ナンヤラカンヤラ
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2003年 11月12月

CD
『ザ・ビートルズ/パスト・マスターズ』
『ザ・ビートルズ/パスト・マスターズ』
BOOK
ティム・ライリー『ビートルズ全曲解説』(東京書籍)
ティム・ライリー『ビートルズ全曲解説』(東京書籍)

10月1日(木)
朝佐吉と散歩はこの頃書いてませんけど必ず行ってますのでお間違いなく(笑)。その後連載コラムでビートルズのリマスター版について書く。いつの間にか『ビートルズ・フォー・セール』だけやのうて『プリーズ・プリーズ・ミー』『ウィズ・ザ・ビートルズ』『ヘルプ!』『ラバー・ソウル』『リヴォルヴァー』『マジカル・ミステリー・ツアー』『ホワイト・アルバム』の新譜が我が部屋に揃てる。誰がいつの間に買い集めよったんやろ(笑)。やっぱり古いCDと重複しても持ってたいなぁ。あ。重複せんCDをまだ買うとらへんがな。『シー・ラヴズ・ユー』も『ヘイ・ジュード』も持っとらへんがな。というわけで2枚組『パスト・マスターズ』を買いに出る。ついでに近所に開店した古本屋というより何でも売り買いしてるデッカイ古物商へ古本数冊を持ってゆく。「えっ!?一冊10円!?元値1冊1500円やで」「しかしコレはみんな読んだあとがありますから」古本やったら当たり前やないけえ…と言いかけて止める。そういや前にいた少し汚れた服を着た男が草臥れたナップザックから取り出していた本は新品と見紛うほど綺麗やった。どう見ても村上春樹を読む風貌には見えへんかった。ふ〜ん。興味が出たので売るのは止めてモウ一軒の巨大古物商へ。やはり一冊10円。新書は何故か一冊60円。「小さな本のほうが売れますので」とのこと。それに小生の持って行った新書は未読だった。値段だけ知りたかったので持参したビートルズ2枚組『レット・イット・ビー・ネイキッド』は50円。もちろん売らずに持ち帰る。コノ店でもコノ本をコノ人は読まんやろと思える人が新品のような本を売ってた。そうか…。俺はキチンとした古本屋を相手にすることにしょ。けど買うときは…と思てしまう。機会があれば一応付き合いある本屋に報告しとこ。

10月1日(木)つづき
晩飯映画劇場は今夜もクリント・イーストウッドと思ったところがNHK-hiでノルウェーの犯罪者と監獄事情についてのレポートをやってたので見てしまう。厳罰主義を完全に否定した「天国」のような監獄。それで(というよりそうした結果)犯罪発生率はロシアやアメリカの約20分の1(やったかな)。それにしても番組に登場したノルウェーの犯罪学者は神父さんや牧師さんやお坊様よりも神々しく見えました。それにしても東京五輪招致の情報が入って来んなぁ。IOC委員はホンマに最後のプレゼン聞いて投票都市を決めるちゅうんか?アベランジェ全FIFA会長がリオで決まりやと言うて投票を約束してくれたIOC委員を実名公表したそうやけどコレは敵失やで。しかし揺るがんかなぁ。シカゴは本気か?リオの決定を祝福するだけか?鳩山さんも日本人移住者とともに喜ぶ…とかなんとかメッセージ用意してるんか?そういや南米は1956年大会でメルボルンにブエノスアイレスが21対20で負けて以来負け続けのなかでのビッグチャンスやもんなぁ。あ。調べてて凄いことに気づいた。夏季五輪を2度以上開催(決定)したのはアテネ・ロンドン・パリ・ロサンジェルスだけ。2度目に挑戦して失敗したのはストックホルム・アムステルダム・ベルリン・ヘルシンキ・メルボルン・ローマ・モスクワ(冬季では札幌も1984年に2度目に失敗してます)。コレに東京も加わったらまるでオリンピックの歴史そのものやで。アジアで初の2度目の開催…はモット訴えるべきではなかったか…。南米初にやっぱり負けるかなぁ…。

GOODS
『ステッキ傘』
『ステッキ傘』

10月2日(金)
朝の佐吉の散歩のときに雨上がりの滴が光る美しいネックレスのような大きな蜘蛛の巣を発見。我が家の庭にも隣家や御近所の庭にも発見。蜘蛛も頑張って生きてるなぁ。今日だけは蜘蛛の巣トリは中止。新幹線で新大阪へ。杖と傘が一体化したアンブレラが昨日宅配便で『転ばぬ先の杖 shop ZEN』から届いたので持参。これがナカナカの優れもので雨の日の外出がぐっと楽になった。絶対オススメです。http://store.shopping.yahoo.co.jp/sutekki/index.html

10月2日(金)つづき
MBS『ちちんぷいぷい』生出演。オリンピック招致がテーマになったので東京落選ブエノスアイレスが当選と断言。誰がどう考えても内外の情報を知ればそういう流れで進んでるもんな。いくら応援しててもスポーツライターとして嘘はつけもんな。しかしミシェル夫人を口説き落としてオバマ大統領まで引っ張り出したIOCは見事やな。鳩山さんはマァ落ちても自分は傷つかんちゅう判断やね。新幹線とスタジオの冷房がどっちも寒かったせいか番組出番終了直後に悪寒が走り熱っぽい。ヤバイ。20キロ近く痩せたらいろいろ支障が出るみたい。ホテルにチェックインしてスタッフとの晩飯はキャンセルしてとりあえず寝る。夜9時頃朝日新聞からの電話で起きる。東京が五輪招致に成功した場合と失敗した場合の2種類のコメント喋ってルームサービスの「けつねうろん(きつねうどん)」かっ喰らってまた寝る。

10月2日(金)つづき
深夜MBSスタッフのお目覚めコールで起床。NHKでコペンハーゲンからの実況を見る。各国のプレゼンテーションの様子なんかの前に開会式直前の様子が少し流れて石原都知事と森元首相(体協会長)が2人で立ち話してたけど外国人の輪の中に入れない英語の堪能でない日本人の典型的な姿やったなぁ。第1回投票で落選はシカゴ。マドリードと違うんか!?IOCはラテン系が強いなぁ。こうなったら2回目で東京が落ちるなぁと思てたら案の定。しかも票数まで減らした。もうリオで決定やと100%確信できたのでベッドでウトウトしながらテレビの音だけ聞いて寝る。やっぱりリオやな。ムニャムニャ。予想通りやな。何故こうなったかについては地方新聞各紙(共同通信日曜配信)と『新潮45』今月下旬発売号に詳しく書きます。

DVD
『ペイルライダー』
『ペイルライダー』

10月3日(土)
朝起きるとシャキッ!良かった。気合で風邪をやっつけた気分。MBS『せやねん』生出演。東京の五輪招致失敗について「ブラジルはフランスからジェット戦闘機まで買いよったからねぇ」と話すと未知やすえさんが「日本もシャネルのフランスパンか何ぞ買うたらヨカッタのにぃ」大阪の番組はオモロイ。あとのコーナーで亀田興毅生出演。司会の元ボクサーのトミーズ雅サンと仲がいいこともあって最高にフランクな態度。弟の世界戦の宣伝とかで亀田プロモーションの名刺もらって隣の椅子に座ってボクシングについて話すがナルホド好青年。午前中最後の食事のコーナーまで一緒に出演。番組終了後新幹線と東海道で帰鎌。体調は戻ったと確信できたけどさらに車中でぐっすり眠る。夕方から夜にかけて共同通信配信の『五輪開催地選びで東京敗退の原因は?/体育と興行しかない日本のスポーツ/まずスポーツクラブの環境整備を』といった原稿を書く。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド『ペイル・ライダー』。滅法強いガンマンが1人で7人の悪漢保安官をやっつける。『用心棒』や『ハイ・ヌーン』や『シェーン』を充分意識したパターンを踏みながらシチュエーション(砂金採り・ガンマン=牧師)などに新しさを織り込んだ快作。東京落選の悔しさを忘れておもしろかった。

DVD
『ダーティ・ハリー4』
『ダーティ・ハリー4』

10月4日(日)
朝佐吉と散歩で疲労回復。東京が五輪招致に失敗したことについて少々資料調べと事情通と情報通に電話して取材したあと近所の学校(6年制の中高進学校)へ体育祭見学。棒倒しと騎馬戦に戦術がなさ過ぎる。俺が高校の時に発案した絶対に倒されない棒の立て方を教えたろか。などと思いながらけっこう楽しむ(笑)。どんな運動会もオモロイもんや。晩飯映画劇場は『ダーティ・ハリー4』。シリーズで唯一クリント・イーストウッドが主演に加えて監督を努めた作品。若い頃レイプされた姉妹の姉が次々と復讐を果たす。最後の幕切れに対して誰もがいくつかの別ヴァージョンを考えつくやろけど…どれがエエかな?と自分で考えるのも一興。ハリーが格好良すぎるのはこれでエエのんやろ。とにかくオモロイのんやから。

DVD
『ダーティ・ハリー5』
『ダーティ・ハリー5』

10月5日(月)
最近は老人性早起きで朝6時前には目が覚めて活動開始。夕方までじっくりと東京五輪招致失敗に関して某雑誌の原稿書き。連続して机に向かい続けて夕方には明日完成の見通しが立ったので晩飯映画劇場は『ダーティ・ハリー5』シリーズ最終作。マァおもしろいけど爆弾搭載ののラジコン・スーパー・カーを使ってのカー・チェイスなど少々チープかな。それにこういう映画はクリント・イーストウッドの齢の重ね方がわかる。まぁ原稿の忙しいときに息抜きとしては気楽に楽しめた映画。

DVD
『カルメン』
『カルメン』

10月6日(火)
午前中に某雑誌…なんていわんでも『新潮45』といえばいいだけ…の少々長い原稿を仕上げて送稿。テーマは東京の五輪招致の敗因。その直後からいくつか電話。石原都知事の発言が問題になってるらしい。大きな政治的な力が働いた……ってそれはホンマのことやけど…。それにブラジルがフランスのジェット戦闘機を買うた見返りにサルコジがリオを支持したちゅう話もしたらしい。シャーナイなぁ。そういうことはすべて政治家が口にする話やないわな。俺みたいなモノカキが書くことやで。石原さんはモノカキやな。政治家ちゃうなぁ。周囲で努力した人もガッカリやろな。1964年の東京もIOC会長に柿右衛門の壺やら根付けやら山ほど贈ってデトロイトに勝ったんやからお互い様。それが国際政治やで。これで次の立候補もアカンな。イヤそれにソーユー裏話を暴露するだけではモノカキとしても二流やで。一流のモノカキは……今月下旬発売の『新潮45』をお読みください。晩飯映画劇場はリタ・ヘイワース主演『カルメン』。ミカエラは出てこんのやな。リタ・ヘイワースは流石に魅力的やけど悪くもなし特徴もなし。寝よ。ムニャムニャ…イシハラちゅう作家はホンマに餓鬼やで…ムニャムニャ…一人で障子破っとれ…ムニャムニャ…いまでも破れたら大したもんやなぁ…zzzz…あ。障子破れたんやのうて招致に敗れたんやった…zzzzz…ウマイ!…zzzzz…。

DVD
『イマジン』
『イマジン』

10月7日(水)
朝起きて日刊スポーツ見ると石原都知事の発言が大きく取りあげられてる。朝日にはナシ。所詮はスポーツ新聞社会面ネタ程度か。ラジオ2本でソノコトを喋って明日外出予定があるので今日中に毎日新聞のコラムを仕上げる。晩飯映画劇場はジョン・レノンのドキュメンタリー映画『イマジン』。ビートルズ・デビュー時代からヨーコ・オノとのベッド・インまで。ナルホドと感心することとソレはチョットなぁとか時代やなぁ…と思うシーンが交互に続いて映画としてはリズムが悪く眠となった。歌のシーンはすべてエエ。Imagin there's no country…このユッタリしたテンポがLove & Peaceやで。そのあと『新潮45』の校正。やっぱり家庭用FAXはアカンで。リボン・インクではあんじょう字が出えへん。チクショー。長女の会社の業務用FAXで編集部からのFAXを受けてもらい長女が帰宅後仕事。久しぶりに夜中2時まで仕事。マイッタナ。おまけに台風近づいてきよったで。

DVD
『ダーティ・ハリー2』
『ダーティ・ハリー2』

10月8日(木)
眠いけど朝7時に目覚める。眠る力が衰えたのは歳とった証拠やな。外は暴風雨。今朝庭の整理する予定やったのに来るのが早過ぎるで。庭のレモンの木が鉢ごとひっくり返ってる。シャーナイな。けどこのスピードなら昼からは外出できそうやなと思たとおり雨は収まったのでスグレモノのステッキ兼用傘は出番なくステッキだけ持って都心へ。恵比寿のガーデンプレイスで万年筆ベストコーディネイト賞2009表彰式に出席。うわ。前年受賞者(今年度プレゼンター)の田中優子さんも金聖響さんも今年度受賞者の玉村豊男さんも有森裕子サンも皆揃てはる。ほかに若い美人女性のモデルや朝のテレビの新聞コメンテイターの方も受賞(名前忘れてすいません)。一般投票で選ばれたのが役所広司さんで「初めまして。あの…私大ファンなんです」と挨拶すると聖響さんも「わたしもウチの嫁もそうですねん」そこへ有森さんが「私もこの前お会いしたときに…」でミニ盛りあがり。「みんなが一番好きな映画はパコやとかいうたらショックですかねえ」「いえいえそんなことないですよ」有森さんとは東京五輪招致失敗の顛末について少々情報交換。「やっぱり…という感じなんですけどねぇ…」エライ上等のデカイ箱に入った万年筆をいただいて久しぶりにこのイベントのコーディネーターの石川次郎さんに挨拶して(テレ朝の『トゥナイト』に何度か出演したとき以来かな)相変わらずの強風のなか帰宅。電話でJ-WAVEラジオ出演。五輪招致失敗と石原発言について。晩飯映画劇場は『ダーティ・ハリー3』昨晩からの仕事でよほど疲れたのか途中で寝てしまう。

DVD
『ダーティ・ハリー3』
『ダーティ・ハリー3』
BOOK
宮崎学『ヤクザと日本−近代の無頼』(ちくま新書)
宮崎学『ヤクザと日本−近代の無頼』(ちくま新書)

10月9日(金)
久しぶりにゆっくりした一日。朝佐吉と散歩して体操して台風のあとのベランダを掃除して昼飯食って昨日途中で眠ってしもた『ダーティ・ハリー3』を途中から見てコレはイマイチやなソヤカラ『4』でクリント・イーストウッドが自らメガホンを取ったのかなと思てちょいと机に向かって仕事の整理を始めたら音楽プロデューサーのS社長から電話があって「今日ヒマやねん」「俺もですわ」「ほないつものとこで」ということになって晩飯は『鮨処もり山』。歓談してるとヨメハンからメール。オバマ大統領がノーベル平和賞やって。なんでやねん。なんもしてへんやん。まだこれからやん。S社長とのオモロイ話は続いてフリー飲んで寿司食うて満足。助詞の「て」を使って文章をつなぐのはもっとも稚拙な日本語の書き方なので皆さんマネをしないように。宮崎学『ヤクザと日本-近代の無頼』ちくま新書読み始める。メチャメチャオモロクてタメになる。

BOOK
栗田伸子/佐藤育子『興亡の世界史03通商国家カルタゴ』(講談社)
栗田伸子/佐藤育子『興亡の世界史03通商国家カルタゴ』(講談社)

10月10日(土)
やっぱり体育の日は10月10日でないと意味ないな。東京五輪開会式の日。1964年当時過去の記録から最も晴天の確率の高い日。「世界中の青空を東京に集めたような…」とNHKのアナウンサーが言うたんやもんな。その割には神奈川はスッキリ晴れへんな。昼間は心を落ち着けていろいろ仕事の処理。夕方から東京サントリーホールへ。ニューヨーク・フィルのコンサート。高3の1970年の大阪万博以来やで。あの時はバーンスタインの格好良さとベートーヴェンをアフタービートで踏み鳴らす足音の凄さに仰天したな。小澤征爾指揮をナマで聴いたんもあの時が初めてやった。武満の『ノヴェンバー・ステップ』やったなぁ。『展覧会の絵』はモノスゴイ音やったなぁ。その後来日して東京文化会館でショスタコ5番の大名演を残したときはチケット買うカネなんかない時期で悔しかったなぁ。バーンスタイン最後の来日は体調壊したためにたった1回となったコンサートをオーチャードで聴いたなぁ。そのときはロンドン響で今日とおんなし『ベト7』やったなぁ…なんて客席で思いっぱなし。アラン・ギルバートはオケを対抗配置にして若々しい音で良かったです。NYフィルも女性が増えたのにはチョット驚いたけど相変わらずシカゴ響みたいにアメリカン・サウンドと違うてヨーロッパ調の音でシックななかに迫力がありました。バーバーの『弦楽のためのアダージョ』もモーツァルト『ジュピター』も『ベト7』も見事。よかった。しかしねぇ…。バーンスタインは凄かったとどうしても…。帰りに『213』に寄ってキリンのフリー・ベースの思いノンアルコールビア飲みながら年齢を感じる。帰ってスコットランド戦VTR。もっと早よ点取らんとアカンな。石川・岩政エエな。

10月11日(日)
スポーツ&ヘルス・デイ(「体育の日」の英訳)のようなエエ天気。地域の運動会があるので佐吉を連れて小学校まで散歩。いかにも運動会的なバグレー作曲『国民の象徴』の行進曲が流れてると思たところが近くまで来たところでバーン!とピストルの音。佐吉が完全にフリーズ。どんだけ引っ張ってもテコでも動かん。そこへまたバーン!家の方向へ猛烈に引っ張る。拾われ犬やったから子犬の時に猟師にでも狙われたんかいな(笑)。シャーナイし帰宅。朝刊読んで仰天。広島と長崎が五輪招致やって?善し悪しはさておき完全に政治やな。ヒトラーのベルリン五輪や新聞売るために野球やらせてるのと発想は同じ…というのは言い過ぎか?スポーツのことは無視か?2都市開催なんて五輪憲章改定せんと無理やで。たしかにオリンピックは平和の祭典で普仏戦争に敗れた経験からクーベルタンが言い出した。けどそのクーベルタンはナチスの年金で晩年生活しとった。政治の渦に巻き込まれると大変やで。スポーツをきちんとすることが平和につながるんやで。広島や長崎はまずJOAやIOA(オリンピック・アカデミー)に向かって(参加して)核廃絶とスポーツのメッセージを出すのが順序と違うかなぁ…。

10月11日(日)つづき
午後から今日もサントリー・ホールへ。イ・ムジチ合奏団のコンサート。前半はロータ・モリコーネ・マンシーニ等の映画音楽特集。イタリアものは仰山あるなぁ。後半はヴィヴァルディ『四季』。ムジカ・アカデミカ・イタリアーナ(そんなイタリア語あるんかいな?)の最高峰。最高峰というのは少々退屈。アンコールの『赤とんぼ』がイチバン良かった。こういう音楽をこういう最高級の音で聴くのはホンマに贅沢やなぁ。帰宅したら新聞社から電話3本。広島・長崎の五輪招致について。先に書いたようなことを話す。けど1964年の東京五輪の聖火最終走者が原爆投下直後に広島県で生まれた青年やったいうことは忘れられたのかな?晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『ダーティ・ハリー2』。ちょいとタルイ。マイケル・チミノ(『ディア・ハンター』の監督)が脚本に関わった割にはストーリー(若い警察官集団が独自行動で「悪」の抹殺に動きキャラハン警部に敵対する)に無理がある。結局ハリーは1と4かな。

10月12日(月)
エエ天気や。朝からいろいろ電話。広島・長崎五輪招致について。本気で招致するなら広島1都市開催で2〜3競技だけ長崎というなら立候補できる可能性はある。東京五輪のときもヨット・乗馬は相模湾・軽井沢やったしな。けどこれだけスポーツ競技を無視してオリンピックを語るのは如何なものか?まぁ今年いっぱい可能性を探って世界にメッセージを放てば目的達成か?午後から有楽町へ3日連続コンサート。今日は身障者によるゴールドコンサート。ロビーの隅っこでTBSラジオ『荒川強啓のデイキャッチ』の電話出演して五輪招致の話をしてから客席へ。12組の身障者ミュージシャンが歌を競ってグランプリはなんと小生が大ファンの珍獣王国。彼のブルース・ハーモニカは最高やで。ゲストの元SPEEDの今井絵理子さんの歌も前大会グランプリの大石亜矢子さんとのコラボレーションも最高でした。今井さんは息子さんが聴覚障害で手話付の歌も見事でした。大石さんの連れてる盲導犬の素晴らしさ(堂々とした大人しさ)にもカンドー。素晴らしいコンサートでした。
ゴールドコンサートのHPはhttp://www.npojba.org/goldconcert
珍獣王国のHPはhttp://www.geocities.jp/chinjyuoukoku/
今井絵理子のHPはhttp://www.ellymusic.com/top.html
です。

DVD
『鍵』
『鍵』

10月13日(火)
朝佐吉と散歩のあと某雑誌に自分の脳卒中体験記を書く。経験してるコトだけに書きやすいと思たけど難航。自分の個人的体験を誰に読んでもらっても価値ある作品にするのはやっぱり難しい。スポーツや音楽のほうが書きやすい。たかが400字X4枚程度の原稿に悪戦苦闘しながら完成。晩飯映画劇場は谷崎潤一郎原作『鍵』。監督は市川崑。キャストは雁治郎・京マチ子・仲代達哉・叶順子・北林谷栄。面白くも怖ろしくも大谷崎瘋癲高血圧老人の性世界を見事に再現。脳出血の老人が他人事と思えんかったで(笑)。川島なお美主演のも見てみんとあかんかなぁ。ガッカリするかなぁ。あ。今朝は原稿なかなか書けんときWOWOWで三國連太郎のデビュー作『善魔』を見てしもたんやった。悪魔の反対の善魔。はっきりいうて善を振りまわして悪魔より厄介な存在。ゼンマイ侍のさらに邪魔な奴。わかるかなぁ。映画としてはなかなか面白かった。けど木之下恵介監督はマジメ過ぎるなぁ。あ。善魔か。

10月14日(水)
朝5時前に起床。5時40分大船発の東海道線で品川経由浜松町の文化放送へ。『吉田照美のソコダイジナトコ』初生出演。照美サンだけでなくアシスタントの唐橋ユミさんや正体不明謎のゴルフ評論家兼政治評論家の上杉隆さんにも歓迎されて「7時のリアルドクトリン」のコーナーだけでなく「週刊エンター」のコーナーにも出演させていただいて大好きな「運動会」について喋りまくる。その様子は同番組スタッフブログに写真入りで紹介されてます。http://www.joqr.co.jp/blog/soko2/

10月14日(水)つづき
文化放送生出演終了後上杉隆さんの案内でXXXのXXXXへ。なぜ伏せ字にしたかというとコレが文化放送のクイズになっておりまして来週まで伏せ字で失礼します。昨今は超有名スポットになってる場所で観光バスが何台も路駐して渋滞まで。XXXやXXX(ヒント・出版社です)のそばにコンナンがあるとは知らなんだ。上杉サンと吉田照美サンと文化放送スタッフはもちろん仕事でレポート。かつての職場である上杉サンの勝手知ったる他人の豪邸の解説を小耳に挟みながら俺は流行人気スポット大邸宅を散策。うわっ。金色の鯉も泳いどる。そうか。ナベツネとも関係深かったんか。そのあと松本清張も大好きだったというXXXのXXX(和菓子の名前です)を食して解散。充実した一日やったけどマダ昼前か。帰宅して少々昼寝。明日書く原稿の下調べのあと晩飯サッカー劇場。日本代表vsトーゴ。アーリー・クロスの考え方は意志一致できてたけど相手が弱すぎる。やる気なさすぎる。

DVD
『ぜんまいざむらいのうた』
『ぜんまいざむらいのうた』

10月15日(木)
朝佐吉と散歩のあと日課のダンベル体操とスクワット。健康を維持するよりも不健康ができる健康のほうがエエな。もう無理か。コラム1本仕上げて晩飯映画劇場はスティーヴン・スピルバーグ監督『太陽の帝国』。日中戦争と第二次大戦時の上海蘇州を舞台にした零戦に憧れるイギリス人少年が主人公の妙にリアリティを欠いた戦争(反戦)映画。ハリウッド映画監督が思想と芸術を志向して作品に挑戦したら失敗するな。いやハリウッドに限らへんな。映画は基本的に商品やな。良い商品が売れるし評価もされる。批判できない高邁な思想を持つ失敗作はゼンマイ侍やし善魔やな。ナンノコッチャ。しかし零戦は海軍やのに日本兵は皆陸軍やったな。まぁドーデモエエか。かつて大島渚サンに失敗作ほど愛してほしいといわれたことがあったけど難しいな。

DVD
『荒野の用心棒』
『荒野の用心棒』

10月16日(金)
昼前外出しようと思うと佐吉がなぜか不機嫌。暴れてサンルームの部屋をガリガリする。仕方ないので家に入れてやり外出。アッ!杖忘れた。かまへんわ。杖なしでも歩ける…と思て渋谷へ。脳出血以来半年。退院以来5か月。大丈夫と自分に言い聞かせて階段は手摺りを持ってゆっくり歩くがさすがに渋谷の大勢の人波に少々不安。みんなチャンと前見て歩かんけぇ。みんな横向いて歩いとる。しかしそのうちに慣れてきてタワーレコードへ。今月から始まる中日文化センターでの講義のためバッハとハイドンのDVD購入。ついでにいろいろ買うてNHKへ。関東甲信越地方番組審議会出席。いろいろ喋って会議の後ビール何杯かもろてハイヤーで東京駅まで送ってもろて杖なしで帰宅。チョット緊張して疲れたけど大丈夫やな。しかし杖というのは棒1本で身体と心の支えになるもんなんやなぁ。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演セルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』。昔見たときはガンファイトがもっと派手やったと思たけど意外と地味。しかしオモロイ。黒澤・三船の『用心棒』と詳しく較べとなった。

10月17日(土)
朝佐吉と散歩のあと昨日買うたバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのマーラー全集聴きながらコラム1本仕上げる。若いときの最初の録音。昔LPでほとんど持ってたけど聴き直すと見事。晩年再々録音したのより荒削りやけど自由奔放さがある。コラム書きあげたら娘が高橋大輔復活のスケーティングがネットに出てると騒いでた。なるほど。音楽はニーノ・ロータの『道』か。エエ曲選んだな。そういやこの曲は『ロメオトジュリエット』の映画音楽にそっくりやな。あ。『ゴッドファーザー』のメインテーマ(『愛のテーマ』とは違うほう)とも似てる。どれもニーノ・ロータやし当たり前か。これ歌い分けられたら隠し芸になるな(笑)。ジョン・ウィリアムスの『スターウォーズ』と『スーパーマン』と『インディ・ジョーンズ』と『E.T.』歌い分けられるのに次いでオモロイ隠し芸な…なんて思うのは俺だけか。今晩は晩飯フィギュアスケート劇場。浅田真央のひたむきさのほうがキム・ヨナの妙な色気より俺は好きやな。あ。ニュースが加藤和彦さんの自殺を…。なんでや…。クラシック系のコンサートで何度か逢うたのに…。ショック…。

DVD
『用心棒』
『用心棒』
CD
バッハ『平均律クラヴィーア集第1集』
バッハ『平均律クラヴィーア集第1集』
バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1集』
バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1集』
バッハ『無伴奏チェロ組曲』
バッハ『無伴奏チェロ組曲』

10月18日(日)
エエ天気。サッカーJ2の横浜vs岡山の試合を見に行く予定やったけど最近ちょっといろいろばたばたと忙しかったので自宅でボケエーッとゆっくりする日曜日を選ぶ。ボケエー。そうか。加藤和彦さんは鬱やったんか。ボケエー。そうか。フォークルの解散記念の25p盤いま持ってたら高い値ぇつくかなぁ。ボケエー。そうか。楽天野村監督はファンを味方につけたか。球団は片腹痛しやろなぁ。ボケエー。ポリーニのバッハ初録音『平均律』のCDは流石の綺麗な音でグールドの対極やな。ボケエー…とするのも飽きたのでヘアカットへ。終えて晩飯前映画劇場は黒澤明監督三船・仲代共演の『用心棒』。やはりオモシロイ。この面白さの根底にあるのはありえない設定にリアリティを持たすことやろなぁ。脚本の菊島隆三の力業やな。マカロニ・ウェスタンが成立したのもソコやな。ソコダイジナトコやな。文化放送のタイトルはなかなか急所やな。晩飯スケート劇場。織田1位はがんばった。浅田真央の音楽(おそらくタラソワ・コーチの選曲)ラフマニノフの『鐘』は俺は大好きやけど一般ウケはビミョーやろな。しかしキム・ヨナの音楽はナンデ『ヘ長調のコンチェルト』だけで作曲者を言わへんのやろ。公式発表がソレでも作曲者がワカランとそんな曲ヤマほどあって誰の曲かワカランで。ガーシュインやとわかる人がテレ朝にはおらんかったんやろか?ソコダイジナトコやのに…。

10月18日(日)つづき
今日自宅でボケエーッとし続けたのは実は一つ事件があってソレが気になって考え続けたこと。7〜8年前に客員教授として授業を受け持っていた京都の龍谷大学でオレの講義ノートが紛失した。誰か学生が盗んだのはミエミエ。オレは授業中に講義用ノートを講壇の上に置きっぱなしで広げたままトイレに行ったりして教授の講義用ノートを盗み見ることは推奨した。けど盗めとまでは指導してなかった。正気言うて腹も立ったけどソコまでして勉強したいかと思うと内容はオレの頭のなかに入ってることやからソウ怒り心頭に…ということもなく新しいノートを創り直してその後の国士舘大学院や立教大学院での授業やスポーツジャーナリスト塾での講義をこなしてきた。その「消えたノート」と一緒に消えた様々な資料が龍谷大学教務課をとして送り返されてきた。「この資料と雑誌は、以前学部共通特別講義で使われたスポーツライターの玉木正之先生のものです。お返しするのが本当に遅くなり本当に申し訳ありません。字も汚い字になってしまい申し訳ありません」という「盗人学生」の手紙付。オレのノートを盗んでまで勉強しようと思た気持ちは大したもんや。けどコノ稚拙な文章はナンヤ!オレのノートを盗むくらいの奴がこんな稚拙な文章を書くとは情けない!ちゃんと勉強せい!ボケッ!それにしてもモウ社会人で仕事してる年齢のはず。何しとるんやろ。別に興味ないけど。

BOOK
宮崎学『近代ヤクザ肯定論 山口組の90年』(筑摩書房)
宮崎学『近代ヤクザ肯定論 山口組の90年』(筑摩書房)
岡田英弘『中国文明の歴史』(講談社現代新書)
岡田英弘『中国文明の歴史』(講談社現代新書)

10月19日(月)
朝佐吉と散歩&体操のあと新幹線で大阪へ。MBS『ちちんぷいぷい』生出演。そうか。加藤和彦さんにはいろいろあたんやなぁ。その他いろんな話題をざこば師匠やなるみさんや宮川俊二さんらと楽しく話す。そうか。タジン鍋のタジンってチゲ鍋のチゲと一緒で鍋という意味なんや。「タジン鍋」も「チゲ鍋」も「鍋鍋」いう意味なんやな。芝田山親方の太さを維持できる元気さが羨ましい。行きの新幹線で宮崎学『ヤクザと日本-近代の無頼』(ちくま新書)読了。時間かかったけどコレは名著です。『近代ヤクザ肯定論-山口組の90年』(筑摩書房)も読まねば。そうか山口組三代目の田岡一雄は神戸市警の一日所長もやったことあるんや。帰りの新幹線で岡田英弘『中国文明の歴史』(講談社現代新書)読み始める。ユーラシア史の話は岡田氏の著作を読めば充分。オモシロイ。帰りの新幹線で『ぷいぷい秋の弁当』を食べたので(美味かった!)減ってへんけど女房と娘が『213』にいるというので寄って帰る。生ビール2杯と赤ワイン1杯半。さほど飲みたいと思わんようなったんはエエコトかワルイコトか!?

DVD
『椿三十郎』
『椿三十郎』

10月20日(火)
昨日で脳出血から半年。我ながら見事な早期回復に満足。しかし以前のような他人が迷惑に感じるほどの元気さはナシ。体重落としすぎ?血圧下げすぎ?このくらいでエエノンかな?原稿1本書いたところで今日が結婚記念日やと気づく。毎年オレもヨメハンも記念日が過ぎてから気づいてマタ今年も忘れた…で終わるのに今年は当日気づいてしもた。餓鬼ども全員にメール。反応なし。なんでやねん。仕方ないので自分たちで祝うべく『鮨処もり山』へ。シャンパン開けて乾杯。結婚30年。真珠婚というらしい。出逢ってからやと39年。山も谷も飛行機も潜水艦も(ナンノコッチャ)イロイロあったけどまぁよう続いた。酒量が減ったから帰宅してからも時間がある。食後の映画劇場は黒澤明『椿三十郎』。何遍も見て知ってるはずが何遍見てもオモシロイ。

10月21日(水)
朝文化放送。体操日本世界選手権個人総合男子金女子43年ぶりメダルの話。RKB毎日も同じ話で…と思ったところがMCの中西一生さんから是非にと別テーマの要請。新潟で行われた身障者スポーツ大会の2種目で福岡県代表が予算不足から出場できなかったことについて県知事がパラリンピックはオリンピックとは違い勝つことが目的ではないと発言。まだこうこう阿呆なことを言う人がいるのにウンザリ。しかも知事やで。身障者スポーツと健常者スポーツのドコで区別するんや?そういう区別こと差別やないか。午後から音楽編集。土曜日から始まる中日栄文化センター新シリーズ『クラシック音楽道場入門』の準備。新シリーズはちょいとオペラから離れて音楽を考えてみます。面白さは同レベルのはず。さて晩飯映画劇場は…と思たら次女がBFと一緒に帰ってきた。俺らの結婚記念日のお祝いかと思たら自分らのことかいな。まぁ若いときは思い切り何でもやれ。それしか言えんわ。クライマックスシリーズは…さておき…やっぱり日本シリーズはセ・パ両リーグの優勝チームで闘うべきですよね。

10月22日(木)
朝中日栄文化センターのレジュメづくり。午後からは明日の辻井親子取材のための資料読み。晩飯前映画劇場は『荒野の用心棒』のDVD2時間にも及ぶボーナス映像を見る。コレはなかなか面白かった。そうか。アメリカでテレビ放送されるときは理由なく殺し合うのはいかんとの理由で特別プロローグをつけたんか。晩飯時はNHK-BSでクライマックスシリーズ。試合時間が長いなぁ。巨人・北海道の勝利を確信して晩飯途中からWOWOWで中居・仲間の『わたしは貝になりたい』。役者は熱演。CGの色が綺麗すぎて空疎。それが狙い?橋本忍の脚本は構成が?若い人を使ってほしかった。小学生低学年の頃テレビでフランキー堺主演のドラマを見た。何も憶えてないが主人公の泣き顔のアップを見て泣いた記憶がある。親父も泣いてた。リメイクするなら21世紀終戦後60余年の現在という時間を意識した作り方にせな…。

DVD
『漱石夫妻の墓』
『漱石夫妻の墓』

10月23日(金)
朝ピアニストの辻井伸行君とお母さんの取材のため雑司ヶ谷へ。現地に早く着きすぎたうえ近くに喫茶店が一つもないので広い墓地を散策。すると竹久夢二の墓を発見。しばらくして尾上梅幸と市村羽左衛門(どっちも何世かは忘れた)の墓も発見。またしばらく歩くととてつもなくデカイ墓の裏に出て夏目金之助の文字が読めたので表へ回ると文献院古道漱石居士の文字。横に並んで圓明院清操浄鏡大姉の文字も。きっと鏡子夫人だと一目でわかる。夫婦が並ぶのは禅宗かな。デカイ墓石は下部が少し広がったカーヴになっていてデザインはモダン。ふ〜んと何やら感慨に耽ってからまず辻井いつ子さんの写真撮影とインタヴュー。5〜6年前やったか三枝成彰さんプロデュース金聖響さん指揮のオペラシティでのコンサートの後の打上でお逢いして以来の再会。まったく普通のお母さんの言葉に話が弾む。続いて伸行君と歓談。そうか。こんだけ忙しかったらガールフレンドは無理やでえ…いや男女の出逢いと仕事で多忙は無関係か…てな話で楽しかった。次回はコンサートで。横浜で嫁さんと待ち合わせ。着替えを受け取って名古屋へ。

DVD
『ゴジラ』
『ゴジラ』

10月24日(土)
朝東海TV『スーパーサタデー』生出演。クルマ好きの峰竜太さんが東京モーターショウへ行ってスーパーカーからエコへの変化の取材をしてきたので究極のパリ・コレは全裸という映画があったけど究極のモーターショウのクルマはどんなんでしょうねえという話をする(ナント長い文章や)。久しぶりの浅井慎平さんにトイレの連れションで大病を患った報告。「でも良かったねえ」「はい」。ホテルへ帰って休んだあと夕方から中日栄文化センターで40人くらいのオジサマオバサマ方を相手に『クラシック音楽道場入門』。半年ぶりの名古屋での講座。楽しくマオリ族の音楽やグルダのピアノやナイジェル・ケネディのヴァイオリンやノリントンやカルロス・クライバーの映像を見ながら西洋音楽の誕生から交響曲が生まれるまでをザックリ話す。最初登場したとき昔のオペラ講座から通って下さってる皆さんが拍手してくれはって嬉しかった。これですべての仕事復活。帰宅後晩飯映画劇場は『ゴジラ』。もちろん1954年の東宝版。宝田明・河内桃子・志村喬。水爆の脅威への驚異と恐怖がかなりのモンやったんやな。地方での一日二つの仕事はさすがに疲れてバタングー。zzzzz…。

DVD
『モスラ対ゴジラ』
『モスラ対ゴジラ』

10月25日(日)
起床は7時。よう寝た。雨模様。止んだ間隙を縫って佐吉と散歩。昼飯外食を兼ねて選挙へ。参院神奈川補選は民主への反動がどう出るか。鎌倉市長選は民主・社民・ネット相乗り女性プロ候補vs30代アマ男性。分裂民主が後者を支持。いずれにしろ自民はカヤの外。これが将来の日本の政党政治の姿かな。晩飯スケート劇場は…う〜ん浅田真央は何が問題なんかなあ…。挑戦するのはエエコッチャけどスケーティングが明らかに下手糞な選手より下の点数しか取れんような構成は問題やで。晩飯後映画劇場は『モスラvsゴジラ』。テーマは反核反戦反乱開発。東京五輪の頃までの芸能世論は正常やったね。どこで狂たんかな。ザ・ピーナッツの歌声は素晴らしいです。参院補選は民主。鎌倉市長選は反民主反組織反似而非草の根政治家の30代地元若者が大差の勝利。鎌倉市民のなかなかエエ判断やね。民主は反省すべきは反省せんとアカンな。なぁナガシマくん。

DVD
『鍵』
『鍵』
BOOK
落合淳思『古代中国の虚像と実像』(講談社現代新書)
落合淳思『古代中国の虚像と実像』(講談社現代新書)

10月26日(月)
風雨強し。台風はまだのはずやけどなぁ。朝コラム1本書いて送って午後から東京へ。電車で落合淳思『古代中国の虚像と実像』講談社現代新書読み始めたらナカナカ面白い。『夢のない話を延々とするので、現実的な話は聞きたくない、という人は本書を読まないことをお薦めしたい』という書き出しが気に入った。中国夏王朝の記述は記紀の神武と崇神が重なるのと似てるんやなぁ。西新宿の明治安田生命ホールへ行って金龍山浅草寺の仏教文化講座で講演。ナント!浅草寺の関係者がオレの入学した大学の1年先輩でオリエンテーション委員をやってた人でオレの下宿に2度も泊まったことのある人物。いやぁ懐かしい。こんなことってあるのんやなぁ。『スポーツとは何か』というテーマで1時間喋ったあと仕事の関係でマーラーのCDとブーニンのピアノのCDを買うためにタワーレコードへ。テノール歌手のステファノの10枚組CDが1900円ほどで売ってたからこれも買う。なんで輸入盤BOXはどれもこんなに安いんかなぁ。帰宅後晩飯映画劇場は『鍵』。微妙。柄本明は雁治郎と較べて若すぎる。老人のイヤらしさがない。川島なお美は怖さがない。奥方ではなくお手伝いさんに見える。それにしてもヒップは大きい。ソレニコノ物語ハヤッパリ京都ヲ舞台ニスベキデ京女ノ怖サヲ出スベキデスヨ。池田俊治監督は『天使のはらわた』のほうがエエのかなぁ。

10月26日(月)つづき
そうか。プルシェンコちゅうのはたいしたやっちゃな。けどエキジビジョンに笑顔で現れた浅田真央も凄いな。そうか。彼女の演技内容はキチンと滑ればキム・ヨナよりはるか上いくんか。ほんならガンバレ。

DVD
『鍵』
『鍵』
『グッドフェローズ』
『グッドフェローズ』
BOOK
アーロン・スキャブランド『犬の帝国−幕末ニッポンから現代まで』(岩波書店)
アーロン・スキャブランド『犬の帝国−幕末ニッポンから現代まで』(岩波書店)

10月27日(火)
富士山が綺麗。久しぶりの全景バッチリ。近所に見所ポイントはいくつかあるが見物人も何人か繰り出していた。さすが富士山やね。この美しさがワカラン佐吉はドーショーもない犬やなぁ。まぁシャーナイか。昼新聞の取材を受けるため大船へ。テーマは楽天と野村監督解任騒動。それが如何につまらない騒動であってプロ野球界には他にもっと重要なことがあるということを話す。久しぶりに島森書店へ。本を何冊か注文したあと棚をぶらぶら見ていたら『犬の帝国』と興味を引く題名を発見。副題に『幕末ニッポンから現代まで』帯に『文明開化から忠犬ハチ公そしてペット大国へ犬から見た近代日本』とあり迷わず購入。著者はアーロン・スキャブランドという北大留学経験のあるアメリカ人。チョット読んだだけでも面白い。ただし3200円は高いで。岩波の本は軒並み高すぎるで。

10月27日(火)つづき
帰宅後晩飯前映画劇場はイタリアン・ポルノと銘打った大谷崎原作『鍵』。ところがこれがナカナカの出来栄え。1940年のファシズム台頭時の党員老教授が主人公。ウブな若妻が鍵と日記と娘の恋人のおかげで怖ろしいまでに変身。モシモ大谷崎ガ生キテイタナラ京まち子ヤ川島なお美デナクコノ映画ヲ選ンダニ違イナイト確信ヲ持ッテ断言デキル作品デアル。若妻ニ命ジラレテ女装シテこいたすノアト死ヌナンゾ老人性まぞひずむノ谷崎ニハ喜ビノ極致デアロウ。監督は『カリギュラ』のティント・ブラス。音楽はエンニオ・モリコーネ。さほど印象に残る音楽やなかったけど老教授が死んでヴェネチアの海をゴンドラで棺が運ばれていくときにムッソリーニの演説がかぶさり戦争が始まるのは印象的。晩飯映画劇場はマーティン・スコセッシ監督『グッドフェローズ』。これもまたナカナカのマフィア映画。イタリア系アメリカ人の喧しいほどの台詞に乗せた会話とカメラワークが見事。シチリア出身の監督にしてはじめて可能な方法とテーマ。それにしてもロバート・デ・ニーロも見事。ゴッドファーザーもできるうえにこんな三下もでけるんや。

10月28日(水)
早朝ラジオ2本。明日のショウアップ・ドラフト批判。ようコンナ人生籤引きゲームをTV見世物にするなぁ。佐吉と散歩のあと先日タワーレコードで買うた音楽を聴きながら仕事の整理。『ジュゼッペ・ディ・ステファノ・チャーミング・ヴォイス』という10枚組CDが1300円程度。同じくバーンスタインの10枚組CD(スカラ座にデビューしてマリア・カラスと『夢遊病の女』を演奏した全曲盤ライヴや自作の交響曲2番やブロードウェイ・キャストを起用してNYフィルと録音した『ウェスト・サイド・ストーリー』やニューヨーク・スタジアム・オーケストラなんてのを指揮した『新世界』や『悲愴』やフィルハーモニア管を指揮してピアノ弾いたラヴェルのP協やグールド独奏のベートーヴェンP協など)も1300円程度。ほかにグールドの10枚組CD(バッハからシェーンベルクまで)も1300円。どれもドイツのMembran Music Ltd.なんて会社が製作したものの輸入盤。なんでコンナ安いのんやねん。

10月28日(水)つづき
夕方から浜離宮朝日ホールへ。水曜日で店がお休みの『鮨処もり山』の大将夫妻と待ち合わせして山下洋輔さんとサムルノリのキム・ドクスさんのジョイント・コンサートへ。いやぁ凄い迫力。いやぁキム・ドクスさんの叩くチャング(鼓)の迫力はモノスゴイ。負けじと洋輔さんの拳骨&肘打ち。こんなレベルの高い演奏が存在してるだけでも嬉しくなる。終わったあと楽屋へ。さすがに洋輔さんチョイト息があがってましたなぁ。来年ニューイヤーのパンフレット原稿を念押しされたけど今回はブーニンとの対決で既にチケットは早くも売りきれ間近とか。これも企画を聞いただけで凄い。キム・ドクスさんと握手して手が柔らかいのには驚いた。帰りに『213』で食事して仕事帰りの長女と待ち合わせして帰宅したら12時半すぎ。長い一日。眠い。

10月29日(木)
昨晩久々に(退院後初?)夜更かしをしたので朝8時近くまで寝る。ただし夜中2度ほどトイレへ。歳ですな。トホホ。佐吉が散歩時間の遅さに少々戸惑ったか。外へ出た途端すぐに大小便。排泄尾籠な話題が多くなると犬も人間も歳の証拠ですな。トホホ。とはいえ胸回り腹回りはどんどん若返る。メタボが懐かしい。セルジオ・レオーネもフランシス・コッポラもアルフレッド・ヒチコックも太目でカッコエエでぇ何がメタボじゃオレは違うけど…と思いながら昼飯映画劇場『続夕陽のガンマン』。前の2作で成功したためか南北戦争の壮大なロケ。とはいえ顔のアップとスロウなリズムとテンポと臭い演技と音楽はマカロニ・ウェスタンならでは。すっかり毒される。酔えばいいのだ。酔えるモノはイイモノなのだ。夕方からTVで“ドラフト”会議。やはりこの会議はテレビに向かない。退屈。プロ野球は野球のゲームに最も力入れるべし。当たり前のコッチャ。夜東京から新潮社の編集者が来訪。坂井保之さんも一緒になって晩飯は『鮨処もり山』へ。楽しい一時。カワハギwithキモの握りが最高。坂井さんのプロ野球話に耳を傾ける。歴史を残さなイカンなぁ。

DVD
『続・夕陽のガンマン』
『続・夕陽のガンマン』
『ワイルドバンチ』
『ワイルドバンチ』

10月30日(金)
朝からいろいろ電話。そうか。菊池雄星ドラフトの裏にはソンナコトコンナコトがあったんか。民主党の主張してる「スポーツ権」に関する訴えがあったらどないなるのんやろ?彼はメジャーのドジャースに行けるようなるんやろか?証拠もないし犯人もワカランから無理やろな。それにしても日本の球界はプロもアマも陰湿やで。これでようマスコミがバックについとるなぁ。気分悪いから昼飯映画劇場はサム・ペキンパー監督『ワイルドバンチ』。暴れまくる撃ちまくる殺しまくる。マカロニ・ウェスタンより一枚上手。さすがペキンパー。大学の頃見たときよりずっと“意図”がよくわかる。要するに『けんかえれじい』と同じ満身創痍感やな。午後からチョイト仕事して晩飯映画劇場は松本清張原作野村芳太郎監督『砂の器』。小説も映画もミステリーがさっぱりオモロイと思えん小生としては生誕100周年でチョットくらい見とかなあかんと思て見るけどヤッパリアカン。社会派ミステリーというのがますますワカラン。NYでも活躍する新進音楽家が過去を消すために殺人を犯すというのは筋書上破綻してるとしか思えん。役者の演技も弱い緩い甘い。映画の後半緒方拳の登場で画面がようやく締まる。

DVD
『太陽の季節』
『太陽の季節』
『砂の器』
『砂の器』
『三大怪獣 地球最大の決戦』
『三大怪獣 地球最大の決戦』

10月31日(土)
朝佐吉と散歩&筋トレ。もうコーユー言葉を使うべきやろな。まさかリハビリでもあるまいし。ダンベル使て汗かいたあと仕事の整理。何かやることを忘れてるような気になってたら今夏立教大学院での講義を受講した学生のHクンからtel。そうや。忘れてた。アルゼンチンから帰ってきた挨拶にお土産持って来よるんやった。というわけで歓談。写真も見せてもらう。アルゼンチンの女子サッカー代表は美人が多いなぁ。チョコレートと豚か牛かリャマかワケのワカラン偶蹄目の動物の足でできた栓抜きをもらって2時間ほど歓談。仕事する気にならず晩飯前映画劇場は『太陽の季節』。DVDに入ってた石原慎太郎のインタヴューが面白かった。そうか。この戦後太陽族小説は「時代と寝ることができた幸福な作家の作品」か。なつほど。ほんであとが続かんかったんやな。南田洋子の演技と長門裕之の演技モドキにどことなくのちの夫婦生活と現在を感じる。演技や作品の優れた人と「時代と寝た(だけの)人」の差は明白やな。晩飯日本シリーズ劇場はファイターズ追い上げ惜しくもジャイアンツ逃げ切り。監督はキチンとした日本語を喋ってほしいなぁ。解説者も…。けどマァこれも時代かな。晩飯後映画劇場は『三大怪獣地球最大の決戦』。ラドン・ゴジラ・モスラがキングギドラと闘う。反核反原爆が消えてお子様映画に。これまた時代か。

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