2月1日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日から2月。もう2月か…でなく…まだ2月か…って感じ。たくさんいろいろなことがあるなあ…。歳を取ると月日がアレヨアレヨと進むと言う人が多いけど逆にゆっくり進むと感じている自分は日々充実しているのかしていないのか?よーわからん。散歩のあと東海道線で新橋へ。人身事故があったみたいでダイヤがメッチャ乱れてる。乗った電車が急に品川止まりになって焦って川崎で下車。次の電車に乗る。品川まで行けば乗り換えに階段上って降りてタイヘンですからね、判断は正しくすぐに次の列車が来る。新橋で降りてタクシーで赤坂TBSへ。相撲記者会山崎さん元NHK鎌田さんと『ひるおび!』生出演。理事候補選の行方をあれこれ。国会線香問題よりも平昌北朝鮮問題よりも仮想通貨流出問題よりも大相撲の理事の行方のほうがテレビの「数字」が稼げるらしい。どーゆーことでしょーかねー。この派閥談合のような選挙は考えてみれば古代ローマ共和制の元老院みたいなモノか?…というのは評価が高すぎますかね?しかし貴乃花親方のブログ宣言はブラーヴォ!ですね。未来の相撲界の基本姿勢は大賛成。あとはホームページの写真を和服にすれば満点ですね。イロイロ喋って番組を終えて帰宅。明日も出演を依頼されるが雪が降ると坂道の上の我が家は陸の孤島状態ですからね。たぶんクルマも通れなくなって雪のなかを駅まで歩くのもタイヘンで雪の状況を見て降るようならNGにしてほしいとやんわり断る。原稿も溜まってますし…ね…と局の用意してくれたタクシーで帰宅後週末のオペラ講座のレジュメ作りやら昨日書いた原稿の校正やら翻訳の続きやら…で晩飯の時間。酒呑むとソファで爆睡。風呂入ってベッドへ。
2月2日(金)
雪は前に降ったときほどには降らず。それでも足を滑らせないように黒兵衛と散歩。あとは終日デスクワーク。オペラ講座の4月からスケジュールを作ったり翻訳作業をしたり…。午後になって相撲協会の理事候補選挙の結果を知らせてくれる電話が相次いで貴乃花親方が2票しか取れなかったことに受話器の向こうで騒いでる。ま。基本的に保守的な親方衆は動かなかったということか。はっきり言って残念。暴行事件を隠蔽していた春日野や一連の不祥事の長だった八角は居座るのでしょうね。暴力再発防止委員会を立ちあげて報告書が今秋とか。ま。勝手にせい…ですね。夜はドニゼッティ『ポリウート』の勉強と吉右衛門の『熊谷陣屋』をDVDで見直す。俺の親父はよく最後の六法は勧進帳の弁慶より熊谷次郎直実だと言ってたなあ。ま。大相撲&オリンピック…最近の世の中を見ると直実のように出家したくもなりますなあ。十六年はひと昔。夢かぁ。夢かぁ。
2月3日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとチョイと仕事片付けて横浜中華街へ。高校時代の朋友たちが年に一度集まる日。いつものU.S.Y.M.Nに加えて今年は元文科官僚のKが初参加。俺は名古屋で仕事があるので30分だけ歓談してお先に失礼。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターでオペラ講座…の前に中日ツアーズの方と今年の標語文化芸術センター佐渡裕プロデュース・オペラ・ツアーの打ち合わせ。今年の演目はウェーバー『魔弾の射手』ドイツから素晴らしいヘンデンテナーが2人も来日。AプロBプロのどっちもオモシロイらしい。とりあえずツアーの日にちは7月22日に決めてオペ講座はドニゼッティ『ポリウート』。面白いんだけど音楽的にはちょっと弱い。ヴェルディの『アイーダ』に似てるんだけどアイーダの迫力には遠く及ばない。まぁ時代の違いですから仕方ないですよね。ドニゼッティがいたからヴェルディが生まれたのですから…ということで講座を終えて新幹線で帰鎌。恵方巻きの晩飯食って風呂入って鬼は〜外・福は〜内やっておやすみなさい。
2月3日(土)つづき
栄中日文化センターの今年4月からの新講座の内容も決まりました。『ドイツ・ロマンチック・オペラの系譜(仮)』と題してモーツァルト『魔笛』ウェーバー『魔弾の射手』ワーグナー『タンホイザー』『ローエングリン』フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』R・シュトラウス『影のない女』を取りあげます。もちろん『魔弾の射手』は兵庫芸術文化センターの佐渡オペラとのコラボです。詳細は来月発表。ふるってご参加下さい。
2月4日(日)
朝黒兵衛と散歩。日本海側が雪になると関東は好天が続くのですな。来週連休があるので明日が締め切りと常より早まる『アサ芸』の連載原稿を午前中に仕上げる。昼飯食って午後から東京へ。歌舞伎座で高麗屋襲名公演二月大歌舞伎を見る。その前に歌舞伎座タワー5階ギャラリーでの高麗屋三代襲名記念展示を見る。弁慶の衣裳を間近に見ることができたり歌舞伎で用いる馬がいたり口上を述べている三人の等身大写真と並んで写真が撮れたり…ナカナカ面白かった。そのあと客席へ。
2月4日(日)つづき
二月大歌舞伎夜の部最初の演し物は『一谷嫩軍記熊谷陣屋』。小学6年のとき親父に連れられて顔見世を見たが何やらワケがわからず…しかし最後に熊谷次郎直実が出家して僧侶の姿になり「十六年はひと昔。夢だぁ。夢だぁ」と花道で呟き簑笠で顔を隠して駈け去る姿に衝撃を受けたことを憶えている。パンフレットに過去の上演記録が書かれていてそのときの熊谷が松緑。確かにそれ!ほかに鴈治郎の相模。寿海の義経。仁左衛門の弥陀六。扇雀の藤の方。凄いメンバーやったのに憶えてない。もったいなや〜もったいな〜や〜。しかしこの日の幸四郎の直実も良かった。見事でした。魁春の相模と雀右衛門の藤の方の両女形も見事。菊五郎の義経はもちろん左団次の弥陀六も良かった。吉右衛門のDVDを持ってますけどそれ以上の出来映えに見えましたね。これは高麗屋の最高芸になりそう。次はオールスターキャスト総出演で途中高麗屋三代の口上も入った『壽三代歌舞伎賑木挽町芝居前』。女性の歌舞伎ファンはやんやの大喝采。歌舞伎役者さんたちは歌舞伎が大衆芸であることをよく心得ておじゃりまするなぁ。最後は『仮名手本忠臣蔵七段目祇園一力茶屋の場』。白?の由良之助は貫禄。染五郎の力也は美しい。海老蔵の寺岡平右衛門と菊之助のお軽はなかなかの芝居巧者。二時間の長さを感じさせない閉まった舞台に大満足。イイ舞台でした。
2月5日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。空気が冷たいけど引き締まっていて寒い朝は嫌いじゃない。日陰にはまだ雪が残ってる。足を滑らせないようにしながら散歩を終えて着替えて東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。相撲記者クラブ会友の山崎正さんとフリーランスの相撲ジャーナリスト荒井太郎さんと一緒。相撲協会のガッカリするほどツマラナイ結果に終わった理事候補選挙についてイロイロ喋る。暴力事件の当事者である春日野親方や貴乃花親方に内々で済ませるよう圧力をかけた(被害届提出撤回を迫った)八角・鏡山・春日野・尾車の各親方は理事として弁明はしないのか?これらの理事を評議員会は承認するのか?貴乃花親方にも頑なすぎる態度や説明不足など落ち度はあったが事実関係は糺すべきでしょう。文科大臣から言われた過去に遡る調査の報告が秋(10月末)になるなど笑止千万。これで相撲界が襟を正すとは思えない…相撲協会は公益財団法人の認定を返上してキチンと民間団体として税金を払うべきですね。省庁管轄も文科省とスポーツ庁から宮内庁に移してもらって節会相撲として再出発すれば親方衆も身が引き締まるのでは?…とまでは番組でははなぜなかったが番組後訪れた汐留の共同通信社でのインタヴューにはそんなふうに答える。そのあと浜松町のAVATTA
STUDIOへ。『ニューズ・オプエド』MC出演。ゲストは『ひるおび!』と同じ荒井太郎さん。もちろん角界の理事候補選についても話したが力士の奮闘についてもあれこれ話す。栃ノ心の相撲の上手さパワーの凄さ。白鵬の危うさ。彼の張り手とかちあげが横審によって封印されたことは残念と荒井さん。もちろんあのエルボウスマッシュは反則だが張り手もエルボウも脇が甘く空くのでそこを攻める力士が次々と現れて白鵬がその汚いワザを使わなくなるよう追い込んでほしかった…という荒井さんの意見に納得大賛成。湘南の海は初場所で3勝4敗と負け越したが大型で将来期待できる力士だとか。サザンが湘南の海を応援すれば面白いと言うと荒井さんはサザンのCD発売に合わせた化粧まわしとかできれば人気が出るでしょうね。若い力士がどんどん出てきてるので相撲協会はしっかりしてほしいですね。番組を終えてスタジオ向かいの蕎麦屋『昌平』で日本酒と蕎麦で談笑。さあコレで相撲の話題はいったん休止かな。翻訳作業に戻ろう。
2月6日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。あれやらこれやらいろいろ仕事があってなかなか翻訳に辿り着かない。おまけに何やら関節が痛い。体調不良。首を傾げながら夜は酒。風呂のあとも酒。前の幸四郎の『曽我の対面』や菊五郎の『文七元結』を見ながら酒。歌舞伎役者は普通の芝居も上手いなあ…と感心したのはイイけど夜寝るときになって続々と悪寒が走る。そう言えば昨日酒を友にしていた荒井君は明らかにインフルエンザの咳をしていたなあ…こりゃ参ったなぁ(>_<)
2月7日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。大相撲の一連の騒動の総まとめ。なんともナサケナイ結果に終わった理事候補選挙だが貴乃花親方自身も暴力事件で弟子だった人物から訴えられているという事実もある。どこまで続く泥濘(ヌカルミ)ぞ。そう言えば昔藤島部屋に行ったときも…というのはお父さんの話だからやめておこう。大相撲から暴力体質が抜けないのは民主主義社会が始まる以前から続いている格闘技だからかもしれないですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。帰宅後身体に悪寒が走り全身から力が抜けたので医者へ。ところがインフルエンザの反応はなし。そういえば咳は出ない。痰もナシ。関節痛と筋肉痛はあり。熱は39.6度から36.9度まで乱高下。まるで最近の株価やナァ。検査結果はインフルエンザの反応なしだがインフルエンザの薬も服ませてもらってらって帰宅。終日寝込んで気合いで治すことに専念。病は気から。気合いで治しましょう。ネル。
2月8日(木)
びっしょり汗をかいて目覚める。下着も寝間着も毛布も取り替えて寝直し。昼前にすっきりと目覚めて東海道線で品川へ。新幹線で京都へ。タクシーで八瀬のホテルへ。VRでメキメキ成長している『フォーラム8』さんの講演会に出席。いろいろお世話になっているのでこれだけは外せませんからね。キチンと仕事をやり遂げて懇親会にも少しは出させていただいて京都泊だけはお断りして新幹線で帰鎌。往復の車中は爆睡。帰宅後も爆睡。気合いと睡眠。病気にはそれが一番ですね。しかし関節が痛いなぁ。
2月9日(金)
朝起きて体調戻らず。熱は平熱。咳も痰もナシ。ところが太股の筋肉痛と足首まわりの腫れが酷い。雑菌かインフルエンザ・ウィルスが足にまわったか?(そんなことがあるのか?)まいったなあ。気合いは足まで及ぶかなあ…と思いながら明日の大阪朝日放送のテレビ『正義のミカタ』は出演をキャンセルしてもらう。オリンピックについて電話で取材は受けているのでコメントはお好きなように使って下さい。とはいえデスクワークは山ほど。とりあえず机にへばりついて今期教えた学生のレポート採点。テーマは大学の教壇に立ち始めた15年前から毎年同じ。自分の興味あるスポーツ関係者にインタヴューするとして20の質問を書け!立教大学大学院生の提出レポートの採点。これは人数が8人程度で一度ゼミ形式で発表させたりしているのでラクチン楽しく終了。ただ…平均レベルは高かったけど突出して面白いのはなかったなぁ。続けて神奈川大学生の約60名の採点。一生懸命悩んで書いてるとわかる学生が3分の1以上合ったのは予想以上。基本的に赤点は出さない方針に(大学で教えるようになった2年目からは)決めている(1年目は半分以上赤点にして某大学の教授会で問題にされた)しかしハシにもボウにもかからず文字の書き方も知らないまま提出した学生が3人ほどいたのでこれだけは赤点。当然ですよね。あと小生の授業をまともに聞いてない学生には最低点。しかし結構みんなガンバッテいて最高点90点をとれた学生もいた。が夜までかかってふうううううう。疲れた。平昌五輪のニュースを見たあと開会式。演出は悪くなかったけど長いですね。日本選手団の服装って何故いつもつまらないんでしょうね。いっそアルマーニに頼んだら?って書いたけど日本にも優秀なデザイナーはいるはずなのに…。そーいえば朝のテレビを見ながら朝食を摂っていたらテレビで北朝鮮の管弦楽団と埼玉県の舞踏団がニアミスしたことを報じていた。ところがオリンピックの文化プログラムの説明はナシ。開会式のアナウンスでもオリンピックはスポーツの祭典でもあると同時に平和の祭典でもあるとの説明はあっても文化の祭典でもあるとの説明はナシ。マスコミの方々はオリンピックに文化プログラムが組み込まれていることを御存知ないのかな…。体調戻らず。気合いが足りんのかなあ。とほほ。
2月10日(土)
朝起きて体調まずまず。全快ではないけれど回復基調。何やらクダラン経済用語の株価回復基調みたいなモノか。インフルエンザよりも足の腫れのほうが心配。ひょっとしてインフルエンザではなかったかも。ま。気合いで治しましょう。財界展望社『ZAITEN』連載原稿執筆。午後からもう1本…と思ったときにカラコルム山脈のシスパーレ(7611m)の未踏ルートに挑んだアルピニスト平出和也さんのドキュメンタリーを見てしまう。何しろほぼ垂直で雪が降るとすぐに雪崩になるような岩壁を2人で登っていくのだ。ピッケルで身体を支え雪崩に耐えながら何日もかかって何でこんな悪行苦行を…と思いながらも男たちの挑戦に見入ってしまう。おかげで昼寝を逃す。俺の昼寝くらいどーでもいいか。午後からも仕事。足の腫れは引かず。歳を取るといろいろからだが弱くなるなぁ。気合いでカバーできなくなる。晩飯のあとはスキー・ジャンプ。冬の五輪は自然との闘いとはいえこの強風と低温はスポーツを行う環境ではないでしょう。しかもこんなに深夜に行う必要性は何故?欧州のTVのため?朝早くのフィギュアスケートやスノーボードはアメリカのTVのため?五輪はアスリート・ファーストではないことを改めて確認。真夏の東京五輪も何とかしないと…。
2月11日(日)
朝起きて気力は充実。気分爽快。インフルエンザからは全快宣言。ところが左脚の膝から下が赤くパンパンに腫れ上がってしまった。なんや?これは?電話で連絡を取った看護師の次女の見立てによると傷口から雑菌が入って腫れあがった蜂窩織炎(ほうかしきえん)ではないかという。インフルエンザで身体が弱っているところで普段なら影響のない黄色ブドウ球菌が体内で暴れたに違いないとのこと。以前にも一度罹患してるといわれたが本人の記憶は曖昧。喉元過ぎれば熱さを忘れるの典型。仕方ないので午前中に湘南鎌倉病院へ。研修医により休日の救急治療を受ける。看護師の問診の結果すぐに車椅子に乗せられる。歩けまっせ。ちょっとオーバーでっせ。しかしマァ言われた通りするか。若い研修医が丁寧に応対してくれて結論はやはり蜂窩織炎。抗生物質をもらって院内のドトール・コーヒーですき焼きドッグを食うて帰る。薬を待つ間に院内の壁に数多く並べられていた神経症患者によるパラアートを見て回る。色彩が鮮やか。形状が躍動的。表現が微細。オモシロイ。車椅子で見て回れたのも良い体験。初体験。以前スイスのローザンヌのオリンピック博物館へ取材に行ったとき画家の日比野克彦さんに勧められてArt
de Bruit(純粋な人々のアート)専門の博物館を訪れたことがあった。そのとき見た色彩・形状・表現も同じだった。人間は純粋になるとこういう色や形が理想となるのかな。帰宅後連載原稿1本執筆。そうかフィギュア団体のメダルは難しいかな。この種目は必要なのかな?夕食で缶ビール1本。サケをこの程度で済ますのは9年前の入院以来かな。病人は寝ることにしまひょ。
2月12日(月)
建国記念日の代休。建国された日(誕生の日)がわかると滅びるとき(死ぬ日)が必ず訪れるものです。だから建国の日は決めない方が良いのかもしれませんね。滅びないために。オペラは生まれた時と場所(1597年フィレンツェ)とわかっているので死んで(滅びて)しまいました。しかし音楽は生まれた時が判然としていないのでまだ死んで(滅びて)はいません。宇宙は139億9千9百万年プラスマイナス0.21億年前に生まれたとわかっていますが正確にはまだ判然としていないの死ぬ時(消滅する時)もまだ判然としていませんね。地球は…もうエエか。朝起きて黒兵衛と散歩。関東太平洋岸は冬の好天。日本海側の豪雪のおかげか。ルートをショートカットしたのは蜂窩織炎がまだ治りきっていないから。だいぶマシになりましたけどね。翻訳に取りかからなければならないのに確定申告の書類作りやらホームページの原稿作りやら連載コラムの完成と送稿やらで時間を費やする(>_<)焦るな。焦るなと自分に言い聞かせる。あっという間に晩飯。モーグル原選手銅メダル。20歳か。スポーツは若者の世界ですね。武道は年寄りの世界だけど。そこを日本人は間違えてますね。高木美帆選手素晴らしい滑走でしたね。堂々の銀メダル。そして高梨沙羅選手銅メダル!心からオメデトウと言いたいですね。辛かったでしょうね。しかし深夜まで競技をするのがスポーツですかね?ヨーロッパのテレビのゴールデン時間に合わせて?それにコンディション(風)も酷いですね。これがオリンピック?阿呆な。これがスポーツ?ウソでしょ。こーゆー理不尽なやり方が否定される健全なスポーツの時代が来ないとダメですね。
2月13日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。左脚脹ら脛の蜂窩織炎は抗生物質のおかげでかなり治まったよう。あと腫れているのは足首かな。羽生の痛みを共有する…ってそんな阿呆な。しかしhoukashikienとキイボードを打って蜂窩織炎と出てくる一太郎ATOKもナカナカ凄いな。散歩のあと終日翻訳作業。途中東京新聞から下町ボブスレーがジャマイカから使われなくなった件でコメントを求められる。仕方ないですね。選手の使いやすさ優先ですから。しかし契約通りに違約金はきちんと支払われるべきですね。そこに問題が生じたら訴訟も仕方ないですけどまだ騒ぐ時じゃないですね。残念ですけど。NHKのラジオから打ち合わせの電話。前からの約束。明日と来週でなければ。テレビの出演依頼電話は申し訳ないけどお断り。蜂窩織炎なんて説明できないので理由はインフルエンザにしておく。すると話は早い。失礼。終日デスクワーク。終日翻訳作業。第9章完了。ふうううう。晩飯のあと夜ショートトラック見る。これは一所懸命日本が五輪競技にしたんですけどね。ま。いいか。スノウボードは明日が楽しみ…かな。酒は炎症に悪いのはわかってますけどね。飲んでしまいますねえ。酒なくて何の己が人生か…なんてね。大星由良之助の心境か。ヒック。ウイー。
2月14日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。夏のスポーツは人口の環境のなかで行われ(例外はクロスカントリーとオープンウォーター・スイミング)くらいなモノか)冬のスポーツは自然環境(雪と氷)のなかで行われるという話。しかし平昌は自然環境が過酷すぎて競技どころやないですなぁ。夜12時まで行うのがスポーツですかねえ?と話したあと黒兵衛と散歩。そのあと鎌倉高校前の行きつけの病院へ。久しぶりに血液検査を行ってもらう。異常なし。ホッ。診察の合間にスノーボード・ハーフパイプをテレビで見て…平野歩夢選手が優勝かと思ったらショーン・ホワイトが大逆転。サスガですね。次に大船の総合病院へ。左脚脹ら脛の蜂窩織炎を見てもらう。順調に回復。抗生物質は凄いですなあ。病院のドトール・コーヒーで澁澤龍子さんとバッタリ。平野クン可愛いとかイロイロ五輪の話。近々『鮨処もり山』で逢いましょう…と別れて帰宅後机の虫になってせっせせっせと翻訳作業。全12章のうち第10章に突入。ゴー!ゴー!夕方になって日本vs半島統一チームの女子アイスホッケー。順当に日本が勝ったけど応援団とは何か?ということを話す必要がありますね。アメリカではアメリカンフットボールやバスケットボールには応援団(チアリーダー)は存在するけどベースボールには存在しない。日本ではあらゆるスポーツに応援団が付随するけど相撲には存在しない。要は近代以前の飛び入り自由の歴史を持っているか否かの違いですね。近代以前の歴史を持つスポーツには応援団は生まれないのですね。晩飯食って女子アイススケート1000mに興奮。凄いなぁ。きっちり実力を出してくるのは強い証拠ですね。小平選手銀。高木美帆選手銅。オランダの選手は一発当てましたね。スキー複合で渡部暁斗選手が銀。みんな頑張ってますねえ。こういうウィンタースポーツはどーゆーカルチャーとして日本に根付くのかな?風呂に入ってるとNHKラジオ『ごごラジ』から電話。えっ?まだ30分くらいあるのに…と思ったら小生が時間を間違えていたようで慌てて風呂から出て電話出演。冬のオリンピック競技の特徴やかつては夏のオリンピックでスケート競技をやった話などイロイロ話す。NHKのアナウンサーから風呂に入っていたこともいじられる。NHKも変わりましたなぁ。寝る前ニュースでスノーボードのフラワーセレモニーの映像を見たがショーン・ホワイトの勝因がわかりましたね。彼は表彰台にグラヴを脱いでたって素手でプレゼンターと握手をしていたけど平野クンはグラヴを付けたまま握手をした。この大人と子供の差が金と銀の差に表れたのでしょうね。平野クンも4年後は大人になってガンバレ。
2月15日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩。足の状態はまだ全快とは行かないけどかなり良くなりましたね。帰宅後翻訳に集中したあと午後2時半に外出。東海道線で新橋へ。タクシーでTBSへ。『TBSレビュー』という自社番組検証番組で『炎の体育会TV』についてイロイロ話す。内容は覆面ランナーとの勝負とか卓球選手や投手やサッカー選手の的当てなど子供にとってプラスになるモノや一流選手の技術がわかるモノなど面白いものも多いが「炎の体育会」という名称は再考すべきと話す。スポーツのヴァラエティ化はスポーツ本来の意味から間違った方向ではないがスポーツとスポーツマンに対するリスペクトから外れないようにしてほしい…云々(「でんでん」と読むのではありませんからね)。イロイロ話したあとTBS1Fの喫茶ルームで朝日新聞「オピニオン」の取材を受ける。オリンピックと政治について。オリンピック=反戦平和運動=政治運動だから政治の干渉を受けるのは必然とも言える.それがスポーツそのものにまで入り込まないこととどのような「政治的干渉」なのか見極める必要がある。1964年の聖火リレーも一種の政治(アジアの旧占領地をまわり米統治下の沖縄で日の丸を振って君が代歌って原爆投下直後に広島に生まれた青年が最終ランナーを務めた)。平和志向(五輪精神)か戦争志向か見極めないと…難しい問題ですけど…。リオ閉会式の安倍マリオなどは論外。最低無用の政治的行為でしたね。五輪と政治を論じるならまずメディアが五輪のパートナーから離脱しないといけませんね。一業種一社とされているスポンサーに朝毎読日経産経…名前を連ねていることを恥じてほしいですね…とのコメントは載らないでしょうね。インタヴューを受けたあと初台のオペラシティへ。山下洋輔さんの自作ピアノ協奏曲のコンサート。指揮は佐渡裕さん。いやぁ楽しかったですねえ。洋輔さんのP協は3番も面白いけど1番が傑作ですね。和太鼓も入って肘打ちならぬ肘押しのラルゴもあったりして最高です。狭間美保さんの新曲「Limonium」もキラキラ・サウンドで面白かった。アンコールも東フィルのメンバー全員と(フルートのジャズソロも入って)スイング!スイングしなきゃジャズじゃない。行くぞズージャの果てまでも!(どっかで聞いた台詞ですが)コンサートのあと楽屋へ。洋輔さんや佐渡さんや美帆さんやマネージャーの皆さんと御挨拶。音楽評論家の中川ヨウさんにも挨拶されたので息子がお世話になりまして…と挨拶。地下鉄に乗って新宿から湘南ラインで帰鎌。久々の生コンサートでした。京王新線初台駅の列車発着音楽はアイーダなんですね。
2月16日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。ベッドから起きる前に織田作之助の小説集の中から『勧善懲悪』という素晴らしくオモシロイ一編を読んでいたら大阪弁の「てんご」という言葉出てきて「転合」という当て字が使われていた。なるほど。この当て字は面白うわかりやすい。「がてん(合点)」の反語とも言える。「いたずら」「悪巫山戯(わるふざけ)」の意で牧村史陽の『大阪ことば事典』(講談社)には「頓狂」「癲癇」「田楽」の訛ったものなどと書かれていたが織田作の当て字のほうが面白く意味鮮明。谷崎潤一郎が『細雪』のなかで「あんじょう」という関西弁に「味善う」という当て字を使っていたがそれと争うほどオモシロイですね。久しぶりに織田作を読み直したけどやっぱり面白いなぁ…と思いながら帰宅。終日机の虫。翻訳作業。もちろん途中フィギュアスケート。羽生結弦は凄いですねえ。マゾヒスティックになればなるほど力が出ますねえ。女性ファンにはたまらん魅力でしょうね。フェルナンデスも素晴らしかった。宇野昌磨もガンバレ。こっちも翻訳せっせせっせ。しかし以前からファンですけどカーリングの戦略はオモシロイですねえ。男子も女子もガンバレ。ネットではスノーボードのショーン・ホワイトのジャンプがボードをキチンとグラブしていなかったと問題になっているらしいけど細かいこと言わずにアバウトにやっているのもスポーツのひとつの方法でしょうね。採点競技は出場選手の話し合いで順位を決めるというのもイイかもしれませんね。誰が一番凄いかはやってる人が一番よくわかりますからね。
2月17日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。ちょっと落ち着かないのはフィギュアスケートのフリーの演技が迫ったからかも。それとは別に今日も終日机の虫になって翻訳作業。そして合間にフィギュアスケート。いやあフェルナンデスはほんとにイイ人ですねえ。上位3人素晴らしい演技で羽生は2大会連続金メダル。宇野昌磨の銀も素晴らしい。フェルナンデスの銅も見事。美しい3人でしたね。しかし忘れてはならないことは…たとえメダルが取れなくても素晴らしかったと言うことですね。浅田真央の素晴らしい演技はいつまでも忘れられないですからね。カーリング女子は残念ながら中国に負けてもOARにはキチンと勝ちましたね。メダルまでアト一歩。男子カーリングのイタリア・チームは何だか笑いましたね。ラージヒルのジャンプは…ここでジャンプ競技を行うのは酷ですね。しかも深夜に。スポーツは深夜に行うものではないですね。
2月18日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。良い天気。えらく静かだなあ…と思ったら今日は日曜。机の虫の仕事ばかりしていると曜日の感覚がなくなってしまう。ま。別に問題ないけど。モーマンタイ。無問題。今日も一日中机の虫。翻訳作業。昼はカップ麺でまた机へ。ふううううう。BGMだけでも元気づけにロッシーニ序曲集。まぁ景気づけにはイイけどロッシーニは弦楽合奏曲が素晴らしく美しいですね。トリュフばっかり食って梅毒で死んだ人とは思えない美しさ。関係ないか。夕方確定申告の書類整理を終えたヨメサンと一緒に久しぶりに「鮨処もり山」へ。大将と税金談義をしているところへ安西水丸さんと澁澤龍彦さんの両未亡人がやって来たのでオペラ談義&歌舞伎談義。水丸さんの未亡人は明日歌舞伎座で高麗屋を見るそうな。良かったですよぉと期待を煽ってあげる。それにしても御両人ともゲンキなMerry
Widowであります。小平選手の出走時間が近づいたので帰宅してTV桟敷。見事に五輪新記録で金メダル。2位になった李相花選手と抱き合った姿は美しかったですねえ。スポーツはこうでなきゃいけませんねえ。良かったですねえ。素晴らしかったですねえ。カーリングも男女とも頑張ってますねえ。アイスホッケー女子がスウェーデンに勝ったのも最後の勝ち越しシュートは素晴らしかったですねぇ。
2月19日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと今日も机の虫。翻訳作業を進めながら著者のホワイティング氏に英語のわからないところを聞こうとしたら上手く時間が合わず明日に延期。夕方から外出して浜松町へ。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストはプロ野球選手代理人(交渉人といったほうがイイのかな)団野村さん。久しぶりの「戦友」との再会。野茂がアメリカへ行ったときには代理人として極悪人のように言われたけど小生は応援していました。そう言えばあの頃は野茂もプロ野球界からは裏切り者扱いだったなあ。話の内容は、最近「オプエド」のアーカイブができましたのでソレを御覧ください。http://no-border.asia/?p=3199&preview=true
2月20日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと机の虫。『TWO OLYMPICS』の翻訳作業で第8章と第9章のわからなかったところを著者のホワイティングさんに電話で訊く。うむ。英語はナカナカ難しい。午後からは連載コラムを2本書いて『北國新聞』と『アサヒ芸能』に送稿したあと夜8時にNHKへ。『ごごラジ深夜特別版』に生出演。アップアップガールズ(仮))の森咲樹さんと御一緒。冬季オリンピックについてイロイロ喋る。先週自宅からの電話出演のときに約束の時間に風呂に入っていたことが聴取者にもウケたのかバスローブが用意されていた。最近のNHKはイロイロやりますなあ。男子複合ラージヒルで渡部暁斗選手はジャンプ1位だたけどドイツのパシュート作戦チームプレイに敗れてしまいましたねえ。ノルウェーの選手がもう少し協力的だったら良かったのに…http://www4.nhk.or.jp/gogoradi/
2月21日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・アラカルト』電話出演。北朝鮮の美女応援団にひっかけて応援団とは何ぞや?という話をする。応援団やチアリーダーの存在するスポーツは近代以降にスポーツを輸入した国のスポーツ(日本の野球やサッカーなど多くのスポーツ)か近代以降に創られたスポーツ(アメリカのアメフトやバスケなど)という話。近代以降は組織やルールが整備されて「飛び入りの自由」がなくなり「やる人」と「見る人」が最初から分離し「見る人」の欲求不満が募って応援団という独自の集団を創った…というお話。ラジオのあと黒兵衛と散歩を済ませて東海道線で新橋へ。新橋からタクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。スケートの三宮恵利子さんやカーリングの元日本代表選手の柏木寛昭さんと平昌五輪の話。スポーツそのものの話は(選手の物語よりも)本当にオモシロイですねえ。カーリングのシューズはブラシを見せていただくだけでも面白かったです。小生は日本人選手のメダルラッシュをスポーツ基本法から説き起こしました。帰宅後机の虫。翻訳作業に邁進。夜はパシュート見物。素晴らしい金メダルでしたねえ。素晴らしいチームプレイでしたねえ。カーリングはスイスに負けてしまったけどアメリカがスウェーデンに負けたので決勝トーナメントの準決勝に進出。ぐゎんばれ!
2月22日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東海道線で品川へ。品川駅のアナウンスは少々オカシイ。「次は新橋」というアナウンスの新橋の発音が音程で表すとミソソソと聞こえる。普通の発音はソソファミでしょう。だから何だか気持ち悪い。ドーでもいいことですが…品川からタクシーでお台場フジテレビへ。『バイキング』生出演。清水宏保さんとパシュートの金メダルについて語る。日本のスポーツはドーしても武道の影響があって年寄りが威張るといった話や…チームプレイには3種類あって全員が同じことをするチームプレイ(パシュートのワンラインやボートのエイトなど)全員が違うことをするチームプレイ(サッカーやラグビーなど)一人一人の個人の力を持ち寄るチームプレイ(卓球やテニスはバドミントンの団体戦)があるといった話や…ドーピングの未来(遺伝子ドーピングなど)の話や…採点競技の依怙贔屓の話…などイロイロ話して帰宅。一休みして仕事を…と思ったら『バイキング』のスタッフから電話。帰りのタクシーにiPadを置き忘れたとか。アッチャ―。仕方ないので夜のNHKラジオの跡取りに行くことにしてチョイとデスクワークのあと湘南新宿ラインで再び東京恵比寿へ。恵比寿からタクシーでNHKへ。『夜のごごラジ』生出演。今日のお相手はジュースジュースというアイドルグループ7人組のサブリーダー金澤朋子さん。アーチェリーをやっていたという金澤さんといろいろ楽しくスポーツの話。明日もNHKラジオに出る予定でいたところが女子カーリングの中継が入ったとやらで中止。スポーツの話よりもスポーツそのものが優先されるのは仕方ないですね。でもスポーツのドラマよりもスポーツそのものの話のほうがおもしろいですよおー。
2月23日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと帰宅して終日デスクワーク。午前中は翻訳作業。午後からは書評用の読書。ジュールズ・ボイコフ著『オリンピック秘史120年の覇権と利権』(早川書房・刊)3分の1ほどを残していたのを読み切って日経新聞から依頼された書評原稿を書く。東京五輪になんだかんだとイチャモンをつけている…いや指導してくださっているオーストラリアのIOC委員のジョン・コーツ氏もシドニー五輪の招致のときはケニアとウガンダのIOC委員に700万ドルをバラ撒いていたのですね。まぁ誰もがやっていることなんでしょうけどね。某国会議員の秘書さんから今日の朝日新聞読みましたよーと電話が入る。五輪と政治について語ったモノ。オリンピックはもともと反戦平和運動という政治運動で始まったからいろんな政治利用がされるのは当然。しかし安倍マリオの個人的政治運動に五輪を利用したのは最悪とコメント。NHK『夜のごごラジ』がカーリング中継のため潰れる。出演がなくなったのでホッとして日経原稿を仕上げて送稿。夜に孫が母親(次女)と一緒にやってきたので将棋の三番勝負。爺が3連勝。まだまだ弱いのう。カーリングは韓国戦延長まで粘ったのに惜しかったですねえ。
2月24日(土)
朝黒兵衛と散歩のあとチョイと雑務をこなして東海道線で横浜へ。横浜戦で新横浜へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターで「オペラ講座」。今日のテーマはドニゼッティの『ルクレチア・ボルジア』。この稀代の悪女と昔棄てた息子との物語。ルネ・フレミングが公演したサンフランシスコ歌劇場の舞台を見ながら解説。最後は美人のフレミングが喉を掻き切って血塗れになって幕。血はナイフから出ているとはいえなかなか見事な迫力。演出も演奏も素晴らしい舞台に皆さん満足。オペラ講座のあと中日文化センターのボスのM氏や講師の高野孟さんやスタッフの人と遅い新年会。いつもの名古屋で美味しい鮨屋サンの「貴寿司」さんへ。高麗屋の三代襲名の話で盛りあがる。新装なった御園座でもやるらしいけど染五郎クンは学校があるので不参加とか。そのうちテレビで「そだね―ジャパン」とイギリスのカーリング3位決定戦が始まり焼酎飲みながら注目。最後はイギリスのミスショットとはいえ「そだねージャパン」が勝って銅メダル。オジサンたちは大いに盛りあがる。オマケに(と言っては悪いが)スピード・スケート・マススタートでも高木菜那さんが金メダル。トップを滑っていたオランダ選手が外側に膨らんだ隙を突いて最後の最後に逆転勝利!名古屋の夜が思わず盛りあがって名古屋泊。
2月25日(日)
朝名古屋のホテルで目覚める。昨晩の焼酎が効いたのか爆睡。慌てて起きて新幹線で帰鎌。さっそく机の虫になって翻訳作業。昼飯にうどん食って再び机にへばりつく。ホワイティングの『TWO
OLYMPICS』第10章の半分くらいまで翻訳が進んだところでアイスホッケー男子決勝ドイツvsOARの試合を見る。今大会大活躍のドイツが最後の勝利寸前に金メダルを逃す。ドイツの1点リードで残り2分くらいのところでOARはペナルティで1人少なかったのにキーパーをあげて5人攻撃で1点奪取の同点。4人対4人の延長でドイツがペナルティで3人となったところでOARが決勝点。面白すぎる展開でしたがまぁスポーツってのはこの程度には面白いものです。翻訳作業に戻って夜はスケート遊びに行ってきた孫と母親(次女)らと食事。けっこう滑れるようになったらしい。そして五輪閉会式。若者がディスコで踊るだけ。ま。スポーツとは関係ないからイイですけどね。VIP席をあまり映さなかったのは政治的配慮?
2月26日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。晴天。2・26事件の日。雪は降らず。四十七士の討ち入りのときも雪。テロルが発生するときは雪が降るのか?なんて答えのわからない質問を頭に浮かべながら散歩。そのあとは終日机の虫。「TWO
OLYMPICS」第10章翻訳。昼飯はインスタント鴨蕎麦で再び机の虫。ふううう…完成…と思ったら晩飯の時間。慌てて日経書評の校正をやって晩飯食ってマッサージ・チェアでチョイと休んだら爆睡。目覚めたら携帯に留守電があれこれ。TBS「ビビット!」やら共同通信やらいろいろコメント答えて明日はTBS「ひるおび!」か。冬の五輪はもすこし後を引くかな。たしか虫明亜呂無さんは五輪が終わるときエッセイに次のような文章を書いてたな。「祭は終わった。あとには何も残らない。それいいのだ。本当はどこかに何かが残っているのだから。それでいいのだ」その通りですねえ。
2月27日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。今日はぼんやり何も考えず。何も考えずというのは意外と難しい。頭を空にする。空を悟る。悟空。猿になると言うことか?イヤ猿ではなく猴か。猿知恵というのはあるが猴知恵となると頭が良さそう。悟空のモデル金糸猴はさほど頭が良さそうにも見えない。いかんいかん。頭の中が空にならん…と思ううちに帰宅。東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。久しぶりに鈴木知幸さんと一緒。そうか。知幸さんは国士舘大学の客員になられたのか。小生もスポーツライター→スポーツ評論家→スポーツ文化評論家と肩書きを変えましたが関係ないか。大学の仕事もやってるけど肩書きとして使ったことはないなあ…ってことはドーでもいいことです。鈴木知幸サンと一緒に平昌大会から伺える東京五輪の問題点を喋る。イロイロあるけどやっぱり気候でしょうね。季候と書いたほうがイイのかな。極寒から酷暑へ。熱中症がどれほど出るか…?それにボランティアの育成・指導・手配も問題かな。規模が違いますからね。それに選手の移動も…。ま。組織委員会がしっかりやってくれるでしょう。広報の人に呼び出されて会長が如何に素晴らしい人物かと1時間にわたって解き聞かされましたからね。我々がスタジオを出るのと入れ替わりに「そだねージャパン」のメンバーがスタジオ入り。帰宅後連載執筆。書けないので明朝に回して翻訳に専念。するとTBSから電話で『ひるおび!』に明日も…とのこと。夕食後慌てて『アサヒ芸能』の連載を仕上げて明日のテレビの打ち合わせのあとフロ&サケ&ネル。
2月28日(水)
朝起きてRKB毎日『インサイト・カルチャー』電話出演。「そだねージャパン」をネタに方言とスポーツの話。戦時中のプロ野球で敵性語(英語)を禁止したため数試合だけアウトの審判コールを関西弁の「アッカーン!」にしたことがある…とかbjリーグの京都ハンナリーズの「はんなり」は「花なり」の転化した言葉で「ほんのり」ではなく桜の花が満開してパアーッと咲いていることを指す…といった話。方言とスポーツの話はもっともっとできますね。方言は地域密着の基本ですからね。ラジオのあと黒兵衛と散歩して東海道線で新橋へ。タクシーで赤坂TBSへ。今日も『ひるおび!』生出演。平昌冬季五輪の余波について。カーリングの選手が4年に1回だけ騒がれるのではないように…とか…マイナースポーツからの脱却とか言ってたけど日本のサッカーもほんの少し前までは国立競技場に観客500人で試合してたんですからね。ラモスや岡ちゃんや松木さんが選手の時代に。それにバスケットボールは今フィリピンでワールドカップ・アジア1次予選の真っ最中ですけど誰も注目せずその意味ではカーリングのほうがメジャーですよね。今は。だからいっくらでもやりようによってはメジャーになれるはず。またやりようが悪ければマイナーに留まっても仕方ないんですよね。いろいろ話して局の用意してくれたクルマで爆睡しながら帰宅。夜まで翻訳机の虫。
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