コラム「音楽編」
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
掲載日2012-04-25
この原稿は、指揮者の佐渡裕さんが書いた『僕が大人になったら 若き指揮者のヨーロッパ孤軍奮戦記』という文庫本(PHP文庫)の解説に書いたものです。まだお読みでない方は、抜群に面白い本ですので、是非ともお買い求めのうえ、御一読下さい。また、まだ発売中の文庫本ですので、小生の解説も一部を割愛して“蔵出し”します。全部読みたい方は文庫本か、PHP出版のホームページからの電子配信を、お買い求め下さい。

佐渡裕『僕が大人になったら』〜解説「デッカイことはいいことだ!」

 佐渡裕さんと初めて出逢ったのは1994年の7月、札幌で開催されていたパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)でのこと。北海道の某テレビ局が、その音楽祭のドキュメンタリー番組をつくるというので、スタッフの一人として参加したときのことだった。

 そのとき、佐渡さんと顔を合わしたときの第一印象は、今も忘れられない。
「でかっ!」――というものだった。

 当時(今は、お互いにダイエットに成功してるが・笑)身長180センチ体重100キロの小生よりも、高さでも横幅でも重さでも、佐渡さんのほうが一回りも2回りも上回っていたことは誰の目にも明らかで、握手をしながら思わず「でっかいですねえ」と言うと、「あんたもやん」と京都弁と笑顔を返されたことを、今も憶えている。

「じつは私も京都の出身で、女房は上賀茂で、女房の姉の旦那が佐渡さんとおんなし太秦で……」と、自己紹介なのか何なのか、ただただ目の前の人物の大きさと零れんばかりの豊かな笑顔に圧倒されて、自分でも何を喋ってるのかわからないうちに(心の底で、音楽の話は何処へいったんや、と思いながら)、いつの間にか話題は、カツカレーのカレーのルウには肉が必要か否か……、阪神タイガースは(1985年以来)次はいつごろ優勝できるのか……といった方向へ飛んでいったように記憶している。

 それから10年近く、毎年夏はPMFのドキュメンタリー番組製作でお逢いし、番組に出演してもらったり、佐渡さんの指揮するバーンスタインの『キャンディード』や『オン・ザ・タウン』を楽しんだり、当時Jリーグのコンサドーレ札幌の監督をしていた岡田武史さんと3人でトークショウをしたり……と、最高に楽しく仕事をさせてもらった。

「指揮者って、言うことをきかんオーケストラのメンバーをクビにできるの?」
「立場によって、できる指揮者と、できひん指揮者がいますねえ」
「それってサッカーの監督もおんなしやなぁ」

 そんなトークに場内は大爆笑。岡田武史さんは、その後も東京での佐渡さんのコンサートに何度か足を運ばれ、ちょうどそのときプロレスラーの藤波辰爾さんが夫婦で会場に来られていて、本職がスポーツライターである小生も一緒に楽屋を訪れたときは、「今日は体育会系のお客さんばっかりやなぁ」という佐渡さんの一言で、全員大笑いしたものだった――と書いていて改めて気付いたのだが、佐渡さんと逢うときは、なぜかいつも、笑ってばかりいるのだ。

 そういえば佐渡さんが、甲子園球場のタイガースの試合で始球式を務めたことがあるのは有名な話だが、スポーツ雑誌で阪神タイガースの盗塁王・赤星憲広選手と対談してもらったこともあり、タイガースの久保投手コーチは兵庫県立芸文センターのコンサートに時々顔を出されるとか。それに神戸製鋼ラグビー部のGMである平尾誠二さんとは、奈良でのコンサートのときに3人でトークショウをした縁でコンサートにも何度か……と、佐渡さんの「スポーツ人脈」は、フランスでの柔道家人脈(東京オリンピック無差別級金メダルのヘーシンクを指導した日本人柔道家など)もふくめて、なぜか音楽以上に(というのは言い過ぎだろうが)太いパイプがあるのだ。

 また、今は亡きジャズ・ピアニストの世良譲さんが、コンサドーレ札幌の幹部と懇意ということで、一緒に食事をする機会があったのだが、そのとき世良さんが1960年代にヨーロッパへ演奏旅行に行った話をされ、「ベルリンのフィルハーモニー・ホールでも演奏した……」と言われたとたん佐渡さんの目の色が変わり、「音の響きは……? 雰囲気は……? 聴衆の様子は……?」と、矢継ぎ早に質問が口を衝いて出たこともあった(「ベルリン」に対する佐渡さんの意識は、どんなときにもメラメラと燃えていたんですね)。

 その翌日の野外コンサートで、佐渡さんが指揮したラヴェルの『ボレロ』は圧倒的に素晴らしい演奏で、客席から舞台裏へ駆けつけた世良譲さんが涙で目を潤ませ、「こんな見事な『ボレロ』は初めて聴いた」と言いながら、佐渡さんの手を強く握り締められたこともあった。

 世良さんとの共演の機会は残念ながらなかったが、本書にも登場するジャズ・ピアニストの山下洋輔さんとは98年のパリ公演のあとにも、2004年にイタリアのトリノで洋輔さん自身の作曲した『ピアノ協奏曲第一番「即興演奏家のためのエンカウンター」』を演奏され、その素晴らしいクラシックとジャズのコラボレーションは、CDとして発売もされた。

 ――と、佐渡さんの話を書き始めると、クラシック音楽の枠を飛び越えて、止めどなく広がっていってしまうのが常だが、わたしは佐渡さんの一友人として、また一ファンとして、その「広がり方」を、大いに懸念したものだった。というのは佐渡さんと出会って以来、私は、彼の歩んだ道のりに、ことごとく「反対」してきたからだ(いま考えると、それは単なる老婆心以下のどうでもいいことだったんですけどね)。

 もちろん、面と向かって「反対」したり「反論」したわけではなかったが、「今度、こんなことするんやけど、どう思う?」と佐渡さんから訊かれたときは、言葉を濁すことが多かった。

 本書にも登場するクリスタル・アーツの佐野光徳社長と食事をしながら、「裕ちゃんが今度こんなことするねんけど、どう思う?」などと言われたときも同じで、たとえば1999年の年末から『1万人の第9』の指揮をする、と聞かされたときも、思わず「う〜んんんん……」と唸って答えに窮してしまった。

 それだけではない。1997年から指揮を続けてきたシエナ・ウインド・オーケストラで、2002年8月から主席指揮者に就任すると聞かされたときも、どんな返答をしたかは忘れてしまったが、佐渡ファンの一人としてあまり喜ばなかったことは確かだった。そして2005年10月から兵庫県立芸術文化センターの音楽監督の座に就くと聞かされたときも、あまりいい顔をしなかったように記憶している。このときは、開館1年前に阪神地方で3日にわたって行われた『VIVA!バーンスタイン』というコンサートの司会役まで務めさせてもらったが、それにもかかわらず、心の底ではあまり納得してなかったのである(佐渡さん、かんにんやでぇ)。

 というのは、わたしの心の一角に(たぶん佐渡さんの心の一角に、常に「ベルリン」という言葉が存在していたのと同じように)、佐渡さんがそんなことしててもええのんやろか……という気持ちが、働いていたからだった。

 2008年4月から『題名のない音楽会』の司会をする……と、その年の正月、山下洋輔さんのニューイヤー・コンサートの打ち上げパーティの際に、佐渡さん自身の口から聞かされたときも、「それはサイコーに楽しみやねぇ……」と口では言いながらも、心のなかには何やらモヤモヤした灰色の雲が漂っていた。わたし自身、中学高校時代に黛敏郎氏の司会で毎週楽しんでいた番組だけに、それを佐渡さんがやるのは嬉しいことには違いなかったが、ただでさえ多忙を極めて日本とヨーロッパを飛びまわっているうえに週一のテレビのレギュラーまで抱え込んでしまうとなると……、いつになったらベルリン・フィルやウィーン・フィルの指揮台に……、とは口に出しては言わないけれども、どうしても心の隅に引っ掛かってしまうものが存在したのだった。

 しかもそのころは、予定していた指揮者が急病などのいろいろな事情で突然キャンセルとなり、ベルリン・フィルの指揮台に立つオファーが佐渡さんに何度かあったときだった。今年(2011年)3月に、名古屋で行ったトークショウで伺ったところによると、そのようなオファーは合計3度あったようで、残念ながら3度とも先に入っていたスケジュールが変更できず、「夢」は断念することになったらしい。

 そこで得た「結論」というか、「夢」に対する佐渡さんの姿勢は、臨時の代役で指揮台に立たせてもらうのでなく、きちんと実力を評価されて定期演奏会に招かれなければ……というもので、それが2011年5月の定期演奏会で実現したからよかったものの、その発表(前年の4月)のあるまでは、国内での様々な活動よりも――それらはもちろん悪くはない……どころか、じつに素晴らしいことなんだけれども、それよりも、一日も早くベルリンやウィーンで……という気持ちが、わたしの心のどこかに蠢きつづけていたのだ。それが佐渡さんの友人の一人としても、佐渡ファンの一人としても、偽らざる心境だった。

 しかし、佐渡さんの「夢」が実現する運びとなったから言うのではないが、ひょっとして、こういう考え方は、少々古い考え、昔の考え方、と言えるのだろう。

 学生時代の小澤征爾氏は、3歳年長の山本直純氏から、「自分は音楽の裾野を広げる。お前は世界を目指せ」と言われたという。それは(古い?)クラシック音楽ファンにはよく知られたエピソードで、山本直純氏は愛嬌溢れる口髭面で指揮棒を振りまわし、テレビの『オーケストラがやってきた』という番組や、チョコレートのTVコマーシャルで大人気を博す一方、小沢征爾氏はボストン交響楽団の音楽監督からウィーン国立歌劇場の音楽監督へと、それこそ「世界」へ羽ばたいた。

 そのような先人たちの見事な足跡が存在するためか、われわれは(少なくとも、わたしは)心のどこかに、音楽の「裾野を広げる」作業と、「世界をめざす」営みは、どこか両立しないもの、二律背反であるようなイメージに縛られるところがあった。

 もちろん小沢・山本両先人の時代は、そのような「分業」が「常識」と考えられていた時代だったのだ。が、現在は、どうやら「時代」が変わったようだ。ひとりの「新しい人間」が「新しい時代」を牽引するのか、それとも「新しい時代」の空気が「新しい人間」を生むのか……それがどっちなのかはわからない。が、佐渡さんは、本書で、こう書いている。

《僕は最近まで「自信」とは、自分を強く見せることのように錯覚していた》しかし《自信とは、ありのままの自分を信じられること》――。

 ほとんど理屈を振りまわすことなく、面白い体験談ばかりが書かれた楽しいエッセイのなかで、あまりにも素直な「理屈」が控えめに書かれているのが、いかにも佐渡さんらしいが、この言葉には、心の底から「ほんまに、そのとおりやでぇ!」と、思わず声を張りあげてしまった。

「ありのままの」佐渡裕さんは、初めて出逢ったときの第一印象どおりに、ほんまに「デッカイ男」なのだ……。

 そういえば、山本直純氏がテレビのCMで、気球に乗って大空に浮かび、籠から身を乗り出して指揮棒を振りまわしながら、ひげ面に満面の笑みを浮かべ、♪大きいことはイイコトだぁ〜……と大声で歌っていたのは、そういうことだったのだ……。そうや! そうに違いない! ♪デッカイことは、いいことだぁ〜……なのだ。

▲PAGE TOP
バックナンバー


蔵出し新着コラム

玉木正之のオペラをもっと楽しもう!『ワグナーの大傑作を楽しく紹介』

ジョン・レノンの「イマジン」はオリンピックの平和運動の道標

歌劇「蝶々夫人」鑑賞ツアー/佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024

ベートーヴェンは凄い!〜あらゆる音楽の礎を創ったベートーヴェンの音楽は、素人の指揮まで認めてくれる!

プッチーニは何故イタリア・オペラに異国情緒を求めたのか?

オペラに描かれたカルメンの本当の魅力は?

アマデウス(モーツァルト)は、何故「稀代のエロ事師」ドン・ファン(ドン・ジョヴァンニ)を主人公に選んだのか!?

玉木正之の ONE DAY 新オペラ入門講座『椿姫』とは誰のことか?超人気オペラの謎を解く!

新オペラ入門講座/超人気オペラ『椿姫』の謎を解く!椿姫(ヴィオレッタ)とは誰のことか?

『グレン・グールド・プレイズ・バッハ/グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022『ラ・ボエーム』NEWS速報!記者会見レポート & 栄中日文化センターOne Day オペラ講座『ラ・ボエーム』のお知らせ

玉木正之の新オペラ入門講座/ワーグナーとは狂気の天才か!?優しい怪物か!?

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラで美しい「異国情緒(エキゾチズム)」を味わいましょう!(12月25日)

玉木正之の新オペラ入門講座/オペラの神髄はブッファ(喜劇)にあり!

新オペラ入門講座・ワーグナーvsヴェルディ2大巨頭の魅力を徹底解説

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

栄中日文化センター『玉木正之の新・オペラ講座/オペラは面白く楽しいもの!難しいモノではありません』

玉木正之コラム「音楽編」 玉木正之の「オペラ入門・解説講座」悲しい恋の青春群像!青春のオペラ『ラ・ボエーム』の魅力を満喫しましょう!

スポーツはアート(芸術)と合体する−−スポーツと音楽 密接すぎる美しい関係

オペラは観客を酔わせる芸術! 泣かせる芸術! さぁ、オペラを観て泣きましょう!

佐渡オペラ史上 最強プロジェクト!『オン・ザ・タウン』公演迫る!

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」20世紀最高の音楽家レナード・バーンスタインのすべてを徹底解説!!

こころの玉手箱 第5回「三波春夫さんからの手紙 会えなかった人を思い出す」

こころの玉手箱第4回「バーンスタインのベスト」

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」―これぞ史上最高の傑作オペラ!『アイーダ』のすべてを徹底的に解剖する。

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」 ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ヴァーチャルリアリティの行方は?3D映像の進化は伝説を甦らせるか?

玉木正之の「オペラ超入門徹底解説講座」ドイツならではのメルヘン・オペラを堪能する

ピアノ――誰でも弾ける不思議で単純な楽器。それは宇宙旅行にも連れて行ってくれる!

山下洋輔×佐渡裕《RETROSPECTIVE》このコンサートには、きっとエイリアンが現れるに違いない

「ベルカント(美しい歌)オペラの巨匠・ドニゼッティ」の珍しいオペラを味わう

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第12回《大天才モーツァルトともに、心豊かな「オペラ人生」を!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第11回《古いバロック?オペラも、新しい現代オペラも、エリック・クラプトン感覚で楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第10回《ひょっとしてオペラ初心者にはフランス・ロシアの作品が入門編として最適かも…。書を捨てて、フランス・オペラ、ロシア・オペラを聞こう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第9回《物語は無骨で、無粋で、理屈だらけ……でも、音楽があるから大丈夫!理屈の多いドイツ・オペラを、理屈抜きに楽しもう!》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第8回《父親の心を表現したワーグナーや、女の心を表現したR・シュトラウスのオペラを理解できない人など存在しない! オペラとは「人間の心」を表現した芸術である》

「ビデオで見る玉木正之のオペラの時間」第7回《イタ・オペが好きになったら、次はドイツ・オペラに挑戦だ! ワーグナーの『指環』は初心者向き。スター・ウォーズ以上の奇想天外無比壮大のハリウッドSFオペラである》

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第6回 オペレッタもミュージカルも「オペラ」である。カルメンを楽しむ感覚で『こうもり』も『ウエスト・サイド・ストーリー』も『キャッツ』も楽しもう!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第5回 歌で、ドラマで、音楽で、「女」が描かれた大傑作・三大オペラ「カルメン」「椿姫」「蝶々夫人」は、オペラに少し慣れてから見ることにしよう!

ひょいと出かける気分でベートーヴェン〜そんなことのできる関西の人はエエナァ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』モーツァルト『フィガロの結婚』を味わい尽くす!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第4回 ♪キュイ〜ンとヴァイオリンが胸を掻き毟るメロディに乗って、♪アアア〜とテノールとソプラノが熱唱〜イタ・オペはガーリックとオリーヴオイルたっぷりのパスタの味わい!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第3回 ♪ブンチャカチャッチャ…というヴェルディの単純なリズムにムムムッと唸れば、あなたは、もう、オペラ通ヴェルディの「政治劇」にハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第2回 ♪ラリラリラア〜……と、イタ・オペの音楽に酔えば、あなたは、もう、オペラ通!プッチーニの流麗なメロディにハマロウ!

ビデオで見る玉木正之のオペラの時間 第1回 いまなぜ、あなたはオペラ・ファンになるべきか…?まず現代演出のオペラを見よう!

佐渡裕さんの音楽にあふれる「大男の優しさ」

アンドレア・バッティストーニ:イタリア・オペラと『運命』によせて/イタリア音楽の魅力とイタリア人指揮者の素晴らしさ

『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』オペラの神様ヴェルディの知られざる作品を味わう!

PACの奇蹟――そこでは「広大な世界」を味わうことが出来るのだ。

音楽を心から愛する佐渡さん率いる楽団ゆえに

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』シェイクスピアとオペラで愉しさ倍増:名作戯曲オペラを味わい尽くす!

オペラの歴史の最後期を飾るに相応しい……リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』〜華麗なるオペラの大傑作

スポーツと音楽……それは絶対に切り離せないもの

指揮者は魔法使い?〜音楽の指揮者とスポーツの監督の共通点――それは、どちらも魔法を使うこと

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!』 チョット地味で退屈なオペラを面白く楽しむウラワザとコツ!

PAC――聴衆と音楽が一体化する素晴らしいオーケストラ

PACオーケストラ――その「若さ」の魅力

オペラ超入門徹底解説講座/大傑作オペラ『椿姫』のすべてを味わい尽くしましょう!

スポーツと音楽。どちらも人間という存在の表現。

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』宝塚歌劇のようにゴージャスで煌びやかなシュトラウスのオペラに酔いましょう!

PICTURES AT JAZZ EXHIBITION composed by Modest Mussorgsky / arranged by Osamu Matsumoto

『展覧会の絵』にラクガキ!――メタ・ジャズの創成

シドニー五輪は、芸術祭とパラリンピックに注目

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』:モーツァルト「三大オペラ」に隠された「謎」とは?

音の力〜コラボする音楽たち〜音楽では「別れ」が実は「旅立ち」を、「出発」が実は「哀しみ」を表す?

東京オペラシティ「ニューイヤー・ジャズコンサート2014 山下洋輔プロデュース・ファイナル『新春寿邪頭音頭祭文萬歳楽(しんしゅんをことほぐジャズおんどさいもんまんざいらく)〜言祝千穐楽若衆迎春夜明(はるのよあけをむかえるわかしゅうをことほぐさいごのまつり)』

新・地獄八景万之丞乃戯(じごくばっけいまんのじょうのたわむれ)東京五輪開会式之巻

音の力〜コラボする音楽たち/クラシック音楽×スポーツ〜運動会やオリンピックは「芸術祭」でもあるのだ

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 夢と魔法の世界:童話オペラは大人の世界〜『魔笛』から『怪獣たちのいるところ』まで

素晴らしいアジア・オーケストラウィーク2005

衝撃のレポート!! 英国BBCフィル・メンバーが語る「3.11体験」

音の力〜コラボする音楽たち:クラシック音楽×スポーツ〜氷の上でもクラシック、それともオペラ?

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 『オペラは喜劇だ!喜劇が基本!笑って、笑って、オペラ・ブッファの世界!!』

オーケストラ生演奏版映画『ウエスト・サイド物語』〜青春時代に名作と出逢えた喜び

東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズコンサート2013 山下洋輔プロデュース『ひみつのミッホちゃん〜鏡の中からジャズ作曲家宣言!の巻〜』

モーツァルト『魔笛』上演社中結成報告!

何しろ日本は万葉以来の“歌の国”泣く泣く絞った30曲+α

サスペンス劇場:オペラ殺人事件!!玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第5期 オペラ・サスペンス劇場:オペラに描かれた殺人事件の秘密!!

オペラ・オペレッタの日本語訳上演が不可能な本当の理由!?

連載「日本人ならオペラ・ファン」第3回 世界文学全集+音楽=オペラ〜それは、人生を楽しむ最高のツール!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第2回 オペラのテーマは男と女〜しかも90パーセントが不倫!

連載「日本人ならオペラ・ファン」第1回 日独伊オペラ歌舞伎三国同盟

山下洋輔さん(ジャズ・ピアニスト)――自由な音の跳躍

佐渡裕『僕が大人になったら』〜解説「デッカイことはいいことだ!」

『現代』書評 新書・選書おたのしみレビュー〜音楽本を読みましょう

紫色の音にして〜追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

玉木正之の『オペラ超入門 徹底解説講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』 第4期 プッチーニがオペラで描いた「女性」と「愛のカタチ」のすべて!〜華麗なるイタリア・オペラを味わい尽くす!

まえがき――貪欲な音楽ファンの呟き

劇団冬季ミュージカル・シアター 8000回突破連続上演中!

胸のわくわくするコンサート――西の端(ハーディング)と東の端(佐渡裕)の邂逅

佐渡裕さんのベルリン・フィル・デビューに拍手!〜世界が愛する世界市民オーケストラ

お見事!佐渡裕のベルリンフィル・デビュー

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第15回 小泉さん、日本のオペラにも注目して! / 第16回 (最終回)ヴェルディのブンチャカチャッチャにハマル

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第13回 「オキュパイド・ジャパン」(占領下の日本)のノーテンキな素直さ / 第14回 エレキギター協奏曲はキワモノ?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第11回 一流の音楽家は一流の指導者でもある / 第12回 指揮者だけは、昔がよかった…かな?

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第9回 スポーツと音楽――その親密な関係 /第10回 万葉以来「歌」と生きている日本人

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第7回 日本最高のオペラ歌手・三波春夫 /第8回 映画音楽はイタリアンに限る!

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第5回 天才・筒美京平の歌謡曲は消えてゆくから美しい?/第6回 イタリアのド演歌歌手フィリッパ・ジョルダーノ

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第3回 森進一の「雪が降る」/第4回 バーブラ・ストライザンドの「歌曲」

『大人ぴあ』連載「玉木正之のちょっとオモロイモン」第1回 ひばりのプッチーニ/第2回 クレオ・レーンのシェーンベルク

スポーツ&音楽〜どちらも最高に面白い!

音楽のパワーを実感〜『第九』でのハーディング氏との幸運な出会い

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第2期 Viva! Verdi! ヴェルディ万歳!〜華麗なるイタリア歌芝居の世界!

特報!! 撮影快調! 完成間近!! 公開迫る!映画『幻の幻燈辻馬車』の『遊び場』

若きバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏は、名演の宝庫。なかでも「ショスタコ五番」は絶品の一枚。

美しすぎるメロディは「何」を表す?

メジャー級のプレイと音楽

イタリア・オペラからイタリア・サッカーを理解する

玉木正之の『続々オペラ超入門講座〜オペラを心ゆくまで楽しみましょう!〜』第1期「オペラのツボ」

『カルメン』は怖ろしい

ロマン派を金聖響さんの指揮で聴ける喜び

ベートーヴェンと『神』と『人々』は、どんな三角形を形づくるのか?

天才バーンスタインが残した『キャンディード』もう一つの大傑作

映画とは「オペラ」である。

紫色の音にして 追悼・浅川マキ、唄い続けた生涯

『山下洋輔プロデュース IMPROVISING ブーニン! 吉例異種鍵盤技名人戦/先手・鍵聖無有人古典派八段 VS 後手・盤鬼ヨウスケ邪頭派八段/初春 夢幻の対決』

オペラ『忠臣蔵外伝』第1幕第2場、第3場 作曲/三枝成彰 脚本・演出/島田雅彦 美術監督/日比野克彦 再構成/玉木正之

オペラ『忠臣蔵外伝』 作曲/三枝成彰 脚本/島田雅彦 再構成/玉木正之

マリオ・デル・モナコは長嶋茂雄である

ドラマチックに、そして、優しく……――大岩千穂さんの歌心

ダフ屋の矜恃

スポーツは音楽とともに

玉木正之の『クラシック音楽道場入門』 第1期「クラシックはオモシロイ〜その楽しみ方」

BRAVO! 神奈フィル新常任指揮者・金聖響さんの「魔法」に期待する!

『ウェスト・サイド・ストーリー』は最高のオペラ?

日本人なら『椿姫』で泣ける

「オペラ=音楽プラス世界文学」 それは、人生を楽しむ最高のツール!

オペラのテーマは男と女。しかも90パーセントが不倫!

アメリカ音楽が超大国アメリカを支える!?

21世紀のベートーヴェン――その国際性と多様性

ベートーヴェンの『天の時、地の利、人の和』

純文学書き下ろし序曲『のだめのためのだめな虚無舞踏序曲(ダンシング・ヴァニティ・オヴァチュア)』

『指輪物語』よりも面白い『ニーベルンクの指環』

日本人ならオペラ・ファンになる!〜「日独伊オペラ歌舞伎同盟」

オペラといえば『トゥーランドット』!?

真のオペラの誕生と成長

「身体の音楽」――太鼓打ち・林英哲さんに関する断想

トリエステ・オペラの魅力〜イタリア・オペラの神髄

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』 第15期「オペラで世界文学全集!」

玉木正之のオペラへの招待 大人の恋の物語『メリーウィドウ』

『ジャンニ・スキッキ』の舞台は京都?

クラシック音楽ファン、オペラ・ファンは、なぜDVDに狂喜しているのか?

「不〜倫火山」大爆発!善男善女の皆さんも、煩悩まみれの皆さんも、みんな一緒に御唱和ください!「不倫、不倫、不倫、フリ〜ン!」

クラシック・コンサートは「真に新しい音楽」に触れる場所

オペラとは男と女の化かし合いを楽しむもの

50歳からのホンモノ道楽

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第14期「オペラ掘り出しモノ!」

山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート ヨースケ&サド緊急“生”記者会見!『いま明かされる!反則肘打ち事件の真相』

「ベートーヴェンの交響曲」その名声と誤解

ベートーヴェンの「圧倒的感動」

ファジル・サイの魅力

スポーツは音楽とともに――フィギュアスケートはオペラとともに

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第3弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第2弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第1弾!

天才少年ヴィトゥスとテオと音楽と……

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第13期「オペラは、ゼッタイ演出に注目!」

<演歌 de おぺら(エンカ・デ・オペラ)>上演企画書

『指揮者列伝』ミニミニ・ダイジェスト「カラヤン・ゲルギエフ・セラフィン・バーンスタイン」

あけましてフリー漫才

男の子がヴァイオリンを弾くのは恥ずかしいことだった・・・?

『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第12期「オペラは、祭りだ! お祭りだ!」MUSIC FESTIVALS IN THE WORLD

革命的斬新さを失わない音楽――それがクラシック

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

日本ポップス史講座アンケート

待ち焦がれた“パリジャン”の本領

「浪漫派ベートーヴェン」を存分に楽しませてくれた演奏に心から拍手

音楽家はいかにして演奏に心をこめるのか?

JAZZとテツガク

ソロ(孤高)を求めてバンド(連帯)を怖れず!

我が「師匠」福島明也の魅力

城之内ミサ『華Uroad to OASIS』「ジャンル」を超えた素晴らしい音楽

懐かしい空間の響き

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク

五嶋龍―「神童」の生まれ出る一瞬

ヤッタリーナ!ガンバリーナ!イタリーア!

アメリカのスポーツとアメリカの音楽

フィリッパ・ジョルダーノの魅力〜フィリッパの歌はイタリアの味

「私の好きな音楽」身体で感じる世界

玉木正之の『オペラはやっぱりオモロイでぇ』第10期「オペレッタを楽しもう!」

リヒャルト・シュトラウスのオペラは宝塚にふさわしい

日本人は「万葉集」以来「歌とともに生きている」

東方の奇蹟の二重唱

永遠の歌声

「原点回帰」の「山下洋輔ニュー・イヤー・コンサート2006」に贈る新春お笑い寄席 新作古典落語『人生振出双六』

20世紀最高の「歌役者」

クルマとラジオ

世界は演歌に満ちている

バーブラは諸行無常の響きあり

最高の「日本オペラ」

タイムマシンと冷戦時代

ニッポンは明るい!

春の祭典

シャンソンは高級?

イタリアはイタリア

ジャズはサッカー?

世界はひとつ?

大事なのは、質より量?内面より外見?

ビートルズはわかる?

無人島で聴く最後の歌

歌は世に連れない

クレオ・レーンの学歴

ひばりの川流れ

NASAと蓄音機

日本人の遊び心

「革命的音楽」は時代とともに消えてゆく?

究極のノスタルジー

『プロの仕事』

佐渡&玉木のぶっちゃけトーク(最終回)

「映画を所有したい!」と思うのは何故?

討ち入りや ゑひもせすまで ジャズに酔ひ――『ジャズマン忠臣蔵』講釈・前口上

ゲルギエフの引き出す無限の可能性/偉大な芸術とは、オモロイもんである。

冬の夜長にオペラ――その極上の面白さをDVDで味わう

都はるみさんの「世界」との新たな出逢い

天国の大トークバトル『クラシック あとは野となれ ジャズとなれ!』

超虚構音楽史―山下洋輔作曲「ピアノ・コンチェルト」の世紀の一戦

男と女の愛の形――悪いのはどっち?

「世の中に新しきものナシ」あらゆる創作はパクリである?

モーツァルトのオペラのおもしろさ

人を愛し、未来を信じ、時代を超越するパワー

バーンスタイン『キャンディード』の単純明快な世界

いつの世も変わらない「親子」と「男女」

<演歌 de オペラ>上演企画書

カルロス・クライバー〜〜実体験なき体験/〜夢のような体験

歌うピアニスト ―― G&G(グルダとグールド)

グレン・グールド<ガラス=音楽=グールド>

『ブルース・ブラザース』讃

翔べ! 21世紀へ!「エレクトリック・クラシック」の翼に乗って!

サロメ――官能と陶酔の神話の魅力

神野宗吉(ジャンニ・スキッキ)の娘・涼子(ラウレッタ)のアリア『好きやねん、お父ちゃん』(『私のお父さん』)

「子供(jr)」という大発見

NHK-FM『クラシックだい好き』 1〜6回プログラム

島田雅彦のオペラと小説――『バラバラの騎士』と『どんな? あんな?こんな? そんな!』

「オペラ忠臣蔵」のテロリズム

フリンオペラ年表400年史『オペラの歴史はフリンの歴史』

極私的ワーグナー体験の告白『私は如何にしてワーグナーの洗脳を解かれたか?』

ベートーヴェンの「朝ごはん」

サッカーと音楽の合体――それがスポーツ!それがワールドカップ!

オペラ「アイーダ」の本当の魅力

ヨースケのことなら何でもワカル!『ヤマシタ・ヨースケ・ジャズ用語大辞典』遠日発売未定 内容見本

Copyright (C) 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. WEBサイト制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る