ナンヤラカンヤラ
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2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月

DVD
『大菩薩峠』
『大菩薩峠』
BOOK
瀬木比呂志『絶望の裁判所』(講談社現代新書)
瀬木比呂志『絶望の裁判所』(講談社現代新書)
江上剛×郷原信郎『銀行問題の核心』(講談社現代新書)
江上剛×郷原信郎『銀行問題の核心』(講談社現代新書)
伊東潤『城を攻める城を守る』(講談社現代新書)
伊東潤『城を攻める城を守る』(講談社現代新書)
『西行全歌集』(岩波文庫)
『西行全歌集』(岩波文庫)
辻邦生『西行花伝』(新潮文庫)
辻邦生『西行花伝』(新潮文庫)
井沢元彦『逆説の世界史古代エジプトと中華帝国の興廃』(小学館)
井沢元彦『逆説の世界史古代エジプトと中華帝国の興廃』(小学館)

3月1日(土)
今日から3月。今年もあっと言う間に2か月が終了。ソチ五輪の余韻と余熱に続いてパラリンピックが始まるが日本ではどれほど「騒がれる」か…。NOBORDER SPORTSではパラ・スポーツに詳しい星野恭子さんが現地からレポートを寄せるので請御期待。終日机の回りやコンピュータの整理。途中で『逆説の世界史@古代エジプトと中華帝国の興廃』(小学館)を読み出すと面白くて止まらなくなる。『逆説の日本史』と同じで著者の井沢元彦さんは読ませるのが上手いなぁ。ジャーナリズムの側からのアカデミズムへの挑戦。歴史でできることはスポーツでもやらねば。昼飯映画劇場は市川×横溝『獄門島』の続き。ま。映像は美しいですけどミステリーはヤッパリ小生にはダメです。そやからなんやねん…と言いたくなります。続けて岡本喜八監督の『大菩薩峠』の少々長いメーキングを見る。これは面白かった。中里介山についても理解できたし喜八監督のスタンスにも感服。仲代達也の机龍之介も市川雷蔵以上に狂気染みている様子。本編は明日見ることにして仕事場の整理のあと大きな袋を二つ抱えて『バー213』へ。小生の親父が集めていた100本あまりの酒のミニチュア・ボトルをバーテンのクロちゃんにプレゼント。やはり野に置け蓮華草…ですからね。小生の自宅の並べるよりバーの棚の上のほうが似合うはず…と思いながら『レストラン213』へ。朋友のSと久々の痛飲。昨今の安倍政権の無謀ぶりを嘆き合ったりしたあと『バー213』へ。クロちゃんが新聞紙に包まれていたミニチュアボトルの一部をさっそく取り出してバーのカウンター席を取り囲む小さな棚の上に並べはじめていた。やはり野に置け蓮華草。やっぱり見映えは最高!満足して最高級ウィスキーをSと2人に2杯ずつおごってもらってミニチュアボトル代金徴収終了。梅に鶯。バーに酒瓶…かな。

DVD
『犬神家の一族』
『犬神家の一族』
『犬神家の一族』
『犬神家の一族』
『トロヴァトーレ』
『トロヴァトーレ』
『ウェストサイド・ストーリー:メイキング・オブ・レコーディング』
『ウェストサイド・ストーリー:メイキング・オブ・レコーディング』
『ジョン・ケージ』
『ジョン・ケージ』
BOOK
ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』(みすず書房)
ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』(みすず書房)

3月2日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと『題名の相音楽会』。ヤンキース入りした田中投手との関係でももクロという存在は知っていたけど(正しくはももいろクローバーZと言うらしい)歌を聴くのは初めて。なかなかオモシロイではないか…と思って聴くと作曲は布袋寅泰だった。おまけにバックは佐渡裕指揮のシエナ。てなことで感心するのは権威主義的でしょうか…と思いつつ小雨のパラつくなか孫を連れてBOOK OFFへ。チョイト暇が出来たら足を運びたいと思っていた場所。ここは珍しい本やDVDが思いがけない安さで売られてる。孫を玩具売り場で遊ばせて本やDVDの棚を渉猟すると…うわっ…凄いのがあった!なんと『ジョン・ケージ』のDVDが2千5百円。さっそく購入。この超前衛作曲家の名前を一言サムラゴーチの前で口に出して感想を訊けばイッパツで詐欺師の化けの皮が剥がれたのに…NHKのインタヴュアーは何をしていたのか!?などと思いながらDVD購入。他にも…うわっ!?BBC製作『バーンスタイン:ウェストサイド・ストーリーのレコーディング・ドキュメンタリー』やらパヴァロッティのメトロポリタン歌劇場での『トロヴァトーレ』なんかが格安で並んでた。どれもLDで持っていたモノを買い直す。ほかに市川×横溝『犬神家の一族』(新しいヤツ)やらベートーヴェン『第九』の日本初演を描いた『バルとの楽園』なんかが900円で売ってたので購入。本の棚に移動するとフランクルの『夜と霧』みすず書房2002年の新版が新品同様600円で売ってたのでこれも購入。最近都内の図書館で『アンネの日記』が次々と破られるという事件が相次いだらしいけど『夜と霧』は大丈夫か…と書いても気づくような犯人ではないのでしょうね。帰宅後さっそく『犬神家』を見て古いヤツのほうが「上」やなあ…と思いながら…それでも市川監督が大衆受けするミステリーを通じて「日本の戦争」を描きたかったことに思いを馳せる。晩飯DVD劇場は購入した音楽ビデオをイロイロ見ながら…ウェストサイド・ストーリーの音楽とBBCのドキュメンタリー作りに改めて感服。

3月3日(月)
早朝ヨメサンが法事で京都へ帰省。続けて起きた小生は朝黒兵衛を近くに獣医さんにあずけて新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。桂ざこば師匠やなるみさんやたむけんや元阪神タイガースの今岡さんやらとナンヤラカンヤライロイロアレコレ話してぷいぷいキッチンで雛祭り鯛のチラシ寿司をいただいてタクシーでリーガロイヤルホテルへ。やしきたかじんさんを偲ぶ会『TAKAJIN MEMORIES 2014』出席というか参列。昼間ぷいぷいのニュースのなかで大勢の一般のファンが献花に駆けつける様子を見たけどコノ偲ぶ会もモノスゴイ人人人…。何しろ発起人が凄い。在阪TV局5社の社長の他安倍晋三・安藤忠雄・櫻井よし子・堀内孝雄・秋元康・ビートたけし・星野仙一・故三宅久之夫人・橋下徹の各氏。小生は枯れ木も山の賑わい。入口で久しぶりに松尾貴史さんと出逢ってイロイロ話したあと朝日放送関係者と番組の打合せをしたりMBS関係者や月亭八方師匠らと雑談したりするうちにコンサート形式の大パーティが開幕。司会は山本浩之・辛卯治郎・宮根誠司の3人。テレビ局社長の挨拶と安藤忠雄氏の献杯挨拶を聞いたあとイロイロ話したい人もいたけど広い会場で何処に誰がいるのんやら人人人人人…で明日の仕事もあるので諦めて新大阪へ。新幹線で帰鎌。

3月4日(火)
朝あずかってもらっていた黒兵衛を受け取りに近所の獣医さんの家へ。ついでにワクチンを射ってもらう。2本の注射にも黒兵衛はビクともせず鳴かず喚(ワメ)かず。エライやっちゃ。散歩のあとイロイロ仕事。ソチが終わっても仕事は山積み。仕事があるというのは有り難いこってす。しかし仕事のやりにくい世の中にはなってきましたなあ。ロシアのクリミア半島での行動とソチ・パラリンピックと森喜朗元首相のナンセンス発言と2020年東京オリパラ開催と北方四島問題とアメリカの出方と集団的自衛権と尖閣問題と…。それらが全部つながってるというのだから尋常ではない。政治から切り離してスポーツを語ることは可能か…という問題をもう一度一から考え直すべき時が来たのかも…とおもうけどマスメディアは会社の利害で動くから…等々思いながらあっと言う間に晩飯映画劇場は『竹取物語』。最後に出てくるUFOがスピルバーグの『未知との遭遇』に出てくるモノにソックリなこと以外は市川崑作品として小生はコノ映画が大好きでしたけど見直してみるとスピルバーグを真似たことも納得。そうすることによって妙な虚構のリアリティが出ますものね。ワダエミさんんお衣裳も最高でDVDではメイキングもおもしろかったなあ…。市川崑監督という人は一言で言えば最高の映画職人ですね。

3月5日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。先週ソチ・パラリンピックの聖火リレーがロシアで最も東にあるデジニョフ岬(ベーリング海峡を挟んでアラスカのプリンス・オヴ・ウェールズ岬の対岸にある岬)からスタートしたことやパラリンピックの聖火の点火方法やリレーなどNOBORDER SPORTSに書かれた星野恭子さんの記事を紹介(詳しくはNOBORDER SPORTSをお読みください)。そのあと娘のクルマで送ってもらって七里ヶ浜の病院へ定期検診。尿検査を受ける。少々蛋白が出てるとか。そう言えば中学生の時にも同じことを言われ少々焦ったことがあったけど気にすることはない程度と主治医の先生に言われてホッ。それ以上に糖尿の傾向が見られなかったことにホッ。身体を気にしながら酒を飲むほどおもしろくないことはありませんからね。病院での待ち時間のうちに『逆説の世界史@』読了。井沢元彦さんの文章は重複を多いけど勢いがあって「叫び」が響いてくる。儒教と朱子学と現代中国と韓国の関係がこれほどわかりやすくはっきり書かれた本を読んだのは初めて。だからといって日本が右傾化するのはさらにマイナス材料だと思うのですが…。午後からイロイロ仕事をこなして晩飯サッカー劇場はニュージーランド戦。あっと言う間の4点…オイオイそれだけかいな?!と言いたくなる凡戦。まぁW杯前はウミを出して問題を明確にすればいいのでしょうけどオモロナイ試合でした。ブラジルでは爆発してくれることを信じたいですけどね…。それに較べてなでしこは根性がありますねえ。押されっぱなしのアメリカ相手にきちんと守ってキーパーの凡ミスから失点してもきちんと宮間のFKできちんと追いついて引き分け。新しい人材が目立たなかったのは少々気になりましたが…来年のカナダW杯に向けて期待できそう…かな?連続通り魔の犯人は24歳?トップアスリートの話題だけでなくスポーツの社会に対する役割も論じないと…。

CD
『ハイそれまでョ〜萩原哲晶作品集』
『ハイそれまでョ〜萩原哲晶作品集』
『ハナ肇とクレイジー・キャッツ』
『ハナ肇とクレイジー・キャッツ』

3月6日(木)
朝黒兵衛と散歩。こーゆー日常を取り戻すことが大切と思いながら歩く。歩くと頭が回る。脳味噌が働く。昨日の朝日の朝刊に載っていた記事を頭の中で反芻。ロンドン五輪文化プログラムのディレクターだったルース・マッケンジー(56)へのインタヴューは面白かった。シェイクスピアの連続上演などロンドン五輪の文化プログラムの素晴らしさは何度か原稿書いたがその統括責任者は東京五輪2020の文化プログラムへのアドヴァイスとして「早く1人のディレクターを任命して全体のビジョンを示すこと」「政治家や役人はダメ」「最悪なのは委員会を設置して任せてしまうこと」などと語った。はたしてロンドンの開会式で指揮したサイモン・ラトルがどんな人物かも知らない人がトップに座る日本の五輪組織委にソレができるのか?文化プログラムだけでなく開閉会式の演出家を誰がどーいう方法で決めるのか?そもそも五輪に文化プログラムがあることを組織委の長は知っているのか?…などと考え出すと頭が痛くなってきた。いろいろ雑務の一日。仕事もせにゃならんけど部屋の掃除もせにゃならん。嗚呼いろいろせにゃならんと思いながらクレイジー・キャッツの『ホンダラ行進曲』を思い出す。♪一つ山越ゃホンダラッタホイホイ…もひとつ山越ゃホンダラッタホイホイ…越しても越してもホンダラホタラタホイホイ…どーせ越してもホンダラッタホイホイ…だから越さずにホンダラホタラタホイホイ…ホンダララ〜ホンダララ〜ホンダラホタラタホーイホーイ…なんて歌が流行った高度経済成長時代はどんな時代だったのか…その虚無感あふれるナンセンスな歌詞を書いた青島幸雄はのちに国会議員となり東京都知事となり…何がやりたかったのか…今書き始めた『東京オリンピック』に関する書き下ろしのテーマでもあるけれど…などと思いながら晩飯は文化出版局のO氏と大船駅で待ち合わせて『との山』へ。旨い焼き鳥をツマミながら生ビールと焼酎でイロイロ仕事の話&『バー213』に河岸を変えてミニチュア・ボトルが綺麗に並んでいるのに満足して仕事の話はあんまり進まないながら楽しい夜でした(>_<)。

3月7日(金)
朝黒兵衛と散歩のあと市川崑監督の映画『東京オリンピック』に関する資料整理。執筆が6〜7月として3〜5月のうちに資料はすべて頭に入れておかなければ…と思いながら本の並べ替えなんかをしてるとあっと言う間に昼飯前。サムラゴーチの記者会見があるというのでテレビに釘付け。うわっ。髪の毛切ってヒゲ剃ってまるで別人。なるほどいろんな変身いろんな扮装いろんな演技のできる人ですね。耳が聞こえるかどうかも確かに大事なことかもしれないけどコノ稀代の詐欺師がどの程度のクラシック音楽の知識の持ち主なのかも知りたいですね。たとえばニーガキ氏とやらが創った『交響曲HIROSHIMA』の(明らかに)ベースとなってるマーラーの交響曲3番は何楽章構成なのか…程度は知ってるのかな?彼が詐欺師であることはNHKスペシャルで壁に頭を打ち付けるシーンを見た瞬間小生は苦笑しながら確信しましたから。それに十字架を象った楽譜なんて解説があるのに楽譜を書くシーンがないことなどNHKはアノ番組を作った経緯を詳しく再検証する番組を作るべきですね…と思いながら東京銀座へ。テレビ愛知『激論!コロシアム』のVTR取材を受ける。テーマはメディアのスポーツ報道のあり方について。田中将大投手とハンカチ王子の高校時代やオリンピック報道と選手のプレッシャー…等についていろいろ訊かれて喋る。一番の問題はメディアが球団を所有したり大会を主催したりしてスポーツを支配運営していることなんですけどね。その状態を2020年までに解消したいものだけど…と思いながらホテル・オークラへ。BSフジ『プライム・ニュース』のパーティに出席。凄い数の大パーティ。入口で川端健嗣アナウンサーと超久しぶりに顔を合わす。何しろ小生が35歳くらいのとい(25年くらい前)初めてテレビ番組(朝のワイドショウ)にレギュラー出演したときのアナウンサーですからね。懐かしい挨拶を交わして会場に入ると政治家だらけで話し相手がいない。トホホ…と思ってると静岡芸文大学助教授で柔道メダリストの溝口紀子さんに声をかけられてホッ。そこに東京五輪招致で動いた自民党の薗浦健太郎さんが現れ2020東京五輪についてイロイロ話す。昔一緒にテレビのレギュラー・コメンタイターをしていた海江田民主党代表やプライム・ニュースの反町理さんや八木亜希子さんや下村文科大臣に挨拶してるところへ宗教学者の島田裕美さんが現れてコレマタ超懐かしい10年以上ぶりの挨拶を交わしているところ東大教授経済学教授兼柔道部顧問の松原隆太郎さんや哲学者の萱野稔人さんが現れ…あれやこれやとイロイロ話す。さらに薗浦さんと東京五輪開閉会式や文化プログラムについても話し…萱野さんとドーピングの話をしたり…巨大会場で知人の少ないパーティの割には濃密な時間を過ごす。

DVD
『女経』
『女経』
『あの手この手』
『あの手この手』
『しとやかな獣』
『しとやかな獣』
『ああ爆弾』
『ああ爆弾』
『生きる』
『生きる』
『雪之丞変化』
『雪之丞変化』

3月8日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと『東京オリンピック』の資料整理やら来週3・11震災記念日に予定しているスポーツマンによる復興企画トークショーの打合せやら『東京オリンピック』の下調べやら…をやったあと昼飯映画劇場はオムニバス三部作映画『女経』のなかの市川崑監督『物を高く売りつける女』。前にも見たはずの映画だが改めて面白さを発見。山本富士子の演技と市川監督のパロディックな前衛映像と蓮っ葉な女の物語の組み合わせが超秀逸。あまりの見事さに舌を巻いたので他の増村保造監督若尾文子主演の『耳を噛みたがる女』も吉村公三郎監督京マチ子主演の『恋を忘れていた女』も見てしまう。どれも素晴らしい短編だが特に京マチ子の演技と京都弁に感動。雁治郎の助平親父役があまりにピッタリ嵌ってるのには大爆笑。60年代の日本映画はレベルが高い。映画はタイムマシンで60年代の東京の風景も楽しめるが60年代の京都の風景が現在の京都とさほど変わっていないことにも驚かされる。京都とはそーゆー街か。今日は市川映画チェックの日と決め込んで続けて市川崑監督『あの手この手』。女房に頭の上がらない作家志望の大学教授(森雅之)夫婦の奈良の家庭が新しい世代を代表する姪っ子(アコちゃん=久我美子)の登場で引っかき回されるというコメディ。1952年の作品はストーリーに古さを感じさせるが近所に住む医者役の伊藤雄之介の演技は秀逸。途中懐中電灯の光が正面からアップに映される画像があるけどコレは『東京オリンピック』の太陽のアップの先取りか?途中パラリンピックの滑降金メダルやバイアスロン銅メダルの番組を見て夕方の黒兵衛の散歩に行った後こーなりゃ今日はもう1本とばかり市川崑監督『雪之丞変化』。東京五輪前年1963年の作品。長谷川一夫(雪之丞&闇太郎の二役)中村雁治郎・山本富士子・若尾文子・市川雷蔵・勝新太郎・船越英二の大映スター総出演。山本富士子の演技の見事さに再び感服。いやソレ以上に市川監督の映像美に感服。この監督はリアリスティックな映像以上にフィクショナブルな映像が見事。ドキュメンタリー映画『東京オリンピック』もフィクショナブルな映像で成功しましたからね。晩飯食いながらパラリンピックの開会式やら見直して孫と風呂に入ったあと映画三昧の一日ならモーイッポンとばかりに三船敏郎主演『山本五十六』。ナカナカよくできた映画と思いながら真珠湾攻撃とミッドウェーでウトウトと船を漕ぎ始めた自分に気づいて寝る。映画は1日4本半が限界かな。

DVD
『連合艦隊司令長官 山本五十六』
『連合艦隊司令長官 山本五十六』

3月9日(日)
朝黒兵衛と散歩のあと『東京オリンピック』の資料整理やら…と前日の一日をコピペしたような書き出し。本当はそーゆー生活こそ素晴らしいのかもしれない。昼飯映画劇場で昨夜の続きの『山本五十六』を見ていると横から娘が「戦争シーンの飛行機も船も模型が丸見えでちょっとチャッチすぎるんじゃない?」というのでどこかの本で読んだ文章を思い出す。「船や飛行機の戦闘はまるで模型が動いてるようにしか想像できないことが多い」たしか「その中に人間がいることを忘れてはならない…」と続いたのだが小林秀雄の文章だったかどうか…。午後からナンヤラカンヤラ仕事したりパラリンピックの資料を整理したり…で夕方の黒兵衛と散歩のあと晩飯はへ。フランスから帰国中の隣人ピアニストと御母堂を伴って『鮨処もり山』へ。帰国中に伊豆の河津桜を見に行かれたとかで写真を見せてもらったり最近のフランスの音楽事情を伺ったりサムラゴーチのバカッ話をしたり…今夏は一緒に京都見物をする約束をしたり…で楽しい一夜を過ごして帰宅。電話で明日のTBS『ひるおび!』の打合せをしてからフロ&ネル。

3月10日(月)
朝黒兵衛との散歩はヨメハンに任せてパラリンピックの資料整理。そしてTBSへ。『ひるおび!』生出演。ソチ・パラでの日本アルペン・スキー陣のメダル・ラッシュについてかつてかつて小生がNHKでパラ・スポーツの特番に出たとき日本障害者アルペンスキーのチーフコーチをされていた(現在はオーストラリア・チームのコーチの)伴一彦さんと一緒にイロイロ喋る。「今回のメダルラッシュは予定通りで予想通りですよね?」「そうですね。日本チーム主将の森井選手はアルペンだけでメダル10個といってましたからね。2種目で4個のメダルはイイんじゃないですか…」さらにチェア・スキーの話をイロイロして…あ。アルペンの話が面白かったのでノルディックの新田選手の話をするのを忘れてしまった…と反省しながら帰宅。明日の震災3年目トップアスリート・シンポジウムの準備をしていたらアッと言う間に夜の9時。震災特番のニュースをイロイロ見ながら晩飯。あれから3年経ったのか…。しかし刺激惹起性多能性獲得細胞(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells=STAP細胞)の一件もタイヘンですなあ。研究の再検証と同時にメディアの報道も再検証が必要ですね。寝よ。

DVD
『私は二歳』
『私は二歳』

3月11日(火)
東日本大震災から3周年記念日。朝黒兵衛と散歩のあと秋葉原へ。駅の横のビル2階のオープンスペースで東京都主催の防災展に関連したトークショー。柳本晶一(女子バレー監督)朝原宣治(陸上メダリスト)岡本依子(テコンドーメダリスト)根木慎志(車椅子バスケ日本代表シドニー五輪主将)大山駿護(総合格闘家)田中琴乃(新体操フェアリージャパン)秋本慎吾(福島県大熊町出身陸上選手)の7氏と共に『東日本大震災から3年思いを新たに〜被災地・被災者を忘れない』と題して司会進行役を務める。そのなかで石巻市が押し進める「国立競技場の聖火台を石巻へ」という運動も宣伝させていただく。1時間と限られた時間の中では1人あたりの発言時間が短かったのが残念。しかし何とかやり遂げて次の打合せで東京駅へ。チョイト打合せを済ませたあと銀座へ。山野楽器でオペラのDVDをチョイト買い込んだあと渋谷へ。タワレコで市川崑監督の映画『僕は2歳』を発見。『ビルマの竪琴』とともに資料としてゲットしたあと南青山のイタリア料理店イル・パチョッコーネへ。元ミズノで大学教授のK氏&元電通のY氏&元電通で朋友のH氏&H氏のお嬢さんの5人でバローロを傾けながら日本の現状スポーツ情勢分析。そうか。新設スポーツ庁長官はヤッパリK氏で全員の件が一致。しかしM氏がトップで上手く行くのかなあ…などイロイロ有意義に話し合って帰宅。イイ酒イイ話イイ料理の席では酔っ払いませんね。

DVD
『カルメン』
『カルメン』
『ドン・ジョヴァンニ』
『ドン・ジョヴァンニ』
『ラ・ボエーム』
『ラ・ボエーム』
CD
『シューベルト:交響曲第9番ザ・グレート他』
『シューベルト:交響曲第9番ザ・グレート他』
『チャイコフスキー:交響曲第4番/バッハ:ブランデンブルグ協奏曲』
『チャイコフスキー:交響曲第4番/バッハ:ブランデンブルグ協奏曲』
BOOK
『相倉久人ジャズ著作大全/下巻』(DU BOOKS)
『相倉久人ジャズ著作大全/下巻』(DU BOOKS)

3月12日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清のスタミナラジオ』電話出演。昨日の3・11震災メモリアル・トーク・イベントについて話したあと黒兵衛と散歩。世の中サムラゴーチの次はSTAP細胞の話題。クラシック音楽も先端サイエンスも他人を騙す材料としては有効なのかも…と思いながら帰宅して郵便物やメールの整理。ジャズ評論家の相倉久人さんから『ジャズ著作大全下巻』が送られてきていた。帯に菊地成孔氏の推薦文が光る。『ダンスひとつ踊れない君たちに相倉久人の再評価なんか出来ると思っているのかね?』この一文は奥が深い。そう言えば山下洋輔サンも見様見真似で憶えたピアノを最初はダンスホールでピアノを弾いていたとか。小生がジャズ論を何度も書こうと思って書かなかった(書けなかった)のは正解ですね。ダンスを踊れませんから。ダンスは踊れなくてもダンス論やバレエ論は書けるんですよね。絵が描けなくても絵画論は書けるし楽器が演奏できなくても音楽論は書けるし運転免許を持ってなくてもF1論は書けるしスポーツをやらなくてもスポーツ論は書けますけどね。音楽評論家の平林直哉さんからLP名演奏復刻シリーズのCDも届いていた。今回はフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル1953年録音のシューベルト『交響曲第9番ザ・グレート』。これはちょっと物凄いフルトヴェングラーの残した演奏の中でもイチニを争う音楽ですね。しかもライヴ。いやぁCDプレイヤーにかけた瞬間仕事も何も出来なくなって聴き惚れました。ウィーン・フィルが必死になってきちんと迫力溢れる見事な演奏で…。ヤッパリ本物は違いますね。小さなCDプレイヤーから出る音でも違いはわかるもんです。フルトヴェングラーのおかげですっかり仕事をやる気がなくなって(というのはコジツケですが)夕方の黒兵衛との散歩を済ませて酒飲みながらの晩飯オペラ劇場はミゲネス・ジョンソンの『カルメン』やライモンディの『ドン・ジョヴァンニ』。前者がフランチェスコ・ロージ監督。後者がジョゼフ・ロージー監督。どっちも見事なオペラ映画です。さらにマドリッド歌劇場の『ラ・ボエーム』インヴァ・ムーラのミミの歌もモナコの演出はマズマズも白かったけどコボスの指揮はテンポ遅すぎるでえ…とか酔っ払いながら批評。しかしサムラコージなる人物はこんな音楽の愉しみ方も知らんままにクラシック音楽詐欺に走ったのか…いや知らんかったから詐欺をできたんでしょうけど…。

CD
『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』
『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』
『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』
『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』
DVD
『悪魔の手毬唄』
『悪魔の手毬唄』

3月13日(木)
朝黒兵衛の散歩のあと終日読書。オリンピック関係の資料を片っ端から読破。ふううーっ。昨日は音楽に引っ張られて仕事に失敗したので今日はBGMナシ…というのも寂しいのでカラヤン指揮ベルリン・フィルのいろんな演奏をかける。耳に残らない綺麗な演奏はBGMに相応しい。カラヤンも初期のイタリア・オペラなどをかけると物凄い演奏をしてますから耳を奪われて仕事ができなくなるけど中年から晩年の演奏は全てBGMですね。昼飯映画劇場は市川崑監督『悪魔の手毬歌』。オリンピックの関係で市川監督の映画は見られるだけ見ておこうとしてるんですが…ミステリーの筋書は小生は苦手ですね。けど映像はオモシロイ。しかし…ま…カラヤン的商業主義的映画とも言えるんではないでしょうか…犬神家の第1作だけは衝撃的ではありましたが…などと思いながら風雨の強くなってきたなか夕方は予定通り根岸のヘアサロンへ。いつもお世話になっている『LAWRENCE』さんが新しい店舗を出したのでヨメサンと一緒にカットしてもらいに行く…けど途中から凄まじい颱風並みの暴風雨。マスターに髪の毛を切ってもらいながら浮世床。サムラゴーチにオボカタに…話は弾む。「現代のベートーヴェンという言い方自体がそもそもウソやからね」「そー言えば浪花のモーツァルトという人もいますね」「アノ言い方はエエなあ。ベートーヴェンでは洒落にならんけどモーツァルトに浪花まで付いたらサイコー。天国と地獄の作曲者のオッフェンバックはパリのモーツァルトやからね」などと話して髪の毛を切ってもらった帰りの電車で『週刊文春』を開くと浪花のモーツァルト・キダタローさんが阿川佐和子さんの対談に登場していてサムラゴーチを詐欺師・偽物と一刀両断。こーゆー当然の反応がなんでもっと出て来ないのか…小生も音楽評論家とは認められてないのですね…とほほ。雨がやんでも強風が吹き荒れるなか大船の『213』へ。ところが体調を崩したとかで臨時休業。仕方なくチョイト駅前の『バー213』で酒呑んで帰宅。

DVD
『ヒッチコック』
『ヒッチコック』
『ターミナル』
『ターミナル』

3月14日(金)
朝黒兵衛の散歩のあと終日読書。オリンピック関係の資料を片っ端から読破。ふううーっ。と昨日の文章をコピペ。博士論文やNATUREの論文でこーゆーことを平気でやれる心境がまったく理解できない。ハーバード大学へ留学したほどのレベルの人物がウシロメタサを感じなかったのか?コピペがバレたときの非難や批判や騒動が想像できなかったのか?怖ろしいのは倫理観と想像力の欠如。そしてあらかじめそれをきちんと指導できなかった教育。そのうえそれをきちんと処分できない日本的社会…も加わるかも。そーいえばレッズ・サポーターのJAPANESE ONLYという垂れ幕が大問題となった。確かにこんなヒドイ差別的言辞は許されるものではない。かつてナチスの行ったユダヤ人排除と同じだ。しかし特定の大学の試合だけを大騒ぎするようなスポーツ(箱根駅伝や六大学野球)もスポーツにおける平等に反した反スポーツ的差別現象と言えることにどれだけの人が気づいてるのか?しかもジャーナリズムもその差別を認めたうえに煽ってる(主催者だからジャーナリズムが機能しない!!)。高校野球に女子野球が存在しないのは確かに選手が少ないこともあるだろうが女子野球を育てようともせずに女子マネージャーの存在のみを(記録係として)認めているのも反スポーツ的女性差別にほかならない(これまた主催者がメディアでジャーナリズムが機能しない!!)。そもそも日本の野球組織がプロ社会人学生高校生……と分裂したまま女子や身障者を加えていないことも反スポーツ的差別であると認識したうえでレッズのJAPANESE ONLYの垂れ幕についても語りたいですよね…などと考えながら新聞やテレビにコメントしたけどきちんと伝えられたかどうか…。ムズカシイ……。午後からも読書。資料の山は減らない。ノートと頭の中はパンクしそうに膨らむ。アタマをクリーンアップするために黒兵衛と散歩。帰ってまた読書。すると孫から内線電話。「ジイジと一緒にオフロのじかんでちゅう」「おお。そうかそうか」…でフロ。入浴剤のなかからサイが出てきて孫は大喜び(卵のようになった入浴剤が溶けると小さな動物が出てくるのです)。恐竜と自動車のシリーズの後は動物。商売ウマイなあ…と感心しながら晩飯映画劇場は市川監督をお休みにして『ヒッチコック』。いやあ面白かった。主演でヒッチコックを演じたアンソニー・ホプキンスの名演はサスガ。監督のサーシャ・ガヴァシ(スピルバーグの『ターミナル』の脚本を書いた人)の洒落っ気タップリの映像もミゴト。『サイコ』制作時のヒッチコックがホンマにこんな感じだったかどうかなんてどーでもよく思えるほど面白かった。あ。ミステリー嫌いの小生がヒッチコックだけは大好きなのは…なんでかなあ…。

DVD
『霧の旗』
『霧の旗』
BOOK
松本清張『霧の旗』(新潮文庫)
松本清張『霧の旗』(新潮文庫)
沼正三『異嗜食的作家論』(現代書館)
沼正三『異嗜食的作家論』(現代書館)
飯田豊一『「奇譚クラブ」から「裏窓」へ』(論創社)
飯田豊一『「奇譚クラブ」から「裏窓」へ』(論創社)
沼正三『家畜人ヤプー』(幻冬舎アウトロー文庫)
沼正三『家畜人ヤプー』(幻冬舎アウトロー文庫)

3月15日(土)
朝黒兵衛の散歩のあと終日読書。オリンピック関係の資料を片っ端から読破。ふううーっ。と昨日の文章をコピペ。博士論文やNATUREの論文でこーゆーことを平気でやれる心境がまったく……とまでコピペすると筒井康隆大先生の傑作『ダンシング・ヴァニティ』になってしまう。これを音楽化した山下洋輔・挟間美帆の「オペラ」をもうイッペン見たいなあ…と思いながら昼飯オペラ劇場はジョセフ・ロージー監督『ドン・ジョヴァンニ』。いやあコレをきちんと見るのは久しぶり。昔朋友のSにLDを借りて見て以来。今週火曜にDVDを買って帰った直後は飛ばしてダイジェストで部分的に楽しんだけど1幕を通してみるとコノ映画の凄さ=カネのかけ方がわかる。ロケ地の選択も貴族の邸宅の内装から犬一匹に至るまで凄い!フランチェスコ・ロージ監督の『カルメン』も凄いけどどっちもプロデューサーは同じ。やっぱり映画は監督選びもするプロデューサーの作品か?日本では監督が前面に出るけど…野球チームの日米の組織的相違点(日本は監督が主。アメリカはGMが主)と同じか…。午後からもオリンピックの資料と格闘。オリンピック関係の資料はどれだけ読んでも秋が来ないのは何故かなあ…。勉強すればするほど疑問が湧くものですね。あ。ヒチコック以外はミステリーが大嫌いの自分…なんて本欄に何度も書いたけど松本清張は別ですね。『霧の旗』は凄いです。その凄さを教えてくれたのは確か『家畜人ヤプー』の作者である沼正三氏の評論だったはず。何事にも先達はあらまほしきですからね。ワケのわからない人は『徒然草』第52段仁和寺にある法師…を読んでください。サムラゴーチ事件もオボカタ事件も良き先達がいなかったのですね。晩飯オペラ劇場はロージ監督の『カルメン』…ヤッパリ凄い!スペインの風景もカルメン役のジュリア・ミゲネスも最高!…ってLDを初めて見て大騒ぎしたときと同じ興奮の仕方。俺は20年以上前から成長しとらんのか?…とはいえ大興奮したのでクライバー指揮ウィーン歌劇場の『カルメン』の舞台も見てみる。これまた凄いなあ…ウィーン・フィルがヒステリックなカルメンの音を出してるなあ…凄い!ってソレを初めてNHKの番組で見て興奮したのは27歳の時。30年経っても成長せずか…とほほ。寝よ。イヤ…まぁ…ホンマにエエモン…ホンモノは長く残るのですよね…ZZZZZZZZZZZ。

3月16日(日)
朝黒兵衛の散歩…は娘に任せて今日の講演で話す内容を整理したあと日本テニス協会(JTA)第24回カンファレンスで講演するため都内北区の味の素ナショナル・トレーニングセンターへ。ここへ来るのは西が丘サッカー場でのサッカーの試合も含めて5度目くらいかな。自宅からバスで大船駅へ。東海道線で東京へ。山手線で巣鴨へ。都営三田線で本蓮沼へ。徒歩でトレセンの中の室内テニス場へ。ドア・トゥ・ドアで自宅から2時間。何度来ても遠い…とはいえイイ天気。ポカポカ陽気で歩いていて最高の気分。到着すると日本テニス協会の方々に挨拶。どこかで顔見た人…と思ったらデビスカップでカナダに勝ってベスト8に入った日本代表チーム監督の植田実さんだった。そのあと室内テニス場のコートに集まった(というより広がった)約300人のテニス指導者の方々(もちろん椅子席が設けられてます)を相手に1時間半近く「スポーツとは何か?」「体育とスポーツの違い」「2020東京五輪を契機に体育からスポーツへ」といったことを話して質疑応答。大学で教えていることや世代間の相違を解消する方法等々…いろんな質問を受けて2時間の講演終了。終わって控室に戻って過去に何度かJTAカンファレンスで講演した広瀬一郎さんや日本プロテニス協会理事長の佐藤直子さんから講演が面白かったと言われて喜ぶ。小生が講演のなかでテニスの語源などを話したことに対して佐藤さんがテニス日本誕生論を披露。「平安時代に蹴鞠をやっていた人達が足は疲れると言いだして誰もが…手にする?」でテニスが生まれたとか。ハハハハハ。その他最近の子供たちのセルフ・ジャッジの難しさや視覚障害者テニスを実践している人達からイロイロ有意義な話を聞かせていただいて帰路につく。ポカポカ陽気で大船駅前に早咲きしてる玉縄桜(河津桜ほど多くないけど)を見ながら帰宅。チョイト休んでから大相撲。遠藤と大砂嵐の一戦は遠藤の粘り腰と身体の柔らかさが見事とはいえ取り直しにすべきでしたね。少なくとも物言いは付けないとJAPANESE ONLYの垂れ幕と同じになってしまうのでは?そのあと録画しておいた『とっておきサンデー』でのサムラゴーチ番組反省の弁を見る。いかにもNHK的真っ当なまとめ方。NHKスタッフの「ダマされた経緯や事情」はよくワカラン。頭をゴンゴンぶつける「全聾」の作曲家を見てアレはウソやで…と(誰でも思うと私は思ったのに)誰も思わなかったのか?NHK会長が出てきて見解を自分の言葉で喋ったら面白かったのに…(笑)。今日はオペラなし映画ナシ。晩飯のあと孫と一緒にフロ。出てきてネル前に小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団のベートーヴェン『交響曲第4番』をEテレで見る。素晴らしい演奏。しかしクライバーの演奏があってこの演奏がある…と思ってしまうのは小生が捻くれているからでしょうか…と思いながらネル。サムラゴーチの関連番組に関するNHKの調査報告書はもっと長く詳しい追求の経過説明がほしいですねえ…。強く追求はしなかったのかな…。ZZZZZZZZZZ…。
http://www.nhk.or.jp/toppage/report/20140316.pdf#search=

DVD
『3つのオレンジへの恋』
『3つのオレンジへの恋』
『スペインの時/子供と魔法』
『スペインの時/子供と魔法』
『天国と地獄』
『天国と地獄』
『美しきエレーヌ』
『美しきエレーヌ』
BOOK
市川崑+森遊机『市川崑の映画たち』(ワイズ出版)
市川崑+森遊机『市川崑の映画たち』(ワイズ出版)
DVD
『去年マリエンバードで』
『去年マリエンバードで』
『二十四時間の情事』
『二十四時間の情事』

3月17日(月)
朝黒兵衛と散歩…のあと仕事…仕事…仕事。ぎょうさん仕事があって嬉しいけど締切はまだ先…で気合がイマイチ。そんなときは悩まない仕事から…というわけで週末のオペラ講座のレジュメを作成。ラヴェル『子供と魔法』とプロコフィエフ『3つのオレンジへの恋』について調べる。特に後者は音楽がメチャメチャ面白い。とはいえ笑わない王子が魔女のコケルのを見て笑ったところが笑われた魔女が怒ってオレンジに恋する魔法をかけて最後は王子とオレンジから出てきた美女が結ばれる…という寓意は何を意味するのかなあ…?なんて考えなくていいのでしょうね。面白いのですから…。昼飯オペラ劇場は『3つのオレンジへの恋』。ローラン・ペリイ演出ネーデルランド・オペラの舞台。ペリイの演出はホンマに素晴らしいなあ…と感心して全4幕見てしまう。と言っても2時間足らずですけどね。午後からは市川崑監督の資料調べ…と思っていたら三猿舎という素晴らしい編集プロダクションのY氏から『市川崑の映画たち』といういまは絶版になってるワイズ出版の本が届く。著者は森遊机氏。市川監督の全映画について監督自身にインタヴューした素晴らしい本。パラパラ見て目の止まったところから読み出したら止まらなくなった。アラン・レネ監督と脚本を書いたアラン・ロブ=グリエに編集したての『去年マリエンバードで』を見せられた話やロブ=グリエが書いた『涙なきフランス人』という脚本を大映とフランスの合作で撮ろうとしたら永田雅一社長に「難解すぎてサッパリわからん」と言われてボツになった話などなど…オリンピック映画以外の話も面白すぎてアッという間に晩飯の時間。ヨメサンが実家に帰っていないので病院勤務と附属保育園から帰ってきた次女と孫と3人でジョゼフ・ロージー監督『ドン・ジョヴァンニ』第2幕見ながらメシ。孫はもちろん『ドラえもん』を見ることを主張したが世の中自分の思い通りになるもんじゃないのだ!わかったか!はっはっは。

3月18日(火)
朝黒兵衛と散歩…のあと仕事…仕事…仕事。ぎょうさん仕事があって嬉しいけど締切はまだ先…で気合がイマイチ。そんなときは悩まない仕事から…というわけで(ここまで昨日とまったく同じ。日常は反復こそ重要なのだ…ということはカール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』を聴けばわかる…というのはさておき)本ホームページの更新原稿をまとめる。月2回の更新。ということはたった24回の同じ作業で1年が終わる。1年なんてそんなものか…と思ってたら今日は何故か仕事メールの山。ラジオやらテレビやら新聞のインタヴューやら高校での講演会やら大学の仕事の話やら…。そーいえば何週間か前に10歳くらい年下の或る男から久しぶりに突然クダラナイ泣き言のような電話がかかってきたのでそーゆー話はメールでもイイから手紙で書けと言ったところが「メールはしてないんですよ」それでよく仕事ができるなぁ…と思ったがソレなら手紙を書いて送れと言って電話を切った。手紙はまだ届かない。相変わらず失礼なヤツだ…と思っていると『新潮45』の今月号が届き最近の政治家の愚行が書き並べてある。政治家だけでなく音楽も科学もモノカキも…あらゆるジャンルでダメ…こんなことで2020東京五輪が真っ当に開幕できるのか…と思っていたら『「新国立競技場」に断固反対する』(筆者は建築家・建築エコノミストの森山高至氏)という記事があった。私はコンペで選ばれたザハ・ハディド氏設計の新国立建設大賛成派だったがコノ文章を読む限り反対した方がイイのではないか…イヤそもそも建設は無理ではないか…と思い始めた。おまけにコンペのやり方そのものがアヤシイ。審査の経緯は非公表。審査委員長の安藤忠雄氏は取材拒否。コレはサムラゴーチ&オボカタに続く建設界の大問題になるかも…。そーいえば今月号の『新潮45』の『STAP細胞に群がる悪いやつら 小保方晴子と理研「捏造の構図」』というリポートも興味深かった。すべては目立ちたがり(名誉欲)にカネと嫉妬が結びついたというワケか…。そーいえばSTAP細胞の報道を初めて聞いたとき(ちちんぷいぷいの番組中だった)酸に浸けるだけで万能細胞ができるってホントなの?と首を傾げた。サムラゴーチのウソも含めて最近は俺のカンが当たるようになったのかなあ。自分は知識と知性でしか勝負でけんと思てたけど最近は感性や勘でも勝負できるようになったんかなあ…。イヤもしもそうならソレは知識の集積のおかげでしょうねえ…イヤイヤのぼせたらアカン。自重自重。

3月19日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。新国立競技場が本当に建設出来るのかどうか『新潮45』の記事を紹介したあと黒兵衛と散歩。昼間イロイロ仕事して夕方から東京へ。某商社の建設関係子会社社長と会食。高校時代の同級生で野球部の俊英も歳とったなあと(自分大戸は無視して)思いながら楽しい一時。何年か前に新幹線のなかで偶然出逢ったことが仕事に発展。近々講演をさせていただきます。持つべき者は友人ですね。美味い天麩羅で痛飲。微酔い。いい気分で帰宅。

3月20日(木)
朝雨の中を黒兵衛と散歩。傘をささず防水機能の落ちたジャケットを着ただけだったためか背中が冷たい。慌てて着替えて新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。ピーコさんとは久しぶり。南光師匠や堀ちえみさんと楽しく話してキッチンぷいぷいで美味しい新タマネギの肉詰めをいただいて小生の出演は一区切り。4月からは新しいぷいぷいに変わるとかで西アナウンサーに加えて元関テレで現在フリーのやまひろ(山本浩之)アナウンサーが登場する。やまひろさんとはかつて関テレの深夜番組『クロスファイア』で前田日明さんと一緒に3人で3年間ほどMCをやった仲。彼にカツラなんか取ってしまえと言ったのはじつは小生で番組のなかでソレを実現させた。ソレは今までにやった小生の仕事の中でも白眉であったと自負している。エッヘン(笑)。4月から小生は『VOICE』というニュース番組のコメンテイターもやることになったけど初回は4月7日。新生『ちちんぷいぷい+VOICE』をよろしく。その宣伝ポスターを見たけど石田ディレクターの和装の女装が秀逸。見た瞬間に全員が和泉元弥のお母さんに似てると言うとピーコさんが「あ〜らあの女よりもずっと品があるわよ」ホンマにそう思います。…で帰りの新幹線に乗ったときは身体がゾクゾクして完全に風邪。朝の雨がやばかった上に行きの新幹線の臨席の男が咳ばかり繰り返してた。早よ治さねば…。

3月21日(金)
お彼岸。予定表としてもう10年以上使い続けている新潮社のカレンダーによると仏滅。他のカレンダーでも仏滅は仏滅だろうけど新潮社のカレンダーには仏滅・大安・友引しか書いてない。六曜のうち先勝・先負・赤口は無視されるようになった?世の中は今日から3連休…らしい。俺は風邪を治さなければ…で黒兵衛との散歩はパスして風邪薬飲んで毎日新聞の原稿を書く。中味は『新潮45』に書かれていた新国立競技場への反対意見について。ホンマにできるんかいなぁ…という危惧。しかし組織委員会の競技場担当は誰やねん?と考え出すと組織委には誰もエキスパートがいないことに気付く。大丈夫かな?開閉会式担当はあの人やろうけどあのひとで大丈夫かな?あと6年しかないのに…。昼飯を掻き込んだあと暖かくして少し昼寝。少し体調を戻して原稿を完成して大相撲。あ。琴奨菊が白鵬をガブリ寄りに下しよった。凄い。こーゆー古臭いぶきっちょなおすもうさんはイイですねえ。しかし白鵬が手首を痛めたみたい…でモンゴル出身3横綱確定かな。ま。コレが現実か。あ。今日はヨメサンの誕生日やった。メシのあと孫からイチゴケーキのプレゼント。自分が食べたいからでしょうがマァいいでしょう。今晩一晩で風邪を追い払うため早くベッドへ…。

3月22日(土)
朝調子よく黒兵衛と散歩。ところが帰ってくるとなんだか調子が悪い。身体は熱っぽく水洟が出る。風邪薬と抗生剤を服んで気合いを入れて新横浜へ。新幹線で爆睡して名古屋へ。体調が戻ってオペラ講座はロラン・ペリイ演出の『3つのオレンジへの恋』。このオペラはホントに素晴らしい。人生の必然性と偶然性の鬩ぎ合いを寓話化した…なんて小難しいことは抜きにして笑えるオペラ。原作のカルロ・ゴッツィは『トゥーランドット』の原作者でもありますからね。二つの作品がプロコフィエフ&プッチーニという二人の大作曲家によって20世紀にオペラ化されたと知ったら18世紀のコメディア・デッラルテの作家ゴッツィは草葉の陰で狂喜したかも。あ。ゴッツィの『蛇女』はワーグナーのオペラ『妖精』の原作でもあったのですね。『3つのオレンジへの恋』をペリイの素晴らしい演出で楽しんで帰りの新幹線に乗ると身体がまたまた熱っぽい。で赤ワイン飲んで(赤ワインはイタリア語でメディチオーネ=薬ですからね)またもや爆睡。横浜線に乗り換えて帰宅。少々頭がフラフラする。若い時は風邪くらい気合で一晩で治したけど歳取るとアカンなぁ…で長男や長女が帰ってきているのも無視して赤ワイン飲んでベッドへ…。今夜こそ治さねば…。

DVD
『映画女優』
『映画女優』
BOOK
新藤兼人『小説田中絹代』(文春文庫)
新藤兼人『小説田中絹代』(文春文庫)
DVD
『西鶴一代女』
『西鶴一代女』
『告白的女優論』
『告白的女優論』

3月23日(日)
体調戻らず。咳・水洟・身体がダルイ。仕事があればすぐに治る程度の変調だが差し迫った仕事がないとなると身体にも甘えが出るのか治ろうとしてくれない。体温を測ると37.7度。ビミョー。黒兵衛の散歩は長男に任せて『題名のない音楽会』でR・シュトラウスの勉強。そうか。今年は生誕150年か。オペラ講座の今年後半はコレやな…と思いつつ昨日毎日新聞に載った「国立競技場はホントに出来るのか?」という原稿を倍くらいの長さに書き直してNOBORDER SPORTSにアップしてもらったあと昼飯掻き込んで毛布にくるまってネル。昼過ぎから夕方まで爆睡。やっぱり疲れがあったのか。レッズは無観客試合。サッカー界は「差別」に対して素直に反応した。一昔前のプロ野球などスポーツ新聞が堂々とジャイアンツは純血主義を捨てるか?なんて書くくらいひどかった。いま野球界に「差別」はないか?スポーツが本当にスポーツと呼べる状態にあるかどうか朝日も読売も毎日も検証してみてはどうか?大相撲はモンゴル時代。文化は中央から周縁部へ広がる。朝青龍以来4横綱連続モンゴル出身か。越前国の横綱は逸誕生する?晩飯映画劇場は市川崑監督吉永小百合99本目主演映画『映画女優』。原作は新藤兼人氏の『小説田中絹代』。菅原文太の溝口健二が(映画では溝内になってるが)ホンモノもこんなかったんかなあ…と思わせてしまうのがイイコトかワルイコトか…などと悩んでしまったけど面白い映画ではあった。溝口健二の『西鶴一代女』を見直したくなった。市川崑監督ってヤッパリ凄いですねえ。

3月24日(月)
朝起きてバス・JR・小田急・バスと乗り継いで横浜桐蔭大学へ。今月で客員教授をクビになったので自分の研究室を整理。他に3人の先生方が手伝ってくださるが教務や学部長からの挨拶は一切ナシ。紙切れ1枚の解任通知でオシマイ。ま。いろいろ内紛があって小生は大学から処分された元学部長との縁でこの大学で教壇に立っていたのだからソノ元学部長が処分されたとなっては小生も居場所がなくなったというわけ。今も訴訟合戦は続いているらしいが馬鹿馬鹿しい話。いや訴訟が馬鹿馬鹿しいというのではない。処分された元学部長や先生方は学生の教育にも熱心でスポーツ健康政策学部は受験生も増えて充実してきていた…がイロイロあって今後は野球と柔道の強い大学になるとか。つまり大学とは名ばかりの体育系になることが馬鹿馬鹿しいのだ。ま。この大学での小生の居場所はなくなった。小生の担当していたスポーツ・ジャーナリズム論は新たに客員教授に就任した中西哲生というスポーツ・ジャーナリストが担当するらしい。ま。がんばってください。研究室を整理していたらシドニー五輪の文化公演の公式プログラムなどなくなったと思っていた資料をいくつか発見。悪い気分の中一服の清涼剤。部屋の整理や引っ越しを手伝っていただいた先生方のなかには今月で大学を辞められる人もいる。残る先生に『ナンバー』『スポーツ・ヤァ』『ヴァーサス』『スポルティーヴァ』などのバックナンバーをプレゼント。少々身軽になって段ボール箱を自宅まで運んでもらって一件落着。しかし大学ってどーゆーもんなんでしょーねー?ま。小生が教壇に立ったことと乙武さんや有森さんやタムケンにも臨時講師をしてもらったことでその授業を受けた学生の心に何かが残ってくれていたら嬉しい…としか言いようがないですね。あとは立教大学&大学院と静岡文化芸術大学と石巻専修大学でやれることはやりましょう。あ。筑波大は今年度も呼んでくれるのかな?

3月25日(火)
朝起きて久しぶりに黒兵衛と散歩。やっぱり定期的に身体を動かさなければダメですね。大病を患った直後はリハビリのつもりで相当に体育会系の毎日を自分に課したけどアレからモウ5年近く経つのか。もう一回体育会系=理不尽な身体運動の毎日を復活させることにするか。自分で自分に理不尽を課するなら受け入れられますからね…などと考えながら散歩から帰宅。ナンヤラカンヤラ仕事して昼飯映画劇場はショーン・コネリーの古い007ジェームズ・ボンド・シリーズから『007は二度死ぬ You only live twice』のメイキング。面白い訳語タイトルだけどそれ以上に1964年東京五輪直後の日本を舞台にロケしているので見ておく必要があると判断。そうか…浜美枝は英語が苦手でボンド・ガールを落とされそうになったけどクビになったらロンドンのホテルの窓から飛び降りると言って救われたらしい。それをプロデューサーに取り次いだのは丹波哲郎…って東京五輪とも東京の街とも関係ないことばかり頭に残る。午後からまたナンヤラカンヤラ仕事したあと夕方から東京へ。渋谷で打合せひとつこなしたあと青山一丁目のNOBORDER事務所へ。代表の上杉隆さんと4月下旬からNOBORDERが始める月〜金毎夕1時間の新ネットTV番組『ニューズ・オプエド』の打合せ。「オプエド」Opposite Editorialの略。和製英語に響くが欧米メディアで使われてる用語で「反対意見」をメディアに載せること。NHK会長には理解不能でしょうけどジャーナリズムの基本ですね。そのネットTV番組で週一の「タマキスポーツ」を担当するけどサテどーなるか?4月からは大阪毎日放送で『ちちんぷいぷい』以外にも『VOICE』という夕方ニュースのコメンテイターと週一でやるので電波メディア+通信メディアが忙しくなるかな。活字メディアも大学メディアも私塾メディアやらねば…。上杉氏との打合せが終わる頃元石原都知事の片腕だったT氏からTEL。3人で近くのピザの美味しいイタリアン・レストランへ。五輪のことやらスタジアムのことやら組織委のことやらナンヤラカンヤラ喋って食って飲んで帰宅。

3月26日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。世界フィギュアの公式練習でスウェーデンの男子選手が羽生弓弦選手の物真似をしたことを取りあげて物真似の上手いスポーツマンはコーチに向いてるという話をする。4月からの番組変更のため中西一清さんとは今日でお別れ。新番組『ニュース新発見インサイト』の「インサイト・カルチャー」のコーナーで小生の電話出演は続きます。RKB毎日放送での電話出演は小生が35歳頃『プロ野球大事典』を出版したときにそれを読んだ隈部アナウンサーから電話をもらって始まった。以来四半世紀。こんなに長く続くとは思わんかったですね。有り難いことです。ラジオのあと雑誌やミックスペーパーのゴミ出しをして黒兵衛と散歩して机に向かう…けど…ところがコラムが書けん。アイデアはいっぱい湧くのにどれもイマイチ面白ない。締切の週末まで時間があるせいか頭のエンジンがフル回転しない。昼飯映画劇場…と思ったところが夜勤の母親と孫がいてテレビは『ドナルドダックの三銃士』が占拠。ハッハッハと一緒になって笑いマスマス原稿の構成が遠のく。シャーナイ。こーゆーときは諦める。オリンピック関係の資料読み。夕方からは久しぶりにヨメサンと『213』へ晩飯。『バー213』でスコッチ2杯飲んで帰宅して世界フィギュア。そうですね。羽生はモチベーションの問題ですね。町田もモチベーション。ソチの結果がプラスに働きましたね。しかし日本のフィギュアの観客はどこの国の選手も精一杯応援して素晴らしいですねえ。この日本のフィギュア黄金時代にこそ未来の計画をしっかり立てるべきですね…といった打合せを明日のTBS『ひるおび!』担当者と電話でやってからベッドへ。ZZZZZZZZZZZZZ。

3月26日(木)書き忘れ
一昨日の朝刊を見て安西水丸氏の死去を知る。『鮨処もり山』さんで何度も御一緒させていただいた。一番最近は小生の日経連載「スポーツする身体」のコピーをお渡ししたら「僕もベン・シャーンが好きなんですよ」と言ってくださった。一昨日書き忘れたので書いておきます。合掌。御家族だけで葬儀は済まされたそうでお別れの会があるらしいけどどうされるのかな?薫堂さんに訊いてみよ。

3月27日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとヒゲ剃って服着替えて東京へ。久しぶりにTBS『ひるおび!』生出演。テーマは世界フィギュア。昨日の本欄に日本のフィギュア・ファンは素晴らしいと書いたけど羽生選手のスタート直前に叫び声は入ったとか。コレハイケマセンね。ただしコレを話題にするならゴルフのカメラのシャッター音やテニスの観客の溜息とともに野球のブンチャカ応援も問題にしてほしいですね。投手がワインドアップを始めたりセットポジションの時は鳴り物停止…だったはずなんですけどね…昔のプロ野球は。大リーグは今でもそうかな?…なんて話はテレビではやらなかったけど日本のフィギュア界は全盛期の今こそ将来の発展像の青写真を描いてほしいですね。齋藤アナが羽生選手の「へのポーズ」実演で奮闘。スポーツは楽しく話してポイントは逃がさない…でやりたいですね。テレビのあとかつて住んでた吉祥寺近辺へ。このあたりも変わったなあ。引っ越して30年だから当たり前か。イヤ。その割には変わってないか。日本全国そんなもんか。イヤ。都心だけは変わったか?いやいや。よーわからん…と思いながら本籍のある武蔵野市役所で仕事を済ませて新宿へ。タワーレコードでDVDを漁ってクラシックの新譜をイロイロ眺めて…あんまり興味を惹かれるものがなくてホッとして(お金を使わずに住みましたからね)サントリーホールへ。佐渡裕指揮スーパーキッズ・オーケストラのコンサートへ。いやぁ見事な演奏ですねえ。レスピーギからモーツァルトのP協(ピアノは牛牛)やチャイコフスキーの弦楽セレナーデまでしっかり楽しませてもらいました。これほど楽しく音楽を弾いてるオケはスーパーキッズ以外にシモン・ボリバル・オケくらいしか知りませんね。アンダーソンのフィドル・ファドルなどアンコール3曲大サービスに満足して舞台監督のOサンやプロデューサーのS社長や毎日放送のTサンや音楽評論家のYサン等々いろんな人とも出逢ってホールを出るときに佐渡サンとも挨拶して帰宅。ビデオで浅田真央は凄い!ことを再確認してフロネル。

DVD
『冨田勲イーハトーヴ交響曲ISAO TOMITA SYMPHONY IHATOV』
CD
『冨田勲イーハトーヴ交響曲ISAO TOMITA SYMPHONY IHATOV』
『展覧会の絵 ultimate edition』
『展覧会の絵 ultimate edition』
『火の鳥』
『火の鳥』
『月の光』
『月の光』
『ダフニスとクロエ』
『ダフニスとクロエ』
『宇宙幻想』
『宇宙幻想』
『惑星(プラネッツ) Ultimate Edition』
『惑星(プラネッツ) Ultimate Edition』
DVD
『時よとまれ君は美しい/ミュンヘンの17日』
『時よとまれ君は美しい/ミュンヘンの17日』
『豚と軍艦』
『豚と軍艦』
『俺たちに明日はない』
『俺たちに明日はない』
『パヴァロッティ・リサイタル』
『パヴァロッティ・リサイタル』
BOOK
ひのまどか『戦火のシンフォニー レニングラード封鎖345日目の真実』(新潮社)
ひのまどか『戦火のシンフォニー レニングラード封鎖345日目の真実』(新潮社)
関春南『戦後日本のスポーツ政策−その構造と展開』(大修館書店)
関春南『戦後日本のスポーツ政策−その構造と展開』(大修館書店)

3月28日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと仕事。1964東京五輪の周辺事情について調べるため関春南『戦後日本のスポーツ政策――その構造と展開』(大修館書店)を熟読。GHQは日本人に民主主義を理解させるために奨励した…というのはよくわかった。体協とJOCが自民党と手を結んで新国家主義的スポーツと商業主義に走ったこともわかる。けど日本人がスポーツを体育と取り違えた事情はよくわからない。自分で考えるほかないのか。昼飯映画劇場は今村昌平監督の大名作『豚と軍艦』。昔大学時代に池袋の名画座で見て感激。これは日本版ボニー(長門浩之)&クライド(吉村実子)だと興奮した記憶はあるけど中味は最後に豚がいっぱい横須賀の街に溢れ出すこと以外は忘れた。久しぶりに見て再感激。東京五輪前の昭和の日本(横須賀)がよくわかる。丹波哲郎はなかなかシブイ。他のオールスターキャストもバッチリ。三島雅夫・小沢昭一・南田洋子・佐藤英雄・東野英治郎・中原早苗・菅井きん・初井言栄・加藤武・大坂志郎・殿山泰司・西村晃…このうち半分以上の役者をしてたら貴方は昭和人ですね。音楽は黛敏郎。カメラは姫田真佐久か…娘さんと昔の旦那はどーしてるかな?凄い映画を昼間から見て感激したあと午後も資料調べしてると新潮社から新刊本が届く。ひのまどか『戦火のシンフォニー レニングラード封鎖345日目の真実』…ってこんなノンフィクションを日本人が書けるのか?と少々訝ったら著者は1942年生まれのヴァイオリニスト。ロシア現地で生前のショスタコーヴィチと交流のあった人やゲルギエフにインタヴューして交響曲第7番レニングラード初演の事情をレポートしてる。ちょっと読み出したら興味津々で止まらん。いかんいかん。これから1か月は1964年東京五輪関連の本と映画以外は御法度なのじゃ。

3月28日(金)つづき
夕方から仕事が休みの次女と孫とヨメハンで回転寿司へ。入るのに30分待ち。その間に隣の本屋を覗いてるとパヴァロッティのリセウ歌劇場でのリサイタルのDVDが500円で売ってたので買う。他にもマリア・カラスやら3大テノールのCDなんかが二束三文で売られてる。そー言えば何日か前の新聞の全面広告にも3大テナーのCD広告があったなあ。凄いモンですねえ。フランスW杯の時にパリのエッフェル塔前で聴いたコンサートが今は大安売りか…。美味しくもない水のようなビールと美味しくもない腹だけふくれる寿司を食って少々後悔しながらそれでも安価に満足して帰宅。羽生弓弦の見事な滑りに拍手。町田樹はまた哲学する機会を得たというワケか。フェルナンデスはいい人オーラが出てますね。そのあと500円のパヴァロッティDVDを聴くとコレがナカナカのシロモノ。いつもは後ろで指揮棒を振ってた指揮者(名前は忘れた)のピアノも最高。曲数もタップリで全盛期1989年(最初のローマ・カラカラ浴場での3大テナーコンサートの前年)のパヴァロッティを味わえた。とくにドニゼッティの『愛の妙薬』の「人知れぬ涙」は絶品。いやあ。500円でも中味は凄いものもありますねえ。寝よ。あ。プロ野球開幕。アジャ井上はノーヒットか…。阪神は…ボケ。ホンマに寝よ。

DVD
『007は二度死ぬ』
『007は二度死ぬ』

3月29日(土)
朝黒兵衛と散歩のあと1964東京五輪の資料読み。ふううううう。昼飯映画劇場はジェームズ・ボンド『007は二度死ぬ』。1965五輪直後のまだまだ素朴な東京の街が映る。ホテル・オークラ前の道路でのボンドのカー・アクションに映ってる屋台はセット?ホンモノ?まだまだフジヤマゲイシャ・テイストのなかで丹波哲郎・若林映子・浜美枝が活躍。午後からも資料読み。活字好き人間も少々活字に食傷気味。今日は良いBGMを選べなかったからかな。夕方黒兵衛と散歩のあと晩飯世界フィギュア。いやぁ。浅田真央は凄い選手ですねえ。ドキドキしてテレビから目を逸らしそうになった自分が恥ずかしいですねえ。古語の恥ずかし(こちらが恥ずかしくなるほど相手を立派に感じること)というのはこういうときに使う言葉ですねえ。しかしジャンプの一つの失敗は惜しいなあ。あ。これで現役続行かな。もしそうだとしても2年間くらいゆっくり休んでください。エエモン見たから寝よ。

3月30日(日)
朝黒兵衛と散歩のあとヨメサンと一緒に新横浜へ。長男と待ち合わせて義母の四十九日のため京都へ。うわっ。新幹線はほぼ満員。観光シーズンは始まったか。京都駅からまず六道珍皇寺へ。お彼岸に帰れなかったのでおっさん(和尚さん)に挨拶。おっさんは上野東京国立博物館での特別展『栄西と建仁寺』(3/25-5/18)のため東京へ何度か来られたとか。寺の展覧会はあまり観客を集めないのが普通だが建仁寺には「風神雷神」という超人気アイテムがあるうえ珍皇寺からも小野篁の等身大立像を出展しているとか。いつも見慣れたものとはいえ改めて上野へ見に行かねば。サムラゴーチ・オボカタから2020東京五輪まで和尚とイロイロ話したあとタクシーで上賀茂へ。運転手に賀茂街道を通ってくれと言うと心得たもので桜の名所をいろいろ通ってくれる。出町柳以南は既に八分咲き。賀茂街道に入って五分くらい。対岸植物園横の枝垂れはよく見えなかったがまだまだ三分にもなってない様子。しかし久しぶりに京都の桜を満喫して上賀茂の女房の実家へ。浄土真宗の坊さんが来て四十九日の法要。失礼ながら真宗の御経は眠くなる。親鸞の生き方も悪人正機説も栄西の喫茶養生記や興禅護国論以上に迫力があるが儀式は禅に軍配が上がる…などと思いながらお経を聞いたあと近くの神馬堂で一族16人のうち参加者9人で食事アシアライ。昔ウチの親父と電気工事をしたところやなあ…などと思いながら献杯。最初に名物焼き餅の出る和のフルコースを食べたあと別れてクルマで祇園へ。今年初めての『酒肆G』で干支と歌会始のお題のカクテルをいただく。午年にちなんで天満ペガサスの足先から泉が湧き出た様子を描いた創作カクテルともーひとつは…歌会始のお題が「静」で…ウォッカに抹茶が入って…静御前がどうとやらで…能書きは忘れた(ママさんカンニンです・汗)。で駆け足の京都を離れて帰鎌。新幹線は爆睡。結構疲れたかも。イヤ新幹線は近頃読書よりいつも爆睡ですけどね。

BOOK
越澤明『東京都市計画物語』(ちくま学芸文庫)
越澤明『東京都市計画物語』(ちくま学芸文庫)
後藤健生『国立競技場の100年:明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(ミネルヴァ書房)
後藤健生『国立競技場の100年:明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(ミネルヴァ書房)
槇文彦/大野秀敏『新国立競技場、何が問題か:オリンピックの17日間と神宮の杜の100年』(平凡社)
槇文彦/大野秀敏『新国立競技場、何が問題か:オリンピックの17日間と神宮の杜の100年』(平凡社)
森まゆみ・編『異議あり!新国立競技場』(岩波ブックレット)
森まゆみ・編『異議あり!新国立競技場』(岩波ブックレット)
小野田泰明『プレ・デザインの思想』(TOTO建築叢書)
小野田泰明『プレ・デザインの思想』(TOTO建築叢書)
『春秋』2013年12月号(春秋社)
『春秋』2013年12月号(春秋社)
小国綾子『アメリカの少年野球 日本とこんなに違ってた』(径書房)
小国綾子『アメリカの少年野球 日本とこんなに違ってた』(径書房)

3月31日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと1964東京五輪関連の資料の読書。昔高校3年の国語の教師が「趣味は何?と訊かれたときに読書なんて阿呆な答え方はするなよ」と言ってた言葉を突然思い出す。「本なんて読んで当たり前。それでも読書が好きだと言いたいヤツは本のジャンルを言え。ミステリー・戦記物・王朝女流文学・江戸草紙・戯曲・ロシア文学…」と説明してるのに割って「サドマゾ」と茶々を入れた男がいた。教師は顔色も変えずに「ちょっと早すぎるね」と言った。実際そいつは『悪徳の栄え』『美徳の不幸』『ソドムの百二十日』…などを読んで「三島の『美徳のよろめき』も『サド公爵夫人』もオモロナイ」などと吠えていた。早すぎたのだろう。俺がサドや澁澤龍彦に手を出すのはソノ事件後。対抗意識からだった。俺が1回目の大学受験に失敗したのはサド澁澤とワーグナーが原因。早すぎたのかな?しかし隣家のフランス人と日本人のハーフの女の子は大学に入った直後の頃「おじさん。サードなんか読んだことありますか?」と訊いてきた。サードと言われて少々ためらったがサドのこととわかったので澁澤全集を見せてやった。ついでに日本語の愛と恋の違いを教えてやった。今日本の教育はどうなってるのかなあ…などと思いながら昼飯掻き込んで午後も再び仕事の読書。夕方東京毎日新聞社へ。夕刊の「京語り」というページのインタヴューを受ける。久しぶりにいろいろ京都の奥深い話をする。昨日京都に帰ってて良かったかな。小生にインタヴューしてくれた女性記者は母親としてアメリカ生活経験があったらしくソノ歳に子供をアメリカの少年野球チームに入れたとか。そのときの経験を書いた本『アメリカの少年野球こんなに日本と違ってた』(小国綾子・著/径書房・刊)をいただく。虎ノ門までのタクシーの車中で読み出したらコレがナカナカおもしろい。京都の話よりも野球の話をしたかったな…などと思いながら日本財団ビルに到着。構想日本主催のJ.I.(Japan Initiative)フォーラム『レジェンドの地・国立競技場を捨ててよいのか』を聞く。発言者は後藤健生さん(サッカー・ジャーナリスト)さかもと未明さん(アーティスト)松隈洋さん(京都工芸繊維大教授)。司会は加藤秀樹さん(構想日本代表)。詳しくは改めて書きますが新国立競技場がいかにヒドイものであるかがよくわかりました。

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