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Blu-ray
『ベルリン・天使の詩』
『ベルリン・天使の詩』
ベルリンでヴェンダース監督に会えるチャンスがあったのに、彼が自宅に不在だったのは残念でした

6月1日(月)
山田健太専修大教授の著書『転がる石のように 揺れるジャーナリズムと軋む表現の自由』(田畑書店)読了。日本のジャーナリズムが国家権力をはじめとする権力によってどれだけ押し潰されているかがよくわかりました。その「権力」のなかに「第四の権力(メディア)」も入っているのかもしれませんね。小生はフリーランスのスポーツライターとして過去にスポーツと癒着しているメディアからさんざん虐められたので(取材拒否されたので)ジャーナリズムが外部の権力からの圧迫を受ける前に内部の権力(スポーツというソフトウェアを支配するメディアというハードウェア)によって自己崩壊が始まったと実感しましたから。しかし本書は日本のジャーナリズムの現在のカタチを真っ正面から捉えて改善方法(大学でのジャーナリズム科の創設)まで提示されている点で全てのジャーナリスティックな仕事に携わってる人々(本当のジャーナリストと呼べる人々)の必読本ですね。ニャン。ベッドから出たあと朝メシ食ってヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。ナルホド。犬と散歩する行為は「犬の散歩」だと改めて納得。犬抜きの散歩は「人の散歩」で休止が少なくなり汗もよく出ます。帰宅してイロイロ仕事。

6月1日(月)つづき
夕方から"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の録画収録。ゲストは「世界一のゴルフ解説者」と自称されている(これは冗談じゃなく素晴らしことです!)タケ小山さん。「世界一の解説者が語るゴルフと日本のスポーツの不思議」と題して@ゴルフ・ルールの不思議/ゴルファーは自分の好きなボールが使えるのだA世界のゴルフ・日本のゴルフはどうなっていくのか?Bゴルフから見える日本のスポーツ界の不思議…について語ってもらいました。スポーツの話となるとすぐに経験論が飛び出す経験者が多いなかでルールや歴史の話が次々と飛び出すタケさんの話は本当に面白い。ゴルフについてはまったく素人の小生もあまりの面白さに目から鱗が何枚も落ちました。現在公開されているFIFPA(国際プロサッカー選手会)理事の山崎卓也弁護士とジャーナリストの木村元彦さんの3回に渡るトーク(これも本当に面白いので是非とも視聴して下さい)のあとにタケ小山さんの絶妙トークがアップされますので乞御期待!

6月1日(月)つづきのつづき
タケ小山さん出演の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の録画収録を得たあと昼間NHK-BSでやっていたヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』を見る。ナルホド素晴らしい映画でした。ハリウッド映画とは本質的に異なり観る人の想像力を圧倒的に刺激する映像と限られた少ない台詞の見事さを堪能。役所広司の最後の「泣き笑い/笑い泣き」の演技はなるほどカンヌの主演男優賞ですね。石川さゆりの♪朝日の当たる家も見事でした。最後の三浦友和と役所広司の「影踏み遊び」も良かったですね。改めてヴェンダース監督の『ベルリン天使の詩』や『パリ、テキサス』も見直したくなりました。小生が長女と一緒にベルリンに行って(佐渡裕さん指揮ベルリン・フィルを聴きに行きました)長女の友人のチェコ人のフラワーデザイナー夫妻と食事したときドイツ人の旦那が映画監督だったので「ヴェンダース監督はスゴイね」と話したら「彼は友達だ」と言って旧東ベルリンの地域にある彼のアパートまで案内してくれた。そのときヴェンダース氏は不在で会えなかったのは本当に残念だったけど旧東ベルリン地区の暗い街並みに黒く聳えていた古びた5階建ての石造りのビルの外観は今も目に焼きつてます。

BOOK
宇野重規『政治とは何か』講談社現代新書
宇野重規『政治とは何か』講談社現代新書
政治というのは…いや政治家とのは大嫌いですが,イロイロ勉強になりました

6月2日(火)
ベッドでの読書は新たに宇野重規『政治とは何か』(講談社現代新書)を読み始める。今我々が「政治」だと思ってるものは実は《人類のたどってきた長い歴史を見れば「政治ならざるもの」なのかもしれないと気づくはずです》えっ!?と思う表現ですが確かにトランプやプーチンやタカイチが「本当の政治」をやってるとは言えないかもしれませんね。《その意味で本書は本当の意味での政治を取り戻す第一歩》だと言う。読まねば。ニャン。ヨメハンと散歩したあと大学の授業の準備。明後日はインタヴュー論。事前に自主提出してくれたインタヴュー・メモを読むとみんなインタヴューを「話をきくこと」「お伺いすること」と誤解している。インタヴューとは「自分の考えと相手の考えをぶつけ合って新たな面白い表現を生み出すこと」なんですよね。それを教えねば…と確信。台風の進路と速度が心配だが明後日は関東を抜けそうで大学へは行けそうですね。俺は「晴れ男」ですから(笑)。明日のラジオの準備。ワールドカップでの新たなサッカーのルールを整理。選手交代の"10秒ルール"やスローインやゴールキックの5秒ルールは試合のスピードアップのためのルール変更だけど3分間の飲水タイムは暑さ対策を利用したTVCM挿入のためのルールかな?ワールドカップ取材のためのスケジュールがサッカー・ジャーナリストの大住良之さんや後藤健生さんから送られてくる。"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"にも北米現地からのレポートに期待しましょう。

WEB
『ユーサフ・カーシュ公式HP』
『ユーサフ・カーシュ公式HP』
この見事な写真の数々を,多くの人々、特に若い人にじっくり見てほしいですね

6月3日(水)
『政治とは何か』読み続ける。この著者の定義によると政治とは《透明性を確保された公共の場において暴力ではなく言論によって共同の意思決定を行うこと》となる。ナルホド。素晴らしい。現代の日本の政治と言われているものが本来の政治から如何に離れているものか想像がつく。いや。結論を早まるのはやめて著者の解説に沿ってハンナ・アレントやカール・シュミットやアリストテレスやマキアヴェリやモンテスキューやトクヴィルの政治に対する考え方を学んで政治の本質について考えましょう。イイ本との出逢いは嬉しいものです。ニャン。ベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは昨日学び直したW杯での新ルールについて。選手交代の10秒ルールやスローイン&ゴールキックの10秒ルールはヨーロピアン・スポーツ的ですが飲水タイム(TVCMタイム?)はアメリカン・スポーツ的といった話をする。ラジオのあと颱風の雨風で黒兵衛抜きの散歩は中止。デスク・ワークは明日の大学の授業の準備など。思い本を持ち歩くのは辛いけどユーサフ・カーシュの写真集は学生たちに見せることにする。チャーチルの口から葉巻を抜き取って写して『ライフ』誌の表紙を飾ったRoaring Lion(唸るライオン)は人物撮影の写真の素晴らしさがわかる1枚であると同時にインタヴューをするときの神髄でもありますからね。

6月4日(木)
宇野重規『政治とは何か』読み続ける。知らなかったことイッパイで凄く勉強になります。古代ギリシアでは《政治は「公共の利益」または「共通善」に基づいて行われるべきもの》で「スターシス(分派・党派・派閥)」は《自分たちの個々の利益にこだわる集団》で《ポリス(都市国家)を分断する悪の元凶》と考えられていたが《近代ヨーロッパ独特の発明はこの「党」というものを正面から認めようとしたことで(略)文字通り部分利益(パート)であったものを(略)正式な政党(パーティ)として承認した》ナルホド。そして対立する政党は《選挙を通じて相互の違いを明確にした上で合意を作り直し国民を再統合する》とうのがヒュームの主張した焦点が二つありながら統合されている《楕円の政治》というわけですね。イングランドに生まれた二大政党のホイッグ党(自由党)とトーリー党(保守党)とは最初「スコットランドの謀反人」と「アイルランドの無法者」という相手に対する別称だったのですね。それが「楕円」に統合されるのが政治のはずが今は「遮断効果(フィルターバブル)」と「増幅効果(エコーチェンバー)」の対立ばかりになってしまったわけですね。嗚呼。ニャン。ベッドから出てチョイと散歩したあとイロイロ準備してJRと小田急を乗り継いで専修大学へ。今日のスポーツ・ジャーナリズムの授業は「スポーツをきく(インタヴュー)」について。あらかじめ提出されたレポート(インタヴューする相手への20の質問)の添削をしたけどどれも相手の「話をきく(お伺いする)」という質問ばかり。これではプロとしては0点なんですね。プロには採用(100点)か不採用(0点)しかないのですよね。インタヴューする相手と一緒に如何にオモシロイ話を創るか…という態度で臨む話(100点を取る話)をユーサフ・カーシュのチャーチルの写真(チャーチルから葉巻を奪った写真)などを見せながら話す。疲れた(笑)。小田急とJRで帰宅。家に着く寸前にパラパラと小雨が降り始めて俺は相変わらず「晴れ男」だと自覚。もちろんソレは「アホとちゃうかぁ」という意味も含んでるのですよね(苦笑)。

6月5日(金)
ベッドのなかの読書は『政治とは何か』で第2章「政党とは何か」から第3章「政治家とは何か」へ。ヨーゼフ・シュンペーターの「エリート民主主義」ロバート・ダールの「ポリ(複数の)アーキー(支配)」マックス・ウェーバーの「職業(Bruf)としての政治」ニコロ・マキアヴェリの「Virutu(美徳)」と「Fortuna(運命)」「武器なき予言者は滅びる」…など面白く勉強になります。そう言えばカール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』の第1曲は「全世界の支配者であるFortuna(運命の女神)」でしたね。音楽は政治も感覚(感性)だけで表現できるようですね。ニャン。ベッドから出て朝食のあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。大学の授業の翌日はけっこう疲れが溜まりますね。それは遠出と交通機関のせい?それとも学生のせい?まぁどっちもかな。ゆっくりする一日。NHK-BSで昼間ジェームズ・コバーンとチャールトン・ヘストンの出演している西部劇映画『大いなる決闘 Last Hard Men』をやっていたので見てしまう。タイトルの駄ささ通りの駄作でしたね。映画でも芝居でも小説でもインタヴュー記事でもそもそもダサいタイルに名作はないですね。昔週刊誌で企画を出すときはタイトルで出してタイトルが良くないと採用されなかったですね。それを"タイトルマッチ"と呼んでいたけど今でもやってるのかな?TV番組で最も素晴らしいタイトルは「世界まるごとHOWマッチ」だと昔は良く言われましたね。しかし駄作映画も沢山見ておかないと名作映画の良さがわかりませんからね。まぁいいか。イロイロ仕事したあと晩メシは久し振りにチコちゃんを見ながら。『政治とは何か』の続きを読みたいので早々とベッドへ。

6月6日(土)
『政治とは何か』は読了寸前。第3章「政治家とは何か」から第4章「政治と危機」最終章「なぜ政治をしなければならないのか」へ。第一次大戦後の「ラジオの時代」を利用したヒットラーとルーズベルト。"ニューメディア"の利用という意味で酷似しているSNS時代の今日《信頼ある報道の回復は何よりの政治的急務》というのはあまりに単純な結論とは言えその通りですね。ジョン・デューイ『創発的公衆』やオルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』E・H・カー『危機の20年』カール・マンハイムの『イデオロギーとユートピア』ラインホールド・ニーバーの『道徳的人間と非道徳的社会』などの解説も目鱗でしたがさらに驚いたのはピーター・ドラッカーがデビューしたのは『「経済人」の終わり』という政治的な著作だったと言うこと。彼はナチスに占領されたオーストリアからアメリアに亡命してGM(ゼネラル・モータース)から「経営論」の分析を求められる以前は《新しい自由で平等な脱経済至上主義社会を見つけて発展させなければならない》なんてことを書いていたのですね。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネージメント」を読んだら』なんてメッチャ的外れな本が出たこと自体が現代日本社会の堕落を示しているのかもしれませんね。ニャン。ベッドを出て朝食摂ってヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。結構な距離を歩いてると思っても長女と一緒に歩いたときにスマホの万歩計で測ってもらったら約2000歩だったからもう少し距離を伸ばさねば…と思っても坂道が結構キツイ。まぁ無理せず考えまひょ。チョイと仕事したあと午後からサッカー。鹿島は気合いが入っていたけど神戸との初戦の5失点は大きすぎましたね。続けてなでしこジャパンと南アの試合。なでしこは強くなったようですね。しかし同じ時間帯にサッカー協会の宮本会長がNHKに出てW杯の見所を喋ってたのはイケマセンね。サッカーの試合をやってるときに邪魔しちゃイカンでしょ。チョイと仕事したあとTBS『報道特集』。兵庫県知事選時にYouTubeで誹謗中傷を浴びせられた県議の戦いは民主主義を守るための重要な戦いとして本当に応援したいですね。《信頼ある報道》つまり"ジャーナリズム"ガンバレ!

6月7日(日)
宇野重規『政治とは何か』(講談社現代新書)読了。非常に勉強になりましたが"結論"は《国家の目的は人間が「善く生きる」という最高善にある》《私たちは改めて「何が善(good)なのか」という問いと向き合うべき》《社会の「共通善(common good)」を論じること》それが政治であり《政治は人間にしか出来ない(AIにはできない)》といった具合にシンプルなものなんですね。ここに至るまでにいろいろ勉強させてもらいましたが一番鮮やかに残った言葉はマックス・ウェーバーが政治家を2種類に分けたことですね。「政治のために生きるか」「政治で生きるか」。この言葉は「スポーツのために生きるか」「スポーツで生きるか」という具合に応用が利きますね。FIFAは「サッカーのために存在してるのか」それとも「サッカーで儲けているのか」読売巨人軍は「野球のために存在してるのか」「野球で儲けて親会社のために存在してるのか」…イロイロ考えられますね。ニャン。朝メシのあとヨメハンと黒兵衛抜き散歩。昨日の本欄に書かなかったけど「ブラタモリ」での宇治平等院のレポートは面白かったですね。続く「新プロジェクトX」でのサッカー日本代表森保監督と堂安選手の関係なども面白かった。NHKはW杯関連番組満載だけどジャーナリスティックなFIFA批判番組はない(まだ?)ですね。日曜でもイロイロ仕事して晩メシは「日曜美術館」のかなり昔のピカソ特集を見ながら。ピカソはやっぱりスゴイですね。ピカソのニューヨークでの絵画展を見てデザイナーから画家に生き方を変えた40代のときの横尾忠則さんと美術評論家の高階秀爾氏の話が噛み合わないのが面白かったですね。芸術家は評論分析して作品を創ってるのっじゃないですからね。それに評論もまた一つの創作ですからね。その評価はオモシロイかオモシロクナイかだけで二人の評論と作品はどちらもオモシロかったですね。あ。ジャーナリスティックなW杯論を知りたい人は"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"を見てください。FIFPRO(国際プロサッカー選手会)理事の山崎卓也氏とジャーナリストの木村元彦氏がFIFAとW杯について語ってます。オモシロイですよ。

DVD
『点と線』
『点と線』
ミステリー嫌いの小生にとって清張とスティーヴン・キングだけは例外的に読みますが成長の映画はダメですね。趣味の問題でしょうが
BOOK
稲垣正浩『スポーツを読むU』三省堂選書
稲垣正浩『スポーツを読むU』三省堂選書
「モーツァルトの手紙」「ゲーテのイタリア紀行」「アンネの日記」「1984年」などをスポーツの視点で読み解いた名著です

6月8日(月)
ベッドでの読書は稲垣正浩『スポーツを読むU』(三省堂選書)から「コロンブス航海日誌」「ユートピア」「トム・ジョウンズ」「ほらふき男爵の冒険」を読む。『T』は暗記するほど読み込んだが『U』はそれほどでもなかったので再読。ナルホド「ハンモック」も「カヌー」もコロンブスが《カリブ語(元西インド諸島・南米北部に住んでいた先住民が用いた言葉》だったんですね。スポーツという言葉は狩猟のことであったり賭博と同義語であったりしたうえボクシングが普及したのはロンドンの治安が悪く護身術が流行ったからだったことを再確認。ニャン。朝パン摂ってヨメハンと黒兵衛抜き散歩のあと専大生が自主的に提出したレポート(好きなアスリートへのインタヴュー・メモ)を添削。プロとして使えるのは…残念ながらなかったですね。ということは全員赤点?昼メシのあとNHK-BSで松本清張原作の映画『点と線』をやっていたので見てしまう。高峰三枝子・山形勲・志村喬・南廣・加藤嘉・三島雅夫…らが出演した1958年同作品の映画化第一作。清張の代表作とは言えミステリー嫌いの小生にとってはイマイチ乗り切れない。アリバイ崩しの面白さが政治家や官僚や財界人の"悪"を薄めてるように見るのは小生だけ?午後からも学生の添削や授業の準備やW杯取材社との打ち合わせ…等々で晩メシはKTVで『よしもと新喜劇』を見ながら。寛平さんとアキさんのギャグはいつも冴えてますね。

6月9日(火)
『スポーツを読むU』の再読は「ほらふき男爵の冒険」から「モーツァルトの手紙」「ゲーテのイタリア紀行」へと進む。30年前くらいに読んだ本書にモンゴルフィエ兄弟の熱気球の話が出てきたと記憶していてひょっとしてゲーテが見たのかと思っていたらモーツァルトがウィーンのプラタ−公園で見たという話が「手紙」に出てきた。記憶というのはあやふやなものですね。しかしモーツァルトが女房のコンスタンツェに宛てた1791年の手紙にプラタ−公園でモンゴルフィエ兄弟の熱気球を見たというのは改めて驚きです。『モーツァルトの手紙』(岩波文庫)も昔読んでるはずなのに記憶にないのはナンデかな?モーツァルトの猥褻な冗談溢れる表現ばかりにアタマが引き込まれたかな?そのような卑猥で尾籠で露骨な性表現が《人前を憚るべきことだと考えたのは19世紀になってから》でモーツァルトのK231と233には「俺の尻を舐めろ」と題したカノンもあるそうです。残念ながら聴いたことはありません。ニャン。ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。デスクワークは明後日の大学の授業と明日のラジオの準備。明日はやっぱりサッカーW杯の話題で何故南米でサッカーが盛んになったのに北米では盛んのならなかったのかという話をしましょう。それは南米が豊かな土地のある国で北米が貧しい砂漠の国だったからですね。南米では牛も豚も良く育ったから(それにゴムも採れたから)動物の膀胱をボールにして遊ぶことができたけど貧しい北米ではそれをできなかったからですね。しかし豊かなな南米では資源の奪い合いで独裁政治になったけど貧しい北米ではみんなで助け合う民主主義が発達したのですね。ニャン。晩メシはNHK-BSでやっていた『新日本風土記』を見ながら。日本の各地にはいろいろな祭りがあってオモシロイですね。東京一極集中は日本人の心を貧しくしそうですね。あ。NHKの『クローズアップ現代』で東京一極集中を避ける話をしてたけど箱根駅伝も取りあげて関東ローカルから全国規模にすることを取りあげないとダメですね。

6月9日(火)つづき
モーツァルト『俺の尻を舐めろ』をYouTuubeで聴きました。綺麗な曲ですね(笑)。https://www.nicovideo.jp/watch/sm29663003

BOOK
サン=テグジュペリ『夜間飛行』新潮文庫
サン=テグジュペリ『夜間飛行』新潮文庫
大好きな小説です。マーラーの交響曲第7番「夜の歌」第4楽章の明るいハ長調の悲劇とシンクロします

6月10日(水)
ベッドでの再読『スポーツを読むU』はハイネの『流刑の神々・精霊物語』メリメの『カルメン』マーク・トゥエインの『トム・ソーヤーの冒険』ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』ウェブスターの『あしながおじさん』サン=テグジュペリの『夜間飛行』へと進む。以前この解説を読んで初めて『夜間飛行』を読んで感激。『マーラーの交響曲』を書いたときに「7番夜の歌」の第4楽章がハ長調の「明るい悲劇」になっていることを『夜間飛行』で嵐の雲の上に出て明るい陽射しに出逢う(そして死ぬ)ことと似ていると書いたのを思い出す。それ以上にハイネの『流刑の神々』の解説に凄さに圧倒される。本物を読まねば。1964年東京オリンピックお閉会式で出場者全員に樽酒を振る舞ったのは反キリスト教的オリンピアの祭典に相応しい行為だったのですね。

6月10日(水)つづき
ベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは昨日の本欄に書いたW杯を行うアメリカで何故サッカーの人気が出なかったのか?という話。D.スペクターというアメリカ人に何故?と訊いたら「アレは女のスポーツ」という答えが返ってきた話もする。彼だけではなくアメリカ人の男性5人から同じ言葉を聞いた。さすがに2度目のW杯開催ではそんなこと言うアメリカ人は消えるかな?しかし市場価値が51億1千万ドルのNFLに対してMLS(メジャーリーグ・サッカー)は6億ドル弱(MLBは23億2千万ドル)。アメリカのサッカー競技人口2400万人は中国に次いで世界2位らしいけど人口が多いからで人気とは無関係かな?そー言えばイランのサッカー協会に割り振られていた入場券が取りあげられたとか。イランのサポーターたちは入場できない?FIFAのトランプ寄りは変わらない…本番はどーなる?

6月10日(水)つづきのつづき
午後から明日の授業の準備などイロイロ仕事してたらW杯サッカーについてまたまたFIFAから異常なニュース。決勝のハーフタイムにマドンナやシャキーラやBTSがハーフタイムショウをやるという。ハッハッハ。そんなことでサッカーのゲームが盛りあがるとでも思ってるのでしょうか?大テノール歌手のルチアーノ・パヴァロッティは高校時代元ゴールキーパーでインテル入りを熱望していたとか。そんな彼とドミンゴ&カレーラスが一緒になって三大テナーの公演をしたときは1990年のイタリアW杯も94年のアメリカ大会も98年のフランス大会も02年の日韓大会も決勝の試合の日を外してローマのカラカラ浴場&ドジャー・スタジアム&エッフェル塔前広場&横浜アリーナとサッカーの会場も使わず試合の邪魔はしなかったですからね。マドンナもシャキーラもBTSもサッカーが大嫌いなんでしょうね。でなけりゃ決勝の試合の合間に歌って踊ってサッカー決勝戦の試合と関係のないこと(熱戦を忘れさせるようなこと)をする仕事を引き受けるような馬鹿なことは出来ないですよね。阿呆か。

BOOK
田中英光『オリンポスの果実』
田中英光『オリンポスの果実』
スポーツの描き方が,いかにもスポーツ経験者のつまらないエリート意識が気に入らない作品ですが太宰の弟子と聞いて納得ですね

6月11日(木)
ベッドでの読書『スポーツを読むU』(稲垣正浩・著/三省堂選書)はE・ケストナー『飛ぶ教室』アンネ・フランク『アンネの日記』ジョージ・オーウェル『1984』とちょっと長い『あとがき』を読んで再読了。改めてヨーロッパで近代スポーツが生まれる直前のスポーツの有り様=《近代のスポーツ文化の中心にある近代スポーツを除いて考える》その面白さを満喫しました。するとナルホド《中心がすっぽり穴のあいたドーナツ型のスポーツ文化像がそこに現れます。すなわちスポーツ文化の「周縁」がにわかに脚光を浴びることになるわけです》確かに。そして「周縁のスポーツ文化」に存在した「民俗競技や伝統競技のキリスト教的合理化」の結果誕生した近代スポーツは《農耕儀礼や土着信仰に代わって「キリスト教的倫理」を忍び込ませた》というわけですね。「より速く・より高く・より強く」を目指して勝った負けたと騒がなくても(近代スポーツの倫理から離れて)もっと豊かに(?)スポーツは成立するということかもしれません。イエーイ!ニャン。

6月11日(木)つづき
ベッドから出て朝パンと黒兵衛抜きの短い散歩をこなしたあとJRと小田急とバスで専修大学へ。授業の前に東京新聞特報部から携帯に電話。W杯でのアメリカのイランへの"処置"について訊かれたので「トランプ大統領下のアメリカでは反暴力(反戦)から生まれた文化であるスポーツ大会を開催する資格がない」と話したあと授業。スポーツライターにとって最も重要な「想像力」の話。田中英光の『オリンポスの果実』や塚原直也氏が体操競技の「月面宙返り(ムーンサルト)」を生んだ逸話など様々な例を挙げてから「想像力」の使い方の話をする。結局…スポーツは「不可能への挑戦」ではなく「人間にできること(潜在能力)の新たな発見」である…という小生のスポーツライター生活50年のスポーツに対する結論に対して意見を求めたが…ちょっと難しすぎたかな?帰宅してチョイと仕事して「野人・岡野」のチュニジア取材を見ながら晩メシ。このNHKの番組は先週エクアドルのチョコレート畑のレポートをやったのを見て面白かったので今回も見たけどチュニジアという国の美しさ素晴らしさがよくわかるイイ番組でした。

BOOK
稲垣正浩『スポーツを読むV』三省堂選書
稲垣正浩『スポーツを読むV』三省堂選書
「般若心経」「ベン・ハー」から開高健・大江健三郎…等々の作品をスポーツという視点から解説。素晴らしい一冊です

6月12日(金)
早朝ベッドからトイレに立ったついでにW杯開幕試合メキシコvs南アを見る。南アがチョットしミスから先制点を奪われる。しかしW杯はいろいろオモシロイですね。開会式のメキシコ先住民に扮したダンサーたちの舞踏を見ているとフットボール(サッカー)という競技が未だ前近代の民俗性・呪術性・野蛮性などの伝統を失っていない面のあることを再認識しました。退場選手3人はキリスト教的倫理の前近代野蛮性への発露かな(笑)。

6月12日(金)つづき
W杯見物からベッドへ戻っての読書は稲垣正浩『スポーツを読むV』(三省堂選書)の再読に突入。非ヨーロッパの近代以前の《宗教の世界や信仰に近い「霊的世界」に通底する(略)古代世界のコスモロジ-に立つスポーツ文化》が《近未来に出現すると予想されるスポーツ文化の有り様が極めて近似している》という。《キリスト教的倫理から遠ざかれば遠ざかるほどに「競争原理」からも解放されているのではないか》ともいう。ホンマカイナという気持ちでまずは『「神馬競技」が語る国作り神話-「リグ・ヴェーダ讃歌』と『般若心経のなかの「身体論」』を読む。ナルホド。紀元前1200年のアグニのカミの世界も空即是色の世界もポストモダンですなぁ。スポーツという一点を基準に古典を読むのもオモシロイですね。ニャン。ベッドから出て朝パン時に東京新聞『こちら特報部』を読む。タイトル・見出しは《イラン代表受難と怒り/コーチらビザ却下/拠点変更/戦略・体調に打撃/米国よ開催の資格あるか/国際法違反のロシアは排除/FIFAよ反差別はどうした/トランプの平和賞「剥奪を」》で小生のトランプ批判・インファンティノもバッチリ掲載してくれていた。ヨメハンと黒兵衛抜き散歩のあとイロイロ仕事。しかしアメリカはソマリア人初の審判の入国を拒否したりイランだけ出なくハイチのサポーターの入国にも難癖をつけたり…それらに抗議をせずトランプを讃えているのにはウンザリですね。FIFAはICE(米移民関税捜査局=United States Immigration and Customs Enforcement)の行動を非難しているアメリカのスタジアム労働者たちと連帯すべきなのに…インファンティノ会長では無理でしょうね。嗚呼。警察や軍隊以外の公的機関にEnforcementという言葉が使われてるのには注目すべきでしょうね。これは「力でねじ伏せる組織」だと公的に認めているのですね。映画『イージーライダー』に対する淀川長治さんの感想と同様に「アメリカとは恐い国ですねえ」と思いますねえ。

DVD
『ベン・ハー』
『ベン・ハー』
高校時代に映画を見て,派手な戦車競走のシーン以上に真面目なキリスト教の映画だと知って驚きました

6月13日(土)
ベッドでの読書は『スポーツを読むV』のプラトンの『国家』(古代ギリシアの優れた体育論)ルー・ウォーレスの『ベン・ハー』(古代ローマの勇壮な戦車競走)『古事記』(アメノウズメの踊りは神事舞踊)と読み進む。戦車競走など古代の競技が全て"賭け"で成り立っていたことやアメノウズメの踊りとして古代インドのレリーフ(の写真)が紹介されていたことなど改めて納得。ナルホド賭博は古い歴史があり日本の古代文化はアジアとの関係で考えなければならないのですね。ニャン。ベッドを出て朝パンのあと黒兵衛抜きの散歩のあと『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』の原稿を書く。締め切りは月曜だけどW杯の日本vsオランダ戦があって"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"で現地取材をしているサッカー・ジャーナリストの大住良之さんとZOOMでつないだりイロイロあるので『ZAITEN』の原稿はW杯を来月の締め切りで書くことにして今回はラスベガスで行われたドーピングOKの"エンハンスト・ゲームズ"が如何に"犯罪的か"ということを書く。子供に悪影響を及ぼすことは必至のイベントを大統領の長男がスポンサーとして支持してるのですからアメリカという国は相当に病んでますね。

6月13日(土)つづき
今朝の東京新聞「本音のコラム欄」に諸岡カリーナさんが「W杯を見ないわけ」と題したコラムを書かれていた。米国がソマリア初の審判をビザを取得していたにも関わらず入国拒否したこと。《「ならカナダで」という共同主催国の申し出も虚しく「審判はまず米国に集合」というFIFAの方針を理由に彼はあえなく関係者リストから外された》さらに《イラク代表アイマン・フセインは入国時空港で7時間の取り調べを受けた。代表専属カメラマンは入国を拒否》キャンプ地のメキシコから試合会場のアメリカへ試合当日しかは入国できないというのを《トランプ大統領の寛大さのおかげで前日に入国できる》ようになったという《ファシスト紛いの米国にへつらうFIFAのだらしなさ》を嘆いてエジプトと日本のハーフの筆者は両国ともW杯に出場するが《ソマリア人の疎外感》などを思うと《この祭典には加われない》と書く。日本人の俺はW杯を観ないとまで断じる勇気はないけど彼女の意見を最大限支持したいですね。NHKも日本のメディアも日本代表の試合だけでなく「ファシストまがいの米国」と「それに諂うFIFA」の無惨さもも取りあげましょう!もちろん"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"では取りあげまっせ!

6月14日(日)
ベッドでの読書『スポーツを読むV』は『ニーベルンゲンの歌 愛を賭ける求婚の競技』を読む。すべての「競技(スポーツ)」は「賭け」と綱が手いて結婚もナルホド「賭け」だったのですね。ウェディングという言葉も「賭けるもの(ウェドュウォーモ)」から生まれましたからね。しかしワーグナーの『ニーベルンクの指環』に全く触れられなかったのは残念。まぁ仕方ないか。明日のW杯オランダ戦やイロイロで来週は忙しいので大学の授業の準備。夕方からオランダ戦を一緒に見ようと長女がやって来たので晩メシは酒盛り。イロイロ問題のあるW杯でも祭りの要素は家庭まで入り込みますね。昨日の諸岡カリーナさんの言葉を忘れないようにしなければ。

BOOK
植木朝子・編訳『梁塵秘抄』ちくま学芸文庫
植木朝子・編訳『梁塵秘抄』ちくま学芸文庫
稲垣正浩さんの本に導かれて,コレも読んでみます

6月15日(月)
ワールドカップ初戦オランダ相手に2−2引分け。勝ち点1。2度リードされても追いつきました!!強くなったニッポン!!強豪オランダとは決勝でもう一度会いましょう!

6月15日(月)つづき
サッカーの日本代表は強くなりましたね。1993年Jリーグが誕生して以来約30年の成果ですね。いま"税リーグ"などと批判されているチームもあるけどソレはチームの運営が間違っている(地域社会に貢献していない)だけでJリーグの基本方針(サッカーを行う組織。スポーツクラブは地域密着であるべし)は間違っていないですね。つまりサッカー(スポーツ)のための組織(Jリーグ)かスポーツ以外のための組織(プロ野球・高校野球・箱根駅伝等)かの違いですね。ニャン。日本代表の見事なオランダ戦を見たあと少々仮眠。目が覚めて『スポーツを読むV』の再読は『フィンランド叙事詩「カレワラ」叙事詩に描かれたノルディックスキー』『「ベーオウルフ」中世イギリス英雄叙事詩「トロフィー」「選手宣誓」の原点』『梁塵秘抄-今様の表現にみるSport』へと読み進む。後白河法皇の編纂した"今様"の"専門家(学者)"の解釈がオモシロイですね。なるほど「遊びをせむとや生まれけむ…」の歌は遊女の歌なんですね。あるいは老いた遊女の唄った歌なんですね。しかし現代は遊女もいないから素直に解釈したいですね。For sport and play I think that we are brn.という英訳は素晴らしいですね。ニャン。ベッドを出て黒兵衛抜きの散歩のあと『ZAITEN』の原稿をブラッシュアップして編集部に送稿。夕方から"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の収録。ゲストはサッカー・ジャーナリストの後藤健生さん。日本代表のオランダ戦の分析と北中米W杯の問題点をイロイロ喋ってもらう。確かに日本代表の試合は素晴らしかったけどン通常チケットの転売を「アメリカ的なやり方」として許可しているFIFAは最低ですね。転売を公認して15%のマージンを取るなんて主催者がダフ屋をしているのと同じですよね。「何がダイナミック・プライジング・システムだ!嗚呼。

BOOK
渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社ライブラリー
渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社ライブラリー
小生が過去に読んだ本でベストワンを選べと言われたら、コレかな?
大江健三郎『懐かしい年への手紙』講談社文芸文庫
大江健三郎『懐かしい年への手紙』講談社文芸文庫
コレ、読んでないのです。絶対に近々読みます

6月16日(火)
今朝の新聞報道で日本で初めてシェイクスピアの戯曲を全訳された小田島雄志先生が亡くなられたのを知りました。小生が学生時代に別のクラスでしたが単位などに関係なく唯一何度も授業に出席したときの先生で(テキストはShela Delaneyシーラ・ディレイニーの『Taste of Honey(蜜の味)』でした)。何度も研究室にお邪魔して演劇の招待券をいただいたり小生のライターとしての初仕事(東京新聞の「ヤング・コーナー」というコラム)を紹介していただいたり中退後も『オール讀物』のグラビア企画「母校に帰る」で一緒に写真に出ていただきました。本当にお世話になりました。享年95歳。心より合掌させていただきます。

6月16日(火)つづき
ベッドでの読書『スポーツを読むV』は「新田次郎『槍が岳開山』日本の登山は信仰登山から始まった」「ラフカディオ・ハーン『心−日本の内面的生活の暗示と影響』ハーンが分析した明治期の歩行文化」「大江健三郎『懐かしい年への手紙』敗戦直後の体験-遊具の競作」へと読み進む。ハーンが目を向けた《日本人の質素な暮らしぶりと「健康」》的な生活《日に十里やそこらは苦もなく歩き飛ばせる健脚》《頑健な身体が西洋人では考えられないような粗衣粗食のなかかうまれてくる》そういう過去の日本人の素晴らしさは確かに見直すべきですね。これは渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)にも書かれていたことですね。その本の書評として小生は《西洋文明を追って百四十年。アメリカ文化にかぶれて六十余年。「逝きし世」をただ偲ぶのでなく我々が真に誇るべき過去を未来へのエネルギーにしたい。現代日本人必読の一冊》と週刊新潮(07年6月21日号)に書いた。ハーンの『心』も大江の『懐かしい年への手紙』も読まねば。ニャン。

6月16日(火)つづきのつづき
デスクワークは明後日の大学の授業の準備。スポーツ・ジャーナリズム原稿の書き方と表現の仕方のレジュメ作りや明日のラジオの準備。ワールドカップでの日本サッカーの成長ぶりに少し触れたあとFIFAの"ダイナミック・プライシング"の酷さ阿呆臭さ馬鹿馬鹿しさをイロイロ調べる。アメリカvsパラグアイ戦のチケットが2700ドル(約43万円)を越えたらしいけどソレはカタール大会の決勝戦の最高額チケットの値段を上回ったとか。阿呆か。主催者としてチケットを売ってるFIFAがダフ屋もやってるのだから最悪ですね。一番安いチケットでも千ドル(16万円)はしたとか。しかも決勝戦の最高額は230万ドル(約3億6千8百万円)の値がついてるとか。FIFAの取り分は15%で69万ドル(約1億1千万円)だとか。また22万円のチケットでスタジアムに入った日本のサポーターはスタジアムでの水が10ドル(約1600円)ナチョスが25ドル(約4千円)に仰天したとか。スポーツは誰のものになったのでしょう?FIFAは今回のワールドカップで110億ドル(約1兆7千6百億円)の収入があるそうです。嗚呼。イランはニュージーランドと2-2で引き分けたらしい。晩メシはダイジェストでそれらを見ながらと思ったけど地震でぶっ飛んだ。嗚呼。

DVD
『フェリーニのアマルコルド』
『フェリーニのアマルコルド』
いやあムッソリーニ時代のイタリア社会の人々と生活をありのままに描いた見事な映画ですね。このやり方で昔の京都祇園町を描きたいな

6月17日(水)
稲垣正浩『スポーツを読むV』は「開高健『フィッシュ・オン アラスカ編』最高の技術を競い合うスポーツ・フィッシング」「レニ・リーフェンシュタール『ヌバ』レスリング-純潔の祭り」「立花隆『宇宙からの帰還』宇宙スポーツマンの誕生」へと読み進む。これの本をスポーツを切り口に語るのは面白い。《宇宙を体験して地球に帰還した宇宙飛行士はかなりの確率で「宗教家」に変身する》という。《月面探査を行った二人の宇宙飛行士の間には「以心伝心」でお互いが何を考えているか何も話をしなくてもすべて理解することができたと言います。のみならず神の臨在を確かなものと感じて手を伸ばせば神の顔に触れることができただろうという「神秘体験」まで報告されています》今は忘れられた感があるけどこれは有名な話でアポロ11〜16号が月に行った頃にはよく語られた。スポーツのZONEと似た話かな?ニャン。

6月17日(水)つづき
ベッドを出て朝パンのあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは昨日の本欄に書いたFIFAのあまりにも酷い金儲け主義について。FIFAがダフ屋を公認して15%の手数料を取るなんて…そう言えばサッカー界を初め世界のスポーツ界の歴代トップは"マフィア"と呼ばれる人たちが少なくなかったのだからダフ屋の親玉になることも驚くことではないのかな(>_<)デスクワークは『ZAIEN』の校正をやって明日の大学の授業の準備。晩メシはNHKのW杯ダイジェストを見ながら。メッシ(アルゼンチン)のハットトリック。凄いですね。エンパペ(フランス)もハーランド(ノルウェー)も凄い。しかし日本のイレヴンはスター選手を欠いても凄いところが凄いですね( ^o^)ノ。そして寝る前は昨日NHK-BSで半分観た観た『フェリーニのアマルコルド』を最後まで観る。イイ映画ですねえ。楽しい映画ですねえ。ムッソリーニのファシスト党時代のイタリア庶民の生活がありのままに描かれてるようですね。これがイタリアでありイタリアの馬鹿馬鹿しさでありイタリアの奥深さですね。イタリアの田舎町の実像ですね。ブラーヴォ!

6月18日(木)
ベッドでの読書は稲垣正浩『スポーツを読むV』(三省堂選書)の「フォレスト・カーター『リトル・トリー』(チェロキー・インディアンの)下降志向のスポーツのすすめ」と「あとがき」を読んで読了。《今日のスポーツ状況は近代スポーツによる世界制覇が終わり次の時代に向けて様々な提案がなされつつある大きな転換期にある》という認識は本当にその通りだと思いますし《人間の能力の限界への挑戦が近代スポーツの大きな魅力の一つである》という考えにも異論はないですが《それが人間の本能的な欲求に基づいている限り何人なりとも否定できる筋合いのものではないからです》という言い方には少々「?」が付きます。弱肉強食は動物的本能というコンラッド・ローレンツの考え方が否定された今日では「より速くより高くより強く」という近代スポーツ(近代キリスト教=プロテスタント=資本主義)の理念も揺らいでますからね。《近代スポーツそのものが悪者ではなく》との意見には討論の余地がありますが《「過剰」な部分が悪いのだ》という意見には賛成ですね。「エンハンスト・ゲームズ」も「ダイナミック・プライシング」も近代スポーツの「過剰な悪」であることは確かでしょう。いやエンハンスト・ゲームズだけでなくFIFAもIOCも高野連も箱根駅伝も読売巨人軍も「過剰な部分」とえるのかもしれませんね。考えてみましょう。ニャン。

6月18日(木)つづき
ベッドから出て朝パン食べて準備して大船駅から藤沢経由小田急で向ヶ丘遊園の専修大学へ…と思ったらナント小田急で事故があったらしく快速急行新宿行きが運転休止とか。仕方ないので鈍行で相模大野まで行って鈍行新宿行きに乗り換えて向ヶ丘遊園駅へ。職員用バスに乗り遅れたのでタクシーで大学へ。授業には間に合ったけど毎回やってる図書館散策の機会は奪われてソク授業開始。スポーツの表現の仕方(書き方)の授業を行う。文章は起承転結でなく転結承起で書くこと他様々な「私家版規則」を細かく紹介する。日本の学校では漢字は教えてくれても文章の書き方を教えてくれませんからね。まず"、。"の打ち方"行替え"の仕方など"型(規則)"に絶対従って文章を書く。ソレができれば型破りができる。型のない我流は形無しだと教える。なぜ読者(みんな)に読んでもらえるような文章をキチンと書けるようにならなければいけないのか?それは「食っていくため」だとも断言。実戦論ですからね。それにAIの仕事範囲が増えてくると下手な文章の書き手はクビですからね。そしてクビならないためには山ほど本を読まねばならない。大学生なら漱石の『猫』『坊っちゃん』『草枕』『三四郎』『心』くらいは読んでいて当然…などとチョイと脅して本多勝一・谷崎潤一郎・丸谷才一・井上ひさしなどの「文章読本」や筒井康隆の原稿などを紹介して授業を終えて帰宅。疲れたので早めにビール(笑)。晩メシはW杯ダイジェストを見ながら。ダイナミック・プライシングもすっかりスポーツ・ウォッシングされた感がありますなぁ。

DVD
『戦う幌馬車』
『戦う幌馬車』
ジョン・ウェイン&カーク&ダグラス出演のハリウッド・スター主義西部劇映画。それ以外に言うことのない映画ですね
BOOK
コンラッド・ローレンツ『攻撃悪の自然誌』みすず書房
コンラッド・ローレンツ『攻撃悪の自然誌』みすず書房
ナルホド動物の行動から人間の行動の理由がイロイロわかるものですね。人間も動物の一種ですからね

6月19日(金)
ベッドでの読書はコンラード・ローレンツ『攻撃』(みすず書房)の再読を始める。同種の動物は何故互いに攻撃し合うのか。そしてそれが種の生存にとってマイナスにならないためにどんな方法を編み出してきたかという話。もちろん人間同士の攻撃と闘争も取りあげられる。近代スポーツがイソップ物語に出てくるヒキガエルのようにお腹を大きく膨らませてパンク寸前になっている現在"より速く・より高く・より強く"という近代スポーツの根底にある"競争原理・闘争本能"という考えをアプリオリに認めて良いのかということを考え直したくなったので再読を開始しました。ローマ五輪のボート競技金メダリストで哲学者のハンス・レンクは"より美しく・より人間らしく"を付け加えましたが"速さ・高さ・強さ"よりも解り難い言葉を付け加えても近代スポーツの超克にはなりませんよね。やはり近代スポーツそのものが否定されるべき時に来ているのでは…ニャン。

6月19日(金)つづき
ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。出逢った人から「あれ?犬は?」とまだ訊かれる。犬の存在感は大きいですね。イロイロ仕事をしていると一橋大名誉教授の坂上康博さんからメール。『現代スポーツ評論』の次号(55号)で編集長を務められるというので原稿の執筆依頼。なんというグッドタイミング。ちょうど考え始めた近代スポーツ否定論(超克論)を書かせてもらいましょう。締め切りはまだ先なので勉強をし直さなきゃ。晩メシは昼間NHK-BSでやっていたジョン・ウェイン主演の『戦う幌馬車』の続きを見ながら頭のなかを空っぽにしようと思っていたら新幹線事故のニュース。ちょうど名古屋方面に行っておられたお隣さんが帰ってくるときだったのでニュースにへばりつき。深夜になって帰ってこられたとのことでホッと一息。近代文明はイロイロありますなぁ。

NEWS
『徹底解明!コロッセオの秘密』
『徹底解明!コロッセオの秘密』
ローマのコロッセオの歴史と現在のあり方を取材したNHK-BSドキュメンタリー。改めてローマ帝国の"力"に驚きました

6月20日(土)
ローレンツ『攻撃』読み続ける。面白い。《ダーウィンの「生存競争」という言葉に出会うとたいていの場合誤って異なる種間に起こる闘争のことだと思ってしまう。だがじつはダーウィンの考えた進化を推し進める「闘争」というのは何よりもまず近縁な仲間どうしの「競争」のことなのだ》なるほど。ライオンは縞馬を襲ってもそれは生きる(食べる)ためであって縞馬と「生存競争」をしてるわけじゃないですからね。ニャン。ベッドを出て朝パンのあとヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。何か心が落ち着かないのはW杯のせいか。弱い時代の日本代表を知ってる身としてはオランダと互角に張り合っても落ち着けませんからね。これが一種のつまらない貧乏性であることはわかっているのですが…イロイロ仕事のあとNHK-BSでやっていたローマのコロッセオのドキュメンタリーを見る。古代ローマ人は現代のコロシアム(スタジアム)にも優る巨大な施設に水を湛えてで海戦ゴッコまでやっていたのですね。「パンとサーカス」ですね。あ。古代ローマにはダイナミック・プライシングなどという馬鹿げたものはなかったのでしょうね。夕方から『報道特集』。大日本帝国の軍隊は沖縄の人をスパイ扱いして殺したりもしたのですね。この一事だけでも先の大戦を肯定することはできませんね。オランダはスウェーデンに5-1。日本の1位通過は大量点が必要ということですね。ベスト32の相手はモロッコじゃなくブラジルとやりたいけどやれるかな?

6月21日(日)
日本代表はチュニジア相手に4-0の快勝。W杯という大舞台&カタール大会の反省等いろいろ要素があったのでしょうが強い日本サッカーは弱いチームにも堂々と強いところを見せることができましたね。欲を言えば遊びの要素がなかったこと…いや上田綺世の鮮やかなヘディング・ループ・シュートがありましたね。次のスウェーデン戦もかる〜く勝てればその先の景色も期待できるかも…かな…?

6月21日(日)つづき
ベッドでの読書はコンラード・ローレンツ『攻撃』。やっぱりこの本は凄い!!《完全に種の内部だけで行われる淘汰の結果できあがった形態や行動形式には適応力を欠いているばかりでなく種の保存を直接に損なうような場合がある》ナルホド。性的淘汰によって(雌が喜ぶから)発達したヘラジカの巨大な角やセイラン(牡で1.9mもある大型の雉)の(飛べないほど)大きな羽根などは《種自体にとっては何の役にも立たない奇怪なものになってしまった》というわけですね。そこから《セイランの翼と並んで西欧人の仕事のテンポは種内淘汰の最も愚劣な産物》と言う学者も現れ《商業競争が激化をたどる結果(略)種内に限られた競争こそ(略)最も直接的な意味で「諸悪の根源」である》と断じる学者も現れる。ナルホド。ナルホド。サッカー(FIFA)の「ダイナミック・プライシング」や「エンハンスト・ゲームズ」も「スポーツという種内に限られた競争(種内淘汰)の愚劣な産物」と言えそですね。それどころか《種の内部に悪しき淘汰が現れてきた》となると《隣り合わせの人間どうしがする戦争ということになった。戦争は様々の「軍人精神」を養い育てるのに役だったに違いない。そんな精神を今なお本気で養うに値する徳だと思ってる人間が残念ながら多いのだがこのことについてはこの書の終わりで再び触れたい》読まねば。ニャン。

6月21日(日)つづきのつづき
ベッドを出て朝パンのあと黒兵衛抜きの散歩。そしてサッカーW杯日本vsチュニジア。結果は先に書いたとおりだが給水タイム(別名CMタイム・笑)に日本のベンチにいる選手やスタッフが一斉に水のボトルや氷袋やタオルなどを持って試合をしている選手に駆け寄った姿こそ日本チームの強さの秘密だと思いましたね。そのなかにミストの吹き出る小型(と言っても少し大きい中型くらいの)扇風機を掲げて冷風ミストを選手に吹きかけていたスタッフがいたのはサスガでしたね。今回の日本代表はあらゆる気配りに満ちた準備をしているようです。もちろん相手チームの作戦の分析も…でしょうね。日本の快勝で強さを再確認したあとメキシコからアメリカに移動しているサッカー・ジャーナリストの大住良之・後藤健生の両氏にメール。明日の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"に現地から出演していただきスウェーデン戦から決勝トーナメントへの展望を語ってもらいます。夕方の散歩のあと録画しておいたジョン・ウェインとカーク・ダグラスの『戦う幌馬車』を見る。資本家たちに虐げられた男たちが先住民と一緒になって資本家と体制側社会と闘う要素もあるハリウッドのスター主義映画。まぁ矛盾には目を瞑って楽しむ映画ですね。

6月22日(月)
ベッドでローレンツ『攻撃』読み進む。面白いけれど恐いと思える部分もある。種内攻撃が本能運動であればその《沈静の可能性を取り上げてしまうと動物は全体として不安に陥りその本能運動を解き放つ刺激を探し求める》そして《無分別な人間は友人の命を奪う》こともあるという。引用は少々途中を飛ばして乱暴になったがこの部分の長い記述を読んで小生は最近裁判のニュースとなった旭川での女子高生「殺人」事件を思い浮かべざるをえなかった。人間は本能が消え去った存在と言う人もいるが動物行動学で考えたほうが理解できる動きをする人間が増えてきたのも現代人の特徴と言えるかもしれませんね。ニャン。ベッドを出て朝パンと黒兵衛抜きの散歩のあとイロイロ仕事して夕食前にW杯取材でメキシコ・モンテレイからアメリカのダラスに移動したサッカー・ジャーナリストの大住良之さんと後藤健生さんに連絡。"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"のYouTube収録にリモート出演してもらう。チュニジア戦での日本チームの活躍を語ってもらうがやはり彼らの視点は斬新でバックス冨安の凄さやミッドフィルダー田中碧の動きを絶賛。鎌田は少々疲れ気味だそうだ。さらに今回の北中米大会の根本的矛盾点と未来のW杯などのあり方などイロイロ話してもらう。日本チームにとっての最大の山場は相手チームがブラジル・モロッコ・フランスのどこになってもトーナメントの初戦。そこを勝ち抜ければオモシロイ…とのこと。今晩には公開されますので御期待下さい。

Blu-ray
『アリ』
『アリ』
マイケル・マン監督もウィル・スミスも頑張ったイイ映画だけどアリの大きさに届かないのは仕方ないことでしょうね

6月23日(火)
ローレンツ『攻撃』読み続ける。オモシロイ。アメリカ・インディアンのキセル煙草による平和(非戦)の誓いも元を糺せば憎み合い戦い合っていた両種族のリーダー達が介したときに苛立ちから煙草に手を伸ばしたことから始まったと考えるわけですね。《煙草を吸うという象徴が必ず和平を意味すると決まるまでには多分数世紀が必要だっただろう》が《幾世代も経るうちに元々は困惑の仕種に過ぎなかったことが固定化して儀式となりこの儀式がインディアン一人一人を拘束する法律上の力となりパイプを吸ったあとでは敵を攻撃することが全く不可能になったということだ》ナルホド。ドナルド・トランプという人物や彼に擦り寄る人々はこのような動物にも人間にある文化的儀式を理解していないのでしょうね。何故理解できないかというと彼らや彼女らは自分たちの儀式だけを認めて戦い合ってる相手の儀式を馬鹿にして認めないからでしょうね。そのような愚劣な最悪の態度を宗教戦争と呼ぶのですね。ニャン。ベッドを出て朝パンと朝の散歩のあとデスクワークは明日の大学の授業の準備。スポーツの表現としてスポーツ映画を取り上げるので推薦できるスポーツ映画30本ほどのリストを作る。『フィールド・オブ・ドリームズ』『ミリオンダラー・ベイビー』『ダイナマイトどんどん』『オリンピア』から『炎のランナー』『アリ』『レスラー』『ステロイド合衆国』など。良いリストが作れたと満足。大学の授業は学生以上に教壇に立つ人間の勉強になるものですね。ワールドカップのダイジェストを見ながら晩メシ。メッシ&C.ロナウド&エンパペ&ハーランド…スターの力は凄いですね。「スポーツ・ウォッシング」以上に「スター・ウォッシング」。彼らの口からインファンティーノ批判・トランプ批判を聞きたいですね。ワールド・カップのトロフィーを何故トランプが渡すことにしたのでしょうかねえ?馬鹿馬鹿しい。サイテーですね。

6月24日(水)
面白い本というのは本の主題とは違うところでも面白い記述があるものだ。ローレンツの『攻撃』にもそんな記述が山ほどある。《ホルモンという言葉は「私は刺激する」という意味のギリシア語に由来している》なるほど。この「私が刺激するホルモン」が作用した動作を「本能」と呼ぶことが多いのですね。敵は本能自にあり…なんてことは書かれていません(>_<)。ニャン。ベッドを出て朝パンのあとRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは昨日の本欄にちょっと書いたW杯によるスポーツ・ウォッシングについて。サッカーの試合の面白さにトランプ・アメリカの酷さを忘れてはイケマセンという話。今のFIFAインファンティーノ会長の酷さに較べれば日本相撲協会は立派ですね。トランプ自ら土俵に上がって優勝力士に手渡したアメリカ大統領杯なんて今はどこに消えたかわからないくらいですからね。終日イロイロ仕事。明日の大学の授業で使うレニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』やクロード・ルルーシュの『白い恋人たち』のDVDをチェック。そう言えば市川崑氏と一緒にレニさんに会ったときの彼女は90歳でいながら凄い美人で若く背の高いドイツ人のボディガード(恋人?)と御一緒でしたね。W杯のダイジェストを見ながら晩メシ。W杯は面白いけど48チームの闘いは多すぎ長すぎじゃないですか?

DVD
『美の祭典』
『美の祭典』
『オリンピア』の後編。前畑ガンバレがないのは残念だけど馬術のクロスカントリーなど面白いシーンもインゲンの肉体の美しいシーンも満載です

6月25日(木)
ローレンツ『攻撃』読み進む。オモシロイ。犬が歯を抜き出して唸り声を上げて恐い顔をするときは相手を恐がってるときなんですね。相手を恐がってないときは普通の顔で一気に噛み付くという。ナルホド。人間も同じかな。トランプもネタニヤフもイランを恐がってるのかもしれませんね。ニャン。ベッドから出てイロイロ準備してJRで藤沢へ。小田急で向ヶ丘遊園へ。職員専用バスに乗って専修大学へ。今日の授業はスポーツの表現とスポーツ映画の話。いろんなスポーツ映画を紹介して学生たちがおそらく見る機会のないレニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』とクロード・ルルーシュ監督の『白い恋人たち』の一部を見せる。見終わった学生が1936年のヒットラーのナチ五輪の会場に大勢の日本人が映っていたことに驚いていた。それを見ただけでも価値があったかな。資料として配った小生と市川崑氏とレニ・リーフェンシュタールさんの鼎談記事もキチンと読んでくれると嬉しいのですけどね。授業のあと小田急とJRで帰宅。明日のW杯日本vsスウェーデン戦のあとのYouTube収録の準備などをしたあと晩メシ。日本はモロッコと当たるよりブラジルと当たったほうが一度勝った相手でやりやすいなんて声もあるようだけどブラジルも余裕の1位通過でメッチャ強いし一度負けたからには二度と…という気持ちも強いでしょうから困ったものですなぁ(>_<)。

6月26日(金)
日本代表1-1でスウェーデンと引分け。2位通過で決勝トーナメントへ。それは悪くないけど1点目があまりにも素晴らしい流れのゴールだったためチョット気が緩んで同点にされたのかな?そのあと押されっぱなしだったのは残念。サァ次が決戦のブラジル戦。佐野海舟も冨安も休めたことで…ラウンド32でブラジルに勝てば未来も広がるはず。さぁ頑張りましょう!!日本選手はPK戦の練習も怠らないようにね!!これからアメリカにいるサッカー・ジャーナリストの大住良之さん&後藤健生さんとYouTubeをつないで"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"収録です。どんな意見が飛び出すか?公開は明日。乞う御期待!

6月26日(金)つづき
ベッドでの読書ローレンツは一休みして昨日届いた筑摩書房のPR誌『ちくま7月号』を読む。斎藤美奈子『世の中ラボ194未来の戦争を防ぐために私たちが考えるべきこと』は相変わらず参考になった。丹羽宇一郎『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』(東洋経済新報社)は読んでみましょう。町田康『山頭火8』は相変わらずオモシロイ。蓮實重彦の超後期高齢者ならではの見事な戯れ言『些事にこだわり32』も以前住んでいた井の頭線(昔は帝都電鉄と呼ばれていたらしい)明大前駅近くの東松原の昔話を楽しく読んだ。活字を読んでると震度4もアァ地震だなぁという程度にしか感じないのはナンデかなあ?ヨメハンは地震や!!地震や!!と驚いて大騒ぎしたが俺はチョット活字から目を離して天井を見上げただけ。活字を読むという行為は別世界に入ることかな?丁度町田康氏のアホみたいな文章(笑)を読んでいたときでしたからね。ニャン。ベッドから出て顔を洗って朝パン食べてテレビの前へ。W杯日本vsスウェーデンを見る。感想は先に書いた通り。夕方(アメリカ時間午前2時)に大住良之&後藤健生両氏による"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"収録。グループリーグで余力を残しての決勝トーナメント進出は日本にとってW杯初の出来事。ブラジル戦が楽しみですね。久保のケガが敵を欺くフェイクだった良いのだけど…。晩メシはW杯ダイジェストを見ながら。なんだかW杯疲れを感じるのは颱風関連の雨で散歩ができなかったからかな?

6月27日(土)
ベッドでローレンツ『攻撃』読み続ける。チョイと難しい。というか動物の行動が人間の行動と結びつくことなく展開すると退屈になる。小生がそれほど動物に興味がないせいか。日本のスポーツ報道がすぐに人間ドラマと結びつけるのも日本人がそれほどスポーツそのものに興味を持ってないからだと虫明亜呂無氏は看破してた。俺はスポーツそのものの素晴らしさは大好きだが動物そのものはあまり好きでもないのだろう。《鳥類や爬虫類はあくびをしないということは分類学上重要な事実の一つ》との記述にはオモロイなあハハハハハと笑うけどそれ以上に深みにハマろうとは思いませんからね。ニャン。そう言えば虎太郎はヨメハンの膝には乗っても俺に近寄ろうとはしません。黒兵衛とは仲良しだと思ってたけど俺の勝手な自己満だったかな?今頃反省。

6月27日(土)つづき
颱風の雨が少し止んでる間隙を縫って黒兵衛抜きの散歩。そのあと30日深夜のブラジル戦に備えて原稿を片っ端からやっつけておこうと思って今日はまず本HPの更新原稿を揃える。部屋の外の雨は降っても柔いまま。颱風はどこに消えた?晩メシはW杯ダイジェストを見ながら。ノルウェーはフランスとのガチンコを避けましたね。カボベルデ頑張れ!なんて気持ちの湧くことが48チームに増えたW杯の唯一評価できることかな?それ以上にW杯のドサクサに紛れてIOCが五輪出場選手全員に1万ドルのギャラを…じゃなく…賞金を…じゃなく…選手の努力をたたえるカネを出すことに決めた…というのは日本のメディアはほとんど報道していませんがドエライコトですね。ミラノ大会では総額48億円。ロス大会では180億円。そのくらいボロ儲けしてるIOCにとっては屁でもないことでしょうけどコレで五輪出場選手は選手組合を作って賃上げ交渉もできるようになるのかな?

DVD
『ドリトル先生不思議な旅』
『ドリトル先生不思議な旅』
ドリトル先生もレックス・ハリスンには似合ってましたね

6月28日(日)
対ブラジル戦。前半25分ヴィシニウスが堂安・富安・板倉のディフェンスをかいくぐって強烈なシュート!先制ゴール!前半0-1で折り返した日本は後半35分冨安からのロングボールを受けた中村敬斗がそのボールをヴィシニウスの裏へ走り込んだ堂安へ。堂安が内側に切れ込んで左足で同点ゴール!ブラジルの猛攻を彩艶が何度も好セーブで守り切ったあと試合終了延長突入の寸前に伊東淳也からのコーナーキックをフリーになった潮貝がヘッドで合わせて決勝ゴール!日本がブラジルを撃破!あとはノルウェー・イングランド・アルゼンチン・フランスに勝てば優勝ですね……という夢を見ました(^0^;)ベッドでの読書に集中できなくてタイヘンです。ニャン。

6月28日(日)つづき
梅雨だか颱風だかわからない雨のため散歩は中止。ブラジル戦前の原稿書きに専念。本HPの原稿をほぼ仕上げたあと連合通信の連載「スポーツ玉手箱 第180回」にIOCが五輪出場選手全員に1万ドルのギャラ(?)を支払うことに決定したことを書く。オリンピックはアマチュア・スポーツと言われた時代から約半世紀。スポーツの環境は様変わりしましたね。難民選手や亡命選手や無国籍選手を助ける…とはIOCは言ってませんが労使関係が生まれるコレハかなりの大問題!未来のオリンピックはどのあたりに落ち着くのかな?途中昼メシを食ったときにエリザベス・テイラー主演の『クレオパトラ』をチョイと見る。この大長編大スペクタクル映画は昔高校生のときに京都の名画座で見たけど絨毯にくるまれてシーザーの前に現れたクレオパトラは全裸のはずではなかったの?とガッカリしたのを憶えている。それに『マイ・フェア・レディ』のヒギンス博士(レックス・ハリスン)のシーザーはミス・キャストだと思ったことも思い出した。さらにクレオパトラが死ぬときもエリザベス・テーラーは毒蛇に乳房を噛ませなかったなあ…なんてこと思い出してサッサと仕事に戻る。晩メシはW杯ダイジェストを見ながら。W杯もいずれFIFAが賞金だけでなくギャラを払うようになるのかな?7兆円も収入があるなら全選手にIOCの10倍の10万ドルのギャラを支払うことくらい安いものですからね。

6月29日(月)
ベッドの読書は一昨日届いた『ZAITEN』8月号を読む。「ナフサ危機特別号」で高市総理の似顔の表紙がモノクロなのには笑った。裏表紙の広告はカラーで特集は「令和のオイルショックで消費者を追い詰める高市政権の愚策と石油大手の深謀遠慮」。それも極めて興味深い記事だったけど佐高信氏の「賛否両論」は最終回。2022年6月号から48回続いた対談連載を振り返っておられた記事も興味深かったけど終わるのは残念ですね。ベッドから出てブラジルとの決戦を前に本HPの更新原稿をチェックして(株)bitさんのスタッフに送って『連合通信』の連載記事もブラッシュアップしてメール送信。おまけに次回専修大の授業のレジュメもほぼ作り終えて…これで心置きなくブラジル戦。頑張れニッポンと思いながら午前1時半に起きるつもりで午後9時就寝。ガンバレ!ニッポン!

6月30日(火)午前2時50分
前半、日本、ブラジル相手に1点リード!ガンバレ!ニッポン!

6月30日(火)午前5時
日本1-2でブラジルに逆転負け。本当に悔しいし残念だけど日本チムはよくやりましたね。お疲れ様でした。怪我人がなく全員揃っていたら…籤運がもう少しマシだったら…なんて思いもしますけど…闘いというのはこんなものですね。近い将来に幸運も巡ってくることでしょう。しかしアンチェロッティ監督のほうが一枚上手でしたね。

6月30日(火)午前10時
これからヒューストンに宿泊しているサッカー・ジャーナリストの大住良之さん&後藤健生さんとネットをつないで"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"の収録です。森保監督の選手起用・選手交代に問題はなかったか?…など小生が少々感じた疑問点を訊いてみることにします。今夜か明日にはアップされますので乞う御期待。それにしても森保ジャパンには万全の態勢で闘わせてあげたかったですね。

6月30日(火)午前11時50分
ヒューストンのスタジアムからホテルに帰られるのに少し時間がかかって"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"収録は11時から開始。大住良之さんと後藤健生さんにブラジルとの日本の闘い方を詳しく分析していただきました。次回から64ヵ国が参加することになるW杯とU-20&U-17などで大活躍している若き日本代表チームの将来についても。そして…あと4年森保監督が…?という話題も!!公開を御期待下さい。小生はチョット疲れたので昼寝させてください。(-_-)zzz

6月30日(火)つづき
長い一日でした。4年後に期待しましょう。おやすみなさい。(-_-)zzz

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