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Laser Disc
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
パヴァロッティ、キアーラ、ディミトローヴァ,ギャウロフ、プルチュラーゼ、ポンス。こんな豪華キャストは二度とないですね

7月1日(水)
ベッドでの読書ローレンツの『攻撃』再読を復活させる。動物の行動を人間に適応させての表現がオモシロイ。《女性が途方もなく尊重されるアメリカですら本能に卑屈な男は尊ばれない。男の理想像というのは夫が強力な精神的肉体的優位を保っていながら儀式として決まった法則に従って彼の妻のごく小さな気まぐれにすら服従すると言うことなのだ。注目すべきは軽蔑すべき本当に卑屈な男のことを呼ぶ言葉に動物の行動からとった「hen-pecked」つまり雌鶏に突かれる男というのがある。このたとえは男の異常な卑屈さを実に見事に描きだしている》なるほどこの説明でハリウッド映画の男優の女優に対する態度(演技)がよく理解できますね。ニャン。ベッドから出て朝パンのあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは日本代表のブラジル戦惜敗に触れたあとIOCのコベントリー会長がミラノ・コルチナ冬季大会以降オリンピックに出場した全選手に1万ドルを「支給」すると発表したことについて。アマチュアリズムで始まったオリンピックも様変わりしましたね。アマチュアリズムも労働者排除の差別思想ですが現金支給は労使関係を結ぶということでしょうか?

7月1日(水)つづき
ラジオのあとヨメハンと二人で黒兵衛抜きの散歩。結構汗をかき疲れる。犬と散歩していたときは犬が主導権を握り人間の散歩ではなく犬の散歩だったことがよくわかる。散歩のあと明日の大学の授業の準備などイロイロ仕事。晩メシは久し振りにオペラをDVDで見ながら。ミラノ・スカラ座の『アイーダ』はパヴァロッティ、キアーラ、ディミトローヴァ、ギャウロフなどオールスター・キャストの1985年の舞台も凄いけどやっぱり2008年のゼッフィレッリの演出の色彩は素晴らしいですね。久し振りにサッカーから離れた一日。ノルウェーはハーランドが凄かったらしいですね。日本は返す返すもイロイロ残念でしたね。

7月2日(木)
ローレンツ『攻撃』読み続ける。オモシロイ。《家族というものが社会的集団の原型であり今日高等生物に見られる全ての形の社会的社会的集団はそこに由来するという。確かに大多数の社会性昆虫(いわゆる国家をつくる昆虫)屋いくつかの哺乳類とくに人間を含む霊長類にはそう言えるかもしれない。しかしこれは決して一般化できることではない。最も広い意味における「社会」の原型は「無名の群れ」の形成であってこの典型的な例になるのは大洋に住む魚類である》ナルホド。イワシやサバなど数多くの魚はデッカイ塊になって一定の「正の方向」へ向かって泳いでるのですね。《一匹がある方向へ決然と進むと他の魚も必ず同調する(略)ある意味非常に民主主義的な効果》だが《群れの個体数が増せば増すほどその群れは決断がし難くなり(略)彼を群れに引き戻そうとする(略)小型の魚の群れが密集した大きな群れは優柔不断カリカチュアだ》魚の群れを人間社会のあっさり置き換えるのは余り良いことには思えないがコレを独裁者の誕生にブレーキをかける民主主義の良さと捉えるか少しは勇気ある指導者(独裁者)に従うべきと捉えるか難しいですね。まぁ魚には選挙制度がないけど人間にはそれがあるとう違いに注目すべきでしょうね。ニャン。 

7月2日(木)つづき>
ベッドから出てイロイロ準備して大船駅へ。東海道線藤沢駅から小田急で向ヶ丘遊園駅へ。専修大の職員専用バスに乗ろうとすると歩き始める寸前に乗り場に停まっていたバスが出発。俺の乗る電車とバスの出発時刻がいつも少しの間隔でズレてバスに乗り遅れてしまう。おまけにバス乗り場が一番遠くグルリとロータリーを回らなければならない。糞ッと思いながら20分待って次のバスに乗るのがもどかしくタクシーに乗る。1200円の出費。糞ッ。大学のスポーツ・ジャーナリズム11回目の授業は「スポーツを考える」。考えること悩むことの違いを情報の智がで説明したあとスポーツの様々な考えるケースを提示。明治時代に欧米から伝わったスポーツのなかで日本では何故野球が一番人気になったのか?北米では野球・南米ではフットボールを人気が分かれた理由は何故か?IOCが五輪出場選手に1万ドル支給することに決めたのは是か非か?W杯の出場チームが32から48に増えたのは是か非か?またダイナミック・プライシングなどのFIFAの施策は是か非か?……などについて考えてもらい話し合ってもらう。答えのない質問を順序よく証拠を組み合わせて考える練習ですね。授業のあと職員専用バスで向ヶ丘遊園駅へ。小田急&JR経由で帰宅。チョイと疲れたので早々にビールを飲んだ晩メシ。早々とベッドへ。

7月3日(金)
朝ベッドから出て散歩のあと日テレでポルトガルvsクロアチアの試合を見る。今回のW杯には文句を言いたいことが山ほどあるけど試合はヤッパリ面白いですね。ポルトガルがクリスチャン・ロナウドを引っ込めて2-1で勝利!!試合終了寸前のクロアチアの同点ゴールはオフサイドかぁ…ラウンド32のサッカーの勝敗はほとんどが紙一重ですね。しかしそれを「ドラマが生まれた!」と言うのはやめてほしいですね「ドラマチック(劇的)」ではあっても「ドラマ(劇)」ではないですからね。

7月4日(土)
朝日テレでアルゼンチンvsカーボベルデを見る。メッチャ面白かった。1-1で延長に突入。延長前半にアルゼンチンが1点リードしたのをカーボベルデが追いつき延長後半に再びアルゼンチンゴール!残念ながらカーボベルデは力尽きたけど本当に素晴らしい一戦でアフリカの小さな島国が見事に存在感を示しました。ディフェンス一辺倒じゃなく互角に戦う覇気を立派に示していましたからね。世界の少数派ガンバレ!

7月4日(土)つづき
コンラート・ローレンツ『攻撃』読み進む。「連帯のきずな」の章で「きずな」の英語が「band」と出ていたので驚いた。「きずな(絆)」は普通「bond」ではないのかと思ったが「band」のほうがより「絆」の意味として良いなと思いながら読み進むと集団(グループ)が「Gruppe」と出ていたので愕然。Konlad Lorenzはドイツ人だったと思い直す。しかし「絆」は英語でも「band」のほうがイイですね。ニャン。カーボベルデの闘いに感激したあと少し仕事してると長女が来宅。コンビニで売ってる安物シャンパンを飲みながらワールドカップのイロイロをDAZNで見て談笑。「日本もカーボベルデのように攻撃しなきゃ」「次のスペイン大会からはそれができるようになるますがな」とかさんざん喋ったあとボーナスの入った長女のオゴリでヨメハンと3人で『鮨処もり山』へ。黒兵衛の焦点に花束を添えてくれた御礼を言って美味しいお寿司を味わう。なかでも鰊の刺身と握りの旨さに感激。イロイロ味わってほろ酔いで帰宅。久し振りの休日でした。

7月5日(日)
ローレンツ『攻撃』読み進める。様々な動物が"同種内攻撃"を最終段階の手前で止めるのは人間のような「高慢な(自己中心主義的)考え」が存在しないからなのですね。トランプに読ませたい一冊ですね。ベッドから出て散歩のあとチョイと仕事。午後からは長女が川崎フロンターレの新体制発表@洗足音楽大学前田ホールのライヴ中継を見ているのに付き合う。フロンターレのサポーターとの交流&地域密着はナカナカ立派で凄いですね。夕方からTVKで高校野球神奈川大会開会式@横浜球場を見る。入場行進が終わってからの視聴だったため帝国陸軍式行進と自衛隊式行進とその他の行進の割合がわからなかったのは残念だったが神奈川高野連会長がワールドカップ日本代表の応援のあとは高校野球を応援…と言ったのは最悪ですね。高校野球はプロか?朝日新聞横浜支局長も神奈川県知事も高校野球のプロ野球やメジャーとの関係を力説。高校野球って高校教育の一環としての部活動とは考えられてないようですね。夜は初めてNHKの『豊臣兄弟』を見る。本能寺の変が近づきましたからね。小栗旬信長は頑張ってたけど…なんだか日本の歴史とは無縁のようですね。続けて養老先生の近況を見てベッドへ。

7月6日(月)
ノルウェーvsブラジルの一戦は"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"での大住さんと後藤さんの予想(指摘)通りノルウェーの勝利となりましたね。それにしてもハーランドの2得点は凄い!バイキング・ローも凄い!それに…トランプの判定(アメリカ選手のレッドカード)への介入はサイテーですね。それに従う(ように見えた)FIFAインファンティーノも最悪ですね。

Blu-ray
『ウエストサイド物語』
『ウエストサイド物語』
モダン・ミュージカルの最高傑作ですね。まだこれを上回る作品は生まれてないのでは?

7月7日(火)
FIFAインファンティーノ会長のアメリカ選手のレッドカードに対する1年間の"猶予"についてベルギー関係者のコメントが秀逸ですね。「7月6日がエイプリル・フールだとは知らなかった」(笑)ベルギーvsアメリカ前半終わって2-1。ベルギーの各選手はサスガにボールさばきが上手いですね。アメリカ選手の動きが悪いのはチョットは"罪"を感じてるのかな?

7月7日(火)つづき
ベルギーvsアメリカは終わってみれば4-1でベルギーに順当勝利。というかアメリカが自滅。しかしアメリカがアメリカらしい元気あるプレイを見せられなかったのは何故?それはトランプと彼に胡麻擦るインファンティーノがくだらん権力を行使したからではないでしょうか?スポーツマンならあんな非スポーツ的行為を行使されるとイヤになって当然ですよね。なんだかトランプ・アメリカの滅び行く姿が具体的にサッカーの試合に映し出されたような気がする…という感想を持ってしまうのはバイアスがかかりすぎでしょうか?

7月7日(火)つづきのつづき
ローレンツ『攻撃』はもうすぐ再読了。いろいろ面白い記述と改めて出逢う。ドイツ語の《「遺伝する」という意味のフェアエルベン(Vererben)という語は実はグレゴール・メンデルを遡る何百年も前から「相続する」という法律上の意味で使われており初めは全くの喩えとして生物学上の事象に転用されたのだなどというこ生物学者はもう全然あずかり知らぬこととなっている》ナルホド。小生の持ってる独和辞典にも「遺伝する」の前に「贈与する」という訳語が書かれていた。こんなことを知ったからといってどーってことはないですがなんだか嬉しいですね(笑)。ベルギー戦のあとアメリカのバログン選手(ボスニア=ヘルツェゴビナ戦でレッドカードとなりながらトランプとインファンティノのおかげで出場停止が1年猶予された選手)はベルギーの監督に挨拶に行ったらしい。ベルギーの監督は「君は何も悪くない。敗戦は君のせいじゃない」と励ましたらしい。やはり"部外者"である"権力者"がレフェリーの判定に容喙するのはスポーツもプレイヤーも傷付けるんですよね。韓国大統領もパラグアイの女性議員もスポーツやプレイヤーへの容喙は慎むべきですね。デスクワークは明後日の大学での授業の準備。ワーイ。今回はスポーツと音楽(オペラやミュージカル)との関係の講義です。スポーツと『トゥーランドット』や『アイーダ』や『雨に唄えば』や『ウェストサイド物語』の話。楽しくやりましょう。

7月8日(水)
ローレンツ『攻撃』再読了寸前。動物の行動がイロイロ紹介されてるときはソレを人間に当てはめて面白かったが著者の「攻撃という動物から見た人間論」が延々と展開されると少々食傷気味になってくる。《一つの救世の本当に全世界を覆うことになってもソレはすぐさま少なくとも二つの激しく対立した解釈−本来の真の救世説と別の狂信的救世説−に分裂し敵対関係と闘争は相も変わらず栄え続けることだろう。何故なら人間は残念ながら今日あるがままのものでしかないからだ》これってキリスト教とイスラム教のこと?こんな結論で良いのかな?嗚呼。ベッドを出て朝パンのあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはワールドカップでのアメリカ選手へのレッドカードにトランプが容喙して逆にアメリカ選手の動きが悪くなったように見えてベルギーに1−4で敗れた話を取りあげ政治家・権力者のスポーツの現場への容喙を非難する話をする。しかし「容喙(ようかい/"喙=くちばし"を"容=入れる")」とはナカナカ面白い言葉ですね。ラジオのあとヨメハンと黒兵衛抜きの人間の散歩。犬の散歩でない人間の散歩はけっこう疲れる。デスクワークは明日の授業の準備や今月末のオペラ・ツアー(蔵出し音楽欄参照)の資料作り。大学の授業もあと3回か…やっぱり学生より俺のほうが勉強になってると思えるのは…俺の教え方が悪いのかな?嗚呼。

7月9日(木)
コンラート・ローレンツ『攻撃』にはどこかに「攻撃衝動」とスポーツの関係が出てきたはずだと思いながら再読していたけど再読了までにあと12ページというところでやっと出てきた。《闘争が人間の文化生活の中で儀式化され特殊な形式に発達したものにスポーツがある。系統発生的に生じてきた決闘と同じくスポーツは攻撃性が社会集団に損害を与えるのをくい止めるのと同時に攻撃の種維持作用はそのままに保ってくれる。だがその他にもこの文化的に儀式化された闘争形式は人間が自分の本能的闘争反応を意識的に責任をもって制御するように人間を教育するという比類なく重要な役目を果たしているのである。強度に攻撃性を掻き立てる刺激を受けながらもスポーツの「フェアネス」とか「騎士道」が守られるのは人間の重要な文化的業績だ》トランプやそれに従うインファンティノや韓国大統領のように政治がスポーツに容喙したりその容喙を受け入れたりするのはまさにスポーツの「重要な文化的業績」を踏みにじるものなんですね。ニャン。ベッドを出て朝パン食ってイロイロ準備して大船駅から藤沢経由小田急線で向ヶ丘遊園駅から職員専用バスに乗って専修大学へ。スポーツ・ジャーナリズムの12回目の授業はスポーツ以外の「サブ能力(教養)」の重要性について。一例として一昨日の本欄に書いたオペラやミュージカルの映像を見せる。それらを知っていないとトリノやミラノの冬季五輪やF1やブレイクダンス(ブレイキン)の理解が半減しますからね。授業を終えて往路の逆コースのバス→小田急→JRで帰宅。雨模様での"出勤"もイヤだけど夏の暑さも辛いですね。帰宅してすぐに冷たいビール。美味い。チョイと仕事のあとニュース見ながら晩メシ。国会は日本国憲法とは"逆コース"の"後ろへ進む"皇室典範の改訂を進めるんですかね。昨日の東京新聞の「本音のコラム」で斎藤美奈子さんが書いていたし数日前のTBS「報道1930」で保坂正康さんも言ってたけど"右も左も"多くの国民が認める(求める)「直系長子継承」や「女性女系天皇容認論」を無視する政府・自民・維新の「拙速な皇室典範の改定」は即刻撤廃し《世論も新聞も共産党も保守論客も求める議論のやり直し》をするべきでしょうね。

BOOK
奥田英朗『オリンピックの身代金』講談社文庫
奥田英朗『オリンピックの身代金』講談社文庫
この作品,大好きです。ミステリー仕立てのなかで1964年の東京の空気がよくわかります

7月10日(金)
コンラート・ローレンツ『攻撃 悪の自然誌』(みすず書房)再読了。動物の一種と支店人間の「攻撃衝動」を忌避する結論は意外と単純だった。《本当の意味で人類の総力を結集すべき事業が二つある。この事業こそは遥かに大きな規模でコレまで無関係だったか敵同士だった党派や諸国民を共通の価値のためにこぞって奮い立たせるという任務を持つものである。それは芸術と科学である。(略)まさにこの任務のために芸術(と科学)は常に非政治的でなければならない》あまりに夢想的とも言える美しい結論だが科学がE=mc2という真理による核武装という政治的道具によって「攻撃衝動を忌避する手段」たりえなくなった現在「芸術」に加えて「スポーツ」は未だ「敵同士を共通の価値のために奮い立たせること」の可能性を持ち得ているかもしれない。但しそのためには「芸術とスポーツは常に非政治的でなければならない」ことを再認識すべきですね。つまりインファンティノはトランプに従うのではなく彼を拒否しなければならないはずですよね。ニャン。ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと朝の散歩。今年の夏も暑くなりそうですね。

7月10日(金)つづき
デスクワークは一日くらい休んでも良いだろうと思って本棚の整理をしているとオリンピックのコーナーの本棚の奧から奥田英朗『オリンピックの身代金』(講談社文庫)に続いて同じ著者の『東京物語』(集英社文庫)が出てきた。前者は1964年の東京五輪を"人質"にとった面白いミステリーだったが後者は何で五輪のコーナーにあるねんと思いながらパラパラめくると著者の青春時代に東京の弱小広告代理店で働いたときの短編集6編のなかに「名古屋オリンピック」と題した1編があった。記憶から消えていたのでさっそく56ページを読む。名古屋では話題になっても東京では全く話題にならなかった名古屋での五輪の夢がソウルに負けて消えた日の東京の名古屋とは無縁の日常が描かれていて面白かった。「でも名古屋っていうのもちょっと恥ずかしいですよねえ」「なんでだよ」「だって世界中の人が来るわけでしょ。金の鯱(しゃちほこ)とエビフリャーしかないじゃないですか。あんなとこ(略)おまけにみんなでミャーミャー言ってキーホルダーをジャラジャラさせて日本の恥ですよ。(略)信号は守らないし横に広がって歩くしプライバシーってものがないし要するに民度が低いんだよな」「この野郎」「はい?」「てめえ俺が名古屋出身だってこと知ってて言ってんのか」清水義範氏のパスティーシュ小説を思い出しながら笑ってしまった。しかし1981年の東京の広告代理店が舞台のこの小説ーー写植・版下・ASA400のフィルム・オープンデッキ・カセットテープ・トレスコで紙焼き・タイムカード・オーディオ評論家・加山雄三風の口調・長嶋茂雄のような甲高い声・瞬間湯沸かし器……なんて言葉はもう通じなくなりましたね。45年前の話か…嗚呼。

Kindle
『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史/二つの大戦と原子爆弾』早川書房
『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史/二つの大戦と原子爆弾』早川書房
毎年8月にはこの本の「原子爆弾」の章を読みましょう

7月11日(土)
ベッドでの読書はトランプ大統領の愚行を再確認するため『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史1二つの世界大戦と原爆投下』(早川書房)再読を始める。アメリカの"愚行"というか帝国主義的資本主義の販路拡大のための戦争は別にトランプだけでなくマッキンリーやセオドア・ルーズベルトやウィルソンなどの大統領もフィリピン・パナマ・ニカラグアなどで相当酷い戦争を繰り返していたのですね。オリバー・ストーンはこの"アメリカ史"を書いた理由を《21世紀に足を踏み入れてまだ間もない今ならその誤りを正す時間が未だ残されていると信じるからだ》と《序章 帝国ルーツー「戦争はあこぎな商売」》に書いているけど21世紀も四半世紀を過ぎた今となっては時間はもはや残されなくなったのかな?嗚呼。ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。シャワーを浴びたあと今月末はイロイロ忙しくなるのでまずオペラ・ツアー『カルメン』の資料整理と来週の大学の授業のレジュメ作り。フランスが堂々とモロッコに勝ちましたね。前評判の高かったモロッコが頭も足も出ませんでしたね。ワールドカップは順当に強いチームが残ってますね。サッカーでジャイアント・キリングが起こるのはグループリーグまでの話かな?『ブラタモリ』を見ながら晩飯を食べようとして笑ってしまった。というのはタモリが名古屋城の前に立っていたから。昨日読んだ奥田英朗『名古屋オリンピック』に五輪招致で名古屋がソウルに負けたのは「タモリがアカンのやよ。名古屋のこと馬鹿にして。ああいうのがおるで落ちてしまったんだわ」という名古屋人の台詞を思い出したからだった。それはともかくコレって再放送ですね。この頃のテレビは再放送と断りませんね。コレはイケマセンね。

DVD
『國民の創生』
『國民の創生』
最悪の黒人差別映画か?歴史に残る名画か?まだ見てません。見なきゃ。

7月12日(日)
トランプの愚行の再確認のため再読を始めた『オリバー・ストーンの語るもうひとつのアメリカ史』だったが面白すぎて第一次大戦の記述まで読んでしまう。ウィルソン大統領というのは《民族自決・海洋の自由・世界各国が連合する国際機関の創設》などを唱えたかなり理想主義的で穏健な指導者だと思っていたけどホワイトハウスで『國民の創生』なんて映画を上映する《白人優位の人種観》の持ち主だったのですね。その映画は《野蛮で好色な元奴隷》が《南部の白人や無力の女性たち》を襲おうとしたところに《勇敢なクー・クラックス・クランのメンバーが駆けつけ救い出すという映画》だという。そんな《歪曲された歴史観》を大統領が絶賛していたことには驚くほかないけれど今東洋の島国でもかなり怪しい歴史観を主張する指導者が跋扈しているから他国の過去を嗤えないですね。嗚呼。ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。デスクワークは月末の多忙を見越して大学のあと2回の授業のレジュメを作る。スポーツと政治をテーマにするので1972年ミュンヘン五輪の記録映画『時よ止まれ君は美しい』のゲリラのシーンを見直す。これよりスピルバーグの映画『ミュンヘン』のほうがゲリラが選手村を襲うシーンは当時のメディアの動きも含めてリアルですね。晩メシは大相撲名古屋場所初日のビデオを見ながら…と思ったらヨメハンが録画ミス。シャーナイのでニュースで大の里が義の富士に負けたシーンだけを見る。すぐに引いてしまう大の里の悪い癖が出ましたね。コレはすぐに修正可能でしょう。続けて大河ドラマ『豊臣兄弟』で「本能寺の変」を見る。小栗信長は頑張ってたけどTVドラマはやたら一つのシーンが長くて小生には耐えられないですね。大河ドラマ全50回ほどを映画なら3時間ほどで表現するのですからね。まぁ個人的好き嫌いの問題かな。

7月13日(月)
『オリバー・ストーンの語るもうひとつのアメリカ史』読み続ける。第一次大戦から第二次大戦に向かうアメリカの行動を見ているとトランプ大統領の行動がアメリカの歴史のなかで決して得意なものでないことがよくわかる。所詮は銀行と石油がアメリカの政治と軍隊を動かしているのですね。そしてアメリカ国内では《社会主義(ソーシャリズム)とリウマチ(リューマチズム)の区別もできない》政治家の手によって「諜報活動取締法」や「扇動防止法」が作られて社会主義者や自由主義者が逮捕され学問の自由が奪われていったのですね。何やら最近の日本と酷似しすぎていて怖さを通り越して嗤っちゃいますね。嗚呼。ベッドを出て朝パンのあと散歩とシャワー。デスクワークは夕方からの"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の準備。ゲストは五輪アナリストの春日良一さんでテーマは「トランプのワールドカップへの介入から2年後のロス五輪を考える」。トランプがW杯でソマリアの審判やイランのコーチなどを入国禁止にしたようなことがロス五輪でも起こるとIOCが敢然と反対できるか?という話やIOCが五輪出場選手全員に1万ドルの支給を決定したことの是非など……メッチャ難しい話になりました。アスリートはカネを要求し観客はまるでグラディエーターの闘いを楽しむように金メダル争いを楽しみ……誰も「オリンピックの理念(根本原則=スポーツによる平和な社会の構築)」など気にしない(知らない)。最近jリーグが「税リーグ」と揶揄されているのも同様で「Jリーグの理念」を口にしない(知らない)人が増えた。どうやら現代のスポーツは資本主義の激しい侵食のなかにあって袋小路入り込んで抜け出す道を見失ったようですね。嗚呼。

7月14日(火)
『もうひとつのアメリカ史』読み続ける。第一次大戦で有名になった毒ガス戦はフランスがチョイと始めドイツが大々的に展開しアメリカが世界一の毒ガス生産量を誇るまでになったのですね。結局はカネの勝負なんですね。しかし03年のアメリカのイラク侵攻に反対したフランスに対する当てつけにフレンチ・フライをフリーダム・フライと呼ぶことにしたのは知ってましたけどソレは第一次大戦でのドイツ憎しが元祖だったのですね。アメリカ議会は《ハンバーガーをリバティ・サンドウィッチに。ザワークラウトをリバティ・キャベツに。「ドイツはしか」と呼ばれていた風疹のことを「リバティはしか」に。そしてジャーマン・シェパードをポリス・ドッグに改名した》そうです。こんなオモシロイ話を一度読んではずなのに忘れていたのはなぜかな?歳のせいではないと思うけど…ニャン。ベッドを出てヨメハンと黒兵衛抜きの散歩をしたあとデスクワークいろいろ。明後日の大学の授業の準備や大衆のオペラツアーの参加者に配る資料作りや今年の後期のオペラ講座の準備や明日締め切りの『ZAITEN』の連載の下書きなどをしていると夕方になって知人から電話。そこで驚く!声が出ない!なんでや?風邪か?昨日の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"のときに大嫌いなエアコンをつけて1時間以上喋りまくったからか?喉に幕がはったようでヒューヒューと掠れ声しか出ない。熱はない。36.5度。血圧も正常。しかし声が出ない。マイッタ。明日のラジオで喋れないかも…ということをRKBの担当ディレクターに伝えてとにかく酒呑んで寝る。百薬の長ですからね。

7月15日(水)
フランスvsスペインの準決勝は2−0でスペインの勝利!やっぱりスター選手の個人技以上にパスワークのチームプレイと堅い守りの連携のほうが強かったようですね。日本のサッカー界にとっては喜ばしいことかな。試合は見ていないので後でゆっくりビデオを見ます。

7月15日(水)つづき
朝起きると掠れ声ではあるけどどーにかこーにか声は出るのでRKBの担当ディレクターに電話。「その声なら大丈夫ですよ。聞き取れます」と言われてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはIOCのコベントリー会長がロシアとベラルーシに課していたオリンピックへの出場禁止の処置を暫定的に解除したという話。しかし世界陸連は両国の国際大会への出場禁止は継続と言うしIOCも両国の国旗と国歌の使用許可は未定と言うし…まだまだこの問題の行く末はわかりませんね。それにアメリカがイランへの攻撃を始めたのも五輪停戦協定違反なんですけど…まぁ戦争の責任を選手に負わせないというコベントリー会長の主張も理解で来ますが…ウクライナの選手が怒るのも理解できますね…という話。こういう話を関西弁では「難儀な話やなぁ」と言うがソレは言わず「喉をお大事に」と言われてラジオを終える。ふううふー。

7月15日(水)つづきのつづき
ラジオのあと散歩は体調を考えて中止にしてデスクワークに専念。『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』第108回にIOCがオリンピック出場全選手に1万ドルを支給する話を書く。これは賞金でもなければ出場料(ギャラ)でもないそうだがIOCがどんな理屈を捏ねようとオリンピックが資本主義の原理原則に従ってアスリートに対して労働(見せるスポーツを行う)に対する対価を支払うことには違いない。つまりIOC(オリンピック)は金儲け(利益の追求と獲得と再生産)を目的とする集団になると宣言したわけだ。スポーツを通して平和な社会を構築するというのは完全に画餅に…否…御神体に祭り上げてしまったわけですね。嗚呼。これが近代スポーツの終着点(袋小路)というわけかな?

Blu-ray
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
大学の授業で見せました。サッカーの応援ソングですからね。学生はオペラの凄さがわかったかな?

7月16日(木)
イングランドvsアルゼンチンはモノスゴイ攻防の末にアルゼンチンが2-1で逆転勝利。こーゆーモノスゴイ試合を日本代表の試合でも見たいものですね。ただただ唖然としてみるほかないほど凄い試合でした。

7月16日(木)つづき
モノスゴイ試合だったイングランドvsアルゼンチン戦を忘れて東海道線で大船から藤沢へ。藤沢から小田急で向ヶ丘遊園駅へ。職員専用バスに乗って専修大学へ。1時間くらい図書館でいろいろな本を手に取って(専大の図書館は本当に素晴らしい!)授業開始。今日は江戸時代の大坂冬の陣夏の陣以来江戸に生まれたジャーナチズム(米相場の報道)と明治以来のスポーツ・ジャーナリズムの歴史の講義。事件報道→朝日新聞の野球害毒論→戦争とオリンピックと国策報道とメディアの駅伝と野球を主催→戦後のプロレスブームと教育(体育)報道→テレビのワイドショーの誕生とスポーツのドラマ化→ニュージャーナリズムの誕生と雑誌『ナンバー』の発刊と『ナンバー』のて方針の変節(スポーツを通じて人間を描く人間雑誌=人間ドラマ→単なるスポーツ雑誌)…という歴史を語ったあと先週の授業(オペラとミュージカルとスポーツ)で見せられなかったヴェルディの『アイーダ』を見せて授業は終わり…だったが最後に雑談ぽく質問を受けてイロイロ話をするなかで学生たちの誰もが『忠臣蔵』を知らないということを知る。大ショック!以前立教大学の教壇に立ったときに学生が誰一人として長嶋茂雄のことを知らないことにショックを受けていらの大ショック!ロシアの中学生はトルストイの『戦争と平和』を知っている。フランス人の学生はナポレオンを知っている。イタリアでは五輪の開会式にロッシーニ・ヴェルディ・プッチーニが登場。しかし専大の学生は『忠臣蔵』を知らない。おそらく東京五輪に登場した團十郎の『暫』も知らないだろう。よし。来週の最後の授業では『未来の(AI時代の)スポーツジャーナリズム』を講義すると同時に吉右衛門の『勧進帳』を見せよう!と決意して授業を終える。帰宅して冷たいビールで生き返る。藤ノ川がんばってるねえ。

DVD
『真昼の死闘』
『真昼の死闘』
クリント・イーストウッド監督主演の西部劇。ゲスト出演のシャーリー・舞うレーンが可愛く素晴らし!邦題は最悪の翻訳です
【7/17】

7月17日(金)
ベッドで再読を続ける『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』が面白い。第二次大戦の直前はアメリカにもヒトラー・ナチスやムッソリーニ・ファシズムを熱烈に支持する人々は少なくなかった。しかし《ついにファシズムと戦わねばならなくなったことはアメリカが過去の偉大さとモラルに基づくリーダーシップの基盤であった民主主義と平等主義の伝統を曲がりなりにも取り戻す機会となった。そして第二次世界大戦への参戦も開戦から何年か後のことではあったがアメリカはヨーロッパのファシストを倒すうえで重要な支援を行いまた日本の軍国主義者を打ち破るうえで決定的な役割を果たした。だが第二次大戦の最後に広島と長崎に原子爆弾を投下したことでアメリカはまたもや追い詰められた世界が切に求めているようなリーダーシップを提供できる段階には未だ達していないことを露呈したのだった》ストーン監督の指摘は鋭いですね。彼は2013年の原水爆禁止世界大会で「日本の戦後政治を厳しく批判するスピーチを行った」が「日本のマスメディアはこの事実をほぼ黙殺した」と内田樹氏が『AERA』同年8月26日に書いている。ストーン監督のスピーチとは「第2次大戦後日本はすばらしい文化すばらしい映画すばらしい音楽すばらしい食文化を示しました。けれども私はただ一人の政治家もただ一人の総理大臣も平和と道徳的な正しさを代表したとことを見たことがありません」「あなたがたはアメリカの衛星国であり従属国にほかなりません。(中略)あなたがたは何のためにも戦っていない(you don't stand for anything)」そして最後の英語を内田氏は「あなたがたは何も代表していない」「何も意味していない」と読むこともできる−−と書いている。もうすぐ8月6日9日15日。その前に皇室典範の(少数派による!日本国憲法と矛盾する!)改定や(理由のわからない)国旗損壊罪などの法律ができた。この国はどこへ行こうとしているのか!?

7月17日(金)つづき
デスクワークは『ZATEN』の連載の校正や大学の最後の授業の準備。昼飯食ってNHK-BSを見ていたらクリント・イーストウッドとシャーリー・マクレーンの西部劇をやっていたので見てしまう。監督がドン・シ−ゲル音楽がエンニオ・モリコーネだけあってメッチャ面白かった。S・マクレーンが可愛く派手に修道女と娼婦の役を好演。面白かったけど映画の日本語タイトルが『真昼の死闘』と最悪。最後のメキシコ義勇軍とフランス軍の戦いは真夜中ですよ。原題は『Two Mules For Sister Sara』で『シスター(修道女・娼婦)サラと2匹のラバ(頑固者)』。シャーリー・マクレーンが小さなラバにまたがって走る姿が可愛かったのとクリント・イーストウッドという頑固者と出会って金塊奪取や戦争に巻き込まれる姿の面白さを表す見事のな原題が阿呆などこかの洋画宣伝部によって最悪の日本語題になったようですね。嗚呼。豊昇龍が伯乃富士に逆転負け!2敗!もう横綱が負けてもニュースにならないかな…。

7月18日(土)
『オリバー・ストーンのアメリカ史』面白い。第一次大戦後のアメリカでは「死の商人」(戦争でボロ儲けした大企業の役員たち)の追求が開始されて「戦争による利益」対する高額課税が議会で真剣に検討されたのですね。第二次大戦後には大統領になったアイゼンハワーは軍産共同体の危険性を訴えたりもしたわけで成果はさほど得られなかったとは言え「アメリカの良心」と言える部分の主張はあったのですね。今の日本の政界に「日本の良心」と呼べるモノあるのでしょうか?ニャン。あまりに暑いので朝の散歩は取りやめ。クーラー嫌いの俺は汗をかきかきデスクワーク。ふうううう。まぁ夏ですから仕方ないですね。『ZAITN』の校正をやったりイロイロ仕事して汗をふきふき大相撲とビールに漕ぎ着ける。安青錦は大関復帰できそうですね。ウクライナもロシアにドローンでかなり反撃しているようで獅子もがんばってるので応援したくなりますね。狼雅もガンバレ。

7月19日(日)
W杯3位決定戦は前半4点を入れたイングランドが後半追い上げたフランスを振り切って6−4で勝利ハッハッハッハッハ。オモロイ試合でした( ^o^)ノレベルの高い選手たちが気楽にやればこんな試合になるのでしょうね。

7月19日(日)つづき
W杯3位決定戦のあとイロイロ準備して大船駅から東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。名古屋も暑いですナァ。ホテルにチェックインしたあと別のホテルで待ち合わせしている"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"のスタッフの小崎クンと晩飯食いながら仕事の打ち合わせいろいろ&雑談。愛知県の尾張と三河の"違い"をいろいろ教えていただく。メッチャ面白かった。今年のアジア大会@愛知県は上手く行くのかな?チョイと心配になる。名古屋泊。

7月20日(月)
朝名古屋のホテルで目覚めるとつけっぱなしのNHKはW杯決勝のハーフタイム。どう考えてもサッカーの試合には相応しくないハーフタイムショーなるモノをチョイと見てスペインvsアルゼンチンの後半戦。圧倒的にスペインが押している試合はあっと言う間に延長戦へ。延長後半にアルゼンチンの一瞬の隙を衝いてスペインが決勝点。10人となっているアルゼンチンもメッシを中心に必死の反撃を試みるが惜しいチャンスを2度逃してスペインの優勝。堅い守りと素晴らしいパスワークによるチームプレイは日本サッカーのお手本になりますね。そー言えばなでしこジャパンが世界一になったときもスペインのようなパスワークと言われましたね。表彰式までテレビで見てトランプに対するブーイングを確認したあとシャワーを浴びて名古屋栄の中日ビルへ。そこで待機してくれている中日文化センターと中日ツアーズのスタッフと合流。集まってこられるオペラ・ツアーの参加者の皆さんとバスに乗り込んで新名神高速道路などを経由して西宮市の兵庫県立芸術文化センターへ。佐渡裕さんプロデュースのオペラ『カルメン』の鑑賞ツアーに参加。毎年1回で残念ながら去年とコロナの時は中止したが今年で15回目。途中バスのなかでカルメンの話やオペラの話を2度に渡って講義するうちに兵庫県立芸術文化センターに到着。オオーット今年も途中の栗東サービスエリアで名物のメロンパンを食べました。230円は高かったけど美味しかったです( ^o^)ノ

7月20日(月)つづき
西宮北口駅すぐそばの兵庫県立芸術文化センターにバスが着くとスタッフの人が迎えに出てきてくださって30人近いツアーメンバーは下車。少し休んだあとレストランで昼食。イタリア料理でデザートとコーヒーを楽しんでる頃に指揮者の佐渡裕さんが挨拶に来てくださって今日の『カルメン』見所聴き所を話してくださったあとツアー参加者の皆さんに自筆のサイン入りのパンフレットを一人一人手渡ししてくださってオペラ開幕前のサプライズは終了。ツアーの皆さんと観客席へ。『カルメン』の幕開け。今年はチョイと趣向が変わってイタリア人の演出家による舞台は終始砂漠の上。迫力ある音楽と歌手の皆さんの充実した舞台には満足したけど演出は面白いけどチョイと?でした。舞台が大拍手で終わったあとツアーに参加の皆さんは客席に残って毎年恒例プロデューサーの小栗哲家さんによる舞台制作の解説&裏話。そしてバックステージツアーから舞台の上へ案内されて"砂漠"の上でいろいろ解説や記念写真。小栗さんは息子さんが本能寺で焼け死んだショックもなく(笑)素晴らしいお話を本当にありがとうございました。ツアー参加の皆さんがバスに戻られたところで御挨拶。皆さんも満足されたようで小生はここで別れてJR西宮駅から新大阪経由新幹線で品川から東海道線で大船の自宅へ。長い長い一日を終えてビール飲んで暑い夜も忘れて爆睡。

DVD
『時よ止まれ、君は美しい ミュンヘンの17日』
『時よ止まれ、君は美しい ミュンヘンの17日』
ミュンヘン五輪の記録映画。ミロス・フォアマン,アーサー・ペン,市川崑など10人の監督が参加。テロ映像は少しだけ

7月21日(火)
昨夜はすっかり疲れてしまったのかベッドに入ったのが午前1時前で今朝9時頃まで爆睡。体調はすこぶる快適。身体的疲労はたまには必要なことを痛感。とはいえあまりの暑さに朝の散歩はパス。デスクワークは明日のラジオと明後日の大学最後の授業の準備。今年のワールドカップが政治的経済的問題がありすぎて整理するのに時間がかかる。スポーツはスポーツとして演劇やオペラのドラマとは切り離して捉えるヨーロッパに対して西部開拓時代にナカナカ劇場を創ることができずスポーツにドラマ(演劇)的要素を取り入れてスポーツの中断を多くした(その間に人間ドラマを想像する)志向の強いアメリカのスポーツの特質が飲水タイムや決勝のハーフタイムショーなどに表れた出た大会という言い方もできるけどトランプの政治的容喙やFIFAのダフ屋的ダイナミック・プライシングは近代スポーツが究極まで進んでローマ帝国的パンとサーカスになってしまった結果と言えますね。大相撲は昨日幕下の旭富士が負けたらしいですね。相手は元十両の生田目。序の口デビューからの連勝は25でストップ。デビュー時から実力は幕内三役クラスと言われていたけれどここらで負けるほうが将来のためには良いのかな。安青錦は昨日の大の里に続いて豊昇龍も撃破。安青錦を誉めたいけど横綱人がナサケナイですね。続けて晩飯食べながらクリント・イーストウッド監督の映画『リチャード・ジョエル』を見る。アトランタ五輪での爆破テロ事件の犯人にでっち上げられた警備員の話。明後日の大学の授業で取りあげるのでチェック。イーストウッド監督はイイ仕事をしてますね。

7月22日(水)
ベッドでの読書再開。『オリバー・ストーンの語るもうひとつのアメリカ史』は第二次大戦前夜。ヒトラー・ナチスを支持するアメリカ企業・銀行が少なくないなか…またソ連への支援に反対する勢力が少なくないなか…それに参戦反対の勢力も少なくないなか…ルーズベルト大統領は欧州での戦争準備を進めたのですね。副大統領の民主党極左派ウォレスの活躍もナカナカですね。ニャン。ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはワールドカップ大総括。昨日の本欄に記したことに加えて虫明亜呂無氏の持論−アメリカは西部開拓時代にナカナカ劇場を建てることができなかったのでスポーツのなかにドラマ(劇的物語)を求めた…などの話をする。だから野球もアメフトもバスケも中断が多いのですよね。その間に人間(選手)のドラマを想像するため…まぁ飲水タイムは明らかにCM優先でしたけどね。ニャン。それにしても殺人的暑さですね。(^0^;)

7月23日(木)
『オリバー・ストーンのアメリカ史』ベッドで再読続ける。アメリカのルーズベルト大統領は1944年のノルマンディ上陸(欧州の対ドイツ第二戦線開設)前にワシントンを訪れたソ連モロトフ外相に早くも戦後の世界復興計画を話しているのですね。それは《戦勝国が軍備を保持し国際的な警察の役目を果たすというもの。米・英・ソ・中が「4人の警察官」となりドイツ及び枢軸国の武装解除にあたる。「武力による平和保持」の構想だ。スターリンはこのプランを聞いて喜んだ》それから80年以上経った今「4人の警察官」のうち2人が自ら戦争を始めて残る1人が武力による拡張を企てているのですね。嗚呼。ベッドを出てイロイロ準備して大船から藤沢へ。小田急に乗って向ヶ丘遊園駅へ。職員専用バスで専修大学へ。学生相手にスポーツ・ジャーナリズム論最後の講義。未来のジャーナリズムをテーマにAIが報道と啓蒙の仕事は行うようになるから"残された仕事"として我々人間は批評・評論の仕事を磨かなければならにこと…として様々な"残された仕事"を紹介。なかでもスポーツと政治の関係を取りあげてスピルバーグ監督の映画『ミュンヘン』の冒頭シーンを見せてスポーツ(オリンピック)と政治の関係を考える。いろいろ話しながらクリント・イーストウッド監督の『リチャード・ジュエル』を見せたほうが良かったかな?…とも思う。授業の最後にあたって「一千万人と雖も我行かん」「鶏口牛後」という言葉を残して最後の授業はオシマイ。久し振りの教壇だったけど今回が一番"暖簾に腕押し"だったかな?来年も…と言われたけど同じことを二度喋るのはイヤだし…何か学生にとって良い学びを考えたいですね。全授業をスポーツ映画の鑑賞当てるのも良いかな…なんて思いながら帰宅して冷たいビール!メッチャ暑い一日でした。

BOOK
笠原英彦『皇室典範 明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで』中公新書
笠原英彦『皇室典範 明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで』中公新書
斎藤美奈子さん推薦!現在の皇室典範「改悪」に怒ってる人は是非とも読みましょう。

7月24日(金)
ベッドでの再読『オリバーストーンのアメリカ史』はヤルタ会談まで進む。ルーズベルト大統領とウォレス副大統領は戦後の方針として反植民地主義。チャーチルは植民地維持。スターリンはチャーチルと利益を分け合う方針。ルーズベルトの半植民地主義も腰砕けで結局は各国の利害を優先した政治的決着となるのですね。ウォレスのようなリベラリストは主人公になれない"副"に留まるほかないのですね。ニャン。朝から猛烈な殺人的酷暑で散歩中止。クーラー大嫌いの小生も仕事場のエアコンのスイッチを入れる。しかし仕事をする気になれず仕事部屋の片づけに終始。資料棚や本棚の整理に身体を動かすと汗が噴き出す。マイッタ。仕方ないので読書。筑摩書房から送られてきた『ちくま8月号』から町田康『山頭火9』を読む。ポル・ポト政権まで出てきてオモシロイ。毎回愛読してる斎藤美奈子『世の中ラボ195』は「無理筋の皇室典範改正案ヲ巡って」。女性・女系天皇容認論の本やそれでは「日本が滅ぶ」と唱える本などを紹介したあと《05年小泉政権の有識者会議は「行為の安定的な継承を維持するためには女性天皇・女系天皇への途を開くことが不可欠」と結論した。笠原が「模範解答」と呼ぶこの案にこそ戻るべきだろう》と結ぶ。「笠原」とは『皇室典範 明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで』(中公新書)の著者の笠原英彦慶應大名誉教授のこと。何故この「模範解答」から男系男子に戻ったのかな?これも政治?いや政治的権力闘争ですね。大関復帰の決まった安青錦は賜杯まで手に入れるのかな?阪神巨人戦を見ながら晩メシ。面白い試合だったけれどメジャーの「助っ人」で勝つチームを巨人ファンは支持できるのかな?チームが「助っ人扱い」しなければ良いのだけど…。

7月25日(土)
『オリバー・ストーンのアメリカ史』はドイツ降伏とルーズベルト大統領の死去と原子爆弾の世界へ。能力に欠けると本人も認めるトルーマン副大統領の大統領就任とアメリカの反ソビエト勢力の台頭。根は真面目なトルーマンは反ソ右翼勢力に動かされていたことに間もなく気付き事なきを得る。当時のアメリカの閣僚や官僚には大学に進んでいない学歴高卒の人も(トルーマン大統領のように)少なくなかったのですね。今の日本の高学歴社会も不要かな?ニャン。クーラー嫌いの小生でもエアコンなしの夜は寝られない毎日がつづき朝ベッドを離れても暑くて散歩に出られないから机に向かって仕事するほかない。明後日のTAMAKIのスポーツジャーナリズムの準備はゲストに大住良之さんと後藤健生さんを迎えて"ワールドカップ2026"の大総括。トランプが嘴を挟みインファンティーノが胡麻を擂った大会は成功だったのか?大失敗だったのか?話してもらいましょう。それにしても暑い。トランプはこれでも地球温暖化など存在しないと言うのでしょうかね?ニャン。猫でも異常気象には気づいてますよね。ニャン。幕内優勝は安青錦が逃げ切れるかな?夕方から雷鳴と稲光。ヨメハンと一緒に傘指してフランス人夫妻の隣家へイロイロ美味しい晩ご飯をお呼ばれに。イロイロ楽しいおしゃべりとワインと日本酒で暑気払い。それにしても高市キャバレー外交と国会無視内政と時代錯誤皇室典範と南海トラフ地震無視の副都心…で日本はどーなるのでしょうねえ?ニャン。

7月26日(日)
『オリバー・ストーンのアメリカ史』には"if"が沢山出てくる。"if=もしも…だったら"は「原子爆弾」の章にも出てきた。もしも1944年7月の民主党大会時の副大統領候補の世論調査でダントツの一位だったウォレスがそのまま(民主党右派による妨害がなく)副大統領に選ばれていたならルーズベルト大統領の死去に伴う大統領就任の結果《原爆投下も核武装競争も冷戦もなかったかもしれない》。なるほど。こういう考察は未来の判断の参考にするために絶対に必要ですね。もしも高市でなかったら…とか…考えたいですね。日本の野球界は特に「…タラ…レバを言うな」という言い方が「言い訳をするな」という言葉と同義に使われて…その結果…反省も進歩もできなくなってしまったのですよね。ニャン。暑いですねえ。モノスゴイ太陽の陽射しで散歩もキャンセル。大嫌いな冷房のスイッチを入れて仕事部屋での雑務は上半期の領収書の整理など。冷房の不快感に加えて雑務はカラダに堪える。仕事のほうが健康に良いですね。昼寝を挟んでウンザリ雑務のあと大相撲。幕下&十両の優勝決定戦のあと幕内まで決定戦。旭富士は強いですね。勝負所に弱かった湘南乃海が十両優勝。オドロキました。幕内は安青錦の気合い根性勝ちですね。藤ノ川殊勲賞はブラーヴォですね。晩メシは虎vs助っ人戦を見ながら。エース村上の投球は見事でしたね。

7月27日(月)
ベッドでの読書『オリバー・ストーンの語るアメリカ史T』は再読了寸前。最終章の『原子爆弾−凡人の悲劇』は何度でも読み返す価値がありますね。アメリカの多くの科学者&アイゼンハワーを含む多くの軍人や官僚は《敗北しているのも同然の日本に原爆を使用する意味はない》と考え《この計画(原爆投下)の主たる目的はソ連に対する牽制であ》ったと断じる。《のちに国分長官に就任したロバート・S・マクナマラは「もしアメリカが戦争に負ければ自分たちは皆戦争犯罪人として裁かれ有罪の判決を受けるだろうと上官は言っていたが全くその通りだ」と述べた》。原爆投下に対して《ニュルンベルク裁判の主席検事テルフォード・テイラーは「広島の是非については議論の余地があるが長崎を正当化するに足る理由を私は聞いたためしがない」と述べた。彼は長崎を戦争犯罪と見なしていた》今年ももうすぐ「8月は6日(むいか)9日(ここのか)15日(じゅうごにち)」ですね。皆さん毎年8月には『オリバー・ストーンの語るアメリカ史』の『原爆−凡人の悲劇』の章を読みましょう。「凡人」とはもちろんトルーマン大統領のことです。ニャン。

7月27日(月)つづき
糞暑いなか大嫌いなエアコンをつけてデスクワークのあと夕方から"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"YouTuubeの収録。今日のテーマは「W杯2026大総括!それは大成功だったのか?大失敗だったのか?」でゲストはサッカー・ジャーナリストの大住良之さんと後藤健生さん。?けが人ゼロだったら日本代表はどこまで勝ち進んだか??FIFAインファンティーノ会長withトランプ大統領の愚策を斬る!?次回100周年記念大会&未来のW杯日本代表大胆予測…の3つの話題についてイロイロ話してもらう。トランプ大統領がFIFAにイロイロ容喙したのは権力者の行為としてサッカー界には過去にもよくあったことで問題はインファンティーノとFIFAの態度という大住さんの意見は見事だった。またJFA(日本サッカー協会)はFIFAとAFC(アジアサッカー連盟)を離れてUEFA(欧州サッカー連盟)に入れば良いのでは?という後藤さんの意見は国際サッカー界のメッチャ面白い本質論を衝いた意見ですね。その他いろいろ素晴らしい意見の番組は今週木曜から3度に渡って公開予定です。乞御期待。YouTuubeの収録を終えてフレッシュ・オールスター戦を見ながら晩メシ。桑田真澄さんの解説は最高に素晴らしかったですね。若手選手の試合の裏番組で引退したロートル選手の試合を放送していたのはサイテーでしたね。メディアも野球人も日本の野球のために何をやるべきで何をやるべきでないかくらい考えて行動してほしいですね。嗚呼。

BOOK
板東英二『赤い手』青山出版社
板東英二『赤い手』青山出版社
満洲でのソ連軍の攻撃からの逃避行。その熾烈な体験を笑顔に隠した板東さんが逝去されました。皆さん、この本を読みましょう。合掌

7月28日(火)
ベッドでの読書『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史?二つの大戦と原爆投下』(早川書房)再読完読。広島に原爆を投下した「B29エノラ・ゲイ号」とそれを見守った爆撃機「グレート・アーティスト号」の乗組員が《地獄の光景》を証言したり書き残したりしている。《ああ俺たちは何をやらかしたのか?》《炎は見たこともないような10色以上の色彩を帯びてどの色も目を開けていられぬほど眩しかった。最も眩しく光る中心は太陽より大きそうな火の玉があった。それはまるで太陽が空から我々の地面まで落ちてしまい(略)火の玉は市全体を覆うように外側にも広が》った。《地上の眺めはこれとはまるで異なっており地獄絵図さながらだった。爆心地は温度が3000度にも達し火の玉によって人々は内臓が煮えたぎり一瞬のうちに黒焦げの塊になって燻り続けた》《怪我や火傷を負った生存者は激痛に苛まれた。被爆者はこれを地獄の苦しみと言った。身体が酷く焼けただれ裸同然の姿で骨から皮膚が垂れ下がった人々で通りが埋め尽くされた》…「核保有」や「核による戦争抑止力」を主張する人たちは「もしもオマエらと戦争になったらオマエの国の人々をこんな酷い目に遭わせるぞ」と本気で言える人たちなのだろうか?ここに全てを引用することはできないが毎年8月6日と9日が近づいてくれば『オリバー・ストーンのアメリカ史』を何度でも再読しましょう。すべての政治家にも是非読んでほしいですね。

7月28日(火)つづき
いろいろデスクワークのあと大和大学の佐々木正明教授に連絡をとって来週月曜の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"へのリモート出演の承諾を得る。ロシア&ウクライナ社会のスペシャリストに安青錦優勝やロシア・ベラルーシの五輪復帰等についてイロイロ話してもらえることになりました。乞御期待…と思ったら板東英二さんの訃報のニュース。享年86。テレビ番組で何度も御一緒したときに小生の両親も徳島出身で甲子園での徳商vs魚津高の延長18回の試合はみんなでテレビで興奮しましたという話をすると「そのときはいくつだったん?」と訊かれたので「6歳」と答えたら「私は6歳のときたいへんでしたよ」と言われて満洲で生まれてソ連軍に追われて逃げ帰ったことをぽつんと話された。その後板東さんが書かれた自伝『赤い手』(青山出版社)を読んで満洲からソ連軍に追われての逃避行が如何に過酷だったかを知った。誰もが栄養失調になりボロボロの衣服で無蓋貨車に乗り…。まさに6歳で本物の死線を何度も超えられたわけで板東さんに「本を読ませていただきました」と言うと「それはありがとう。まぁあんなモノですわ」と笑顔を見せられた。そして戦争孤児を描いた山崎豊子の『大地の子』について「あんな風にギリギリならんかっただけ幸せもんですよ」と言われた。『赤い手』の帯には黒柳徹子さんも板東さんの《激烈な人間ドラマがその裏側にあるとは夢にも思わなかった》と書いている。「私がいつも笑うてるんは満洲を出るときにつも人様から食べモンをもろてたから癖になってしもたんですわ」と言ってまた笑われた。御冥福を祈ります。合掌。夕方久し振りに少し気温が低かったので散歩して帰宅すると熊本で震度7のニュース。オールスター戦どころではなくなる。

7月28日(火)つづきのつづき
夜6時45分から日本スポーツ学会主催の「スポーツを語り合う会」にリモート参加。「サッカー日本代表−その急成長を探る」とのテーマでマイケル・ブラストウ(英国人サッカー・ジャーナリスト)と山本宏(元NHKアナウンサー・法政大名誉教授)両氏の講義を拝聴。山本宏氏のJリーグの誕生以来の日本サッカーの成長の歴史の説明に感服。不足点を上げるならそのJリーグのやり方に読売新聞社のナベツネが大反対したこととその権力者の意向に負けずに良かったということくらい。司会の長田渚左さんからリモート参加の小生に「何か意見を」と言われたのでそのことは喋らず(笑)山本先生の話に感服したことと是非ともその話を今真夏の太陽の下で馬鹿なことをやらせている高野連の人々に話してほしいと発言(会場からの笑い声が聞こえる)。さらに最近のインファンティーノ会長とFIFAの堕落が心配と話してサッカー・ジャーナリストの後藤健生さんの意見と断ったうえでJFA(日本サッカー協会)はUEFA(欧州サッカー連盟)に加わったほうがイイのでは…との意見を紹介。夜の有意義な会に早稲田大まで脚を伸ばすことなくリモートで参加できてよかったです。そのあと熊本の震度7のニュースを見ながら晩メシ。オールスター戦どころじゃないですね。

BOOK
清水俊史『原始仏教 ブッダから大乗成立へ』講談社現代新書
清水俊史『原始仏教 ブッダから大乗成立へ』講談社現代新書
紀元前5世紀のシッダールタの人生を読んでるところです。オモシロイ!

7月29日(水)
ベッドでの読書は今月講談社から送られてきた現代新書のなかから『原始仏教 ブッダから大乗成立へ』を読み始める。パーリ語でゴータマ・シッダッタ/サンスクリット語でガウタマ・シッダールタという名で現在のインド・ネパールの国境近くのシャカ族の国都カピラヴァット近郊のルンビニー園で生まれた王子で後にブッダ(目覚めた人・尊き人)と呼ばれるようになった人物はどうやら高名な仏教学者の中村元氏が書いてるような《肉体的に弱くひ弱な》人物でもなければ手塚治虫の漫画『ブッダ』などに描かれた《優男》でもなく《獅子にたとえられるほど肉体的に力強》く《女性を魅了する「理想的な男性」》であった可能性もあるらしい。オモシロイ。読まねば。ベッドを出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは1週間前に逝去された板東英二氏について。マスメディアが取りあげている高校野球での活躍やタレント・俳優としての活躍でなく昨日の本欄に書いた満洲時代の子供としての激烈な体験を話す。終戦記念日の近づいたいま我々も忘れてはならない出来事ですよね。ニャン。デスクワークは連合通信の連載「スポーツ博物館」第181回の執筆。インファンティーノ率いるFIFAの酷さを書こうかとも思ったがやはり板東英二さんのことを書く。日本人の我々にとっては彼の満洲体験のほうが身近に知っておかねばならない出来事ですからね。夜は晩メシ食べながらオールスター戦と思ったけれどあまりの笑ってばかりの選手のプレイに呆れてチャンネルを変えるとBS朝日でラクロスの女子世界選手権準々決勝カナダvs日本をやっていた。これが同点延長戦の大熱戦!!日本のゴールがポールに弾かれて惜しくも4−5で日本が敗れたが世界ランク2位のカナダに食らいついた日本女子ラクロスの闘いぶりは見事。ブラーヴォでした。泣いてる日本選手も多かったけど試合後の両チームの交歓は美しかった。スポーツはやっぱり思い切り真剣にやらなきゃ美しくも楽しくもならないですね。

DVD
『最前線物語』
『最前線物語』
映画としての完成度は低いですが,第一次大戦から第二次大戦のユダヤ人虐殺まで。ナカナカ見応えのある戦争作品です

7月30日(木)
『原始仏教 ブッダから大乗成立へ』読み続ける。オモシロイ。《知恵とは単なる情報の集積ではなく現象を正しく認識する能力の「体現」を指す。この能力を体得することであらゆる疑惑や執着は霧消し目覚めた者(ブッダ)となるのである。よって悟りとは情報の蓄積とは根本的に次元を異にする》なるほど。AIは悟れないのですね。《私たちが経験する「世界」とは認識に先立って存在する超越的な実態ではなくあくまで認識という条件のなかで成立する関係性として把握される》ハイ。仏教思想は根本的にわかりやすく親しみやすいですね。それは小生が東洋人だからかな?ニャン。猛暑の毎日。熊本に皆さんは本当に大変だと思いますが無理せず頑張って下さい。デスクワークは終日このHPの原稿作り。チョイと疲れたときに何日か前にNHK-BSで放送していて途中まで見た映画の残り1時間を見る。リー・マーヴィン主演『最前線物語』という戦争映画。日本語タイトルも映画の完成度もイマイチだけど第一次大戦終了直後にドイツ軍兵を殺してしまった兵士が第二次大戦でも同じことを繰り返してしまう。が二度目はドイツ兵が生きているのに気付き必死で助けるのが人間の微かな進歩というわけか?精神病院内での戦闘やユダヤ人焼却炉での終戦などけっこう見所のある文学的戦争映画でした。今年も8月が近づいてきましたね。おおーっと。UEFAがFIFFAのワールドカップをボイコットするかもしれないというニュース!!FIFAのインファンティーノ会長がまたワケのワカラン商業主義的株式会社の設立にUEFAの怒りが爆発したらしい。小生はJFAのUEFA加盟という後藤健生氏の意見に大賛成です。日本サッカーがヨーロッパ選手権に参加する姿も見てみたいですからね。

TV
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』
深夜NHK-BSが放送。鮮やかな舞台装置の演出とムーティの指揮とネトレプコの歌唱がが見事!2017年ザルツブルク音楽祭の舞台

7月31日(金)
『原始仏教』読み続ける。紀元前5世紀にこれだけ高度な精神性を備えた思考をしていた人物がいることに驚愕しないわけにはいかない。同時期に西にはソクラテス東には孔子が活躍したのは何か星(宇宙・天)の配剤でもあったのかと思ってしまいますね。ただブッダ・ソクラテス・孔子の前や同時期の各地域にバラモン教・ギリシア哲学・百家争鳴など多くの先人隣人が存在したことも確かですね。人間は凄い!ニャン。ベッドから出るのが遅いからだろうが午前8時には早くも太陽が殺人的陽射しを投げかけて散歩は中止。大嫌いなエアコンをつけてのデスクワークは本ホームページの更新原稿作りを完成させて(株)bitさんに送る。昼メシ時と晩メシ前にはNHK-BSでの放送をヨメハンが録画しておいてくれたザルツブルク音楽祭での『アイーダ』を見る。2017年の舞台。ムーティ指揮ウィーン・フィル。タイトルロールはネトレプコ。イラン人の現代美術家シリン・ネシャットの素晴らしい演出と舞台とともに見事な演奏で大興奮&大拍手。とはえイタリア的ではなっかですけどね(苦笑)。晩メシは虎vs燕の野球を見ながら。虎の強さはわかったけど日本のプロ野球もMLBを見習って試合時間の短縮を目指すべきですね。FIFAの新株式会社設立についてはUEFA(欧州サッカー連盟)に続けてCONCACAF(北中米サッカー連盟)もAFC(アジアサッカー連盟)も反対を表明。こうなるとFIFAは新会社設立を撤回するほかないでしょうね。

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