「好きな歌」を選べと言われたので大喜び!こんな楽しい作業はない!
では、作曲家別に……服部良一……中山晋平……筒美京平……古関裕而……中村八大と永六輔……宮川泰……
さらに歌手別に……美空ひばり……都はるみ……三波春夫……ザ・ピーナッツ……浅川マキ……と選び始めたら、アッという間に40曲を超えてしまった。
10〜30曲をメド…と言われても厳選は不可能。
何しろニッポンは万葉以来の「歌の国」なのだ。西のイタリア・カンツォーネと並んで名歌は数多。
それでも泣く泣く30曲に絞ったので、以下リストから落とした歌を(歌手とともに)書いておく。
選曲理由や解説などの御託を並べるより、この歌も好き!と陳列するだけでメッセージになるはず。
……というわけで残念ながらリストから落とした歌は(歌手名のアイウエオ順で)…。
浅丘雪路『さいはて慕情』、いしだあゆみ『ひとり旅』、井上陽水『胸の振り子』、おおかた静流『花』、加藤和彦+北山修『あのすばらしい愛をもう一度』、木津茂理『竹田の子守唄』、沢田研二『危険な二人』、志村喬『ゴンドラの唄』、平山三紀『真夏の出来事』、弘田三枝子『渚のデイト』、南佳孝『ブルーズでも歌って』、レイ・チャールズ『愛しのエリー』……以上。
あっ!外国の歌が1曲混じってしまった!ま、いいか。どれがそれだかわからない人も多いに違いないから。
しかしニッポンには、ホンマにエエ歌が数え切れんくらいギョーサンあるなぁ。
それこそ世界に一番誇れる日本のタカラかも……。
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以下、小生の選んだ日本の歌ベスト30選です(歌手のアイウエオ順に……)。
●藍川由美『六甲おろし』(佐藤惣之助・作詞/古関裕而・作曲)
●青江三奈『恍惚のブルース』(川内康範・作詞/寺岡真三・作曲)
●浅川マキ『ケンタウロスの子守唄』(筒井康隆・作詞/山下洋輔・作曲)
●綾戸智絵『港の見える丘』(東辰三・作詞&作曲)
●石川セリ『死んだ男の残したものは』(谷川俊太郎・作詞/武満徹・作曲)
●伊東ゆかり『誰も知らない』(岩谷時子・作詞/筒見京平・作曲)
●ハナ肇とクレージーキャッツ『ホンダラ行進曲』(青島幸雄・作詞/萩原哲晶・作曲) ●宇野ゆう子『サザエさん』(林春生・作詞/筒見京平・作曲)
●欧陽菲菲『恋の十字路』(橋本淳・作詞/筒見京平・作曲)
●太田裕美『木綿のハンカチーフ』(松本隆・作詞/筒見京平・作曲)
●笠置シズ子『買い物ブギ』(村雨まさを・作詞/服部良一・作曲)
●北原ミレイ『ざんげの値打ちもない』(阿久悠・作詞/村井邦彦・作曲/馬飼野俊一・編曲)
●キャンディーズ『微笑みがえし』(阿木耀子・作詞/穂口雄右・作曲&編曲)
●クレオ・レーン『浜辺の歌』(林古渓・作詞/成田為三・作曲)
●坂本九『見上げてごらん夜の星を』(永六輔・作詞/中村八大・作曲)
●櫻川唯丸『黒い雨』(佐原一哉・作詞&作曲&編曲)
●ザ・ピーナッツ『恋のバカンス』(岩谷時子・作詞/宮川泰・作曲)
●ちあきなおみ『宵待草』(竹久夢二・作詞/多忠亮・作曲/倉田信雄・編曲)
●渚ゆう子『京都慕情』(林春生・作詞/ベンチャーズ・作曲/川口真・編曲)
●西田佐知子『東京ブルース』(水木かおる・作詞/藤原秀行・作曲&編曲)
●波多野睦美『城ヶ島の雨』(北原白秋・作詞/梁田貞・作曲)
●前川清『中之島ブルース』(斉藤保・作詞/吉田佐・作曲/森田賢一郎・編曲)
●水原弘『君こそ命』(川内康範・作詞/猪俣公章・作曲&編曲)
●美空ひばり『浮世船路』(藤浦洸・作詞/万城目正・作曲/田代与志・編曲)
●三波春夫『東京五輪音頭』(宮田隆・作詞/古賀政男・作曲/福島正二・編曲)
●都はるみ『あなたの隣を歩きたい』(坂口照幸・作詞/三木たかし作曲/櫻庭伸幸・編曲)
●ミルバ『愛のフィナーレ』(なかにし礼・作詞/宮川泰・作曲/森岡賢一郎・編曲)
●南正人『海と男と女のブルース』(成田ヒロシ、南正人・作詞/南正人・作曲)
●森進一『女の溜息』(吉川静夫・作詞/猪俣公章・作曲)
●雪村いづみ『昔のあなた』(山上路夫・作詞/服部良一・作曲)
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『ベートーヴェンの交響曲』『マーラーの交響曲』……といった本を上梓してきましたが、次は、『筒美京平の歌謡曲』でも書きたい気分です(笑)。いや、『ザ・ピーナッツのすべて』か『植木等大全集』がいいかな(爆)。 |