ナンヤラカンヤラ
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2019年09月
最新のナンヤラカンヤラ
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月

9月1日(日)
朝ベッドのなかで『人体600万年史』読み進む。そうか。我々の身体にはアウストラロピテクスの進化の痕跡が多数あるわけですね。朝食と黒兵衛との散歩のあと終日デスクワーク。郵便物の処理をしていたら平林直哉さんから彼がプロデュースしているBRAND SLAMレーベルのCDが送られてきていた。アニタ・タウアーという天才女流チェリストのサン=サーンスやチャイコフスキーやシューマンの珍しい演奏。こんな演奏家がいるなんて知らなんだ。ドイツのジャクリーヌ・デュ・プレと呼ばれて2人とも1945年生まれ。タウアーは既婚の医師との不倫を妻から抗議されて28歳で自死したとか。なるほど。ドビュッシーとか繊細な演奏ですね。そう言えばジャクリーヌ・デュ・プレも28歳の時に指先が硬化する難病で引退。43歳で夭逝している。なんでかな?いしいしんじさんの新刊も届いていた。河合隼雄物語賞を受賞した『悪声』(文春文庫)面白そう。『人体600万年史』の次に必ず読みますね。晩飯時のテレビはまずはバスケットボール。日本チームはヤッパリまだ未熟でしたね。初っ端のトルコの奇襲のような速攻を最後まで返せませんでしたね。途中から野球U18アメリカ戦。1回表に先制点を入れられたとくはどーなることかと思ったけど日本チームの打者は良くバットが振れてましたね。見事な攻撃で大勝。もっとも決勝トーナメントはわかりませんね。佐々木・奥川両投手は出るのかな?世界のU18は球数制限ルールを取ってるのになぜ甲子園では採用しないのかな?野球の途中から世界柔道男女混合団体戦。日本選手は全員よく頑張って金メダル。負けはしたものの19歳90s級の村尾三四郎選手は将来が楽しみな柔道家ですね。大野選手の強さが光ってましたけど橋本選手の強さも超一流ですね。ルール変更後の柔道は見応えがありますね。

9月2日(月)
『人体600万年史』はかなり面白い。人類は「土踏まずとアキレス腱の発達」「200万〜500万個にも増加した汗腺」「比較的短い足指(木登りは下手になるが足が安定)」「くびれたウエストに幅広ななで肩(走行中に同体をひねれる)」「足の遅筋繊維の多さ(スピードは出ないが長距離走が可能)」「大きな大臀筋(同体が前のめりになるのを防ぐ)」「項(うなじ)靱帯(腕で頭を安定に保てる)」「大きな三半規管(頭の動きを早く関知して修正できる」などの進化の結果「暑いなかでもマラソンを走れる唯一の哺乳類」に進化したのだ。まぁ「マラソンを走れる」というのは余戯で本来は足の速い動物でも「持久狩猟」で捕まえることができるようになったのが生き残りに大きかったのですね。ベッドでの学習を終えて朝飯のあと黒兵衛との散歩。残暑キツイっすね。デスクワークのあと午後から京浜東北線で根岸へ。ヘアサロンLawrenceで伸びすぎた髪を切って整えてもらって新橋へ。ゆりかもめで日の出へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは小林信也さん。甲子園まで取材に行った話の前に電話で溝口紀子さんに世界柔道の話を聞く。そうか。村尾三四郎選手の相手がケガの治療で時間を使い体力を回復させたのも柔道の作戦のうちか。19歳の期待の新人に奮起と成長を!なるほど。橋本選手が使われず大野選手が出場したのは会場に安倍首相が来ていた影響?橋本ガンバレ!と言いたくもなりますね。そのあとは小林信也さんと「野球論」。そうか。甲子園大会は夏を乗り切るのに必死なのか…何のために?佐々木投手はやっぱりフォームがどこか完成していませんよね…等々オモシロイ話を山ほど交わして番組終了。来週のゲストは元神戸製鋼ラグビー選手で現神戸神話女子大学講師の平尾剛さん。小林さんにも訊き手で参加してもらいます。御期待ください。帰宅してU18の野球台湾戦を…と思ったら雨で中断。おかげで最初からじっくり見直せたけど1-3で5回終了コールド負けは悔しいですね。準備していた奥川投手も出番なし。佐々木投手はどこで投げるのかな?

9月3日(火)
そうか。ホモ・エレクトスは狩猟採集した食物を調理することによって腸を小さくして脳を発達させることに成功したわけですね。狩猟においてはホモ・エレクトスが〈人類初の優れた投手〉としての技を発揮したのですね。おもしろい。『人体600万年史』はユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』を思い出させますね。ベッドでの朝の勉強のあと朝食&黒兵衛と散歩のあと水風呂。まだ暑い。終日デスクワークのあと夕方前から東京へ。衆議院第一議員会館で遠藤議員と馳議員が塾長&副塾長として主宰されているスポーツ塾に参加。今日のゲストはラグビーW杯事務総長で元総務省事務次官の嶋津昭氏。

9月3日(火)つづき
遠藤塾長と馳副塾長の主宰するスポーツ塾に参加。高校野球についての馳氏の所感が面白かった。足の筋肉が吊りそうになった投手に相手ベンチから栄養ドリンクや錠剤の差し入れが送られたことを美談のように語るメディアや評論家が多かったがコレはドーピングの視点からするとまったく認められない行為だという。そのとおりですよね。馳副塾長に玉木さんマトメてくださいと指名されたので読売のやってるプロ野球&毎日のやってる社会人野球&朝日のやってる高校野球が統一された組織にならないと日本の野球界の発展はないとマトメる。ラグビーW杯嶋津事務総長の話も面白かった。なるほど。伝統の名の下にラグビーW杯は不公平な組織で運営されているのですね。急いで帰宅して明日の仕事に備える。野球U18は四番打者石川に本当にイイトコロで一発が出てパナマに雨天コールド勝ち。コレで台湾にコールド負けした不運は取り返せたけどヤッパリ野球というのは一発勝負では実力のわからないゲームなんですね。バスケの日本代表の連敗はヤッパリ実力でしょうね。八村選手の力を生かすチームになってないのかな。

9月4日(水)
朝チョイと早く起きて東海道線で品川へ新幹線ひかり号で静岡へ。県庁の職員の方に迎えられて静岡県知事戦略室の幹部職員を対象とした講演会で登壇。「スポーツとは何か」というテーマでスポーツとは民主主義社会から生まれた文化であるという話を100人くらいの幹部職員を前に庁内TVも通じて1時間半にわたって行う。終わってから川勝知事と6人の幹部職員と昼食会。高校の先輩でもある知事に講演内容が素晴らしかったとベタホメされてチョイと満足。これからもいろいろ協力させていただくことを約束して静岡駅まで送っていただいて名古屋へ。マリオットアソシアホテルで某監査法人の主宰する講演会に登壇。来年の東京オリンピック・パラリンピックが開催される意義について1時間半にわたって講演。1日に2度の講演はさすがに疲れるが2度とも熱心に聴いてくださる聴衆のおかげでナントカやりきったあと中日新聞の記者の取材を受けてeスポーツについて1時間にわたって語る。eスポーツ(早い話がコンピュータ・ゲーム)は身体的活動や身体的コミュニケーションを伴わない活動だけに従来のスポーツ競技とはまったく異質なものでオリンピックはもちろん国民体育大会での採用にも反対であり高校や大学の部活動としても不適当であるということを話す。最近小生はeスポーツを個人的遊技以上の何物でもないと結論づけました。IRにも断じて反対です。同じような企業が金儲けでやろうとしてますからね。新幹線でビールを飲んで爆睡しながら帰鎌。メシ&フロ&ネル。長い一日でした。

9月5日(木)
さすがに昨日の仕事漬けの一日で疲れたのか爆睡。朝8時に目覚めてエライコッチャと慌ててベッドから起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。バスケットボールのW杯の話からトラヴェリング(3歩ルール)はなぜ生まれたか?という話をする。フットボールを室内でやろうとして手を使ってオフサイドを許可したかわりに生み出されたのが3歩以上ボールを持って動いては駄目というルールなんですよね。ちなみにゴールをバスケットにしたはバスケットボールを創ったジェイムズ・ネイスミスのいたマサチューセッツ州の特産品がサクランボでそれを収穫する籠がゴールに使われたのですね。ラジオのあと軽い朝食で黒兵衛と散歩。ありゃ?何かオカシイ。静かだ。蝉の鳴き声が聞こえん。こーしてまた秋に一歩近づくのかな?散歩で汗はかいたもののそのあとの水風呂が冷たい。扇風機の風も下手すりゃ風邪をひきそう。オリンピックもほんの少しスケジュールを送らせばイイのに…テニスの全米オープンがあるから駄目なのか…IOCはプレイヤーズ・ファーストではなく放映権料ファーストなんですね。終日ゆっくりとデスクワーク。夕方からビール呑みながら野球U18カナダ戦観戦。三振の山を築いた奥川投手は凄いですね。ホームランを打たれたところは米メジャーに渡った日本人投手と同じ轍を踏んでますね。日加ともに栴檀は双葉より芳しいと言うかマァそーゆーものですね。あ。加とは加奈陀のことです。途中からサッカー・キリンカップ対パラグアイ戦とダブル視聴。日本サッカーは強く唸りましたね、大迫・南野・中島・堂安・柴崎・冨安に加えて久保ですからね。楽しみです。9時からはバスケットボールW杯。アメリカ戦。いやぁわかっていたとは言え実力差は歴然ですね。W杯サッカー初出場の日本チームがアルゼンチンと試合したようなものですね。いや。もっと差があるかな?あれから20年。バスケットボールもサッカーと同じように成長できるのか?サッカーでは身長差など無関係だけどバスケではどーなるのかな?

9月6日(金)
朝も爆睡で読書できず。まぁタマにはいいでしょう。ベッドから抜け出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。蝉の声やはり聞こえず。散歩のあとの水風呂は冷たい。終日デスクワークでPR誌の連載原稿1本仕上げる。夕方から野球U18日韓戦。韓国のピッチャーもナカナカですね。日本の佐々木投手は指の故障で1イニングのみ。これはアクシデントなのか管理ミスなのかよくわからん。それでも日本が後半に先取点2点奪取。ラグビーの南ア戦はマァ予想通りの大敗ですね。本気で当たってこられたらこの差は仕方ないかな。試合開始直後に福岡選手が足の故障で外れたけどこれは意味不明。テストマッチだからイイとして本番に頑張ってもらいましょう。しかしU18日韓戦の逆転負けは少々納得できませんね。投手の使い方も消極的バント攻撃の多用もベンチの采配には首を傾げることの連続。選手は上手くて実力あるのに野球の下手さが目立ちましたね。ベンチの采配で負けたかな?延長で2点リードの長打を二塁打で止めずに三塁まで走らせてアウトになったのは三塁コーチのミス?まぁ世界大会よりも国内大会(甲子園)を重視してプロ社会人大学高校以下の組織も分裂しているのですからそんな組織で世界で闘おうとするほうがおかしいのでしょう。風呂入って寝る。

BOOK
『源氏物語 A・ウェイリー版3』(左右社)
『源氏物語 A・ウェイリー版3』(左右社)

9月7日(土)
朝起きて朝食のあと東海道線で品川へ。新幹線で新神戸へ。車中で『人体600万年史』読み進む。そうか。かつて狩猟採集民だった人類は食糧不足を何度も経験した結果必死になってデンプン質や糖類や脂肪を身体に取り入れ蓄積しようとした現生人類もその資質を引き継いで今度は栄養過多糖分過多脂肪過多で太るようになってしまったのですね。進化の結果ミスマッチ現象が起きているからダイエットとかフィットネスはほとんどが失敗するわけですね…と思ううちに新神戸到着。暑い。颱風のフェーン現象のせい?メッチャ暑い。タクシーで神戸東遊園地へ。神戸のアメリカ領事館主催のアメリカン・デイのイベントに参加。野外ステージでナマのジャズ音楽などの合間にマーティ・キーナートさんとトークショウ。小生はもっぱら聞き役インタヴュアーに徹してスタンフォード大学出身のマーティさんに世界から優秀なアスリートの人材が山ほど集まるアメリカの大学スポーツ事情についてはなしえもらう。楽しかったけど2時過ぎから始まったトークは舞台の上に屋根すらなく直射日光を浴び続ける。熱中症にならなかったのはラッキーだったけど相当に陽灼け。まあメラトニンの分泌を促されたはずだから今夜はグッスリ眠れそう。約1時間のトークを終えてマーティさんも小生も服のままプールに飛び込んだように汗びっしょり。まぁシャーナイか。マーティさんがアメリカの大学スポーツを絶賛し続けたので(日本版NCAAを創るのはヤッパリ難しいですよねえ)最後にドナルド・キーンさんのように日本の素晴らしさを語るアメリカ人もいるので皆さん『源氏物語』を読みましょうと絞める(笑)。講演後この遊園地(公園)の案内をしているオバサンに日本のスポーツ発祥の地の碑があるから見ていってほしいと言われたのでチョット歩いて1870年(明治3年)に神戸レガッタ・アスレチック・クラブを創設したアレキサンダー・キャメロン・シムの碑を見学。彼は日本で初めてラムネを作った人物でボートや陸上競技を日本に伝えたという。さすが港町神戸は昔からハイカラな街ですね。タクシーに乗ってマーティさんを三宮で降ろして新神戸へ。新幹線でのビールが美味い!帰路『人体600年史』の上巻を読了。アウストラロピテクスやホモ・エレクトスが身に付けた進化が現生人類のホモ・サピエンスではミス・マッチとして病気となって現れてるんですね。未来の人間はどーなるのかな?『ホモ・デウス』はスポーツはeスポーツしかやらなくなるのかな?灼けた顔で鎌倉の自宅に辿り着いてビールを飲み直して晩飯&寝る。野球U-18はオーストラリアにも負けたらしい。敗因は甲子園?

BOOK
いしいしんじ『マリアさま』(リトルモア)
いしいしんじ『マリアさま』(リトルモア)
いしいしんじ『悪声』(文春文庫)
いしいしんじ『悪声』(文春文庫)

9月8日(日)
昨夜は爆睡。やっぱり太陽の光と熱を浴びるとメラトニンが分泌されて睡眠が上手くいくらしい。そういえば名古屋ドームのオープニングの時にイタヴューしたパヴァロッティがメラトニンの錠剤のおかげで世界を股にかけて活動していても睡眠が良く取れて時差ボケがなくなったと言ってたなぁ。朝起きて朝食のあと黒兵衛と散歩。台風接近のフェーン現象のせいか暑い。蝉の声も何故か復活。生き返ったのか?そんなアホな!終日いろいろ雑務処理。午後からバッティストーニ指揮東フィルのコンサートに行く予定だったが颱風で帰りの電車が止まることを予想して一昨日に断りのFAXを入れておいた。大正解。昨日の疲れが取れてません。郵便物の整理をしているといしいしんじさんから『悪声』(文春文庫)に続いて短編小説集『マリアさま』(リトルモア)が届いていた。3年ぶりの小説集らしいけど面白そう。30編ほどある短編集の冒頭の『犬のたましい』を読む。うん。おもしろい。婆さんに飼われていた犬が婆さんの死をきっかけに野性に目覚める?毎日1編が楽しみ。夕方から大相撲。炎鵬いいですねえ。一本背負いか?(笑)照強もいいねえ。貴景勝も押し相撲に徹して大栄翔を破る。白鵬を破った北勝富士も気迫がこもった相撲で良かったですね。来週から2回連続月曜が休日で荒井太郎さんを『ニューズ・オプエド』に呼べないのが残念。6時過ぎから風と雨。庭の椅子などを片付けて晩飯食いながら『ダーウィンが来た』と『いだてん』。二二六事件ですねえ。それでもオリンピックを招こうとする嘉納治五郎の平和への信念に田畑政治が動かされる。もっと普通のドラマにしてくれればイイのに…志ん生はいらない…と思うのは小生だけ?Nスペでりゅうぐうに穴を空けたはやぶさのドキュメンタリーを見る。面白かった。サア。夜の颱風。意識せず寝ましょう。

BOOK
平尾剛『脱筋トレ思考』(ミシマ社)
平尾剛『脱筋トレ思考』(ミシマ社)
平尾剛『近くて遠いこの身体』(ミシマ社)
平尾剛『近くて遠いこの身体』(ミシマ社)
『たのしいうんどう』(朝日新聞社出版)
『たのしいうんどう』(朝日新聞社出版)
TAIPHOON
颱風15号の影響で我が家の近くでも土砂崩れと電柱の倒壊3本。公園ででっかい倒木1本の被害が出でました

9月9日(月)
夜来風雨聲。昨晩の雨と風は凄かったですねえ。黒兵衛と散歩に出ると道路が青汁で満たされたかのように葉っぱや小枝で埋まっていた。おまけに停電。駅に続く坂道で崖崩れ。電柱が何本か横倒しになったとかで復旧がどーなるかと心配していたけど11時過ぎには電気が通じる。がJRはまだまだ走っていないみたい。オプエド出演は大丈夫かな?

9月9日(月)つづき
朝起きて道路に青汁のように飛び散った小枝や葉っぱを避けながら黒兵衛と散歩。公園の大木が1本根こそぎ倒されていた。何の木かな?桜でなかったのが不幸中の幸い?早くも後片付けを始められた皆さんと被害状況の確認をしながら歩いたあとメールで仕事の確認いろいろ。昼飯食って『オプエド』出演のため資料の本を10冊持って時間に余裕を持って大船駅へ。しかしバスも止まりタクシーも多くの利用者と長距離利用のため来てくれないので太陽がギラギラと照りつけるなか重い荷物を持って歩き出す。途中坂道で土砂崩れ。土砂で倒された電柱や風でポッキリと折れた電柱が合計3本。その一角が歩行者も通行止めになっていて社宅内の許可された道へ迂回。ギラギラ太陽と迂回の長距離で30分近くかかって駅に着いた時は汗びっしょり。一昨日に神戸の公園で炎天下のトークショウをやった時の再現。まいったなあ。駅に着いたら東海道線の上りホームに電車が止まっていて駅員さんがコノあと1時間近く電車はありませんと大声を出しているので急いで階段を下りると階段途中で電車は出発。クソッ!また汗が噴き出す。階段を上って横須賀線のホームへ。列に並んで電車を待って15分後にようやく到着。ホッとしてグリーン車に乗って座れて一息ついたところが電車が動かん。冷房で汗が冷えて風邪ひきそう。10分後によーやく出発。新橋でゆりかもめに乗り換えて日の出駅からノーボーダー海岸スタジオへ。本屋に寄るつもりがそんな余裕はなく家を出て2時間半で目的地に到着。マイッタ。

9月9日(月)つづきのつづき
ノーボーダー海岸スタジオからの『ニューズ・オプエド』。今日のゲストは元ラグビー日本代表で神戸親和女子大教授の平尾剛さんとスポーツライターで作家の小林信也さん。番組の最初に我が家の近くで電柱が倒れて通行止めになってる写真を紹介。きちんとジャーナリストやってまんねん(笑)。そのあと電話出演のスポーツライター上野直彦さんが上海で見てきたバスケットボールW杯の報告。なるほど今回の連敗は日本サッカーがフランスW杯に初出場したときみたいなもんなのですね。あと平尾さん中心にとラグビーW杯の話や小林さん中心に野球U-18の話等々のあと今日のメインテーマ。東京五輪をやっている場合か?!という話題。アスリートからの発信として東京オリンピックに反対している平尾さんの意見を拝聴。たしかに福島の原発の嘘つき招致や裏金問題等々東京五輪には問題が山積み。酷いのは五輪組織委が旭日旗を禁止しなかった(サッカーでは禁止しているのに)などなど…問題点をいろいろ話し合ったあと…しかし1年後に開催確実となった東京五輪をどのようにすれば少しでも良くなるか?(あるいはソレは五輪反対派への体制派からの懐柔策に過ぎないのか?)などなど激論。いろんな意見(異論な意見)をぶつけ合うのは本当に刺激的で脳味噌が活性化されます。素晴らしい知性の持ち主の平尾さんに機会があれば再度出演の約束をしてみんなで近くのビルの中にある焼き鳥屋さんへ。『スポーツゴジラ』の最新号を持ってきてくれた編集長の長田渚左さんや『オプエド』スタッフのSクンも加わりワイワイガヤガヤ。平尾剛さんが故平尾誠二さんのコトをいろいろ知りたがったのでイッパイ話してあげる。ナニィ!平尾誠二は俺の喋ったことをいろいろ喋っとったんかいな!(笑)いやぁ。光栄なことですねえ(爆)。ホント。平尾剛さんとは早いうちの再会を約してタクシーで新橋駅で別れ小生と小林さんは東京駅へ。JRのダイヤは相当に復活したみたいで東海道線快速で帰鎌。平尾剛さんのおかげできわめて有意義な一日となりました。

BOOK
川勝平太他『日本の中の地球史』(ウェッジ)
川勝平太他『日本の中の地球史』(ウェッジ)
ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史─科学が明かす進化・健康・疾病(下)』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史─科学が明かす進化・健康・疾病(下)』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

9月10日(火)
朝ベッドのなかで『人体600万年史(下)』読み進む。狩猟採集から農業へ。その結果が様々な病気と貧富の差とヒエラルキー。それでも人類は「進化」を止めない。今がまだ成長過程だとするならゴールはどこか?貧富の差も解消するユートピアへ向かって進むのか?さらに悪化の一途のデストピアか?ベッドから起きて朝食のあと黒兵衛と散歩。暑い。一時消えたかに思った蝉の声も復活。蝉は涼しくなった一時期啼くのを休んでいたのか?あるいは来年まで土の中で過ごそうと思っていた蝉が蒸し風呂のような暑さに耐えきれず出てきたのか?チコちゃんに訊いてみようかな?あ。これはダーウィンが来たのヒゲジイの管轄か?ワン。それはともかく汗だく。水風呂が気持ちイイ。終日デスクワーク。先日静岡県庁に呼ばれて講演した折にいただいた川勝平太知事の著書『日本の中の地球史』(ウェッジ)をパラパラ読み始めるとコレがナカナカ面白い。少し読むだけで宮沢賢治…アインシュタイン…華厳経…空の揺らぎ…いかんいかん。他の本が読めなくなる。仕事ができなくなる。『人体600万年史』をを読み終わってからにしよう…で請求書を書いたり著作物引用の許可証を書いたり…であっという間に(「あっ」なんて言ってませんが)夕方の時間。どーしても炎鵬の相撲を見たかったのでテレビをつけるとイヤハヤ見事な一番で琴勇輝を撃破。琴勇輝の叩き込みを堪え寄りを俵に足をかけて残し素早く前褌を取って寄り切ったのは昨日一昨日に続いて見る価値のある一番でした。続く照強はちょっと残念。貴景勝が持ち前の押し相撲に徹しているのもイイですね。押しがきいてるから引きも効きますね。晩飯を早く平らげ風呂も済ましてサッカーW杯アジア予選ミャンマー戦。2-0で勝利。追加点が取れなかったのは問題だけど日本代表は強くなってますね。

DVD
『情婦』
『情婦』

9月11日(水)
ベッドの中で読む『人体600年史』メッチャ面白い。そうか。産業革命はパスツールなどの医療革命と足並みを揃えていたのですね。そして人体は感染症から逃れ身長を伸ばして大きくなったけど肥満&糖尿病などのミスマッチ病に悩まされることになったわけか。運動せねば…と思って黒兵衛と散歩。ぶり返した猛暑のなかで汗をタップリとかくが…以前掛かり付けの医者から運動してる?と訊かれて愛犬と毎日散歩してますと答えるとソレは犬の散歩だと言われた。人間の歩行ではないのですね?ザンネン!終日デスクワーク。校正3本に結構頭を使う…とはいえこれも狩猟採集民や農民と較べると運動量激減の仕事ですね。大相撲炎鵬の一番を見る。残念ながら居反りが決まらず松鳳山に負けてしまったけど意見の価値ある取り口でした。貴景勝の押し相撲もイイですねえ。運動不足解消のため今日は夕方も散歩…と言えば聞こえは良いけどビールがなくなったので近くのコンビニまで買いに行っただけ。まぁ往復30分歩かないよりもマシか。久しぶりに晩飯映画劇場はアガサ・クリスティ原作ビリー・ワイルダー監督『情婦』。タイロン・パワー&マレーネ・ディートリヒという豪華大スターの共演だが弁護士役をやったチャールズ・ロートンの演技が素晴らしかった!それにビリー・ワイルダーの映像&演出&編集&ウィットに富んだ台詞も見事。小生はミステリーというのはどうも筋書きが御都合主義に思えてあまり好きではないのだがコレは最後の最後のドンデン返しも見事で原作を読んでみたくなった。原題は映画も小説も「Witness for the Prosecution(検察側の証人)」。ディートリヒも存在感のある見事な演技を見せてますね。歌も脚線美もあってこのあたりワイルダーのサーヴィス精神が嫌味なく見事に成功してますね。ヤッパリ映画は(芝居もオペラも)理屈なしにおもしろうてナンボの世界ですよね。

BOOK
『脂肪の塊/ロンドリ姉妹〜モーパッサン傑作選』(光文社古典新訳文庫)
『脂肪の塊/ロンドリ姉妹〜モーパッサン傑作選』(光文社古典新訳文庫)
Blu-ray
『駅馬車』
『駅馬車』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『フォレスト・ガンプ一期一会』
『フォレスト・ガンプ一期一会』

9月12日(木)
『人体600万年史』いよいよ佳境。何故我々はかくも太りやすいのか?ソレは狩猟採集民だった時代に変異(進化)した遺伝子のせいなんですね。〈私が摂取した美味しい料理に私の脳がご満悦になっている一方で〉それをエネルギー源としか考えない〈私の消化器系は〉〈かつて頻繁にあった食糧不足に備えてせっせと脂肪を蓄えている〉とうわけだ。何故かモーパッサンの『脂肪の塊』を読み直したくなる。高校時代に読んだけど詳しい内容は忘れた。たしか普仏戦争による女性(娼婦)の悲劇とブルジョワジーの非人間性を描いた作品だった。原題の『脂肪の塊Boule de Suif』は娼婦の渾名だったのか?それとも仏語で娼婦を表す言葉だったのか?とにかく「脂肪」は19世紀末のヨーロッパで女性美とeroticizmを表す言葉だったのですね。それはルノワールの絵を見てもわかりますね。それが今ではメタボと病気の厄介物。時代が変わると価値観も変わりますね。今にオリンピック(スポーツ)で勝利することなど何の価値もないものになったりして…。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。夕方大相撲。炎鵬はいつ見ても素晴らしい。貴景勝も頑張ってますね。押し一本槍でどこまで進むか?鶴竜が敗戦。朝乃山は上手く相撲を取りましたね。優勝した時の力が戻ったかな?晩飯映画劇場は長男が夏休みに持参しておいていったDVDから『シェイプオブウォーター』。この映画が本当にアカデミー作品賞と監督賞を取ったの?信じられない。おとぎ話にしてはかなり暴力的で冷戦という時代背景は御都合主義ですね。『フォレスト・ガンプ』を見た時もこんな安易な作品が…と驚いたけどはっきり言ってそれ以下ですね。ハリウッドの力は落ちてますね。イヤ…他に素晴らしいと思った作品は最近のハリウッドにもたくさんあったけど…俺の感覚が時代に合わなくなってしまったのかな?

DVD
『美女と野獣』
『美女と野獣』
Blu-ray
『美女と野獣』
『美女と野獣』
DVD
『眠れる森の美女』
『眠れる森の美女』

9月13日(金)
朝のベッドで『人体600万年史』読み続ける。〈今日でも八人に一人は食糧不足に直面しているが他の何十億人の人々は食べるものにまったく困らないという進化指摘に異例の状態にある。この困惑するほどの豊かさはある意味で問題でもある。自分の消費する以上のカロリーを長期にわたって摂取し続けると身体には余分な脂肪が溜まる。しかも今や大半の食品は高度に加工されて糖と脂肪を大量に含む一方で植物繊維が取り除かれている。どの結果美味しさは高まるが肝臓と膵臓の処理が追いつかないほど急速にカロリーを吸収することになる〉当たり前のことがきちんと書かれている本は良い本ですね。本の影響か黒兵衛との散歩が自然に大股となる。今日も終日デスクワーク。某週刊誌から五輪関係の?文書が送られてくる。メダル獲得以外のもっとやることがあるはずだが…。夕方は炎鵬の時間。輝も撃破。栃ノ心は4敗目。反則負けの一番が可哀想でしたね。鶴竜も2日連続敗戦。優勝争いが面白くなってきた。以前から応援していた隠岐の海が絶好調。どこまで勝ち進むかな?晩飯映画劇場は昨日に続いて怪獣モノ(?)で『美女と野獣』の実写ミュージカル版。まぁディズニーのお子様向け映画だから何も言うことはないけどバーンスタインやリチャード・ロジャース&オスカー・ハマーシュタイン2世の時代からミュージカル音楽は何も進化していないのですね。ただ単にソレっぽい美しいメロディを繰り返すだけ。まぁそれでいいのかな?進化するとクラシック音楽やオペラのようにいずれ無調音楽になって死に絶えてしまいますからね。他にも過去に頂点を迎えて「進化しなくなってしまった(繰り返すだけになってしまった)文化」は沢山ありますね。浪花節。演歌。ポップス(歌謡曲)。ロック。ポルノ小説。漫才。お笑い。大河ドラマ。プロ野球。夏の甲子園大会。オリンピックはどうかな?ジャン・コクトーが監督した『美女と野獣』でも見直したほうがいいのかな?野獣の髪の毛は確かコクトーが日本で尾上菊五郎の連獅子を見てアイデアをとったのですよね。その髪の毛から羊のような角が出ているのはオカシイですよね。別に関係ないですが私はコクトーのデザインした猫模様のネクタイを持ってます。名古屋市美術館で確か2千円で買いました。良いデザインですよ、

Blu-ray
『フレンチ・コネクション』
『フレンチ・コネクション』

9月14日(土)
紀元前1550年に亡くなったエジプトのファラオの令嬢は動脈硬化でなくなったらしい。狩猟採集民は動脈硬化や脳卒中や心疾患は考えられないらしくコレは古代人にも珍しい死因で歴史上最古の動脈硬化らしい。〈ファラオの令嬢はおそらく何から何まで世話され座ってばかりの毎日のなかでエネルギー豊富な食事をして摂ってたのだろう〉と『人体600万年史』に書いてあった。小生も10年前に脳卒中を経験した人間として〈何から何まで世話され〉た覚えはないけれど〈座ってばかりの毎日のなかでエネルギー豊富な食事を摂って〉いたと言われればそうかもしれない。ベッドから出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。思い切り大股で歩いて今日も一日中椅子に座ってデスクワーク。チェアワークと書くべきかな(笑)。晩飯映画劇場は『ONCEダブリンの街角で』。母親が死んで故郷にのダブリンに帰り電器製品修理工の年老いた父親と暮らすようになったストリート・ミュージシャンがある日ある女性と出逢う。女性は幼子を連れて母親と暮らすチェコ人で旦那はチェコで別居中。ピアノの弾ける彼女と心を通い合わせた彼は彼女にストリート・ミュージシャンたちを加えたバンドを組んでロンドンでのデビューを企てる。そしてプロのミキサーにも父親にも認められる音楽を作りあげた彼は彼女にピアノを1台プレゼントしてロンドンへ旅立つ。彼女はチェコから戻った旦那と再度新たな生活を始め…。ドキュメンタリー・タッチの心優しい映画ですね。それほどの名画ではないけどダサイと思える音楽も微笑ましいですからね。ダイナミズムには欠けるけどマァこういう映画があっても良いでしょう。これがアイルランド(ダブリン)の優しさ?古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』をダブリンでの一日の出来事に置き換えたと言われているジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』に共通するところがあるのかな?アイルランドはサッカーやラグビーでの試合っぷりを見てもイングランドよりもずっと愛すべき存在に思えますね。そー言えばジェイムズ・ジョイスはプッチーニのオペラ『蝶々夫人』を見に行きたくてソレを絶対に見に行きたくないと拒否したしたヨメサンに向かってこー言ったらしい。「蝶々夫人の哀しい物語は僕も見たくないよ。ただあの美しい音楽が聴きたいんだ」昼間からアイリッシュ・コーヒーにかこつけて酒を呑むアイルランド人って好きですね。世界で行ったことがなくて死ぬまでに行ってみたいと思う唯一の街はダブリンですね。そー言えばオスカー・ワイルドもアイルランド人だしJ・F・Kもジョン・フォードもアイルランド系ですね。

Blu-ray
『ONCEダブリンの街角で』
『ONCEダブリンの街角で』
DVD
池井戸潤『ノーサイド・ゲーム』
池井戸潤『ノーサイド・ゲーム』

9月15日(日)
朝恒例のベッドのなかでの学習。〈癌は意外と予防可能な病気である〉らしい。〈身体活動を多くして食事を変えることで発生率をかなり下げられる。発がん性物質を吸入したりすることによって生じる種類の癌ならば私たちが本気で汚染を規制するなり喫煙をやめるなりすれば劇的に発生率を下げられる〉なるほど。フクシマはどーすれば良いのか?『人体600万年史』にはそこまでは書いてないな。ベッドから出てとりあえず黒兵衛と散歩。MGCマラソンは録画。散歩から帰ってからじっくり見る。男女ともに素晴らしい見応えのあるレースで東京五輪出場内定者が2名ずつ決定。そんなことより新聞社が主催しないマラソンとはかくも面白いものなんですね。スポーツよりも大事なこと(新聞を宣伝し売ること)を目的にした企業が主催者になるとスポーツの醍醐味は半減するのですね。せめて今後は沿道で新聞社の社旗を振らせるのだけでもやめてほしいですね。スポンサーはWin-Winの関係などではなくスポンサー(援助者)の立場に徹してほしいですね。オリンピックの放映権を買ったテレビ局もカネは出しても口は出さずにスポーツの邪魔をすべきではないですね。それにMGC男子30人の出場選手のなかで関東以外の大学出身者が1人というのも以上ですね。これまた新聞社の主催する箱根駅伝が陸上長距離選手の大学の進路までも規制していることについては文科省も是正(全国の大学の平等化)を命ずるべきでは?来年日本版NCAAができるとどうなるのかな?午後からデスクワーク。晩飯は『ダーウィンが来た』でハチドリの生態を楽しんで『いだてん』で朝鮮半島出身マラソン選手が日の丸を胸にのベルリン五輪で活躍したことを見る。日本製の足袋シューズを履いて走ったからバンザイ?それで日韓併合問題はオシマイ?まぁここらあたりが大河ドラマの限界でしょうね。風呂からあがってドラマ『ノーサイド・ゲーム』最終回。企業スポーツの問題もラグビーの面白さもこの程度の安易さに…というのがテレビ・ドラマの限界?かつてフランキー堺が『私は貝になりたい』を演じた時のTVドラマはもっと深みがあったように思うのは小生だけ?今日が十五夜?そんな馬鹿な!新暦の7月7日(七夕)には牽牛と織姫が出逢わないのと同様古い仕来りは旧暦で語るべきですよね…などとほざく年寄りは唯去るのみ?。

9月16日(月)
今日もベッドのなかで1時間半以上読書。〈高所得国では感染症の発生率が減少しているのと対照的に喘息などの免疫性関連疾患の発生率が三倍以上に増加〉〈アメリカその他の富裕国ではこの20年間でピーナッツアレルギーが二倍に増えてきた〉蕎麦アレルギーに小麦アレルギー…どうやら過度の殺菌滅菌無菌状態ももアレルギー症状を引き起こす一因とも言えるらしい。〈抗体は貴方を多くの致死的な病原体から守ってくれるがありふれた無害な物質を誤ってターゲットとするとアレルギーを引き起こす〉〈アレルギーは複数の原因で生じるが発達初期の異常なほどの無菌状態がアレルギーが広まっている理由を説明できるとする根拠はいくつかある〉〈何百万年ものあいだ私たちは無数の細菌や蠕虫など体内環境の至る所に存在する微小な生物と共生してきた〉それが異常なまでの無菌状態に陥っているなら〈幼少期に適切な食事と運動が必要であるように腸と気道に適切な微生物叢があることもおそらく幼少期の大切な要件〉で子供が病気にかかって抗生物質が必要となった時には〈抗生物質(アンチバイオティクス)を処方したあと必ずプロバイオテクス(いわゆる善玉菌)を処方するべきなのかもしれない〉なるほど。水清くして魚棲まず。現代は凄い世の中になったのですね。運動不足の子供たちにeスポーツに走らせてはいけませんね…と思いながら雨のなか黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。手紙を書いたり資料を整理したり。うわっ。隠岐の海が足を滑らせた。混沌とする優勝争いは……朝乃山……かな?晩飯は久しぶりに『鮨処もり山』へ。ヨメハンと二人で敬老の日を祝う?子供からの連絡はなし。まぁ。そんなもんでっしゃろ。

9月17日(火)
なるほど。〈我々はえてして快適さを幸せと勘違いしてしまう〉のですね。しかも我々は〈何百万年も裸足で歩いたり走ったりしてきた〉のに〈4万5千年前くらいから靴を履くようになり〉しかもそれがどんどん〈厚底の快適な靴〉に〈進化した結果〉扁平足や足底筋膜炎を発症するようになりさらに腱膜瘤・外反母趾・槌状趾さらには水虫などを発症するように至ったわけですね。〈ランナーがクッション性の高い高価な靴を履いているほど実際にはケガをしやすい〉のですね。今流行の厚底シューズは人体を退化させる〈ディスエボリューション〉(非進化・反進化)なんですね。チョット意味は違うけど少々悪い打ち方をしてもホームランになる金属バットも同じか?世の中人間の身体を退化させるモノで溢れてますね。『人体600万年史』をベッドの中で読んだあと起きて黒兵衛と散歩。今日も終日デスクワーク。近視も退化現象の一種か。今使ってる椅子は座りやすい上等の椅子だけれどどコレも退化を促進させているのか?嗚呼。連載コラムの原稿がなかなか書けず炎鵬の相撲を見逃す・隠岐の海も見逃して朝乃山から見るが優勝はヤッパリ彼と貴景勝の争いか?夕方TBS『ひるおび!』から電話。晩飯と風呂のあとに再び電話でテコンドー問題についていろいろ教えてあげる。選手たちはJSCなどの「駆け込み寺」を積極的の利用するべきですね。

DVD
『キャンディード全曲』
『キャンディード全曲』

9月18日(水)
朝ベッドのなかで『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病〈下〉』読了。面白かった…の一言で済ますにはあまりに重い内容。しかし結論は食生活を改めて運動をして…と極めて単純。とはいえ進化論の視点を持つことが現代社会と現代人を考察する上で如何に大切かということがよくわかった。煙草や酒に課税するなら同じく人体に有害な炭酸飲料やファーストフードにも課税を…とう主張は納得。〈砂漠やツンドラやジャングルといった苛酷な環境のなかで生き抜いてきた〉人類は今後は〈食べ過ぎを避け特に糖分と加工食品の過剰摂取に気をつけながら都市や郊外といった不自然な環境を生き延びていかなければならないのだ〉クルマも自動運転になりモノゴトはAIがやってのけるようになる世の中で運動はeスポーツを行うようになる近未来人たちは本当に『ホモ・デウス』になり得るのだろうか?なんてことを考えてしまった。ヴォルテールで締めくくられているのには驚いた…というかバーンスタインの大ファンとしては彼の大名作オペレッタ『キャンディード』の素晴らしいフィナーレの大合唱を思い出して大感激してしまった。〈人間の身体の過去は適者生存によって形成されたが貴方の身体の未来は貴方がそれをどう使うか次第だ。現状に満足する楽天主義を批判したヴォルテールの『カンディード』の最後において平穏を見出した主人公のカンディードはこう宣言する。「私たちはこの畑を耕さなければなりません」。私はこれにこう付け加えたい。私たちはこの身体を耕さなければなりません、と〉バーンスタインのオペレッタ〈キャンディード〉のフィナーレ「Make Our Garden Grow」は本当に素晴らしい音楽ですね。ベッドから這い出て雨の中でもがんばって黒兵衛と散歩。

9月18日(水)つづき
黒兵衛と散歩のあと準備して東海道線で新橋へ。雨のなかテレビ局が手配してくれたクルマで赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。その前に控え室で久しぶりに建築エコノミストの森山高至さんと久しぶりに再会。ザハ・ハディドの設計した新国立競技場を連日一緒にテレビで批判した日々が懐かしい。今日は台風15号の被害の話題で来られたとか。今度一緒に築地の魚屋さんが魚を卸している小料理屋ででも一緒に…と再会を約して別れて小生はテコンドーの選手たちが大量に日本代表強化合宿をボイコットした話題でスタジオへ。レスリングやボクシングなど昨年のスポーツ界の一連の事件のあとスポツのインテグリティ(品位・高潔性)を守るための改革がスポーツ議連・スポーツ庁・JOC・JSCなどで話し合われ今では選手の権利を守るための「駆け込み寺」が機能しているはずと話す。それに団体のガバナンスの健全性を守るために会長は在任期間を原則10年に止めることも決められたコトも話す。まだこんな騒ぎをしているスポーツ団体があるのは残念ですね。車中爆睡で局のクルマで帰宅。メールの整理や校正&大相撲観戦。炎鵬は上手い相撲で琴奨菊を破る。うわっ。朝乃山が北勝富士の激しい攻撃の前に敗戦。今日の『ひるおび!』のコメンテイターだったデーモン閣下にCM中「優勝は朝乃山でしょう」と言うと「イヤ御嶽海も面白いよ」という答えだったがその御嶽海も竜電に敗れる。これで2敗は貴景勝と明生だけ。メッチャ混戦もまた面白い。解説は荒磯親方(稀勢の里)と安治川親方(安美錦)にお願いしたいですね。北の冨士さんの話も聞きたいので副音声で出てください。

CD
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番』
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番』
DVD
ヤナーチェク:オペラ『死者の家から』
ヤナーチェク:オペラ『死者の家から』
久しぶりに見て凄いオペラだと気づきました。ブーレーズの指揮とシェローの演出が凄いのかな?
ワーグナー:楽劇『ニーベルンクの指環』
ワーグナー:楽劇『ニーベルンクの指環』
BOOK
ジェイムズ・ジョイス『まんがで読破ユリシーズ』(イースト・プレス)
ジェイムズ・ジョイス『まんがで読破ユリシーズ』(イースト・プレス)
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(新潮文庫)
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(新潮文庫)

9月19日(木)
朝ベッドのなかで読む本がなくなったので…なくなったわけではないけど気合いを入れて読み込む本が一段落したのでマンガを選択。ジェイムズ・ジョイス『まんがで読破 ユリシーズ』(イースト・プレス)。映画『ONCEダブリンの街角で』を見てなかなか興味深かったのでダブリンつながりで『ユリシーズ』を開く。漫画で。しかしコレってどこまで原作との関連があるのかな?と思えて物語に入っていけず。ヤッパリ漫画で「読む名作」は翻訳でも元の本を読んでないと駄目ですね。ベッドから抜け出して朝飯のあと黒兵衛と散歩。一日一日と秋の足音を感じるけどまだ台風があるのかな?ワン。午前中に某銀行の担当者が来宅。いろいろおカネに関する手続き。ビックリしたのはすべてがタブレット。書類も判子もナシ。便利になったのか?危うくなったのか?とにかく時代は猛烈に動いてるのですね。前に向かってか後ろに向かってか螺旋階段を上ってるのか下っているのか昇りのエスカレーターか降りのエスカレーターかヨウわかりませんけどね。午後からデスクワーク。校正やらメールの問い合わせの返事やら。BGMは久しぶりにブラームスのピアノ協奏曲第1番演奏はグレン・グールド。ライヴの前に指揮者のバーンスタインが「この演奏のテンポは私の考えではない」けど「挑戦したい」と話して協奏曲では「Which is the Boss? pianist or conductor?」と疑問を投げかけたイワクツキの演奏。しかし久しぶりに聴いたらピアノもオケも素晴らしい見事な演奏。特に2楽章の美しさは絶品。もう亡くなって随分経つけどグールドはヤッパリ別格ですね。イマイチ好きになれなかったブラームスのP協が心に響きました。こんなことってあるんですね。大相撲はますます混戦で面白いですね。晩飯後オペラ劇場はチョット冒険してヤナーチェク『死者の家から』。原作はもちろんドストエフスキー。かなり以前に(2008年?)ユニヴァーサルから送られてきた試聴版だが暗くて重くて2~3度見たまま敬遠していた。ところが久しぶりに一人でジックリ見ると面白い。ヤナーチェクの音楽が心に響く。演奏はピエール・ブーレーズ指揮マーラー・チェンバー・オケ。演出はブーレーズとバイロイトでの『指環』の演出でオペラ演出の歴史を一変させた鬼才パトリス・シェロー。極限状態に陥ったシベリア刑務所の囚人たちの様々な心理が浮かびあがる。57歳になって新たな感動に接するのは嬉しいですね。ドストエフスキーの原作も読まねば。

9月20日(金)
朝ベッドのなかで漫画版ジョイスの『ユリシーズ』読了。どうもこれは見事な青春小説のようですね。丸谷才一・訳を読まねば。ベッドから起きて朝飯のパンを食べながら某モーニングショウでテコンドー問題をやっていたのでを見る。副会長の岡本依子さんも知らないことだらけというこの組織にはスポーツ庁またはJOCやJSCの「介入」が必要ですね。それとは別に武道に詳しい元プロ野球選手が武道とスポーツの違いを力説していたけどどうやら古武道(古武術)と武術と武道を混同しているようで武道という言葉が日本で一般化したのは大正時代以降だということを御存知ないようだった。武士道の略としての武道も明治以降のモノ。武道とは近代スポーツの日本ヴァージョンのことなんですよね。このTV番組は以前もスポーツの定義を等閑にしながらeスポーツについての不十分な考察を語っていたけども少しスポーツの勉強をしてください。武道につては日本武道館発行の月刊誌『武道』2018年6月号のシリーズ「武道の可能性を探る」111回に小生が書いた「武道とスポーツ―暴力否定の民主主義から生まれた文化」というレポートをお読みください…と元プロ野球選手に向かって呟いたあと黒兵衛と散歩。周囲はすっかり秋の気配。秋の空。秋の雲。秋の風。秋の香。爽やかですね。短パンでは少々風が冷たいので自然に速歩になる。ワン。終日デスクワークを夕方まで。大船駅前の喫茶店ルノワールで週刊朝日の取材を受ける。テーマは1964年東京五輪開幕直前のカラー写真が多数発見されてそれに対する感想。戦争で廃墟となった東京の街が戦前の姿に復活したあと新たな破壊と創造が始まった瞬間の写真。面白い。いろいろ喋って帰宅。うわっ。貴景勝が負けてしまいましたね。豪栄道も意地を示して優勝争いはますます混沌。面白い。そのあとラグビー・ワールドカップの開幕!

9月20日(金)つづき
ラグビー・ワールドカップの開会式は30分強で幕。これぐらいの短さがイイですね。市川右近親子の連獅子も良かったですね。オリンピックの開会式も短くすればイイのに…とも思うけどオリンピックはスポーツ大会でなく平和運動ですからある程度の長さは必要かな。だったら国のメッセージ以上に平和のメッセージを打ち出すべきでしょうね。ねえ。野村萬斎さん。開幕試合の対ロシア戦は試合開始と同時に日本選手がガチガチ。テレビ桟敷ではドキドキ。あっさりロシアに先制トライを簡単に奪われる最悪のスタート。しかしアジャパーと思ったのも束の間。日本代表は地力を付けましたね。落ち着いたプレイのなかで徐々に調子を取り戻して前半のうちに逆転に成功したのも見事なら後半の選手交代と攻撃パターンの変更も見事。MVPはナンバー8の姫野選手かな。松島選手のハットトリックも見事だったけどラグビーで一度フルハウス(一人でトライ&コンヴァージョン&ペナルティ・ゴール&ドロップ・ゴールを決めること)を見てみたいなぁ…というのはどーでもエエけどアイルランド戦が楽しみ。

DVD
『枝雀十八番』
『枝雀十八番』
BOOK
施耐庵『水滸伝―まんがで読破』(イースト・プレス)
施耐庵『水滸伝―まんがで読破』(イースト・プレス)
筒井康隆『俗物図鑑』(新潮文庫)
筒井康隆『俗物図鑑』(新潮文庫)

9月21日(土)
朝ベッドのなかで『まんがで読破 水滸伝』を読破。まぁ「読破」なんて言葉は漫画に使うべきではないのでしょうけど堅いこと言わずマァええか。面白かったけど『水滸伝』のパロディはイロイロありますね。一番好きなのは筒井康隆大先生の『俗物図鑑』かな。ベッドから起き出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。今日も秋の爽やかさを満喫。陽向の太陽の光が熱くなくて暖かくて心地良い。その日向を犬と歩きながら枝雀師匠の猫の小咄を思い出す。「おっちゃん。おっちゃん。ちょっとそこ退いてえな。お陽さんの影になるよって退いてえな」「おっ。なんや。この猫。人間の言葉を話すやないか」「ちょっとおっちゃん。退いてえな」「ケッタイナ猫やなあ」すると近くにいた子供が「おっちゃん。さっきから何をニャアニャア言うてるのん?」…このちょっとシュールな小咄が枝雀師匠らしくて大好きです。ワン。午前中デスクワーク。講談社から西川照子『京都異界紀行』(講談社現代新書)が送られてくる。小生の子供頃の遊び場の「けんねんさん(建仁寺)」も「えべっさん(恵比寿神社)」もヨメハンの家の傍の「上賀茂神社」も墓参りする「ちんのんさん(六道珍皇寺)」も出てる。当たり前か。しかし他にも数多くの京都の異界が紹介されてるので一つの説明が短いのがちょっと残念。昼飯のあとラグビーW杯フランスvsアルゼンチン戦。前半リードしたフランスをアルゼンチンが後半になって猛追。惜しくもフランスの突き放されて23−21でトリコロールの勝利。メッチャ面白い試合でした。さすがW杯ですね。同じ札幌ドームで17年前に見たサッカーW杯イングランドvsアルゼンチンの激戦を思い出す。夕方からオーストラリアvsフィジー戦を観戦。仕事にならん。いやいや。コレも仕事。見ておかねば。オーストラリアはたいしたことないなぁ…なんてチョイと思ったけどどーしてどーして。39-21で気づいてみれば圧倒。やっぱり地力のレベルは高いですね。晩飯食いながらニュージーランドvs南アフリカ。ニュージーランドのハカ(War Cry=鬨の声)は通常のカマテ((私は死ぬ)ではなくカパオパンゴ(黒のチーム)。日本チームも織田信長の故事に倣って試合前に♪人生五十年…くらい舞ってみてはどうですかね?それはともかく南アフリカ強い!オールブラックスもたいしたことないのかな?…なんて見ていたらソレこそどーしてどーして。黒のチームが圧倒的強さを発揮。小さなミスがまったくない完璧さの23-13でスプリングボクスを圧倒。決勝で当たれば南アは違う闘い方をするかな?しかしラグビーW杯最優先の1か月チョイが始まるのかな?おおっと…炎鵬は勝ち越しましたね。3敗で並んだ隠岐の海・御嶽海・貴景勝は明日どーなるのかな?アイルランドvsスコットランド戦も見なければ…。

BOOK
横田庄一郎『「草枕」変奏曲 夏目漱石とグレン・グールド』(青土社)

9月22日(日)
朝ベッドのなかで横田庄一郎『「草枕」変奏曲 夏目漱石とグレン・グールド』(朔北社)読み始める。面白い…というか実に興味深い。グールドが50歳の誕生日ピッタリに亡くなったとき枕元には『草枕』があったとは知っていた。漱石の汽車嫌いとグールドの飛行機嫌いは共通するのかな。ベッドから這い出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。日常ルーティンの繰り返しは悪くない。読む本は日々変わっているのだから。ワン。終日デスクワーク。春陽堂から出版予定の『今こそ「スポーツとは何か?」を考え直してみよう!(仮題)』の編集に取りかかる。既に雑誌や新聞などに書いた原稿を騙取する作業は楽しい。要するに「言いたいこと」をよりわかりやすく伝えるための作業ですからね。やっぱりこの基本作業は編集者の前に作者がやるべきだったかな。BGMはもちろんグールドのブラームスやモーツァルト。原稿を書くときのバックにグールドのピアノは最悪で耳と頭が演奏に奪われてしまう。けど編集作業は耳と頭が音楽に奪われても問題なし。「無」から捻り出す作業がなくて「あるもの」の組み合わせを考えるのだから耳と頭で凄いピアノだな…と感心しても作業は進むようにも思える。いやマァ明日完成させれば良いからという余裕があるからかな。夕方から大相撲。一方でアイルランドvsスコットランドが始まったので千秋楽の優勝争いは録画してラグビー観戦。うわっ。アイルランド強い!スコットランドに圧勝。ま。日本にとっては悪くない結果かな。ハーフタイムに録画大相撲。隠岐の海は今日の敗北以上に中日直後の3連敗が痛かったですね。貴景勝勝って御嶽海との決定戦は御嶽海の圧勝。デーモン閣下の予想通りの結果となりましたね。アイルランドは後半も圧倒的フォワード力でスコットランドをPGの得点だけに抑えて27-3で圧勝。続くイングランドvsトンガはトンガを応援したけど実力差…というか技術の差&戦術の差で35-3でイングランドがトンガを圧倒。ラグビーは面白いですね。しかしバスケと同じで少々超人的。サッカーのほうが万人的でそんへんが世界での人気の差かな?

BOOK
L.バーンスタイン×E.カスティリオーネ『バーンスタイン音楽を生きる』(青土社)
L.バーンスタイン×E.カスティリオーネ『バーンスタイン音楽を生きる』(青土社)

9月23日(月)
深夜の3時に目覚めてグールドと草枕の本はチョット脇に置いてレナード・バーンスタインの最後のインタビュー集『バーンスタイン音楽に生きる』(青土社)を読み出すと止まらず朝8時までかかって一気に読了。これはバーンスタインの生誕100周年の再出版。途中で前にも読んだことを思い出したけど何度読み直しても面白い。子供の頃の音楽との出逢い&スカラ座とマリア・カラスのこと&ベートーヴェンやマーラーそして宗教と平和運動のこと…etc.素晴らしい言葉だらけ。そこからたった一つの箇所を選べばコレか?〈宗教は何よりもまず自発的な行為であるべきもの(略)だから信仰は人間が神に対して抱く一つの自然な欲求でだから私はたとえば仏教に憧れるのです。それは単純で本質的で自由で特に権力形式からは遠くかけ離れています〉登場人物はトスカニーニやフルトヴェングラーやカラヤンだけでなくケネディ&デュカキス&ゴルバチョフ&キング牧師&シュレジンガー&ガルブレイス&(否定的な意味で)ブッシュ…などなど。この人にヴァイタリティにはホント圧倒されますね。ベッドから出て黒兵衛と散歩。やっぱり秋分の日。醜聞の日なんて言葉が頭に浮かぶ。最近は恥ずかしげもなく生きる政治家が多くなったせいか。醜聞という言葉も死語になりつつありますね。ワン。終日デスクワーク。来年早々出版予定の『今こそ、スポーツとは何か?を考えてみよう(仮題)』の目次を夕方までかかって一気に作りあげる。『考えてみよう』よりも『問いかけてみよう』のほうがイイかな?いや『考え直してみよう』か『問い直してみよう』か…。編集者に相談して決めましょ。晩飯ラグビー劇場はウェールズvsジョージア。チョットジョージアの実力が劣るなぁと思って見ていると後半ジョージアが奮起。しかし追い切れず43-14でウェールズの勝利。日本代表チームにはベスト8以上に勝ち進んでほしいけど…どこも強いですナァ。

Blu-ray
『パリ・デビュー1958〜歌に生き、恋に生き』
『パリ・デビュー1958〜歌に生き、恋に生き』
『マリア・カラス/ドキュメンタリー〜音楽の奇跡のようなひと時/プッチーニ「トスカ」第2幕』
『マリア・カラス/ドキュメンタリー〜音楽の奇跡のようなひと時/プッチーニ「トスカ」第2幕』

9月24日(火)
朝ベッドで読書。昨晩と朝に読んだバーンスタインのインタヴュー集の監訳者あとがきを読んで愕然。なんじゃ?この爺さんボケてるのかバーンスタインとは無関係の中国清代の小説の話を持ち出して翻訳の時間がなかったとか自分は翻訳に携わってないとか戯言を繰り返す。バーンスタインの発言は見事なものが多かったけど随所で翻訳に首を傾げたのも納得。よく意味の取れないところもあったし誤植も多かったけど天安門事件を文化大革命と間違えてるのは致命的でそーゆーところは新装再版本なんだから訂正するべきでしたよね。バーンスタインに対する愛情のない人が翻訳に関わったのは残念ですね。ベッドから出て朝食&黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。地方新聞の連載コラムを執筆。テーマは昨今のスポーツブームについて。続けて通信社のコラムも…と思うが1日に2本はチョイとシンドイ。歳を取るとはこーゆーことか。今日のラグビーW杯サモアvsロシアはテレビ放送がないのでバレーボールW杯。女子はブラジルに0-3で完敗。仕方ないのかな。ロシア・韓国・中国にも負けて打つ手はあるのかな?続けてビール呑みながらオペラ劇場。久しぶりにイタオペ『トスカ』。マリア・カラスとティト・ゴッビによるコヴェントガーデンの第2幕。いやぁ凄いですねえ。久しぶりに見て涙が出そうになりました。カラスもゴッビも演技力ともなった歌の力は強いですねえ。オペラとか芝居は役者の素晴らしい技術がそういう表現を可能にする。それに対して政治の世界は技術ではなく本気度が問われますね。16歳の高校生の環境問題に対するグレタ・トゥーンベリさんの本気度に較べて小泉進次郎の本気度の無さ&内容の無さ&軽さ&薄さ&軽薄さ&浅薄さ&浅はかさが露呈したのは彼一人の問題ではなく日本の政治の根本的なあり方の問題なんでしょうね。アメリカの言うことに従うほかないから根本問題には踏み込めない?根本問題を考えない?そーゆー「政治」を長く続けてきたから日本の与党の政治家は口先だけの浅薄な上辺の技術ばかりを身に付けたのでしょうね。さて野党はどーする?

BOOK
西川照子『京都異界紀行』(講談社現代新書)
西川照子『京都異界紀行』(講談社現代新書)
DVD
プッチーニ:オペラ『トスカ』
プッチーニ:オペラ『トスカ』

9月25日(水)
朝ベッドでいつものように読書。西川照子『京都異界紀行』をパラパラとめくる。と我が出身校の新道小学校が出てきた。昔俺達が草野球に興じた建仁寺の境内にあった公園にあった児童館が今はこの閉鎖された小学校にあるらしい。この小学校の閉校式は宮川町の歌舞練場で行われた。そのときの記念講演はナント小生だったのです…ってどーでもエエか。しかし場所が舞妓さんや芸妓さんの出入りする歌舞練場。そこで卒業生の舞妓さんや芸妓さんの歌舞音曲と一緒に講演したのですから貴重な体験でした…なんてことはこの本には書かれていませんので誤解のないように。一つ付け加えると建仁寺の草野球のなかで一番上手かったのは衣笠祥雄という少年だったとか。小生は少々年下なので一緒にプレイはしていません。あ。建仁寺での草野球では何人かの舞妓さんと歩いていた谷崎潤一郎と思しき人物のボールを当てそうになって一緒にいた人からこっぴどく叱られた記憶があります。ベッドから出て朝飯&黒兵衛との散歩のルーティン&終日デスクワーク。以前中日新聞の記者からeスポーツについて取材を受けた記事がナカナカ出ないので問い合わせたところが先週土曜21日に掲載されていた。前日がラグビーW杯で日本がロシアに勝った日だったためか東京新聞にも掲載されていたのに見逃してしまった。小生の意見は「eスポーツは身体性を欠いたスポーツもどき」というもの。紙面には書かれていませんがもちろん学校でやるべきものではないでしょう。反論歓迎。通信社のコラムを1本やっつけて新聞社のコラムの校正をやって晩飯ラグビー劇場はJスポーツに加入していないので見られず。ま。仕方ないですね。代わってオペラ劇場は昨日に続いて『トスカ』。ハンプソンは声も顔も優しすぎて悪党権力の権化スカルピアには向いておらずカウフマンの絵描きカヴァラドッシも太い声もワーグナー向きでイタオペ的ではなくトスカのマギーは可もなく不可もなし。しかしロバート・カーセンの現代演出が面白いですね。カリニャーニのイタオペ的カンタービレタップリの指揮も悪くないし楽しめました。ただし1〜2幕のみ。3幕は明日見ます。

9月26日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・コラム』電話出演。最近のスポーツ・ブームについて語る。スポーツは民主主義と非暴力・反戦の象徴的文化として素晴らしいものだが昨今のマッチョ・ブームは如何なものか?「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉があるがそれは誤訳。ローマ帝国時代にギリシアのオリンピアの祭典などに影響を受けてマッチョ・ブームが広がったときに詩人のユウェナリスが書いた風刺詩集のなかの言葉「健全な肉体には健全な精神も宿るべきである」という言葉を誤訳したのですね。要するに肉体を鍛えるだけではダメというのが本来の言葉。戦前の軍国主義の世の中を考えると意図的誤訳だったかも?けれども誤訳を今も平気で使う人がいますがコレは非常に差別的な言葉ですよね。1964年の東京五輪の記録映画や1980年代頃のメジャー・リーグのフィルムを見るとわかりますが彼らはマッチョじゃないですよ。今のマッチョ・ブームにはどーゆー意味があるんでしょうねえ?とかいろいろ話してから黒兵衛と散歩。黒兵衛も大型犬でちょっと太り気味だけどマッチョじゃないね。ワン。終日デスクワーク。製作中の単行本『今こそスポーツとは何か?を考え直してみよう(仮題)』のなかのスポーツと音楽の項目を仕上げる。スポーツと文学・スポーツと絵画は新聞連載などがあるけど音楽がなかったので旧著の『スポーツ解体新書』のスポーツ芸術の章を書き改める。ふううう。晩飯オペラ劇場は『トスカ』第3幕と思ったけどラグビーW杯劇場に変更。イングランドvsアメリカ。イングランドは上手いし強いし結構ズルイですねえ。けっこう踏んだり蹴ったり殴ったりしてますねえ。アメリカのゴツいアメフトあがりの選手たちが可愛らしく見えて応援したくなったところで最後にアメリカが初トライ。完封負けだけは免れて45-7でイングランドの勝利。週末の日本のアイルランド戦はどーなるのかな?

9月27日(金)
朝起きて朝飯と黒兵衛の散歩をさっさと済ませて単行本の原稿競りに専念…と思ったら某地方局のTVディレクターから電話。相撲協会から引退勧告を受けた貴の冨士が記者会見をするので見て感想を…と言われたので昼飯掻き込んだあとU-Tubeで会見を見る。なるほど。こーゆーわけか。2度目の暴力は許せないという声がある一方でこの貴の冨士と弁護士の主張ははっきり言ってまったく正しい。「指導」という名の暴力体質で育った若い力士がその体質を引き継いでしまったのをコレまで暴力を振るい振るわれてきた親方たちが裁けるのか?という問題ですね。暴力を排除した新しい指導法(言葉による指導法)を打ち出さず(打ち出せず・教えられず)処分するだけでは暴力事件の再発再々発は免れないという弁護士の指摘は的を射ている。これに対して相撲協会はどう答えるのか?これまで暴力を振るい振るわれてきた親方たちはどう答えるのか?チョットした見物ですね。晩飯ラグビー劇場は試合がないので寂しい。NHKのドキュメンタリーや村上晃一さんらが出てるラグビー紹介番組を見て風呂のあと『トスカ』第3幕。う〜んんんん。ロバート・カーセンの演出は2幕は面白かったけど3幕はチョットわかりヅライですね。トスカはオペラ『トスカ』を劇場で演じてるのかな?ま。オペラを観て大満足する打率はナマで1割程度。DVDで2割5分程度だからチョイ満足でも満足しなければ。その点ワールドカップ・ラグビーの試合の大満足の打率は高いですねえ。今のところ大満足は5割以上。まずまず満足も入れると10割ですからね。

Blu-ray
ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
DVD
『マーラー:交響曲第7・8番』
マーラー:交響曲第7・8番』
『ベートーヴェン交響曲第1・8・9番』
『ベートーヴェン交響曲第1・8・9番』

9月28日(土)
朝ベッドのなかで『漱石とグールド』読み進む。これはひょっとして…グールドのバッハの演奏を聴きながら『草枕』を読むほうがいいのかなと思ってしまう。ベッドから抜け出して朝食&黒兵衛と散歩のあと支度をしてタクシーで大船駅へ。駅までの直通の坂道が先の颱風何号だかの崖崩れでまだ閉鎖されていて遠回り。メーターが300円ほど高く回ってしまうのは仕方ないけど大きな被害をもたらした颱風には名前を付けてほしいですね。番号だけじゃなく伊勢湾台風とか室戸台風とかのように令和千葉直撃台風のように名前がつく方が記憶に残って将来の対策を考えるうえでもイイのではないかと思ってしまうのですが…。東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ行こうとしたらホームにジャパンのラグビー・ジャージを着た人が何人も。アイルランドの緑のユニフォームを着た人も。さて…どうなるか…と思いながら名古屋の中日文化センターへ。『オペラ講座バーンスタインのすべて』の最終回はレニーのマーラー(千人の交響曲1部と2部のフィナーレ)ブラームス(第1番4楽章)ワーグナー(トリスタン第1幕フィナーレ)ベートーヴェン(第9番4楽章)の演奏を聴いてもらう。ユダヤ系ロシア出身のアメリカ育ちの音楽家がヨーロッパ楽壇を征服した軌跡を解説。それにレニーの『第9』の解説も。他の交響曲の解説はピアノを弾きながらの楽曲解説ですが『第9』だけは人間はなぜ戦争ばかりするのか?という問いかけとベートーヴェンの音楽は平和を希求するという演説。レニーの演奏も凄いけど演説も凄いですね。講座を終えてラグビーは?前半終わって12-9!メッチャ善戦してるやん!

9月28日(土)つづき
名古屋から帰りの新幹線内で日本がアイルランドに勝ったことを知る。凄い!ネットその他の情報はすべて拒絶して一目散に自宅へ帰ってビール呑みながらワイン飲みながら晩飯食いながら録画を再生。ウワッ!素晴らしいスピード感あふれる日本の攻撃に飲み食いしてる場合と違うでぇ。前半2トライは取られたもののPK3本を決めて12-9で折り返し。こーゆー展開はリードしているアイルランドよりも食らいついている日本のほうがゲームをコントロールしてる(支配してる)と言えますね。かつて平尾誠二さん率いる神戸製鋼がV3の時に三洋電機を大逆転したときの展開と同じですね。後半に入って選手交代が狙い通りに当たって福岡が逆転トライ!しかし勝因は何と言ってもフォワードの頑張りですね。姫野・堀江をはじめ素晴らしいディフェンスでした。そして素晴らしかったのはリーチ・キャプテンをはじめとする選手たちの試合後のインタヴューですね。誰もが次のサモア戦を見据えている。もちろんアイルランドに大敗したスコットランドも日本のラグビーを大いに研究してくるでしょうから簡単には勝てないでしょう。しかし大きな可能性が開けましたからね。ベスト8とそれ以上を期待して応援しましょう!

BOOK
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』(新潮文庫)
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』(新潮文庫)
BOOK
『漱石とグールド―八人の「草枕」協奏曲』
『漱石とグールド―八人の「草枕」協奏曲』(朔北社)

9月29日(日)
朝ベッドのなかで『漱石とグールド』を読み進もうと思ったら読んでる途中の『草枕変奏曲』ではなく続編の『漱石とグールド8人の草枕協奏曲』のほうをベッドに持ち込んでいたので仕方なく(仕事場へ本を取りに行くのも邪魔臭いので)前書きを読む。草枕の英訳者や脳科学者などの「漱石とグールド論」でこっちも面白そう。『草枕』の英訳題名は『The Three-Cornered World』というのか…。なんでやろ?疑問が湧くことほど楽しいことはない。答えは先延ばしにしてベッドから這い出し朝食&黒兵衛と散歩のあと集中して単行本のスポーツ本書評集を纏める。うん。我ながら面白い。昼過ぎまでかかって仕事は一段落。歩いて大船駅へ。颱風で崩れた崖を見て歩く。復旧には1か月以上かかるらしい。おまけに片側の車線だけの復旧。前の家は駐車場のクルマの出入りもできず不自由でしょうけどこーゆー災害はどーしょーもないのかなぁ?大船駅前で行われている「大船と大船渡」の催しを見学。震災以来続いている東北復興支援の催しで近所の店もたくさん出店している。行きつけの『FLAT』や『との山』も店を出していたので昼過ぎから生ビール&焼き鳥&チーズ入りがんもどき。凄い人混みのなかをビール呑みながら出店を見学。毎年見学している催しだけど大船との秋刀魚は秋刀魚バーガー以外まだ食べたことがない。行列が長いですからね。イベント・コーナーでは女性ジャズ・ヴォーカル・グループのシュシュが秋刀魚の歌を歌ってた。筒井康隆原作山下洋輔作曲のミュージカル『ダンシング・ヴァニティ』で見事な歌を聴いて以来かな。帰りに福島県浪江町の浪江焼きそばを買う。隣の店で東北の日本酒を1本…と思ったところがナントすべて売り切れ。残念。エキナカの成城石井で山形の出羽錦四合瓶を買って帰ってオーストラリアvsウェールズ戦。ウワッ。メッチャ面白い試合はウェールズが逃げ切って勝利。オーストラリアはいつもスロースターターのようですなぁ?『ダーウィンが来た』でロードランナーの愛嬌溢れる走り方に笑い『いだてん』の嘉納治五郎の死去を見て風呂のあと歌舞伎『め組の喧嘩』を途中まで見て録画してベッドへ。陽に当たってけっこう歩いたので疲れたかな…ZZZZZ。

9月30日(月)
朝ベッドのなかで『「草枕」変奏曲 夏目漱石とグレン・グールド』読み続ける。メッチャ面白い。なるほど漱石の「非人情」はグールドの演奏そのものですね。以前はよく理解できなかった情感溢れるモーツァルトが大嫌いというグールドの意見にも納得。要するに漱石もグールドも「芸術ハードボイルド派」なんですね。ラグビーW杯がメッチャ面白いのも人間ドラマを度外視した肉体のぶつかり合いに酔えるんであってこれも非人情=ハードボイルドですね。eスポーツが身体性を欠くのもハードボイルドではない証拠。eスポーツに負けたゲーマーが殺人事件を起こしたのは〈フランスで兵士の見物客がオセロを拳銃で撃ったことがある〉という「非人情」とは正反対の「俗人情」に毒されたからですね。芸術もスポーツも「非人情」で解釈すべきですね。少なくとも漱石とグールドが大好きな人間は日本がアイルランドに勝ったことを汗と涙と犠牲と団結の勝利などとは言わないですね。ベッドから這い出て朝食&黒兵衛と散歩。いろいろ事務処理のあと夕方東海道線新橋経由ゆりかもめ日の出駅へ。ノーボーダー海岸スタジオで『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストは元巨人投手として日本シリーズに出場し元レッドソックス投手としてワールドシリーズにも出場した岡島秀樹さん。以前BS11で御一緒したときに同郷のよしみからチョイと強引に出演をお願いしていたのが実現。それにわが朋友のロバート・ホワイティングさん。番組最初にラグビー評論家の村上晃一さんによる日本vsアイルランド戦の電話解説のあとたっぷりとメジャーと野球の話。そうか。岡島さんがメジャーを目指したのはファイターズでヒルマン監督に出逢って「こんな野球もあるのか」と思ってからのことだったのか。そのあとメジャーのやり方が岡島さんには合ったのですね。いろいろオモシロイ話を聞かせていただいて再出演も頼んで番組終了。次は番組後に呑みに行く約束をして今日はホワイティングさんと焼き鳥屋へ。久しぶりにオモロイ話をイロイロのあと帰宅。録画でスコットランドvsサモア戦。サモアのプレイが雑すぎたのか…判定が少しサモアに不運だったか…34-0の大差でスコットランドの勝利。日本がサモアとやるときも気温と湿度は上がってほしいですね。

最新のナンヤラカンヤラ
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月
▲PAGE TOP
Copyright (C 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. ホームページ制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る