ナンヤラカンヤラ
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2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月

DVD
『女殺油地獄』
『女殺油地獄』
BOOK
『SWITCH Vol.35 No.11 襲名前夜―松本金太郎』
『SWITCH Vol.35 No.11 襲名前夜―松本金太郎』(スイッチパブリッシング)
DVD
『暫・外郎売』
『暫・外郎売』
BOOK
『歌舞伎座さよなら公演 五月大歌舞伎/六月大歌舞伎(第3巻)』(小学館)
『歌舞伎座さよなら公演 五月大歌舞伎/六月大歌舞伎(第3巻)』(小学館)
『歌舞伎座さよなら公演 三月大歌舞伎/四月大歌舞伎(第2巻)』(小学館)
『歌舞伎座さよなら公演 三月大歌舞伎/四月大歌舞伎(第2巻)』(小学館)

5月1日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日もエエ天気。ホーホケケキョのウグイスはそう言えば3年越しか。ウグイスの寿命は何年くらいなんでしょうねえ?そう言えば鳥の寿命って全然知らんなぁ…と思いながら帰宅。イロイロ準備して東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。途中久しぶりにデモ行進に遭遇。今日はメーデーか。安倍内閣退陣を求めていたけど近頃サヨクはヨワクなったなあ。メーデーが英語でアメリカ生まれのイベントだと知らない人も多いか。いやメーデー自体を知らない人も多くなったか。TBSで『ひるおび!』生出演。バドミントン界の騒動について話す。国際大会の賞金についてバドミントン協会や県の教会を通ってくることについて八代サンが「それってピンハネ?」「いや。運営費の徴収ですね」と答えたもののかつてのアマスポーツにも多額の金が動くようになった昨今日本のスポーツ界も改革の秋(とき)ですね。こういうときは漢字は「秋」でいいんですよね。日本体育協会が日本スポーツ協会と名前を変えたのですから各競技団体へも体育団体でなくスポーツ団体に変わるよう指導してほしいですね。短い時間でいろいろ喋ったあと東銀座の歌舞伎座へ。お土産コーナーで「さよなら歌舞伎座公演」のDVDを購入してから帰宅。翻訳作業に邁進してから晩飯歌舞伎劇場。4歳の市川金太郎襲名の初舞台。お爺さん(幸四郎)お父さん(染五郎)と一緒に鏡獅子。可愛い。この3人が今年正月2月の高麗屋白鴎幸四郎染五郎の三代襲名をしたのか。染五郎となった金太郎の義経は美しかったですね。8年前の貴重な記録も面白かった。つづけて『女殺油地獄』。いやあ仁左衛門の与平衛は最高の演技でした。見事な目つきの狂い方。感服しました。しかしお吉(孝太郎)を油まみれになりながら殺すシーンでバックに響く三味線(太棹)の音色(音楽)は凄いですね。これはシェーンベルクやベルクやウェーベルンも真っ青の新ウィーン楽派以上の(以上という言い方もヘンですが)最高の現代無調音楽ですよ。いやぁ…マイッタ。この歳になってもまだまだ知らないことが多いですなあ。風呂あがりに調子に乗ってウィスキーをもう1杯呑みながら海老蔵の『暫』を見てヤンヤヤンヤ。寝よ。

DVD
『曽根崎心中』
『曽根崎心中』
BOOK
『講談名作文庫23幡随院長兵衛』(講談社)
『講談名作文庫23幡随院長兵衛』(講談社)

5月2日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。GW特集として島田裕己さんの新刊『京都がなぜいちばんなのか』(ちくま新書)を紹介する。「ローマは一日にして成らず」でローマ帝国完成まで何百年もかかったけど京都は今もアンダーコンストラクション(建設中)で伏見稲荷の千本鳥居もピカピカの金閣寺も最近できたモノという本に書かれたことを紹介。そうですよね。俺が子供ときには歌舞伎の『矢の根』で有名な重要文化財の建仁寺の勅使門(平重盛の館の正門を移築)も子供野球のバックネットでしたからね。いろいろ話してから黒兵衛と散歩のあと翻訳作業。本編12章を終えていよいよエピローグ。ふうううう。あっという間に晩飯歌舞伎劇場は吉右衛門主演の『極付幡随長兵衛』。吉右衛門は上手いなあ。江戸の親分が旗本水野十郎左衛門(仁左衛門)に湯殿で殺される。それを知りながら出かける長兵衛。侠客の鑑ですな。風呂に入ったあと藤十郎と翫雀のお初徳兵衛で『曽根崎心中』。道行きの花道は親子共演のほうがはでやったかな。しかし近松門左衛門という人物は本当に日本のシェイクスピアですなあ。いや沙翁が英国の近松か。翻訳もいよいよ佳境。寝よ。

DVD
『アイズ・ワイド・シャット』
『アイズ・ワイド・シャット』
CD
『ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/ジャズ組曲第2番』
『ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/ジャズ組曲第2番』
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調/ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲』
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調/ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲』
DVD
『歌舞伎名作撰 梅雨小袖昔八丈 髪結新三』
『歌舞伎名作撰 梅雨小袖昔八丈 髪結新三』

5月3日(木)
憲法記念日。小生は今の憲法を絶対に変えてはいけないとは思わないし改憲論議を自由にするのはいいことだとも思うけど戦争体験のない父親の元で育った坊ちゃんが進めようとする改憲には断固反対したいと思うけどオマエはどう思う?と黒兵衛に訊きながら散歩。ワン。さあ。翻訳作業もフィニッシュ目前となったところへ思わぬ援軍。avexからCD2枚が送られてくる。1枚は佐渡裕指揮トーン・キュンストラー管弦楽団のショスタコーヴィチ『交響曲第5番』。佐渡さんが大得意としている楽曲。さらにエネルギッシュになった感もあって気分高揚。おまけに『ジャズ組曲』も入っていてニコニコ。この楽しくも寂しいサーカスのジンタのような楽曲はショスタコの見事な遊び心が表れたロシア臭ぷんぷんの見事な佳品ですね。キューブリックの遺作となった映画『Eyes Wide Shut(アイズワイドシャット』のテーマ曲として使ってますね。確かこの映画の最後の台詞はニコール・キッドマンがトム・クルーズに向かって放つ一言「Fuck!」でしたね。もう1枚のCDは辻井伸行クンのピアノでグリーグのピアノ協奏曲。バックはなんといまノリノリのペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィル。のぶクンのピアノはもう大家の領域ですね。のぶクンなんて呼んではいけませんね。迫力も自在のテンポも音色の美しさもただただ凄い!見事です。ペトレンコのバックも見事。イギリスはかつてのラトルとバーミンガム交響楽団のように素晴らしいオケを輩出しますね。もう1曲はラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』辻井クンの(やっぱりクンのほうが呼びやすい)ピアノが大暴れ。見事です。素晴らしいBGMに助けられて夕方に翻訳完成!ヤッホー!といってもまだボブさんへの質問が沢山残っていて書き直さなければいけないので日曜までは作業が続くかな。しかしいったんは区切り。ふううううう。晩飯歌舞伎劇場は『髪結新三』。幸四郎の演技は見事だけど小生にはまだ新三のキャラがよくわからない。所詮はヤクザ者か?風呂のあとウィスキー・ロック飲みながら『女殺油地獄』仁左衛門の狂気殺人のシーンを見直す。ウム。このバックの太棹はやっぱり見事。これはシェーンベルクのソナタですね。

DVD
『伽羅先代萩』
『伽羅先代萩』

5月4日(金)
今日は何の日かと思ったらカレンダーに「みどりの日」と書かれていた。なるほど目青葉山不如帰初鰹で近所の鳥もホーホケケキョと1音過剰に元気よく啼くなか黒兵衛と散歩のあとボブ・ホワイティングさんに電話。最終章(12章)とエピソードの翻訳でわからない英語の部分を1時間以上いろいろ尋ねたあと午後から原稿の書き直し。ふうううう。相当進んだところで晩飯歌舞伎劇場は『伽羅先代萩』。伊達騒動。花水橋の場で足利頼兼(橋之助)が二木弾正の手下に狙われるがお抱え力士の細川谷蔵(染五郎)に助けられる。そのあと竹の間の場。鶴千代の乳母政岡(玉三郎)と二木弾正の妻八汐(仁左衛門)による伊達家大奥女たちのの暗闘。なかなか面白い。仁左衛門は何をやらせても上手いですねえ。世界卓球。男子は韓国に敗れる。韓国は強さが復活しましたね。女子は南北合同チームに見事3連勝。石川の粘りは神がかり。フルセットのジュースで3度もエッジ・ショットでマッチポイントを取られながらもそれを凌いでの逆転勝利。明日の中国戦が期待される。

BOOK
フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』(新潮文庫)
フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』(新潮文庫)

5月5日(土)
端午の節句。黒兵衛と散歩して鯉のぼりをあげている家を2件発見。やっぱり家には子供がいないといけませんね。子供がいて親がいて爺婆がいて家となる。国もそうですね。ワンワン。終日『TWO OLYMPICS(仮題)』の翻訳文の清書。清書のときは原文(英文)を完全に無視して日本文だけを読みやすさだけで書き直す。ときには大胆な削除や同じく大胆な書き加えも。ボブさんの『和をもって日本となす』(角川文庫)やR・エンジェル『シーズン・チケット)やS・モフェット『日本式サッカー革命』(集英社インターナショナル)を翻訳したときと同じやり方。きっと翻訳家の皆さんも同じやり方だと思う。できるだけ注釈などはなくしてひたすら読みやすく…。しかし今回のボブさんの『TWO OLYMPICS』のなかにもでてきたけどフィリップ・ロスの『THE GREAT AMERICAN NOVEL』を中野好夫氏と常盤新平氏が『素晴らしいアメリカ野球』と訳したのは見事。とはいえこの訳をそのままボブさんに文章にはめ込むと妙な誤解が生じるかも。で仕方なく『素晴らしいアメリカ小説』と訳した上で訳註を付ける。ま。シャーナイですね。夜までにほぼすべての清書が済んだのでヨメハンと大船へ夕食に。西友でいろいろ日常雑貨の買い物に付き合ったうえで久しぶりにビア・バー『213』へ。ドイツ・ビアやブラウマイスターを呑みながらシーザース・サラダ&葱と焼豚のサラダ&大蒜タップリのエスカルゴとジューシーなハンバーグ・ステーキで満足。家に帰って伽羅先代萩の続きをと思ったら日本vs中国の卓球女子決勝。全4試合見てしまう。中国は強いし老練老獪。しかし初戦で伊藤美誠が劉に大逆転で勝ったのは見事だった。2年後が楽しみですね。

CD
『ハイドン:交響曲《朝》《昼》《晩》』
『ハイドン:交響曲《朝》《昼》《晩》』

5月6日(日)
GW最終日…というニュースを朝から聞いてもこちとらまったく関係なし…だよなあ黒兵衛。ワン。と会話しながら散歩して今日も翻訳。ラストスパート。『TWO OLYMPICS(仮題)』第12章の清書を仕上げて昼飯食って『TVタックル』と『なんでも鑑定団』を少し見て午後からエピローグの清書を仕上げる。訂正した箇所や付け加えた箇所をボブさんにEメールで送って「お疲れ様。今度呑みましょう」の返事をもらって一段落。ヤッホー!あとは結構ヘヴィな校正作業と「訳者あとがき」。それに日本版の正式タイトルを決める作業などなど。いろいろやって7月下旬(東京五輪開幕2年前)の出版には漕ぎ着けられそうかな。ふうううううう。晩飯歌舞伎劇場は一昨日の『伽羅先代萩』のつづき。「御殿の場」と「床下の場」。玉三郎の政岡と仁左衛門の八汐は相変わらず見事で堪能したけど千松が大活躍。たしか関西弁で「せんまつ」と言えば空腹のこと。「腹が減ってもひもじゅうない」の台詞から出たと中田昌秀『水商売うらことば』(湯川書房)に出ていた。久しぶりのこの本を引っ張り出すと昭和54年7月の刊。辞書類だけは物持ちがエエなあ。著者は『ヤング・オーオー』の校正などをやっていた人物とか。ナツカシイ。NHKの『ダーウィンがゆく アマゾン川イルカ』と『ブルー・オーシャン』は録画モードでオーケストラ・アンサンブル金沢のハイドンの交響曲を楽しむ。指揮は井上道義さん。あ。出かけなければならなくなったので続きは明日書きます。

5月6日(日)つづき
井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢のハイドン演奏はじつに楽しかった。交響曲6番「朝」7番「昼」8番「夜」の「朝昼晩」三部作。ブラヴォー!いつもは佐渡裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団で楽しんでいる本当に面白い音楽なのだが映像付きで見ると演奏の面白さが(小生のような素人には)よくわかる。ヴァイオリン独奏やチェロの独奏のほかにコントラバスの独奏もあるんですね。それに2本のコントラバスがチェロとは違うメロディも弾いているのもよくわかる。ベートーヴェン以前にハイドンは面白いことやってまんなあ。とウィスキーが進む。アンコールの武満徹のワルツも面白かった。タケミツは映画音楽で素敵なタンゴも創ってますよね。翻訳が一区切りしたせいもあってか心豊かな夜でんなあ。

BOOK
半藤一利『B面昭和史』(平凡社)
半藤一利『B面昭和史』(平凡社)

5月7日(月)
朝7時頃ヨメハンが「大谷が投げてまっせー」と起こしに来たので慌ててテレビの前へ。6回なるほどええピッチングや…と思ったら7回に突然乱れてホームランを打たれて降板。こーゆーときは俺のせいと違いまっせ…と言いたくなる。しかしメジャーは凄いですねえ。スライダーの変化が甘かったとはいえ低めのあの投球を引っ張って左中間に叩き込むんですからね。メジャーのレベルが落ちた…と繰り返し言ってる人がいるけど黒人選手は少なく中南米の選手もいなかった時代のレベルが現在よりもそれほどかったとも思えませんよね。それは古い映像の打撃フォームや投球フォームなどの映像を見ればわかることですが…。大谷降板のあと「発するFM」電話出演。大谷の話からベーブ・ルースの話やメジャーの昔のルールの話。そのあと黒兵衛と散歩。少しメールや郵便物の整理をしたあと鎌倉高校前の病院へ。久しぶりに主治医の先生と話をして降圧剤をもらって東京へ。少し時間があったので浜松町の喫茶店に入って読書。半藤一利さんの『B面昭和史』(平凡社)コレが面白い。『昭和史』『世界史のなかの昭和史』を先に読んだあとの三部作の2作目だが昭和のA面(政治・経済・軍事など)でなくB面(文化・娯楽・事件・スポーツ・世相など)を書いたもの。もちろんA面も時々顔を出すからその時々の時代状況がよくわかる。なるほど職業野球(プロ野球)が昭和11年2月9日巨人阪神戦。つまり2・26事件の直前だったんですね。この年は箱根駅伝も行われすでに17回目を数えていたのですね。ほかにも国民服姿の小林秀雄が芥川賞を中国杭州にいる火野葦平伍長に届けて「日本文学のためにガンバッテ」と挨拶すると同席した軍人から「武運長久ではなく文学のためとは非国民」と絡まれた話とか面白い…という以上に考えさせられる話がイッパイです。〈いつの時代でも国の外に敵を想定し危機感を煽り挙国一致精神総動員で国民を愛国歌すれば内なる憂いはすべて解消するとお偉い人たちは考えるものらしい。いまの日本のできるかぎりアメリカの「世界戦略」に協力すべきだという「積極的平和主義」なんかその最たるものといえる。がいた主義を正面に押したて味方は「ここからここまで」ときちんと区分けすることを愛国の本質とするそんな排他的同調主義の時代の到来はほんとうに恐ろしいと思うが……〉昭和に学ぶことはイッパイあるのに学ばなければ何にもなりませんね。自衛隊の掃海艇が「軍艦行進曲」に送られて中東に向かったときウチの母親は「またアホなことを始めよった。あんなことなんべんやったことか」と呟いたのが忘れられない。

5月7日(月)つづき
浜松町の喫茶店で1時間半読書のあと歩いてAVATTA STUDIOへ。空は真っ暗。でも雨はまだ降ってない。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは野球解説者の青島健太さん+「オプエド」のEP(エグゼクティヴ・プロデューサー)に就任した上杉隆さん。なるほど。肩書きは大事なことです。上杉さんは昨日草野球で大活躍したとのことで青島さんと大谷やイチローについて話し合ったあと草野球の話。小生も衣笠祥雄さんが草野球に興じていた京都建仁寺で現在は重要文化財となってる勅使門(平重盛邸の門・歌舞伎の矢の根で有名)をバックネットに草野球をやっていた自慢話(?)を披露。ほかにペナントレースのことやら(青島さんによるとセ・リーグ広島を追うのは横浜だとか)いろいろ楽しく話して終了。外は大雨。春の嵐。運良くタクシーが通ったのでたまらず東京までクルマに乗って東海道線で帰宅。晩飯歌舞伎劇場は『伽羅先代萩』「対決の場」と「大詰・刃傷の場」。前の場では悪役女形の八汐で大活躍した仁左衛門が今度は鶴千代側について悪漢二木弾正(吉右衛門)をとっちめる。通しで見たのは初めてだったけどなかなか面白かったです。また歌舞伎とは直接には関係ないことを書きますがmeibokusendaihagiとキイボードに打ち込むと一太郎のATOKでは伽羅先代萩と漢字変換されますがMicrosoft MEでは銘木先代萩となりました。アメリカ生まれでは仕方ないのかな?

DVD
『人形浄瑠璃文楽名演集 彦山権現誓助剣・勧進帳』
『人形浄瑠璃文楽名演集 彦山権現誓助剣・勧進帳』

5月8日(火)
朝黒兵衛と散歩。今日は久しぶりにゆっくりできるかな。ワン。と散歩から帰宅。メール・チェックしたら校正が二つも。日本武道館の月刊誌『武道』に書いた「武道はスポーツである」と題した原稿をブラッシュアップ。経歴を添付して送り返す。午後からは『ちくま』に書いた『京都はいまもアンダー・コンストラクション(建設中)というコラムを校正。その他ゴチャゴチャ電話やメールの応対やら雑用やらをやっていたらあっという間に晩飯時。今夜の晩飯歌舞伎劇場は『彦山権現誓助剱』これはATOKでもMicrosoftでも「ひこさんごんげんちかいのすけだち」とアルファベットで打ち込んでも正確な漢字は出てこなかった。ワープロ機能の漢字転換は歌舞伎の演し物の認知度を示してますね。コレは小生も聞いたことのなかった芝居。初めて見る芝居。田舎の村人六助(吉右衛門)がじつは剣の使い手で親孝行のために主部に負けてくれと頼まれた勝負で八百長を引き受ける。ところがこの男が大嘘つきで村人の母親を自分の母と偽って殺害したうえお家最高のために女房にならせてくれと頼み込んできた女(お園=福助)と母親(お幸=吉之丞)の仇の相手である京極内匠(歌昇)などと書くとややこしくなるが芝居を見てると面白い。吉右衛門の芝居の上手さや子役の頑張りもあって歌舞伎の面白さを堪能。宮城峡(ウィスキー)も美味い。

5月9日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。大谷選手二刀流の話。昔は珍しくなかったんですよね。江夏投手なんか延長12回ノーヒットノーランでその裏にサヨナラ・ホームランを打ってますからね。堀内投手も結構ホームランを打ったし投手は打たなくてもイイと徹底したのはフォークの元祖杉下さんからと昔宇佐美哲也さんに聞いたことがありますね。その他野球の昔話をイロイロしたあと黒兵衛と雨のなかを散歩してから東海道線で品川へ。新幹線で新大阪へ。久しぶりに毎日放送『ちちんぷいぷい』スタジオ出演。未知やすえさんやなるみさんや月亭八光さんなどと楽しくワイワイガヤガヤ。北朝鮮を取材してきた立岩洋一郎さんのレポートが面白かった。平壌の公園で明るくめっちゃ沢山のひとがそこいらじゅうで野外焼き肉パーティをしている様子に誰もが驚き。平壌と他の地域の格差はあるとはいえ市民の対日感情は悪くないらしい。ほかにシンガポールのカジノ(IR)のレポートも興味深かった。総合レジャー施設でレストランやショッピングセンターやアミューズメント・パークも併設とはいえ3%の敷地で売上げの90%を稼ぎ出すわけですからギャンブル集金装置であることには変わりなし。イギリス型のギャンブル解禁には私は賛成ですがギャンブルを特定地域だけに許可して多くのギャンブル・アディクションのカネを巻きあげてダレカサンだけが金を儲けるIR(カジノ)には私は反対ですね。いろいろ話して番組を終えて新幹線で爆睡しながら帰鎌。晩飯歌舞伎劇場は『廓文章吉田屋』。放蕩の末に勘当された大店の若旦那(仁左衛門)がかつて深い仲だった傾城の夕霧(玉三郎)を尋ねてきていろいろ鞘当てがあったあと勘当も解かれて結ばれるというお話。仁左衛門と玉三郎の見事な演技に歌・舞・伎を堪能。そうか朝鮮情勢はどうなるのかな。立岩さんは北朝鮮という言い方はやめた方がイイと言ってたな。韓国と朝鮮に別れていて統一されたときは高麗(Korea)の連邦制。昔も高句麗・新羅・百済…でしたからね。

5月10日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。ええ天気かワルイ天気かようワカラン雲行き。しかし翻訳やりきって心は快晴。訳者あとがきやそれに伴うホワイティング氏へのインタヴューや校正などが残っているけど気分は悪くない。歩きながらタイトルを考える。英語版タイトル『TWO OLYMPICS』では味気ないし『東京物語ー二つの五輪の狭間で』なんてどうかな。ちょっとわかりにくいかな。『二つの東京五輪を生きたアメリカ人』『日本好きアメリカ人の見た二つの東京五輪』…しっくりこんなぁ。ワン。まぁゆっくり考えよ。先に翻訳した『You Gtta Have WA』を『和をもって日本となす』はそれなりに上手くいったけど…何しろ単行本だけで10万部でしたからね。まぁゆっくり…。ワン。帰宅してゆっくり読書。半藤一利『B面昭和史』角力好きの半藤さんが面白いことを書いている。山本五十六長官戦死で国技館内で1分間黙祷。その何番かあとの青葉山対竜王山の一番が再度の水入りでも勝負がつかず二番後取り直しとなる(コレ最近なくなりましたね)がその後の一番も同じ姿勢で水が入ってついに引き分け。すると打ち出し後にコレが大問題となる。前線の兵士たちは撃ちてし止まん・斃れてのち止むの真摯敢闘精神で闘っているのに引き分けとは何事か!と非難が殺到。〈国民的熱狂という魔物が当たり前の常識や正しい認識を食い滅ぼしていた時代〉にあって相撲協会はやむなく二力士に出場停止処分の厳罰。それに抗議したのが力士会会長の双葉山。動かなくても満身の力を込め飛んだり跳ねたりするだけが敢闘精神ではないと反論。二力士に今後は撃ちてし止まむの製紙を出させ両者の再戦を組むことで厳罰処分を解除させたとか。世知辛い世の中だが双葉山はやっぱりエライなぁ。半藤さんは学徒動員についてもソレによって〈学生の値打ちがぴーんと跳ね上がった〉と書きサラに〈「今時の若い者は」と若ものの値段が安いときほど平和なのであるとつくづく思う〉とも書かれている。なるほど。

5月10日(木)つづき
午後からいろいろ整理後始末的仕事をやっつけたあと晩飯歌舞伎劇場はまず前菜として清元の舞踊『夕立』。小猿七之助(菊五郎)と奥女中滝川(時蔵)の色模様。粋なもんですナァと思いながらもコレってセクハラ?いやレイプでは?しかしお滝も納得して喜んでいるからいいのか?なんて思ったけどセクハラってのは必ずと言っていいほどパワハラが伴っているのですよね。ねぇアソウさん。ヤクザ者で身分の低い七之助には奥女中相手にパワハラはないですよね。財務省の皆さんわかりますか?本メニューは『双蝶々曲輪日記 角力場』濡髪長五郎が幸四郎(現・白鴎)で放駒長吉が吉右衛門という豪華キャスト。さらに山崎屋与五郎が染五郎(現・幸四郎)藤屋吾妻が芝雀。今年の1月に高麗屋三代襲名で見たときは愛之助が放駒と与五郎の二役をしていたのでそれはそれで見事だったけど2人がやる方が物語はわかりやすくなった。しかし白鴎と吉右衛門の丁々発止はじつに見事で晩飯を食うのも忘れて魅入るほどでした。デザートは『正札附根元草摺』。曽我五郎(松緑)と舞鶴(魁春)の舞いが中心の曽我の一幕。長唄三味線がエエナァと思たらナント作詞作曲が『勧進帳』と同じ杵屋六三郎。この人は江戸後期の長唄三味線の名手だったとか。そー言えば日本相撲協会の八角理事長は国技館を江戸のテーマパークにしたいそうだがナラバもちろん濡髪長五郎の拵え相撲(片八百長)は御存知でしょうねぇ。イヤサ知らざぁ言って聞かせあしょうかぁ?しかし江戸テーマパーク構想が本気なら先ずは親方衆が和服を着ることから始めるべきでしょうね。レイバンのサングラスはもちろん禁止ですよね。

5月11日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑いのか寒いのかようわからんなぁ。ワン。そろそろ『スポーツ・ジャーナリズムの方法論』の書き下ろしを始めよか。ワンワン。帰宅してテレビ。画面の前を虎太郎が横切る。大谷は凄いですねえ。ニャア。正直言ってこんなに凄いとは思わなかったなあ。ニャアニャア。終日いろいろ仕事&雑務。晩飯歌舞伎劇場は前座に舞の『寿猩々』『手習子』を楽しんだあと『盲長屋梅加賀鳶』。これは「めくらながやうめがかがとび」と読みます。実際に盲さんがいっぱい出てきます。昔我々はおめくさんと呼んでいましたがテレビ放映は無理なんでしょうね。鯔背(いなせ)な鳶もいっぱい出てきて三津五郎・菊之助・松緑・海老蔵…左団次と勢揃い。そのなかの大ボス天神町梅吉を演じた菊五郎が二幕からは偽按摩の竹垣道玄となってゆすりたかりの悪の限り。最後は捕り手につかまってオシマイ。面白かった。河竹黙阿弥の七五調の台詞は心地良いですね。国会は頭がいいはずの帝大出の官僚が記憶力の無い阿呆さ加減を自ら演じてますね。せまじきものは宮仕え。コノ国のリーダーは忖度しなくていいんだヨとは言ってくれませんからね。なんせ上に立つ人物が財務省の認めたセクハラをひっかけられた可能性を否定できないなどと平気で言うような人物ですからね。困ったものですね。

5月12日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨晩半藤一利『B面昭和史』読了。素晴らしい一冊でした。ワン。神風特別攻撃隊第三御盾隊で特攻の命令(志願と言われてるが実質的には強制)を出撃三日前に受けた航空兵が多くの川柳を残しているのに感動。〈生きるのは良いものと気づく三日前〉〈女とは良いものだぞと友誘い〉〈あと三日 酔ふて泣く者 笑う者〉〈特攻隊神よ神よとおだてられ〉〈人形を抱いて寝ている奴もあり〉〈アメリカと闘う奴がジャズを聴き〉〈未だ生きているかと友が訪れる〉〈慌て者小便したいままで行き〉〈父母恋し彼女恋しと雲に告げ〉…すべて若い4人の学生航空兵が作った川柳で百句に及ぶという。〈自分の死も生もすべて客観視しているこのリアリズムこそ川柳の神髄〉と書く半藤氏もこの川柳(松田征士氏が発掘し「川柳マガジン」に発表)に初めて接したときは〈しばし痛哭の涙が目に溢れでてきた〉という。しかり。これは米軍沖縄上陸寸前の出来事で特攻作戦(菊水作戦)について〈銃殺刑をうけることになろうとも甘んじて受けよう〉と決意して抗議した元海軍少佐もいたという。千葉県木更津第三航空艦隊最若年の飛行隊長が作戦会議の席上で〈正面から反対論をぶった〉〈練習機までつぎ込んでいる戦略戦術のあまりにも幼稚な猪突で本当に勝てると思っているのですか〉〈いまや指揮官(が)先頭(に立って)全力(で)決戦死闘して天皇及び国民にお詫びする時でなのはありませんか。訓練も行き届かない少年兵(や)前途ある学徒を死突させ無益な道づれにして何の菊水作戦でありますか〉こういう人物が戦時中の日本人兵士のなかにもいたことこそ我々は戦争から学ぶべきだろ。ねえ。財務省の皆さん。そうですよねえ。そう言えば半藤氏は沖縄戦で司令官を務めた大田実海軍少将の次の言葉を記している。〈沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ〉そして半藤氏自身の言葉が続く。〈非戦闘員にたいするかくも美しい心遣いを示した軍人のいたことをわたくしたちは心から誇っていい〉沖縄に基地を作ってはいけないのですね。日本人全員で沖縄の軍事基地に反対しなければいけないのですね。

5月12日(土)つづき
いろいろ仕事してネットを開くと京都祇園町で火事。消防車が20台以上出動とか。調べてみると『千花』さんが丸焼けとか。小生は小学校の同級生がやっている姉妹店の『ちひろ』さんに小学校の同窓何人かと行ったことしかないが確か『知花』さんがミシュラン三つ星でお兄さんの店(『ちひろ』さんは弟さんの店で一つ星だったはず)。『知花』さんは四条通のめやみ地蔵(と我々が呼んでいた神社)の傍の路地奥で消防車の入れる通りなどなくニュースを見れば全焼状態。あのへんはみな木造ですからね。いつもよく行くすぐ近くの『酒肆G』は四条通を挟んでるから大丈夫でしょう。晩飯歌舞伎劇場は『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』菊之助・松緑・右近による綺麗な舞いを前座にメインディッシュは昭和の木阿弥とも言われた宇野信夫・作『神田ばやし』。ちょいと頭の血の巡りの悪い桶屋の留吉(海老蔵)が盗みの嫌疑をかけられるがやがてそれが晴れて長屋の家主彦兵衛(三津五郎)にも認められおみつ(梅枝)と結ばれてめでたしめでたし。歌舞伎のダイナミズムとは程遠いほのぼのとした江戸の家庭劇だが戦後すぐの昭和27年というまだまだ多くの人々の心が荒み貧しかった時代(小生の生まれた年)に初演されたことを思うとコレが歌舞伎界の戦後へのメッセージともとれる。イジメ問題がいろいろ取り沙汰される昨今子供向けに少々改編して上演するのも悪くないのでは?海老蔵はこーゆー間の抜けた役柄もいいですねえ。

CD
『ベートーヴェン:交響曲全集』
『ベートーヴェン:交響曲全集』

5月13日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。半藤一利さんの『B面昭和史』には覚えておきたい言葉がいっぱいあった。「忠義の士というものがあって国を滅ぼすのだ」という勝海舟の言葉もその一つ。これは昭和13年の国会で国家総動員法案成立のための演説を行った陸軍省軍務課員の佐藤賢了中佐に半藤氏が戦後になってインタヴューしたとき胸中でフト呟いた言葉。そのとい佐藤元中佐は「いいか。国防を任ずる者はたえず強靱な備えのない平和というものはないと考えておるんだ。(略)その備えを固めるためにはあの総動員法はゼッタイに必要であったのだ」と語ったという。半藤氏は「この元軍人には反省という言葉がない」と思い勝海舟の言葉を呟いたという。ワンワン。散歩から帰宅して雑務いろいろ。午後になるとテレビ局2局から日大vs関学のアメフト定期戦でのラフプレイについて意見を求められる。スポーツ紙で知っていたが慌ててUTubeを見る。コレは酷い。日大監督の「あれくらいやらないと勝てない…」というコメントも酷い。古い話だがアメリカでのアメフトは1890年から1905年の間で高校大学レクリエーションすべてを含めて330人が死亡。1905年だけで大学生3人死亡88人が重傷。ケガが原因で元選手15人が死亡と事故が相次ぎNCAAの設立につながったという(『現代スポーツ評論』2017年36号宮田由紀夫関学教授のレポート「アメリカの大学スポーツNCAAから何を学ぶか」より)。事故の前にまずルールを守らなければ…なんて言わなきゃならない大学スポーツなんて廃止したらどうか?と言いたくもなる。そのまえにアメリカの大学スポーツ組織NCAA(National Collegiate Athletic Association)を「全米体育協会」などと訳している言葉を変えなければ。体育(Physical Education)なんて言葉はどこにもありませんからね。明日の朝のテレビ出演だけは断らせていただく。突然言われても…朝6時に家を出るのは…それに大谷も投げますからね。ごめんなさい。

5月13日(日)つづき
半藤一利さんの『B面昭和史』からもうひとつ引用。終戦直後の昭和20年8月28日。読売報知新聞に元陸軍大幹部のインタヴュー記事が載った。「戦(いくさ)に敗けた以上はキッパリと潔く軍をして有終の美をなさしめて軍備を撤廃したうえ今度は世界の輿論に我こそ平和の先進国である位の誇りを以て対したい。国軍に向けた(日本国民の)熱意に劣らぬものを科学・文化・産業の向上に傾けて祖国の再建に勇往邁進したならば必ずや十年を出ずしてこの狭い国土にこの尨大な人口を抱きながら世界の最優秀国に伍して絶対に劣らぬ文明国になり得ると確信する。世界は猫の額(ひたい)大の島国が剛健優雅な民族精神を以て世界平和と進運に寄与することになったらどんなにか驚くであろう。こんな美しい偉大な仕事はあるまい」この言葉に半藤氏に父君は「愚劣な奴ばかりと思っていた軍人にも少しは土性骨の据わったのがいるもんだねえ」と感心されたとか。もっとも半藤氏自身の評価が低い(?)のは満州事変を起こした人物が今更何を…の気持ちがあるのかな?石原莞爾は東京裁判の始まる前に「なぜ俺を逮捕に来ない」と怒っていたそうだがGHQは日本でもっとも頭の切れる元軍人の裁判での発言を恐れたのかな?

5月13日(日)つづきのつづき
いろいろ仕事のあと大相撲初日。幕下の湘南の海はどーだったかな?と思ったらナント玉木に敗れたとか。どっちも勝たせたかったのに…とヨメハンと大笑い。栃ノ心は明武谷ばりの起重機で初日白星(この書き方理解されるかな?)出ました!白鵬の張り差し。背に腹は変えられず?晩飯歌舞伎劇場は一休みして録画していたNHKスペシャル『ブループラネット第1集青い大海原を生き抜く』を見る。凄いなあ。こんな撮影できるのか。とただただ唖然呆然。鰯の群れを襲うイルカもマンタの飛翔も巨大クラゲも深海マッコウクジラむ凄かったけど…いちばん凄かったのは波。超スローもションのアップで横から撮られた波はまさに北斎の絵そのもの。北斎はナンデ波の形がわかったのか?そっちの方が凄いなあ。ついでに先週の『ダーウィンが来た!アマゾン川イルカ』も見る。コレも面白かったけど録画を見終えて放送中の『ダーウィンが来た!』に切り替わって奥多摩の川に暮らす蛙や魚が映し出されたとき…その水の綺麗さに感動する。アマゾンと奥多摩は較べられませんけどね。風呂のあと歌舞伎の舞を見ながらビール。『鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)』海老蔵と松緑が遊女(菊之助)の前で野見宿禰と当麻蹶速になって相撲を取る。常磐津で♪そもそも相撲の濫觴を…と相撲の始まりが謡われる。なるほど。こんなところに角力か。もとは安永4(1775)年に江戸中村座で上演された『花相撲源氏張胆(はなずもうげんじびいき)』の二番目所作事『四十八手恋所訳(しじゅうはってこいのしょわけ)』。これを1954年中村歌右衛門が復活させたとか。いろいろあるもんやなぁ。歌舞伎のあとはブロムシュテット指揮バンベルク管弦楽団でベートーヴェン『交響曲第5番ハ短調』。最近は「運命」と呼ばなくなりましたね。ドイツのオケで90歳を超す指揮者の演奏。とはいえ若々しい颯爽としたベートーヴェン。コレもありかな。寝よ。

BOOK
『相撲ファンvol.07』(大空出版)
『相撲ファンvol.07』(大空出版)

5月14日(月)
朝黒兵衛と散歩。いつになったらこの国のトップは部下に向かってイロイロ忖度させて申し訳なかったねえ…と声をかけるのだろうかねえ。ワン。加計学園獣医学部を卒業した学生はどんな立派な研究者になるのかな?ワンワン。終日いろいろデスクワーク。日大アメフト部のルール違反の暴行問題はまず日大がどれほどの調査と処分を発表するのかが大事ですね。アメリカ大リーグのブラックソックス事件(Wシリーズでのホワイトソックスの選手の八百長事件)は刑事裁判としては無罪だったけどメジャーリーグとしては8人の選手を永久追放処分に。それが内部調査というものですね。組織の信頼回復のためには刑事事件の法的判断以上の処分が求められて当然ですよね。日大選手のタックルも酷かったけど日本の大臣の言葉の暴力も酷いですね。「あ。あやまりますよ」これが謝る言葉なの?セクハラに対する無知と暴言だけでも大臣失格のうえに子供の教育にも悪いですね。ヤジも酷かったですよね。「自分が喋りたいだけなんだよ。この人は」と上から目線で鼻で嗤われた小生と同名の議員はこう反論すべきだったですね。「子供が習う漢字も介せねえ駑馬の唐変木から半畳打たれちゃ了見ならねえ。何が大臣だ。辞めちめえ。篦棒め」…通じるかな?しかしこういう抜け作を選挙で選ぶ選挙民がいるということも情けないですね。晩飯歌舞伎劇場は『実録先代萩』。仙台藩伊達家の幼君亀千代の乳母浅岡(芝翫)が主殿との間にもうけた我が子千代松と再会。それを連れてきたのが家老の片倉小十郎(幸四郎)。芝翫と幸四郎の芝居も見物だが子役が大活躍。歌舞伎もイロイロありますね。相撲ジャーナリストの荒井太郎さんが監修してる雑誌『相撲ファン07号』が届く。今号も写真が綺麗。企画が面白い。素晴らしい相撲雑誌です。

VHS
『身替座禅』
『身替座禅』
DVD
歌舞伎座さよなら公演 吉例顔見世大歌舞伎/十二月大歌舞伎』
『歌舞伎座さよなら公演 吉例顔見世大歌舞伎/十二月大歌舞伎』

5月15日(火)
朝黒兵衛と散歩。日大アメフト部の卑劣悪質タックル事件は監督の指示だったのか?それとも選手の監督に対する忖度だったのか?いずれにしろ監督自身の言ったように責任のすべては監督にあるはずです。でないとあんなプレイは選手の判断でできないでしょう。ワン。ワンワン。終日デスクワーク。そろそろ自分の本を仕上げるときが来ましたね。あと2冊の勝負です。と思いながら大相撲は遠藤が豪栄道を撃破。栃ノ心も強い。今場所は面白い一番が多いですね。野球見ながら晩飯。スワローズ青木見事な決勝ホーマー。風呂のあとウィスキー呑みながらの歌舞伎は『身替座禅(みがわりざぜん)』。いやあ面白かった。主人公(山蔭右京=勘三郎)が山の神(女房=三津五郎)に一晩座禅に専念すると言って(騙して)遊女に会いにゆく。身替わりの座禅を引き受けた太郎冠者(染五郎=現・幸四郎)が山の神に見破られて計画がバレてのてんやわんや。いやあ勘三郎の面白いこと上手いこと。見事なものです。三津五郎の女形の怖さも見事だったけど御両人とも大人の芸ですなあ。明日は久しぶりにテレビ出演2連発。寝とこ。

5月16日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』。日大アメフト部の悪質タックル事件はキチンとした内部調査と処分によって日本の大学スポーツの暴力的パワハラ体質を(ついでに財務省のパワハラ体質も)改めてほしい旨の話をしてから早めに黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。元立命館大アメフット部でスポーツアンカーの近藤祐司さん。京都のご出身と言うことで打ち合わせで大いに盛りあがり祇園のバーを紹介。本番では日大の悪質タックル事件を二人で批判。日大アメフット部は解散して出直すくらいの内部処理が必要と話す。メジャーの取材もしている近藤さんと一緒に大谷を論評。今日は打順2番DHで1安打とか。いまメジャーは2番最強打者。かつては3番最強打者(ベーブ・ルース)4番確実な打者(ルー・ゲーリッグ)だったがいまは2番が最強。とはいえV9巨人の川上監督も1番柴田2番王3番長嶋…という打順を組んだことがあると言うと八代さんが「いまの話は平成生まれには通じませんよ」アジャパー!確かにそうか。でも大勢の人に通じたはず。番組のあとフジテレビへ。『グッディ!』生出演。日大アメフット事件についてさらに話す。きちんとウミを出してほしいですねえ。政治家みたいな真似せずに…。

5月16日(水)つづき
フジテレビ出演のあとに磯子の行きつけのヘアサロン『Lowrence』へ。髪の毛をサッパリしてもらってから帰宅。晩飯歌舞伎劇場…どころでなくメディアから電話いろいろ。日大アメフット事件について。日大は監督の(ラフプレイ)の指示はなかったとの見解を示したらしい。だったらあの選手だけが悪いのか?日大の監督は選手を厳罰に処すのか?試合後に監督が「自分の責任」と言ったのは何だったのか?多くの日大アメフト関係者が監督が「(相手QBを)怪我させろ(潰せ)」と言っていた(命令していた)とメディアに証言しているのはいったい何なのか?それらの証言は嘘なのか?日大はどこまで誠意を示すことができるのか?これは日本大学の存亡がかかるほどの大問題だとわかっているのか?何しろ殺人未遂と言われても仕方ないほどの事件が衆目の眼前で起こったのに日大当局が我関せずで済む問題ではあるまい!本当に困ったことだ…。

DVD
『歌舞伎座さよなら公演 九月大歌舞伎/芸術祭十月大歌舞伎』
『歌舞伎座さよなら公演 九月大歌舞伎/芸術祭十月大歌舞伎』

5月17日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。日大アメフット部員の悪質タックルを「支持する」という人物は存在するのだろうか?反則ギリギリで敵を潰せ…などと阿呆なことを言う輩は存在するかもしれないがあのプレイを支持するというひとは皆無だろう。ワン。皆無でないと困るよね。ワンワン。散歩のあと東海道線で品川へ。タクシーでお台場フジテレビへ…と思ったところが背の高いジャパンタクシーに当たってしまい近道の高架下のトンネルが通れないとか。おかげで2千5百円くらいで行ける距離が3千円以上かかってフジテレビに到着(>_<)。スポーツライターの小林信也さんと一緒に日大アメフットのプレイを批判。午後1時半から関学アメフット部が記者会見を開くというのでその間一時スタジオを離れて待機(薬師寺の坊主の不倫騒動には参加せず・苦笑)。その間小林さんと歓談。6月に入って『ニューズ・オプエド』への出演を快諾してもらう。うん。至学館大学女子レスリング部の話でもしてもらおうかな。真実は誰もが知ってる経緯とはかなり違っているようでもありますからね。乞う御期待。午後1時半になってふたたびスタジオへ。関学の記者会見を聞いて唖然愕然。日大アメフット部の回答はまさしくゼロ回答。選手が勝手にやった行為で監督には責任なし?!まったく教育機関とは思えないような迷作文?!こんなことをやっているようでは日大アメフット部の存立ばかりか日大そのものの存立が危うくなるに違いない。日大関係者はそれほどの危機だということがわかっているのか!?これは完全にスポーツに対する冒涜でもありますね。スポーツというのは暴力完全否定・反暴力の民主主義社会が生み出した人類の文化ですからね。スポーツとは何か?ということを口酸っぱくなるほど繰り返す必要がありますね。帰宅して大相撲。遠藤が見事な相撲!!で逸ノ城を寄り切る。いやぁ実に素晴らしい相撲!晩飯のあと風呂のあとの歌舞伎劇場は久しぶりに『勧進帳』。弁慶は幸四郎(現・白鴎)義経は染五郎(現・幸四郎)そして富樫が吉右衛門。いやあサスガですね。台詞回しもぴたっと決まり最後の延年の舞では弁慶が花道まで移動する新振付。大満足でした。日大アメフットの不快な事件で汚された心がすっきり。寝よ。しかし取材の電話や明日のテレビ出演依頼が相次ぎなかなかベッドに向かえず。仕方ないか。いま日本のスポーツが潰されようとしてるのだから頑張らねば。

5月18日(金)
早朝6時起床。いろいろ準備して7時のテレビ局からの迎えのクルマで東京赤坂TBSへ。やっぱり朝の混雑時には大船から東京都心まで1時間半かかりますね。通常の30〜40分増し。『ビビット!』スタジオ出演。西城秀樹さんの逝去のニュースのあと日大アメフット部悪質タックル問題について。日大出身で日大闘争に参加した経験のあるテリー伊藤さんが日大の特殊性について触れるコメント。そのあたりが今回の事件の本質と言えないまでも底流に流れている問題と言えそうだ。この度しがたい反スポーツ的事件についてアメフト連盟が動けないのならスポーツ庁や文科省が動くべきですよね(アメフトの役員はみんなアマチュアで別の職業を持っている人たちばかりで「全容解明」とおっしゃっていますが迅速に会議も開けないらしいですから)。TBSを終えて六本木テレビ朝日へ。『ワイドスクランブル第一部』出演。同じく日大アメフト問題での反スポーツ的暴力事件について話す。コメンテイターのデイヴ・スペクターさんが「アメリカなら事件の解明を徹底的にやって監督の指示があったなら永久追放」と。そのとおりですね。ただ指示された学生は守ってあげたいですね。テレ朝を出てお台場フジテレビへ。『バイキング』出演。ジャパン・タイムス運動部長の生沢浩さんと日大問題を語る。上智大でのアメフト経験のある生沢さんも監督の指示がなかったはずはない…と。弁護士の横粂勝仁さんが「日大は日本の縮図」と。確かにその通りですね。日本社会に未だ存在する暗い部分があるんですよね。こんな言い方をすれば女性の方に叱られるでしょうが日大の監督は女々しいですね。男らしくない。潔くない。情けない。まるで帝国陸軍みたいですね。戦時中は威張り散らして部下に暴力を振るっていたのに戦後になると(多くの)元上官は逃げ回った。威張ってる一ってみんなこーゆー感じですね。なぜか。フジテレビのクルマで帰宅。いろいろ雑用を片付けて東海道線で品川へ。新幹線で新大阪へ。読売テレビ近くのホテルへチェックインして『ウェークアップぷらす』の担当ディレクターと明日の打ち合わせをして大阪泊。

BOOK
ジャン・コクトー『コクトー詩集』(新潮文庫)
ジャン・コクトー『コクトー詩集』(新潮文庫)
いしいしんじ『いしいしんじのキューバ日記』(マガジンハウス)
いしいしんじ『いしいしんじのキューバ日記』(マガジンハウス)
アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』(ハヤカワepi文庫)
アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』(ハヤカワepi文庫)
坂田明『クラゲの正体』(晶文社)
坂田明『クラゲの正体』(晶文社)

5月19日(土)
朝6時過ぎ起床。うわっ。寝過ぎて慌ててシャワー浴びて迎えのタクシーで読売テレビへ。『ウェークアップぷらす』生出演。ディレクターと学習院大教授の岩田公雄さん&早稲田大学教授の中林美恵子さんと打ち合わせ。雑談で日大という大学の資質に話が及ぶ。そーですねー。教育機関としてこれでいいのか…。悲しいですね。本番でも辛坊治郎さんが「これは犯罪」と。確かにスポーツの事件ではないのですがスポーツの側からキチンと検証するべきですね。断固ウヤムヤニしてはいけないですね。いろいろ話して新幹線で帰鎌。自宅に帰ったあと女房と一緒に鎌倉の由比ヶ浜近くで行われている「ブックカーニバルinカマクラ2018」へ。いやあ全体の冊数は少なくてもいい本がありますねえ。本当は自分の本を大量に売ることのできる古書店を探しに来たのですが新たに買ってしまう。堀口大學・訳『コクトー詩集』(新潮文庫・30円)いしいしんじ『キューバ日記』(マガジンハウス・500円)アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』(早川書房・500円)坂田明『クラゲの正体』(晶文社1000円)。ジャズ・サックスの名手の坂田明さんって広島大学水畜産学部水産学科の出身なんですね。それでミジンコで有名ですがクラゲにも詳しいのですねえ。素晴らしい本を4冊もゲット。本は古書店にいいのが並んでますね。絵本も面白いのが沢山あったようだけど孫と一緒だったら買ったかな?徒歩で鎌倉駅へ。横須賀線で大船へ。帰宅。2日間黒兵衛と散歩しなかったけど汗だくになって結構歩いたあとのビールが美味い。ビール呑みながら大相撲。阿炎が豪栄道を叩き込む。阿炎のほうが大関のような取り口。昨日大阪へ行く前に見た白鵬戦の見事な一番と合わせて阿炎はいいですねえ。インタヴューに答えて「もういいですか。早く母親に電話したいので」というのも良かった。初々しいですね。

5月19日(土)つづき
大相撲のあと晩飯歌舞伎劇場は八百屋お七の振袖火事をヒントにした『松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)』「吉祥院お土砂の場」での吉右衛門(紅谷長兵衛)のコミカルな演技などもいかにも大衆歌舞伎的で面白かった(吉右衛門は何でもできますねえ)が「櫓のお七の場」での福助(お七)が実に美しく見事でした。浄瑠璃に合わせての人形振りはオッフェンバック『ホフマン物語』のグルベローヴァのオランピアと東西双璧の見事さですね…と満足したあと日大問題についての電話取材をいくつか処理したあとウィスキー呑みながら『浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなづま)』から「鈴ヶ森」。吉右衛門の幡随院長兵衛で「おわけえのお待ちなせえ」と呼び止められる白井権八は梅玉。粋だねえ。鯔背だねえ。男だねえ…と楽しんだあと夜のニュースを見ると日大アメフト部の監督がやっと空港ロビイで記者会見。ところが関西学院大学のことを「かんさいがくいんだいがく」と間違って繰り返した。これはナイでしょう!学生時代から何十年(40年以上?)にも渡って闘ってきたライバル大学の正しい名称すら知らないとは何たるコトか?おまけに傍に立っていた日大関係者もその間違いを正そうとしない。あの悪質タックルを初めて見たときと同じくらい唖然呆然としてしまった。関西人ならアホかというほかない失態である。こんな人が…監督…。おまけに何度も「かんさいがくいん」と失礼な間違いを繰り返したうえ自分が「悪質タックル」を指示命令したか否かについては「文書で答える」。自分がやったかやってないかを自分の口で答えられないのか!情けない!こんな人が大学の…いや…これ以上言いたくない。あとは日大の学生たちや教授たちが立ちあがるのを支持応援しよう。これで立ちあがらないなんて大学として考えられませんからね。

5月20日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。空は五月晴れ。大船駅前では賑やかに大船祭り。しかし小生は原稿書き。ワン。日大アメフト部の悪質タックル事件について。監督がフィールドでの作戦の指示だけでなく日大常務理事としてまた体育保健局長として運動部の人事権や予算(!)を掌握していることも書かねば。また来年度から計画している「日本版NCAA」で大学スポーツの組織化を図っている矢先の出来事だったことも書かねば…。しかしコラムでは書き切れませんね。何度かに分けなければ。昼前に明日のTBS『あさチャン!』の電話取材を受ける。午後からはフジテレビ『グッディ!』からも取材の電話。いろいろ答えながら3時前には原稿の骨子を書きあげて(ブラッシュアップは明日にして)ヨメハンと一緒に横浜そごうへ。いま使ってる仕事用の椅子がどうもしっくりこなくなったので買い換え。大病をしたあとにクッションの豊かな大きな椅子を購入したのだがそのクッションが柔くなって買い換えの時期。ちょっと値が張るけどイタリア製のデスクワーク用椅子がピタッと腰にハマったのでそれにする。1日10時間座って10年使うのですから少々高価でも仕方ないですよね。ついでに家具売り場でエアウィーブを発見したのでベッドの上に敷くのを1枚購入。さあコレで最後の本2冊書き下ろしの準備が整ったから仕事に没頭せねば。帰ろうとしたら展示会場でマイセン展をしていたので見ていく。なかなか見事な食器や置物や額が大量に並んでいたがとても手が出る代物ではなく眼福のみで帰宅。相撲が見られなかったけど阿炎は琴奨菊に負けた?見たかったなあ。晩飯食べながら『ダーウィンが来た』で豹の話題を楽しんだあと(猫科の猛獣で豹が一番発展しているんですね)晩飯歌舞伎劇場は幸四郎の河内山宗俊『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』。「とんだところへ北村大膳」などと言ってもワカラン人が多くなったかな。昔はだいまるラケットや雁之助小雁なんかもギャグに使うてたけどなあ…なんて言うと余計にワカランか。風呂のあと焼酎呑みながらEテレでバレエ・フェスティバル。途中から見たら演目名がワカラン。上に小さくタイトルを書いてほしいと昔番組審議委員をやっていたとき何度も要望したけど聞いてもらえませんでしたね。スコットランドのような踊りと白鳥の湖に似た勢揃いが素晴らしかった。ナンノコッチャ。

BOOK
ジーン・マリー・ラスカス『コンカッション』(小学館文庫)
ジーン・マリー・ラスカス『コンカッション』(小学館文庫)

5月21日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日もいろいろな動きがありそうですな。ワン。で…帰宅すると某通信社から電話。日大の教職員組合が自校の対応の悪さと教育機関としての不甲斐なさを批判して立ちあがるとか。そうですね。第三者委員会とか外部委員とか裁判というのではなく自分たちでキチンと厳正に調査&報告&処理(処分)するのが基本ですよね。午後からいろいろ雑務のあと東海道線で浜松町へ。AVATTA STUDIOで「ニューズ・オプエド」アンカー出演。今日のゲストは新作『TWO OLYMPICS(東京物語〜二つのオリンピックの狭間で=仮題)を9月の出版することの決まったロバート・ホワイティングさん。翻訳はもちろん小生。大谷やイチローの話題や米空軍の一員としてスパイ活動に携わっていた話や力道山とデストロイヤーやヤクザと六本木のピザ屋などなど発売予定の本について著者自身に語ってもらう。それとは関係なく日大アメリカン・フットボール悪質タックルの話も。もちろん酷いプレイには違いないがNFLではよくある話。アメフト事態の危険性もあり多くのNFL訴訟が脳障害に関する集団訴訟をした話は『コンカッション』(ジーン・マリー・ラスカス著/小学館文庫)というノンフィクションにも書かれてウィル・スミス主演で映画化もされたとか。文庫は一昨年4月に小生のところへも送られてきたが未読。読まねば。映画も見なけりゃ。アメフトはあまり関係ないと思っていたけどそーではなくなりましたからね。番組を終えたあと角川書店の編集者も加わってスタジオ向かいの蕎麦屋『昌平』で番組の続きのインタヴュー。新刊の末尾に収録予定でボブさんが世界一素晴らしいと持っているTOKYOについていろいろ話してもらう。話の中身も面白かったけど酒もツマミも美味しくて満足満足。途中日大アメフト関連の電話がいろいろ。明日直接の加害者となってしまった選手(学生)が記者会見をするとか。日大が会見を開くのではなく個人が開くらしい。某情報によれば監督の指示があったことをすべて話すとか。それが事実だとするならガンバレガンバレ。

5月22日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。午後から「悪質タックル」を実行した日大アメフト当該選手が記者会見するというので朝から新聞社(日経・産経)や通信社(共同・時事)から電話。テレビ局からもいろいろ電話があったので結局フジテレビの報道局で記者会見の全容を見せてもらうことにして午後からお台場へ。午後2時45分定刻通り記者会見開始。20歳の若者の態度は健気で立派だった。あの「悪質タックル」が監督やコーチの指示であり強要であることを具体的に説明。そして彼が「もう自分にはアメリカン・フットボールをする権利がない」と言ったときは涙が出そうになった。この素直で純情な若者を「アメフト嫌い」「スポーツ嫌い」にしてしまった日大アメフト部の指導者達に対する怒りも込み上げてきた。「いま(関学選手を)潰しておけば秋(の公式戦)がラクだろう」とは何たる言い草!!スポーツマンの風上に置けない連中は全員永久追放されるべきだろう。ところが学生の会見のあと日大はこの期に及んでも指示や強要がなかったと表明。QBを「潰せ」というのは「思い切り当たれ」という意味で選手の「誤解」だというのだ。これには唖然とするほかない。悩み抜いた学生を守ろうとするどころか見殺しにする日大は自ら教育機関ではないことを露わにしてしまったのだ。なさけない。アメリカNFLで脳に大きな障害を負ってしまった選手達を取りあげてNFLに対する集団訴訟まで持ち込んだナイジェリア移民の法医学者(ベネット・オマル)のことを書いたノンフィクション『コンカッション(脳震盪)』(小学館文庫)の冒頭にはアフリカ・イボ族の諺が書かれている。《ほかの者を泥に引きずり込む者は相手を引きずり込んでおくために自分も泥にまみれていなければならない》ところが日大アメフト関係者や日大の関係者は自分が泥まみれでいることに気づいていないのだ。フジテレビ『プライム・イブニング』の5時からと6時からの2コーナーに出演。日大の対応の悪さや日本版NCAA(日本の大学スポーツを統轄する団体)の設立予定がありそれを急がなければならないことなどを話す。日本版NCAAができれば文武両道で練習時間の制限やテストの点数で赤点の学生は試合に出られない等の命令を上部組織として行えますからね。さて日本の大学スポーツの体育会系暴力体質はいつになったら消えるのだろうか?今のチャンスを逃してはならないはずだが…。

Blu-ray
ウェーバー:オペラ『魔弾の射手』
ウェーバー:オペラ『魔弾の射手』

5月23日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。昨日の日大当該学生の記者会見を高く評価。必死に自分の言葉を絞り出して話したうえ監督コーチに対する批判をしなかったのは見事だった。これをきっかけに日本の大学スポーツの古い体質(権力者による上意下達や体罰問題を含む暴力体質)が一新されることを願って解説したあと黒兵衛と散歩。東海道線に乗って新橋へ。タクシーで六本木テレビ朝日へ。『ワイドスクランブル第2部』生出演。控え室で久しぶりに逢った井筒和幸監督と映画の話を少ししたあとスタジオで大阪学院大学アメリカンフットボール部総監督の高野元秀さんと日大フットボール批判を展開。精神的に選手を追い詰めるような指導は稚拙で未熟な指導者が行うこと。スポーツは技術指導が中心になるべしと小生が言うと高野さんも日大アメフト部の特殊性を指摘。はっきり言うと(尾木ママが指摘したように)帝国陸軍ですね。日本の国をボロボロにして謝罪もしない…。絶対的独裁権力は絶対に腐敗して滅亡するわけですね。番組では喋れなかったけど日大アメフト部は解体して地域に根ざしたクラブチームにするべきですね。それを日大は今ある施設などを提供して援助すべきですね。それが罪滅ぼしでしょう。番組を終えてフジテレビへ。夕方の『プライム・イブニング』に出演するまでのあいだ会議室を借りてDVDで週末の「オペラ講座」のための勉強。ティーレマン指揮ドレスデン歌劇場の舞台と演奏はまさにドイッチェですね。途中フジのスタッフが入れ替わり立ち替わり打ち合わせのあと『プライム・イブニング』生出演。日大が当該選手の「自白」を否定したことを避難。100歩譲って選手が監督コーチの意を忖度したことが問題だったとしても教育者なら忖度させて申し訳なかったと言うべき。何が「乖離」だ!それでも教育者か?この国ではトップの人間まで部下に忖度させて平気でいるようになったからモラルハザードも甚だしい。救いは昨日の学生の「告白」だけだ。少なくとも大学スポーツは体育だけでなく知育徳育を兼ね備えてほしい。アメフトと南北戦争の関係も知らずにプレイするのは最悪。バレーボールのバレーの意味も知らずにプレイするのも最悪。大学生ならスポーツとは何か?という疑問に対する回答を学んでほしい…とかいろいろ話して番組を終えてクルマで帰宅。

5月23日(水)つづき
フジテレビから帰宅して晩飯食べながら『NHKニュース7』を見ていると日大の内田前監督と井上コーチが8時から記者会見とか。テレビ中継はないし困ったなあ…と思ってネットを開くと同時生中継があったので視聴。ナニコレ?大人たちの言い訳大会?井上コーチの苦渋に満ちた顔と内田前監督の平然とした顔が対照的。悪い奴ほどよく眠る?しかし井上コーチも顔は苦渋に満ちながらも出てくる言葉は日大擁護。昨日の学生の記者会見をほぼ全否定。それで教育者?恥ずかしくないのか?おまけに日大関係者の高圧的司会が最悪。この大学の関係者は誰もが高圧的になってしまうのですね。日大の仕事はしないほうがイイよと日大教授から言われたという某大学教授の話を最近聞いたけどナルホド今回の「日大悪質タックル事件」は日大という組織から染み出てきた膿(ウミ)とと言えそうだ。その組織の中軸に存在するのが内田前監督。5月6日の試合前に内田前監督に向かって当該選手が「QBを潰しに行くので(試合で)使って下さい」と言ったとき内田監督は「なにをいってるのかわからなかった」そうだ。わからなかったら聞き直すべきでしょう。日大というところは教育機関であるにもかかわらず一番大事な「言葉」を等閑(なおざり)にしている組織といえそうだ。学生の「言葉」を聞かない。「言葉」で教えない。教えることができない(能力がない)。だからプレッシャーをかけるわけですね。練習から外す。試合から外す。すなわちパワハラ。もはや教育ではないですね。教育者のやることではないですね。昨日意を決して記者クラブへ足を運び記者会見を行った学生。それに対して日大という組織のなかに守られて記者会見もどきの集まりで自己弁護を繰り返した前監督とコーチ。情けない。潔くない…。前監督もコーチも(そして司会をした日大関係者も)よくそれで平然としていられるものだ。会見終了と同時にいくつかの通信社新聞社テレビ局から電話。でも明日は原稿を書かねば…どうしよう…。

5月24日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。日大のアメフト事件は最悪で日大自ら墓穴を掘ってますね。ワン。どういう具合に収拾するのか?収拾しようと考えていたらダメでしょうね。根本的にスポーツに対する考え方を改めないと。ワンワン。週末のオペラ講座のレジュメを作ったりオペラ『魔弾の射手』の勉強をし直したり。銃の腕がスランプに陥った狩人が悪魔と契約を結び「魔弾」を手に入れるがその弾丸は7発目には悪魔の狙う人物を撃ち殺す。要は自業自得の物語。日大アメフト部の指導者たちの見せたやりたい。夕方から東京へ。品川からタクシーでお台場へ。フジテレビ『プライム・ニュース・イブニング』生出演。日大アメフット事件は刑事事件として司直の判断を期待するよりスポーツ界自身が処分を決めないとダメ!1919年MLBのブラックソックス事件(8人の選手が八百長をやった事件)も裁判では無罪(被害者が確定できませんからね)。しかしコミッショナーが8選手を永久追放にした。ベースボールに対する冒涜行為ですからね。それは司直では裁かれませんからね。今回のタックル傷害事件もナイフも銃も使わない事件ですから有罪としても軽微。それよりスポーツ界がスポーツに対する冒涜として判断を下すべきですね。6時過ぎのもうひとつのコーナーでは大学スポーツのありかたについて話す。五輪メダリストを輩出している日大だが一流スポーツマン育成のノウハウを持っているとは思えない。優秀なスポーツ論の論文や著作を日大関係者が発表したということも寡聞にして聞かない。日大のスポーツマンはスポーツが民主主義社会から生まれた文化であることを知っているのか?大学スポーツとは選手を宣伝に使うだけではいけないはず。アメリカでは大学のフットボール選手にギャラを支払えという判決も出ている。コレからの大学スポーツのあり方を考えねば…。いろいろ話して帰宅。ふううう。日大アメフト部の父兄が立ちあがり選手がいろいろ意見を口にしはじめたのを応援支援したいですね。あ。書き忘れてた!栃ノ心!いいですねえ。初十両のときから前捌きの上手い外国出身力士の出現に驚き応援していた者としては嬉しいですね。横綱以上の横綱相撲。次は頂点目指せ!

5月25日(金)
朝起きる前にベッドのなかで『明治維新とは何だったのか―世界史から考える』(半藤一利&出口玄明/祥伝社)読了。阿部正弘と勝海舟に関する本を読みたくなりましたね。関ヶ原の遺恨を晴らした薩長が日中戦争から第二次大戦まで導いて大日本帝国を滅ぼしたのですね。ベッドから這い出て黒兵衛と散歩。日本のスポーツ界を滅ぼすのは大学の体育会系運動部か?ワン。雑務&仕事いろいろ処理して夕方から日大学長の死ぬほどツマラナイ記者会見をiPadのイヤホンで聞きながらお台場フジテレビへ。またしても入り口でヨネスケさんとすれちがい。明日からシアトルへ渡ってイチローに挨拶とか。いいなぁ。気をつけて。報道デスクで日大学長の死ぬほどツマラナイ(繰り返しですが書いておきます)記者会見を聞き切る。あ〜つまらなかった。日大アメフト監督コーチの記者会見があまりに酷かったので点数回復を狙ってロマンスグレイの非体育系日大学長を出したのだろうけど何のために出てきたのかわからない。わかったのは30以上ある日大運動部の統括責任者が学長であること。ほんと?パチンコ屋から出てきてデジタル文春のインタヴューに答えた相撲部出身日大理事長によれば「各部でやってるから」と言ってたけど…。まぁこの理事長はマスメディアの前には出てこないでしょうけどね。。しかしこんな人…やめとこ。こわい。フジテレビのあと東京駅から新幹線で新大阪へ。タクシーで朝日放送傍のリーガロイヤル・ホテルへ。大阪泊

5月26日(土)
朝大阪のホテルで目覚めてシャワーを浴びて服を着て徒歩で朝日放送へ。『教えて!NEWSライブ正義のミカタ』生出演。米朝会談決裂?復活?ロシア・プーチンの野望…等のネタのあと日大アメフット問題について。体育会系運動部の問題点から日本版NCAA誕生できるか?ということまで話す。最後に北朝鮮もアメリカン・フットボールをやれば面白いのに…等いろいろ話して新大阪駅で「ほろほろ玉子のカツカレーオムライス」の昼食。どこの国の食いもんかわからんけど惜しかった。そー言えば昔成田空港の出発ロビーの食堂で「カツカレースパゲッティ味噌汁御飯付き」という食事を注文したことがある。サスガは成田空港の食堂!インターナショナルメニューでしたね。ここまでインターナショナルになると無国籍状態になるのが面白いですね。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターの控え室で1時間ほど仮眠のあとオペラ講座ウェーバー『磨弾の射手』。7月西宮芸術文化センターで佐渡裕さんの指揮で上演される演目の先取り解説。ティーレマン指揮ドレスデン歌劇場の舞台で楽しむ。少々地味なオペラのためにツアー参加者が未だ足りない。10年以上続けている企画で初めてのこと。音楽も美しく物語も面白いオペラですので多くの人の参加を!驚くような特典もありますので!しかしウェーバーの音楽はモーツァルト的だったりベートーヴェンのようだったりワーグナーの先取りだったり…。ホントなかなか面白い。講座のあと新幹線で帰鎌。家に着くと次女家族が来ていたので久しぶりに孫の顔を見たあと。義理の息子たちと痛飲。明日の日本ダービーは小生が絶対外せない名前の馬「ワグネリアン」が出走するので久々に馬券を買うことにするか。4千円くらい丸々擦ったところでまだまだ生涯プラスですからね。40年ほど前に買った(勝った)有馬記念のカネミノブ&インターグロリアのおかげです。3千円で20数万円。はっはっはっ…てたった一度の栄光の昔話をいつまでしとるねん(>_<)しかし…ワグネリアンがんばれ。栃ノ心は鶴竜に負けたか…。鶴竜って意外と強いんですね。玄人好みの技の持ち主ですね。再発見再評価。サスガは5カ国語話せるインテリ力士…て関係ないか。

DVD
『日本ダービー史1』
『日本ダービー史1』
『人形浄瑠璃文楽名演集 彦山権現誓助剣・勧進帳』
『人形浄瑠璃文楽名演集 彦山権現誓助剣・勧進帳』

5月27日(日)
朝起きて朝食のあと孫2人引き連れて黒兵衛と散歩。たくさん本を読めよ。ワン。本は面白いぞー。本を読むと楽しいぞー。ワンワン。昨日までバタバタと動き回ったことに少々ブレーキをかけて部屋の整理。なかなか捗らんなあ。次女の旦那に日本ダービーの馬券を頼む。昔バイロイト音楽祭に詣でることを一生の目標としていたこともあるワグネリアン(ワーグナー音楽の愛好家)としてワグネリアンの単勝とワグネリアン+ダノンプレミアム・キタノコマンドール・ブラストワンピースの馬連で合計4千円を依頼。夕方からテレビの前へ。ヤッター!ワグネリアン見事に1着。ダービー制覇!1万2千5百円のキックバック。惜しかったのは馬連で3番人気までしかワグネリアンと組み合わせていなかったこと。4番人気のエポカドーロまで買っていたら7万9千5百円のバックになっていたのに残念!まぁこんなものですね。しかしヨメハンの擦った分千円を加えても7千5百円のプラス。まだまだ競馬の生涯プラスは10万円以上で続くのだ。わっはっは。しかし小生はIRには断固反対。日本のカジノ法案には大反対ですからね。夕方孫と将棋2回戦。コレも連勝。孫が悔しそうにしているのがイイ。次女家族4人が去ったあと百貨店からイタリア製の仕事用椅子がチェアーが届く。嬉しい。座り心地よし。少々高価だったけど1日に10時間も座るコトを考えると仕方ないですね。さあ書き下ろし2冊。がんばるぞ。あ。ワグネリアンーエポカドーロを買っていたらかなり助かったのに…トホホ。晩飯は『鮨処もり山』へ。ダービーをとって大いばりで美味しい魚を賞味。帰宅してテレ朝『ワイドスクランブル』から電話。日大は今後どう対処すればいいか?との質問に対するコメントとして「危機管理の仕方云々ではなく第三者委員会による徹底した完全な内部調査と重い処分発表が必要」と話す。それをやれないのなら日大アメフト部は解体して地域倶楽部として再建すべきですね。もちろん施設は日大が今ある施設を罪滅ぼしとして無償貸与すべきですね。風呂のあと寝る前にチビチビと焼酎呑みながら人形浄瑠璃の『勧進帳』を見る。先月93歳で亡くなった竹本住太夫さんの文字太夫時代の浄瑠璃がなんとも凄い迫力で見事。人形の弁慶(??田玉男)の六方もなかなかの迫力。面白かった。いまは大分に居を移した蓄音機屋さんの梅屋さんが以前「オペラも歌舞伎もいいですけど人形浄瑠璃にハマると面白くて抜けられなくなりますよ」と言っていたけどソレを感じる。しかし今はオペラと歌舞伎だけでとどめておきましょう。

DVD
『心中天網島』
『心中天網島』
『心中紙屋治平衛』
『心中紙屋治平衛』

5月28日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。イタリア製の椅子が身体にピタッと決まって仕事がしやすいぞ。ワン。喜んで椅子に座って資料の整理。山ほど積んであったアメフト関係の新聞切り抜きやコピーを整理。午後フジテレビ「プライム・イブニング」から電話。関東学生フットボール連盟の動き(の鈍さ)について訊かれる。確かに動きは鈍いけどアマチュア組織(他に仕事を持っているひとびとの組織)としては頑張っていると言っていいですね。アメリカのNCAAのような組織(日本版NCAA)が来年から発足するときにどれだけ専従者を雇えるかも問題ですね。イヤその前にNational Collegiate Athletic Association)を「全米体育協会」と訳している日本語から改めるべきですね。英語にはどこにも「体育Physical Education」という言葉はなく「運動競技Athletic」ですからね。夕方から連合通信の短い連載コラムを仕上げて晩飯歌舞伎劇場は『音羽嶽だんまり』。松緑の息子の藤間大河クンの初お目見えの舞台。可愛いですね続けて『心中天網島』から『河庄』。Atokではバッチリ漢字変換できたけどMicrosoftでは『心中店の網島』となりました。ま。シャーナイですね。それはともかく坂田藤十郎(前の鴈治郎。前の前の扇雀)の演技は上手いですねえ。浄瑠璃仕立ての独白の台詞などううううううう上手い!と唸ってしまいました。さすがは扇千景の旦那。中村玉緒の兄。関係ないか。しかし心中天網島は確かに河庄の場面が面白いけど続けて女房おさんが旦那のために小春の身請けの世話をやいてやったり最後の心中のシーンも見てみたいですね。人形浄瑠璃で見るしかないのかな。それとも篠田正浩監督の映画を見るか。コレも確か『曽根崎心中』と同じく学生時代に新宿文化アートシアターで見た記憶があるけど…。忘れた。

5月29日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。イロイロあった一日ですが関東学生アメリカンフットボール連盟の臨時理事会は日大アメフト部の内田全監督井上前コーチ森ヘッドコーチに対してきわめて適切な処分を発表したと思います。これによって日本のスポーツのインテグリティ(スポーツの高潔さや品位)が守られる結果となったことを喜びたいと思います。

5月29日(火)again
朝起きて黒兵衛と散歩。日大アメフト問題はスポーツの問題という以前に日本大学の組織の問題ですね。ワン。そしてカネと利権の問題。スポーツと教育は等閑になっていますね。ワンワン。北國新聞の連載を仕上げて送稿。中味はアメリカの球戯について。開拓時代に劇場建設の遅れたアメリカでは演劇やオペラのドラマの楽しみをアメリカ生まれのスポーツに求めるようになりアメフトやベースボールやバスケットボールは試合の中断が多い球戯となった。その中断の時に観客は選手の心理を考えドラマを楽しむのですね。そういうアメリカのスポーツのほうが試合中断なく流れるサッカーやラグビーなどのヨーロッパ育ちの球戯よりも日本人のようなスポーツを輸入した民族には理解しやすかったのですね。スポーツよりもドラマ。ベースボールより「巨人の星」ですね。しかしそのような試合の中断が監督やコーチの支配命令を助長する結果にもなったのですね。嗚呼。晩飯歌舞伎劇場は玉三郎大活躍『蜘蛛の拍子舞』。美女が般若蜘蛛に変身して源頼光や坂田金時と大立ち回り。面白く楽しんだあと関東学生アメフト連盟の記者会見。日大の言い分をすべて退けた見事な大岡裁き。さあ日本大学はどーゆー改革に手を付けるのか?某組織がこーゆー危機に見舞われたときはナンバーワンが非常にナンバーツーを切るものだということは『ゴッド・ファーザーPART2』にも描かれてますが…。

BOOK
竹中功『わらわしたい―竹中版・正調よしもと林正之助伝』(河出書房新社)
竹中功『わらわしたい―竹中版・正調よしもと林正之助伝』(河出書房新社)
竹中功『よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術』(日経BP社)
竹中功『よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術』(日経BP社)

5月30日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。日大アメフト問題で関東学連の処分を評価しアメリカ生まれの球戯の特殊性を語る。それは鈴木透氏の著書『スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで』(中公新書)にも書かれてますね。バスケとバレーを除いてけっしてグローバルなスポーツではないアメリカ生まれのアメフトやベースボールはアメリカ・ファーストの多国籍軍を形成しているわけですね(蔵出しコラム・ノンジャンル編参照)。黒兵衛と散歩のあと東海道線で新橋へ。タクシーでTBSへ。途中毎日放送『ちちんぷいぷい』の取材に答えたりしたあと『ひるおび!』生出演。日大アメフト問題。関東アメフト学連はキチンとした処分でボールを日大に投げたがそのボールを日大はどう返すのか?第三者委員会はできるのか?関東学連の結論が第三者委の結論のようなものでアトは日大の体制改革の問題のはずだが…。番組のあとテレビ朝日へ。今週放送される『たけしのTVタックル』ビデオ収録。アメフト関係者は大阪学院大アメフト総監督の高野元秀さんが参加。スポーツ界から野村克也さん大竹七未さん武井壮さん。日大関係者としてテリー伊藤さんなどとイロイロ話す。企業管理コンサルタントとして竹中功さんが参加したがコノ人は元吉本興業の社員として『わらわしたい―竹中版・正調よしもと林正之助伝』(河出書房新社)というなかなか面白い本を書いた人物。もう20年以上前かその出版当時に小生が毎日新聞に書評を書きソレは同社の書評本にも収録された。そんな間柄で旧交を温める。しかし日大はどこへ行くんでしょうねえ?巨大大学ビジネスの行く末は?内部の人でなければ改革できないはずだが…。帰宅後晩飯サッカー劇場日本VSガーナ戦。昔の名前ででています…がいいことなのかどーか。私はハリルに最後まで…と思っていたけど今更言っても仕方ないし…明日のメンバー発表はどーなるのかな?

5月31日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。黒兵衛の頭に10円玉くらいの禿げを発見。どないしたんやろ?あまり痛そうにはしていないが気になるような素振り。まるで具志堅用高さんのよう。隠すためにアフロヘアにするか?それともボクサーになってコンプレックスをパワーにチャンピオンを目指すか?…ってなんのこっちゃわからんか?ワン。元気そうだからマァいいか。終日仕事場の整理整頓。午後から原稿書き…と思っていたらフジテレビから電話。『プライム・ニュース・イブニング』出演のために夕方から東京お台場へ。日大アメフット部は選手を中心に再建を目指してほしいと主張。「そうなると伝統ある日大アメフット部が勝てなくなることも…?」と心配する若いアナウンサーに「そのかわり優勝よりも素晴らしいものがきっと手に入りますよ」と答える。日大のモットーは「自主創造」だ!ガンバレ!帰宅後晩飯歌舞伎劇場は『毛抜き』。お家騒動での兄弟(團蔵&錦之助)の争いに磁石を使って姫君(魁春)の髪の毛が逆立つ奇病を操った策略を姫君を嫁に迎える家の家老(三津五郎)が見抜く。江戸科学的演し物。一度見たいと思っていたがなかなか楽しく面白かった。歌舞伎はやっぱり大衆芸能ですね。オペラと同じでそこが好きですね。明日のテレビ出演の打ち合わせをイロイロやってフロ&サケ&ネル。

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