ナンヤラカンヤラ
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2006年11月
最新のナンヤラカンヤラ
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月

11月1日(水)
雑誌『ミセス』の大倉正之助に関する原稿で四苦八苦。しかし子供相手に大鼓や能や謡を教えている最近の正之助の活動を昨今の「教育問題」に結びつけることで解決。ソウイヤこのごろ能も狂言も歌舞伎も見てへんなぁ。見たいなぁ。あ。顔見世の切符をなんとかせな・・・。

11月2日(木)
コラム1本仕上げてNHKへ。『週刊ブックレビュー』の収録。他の番組に出演の川勝平太さんとバッタリ。何故かよう会うなあ。今回のブックレビューは出演者3人ともが経済関係の本を選ぶ。時代やなぁ。しかし小生は「いちばん嫌いな本」「この経済学的合理思考を凌駕する考えが必要」として紹介。収録後司会の藤沢周さんに芥川賞作家の保坂和志さんを紹介される。鎌倉出身。周さんも鎌倉在住で鎌倉の裏話に花が咲く。なるほど鎌倉は奥が・・・浅い!銀座YAMAHAに寄ってベートーヴェンの交響曲のスコアとセシル・テイラーのCDを買う。どっちも昔持ってたのに古本屋や古レコード屋に売らへなんだらよかった・・・。

11月3日(金)
「趣味などという卑劣なものは僕は持たない」という岡本太郎の言葉はキライやないけどNHKの『熱中時間』は見てしまう。今日の再放送は鉄道マニア総集合の「鉄分補給」。誰も趣味の域を超えてますな。

11月4日(土)
スポーツジャーナリスト実践塾で原稿添削と企画会議。企画はナカナカ通らんもんやけど早く素人から玄人になってほしい。講義のあと東京ドームへ。日米野球観戦。ハワードの打球は凄いの一言。メジャーの守備に感服。ファンが大勢詰めかけていたことも少し驚き。野球人気が低迷なんて嘘やな。しかし東京ドームの効果音はやかましすぎる。これは「アメリカ式」と違うで。夜大船へ帰って「213」へ。バーテンのK君に『あしたのジョー』と『火の鳥』全巻を貸す約束をしてたので運ぶ。ついでにマスターに前川清の歌う『真夏の果実』が入ってるCDも。店の雰囲気にはちょっと合わへんけど盛りあがる(笑)。

11月5日(日)
ベートーヴェンの資料の読み直しと初期の交響曲の聴き直し。1番2番がこんなに面白いとは大再発見!夜大阪へ。新幹線めちゃ混み。そういや世の中3連休やったんや。車中で三浦佑之・訳・注釈『口語訳・古事記』(文藝春秋)読了。解説が面白かったけど注釈がこんだけ多いと文語で読んでも一緒やな。

BOOK
保阪正康『特攻と日本人』(講談社現代新書)

保阪正康『特攻と日本人』(講談社現代新書)

11月6日(月)
関テレ『痛快!エブリデイ 男がしゃべりでどこが悪いねん』生出演。久しぶりに元チャンピオン薬師寺保栄さんに逢う。辰吉に勝ったときにインタヴューして以来。見事に大阪の笑芸人に大変身(笑)。関西のタレントさんが社会問題を喋るときは「ようわからんけど自分はこう思う」というスタンスで発言する。東京のタレントさんは「これが正しい」という意見を探す。あるいは主張する。この差は大きい。帰京の車中で保阪正康『「特効」と日本人』(講談社現代新書)読み出す。もっと早ように読まなアカン本やった。

11月6日(月)つづき
東京某所で指揮者の金聖響と対談。テーマはベートーヴェンの交響曲について。聖響さんのめちゃくちゃ面白い話に編集者のA氏ともども三嘆四嘆。そうかベートーヴェンは交響曲を書く前に弦楽四重奏やらピアノソナタで新しい音楽のマーケットをモニタリングしとったんか。聖響さんの話に興奮したので自宅の近いA氏を我が家へ招いて晩飯食いながらベートーヴェンをDVDで聴きまくり見まくりの会を開催。クライバー指揮の4番7番。バーンスタイン指揮ベルリンの壁崩壊記念の9番。同じく振り弾きのP協1番。グルダの弾き振りでP協皇帝。そこからぶっ飛んでバーンスタイン指揮のヴェルディ『レクイエム』クライバー指揮の『こうもり』『ばらの騎士』最後はゼッフィレッリ演出の『トゥーランドット』まで・・・。ダイジェストやったけどワイン2本空いてしもた。

11月7日(火)
コラム1本仕上げてスポジャー実践塾生の原稿電話添削。なんで2人しか電話かけてきよらへんねん。遠慮深いのはライターとしては美徳やないで。

11月8日(水)
終日机に向かって原稿と格闘。合間にスポジャー実践塾生の原稿電話添削。また2人か。ということは来週月曜に6人!そら無理やで。

11月8日(水)つづき
和田も馬原もナイスピッチング。どっちもいずれメジャー入り?「日米野球」は「対決」から「挑戦」と「凱旋」の場に変わってしもたなぁ。アメリカに呑みこまれたということやな。そのあとNHK-hiでダッカ・ハイジャック事件のドキュメンタリーを見る。これは面白かった。かつては「交渉」。いまは「報復」の連鎖。その視点も考えさせられた。

11月9日(木)
NHKローカル『四国羅針盤』で四国アイランドリーグについて話すために松山へ。石毛コミッショナもがんばってるなぁ。桑田や新庄がアイランドリーグで1シーズンでエエからプレイしてくれへんかなぁ。VTR収録後NHKの他の番組の打ち上げ飲み会と合流してパンチ佐藤さんの後輩のお店へ。焼き鳥も魚も美味しかった!

11月10日(金)
松山から大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。これまでは(髭がカブルと重いから?)交互に出演が多かった中尾彬さんと初共演。楽しかった。もっと話したい人物。新幹線から「晩飯何や?」と嫁はんにメールすると「考えてへん」というので「ほな213へ」。久々に食べたレバーペーストが旨かった。早大OBの常連と演劇と音楽の話で盛りあがる。そういや小生は自分の大学には(小田島雄志先生の研究室以外)ほとんど通ってへんし単位も全然取ってへんけど早稲田の演劇博物館には何度も通ったし河竹登志夫先生のシェークスピアと歌舞伎の授業は盗講させてもろたもんなぁ。そんなん今では許可されへんのやろなぁ。

DVD
ナイジェル・ケネディ『ヴィヴァルディ:「四季」ライヴ・アット・カルカッソンヌ』

ナイジェル・ケネディ『ヴィヴァルディ:「四季」ライヴ・アット・カルカッソンヌ』

11月10日(金)つづき
帰宅して“異端のヴァイオリニスト”ナイジェル・ケネディのDVDを見て仰天。南フランスカルカソンヌの古城でのライヴ。演目はヴィヴァルディの『四季』。いやぁナイジェルはライヴが最高!しかもバロックのロック・ヴァージョンともいうべきこの演奏は聴衆総立ちの火の玉ライヴ。しかもアンコールがなんと『ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ〜パープル・ヘイズ』弦楽合奏のポーランド室内管弦楽団のメンバーもノリノリで踊りまくっての演奏。こういうクラシックは最高ですな。おまけにアインシュタインもコッポラも演奏してた(笑)。

CD
『アキサキラ・パート2』

『アキサキラ・パート2』
セシル・テイラーが来年1月10日山下洋輔とニューイヤーコンサートでデュオ!どないなるねん?

BOOK
ジョン・D・バロウ『科学にわからないことがある理由』(青土社)

ジョン・D・バロウ『科学にわからないことがある理由』(青土社)

11月11日(土)
平尾誠二さん主宰のNPO『SCIX』の文化講座で大阪へ日帰り。テーマは『組織における自由と規律〜ジーコJAPANの自由なサッカーはなぜ育たなかったか』オフト以降の日本代表チームの歴史を“自由度”を軸にして簡単に話したあと音楽を使って「自由とは何か」を考察。小生の指揮した『東京オリンピック行進曲』やセシル・テイラーの『Akisakila』や山下洋輔の『乙女の祈り』それにフルトヴェングラーと金聖響のベートーヴェン『運命』の聴き較べ・・・などをしながら音楽とスポーツにおける「自由」とは何か?を語る。平尾さんとも討論。楽しかった。聴衆にも(たぶん)喜んでもらったと思う。帰りの新幹線でジョン・D・バロウ『科学にわからないことがある理由〜不可能の起源』(青土社)を読む。これも面白かった。いろいろ満足の一日。

11月11日(土)つづき
いろいろ満足の一日・・・と思って帰宅したら次女がBFと遊びに来ててうるさいこと・・・。遅い晩飯のあと『チャーリーとチョコレート工場』のDVDを見て一緒に踊ったりコッポラの『地獄の黙示録』に感激したとかでヘリコプターの場面を見たり・・・。おまけにコッチもおもろいでと言ってナイジェル・ケネディの『四季』をかけたらオモロイオモロイといいながらソファでさっさと寝てしまう。コッチが疲れるだけやで。

11月12日(日)
長男の大学の学園祭にちょいと足を運ぶ。『YYクラブ(Yosuke Yamashitaのイニシャルらしい)』というジャズ・バー(大学の教室)でのライヴ。まぁプロ並みの演奏ができることはわかった。あとは売れるかどうか食っていけるかどうかやな。

11月12日(日)つづき
東京ドームへ。アジア・シリーズ決勝戦。台湾代表(LaNewベアーズ)のがんばりは認めるけどレベル的には少々お寒い試合。去年のマリーンズは強かったなぁ。台湾から来た応援団やら札幌から来たファンを取材。試合中に団野村さんがやってきて歓談。そうか腕を手術した野茂は38歳か・・・。国士舘大学院で教えてたときの教え子の李クンも仕事にがんばってた。しかしいちばん印象深かったのは閉会式(表彰式)に出てきた読売新聞社幹部にファンから大ブーイングが(去年に続いて)起きたことやな。報道はされへん出来事やろけど読売はこの事実を真摯に受け止めんとアカンで。

11月13日(月)
コラム1本仕上げて東大本郷へ。先週休んだSMS(スポーツ・マネジメント・スクール)を受講。今回は「攻撃的法務」で「スポーツクラブ関連ライセンス・権利管理」講師はナント我々の業界のあいだでは超有名な弁護士の石渡進介さん。話はこの講座のいつものことながら面白かった。そうか。放映権という言葉は法律にはないのんか。一昨年のプロ野球選手会のスト以来大活躍してる石渡さんも「変わらないプロ球界」に「少々疲れ気味」とか。俺なんか30年以上付き合うて「めちゃ疲れやで」というと主宰者の広瀬一郎さんが「僕は疲れませんから」と笑顔。エライ!その通りや。悲観主義は「気分」の問題やけど楽観主義は「意志」の問題やもんな。これって誰の言葉やったかいなぁ。アランやったっけ?しかし今週末あたりはちょっと「疲れて悲観主義に陥ること」が起こりそうな・・・。

11月14日(火)
宮崎学氏主宰のHP『直言』の『玉木正之のどないな話やねん』に「世界史のススメ」と題したコラムを執筆。高校球児の世界史未履修問題についてです。アップは明後日(木曜)かな。http://moura.jp/scoop-e/chokugen/

11月15日(水)
そうか。松坂60億円か・・・。よう出せるもんやな。新聞社・通信社・テレビから感想を求める電話。読売からも。話のわかるエエ記者やったな。要するに「企業(の抱える)スポーツ」から「スポーツの企業化」への移行がポイント。夕方MBSのラジオに電話出演。司会は『ぷいぷい』でいつも一緒の上泉さん。アメリカやヨーロッパのスポーツ・ビジネスの現状と日本の「遅れ」についてたっぷり話させてもらう。ラジオは仰山喋れるもんやな。

11月16日(木)
原稿に四苦八苦していると長男が数日遅れの誕生祝いをもらいにくる。ナンデヤネン。ハタチになったとか。関係ないで。早よ自立せい。ちょうど元スポーツジャーナリスト塾2期生のKクンとメシを食うことにしていたので一緒に『もり山』へ。Kクンのオモロイ話で単行本一冊できそう。帰宅後長男のライヴ・ビデオを見る。まぁ勝手にせい。

11月17日(金)
終日原稿と格闘。何故か最近仕事の上で諸問題噴出。ちょっと疲れ気味やな。どっかで休まんとアカンなぁ・・・。

11月18日(土)
スポジャー塾生10名を引き連れて3on3のプロ・ストリート・バスケットボール『Legend』のファイナル・マッチを見学に新木場のスタジオ・コーストへ。5千円のコートサイド席も一段高い4千円のA席も完売。2千5百円の立ち見もほぼ満員の盛況。ちょっと「余興」が間延び気味だったけどタップダンサーも一流でもDJもなかなかのプロ。そして試合の中味は抜群に面白かった。塾の講師も務めてくれたAJも活躍。これは若者のファンを中心にかなりの成長が期待できそう。http://www.streetlegend.jp/gc/index.html

11月18日(土)つづき
『Legend』社長の金井さんと歓談。金井さんは京大経済学部出身で都市銀行に就職。それを辞めて新興スポーツビジネスに身を投じたオモシロ人物。どこか千葉ロッテの荒木さんに似てる。若い連中はどんどんスポーツの将来性を理解して進出してるのにスポーツの重要性を理解でけへん年寄りどもはどうしようもないな・・・。いつの時代でもそういう構図なのかもしれんけど・・・。

CD
『アンナ・ネトレプコ/ロシアン・アルバム』

『アンナ・ネトレプコ/ロシアン・アルバム』

11月18日(土)つづき
帰宅したらユニヴァーサル・クラシックからブリン・ターフェルの『モーツァルト・アリア集』とアンナ・ネトレプコの『ロシアン・アルバム』(チャイコフスキー、R・コルサコフ、グリンカ、ラフマニノフなどのオペラアリアや歌曲を集めたアルバム)が届いてた。ロシア語の歌は癒しになるなぁ。バックのゲルギエフが巧いなぁ。

11月19日(日)
東京女子マラソン。Qちゃんだけが寒かったわけではないはずやけど・・・。女子フィギュア・グランプリ。ミキティだけにプレッシャーがかかってたわけやないはずやけど・・・。夜長女とBFと長男がメシを食いに来る。ナイジェル・ケネディと『プロデューサーズ』と『チャーリーとチョコレート工場』で大盛りあがり。続けて長女がMTVの『JACKASS』とアメリカン・ドラマ『FRIENDS』で盛りあげようとしたが俺はついてけへん。どこがオモロイねん?歳かなぁ。いや。ちゃうはずや。中味の問題やと思うけど・・・。

11月19日(日)つづき
最近読んでる本のなかには箴言が山ほど。たとえば・・・「序文は本でいちばん重要な部分である。書評をする人も序文は読む」フィリップ・グェダラ「小説を書けば嘘八百で真実にたどりつく。ジャーナリストが真実を語ることによって嘘八百にたどりつこうとするのと逆である」メルヴィン・バージェス「理性的な人は世界に自分を合わせる。理性的でない人世界を自分に合わせようとする。従ってすべての進歩は理性的でない人にかかっている」バーナード・ショウ「何百万という人が雨の日曜日の午後をどう過ごすかも知らないまま不死を願っている」スーザン・アーツ「発見とは誰もが既に見ていることを見て誰も考えたことのないことを考えることである」アルバート・フォン・セント=ジェルジ「未来について自信に満ちた記事は公にする発言としては最もいかがわしいものに見える」ケネス・クラーク「事が起こってしまったからこそ予測ができる」イヨネスコ「独裁政治では一人の人が決める。貴族政治では少数の人が決める。民主政治では誰も決められない」シリア・グリーン。昔はこういう面白い文章をすべてノートに万年筆で書き留めていた。いまは自分のブログにキイボードで打つ。堕落した。

BOOK
ジョン・スポールストラ『エスキモーに氷を売る〜魅力のない商品を、いかにセールスするか』(きこ書房)

ジョン・スポールストラ『エスキモーに氷を売る〜魅力のない商品を、いかにセールスするか』(きこ書房)

同上『エスキモーが氷を買うとき』(同)

同上『エスキモーが氷を買うとき』(同)

11月20日(月)
工事がいろいろ続いてた大船駅が様変わり。エキナカ・ビジネスの売店が山ほど。ハードを持ってると強いのやな。周辺の商店街は大変やろけど。箱物行政もいつか価値が出るのかな・・・なんて思いながらSUICAでおにぎり買うて東大本郷へ。SMSの今回はスポーツ・マーケティングについて主宰者の広瀬一郎さん自ら講義。オモロかった。『エスキモーに氷を売る』(ジョン・スポールストラ)もういっぺん読み直そ。

11月21日(火)
五輪代表日本1−1韓国。水野はエエなあ。平山にはランニングコーチをつけたほうがええのんとちゃうか。走り方がトロトロと現役時代の江川みたいやで。

11月21日(火)つづき
四国アイランドリーグから2人の選手がプロ野球のドラフト指名を受けた。良かった!選手以上に石毛さんが喜んでるんとちゃうかな。いやこの程度ではまだまだって気持ちかな・・・。

11月22日(水)
雑用を片づけてから六本木へ。イタリア料理で『スポーツ解体新書』上梓の打ち上げ食事会。朝日の編集者3人のなかに書籍部のKクンも。懐かしい。昔タイガースの本を2冊書いたときの担当者。お互い年とったなぁ。解説を書いてくれた乙武クンと特別ゲストのBob Whitingが初対面。Bobさんは64歳になったとかでBeatlesのWnen I'm sixtyfourを感慨深く口ずさむ(笑)。初めて聞いたのは27歳のときだったとか。ということは俺が聞いたのは17のとき。乙武クンはもちろんBeatles世代ではない。けど何故か話が合う(と俺が思ってるだけか・笑)。楽しい一夜。日本プロ野球の「先行き」を話し合ったりもしたけど乙ちゃんはスポーツライターを(一旦?)廃業して小学校の先生に。Bobサンは「ぽるの小説デモ書コウカナ(笑)」サテ俺はどうするか。あと3冊書くべきスポーツの本が残ってるな。

11月23日(木)
毎日新聞『金曜カフェ』の原稿書き。テーマはプロ野球ビジネス。ガンバはアト一歩があかんなぁ。Jリーグ優勝はレッズで決まりかな。

11月24日(金)
福岡へ。空港で偶然浦和レッズの熱狂的サポーターでパーソナリティの大野勢太郎さんとバッタリ。顔を合わせるなり「今回こそいけそうですから」とニコニコ顔。レッズもいろいろな過去があったもんなぁ。大野さんお仕事は相撲だったらしいがコッチはマラソン。金哲彦さん李鳳柱さんらと60回目を迎えた福岡国際マラソンについてシンポジウム。瀬古利彦さんが三遊亭楽太郎(顔似てますよね)以上の過激なギャグで場内を沸かす。そうか。Qちゃんはプロの目から見ればもう・・・なのか。有森裕子さんはマジメに本気で「女子と男子が分かれているのは日本くらい」。久しぶりに再会した車椅子プロランナーの廣道純さんも「車椅子が出られないマラソン大会はおかしい」と正論。日本のマラソンは世界の常識と違うのだ。最後になって朝日新聞主催のシンポだったが新聞社がマラソン大会を主催することの問題点まで話題にのぼる大盛況。楽しかった。けどマラソン・イベントのビジネス化についても広瀬さんや山本さんと話し合いたいな。なんせスポーツ・ビジネスマンが一人もいないなかでの討論は最早価値ないんやから。

11月24日(金)つづき
シンポのあとの博多の夜は瀬古さんや有森さんとの会食で盛りあがったあと大相撲の取材で博多に来ていたA新聞Nクンと逢うため屋台の「うまっつら」へ。RKB毎日のS嬢も来ていて歓談。「うまっつら」の餃子とラーメンとニラとじはメチャメチャ旨い。安い!ホテルへ帰ってラトル指揮ベルリン・フィルのマーラー5番を聴きながら熟睡。3楽章のスケルツォでホルン独奏をオケの前に出すのは初めて見た。CDなんかでホルン独奏者の名前が書いてあるのはみたことあるけど・・・。しかしそれ以上に演奏の中味が変わったな。バーンスタインのマーラーも過去のもの?・・・ではないと思うけど。

11月25日(土)
24人乗り小型機で福岡空港から名古屋へ。小牧空港はさびれてしまった。セントレアができたからしゃあないのかな。栄中日文化センターでオペラ講座。今回のメインはワーグナー『トリスタンとイゾルデ』。ショーペンハウエルとニーチェと無限旋律と永劫回帰と・・・なんて難しい話は簡単に済ませて男と女の愛の醍醐味に酔うべし。帰宅したら次女が来てた。元気なんはエエけど疲れたあとにまた疲れる(笑)。

11月25日(土)つづき
書き忘れてますけど昨日のシンポジウムで少しばかり話題に出た有森裕子さんなどががんばって実行してるカンボジア・アンコールワット・マラソン(それが正式名称ではないけど)は応援したい。

DVD
『サイモンとガーファンクル:セントラルパーク・コンサート』

『サイモンとガーファンクル:セントラルパーク・コンサート』

『都はるみ大文字送り火コンサート』

『都はるみ大文字送り火コンサート』

『3大テノール世紀の競演』

『3大テノール世紀の競演』

11月26日(日)
コラム1本書いて銀座『DAZZLE』へ。ボブ・ホワイティングさんが奥さんのいるストックホルムへ帰ってしまうので我が家の家族とお別れパーティ。やのに長女と長男は所用で不参加。しゃあないな。大人になるといろいろあるやろし。旨いマグロ料理を楽しく食ったあと帰宅途中に東京駅で三枝成彰さんにばったり。ボブさんを紹介して我が家へ。『サイモンとガーファンクルinセントラルパーク』や『都はるみin上賀茂神社』や『三大テナーinカラカラ浴場』など野外コンサートのビデオばかりを見ながら飲み直し。ボブさんに「サイモンとガーファンクルの歌では『僕のコダクローム』が一番」というと「ハイ。僕モ大好キナ歌。デモ本当ノ意味ヲ知ッテマスカ?」といわれて「知らない」と答えると「クスリで世の中がカラーに見えることをコダクロームの色にたとえた歌」だとか。“Mama, Don't take my Kodachrome away”の“Mama"は“Police"のこととか。ナルホド。KODAKがCMソングに使わへんかったはずや。ちなみに“Nikon Camera”には深い意味はないらしい。ディープは強かったみたいやな。老馬のアドバイスが効いたかな(笑)。この意味ワカラン人は宮崎学氏主宰のHP『直言』へ。

11月27日(月)
五嶋みどり・龍という二人の天才ヴァイオリニストを育てた御母堂・五島節さんにインタヴュー。おもろい関西のオバハン・・・いや失礼。オバサマです。そのあとSMSを受講するため東大本郷へ。今回の講師はデータスタジアム株式会社の床波浩氏。テーマはCRMとIT。Costomer Relationship ManagementとInformatin Technologyについて。顧客情報の整理分析とそれに対する戦略戦術・・・。スポーツビジネスも大変やな。結局は人間の勝負なんやろけど横文字とPCに弱い・・・なんて上司が一人でもいたらその会社(球団)はもう御陀仏の世の中やで。

11月27日(月)つづき
以前読んだ本に「哲学者には2種類ある。2種類あると考える哲学者と1種類しかないと考える哲学者である」という文章が出ていた。ナンノコッチャと思うただけやったけど気になって記憶してた。しかしコレってものすごい言葉やと突然気づいた。その意味は哲学者のかわりに他の人間を当てはめたらわかる。「スポーツライターには2種類ある。2種類あると考えるスポーツライターと1種類しかないと考えるスポーツライターである」もちろん俺は2種類あると考えてるほうである。

11月28日(火)
うわっはっはっはっは。今年もまた山下洋輔さんのニューイヤー・コンサートのパンフレット用の原稿を書いてしまったぞぅ!うわっはっはっは。今年はセシル・テイラーとのデュオやから「フリー漫才」やぞぅ!何を喋ってもかまへん漫才やぞぅ!手書きが入ってメールで送れへん原稿やぞぅ!アインシュタインもフィボナッチもジョン・ケージも筒井康隆も赤塚不二夫も出てくる原稿やぞぅ!喜んでるのんオレだけかも・・・と思うとちょっとツライ原稿やなぁ・・・。まぁエエか・・・。

11月29日(水)
「ZAITEN」のマジメなコラムを書いたあと「直言」に超過激パロディ執筆。タイトルは「セールスマンの死」。ヒロセ先生やヤマモト先生から「こんな阿呆な原稿を書くためにSMSに通ってきたのか!」とボロクソに言われそうな原稿。しかし我ながらオモロイ出来ばえ(笑)。アップは明後日かな。

11月29日(水)つづき
アジア大会サッカー。ほんにクダラン試合やったで。けど日本のサッカー・アナウンサーは皆なんでこうもマゾばっかりなんやろ?

11月30日(木)
うわっ!コンピュータが何故か動かんようなってしもた。これは古いコンピュータを使って書いてます。ところが最近送られてきたメールの主のアドレスが存在せえへん。まいったなぁ。最近メールをくれた人。すいませんが再送してください。ほんまに不便な世の中やで(涙)。

11月30日(木)つづき
井川の交渉権にヤンキースが29億円か・・・。俺が初めてヤンキー・スタジアムに行ったシーズンには1階席の観客が2階席からスナイパー(狙撃銃)で狙い撃ちされた事件があった。スタジアム周囲でのカツアゲは日常でトイレには絶対に一人で入るなといわれた。それで気をつけてたけどドジャースとのワールドシリーズに興奮して試合後もファンと一緒になってシナトラの歌を合唱してたら周囲はみんな自家用車の客。サウス・ブロンクスから一人で地下鉄乗ったときは本気で死ぬと思ってションベンちびったもんやった。そのときは警官に救われたけど・・・。時代は変わったもんやな。レジー・ジャクソンが懐かしい。

11月30日(木)つづき
夜。銀座へ。元ドラゴンズの与田さんと元ボクシング世界王者の飯田さんとスポーツライターの藤島大さんと『スポーツ・ヤァ!』編集長の本郷さんとで座談会。いやぁ面白かった。楽しかった。スポーツの話を根掘り葉掘りするのはホンマに素晴らしい。ピッチャーとボクサーの体重移動の話だけでも1時間喋れる。しかしテーマは『スポーツ・ヤァ!』の廃刊最終記念号でのスポーツ・ジャーナリズムについて。ナンデヤネン!これだけ素晴らしいスポーツ雑誌をナンデ廃刊にするねん!分社化するから儲けの薄い部門は切るやと!? 角川は阿呆やで。先見の明ゼロやで。コレについてはまた詳しく書きます。しかし惜しい。残念や・・・。

最新のナンヤラカンヤラ
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月
▲PAGE TOP
Copyright (C) 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. ホームページ制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る