6月16日(火) 今朝の新聞報道で日本で初めてシェイクスピアの戯曲を全訳された小田島雄志先生が亡くなられたのを知りました。小生が学生時代に別のクラスでしたが単位などに関係なく唯一何度も授業に出席したときの先生で(テキストはShela Delaneyシーラ・ディレイニーの『Taste of Honey(蜜の味)』でした)。何度も研究室にお邪魔して演劇の招待券をいただいたり小生のライターとしての初仕事(東京新聞の「ヤング・コーナー」というコラム)を紹介していただいたり中退後も『オール讀物』のグラビア企画「母校に帰る」で一緒に写真に出ていただきました。本当にお世話になりました。享年95歳。心より合掌させていただきます。
6月15日(月)つづき サッカーの日本代表は強くなりましたね。1993年Jリーグが誕生して以来約30年の成果ですね。いま"税リーグ"などと批判されているチームもあるけどソレはチームの運営が間違っている(地域社会に貢献していない)だけでJリーグの基本方針(サッカーを行う組織。スポーツクラブは地域密着であるべし)は間違っていないですね。つまりサッカー(スポーツ)のための組織(Jリーグ)かスポーツ以外のための組織(プロ野球・高校野球・箱根駅伝等)かの違いですね。ニャン。日本代表の見事なオランダ戦を見たあと少々仮眠。目が覚めて『スポーツを読むV』の再読は『フィンランド叙事詩「カレワラ」叙事詩に描かれたノルディックスキー』『「ベーオウルフ」中世イギリス英雄叙事詩「トロフィー」「選手宣誓」の原点』『梁塵秘抄-今様の表現にみるSport』へと読み進む。後白河法皇の編纂した"今様"の"専門家(学者)"の解釈がオモシロイですね。なるほど「遊びをせむとや生まれけむ…」の歌は遊女の歌なんですね。あるいは老いた遊女の唄った歌なんですね。しかし現代は遊女もいないから素直に解釈したいですね。For sport and play I think that we are brn.という英訳は素晴らしいですね。ニャン。ベッドを出て黒兵衛抜きの散歩のあと『ZAITEN』の原稿をブラッシュアップして編集部に送稿。夕方から"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の収録。ゲストはサッカー・ジャーナリストの後藤健生さん。日本代表のオランダ戦の分析と北中米W杯の問題点をイロイロ喋ってもらう。確かに日本代表の試合は素晴らしかったけどン通常チケットの転売を「アメリカ的なやり方」として許可しているFIFAは最低ですね。転売を公認して15%のマージンを取るなんて主催者がダフ屋をしているのと同じですよね。「何がダイナミック・プライジング・システムだ!嗚呼。
6月12日(金)つづき W杯見物からベッドへ戻っての読書は稲垣正浩『スポーツを読むV』(三省堂選書)の再読に突入。非ヨーロッパの近代以前の《宗教の世界や信仰に近い「霊的世界」に通底する(略)古代世界のコスモロジ-に立つスポーツ文化》が《近未来に出現すると予想されるスポーツ文化の有り様が極めて近似している》という。《キリスト教的倫理から遠ざかれば遠ざかるほどに「競争原理」からも解放されているのではないか》ともいう。ホンマカイナという気持ちでまずは『「神馬競技」が語る国作り神話-「リグ・ヴェーダ讃歌』と『般若心経のなかの「身体論」』を読む。ナルホド。紀元前1200年のアグニのカミの世界も空即是色の世界もポストモダンですなぁ。スポーツという一点を基準に古典を読むのもオモシロイですね。ニャン。ベッドから出て朝パン時に東京新聞『こちら特報部』を読む。タイトル・見出しは《イラン代表受難と怒り/コーチらビザ却下/拠点変更/戦略・体調に打撃/米国よ開催の資格あるか/国際法違反のロシアは排除/FIFAよ反差別はどうした/トランプの平和賞「剥奪を」》で小生のトランプ批判・インファンティノもバッチリ掲載してくれていた。ヨメハンと黒兵衛抜き散歩のあとイロイロ仕事。しかしアメリカはソマリア人初の審判の入国を拒否したりイランだけ出なくハイチのサポーターの入国にも難癖をつけたり…それらに抗議をせずトランプを讃えているのにはウンザリですね。FIFAはICE(米移民関税捜査局=United States Immigration and Customs Enforcement)の行動を非難しているアメリカのスタジアム労働者たちと連帯すべきなのに…インファンティノ会長では無理でしょうね。嗚呼。警察や軍隊以外の公的機関にEnforcementという言葉が使われてるのには注目すべきでしょうね。これは「力でねじ伏せる組織」だと公的に認めているのですね。映画『イージーライダー』に対する淀川長治さんの感想と同様に「アメリカとは恐い国ですねえ」と思いますねえ。
6月5日(金) ベッドのなかの読書は『政治とは何か』で第2章「政党とは何か」から第3章「政治家とは何か」へ。ヨーゼフ・シュンペーターの「エリート民主主義」ロバート・ダールの「ポリ(複数の)アーキー(支配)」マックス・ウェーバーの「職業(Bruf)としての政治」ニコロ・マキアヴェリの「Virutu(美徳)」と「Fortuna(運命)」「武器なき予言者は滅びる」…など面白く勉強になります。そう言えばカール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』の第1曲は「全世界の支配者であるFortuna(運命の女神)」でしたね。音楽は政治も感覚(感性)だけで表現できるようですね。ニャン。ベッドから出て朝食のあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。大学の授業の翌日はけっこう疲れが溜まりますね。それは遠出と交通機関のせい?それとも学生のせい?まぁどっちもかな。ゆっくりする一日。NHK-BSで昼間ジェームズ・コバーンとチャールトン・ヘストンの出演している西部劇映画『大いなる決闘 Last Hard Men』をやっていたので見てしまう。タイトルの駄ささ通りの駄作でしたね。映画でも芝居でも小説でもインタヴュー記事でもそもそもダサいタイルに名作はないですね。昔週刊誌で企画を出すときはタイトルで出してタイトルが良くないと採用されなかったですね。それを"タイトルマッチ"と呼んでいたけど今でもやってるのかな?TV番組で最も素晴らしいタイトルは「世界まるごとHOWマッチ」だと昔は良く言われましたね。しかし駄作映画も沢山見ておかないと名作映画の良さがわかりませんからね。まぁいいか。イロイロ仕事したあと晩メシは久し振りにチコちゃんを見ながら。『政治とは何か』の続きを読みたいので早々とベッドへ。
5月15日(金) ベッドでダンテ『神曲 地獄変』を読み始めるがカッタルイ。そもそも『神曲』の地獄編・煉獄編・天国編の全3巻を小生が持っているのはプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』の主人公が出ているというので読んでおかねばと思ったのがキッカケ。興味のあるところを摘まみ読みするだけで(小生にとっては)十分ですね。地獄なら北斎や国芳の絵を見る方が断然面白いですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛とゆっくり散歩。ワン。デスクワークは途中まで書いていた(株)フォーラムエイトの機関誌『Up and Coming』の連載『スポーツは教えてくれる』の第35回を完成させてメール送稿。マラソンで「2時間切り」の世界最高記録が出たことを取りあげてかつては「1マイル4分」「100メートル10秒」が「人類の壁(限界)」と言われていたことを書く。昼飯食ってチョイ昼寝したあとサッカーW杯日本代表選手選出の森保一監督の記者会見を見る。負傷で選ばれなかった選手やケガ上がりの選手も多数で「史上最強」と言われたチームにも少々不安が走る。思い切った若手選手のいなかったのは少々残念かな…と思いながら雑誌『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』を執筆して送稿。夕方の老犬との散歩はヨメハンに任せてシコシコ原稿完成。ふうううー。少々疲れて『チコちゃん』見ながらビール&晩メシ。しかし南野選手や三苫選手のケガは本当に残念ですね。これも最近の世界のサッカー界の試合数の過多−FIFAの金儲け主義が原因かな?
4月12日(日) ベッドでの読書は『コーラン(クルアーン)全3巻』(井筒俊彦・訳/岩波文庫)に突入。もちろん旧約聖書を読んだときと同じで全編読破は不可能だろう。パール・バックの『聖書物語旧約編』は読んだけど『コーラン』にはそんな便利なものはないようなので(アッラーにしかられるのかな?)面白そうなところから摘まみ読み。まずは上巻4章『女』から。《慈悲ふかく慈悲あまねきアッラーの御名において(略)誰か気に入った女をめとるが良い。二人なり三人なり四人なり…》いや。誤解を招くとヤバいので短い引用は止めます。しかしナルホド一読の価値は大いにありそうですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。茂れる青葉は美しいし元気が出るけど家の近所で富士山の見晴らしを隠してしまうのは残念。ワン。今週から始まる専修大文学部ジャーナリズム学科での授業の具体的進め方をイロイロ考える。シラバスに書いた参考文献以外に各回の授業の最後に必ず一冊の本を取りあげて紹介することにする。最近の学生さんは本を読まないらしいからどんなに面白い本があるかも知らないだろうし面白い本を紹介して中味も教えてあげることにする。1回目は木村元彦さんの『争うは本意あらねど』ですね。2回目は『12人の指名打者』(文春文庫)3回目は沢木耕太郎さんの『春に散る』(朝日文庫)そして虫明亜呂無さんの…となるたけ読んで面白いスポーツ本を並べましょう。No Book,NO Life & No Student & No Journalist.ですからね。晩メシはニュースやアメリカとイランの"交渉"の解説を見ながら。
4月1日(水)つづき ベッドでの読書は来週名古屋でもオペラ講座と7月のオペラ・ツアー("蔵出し音楽"参照)の準備も兼ねてビゼーのオペラ『カルメン』の原作プロスペル・メリメの小説『カルメン』(岩波文庫)を読み始める。昔も何度か読み始めたことがあるがあまりのツマラナサに途中で止めた(苦笑)。高校時代に読み始めたのは確か50円の岩波文庫だったが50歳を過ぎてから買い直したのは同じ岩波文庫で2008年5月88刷の400円+消費税の一冊。ヤハリ面白くない(笑)けど100頁余りの薄本だから頑張って読みましょう。朝の4時前にベッドを出てウェンブリーでのサッカーをTV観戦。いやはや見事な日本代表の闘いぶりでした。堅い守り(カテナチオ!)から速攻に転じて少人数で得点を奪うなんぞまるで全盛期のイタリアのサッカーみたいですナァ。チョイと寝直してからRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはもちろんウェンブリーでの日本代表のイングランドへの勝利について。ラジオのあと黒兵衛と散歩。日本代表のイイサッカーを見ると足取りも軽い。イギリスの報道ではゴール・ゲッターのキャプテン・ケイン選手が不在だったことで"NO KANE NO GAIN"と報じた新聞もあったらしいけど日本代表も久保・南野・遠藤航等を欠いての勝利ですからね。しかし佐野・中村・鎌田やバックス陣も抜群でしたね。三苫・堂安だけでなく日本のサッカーも層が厚くなりましたね。ワン。イロイロ仕事の途中に来週の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"にサッカー・ジャーナリストの大住良之さんと後藤健生さんに出演してもらうことを決定。日本サッカーの"実力"を語ってもらいましょう。