今年は、諸般の事情により、年賀状を作成することが叶いませんでした。文章は年末のうちに作成したのですが、イラストとプリントゴッコによる手刷り印刷のほうが……。そこで、賀状に変えてこの場を借り、新年の御挨拶の文章だけを“蔵出し”させていただきます。また、遅ればせながら寒中見舞いを出そうと努力しておりまして、しかし、宛名書きに時間を割くことが出来るかどうか、甚だ危うい状態ですので、こっちのほうも“蔵出し”させていただきます。これがホンマの“蔵出し”（お蔵になった古いモノを出すのではなく、蔵から新品のモノを出すこと）です。

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あけましておめでとうございます

「去年はケッタイナ一年やったなぁ」
「そうどしたかいな？」
「ベートーヴェンの本出した俺が北京五輪やら大相撲の八百長問題やらでテンテコ舞い」
「はいな。そないどしたな」
「あのアホのＸＸがこの不況でもリストラされずに済んで…」
「よろしおしたなぁ」
「看護師辞めたボケのＸＸがワインの専門家になりよって…」
「何考えてまんのやろなぁ」
「音楽デケデケやっとるバカタレのＸＸがピットインにデビューして…」
「よろしおしたやん」
「アホな。わけのわからんことばっかりで、もうすぐ太陽が西から昇りよるで」
「何言わはりますねん。去年はフィガロが天国へ昇って、そこから皆を助けてくれたんどすがな」
「ウチは臨済宗や。天国なんかあらへん」
「そんなアホ言うてたら今年はバチ当たりまっせ」
「あんさんだけが頼りでんがな」
「またかいな、モウ」
「おっ。丑年やな」
「モウゥ」
♪笑う二人に鎌倉の春が来る〜……今年もよろしくお願いします

　平成二十一年　己丑　正月

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寒中お見舞い申しあげます

昨年から新年にかけて、愛猫の喪中ということもあったのですが、もちろんそれは単なる言い訳で、いろいろと雑事が重なり、少々ゴタゴタバタバタした日々を送り、賀状を失礼してしまいました。
常日頃も失礼が多いのに、重ねて失礼の段、どうか御容赦ください。
遅ればせながら、新春の御挨拶をさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
お年玉クジの番号は調べずにお送りしております。
当選された方、パンパカパーン、おめでとうございます。
　♪笑う二人に鎌倉の春が来る〜

　平成二十一年　己丑　旧暦正月
　玉木正之・K・M・N・S・佐吉10歳　フィガロ享年18（美猫院我儘勝手居士）