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●『フィールド・オブ・ドリームズ』フィル・アルデン・ロビンソン監督。ケヴィン・コスナー主演。P.W.キンセラの名作『シューレス・ジョー』が原作。都会の生活が嫌になり、父親にも反発し、家族とともに田舎でトウモロコシ畑を経営していた男が、ある日"天の声"を聞き、トウモロコシ畑を野球場に変える。すると、かつて八百長疑惑でメジャリーグを不当に解雇された8人の選手が現れて野球を始める。やがてメジャーリーガーになれなかった父親も……。有り得ないストーリーが、アメリカ野球の素晴らしさを伝える大名作。
●『42世界を変えた男』ブライアン・ヘルジェランド監督ハリソン・フォード、チャドウィック・ボーズマンらが出演。1947年に黒人選手として初めてメジャーリーガーとしてブルックリン・ドジャースの一員となったジャッキー・ロビンソンの映画。当時の激しい黒人差別に曝され、観客や相手選手の激しい野次に曝されたうえ、チームのなかで一人宿舎が違っていたり味方選手からも迷惑がられながら、それに耐え抜き活躍した素晴らし選手の生涯。
●『打撃王』サム・ウッド監督ゲーリー・クーパー主演1942年アカデミー賞12部門にノミネートされた名作。ヤンキースの大打者で2130試合連続出場のあと、筋萎縮症に冒されて引退、そして間もなく死亡したルー・ゲーリッグの生涯を描いた古典的名作。現役時代に一緒に大活躍したベーブ・ルース本人も、友情出演している。
●『夢を生きた男ザ・ベーブ』アーサー・ヒラー監督。ジョン・グッドマン主演。子供の頃少年矯正院にあずけられた少年が、そこで野球を覚え、成長してヤンキースの大ホームラン打者に成長する姿を描いた伝記映画。少々野球につて、またベーブ・ルースについての"深掘り"が浅い娯楽映画だが、が、彼の破天荒な生涯の上澄みは知ることができる。
●『マネーボール』ベネット・ミラー監督ブラッド・ピット主演。弱小球団のゼネラル・マネージャーとなった男が、イェール大学経済学部卒業のやたらと野球のデータに詳しい男と出会い、そのデータに従って安い年俸で出塁率の高い選手を獲得するなどしてチームを改造。作戦も送りバントは得点確率が低い等のデータを重視して、やがてチームを地区優勝まで導いた実話の映画化。
●『メジャーリーグ』デヴィッド・S・ウォード監督チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー主演。かつてはワールドシリーズ制覇もしたクリーヴランド・インディアンズ(現ガーディアンズ)が最下位に何年も低迷したいた時代、荒くれ男や奇妙な男ばかりで勝ち進む痛快野球娯楽。メジャーリーグがアメリカ社会から愛されながら、低く見られていた時代の物語。
●『プリティ・リーグ』ベニー・マーシャル監督トム・ハンクス、ジーナ・デイヴィス、マドンナらが出演。第二次大戦中、多くの男たちが戦場に奪われたアメリカ社会にあって、選手たちも徴兵され、下火になったメジャー・リーグの男たちの野球に代わって、野球人気を盛り上げた"女性リーグ"が存在した。その実話を、娯楽映画に仕立てた女性野球映画。
●『さよならゲーム』ロン・シェルトン監督ケヴィン・コスナー、スーザン・サランドン主演。マイナー・リーグの弱小チームのベテラン・キャッチャーが、才能は豊かでも荒削りの若いピッチャーを育てることになり、何とかメジャー級の選手に育てようとするなかで、アメリカの片田舎の都市のマイナーリーグの野球のあり方が美しく描かれた映画。
●『がんばれベーズ』マイケル・リッチー監督ウォルター・マッソー、テイタム・オニール、ヴィック・モローなどが出演。アメリカの少年野球をテーマにしたコメディ映画。
●『瀬戸内少年野球団』淡路島出身の作詞家・阿久悠の自伝的小説の映画化。篠田正浩監督夏目雅子、郷ひろみ、渡辺謙などが出演。終戦後の元気をなくした日本社会のなかで、子供たちが野球を通して、徐々に明るく元気を取り戻してゆく姿が描かれた作品。
●『ダイナマイトとどんどん』岡本喜八監督。菅原文太、北大路欣也、宮下順子などが出演。北九州小倉で勢力争いをしていた二つのヤクザの組(組織)が、野球で優劣の決着をつけようということになり、野球を始めるスポーツ喜劇映画。
●『バンクーバーの朝日』石井裕也監督。妻夫木聡、亀梨和也、佐藤浩市、宮崎あおいなどが出演。戦前から戦中にかけてアメリカのワシントン州バンクーバーで生活をしていた日系アメリカ人たちが、朝日軍という野球チームを作り、アマチュア野球の強豪チームと言われるまでになる。しかし、日米の開戦で日系アメリカ人たちは、全員が強制収容所入りを命じられ……。野球を通して描かれた戦前戦中の日米外交史とも言える作品。
●『炎のランナー』ヒュー・ハドソン監督1981年アカデミー賞作品賞受賞作。1924年のパリ・オリンピックに出場した2人若者の姿を描いた作品。ユダヤ人の若者は、言われなき差別と偏見を打ち破るために走り、宣教師の子供として育ったもう一人の若者は、神と信仰のために走る。「走る」という行為の意味を、深く問い直す名作。
●『栄光のランナー/1936ベルリン』スティーヴン・ホプキンス監督。ステファン・ジェイムズ主演。黒人差別が激しく残る時代。クリーヴランドの貧しい家庭に生まれたジェシー・オーエンスは、陸上競技の才能を発揮してオハイオ州立大学の進学。新しいコーチと出会いオリンピックを目指すが、ヒトラーの率いるナチ・オリンピックへの批判が高まるなか出場の是非に大いに悩む。が、意を決してベルリンへ。当時の時代の空気がよくわかる映画。
●『時よとまれ君は美しいミュンヘンの17日』1972年ミュンヘン・オリンピックの記録映画。アーサー・ペン、ジョン・シュレジンジャー、市川崑、ミロス・フォアマン、クロード・ルルーシュなど、世界の8人の名監督が、各々競技を選んで競作。アラブ・ゲリラ「黒い九月」によるイスラエル選手襲撃事件も収められている。本授業最終回に観てもらう予定。
●『札幌オリンピック』篠田正浩監督。1972年札幌冬季オリンピックの記録映画。半世紀前に日本で行われた冬季オリンピックの記録として観ておく必要のあるスポーツ映画。
●『勝利への脱出』ジョン・ヒューストン監督シルベスター・スタローン、マイケル・ケインらが出演したサッカー映画。第二次大戦中にドイツ軍の捕虜となった連合軍兵士たちが、遊びでサッカーに興じていたところが、やがてドイツ軍チームと対戦することとなり、捕虜たちのチームはそれを契機に脱走を試みる。捕虜のチームにペレも出演している。
●『コッホ先生と僕らの革命』セバスチャン・グロブラー監督のドイツ映画。ドイツ・サッカーの父と呼ばれるコンラート・コッホ(1846〜1911年)を描いた映画。イギリス留学を終えてドイツに帰ってきたコッホは、英語の教師としてギムナジウム(日本の中高生クラス)に着任。「反イギリス主義」の強かったドイツで、イギリスで覚えたサッカーを生徒たちに教えたコッホ先生は、同時にイギリス流の自由・平等・スポーツマンシップなども教える。
●『ザ・カップ夢のアンテナ』ケンツェ・ノルブ監督。ブータン、オーストラリア合作映画。ヒマラヤの麓、山奥の僧院で小乗仏教の厳しい修行に励む若者たちが、サッカーのワールドカップを見たくなり、大僧正を説得してパラポラ・アンテナを手に入れ、1998年のフランス大会を観るというナカナカオモシロイ話。テレビでワールドカップを観て大興奮したあと、また勤行に戻り読経を続ける姿が美しい。
●『ジ・アザー・ファイナル』2002年6月30日日韓ワールドカップ・サッカーの決勝戦ブラジルvsドイツの試合が行われたのと同じ日。FIFAランニング202位のブータンと203位の英国領モントセラトの試合も行われた。ブータンの競技場には2万5千人の大観衆も集まった、世界最下位決定戦のドキュメンタリー映画。サッカーの素晴らしさがここにも!
●『エニイ・ギブン・サンデー』オリヴァー・ストーン監督アル・パチーノ、キャメロン・ディアス主演のアメリカン・フットボール映画。亡父の跡を継いでマイアミの弱小チームを所有することになった女性オーナーと、勇猛果敢な叩き上げヘッドコーチが、チームの方針を巡って激しく対立。そして最後は……という巨匠オリヴァーストーンには珍しい痛快ハリウッド娯楽スポーツ映画。コミッショナー役でチャールトン・ヘストンも出演。
●『スラップ・ショット』ジョージ・ロイヒル監督ポール・ニューマン主演のアイスホッケー映画。自分の税金対策だけでチームを所有しているオーナーは、試合中の暴力騒ぎで観客の人気を呼ぶことに賛成したり、大都市に高値でチームを売ることを画策したり……。そんななかでも勝ち進んだチームが、いつもの乱闘騒ぎを始めたとき、それに反発した主人公が、反暴力的アピールのストリップショーを氷上で始める。アメリカのプロスポーツ界を強烈に皮肉った痛快ハリウッド・アメリカン・ニューシネマ。
●『ティン・カップ』ロン・シェルトン監督ケヴィン・コスナー主演のゴルフ映画。天才的技術を持ちながら、ゴルフの試合で安全策をいっさい取れない性格のため、レッスン・プロに甘んじていた男が、恋人をゴルフのライヴァルから取り戻すため、全米プロに挑戦する話。
●『チャンプ』フランコ・ゼッフィレッリ監督ジョン・ボイド、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダーらが出演。世界チャンピオンだった男が、引退後は酒とギャンブルに溺れて妻にも逃げられ、堕落した生活を送る。心の支えはたった一人の小さな息子。そこへ新たな生活を始めた元妻が現れ、正気を失った男は警察沙汰のうえに息子も失いかねない事態に陥る。そこで一念発起してリングに戻り、息子のために王座復帰を目指すが……。
●『殴られる男』1956年のボクシング映画の古典的名作。マーク・ロブソン監督、ハンフリー・ボガート、ロッド・スタイガー主演。八百長の仕組まれた試合に、知らないうちに加担させられたスポーツ記者が、ボクサーのリング上での死によって悪(マフィア)の存在に気付き、ボクシングは、なくすべきだというメッセージを送る。この結末に原作者のバッド・シュルバーグは自分の主張とは違うと猛烈に抗議したと言われている。
●『レイジング・ブル』マーティン・スコセッシ監督ロバート・デ・ニーロ主演の実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの生涯を描いた映画。アカデミー主演男優賞他、数多くの賞に輝いた名作。強いパンチでミドル級の世界チャンピオンまで登り詰めたボクサーが、マフィアの八百長試合に導かれたり、婦女暴行の嫌疑で逮捕されたり……やがて、ぶくぶくに太った身体で酒場のコメディアンに……という物語。
●『アリ』マイケル・マン監督、ウィル・スミス主演。不世出のヘビー級チャンピオン、モハメド・アリの生涯を描いた映画。カシアス・クレイの名前で世界チャンピオンとなった男が、過激派イスラム教団と呼ばれたブラック・モスレムと出逢い、イスラム教に改宗。ベトナム戦争に反対して逮捕され、チャンピオン・ベルトを剥奪され、やがてリングに復帰してチャンピオンに復活する波乱の人生を描いた作品。
●『ミリオン・ダラー・ベイビー』クリント・イーストウッド監督・主演・音楽。ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンも出演。2004年アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞の4部門受賞作品。家族の愛に見放された女性ボクサーが、実の娘に縁を絶たれた老トレーナーと出会い、チャンピオンの座にまで登るが、反則パンチを駆使する挑戦者の酷いパンチを受けて入院……というヒューマン・ドラマ。
●『レスラー』ダーレン・アロノフスキー監督ミッキー・ローク主演。ベネツィア映画祭金獅子賞受賞。アカデミー賞主演男優賞助演女優賞ノミネート。全盛期を過ぎ去り名声も財産も家族も失ったプロレスラーは、スーパーのアルバイトと、どさ回りの見世物興業でしか生きる道を失っていたが、ストリッパーとの愛や別れた娘との再会などを通して、自分の生きる道はプロレスラーとしてしかないと気付きリングに本気で復帰する。ショウ(筋書のある見世物)でしかないプロレスを生きる男の人生を、見事に美しく描いた作品。
●『力道山』ソン・ヘソン監督。出演はソル・ギョング、中谷美保、萩原聖人ほか。戦後の日本社会の英雄・力道山。彼の生まれは現在の北朝鮮。その出身を隠して日本の大相撲界で関脇まで登ったあと、自ら髷を切ってプロレスラーに転向。興業プロデューサーとしても大成功するが、在日朝鮮人としての彼の苦しかった生き様を見事に描ききった韓国映画。
●『リトル・ダンサー』イギリスの小さな貧しい炭鉱町に生まれ育ち、男がバレエをするなんてみっともないと言われながら、子供のときからバレエの魅力に取り憑かれた少年が、周囲の反対と闘って、やがてロイヤル・バレエ団の一員にまでなる物語。スティーヴン・ダルドリー監督。2000年アカデミー賞3部門にノミネートされた作品。
●『ステロイド合衆国〜スポーツ大国の副作用』ハルク・ホーガン、シュワルツェネッガーシルベスター・スタローに憧れ、筋肉増強剤のステロイドを使用する監督自身(クリス・ベル)の兄と弟を中心に、薬物汚染の蔓延するアメリカ社会を描いたドキュメンタリー映画。
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