コラム「音楽編」
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
掲載日2020-02-26
この文章は、2月28日に春陽堂書店から上梓された拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』に書いた「Column4」の冒頭部分の一部です。過去に出版した『クラシック道場入門』や『スポーツ解体新書』に書いた音楽とスポーツの関係に関する文章を、大幅に書き直し、書き加え、長いコラムに仕上げ直しました。“蔵出しコラム・スポーツ編”や“ノンジャンル編”にも書いたことですが、これまで小生は、35歳になった頃から翻訳書も含め、平均して年に1冊くらいのペースで拙著を出版してきました。自分で書いた本ができあがって書店に並ぶというのは、子供の姿を見るように愛しいものです。しかも、そろそろ「末っ子」になるかもしれないという本書です。ひとりでも多くの読者の方々に読んでいただけることを祈念して、ほんの少しだけ“蔵出し”させていただきます。皆さん、よろしくお願いします。

スポーツはアート(芸術)と合体する−−スポーツと音楽 密接すぎる美しい関係

 1964年の東京オリンピックで、わたしが大きな衝撃を受けたのは開会式と閉会式だった。

 古関裕而作曲の素晴らしい行進曲(オリンピック・マーチ)にのって、世界各国の選手たちが色とりどりの衣裳を身につけ、整然と行進した開会式は、ほんとうに圧倒的な迫力と美しさに溢れていた。とりわけ独立したばかりのアフリカ諸国の選手たちが身につけていた民族衣装や、胸を張った行進には目を奪われた。国立競技場に鳴り響いたファンファーレも見事で、それがオリンピックに先立って当時のNHKの人気クイズ番組『私の秘密』でで演奏されたことも憶えている。そのときの解説で、そのファンファーレが箏曲『六段』のメロディをアレンジしてつくられたものであることも知った。

 開会式の印象があまりにも強かったので、わたしはいまも、そのときの実況中継のアナウンスをくちにできるくらいだ。「1964年10月10日午後2時。いよいよ選手団の入場であります。先頭はギリシャ。旗手はジョージ・マルセロス君。紺地に白い十字のギリシャ国旗が、国立競技場の真っ赤なアンツーカーに映えます!」

 さらに、閉会式の素晴らしかったこと!
 整然とした開会式とは対照的に、閉会式ではまず、各国ひとりの選手が掲げる国旗だけが順に登場し、そのあとにあらゆる国の選手たちが入り乱れるようにしてスタジアムに雪崩れ込んできたのだった。「国境を越え、人種や宗教の違いを超え……、もしも世界平和というものが存在するならば、それはこのような風景のことをいうのではないでしょうか!」というアナウンサーの興奮した言葉を聞きながらテレビに映し出された光景は、言葉で何万回言われる以上に、「世界はひとつ」という東京オリンピックのスローガンを強く胸に刻みつけたのだった。

 東京オリンピックが終わると、学校の国語の時間に感想文を書かされた。「オリンピックでいちばん心に残ったこと」というテーマで。しかしわたしは、開会式や閉会式のことを書くことができなかった。というのは、当時小学六年生だったわたしには、開会式や閉会式は単なる儀式で、オリンピックというスポーツ大会とは基本的に関係のないものという意識しか抱けなかったからだった。しか、このときにモヤモヤした気持ちは、その後も長く心に残り続けた。あれほど素晴らしかった開会式や閉会式は、オリンピックというスポーツ大会にとって、どんな意味があるのだろう? とくに意味のない、ただの儀式なのだろうか? オリンピックの正式競技ではない開会式や閉会式にいちばん感激してしまった自分は、感激の仕方が間違っていたのではないだろうか?……そんな疑問を抱きつづけたのだった。

 東京オリンピックのあと、メキシコ五輪でも、ミュンヘン五輪でも、モントリオール五輪でも、開会式や閉会式は素晴らしく感じられた。

 高校生になって、クラシックやジャズ、それに演劇や歌舞伎やオペラが好きになっていたわたしにとって、ますますスポーツ競技以外のオリンピックの出来事に興味を抱くようになった。1972年のミュンヘン・オリンピックでは、『レコード芸術』という音楽雑誌で、バイエルン国立歌劇場でクラウディオ・アッバードというイタリア人指揮者がドイツ・オペラ界にデビューするという記事を読み、オリンピックとオペラにどういう関係があるのだろう? と首を傾げたものだった。

 さらに4年後のモントリオール・オリンピックでは、開会式でメイナード・ファーガソンという私の大好きなカナダ人のジャズ・トランペッターが登場し、ソロでカナダ国歌を見事に見事に演奏したのだった。

 そのころから雑誌記者の仕事をはじめ、スポーツに関する原稿を書きはじめていたわたしは、これらの「不思議な現象」について調べてみた。

 するとオリンピックには、1912年の第5回ストックホルム大会から「芸術競技」と呼ばれる正式競技が存在し、彫刻、絵画(油絵、水彩画、ポスター)、音楽(声楽作曲、オーケストラ作曲、器楽作曲)、文学(詩歌、劇作、文学全般)、建築設計、都市計画といった分野で、金・銀・銅のメダルが授与されていたこともわかったのだった。

 それは古代ギリシアのオリンポスの祭典競技(古代オリンピック)を真似たもので、そこでは、絵画や壺絵、詩歌や竪琴の演奏のほかに(政治)演説も競技になっていたという。つまり、わたしたちが現在「スポーツ」と呼んでいるものには、単に「身体競技(身体表現)」だけでなく、「精神表現」とも呼ぶべき「芸術表現」もふくまれていたのだ。

 身体表現と精神表現は、表裏一体とも言える関係で、そもそも古代オリンピックは、オリンポスの山に棲む主神ゼウスをはじめとする神々を讃える祭典だった。神々を讃えるために創りあげた芸術作品が精神表現で、神々の美しい身体に少しでも近づこうとし、最も美しく力強い(神々に近い)人物を決める身体競技が、身体表現というわけだ(もうひとつ、神々の意向=神託を伺うところから生まれた文化がギャンブルという言い方もでき、スポーツとアートとギャンブルは、同じルーツを持つにんげんの文化とも言える……が、それはさておき)。

 このように、精神表現と身体表現が同種のものであり、極めて密接な関係にあるものと考えられるのは、何も西洋の文化に限ったことではない、日本の相撲という身体競技にも、触れ太鼓や相撲甚句といった音楽が、同じ土俵の上から生み出されている。また、土俵につづく「花道」は芝居や踊りで役者や踊り手が登場する「花道」と、言葉を共有している。これは村祭りのときなどに、相撲や芝居や踊りが同じ場所で行われ、力士や役者や踊り手の通る畦道が花で飾られたことに由来しているとも言われている(かつて芝居小屋は舞台のみが建てられ、観客は芝(草)の上に座って見物したから「芝居」という言葉が生まれたらしい)。

 ようするに「祭り」(宗教行事)には、必ず「精神表現」と「身体表現」が同居していたとも言えるのだ。

 この伝統は、今日のオリンピックやワールドカップにも引き継がれている。
 かつてオリンピックの正式競技だった「芸術競技」は、芸術は順位を争うものではないという考えから、1948年の第14回ロンドン大会を最後に正式競技から除外され.「芸術展示」として残されることになった。それが現在では、「文化プログラム」と呼ばれて、オリンピック期間中には(選手村の開村式の日からパラリンピックの閉会式の日までの期間は必ず)、開催都市がさまざまな芸術イベントを催すことになっている(そのことは、オリンピック憲章に明記され、義務づけられている)。

 先に書いたクラウディオ・アッバードがミュンヘン国立歌劇場にデビューした、というのもミュンヘン・オリンピックの芸術展示イベント(現在の文化プログラム)の一環だったわけで、イタリア人のアッバードはオリンピックをきっかけに活躍の場を広げ、その後ウィーン国立歌劇場の総監督となり、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者や音楽監督も務める大指揮者への道を歩むようになったのだった。

 過去のオリンピックを振り返ってみると、そこには競技者たちの素晴らしい活躍とともに、素晴らしい芸術家たちによる見事な数々の芸術展示(アート・パフォーマンス)も歴史に刻まれている。

 1964年のオーストリア・インスブルックでの冬季大会では、カール・ベームの指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の連続演奏会が行われた。1984年のロサンジェルス五輪では、『スター・ウォーズ』『スーパー・マン』『E.T.』といった映画音楽で有名な作曲家のジョン・ウィリアムズが芸術監督となり、いまも名曲として演奏されることの多いファンファーレを作曲したうえに、開閉会式で指揮台に立ってクラシックからジャズまで様々な演奏を披露した(そして圧巻は何十台ものピアノをスタジアムにズラリと並べて演奏されたジョージ・ガーシュウィン作曲の『ラプソディー・イン・ブルー』だった)。

 1988年のソウル・オリンピックでは韓国の伝統音楽や戦闘演劇が紹介され、1992年のバルセロナ・オリンピックでは、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、クレメンス・クラウス、モンセラート・カバリエ、テレサ・ベルガンサなどの一流のオペラ歌手が一堂に会して開会式を盛りあげた。そのうえ新装開館したリセオ歌劇場でのオペラの連続上演が話題を呼んだ。

 1998年の長野冬季五輪でも開会式でで「御柱祭」や披露されたうえ、小澤征爾の指揮がウィーン・フィルやベルリン・フィルやニューヨーク・フィルなどと衛星中継でつながれ、ベートーヴェンの『歓喜の歌』(第九交響曲第4楽章)が演奏された。また、残念ながらあまり話題にはならなかったが、新作オペラ『善光寺物語』が初演されたほか、座間座間な芸術イベントも連日催された。

 2000年のシドニー・オリンピックでの文化プログラムは、相当に内容の濃い、豪華なものだったので、少し詳しく紹介しよう。

 高橋尚子選手が金メダルを獲得したマラソン競技の背後には、大きな貝殻の形をした美しいオペラ・ハウスがテレビの画面にも映し出されていたが、そこではオリンピック期間中にヴェルディの『椿姫』『シモン・ボッカネグラ』、プッチーニの『トスカ』、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、リヒャルト・シュトラウスの『カプリッチョ』といった素晴らしいラインナップのオペラが連続上演されていた(リヒャルト・シュトラウスは1936年のベルリン・オリンピックでも音楽監督を務めた)。

 また同じ「貝殻」のなかにある小劇場では、シェイクスピアの『トロイダスとクレシダ』アリストパネスの『鳥』、モーツァルトのオペラとしても有名なボーマルシェの『フィガロの欠陥』といった演劇が連続上演され、コンサートホールでは、シドニー交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団などの連続演奏会のほか、ジャズやポプスのコンサート、マレーネ・ディートリヒの再来と言われた歌手のウテ・レンパーや、盲目のテノール歌手アンドレア・ボチェッリのコンサート、世界一流のバレリーナであるシルヴィ・ギエムの出演したバレエのガラ公演なども行われた。

 ほかにも美術館での絵画展や彫刻展のほか映画祭やアニメ・フェスティヴァルも行われ、手塚治虫特集として『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』、宮崎駿の『もののけ姫』も上映された。

 その後もすべてのオリンピック大会で素晴らしい文化プログラムが催され、2008年北京大会の開会式では映画監督の2012年のロンドン大会だろう。音楽プログラムには世界的指揮者のダニエル・バレンボイムやグスターボ・デュダメルが名を連ね、映画『トレイン・スポッティング』などで有名なダニー・ボイル監督の演出した開会式(ミスター・ビーンも登場した!)ではイギリス人でベルリン・フィルの音楽監督だったサイモン・ラトルが指揮台に上がったほか、オペラ歌手のプラシド・ドミンゴ、ジャズ・トランペッッターのウィンストン・マルサリスなども文化プログラムに登場。そんななかで最も話題になったのは、「ワールド・シェイクスピア・フェスティヴァル」と銘打ち、日本を含む世界中の演劇団がイギリス各地を訪れ、手話を含む世界の37の言語でシェイクスピアの戯曲を上演したことだった。

 こういったスポーツ大会における身体競技以外の文化イベントは、何もオリンピックに限ったことではない。

 1990年に行われたサッカー・ワールドカップ・イタリア大会では…………
(ここらで紹介は留めておかせていただき、あとは拙著をご購入の上、お楽しみください。サッカーのワールドカップや、メジャーリーグ・ベースボール、それに高橋大輔、羽生結弦、  真央などのフィギュアスケート選手と「音楽」の関係についても詳しく書いてますので、御期待ください)

▲PAGE TOP
バックナンバー


蔵出し新着コラム

玉木正之のオペラをもっと楽しもう!『ワグナーの大傑作を楽しく紹介』

イマジン 平和の力に

ジョン・レノンの「イマジン」はオリンピックの平和運動の道標

歌劇「蝶々夫人」鑑賞ツアー/佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024

ベートーヴェンは凄い!〜あらゆる音楽の礎を創ったベートーヴェンの音楽は、素人の指揮まで認めてくれる!

プッチーニは何故イタリア・オペラに異国情緒を求めたのか?

オペラに描かれたカルメンの本当の魅力は?

アマデウス(モーツァルト)は、何故「稀代のエロ事師」ドン・ファン(ドン・ジョヴァンニ)を主人公に選んだのか!?

玉木正之の ONE DAY 新オペラ入門講座『椿姫』とは誰のことか?超人気オペラの謎を解く!

新オペラ入門講座/超人気オペラ『椿姫』の謎を解く!椿姫(ヴィオレッタ)とは誰のことか?

『グレン・グールド・プレイズ・バッハ/グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022『ラ・ボエーム』NEWS速報!記者会見レポート & 栄中日文化センターOne Day オペラ講座『ラ・ボエーム』のお知らせ

玉木正之の新オペラ入門講座/ワーグナーとは狂気の天才か!?優しい怪物か!?

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラで美しい「異国情緒(エキゾチズム)」を味わいましょう!(12月25日)

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラの神髄はブッファ(喜劇)にあり!

新オペラ入門講座・ワーグナーvsヴェルディ2大巨頭の魅力を徹底解説

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

栄中日文化センター『玉木正之の新・オペラ講座/オペラは面白く楽しいもの!難しいモノではありません』

玉木正之コラム「音楽編」 玉木正之の「オペラ入門・解説講座」悲しい恋の青春群像!青春のオペラ『ラ・ボエーム』の魅力を満喫しましょう!

スポーツはアート(芸術)と合体する−−スポーツと音楽 密接すぎる美しい関係

オペラは観客を酔わせる芸術! 泣かせる芸術! さぁ、オペラを観て泣きましょう!

佐渡オペラ史上 最強プロジェクト!『オン・ザ・タウン』公演迫る!

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」20世紀最高の音楽家レナード・バーンスタインのすべてを徹底解説!!

こころの玉手箱 第5回「三波春夫さんからの手紙 会えなかった人を思い出す」

こころの玉手箱第4回「バーンスタインのベスト」

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」―これぞ史上最高の傑作オペラ!『アイーダ』のすべてを徹底的に解剖する。

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」 ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ヴァーチャルリアリティの行方は?3D映像の進化は伝説を甦らせるか?

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ピアノ――誰でも弾ける不思議で単純な楽器。それは宇宙旅行にも連れて行ってくれる!

山下洋輔×佐渡裕《RETROSPECTIVE》このコンサートには、きっとエイリアンが現れるに違いない

「ベルカント(美しい歌)オペラの巨匠・ドニゼッティ」の珍しいオペラを味わう

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第12回《大天才モーツァルトともに、心豊かな「オペラ人生」を!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第11回《古いバロック?オペラも、新しい現代オペラも、エリック・クラプトン感覚で楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第10回《ひょっとしてオペラ初心者にはフランス・ロシアの作品が入門編として最適かも…。書を捨てて、フランス・オペラ、ロシア・オペラを聞こう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第9回《物語は無骨で、無粋で、理屈だらけ……でも、音楽があるから大丈夫!理屈の多いドイツ・オペラを、理屈抜きに楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第8回《父親の心を表現したワーグナーや、女の心を表現したR・シュトラウスのオペラを理解できない人など存在しない! オペラとは「人間の心」を表現した芸術である》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第7回《イタ・オペが好きになったら、次はドイツ・オペラに挑戦だ! ワーグナーの『指環』は初心者向き。スター・ウォーズ以上の奇想天外無比壮大のハリウッドSFオペラである》

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第6回 オペレッタもミュージカルも「オペラ」である。カルメンを楽しむ感覚で『こうもり』も『ウエスト・サイド・ストーリー』も『キャッツ』も楽しもう!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第5回 歌で、ドラマで、音楽で、「女」が描かれた大傑作・三大オペラ「カルメン」「椿姫」「蝶々夫人」は、オペラに少し慣れてから見ることにしよう!

ひょいと出かける気分でベートーヴェン〜そんなことのできる関西の人はエエナァ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』モーツァルト『フィガロの結婚』を味わい尽くす!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第4回 ♪キュイ〜ンとヴァイオリンが胸を掻き毟るメロディに乗って、♪アアア〜とテノールとソプラノが熱唱〜イタ・オペはガーリックとオリーヴオイルたっぷりのパスタの味わい!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第3回 ♪ブンチャカチャッチャ…というヴェルディの単純なリズムにムムムッと唸れば、あなたは、もう、オペラ通ヴェルディの「政治劇」にハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第2回 ♪ラリラリラア〜……と、イタ・オペの音楽に酔えば、あなたは、もう、オペラ通!プッチーニの流麗なメロディにハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第1回 いまなぜ、あなたはオペラ・ファンになるべきか…?まず現代演出のオペラを見よう!

佐渡裕さんの音楽にあふれる「大男の優しさ」

アンドレア・バッティストーニ:イタリア・オペラと『運命』によせて/イタリア音楽の魅力とイタリア人指揮者の素晴らしさ

『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』オペラの神様ヴェルディの知られざる作品を味わう!

PACの奇蹟――そこでは「広大な世界」を味わうことが出来るのだ。

音楽を心から愛する佐渡さん率いる楽団ゆえに

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』シェイクスピアとオペラで愉しさ倍増:名作戯曲オペラを味わい尽くす!

オペラの歴史の最後期を飾るに相応しい……リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』〜華麗なるオペラの大傑作

スポーツと音楽……それは絶対に切り離せないもの

指揮者は魔法使い?〜音楽の指揮者とスポーツの監督の共通点――それは、どちらも魔法を使うこと

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』 チョット地味で退屈なオペラを面白く楽しむウラワザとコツ!

PAC――聴衆と音楽が一体化する素晴らしいオーケストラ

PACオーケストラ――その「若さ」の魅力

オペラ超入門徹底解説講座/大傑作オペラ『椿姫』のすべてを味わい尽くしましょう!

スポーツと音楽。どちらも人間という存在の表現。

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』宝塚歌劇のようにゴージャスで煌びやかなシュトラウスのオペラに酔いましょう!

PICTURES AT JAZZ EXHIBITION composed by Modest Mussorgsky / arranged by Osamu Matsumoto

『展覧会の絵』にラクガキ!――メタ・ジャズの創成

シドニー五輪は、芸術祭とパラリンピックに注目

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』:モーツァルト「三大オペラ」に隠された「謎」とは?

音の力〜コラボする音楽たち〜音楽では「別れ」が実は「旅立ち」を、「出発」が実は「哀しみ」を表す?

東京オペラシティ「ニューイヤー・ジャズコンサート2014 山下洋輔プロデュース・ファイナル『新春寿邪頭音頭祭文萬歳楽(しんしゅんをことほぐジャズおんどさいもんまんざいらく)〜言祝千穐楽若衆迎春夜明(はるのよあけをむかえるわかしゅうをことほぐさいごのまつり)』

新・地獄八景万之丞乃戯(じごくばっけいまんのじょうのたわむれ)東京五輪開会式之巻

音の力〜コラボする音楽たち/クラシック音楽×スポーツ〜運動会やオリンピックは「芸術祭」でもあるのだ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 夢と魔法の世界:童話オペラは大人の世界〜『魔笛』から『怪獣たちのいるところ』まで

素晴らしいアジア・オーケストラウィーク2005

衝撃のレポート!! 英国BBCフィル・メンバーが語る「3.11体験」

音の力〜コラボする音楽たち:クラシック音楽×スポーツ〜氷の上でもクラシック、それともオペラ?

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 『オペラは喜劇だ!喜劇が基本!笑って、笑って、オペラ・ブッファの世界!!』

オーケストラ生演奏版映画『ウエスト・サイド物語』〜青春時代に名作と出逢えた喜び

東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズコンサート2013 山下洋輔プロデュース『ひみつのミッホちゃん〜鏡の中からジャズ作曲家宣言!の巻〜』

モーツァルト『魔笛』上演社中結成報告!

何しろ日本は万葉以来の“歌の国”泣く泣く絞った30曲+α

サスペンス劇場:オペラ殺人事件!!玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第5期 オペラ・サスペンス劇場:オペラに描かれた殺人事件の秘密!!

オペラ・オペレッタの日本語訳上演が不可能な本当の理由!?

連載「日本人ならオペラ・ファン」第3回 世界文学全集+音楽=オペラ〜それは、人生を楽しむ最高のツール!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第2回 オペラのテーマは男と女〜しかも90パーセントが不倫!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第1回 日独伊オペラ歌舞伎三国同盟

山下洋輔さん(ジャズ・ピアニスト)――自由な音の跳躍

佐渡裕『僕が大人になったら』〜解説「デッカイことはいいことだ!」

『現代』書評 新書・選書おたのしみレビュー〜音楽本を読みましょう

紫色の音にして〜追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 第4期 プッチーニがオペラで描いた「女性」と「愛のカタチ」のすべて!〜華麗なるイタリア・オペラを味わい尽くす!

まえがき――貪欲な音楽ファンの呟き

劇団冬季ミュージカル・シアター 8000回突破連続上演中!

胸のわくわくするコンサート――西の端(ハーディング)と東の端(佐渡裕)の邂逅

佐渡裕さんのベルリン・フィル・デビューに拍手!〜世界が愛する世界市民オーケストラ

お見事!佐渡裕のベルリンフィル・デビュー

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第15回 小泉さん、日本のオペラにも注目して! / 第16回 (最終回)ヴェルディのブンチャカチャッチャにハマル

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第13回 「オキュパイド・ジャパン」(占領下の日本)のノーテンキな素直さ / 第14回 エレキギター協奏曲はキワモノ?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第11回 一流の音楽家は一流の指導者でもある / 第12回 指揮者だけは、昔がよかった…かな?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第9回 スポーツと音楽――その親密な関係 /第10回 万葉以来「歌」と生きている日本人

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第7回 日本最高のオペラ歌手・三波春夫 /第8回 映画音楽はイタリアンに限る!

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第5回 天才・筒美京平の歌謡曲は消えてゆくから美しい?/第6回 イタリアのド演歌歌手フィリッパ・ジョルダーノ

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第3回 森進一の「雪が降る」/第4回 バーブラ・ストライザンドの「歌曲」

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第1回 ひばりのプッチーニ/第2回 クレオ・レーンのシェーンベルク

スポーツ&音楽〜どちらも最高に面白い!

音楽のパワーを実感〜『第九』でのハーディング氏との幸運な出会い

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第2期 Viva! Verdi! ヴェルディ万歳!〜華麗なるイタリア歌芝居の世界!

特報!! 撮影快調! 完成間近!! 公開迫る!映画『幻の幻燈辻馬車』の『遊び場』

若きバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏は、名演の宝庫。なかでも「ショスタコ五番」は絶品の一枚。

美しすぎるメロディは「何」を表す?

メジャー級のプレイと音楽

イタリア・オペラからイタリア・サッカーを理解する

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第1期「オペラのツボ」

『カルメン』は怖ろしい

ロマン派を金聖響さんの指揮で聴ける喜び

ベートーヴェンと『神』と『人々』は、どんな三角形を形づくるのか?

天才バーンスタインが残した『キャンディード』もう一つの大傑作

映画とは「オペラ」である。

紫色の音にして 追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

『山下洋輔プロデュース IMPROVISING ブーニン! 吉例異種鍵盤技名人戦/先手・鍵聖無有人古典派八段 VS 後手・盤鬼ヨウスケ邪頭派八段/初春 夢幻の対決』

オペラ『忠臣蔵外伝』第1幕第2場、第3場 作曲/三枝成彰 脚本・演出/島田雅彦 美術監督/日比野克彦 再構成/玉木正之

オペラ『忠臣蔵外伝』 作曲/三枝成彰 脚本/島田雅彦 再構成/玉木正之

マリオ・デル・モナコは長嶋茂雄である

ドラマチックに、そして、優しく……――大岩千穂さんの歌心

ダフ屋の矜恃

スポーツは音楽とともに

玉木正之の『クラシック音楽道場入門』 第1期「クラシックはオモシロイ〜その楽しみ方」

BRAVO! 神奈フィル新常任指揮者・金聖響さんの「魔法」に期待する!

『ウェスト・サイド・ストーリー』は最高のオペラ?

日本人なら『椿姫』で泣ける

「オペラ=音楽プラス世界文学」 それは、人生を楽しむ最高のツール!

オペラのテーマは男と女。しかも90パーセントが不倫!

アメリカ音楽が超大国アメリカを支える!?

21世紀のベートーヴェン――その国際性と多様性

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

純文学書き下ろし序曲『のだめのためのだめな虚無舞踏序曲(ダンシング・ヴァニティ・オヴァチュア)』

『指輪物語』よりも面白い『ニーベルンクの指環』

日本人ならオペラ・ファンになる!〜「日独伊オペラ歌舞伎同盟」

オペラといえば『トゥーランドット』!?

真のオペラの誕生と成長

「身体の音楽」――太鼓打ち・林英哲さんに関する断想

トリエステ・オペラの魅力〜イタリア・オペラの神髄

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』 第15期「オペラで世界文学全集!」

玉木正之のオペラへの招待 大人の恋の物語『メリーウィドウ』

『ジャンニ・スキッキ』の舞台は京都?

クラシック音楽ファン、オペラ・ファンは、なぜDVDに狂喜しているのか?

「不〜倫火山」大爆発!善男善女の皆さんも、煩悩まみれの皆さんも、みんな一緒に御唱和ください!「不倫、不倫、不倫、フリ〜ン!」

クラシック・コンサートは「真に新しい音楽」に触れる場所

オペラとは男と女の化かし合いを楽しむもの

50歳からのホンモノ道楽

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第14期「オペラ掘り出しモノ!」

山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート ヨースケ&サド緊急“生”記者会見!『いま明かされる!反則肘打ち事件の真相』

「ベートーヴェンの交響曲」その名声と誤解

ベートーヴェンの「圧倒的感動」

ファジル・サイの魅力

スポーツは音楽とともに――フィギュアスケートはオペラとともに

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第3弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第2弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第1弾!

天才少年ヴィトゥスとテオと音楽と……

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第13期「オペラは、ゼッタイ演出に注目!」

<演歌 de おぺら(エンカ・デ・オペラ)>上演企画書

『指揮者列伝』ミニミニ・ダイジェスト「カラヤン・ゲルギエフ・セラフィン・バーンスタイン」

あけましてフリー漫才

男の子がヴァイオリンを弾くのは恥ずかしいことだった・・・?

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第12期「オペラは、祭りだ! お祭りだ!」MUSIC FESTIVALS IN THE WORLD

革命的斬新さを失わない音楽――それがクラシック

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

日本ポップス史講座アンケート

待ち焦がれた“パリジャン”の本領

「浪漫派ベートーヴェン」を存分に楽しませてくれた演奏に心から拍手

音楽家はいかにして演奏に心をこめるのか?

JAZZとテツガク

ソロ(孤高)を求めてバンド(連帯)を怖れず!

我が「師匠」福島明也の魅力

城之内ミサ『華Uroad to OASIS』「ジャンル」を超えた素晴らしい音楽

懐かしい空間の響き

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク

五嶋龍―「神童」の生まれ出る一瞬

ヤッタリーナ!ガンバリーナ!イタリーア!

アメリカのスポーツとアメリカの音楽

フィリッパ・ジョルダーノの魅力〜フィリッパの歌はイタリアの味

「私の好きな音楽」身体で感じる世界

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第10期「オペレッタを楽しもう!」

リヒャルト・シュトラウスのオペラは宝塚にふさわしい

日本人は「万葉集」以来「歌とともに生きている」

東方の奇蹟の二重唱

永遠の歌声

「原点回帰」の「山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート2006」に贈る新春お笑い寄席 新作古典落語『人生振出双六』

20世紀最高の「歌役者」

クルマとラジオ

世界は演歌に満ちている

バーブラは諸行無常の響きあり

最高の「日本オペラ」

タイムマシンと冷戦時代

ニッポンは明るい!

春の祭典

シャンソンは高級?

イタリアはイタリア

ジャズはサッカー?

世界はひとつ?

大事なのは、質より量?内面より外見?

ビートルズはわかる?

無人島で聴く最後の歌

歌は世に連れない

クレオ・レーンの学歴

ひばりの川流れ

NASAと蓄音機

日本人の遊び心

「革命的音楽」は時代とともに消えてゆく?

究極のノスタルジー

『プロの仕事』

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク(最終回)

「映画を所有したい!」と思うのは何故?

討ち入りや ゑひもせすまで ジャズに酔ひ――『ジャズマン忠臣蔵』講釈・前口上

ゲルギエフの引き出す無限の可能性/偉大な芸術とは、オモロイもんである。

冬の夜長にオペラ――その極上の面白さをDVDで味わう

都はるみさんの「世界」との新たな出逢い

天国の大トークバトル『クラシック あとは野となれ ジャズとなれ!』

超虚構音楽史―山下洋輔作曲「ピアノ・コンチェルト」の世紀の一戦

男と女の愛の形――悪いのはどっち?

「世の中に新しきものナシ」あらゆる創作はパクリである?

モーツァルトのオペラのおもしろさ

人を愛し、未来を信じ、時代を超越するパワー

バーンスタイン『キャンディード』の単純明快な世界

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

<演歌 de オペラ>上演企画書

カルロス・クライバー〜〜実体験なき体験/〜夢のような体験

歌うピアニスト ―― G&G(グルダとグールド)

グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

『ブルース・ブラザース』讃

翔べ! 21世紀へ!「エレクトリック・クラシック」の翼に乗って!

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

神野宗吉(ジャンニ・スキッキ)の娘・涼子(ラウレッタ)のアリア『好きやねん、お父ちゃん』(『私のお父さん』)

「子供(jr)」という大発見

NHK-FM『クラシックだい好き』 1〜6回プログラム

島田雅彦のオペラと小説――『バラバラの騎士』と『どんな? あんな?こんな? そんな!』

「オペラ忠臣蔵」のテロリズム

フリンオペラ年表400年史『オペラの歴史はフリンの歴史』

極私的ワーグナー体験の告白『私は如何にしてワーグナーの洗脳を解かれたか?』

ベートーヴェンの「朝ごはん」

サッカーと音楽の合体――それがスポーツ!それがワールドカップ!

オペラ「アイーダ」の本当の魅力

ヨースケのことなら何でもワカル!『ヤマシタ・ヨースケ・ジャズ用語大辞典』遠日発売未定 内容見本

Copyright (C) 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. WEBサイト制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る