ナンヤラカンヤラ
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タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2016年1月
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BOOK
内田樹+中田考『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(集英社新書)
内田樹+中田考『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(集英社新書)
橋爪大三郎+佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書)
橋爪大三郎+佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書)
辺見じゅん『大下弘 虹の生涯』(新潮社)
辺見じゅん『大下弘 虹の生涯』(新潮社)
大下弘+大道文『球道徒然草 大下弘日記』(ベースボールマガジン社)
大下弘+大道文『球道徒然草 大下弘日記』(ベースボールマガジン社)

正月元旦。
12年前の申年は『見るモン 聞くモン 言うモンキー』なんて年賀状を出して「過激」に「行動宣言」を詠ったけど12年経つと『見ざる 聞かざる 言わざる』の心境に近くなる…というか憧れる…。特に2020年に向けては…なんて弱気は払拭して今年も頑張りますのでどうぞよろしく!皆様新年明けましておめでとうございます。今年も去年に引き続き年賀状未書の無礼御容赦下さい。店主敬白。

1月1日(金)
朝黒兵衛と散歩。いつもと変わらぬ日常。めでたさもいつもと変わらぬ俺の春。テレビをつけても面白くないので読書。今年発行予定の野球アンソロジー『晴球雨読』(仮題)のために大下弘『球道徒然草』(ベーマガ社)を読もうとしたがその前に内田樹+中田考『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(集英社新書)を読み出すと止まらなくなり読破。イスラム教についてはいろいろ面白く勉強させていただいたけどISについて一言も触れてないの何故?世の中の分析はわかったけど解決策には残念ながら程遠い?午後に『鮨処もり山』の大将夫妻とお嬢さんが新年の御挨拶。お節と濁り酒を届けてくれて夕方からチビチビ始めていると長女がBFを連れて来宅。長男もGFを連れて来宅。次女と孫と女房で全7.5人でワイワイ新年の宴。BGMはヤンソンス指揮ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。ウン。今年の演奏はなかなか良かったですね。国連行進曲も面白かった。萬壽とワインで微酔い正月。

1月2日(土)
朝の黒兵衛との散歩は長女とBFに任せて年賀状の返事に出す寒中見舞いの挨拶文執筆。申年でイケメンゴリラの顔をネットから取り出して散歩から帰ってきた長女と女房でデザイン。午後完成して大船観音へ全員で初詣。帰りにルミネで年始の買い物。孫にレゴのお年玉など買ってイタリア料理店でメシ。帰宅後は酒とワインとDVDでオペラ三昧。薔薇の騎士・トゥーランドット・アイーダ・リゴレット・ボエーム…と次々に名場面を見ながら酔っ払って正月に幕。

1月3日(日)
世の中は日曜日らしいけど俺は黒兵衛との散歩のあと仕事始め。仕事部屋に籠もって原稿書き。今年最初の原稿が『アサヒ芸能』の連載とは何やら象徴的?しかしナカナカ調子が出ず。昼飯食って昼寝。目を覚ますと箱根駅伝ゴールシーン。どうしてこんなナンセンスで差別的で非スポーツ的なイベントをマスメディアが主催して騒ぎ立てるのか?学生の首都圏集中を促進して日本の長距離ランナーを使い捨ててるだけではないか!と20年前から腹を立て続けても世の中はナカナカ変わらない。これが日本の現状?まず隗より始めよ。まずメディアから自己批判せよ!と思いながら連載原稿をせっせと書く。原稿は箱根駅伝とは関係なく2024年の五輪問題。オリンピックは続くのか?夕方にふううううーっと書き上げてサケ。メシ。フロ。ネル。今年のテーマは日常と非日常の使い分け…かな。

1月4日(月)
世の中仕事始め。小生は昨日から仕事始まってるナア…と思いながら朝の黒兵衛と散歩。周囲はまだひっそりと静まり返ってる。学校が始まるまでは静かな休みが続くのか。午前中は今週木曜のオペラ講座のレジュメ作り。『薔薇の騎士』は何度も取り上げているテーマだけにスイスイ調子よく仕事ははかどる。午後からは明日締切の共同通信原稿の下調べ&今夜のTV出演の打合せを電話で。晩飯は酒を飲まずに東京へ渋谷のNHKへ。『ニュース・ウェブ』生出演。ミッツ・マングローブさんとリオ五輪について話す。話せる時間は実質10分。五輪について話したいことの10文の1も話せなかったとはいえ体育からスポーツへ…という日本のスポーツ界の変化と五輪の文化プログラムについて触れられたからヨシとするか。ミッツさんとの打合せでの話の方が面白かった…と思いながらNHKで手配してくれたタクシー内でビール飲みながら帰宅。

1月5日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。世の中まだ正月休み?サウジとイランは対立してるというのに…というのは関係ないか。終日原稿書き。机にへばりついて文字を書く。何を書いてるの?言葉言葉言葉…などとハムレットを気取れない2020東京五輪の運営費1兆8千億円がテーマ。ほんと。北北西から風が吹いたとしか思えないような予算高騰。キ○ガイ沙汰…という言葉を最近は使えなくなっただけに無茶が横行。ロンドンも2兆円かかったと?アッチは都市改造計画のインフラ整備費も入ってる。コッチは運営費のみ。テロ対策費?高速道路の使用料?「金儲けには教養は不要。金遣いには教養が必要」と言った人(故筑紫哲也氏)がいたけど組織委には教養はないのか?などと書いて完成。ふうううう。酒を飲もうとしたら行数が多すぎて書き直しの指示。せっせせっせと直して切って…サケ・メシ・フロ・ネル。ふううう。

1月6日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイトカルチャー』電話出演。オリンピックのカルチャー・プログラムについて話したあと(本HPの読者は御存知ですよねえ…)黒兵衛と散歩のあと横須賀線で鎌倉へ。江ノ電で娘たちが15年ほどまで(もうそんなに昔のことになったか…)通っていた鎌倉高校前へ。そこにある病院で少々詳しく身体の検査。血液検査の血糖値の値がほんの少々高い以外は全身異常なし。ホッ。喜び勇んでラーメン食って帰宅。いろいろ仕事。もう新年なんですねえ…。夜チビチビ酒飲みながら明日のオペラ講座の準備して…いつの間にかメシで…いつの間にかフロで…いつの間にかネル…。

DVD
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
Blu-ray
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
DVD
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
Blu-ray
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
DVD
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』

1月7日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと午後からのオペラ講座のレジュメ作りと準備。午後から東京へ。渋谷のタワーレコードにチョイト寄るけど買いたいものが見つからず青山のツインタワーへ。NHK文化センターでオペラ講座最終回はリヒャルト・シュトラウス『薔薇の騎士』。カラヤンとシュワルツコップで1幕を楽しんだあとクプファーのプロジェクション・マッピングで2幕の前半を楽しんで後半から最終幕のメッチャ綺麗な三重唱から幕切れまではカルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルで…。しかしコレは最高に素晴らしいオペラですねえ。モーツァルトのフィガロの結婚から始めたオペラ・ブッファ講座はシュトラウスのフィガロの最高のパロディで幕。けっこうオモシロイ講座だったのでは…と自分でも納得して終了。オペラ講座を終えてから元日本バスケットボール協会の某氏と会見。サッカー協会の川淵氏の「支配」に対するリーズナブルな建設的批判を伺う。はっきり言って完全に納得。川淵さんに話せばわかるはずだけど川淵さんの「手下」は理解できないだろうなあ……。さて…どうするか…。

1月8日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと毎日新聞に2020東京五輪の原稿を書いて昼飯食って昼寝して午後からは昨日逢った元日本バスケットボール協会幹部の人の「改革案」の書類にじいいいいいーーっと目を通す。その結果…サッカー協会の川淵氏が出てきたことによって一定の成果をあげたとはいえコノ先の動向はこのままでは失敗することが見えてきた。しかし既に事務方に物事を預けてしまった川淵氏はわかってない。困ったコッチャ……。川淵三郎氏という人物は素晴らしい行政能力を持っている人物だけど最大の欠陥は「(自分の後継者となる)人物を見る(選定する)目がない」と誰もが口を揃えていて俺もそう思う。2代目チェアマンとか官僚あがりの人物とか…。日本のバスケットボールを現在実質的に動かそうとしている元銀行マンの人物に何が出来るのか?お手並み拝見というウチに日本のバスケットボール界が取り返しもつかないほど傷を負わなければいいが……と何やらワケのわからない文章を書いてすいません。これでどれくらいの反共があるのか…いや反響があるのか…。

Blu-ray
『Classic Archive-Collectors Edition Vol. 5: Voices』
『Classic Archive-Collectors Edition Vol. 5: Voices』
BOOK
酒井順子『枕草子REMIX』(新潮文庫)
酒井順子『枕草子REMIX』(新潮文庫)
橋本治『桃尻語訳枕草子』(河出文庫)
橋本治『桃尻語訳枕草子』(河出文庫)
酒井順子『紫式部の欲望』(集英社文庫)
酒井順子『紫式部の欲望』(集英社文庫)
紫式部・谷崎潤一郎『潤一郎訳 源氏物語』(中公文庫)
紫式部・谷崎潤一郎『潤一郎訳 源氏物語』(中公文庫)
紫式部『源氏物語』(岩波文庫)
紫式部『源氏物語』(岩波文庫)
仕事を引退したら毎日『今昔物語』を読んで過ごしたいと思ってたけどコッチのほうがオモシロイかな。
『今昔物語集』(岩波文庫)
『今昔物語集』(岩波文庫)
これを読み耽ることもできる日がいつか訪れることを夢見ています。
【以上、ナンカン1/9】

1月9日(土)
朝黒兵衛と散歩…と思たらトレーナーさんがやってくる日で散歩は中止。変わって読書。最近読み出した酒井順子『紫式部の欲望』(集英社)がめっちゃオモシロイので続きを読もうとしたけど見当たらん。近頃本やCDがちょくちょくなくなる。年末に部屋を掃除したせいに違いない。部屋は汚れてる方が何がどこにあるか良くわかる…というのは屁理屈か。しかたないので同じ著者の『枕草子Remix』(集英社文庫)を読み出すとコレが面白すぎて止まらん。橋本治『桃尻語訳枕草子』も面白かったけどこっちのほうが女性ならではの毒と怖さがある。作者は俺の小説『京都祇園遁走曲』を最近になって「京都嫌い特集」のコラムに取り上げて書評してくれた人…ということで読んでみる気になったけどコンナに面白いエッセイとは思わなかった。源氏や枕草子の面白さに気づかせてくれた一日は仕事にならず。とほほ…。

1月10日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと読書。昨晩酒井順子『紫式部の欲望』をベッドの下で発見。読了。次は谷崎にでも挑戦するか…。谷崎で読んでないのが唯一源氏だから…とかフト思う。仕事を引退したら源氏か今昔物語を読み耽りたいなあ…とゆーよー夢物語を思い浮かべる。いかんいかん。シゴトシゴト。まだまだあるある仕事の山。とほほ。

1月11日(月)
成人の日…らしい。成人の日はやっぱり小正月と一緒でないと気分が出ない…と毎年書いてるような気がする…といったことを思いながら黒兵衛と散歩のあと新潮文庫野球アンソロジーについてあれこれ考えるうちにバンメシ。フロ。サケ。ネル。とはいえこれを書いてるのは約1週間後の土曜日。何をやったか忘れてしもたなあ。

1月12日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。終日『アサヒ芸能』原稿書き。スポーツの連載とポルノ…は未公表。どーなることやら。

1月13日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。スポーツの世界のドーピングについて馳浩文科大臣が法制化しようとしてるという報道を取り上げる。法制化は基本的に悪くないけどロシアの組織がらみ(国がらみ?)のような集団ドーピング事件が日本で(東京五輪で)起きたらどーする?罰則規定を厳しくすると全員逮捕&収監&裁判てことになるけど我々の税金で彼らを罰したり更正を求めたりするに値するものかどうか…かなり難しい問題ですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。午後からは東京五反田のTDC(東京デザインセンター)へ。地下のホール「ガレリア」でシンポジウム『オリンピックに向け東京のブランディング戦略を考える』に参加。第3回の今回は『パラリンピック〜環境と文化のデザイン』と題して久しぶりにお会いしたパラリンピック・カメラマンの越智貴雄氏や建築家の芦原太郎さんらと討論。コーディネーターはTDC代表の船曳紅鴻さん。小生はスポーツと民主主義の切っても切れない関係や「より高く・より速く・より強く」に加えて最近は「より美しく・より人間らしく」を加えて考えるようになった話などをする。終わったあと懇親会に出てサッカーがあるので途中退席。帰宅して北朝鮮戦。1-0とはいえ見事な勝利。ゲームプランがきちんとしていて危ない場面はあったけど負ける気がしなかった。北朝鮮最強の世代といわれている相手に勝利はいいんじゃないですか。手倉森監督はなかなかイイですねえ。

1月14日(木)
朝起きて大船へ。東海道線品川経由東海道新幹線で新大阪へ。タクシーでヒルトンホテルへ。海苔のメーカーである大森屋さんの「くすのき会」という集まりで講演。2020年東京オリンピック・パラリンピックで変わること…をテーマにいろいろ話す。懇親会に少し出させていただいて大阪の某TV局へ。ちょっとした打合せで新しい企画の意見交換をしたあと新幹線で帰鎌。

1月15日(金)
朝起きて大船へ。東海道線で東京へ。東北新幹線で仙台へ。仙台駅前のホテルで青葉化成(株)さんの新年の集まりで講演。昨日とテーマは同じ。2020年東京オリパラで体育からスポーツへの変化…パラリンピックの隆盛…体育会系モーレツサラリーマンからスポーツ・インテリジェンスの持ち主の活躍する社会へ…といった話をする。懇親会で小生が編纂した新潮文庫『彼らの奇蹟』を抽選で10名の方にプレゼント。1時間半の講演のあと1時間くらい懇親会までずっと立ちっぱなしで足が相当に疲れたけど懇親会ではクジ引きにあたった皆さんが喜んでおられたのが嬉しかった。今回は講演の主催者の方が企画してくれたけどコノ拙著のプレゼントは講演会の度に小生から提案してやってもらってもいい企画ですね…などと思いながら東北新幹線で爆睡のウチに帰鎌。

1月16日(土)
朝起きて久しぶりに黒兵衛と散歩。そのあと新潮文庫野球本アンソロジーの仕事をあれこれ。大相撲見たあと晩飯。琴奨菊はどこまで突っ走れるか…いや最近ちょっと取り口のキタナイ白鵬をガブリ寄ってほしいものだが…。夜は軽くビール飲みながらサッカー五輪予選。タイに4−0はエエけどもうちょっと点は取れましたね。南野の調子があがらない原因は何?

1月17日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと連合通信の原稿書き。午後からは新潮文庫の仕事やら今週締切の大相撲原稿の下調べやらイロイロ仕事して大相撲見ながらビール。メシ。フロ。フェドセーエフ指揮のN響の演奏聴いたあとネル。韓国人ピアニストのショパンも良かったしバンダのブラスがずらっと並んだチャイコフスキー序曲1812年は迫力満点。自衛隊の大砲で祝砲も…なんてことはしなくてもいいですね。しかしフェドセーエフという指揮者はイイですね。N響からNHKの名前はいつ消えるのかな?でないと世界に通じないから…。

BOOK
木村元彦『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)
木村元彦『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)
Blu-ray
『ベルリン・天使の詩』
『ベルリン・天使の詩』

1月18日(月)
うわっ。朝起きたら一面銀世界。我が家は急坂の途中にあり雪が降り積もると近所一帯が陸の孤島となる。今朝は雪が途中から雨に変わってあまり積もらずクルマも動ける状態だったのでホッとして急いで『アサヒ芸能』の連載原稿を書いて大船駅へ。電車は相当の間引き運転で混乱したみたい。sの影響を感じながら遅れている電車に乗って東京六本木森タワー39階エニッシュへ。今年最初の『ニューズ・オプエド』。ゲストは木村元彦さん。新国立競技場や2020年東京五輪の問題点やドーピング問題などについて自由にアッチコッチ話し合って番組終えて東京駅へ。明日の雪に警戒して今夜中に大阪入り。新幹線で木村元彦さんにいただいた『終わらぬ「民族浄化」デルビア・モンテネグロ』(集英社新書)読む。小生が『ベルリン・天使の詩』の台本を書いたペーター・ハントケが好き…と言ったことを憶えていてくださって彼がハントケにインタヴューした内容の入ってる本。やっぱりこの作家は「百万騎と言えども我行かん」なんですね。自分の信念を貫く。アメリカはもちろんNATOのセルビア空爆にも反対し「そのやり方は先ず破壊し然る後に平和の裁判官を演じるという国家の手口と似ている」という言葉は重いなあ。大阪泊。

BOOK
イヴァン・テレスチェンコ『モードデザイナーの家』(エクスナレッジ)
イヴァン・テレスチェンコ『モードデザイナーの家』(エクスナレッジ)
シャーロット・フィール+ジェームス・R・ライアン『失われた世界の記録 幻灯機がいざなう世界旅行』(光村推古書院)
シャーロット・フィール+ジェームス・R・ライアン『失われた世界の記録 幻灯機がいざなう世界旅行』(光村推古書院)
寺田寅彦『科学者とあたま』(平凡社)
寺田寅彦『科学者とあたま』(平凡社)
ポール・ギャリコ『猫語の教科書』(ちくま文庫)
ポール・ギャリコ『猫語の教科書』(ちくま文庫)
辻惟雄『あそぶ神仏 江戸の宗教美術とアニミズム』(ちくま学芸文庫)
辻惟雄『あそぶ神仏 江戸の宗教美術とアニミズム』(ちくま学芸文庫)
ジョージ・オーウェル/『動物農場/付「G・オーウェルをめぐって」』(ちくま文庫)
ジョージ・オーウェル/『動物農場/付「G・オーウェルをめぐって」』(ちくま文庫)
サン=テグジュペリ『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)
サン=テグジュペリ『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)
ロバート・エイクマン『短編集 奥の部屋』(ちくま文庫)
ロバート・エイクマン『短編集 奥の部屋』(ちくま文庫)
北村薫『野球の国のアリス』(講談社文庫)
北村薫『野球の国のアリス』(講談社文庫)
森田真生『数学する身体』(新潮社)
森田真生『数学する身体』(新潮社)
内田樹ほか『9条どうでしょう』(ちくま文庫)
内田樹ほか『9条どうでしょう』(ちくま文庫)

1月19日(火)
朝大阪のホテルで目覚める。雪の心配は杞憂。おかげで久しぶりにゆっくりする半日。ホテルの部屋で読書。土佐昌樹・編著『東アジアのスポーツ・ナショナリズム−国家戦略と国際協調のはざまで』(ミネルヴァ書房)を読む。ボールペンで傍線を引きながら勉強。これはスポーツ・ジャーナリスト必読のスポーツ・アカデミズムの一冊ですね。おまけにオモシロイ。坂上康博氏の武道教育復活の経緯は必読。朝昼兼用に昨晩買っておいたサンドイッチを食って毎日放送へ。その前に隣の丸善ジュンク堂へ。寺田寅彦のエッセイ集『科学者とあたま』(平凡社)を見つけて大喜び。読みたい本と出逢うと嬉しさのあまり調子に乗ってドンドン買いたくなる。世界中の古い写真を集めたシャーロット・フィール&ジェームス・R・ライアン『失われた世界の記憶 幻灯機がいざなう世界旅行』(光村推古出版)シャネル・ミッソーニ・サンローラン・ケンゾーなどの自宅の写真集イヴァン・テレスチェンコ『モードデザイナーの家』(エクスナレッジ)こーゆー家に住んでいる人を本物のセレブと言うんですね。森田真生『数学する身体』(新潮社)辻まこと『虫類図譜』ポール・ギャリコ『猫後の教科書』辻惟雄『あそぶ神仏 江戸の宗教美術とアニミズム』ロバート・エイクマン『短編集 奥の部屋』内田樹・小田嶋隆他『9条どうでしょう』ジョージ・オーウェル/開高健・訳『動物農場』(以上ちくま文庫)北村薫『野球の国のアリス』(講談社文庫)サン=テグジュペリ『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)……以上どれもこれも読みたい読んでみたいと熱烈に思った本を片っ端から見つけられたので満足して隣の毎日放送へ。『ちちんぷいぷい』生出演。『HONGANJI』という芝居の告知のためにコノ日偶然出演していた元GENJIの諸星和己さんがSMAP事件について喋ったのが面白かった。そうか。光源氏の解散は20代だったのですね。40代のSMAPには柵(シガラミ)がありすぎて解散は難しい?それにしてもアノ女性マネージャーの気持ちはワカラン…とか。なるほどコレは結構興味深い事件と言えますね。そーいえば今角界に光源氏という力士がいるらしい。序二段だったかな。イケメン力士らしい…という話はしなかったがロザンやモモコさんなどと楽しくイロイロ話して新幹線で帰鎌。

1月20日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。テニスの八百長問題について。1対1の勝負だからテニスは八百長をしやすいと考えるのは間違い。テニスほど番狂わせの少ないスポーツはない。という話とコノ八百長を欧州のブックメーカーたちが告発しているところがオモシロイ。健全に賭博を実践している人達が一番不正を拒否しているのだ。黒兵衛と散歩のあと雑誌『ミセス』の大相撲特集の原稿書き。800時という短い内容だけどそれだけに難しい。昨日の新幹線のなかで思いついた構成は文章が長くなりすぎる。短くまとめるには至難。どうしようか…でとりあえず昼飯&昼寝。起きてピンと閃いて一気に書き上げる。原稿を書くというのはこんなものかもしれない…と60歳を過ぎてから今頃納得。タイトルは「大相撲は江戸の華。今も昔も都の華」原稿書き上げて大相撲。おおおおーっと。琴証菊ミゴトな立ち合いの出足とがぶり寄りで一気に白鵬を寄り切りってヤッツケル。すごい!と満足して大船へ。ふらっと『FLAT』に入ってバンメシ。帰ってフロ。ネル。

Blu-ray
『パルジファル』
『パルジファル』
BOOK
赤瀬川隼『ブラック・ジャパン』(新潮社)
赤瀬川隼『ブラック・ジャパン』(新潮社)

1月21日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと週末の栄中日文化センターでのオペラ講座の準備。何しろ今回のテーマはワーグナー『パルジファル』。音楽の神々しいサウンドの凄さはわかるがマダイマイチ理解できてない作品なんで勉強のやり直し。何しろいろんな解説書を読んでもコノ人もわかってないのんとちゃうか…と思えるような曖昧な解説だらけ。要は世界の苦悩の共有と救済をキリスト教+ゴシック的(ドイツ的)に描いた作品だけど…善の世界(ティトレル+アムフォルタス+聖杯騎士団)と悪の世界(クリングゾル+花の乙女たち)の両者の間を自由に行き来して昔はキリスト緒を罵倒し今はアムフォルタスを危機に陥れて傷つけた癖に薬を持参するクンドリーとは何物なのか?大馬鹿者の愚者パルジファルはいったい何処から来たのか?善の世界と言ったところでカルト集団に変わりなく悪の世界と言ったところで救いを必要としていることは確かで…考えれば考えるほどオモシロイ…という作品なのですね。コレは。そして素晴らしい音楽がイロイロ考えさせてくれる。やっぱワーグナーは凄い…と思ってるうちにヒルメシ。ヒルネ。起きて再びパルジファルに思いを馳せて…考え考えDVDチェック。カウフマンの歌うメトの舞台もケント・ナガノ指揮レーンホフ演出のバーデンバーデンの舞台もレヴァイン指揮シェンク演出の舞台もいろいろオモロイなあ…と思いながら大相撲に切り替え。琴証菊強い!日馬富士を強烈ながぶり寄りから鮮やかに突き落とし。三横綱撃破。イケルで。10年ぶりの大八洲筑紫国出身の優勝力士が!とチョイト興奮してメシ。フロ。ネル。

1月21日(木)つづき
昼寝のうえに晩飯後もウトウト熟睡したためか10時過ぎにベッドに入って寝たかと思うと12時頃目覚めて眠れないので仕方なくティーレマン指揮ドレスデン歌劇場オケの『パルジファル』を見始めるとコレが面白くて止まらない。音楽も凄い。M・シュルツ演出が興味深くてイエス・キリスト(と思しき人物)まで登場して(かつてイエスを罵倒した女性の)クンドリーを救済する。コレはゆっくり見ないといかんなあ…と思いながらDVDのスイッチを切ると全豪オープンで大坂なおみ選手がプレー中。強い!サーヴも鋭いうえストロークも強い。127位の大坂が21位のスピトリナを2-0でやっつけた。コレは大注目。しっかしサッカーも野球もテニスも最近は日本国籍のハイブリッド選手が増えたなあ。赤瀬川隼さんの小説『ブラック・ジャパン』での予言が現実になってきたな…。

1月22日(金)
朝黒兵衛と散歩のあと来週冒頭締切原稿の下書き…とはいえ琴奨菊の優勝の行方はマダわからんし…サッカーの五輪出場もワカランし…そーゆー結果に左右されない骨子だけをメモっておく。しかしナカナカ集中できず『週刊文春』を読み出すと…日本の政治家のレベルの低さというか…政治家の力を利用したがる日本国民のレベルの低さにもウンザリですな。TPPタフネゴシーターもこーゆーカネ儲けをするものなのですね。それにジャニー&メリー&ジュリーの話もオモシロカッタ。基本的にドーデモエエ話ですけど日本の政治家も芸能人もドコカ自立していないように思えるのは何故でしょうねえ…そんなこと考えずにシゴトシゴト…で資料調べをしていて気づいたんですが日本のGDPは世界3位でも国民一人当たりのGDPは世界27位なんですねえ。ルクセンブルク(1位)ノルウェー(2)スイス(4)デンマーク(6)スウェーデン(7)アイルランド(10)アイスランド(12)オランダ(13)オーストリア(14)フィンランド(16)ドイツ(17)ベルギー(18)イギリス(19)フランス(20)などの欧州各国よりも下…ばかりかオーストラリア(5位)アメリカ(11位)カナダ(15位)ニュージーランド(21)よりも下。カタール(3)シンガポール(9)クウェート(22)UAE(23)ブルネイ(24)香港(25)のアジア勢よりも下でイスラエル(26)イタリア(28)スペイン(29)韓国(30)と同程度なんですね。ちなみにGDP世界2位の中国の一人当たりのGDPは80位。まぁ日中ともに人が多いからでしょうが…幸福度指数も小さいみたいだし…てな資料をひっくり返すのはやめてシゴトシゴト。一段落して大相撲。うわっ。琴奨菊負けた。立ち合いは良かったけど必死の豊ノ島がトッタリとは…を見定めて『鮨処もり山』へ。お店を借り切ってのノーボーダー新年会。ノーボーダー・スポーツの執筆陣(イラストの圓山さんパラスポーツの星野さんフィギュアスケート等の渡辺さんが参加)にアナウンサーの川島さん社長の上杉さんスタッフの塩見さん他合計11名の寿司パーティ。『もり山』さんイロイロ美味しい料理をありがとうございました。で帰宅してサッカー五輪予選。対イラン戦。前後半90分をよく我慢して延長戦で爆発!3-0の勝利。まぁもう少し早く点を取れるようにしなければ…とも思うけどヨク勝ちきりましたね。とにかく勝利だけを目指すサッカーというのも何やら少々寂しい気もするけど…大会を通じて失点0(審判のミスジャッジPKの1失点はあるが)で勝ってきたから良しとしましょうか。さぁとにかくあと1勝。

CD
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
DVD
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『シモン・ボッカネグラ』
『マーラー交響曲第2番復活』
『マーラー交響曲第2番復活』
『パルジファル』
『パルジファル』
『パルジファル』
『パルジファル』
『パルジファル』
『パルジファル』
Blu-ray
『パルジファル』
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『パルジファル』
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1月23日(土)
朝黒兵衛と散歩のあとなんやらかんやら仕事して午後から新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座。テーマはワーグナー『パルジファル』。10年以上続けているオペラ講座でこの名作を取りあげるのは初めて。というのは自分自身この舞台神聖祝典劇がよく理解出来なかったからだがイロイロDVDを見るようになってチョイト理解出来るようになった。要するにワーグナーが名づけた舞台神聖祝典劇と言う名前に惑わされてあまり高級に考えすぎないほうがイイのだ。キリストを罵倒して男を誘惑しながらも聖杯騎士団にも忠誠を尽くすクンドリーは女の典型でもあるし聖杯騎士団はカルト集団だし…。これは聖杯騎士団をオーム真理教として演出することも可能なのだ…と思うとコノ最高の楽劇がやっと愉しめるようになった。それにしてもスゴイ音楽ですねえ。音楽は何もかもを素晴らしいモノにしてしまう…というのは事実ですね。講座ではケント・ナガノ指揮ニコラス・レーンホフの舞台を中心にメイキング映像も使用。指揮者や演出家や振付師や歌手によるこの解説も非常にわかりやすかった…というかコノ少々高級に奉ってしまいがちな作品の世俗的な理解を促してくれる。講座のあと文化センターのスタッフや同センター講師でもある政治評論家の高野孟氏らと新年会。美味しい日本料理に舌鼓して名古屋泊。琴奨菊は見事な勝利。白鵬は稀勢の里相手に力が入らず敗退。10年ぶりの日本人力士の優勝は決まりですね。しかし稀勢は少しは意地を示したけど琴に先を越されたな…いや立場を逆転されましたね。

1月24日(日)
朝名古屋のホテルで目覚めて某テレビ局と打合せ。ちょいと意見の齟齬はあったものの最後は仲良く未来に向けて…レギュラーなんか新たにできれば嬉しいですね…で新幹線で来鎌。いろいろ家の中の雑務を処理してから(日曜とはそーゆー日なのかもしれませんね)ヨメサンと一緒に東京六本木グランドハイアットのフレンチ・レストランへ。バカ息子の付き合っているお嬢さんの御両親との食事会。初対面の御挨拶…と思っていたら地下鉄恵比寿駅のホームでバッタリ。向こう様から声をかけてくださって御一緒にホテルへ。馬鹿息子カップルも現れて…いやあ楽しいディナーでした。まぁ一人口は食えなくても二人口は食えるとも言いますからね。ベースマンとアーティストの若い二人で未来を開いてください。親同士は向こう様の妹嬢も加わって意気投合。今後ともよろしくお願いします…と御挨拶。微酔いで帰宅。ビデオとニュースで琴奨菊優勝を確認。ヨカッタヨカッタ。日本出身力士10年ぶりの優勝。旭天鵬が日本人だから日本人10年ぶり…とは言えないらしい。まあ大相撲は都会に鄙自慢で発展した都の文化ですから国籍や人種より出身が重要ですからね。

1月25日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと大船駅へ。某出版社とチョイト重要な打合せのため本日のゴルフ改革会議は欠席。新しく始まる北國新聞の月イチコラムの下書きを書いてから午後から『ニューズ・オプエド』出席のために東京六本木森タワー39回エニッシュへ。ゲストに相撲ライターの荒井太郎サンとサッカー・ジャーナリストの大住良之さんを迎えて琴奨菊の話題と五輪予選の話をたっぷり伺う。オマケにサッカー協会会長選挙の話も。そうかFIFAは民主的に選挙をやれと言うけど財団法人は理事長の選び方を評議員が決めるとされていて国内法との齟齬があったのですね。ここのところは各種スポーツ団体を「民主化」するためのポイントになりますね。

1月26日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと北國新聞新連載「スポーツを考える」の原稿を仕上げて送稿。午後から『アサヒ芸能』の連載も書き上げて東海道線で新橋へ。地下道を歩いて汐留にあるソフトバンク本社へ。『ニューズ・オプエド』が数万に及ぶネット配信番組のなかでベスト10に選ばれたUstream大賞2015表彰式に出席。視聴者が選ぶ大賞でノーボーダー代表の上杉隆さん女性MCの川島のり子さんや義山望さんやスタッフと一緒に出席してパーティ形式で第10位から順に上へ発表されるのをテーブル席でワインを飲みながら待つ。昨年は8位だったけど今年は10・9・8・7・6・5…と発表が進んでも『ニューズ・オプエド』の名前は呼ばれず4位で呼ばれてスタッフともバンザーイ!残念ながらベスト3は逃したものの地方ラジオ局のネット番組や娯楽系番組のなかで報道番組が4位に入ったのは快挙解いてもいいでしょう。レッドカーペットを歩いて表彰状をみんなで受け取り感想などを喋って表彰式はオヒラキ。http://www.ustream.tv/jp/special/ustream_award2015/続く懇親会を先に引き上げさせてもらって帰宅。五輪予選サッカー日本対イラク戦をテレビ観戦。

1月26日(火)つづき
自宅に戻って日本vsイラク戦。美事なゴール綺麗なゴールで美しく勝利。五輪出場決定。素晴らし結果&見事な手倉森采配と言っていいでしょう…とは言え守備中心のショートカウンターの闘い方に未来はあるのか?綺麗には決めても力強さや泥臭さはないナア…とチョイト言いたくはなる。次の韓国戦やリオ五輪の本番ではどんな闘い方をするのか?非常に興味が湧くのは俺だけではないですよね。南野!復活して暴れてくれ!サッカーの試合のあと明日のTBS『ひるおび!』の電話打合せ&フロ&ネル。

1月27日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。昨日のサッカーの試合に少し触れたあと朝毎読日経の4紙が2020東京オリパラのオフィシャル・パートナーになったことを批判。何億円もイベントに寄付を出して取材をさせてもらってソレでジャーナリズムの仕事ができるとでも思っているのだろうか?どの新聞もスポーツを支援してることを自慢する。バカじゃないか。ジャーナリズムはスポーツ・イベントを支援するよりジャーナリズムに徹したほうがスポーツの健全な発展に寄与する…ということがわからんのか。T・ジェファーソン米第3代大統領が新聞のない政府よりも政府のない新聞を!と弾じた意味がわからんヤツらはジャーナリストとはいえまへんな…とかイロイロ喋って黒兵衛と散歩したあと東京新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。今年初めての『ひるおび!』出演。2020年五輪の体操会場が狭くカヌー会場の風と波はヒドイという朝日の記事をもとに順天堂大の鈴木知幸先生と五輪の話題。いまこそイロイロ意見を出すべきときですね。しかし2020はしっかりしたプロデューサーがおらんなあ。組織委員会の会長は阿呆過ぎて何もできない…いや偉すぎて何もしない人ですからね。

1月27日(水)つづき
TBS『ひるおび!』を終えて渋谷タワレコへ。来月のオペラ講座に備えて少々勉強不足のヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』のDVDを購入。うわっ。ヌッチやハンプソンがシモンをやってるパルマ歌劇場版の他にメトのドミンゴのシモンを発見。ま。ドミンゴは元々バリトンでしたからね。他にハンプソンが歌いマッシモ・ザネッティ指揮ウィーン交響楽団のCDも購入。うわっ。マリア役をクリスティーヌ・オポレが歌ってる。彼女は超カッコイイ超美人歌手。チョイト横の棚にアバド指揮ルツェルン音楽祭のマーラー『復活』があったのでこれも購入。満足して帰宅。少し休んでDVD見たりしたあと再び東京へ。渋谷オーチャードホールで三枝成彰作曲オペラ『ジュニア・バタフライ』観賞。幕間に奥田瑛二安藤和津夫妻に逢って挨拶。他にぴあ社長の矢内廣さんCGアーティストの河口洋一郎さん作家の林真理子さんなどに御挨拶。エンジン01のメンバーだらけかな。隣席は久しぶりに会った島田雅彦さん。ええーっ。息子の弥勒クンが小栗哲家さんの見習いで演出修行してるとか。それより旬クンに見習ったほうがイイのでは?なんて冗談は抜きにして島田氏と久しぶりにオペラ談義。舞台には不満がいっぱい。いいところもいっぱいあるのですけどね。オペラは作曲家や原作者や台本作家や演出家が自分のやりたいことばっかりやろうとするのでなく昔のメレッリ(スカラ座)や最近のピーター・ゲルブ(メト)のようなきちんと金儲けのできる支配人が文句をつけて新作を作らせた方がイイですね。でないとゲージュツカは観客を無視して勝手なことばかりしますからね。ワーグナーほどの大天才なら放っておいてもいいのですが…。オペラが終わってパーティには出ずに自宅に帰れば12時。うん。オペラは短いほうがイイ。いや短くなければならないのだ。

1月28日(木)
朝爆睡。9時近くまで寝る。オペラを見た翌日に疲れが出るというのはオペラの価値なしですね。娯楽のはずのオペラを見て疲れてどないすんねん!散歩をねだる黒兵衛とちょっと遅い散歩をしてから仕事部屋で終日雑務。コンピュータに溜まったメールの整理だけで午前中が潰れる。午後からは新聞雑誌郵便物の整理。そうか。人生とは整理することか…と思いながらサケ&メシ&フロ&ネル。

1月29日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。そのあと連載YANASE LIFE PLASIRの原稿書き。朝のうちに書き上げて午後からは寒中見舞いの宛名書き。昨年今年とスケジュールの関係で2年連続年賀状の製作に失敗したため今年は寒中見舞いは出さねば…と丙申の都市にちなんでイケメンゴリラをバックに文章を書いた寒中見舞いを作る。ただし書き出しは春風駘蕩。もうすぐ春ですからね。ただ印刷の色との関係で文字がものすごく読みにくくなった。けどマァええか。2020年五輪組織委について結構きついことを書きましたからね。一生懸命読んでくださる方はきっと笑ってくださるはずですから(笑)。しかし枚数が多くて腕が疲れる。ふううう。で晩飯のあとはU23アジア選手権カタールvsイラク戦。延長でイラクの勝利。ハッサンを封じ込めたのが勝因かな。でもオモシロイ試合でした。ワールドカップを控えてカタールはまだまだ強くなるのでしょうねえ。

1月30日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩…と思ったら今日はドッグトレーナーさんが来てくれる日。運動不足に陥ることを心配しつつ寒中見舞いの宛名書き。やっぱりエクセルに全部住所を登録して印刷出来るようにしなければコレはつらいな…しかし印刷だけの賀状や見舞い状というのも味気なしやから…とはいえ俺の書く字もキタナイし…などと思いながらやっとバンメシまでに200枚オーバーかな。どこまで続く泥濘ぞ。とほほ…でバンメシ食って孫と風呂に入って…ウィスキーの準備をして日韓戦。まぁ五輪出場も決まったことだしどんな試合をしてくれるか気楽に見てみるか…とテレビの前に座ったところが韓国相手にても足も出ず。まるで赤児の腕を捻られるように前半0−1。後半に入ってシステムを変えてもすぐに1失点で0−2。こりゃまったくあきまへんで…と思ったところが浅野の投入で状況がガラリと変わってあっと言う間に得点→同点→逆転。いやあ気持ちのイイ逆転勝利。若い韓国選手の未熟から来る油断もあったとはいえ我慢して逆転した日本選手も見事。手倉森采配も評価されてイイでしょう。しかしリオでまた3位決定戦であたって今度は…なんてことのないように…。

1月31日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと確定申告の書類整理。年に1回とはいえイライラする。計算書の印刷…を小生よりもずっとエクセルを使いこなせる次女に頼んで横浜中華街へ。京都の中高で同窓で20年ほど前に文藝春秋誌のグラビアページ「同窓生交歓」を飾った(笑)4人の仲間と年に一度の会食。20年前に経営コンサルタントだった男は某医療機器メーカーの社長。化学会社の研究室にいた男は京大教授。東大数学科教授は変わらず。某電気会社研究所所長は引退で悠々自適の釣り生活。俺は変わらず(ただし文春の仕事はなくなった・笑)。同窓生交歓の若年記録(たしか39歳)はまだ破られていないと思うけど「同窓生交歓」に出たあと何年分かが1冊の立派な本になって(箱入り布の表紙が紐で縛れるようになっている大きく分厚い豪華本)購入申込書が送られてきたのに我らが5人は誰も買わなかった…というところが我が同窓生らしい(笑)。中華街の海員閣でビールと紹興酒で中華料理を食ってホテルのバーでワイン飲んでサンザンイロイロ話しまくってオヒラキ。また来年の再会を約して再見!

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