観光庁長官の話は読んでおかねば。他にもテレビ信州・編『それでもボク柔道好きだから 柔道事故と黒帯の品格』(龍鳳書房)『続まんがパレスチナ問題「アラブの春」と「イスラム国」』(講談社現代新書)などが届いていた。あ。相撲ライターの荒井太郎さんがSuperviserを務めるスモージョシ向け『相撲ファンvol.2』(大空出版)も。読む本が大印は嬉しいことです。

9月19日(土)
朝の黒兵衛との散歩はドッグ・トレーナーさんに任せてちょいと仕事のあと午後から東京世田谷成城ホールへ。小田急線成城学園前駅で「成城石井」発見。これが本家本元か。関東地区以外の方には意味不明でしょうが。池辺慎一郎さんプロデュースの『異分野とのコラボレーション』シリーズ10回目に出演。テーマは『スポーツと音楽』。フィギュアスケートの八木沼純子さんと一緒にデゥオ・グレース(高橋多佳子さん&宮谷理香さん)のピアノ演奏でハチャトゥリアン(仮面舞踏会)ワルトトイフェル(スケーターズワルツ)サティ(スポーツと気晴らし)オネゲル(ラグビー)などスポーツ関連音楽を聴きながらスポーツ・トーク。オリンピックに芸術競技があったという話など皆さんまだまだ御存知ないようでイロイロ楽しく話して終了。話したほうも楽しかったです。仕事を終えて大船へ戻ってしばらく我が家で暮らしてる甥っ子も一緒に『鮨処もり山』へ。今日からラグビー・ワールドカップ開幕。初戦南アフリカ戦はいくら何でも勝てないだろうと思って録画をセットして寝る。

9月20日(日)
朝起きて仰天。日本が南アフリカに勝った!34対32。しかもノータイムでの逆転トライ。慌ててビデオをチェック。南アフリカはアルゼンチンに負けたりチーム内で監督との人種問題が再燃したり…で問題を抱えているとはいえコレは凄いことです。ラグビーで実力差のあるチームの予想外の大逆転などそもそもあり得ませんからね。いやあマイッタ。いくつかのマスメディアから電話でコメント求められたり…明日のテレビ出演が決まったり…。夕方から大船駅前の喫茶店で文化人類学者の船曳建夫氏夫人で東京デザインセンターを主宰されてる船曳鴻紅さんと東京オリンピック関連の打合せ。大事なのは確かにパラリンピックのほうですね。夜は甥っ子や長女も含めてイタリア料理。いつもはいない人間が増えると外食が多くなりますなあ。

9月21日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと大船駅へ。住宅街の静けさと駅の大混雑で世の中連休だと知る。東海道線がグリーン車も満員で座れん(>_<)立ったまま新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。元明治のスター・ラガーマンで現在は7人制のチームを率いている吉田義人さんと一緒に『ひるおび!』生出演。ジャパンの南ア戦奇跡の逆転勝利について思いっ切り喋る。途中弁護士の八代さんに「録画で見たんですよね?」と突っ込まれる(^_^;)。ま。いいじゃないですか。番組終わって銀座へ。山野楽器でDVDを渉猟してるとバーンスタイン+手塚治のコラボを発見(右下のナンデモカンデモ参照)イヤッホー!涙が出るほど嬉しくて購入。他にヴェルディ『ナブッコ』(主演はヌッチ。指揮はルイージ)も購入。ニール・サイモン原作の映画『おかしな二人』『おかしな夫婦』『おかしなホテル』なども発見。調子のいい時はいいものを沢山発見するモノです…と思いながら散財。帰宅してせっせせっせと原稿書き。明日も『ひるおび!』はラグビー特需かな。

9月22日(火)
今日も朝黒兵衛と散歩のあと東海道線で東京赤坂TBSへ。世の中連休。今日もグリーン券買ったのに横浜までは座れず。横浜から座れたのはラッキー。でも周囲が仕事モードでないのは少々違和感。今日も『ひるおび!』はラグビーの話題。一緒に出演したのは堀越正己さん。いまは立正大学の監督。神戸製鋼時代は関西弁に苦労して張りましたなあ…と久しぶりの再会。イロイロ話したあと少々休んで小生は番組後半のクイズにも出題者として登場。スポーツのクイズは2度目。今回はラグビー・ジャパンの桜のエンブレムについて。昔は蕾があった話やイングランドが薔薇ニュージーランドが羊歯(シダ)フランスが鶏といった話。それに野球が9イニングになったのは何故?(試合後のパーティのため)とか90才女性ランナー健康の秘訣(生卵)…とかイロイロ話して野球のルールを創ったニューヨークの消防夫がクジラ捕りになってハワイでジョン万次郎と会ったのでは…といった話までして帰宅して原稿書き。『アサ芸』連載書きあげて…ふうう。テレビ+原稿は結構キツイですね。

9月23日(水)
朝RKB毎日放送『インサイトカルチャー』電話出演。もちろん話題はラグビー。昔は(93年にJリーグが誕生する前までの日本では)サッカーよりもはるかにラグビーのほうが人気が高かったという話。その人気が逆転したのはJの人気が急上昇したこともあったけど主たる元凶は大学中心の偏狭な学閥主義とエリート意識とアマチュアリズムの差別主義ですね…といったことを話して今日も東京赤坂TBSへ。昨日に続いて堀越さんと一緒に3日連続ラグビーの話題!すごい!一緒に出演したスポーツ心理学者の布施努さんの話が面白かった。根性!集中!やる気!などをキチンと科学して具体的ルーティンにしなければならないのですね。番組を終えてテレビ局の手配してくれたタクシーで爆睡しながらとんぼ返りで帰宅。『東洋経済』の原稿書き。ふううううと書きあげて今日もテレビ+原稿をやっつけたぜィ。ふううう……で対スコットランド戦TV観戦。前半終わった時点でイケル!と思たけど…やっぱり解説の大畑さんも言うてたけど中3日はきつかったかなあ。

9月24日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと今日も東京赤坂TBSへ。はっはっは。今日は世の中連休明け。東海道線はビジネスマン中心に仕事に行く人で普通の混み方。4日連続の『ひるおび!』出演は初めてかな。今日も堀越さんと共に出演。ほかにラグビー日本代表チームのメンタル・コーチをしている荒木香織さん。五郎丸選手のルーティンを指導した人で急遽選手たちにイギリスに呼ばれて生まれたばかりの赤ん坊を抱いてイギリスで選手を指導。そこから帰国したばかり…でいろいろオモシロイ話を伺えました。彼女は現在兵庫県立大学准教授。出身は京都西大路五条。京都弁で交流(笑)。今日もとんぼ返り帰宅して原稿の校正やら『毎日新聞』の原稿やら…。1日にテレビ+原稿も慣れてきたかな…いやシンドイけど…。文科省の第三者委員会が出した国立競技場建設問題の報告書についてイロイロ電話。下村文科省は謝らない人ですねえ。悪かったとも思ってないのですねえ。なのに辞意?それも遅すぎる。要は常識のない人なんですね。報告書が森氏を初めとする諮問委員会を非難したのは良かったですね。森氏の五輪組織委会長辞任はいつ?ジャーナリズムはそこまで追いつめるべきですね。

BOOK
ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史(上)科学が明かす進化・健康・疾病』(早川書房)
ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史(上)科学が明かす進化・健康・疾病』(早川書房)
ジョージ・ザルカダキス『AIは心を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ』(日経BP)
ジョージ・ザルカダキス『AIは心を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ』(日経BP)
松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(角川EPUB選書)
松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(角川EPUB選書)
柳田晃『ぼくらは「数学」のおかげで生きている』(実務教育出版)
柳田晃『ぼくらは「数学」のおかげで生きている』(実務教育出版)
E.T.A.ホフマン『砂男/クレスペル顧問官』(光文社古典新訳文庫)
E.T.A.ホフマン『砂男/クレスペル顧問官』(光文社古典新訳文庫)
安部公房『砂の女』(新潮文庫)
安部公房『砂の女』(新潮文庫)

9月25日(金)
朝新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。その前に隣の丸善ジュンク堂で本を渉猟。

9月25日(金)つづき
茶屋町の丸善ジュンク堂でダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病』上下(早川書房)購入。「長く走る能力こそヒト進化の鍵」と惹句にあればスポーツ評論家は読むしかないですからね。ほかにジョージ・ザルカダキス『AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ』(日経BP)松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(角川EPUB選書)…最近人工知能AIに興味ありますからね。柳谷晃『ぼくらは「数学」のおかげで生きている』(実務教育出版)も。ついでにE.T.Aホフマンの名前を見つけたので小説『砂男/クレスペル顧問官』(光文社古典新訳文庫)も購入。ホフマンは音楽家の顔もありオペラ『ホフマン物語』の元になった小説を書いた人ですからね。本を買っただけで満足して毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生出演。新国立競技場の建設不備を招いた報告書についてイロイロ喋る。最大の原因は「トップヘビー」…つまり諮問委員会のトップ森元総理にあったわけですね。その人がオリパラ組織委会長を辞任しない限り2020年は上手くいかないのでは…?とか五郎丸のルーティンとかイロイロ喋って新幹線で帰鎌。明日は名古屋。名古屋で泊まったほうがラクだったかな…。あ。準備がマダできてなかったのだ。とほほ(>_<)

BOOK
永竹由幸『椿姫とは誰か−オペラでたどる高級娼婦の文化史』(丸善)
永竹由幸『椿姫とは誰か−オペラでたどる高級娼婦の文化史』(丸善)

9月26日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと栄中日文化センター・オペラ講座の準備。永竹由幸さんの名著『椿姫とは誰か オペラでたどる高級娼婦の文化史』を少々コピーさせていただいたりレジュメをつくったりしたあと名古屋へ。オペラ講座『椿姫』最終回。プロヴァンス音楽祭でのデッセーの名演後半やフェニーチェ劇場第3幕の舞台やパヴァロッティのコンサートでの3幕二重唱などを楽しんで『椿姫』6回シリーズはオシマイ。関係者とちょいと打ち上げ。美味しい秋刀魚と美味しい酒のあと新幹線で帰鎌。爆睡。

9月27日(日)
朝5時15分起床。迎えのハイヤーに乗ってフジテレビへ…と思ったら準備中にスイッチを入れたテレビでイングランドvsウェールズの試合終了直前をやってたので見てしまう。うわっ!ウェールズ同点トライ&コンヴァート!さらに50mの距離のペナルティ・キックを決めて逆転!すごい!と大興奮しながらハイヤーに乗ってフジテレビへ。ラグビーの興奮を語り合う人がいないのは1919年W杯の前にマズイなあ…と思っていたら一緒に出演する乙武さんがやてきたので今月上旬の名古屋でのトークショウの御礼を言ってからラグビーがコレコレこうで…と話すとウワースゴイと(当然の)反応。『新報道2001』生出演で乙武さんのほか遠藤五輪相や猪瀬前都知事や体操の森末さんと新国立競技場問題を語り合う。小生はもちろん検証委員会の報告書にあった「トップへヴィ」批判のとおり五輪の年に83歳となる森喜朗組織委会長(と遠藤事務総長)の退陣を求める。それに下村文科省が内閣改造後に辞任することや河野JSC理事長が人気満了後に辞任することも責任をとったことにならないと批判。ほあに日本ラグビーの活躍や五輪新種目に野球&ソフトが選ばれたら野球が7イニングセになって面白い…という話などをして番組終了。遠藤大臣から「昨日の毎日新聞のあなたのラグビーの記事を読んだよ。あのとおりだよ」と話しかけられる。おれはラグビー人気の凋落はサッカーJリーグの誕生だけでなく「名門大学中心のエリート意識や学閥意識が偏狭で傲慢な体質を育みラグビー人気の拡大を阻んできた」と書いた。遠藤大臣は森派らしいけど話せばワカル人である。

9月27日(日)つづき
フジ『新報道2001』出演後それに続くフジのネットTVに出演。「アフター番組ですから気軽に話して…」と言われた後「スポーツジャーナリストの…」と紹介されたので「私はかつてはスポーツライター。今はスポーツ評論家でスポーツジャーナリストとは一度も名乗ったことがないのです」と話す。スポーツしか扱わないジャーナリストって少々情けないうえスポーツの範囲を広く求めるなら政治経済芸術一般の話もしなければならなくなる。ソレならジャーナリストと名乗ったほうがイイですが私はジャーナリストとして活動をしたことがないので…と喋るとテロップの紹介もすぐにスポーツ評論家と訂正してくださる。ありがつございます。ほかに森さん早く辞めろの話をすると「でも他にやる人がいないのでは…」と編集委員の方に言われたので「スポーツ庁長官に鈴木大地さんが就任したけど岡田武史さんや平尾誠二さんなど優秀な人材はいっぱいいてそういった若い人を助けるのが歳を取った政治家の役目」と切り返して番組を20分くらいで終了。どこかの公共放送と違って自由に話させていただく。そーいえば遠藤大臣は鈴木大地スポーツ庁長官に続くスポーツ組織の若手の人材起用も考えてるみたい。ハイヤーで帰宅。今日は大船のお祭り。東北の震災以来続いてる支援運動を兼ねた出店が駅前の通りいっぱいに並ぶ『大船to大船渡』に孫を連れて散策。『213』や『との山』や孫の通う幼稚園の先生方も店を出して通りは大賑わい。俺も昼間からビールを飲んで秋刀魚の天麩羅やジャガイモになどを食って孫はボール投げゲームで玩具のプラスチック製のライフル銃をゲット。家に帰ってサスガに朝5時起きの限界で爆睡。夕方目覚めて照ノ富士が鶴龍に本割りで勝った一番と鶴龍が決定戦でリベンジした美事な一番を見てまた爆睡。孫が遊ぶ約束だったと騒ぐので起きてライフル銃で的当てごっこ。すぐにプラスチック製のバネが壊れる。中国製はアカンナア。晩飯のあと再度爆睡。フラフラと目覚めてフロ。ベッドへ…。2日連続の秋刀魚は美味かったけど疲れた。

BOOK
木村元彦『社長溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』(集英社)
木村元彦『社長溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』(集英社)
上杉隆『新国立競技場 悪いのは誰だ』(扶桑社新書)
上杉隆『新国立競技場 悪いのは誰だ』(扶桑社新書)

9月28日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと部屋の整理。全然進まず。部屋が混乱すると頭の中も混乱する。ということは元大分トリニータ社長で元観光庁長官の溝畑宏の頭の中は常に混乱していたのか?マア混乱でもしていないと裸踊りはできないだろう…という意味がわからない人は木村元彦『社長・溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』(集英社)をお読み下さい。とにかくオモシロイです。午後から東京六本木ヒルズ森タワー39回エニッシュへ。『ニューズ・オプエド』生出演。本日のゲストは上杉隆さん。彼は火曜から金曜の『オプエド』のアンカーだが今日は『新国立競技場 悪いのは誰だ!』(扶桑社新書)を出版したことで月曜スポーツ特集のゲスト。新国立競技場問題だけでなくイロイロ喋るが…新国立競技場問題で一番のワルは森喜朗ではなく(彼は2番目のワル)鈴木寛だそうだ…ウーン…元民主党文科副大臣…参院選に落ちるとサッサと民主党を離党して東大大学院や慶大の客員教授に就任…さらに下村文科大臣(彼は3番目のワル)の下村文科大臣の補佐官に…確かに…。古くから新国立狂技能建て替えに関わっていた彼は補佐官として何も報告しなかった…?イロイロ話して帰宅。明日から原稿の締切がイッパイ…だから急に寿司が食いたくなって『鮨処もり山』へ…。途中2020五輪の新競技候補が発表される。共同通信記者から一報を聞いて…ナニイ!とビックリ。5競技も!せいぜい1か2のはずが…これでは組織委員会はIOCに責任を丸投げ。帰宅して録画撮りしてた組織委の記者会見を見る。スポーツを好きでもない爺どもが何をブツブツ呟いてるのか!こんなことで本当にオリンピックができるのか…嗚呼!

9月29日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。控室で一緒に出演する鈴木元東京都副都知事と情報交換。二人で2020年に83歳となる高齢組織委員会会長の存在を嘆く。84年ロス五輪の組織委員長ユベロスは46歳。2012年ロンドン五輪のセバスチャン・コーは55歳。来年のリオ五輪のカルロス・ヌズマンは74歳とはいえ東京五輪出場の元バレーボール選手(7位)でブラジルのバレー協会会長としてバルセロナ五輪でブラジル男子バレーチームを金メダルに導いた国民的英雄。元IOC委員で現IOC名誉委員。組織委の責任者とはそーゆーヒトがなるものなのでそーゆーヒトを後ろからバックアップして支えて援助するのが年取った政治家財界人の努めのはず。今からでも遅くない。組織委会長は岡田武史・平尾誠二・山下康裕・室伏広治・鈴木大地……といった人物…せめて川淵三郎に代わってもらえないものか…と思いながら番組では2020年五輪の新競技について。サーフィンは波がない…野球はたった6か国の参加でオモシロイ?…クライミングは複合種目だけでいいの?…ローラースポーツはローラーボードだけではローラーマラソンアドが可哀想…空手の形が入ったのは嬉しいけど組み手は寸止め?フルコンタクト?…と問題山積み。組織委は責任逃れでIOCに丸投げしただけでどんな五輪にしたいのか?全く考えてないからこんな総花的結果に…。可哀想なのは選手たち。来年8月まで針のムシロ。ここで落とされたらショックは大きい。組織委はその責任をとる気は…ないのでしょうねえ…。帰宅後大急ぎで『アサヒ芸能』原稿書き。森!辞めろ!森から五輪を守れ!森から日本のスポーツを守れ!……といったメールも小生の手元には沢山届いています。明日も『ひるおび!』出演依頼の電話…しかし明日はダメなんですよ。もうしわけない。

9月30日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。2020五輪新競技候補の選び方と「老害」について話したあと黒兵衛と散歩してから東京へ。全日空ホテルで民主党笠ひろふみ参議院議員の政経懇話会で講演。2020年東京オリパラを「体育からスポーツへの一大転機に!」という内容で話す。講演の前に鈴木大地スポーツ庁長官を盛りたてることや2020に関しても超党派で理論武装して盛りたてないとエライコトになる…と笠議員に話す。あ。小生は別に民主党支持というわけではなくスポーツをきちんと理解する政治家がたくさん生まれてそんな政治家を応援したいと思ってるだけですからね…。

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