コラム「音楽編」
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
掲載日2009-02-25
この原稿は、昨年12月23、24、26、27日にわたって行われたNHK交響楽団「第九」演奏会のパンフレットに書いたものです。小生は残念ながらスケジュールが合わず、その演奏会に行くことができなかったのですが、日本一のオーケストラ(何故か皆さんそう言いますね)のパンフレットに原稿を書かせていただいた光栄を感じながら(ホンマかいな・笑)ここに“蔵出し”します。さすが天下のNHKで、原稿中の表記で何カ所か書き直さされましたが、この文章が原点版です(笑)。NHKがどの言葉にイチャモンを付けたかは、想像でお楽しみください(パンフレットを取り寄せて較べるほどのものではないでしょう・笑)

21世紀のベートーヴェン――その国際性と多様性

 これまでに出逢った何人かの音楽好きのドイツ人のすべてが、まったく同じ言葉を口にしたことがある。それは――
「ブラームスの音楽は、ドイツ人でなければ理解できない」
 というものである。

 何人かの音楽家の友人に訊いたところが、彼らも、「ドイツ人は誰もがそう言うんだよね」と、同意してくれた。

 我々ドイツ以外の国に生まれ育った人間は、この言葉に対してちょいと反発もしたくなり、いくつかの疑問も湧いてくる。

 日本の演歌ですら、ジェロというアフリカ系アメリカ人が見事に歌いこなす時代である。ましてや万国共通の五線紙に書き残された楽譜で、「ドイツ人にしか理解できない」などということがあるのだろうか? いや、そんな遠回しな表現をするまでもない。ブラームスの交響曲や室内楽に耳を傾け、「いいなあ」と思っている日本人(を初めとするドイツ人以外の人々)が数多く存在している事実を、ドイツ人はどう思うのだろう?

 それでも「ドイツ人以外は理解できていない」というならば(実際、彼らはそう言うのだが)、音楽とは「(深く)理解」しなければならないものなのか? 「楽しむ(心に感じる)」だけではいけないのか? と反論したくもなる。

 この反論に対して、「どうぞ御勝手に」と言われればそれまでなのだが、ドイツ人の方々は、ブラームスの音楽というものに、どうやら強いコダワリをお持ちのようだ。
 いったい何故? どうしてベートーヴェンではなく、ブラームスなのか? 同じドイツの大作曲家なのに、「ベートーヴェンの音楽はドイツ人でなければ…」という言葉をドイツ人の口から聞いたことはない。

 ドイツのボンに生まれ、ウィーンで活躍し、イタリアへもフランスへも一度も足を運ばなかったベートーヴェンの音楽も、十分に「ドイツ的」ではないか?
  「重厚」で「規律的」で「構造的」で「質実剛健」で「深遠」で「思索的」で「滋味」にもあふれ…まさに「ドイツ的」とも思えるのだが……。

 ベートーヴェンの音楽は、いまや極東の島国でも毎年末の恒例行事として演奏されるほどインターナショナルになってしまったので、いまさらドイツ人が「俺たちにしか…」とは言いづらくなったのか…とも思うが、どうやらそうでもなさそうだ。
 どうも、ベートーヴェンという人物は、純粋なドイツ人とは言えないらしい。

 ベートーヴェンの祖父はフランドル地方のアントワープ(現ベルギー)の生まれで、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「ヴァン」という名前からも、フランドル(オランダ・ベルギー)系の血筋であることが証明されるという。

 しかも当時のその地方は、黒人奴隷貿易が盛んで、だからベートーヴェンには黒人の血が混ざっている、などという(驚愕すべくも面白い)眉唾物の「ベートーヴェン黒人説」までが、主にジャズメンたちのあいだでは囁かれることもあるらしい。

 たしかに色黒の顔つきと、あの縮れ毛は…ということはさておき、ベートーヴェンの音楽に改めて素直に耳を傾けてみると、それが「ドイツ的」だけでは収まりきらない部分の多々あることに気づく。

 交響曲2番、4番、7番、8番などでのシンコペーションを多用したスピード感あふれる楽章や、ピアノ協奏曲第1番第3楽章のまるでジャズやロックどころかラテン音楽までも先取りしたようなリズミカルな音楽を聴けば、「じつはアフリカン・ビートの血が流れているから」と、ジャズメンたちが我田に水を引きたがる気持ちもわからないでもない。

 今宵の演目である第九の第2楽章なども、アフタービートで指を鳴らしたり身体を揺らせてみれば、まるでロックンロールであるとまでは言えないまでも、相当にグルーヴィでジャジーな感覚のクールなノリノリになれることは確かである(もちろん演奏の仕方にもよりますが)。

 つまり、多くのドイツ人が言うように、ブラームスの音楽を「ドイツ人にしか理解できないドイツ的」なものであるとするならば、ベートーヴェンの音楽には、「ドイツ的ではない部分」があまりにも多く含まれている、と言えそうである。

 だからおそらく、ドイツ人の方々も、「ベートーヴェンはドイツ人にしか理解できない」とは口にしないのだろうし、ベートーヴェンの音楽には、生まれながらにインターナショナルな要素が多く含まれていた、と言えるに違いない。

 ベートーヴェンが(ブラームスも!)活動の拠点としたウィーンは、オーストリア(エステルライヒ)というその名のとおり、ヨーロッパのなかでも最も「東の国」であり、ハンガリーのマジャール文化やロシアのスラブ文化やオスマン帝国のトルコ・イスラム文化と国境を接していた。

「ドイツ的」とドイツ人が自認するブラームスですら「ハンガリアン舞曲集」を作曲したくらいで、トルコ風やスラブ風、アラブ風やペルシア風の行進曲なども、モーツァルト、ベートーヴェンの時代からウィーンの音楽界に色濃く混ざり込んでいた。

 人種や文化が混淆するなかで、言葉によるコミュニケーションが取りにくかったから、必然的にウィーンは「音楽の都」と呼ばれるほどに音楽(によるコミュニケーション)が発達した、というのは小生の(少々根拠の薄い)自説だが、パリならばシャンソン、ローマならばカンツォーネと主流となる音楽が厳然と存在するのに、ウィーンは、ウィンナ・ワルツでさえ濃厚にハンガリアンやロマ(ジプシー)の風味が漂い、ロシアンやペルシャンとも容易に融合する環境にあったのだ。

 文字や言葉よりもはるかに心と心の交流が可能なメディアである音楽が、異人種や異文化の坩堝といえる環境のなかでこそ発展したというのは、そう的外れな意見でもないだろう。

 そんななかで、ハイドン、モーツァルトが古典的音楽形式を確立させた後に登場したベートーヴェンは、音楽の可能性を存分に拡張した。つまり、音楽というメディアが必然的に兼ね備えている「国際性」というものを、自然に思い切りはばたかせたのだ。

 そうして交響曲というジャンルで、古典的形式を完全に踏まえて一音たりとも無駄のない完璧な楽曲(第5番)を創り、未来の音楽のカタチを切り開く新しい標題音楽(第6番『田園』)も創り、究極の舞踏音楽(第7番)や究極の室内音楽(第8番)までも世に送り出し、さらに宇宙と一体化するまでの音楽(第9番)まで創り出した。

 文字通り宇宙にまで広がる、真のボーダーレスとも言うべき天才の技の後に登場したブラームスやワーグナーが、足下にあるドイツという自分自身の世界を見直したり、楽劇という物語の別の世界に逃れるほかなかったのは、あまりにも当然のことと言えそうだ。

 その結果、ドイツ人(の多く)が、「ベートーヴェンはドイツ人にしか…」と言うのではなく、「ブラームスは…」と言うのも理解できるような気もする。

 音楽の国際性に加えて、フランス革命前後というインターナショナルな空気に充ちた時代背景も影響しただろう(ブラームスの時代はヨーロッパにナショナリズムが台頭してきましたからね)。そんな時代のヨーロッパに、ピタリと音楽の大天才が出現してくれたことは、世界中の音楽ファンが感謝すべき出来事と言うほかない。

 そのインターナショナルな音楽は、21世紀の今日、さらに多種多様なスタイルで演奏されるようになった。古楽器を用いたり、ピリオド奏法と呼ばれる古い演奏法に立ち返り、ベートーヴェンの時代に鳴り響いたサウンドをよみがえらせようとする試みもあれば、オーケストラの規模が大きくなった19世紀末から20世紀のやり方で迫力ある音響を響かせる演奏もある。また、重厚で思索的な、いかにもドイツ的な音を響かせる指揮者もいれば、軽やかに明るいベートーヴェンを聴かせる指揮者もいる。

 そのどれもが紛れもないベートーヴェンの音楽であることには、音楽ファンとして、驚きと喜びを感じないわけにはいかない。そもそもインターナショナルな音楽なのだから、その多様性こそベートーヴェンの音楽そのものだという言い方もできよう。

 はたして今宵のベートーヴェンの『第九』は、は、どんなベートーヴェンであることか?
 指揮者のレナード・スラットキンは、1944年生まれのユダヤ系アメリカ人で、20世紀アメリカ音楽を数多く指揮し、とりわけレナード・バーンスタインの音楽をこよなく愛し、ラフマニノフなど近代ロシア音楽の演奏も得意とし、セントルイス交響楽団を指揮したときには、ちょうどワールドシリーズに進出したセントルイス・カージナルスの試合の途中経過を逐次指揮台から実況中継したというほどのベースボール・ファンだという。

 そんな彼が、日本の最高級のオーケストラを前にして、2008年の年末の仕事納めに…などということは、まったく関係のないことかもしれないが、はたしてどんなベートーヴェンを鳴り響かせてくれるのか?

 今年の年末もまた、日本の全国各地で、じつに様々なベートーヴェン、いろいろな『第九』が、鳴り響く。その多様性こそ、21世紀の日本という国に生きている音楽ファンの最も喜ぶべきことであり、ひょっとして天国にいるベートーヴェンさんも、雲のソファに座っていろんな音に耳を澄ましながら、「いろいろあって、なかなかおもしろいじゃないか」と喜んでいるのでは…? などと思うのは、勝手な想像でしょうか?

▲PAGE TOP
バックナンバー


蔵出し新着コラム

玉木正之のオペラをもっと楽しもう!『ワグナーの大傑作を楽しく紹介』

ジョン・レノンの「イマジン」はオリンピックの平和運動の道標

歌劇「蝶々夫人」鑑賞ツアー/佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024

ベートーヴェンは凄い!〜あらゆる音楽の礎を創ったベートーヴェンの音楽は、素人の指揮まで認めてくれる!

プッチーニは何故イタリア・オペラに異国情緒を求めたのか?

オペラに描かれたカルメンの本当の魅力は?

アマデウス(モーツァルト)は、何故「稀代のエロ事師」ドン・ファン(ドン・ジョヴァンニ)を主人公に選んだのか!?

玉木正之の ONE DAY 新オペラ入門講座『椿姫』とは誰のことか?超人気オペラの謎を解く!

新オペラ入門講座/超人気オペラ『椿姫』の謎を解く!椿姫(ヴィオレッタ)とは誰のことか?

『グレン・グールド・プレイズ・バッハ/グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022『ラ・ボエーム』NEWS速報!記者会見レポート & 栄中日文化センターOne Day オペラ講座『ラ・ボエーム』のお知らせ

玉木正之の新オペラ入門講座/ワーグナーとは狂気の天才か!?優しい怪物か!?

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラで美しい「異国情緒(エキゾチズム)」を味わいましょう!(12月25日)

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラの神髄はブッファ(喜劇)にあり!

新オペラ入門講座・ワーグナーvsヴェルディ2大巨頭の魅力を徹底解説

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

栄中日文化センター『玉木正之の新・オペラ講座/オペラは面白く楽しいもの!難しいモノではありません』

玉木正之コラム「音楽編」 玉木正之の「オペラ入門・解説講座」悲しい恋の青春群像!青春のオペラ『ラ・ボエーム』の魅力を満喫しましょう!

スポーツはアート(芸術)と合体する−−スポーツと音楽 密接すぎる美しい関係

オペラは観客を酔わせる芸術! 泣かせる芸術! さぁ、オペラを観て泣きましょう!

佐渡オペラ史上 最強プロジェクト!『オン・ザ・タウン』公演迫る!

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」20世紀最高の音楽家レナード・バーンスタインのすべてを徹底解説!!

こころの玉手箱 第5回「三波春夫さんからの手紙 会えなかった人を思い出す」

こころの玉手箱第4回「バーンスタインのベスト」

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」―これぞ史上最高の傑作オペラ!『アイーダ』のすべてを徹底的に解剖する。

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」 ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ヴァーチャルリアリティの行方は?3D映像の進化は伝説を甦らせるか?

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ピアノ――誰でも弾ける不思議で単純な楽器。それは宇宙旅行にも連れて行ってくれる!

山下洋輔×佐渡裕《RETROSPECTIVE》このコンサートには、きっとエイリアンが現れるに違いない

「ベルカント(美しい歌)オペラの巨匠・ドニゼッティ」の珍しいオペラを味わう

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第12回《大天才モーツァルトともに、心豊かな「オペラ人生」を!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第11回《古いバロック?オペラも、新しい現代オペラも、エリック・クラプトン感覚で楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第10回《ひょっとしてオペラ初心者にはフランス・ロシアの作品が入門編として最適かも…。書を捨てて、フランス・オペラ、ロシア・オペラを聞こう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第9回《物語は無骨で、無粋で、理屈だらけ……でも、音楽があるから大丈夫!理屈の多いドイツ・オペラを、理屈抜きに楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第8回《父親の心を表現したワーグナーや、女の心を表現したR・シュトラウスのオペラを理解できない人など存在しない! オペラとは「人間の心」を表現した芸術である》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第7回《イタ・オペが好きになったら、次はドイツ・オペラに挑戦だ! ワーグナーの『指環』は初心者向き。スター・ウォーズ以上の奇想天外無比壮大のハリウッドSFオペラである》

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第6回 オペレッタもミュージカルも「オペラ」である。カルメンを楽しむ感覚で『こうもり』も『ウエスト・サイド・ストーリー』も『キャッツ』も楽しもう!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第5回 歌で、ドラマで、音楽で、「女」が描かれた大傑作・三大オペラ「カルメン」「椿姫」「蝶々夫人」は、オペラに少し慣れてから見ることにしよう!

ひょいと出かける気分でベートーヴェン〜そんなことのできる関西の人はエエナァ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』モーツァルト『フィガロの結婚』を味わい尽くす!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第4回 ♪キュイ〜ンとヴァイオリンが胸を掻き毟るメロディに乗って、♪アアア〜とテノールとソプラノが熱唱〜イタ・オペはガーリックとオリーヴオイルたっぷりのパスタの味わい!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第3回 ♪ブンチャカチャッチャ…というヴェルディの単純なリズムにムムムッと唸れば、あなたは、もう、オペラ通ヴェルディの「政治劇」にハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第2回 ♪ラリラリラア〜……と、イタ・オペの音楽に酔えば、あなたは、もう、オペラ通!プッチーニの流麗なメロディにハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第1回 いまなぜ、あなたはオペラ・ファンになるべきか…?まず現代演出のオペラを見よう!

佐渡裕さんの音楽にあふれる「大男の優しさ」

アンドレア・バッティストーニ:イタリア・オペラと『運命』によせて/イタリア音楽の魅力とイタリア人指揮者の素晴らしさ

『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』オペラの神様ヴェルディの知られざる作品を味わう!

PACの奇蹟――そこでは「広大な世界」を味わうことが出来るのだ。

音楽を心から愛する佐渡さん率いる楽団ゆえに

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』シェイクスピアとオペラで愉しさ倍増:名作戯曲オペラを味わい尽くす!

オペラの歴史の最後期を飾るに相応しい……リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』〜華麗なるオペラの大傑作

スポーツと音楽……それは絶対に切り離せないもの

指揮者は魔法使い?〜音楽の指揮者とスポーツの監督の共通点――それは、どちらも魔法を使うこと

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』 チョット地味で退屈なオペラを面白く楽しむウラワザとコツ!

PAC――聴衆と音楽が一体化する素晴らしいオーケストラ

PACオーケストラ――その「若さ」の魅力

オペラ超入門徹底解説講座/大傑作オペラ『椿姫』のすべてを味わい尽くしましょう!

スポーツと音楽。どちらも人間という存在の表現。

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』宝塚歌劇のようにゴージャスで煌びやかなシュトラウスのオペラに酔いましょう!

PICTURES AT JAZZ EXHIBITION composed by Modest Mussorgsky / arranged by Osamu Matsumoto

『展覧会の絵』にラクガキ!――メタ・ジャズの創成

シドニー五輪は、芸術祭とパラリンピックに注目

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』:モーツァルト「三大オペラ」に隠された「謎」とは?

音の力〜コラボする音楽たち〜音楽では「別れ」が実は「旅立ち」を、「出発」が実は「哀しみ」を表す?

東京オペラシティ「ニューイヤー・ジャズコンサート2014 山下洋輔プロデュース・ファイナル『新春寿邪頭音頭祭文萬歳楽(しんしゅんをことほぐジャズおんどさいもんまんざいらく)〜言祝千穐楽若衆迎春夜明(はるのよあけをむかえるわかしゅうをことほぐさいごのまつり)』

新・地獄八景万之丞乃戯(じごくばっけいまんのじょうのたわむれ)東京五輪開会式之巻

音の力〜コラボする音楽たち/クラシック音楽×スポーツ〜運動会やオリンピックは「芸術祭」でもあるのだ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 夢と魔法の世界:童話オペラは大人の世界〜『魔笛』から『怪獣たちのいるところ』まで

素晴らしいアジア・オーケストラウィーク2005

衝撃のレポート!! 英国BBCフィル・メンバーが語る「3.11体験」

音の力〜コラボする音楽たち:クラシック音楽×スポーツ〜氷の上でもクラシック、それともオペラ?

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 『オペラは喜劇だ!喜劇が基本!笑って、笑って、オペラ・ブッファの世界!!』

オーケストラ生演奏版映画『ウエスト・サイド物語』〜青春時代に名作と出逢えた喜び

東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズコンサート2013 山下洋輔プロデュース『ひみつのミッホちゃん〜鏡の中からジャズ作曲家宣言!の巻〜』

モーツァルト『魔笛』上演社中結成報告!

何しろ日本は万葉以来の“歌の国”泣く泣く絞った30曲+α

サスペンス劇場:オペラ殺人事件!!玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第5期 オペラ・サスペンス劇場:オペラに描かれた殺人事件の秘密!!

オペラ・オペレッタの日本語訳上演が不可能な本当の理由!?

連載「日本人ならオペラ・ファン」第3回 世界文学全集+音楽=オペラ〜それは、人生を楽しむ最高のツール!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第2回 オペラのテーマは男と女〜しかも90パーセントが不倫!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第1回 日独伊オペラ歌舞伎三国同盟

山下洋輔さん(ジャズ・ピアニスト)――自由な音の跳躍

佐渡裕『僕が大人になったら』〜解説「デッカイことはいいことだ!」

『現代』書評 新書・選書おたのしみレビュー〜音楽本を読みましょう

紫色の音にして〜追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 第4期 プッチーニがオペラで描いた「女性」と「愛のカタチ」のすべて!〜華麗なるイタリア・オペラを味わい尽くす!

まえがき――貪欲な音楽ファンの呟き

劇団冬季ミュージカル・シアター 8000回突破連続上演中!

胸のわくわくするコンサート――西の端(ハーディング)と東の端(佐渡裕)の邂逅

佐渡裕さんのベルリン・フィル・デビューに拍手!〜世界が愛する世界市民オーケストラ

お見事!佐渡裕のベルリンフィル・デビュー

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第15回 小泉さん、日本のオペラにも注目して! / 第16回 (最終回)ヴェルディのブンチャカチャッチャにハマル

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第13回 「オキュパイド・ジャパン」(占領下の日本)のノーテンキな素直さ / 第14回 エレキギター協奏曲はキワモノ?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第11回 一流の音楽家は一流の指導者でもある / 第12回 指揮者だけは、昔がよかった…かな?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第9回 スポーツと音楽――その親密な関係 /第10回 万葉以来「歌」と生きている日本人

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第7回 日本最高のオペラ歌手・三波春夫 /第8回 映画音楽はイタリアンに限る!

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第5回 天才・筒美京平の歌謡曲は消えてゆくから美しい?/第6回 イタリアのド演歌歌手フィリッパ・ジョルダーノ

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第3回 森進一の「雪が降る」/第4回 バーブラ・ストライザンドの「歌曲」

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第1回 ひばりのプッチーニ/第2回 クレオ・レーンのシェーンベルク

スポーツ&音楽〜どちらも最高に面白い!

音楽のパワーを実感〜『第九』でのハーディング氏との幸運な出会い

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第2期 Viva! Verdi! ヴェルディ万歳!〜華麗なるイタリア歌芝居の世界!

特報!! 撮影快調! 完成間近!! 公開迫る!映画『幻の幻燈辻馬車』の『遊び場』

若きバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏は、名演の宝庫。なかでも「ショスタコ五番」は絶品の一枚。

美しすぎるメロディは「何」を表す?

メジャー級のプレイと音楽

イタリア・オペラからイタリア・サッカーを理解する

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第1期「オペラのツボ」

『カルメン』は怖ろしい

ロマン派を金聖響さんの指揮で聴ける喜び

ベートーヴェンと『神』と『人々』は、どんな三角形を形づくるのか?

天才バーンスタインが残した『キャンディード』もう一つの大傑作

映画とは「オペラ」である。

紫色の音にして 追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

『山下洋輔プロデュース IMPROVISING ブーニン! 吉例異種鍵盤技名人戦/先手・鍵聖無有人古典派八段 VS 後手・盤鬼ヨウスケ邪頭派八段/初春 夢幻の対決』

オペラ『忠臣蔵外伝』第1幕第2場、第3場 作曲/三枝成彰 脚本・演出/島田雅彦 美術監督/日比野克彦 再構成/玉木正之

オペラ『忠臣蔵外伝』 作曲/三枝成彰 脚本/島田雅彦 再構成/玉木正之

マリオ・デル・モナコは長嶋茂雄である

ドラマチックに、そして、優しく……――大岩千穂さんの歌心

ダフ屋の矜恃

スポーツは音楽とともに

玉木正之の『クラシック音楽道場入門』 第1期「クラシックはオモシロイ〜その楽しみ方」

BRAVO! 神奈フィル新常任指揮者・金聖響さんの「魔法」に期待する!

『ウェスト・サイド・ストーリー』は最高のオペラ?

日本人なら『椿姫』で泣ける

「オペラ=音楽プラス世界文学」 それは、人生を楽しむ最高のツール!

オペラのテーマは男と女。しかも90パーセントが不倫!

アメリカ音楽が超大国アメリカを支える!?

21世紀のベートーヴェン――その国際性と多様性

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

純文学書き下ろし序曲『のだめのためのだめな虚無舞踏序曲(ダンシング・ヴァニティ・オヴァチュア)』

『指輪物語』よりも面白い『ニーベルンクの指環』

日本人ならオペラ・ファンになる!〜「日独伊オペラ歌舞伎同盟」

オペラといえば『トゥーランドット』!?

真のオペラの誕生と成長

「身体の音楽」――太鼓打ち・林英哲さんに関する断想

トリエステ・オペラの魅力〜イタリア・オペラの神髄

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』 第15期「オペラで世界文学全集!」

玉木正之のオペラへの招待 大人の恋の物語『メリーウィドウ』

『ジャンニ・スキッキ』の舞台は京都?

クラシック音楽ファン、オペラ・ファンは、なぜDVDに狂喜しているのか?

「不〜倫火山」大爆発!善男善女の皆さんも、煩悩まみれの皆さんも、みんな一緒に御唱和ください!「不倫、不倫、不倫、フリ〜ン!」

クラシック・コンサートは「真に新しい音楽」に触れる場所

オペラとは男と女の化かし合いを楽しむもの

50歳からのホンモノ道楽

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第14期「オペラ掘り出しモノ!」

山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート ヨースケ&サド緊急“生”記者会見!『いま明かされる!反則肘打ち事件の真相』

「ベートーヴェンの交響曲」その名声と誤解

ベートーヴェンの「圧倒的感動」

ファジル・サイの魅力

スポーツは音楽とともに――フィギュアスケートはオペラとともに

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第3弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第2弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第1弾!

天才少年ヴィトゥスとテオと音楽と……

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第13期「オペラは、ゼッタイ演出に注目!」

<演歌 de おぺら(エンカ・デ・オペラ)>上演企画書

『指揮者列伝』ミニミニ・ダイジェスト「カラヤン・ゲルギエフ・セラフィン・バーンスタイン」

あけましてフリー漫才

男の子がヴァイオリンを弾くのは恥ずかしいことだった・・・?

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第12期「オペラは、祭りだ! お祭りだ!」MUSIC FESTIVALS IN THE WORLD

革命的斬新さを失わない音楽――それがクラシック

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

日本ポップス史講座アンケート

待ち焦がれた“パリジャン”の本領

「浪漫派ベートーヴェン」を存分に楽しませてくれた演奏に心から拍手

音楽家はいかにして演奏に心をこめるのか?

JAZZとテツガク

ソロ(孤高)を求めてバンド(連帯)を怖れず!

我が「師匠」福島明也の魅力

城之内ミサ『華Uroad to OASIS』「ジャンル」を超えた素晴らしい音楽

懐かしい空間の響き

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク

五嶋龍―「神童」の生まれ出る一瞬

ヤッタリーナ!ガンバリーナ!イタリーア!

アメリカのスポーツとアメリカの音楽

フィリッパ・ジョルダーノの魅力〜フィリッパの歌はイタリアの味

「私の好きな音楽」身体で感じる世界

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第10期「オペレッタを楽しもう!」

リヒャルト・シュトラウスのオペラは宝塚にふさわしい

日本人は「万葉集」以来「歌とともに生きている」

東方の奇蹟の二重唱

永遠の歌声

「原点回帰」の「山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート2006」に贈る新春お笑い寄席 新作古典落語『人生振出双六』

20世紀最高の「歌役者」

クルマとラジオ

世界は演歌に満ちている

バーブラは諸行無常の響きあり

最高の「日本オペラ」

タイムマシンと冷戦時代

ニッポンは明るい!

春の祭典

シャンソンは高級?

イタリアはイタリア

ジャズはサッカー?

世界はひとつ?

大事なのは、質より量?内面より外見?

ビートルズはわかる?

無人島で聴く最後の歌

歌は世に連れない

クレオ・レーンの学歴

ひばりの川流れ

NASAと蓄音機

日本人の遊び心

「革命的音楽」は時代とともに消えてゆく?

究極のノスタルジー

『プロの仕事』

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク(最終回)

「映画を所有したい!」と思うのは何故?

討ち入りや ゑひもせすまで ジャズに酔ひ――『ジャズマン忠臣蔵』講釈・前口上

ゲルギエフの引き出す無限の可能性/偉大な芸術とは、オモロイもんである。

冬の夜長にオペラ――その極上の面白さをDVDで味わう

都はるみさんの「世界」との新たな出逢い

天国の大トークバトル『クラシック あとは野となれ ジャズとなれ!』

超虚構音楽史―山下洋輔作曲「ピアノ・コンチェルト」の世紀の一戦

男と女の愛の形――悪いのはどっち?

「世の中に新しきものナシ」あらゆる創作はパクリである?

モーツァルトのオペラのおもしろさ

人を愛し、未来を信じ、時代を超越するパワー

バーンスタイン『キャンディード』の単純明快な世界

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

<演歌 de オペラ>上演企画書

カルロス・クライバー〜〜実体験なき体験/〜夢のような体験

歌うピアニスト ―― G&G(グルダとグールド)

グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

『ブルース・ブラザース』讃

翔べ! 21世紀へ!「エレクトリック・クラシック」の翼に乗って!

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

神野宗吉(ジャンニ・スキッキ)の娘・涼子(ラウレッタ)のアリア『好きやねん、お父ちゃん』(『私のお父さん』)

「子供(jr)」という大発見

NHK-FM『クラシックだい好き』 1〜6回プログラム

島田雅彦のオペラと小説――『バラバラの騎士』と『どんな? あんな?こんな? そんな!』

「オペラ忠臣蔵」のテロリズム

フリンオペラ年表400年史『オペラの歴史はフリンの歴史』

極私的ワーグナー体験の告白『私は如何にしてワーグナーの洗脳を解かれたか?』

ベートーヴェンの「朝ごはん」

サッカーと音楽の合体――それがスポーツ!それがワールドカップ!

オペラ「アイーダ」の本当の魅力

ヨースケのことなら何でもワカル!『ヤマシタ・ヨースケ・ジャズ用語大辞典』遠日発売未定 内容見本

Copyright (C) 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. WEBサイト制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る